図1Aは、1または複数の開示される実施形態をその中で実現できる例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数のワイヤレスユーザに提供する、多元接続システムとすることができる。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含めたシステムリソースの共有を通してこのようなコンテンツにアクセスするのを可能にすることができる。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)など、1または複数のチャネルアクセス方法を採用することができる。
図1Aに示すように、通信システム100は、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含んでよいが、開示される実施形態が任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することは理解されるであろう。各WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス環境で動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスとすることができる。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されてよく、ユーザ機器(WTRU)、移動局、固定またはモバイルの加入者ユニット、ページャ、セルラー電話機、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、消費者電子機器などを含み得る。
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含んでよい。各基地局114a、114bは、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインターフェイス接続して、コアネットワーク106、インターネット110、および/または他のネットワーク112など、1または複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように構成された、任意のタイプのデバイスとすることができる。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバステーション(BTS)、Node−B、eNodeB、Home NodeB、Home eNodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどとすることができる。基地局114a、114bはそれぞれ単一の要素として描かれているが、基地局114a、114bが任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含んでよいことは理解されるであろう。
基地局114aはRAN104の一部とすることができ、RAN104はまた、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなど、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含んでもよい。基地局114aおよび/または基地局114bは、特定の地理領域内でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されてよく、この地理領域はセル(図示せず)と呼ばれることがある。セルはさらに、セルセクタに分割することができる。例えば、基地局114aに関連するセルを3つのセクタに分割することができる。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つの送受信機、すなわちセルの各セクタにつき1つの送受信機を備えてよい。別の実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用することができ、したがって、セルの各セクタにつき複数の送受信機を利用することができる。
基地局114a、114bは、エアインターフェイス116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数と通信することができ、エアインターフェイス116は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(例えば無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)とすることができる。エアインターフェイス116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてよい。
より具体的には、上に言及したように、通信システム100は、多元接続システムとすることができ、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなど、1または複数のチャネルアクセス方式を採用することができる。例えば、RAN104中の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実装することができ、これにより、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))を使用してエアインターフェイス116を確立することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型(Evolved)HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
別の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、発展型UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)などの無線技術を実装することができ、これにより、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)を使用してエアインターフェイス116を確立することができる。
他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわちワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX、Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、暫定標準(Interim Standard)2000(IS−2000)、暫定標準95(IS−95)、暫定標準856(IS−856)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標)、Global System for Mobile communications)、エンハンストデータレートフォーGSMエボリューション(EDGE、Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装することができる。
図1Aの基地局114bは、例えばワイヤレスルータ、Home NodeB、Home eNodeB、またはアクセスポイントとすることができ、事業所、家庭、車両、キャンパスなどの局所化されたエリア中でのワイヤレス接続性を容易にするために任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。さらに別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラーベースのRAT(例えばWCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスすることは必要とされなくてよい。
RAN104は、コアネットワーク106と通信することができ、コアネットワーク106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークとすることができる。例えば、コアネットワーク106は、呼制御、課金サービス、モバイル位置ベースのサービス、前払い電話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供することができ、かつ/または、ユーザ認証など、高レベルのセキュリティ機能を実施することができる。図1Aには示されていないが、RAN104および/またはコアネットワーク106が、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用する他のRANと、直接にまたは間接的に通信してもよいことは理解されるであろう。例えば、コアネットワーク106は、E−UTRA無線技術を利用しているであろうRAN104に接続されるのに加えて、GSM無線技術を採用する別のRAN(図示せず)と通信してもよい。
コアネットワーク106はまた、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての働きをすることができる。PSTN108は、プレーンオールドテレフォンサービス(POTS、plain old telephone service)を提供する回路交換電話網を含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイート中の、伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)など、共通の通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスの地球規模システムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される、有線またはワイヤレス通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用するであろう1または複数のRANに接続された、別のコアネットワークを含み得る。
通信システム100中のWTRU102a、102b、102c、102dのいくつかまたは全ては、マルチモード能力を備えることができる。すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、種々のワイヤレスリンクを介して種々のワイヤレスネットワークと通信するために、複数の送受信機を備えてよい。例えば、図1Aに示すWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を採用することができる基地局114aと、また、IEEE802無線技術を採用することができる基地局114bと、通信するように構成されてよい。
