JP5884588B2 - 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5884588B2 JP5884588B2 JP2012065622A JP2012065622A JP5884588B2 JP 5884588 B2 JP5884588 B2 JP 5884588B2 JP 2012065622 A JP2012065622 A JP 2012065622A JP 2012065622 A JP2012065622 A JP 2012065622A JP 5884588 B2 JP5884588 B2 JP 5884588B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- toner
- developer
- developing
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
また、電子写真方式を用いた画像形成方法は、従来のオフィスでの利用からオンデマンド印刷領域での利用が広がりを見せており、高画質、高信頼性の高速カラー化が求められている。低エネルギー定着の観点から、結晶性又は非結晶性のポリエステル樹脂を用いたトナーが提案されている。
特許文献1は、結晶性ポリエステル樹脂などと着色剤とターフェニル化合物とを含むことを特徴とする静電荷像現像用トナーを開示している。
特許文献2は、光によりエマルション凝集トナーを硬化定着させる静電記録装置を開示する。詳しくは、特定範囲の平均粒径を有し、結晶性ポリエステル樹脂と非結晶性ポリエステル樹脂及び光開始剤を含有するトナーを用いて、特定範囲のトナー堆積高さに現像した後、光によりトナーを硬化する画像形成装置を開示している。
特許文献3は、不飽和ポリエステル樹脂を含むエマルション凝集トナーにおいて、不飽和ポリエステル樹脂の架橋を開始しうるポリマー状又はオリゴマー状のヒドロシキケトン光開始剤を含むトナーを開示する。
本発明は、上記の課題を解決しようとするものであり、画像の強度及び画像の可撓性に共に優れた静電荷像現像用トナーを提供することを目的とする。本発明は、併せて、画像の強度及び可撓性に優れたトナー画像を与える画像形成方法を提供することを目的とする。
<2>前記芳香族化合物として、ビスアシルホスフィンオキサイド化合物を含む、<1>に記載の静電荷像現像用トナー、
<3>前記芳香族化合物として、ジフェニル化合物、ターフェニル化合物、及びクオターフェニル化合物よりなる群から選ばれた化合物を含む、<1>又は<2>に記載の静電荷像現像用トナー、
<4>前記芳香族化合物として、m−ターフェニルを含む、<1>〜<3>のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナー、
<5>前記不飽和ポリエステル樹脂が、非結晶性ポリエステル樹脂及び/又は結晶性ポリエステル樹脂である、<1>〜<4>のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナー、
<6>前記不飽和ポリエステル樹脂の結着樹脂中の含有量が50〜80重量%である、<1>〜<5>のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナー、
<7><1>〜<6>のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナーを含有することを特徴とする静電荷像現像用現像剤、
<8><1>〜<6>のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナーを含有することを特徴とするトナーカートリッジ、
<9><7>に記載の静電荷像現像用現像剤を含有することを特徴とする現像剤カートリッジ、
<10>像保持体と、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、を備え、前記現像剤が、<8>に記載の静電荷像現像用現像剤であることを特徴とするプロセスカートリッジ、
<11>像保持体と、前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、前記現像されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、前記転写されたトナー像を定着する定着手段と、を備え、前記現像剤が、<7>に記載の静電荷像現像用現像剤であることを特徴とする画像形成装置、
<12>前記転写されたトナー像に紫外線を照射する紫外線照射手段をさらに備える<11>に記載の画像形成装置、
<13>像保持体の表面を帯電させる帯電工程と、前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像工程と、前記現像されたトナー像を被転写体に転写する転写工程と、前記転写されたトナー像を定着する定着工程と、を含み、前記現像剤が、<7>に記載の静電荷像現像用現像剤であることを特徴とする画像形成方法、
<14>前記転写されたトナー像に紫外線を照射する紫外線照射工程をさらに含む、<13>に記載の画像形成方法、
<15>前記転写されたトナー像を加熱定着する定着工程と紫外線照射工程を同時に行う、<14>に記載の画像形成方法。
上記の<2>に記載の発明によれば、前記芳香族化合物がビスアシルホスフィンオキサイド化合物以外である場合に比して、得られる画像の強度と可撓性により優れた静電荷像現像用トナーが提供される。
上記の<3>に記載の発明によれば、他の芳香族化合物である場合に比して、得られる画像の強度と可撓性により優れた静電荷像現像用トナーが提供される。
上記の<4>に記載の発明によれば、m−ターフェニル以外の場合に比して、得られる画像の強度と可撓性に特に優れた静電荷像現像用トナーが提供される。
上記の<5>に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、得られる画像の強度と可撓性に優れ、かつ、低温定着が可能な静電荷像現像用トナーが提供される。
上記の<6>に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、得られる画像の強度と可撓性に優れた静電荷像現像用トナーが提供される。
上記の<7>に記載の発明によれば、不飽和ポリエステル樹脂の配合量がこの数値範囲外の場合に比して、得られる画像の強度と可撓性に優れた静電荷像現像用現像剤が提供される。
上記の<8>に記載の発明によれば、本構成を有さない場合に比して、得られる画像の強度と可撓性に優れたトナーカートリッジが提供される。
上記の<9>に記載の発明によれば、本構成を有さない場合に比して、得られる画像の強度と可撓性に優れた現像剤カートリッジが提供される。
上記の<10>に記載の発明によれば、本構成を有さない場合に比して、得られる画像の強度と可撓性に優れたプロセスカートリッジが提供される。
上記の<11>に記載の発明によれば、本構成を有さない場合に比して、得られる画像の強度と可撓性に優れた画像形成装置が提供される、
上記の<12>に記載の発明によれば、紫外線照射手段を有しない場合に比して、得られる画像の強度と可撓性により優れた画像形成装置が提供される、
上記の<13>に記載の発明によれば、本構成を有さない場合に比して、得られる画像の強度と可撓性に優れた画像形成方法が提供される。
上記の<14>に記載の発明によれば、紫外線照射工程を有しない場合に比して、得られる画像の強度と可撓性により優れた画像形成方法が提供される。
なお、本明細書において、数値範囲を表す「下限〜上限」の記載は、「下限以上、上限以下」を表し、「上限〜下限」の記載は、「上限以下、下限以上」を表す。すなわち、上限及び下限を含む数値範囲を表す。
