JP5880476B2 - 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents

静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置に関する。
電子写真法などにより、静電荷像を経て画像情報を可視化する方法は、現在様々な分野で利用されている。電子写真法においては、帯電および露光工程により像保持体(感光体)表面に画像情報を静電荷像として形成し、トナーを含む現像剤を用いて、感光体表面にトナー像を現像し、このトナー像を、用紙などの記録媒体に転写する転写工程、さらに、トナー像を記録媒体表面に定着させる定着工程を経て画像として可視化される。
例えば、特許文献1には、「鉄の含有量が100ppm以上1000ppm以下のチタン酸化合物を外添したトナー」が開示されている。
また、特許文献2には、「鉄の含有量が0.01〜0.12重量%のチタン酸化合物を外添したトナー」が開示されている。
また、特許文献3には、「鉄の含有量が0.61〜11.47重量%のチタン酸化合物を外添したトナー」が開示されている。
特開2009−134073号公報 特開2010−19887号公報 特開2009−63616号公報
本発明の課題は、低温低湿環境下において画像部及び非画像部が明確に分かれた画像を連続で出力した後に、出力するハーフトーン画像に生じる画像ムラを抑制する静電荷像現像用トナーを提供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
請求項1に係る発明は、
トナー粒子と、
鉄の含有量が2500ppm以上5000ppm以下のチタン酸化合物粒子を含む外添剤と、
を有する静電荷像現像用トナー。
請求項2に係る発明は、
前記鉄の含有量が、2500ppm以上4000ppm以下のチタン酸化合物粒子を含む請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
請求項3に係る発明は、
前記チタン酸化合物粒子の外添量が、トナー粒子に対して、0.4質量%以上1.5質量%以下である請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
請求項4に係る発明は、
前記チタン酸化合物粒子が、チタン酸ストロンチウム粒子、チタン酸カルシウム粒子、及びチタン酸マグネシウム粒子から選択される少なくとも1種である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
請求項5に係る発明は、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像剤。
請求項6に係る発明は、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを収容し、
画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。
請求項7に係る発明は、
請求項5に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
請求項8に係る発明は、
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する接触帯電方式の帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
請求項5に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記像保持体の表面をクリーニングするクリーニングブレードを有するクリーニング手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備える画像形成装置。
請求項1、又は4に係る発明によれば、チタン酸化合物粒子に含まれる鉄の含有量が上記範囲外の場合に比べ、低温低湿環境下において画像部及び非画像部が明確に分かれた画像を連続で出力した後に、出力するハーフトーン画像に生じる画像ムラを抑制する静電荷像現像用トナーが提供される。
請求項2に係る発明によれば、チタン酸化合物粒子に含まれる鉄の含有量が上記範囲外の場合に比べ、低温低湿環境下において画像部及び非画像部が明確に分かれた画像を連続で出力した後に、出力するハーフトーン画像に生じる画像ムラをより抑制する静電荷像現像用トナーが提供される。
請求項3に係る発明によれば、トナー粒子に外添されるチタン酸化合物粒子の外添量が上記範囲外の場合に比べ、低温低湿環境下において画像部及び非画像部が明確に分かれた画像を連続で出力した後に、出力するハーフトーン画像に生じる画像ムラをより抑制する静電荷像現像用トナーが提供される。
請求項5、6、7、又は8に係る発明によれば、チタン酸化合物粒子に含まれる鉄の含有量が上記範囲外の静電荷像現像用トナーを適用した場合に比べ、低温低湿環境下において画像部及び非画像部が明確に分かれた画像を連続で出力した後に、出力するハーフトーン画像に生じる画像ムラを抑制する静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、又は画像形成装置が提供される。
本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 本実施形態に係るプロセスカートリッジの一例を示す概略構成図である。
以下、本発明一例である実施形態について詳細に説明する。
<静電荷像現像用透明トナー>
本実施形態に係る静電荷像現像用トナー(以下、「トナー」と称する)は、トナー粒子と、チタン酸化合物粒子を含む外添剤と、を有する。
そして、チタン酸化合物粒子として、鉄の含有量が1200ppmを超え6000ppm以下のチタン酸化合物粒子を適用する。ただし、本実施形態に係るトナーでは、チタン酸化合物粒子の鉄の含有量は2500ppm以上5000ppm以下(好ましくは2500ppm以上4000ppm以下)とする。
ここで、従来、トナーの外添剤のうち、研磨剤として、チタン酸化合物粒子を利用することが知られている。
しかしながら、外添剤としてチタン酸化合物粒子を含むトナーは、低温低湿環境下(例えば10℃、15%RH)において画像部及び非画像部が明確に分かれた画像を連続で出力し、その後ハーフトーン画像を出力した場合、画像にムラが生じてしまう場合がある。具体的には、例えば、先に出力した画像の非画像部において、後に出力するハーフトーン画像のドット乱れや画像濃度の低下が生じる場合がある。
なお、画像部及び非画像部が明確に分かれた画像とは、例えば、画像濃度が90%以上の画像部(例えばベタ画像)と非画像部とを含む画像であって、画像部及び非画像部の境界が視認し得る画像である。一方で、ハーフトーン画像は、例えば、画像濃度が40%以上60%以下の画像である。
この画像ムラが生じるメカニズムが定かではないが、以下に示すように、チタン酸化合物粒子の挙動が画像部及び非画像部で異なるためと推測される。
まず、低温低湿環境下において、画像部及び非画像部が明確に分かれた画像を連続で出力した場合、非画像部では、トナーから遊離したチタン酸化合物粒子が像保持体の非画像部に現像されてしまう現象が生じると考えられる。これは、チタン酸化合物粒子単独での帯電量が少ないと考えられるためである。
ここで、チタン酸化合物粒子は、ペロブスカイト結晶構造を有するため、強誘電体又はそれに準ずる挙動(電界によって誘電分極し、電界印加をやめても分極が残る挙動)をとるため、低温低湿環境下では、現像バイアスによってチタン酸化合物粒子内に誘電分極により局所的にマイナス電荷部位とプラス電荷部位が顕著に発生すると考えられる。特に、低温低湿下では水分が少ないため誘電率が高くなることから、チタン酸化合物粒子中のマイナス電荷部位と像保持体上のプラス電荷間に静電的付着力が働くと考えられる。
このため、像保持体の非画像部に付着したチタン酸化合物粒子は、像保持体に対する強い静電付着力によって、クリーニングブレードによって除去され難く、接触帯電方式の帯電手段(例えば帯電ロール)を汚染し、この汚染によって帯電手段の表面抵抗が変化してしまうと考えられる。