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102は、プロセッサ118、送受信機120、送受信要素122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取外し不可メモリ130、取外し可能メモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺装置138を備えてよい。WTRU102が一実施形態との整合性を維持しながら前述の要素の任意のサブコンビネーションを備えてよいことは理解されるであろう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1または複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、状態機械などとすることができる。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または、WTRU102がワイヤレス環境で動作できるようにする他の任意の機能を実施することができる。プロセッサ118は送受信機120に結合されてよく、送受信機120は送受信要素122に結合されてよい。図1Bではプロセッサ118と送受信機120とを別々のコンポーネントとして描いているが、プロセッサ118と送受信機120とが共に電子パッケージまたはチップ中で統合されてもよいことは理解されるであろう。
送受信要素122は、エアインターフェイス116を介して基地局(例えば基地局114a)との間で信号を送信または受信するように構成されてよい。例えば、一実施形態では、送受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナとすることができる。別の実施形態では、送受信要素122は、例えばIR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成された、エミッタ/検出器とすることができる。さらに別の実施形態では、送受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送受信するように構成されてよい。送受信要素122が任意の組合せのワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されてよいことは理解されるであろう。
加えて、図1Bでは送受信要素122が単一の要素として描かれているが、WTRU102は、任意の数の送受信要素122を備えてよい。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用することができる。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェイス116を介してワイヤレス信号を送受信するために、2つ以上の送受信要素122(例えば複数のアンテナ)を備えてよい。
送受信機120は、送受信要素122によって送信されることになる信号を変調し、送受信要素122によって受信された信号を復調するように構成されてよい。上に言及したように、WTRU102は、マルチモード能力を有することができる。したがって、送受信機120は、WTRU102が複数のRAT(例えばUTRAおよびIEEE802.11など)を介して通信できるようにするために、複数の送受信機を備えてよい。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/または、ディスプレイ/タッチパッド128(例えば液晶ディスプレイ(LCD)表示ユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)表示ユニット)に結合されてよく、かつ、これらからユーザ入力データを受け取ることができる。プロセッサ118はまた、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/または、ディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することができる。加えて、プロセッサ118は、取外し不可メモリ130および/または取外し可能メモリ132など、任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスすること、およびそのようなメモリにデータを記憶することができる。取外し不可メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または他の任意のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。取外し可能メモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアディジタル(SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上のメモリなど、WTRU102上に物理的に位置しないメモリからの情報にアクセスすること、およびそのようなメモリにデータを記憶することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU102中の他のコンポーネントへの電力を分配および/または制御するように構成されてよい。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の適切なデバイスとすることができる。例えば、電源134は、1または複数の乾電池バッテリ(例えばニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル金属水素化物(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)等)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136にも結合されてよく、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば経度と緯度)を提供するように構成されてよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはそれに代えて、WTRU102は、基地局(例えば基地局114a、114b)からエアインターフェイス116を介して位置情報を受け取ることができ、かつ/または、2つ以上の近くの基地局から受け取られている信号のタイミングに基づいてその位置を決定することができる。WTRU102が、一実施形態との整合性を維持しながら、任意の適切な位置決定方法を用いて位置情報を取得することができることは理解されるであろう。
プロセッサ118はさらに、他の周辺装置138にも結合されてよく、周辺装置138は、追加の機構、機能、および/または有線もしくはワイヤレス接続性をもたらす、1または複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含み得る。例えば、周辺装置138は、加速度計、電子コンパス、衛星送受信機、ディジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョン送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、ディジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含み得る。
図1Cは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上に言及したように、RAN104は、E−UTRA無線技術を採用して、エアインターフェイス116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104はまた、コアネットワーク106とも通信することができる。
RAN104は、eNode−B160a、160b、160cを含んでよいが、RAN104が一実施形態との整合性を維持しながら任意の数のeNode−Bを含んでよいことは理解されるであろう。eNode−B160a、160b、160cはそれぞれ、エアインターフェイス116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために、1または複数の送受信機を備えてよい。一実施形態では、eNode−B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装することができる。したがって、例えばeNode−B160aは、複数のアンテナを使用して、WTRU102aとの間でワイヤレス信号を送受信することができる。
各eNode−Bは、特定のセル(図示せず)に関連してよく、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成されてよい。図2Cに示すように、eNode−Bは、X2インターフェイスを介して相互と通信することができる。
図1Cに示すコアネットワーク106は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、サービングゲートウェイ164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ166を含んでよい。これらの各要素はコアネットワーク106の一部として描かれているが、これらの要素のいずれか1つがコアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営されてもよいことは理解されるであろう。
MME162は、S1インターフェイスを介してRAN104中の各eNode−B 160a、160b、160cに接続されてよく、制御ノードとしての働きをすることができる。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラをアクティブ化/非アクティブ化すること、WTRU102a、102b、102cの最初のアタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担うことができる。MME162はまた、RAN104と、GSMやWCDMAなど他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供することもできる。
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェイスを介してRAN104中の各eNodeBに接続されてよい。サービングゲートウェイ164は一般に、WTRU102a、102b、102cとの間でユーザデータパケットをルーティングおよび転送することができる。サービングゲートウェイ144はまた、eNodeB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをつなぎ留めること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能なときにページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなど、他の機能を実施することもできる。