本実施形態の静電荷像現像用トナーは、結着樹脂、2以上の芳香環を有する芳香族化合物、着色剤、離型剤及び重合開始剤を含有し、前記結着樹脂がエチレン性不飽和基を有する不飽和ポリエステル樹脂を含有し、前記芳香族化合物が、ベンゾフェノン化合物、ビスアシルホスフィンオキサイド化合物、ジフェニル化合物、ターフェニル化合物、及び、クオターフェニル化合物よりなる群から選ばれた化合物であり、前記重合開始剤が、脂肪族アゾ系熱重合開始剤であるか、又は、ビスアシルホスフィンオキサイド系光重合開始剤であることを特徴とする。
以下、上記の実施形態について、詳しく説明する。
(不飽和ポリエステル樹脂)
本実施形態の静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」ともいう。)は、結着樹脂として、エチレン性不飽和基を有する不飽和ポリエステル樹脂(以下、単に「不飽和ポリエステル樹脂」ともいう。)を含有する。
不飽和ポリエステル樹脂は、ポリオール(本実施形態において、「多価アルコール」ともいう。)成分とポリカルボン酸(本実施形態において「多価カルボン酸」)成分から重縮合により合成される。不飽和ポリエステル樹脂が有するエチレン性不飽和基は、どちらの単量体単位にあるか特に制限はないが、コストや反応性の観点から、ポリカルボン酸に由来する残基がエチレン性不飽和基を含むことが好ましい。
なお、前記不飽和ポリエステル樹脂として市販品を使用してもよいし、適宜合成したものを使用してもよい。
不飽和ポリエステル樹脂は、非結晶性ポリエステル樹脂及び/又は結晶性ポリエステル樹脂であり、結晶性ポリエステル樹脂又は非結晶性樹脂の少なくとも片方に含有されていればよいが、非結晶性ポリエステル樹脂であることが好ましい。
三価以上のカルボン酸としては、例えば、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸等、及びこれらの無水物やこれらの低級アルキルエステルなどが挙げられる。ここで、「低級アルキルエスエル」とは、炭素数が1〜5のアルコールとのエスエルを意味する。
これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
三価以上の多価アルコールとしては、例えば、ソルビトール、ペンタエリスリトール、グリセロール、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
本実施形態には、ポリエステル樹脂として、非結晶性ポリエステル樹脂を単独に使用してもよく、非結晶性ポリエステル樹脂に結晶性ポリエステル樹脂を併用することも好ましい。
また、結着樹脂の一部として結晶性ポリエステル樹脂を用いることにより、トナーに低温定着性を付与することができる。
本実施形態において、結着樹脂として、エチレン性不飽和基を有する非結晶性ポリエステル樹脂と結晶性ポリエステル樹脂とを併用することが好ましい。この場合、結晶性ポリエステル樹脂の非結晶性ポリエステル樹脂に対する配合量は、非結晶性ポリエステル樹脂の全量に対して、2〜20重量であることが好ましい。
以下、結晶性ポリエステル樹脂及び非結晶性ポリエステル樹脂について詳しく説明する。
また、非結晶性樹脂のガラス転移温度は、ASTM D3418−82に規定された方法(DSC法)で測定した値をいう。
非結晶性ポリエステル樹脂のガラス転移温度Tgは、40〜80℃であることが好ましく、50〜65℃であることがより好ましい。Tgが40℃以上であると、高温度域においても結着樹脂自体の凝集力が保持され、定着の際にホットオフセットを抑制することができる。また、Tgが80℃以下であると、十分な溶融が得られ、最低定着温度を低くすることができる。
脂肪族ジオールとしては、具体的には、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,18−オクタデカンジオール、1,14−エイコサンデカンジオールなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらのうち、入手容易性を考慮すると1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオールが好ましい。
三価以上のアルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価アルコール成分のうち、前記脂肪族ジオール成の含有量が80モル%以上であることが好ましく、90モル%以上であることがより好ましい。前記脂肪族ジオール成の含有量が80モル%以上であると、ポリエステル樹脂の結晶性に優れ、融点が適度であるため、耐トナーブロッキング性、画像保存性、及び、低温定着性に優れる。
非結晶性ポリエステル樹脂(「非晶性ポリエステル樹脂」ともいう。)では、原料モノマーとして、二価以上の第二級アルコール及び/又は二価以上の芳香族カルボン酸化合物が好ましい。二価以上の第二級アルコールとしては、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、グリセロール等が挙げられる。これらの中では、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物が好ましい。
二価以上の芳香族カルボン酸化合物としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸及びトリメリット酸が好ましく、テレフタル酸及びトリメリット酸がより好ましい。
ポリエステル樹脂は、上記ポリオールとポリカルボン酸を直接重縮合する場合には、例えば、上記ポリオールとポリカルボン酸、必要に応じて触媒を入れ、温度計、撹拌器、流下式コンデンサを備えた反応容器に配合し、不活性ガス(窒素ガス等)の存在下、150℃〜250℃で加熱し、副生する低分子化合物を連続的に反応系外に除去し、所定の酸価に達した時点で反応を停止させ、冷却し、目的とする反応物を取得することによって製造される。
本実施形態のトナーにおける結着樹脂の酸価は、2〜20mgKOH/gであることが好ましく、2〜15mgKOH/gであることがより好ましく、5〜12mgKOH/gであることが更に好ましい。上記範囲であると、トナーの造粒性に優れ、また、帯電量環境依存性により優れる。
なお、本実施形態における酸価及び水酸基価の測定は、以下の方法により行う。
酸価及び水酸基価は、JIS K0070−1992に定められた方法(電位差滴定法)に準じて測定した値を採用する。ただし、サンプルが溶解しない場合は溶媒にジオキサン、テトラヒドロフラン等の溶媒を用いる。
本実施形態のトナーは、2以上の芳香環を有する芳香族化合物を少なくとも1種を含有し、具体的には、前記芳香族化合物は、ベンゾフェノン化合物、ビスアシルホスフィンオキサイド化合物、ジフェニル化合物、ターフェニル化合物、及び、クオターフェニル化合物よりなる群から選ばれる。
これらの化合物群について、以下順に説明する。
ベンゾフェノン化合物は、ベンゾフェノン及びその誘導体を含む。すなわち、無置換のベンゾフェノン、及び、ベンゾフェノンのフェニル基に少なくとも1つの置換基を有する誘導体が含まれる。ここで、許容される置換基には、不活性の置換基が好ましく、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、置換アミノ基(モノ又はジ低級アルキル置換体が含まれる。)、が例示できる。
ベンゾフェノン化合物は、パーオキシ基を有しないことが好ましい。また、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物のような、化学的な反応性を有するものでないことが好ましい。
ベンゾフェノン化合物としては、無置換のベンゾフェノンが好ましい。