一方、画像部では、チタン酸化合物粒子は、トナーに外添された状態で像保持体の画像部に現像されると考えられる。トナーに外添された状態のチタン酸化合物粒子も現像バイアスによって誘電分極していると考えられ、トナーに外添された状態のチタン酸化合物の一部はクリーニングブレードのニップ部における応力によってトナーから離脱し、像保持体のプラス電荷部位に強い静電的付着力が働いて付着すると考えられる。しかし、画像部では、クリーニングブレードにトナーダムが形成されるため、離脱したチタン酸化合物粒子の大部分がクリーニングブレードによって除去され易いと考えらえる。
このため、接触帯電方式の帯電手段(例えば帯電ロール)の汚染が発生し難く、汚染による帯電手段の表面抵抗の変化は生じ難いと考えられる。
このように、チタン酸化合物粒子の非画像部と画像部との挙動差によって、非画像部及び画像部で接触方式の帯電手段の表面抵抗差が発生し、帯電手段の帯電能にも差が生じてしまうと考えらえる。その結果、低温低湿環境下において画像部及び非画像部が明確に分かれた画像を連続で出力した後に、ハーフトーン画像を出力すると、画像ムラが発生すると考えられる。
これに対して、鉄の含有量が1200ppmを超え6000ppm以下のチタン酸化合物粒子は、含有する鉄原子によりペロブスカイト結晶構造が適度に乱されるため、誘電分極の残留が緩和されると考えられる。このため、このチタン酸化合物粒子を適用すると、像保持体に対するチタン酸化合物粒子の静電的付着力が弱まると考えられる。その結果、像保持体の非画像部に付着したチタン酸化合物粒子でも、クリーニングブレードによって除去され易くなり、汚染による帯電手段の表面抵抗の変化が抑制されると考えられる。
以上から、本実施形態に係るトナーは、鉄の含有量が1200ppmを超え6000ppm以下のチタン酸化合物粒子を適用することにより、低温低湿環境下において画像部及び非画像部が明確に分かれた画像を連続で出力した後に、出力するハーフトーン画像に生じる画像ムラが抑制される。
以下、本実施形態に係るトナーの構成について詳細に説明する。
(トナー粒子)
トナー粒子は、例えば、結着樹脂と、必要に応じて、着色剤と、離型剤と、その他添加剤と、を含んで構成される。
−結着樹脂−
結着樹脂としては、例えば、スチレン類(例えばスチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等)、(メタ)アクリル酸エステル類(例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等)、エチレン性不飽和ニトリル類(例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル等)、ビニルエーテル類(例えばビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等)、ビニルケトン類(ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等)、オレフィン類(例えばエチレン、プロピレン、ブタジエン等)等の単量体の単独重合体、又はこれら単量体を2種以上組み合せた共重合体からなるビニル系樹脂が挙げられる。
結着樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂、変性ロジン等の非ビニル系樹脂、これらと前記ビニル系樹脂との混合物、又は、これらの共存下でビニル系単量体を重合して得られるグラフト重合体等も挙げられる。
これらの結着樹脂は、1種類単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
結着樹脂としては、ポリエステル樹脂が好適である。
ポリエステル樹脂としては、例えば、多価カルボン酸と多価アルコールとの縮重合体が挙げられる。なお、非晶性ポリエステル樹脂としては、市販品を使用してもよいし、合成したものを使用してもよい。
多価カルボン酸としては、例えば、脂肪族ジカルボン酸(例えばシュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、コハク酸、アルケニルコハク酸、アジピン酸、セバシン酸等)、脂環式ジカルボン酸(例えばシクロヘキサンジカルボン酸等)、芳香族ジカルボン酸(例えばテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等)、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステルが挙げられる。これらの中でも、多価カルボン酸としては、例えば、芳香族ジカルボン酸が好ましい。
多価カルボン酸は、ジカルボン酸と共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のカルボン酸を併用してもよい。3価以上のカルボン酸としては、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステル等が挙げられる。
多価カルボン酸は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価アルコールとしては、例えば、脂肪族ジオール(例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等)、脂環式ジオール(例えばシクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールA等)、芳香族ジオール(例えばビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物等)が挙げられる。これらの中でも、多価アルコールとしては、例えば、芳香族ジオール、脂環式ジオールが好ましく、より好ましくは芳香族ジオールである。
多価アルコールとしては、ジオールと共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上の多価アルコールを併用してもよい。3価以上の多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールが挙げられる。
多価アルコールは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
ポリエステル樹脂のガラス転移温度(Tg)は、50℃以上80℃以下が好ましく、50℃以上65℃以下がより好ましい。
なお、ガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線より求め、より具体的にはJIS K−1987「プラスチックの転移温度測定方法」のガラス転移温度の求め方に記載の「補外ガラス転移開始温度」により求められる。
ポリエステル樹脂の重量平均分子量(Mw)は、5000以上1000000以下が好ましく、7000以上500000以下より好ましい。
ポリエステル樹脂の数平均分子量(Mn)は、2000以上100000以下が好ましい。
ポリエステル樹脂の分子量分布Mw/Mnは、1.5以上100以下が好ましく、2以上60以下がより好ましい。
なお、重量平均分子量及び数平均分子量は、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定する。GPCによる分子量測定は、測定装置として東ソー製GPC・HLC−8120を用い、東ソー製カラム・TSKgel SuperHM−M(15cm)を使用し、THF溶媒で行う。重量平均分子量及び数平均分子量は、この測定結果から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して算出する。
ポリエステル樹脂の製造は、周知の製造方法が挙げられる。具体的には、例えば、重合温度を180℃以上230℃以下とし、必要に応じて反応系内を減圧にし、縮合の際に発生する水やアルコールを除去しながら反応させる方法が挙げられる。
なお、原料の単量体が、反応温度下で溶解又は相溶しない場合は、高沸点の溶剤を溶解補助剤として加え溶解させてもよい。この場合、重縮合反応は溶解補助剤を留去しながら行う。共重合反応において相溶性の悪い単量体が存在する場合は、あらかじめ相溶性の悪い単量体とその単量体と重縮合予定の酸又はアルコールとを縮合させておいてから主成分と共に重縮合させるとよい。
