JP5883671B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬貨処理装置に関する。
投入された硬貨に偽貨が含まれていたとしても、所定の選別穴に確実に落下させるとともに偽貨を確実に排除させることが可能な硬貨選別装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−293189号公報
しかしながら、上記の硬貨選別装置は、新たな偽貨情報が得られた場合に即座に且つ容易には対応できず、また、特定の旧貨情報に基づいて当該硬貨を特定し選別して排除する必要が生じた場合にも即座に且つ容易に対応することができないという課題が存在する。
したがって、本発明は、新たな偽貨情報が得られた場合や特定の旧貨を排除する必要が生じた場合に即座に且つ容易に対象硬貨を排除可能となる硬貨処理装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、硬貨の両面の画像を取り込む画像取込手段と、該画像取込手段で取り込んだ画像から硬貨に刻印された年号情報を読み取る読取手段と、排除対象となる硬貨の年号情報を記憶する記憶手段と、前記読取手段で読み取った年号情報と前記記憶手段に記憶された年号情報とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果から前記読取手段で読み取った年号情報が前記記憶手段に記憶された年号情報と一致する硬貨を選別して排除する第1の排除手段と、前記第1の排除手段とは別に設けられ、前記画像から各金種別のマスタデータのいずれにも所定の一致度以上で一致しない受け入れ不可な硬貨を排除する第2の排除手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記記憶手段に記憶された年号情報は、硬貨の年号の範囲を特定する情報であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記記憶手段に記憶された年号情報は、元号であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の何れか一項に係る発明において、前記読取手段で読み取った前記年号情報の中の元号につき、元号文字を特定する元号特定手段を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、画像取込手段で硬貨の両面の画像を取り込むと、読取手段が画像から硬貨に刻印された年号情報を読み取って、比較手段が読取手段で読み取った年号情報と記憶手段に記憶された年号情報とを比較し、この比較結果から排除手段が読取手段で読み取った年号情報が記憶手段に記憶された年号情報と一致する硬貨を選別して排除する。よって、排除対象となる硬貨の年号情報を記憶手段に記憶させれば、新たな偽貨情報が得られた場合や特定の旧貨を排除する必要が生じた場合に即座に且つ容易に対象硬貨を排除可能となる。
請求項2に係る発明によれば、硬貨の年号の範囲を特定する情報である年号情報を記憶手段に記憶するため、特定の年号の範囲の硬貨を対象硬貨として排除可能となる。
請求項3に係る発明によれば、元号である年号情報を記憶手段に記憶するため、特に旧貨を排除する場合に用いて好適となる。
請求項4に係る発明によれば、元号特定手段が、読取手段で読み取った年号情報の中の元号につき、元号文字を特定するため、摩耗や汚れの影響を受けにくくなる。
参考技術の硬貨処理装置を示す平面図である。 参考技術の硬貨処理装置の制御系のブロック図である。 参考技術の硬貨処理装置の画像取込部等を示す側面図である。 硬貨の一例を示す平面図である。
参考技術の硬貨処理装置を図面を参照して以下に説明する。
図1に示す硬貨処理装置11は、機外から投入されたバラの硬貨Cを識別し、識別結果から受け入れ不可な硬貨Cを排除するとともに、受け入れ可能な硬貨Cを金種別に選別して収納するものである。