この化合物は、トナー中で可塑剤として機能する他に、光ラジカル発生の増感剤として機能し、光重合開始剤と併用されて、不飽和ポリエステル中のエチレン性不飽和結合を付加重合に寄与する。
ビスアシルホスフィンオキサイド化合物は、好ましくは、以下の式(1)で表される。
この化合物は、トナー中で可塑剤として機能する他に、光ラジカル発生剤であって、不飽和ポリエステル中のエチレン性不飽和結合を付加重合を開始する。
具体例としては、ビス(2,6−ジクロロベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジクロロベンゾイル)−2,5−ジメチルフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジクロロベンゾイル)−4−エトキシフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジクロロベンゾイル)−4−プロピルフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジクロロベンゾイル)−2−ナフチルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジクロロベンゾイル)−1−ナフチルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジクロロベンゾイル)−4−クロロフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジクロロベンゾイル)−2,4−ジメトキシフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジクロロベンゾイル)デシルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジクロロベンゾイル)−4−オクチルフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2,5−ジメチルフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジクロロ3,4,5−トリメトキシベンゾイル)−2,5−ジメチルフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジクロロ−3,4,5−トリメトキシベンゾイル)−4−エトキシフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2−メチル−1−ナフトイル)−2,5−ジメチルフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2−メチル−1−ナフトイル)−4−エトキシフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2−メチル−1−ナフトイル)−2−ナフチルホスフィンオキサイド、ビス(2−メチル−1−ナフトイル)−4−プロピルフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2−メチル−1−ナフトイル)−2,5−ジメチルフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2−メトキシ−1−ナフトイル)−4−エトキシフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2−クロロ−1−ナフトイル)−2,5−ジメチルフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキサイド等が挙げられる。
ジフェニル化合物は、ビフェニル化合物と同義である。
ジフェニル化合物は、フェニル基2個が直接結合した化合物であり、1以上の置換基で置換された化合物を含む。ここで、許容される置換基には、化学的に不活性の置換基が好ましく、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、置換アミノ基(モノ又はジ低級アルキル置換体が含まれる。)が例示できる。
ジフェニル化合物としては、無置換のジフェニル(ビフェニル)が好ましい。
ジフェニル化合物は、パーオキシ基を有しないことが好ましい。
ターフェニル化合物は、フェニル基3個が直接結合した化合物であり、1以上の置換基で置換された化合物を含む。ここで、許容される置換基には、化学的に不活性の置換基が好ましく、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、置換アミノ基(モノ又はジ低級アルキル置換体が含まれる。)が例示できる。
ターフェニル化合物としては、無置換のターフェニルが好ましく、m−ターフェニル及びo−ターフェニルが好ましく、m−ターフェニルが特に好ましい。いずれの化合物も市販品として入手できる。
ターフェニル化合物の詳細な説明は、特開2006−330278号公報に一般式(1)及び(2)として記載されている。
クオーターフェニルは、クァテルフェニルと同義であり、4つのフェニル基が直接線状に結合した化合物である。クオーターフェニル化合物には、種々の構造異性体があるが、好ましくは、p−クオーターフェニルが好ましく、下記の式(3)で表される。この化合物は市販品として入手できる。
加えて、前述のビスアシルホスフィンオキサイド系光重合開始剤及びアゾ系熱重合開始剤の併用も好ましい態様である。
本実施形態において、トナーは、重合開始剤を含有する。重合開始剤は、不飽和ポリエステルのエチレン性不飽和基を付加重合する機能を有し、熱重合開始剤と光重合開始剤に大別される。本実施形態では、脂肪族アゾ系熱重合開始剤であるか、又は、ビスアシルホスフィンオキサイド系光重合開始剤である。
前述したように、2以上の芳香環を有する芳香族化合物としてビスアシルホスフィンオキサイド化合物を使用する場合には、この化合物が光重合開始剤を兼ねる。
(熱重合開始剤)
本実施形態において、静電荷像現像用トナーは熱重合開始剤又は光重合開始剤を含有する。熱重合開始剤としては、熱ラジカル重合開始剤が用いられ、脂肪族アゾ系熱重合開始剤が使用される。ただし、他の熱重合開始剤の併用を妨げるものではない。
他の熱ラジカル重合開始剤としては、有機過酸化物好ましく例示される。
脂肪族アゾ系熱重合開始剤は、芳香族基を含まず、アゾ基を含む化合物であって、熱重合開始剤として公知の化合物が使用される。その具体例には、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビスプロピオニトリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、2,2’−アゾビスイソ酪酸ジメチル、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミドオキシム)、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]、2,2’−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス(N−シクロヘキシル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)が含まれる。
静電荷像現像用トナーにおける熱重合開始剤の含有量は、トナーの全重量に対し、0.01〜10重量%であることが好ましく、0.1〜3重量%であることがより好ましい。
前述の2以上の芳香環を有する芳香族化合物として説明した内容と同じであるから、重複を割愛する。
2以上の芳香環を有する芳香族化合物及び重合開始剤は、結着樹脂と共に有機溶媒に溶解し、この溶液に水を滴下して転相乳化することが好ましい。