サービングゲートウェイ164はまた、PDNゲートウェイ166にも接続されてよく、PDNゲートウェイ166は、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。
コアネットワーク106は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、コアネットワーク106は、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にすることができる。例えば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN108との間のインターフェイスとしての働きをするIPゲートウェイ(例えばIPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を備えるか、またはそのようなIPゲートウェイと通信することができる。加えて、コアネットワーク106は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線またはワイヤレスネットワークを含み得るネットワーク112へのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供することができる。
LTE位置決めプロトコル(LPP、LTE positioning protocol)が、発展型サービングモビリティロケーションサーバ(E−SMLC、evolved serving mobility location server)またはセキュアユーザプレーンフォーロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP、secure user plane for location(SUPL)location platform)などのロケーションサーバと、SUPL対応端末(SET、SUPL enabled terminal)またはWTRUなどのターゲットデバイスとの間でポイントツーポイントに使用され、それにより、1または複数の基準ソースによって得られる位置関連の測定値を用いてターゲットデバイスが位置決めされる。ロケーションサーバとターゲットデバイスとの間でLPPセッションが使用されて、位置関連の測定値もしくは位置推定値が得られるか、またはアシスタンスデータが転送される。LPPセッションは、WTRU、eNB、E−SMLCのいずれかによって開始することができる。eNBによって開始される位置決めの場合、eNBは、位置サービス要求をMMEに送り、次いでMMEは、これをE−SMLCに転送する。E−SMLCは位置サービス要求を処理するが、これは、WTRUベースの位置決めおよび/もしくはWTRUによって支援される位置決めを助けるために、ターゲットWTRUにアシスタンスデータを転送することを含んでよく、かつ/または、ターゲットWTRUを位置決めすることを含んでよい。次いでE−SMLCは、位置サービスの結果をMMEに返す(例えば、WTRUについての位置推定値、および/または、WTRUに転送されたアシスタンスデータがあればその表示)。MME以外のエンティティ(eNBなど)によって要求された位置サービスの場合は、MMEは位置サービス結果をeNBに返す。
WTRUベースの観測到着時間差(OTDOA、observed time difference of arrival)位置推定を支援するために、ダウンリンク物理送信において、位置決め基準信号(PRS、positioning reference signal)が追加された。PRSは、セルの物理セル識別(PCI)によるリソースマッピングオフセットを伴って、構成されたダウンリンクサブフレーム中のリソースブロック中で送信される。
トラフィックをマクロセルからスモールセルにオフロードすることにより、システム容量を最大限にすることができる。「スモールセル」とは、そのカバレッジエリアが通常限られたサイズである、WTRUからアクセスできるセルを指すものとすることができ、オープンセルまたはハイブリッドセルなどである(ただしこれらに限定されない)。
マクロレイヤが、スモールセルレイヤとは別の周波数上で展開されるとき、マクロレイヤ上でバッテリ効率の高い方式で(アイドルモードまたは接続モードで)動作しているWTRUは、そのサービングセルの品質または信号強度が低くなったときに、周波数間測定値をとることができる。したがって、サービングセルが十分に強いようなエリアで展開されるスモールセルへのオフロードは、行われない可能性がある。1つの例外は、スモールセルが、WTRUがメンバとして属するCSGまたはハイブリッドセルであるときであろう。この場合、WTRUは、接続モードにあるならば、自律探索を用いて周波数間測定の必要性を検出し、近接性表示をネットワークに送信することができる。
WTRUのバッテリ消費を損なうことなく、異なる周波数レイヤにおけるスモールセルへのオフロードを可能にする方法について、より詳細に以下に述べる。本明細書に述べる方法は、同じ周波数におけるスモールセル、または異なる無線アクセス技術(RAT)におけるスモールセルにも、適用可能とすることができる。スモールセルは、例えばLTE、UMTS、GERAN、または802.11セルとすることができる。
スモールセルを検出するための情報の取得および記憶を可能にする方法を、本明細書に開示する。
WTRUをオフロードできる少なくとも1つのスモールセルの少なくとも1つの位置に関する情報をWTRUが取得および記憶するのを可能にする方法について述べる。後続の例では、特定の位置についてのこのような情報を「オフロードエリア情報」と呼ぶ場合がある。
オフロードエリア情報は、以下のうちの1つまたは組合せを含むことができるが、これらに限定されない。すなわち、少なくとも1つのスモールセルを含み得る少なくとも1つのオフロードエリアであり、これは、中心点(例えばGPS座標で定義される)および半径によって提供されるエリアと、GPS座標のセットと、いくつかのGPS座標で定義されるエリア(例えば、X座標は、スモールセルが利用可能である領域の限界を定義する)と、少なくとも1つのマクロセルのカバレッジエリア、およびこの少なくとも1つのマクロセルの識別(PCI、CGI)と、上記のうちの少なくとも2つの交差点とのうちの、少なくとも1つとすることができる。オフロードエリア情報の他の例は、任意の基準信号(例えば、位置基準信号(PRS)、CSI−RS、CRS)の基準リスト;PCI、もしくはPCIのリスト;セル識別、もしくはセル識別のリスト;セルが位置する周波数;対応するセルのRAT;または、前述の位置情報のいずれかで定義される、特定のマクロセル下のエリア;前述の周知の位置決め方法のいずれかによって決定されるWTRUの速度、を含んでよい。
WTRUはその後、本明細書でより詳細に後述するように、少なくとも1つの位置についての記憶されたオフロードエリア情報を使用して、以下のうちの少なくとも1つを実施することができる。すなわち、アイドルモードで、周波数間もしくはRAT間測定を開始し、オフロードエリアに含まれるスモールセルへの潜在的なセル再選択を可能にすること、または、接続モードで、オフロードエリアに含まれるスモールセルへの潜在的なハンドオーバを可能にするための適切な更新済み構成(例えば、周波数間もしくはRAT間もしくは周波数内測定構成、DRX構成、またはモビリティ状態推定構成)を適時に適宜ネットワークが提供できるようにするためにオフロード表示を送信することである。
オフロード表示をRANに送信する方法を、本明細書に開示する。この実施形態では、WTRUは、「オフロード表示」をRANに送ることができ、それにより、1または複数の近傍セル(例えば、別の周波数もしくはRATで動作するピコセル)の付近に入りつつあることもしくは付近から離れつつあること、および、これらのセルのうちの1つへの潜在的なハンドオーバ(オフロードの目的で)のために周波数間もしくはRAT間測定によって構成され得ることを示すことができ、または、離れつつある表示の場合は、異なる周波数もしくはRATに対する測定構成を除去することができる。
ある速度よりも速くマクロレイヤの中を移動しているWTRUは、スモールセルレイヤへのオフロードのためのよい候補ではない可能性がある。この場合、ネットワークは、WTRU速度情報を使用して、オフロードが必要とされるか否かの判定を支援することができる。
「オフロード表示」メッセージは、以下の情報要素のうちのいずれかを含むことができる。すなわち、IEは、WTRUがトラフィックオフロードのための候補であることを示すための新しいRRCメッセージ「オフロード表示」と、WTRUからアクセスできる可能性のあるCSGセルの付近にWTRUがあることをRANに示すのに使用できる既存の「近接性表示」RRCメッセージとを含むが、これらに限定されない。既存の「近接性表示」RRCメッセージを修正して、オフロード目的に使用できる追加の情報要素を含め、表示送信の理由がオフロード目的であることを示すことができる。または、既存のRRC測定報告メッセージを修正して、オフロード目的に使用できる追加の情報要素を含めてもよい。さらに別の実施形態では、新しい測定タイプ「オフロード表示」を導入し、これをRRC測定報告の中で報告することができる。さらに、「近接性表示」測定タイプを拡張して、オフロード情報を提供し、近接がCSGではなくオフロードのせいであることまたはその両方のせいであることをネットワークに明示的に示すことができる。
オフロード表示メッセージはまた、以下の情報要素のうちの少なくとも1つを含むことができる。すなわち、WTRUがオフロードエリアに入りつつあるのかオフロードエリアを離れつつあるのかの表示、WTRUのオフロード先となり得るオフロードエリア(識別子またはインデックスまたはオフロードエリアタグで示すことができる)、WTRUがオフロードされ得る周波数、WTRUがオフロードされ得る潜在的なターゲットセル(複数可)のセルID、WTRUがオフロードされ得る潜在的なターゲットセル(複数可)のPCI、WTRUのオフロード先となり得る無線アクセス技術、WTRUが位置するエリア(例えば、GPS座標(複数可)または他の位置ベースの情報を提供することができる)、WTRUモビリティ状態情報である。加えて、セルの無線アクセス技術を示すことができる(例えばLTE、UMTS、802.11など)。802.11セルの場合、WTRUはさらに、チャネル、SSID、MACアドレスなど、追加の情報を提供することができる。
オフロード表示の送信は、オフロードエリアに入ったとWTRUが判定したときに、トリガされてよい。WTRUがオフロードエリアに入ったことの判定は、その位置を、記憶済みオフロードエリア情報、またはRANによって提供されるオフロードエリア情報と比較することによって行うことができる。
オフロード表示の送信は、オフロードエリアを離れたとWTRUが判定したときに、トリガされてよい。WTRUがオフロードエリアから離れたことの判定は、その位置を、記憶済みオフロードエリア情報、またはRANによって提供されるオフロードエリア情報と比較することによって行うことができる。
前述の条件について、WTRUは、GPS座標推定、LTE位置決め方法(例えば、複数の送信点から送信されたPRSを使用してその位置を推定する)、または他の任意の位置決め方法など(ただしこれらに限定されない)、任意の周知の位置決め技法を使用して、その現在位置を決定することができる。
さらに、UEは、検出された近傍セル、またはしきい値よりも高いチャネル測定値を有する近傍セルに基づいて、その現在位置を決定することができることが理解される。
オフロード表示の送信をトリガするための前述の条件は、本明細書に述べる条件のいずれかに基づいて、さらに精緻化することができる。
例えば、トリガすることはさらに、UEのモビリティ状態を考慮に入れることができる。例えば、WTRUは、それが「低モビリティ状態」および/または「中間モビリティ状態」にあると判定した場合に、オフロード表示を送信する。より具体的には、入りつつある条件をUEが判定した場合であって、UEが「低モビリティ」状態にあると考えられる場合は、オフロード表示がトリガされる。そうではなく、UEが低モビリティ状態にない場合は、オフロード表示を送信しない。UEモビリティ状態の判定は、GPS情報、LTE位置決め方法、または他の任意の位置決め方法など(ただしこれらに限定されない)、任意の周知の位置決め方法に基づいて行うことができる。例えば、WTRUは、GPS測定値を介してまたはGPS座標の変化率を介して計算された速度に基づいて、そのモビリティ状態を判定することができる。WTRU速度を所定のしきい値と比較して、WTRUが低モビリティ状態にあるか高モビリティ状態にあるか判定することができる。「低モビリティ状態」はまた、1または複数の送信点によって送信されたDL基準信号の変化率に基づいて判定することもできる。「低モビリティ状態」はまた、最良セルイベントまたはハンドオーバレートの変化率に基づいて判定することもできる。「低モビリティ状態」はまた、LTE位置決め方法を使用して計算されたWTRU位置の変化率に基づいて判定することもできる(例えば、位置基準シンボルを使用してWTRU位置が決定される)。WTRU位置の変化率を所定のしきい値と比較して、WTRUが低モビリティ状態にあるか高モビリティ状態にあるか判定することができる。
UEのモビリティ状態は、既存のモビリティ状態推定プロシージャに依存することができる。次いでUEは、モビリティ状態を、オフロードエリアに入りつつあることまたはオフロードエリアを離れつつあることの判定と共に使用して、オフロード表示をトリガすることができる。一例では、WTRUがオフロードエリア中にあってすでに表示をトリガ済みであり、モビリティ状態が「高モビリティ状態」に変化した場合、WTRUは、オフロード表示をトリガして、エリアを離れつつあるという情報またはモビリティ状態を変更したという情報を提供することができる。
トリガすることはまた、トラフィックアクティビティを考慮に入れることができ、したがって、WTRUは、トラフィックアクティビティに基づいてオフロード表示を送信する。すなわち、トラフィックの高いWTRUは、別のセルへのオフロードのための候補とすることができる。例えば、WTRUが高トラフィックアクティビティWTRUであるという判定は、ある期間にわたって平均されたDLおよび/またはULデータレート転送に基づくことができる。トリガすることはまた、ネットワーク表示および構成を考慮に入れることができ、したがって、WTRUは、RRC構成によってまたはシステム情報中で表示(または構成)されるようにオフロード表示の送信がネットワークによって許可される場合は、オフロード表示を送信する。トリガすることはまた、制限タイマによって制限することができる。制限タイマは、最後の「オフロード表示」から制限時間が経過しない限り、WTRUが新しいオフロード表示メッセージをトリガしないよう制限する(例えば、WTRUは、構成された期間にわたって新しいオフロード表示を送信しないよう制限される)。オフロード表示はさらに、一旦トリガされて(例えばUEがオフロードエリア中にあり)、新しいセルへのハンドオーバが行われた場合に、トリガされてよい(例えば、新しいセルへのハンドオーバ時に、新しいオフロード表示がトリガされて、オフロードの新しいマクロセルが通知される)。あるいは、WTRUは表示を再送する必要はなくてよいが、ソースeNBは、ハンドオーバ準備(要求)段階で情報をターゲットeNBに転送する。
アイドルモードにおける周波数間測定の制御を、本明細書に開示する。WTRUは、以下の方法のうちの少なくとも1つに従って、記憶済みオフラインエリア情報に基づいて、アイドルモードで周波数間またはRAT間測定を開始または停止することができる。WTRUは、少なくとも1つの周波数またはRATに対して、この周波数またはRAT上でセルが展開されているオフロードエリアにWTRUが入ったと少なくとも判定した場合に、周波数間またはRAT間測定を開始することができる。WTRUがオフロードエリアに入ったことの判定は、その位置を、記憶済みオフロードエリア情報、またはRANによって提供されるオフロードエリア情報と比較することによって行うことができる。WTRUは、少なくとも1つの周波数またはRATに対して、この周波数またはRAT上でセルが展開されているオフロードエリアをWTRUが離れた(かつ、WTRUが、この周波数またはRAT上でセルが展開されている他のどんなオフロードエリア中にもない)と判定した場合に、周波数間またはRAT間測定を停止することができる。WTRUがオフロードエリアを離れたことの判定は、その位置を、記憶済みオフロードエリア情報、またはRANによって提供されるオフロードエリア情報と比較することによって行うことができる。一例では、WTRUは、WTRUが少なくともスモールセルまたはオフロードセルの付近にあると決定したとき、スモールセルの周波数を、セル再選択の目的で最も優先される周波数と見なすことができる。
周波数間またはRAT間測定を開始または停止するための前述の条件は、本明細書に提供する例のいずれかに基づいて、さらに精緻化することができる。WTRUは、あるモビリティ状態、例えば「低モビリティ状態」または「中間モビリティ状態」にあると判定した場合に、周波数間またはRAT間測定を開始することができる。「低モビリティ状態」の判定は、GPS情報に基づくことができる。例えば、WTRUは、GPS測定値を介してまたはGPS座標の変化率を介して計算された速度に基づいて、そのモビリティ状態を決定することができる。WTRU速度を所定のしきい値と比較して、WTRUが低モビリティ状態にあるか高モビリティ状態にあるか判定することができる。あるいは、「低モビリティ状態」の判定は、1または複数の送信点によって送信されたDL基準信号の変化率に基づくこともできる。あるいは、「低モビリティ状態」の決定は、最良セルイベントまたはハンドオーバレートの変化率に基づくこともできる。あるいは、「低モビリティ状態」の決定は、LTE位置決め方法を使用して計算されたWTRU位置の変化率に基づくこともできる(例えば、位置基準シンボルを使用してWTRU位置が決定される)。WTRU位置の変化率を所定のしきい値と比較して、WTRUが低モビリティ状態にあるか高モビリティ状態にあるか判定することができる。
UEのモビリティ状態は、既存のモビリティ状態推定プロシージャに依存することができる。次いでUEは、モビリティ状態を、オフロードエリアに入りつつあることまたはオフロードエリアを離れつつあることの判定と共に使用して、周波数間またはRAT間測定の開始を決定することができる。一例では、WTRUがオフロードエリア中にあってすでに表示をトリガ済みであり、モビリティ状態が「高モビリティ状態」に変化した場合、WTRUは、オフロード表示をトリガして、WTRUがエリアを離れつつあるという情報またはWTRUがモビリティ状態を変更したという情報を提供することができる。
WTRUは、あるモビリティ状態、例えば「低モビリティ状態」または「中間モビリティ状態」にもはやないと判定した場合には、オフロードエリアを離れていなくても周波数間またはRAT間測定を停止することができる。
WTRUは、構成された期間にわたって周波数間またはRAT間測定を実施して、付近にどんな有効な候補セルも検出しなかった場合に、測定の実施を停止することができる。このことはまた、WTRUに記憶されたオフロードエリア情報がもはや有効でないかもしれないことを示すことができる。場合によっては、このことが決定されると、WTRUは、記憶された情報を除去することができる。
オフロードエリア情報の管理について、本明細書に述べる。これらの方法を使用して、オフロード表示メッセージを送信する可能性のため(接続モードで)または周波数間測定の開始のため(アイドルモードで)に必要なオフロードエリア情報がWTRUに記憶されているかどうか判定することができる。
WTRUは、前に検出されたスモールセルに基づいてオフロードエリア情報を自律的に記憶することができる。例えば、スモールセル、それらの周波数、位置などの、データベースまたはフィンガプリントを構築することができる。
あるいは、ネットワークは、オフロードエリア情報をWTRUに明示的に提供して、UEがスモールセルの近傍性を発見および報告するのを支援することができる。あるいは、WTRUは、情報の自律的な記憶と、ネットワークによって明示的に提供された情報に基づくこととの組合せを使用して、オフロードエリア情報を構築することができる。
一方法では、WTRUは、少なくとも1つのスモールセルについての有効なオフロードエリア情報が不足していること、またはオフロードエリア情報を要求したいこと、またはオフロードエリア情報の取得を開始したいことを、決定することができる。このような決定は、有効なオフロードエリア情報が利用可能であることが必要なスモールセルに関する受信された情報(PCI、CGI、CSG ID、動作周波数など)を使用して、少なくとも1つのスモールセルについてこのような情報が利用可能でないことを検出することによって、可能にすることができる。WTRUはまた、マクロセルに関する情報(PCI、動作周波数など)を受信することによって、または、マクロセル(このマクロセルに接続されたもしくは滞在するWTRUが、有効なオフロードエリア情報を有する必要がある)に接続することによって、少なくとも1つのスモールセルについての有効なオフロードエリア情報が不足していると決定することができる。WTRUはまた、オフロードエリア情報をネットワークレベルで識別する値(オフロードエリアタグ)を受信し、この識別子に関連するオフロードエリア情報を記憶したかどうか判定することによって、少なくとも1つのスモールセルについての有効なオフロードエリア情報が不足していると決定することができる。WTRUはまた、マクロセルに関連するオフロードエリア情報を識別する値(オフロードエリアタグ)を受信し、この値を、このマクロセルについてのオフロードエリア情報が取得されたときにWTRUによって記憶された識別子と比較することによって、少なくとも1つのスモールセルについての有効なオフロードエリア情報が不足していると決定することができる。