結着樹脂の含有量としては、例えば,トナー粒子全体に対して、40質量%以上95質量%以下が好ましく、50質量%以上90質量%以下がより好ましく、60質量%以上85質量%以下がさらに好ましい。
−着色剤−
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、ピグメントイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、デュポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ピグメントレッド、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、ピグメントブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオキサレートなどの種々の顔料、又は、アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、チオインジコ系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアゾール系などの各種染料等が挙げられる。
着色剤は、1種類単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
着色剤は、必要に応じて表面処理された着色剤を用いてもよく、分散剤と併用してもよい。また、着色剤は、複数種を併用してもよい。
着色剤の含有量としては、例えば、トナー粒子全体に対して、1質量%以上30質量%以下が好ましく、3質量%以上15質量%以下がより好ましい。
−離型剤−
離型剤としては、例えば、炭化水素系ワックス;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックス;モンタンワックス等の合成又は鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステル等のエステル系ワックス;などが挙げられる。離型剤は、これに限定されるものではない。
離型剤の融解温度は、50℃以上110℃以下が好ましく、60℃以上100℃以下がより好ましい。
なお、融解温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線から、JIS K−1987「プラスチックの転移温度測定方法」の融解温度の求め方に記載の「融解ピーク温度」により求める。
離型剤の含有量としては、例えば、トナー粒子全体に対して、1質量%以上20質量%以下が好ましく、5質量%以上15質量%以下がより好ましい。
−その他の添加剤−
その他の添加剤としては、例えば、磁性体、帯電制御剤、無機粉体等の周知の添加剤が挙げられる。これらの添加剤は、内添剤としてトナー粒子に含まれる。
−トナー粒子の特性等−
トナー粒子は、単層構造のトナー粒子であってもよいし、芯部(コア粒子)と芯部を被覆する被覆層(シェル層)とで構成された所謂コア・シェル構造のトナー粒子であってもよい。
ここで、コア・シェル構造のトナー粒子は、例えば、結着樹脂と必要に応じて着色剤及び離型剤等のその他添加剤とを含んで構成された芯部と、結着樹脂を含んで構成された被覆層と、で構成されていることがよい。
トナー粒子の体積平均粒径(D50v)としては、2μm以上10μm以下が好ましく、4μm以上8μm以下がより好ましい。
なお、トナー粒子の各種平均粒径、及び各種粒度分布指標は、コールターマルチサイザーII(ベックマン−コールター社製)を用い、電解液はISOTON−II(ベックマンーコールター社製)を使用して測定される。
測定に際しては、分散剤として、界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが好ましい)の5%水溶液2ml中に測定試料を0.5mg以上50mg以下加える。これを電解液100ml以上150ml以下中に添加する。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で1分間分散処理を行い、コールターマルチサイザーIIにより、アパーチャー径として100μmのアパーチャーを用いて2μm以上60μm以下の範囲の粒径の粒子の粒度分布を測定する。なお、サンプリングする粒子数は50000個である。
測定される粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積、数をそれぞれ小径側から累積分布を描いて、累積16%となる粒径を体積粒径D16v、数粒径D16p、累積50%となる粒径を体積平均粒径D50v、累積数平均粒径D50p、累積84%となる粒径を体積粒径D84v、数粒径D84pと定義する。
これらを用いて、体積平均粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2、数平均粒度分布指標(GSDp)は(D84p/D16p)1/2として算出される。
トナー粒子の形状係数SF1としては、110以上150以下が好ましく、120以上140以下がより好ましい。
なお、形状係数SF1は、下記式により求められる。
式:SF1=(ML/A)×(π/4)×100
上記式中、MLはトナーの絶対最大長、Aはトナーの投影面積を各々示す。
具体的には、形状係数SF1は、主に顕微鏡画像又は走査型電子顕微鏡(SEM)画像を画像解析装置を用いて解析することによって数値化され、以下のようにして算出される。すなわち、スライドガラス表面に散布した粒子の光学顕微鏡像をビデオカメラによりルーゼックス画像解析装置に取り込み、100個の粒子の最大長と投影面積を求め、上記式によって計算し、その平均値を求めることにより得られる。
(外添剤)
外添剤としては、チタン酸化合物粒子が含まれる。外添剤には、チタン酸化合物粒子以外に、他の外添剤も含んでいてもよい。
−チタン酸化合物粒子−
チタン酸化合物粒子は、1200ppmを超え6000ppm以下の範囲(望ましくは1240ppm以上5000ppm以下、より望ましくは1250ppm以上4000ppm以下)で、鉄(鉄原子)を含む。
鉄(鉄原子)の含有量を1200ppm超えとすると、チタン酸化合物粒子のペロブスカイト型結晶構造の乱れが適度に発現し、その結果、画像ムラの発生が抑制される。
一方、鉄(鉄原子)の含有量を6000以下とすると、チタン酸化合物粒子のペロブスカイト型結晶構造の過度な乱れによる鉄(鉄原子)の導通路の形成が抑えられる。その結果、画像部において現像されるトナーの帯電の不安定化を抑え、画像ムラの発生が抑制される。
鉄(鉄原子)の含有量は、チタン酸化合物の単位質量当たりに含まれる鉄(鉄原子)の含有量である。
鉄の含有量は、例えば、チタン酸化合物粒子を製造するときに添加する鉄化合物(例えば塩化鉄、硫化鉄、酸化鉄等)の添加量により調整される。
なお、鉄は、鉄化合物(例えば三酸化二鉄等)の形態又はチタン酸化合物の結晶格子中に取り込まれた形態で、チタン酸化合物粒子中に含まれると考えられる。
チタン酸化合物粒子中の鉄(鉄原子)の含有量(鉄含有量)は、誘電結合プラズマ発光分光分析装置(ICP−OES)によって測定される。
測定手順は、以下の通りである。
1.乾燥した200mLのビーカーに測定対象のチタン酸化合物粒子1gを投入する。
2.ビーカーに硫酸20mLを加え、密封型マイクロウェーブ湿式分解装置「MLS−1200MEGA」(MILESTONE社製)を用いて未溶解物が無くなるまで処理した後、水冷して溶液を得る。
3.処理した溶液を100mLメスフラスコに移し、蒸留水を加えて全容積を100mLとしたサンプル溶液を調整する。
4.サンプル溶液をさらに蒸留水で4倍に希釈して分析用試料とする。
5.分析用試料をICP−OESを用いてFe波長=238.204nmとして測定し、分析用試料の組成に対応する検量線と照合することにより、鉄イオンを定量する。
なお、検量線用試料は鉄を含有していないチタン酸化合物の分析用試料を作製し、鉄標準溶液を加えて調整する。
チタン酸化合物粒子を構成するチタン酸化合物は、メタチタン酸塩と呼ばれ、例えば、酸化チタンと他の金属酸化物又は他の金属炭酸塩から生成される塩である。