前記トナー母粒子は、着色剤を含有する。
本実施形態のトナーに用いられる着色剤としては、例えば、マグネタイト、フェライト等の磁性粉、カーボンブラック、ランプブラック、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、デュポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、ウルトラマリンブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオキサレート等の種々の顔料、又は、アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、チオインジコ系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、チオインジコ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアジン系、チアゾール系、キサンテン系等の各種染料を1種単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
また、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー17、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等を例示することができる。
前記トナー母粒子は、離型剤を含有する。
本実施形態に用いられる離型剤は、特に制限はなく、公知のものが用いられ、次のようなワックスが好ましい。
パラフィンワックス及びその誘導体、モンタンワックス及びその誘導体、マイクロクリスタリンワックス及びその誘導体、フィッシャートロプシュワックス及びその誘導体、ポリオレフィンワックス及びその誘導体等が挙げられる。誘導体とは、酸化物、ビニルモノマーとの重合体、グラフト変性物を含む。この他に、アルコール、脂肪酸、植物系ワックス、動物系ワックス、鉱物系ワックス、エステルワックス、酸アミド等も用いられる。
本実施形態のトナーにおいて、離型剤は、定着性、トナーブロッキング性、トナー強度等の観点から選択される。離型剤の添加量は、特に制限はないが、トナー母粒子に含まれる結着樹脂100重量部に対して、2〜20重量部の範囲内が好適である。
前記着色粒子には、上記したような成分以外にも、更に必要に応じて内添剤、帯電制御剤等の種々の成分を添加してもよい。
内添剤としては、例えば、フェライト、マグネタイト、還元鉄、コバルト、ニッケル、マンガン等の金属、合金、又はこれら金属を含む化合物などの磁性体等が挙げられる。
帯電制御剤としては、例えば、第四級アンモニウム塩化合物、ニグロシン系化合物、アルミ、鉄、クロムなどの錯体からなる染料、トリフェニルメタン系顔料等が挙げられる。
トナー母粒子の製造は、例えば、結着樹脂、2以上の芳香環を有する芳香族化合物、着色剤、離型剤、及び重合開始剤、並びに、必要に応じて帯電制御剤等とを混練、粉砕、分級する混練粉砕法;混練粉砕法にて得られた粒子を機械的衝撃力又は熱エネルギーにて形状を変化させる方法;結着樹脂を乳化して分散した分散液と、2以上の芳香環を有する芳香族化合物、着色剤、離型剤、及び、必要に応じて帯電制御剤等の分散液とを混合し、凝集、加熱融着させ、トナー粒子を得る乳化凝集法;結着樹脂の重合性単量体を乳化重合させ、形成された分散液と、2以上の芳香環を有する芳香族化合物、着色剤、離型剤、及び、必要に応じて帯電制御剤等の分散液とを混合し、凝集、加熱融着させ、トナー粒子を得る乳化重合凝集法;結着樹脂を得るための重合性単量体と、2以上の芳香環を有する芳香族化合物、着色剤、離型剤、及び、必要に応じて帯電制御剤等の溶液とを水系溶媒に懸濁させて重合する懸濁重合法;結着樹脂と着色剤、離型剤、及び、必要に応じて帯電制御剤等の溶液とを水系溶媒に懸濁させて造粒する溶解懸濁法;等が使用できる。また、上記方法で得られたトナー母粒子をコアにして、更に凝集粒子を付着、加熱融合してコアシェル構造を持たせる製造方法を行ってもよい。
これらの中でも、本実施形態のトナーは、乳化凝集法、又は、乳化重合凝集法により得られたトナー(乳化凝集トナー)であることが好ましい。
さらに、転相乳化の際に重合開始剤を樹脂に内包させる方法が好ましい。具体的には、樹脂と重合開始剤を溶剤中に添加して後、水を滴下することにより重合開始剤を含有する乳化粒子を得ることができる。
なお、前記形状係数SF1の平均値(平均形状係数)は、250倍に拡大した1,000個のトナー像を光学顕微鏡から画像解析装置(LUZEX III、(株)ニレコ製)に取り込み、その最大長及び投影面積から、個々の粒子について前記SF1の値を求め平均したものである。
本実施形態の静電荷像現像用トナーは、静電荷像現像用現像剤として好適に使用される。
本実施形態の静電荷像現像用現像剤は、本実施形態の静電荷像現像用トナーを含有すること以外は、特に制限はなく、目的に応じて適宜の成分組成を取りうる。本実施形態の静電荷像現像用トナーを、単独で用いると一成分系の静電荷像現像用現像剤として調製され、また、キャリアと組み合わせて用いると二成分系の静電荷像現像用現像剤として調製される。
一成分系現像剤として、現像スリーブ又は帯電部材と摩擦帯電して、帯電トナーを形成して、静電潜像に応じて現像する方法も適用される。
前記樹脂による被膜は、前記樹脂中に樹脂粒子及び/又は導電性粒子が分散されていることが好ましい。前記樹脂粒子としては、例えば、熱可塑性樹脂粒子、熱硬化性樹脂粒子等が挙げられる。これらの中でも、比較的硬度を上げることが容易な観点から熱硬化性樹脂が好ましく、トナーに負帯電性を付与する観点からは、N原子を含有する含窒素樹脂による樹脂粒子が好ましい。なお、これらの樹脂粒子は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。前記樹脂粒子の平均粒径としては、0.1〜2μmが好ましく、0.2〜1μmがより好ましい。前記樹脂粒子の平均粒径が0.1μm以上であると、前記被膜における樹脂粒子の分散性に優れ、一方、2μm以下であると、前記被膜から樹脂粒子の脱落が生じにくい。
具体的には前記キャリア芯材を、前記被膜形成用液に浸漬する浸漬法、被膜形成用液を前記キャリア芯材の表面に噴霧するスプレー法、前記キャリア芯材を流動エアーにより浮遊させた状態で前記被膜形成用液を混合し、溶媒を除去するニーダーコーター法等が挙げられる。これらの中でも、本実施形態において、ニーダーコーター法が好ましい。
なお、電気抵抗(体積固有抵抗)は以下のように測定する。
エレクトロメーター(KEITHLEY社製、商品名:KEITHLEY 610C)及び高圧電源(FLUKE社製、商品名:FLUKE 415B)と接続された一対の20cm2の円形の極板(鋼製)である測定治具の下部極板上に、サンプルを厚さ約1mm〜3mmの平坦な層を形成するように載置する。次いで上部極板をサンプルの上にのせた後、サンプル間の空隙をなくすため、上部極板上に4kgの重しをのせる。この状態でサンプル層の厚さを測定する。次いで、両極板に電圧を印加することにより電流値を測定し、次式に基づいて体積固有抵抗を計算する。
体積固有抵抗=印加電圧×20÷(電流値−初期電流値)÷サンプル厚
上記式中、初期電流は印加電圧0のときの電流値であり、電流値は測定された電流値を示す。
次に、本実施形態に係る静電荷像現像用トナーを用いた本実施形態に係る画像形成装置及び画像形成方法について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体(感光体)と、前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、前記現像されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、前記転写されたトナー像を定着する定着手段とを備え、前記現像剤が、本実施形態の静電荷像現像用現像剤であることを特徴とする。