WTRUは、エリアを初めて訪れている場合であって、このエリアまたは接続されたセルについて何も記憶していない(例えば、PCI、セルIDに基づいて)場合は、有効なオフロードエリア情報が不足していると決定することができる。
例えば、オフロードエリアタグが、あるマクロセルと、その付近のスモールセルのセットとに関連する場合がある。スモールセルのセットが修正されたか、またはこれらのセルに関連するオフロードエリア情報が修正されたとき(展開の変化のせいで)は常に、ネットワークは、オフロードエリアタグを異なる値に変更することができる。これにより、WTRUは、記憶済みオフロードエリアタグが、ネットワークによって提供されたオフロードエリアタグとは異なる場合に、このマクロセルの付近のスモールセルに関するその記憶済みオフロードエリア情報が無効であることを検出することができる。
WTRUはまた、WTRUの速度がしきい値よりも低いと判定することによって、少なくとも1つのスモールセルについて有効なオフロードエリア情報が不足していることまたはオフロードエリア情報を要求もしくは取得したいことを決定することができ、しきい値は、事前定義済みであるかまたはより高いレイヤによって提供されたものであってよい。WTRUはまた、最後のハンドオーバまたはセル再選択からいくらかの最小時間が経過したと判定することによって、少なくとも1つのスモールセルについて有効なオフロードエリア情報が不足していることまたはオフロードエリア情報を要求もしくは取得したいことを決定することができ、最小時間は、事前定義済みであるかまたはより高いレイヤによって提供されたものであってよい。WTRUはまた、WTRUが「低モビリティ」状態にあると決定することによって、少なくとも1つのスモールセルについて有効なオフロードエリア情報が不足していることまたはオフロードエリア情報を要求もしくは取得したいことを決定することができる。
ある速度よりも速くマクロレイヤの中を移動しているWTRUは、スモールセルレイヤへのオフロードのためのよい候補ではない可能性がある。この場合、WTRUは、オフロードエリア情報が必要とされないと決定することができる。
WTRUはまた、最後のハンドオーバまたはセル再選択からいくらかの最小時間が経過したと判定することによって、少なくとも1つのスモールセルについての有効なオフロードエリア情報が不足していると決定することができ、最小時間は、事前定義済みであるかまたはより高いレイヤによって提供されたものであってよい。これは、WTRUが速く移動している場合にスモールセルレイヤへの時期尚早なオフロードを防止するためである。あるいは、WTRUはまた、少なくとも1つのスモールセルについてのオフロードエリア情報が更新された時間を比較して、この時間が最大しきい値で決定される制限時間よりも前であると判定することによって、少なくとも1つのスモールセルについて、有効なオフロードエリア情報が不足していること、またはオフロードエリア情報を要求もしくは取得したいこと、またはオフロードエリア情報を更新(例えば修正、除去、追加)したいことを決定することができる。最大しきい値(または制限時間もしくは制限継続時間)は、事前定義済みであるかまたはネットワークによって提供されたものであってよい。WTRUはまた、オフロードエリアが取得されてからの時間が制限時間を超える場合に、オフロードエリア情報が無効であると判定することができる。
WTRUは、新しいマクロセルへのハンドオーバ時に、既存のオフロードエリア情報が無効であると判定することができる。例えば、マクロセルへのハンドオーバが行われた場合、WTRUは、記憶されたオフロードエリア情報がもはや有効でなく除去できると決定することができる。ハンドオーバメッセージ中または新しいセルのSIB中で新しいオフロードエリア情報が提供された場合、WTRUは、新しい情報を記憶することができる。あるいは、ハンドオーバ時、WTRUは、前のオフロードエリア情報を保持することができる(他の上記の基準に基づいて無効と判定されるまで)。新しいマクロセルから、またはRRC再構成メッセージから新しいオフロードエリア情報が受信された場合、WTRUは、記憶済みオフロードエリア情報を置換するか、あるいは、すでに記憶されたオフロードエリア情報に加えて新しいオフロードエリア情報も記憶することができる。
オフロードエリア情報が無効であるか、存在しないか、または取得されていないと判定する際は、再構成メッセージ(マクロセルへの再構成プロシージャなど)中の情報要素(IE)、またはWTRUが再選択する新しいマクロセルのSIBからの情報要素(IE)を受け取ることによって、情報を得ることができる。例えば、オフロードエリア情報を記憶することが必要なターゲットマクロセルの付近にスモールセルが存在するかどうかを示すブールIEがあってよい。別の例では、オフロードエリア情報を記憶することが必要なターゲットマクロセルの付近のスモールセルのリストを含むIE、または、現在のUE位置(例えば現在の接続されたマクロセル)についてのオフロードエリア情報を含むIEがあってよい。
オフロードエリア情報が無効であると判定する際は、マクロセルからブロードキャストされたシステム情報からの情報要素を受け取ることによって情報を得ることができる。例えば、オフロードエリア情報を記憶することが必要なターゲットマクロセルの付近にスモールセルが存在するかどうかを示すブールIEが、システム情報ブロック中にあってよい。
WTRUは、以下のイベント、すなわち、セル再選択後またはセル(もしくはマクロセル)へのハンドオーバ後、セル再選択またはセルへのハンドオーバの際に開始されたタイマの満了時(タイマの値は、事前定義済みであるかまたはより高いレイヤによって提供されたものとすることができる)、ネットワークによる明示的な表示または要求または構成時、期間ごと(期間は、事前定義済みであるかまたはより高いレイヤによって提供されたものとすることができる)、有効なオフロードエリア情報が不足しているかどうかをWTRUが最後に検証したときに開始されたタイマの満了時、のうちの少なくとも1つが発生したとき、有効なオフロードエリア情報が不足しているかどうか検証することができる。
WTRUは、スモールセルに関するオフロードエリア情報またはフィンガプリント情報に基づいて、常に探索し測定値をとってスモールセルの近接性を決定することができる。WTRUは、WTRUがその中で接続されているセルに従って、いつ測定値をとるのを開始するかを自律的に決定することができる。例えば、オフロードエリア情報は、使用されている周波数におけるセルに関連することがある。セルは、UEが接続されているセル(サービングセルまたは滞在セル)とすることができ、PCI、近傍PCIのリスト、またはサービングセルのCGI(セル識別)に関連することがある。PCIまたはCGIが、UEのオフロードエリアに記憶されたセルに対応するとUEが判定したときは、測定プロシージャを開始して、スモールセルエリアの近傍性を検出することができる(例えば、GPS、PRS、他の位置決め方法、または他の周波数上での測定)。
WTRUは、有効なオフロードエリア情報が不足していると決定すると、オフロードエリア情報を取得するプロシージャを開始することができる。
オフロードエリア情報を取得する方法について、本明細書に述べる。アイドルモードで、WTRUは、サービングセルの信号強度および/または品質がしきい値(SintrasearchP、SintrasearchQ)よりも高くても、周波数間測定を開始することができる。あるいは、WTRUは、サービングセルの信号強度および/または品質が、有効なフィンガプリント情報が不足している場合に適用可能な新しいしきい値よりも低い場合に、周波数間測定を実施することができる。
WTRUは、オフロードエリアおよびスモールセル検出の能力およびサポートを、ネットワークに対して示すことができる。
WTRUは、オフロードエリア情報がないことを通知するための表示をネットワークに送ることによって、オフロードエリア情報を取得するプロシージャを開始することができる。ネットワークは、この表示を受け取ると、周波数間測定を実施するようWTRUを構成する(接続モードで)か、または、オフロードエリア情報をWTRUに提供するプロシージャを開始することができる。表示は、新しいもしくは既存のRRCプロシージャの一部として、またはMACシグナリング(MAC制御要素)によって提供することができる。表示は、近接性表示またはオフロード表示を含むことができる。表示は、関連するオフロードエリア情報が不足しているセルに関する情報(PCI、PCIの範囲、CSG、CSG ID、セル識別(CGI)、周波数、RATなど);オフロードエリアタグ;有効なオフロードエリア情報がWTRUに不足していることが表示送信の理由であることを示すための原因表示、のうちの少なくとも1つを含んでよい。
WTRUはまた、以下のイベント、すなわち、セル再選択後またはセル(もしくはマクロセル)へのハンドオーバ後、セル再選択またはセルへのハンドオーバの際に開始されたタイマの満了時(タイマの値は、事前定義済みであるかまたはより高いレイヤによって提供されたものとすることができる)、ネットワークによる明示的な表示または要求時、期間ごと(期間は、事前定義済みであるかまたはより高いレイヤによって提供されたものとすることができる)、WTRUが最後に表示をネットワークに送信したときに開始されたタイマの満了時、オフロードエリア情報を取得した(それ自体の測定値を使用して)後、のうちの少なくとも1つが発生したとき、オフロードエリア情報を記憶したことを通知するための表示をネットワークに送ることができる。
ネットワークに送られる表示は、新しいもしくは既存のRRCプロシージャの一部として、またはMACシグナリング(MAC制御要素)によって提供することができる。表示は、近接性表示またはオフロード表示を含むことができる。表示は、前の段落で述べたようなオフロードエリア情報の一部として含まれる任意の情報と、表示がオフロードエリア情報を提供していることを示すための原因表示とのうちの少なくとも一方を含んでよい。
オフロードエリア情報を無期限に記憶するのを回避するため、および古くなったオフロードエリア情報を有するのを回避するために、WTRUは、以下のトリガ、すなわち、所与のオフロードエリア情報に対して有効性タイマが満了すること、WTRUがセル外に移動すること(例えばセル再選択とハンドオーバとのいずれかにより)、WTRUがアイドルモードに移行すること、WTRUが周波数間またはRAT間ハンドオーバを実施すること、WTRUがホームPLMN外に移動すること、WTRUがPLMNを変更すること、WTRUがローミングPLMNまたは訪問先PLMNに入ること(あるいは、WTRUは、ホームPLMNのオフロードエリア情報は削除しないが、ローミングPLMNについてはどんな情報も記憶しない)、オフロードエリア情報を削除するようWTRUがネットワークから明示的に命じられること、WTRUがRRC状態を変更すること、WTRUが新しいオフロードエリア情報を得ること(例えば、前に記憶した情報を削除して新しい情報を記憶する)、のうちの少なくとも1つに従って、その記憶済み情報をクリアおよび削除することができる。
オフロードエリア情報の取得について、本明細書に述べる。WTRUは、例えば、本明細書に述べる方法の1つに例えば従ってオフロードエリア情報が利用可能でないかまたは有効でないと判定した場合に、これらの方法またはプロシージャを適用することができる。
一実施形態では、WTRUは、それ自体の測定値に基づいてオフロードエリア情報を取得および記憶することができる。測定値は、オフラインエリア情報に含まれるかまたはその一部である、任意の可能な情報を含み得る。オフロードエリア情報の取得および記憶は、以下の条件、すなわち、このオフロードエリア情報に関連するセルにWTRUが滞在するかまたは接続されていること、セルがオープンセルであること、セルがハイブリッドセルであること、セルに関連する有効なオフロードエリア情報を有さないとWTRUが判定することまたはWTRUが最後にオフロードエリア情報を取得してからの経過時間がしきい値よりも長いこと、同期信号(PSS/SSS)を例えば介してこのオフロードエリア情報に関連するセルの存在をWTRUが検出すること、接続モードで周波数間またはRAT間測定が構成されること、セルに関連する有効なオフロードエリア情報を有さないとWTRUが判定すること、WTRUが例えばGPSまたは位置決め基準信号に基づいて位置決め測定を実施するように構成されること、このセルに関連するオフロードエリア情報の取得および記憶を実施する表示をWTRUがネットワークから受け取ったこと、のうちの少なくとも1つまたは組合せが満たされる場合に実施することができる。最後のケースでは、表示は、任意のRRCメッセージ(ターゲットセルがスモールセルであるようなハンドオーバコマンド、もしくは再確立コマンドなど)中で、またはスモールセルのシステム情報中で提供されてよい。表示は、PCI、PCIの範囲、CSG、CSG ID、セル識別(CGI)、周波数、RATなど、関連するオフロードエリア情報を取得できるようなセルに関する情報を含むことができる。
別の実施形態では、明示的なオフロードエリア情報をネットワークによってWTRUに提供することができる。ネットワークによって提供される情報は、前の段落で述べたようなオフロードエリア情報の一部であり得る任意の情報(例えばGPS座標、半径、セル識別など)を含んでよい。ネットワークは、この情報を、以下のイベント、すなわち、WTRUがマクロセルのカバレッジに入る(例えばハンドオーバが行われる)こと、WTRUがマクロセルへのセル再選択を実施すること(例えば、マクロセルはシステム情報をブロードキャストすることができる)、有効なオフロードエリア情報がWTRU中で利用可能でないとネットワークが判定すること、このような情報を提供するようWTRUから明示的に要求されたとき、動作中の任意の時点、のうちの1つまたは組合せにおいて提供することができる。より具体的には、このようなオフロードエリア情報は、以下の方法のうちの少なくとも1つにおいて提供することができる。すなわち、既存のRRCメッセージに挿入された新しい情報要素(オフロードエリア(複数可)をそのカバレッジエリアが含むようなマクロセルへのハンドオーバ時に受け取られるRRC接続再構成(mobilityControlInfoありまたはなし)、RRC接続再確立、RRC接続セットアップ、RRC接続解放(アイドルモードでフィンガプリント情報を提供するため)、システム情報(例えばアイドルモードの場合)、のうちの少なくとも1つなど)の一部として、または新しいRRCメッセージとして、または新しいRRCプロシージャの一部として提供することができる。
新しいRRCプロシージャは、前のセクションで述べたように、少なくとも1つのセルについての有効なオフロードエリア情報が不足していると決定されたとき、WTRUによって開始することができる。これにより、WTRUが有効なオフロードエリア情報をすでに有する場合に、不必要なシグナリングを回避することができる。アイドルモードでWTRUによるこのようなプロシージャの開始を可能にするために、WTRUは、新しい原因値を用いてRRC接続要求を開始することができる。
RRCシグナリングに関係するセルは、少なくとも1つのオフロードエリアをそのカバレッジエリアが含むようなマクロセル、またはオフロードエリアに関連するセルなど、任意のセルとすることができる。
本明細書に述べる方法の例示的な実現について以下に説明する。より具体的には、この例では、オフロードエリア情報が明示的にWTRUに提供される方法を説明する。
この例では、WTRUが領域またはマクロセルに入る。ハンドオーバ時、マクロセルは、マクロセルの付近のスモールセルが位置する領域のオフロードエリア情報をWTRUに提供する。例えば、オフロードエリア情報は、GPS座標と、GPS座標に対してエリアが延びる半径とを含むことができる。あるいは、いくつかのGPS位置(例えば4つ)がWTRUに提供され、オフローディングエリアはこれらの座標内の全ての点に対応するものであってよい。WTRUに提供できる位置情報の別の例は、いくつかのセルのPRSであろう。マクロセルのカバレッジ下で複数のオフローディングエリア情報が利用可能である場合は、複数のオフローディングエリア位置情報をWTRUに提供することができる。WTRUにはまた、シグナリングされるエリア内のセル(複数可)の周波数またはRATを提供することもできる。この情報は、WTRUがSIBから取得することができ、または、マクロセルが専用シグナリングを介してWTRUに提供することができる。
WTRUは、この情報を取得および/または記憶すると、測定を実施して、その位置を決定し、記憶済みオフロードエリアのいずれかに入ったかどうか判定する。WTRUは、このオフローディングエリア情報の受信を用いて、測定プロシージャをトリガおよびアクティブ化することができる。例えばこれは、GPSがまだアクティブでなければGPSをアクティブ化すること、またはPRS測定を開始することを含んでよい。あるいは、UEが測定プロシージャを開始してオフロードエリア(WTRU中にすでに存在すれば)に対する近接性/近傍性を検出すべきであることを示すメッセージを送ることができる。このメッセージは、オフロードエリア情報を含まない場合がある。これらの測定は、現在の動作周波数において実施することができる。WTRUは、座標または位置情報のいずれかに従って構成済みオフローディングエリアに入ったと判定したとき、オフロード表示をトリガすることができる。この表示は、WTRUがエリアに入ったことをネットワークに通知することができる。例として、WTRUがどのオフロードエリアの付近にあるかをネットワークが決定できるように、WTRUは、その位置をネットワークに提供することができる。別の例として、WTRUは単に、オフローディングセルが位置する可能性のある周波数を報告する。複数のオフロードエリア情報がWTRUに提供される場合は、WTRUはまた、構成済みまたは記憶済み位置エリアのうちのどのエリアに入ったかを示すインデックスを報告することができる。
次いでWTRUは、周波数間測定値またはRAT間測定値をとるのを開始するように構成されてよい。周波数間測定の決定はネットワークに基づくことができ、あるいは、アイドルモードWTRUの場合、WTRUは、このようなエリアの付近に入ったと判定したとき、測定値をとるのを開始することを自律的に決定することができる。
一例では、WTRUは、マクロセルを離れるときにこの位置情報を削除することができ、新しい座標がWTRUに提供されれば、同じプロシージャを開始することができる。
位置決め情報をネットワークに報告する方法について、本明細書に述べる。マクロセルからスモールセルへのWTRUモビリティを可能にする別の方法は、WTRUからの位置決め情報を使用して、それがスモールセルの付近にあるかもしれないかどうか判定することである。この方法は、スモールセル展開の自己組織化、および、スモールセルがオンとオフに動的に切り替わってエネルギーを節約するケースを支援することができる。この方法では、WTRUは、その位置をネットワークに報告することができる。位置および測定値は、使用される周波数上でとることができる。この情報を使用して、ネットワークは、WTRUに対して周波数間測定を構成するかどうか、およびいつ構成するかを決定することができる。位置決め情報が利用可能になれば、サービングeNBはこれを使用して、WTRUと近くのスモールセルeNBとの間の絶対距離を計算することができ、WTRUが付近にあると判定された場合は、適切な測定を開始することができる。絶対距離の計算は、サービングeNBがスモールセルeNBの位置情報もまた利用可能であるときに可能である。この情報は、ネットワークが利用可能であると見なすことができる。というのは、スモールセルはネットワークによって展開されるからであり、または、自律的なHeNB展開の場合には、HeNBは、緊急呼出し要件が確実に維持されるようにそれらの位置決め情報をネットワークに送信するからである。
WTRUベースの位置決め方法について、本明細書に述べる。WTRUベースの位置決めの場合、以下の手段のうちの少なくとも1つを使用して測定結果を報告することができる。すなわち、LPP(LTE位置決めプロトコル)メッセージの一部として任意のイベントによってトリガされる測定報告に情報を挿入することによって、あるいは、オフロード表示または拡張された近接性報告に位置決め情報を含めることによって、報告することができる。WTRUベースの位置決め決定の場合、LPPセッションを開始してeNBおよびE−SMLCに情報を報告する必要がある。同様の方法が、GPS測定にも適用可能とすることができる。
一実施形態では、LPPセッションは、eNBによって、それが位置決め情報を受け取りたい候補WTRUに対して開始することができる。eNBによって行われる候補WTRUの決定は、測定値、検出されたサービングセルおよび近傍セルのID、OA&M(運用管理保守)情報、展開ベクトルマップなどを含めた、様々な要因に基づくことがある。
別の実施形態では、WTRUは、measConfigメッセージに追加された構成済みしきい値に達したときに、位置決め情報を測定報告に追加するのを開始/停止するように構成されてよい。要求は、1回限りの要求の形、またはオフローディング情報の目的の周期測定要求の形とすることができる。
別の実施形態では、WTRUは、事前構成済みの位置の付近で移動されていることをWTRUが検出したときに、位置決め情報を報告するように構成されてよい。例えば、座標xi,yi,zi,ti(x、y、z位置成分および送信時間)で指定される位置内の半径Xメートル以内にWTRUがあることをWTRUが検出したとき、ネットワークへの位置決め報告の送信を開始するための新しいイベントが生み出されてよい。このイベントは、測定/LPPメッセージ報告をトリガするための、新しい測定イベントまたはLPPイベントとすることができる。
別の代替形態では、別の周波数上で動作するスモールセルeNB(すなわちピコセルeNBまたはHeNB)が、サービングeNBと同じ周波数上で基準信号またはメッセージを送ることができ、したがって、サービングeNB中で、かつスモールセルのリスニング半径内で動作するWTRUは、自律的プロシージャを使用してこれを検出することができる。これを、既存の測定イベントの拡張、拡張された近接性表示、もしくは新しいオフロード表示報告を使用してネットワークに報告することができ、または、新しいLPPもしくは測定構成イベントを定義して、ネットワークに送られる報告を開始することができる。例えば、一代替形態では、スモールセルeNBは、基準信号(例えば、CSI−RSの、PRS、CRS)を、近傍周波数(構成されたかまたは検出された)上で、ある計画された周期性で送ることができ、したがって近傍eNB間の衝突はない。WTRUは、サブフレーム0からサブフレームTまでの、それに聞こえる全てのPRSシンボルを検出するように構成されてよく、ここで、Tは、あるエリア内の全ての近傍のPRS周期性のスーパーセットである。一例では、ネットワークは、基準信号が送信される際の情報およびリソースでWTRUを構成することができる。次いでWTRUは、この基準信号またはPRSに対する使用周波数と同じ周波数を監視し、これらを検出したとき、またはこれらの基準信号のうちの1つもしくはサブセットの品質がしきい値よりも高いときは、WTRUはネットワークへの表示をトリガする。
PCI混乱による基準信号衝突を回避するために、基準信号を送信するスケジュールおよび周期性を、マクロ/ネットワークレベルで集中管理するか、または近傍間で交渉することができる。WTRUは、構成されたウィンドウセット内でいずれかの基準信号を検出した場合に、ネットワークに報告を送るように構成されてよい。
ネットワークベースの位置決め方法について、本明細書に述べる。特定のWTRUに対する位置サービスサポートとは別に、E−SMLCは、E−UTRAN中の要素と対話して測定情報を入手し、全てのWTRUに対して1または複数の位置決め方法を支援する助けとすることができる。一代替形態では、WTRUは、アップリンクベースのWTRU位置決め測定のために、必要な位置決め基準信号の送信を自律的に開始するように構成されてよく、したがってeNBはその位置を推定することができる。これは、フィンガプリンティング情報に基づいてWTRUによって開始することができる。
測定構成は、いつWTRUが位置決め基準信号の送信を開始できるかに関する規則を設定する追加の構成しきい値を含んでよい。
図2Aに、例示的な方法を示す。200で、WTRUは、エリアオフロード情報を受信する。202で、WTRUは、WTRUがスモールセルのカバレッジエリア内にあるであろうというカバレッジエリア判定を行う。204で、WTRUは、オフロード表示をネットワークに送信する。接続モードでは、WTRUは、確立された接続を介してオフロード表示を送信することができ、アイドルモードでは、WTRUは、オフロード表示を送信する前に、まずRRC接続を開始することができる。図2Bに、代替の例示的方法を示す。206で、WTRUは、エリアオフロード情報をネットワークから受信する。208で、WTRUは、WTRUがスモールセルのカバレッジエリア内にあるであろうというカバレッジエリア判定を行う。210で、WTRUは、周波数間および/またはRAT間測定を開始する。図2Cに、さらに別の代替の例示的方法を示す。212で、WTRUは、エリアオフロード情報を受信する。214で、WTRUは、WTRUがスモールセルのカバレッジエリア内にあるであろうというカバレッジエリア判定を行う。216で、WTRUは、オフロード表示をネットワークに送信する。218で、WTRUは、周波数間またはRAT間構成メッセージを受信する。220で、WTRUは、受信した構成に従って測定を開始する。
一実施形態では、方法は、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)においてオフロードエリア情報をネットワークから受信すること、オフロードエリア情報に基づいて、スモールセルのカバレッジエリアに対してWTRUのカバレッジエリア判定を行うこと、および、オフロード表示をネットワークに送信することを含む。
一実施形態では、方法は、オフロードエリア情報が、(i)中心点および半径で定義されるエリア、(ii)GPS座標のセット、(iii)いくつかのGPS座標で定義されるエリア、(iv)少なくとも1つのマクロセルのカバレッジエリア、および少なくとも1つのマクロセルの識別、(v)位置基準シンボルのリスト、(vi)1もしくは複数のPCI、(vii)1もしくは複数のセル識別、(viii)スモールセルが動作する周波数、(ix)スモールセルの無線アクセス技術、のうちのいずれか1または複数を含むことを含む。
一実施形態では、方法は、オフロードエリア情報が、無線リソース制御(RRC)メッセージを介して、またはシステム情報ブロックを介して、または専用シグナリングを介して受信されることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、以下のイベント、すなわち、セル再選択、セルへのハンドオーバ、セル再選択/セルへのハンドオーバに関連するタイマの満了、ネットワークによる明示的な要求、周期的タイマの満了、のうちの少なくとも1つの発生に基づいて、WTRUによってオフロードエリア情報を受信することを含んでよい。
一実施形態では、方法は、カバレッジエリア判定が、WTRU位置を基準位置および半径と比較することによって、またはWTRU位置を複数の位置基準点と比較することによって行われることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、WTRU位置、スモールセルID、スモールセル周波数、記憶済み位置のインデックス値、のうちの1つを含むオフロード表示を使用してよい。
一実施形態では、方法は、オフロード表示に応答してスモールセル構成を基地局から受信することをさらに含んでよい。
一実施形態では、方法は、スモールセル構成が、周波数間、RAT間、または周波数内測定構成であることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、オフロード表示が、WTRUがスモールセルカバレッジエリアに入ったこと、またはWTRUがスモールセルカバレッジエリアを離れたことを示すことを含んでよい。
一実施形態では、方法は、オフロード表示をネットワークに送信することが、WTRUの低モビリティ状態を条件とすることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、低モビリティ状態が全地球測位システム(GPS)情報に関して決定されることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、オフロード表示をマクロセルに送信することが、WTRUのトラフィックレベルを条件とすることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、オフロード表示メッセージがRRCメッセージを含むことを含んでよい。
一実施形態では、方法は、RRCメッセージが、オフロードに関係する情報要素を含む修正された近接性表示メッセージであることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、RRCメッセージが、オフローディングを示す情報要素を含むように修正されたRRC測定報告メッセージであることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、オフロード表示メッセージが、以下の情報要素、すなわち、WTRUがオフロードエリアに入りつつあることの表示、WTRUがオフロードエリアを離れつつあることの表示、WTRUのオフロード先となり得るオフロードエリアの識別子、WTRUがオフロードされ得る周波数、WTRUがオフロードされ得る潜在的なターゲットセルのセルID、WTRUがオフロードされ得る潜在的なターゲットセルのPCI、WTRUのオフロード先となり得る無線アクセス技術、WTRUが位置するエリア、のうちの少なくとも1つを含むことを含んでよい。
一実施形態では、方法は、以下のイベント、すなわち、セル再選択、セルへのハンドオーバ、セル再選択/セルへのハンドオーバに関連するタイマの満了、ネットワークによる明示的な要求、周期的タイマの満了、有効なオフロードエリア情報が不足しているかどうかをWTRUが最後に検証したときに開始されたタイマの満了、のうちの少なくとも1つが発生したときに、WTRUにおける有効なオフロードエリア情報を検証することをさらに含んでよい。
一実施形態では、方法は、以下のトリガ、すなわち、所与のオフロードエリア情報に対して有効性タイマが満了すること、WTRUがセル外に移動すること(例えばセル再選択とハンドオーバとのいずれかにより)、WTRUがアイドルモードに移行すること、WTRUが周波数間またはRAT間ハンドオーバを実施すること、WTRUがホームネットワーク外に移動すること、WTRUが公衆ネットワークを変更すること、オフロードエリア情報を削除するようWTRUがネットワークから明示的に命じられること、WTRUがRRC状態を変更すること、WTRUが新しいオフロードエリア情報を得ること、のうちのいずれか1つに基づいて、WTRUが記憶済みオフロードエリア情報を削除することを含んでよい。
一実施形態では、ある方法は、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)においてオフロードエリア情報をマクロセル基地局から受信すること、オフロードエリア情報に基づいて、WTRUがスモールセルのカバレッジエリア中にあると判定すること、ならびに、周波数間および/またはRAT間測定を開始してスモールセルを検出することを含んでよい。
一実施形態では、方法は、オフロードエリア情報が、(i)中心点および半径で定義されるエリア、(ii)GPS座標のセット、(iii)いくつかのGPS座標で定義されるエリア、(iv)少なくとも1つのマクロセルのカバレッジエリア、および少なくとも1つのマクロセルの識別、(v)位置基準シンボルのリスト、(vi)1もしくは複数のPCI、(vii)1もしくは複数のセル識別、(viii)スモールセルが動作する周波数、(ix)スモールセルの無線アクセス技術、のうちのいずれか1または複数を含むことを含んでよい。
一実施形態では、方法は、オフロードエリア情報がシステム情報ブロックを介して受信されることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、カバレッジエリア判定が、WTRU位置を基準位置および半径と比較することによって、またはWTRU位置を複数の位置基準点と比較することによって行われることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、周波数間および/またはRAT間測定を開始することが、WTRUの低モビリティ状態を条件とすることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、周波数間および/またはRAT間測定を開始することが、WTRUのトラフィックレベルを条件とすることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、以下のイベント、すなわち、セル再選択、セルへのハンドオーバ、セル再選択/セルへのハンドオーバに関連するタイマの満了、ネットワークによる明示的な要求、周期的タイマの満了、有効なオフロードエリア情報が不足しているかどうかをWTRUが最後に検証したときに開始されたタイマの満了、のうちの少なくとも1つが発生したときに、WTRUにおける有効なオフロードエリア情報を検証することをさらに含んでよい。
一実施形態では、方法は、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)においてオフロードエリア情報を基地局から受信すること、オフロードエリア情報に基づいて、WTRUがスモールセルのカバレッジエリア中にあると判定すること、オフロード表示をネットワークエンティティに送信すること、周波数間および/またはRAT間測定構成を受信すること、ならびに、構成に従って周波数間および/またはRAT間測定を開始することを含んでよい。
一実施形態では、方法は、オフロードエリア情報が、(i)中心点および半径で定義されるエリア、(ii)GPS座標のセット、(iii)いくつかのGPS座標で定義されるエリア、(iv)少なくとも1つのマクロセルのカバレッジエリア、および少なくとも1つのマクロセルの識別、(v)位置基準シンボルのリスト、(vi)1もしくは複数のPCI、(vii)1もしくは複数のセル識別、(viii)スモールセルが動作する周波数、(ix)スモールセルの無線アクセス技術、のうちのいずれか1または複数を含むことを含んでよい。
一実施形態では、方法は、オフロードエリア情報がシステム情報ブロックを介して受信されることを含んでよい。
一実施形態では、方法は、カバレッジエリア判定が、WTRU位置を基準位置および半径と比較することによって、またはWTRU位置を複数の位置基準点と比較することによって行われることを含んでよい。
一実施形態では、実施形態は、オフロードエリア情報をマクロセル基地局から受信すること、オフロードエリア情報に基づいてスモールセルのカバレッジエリアに対してWTRUのカバレッジエリア判定を行うこと、およびオフロード表示をマクロセルに送信すること、を行うように構成されたワイヤレス送受信ユニット(WTRU)を備える装置を含んでよい。
一実施形態では、装置は、WTRUが、WTRU位置を基準位置および半径と比較することによって、またはWTRU位置を複数の位置基準点と比較することによって、カバレッジエリア判定を行うように構成されたことを含んでよい。
一実施形態では、装置は、オフロード表示に応答してスモールセル構成を基地局から受信するようにさらに構成されてよい。
一実施形態では、装置は、WTRUの低モビリティ状態に基づいてオフロード表示をマクロセルに送信するようにさらに構成される。
一実施形態では、装置は、WTRUのトラフィックレベルに基づいてオフロード表示をマクロセルに送信するようにさらに構成される。
一実施形態では、装置は、以下のイベント、すなわち、セル再選択、セルへのハンドオーバ、セル再選択/セルへのハンドオーバに関連するタイマの満了、ネットワークによる明示的な要求、周期的タイマの満了、有効なオフロードエリア情報が不足しているかどうかをWTRUが最後に検証したときに開始されたタイマの満了、のうちの少なくとも1つが発生したときに、有効なオフロードエリア情報を検証するようにさらに構成される。
一実施形態では、装置は、以下のトリガ、すなわち、所与のオフロードエリア情報に対して有効性タイマが満了すること、WTRUがセル外に移動すること(例えばセル再選択とハンドオーバとのいずれかにより)、WTRUがアイドルモードに移行すること、WTRUが周波数間またはRAT間ハンドオーバを実施すること、WTRUがホームネットワーク外に移動すること、WTRUが公衆ネットワークを変更すること、オフロードエリア情報を削除するようWTRUがネットワークから明示的に命じられること、WTRUがRRC状態を変更すること、WTRUが新しいオフロードエリア情報を得ること、のうちのいずれか1つに基づいて、記憶済みオフロードエリア情報を削除するようにさらに構成される。
一実施形態では、装置またはシステムが、本明細書に記載の方法のいずれかを実施するように構成されてよい。
一実施形態では、基地局または発展型NodeBが、本明細書に記載の方法のいずれかを実施するように構成されてよい。
一実施形態では、有形コンピュータ可読記憶媒体が、上記方法のいずれかを実施するためのコンピュータ実行可能命令を記憶している。
本発明の範囲を逸脱することなく、前述の方法、装置、およびシステムの変形が可能である。適用できる多様な実施形態に鑑みて、説明した実施形態は例に過ぎず後続の特許請求の範囲を限定するものと見なすべきでないことを理解されたい。例えば、本明細書に述べた例示的な実施形態はハンドヘルドデバイスを含むが、このハンドヘルドデバイスは、バッテリなど、任意の適切な電圧を提供する任意の適切な電圧源を備えるか、またはそのような電圧源と共に利用されてよい。
以上では、特徴および要素を特定の組合せで述べているが、各特徴もしくは要素を単独で、または他の特徴および要素との任意の組合せで使用できることを、当業者なら理解するであろう。加えて、本明細書に述べる方法は、コンピュータプロセッサによって実行されるようにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにおいて実施することができる。コンピュータ可読媒体の例は、電子信号(有線またはワイヤレス接続を介して伝送される)およびコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクや取外し可能ディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、および、CD−ROMディスクやディジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含むが、これらに限定されない。WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータ中で使用される、無線周波数送受信機を、プロセッサをソフトウェアとの関連で使用して実現することができる。
さらに、前述の実施形態では、プロセッサを備える、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、および他のデバイスに言及している。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(CPU)およびメモリを備えてよい。コンピュータプログラミングの当業者の慣例に従い、行為、および動作または命令の象徴表現が、様々なCPUおよびメモリによって参照される場合がある。このような行為、および動作または命令は、「実行される」、「コンピュータによって実行される」、または「CPUによって実行される」として言及される場合がある。
これらの行為、および象徴的に表現された動作または命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことは、当業者なら理解するであろう。電気システムはデータビットを表すが、これらのデータビットは、電気信号の結果的な変換または還元、および、メモリシステム中のメモリ位置におけるデータビットの維持を引き起こし、それにより、CPUの動作ならびに他の信号処理を再構成するかまたは他の方法で改変することができる。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応するかまたはデータビットを表す特定の電気的、磁気的、光学的、または有機的特性を有する物理的位置である。例示的な実施形態は前述のプラットフォームまたはCPUに限定されず、他のプラットフォームおよびCPUも、述べた方法をサポートできることを理解されたい。
データビットはまた、CPUによって読取り可能な、磁気ディスク、光ディスク、および他の任意の揮発性(例えばランダムアクセスメモリ(RAM))または不揮発性(例えば読取専用メモリ(ROM))大容量記憶システムを含めた、コンピュータ可読媒体上で維持することができる。コンピュータ可読媒体は、協働するかまたは相互接続されたコンピュータ可読媒体を含んでよく、このコンピュータ可読媒体は、処理システム上のみに存在するか、または、処理システムに対してローカルもしくはリモートであってよい複数の相互接続された処理システム間で分散される。例示的な実施形態は前述のメモリに限定されず、他のプラットフォームおよびメモリも、述べた方法をサポートできることを理解されたい。
本出願の記述において使用されるどのような要素、行為、または命令も、本発明にとってクリティカルまたは本質的なものとして明示的に記述されない限り、そのように解釈すべきではない。また、本明細書において、各冠詞「a」および「an」は、1または複数のアイテムを含むものとする。1つのアイテムだけが意図される場合は、「単一」という語または類似の言葉が使用される。さらに、複数のアイテムおよび/または複数のアイテム範疇のリストに続く「のいずれか」という語は、本明細書においては、個別に、または他のアイテムおよび/もしくは他のアイテム範疇との組合せで、アイテムおよび/またはアイテム範疇「のいずれか」、「のいずれかの組合せ」、「のいずれか複数」、および/または「の複数のいずれかの組合せ」を含むものとする。さらに、本明細書において、「セット」という語は、0を含めた任意の数のアイテムを含むものとする。さらに、本明細書において、「数」という語は、0を含めた任意の数を含むものとする。
さらに、特許請求の範囲は、述べる順序または要素に限定されるという趣旨で記述されない限り、そのように限定されるものとして読まれるべきではない。加えて、任意の請求項における「手段」という語の使用は、米国特許法第112条第6段落を行使するものとし、単語「手段」を含まない任意の請求項は、そうでないものとする。