チタン酸化合物粒子として具体的には、例えば、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、チタン酸カルシウム(CaTiO)、チタン酸マグネシウム(MgTiO)、チタン酸バリウム(BaTiO)、チタン酸亜鉛(PbTiO)等の粒子が挙げられる。これらチタン酸化合物粒子は、1種単独で用いてもよし、2種以上併用してもよい。
これらの中でも、チタン酸化合物粒子としては、チタン酸ストロンチウム粒子、チタン酸カルシウム粒子、チタン酸マグネシウム粒子がよい。
特に、チタン酸ストロンチウム粒子は、他のチタン酸化合物粒子に比べ、強誘電性が弱い傾向があることから、鉄の含有量の調整により、ペロブスカイト型結晶構造の乱れが適度に発現し易い点で好適である。
チタン酸化合物粒子の体積平均粒径は、特に制限はないが、例えば、0.1μm以上3.0μm以下(望ましくは0.3μm以上2.0μm以下)がよい。
ここで、チタン酸化合物粒子の体積平均粒径は、トナー粒子にチタン酸化合物粒子を外添させた後のチタン酸化合物粒子の一次粒子100個をSEM(Scanning Electron Microscope)装置により観察し、一次粒子の画像解析によって粒子ごとの最長径、最短径を測定し、この中間値から球相当径を測定する。得られた球相当径の累積頻度における50%径(D50v)をチタン酸化合物粒子の平均粒径(つまり体積平均粒径)とする。
チタン酸化合物粒子は、固相法、液相法等の公知の方法により作製する。
固相法は、例えば、酸化チタンと他の金属酸化物又は他の金属炭酸塩とを混合し、焼成する方法である。
液相法は、例えば、メタチタン酸(酸化チタンの水和物)と他の金属酸化物又は他の金属炭酸塩とを水系中で反応させた後、焼成する方法である。
ここで、チタン酸化合物粒子に鉄(鉄原子)を添加する方法としては、例えば、原料に、酸化鉄、水溶性の鉄酸化化合物(塩化第一鉄、塩化第二鉄、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄等)を添加した状態で、焼成する方法が挙げられる。また、液相法において、水溶性の鉄酸化化合物の無水物又は水和物の水溶液に、メタチタン酸(酸化チタンの水和物)と他の金属酸化物又は他の金属炭酸塩とを添加して反応させた後、焼成する方法も挙げられる。
チタン酸化合物粒子の外添量としては、特に制限はないが、例えば、トナー粒子に対して、0.1質量%以上2.0質量%以下(望ましくは0.4質量%以上1.5質量%以下)がよい。
チタン酸化合物粒子の外添量を上記範囲とすると、画像ムラが抑制され易くなる。
−他の外添剤−
他の外添剤としては、例えば、チタン酸化合物粒子以外の他の無機粒子が挙げられる。該他の無機粒子として、SiO、TiO、Al、CuO、ZnO、SnO、CeO、Fe、MgO、BaO、CaO、KO、NaO、ZrO、CaO・SiO、KO・(TiO、Al・2SiO、CaCO、MgCO、BaSO、MgSO等が挙げられる。
他の外添剤としての無機粒子の表面は、疎水化処理が施されていることがよい。疎水化処理は、例えば疎水化処理剤に無機粒子を浸漬する等して行う。疎水化処理剤は特に制限されないが、例えば、シラン系カップリング剤、シリコーンオイル、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤等が挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
疎水化処理剤の量としては、通常、例えば、無機粒子100質量部に対して、1質量部以上10質量部である。
他の外添剤としては、樹脂粒子(ポリスチレン、PMMA、メラミン樹脂等の樹脂粒子)、クリーニング活剤(例えば、ステアリン酸亜鉛に代表される高級脂肪酸の金属塩、フッ素系高分子量体の粒子)等も挙げられる。
他の外添剤の外添量としては、例えば、トナー粒子に対して、0.01質量%以上5質量%以下が好ましく、0.01質量%以上2.0質量%以下がより好ましい。
(トナーの製造方法)
次に、本実施形態に係るトナーの製造方法について説明する。
本実施形態に係るトナーは、トナー粒子を製造後、トナー粒子に対して、外添剤を外添することで得られる。
トナー粒子は、乾式製法(例えば、混練粉砕法等)、湿式製法(例えば凝集合一法、懸濁重合法、溶解懸濁法等)のいずれにより製造してもよい。トナー粒子の製法は、これらの製法に特に制限はなく、周知の製法が採用される。
これらの中でも、凝集合一法により、トナー粒子を得ることがよい。
具体的には、例えば、トナー粒子を凝集合一法により製造する場合、
結着樹脂となる樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液を準備する工程(樹脂粒子分散液準備工程)と、樹脂粒子分散液中で(必要に応じて他の粒子分散液を混合した後の分散液中で)、樹脂粒子(必要に応じて他の粒子)を凝集させ、凝集粒子を形成する工程(凝集粒子形成工程)と、凝集粒子が分散された凝集粒子分散液に対して加熱し、凝集粒子を融合・合一して、トナー粒子を形成する工程(融合・合一工程)と、を経て、トナー粒子を製造する。
なお、凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を得た後、当該凝集粒子分散液と、樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液と、をさらに混合し、凝集粒子の表面にさらに樹脂粒子を付着するように凝集して、第2凝集粒子を形成する工程と、第2凝集粒子が分散された第2凝集粒子分散液に対して加熱をし、第2凝集粒子を融合・合一して、コア/シェル構造のトナー粒子を形成する工程と、を経て、トナー粒子を製造してもよい。
そして、本実施形態に係るトナーは、例えば、得られた乾燥状態のトナー粒子に、外添剤を添加し、混合することにより製造される。混合は、例えばVブレンダー、ヘンシェルミキサー、レディーゲミキサー等によって行うことがよい。更に、必要に応じて、振動師分機、風力師分機等を使ってトナーの粗大粒子を取り除いてもよい。
<静電荷像現像剤>
本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係るトナーを少なくとも含むものである。
本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係るトナーのみを含む一成分現像剤であってもよいし、当該トナーとキャリアと混合した二成分現像剤であってもよい。
キャリアとしては、特に制限はなく、公知のキャリアが挙げられる。キャリアとしては、例えば、磁性粉からなる芯材の表面に被覆樹脂を被覆した被覆キャリア;マトリックス樹脂中に磁性粉が分散・配合された磁性粉分散型キャリア;多孔質の磁性粉に樹脂を含浸させた樹脂含浸型キャリア;マトリックス樹脂に導電性粒子が分散・配合された樹脂分散型キャリア;等が挙げられる。
なお、磁性粉分散型キャリア、樹脂含浸型キャリア、及び導電性粒子分散型キャリアは、当該キャリアの構成粒子を芯材とし、これに被覆樹脂により被覆したキャリアであってもよい。
磁性粉としては、例えば、酸化鉄、ニッケル、コバルト等の磁性金属、フェライト、マグネタイト等の磁性酸化物等が挙げられる。
導電性粒子としては、金、銀、銅等の金属、カーボンブラック、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、硫酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、チタン酸カリウム等の粒子が挙げられる。
被覆樹脂、及びマトリックス樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルエーテル、ポリビニルケトン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、オルガノシロキサン結合を含んで構成されるストレートシリコーン樹脂又はその変性品、フッ素樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
なお、被覆樹脂、及びマトリックス樹脂には、導電材料等、その他添加剤を含ませてもよい。
ここで、芯材の表面に被覆樹脂を被覆するには、被覆樹脂、及び必要に応じて各種添加剤を適当な溶媒に溶解した被覆層形成用溶液により被覆する方法等が挙げられる。溶媒としては、特に限定されるものではなく、使用する被覆樹脂、塗布適性等を勘案して選択すればよい。
具体的な樹脂被覆方法としては、芯材を被覆層形成用溶液中に浸漬する浸漬法、被覆層形成用溶液を芯材表面に噴霧するスプレー法、芯材を流動エアーにより浮遊させた状態で被覆層形成用溶液を噴霧する流動床法、ニーダーコーター中でキャリアの芯材と被覆層形成用溶液とを混合し、溶剤を除去するニーダーコーター法等が挙げられる。
二成分現像剤における、トナーとキャリアとの混合比(質量比)は、トナー:キャリア=1:100乃至30:100が好ましく、3:100乃至20:100がより好ましい。
<画像形成装置/画像形成方法>
本実施形態に係る画像形成装置/画像形成方法について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、像保持体の表面を帯電する接触帯電方式の帯電手段と、帯電した像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、像保持体の表面をクリーニングするクリーニングブレードを有するクリーニング手段と、記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、を備える。そして、静電荷像現像剤として、本実施形態に係る静電荷像現像剤が適用される。
本実施形態に係る画像形成装置では、接触帯電方式の帯電手段により像保持体の表面を帯電する帯電工程と、帯電した像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、本実施形態に係る静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像工程と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、クリーニングブレードにより像保持体の表面をクリーニングするクリーニング工程と、記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着工程と、を有する画像形成方法(本実施形態に係る画像形成方法)が実施される。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体の表面に形成されたトナー画像を直接記録媒体に転写する直接転写方式の装置;像保持体の表面に形成されたトナー画像を中間転写体の表面に一次転写し、中間転写体の表面に転写されたトナー画像を記録媒体の表面に二次転写する中間転写方式の装置;トナー画像の転写後、帯電前に像保持体の表面に除電光を照射して除電する除電手段を備える装置等の周知の画像形成装置が適用される。
中間転写方式の装置の場合、転写手段は、例えば、表面にトナー画像が転写される中間転写体と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を中間転写体の表面に一次転写する一次転写手段と、中間転写体の表面に転写されたトナー画像を記録媒体の表面に二次転写する二次転写手段と、を有する構成が適用される。
なお、本実施形態に係る画像形成装置において、例えば、現像手段を含む部分が、画像形成装置に対して脱着されるカートリッジ構造(プロセスカートリッジ)であってもよい。プロセスカートリッジとしては、例えば、本実施形態に係る静電荷像現像剤を収容し、現像手段を備えるプロセスカートリッジが好適に用いられる。
以下、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示すが、これに限定されるわけではない。なお、図に示す主用部を説明し、その他はその説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
図1に示す画像形成装置は、色分解された画像データに基づくイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写真方式の第1乃至第4の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10K(画像形成手段)を備えている。これらの画像形成ユニット(以下、単に「ユニット」と称する場合がある)10Y、10M、10C、10Kは、水平方向に互いに予め定められた距離離間して並設されている。なお、これらユニット10Y、10M、10C、10Kは、画像形成装置に対して脱着するプロセスカートリッジであってもよい。
各ユニット10Y、10M、10C、10Kの図面における上方には、各ユニットを通して中間転写体としての中間転写ベルト20が延設されている。中間転写ベルト20は、図における左から右方向に互いに離間して配置された駆動ロール22及び中間転写ベルト20内面に接する支持ロール24に巻きつけて設けられ、第1のユニット10Yから第4のユニット10Kに向う方向に走行されるようになっている。なお、支持ロール24は、図示しないバネ等により駆動ロール22から離れる方向に力が加えられており、両者に巻きつけられた中間転写ベルト20に張力が与えられている。また、中間転写ベルト20の像保持体側面には、駆動ロール22と対向して中間転写体クリーニング装置30が備えられている。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収められたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを含むトナーの供給がなされる。
第1乃至第4のユニット10Y、10M、10C、10Kは、同等の構成を有しているため、ここでは中間転写ベルト走行方向の上流側に配設されたイエロー画像を形成する第1のユニット10Yについて代表して説明する。なお、第1のユニット10Yと同等の部分に、イエロー(Y)の代わりに、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)を付した参照符号を付すことにより、第2乃至第4のユニット10M、10C、10Kの説明を省略する。
第1のユニット10Yは、像保持体として作用する感光体1Yを有している。感光体1Yの周囲には、感光体1Yの表面を予め定められた電位に帯電させる帯電ロール(帯電手段の一例)2Y、帯電された表面を色分解された画像信号に基づくレーザ光線3Yよって露光して静電荷像を形成する露光装置(静電荷像形成手段の一例)3、静電荷像に帯電したトナーを供給して静電荷像を現像する現像装置(現像手段の一例)4Y、現像したトナー画像を中間転写ベルト20上に転写する一次転写ロール5Y(一次転写手段の一例)、及び一次転写後に感光体1Yの表面に残存するトナーを除去するクリーニングブレード6Y−1を有する感光体クリーニング装置(クリーニング手段の一例)6Yが順に配置されている。
なお、一次転写ロール5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各一次転写ロール5Y、5M、5C、5Kには、一次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各一次転写ロールに印加する転写バイアスを可変する。
以下、第1ユニット10Yにおいてイエロー画像を形成する動作について説明する。
まず、動作に先立って、帯電ロール2Yによって感光体1Yの表面が−600V乃至−800Vの電位に帯電される。
感光体1Yは、導電性(例えば20℃における体積抵抗率:1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー画像パターンの静電荷像が感光体1Yの表面に形成される。
静電荷像とは、帯電によって感光体1Yの表面に形成される像であり、レーザ光線3Yによって、感光層の被照射部分の比抵抗が低下し、感光体1Yの表面の帯電した電荷が流れ、一方、レーザ光線3Yが照射されなかった部分の電荷が残留することによって形成される、いわゆるネガ潜像である。
感光体1Y上に形成された静電荷像は、感光体1Yの走行に従って予め定められた現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電荷像が、現像装置4Yによってトナー画像として可視像(現像像)化される。
現像装置4Y内には、例えば、少なくともイエロートナーとキャリアとを含む静電荷像現像剤が収容されている。イエロートナーは、現像装置4Yの内部で攪拌されることで摩擦帯電し、感光体1Y上に帯電した帯電荷と同極性(負極性)の電荷を有して現像剤ロール(現像剤保持体の一例)上に保持されている。そして感光体1Yの表面が現像装置4Yを通過していくことにより、感光体1Y表面上の除電された潜像部にイエロートナーが静電的に付着し、潜像がイエロートナーによって現像される。イエローのトナー画像が形成された感光体1Yは、引続き予め定められた速度で走行され、感光体1Y上に現像されたトナー画像が予め定められた一次転写位置へ搬送される。
感光体1Y上のイエロートナー画像が一次転写へ搬送されると、一次転写ロール5Yに一次転写バイアスが印加され、感光体1Yから一次転写ロール5Yに向う静電気力がトナー画像に作用され、感光体1Y上のトナー画像が中間転写ベルト20上に転写される。このとき印加される転写バイアスは、トナーの極性(−)と逆極性の(+)極性であり、例えば第1ユニット10Yでは制御部に(図示せず)よって+10μAに制御されている。
一方、感光体1Y上に残留したトナーは感光体クリーニング装置6Yで除去されて回収される。
また、第2のユニット10M以降の一次転写ロール5M、5C、5Kに印加される一次転写バイアスも、第1のユニットに準じて制御されている。
こうして、第1のユニット10Yにてイエロートナー画像の転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4のユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー画像が重ねられて多重転写される。
第1乃至第4のユニットを通して4色のトナー画像が多重転写された中間転写ベルト20は、中間転写ベルト20と中間転写ベルト内面に接する支持ロール24と中間転写ベルト20の像保持面側に配置された二次転写ロール(二次転写手段の一例)26とから構成された二次転写部へと至る。一方、記録紙(記録媒体の一例)Pが供給機構を介して二次転写ロール26と中間転写ベルト20とが接触した隙間に予め定められたタイミングで給紙され、二次転写バイアスが支持ロール24に印加される。このとき印加される転写バイアスは、トナーの極性(−)と同極性の(−)極性であり、中間転写ベルト20から記録紙Pに向う静電気力がトナー画像に作用され、中間転写ベルト20上のトナー画像が記録紙P上に転写される。なお、この際の二次転写バイアスは二次転写部の抵抗を検出する抵抗検出手段(図示せず)により検出された抵抗に応じて決定されるものであり、電圧制御されている。
この後、記録紙Pは定着装置(定着手段の一例)28における一対の定着ロールの圧接部(ニップ部)へと送り込まれトナー画像が記録紙P上へ定着され、定着画像が形成される。
トナー画像を転写する記録紙Pとしては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンター等に使用される普通紙が挙げられる。記録媒体は記録紙P以外にも、OHPシート等も挙げられる。
定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録紙Pの表面も平滑が好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等が好適に使用される。
カラー画像の定着が完了した記録紙Pは、排出部へ向けて搬出され、一連のカラー画像形成動作が終了される。
<プロセスカートリッジ/トナーカートリッジ>
本実施形態に係るプロセスカートリッジについて説明する。
本実施形態に係るプロセスカートリッジは、本実施形態に係る静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジである。
なお、本実施形態に係るプロセスカートリッジは、上記構成に限られず、現像装置と、その他、必要に応じて、例えば、像保持体、帯電手段、静電荷像形成手段、及び転写手段等のその他手段から選択される少なくとも一つと、を備える構成であってもよい。
以下、本実施形態に係るプロセスカートリッジの一例を示すが、これに限定されるわけではない。なお、図に示す主用部を説明し、その他はその説明を省略する。
図2は、本実施形態に係るプロセスカートリッジを示す概略構成図である。
図2に示すプロセスカートリッジ200は、例えば、取り付けレール116及び露光のための開口部118が備えられた筐体117により、感光体107(像保持体の一例)と、感光体107の周囲に備えられた帯電ロール108(帯電手段の一例)、現像装置111(現像手段の一例)、及びクリーニングブレード113−1を有する感光体クリーニング装置113(クリーニング手段の一例)を一体的に組み合わせて保持して構成し、カートリッジ化されている。
なお、図2中、109は露光装置(静電荷像形成手段の一例)、112は転写装置(転写手段の一例)、115は定着装置(定着手段の一例)、300は記録紙(記録媒体の一例)を示している。
次に、本実施形態に係るトナーカートリッジについて説明する。
本実施形態に係るトナーカートリッジは、本実施形態に係るトナーを収容し、画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジである。トナーカートリッジは、画像形成装置内に設けられた現像手段に供給するための補給用のトナーを収容するものである。
なお、図1に示す画像形成装置は、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kの着脱される構成を有する画像形成装置であり、現像装置4Y、4M、4C、4Kは、各々の現像装置(色)に対応したトナーカートリッジと、図示しないトナー供給管で接続されている。また、トナーカートリッジ内に収容されているトナーが少なくなった場合には、このトナーカートリッジが交換される。
以下、実施例及び比較例を挙げ、本実施形態をより具体的に詳細に説明するが、本実施形態はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。ただし、実施例1〜6、実施例11〜12は、参考例に該当する。なお、「部」とは、特に断りがない限り、「質量部」を意味する。
[トナー粒子の作製]
(トナー粒子1)
−ポリエステル樹脂粒子分散液の調製−
・エチレングリコール〔和光純薬工業(株)製〕 37部
・ネオペンチルグリコール〔和光純薬工業(株)製〕 65部
・1,9 ノナンジオール〔和光純薬工業(株)製〕 32部
・テレフタル酸〔和光純薬工業(株)製〕 96部
上記モノマーをフラスコに仕込み、1時間をかけて温度200℃まで上げ、反応系内が攪拌されていることを確認したのち、ジブチル錫オキサイドを1.2部投入した。更に、生成する水を留去しながら同温度から6時間をかけて240℃まで温度を上げ、240℃で更に4時間脱水縮合反応を継続し、酸価が9.4mgKOH/g、重量平均分子量13,000、ガラス転移温度62℃であるポリエステル樹脂Aを得た。
次いで、ポリエステル樹脂Aを溶融状態のまま、キャビトロンCD1010((株)ユーロテック製)に毎分100部の速度で移送した。別途準備した水性媒体タンクに試薬アンモニア水をイオン交換水で希釈した0.37%濃度の希アンモニア水を入れ、熱交換器で120℃に加熱しながら毎分0.1リットルの速度で上記ポリエステル樹脂溶融体と共に上記キャビトロンに移送した。回転子の回転速度が60Hz、圧力が5kg/cmの条件でキャビトロンを運転し、
体積平均粒径160nm、固形分30%、ガラス転移温度62℃、重量平均分子量Mwが13,000の樹脂粒子が分散されたポリエステル樹脂粒子分散液を得た。
−着色剤粒子分散液の調製−
・シアン顔料〔PigmentBlue15:3、大日精化工業(株)製〕 10部
・アニオン性界面活性剤〔ネオゲンSC、第一工業製薬(株)製〕 2部
・イオン交換水 80部
上記の成分を混合し、高圧衝撃式分散機アルティマイザー〔HJP30006、(株)スギノマシン製〕により1時間分散し、体積平均粒径180nm、固形分20%の着色剤粒子分散液を得た。
−離型剤粒子分散液の調製−
・カルナバワックス〔RC−160、溶融温度84℃、東亜化成(株)製〕 50部
・アニオン性界面活性剤〔ネオゲンSC、第一工業製薬製〕 2部
・イオン交換水 200部
上記成分を120℃に加熱して、IKA社製、ウルトラタラックスT50で混合・分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、体積平均粒径が200nm、固形分20%の離型剤粒子分散液を得た。
−トナー粒子の作製−
・ポリエステル樹脂粒子分散液 200部
・着色剤粒子分散液 25部
・離型剤粒子分散液: 30部
・ポリ塩化アルミニウム 0.4部
・イオン交換水 100部
上記の成分をステンレス製フラスコに投入し、IKA社製のウルトラタラックスを用い混合、分散した後、加熱用オイルバスでフラスコを攪拌しながら48℃まで加熱した。48℃で30分保持した後、ここに上記と同じポリエステル樹脂粒子分散液を70部追加した。
その後、濃度0.5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を用いて系内のpHを8.0 に調整した後、ステンレス製フラスコを密閉し、攪拌軸のシールを磁力シールして攪拌を継続しながら90℃まで加熱して3時間保持した。反応終了後、降温速度を2℃/分で冷却し、濾過、イオン交換水で洗浄した後、ヌッチェ式吸引濾過により固液分離を行った。これをさらに30℃のイオン交換水3Lを用いて再分散し、15分間300rpmで攪拌・洗浄した。この洗浄操作をさらに6回繰り返し、濾液のpHが7.54、電気伝導度6.5μS/cmとなったところで、ヌッチェ式吸引濾過によりNo.5A ろ紙を用いて固液分離を行った。次いで真空乾燥を12時間継続してトナー粒子を得た。
トナー粒子1の体積平均粒径D50vをコールターカウンターで測定したところ5.8μmであり、SF1は130であった。
[外添剤の作製]
(チタン酸化合物粒子T1)
以下に示す方法により、チタン酸化合物粒子T1を作製した。
メタチタン酸分散液に、4.0規定の水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH9.0に調整した後、6.0規定の塩酸水溶液を添加してpHを5.5に調整して中和処理した。その後、濾過・水洗浄して作製したメタチタン酸に水を加え、酸化チタン換算で1.25モル/Lに相当する分散液を作製した後、6.0規定の塩酸水溶液を加えてpHを1.2に調整した。次に、分散液の温度を35℃に調整して55分間撹拌した。
上記分散液より酸化チタン換算で0.156モルに相当するメタチタン酸を採取し反応容器に投入し、塩化ストロンチウムSrCl水溶液と塩化第二鉄水溶液を反応容器に投入した。続いて、反応容器に水を加え、酸化チタン濃度が0.156モル/Lになるよう調整した。ここで、塩化ストロンチウムSrClは酸化チタンに対しモル比で1.15となるよう、塩化第二鉄は酸化チタンに対してモル比で0.130になるよう添加した。
反応容器内を窒素ガスに置換後、撹拌しながら90℃に昇温し、4.0規定の水酸化ナトリウム水溶液を24時間かけてpHが8.0になるまで滴下し、その後90℃で1時間撹拌し反応を終了した。反応終了後、内容物を40℃まで冷却、静置し、上澄み液を除去した後、純水2500質量部を用いてデカンテーションを2回繰り返した後、吸引濾過でヌッチェ上にケーキ層を形成させ、ケーキ層に純水3000重量部を通水させて洗浄した。洗浄したケーキ層を固形物として取り出し、110℃で8時間乾燥処理を行い、チタン酸ストロンチウム乾燥物を得た。
得られたチタン酸ストロンチウム乾燥物をアルミナ製のるつぼに入れ930℃で焼成処理を行った。焼成処理後、機械式粉砕装置を用いて60分間解砕処理を行いチタン酸化合物粒子T1を得た。得られたチタン酸化合物粒子T1の鉄含有量を測定したところ1250ppmであり、体積平均粒径は0.3μmであった。
(チタン酸化合物粒子T2、T3、T6、T7、T8)
表1に従って、添加する塩化第二鉄の量を変更した以外は、チタン酸化合物粒子T1と同様にして、チタン酸化合物粒子T2、T3、T6、T7、T8を作製した。
(チタン酸化物粒子T4)
塩化ストロンチウムSrClのかわりに塩化カルシウムCaClを用い、表1に従って、添加する塩化第二鉄の量、メタチタン酸分散液の35℃での撹拌時間を変更した以外は、チタン酸化合物T1と同様にして、チタン酸化合物T4を作製した。
(チタン酸化合物粒子T5)
塩化ストロンチウムSrClのかわりに塩化マグネシウムMgClを用い、表1に従って、添加する塩化第二鉄の量、メタチタン酸分散液の35℃での撹拌時間を変更した以外は、チタン酸化合物T1と同様にして、チタン酸化合物T5を作製した。
(比較チタン酸化合物粒子CT1〜CT2)
表1に従って、添加する塩化第二鉄の量を変更した以外は、チタン酸化合物粒子T1と同様にして、チタン酸化合物粒子CT1〜CT2を作製した。
(比較チタン酸化合物粒子CT3:特許4979517の複合無機微粉体6に該当)
硫酸チタニル粉末を蒸留水に溶解し、溶液中のTi濃度が1.5(mol/l)、反応終了時の酸濃度が2.0(mol/l)になるように、硫酸及び蒸留水を添加した溶液を調整し、この溶液を、密閉した容器により、110℃の加熱処理を36時間行い、加水分解反応を行った。その後、水洗浄を行い十分に硫酸、不純物を除去し、メタチタン酸スラリーを得た。このスラリーに、酸化チタンに対して等モル量になるように炭酸ストロンチウム(SrCO:平均粒子径80nm)を添加、また酸化チタンに対して2%モル量になるように酸化鉄(Fe:平均粒子径20nm)を添加する。水系湿式中で十分に混合した後、洗浄、乾燥後、750℃にて7時間焼結し、機械粉砕、分級工程を経て、チタン酸化合物粒子CT3(チタン酸ストロンチウム粒子)を得た。
(比較チタン酸化合物粒子CT4:特開2010−19887の実施例1のチタン酸化合物に該当)
硫酸法により作製したメタチタン酸分散液に、4.0モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液によりpHを9.0に調整して脱硫処理を行った後、6.0モル/リットルの塩酸水溶液を添加してpHを5.5に調整して中和処理した。その後、メタチタン酸分散液をろ過、水洗処理して作製したメタチタン酸のケーキ物に水を加え、酸化チタンTiO換算で1.25モル/リットルに相当する分散液に調製した後、6.0モル/リットルの塩酸水溶液でpH1.2に調整した。そして、分散液の温度を35℃に調整して、この温度下で1時間撹拌を行ってメタチタン酸分散液を解膠処理した。
上記解膠処理を行ったメタチタン酸分散液より、酸化チタンTiO換算で0.156モルに相当するメタチタン酸を採取して反応容器に投入し、続いて、炭酸カルシウムCaCO水溶液と塩化第二鉄水溶液を反応容器に投入した。その後、酸化チタン濃度が0.156モル/リットルとなる様に反応系を調製した。ここで、炭酸カルシウムCaCOは、酸化チタンに対しモル比で1.15となる様(CaCO/TiO=1.15/1.00)添加し、塩化第二鉄は、酸化チタンに対してモル比で0.03になる様に添加した(FeCl/TiO=0.03/1.00)。
上記反応容器内に窒素ガスを供給して、20分間放置することにより反応容器内を窒素ガス雰囲気下にした後、メタチタン酸、炭酸カルシウム、及び、塩化第二鉄からなる混合溶液を90℃に加温した。続いて、水酸化ナトリウム水溶液を24時間かけてpHが8.0になるまで添加し、その後、90℃で1時間撹拌を続けて反応を終了させた。
反応終了後、反応容器内を40℃まで冷却し、窒素雰囲気下で上澄み液を除去した後、純水2500質量部を反応容器内に投入してデカンテーションを繰り返し2回行った。デカンテーション実施後、反応系をヌッチェでろ過処理してケーキ物を形成し、得られたケーキ物を110℃に加熱して大気中で8時間の乾燥処理を行った。
得られたチタン酸カルシウムの乾燥物をアルミナ製るつぼに投入し、930℃で脱水するとともに焼成処理した。焼成処理後、チタン酸カルシウムを水中に投入し、サンドグラインダーで湿式粉砕処理を行い分散液とした後、6.0モル/リットルの塩酸水溶液を添加してpHを2.0に調整して、過剰分の炭酸カルシウムを除去した。前記除去処理後、シリコーンオイルエマルジョン(ジメチルポリシロキサン系エマルジョン)「SM7036EX(東レ・ダウコーニングシリコーン(株)製)」を用いてチタン酸カルシウムに対して湿式の疎水化処理を行った。前記疎水化処理は、チタン酸カルシウム固形分100質量部に対して前記シリコーンオイルエマルジョンを0.7質量部添加して、30分間撹拌処理を行ったものである。
前記湿式の疎水化処理後、4.0モル/リットル水酸化ナトリウム水溶液を添加して、pHを6.5に調整して中和処理を行い、その後、ろ過、洗浄を行い、150℃で乾燥処理した。さらに、機械式粉砕装置を用いて60分間解砕処理を行い、チタン酸化合物粒子CT4(チタン酸カルシウム粒子)を得た。
[実施例1〜12、比較例1〜4の作製]
表1に記載したトナー粒子及びチタン酸化合物粒子の組み合わせで、トナー粒子100部に対して、チタン酸化合物粒子(部数は表1に記載)、及びコロイダルシリカ(日本アエロジル社製R972)3部を添加し、ヘンシェルミキサーで混合して、各トナーを得た。
そして、得られた各トナーとキャリアとを、トナー:キャリア=5:95(質量比)の割合でVブレンダーに入れ、20分間撹拌し、各現像剤を得た。
なお、キャリアは次のように作製されたものを用いた。
・フェライト粒子(体積平均粒子径:50μm) 100部
・トルエン 14部
・スチレン−メチルメタクリレート共重合体 2部
(成分比:90/10、Mw=80000)
・カーボンブラック(R330:キャボット社製) 0.2部
まず、フェライト粒子を除く上記成分を10分間スターラーで撹拌させて、分散した被覆液を調製し、次に、この被覆液とフェライト粒子とを真空脱気型ニーダーに入れて、60℃において30分撹拌した後、さらに加温しながら減圧して脱気し、乾燥させることによりキャリアを得た。
[評価]
各例で得られた現像剤について、以下の評価を行った。
(フィルミング評価)
各例で得られた現像剤を、富士ゼロックス社製画像形成装置「DocuPrintC3200」改造機(プロセス速度を320mm/sにし、定着装置を除去して、転写工程までは通常と同じように動作するように改造したもの)を用い、記録媒体上のトナー量を0.2g/mとして10℃/15%RH環境下において5000枚の連続出力を行い、感光体へのフィルミングによる画像欠陥が発生したプリント枚数について百分率で数値化し評価した。
評価基準は以下の通りである。
G1:フィルミングによる画像欠陥の発生が0.5%未満
G2:フィルミングによる画像欠陥の発生が0.5%以上1.0%未満
G3:フィルミングによる画像欠陥の発生が1.0%以上2.0%未満
G4:フィルミングによる画像欠陥の発生が2.0%以上5.0%未満
G5:フィルミングによる画像欠陥の発生が5.0%以上
(画像ムラ評価)
各例で得られた現像剤を、富士ゼロックス社製画像形成装置「DocuCentre500CP」の現像器に充填した。
この画像形成装置を用いて、10℃、15%RH環境下で、部分的に非画像部が含まれる画像濃度90%のベタ画像をA4紙に連続で1000枚出力した。その後、画像濃度50%のハーフトーン画像をA4紙に出力し、出力したハーフトーン画像について、部分的に非画像部が含まれるベタ画像の非画像部に相当する部分、ベタ画像部に相当する部分について、X−rite濃度計(X−rite404、X−rite社製)によって画像濃度をそれぞれ12点測定しその平均値を取り、非画像部に相当する部分とベタ画像部に相当する部分の画像濃度の差を算出し、画像ムラの評価を行った。なお、G1〜G4が許容される範囲である。
評価基準は以下の通りである。
G1:画像濃度の差が0.01%未満
G2:画像濃度の差が0.01%以上0.1%未満
G3:画像濃度の差が0.1%以上0.3%未満
G4:画像濃度の差が0.3%以上0.5%未満
G5:画像濃度の差が0.5以上
以下、各例の詳細と共に、評価結果を表1及び2に示す。
Figure 0005880476
Figure 0005880476
上記結果から、本実施例では、比較例に比べ、フィルミングの評価が良好な上、画像ムラの評価について良好な結果が得られたことがわかる。
1Y、1M、1C、1K、感光体(像保持体の一例)
2Y、2M、2C、2K、帯電ロール(帯電手段の一例)
3 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
4Y、4M、4C、4K 現像装置(現像手段の一例)
5Y、5M、5C、5K 一次転写ロール(一次転写手段の一例)
6Y、6M、6C、6K 感光体クリーニング装置(クリーング手段の一例)
6Y−1、6M−1、6C−1、6K−1 クリーングブレード
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
20 中間転写ベルト(中間転写体の一例)
22 駆動ロール
24 支持ロール
26 二次次転写ロール(二次転写手段の一例)
30 中間転写体クリーニング装置
107 感光体(像保持体の一例)
108 帯電ロール(帯電手段の一例)
109 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
111 現像装置(現像手段の一例)
112 転写装置(転写手段の一例)
113 感光体クリーニング装置(クリーング手段の一例)
113−1 クリーングブレード
115 定着装置(定着手段の一例)
116 取り付けレール
117 筐体
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ
300 記録紙(記録媒体の一例)
P 記録紙(記録媒体の一例)

Claims (8)

  1. トナー粒子と、
    鉄の含有量が2500ppm以上5000ppm以下のチタン酸化合物粒子を含む外添剤と、
    を有する静電荷像現像用トナー。
  2. 前記鉄の含有量が、2500ppm以上4000ppm以下のチタン酸化合物粒子を含む請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
  3. 前記チタン酸化合物粒子の外添量が、トナー粒子に対して、0.4質量%以上1.5質量%以下である請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
  4. 前記チタン酸化合物粒子が、チタン酸ストロンチウム粒子、チタン酸カルシウム粒子、及びチタン酸マグネシウム粒子から選択される少なくとも1種である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像剤。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを収容し、
    画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。
  7. 請求項5に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
    画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
  8. 像保持体と、
    前記像保持体の表面を帯電する接触帯電方式の帯電手段と、
    帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
    請求項5に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
    前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
    前記像保持体の表面をクリーニングするクリーニングブレードを有するクリーニング手段と、
    前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
    を備える画像形成装置。
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