また、本実施形態に係る画像形成方法は、像保持体の表面を帯電させる帯電工程と、前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像工程と、前記現像されたトナー像を被転写体に転写する転写工程と、前記転写されたトナー像を定着する定着工程とを備え、前記現像剤が、本実施形態の静電荷像現像用現像剤であることを特徴とする。
以下、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示すが、これに限定されるわけではない。なお、図に示す主用部を説明し、その他はその説明を省略する。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収められたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーが供給される。
なお、1次転写ローラ5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、1次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各1次転写ローラに印加する転写バイアスを可変する。
感光体1Yは、導電性(20℃における体積抵抗率:1×10-6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂程度の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー印字パターンの静電荷像が感光体1Yの表面に形成される。
このようにして感光体1Y上に形成された静電荷像は、感光体1Yの走行に従って予め定められた現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電荷像が、現像装置4Yによって可視像(現像像)化される。
現像効率、画像粒状性、階調再現性等の観点から、直流成分に交流成分を重畳させたバイアス電位(現像バイアス)を現像剤保持体に付与してもよい。具体的には、現像剤保持体直流印加電圧Vdcを−300乃至−700Vとしたとき、現像剤保持体交流電圧ピーク幅Vp−pを0.5乃至2.0kVの範囲としてもよい。
イエローのトナー像が形成された感光体1Yは、引続き予め定められた速度で走行され、感光体1Y上に現像されたトナー像が予め定められた1次転写位置へ搬送される。
一方、感光体1Y上に残留したトナーはクリーニング装置6Yで除去されて回収される。
こうして、第1のユニット10Yにてイエロートナー像の転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4のユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が重ねられて多重転写される。
なお、熱重合開始剤を配合したトナーでは、熱定着の工程で不飽和ポリエステル樹脂の硬化が達成される。
また、紫外線照射手段32としては、光重合開始剤による重合反応を生じさせることのできる波長の紫外線を照射可能であれば特に限定されず、例えば、メタルハライドランプ(波長範囲:200nm以上600nm以下)、又は、LED−UVであれば選択波長は365/375/385nmのいずれかが挙げられる。
図2において、定着手段115の一対の加熱ロールの少なくとも片方を紫外線透過性にして、紫外線照射手段120をこのロールに内蔵させてもよい。
本実施形態において、トナーが光重合開始剤を含有する場合、転写されたトナー像を加熱定着する工程と紫外線照射工程を同時に行うことが好ましい。
照射する紫外線の波長は、上記のビスアシルホスフィンオキサイドが吸収する波長範囲の光を含むことが好ましく、200〜600nmの成分を含有することがより好ましく、350〜450nmの波長成分を含むことが特に好ましい。
前記の露光工程に用いることができる光源としては、特に制限はないが、水銀ランプ、メタルハライドランプ、LED−UV光源が好ましく例示できる。
また、前記露光工程における光の露光量は、不飽和ポリエステル樹脂が硬化する量であればよいが、10〜4,000mJ/cm2であることが好ましく、20〜2,500mJ/cm2であることがより好ましい。
なお、上記例示した画像形成装置は、中間転写ベルト20を介してトナー像を記録紙Pに転写する構成となっているが、この構成に限定されるものではなく、感光体から直接トナー像が記録紙に転写される構造であってもよい。
図2は、本実施形態に係る静電荷像現像剤を収容するプロセスカートリッジの好適な一例の実施形態を示す概略構成図である。プロセスカートリッジ200は、現像装置111とともに、感光体107、帯電ローラ108、感光体クリーニング装置113、露光のための開口部118、及び、除電露光のための開口部117を取り付けレール116を用いて組み合わせ、そして一体化したものである。なお、図2において符号300は被転写体を示す。
そして、このプロセスカートリッジ200は、転写装置112と、定着装置115と、紫外線照射手段120と、図示しない他の構成部分とから構成される画像形成装置本体に対して着脱自在としたものであり、画像形成装置本体とともに画像形成装置を構成するものである。
加熱乾燥した二口フラスコに、ポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン25モル部、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン25モル部、テレフタル酸6.4モル部、フマル酸32.1モル部、n−ドデセニルコハク酸11.5モル部、酸成分(テレフタル酸、フマル酸、n−ドデセニルコハク酸の合計モル数 50モル)に対して0.05モル部のジブチルスズオキサイドを入れ、容器内に窒素ガスを導入して不活性雰囲気に保ち昇温した後、150℃〜230℃で12時間〜20時間共縮重合反応させ、その後210℃〜250℃で除々に減圧して非晶性不飽和ポリエステル樹脂を合成した。
得られた非晶性不飽和ポリエステル樹脂3,000重量部、熱重合開始剤V−40 90重量部、ビフェニル(DP)60重量部、イオン交換水10,000重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム90重量部を、高温、高圧乳化装置(キャビトロンCD1010)の乳化タンクに投入した後、130℃に加熱溶融後、110℃で流量3L/m、10,000rpmで30分間分散させ、冷却タンクを通過させて固形分30%、体積平均粒径D50vが120nmである、V−40及びビフェニルを含有する非晶性不飽和ポリエステル樹脂粒子分散液Aを作製した。
ここで、V−40は、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)(10時間半減期温度88℃)(和光純薬工業(株)製)である。
加熱乾燥した三口フラスコに、1,10−ドデカン二酸230部、1,9−ノナンジオール160部、及び、触媒としてジブチル錫オキサイド0.2部を入れ、その後減圧操作により、三口フラスコ内の空気を窒素に置換して不活性雰囲気下として、機械撹拌により180℃、5時間撹拌し、且つ還流して反応を進行させた。反応中は、反応系内において生成した水を留去した。その後、減圧下において235℃まで徐々に昇温し、2時間撹拌して粘稠な状態となったところでGPCにて分子量を確認し、重量平均分子量28,500になったところで、減圧蒸留を停止し結晶性ポリエステル樹脂を得た。