硬貨処理装置11は、機外からバラの硬貨Cが投入されるとともに、投入された硬貨Cを一枚ずつに分離して送り出す分離供給機構12と、分離供給機構12で送り出された硬貨Cを搬送面14a上に受け入れる硬貨搬送路14と、搬送面14a上の硬貨Cをこの搬送面14aとで挟持して搬送面14aの延在方向に搬送する搬送ベルト機構15とを有している。硬貨搬送路14における分離供給機構12側が硬貨Cの搬送方向における上流側となり、分離供給機構12とは反対側が下流側となる。
分離供給機構12は、投入された硬貨Cを受け入れる図示略の筒状壁部と、筒状壁部の内側下部に配置される回転円盤21と、この回転円盤21との間に一枚の硬貨Cのみが通過可能な隙間を形成し回転円盤21の回転による遠心力で硬貨Cを一枚ずつ通過させる図示略の規制部とを有している。回転円盤21は、図2に示す円盤駆動モータ22に連結されており、この円盤駆動モータ22で駆動されて回転する。
硬貨搬送路14は、分離供給機構12から繰り出された硬貨Cを受け入れる上記した搬送面14aを有しており、この搬送面14aが上記した回転円盤21の接線方向に延在している。硬貨搬送路14は、搬送面14aの上流側から見て左側に、上流側から順に立設される壁部23、壁部24、壁部25および壁部26と、搬送面14aの上流側から見て右側に、上流側から順に立設される壁部28、壁部29、壁部30、リジェクト壁部31および基準レール32とを有している。
壁部23は、搬送面14aの最も上流側に立設されており、搬送面14a側に、回転円盤21の外周部から延出する側面部23aを有している。
壁部24は、搬送面14a側に、壁部23の側面部23aの下流端の延長上に配置される段差側面部24aを有している。この段差側面部24aは下流側が搬送面14aの幅方向中央に対し離間する段差状をなしている。
壁部25は、搬送面14a側に、壁部24の段差側面部24aの下流端に連続する側面部25aを有している。この側面部25aは搬送面14aの延在方向に沿っている。
壁部26は、搬送面14a側に、壁部25の側面部25aの下流端に対し段差状をなして延在する側面部26aを有しており、この側面部26aは搬送面14aの末端位置まで延びている。この側面部26aは、側面部25aよりも搬送面14aの幅方向外側に位置している。
壁部28は、搬送面14a側に、回転円盤21の外周部から延出する傾斜側面部28aを有している。この傾斜側面部28aは、搬送面14aの延在方向に対し、下流側ほど搬送面14aの幅方向中央に近づくように傾斜し、搬送面14a上を移動する硬貨Cに接触してこの硬貨Cを案内する。この傾斜側面部28aは搬送面14aの延在方向における位置を壁部24の段差側面部24aに合わせている。
壁部29は、搬送面14a側に、壁部28の傾斜側面部28aの下流端に連続する側面部29aを有している。この側面部29aは、搬送面14aの延在方向における位置を壁部25の側面部25aに合わせている。この側面部29aは搬送面14aの延在方向に沿っている。
壁部30は、搬送面14a側に、壁部29の側面部29aの下流端に連続する傾斜側面部30aを有している。この傾斜側面部30aは、搬送面14aの延在方向に対し、下流側ほど搬送面14aの幅方向中央に近づくように傾斜し、搬送面14a上を移動する硬貨Cに接触してこの硬貨Cを案内する。この傾斜側面部30aは、搬送面14aの延在方向における位置を壁部26の側面部26aの上流側の端部に合わせている。
リジェクト壁部31は、搬送面14a側に、壁部30の傾斜側面部30aの下流端に連続する側面部31aを有している。この側面部31aは、搬送面14a上を移動する硬貨Cに接触してこの硬貨Cを案内する。この側面部31aは搬送面14aの延在方向に沿っている。
基準レール32は、搬送面14a側に、リジェクト壁部31の側面部31aの延長上に配置される基準側面部32aを有している。この基準側面部32aは、傾斜側面部30aの下流側に設けられ、搬送面14a上を移動する硬貨Cに接触してこの硬貨Cを案内する。この基準側面部32aは搬送面14aの延在方向に沿っている。
搬送面14aにおける壁部25および壁部29の位置には、硬貨Cの両面の画像を取り込む画像取込部(画像取込手段)35が設けられている。この画像取込部35は、図3の模式図に示すように搬送面14aに埋設されて搬送面14a上を移動する硬貨Cの下面の画像をスキャンする下面画像識別部35Aと、搬送面14aの上側に対向配置されて搬送面14a上を移動する硬貨Cの上面の画像をスキャンする上面画像識別部35Bとからなっている。ここで、下面画像識別部35Aおよび上面画像識別部35Bとしては例えばCCDカメラ等が用いられる。画像取込部35を構成する下面画像識別部35Aおよび上面画像識別部35Bは、図2に示すように制御装置50に接続されており、制御装置50は、下面画像識別部35Aおよび上面画像識別部35Bの画像データに基づいて、硬貨Cが受け入れ可能な硬貨Cであるか否かと、受け入れ可能な硬貨Cの金種とを識別し、受け入れ可能な硬貨Cを金種別に計数する。なお、下面画像識別部35Aおよび上面画像識別部35Bの配置は、図3の模式図に囚われるものではなく、後述するように、硬貨Cの両面の画像を取り込んで、いずれかの面に刻印されている年号情報を確実に読み取ることができるものであれば、どのような配置構成を採用しても良い。
図1に示すリジェクト壁部31は、図2に示すロータリソレノイド51に駆動されて硬貨を振り分けるゲート部(排除手段)52を構成するものである。リジェクト壁部31は、ロータリソレノイド51に駆動されて待機位置とリジェクト位置との間で回転可能であり、待機位置では、側面部31aを、壁部30の傾斜側面部30aの下流端と基準レール32の基準側面部32aとを結ぶ線上に位置させ、リジェクト位置では、他の側面部31bを壁部30の傾斜側面部30aおよび基準レール32の基準側面部32aよりも搬送面14aの幅方向の中央側に突出させる。
搬送面14aにおけるリジェクト壁部31の下流位置には、制御装置50で受け入れ不可と識別された硬貨Cを落下させるリジェクト孔(排除手段)37が形成されている。制御装置50は、画像取込部35で取り込んだ画像に基づいて受け入れ可能と識別した硬貨Cに対しては、ロータリソレノイド51を駆動せずリジェクト壁部31を待機位置に位置させることになり、よって、この受け入れ可能な硬貨Cは、リジェクト壁部31の側面部31aに案内されて移動する。このとき、リジェクト孔37は、この側面部31aに案内される硬貨Cを落下させずに搬送面14aの下流側に移動させる。他方、制御装置50は、画像取込部35で取り込んだ画像に基づいて受け入れ不可と識別した硬貨Cに対しては、ロータリソレノイド51を駆動してリジェクト壁部31をリジェクト位置に位置させることになり、よって、この受け入れ不可な硬貨Cは、リジェクト壁部31の側面部31bに案内されて移動する。このとき、リジェクト孔37は、この側面部31bに案内される硬貨Cを搬送面14aから落下させる。リジェクト孔37から落下した硬貨Cは図示略のシュートを介して図示略の排除収納箱(あるいはリジェクト口)に排出される。
搬送面14aにおけるリジェクト孔37の下流位置には、上記のように制御装置50で受け入れ可能と識別され側面部31aおよび基準側面部32aで案内される硬貨Cを搬送面14aから落下させる金種別の選別孔40〜45が形成されている。つまり、上流側から順に、幅が最も狭く基準側面部32aで案内される1円硬貨のみを落下させる選別孔40、幅が選別孔40よりも広く基準側面部32aで案内される50円硬貨のみを落下させる選別孔41、幅が選別孔41よりも広く基準側面部32aで案内される5円硬貨のみを落下させる選別孔42、幅が選別孔42よりも広く基準側面部32aで案内される100円硬貨のみを落下させる選別孔43、幅が選別孔43よりも広く基準側面部32aで案内される10円硬貨のみを落下させる選別孔44、幅が最も広く基準側面部32aで案内される500円硬貨のみを落下させる選別孔45が設けられている。
搬送ベルト機構15は、搬送面14aの上方の上流側および下流側に配置される一対のプーリ47,48と、これらプーリ47,48に巻き回されることで硬貨Cを搬送面14aで挟持して搬送する無端の搬送ベルト49とを備えている。プーリ48は図2に示すベルト駆動モータ53に連結されて搬送ベルト49に駆動力を与える駆動プーリであり、プーリ47は搬送ベルト49に連れ回りする従動プーリとなっている。
上記した制御装置50には、図2に示すように、上記した円盤駆動モータ22と、画像取込部35を構成する下面画像識別部35Aおよび上面画像識別部35Bと、ロータリソレノイド51と、ベルト駆動モータ53とが接続されており、さらに、操作者により設定入力等が入力される操作部56と、操作者に向けて表示を行う表示部57と、基準データ等を記憶する記憶部(記憶手段)58とが接続されている。
記憶部58には、下面画像識別部35Aおよび上面画像識別部35Bで検出された硬貨Cの画像データと比較するための基準の金種別のマスタデータが記憶されている。
制御装置50は、比較制御部(比較手段)60と、排除制御部(排除手段)61とを有している。比較制御部60は、画像取込部35の下面画像識別部35Aおよび上面画像識別部35Bで検出された硬貨Cの画像データを、各金種別のマスタデータと比較することで、いずれか一の金種のマスタデータと所定の一致度以上で一致する硬貨Cは、受け入れ可能な硬貨Cであってこの金種の硬貨であると判定して計数する。このような計数を各金種別に行う。他方、比較制御部60は、いずれの金種のマスタデータとも所定の一致度以上で一致しない硬貨Cは、受け入れ不可な硬貨Cであると判定し計数も行わない。比較制御部60で受け入れ不可と識別した硬貨Cに対しては、排除制御部61が、ロータリソレノイド51を駆動してリジェクト壁部31をリジェクト位置に位置させることになり、よって、この受け入れ不可な硬貨Cは、リジェクト孔37から落下し図示略のシュートを介して図示略の排除収納箱に排出される。
そして、参考技術において、制御装置50は、操作部56に入力された排除対象となる硬貨の年号情報つまり排除年号情報を記憶部58に記憶させるようになっている。つまり、制御装置50は、表示部57を用いて入力案内がされる設定入力モードにおいて、操作部56を介して排除年号情報の入力を可能とし、操作部56を介して排除年号情報が入力されると、これを記憶部58に記憶させるようになっている。ここで、排除年号情報としては、単年ずつの年号(例えば平成17年、平成19年等)の入力は勿論、年号の範囲(例えば昭和60年以前等)での入力も可能であり、さらには、元号(例えば昭和)での入力も可能となっている。単年の年号が入力されると、制御装置50は入力された単年の年号を排除年号情報として記憶部58に記憶させることになり、年号の範囲が入力されるとその範囲の年号すべてを排除年号情報として記憶部58に記憶させることになり、元号で入力されると元号のみ(年情報は無関係)を排除年号情報として記憶部58に記憶させることになる。勿論、これらを合わせて記憶させることも可能である。
制御装置50には、OCR部(読取手段)62が設けられている。OCR部62は、光学式文字読取装置であり、下面画像識別部35Aおよび上面画像識別部35Bで検出された硬貨Cの画像データから文字情報を読み取り、その中から硬貨Cに刻印された図4に示す年号Dを抽出する。なお、年号Dは硬貨Cの片面にしか刻印されていないため、下面画像識別部35Aおよび上面画像識別部35Bによる上下両面の画像検出が必要となる。
また、制御装置50には、OCR部62で読み取った年号情報の中の特に元号につき、元号文字を特定する元号特定手段63を備えている。比較制御部60は、OCR部62で読み取った年号Dと、記憶部58に記憶された年号情報とを比較する。排除制御部61は、比較制御部60の比較結果から、OCR部62で読み取った年号Dに含まれる年号情報が記憶部58に記憶された排除年号情報と一致する硬貨Cを選別して排除する。
つまり、制御装置50は、画像取込部35で取り込んだ画像の中からOCR部62で読み取った年号Dに含まれる年号情報が、記憶部58に記憶された排除年号情報と一致する硬貨Cについては、受け入れ不可と判定し、ロータリソレノイド51を駆動してリジェクト壁部31をリジェクト位置に位置させることによって、リジェクト孔37から落下させ図示略のシュートを介して図示略の排除収納箱に排出させる。
例えば、排除年号情報として単年ずつの年号である「平成17年」および「平成19年」が記憶部58に記憶されている場合、制御装置50は、画像取込部35で取り込んだ画像のうちOCR部62で読み取った年号Dが、記憶部58に記憶された排除年号情報である「平成17年」および「平成19年」の硬貨Cについては、受け入れ不可と判定して、リジェクト孔37から落下させる。
また、排除年号情報として年号の範囲である「昭和60年以前」が記憶部58に記憶されている場合、制御装置50は、画像取込部35で取り込んだ画像のうちOCR部62で読み取った年号Dが、記憶部58に記憶された排除年号情報である「昭和60年」、「昭和59年」、「昭和58年」、「昭和57年」、…のいずれかである硬貨Cについては、受け入れ不可と判定して、リジェクト孔37から落下させる。
また、排除年号情報として元号である「昭和」が記憶部58に記憶されている場合、制御装置50は、画像取込部35で取り込んだ画像のうちOCR部62で読み取った年号Dに含まれる元号が、記憶部58に記憶された排除年号情報である「昭和」である硬貨Cについては、受け入れ不可と判定して、リジェクト孔37から落下させる。
なお、記憶部58に記憶されている排除年号情報と一致する年号Dに含まれる年号情報を有する硬貨Cを検出すると、制御装置50は、表示部57にその旨を表示させて操作者に注意を促す。
以上に述べた参考技術によれば、下面画像識別部35Aおよび上面画像識別部35Bで硬貨Cの両面の画像を取り込むと、OCR部62が画像から硬貨に刻印された年号Dに含まれる年号情報を読み取って、比較制御部60が、OCR部62で読み取った年号Dに含まれる年号情報と、記憶部58に記憶された年号情報とを比較し、この比較結果から排除制御部61がOCR部62で読み取った年号Dに含まれる年号情報が記憶部58に記憶された年号情報と一致する硬貨を選別してリジェクト孔37に排除する。よって、排除対象となる硬貨の年号情報を操作部56を介した操作入力により記憶部58に記憶させれば、新たな偽貨情報が得られた場合や特定の旧貨を排除する必要が生じた場合に即座に且つ容易に対象硬貨を排除可能となる。つまり、偽貨は、例えば平成17年というような固定の年号で複数製造されているので、当該偽貨を排除したい場合には、記憶部58に平成17年の年号情報を登録しておけば、当該偽貨を識別した際に排除することが可能になる。また、同様に、昭和60年というような旧貨の年号情報を記憶部に登録しておけば、旧貨も同様に排除することが可能になる。このように排除した旧貨は市場で流通させないことを目的として回収される。
また、硬貨Cの年号Dの範囲を特定する情報である年号情報を記憶部58に記憶するため、特定の年号Dの範囲の硬貨を対象硬貨として排除可能となる。つまり、例えば年号情報を昭和60年以前としても登録すれば、昭和56年、昭和57年、…、昭和60年と個別の年号を登録する煩わしさがなくなる。また、例えば昭和60年代として登録し、昭和60年〜64年の硬貨を排除できても良い。むろん、例えば昭和60年〜平成元年の範囲として元号がまたがるように登録することも可能である。なお、前記にて年号の「昭和60年」のうち、昭和と年は省略して数字の「60」のみを年号情報として登録するようにしても良い。つまりは「年」は各硬貨共通の当たり前の年号情報であり、登録する必要も比較制御部60で一致確認する必要も全くない。また元号の「昭和」についても登録指定する範囲が平成の年代と重ならないと分かり切っている場合には省略しても良い。
また、元号である年号情報を記憶部58に記憶するため、特に旧貨を排除する場合に用いて好適となる。つまり、例えば、年号情報を昭和の元号のみとして登録すれば、昭和の年号の硬貨は全て排除できるようになる。
また、元号特定手段63が、OCR部62で読み取った年号情報の中の元号につき、元号文字を特定するため、摩耗や汚れの影響を受けにくくなる。つまり、年号Dの中の例えば60年といった年数の文字については、摩耗したり汚れていた際に、5か6か8か0か等の区別がつかず正しく認識できない。しかし、元号文字については明らかに「平成」と「昭和」のように文字の構成が似ている箇所が無いため、例えば「昭和」の少なくともほんの一部の箇所が正しく読み出されれば「昭和」元号を特定する元号特定手段を備えていることにより、摩耗したり汚れていても年号Dを特定して使用できるので便利になる。
なお、硬貨処理装置11としては、上記参考技術のように機外の硬貨を機内へ受け入れて収納する入金機以外にも、機外の硬貨を受け入れて選別した後に機外へ排出する整理機や、機内の硬貨を機外へ放出する出金機や、さらには機内の硬貨を自己精査可能な入出金複合機等、すべての硬貨処理装置に適用可能である。要は、整理計数時や入金時や出金時や自己精査時での識別の際に、特定の硬貨(偽貨や旧貨)を選別して排除できる構成であれば良い。
さらに、参考技術においては、一つのリジェクト壁部31と、これを駆動する一つのロータリソレノイドと、一つのリジェクト孔37(および図示略の排除収納箱)とによって一つの排除手段を構成しているが、前記したように、この排除手段においては、いずれの金種のマスタデータとも所定の一致度以上で一致しない硬貨Cを、受け入れ不可な硬貨Cであると判定し計数も行わずに、リジェクト孔37から落下させるように、排除制御部61が制御を行っており、排除対象となる硬貨の年号情報を操作部56を介した操作入力により記憶部58に記憶させて、同じ排除手段によって、排除させるようにした場合に、受け入れ不可の硬貨Cであるのか、年号情報に基づく排除対象の硬貨Cであるのか、不明となる恐れが起こりうる。本発明の実施形態では、リジェクト壁部31と、これを駆動するロータリソレノイドと、リジェクト壁部によって硬貨が排除されるリジェクト孔(および排除収納箱)によって構成される排除手段を、さらにもう一組設けることで、一方の排除手段によって受け入れ不可の硬貨Cを排除し、他方の排除手段によって年号情報に基づく排除対象の硬貨Cを排除する。このように構成することで、年号情報に基づく排除対象の硬貨Cを確実に排除することができる。
11 硬貨処理装置
35 画像取込部(画像取込手段)
37 リジェクト孔(排除手段)
52 ゲート部(排除手段)
58 記憶部(記憶手段)
60 比較制御部(比較手段)
61 排除制御部(排除手段)
62 OCR部(読取手段)
C 硬貨
D 年号

Claims (4)

  1. 硬貨の両面の画像を取り込む画像取込手段と、
    前記画像から硬貨に刻印された年号情報を読み取る読取手段と、
    排除対象となる硬貨の年号情報を記憶する記憶手段と、
    前記読取手段で読み取った年号情報と前記記憶手段に記憶された年号情報とを比較する比較手段と、
    該比較手段の比較結果から前記読取手段で読み取った年号情報が前記記憶手段に記憶された年号情報と一致する硬貨を選別して排除する第1の排除手段と、
    前記第1の排除手段とは別に設けられ、前記画像から各金種別のマスタデータのいずれにも所定の一致度以上で一致しない受け入れ不可な硬貨を排除する第2の排除手段と、
    を備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 前記記憶手段に記憶された年号情報は、硬貨の年号の範囲を特定する情報であることを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
  3. 前記記憶手段に記憶された年号情報は、元号であることを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
  4. 前記読取手段で読み取った前記年号情報の中の元号につき、元号文字を特定する元号特定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の硬貨処理装置。
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