この結晶性ポリエステル樹脂100部と、重合開始剤V−40を3.0部、酢酸エチル35部、及びイソプロピルアルコール35部をセパラブルフラスコに入れ、これを75℃で充分混合、溶解した後、10%アンモニア水溶液を5.5部滴下した。加熱温度を60℃に下げ、撹拌しながらイオン交換水を送液ポンプを用いて送液速度6g/minで滴下し、液が白濁したのち、送液速度25g/minに上げ、総液量が400部になったところで、イオン交換水の滴下を止めた。その後、減圧下で溶媒の除去を行い、結晶性ポリエステル樹脂粒子分散液Bを得た。得られた結晶性ポリエステル樹脂粒子の体積平均粒径は140nmであり、その後蒸留水を加えポリエステル樹脂粒子の固形分濃度を25%に調整した。実施例17〜24において、ポリエステル分散液Bとして使用した。
また、上記の転相乳化において、重合開始剤V−40を3.0部使用する代わりに、IRG819を3.0部使用して得られた分散液をポリエステル分散液Bとして、実施例25〜32において使用した。
シアン顔料(銅フタロシアニンB15:3:大日精化工業(株)製) 45重量部
イオン性界面活性剤ネオゲンRK(第一工業製薬(株)製) 5重量部
イオン交換水 200重量部
以上を混合溶解し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックス)により10分間分散し、中心径170nmの着色剤分散液1を得た。
ポリアルキレンFNP0092(融解温度92℃、日本精蝋(株)製) 45重量部
カチオン性界面活性剤ネオゲン RK(第一工業製薬(株)製) 5重量部
イオン交換水 200重量部
以上を100℃に加熱して、IKA社製ウルトラタラックスT50にて十分に分散後、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーで分散処理し、中心径180nm、固形分量25%の離型剤分散液1を得た。
V40:1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)(和光純薬工業(株)製)
IRG819:ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド(IRGACURE819、チバ・ジャパン社製)
(トナー1の作製)
・イオン交換水:290部
・非晶性不飽和ポリエステル樹脂粒子分散液A:547重量部
・着色剤分散液:85重量部
・離型剤分散液1:94重量部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株):ネオゲンRK、20重量%): 2.8部
上記成分を、温度計、pH計、撹拌機を具備した反応容器に入れ、外部からマントルヒーターで温度制御しながら、温度30℃、撹拌回転数150rpmにて、30分間保持した。その後0.3N硝酸水溶液を添加し、凝集工程でのpHを3.0に調整した。
ホモジナイザー(IKAジャパン社製:ウルトラタラクスT50)で分散しながら、PAC(ポリ塩化アルミニウム、浅田化学工業(株)製:♯100)0.7部をイオン交換水7部に溶解させたPAC水溶液を添加した。その後、撹拌しながら、50℃まで昇温し、コールターマルチサイザーII(アパーチャー径:50μm、コールター社製)にて粒径を測定し、体積平均粒径を5.0μmとした。その後非晶性不飽和ポリエステル樹脂分散液A93部を追添加し、凝集粒子の表面に樹脂粒子を付着(シェル構造)させた。
続いて、10重量%のNTA(ニトリロ三酢酸)金属塩水溶液(キレスト70:キレスト(株)製)を20部加えた後、1Nの水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを9.0にした。その後、昇温速度を1.0℃/分にして75℃まで昇温し、75℃で3時間保持した後、冷却し、濾過して粗トナー粒子を得た。これを更にイオン交換水にて再分散し、濾過することを繰り返して、濾液の電気伝導度が20μS/cm以下となるまで洗浄を行った後、40℃のオーブン中で5時間真空乾燥して、トナー粒子を得た。
得られたトナー粒子100重量部に対して疎水性シリカ(日本アエロジル(株)製、RY50)を1.5重量部と疎水性酸化チタン(日本アエロジル(株)製、T805)を1.0重量部とを、サンプルミルを用いて10,000rpmで30秒間混合ブレンドした。その後、目開き45μmの振動篩いで篩分してトナー(1)を調製した。得られたトナー(1)の体積平均粒子径は6.1μmであった。
・トルエン:14部
・スチレン−メチルメタクリレート共重合体(成分比:80/20(重量比)、重量平均分子量:70,000):2部
・MZ500(酸化亜鉛、チタン工業(株)):0.6部
上記成分を混合し、10分間スターラーで撹拌させて酸化亜鉛が分散した被覆層形成用溶液を調製した。次に、この被覆液とフェライト粒子(体積平均粒径:38μm)100部とを真空脱気型ニーダーに入れて、60℃において30分撹拌した後、更に加温しながら減圧して脱気し、乾燥させることによりキャリアを作製した。
得られたキャリアとトナー(1)とを、それぞれ100部:8部の割合でVブレンダーで混合し、現像剤(1)を作製した。なお、トナー(1)中のジメチルアクリルアミドの含有量を測定したところ、1.8%であった。
熱重合開始剤はそのまま使用して、2以上の芳香環を有する芳香族化合物を表1の実施例2〜8に示すように変化させ、実施例1と同じ重量部配合した以外は、実施例1と同様にして、トナー2〜8を作製して、引き続いて、実施例1と同様にして、現像剤2〜8として、実施例2〜8で使用した。
熱重合開始剤V−40に替えて光重合開始剤IRGACURE819を同じ重量部使用し、さらに2以上の芳香環を有する芳香族化合物を表1の実施例9〜16に示すように配合する以外は、実施例1と同様にして、トナー9〜16を作製して、実施例9〜16で使用した。
トナー粒子1〜16において、非結晶性ポリエステル粒子分散液Aを使用する代わりに、非結晶性ポリエステル粒子分散液Aの91重量部と結晶性ポリエステル粒子分散液Bの9重量部との混合物を使用する以外は、同様にして、トナー17〜32及び現像剤17〜32を作製した。分散液Aと分散液Bとには、V−40又はIRG819を共通の開始剤として配合した。
非晶性不飽和ポリエステル樹脂粒子分散液Aの作製例において、熱重合開始剤V−40を使用せずに、ビフェニルのみを配合した非晶性不飽和ポリエステル樹脂粒子分散液Cを作製し、同分散液Aの代わりに同量使用した以外は、トナー1の作製と同様の方法で比較トナー1及び比較現像剤1を作製した。
定着画像の画質評価には、上記の現像剤A1〜A32、及び、比較現像剤1を使用し、富士ゼロックス(株)製のDocu Centre Color f450の改造機において、2ロール型の定着機を改造し、定着ロール温度を130℃として、プロセススピードを60mm/secに調整した。また、光重合開始剤を含有するトナー9〜16及び25〜32においては、UV−LEDランプ(NCCU033:日亜化学(株)製)から紫外線を1秒間照射した(照度:350mW/cm2)。
(柔軟性試験)
ISO−1594に記載のマンドレル法に従い試験した。
(1)屈曲試験装置としては、手で持って曲げる装置を使用した。
(2)マンドレル
マンドレルの直径は、2mmであった。
(3)試験板
約100mm×50mmの長方形で厚みが0.3mmもしくは1mmとした。
(4)測定
マンドレルの径を2mmとした装置に充填した(径が小さいので大きなストレス条件となる)。画像面がマンドレルとは逆にくるように、試験片を固定した。1〜2秒かけてハンドルを引き、180°倒した。塗膜面にヒビや割れがないか確認する。必要なら、さらに細い径で試験する。目視観察を行った。試験片の端から10mm以内の塗膜面は無視して、画像の割れ及び素地からのはがれを確認した。
評価基準は以下の通りとした。
5:画像欠損が目視上全く無く、実使用上問題無い
4:ごく僅かな画像欠損が目視で確認されるが、実使用上問題無い
3:画像欠損が目視で確認されるが、実使用上許容できる。
2:画像欠損が目視で確認され、許容できない。
上記の実施例1〜32で作製したシアンの現像剤を用い、A4用紙にシアンのベタ画像を印刷した後、ISO−15184に記載の方法により、鉛筆硬度試験を行った。得られた結果を表1にまとめた。
なお、鉛筆硬度試験評価は、9H〜6Bの鉛筆にて画像を引っかき、画像が削れるかどうかで判断した。具体的な評価基準は以下の通りとした。
5:4Hの鉛筆で画像部が削れないもの
4:HB〜3Hの鉛筆で画像部が削れないもの
3:2B〜6Bの鉛筆で画像部が削れないもの
2:6Bの鉛筆で画像部が削れるもの又は画像が定着しなかったもの
2Y、2M、2C、2K、108 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
3、110 露光装置
4Y、4M、4C、4K、111 現像装置(現像手段)
5Y、5M、5C、5K 1次転写ローラ
6Y、6M、6C、6K、113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段)
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K ユニット
20 中間転写ベルト
22 駆動ローラ
24 支持ローラ
26 2次転写ローラ(転写手段)
28、115 定着装置(定着手段)
29 加熱手段(ヒーター)
30 中間転写体クリーニング装置
32、120 紫外線照射手段
34 搬送ベルト
112 転写装置
116 取り付けレール
117 除電露光のための開口部
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ、
P、300 記録紙(被転写体)
Claims (11)
- 結着樹脂、2以上の芳香環を有する芳香族化合物、着色剤、離型剤及び重合開始剤を含有し、
前記結着樹脂がエチレン性不飽和基を有する不飽和ポリエステル樹脂を含有し、
前記2以上の芳香環を有する芳香族化合物が、ベンゾフェノン化合物、ビスアシルホスフィンオキサイド化合物、ジフェニル化合物、ターフェニル化合物、及び、クオーターフェニル化合物よりなる群から選ばれた化合物であり、
前記重合開始剤が、脂肪族アゾ系熱重合開始剤であることを特徴とする、
静電荷像現像用トナー。 - 前記芳香族化合物として、ジフェニル化合物、ターフェニル化合物、及びクオターフェニル化合物よりなる群から選ばれた化合物を含む、請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記芳香族化合物として、m−ターフェニルを含む、請求項1又は2に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記不飽和ポリエステル樹脂が、非結晶性ポリエステル樹脂及び/又は結晶性ポリエステル樹脂である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記不飽和ポリエステル樹脂の結着樹脂中の含有量が50〜80質量%である、請求項1〜4のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナー。
- 請求項1〜5のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナーを含有することを特徴とする静電荷像現像用現像剤。
- 請求項1〜5のいずれか1つに記載の静電荷像現像用トナーを含有することを特徴とするトナーカートリッジ。
- 請求項6に記載の静電荷像現像用現像剤を含有することを特徴とする現像剤カートリッジ。
- 像保持体と、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、を備え、前記現像剤が、請求項6に記載の静電荷像現像用現像剤であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、
前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成
する現像手段と、
前記現像されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、
前記転写されたトナー像を定着する定着手段と、を備え、
前記現像剤が、請求項6に記載の静電荷像現像用現像剤であることを特徴とする
画像形成装置。 - 像保持体の表面を帯電させる帯電工程と、
前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、
前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像工程と、
前記現像されたトナー像を被転写体に転写する転写工程と、
前記転写されたトナー像を定着する定着工程と、を含み、
前記現像剤が、請求項6に記載の静電荷像現像用現像剤であることを特徴とする
画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012065622A JP5884588B2 (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012065622A JP5884588B2 (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013195926A JP2013195926A (ja) | 2013-09-30 |
JP5884588B2 true JP5884588B2 (ja) | 2016-03-15 |
Family
ID=49394896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012065622A Expired - Fee Related JP5884588B2 (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5884588B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6848545B2 (ja) * | 2017-03-09 | 2021-03-24 | 株式会社リコー | トナー、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP6833570B2 (ja) * | 2017-03-10 | 2021-02-24 | キヤノン株式会社 | トナー |
JP6833569B2 (ja) * | 2017-03-10 | 2021-02-24 | キヤノン株式会社 | トナー |
JP7263742B2 (ja) * | 2018-11-19 | 2023-04-25 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成方法および画像形成装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08152743A (ja) * | 1994-11-25 | 1996-06-11 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 電子写真用トナーおよびその製造方法 |
GB0411774D0 (en) * | 2004-05-26 | 2004-06-30 | Xeikon Internat Nv | Radiation curable toner composition |
JP4687502B2 (ja) * | 2005-02-28 | 2011-05-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真用トナー及び電子写真用現像剤、並びに画像形成方法 |
JP4466475B2 (ja) * | 2005-05-25 | 2010-05-26 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、これを用いた静電荷像現像用及び画像形成方法 |
US8039187B2 (en) * | 2007-02-16 | 2011-10-18 | Xerox Corporation | Curable toner compositions and processes |
JP4873034B2 (ja) * | 2009-03-26 | 2012-02-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 二成分現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
US8722299B2 (en) * | 2009-09-15 | 2014-05-13 | Xerox Corporation | Curable toner compositions and processes |
JP5834653B2 (ja) * | 2011-09-09 | 2015-12-24 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
-
2012
- 2012-03-22 JP JP2012065622A patent/JP5884588B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013195926A (ja) | 2013-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8722296B2 (en) | Toner for electrostatic image development, method of producing the same, electrostatic image developer, toner cartridge, process cartridge, and image forming apparatus | |
KR101633044B1 (ko) | 정전하상 현상용 토너 및 그 제조 방법, 정전하상 현상용 현상제, 토너 카트리지, 프로세스 카트리지, 화상 형성 장치, 및 화상 형성 방법 | |
JP5303841B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
US20130260299A1 (en) | Image forming method and image forming apparatus | |
JP4957516B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、画像形成装置、プロセスカートリッジ、定着方法、及び画像形成方法 | |
JP6590204B2 (ja) | トナー、現像剤、画像形成装置、画像形成方法及びトナー収容ユニット | |
JP5866791B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、並びに、画像形成方法 | |
JP2005195674A (ja) | 画像形成方法 | |
US8906588B2 (en) | Electrostatic charge image developing toner, method of manufacturing electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, toner cartridge, process cartridge, and image forming method | |
JP5884588B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 | |
JP2011017913A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2012145824A (ja) | マゼンタトナー、現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2012150273A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、並びに、画像形成方法 | |
JP2009063974A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
US10795274B1 (en) | Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, and toner cartridge | |
JP5445418B2 (ja) | イエロートナー、現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP5454046B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5531697B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 | |
JP2010054674A (ja) | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2005274615A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤及び画像形成方法 | |
JP2013068830A (ja) | マゼンタトナー、現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2007086222A (ja) | 電子写真用トナー、並びに、これを用いた電子写真用現像剤および画像形成方法 | |
JP5831103B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2011209312A (ja) | 電子写真用トナー、電子写真用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
US20220373905A1 (en) | Electrostatic charge image developing toner, method for producing electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, toner cartridge, process cartridge, and image forming apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151013 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151014 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160125 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5884588 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |