理解しやすくするために、同一の参照番号を使用し、これらの図に共通の同一の要素をできる限り指定する。
一般に、ワイヤレス・ネットワークとともに使用するためのネットワーク解析機能が本明細書に図示され、説明されているが、他のさまざまな機能も本明細書に提示されうることに留意されたい。
少なくともいくつかの実施形態において、ネットワーク解析機能は、エンドユーザの観点からネットワークを見ることによってネットワーク内のサービス障害の予防的検出をサポートする。少なくとも1つの実施形態において、予防的検出は、エンドユーザ・デバイス(例えば、スマートフォンおよび他のデバイス)に、サービスに影響のある問題が生じていないか監視し、そのような問題が検出されたときにサービスに影響のある問題を自律的に報告するバックグラウンド・アプリケーションを走らせることによって実現される。バックグラウンド・アプリケーションは、問題が検出される前および/または後に、診断情報を収集し、その診断情報を解析のためネットワーク・ノードに転送する。ネットワーク・ノードは、エンドユーザ・デバイスから収集したデータ、1つまたは複数のネットワークベースのデータ・コレクタから収集したデータ、および、オプションにより、1つまたは複数のネットワーク・サポート・システムからの情報を編集して解析し、問題を診断し、サービスがなおいっそう影響を受ける可能性がある前に動的に対応する。こうして、ワイヤレス・オペレータは、顧客にエクスペリエンスの改善された質および信頼性を提供することができる。
少なくともいくつかの実施形態では、ネットワーク解析機能は、ネットワーク運用技術者がワイヤレス・ネットワークに対して管理機能を実行している間にネットワーク運用技術者側のデータ収集のニーズを予想するように構成された協調活動管理機構を備える(例えば、問題のトラブルシューティングを行う過程で必要になるデータ、問題を是正する過程で必要になるデータ、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)。このようにして、ネットワーク解析機能の実施形態のうちの少なくともいくつかは、ワイヤレス・ネットワークにおける問題に対応して、問題のトラブルシューティングおよび解決を実施するための機構を備える。
少なくともいくつかの実施形態では、ネットワーク解析機能は、データ収集機能を改善し、それにより、さまざまなタイプの入力情報に基づき、さまざまな規模で、データ収集の自動化されたアクティブ化および非アクティブ化を利用できるようにする。例えば、ネットワーク解析機能により、製品特有のネットワーク性能に関係する情報、ワイヤレス・ネットワーク上の特定のエンドユーザ・デバイスもしくはエンドユーザ・デバイスのグループに関連するエラー、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せのうちの1つまたは複数に基づきデータ収集のアクティブ化および/または非アクティブ化を実行することができる。少なくともいくつかの場合において、これにより、問題が発生した後の問題の認識に基づく、またデータ・キャプチャ・ツールを使用するネットワーク・オペレータによるデータ収集の手動設定に基づく、またはそのような手動設定を必要とすることすらある、ネットワーク診断データのキャプチャに関する改善がもたらされる。
少なくともいくつかの実施形態では、ネットワーク解析機能は、さまざまなデータ解析および関連する管理機能を実行する際に使用するため解析されるデータのターゲットとされる収集をサポートする。データの収集は、さまざまな粒度レベルでターゲットにされうる(例えば、エンドユーザ・デバイスに基づき、1つまたは複数の共通の特性を共有するエンドユーザ・デバイスの1つまたは複数のグループに対して、ワイヤレス・ネットワーク・ノードまたは関連するインターフェースに基づき、および同様の方法で、さらにはこれらのさまざまな組合せで)。その結果、少なくともいくつかの場合において、すべてのエンドユーザ・デバイスに対するデータをキャプチャし、解析する必要がなくなり、そのため、さまざまな管理機能を備えるために必要なデータ記憶容量の削減、さまざまな管理機能を備えるために解析されるデータの量の削減、および同様のこと、さらにはこれらのさまざまな組合せが実現する。
少なくともいくつかの実施形態では、ネットワーク解析機能は、ネットワーク要素および/またはエンドユーザ・デバイスによって検出されるイベントに基づきデータ収集および解析を制御するように構成される。
少なくともいくつかの実施形態では、ネットワーク解析機能は、ネットワーク・デバイスおよび/またはエンドユーザ・デバイスからのデータの収集をサポートする。
少なくともいくつかの実施形態では、ネットワーク解析機能は、データ・ストリームの協調キャプチャ、キャプチャされたデータ・ストリームの復号化(例えば、ベアラ・トラヒックの復号化を含みうる)、復号化されたデータ・ストリームの解析、および同様の操作、さらにはこれらのさまざまな組合せをサポートする。
少なくともいくつかの実施形態では、ネットワーク解析機能を利用することで、ワイヤレス・データ・ネットワーク(例えば、RAN、バックホール、パケット・コア、および同様のもの)のさまざまなドメインにまたがるトランスポートの特性に関する情報の収集が可能になり、それにより、ネットワークにおけるツールによるデータ収集の協調が改善され、またネットワーク・オペレータに(例えば、データ・キャプチャおよび解析機能の計画、運用、および管理のために)利用可能であるデータ収集管理機能が改善される。
少なくともいくつかの実施形態では、ネットワーク解析機能は、さまざまな管理機能を実行する際に使用するためターゲットとされるデータ収集および/または解析を円滑にする。例えば、管理機能は、ネットワーク監視および/または管理機能、サービス監視および/または管理機能、ならびに同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せを含みうる(これらの少なくとも一部は、問題予測解析機能、根本原因解析機能、推奨機能、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せを含みうる)。
少なくともいくつかの実施形態では、ネットワーク解析機能は、トラヒック問題に基づきさまざまな管理機能を実行する(例えば、根本原因解析を実行する、改善策を推奨する、および同様の作業をする)際に使用するため解析を実行するように構成される。
少なくともいくつかの実施形態では、ネットワーク解析機能は、さまざまな形態のネットワーク・データ関係情報(例えば、ネットワークからキャプチャされた、またはネットワークに関連するデータ、ネットワークからキャプチャされた、またはネットワークに関連するデータの解析結果、および同様のもの)を非ネットワーク・データ関係情報および/またはツール(例えば、構成ロジックおよび/またはデータ、サービス・ロジックおよび/またはデータ、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)と組み合わせるように構成される。
特定のタイプのワイヤレス通信ネットワーク(つまり、ロング・ターム・エボリューション(LTE)ネットワーク)を背景として本明細書にもっぱら図示され説明されているが、ネットワーク解析機能の実施形態の少なくとも一部は、他のタイプのワイヤレス通信ネットワークおよび/または有線通信ネットワークとともに使用するうえで適用可能であるものとしてよいことに留意されたい。
ネットワーク解析機能のさまざまな実施形態は、図1に示されているように、例示的なワイヤレス・ネットワークへのネットワーク解析機能の実施形態の適用を参照することで理解しやすくなると思われる。
図1は、例示的なロング・ターム・エボリューション(LTE)ネットワークを背景とするネットワーク解析機能の一実施形態を示す、例示的なワイヤレス通信システムを示している。
図1に示されているように、例示的なワイヤレス通信システム100は、複数のユーザ装置(UE)またはユーザ・デバイス(UD)102、ロング・ターム・エボリューション(LTE)ネットワーク110、IPネットワーク・ゲートウェイ(ING)120、複数のデータ・コレクタ(DC)130、データ収集サーバ(DCS)140、アプリケーション・サーバ(AS)150、およびシステム・サーバ(SS)160を備える。
UE 102は、複数のコンシューマUE 120c、およびオプションで、1つまたは複数のオペレータUE 102oを含む。一般に、コンシューマUE 102cは、例示的なワイヤレス通信システム100を介してワイヤレス・サービスを提供するワイヤレス・ネットワーク・サービス・プロバイダの顧客によって使用されるエンドユーザ・デバイスを含む。一般に、オペレータUE 102oは、ワイヤレス・ネットワーク・サービス・プロバイダ向けのさまざまな機能(例えば、ネットワーク性能試験および解析機能、ネットワーク性能劣化およびエラー診断機能、ならびに同様のもの、さらにはそのさまざまな組合せ)を実行するためにネットワーク・オペレータ技師(より一般的にオペレータとも称される)によって使用されうるエンドユーザ・デバイスを含む。
コンシューマUE 102cは、LTEネットワーク110などの、ワイヤレス・ネットワークにアクセスすることができるワイヤレス・ユーザ・デバイスを含む。一般に、コンシューマUE 102cは、(1)LTEネットワーク110を経由する1つまたは複数のIPネットワーク(明確にするため省略されている)への1つまたは複数の・セッション、および(2)ベアラ・セッション(複数可)をサポートする制御シグナリングをサポートすることができる。例えば、コンシューマUE 102cは、スマートフォン、コンピュータ、および/または他の任意のタイプ(複数可)のワイヤレス・ユーザ・デバイス(複数可)を含むものとしてよい。
一実施形態において、コンシューマUE 102cは、ネットワーク解析機能のさまざまな機能をサポートするように構成される。
一実施形態において、例えば、コンシューマUE 102cは、検出されるとコンシューマUE 102cがLTEネットワーク110に関連するデータの収集を円滑にする1つまたは複数の機能を実行することをトリガする1つまたは複数のイベントが生じていないか監視するように構成されうる。
一実施形態において、例えば、トリガ条件の検出は、コンシューマUE 102cが、DC 130、DCS 140、およびSS 160のうちの1つまたは複数の方へ、DC 130、DCS 140、およびSS 160のうちの1つまたは複数にデータ収集プロセスを開始させる(例えば、DC 130にデータを収集させる、DCS 140にDC 130にデータを収集させるための制御データを生成させる、および同様の動作を行わせる、さらにはこれらのさまざまな組合せを行わせる)ように適合されたデータ収集フィードバック情報を伝搬するトリガとなりうる。データ収集フィードバック情報は、データ収集プロセスを開始するようDC 130、DCS 140、およびSS 160のうちの1つまたは複数に命令する際に使用する(また、オプションにより、データ収集プロセスの1つまたは複数の態様(例えば、粒度、タイミング、収集すべきデータのタイプ(複数可)の指示、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せを制御する)ための情報を含みうる。データ収集フィードバック情報は、管理機能を実現するためにDCS 140および/またはSS 160によって処理されうる追加の情報を(例えば、LTEネットワーク110の要素から)取得するためにDCS 140および/またはSS 160によって使用されうる情報を含むものとしてよい。例えば、データ収集フィードバック情報は、コンシューマUE 102cの識別子、コンシューマUE 102cに関連する情報(例えば、製造元、モデル、デバイス機能、および同様のもの)、UE 102cに関連する位置情報(例えば、位置情報サービス(LBS)からの位置情報、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)データ、アシスト型GPS(A−GPS)データ、および同様のもの)、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せを含みうる。
一実施形態では、例えば、トリガ条件の検出は、コンシューマUE 102cがDCS 140、AS 150、およびSS 160のうちの1つまたは複数の方へ、コンシューマUE 102cによって収集された、収集データを伝搬するトリガとなりうる。このトリガ条件は、データ収集フィードバック情報をDCS 140に供給することをコンシューマUE 102cに行わせる可能性のあるコンシューマUE 102cによるイベントの検出、DCS 140からのデータ収集制御情報の受信、コンシューマUE 102cによる条件のローカルの検出、および同様のもののうちの1つまたは複数とすることができる。一実施形態では、例えば、収集データは、DCS 140、AS 150、およびSS 160のうちの1つまたは複数によって処理されうる情報を含むことができる(例えば、1つまたは複数のDC 130にデータの収集を行わせるためDCS 140にデータ・フィードバック制御情報を開始させること、AS 150に1つまたは複数のテストを開始させること、DCS 140および/またはSS 160に1つまたは複数の管理機能を実現させること、および同様の操作、さらにはこれらのさまざまな組合せのため)。例えば、収集データは、イベント検出情報(例えば、検出されたイベントのタイプ、検出されたイベントの詳細、イベントが検出されたときのコンシューマUE 102cの地理的位置を示す位置情報、および同様の情報)、コンシューマUE 102cのベアラおよび/または制御データ、コンシューマUE 102cによって認識されたエラーを報告するためのトラップ、コンシューマUE 102cによって実行されたデータ送信テストの結果、収集データの前記タイプのいずれかに関するコンシューマUE 102cのネットワーク上の位置および/または地理的位置を示す位置情報、および同様の情報、さらにはこれらのさまざまな組合せを含むことができる。
一実施形態において、コンシューマUE 102cの1つまたは複数は、そのようなデータを収集し、そのようなデータをDCS 140および/またはSS 160に供給するように構成されたDC 130を備えるように構成されうる。
一実施形態において、コンシューマUE 102cのそれぞれは、アプリケーション103cをそれぞれ備える。コンシューマUE 102cのアプリケーション103cは、本明細書に図示され説明されているようなさまざまな機能を実現するように構成されうる(例えば、トリガ検出、DCS 140へのデータ収集フィードバック情報の伝搬、データの収集、および同様の操作)。一実施形態において、アプリケーション103cは、アプリケーション103cによるトリガ条件(例えば、コンシューマUE 102cに関連するデータ通信エラー、コンシューマUE 102cに関連するサービス品質の劣化、および同様のもの)の検出に応答してDCS 140へのデータ収集フィードバックメッセージを開始するように構成される。一実施形態において、アプリケーション103cは、1つまたは複数の他のタイプの情報(例えば、トリガー・イベント通知、サービスを対象とするトリガ要求、および同様のもの)を伝搬するように構成される。一実施形態において、アプリケーション103cは、位置情報を決定するように構成される(例えば、データ収集フィードバック情報の一部としてDCS 140に伝搬するため、コンシューマUE 102cのDC 130によって収集される収集データとの関連付けのため、および同様もののため)。一実施形態において、アプリケーション103cは、コンシューマUE 102cのローカルにあるDC 130を制御するように構成される(例えば、データ収集フィードバック情報、収集データ、および同様のもの、さらにはそれらのさまざまな組合せとしてDCS 140に提供されうる情報の収集を制御するため)。一実施形態において、アプリケーション103cは、ネットワーク・データを集めるように構成される。一実施形態において、アプリケーション103cは、1つまたは複数の条件(例えば、コンシューマUE 102cによるトリガの検出、DCS 140からデータ収集制御情報の受信、および同様の動作)に応答してテスト(例えば、テスト・パケットをAS 150に送信し、および/またはテスト・パケットをAS 150から受信すること、テスト・パケットをLTEネットワーク110の1つまたは複数のネットワーク要素に送信し、および/またはLTEネットワーク110の1つまたは複数のネットワーク要素からテスト・パケットを受信すること、および同様の動作、さらにはこれらのさまざまな組合せ)を実行するように構成される。一実施形態において、アプリケーション103cは、コンシューマUE 102c上でステルス・モードで動作するように構成される(例えば、トリガがプリセットされ(例えば、WNSPによって)、ユーザ制御可能ではない場合)。一実施形態において、アプリケーション103cは、コンシューマUE 102c上で完全制御モードで動作し(例えば、エンドユーザがアプリケーション103c、サーバー・インターフェース(例えば、DCS 140およびオプションによりSS 160)へのコマンド・ストリーム、および同様のもののうちの1つまたは複数に対する制御権を有している場合)、同様に、コンシューマUE 102cのユーザによる制御を可能にするためのユーザー・インターフェースをサポートするように構成される。一実施形態において、アプリケーション103cは、コンシューマUE 102c上のアプリケーション103cのオペレータ制御をサポートするように構成される。一実施形態において、アプリケーション103cは、LTEネットワーク110を使用するコンシューマUE 102cによる通信を制御するように構成される(例えば、コンシューマUE 102cによるセルラー通信を一時的に休止する、および同様の操作)。アプリケーション103cは、そのような機能のさまざまな組合せをサポートするように構成されうることに留意されたい。アプリケーション103cは、コンシューマUEによってサポートされるものとして本明細書に図示され説明されている他のさまざまな機能をサポートするように構成されうることに留意されたい。アプリケーション103cによって提供されるものとして本明細書に図示され説明されている機能は、コンシューマUE 102cのアプリケーション103cに応じて、またはそれと併せてコンシューマUE 102cによって実現されうることに留意されたい。アプリケーション103cのこれらの機能および他の機能は、少なくとも図2、3、4、5、および7を参照することでよりよく理解されうる。すべてのコンシューマUE 102cがアプリケーション103cを備える一実施形態に関してもっぱら図示され説明されているが、少なくともいくつかの実施形態では、コンシューマUE 102cのサブセットのみがアプリケーション103cを備えることに留意されたい。
一般に、コンシューマUE 102cは、任意の好適な方法でそのような目的に合わせて構成されうる(例えば、コンシューマUE 102cに組み込まれている機能を介して、コンシューマUE 102c上にインストールされている(例えば、プリインストール、AS 150または他の好適な提供元からのダウンロード、および同様のインストールがなされる)1つまたは複数のアプリケーションを介して、および同様の方法で、さらにはこれらのさまざまな組合せで)。
コンシューマUE 102cは、ネットワーク解析機能のさまざまな他の機能をサポートするように構成されうることに留意されたい。
オペレータUE 102oは、ワイヤレス・ネットワーク・サービス・プロバイダのネットワーク技術者が使用できるように構成されたワイヤレス・デバイスを備える。
一実施形態において、オペレータUE 102oの少なくともいくつかは、コンシューマUE 102cに類似するものとしてよい(ただし、コンシューマ側には用意されないであろうネットワーク運用技術者によって実行される機能をサポートするように異なる方法で構成することができるが)。
一実施形態において、オペレータUE 102oの少なくともいくつかは、コンシューマ側には用意されないであろうネットワーク運用技術者によって使用される専用デバイスとすることができる。
例えば、オペレータUE 102oは、検出されるとオペレータUE 102oがLTEネットワーク110に関連するデータの収集を円滑にする1つまたは複数の機能を実行することをトリガする1つまたは複数のイベントが生じていないか監視するように構成されうる。
一実施形態では、例えば、トリガ条件の検出は、オペレータUE 102oが、DC 130、DCS 140、およびSS 160のうちの1つまたは複数の方へ、DC 130、DCS 140、およびSS 160のうちの1つまたは複数にデータ収集プロセスを開始させる(例えば、DC 130にデータを収集させる、DCS 140にDC 130にデータを収集させるための制御データを生成させる、および同様の動作を行わせる、さらにはこれらのさまざまな組合せを行わせる)ように適合されたデータ収集フィードバック情報を伝搬するトリガとなりうる。
一実施形態において、オペレータUE 102oのそれぞれは、アプリケーション103oをそれぞれ備える。一実施形態において、UE 102oのアプリケーション103oは、コンシューマUE 102cのアプリケーション103cの機能のうちの少なくとも一部を備える。UE 102oのアプリケーション103oは、ネットワーク・オペレータによって使用されうるさまざまな他の機能(例えば、追加のテスト開始および解析機能、追加のデータ収集および解析制御機能、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)を備えうる。アプリケーション103oのこれらの機能および他の機能は、少なくとも図2および6を参照することでよりよく理解されうる。すべてのオペレータUE 102oがアプリケーション103oを備える一実施形態に関してもっぱら図示され説明されているが、少なくともいくつかの実施形態では、オペレータ102oのサブセットのみがアプリケーション103oを備えることに留意されたい。
一実施形態では、例えば、トリガ条件の検出は、オペレータUE 102oがDCS 140、AS 150、およびSS 160のうちの1つまたは複数の方へ、オペレータUE 102oによって収集された、収集データを伝搬するトリガとなりうる。
一実施形態において、オペレータUE 102oの1つまたは複数は、そのようなデータを収集し、そのようなデータをDCS 140および/またはSS 160に供給するように構成されたDC 130を備えるように構成されうる。
一実施形態において、オペレータUE 102oの1つまたは複数は、コンシューマUE 102cに関して本明細書に図示され説明されているようにアプリケーションを備えるように構成されうる。
一般に、オペレータUE 102oは、任意の好適な方法でそのような目的に合わせて構成されうる(例えば、オペレータUE 102oに組み込まれている機能を介して、オペレータUE 102o上にインストールされている(例えば、プリインストール、AS 150または他の好適な提供元からのダウンロード、および同様のインストールがなされる)1つまたは複数のアプリケーションを介して、および同様の方法で、さらにはこれらのさまざまな組合せで)。
オペレータUE 102oは、ネットワーク解析機能のさまざまな他の機能をサポートするように構成されうることに留意されたい。
LTEネットワーク110は、UE 102とING 120との間の通信をサポートする(1つまたは複数の関連するIPネットワークへのアクセスを提供する)。明確にするため省略されているが、さまざまな非LTEアクセス・ネットワークが、LTEネットワーク110とインターフェースし、これにより、非LTEアクセス・ネットワークに関連するUE/UDはLTEネットワーク110を利用し、ING 120を介してIPネットワークにアクセスすることができる。
LTEネットワーク110は、例示的なLTEネットワークである。LTEネットワークの構成および動作については、当業者であれば理解するであろう。しかし、完全を期すため、本明細書では、LTEネットワークの一般的特徴について例示的なワイヤレス通信システム100の文脈内で説明している。
LTEネットワーク110は、eNodeB 111、サービング・ゲートウェイ(SGW)112、パケット・データ・ネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)113、ルータ114、モビリティ管理エンティティ(MME)115、ホーム加入者サーバ(HSS)116、および認証認可アカウンティング(AAA)サーバ117を備える。eNodeB 11は、UE 102用の無線アクセス・インターフェースを備える。SGW 112、PGW 113、ルータ114、MME 115、HSS 116、およびAAAサーバ117(およびオプションとして、明確にするため省略されている他のコンポーネント)は連携して、IPを使用するエンド・ツー・エンド・サービス提供をサポートする発展型パケット・コア(EPC)を形成する。MME 115、HSS 116、およびAAAサーバ117は連携して、LTEネットワーク110のEPC内にサービス・コアを形成することができる。
eNodeB 111は、UE 102に対する通信をサポートする。例えば、UE 102とeNodeB 111との間の通信は、UE 102のそれぞれに関連するLTE−Uuインターフェースを使用してサポートされうる。eNodeB 111は、UE 102用のLTEエアー・インターフェースを構成すること、無線リソース管理を実行すること、UE 102とSGW 112との間の通信を円滑にすること、eNodeB 111とSGW 112との間でサポートされるLTE−UuインターフェースとS1−uインターフェースとの間のマッピングを維持すること、および同様のこと、さらにはこれらのさまざまな組合せなどの、eNodeBによってサポートされることに適した任意の機能をサポートすることができる。図1に示されているように、eNodeB 111は、ネットワーク解析機能のさまざまな機能をサポートするデータを収集するように構成されたDC 130を備えるように構成されうる。単一のeNodeBが図示されているが、LTEネットワークは、多くのeNodeBを備える可能性が高いことに留意されたい。
SGW 112は、eNodeB 111に対する通信をサポートする。例えば、SGW 112とeNodeB 111との間の通信は、ハンドオーバー中のパー・ベアラー・ユーザー・プレーン・トンネリング(per−bearer user plane tunneling)およびeNodeB間経路スイッチング(inter−eNodeB path switching)をサポートすることができ、また好適な任意のプロトコル、例えば、GPRSトンネリング・プロトコル−ユーザー・プレース(Tunneling Protocol − User Place)(GTP−U)を使用することができるS1−uインターフェースを使用してサポートされうる。SGW 112は、ユーザー・データ・パケットのルーティングおよびフォワーディング(例えば、eNodeB 111とPGW 113との間の通信を円滑にする、SGW 112とPGW 113との間でサポートされるS1−uインターフェースとS5/S8インターフェースとの間のマッピングを維持する、および同様の動作)、eNodeBのハンドオーバー中にUEに対するモビリティ・アンカーとして機能する、LTEと他の3GPP技術との間のモビリティ・アンカーとして機能する、および同様の動作、さらにはこれらのさまざまな組合せなどの、SGWによってサポートされることに適した任意の機能をサポートすることができる。図1に示されているように、SGW 112は、ネットワーク解析機能のさまざまな機能をサポートするデータを収集するように構成されたDC 130を備えるように構成されうる。単一のSGWが、単一のeNodeBをサポートするように示されているが、SGWは、複数のeNodeBをサポートすることが可能であること、さらに、LTEネットワークが複数のSGWを備えることが可能であることに留意されたい。
PGW 113は、SGW 112に対する通信をサポートする。例えば、PGW 113とSGW 112との間の通信は、S5/S8インターフェースを使用してサポートされうる。一般に、S5インターフェースは、PGW 113とSGW 112との間の通信に対するユーザー・プレーン・トンネリングおよびトンネル管理、UEモビリティによるSGWのリロケーション、および同様のものなどの機能を備える。一般に、公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)におけるS5インターフェースの一変種でありうる、S8インターフェースは、ビジターPLMN(VPLMN)内のSGWとホームPLMN(HPLMN)内のPGWとの間のユーザおよび制御プレーン接続性をもたらすPLMN間インターフェースを実現する。S5/S8インターフェースは、好適なプロトコル(例えば、GPRSトンネリング・プロトコル(GTP)、モバイル・プロキシIP(MPIP)、および同様のもの、さらにはこれらの組合せ)を利用することができる。PGW 113は、SGiインターフェースを介してLTEネットワーク110とING 120との間の通信を円滑にする。PGW 113は、パケット・フィルタリングを行うこと、ポリシー強制を行うこと、3GPPと非3GPP技術との間のモビリティ・アンカーとして機能すること、および同様の動作、さらにはこれらの組合せなどの、PGWによってサポートされることに適している任意の機能をサポートすることができる。図1に示されているように、PGW 113は、ネットワーク解析機能のさまざまな機能をサポートするデータを収集するように構成されたDC 130を備えるように構成されうる。単一のPGWが、単一のSGWをサポートするように示されているが、PGWは、複数のSGWをサポートすることが可能であること、さらに、LTEネットワークが複数のPGWを備えることが可能であることに留意されたい。
ルータ114は、LTEネットワーク110の要素の間(例えば、PGW 111とAASサーバ117との間)、LTEネットワーク110(例えば、PGW 113)とING 200との間、LTEネットワーク110(例えば、PGW 113)とDCS 140との間、LTEネットワーク110(例えば、PGW 113)とAS 150との間のトラヒックのルーティング、および同様のトラヒックのルーティング、さらにはこれらのさまざまな組合せを円滑にするように構成されうる。明確にするため省略されているが、さまざまな他のルータが(例えば、SGW 112内に入るバックホール、SGW 112、PGW 113、および/またはLTEネットワーク110内のトラヒックのルーティングを円滑にするのに適した他の任意のロケーション内に)配備されうることは理解されるであろう。
MME 114は、UE 102のモビリティをサポートするモビリティ管理機能を備える。MME 114は、eNodeB 111(さらには明確にするために省略されている他のeNodeBも)をサポートする。MME 114とeNodeB 111との間の通信は、MME 114とeNodeB 111との間の通信用の制御プレーン・プロトコルを備える、S1−MMEインターフェースを使用してサポートされうる。S1−MMEインターフェースは、任意の好適なプロトコルまたはプロトコルの組合せを使用することができる。例えば、S1−MMEインターフェースでは、トランスポート用にストリーム制御伝送プロトコル(SCTP)を使用しながら無線アクセス・ネットワーク・アプリケーション・パート(eRANAP)プロトコルを使用することができる。MME 114は、SGW 112をサポートする。MME 114とSGW 112との間の通信は、S11インターフェースを使用してサポートされうる。MME 114は、UEによる初期接続時およびLTE内ハンドオーバー時にUEに対してSGWを選択すること、アイドル・モードのUE追跡およびページング手順を備えること、ベアラー・アクティブ化/非アクティブ化プロセス、非アクセス層(NAS)シグナリングに対するサポートを提供すること(例えば、NASシグナリングの終了、NASシグナリングに対する暗号化/完全性保護、および同様のこと)、シグナリングの合法的な傍受、および同様のこと、さらにはこれらの組合せなどの、MMEによってサポートされることに適している任意の機能をサポートすることができる。MME 114は、ユーザを認証するためにS6aインターフェースを使用してHSS 116と通信することもできる。
HSS 116は、LTEネットワークにおいてHSSによって典型的にサポートされる機能を備えるように構成される。例えば、HSS 116は、加入者関係情報(例えば、UE 102のユーザに関連する加入者プロファイル)を維持し、ユーザ認証および/または認可機能、追跡を実行し、加入者関係情報(例えば、加入者位置、IPアドレス情報、および同様のもの)を提供し、および同様の操作を行うことができる。LTEネットワーク110内のそのような機能の典型的な使用については、当業者であれば理解するであろう。
AAAサーバ117は、認証、認可、アカウンティング、および同様の機能などの、AAAサーバによって典型的にサポートされる機能を備えるように構成される。例えば、認証は、エンティティの識別の認証を含みうる(例えば、資格証明書を使用する)。例えば、認可は、特定のエンティティが与えられた活動を実行することを認可される(例えば、さまざまな制約および関連する規則の下で)かどうかを判定することを含みうる。例えば、アカウンティングは、イベント追跡、ネットワーク・リソースの消費の追跡、および同様の動作を含みうる。LTEネットワーク110内のそのような機能の典型的な使用については、当業者であれば理解するであろう。
ING 120は、LTEネットワーク110から1つまたは複数のIPネットワーク(明確にするために省略されている)へのゲートウェイとして動作するように構成される。LTEネットワーク110およびING 120を介してアクセス可能なIPネットワークは、1つまたは複数のパケット・データ・ネットワークを含み、このネットワークを介して、UE 102は、コンテンツ、サービス、および同様のものにアクセスすることができる。例えば、LTEネットワーク110およびING 120を介してアクセス可能なIPネットワーク(複数可)は、公衆IPネットワーク(例えば、インターネット)、WNSPのIPコア・ネットワーク、1つまたは複数の他のIPネットワーク(例えば、IPマルチメディア・サブシステム(IMS)ネットワーク、および同様のネットワーク)、および同様のネットワーク、さらにはこれらのさまざまな組合せを含みうる。IPネットワークへのアクセスは、eNodeB 111を介してLTEネットワーク 110にアクセスするUE 102、LTEネットワーク110がインターフェースすることができる1つまたは複数の非LTEネットワーク(例えば、3GPPアクセス・ネットワーク、非3GPPアクセス・ネットワーク、および同様のネットワーク)に関連付けられているUEに対して提供されうる。図1に示されているように、ING 120は、ネットワーク解析機能のさまざまな機能をサポートするデータを収集するように構成されたDC 130を備えるように構成されうる。
図1に示されているように、多数の異なるタイプのトラヒックが、例示的なワイヤレス通信システム100内で伝搬しうる。例えば、ベアラおよびテスト・トラヒック、ネットワーク制御トラヒック、DC制御トラヒック、および同様のトラヒック、さらにはこれらのさまざまな組合せは、例示的なワイヤレス通信システム100の要素のさまざまな組合せの間で交換することができる。
図1に示されているように、ベアラ・トラヒックは、UE 102とING 120との間の経路にそって送信されうるが、経路には、eNodeB 111、SGW 112、PGW 113、およびルータ114が置かれる。同様に、図1に示されているように、テスト・トラヒックは、UE 102とAS 150との間の経路にそって送信されうるが、経路には、eNodeB 111、SGW 112、PGW 113、およびルータ114が置かれる。ベアラおよびテスト・トラヒックのフローは、図1にマークされている。
与えられたUE 102についてベアラ・トラヒックが流れる経路は、本明細書では、ネットワーク・データ経路と称されるか、またはより一般的に、ネットワーク経路と称されうることに留意されたい。
例えば、それぞれのUE 102は、eNodeB 111、SGW 112、PGW 113、ルータ114、およびING 120を含むネットワーク・データ経路にそって通信するように構成され、これらはそれぞれ、その上に構成されるかまたはそれに関連付けられたDC 130を有する。DC 130を、UE 102が通信している際に経由する、または通信する際に経由できるネットワーク・データ経路上にある要素のそれぞれに配置することで、ネットワーク・データ経路上にある要素からデータを収集することが可能になる。単一のネットワーク・データ経路に関してもっぱら図示され説明されているが、異なるUE 102は、異なるネットワーク・データ経路にそって通信することができることに留意されたい(例えば、UE 102が異なるeNodeBもしくは他のアクセス・デバイスを介してLTEネットワーク110にアクセスする場合、異なるSGWがUE 102がLTEネットワーク110にアクセスする際に経由するeNodeBの異なる集合をサポートする場合、負荷分散および/または他のトラヒック制御機能が使用される場合、および同様の場合、さらにはこれらのさまざまな組合せ)。
図1に示されているように、ネットワーク制御トラヒックは、サービス・コア内で、またサービス・コアとサービス・コアの一部を形成しない他の要素との間で交換されうる。例えば、ネットワーク制御トラヒックは、eNodeB 111とMME 115との間、MME 115とHSS 116との間、HSSとAAAサーバ117との間、およびAAAサーバとPGW 113との間で交換されうる。図1に示されているネットワーク制御トラヒック経路は、例示的なものにすぎず、ネットワーク制御経路の他のさまざまな組合せもサポートされうることに留意されたい。ネットワーク制御トラヒック・フローは、図1にマークされている。
図1に示されているように、DC制御トラヒックは、本明細書で図示され説明されているさまざまな実施形態に従ってデータ収集に関わりうる例示的なワイヤレス通信システム100のさまざまな要素間で交換されうる。
一実施形態において、DCS 140は、DC制御トラヒックを例示的なワイヤレス通信システム100の要素のどれかのDC 130のうちのどれかと交換することができる(例えば、コンシューマUE 102c、オペレータUE 102o、eNodeB 111、SGW 112、PGW 113、ルータ114、ING 120、AS 150、および同様のもの)。
一実施形態において、図1に示されているように、DC制御トラヒックは、ルータ114およびネットワーク・データ経路を介して線形的にDCS 140とDC 130のそれぞれとの間で交換される(AS 150に関連するDC 130を除く)。例えば、コンシューマUE 102cによって送信され、DCS 140に向けられるDC制御トラヒックは、UE 102cからeNodeB 111、SGW 112、PGW 113、ルータ114、DCS 140への経路を横断する。同様に、例えば、SGW 112によって送信され、DCS 140に向けられるDC制御トラヒックは、SGW 112からPGW 113、ルータ114、DCS 140への経路を横断する。
DC制御トラヒックは、ルータ114およびネットワーク・データ経路を介して線形的にDCS 140とDC 130のそれぞれとの間でルーティングされるように図示されているが(AS 150に関連するDC 130を除く)、DC制御トラヒックは、他の好適な方法でDCS 140とDC 130のうちの1つまたは複数との間で交換されうることに留意されたい。例えば、DCS 140およびDC 130のうちのどれかは、DCS 140とDC 130のうちのどれかとの間でサポートされうる他の好適な通信経路を介してDC制御トラヒックを交換することができる。
一実施形態において、図1に示されているように、DC制御トラヒックは、ルータ114を介してDCS 140とAS 150との間で交換される。DC制御トラヒックは、ルータ114を介してDCS 140とAS 150との間でルーティングされるものとして図示されているが、DC制御トラヒックは、他の好適な方法で、DCS 140とAS 150との間で交換されうることに留意されたい。例えば、DCS 140およびAS 150は、DCS 140とAS 150との間でサポートされうる他の好適な通信経路を介してDC制御トラヒックを交換することができる。
一実施形態において、DCS 140は、SS 160とDC制御トラヒックを交換することができる。一実施形態において、図1に示されているように、DC制御トラヒックは、LTEネットワーク110を横断しない通信経路を介してDCS 140とSS 160との間で交換される。
DC制御トラヒックは、データの収集をサポートすることに関連する任意のタイプのトラヒックを含みうる。例えば、DC制御トラヒックは、UE 102からDCS 140に送られるデータ収集フィードバック情報、1つまたは複数のDC 130によるデータの収集を制御するためDCS 140によって生成され、1つまたは複数のDC 130に伝搬されるデータ収集制御情報、DC 130によって収集され、DCS 140および/またはSS 160に送られるデータ、および同様の情報、さらにはこれらのさまざまな組合せを含むものとしてよい。DC 130は、DCS 140(および、オプションにより、1つまたは複数の他のシステム)に供給されるデータを収集するように構成される。
DC 130は、DCS 140からDC 130で受信されたデータ収集制御情報に応答してデータを収集するように構成されうる。
DC 130は、DCS 140からDC 130で受信されたデータ収集制御情報に無関係にデータを収集するように構成することもできる。この場合、DC 130は、DCS 140による制御と無関係にデータを収集することができ、DCS 140からデータ収集制御情報を受信すると、これがトリガとなって、DC 130はすでに収集されているデータをDCS 140に供給する。
DC 130は、収集されているデータをローカルに格納するように構成される。DC 130は、好適なデータ記憶機構をローカルで使用して収集されたデータを格納することができる。一実施形態において、DC 130は、データをバッファリングすることによって(例えば、環状バッファおよび/または他の好適なタイプのバッファを使用して)データを格納することができる。
DC 130は、収集されたデータを処理のため1つまたは複数の他のネットワーク要素(例えば、DCS 140、SS 160、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)に供給するように構成される。
DC 130は、DC 130が実装されているネットワーク要素のタイプ(複数可)に依存しうる、好適なタイプのデータを収集することができる。例えば、UE 102、eNodeB 111、SGW 112、PGW 113、ING 130、およびAS 150上の収集されたデータの少なくとも一部は、これらの異なるデバイス上で異なっていてもよい。一実施形態において、DC 130は、ネットワーク経路にそってデータを収集する(例えば、UE 102とING 120との間のネットワーク経路にそってベアラ・トラヒックを収集する)ためネットワークIPパケット・モニターとして動作するように構成されうる。
一実施形態において、DC 130は、収集されているデータにタイムスタンプを付加するように構成される。タイムスタンプ情報は、DCS 140からのデータ要求に応答してDC 130によってローカルで使用され、タイムスタンプを付加された収集されたデータとともにDCS 140に供給され、および同様の処理をされ、さらにはこれらのさまざまな組合せの処理をされる。
DC 130が受動的にデータを収集する実施形態に関して本明細書にもっぱら図示され説明されているが、1つまたは複数のDC 130は、データの収集をトリガするためのさまざまな機能を実行するように構成されうることに留意されたい。一実施形態において、例えば、1つまたは複数のDC 130は、例示的なワイヤレス通信システム100内でテストを開始するように構成されうる。例えば、UE 102に関連するDC 130は、テスト・パケットを開始して、関連するテスト結果を収集することができる。例えば、AS 150に関連するDC 130は、テスト・パケットを開始して、関連するテスト結果を収集することができる。DC 130は、DC 130によるローカルおよび/またはリモートのデータ収集を円滑にすることができるさまざまな他のタイプの活動を開始するように構成されうる。
DC 130がDCS 140によって制御される実施形態に関して本明細書にもっぱら図示され説明されているが、DC 130の1つまたは複数も、例示的なワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の他の要素によって制御されうることに留意されたい。一実施形態において、コンシューマUE 102c上で利用可能なDC 130は、それぞれ、コンシューマUE 102cによって制御可能である。一実施形態において、オペレータUE 102o上で利用可能なDC 130は、それぞれ、オペレータUE 102oによって制御可能である。一実施形態において、LTEネットワーク110の1つまたは複数の要素上で利用可能なDC 130は、コンシューマUE 102cおよび/またはオペレータUE 102oによって制御可能である。
本明細書で説明されているように、DC 130は、任意の好適な方法で例示的なワイヤレス通信システム100の与えられた要素上に設けられうる。例えば、DC 130は、任意の好適な時点において例示的なワイヤレス通信システム100の与えられた要素上に設けられうる。例えば、DC 130は、要素の配備前、要素の配備後(例えば、データの収集専用にメモリを割り当てるための要素の構成を介して、または他の好適な方法で)、および同様のタイミングで、さらにはこれらの組合せで、例示的なワイヤレス通信システム100の与えられた要素上に設けられうる。
DC 130が例示的なワイヤレス通信システム100の特定の要素上に構成されている実施形態に関して本明細書にもっぱら図示され説明されているが、DC 130は、例示的なワイヤレス通信システム100の任意の1つまたは複数の要素上に構成されうることに留意されたい。
同様に、DC 130がその上に構成されている例示的なワイヤレス通信システム100のそれぞれの要素がその上に構成されている単一のDC 130のみを有する実施形態に関して本明細書にもっぱら図示され説明されているが、複数のDC 130は、例示的なワイヤレス通信システム100の要素のうちの1つまたは複数上に構成されうることに留意されたい。少なくともいくつかのこのような実施形態において、例示的なワイヤレス通信システム100の要素の複数のDC 130は、異なる目的専用に割り当てられうる(例えば、収集される異なるタイプのデータ専用、例示的なワイヤレス通信システム100によってサポートされている異なるサーバ専用、および同様の目的専用、さらにはこれらの組合せ専用)。
同様に、DC 130が例示的なワイヤレス通信システム100の既存の要素上に実装されている実施形態に関して本明細書にもっぱら図示され説明されているが、少なくともいくつかの実施形態において、DC 130の少なくとも一部は、スタンドアロンの要素として設けられうる(例えば、例示的なワイヤレス通信システム100の既存の要素と通信するようにして、例示的なワイヤレス通信システム100の既存の要素間の通信経路内に配設されて、および同様の形態で、さらにはこれらの組合せの形態で)。
DCS 140は、さまざまなデータ収集制御機能を備えるように構成される。DCS 140は、DC 130によるデータの収集を構成する際にDCS 140による使用に適合されたデータ収集フィードバック情報を受信するように構成される。DCS 140は、データ収集フィードバック情報に基づき、データの収集を決定する際にDC 130による使用に適合されたデータ収集制御情報を生成するように構成される。DCS 140は、データを収集するようにDC 130に命令するために適切なDC 130にデータ収集制御情報を伝搬するように構成される。
データ収集フィードバック情報は、データがDC 130によって収集される仕方を決定する際のDCS 140による使用に適した情報を含むことができる。データ収集フィードバック情報は、そのような情報の好適な供給元(複数可)(例えば、コンシューマUE 102c、オペレータUE 102o、LTEネットワーク110の要素、AS 150、SS 160、図示されていない他のネットワーク要素および/または管理システム、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)から受信することができる。DCS 140から受信されるデータ収集フィードバック情報のタイプは、データ収集フィードバック情報の供給源に応じて変わりうる。
一実施形態において、例えば、データ収集フィードバック情報は、デバイス情報を含むことができる(例えば、デバイスのタイプ、デバイスが構成される仕方を示す情報、デバイスによってサポートされている機能を示す情報、および同様の情報、さらにはこれらのさまざまな組合せ)。例えば、データ収集フィードバック情報は、フィードバックの発信元がUE 102、eNodeB 111、SGW 112、および同様のものかどうかを示しうる。例えば、UE 102から受信したデータ収集フィードバック情報は、UE 102のデバイスのタイプ、UE 102に関するデバイス製造元およびモデル情報、UE 102の機能、および同様のものを示しうる。
一実施形態において、データ収集フィードバック情報は、例示的なワイヤレス通信システム100の要素から受信されたエラー・トラップ・メッセージを含む。DCS 140は、エラー・トラップ・メッセージがないか監視するように構成されうる。
一実施形態において、データ収集フィードバック情報は、UE 102から受信したトリガ情報を含む。一実施形態において、UE 102から受信したトリガ情報は、UE 102の識別子、UE 102に関連する位置情報、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せを含む。
一実施形態において、データ収集フィードバック情報は、DC 130のうちの1つまたは複数によって収集されるデータを含む。例えば、DC 130のうちの1つまたは複数によって収集されるデータは、DC 130のうちの1つまたは複数(例えば、同じDC 130のうちの1つまたは複数、1つまたは複数の異なるDC 130、および同様のもの)から他のデータが収集されるべきであることを示しうる。この場合、DCS 140は、データ収集制御情報を生成し、データを収集するようにDC 130に命令するために1つまたは複数のDC 130にデータ収集制御情報を伝搬することができる。
データ収集フィードバック情報は、データを収集するようDC 130に命令するためにDCS 140によって使用されうる他の好適なタイプの情報を含むことができる。
そのようなデータ収集フィードバック情報のさまざまな組合せは、DCS 140によって受信され、DC 130によるデータ収集を制御するためにDCS 140によって使用されうることに留意されたい。
DCS 140は、好適な時刻に収集データを受信することができる。例えば、DCS 140は、好適な時刻に(例えば、定期的に、1つまたは複数のトリガ条件に応答して、いくつかの収集されたデータが必要であるか、または望ましいとの判定に応答して、および同様のタイミングで、さらにはこれらのまだまだ組合せのタイミングで)、収集データがないかDC 130に問い合わせることができる。
データ収集制御情報は、DC 130によるデータの収集を制御する際の使用に適合された任意の情報を含むことができる。
一実施形態では、例えば、データ収集制御情報は、収集されるデータのタイプを識別することができる。例えば、データ収集制御情報は、特定のUE 102のベアラ・トラヒックの収集、UE 102(例えば、特定のサービスを使用するUE 102、与えられたデバイス・タイプおよびバージョン番号のUE、および同様のもの)のグループのベアラ・トラヒックの収集、UE 102またはUE 102のグループに関連する制御トラヒックの収集、特定のインターフェースまたはインターフェースのグループに関連する制御トラヒックの収集、特定のUE 102またはUE 102のグループに関連するテスト・トラヒック、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せのうちの1つまたは複数を指定することができる。
一実施形態では、例えば、データ収集制御情報は、データの収集に関連する時間関係パラメータ(例えば、データ収集が開始および/または終了すべき時刻、データが収集されるべき時間の長さ、および同様のもの)を示しうる。
一実施形態では、例えば、データ収集制御情報は、収集されるデータの量を指示することができる。
データ収集制御情報は、データ収集のさまざまな態様を制御するためのそのような情報のさまざまな組合せを含みうる(例えば、粒度、タイプ、量、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)。
データ制御情報は、すでに収集されているデータがDCS 140に提供されるべきであることを指定することができる(例えば、特定の時点において収集された特定のデータ、最近24時間以内に特定のUE 102またはUE 120のグループに対して収集されたすべてのデータ、および同様のもの)。
一実施形態では、例えば、データ収集制御情報は、例示的なワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の要素(例えば、UE 102、AS 150、および/または他の好適な要素)によるテスト・ストリームの開始をトリガするように構成されうる。これは、これらの要素からDC 140に提供される結果のタイプを示す情報を含むこともできる。このタイプのデータ収集制御情報は、これらの要素の関連するDC 130を介して、および/または他の好適な方法で、提供されうる。
DCS 140は、データ収集フィードバック情報および/またはデータ収集制御情報を優先順位付けするように構成されうる。例えば、DCS 140は、データ収集フィードバック情報に基づき関連するデータ収集制御情報が生成され、DC 130に送られる順序を制御するためにデータ収集フィードバック情報を優先順位付けするように構成されうる。例えば、DCS 140は、DC 130によるデータ収集を最適化することを目的としてデータ収集制御情報を(例えば、データの収集を引き起こす条件の重要度および/またはトリガに基づき、データが収集される時刻に基づき、および同様の条件に基づき)優先順位付けするように構成されうる。
DCS 140は、さまざまな機能を実現するため収集データを処理するように構成されうる。例えば、DCS 140は、インテリジェンス機能を収集データに適用して、イベントを識別する、イベントの位置(例えば、ネットワーク上の位置、地理的位置、および同様のもの)を決定する、さらなる解析を実行するために(例えば、DCS 140、SS 160、および/または他の好適な要素のうちの1つまたは複数によるさらなる解析のために)追加のデータが収集される必要があるかどうかを決定する、ネットワーク性能を決定する、ネットワーク性能劣化を引き起こすデバイスを識別する、および同様のことを行う、さらにはこれらのさまざまな組合せを行うように構成されうる。例えば、DCS 140は、SS 160に送られる前に収集データの前処理を行うことを目的として収集データを処理するように構成されうる(例えば、収集データを整理する、収集データを優先順位付けする、収集データをフォーマットする、および同様の処理を行う、さらにはこれらのさまざまな組合せの処理を行う)。
DCS 140は、情報をSS 160に供給するように構成されうる。情報は、DC 130によって収集され、DCS 140で受信された生データ、SS 160に送る前にDCS 140によって処理された収集データを含む処理データ、DC 130からDCS 140で受信された収集データの処理に基づきDCS 140によって決定された解析情報、および同様の情報、さらにはこれらのさまざまな組合せのうちの1つまたは複数を含みうる。本明細書で説明されているように、SS 160は、さまざまな管理機能(例えば、問題識別解析、根本原因解析、問題解決解析、ネットワーク性能監視、および同様の機能、さらにはこれらのさまざまな組合せ)を行うためにDCS 140から受信されたそのような情報を処理することができる。
一実施形態において、DCS 140は、DCS 140によって実行されるものとして本明細書に図示され説明されている機能のうちの1つまたは複数を提供することを目的としてビジネス・インテリジェンス機能を備えるように構成される。
一実施形態において、DCS 140は、ユーザ制御機能と関連するロジックとの組合せに基づきデータ収集要求条件を予想するように構成される。DCS 140は、DCS 140の制御の下で収集された履歴データの解析、および同様のものに基づき、未定義済み規則および/またはビジネス・ロジックを使用して、データ収集要求条件を予想するように構成されうる。
一実施形態において、DCS 140は、単一のイベント(例えば、単独で、重要でない異常であってもよい)と追加の監視を伴いうる複数のイベントとを区別するように構成される。一実施形態において、DCS 140は、UE 102によって報告される重要でないイベントと重要なイベントとを区別するように構成される。少なくともいくつかのそのような実施形態において、DCS 140は、さまざまなトラップ閾値のユーザ定義パラメータおよび受信イベントを優先順位付けするためのロジックをサポートするように構成される(例えば、トリガされる関連するトラップ)。
一実施形態において、DCS 140は、性能劣化または障害を生じているネットワーク要素、および性能劣化または障害の発生理由を検出するように構成される。このような一実施形態では、例えば、DCS 140は、ネットワーク要素がアクセスの負荷またはトラヒックの過負荷により性能劣化もしくは障害を生じているかどうかを判定するように構成されている。例えば、ネットワークの容量が大きいが、大量のアクセス要求があったためあるノードで過負荷を生じた場合、DCS 140は、そのノードに影響を及ぼした特定のアクセス・デバイスもしくはアプリケーションを検出し、それについて報告する。この場合、DCS 140は、アクセスのロバスト性を維持するため、その1つもしくは複数のデバイスのアクセスを制限し、および/またはその1つもしくは複数のデバイス(および/またはその1つもしくは複数のデバイスによって使用されている特定のアプリケーションおよび/またはサービス)を休止することを推奨することができる。DCS 140は、大量のトラヒックを発生する1つもしくは複数のデバイスに対する(および/またはその1つもしくは複数のデバイスによって使用されている特定のアプリケーションおよび/またはサービスの)類似の機能を備えるように構成することもできる。同様に、この場合、DCS 140は、データを大量に使用するユーザを制限することでそのノードへのアクセスを改善し位置情報処理能力を改善するため、その1つもしくは複数のデバイスのアクセスを制限し、および/またはその1つもしくは複数のデバイス(および/またはその1つもしくは複数のデバイスによって使用されている特定のアプリケーションおよび/またはサービス)を休止することを推奨することができる。
DCS 140は、本明細書に図示され説明されているような他のさまざまな機能を実現するように構成されうる。
SS 160は、例示的なワイヤレス通信システム100のさまざまな部分に対する(例えば、LTEネットワーク110、DCS 140、AS 150、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せに対する)制御および/または管理機能をサポートするように構成される。
SS 160は、さまざまな管理および関係する機能を実現する際に使用する情報をDCS 140から受信するように構成される。例えば、情報は、収集データ、収集データを前処理したデータ、DCS 140によって実行された解析の結果、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せを含みうる。
一実施形態において、SS 160は、DCS 140から受信した情報の長期記憶を行うように構成される。例えば、SS 160は、DCS 140から受信した情報を格納するためのデータベースを維持することができる。SS 160は、他のタイプの情報の長期記憶を行うようにも構成されうる。
一実施形態において、SS 160は、DCS 140から受信した情報を処理するように構成される。例えば、SS 160は、さまざまな管理および関係機能を実行する際に使用する情報を処理することができる。例えば、SS 160は、ビジネス・インテリジェンス機能を施すように構成されうる。例えば、SS 160は、複数のサービスからのデータの相関を求めるように構成されうる(例えば、PCMDデータ照合、呼トレース情報、ログ・ファイル照合、および同様のもの)。例えば、SS 160は、DCS 140から受信した情報を優先順位付けするように構成されうる。例えば、SS 160は、問題識別解析、根本原因解析、問題解決解析、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せなどの機能を実行するように構成されうる。
一実施形態において、SS 160は、DC 130からのデータの収集の制御、DCS 140による収集データの処理の制御、および同様の処理、さらにはこれらのさまざまな組合せを行う際にDCS 140によって使用される制御情報をDCS 140に送信するように構成される。一実施形態において、そのような制御情報は、SS 160で(例えば、例示的なワイヤレス通信システム100の要素、例示的なワイヤレス通信システム100の外部の要素から、および同様の要素から)受信したトリガ要求に応答してSS 160によって送信されうる。
一実施形態において、SS 160は、ネットワーク解析機能をサポートする1つまたは複数の追加の機能を実行するように構成される。例えば、SS 160は、テストを実行するか、またはテストを実行するよう他の要素に命令する必要性を識別すること、ツールセットからのプロンプトに応答すること、すでに収集されているデータを利用すること(例えば、制御データ収集のため、収集データを解析する際に使用するため、さまざまな管理機能を実行する際に使用するため、および同様の目的のため)、および同様の操作、さらにはこれらのさまざまな組合せのうちの1つまたは複数を行うように構成されうる。
一実施形態において、SS 160は、本明細書に図示され説明されているさまざまなタイプの情報へのアクセスおよび/または提示を行えるようにするためのグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)をサポートする。
GUIは、本明細書に図示され説明されている任意の情報へのアクセスおよび/または制御を行えるようにすることができる。例えば、このようなGUIは、データ収集トリガ情報(例えば、トリガー・リスト、トリガ規則(例えば、閾値、条件、および同様のもの)、および同様のもの)、データ収集フィードバック情報、データ収集制御情報、収集データ、ビジネス・ロジック、収集データ処理規則、収集データの解析からの結果(例えば、問題識別解析結果、根本原因解析結果、および同様のもの)、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せのうちの1つまたは複数へのアクセスおよび/または制御を行えるようにすることができる。GUIを介して利用可能な情報は、好適な任意のフォーマットで提示されうることに留意されたい(例えば、識別された、または潜在的な問題の要素および位置を示すネットワーク・マップの提示、解析結果を示すチャートおよびグラフ、ならびに同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)。GUIは、ネットワークの特定の部分を掘り下げてより詳しい情報に次々にアクセスする機能、問題もしくは潜在的問題の影響を受ける顧客を識別する機能、および同様の機能、さらにはこれらのさまざまな組合せを実行することができる。
GUIは、好適なユーザがアクセス可能であるものとしてよい。一実施形態において、例えば、GUIは、ネットワーク運用技術者(例えば、ネットワーク運用センターまたは他の好適な場所にいるローカルの技術者、UE 102oを使用するリモートの技術者、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)がアクセス可能であるものとしてよい。一実施形態において、例えば、GUIは、顧客がアクセス可能であるものとしてよく、したがって、顧客はログインして、問題を報告すること、問題解析および解決の結果を判定すること、同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せなどの機能を実行することができる。GUIは、他の好適なユーザがアクセス可能であるものとしてよい。
一実施形態において、SS 160は、位置情報サービス(LBS)情報を格納する(例えば、LTEネットワーク110、DCS 140、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せのうちの1つまたは複数で使用するため)。LBS情報は、本明細書で説明されているように、さまざまな機能を実行するために使用されうる。
一実施形態において、SS 160は、1つまたは複数の外部アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)をサポートしており、これを介して、SS 160は、1つまたは複数の他のシステムと通信することができる。SS 160は、1つまたは複数の他のシステムと通信することで、例示的なワイヤレス通信システム100内から決定される情報と例示的なワイヤレス通信システム100の外部から決定される情報との相関を求めること、さまざまな管理機能を実行する際に使用するため例示的なワイヤレス通信システム100内から決定される情報を他のシステム(複数可)に供給すること、および同様のこと、さらにはこれらのさまざまな組合せを行うことができる。
一実施形態において、SS 160は、DCS 140によって実行されるものとして本明細書に図示され説明されている機能のうちの1つまたは複数を実現するように構成されうる(例えば、DCS 140によって実行されるそのような機能に加えて、および/またはその代わりに)。
特定の機能が特定の要素によって実行される実施形態に関して本明細書にもっぱら図示され説明されているが、本明細書に図示され説明されているさまざまな機能のうちの少なくとも一部は、他の要素によって、要素の組合せによって、および同様のものによって、これらのさまざまな組合せによって実行されうることに留意されたい。
一実施形態において、UE 102、DC 130、およびDCS 140は、さまざまな機能を実現するように連携しうる。一実施形態において、例えば、UE 102、DC 130、およびDCS 140は、(1)UE 102上で利用可能な診断アプリケーションを使用して、データ収集および/またはDC 130への既存データの保存をトリガする機能(例えば、データ収集制御情報を1つまたは複数のDC 130にDCS 140が送信するトリガとなる、診断アプリケーションからDCS 140へのデータ収集フィードバック情報の供給を介して)、(2)UE 102上で利用可能なデータ(例えば、エラー情報、診断情報、位置情報、および同様の情報)を解析し、相関を求め、データをDCS 140に供給する機能、(3)一定の期間、特定のコンシューマUE 102および/またはコンシューマUE 102のクラスに関連する、データ・トラヒックを分離し、休止する機能のうちの1つまたは複数を実現するように連携しうる。多くのこのような機能は、そのような機能を実現するために個別の要素によって実行される関連機能を背景として図示され説明されていることにも留意されたい。
一実施形態において、DCS 140およびSS 160は、さまざまな機能を実現するように連携しうる。一実施形態において、例えば、DCS 140およびSS 160は、(1)ネットワークおよび/またはエンドユーザー・サービス障害を検出し、解析し、トラブルシュートするために、さまざまなデバイス(例えば、コンシューマUE 102、ネットワーク上でワイヤレス・セルラー通信を使用する他のコンピューティング・デバイス、ネットワーク・データ経路にそって配設されたDC 130、および同様のもの)から収集されたデータをトラップし、キャプチャし、ソートし、優先順位付けし、および解析するように例示的な通信システムのシステム要素を構成する機能、および(2)アプリケーション・プログラミング・インターフェースを使用して、アプリケーションとネットワーク内のデータ・キャプチャ/システムとの間のデータの外部システムおよびシステム内の共有を可能にする機能のうちの1つまたは複数を実現するように連携しうる。
さまざまな機能および能力を実現する機能要素の組合せの使用を示す前記の例は、単なる例にすぎないこと、および本明細書に図示され説明されているさまざまな他の能力および機能は、さまざまな他の方法でさまざまな機能要素にまたがって分散されうることに留意されたい。
さまざまな機能および能力を実現する機能要素の組合せの使用を示す前記の例は、単なる例にすぎないこと、さまざまな機能要素に関して本明細書で説明されているように、少なくともいくつかのそのような機能は機能要素の説明されている組合せの各機能要素上で実行される特定の副機能を使用して実現されることにさらに留意されたい。
一実施形態において、ネットワーク診断トリガおよびトラヒック・キャプチャ・デバイスとしてUE 102を使用するための機能が実現される。本明細書に説明されているように、UE 102は、そのような機能を円滑に実行できるように構成された関連アプリケーション103を備えることができる。ネットワーク診断トリガおよびトラヒック・キャプチャ・デバイスとしてのUE 102の使用は、少なくともいくつかの特徴に関して、UE 102のタイプ(例えば、コンシューマUE 102cまたはオペレータUE 102o)に依存しうる。
ネットワーク診断トリガおよびトラヒック・キャプチャ・デバイスとしてのコンシューマUE 102cの使用に対する例示的な実施形態の説明は以下のとおりである。コンシューマUE 102cには、アプリケーション103cがインストールされている。アプリケーション103cは、好適な任意の方法でコンシューマUE 102cにダウンロードされうる(例えば、ユーザによる要求に応答してコンシューマUE 102cにダウンロードされる、WNSPによってコンシューマUE 102cにプッシュされる、および同様の操作がなされる)。アプリケーション103cは、コンシューマUE 102c上ですでに実行中であるか、またはコンシューマUE 102c上で起動されている可能性がある。コンシューマUE 102cのユーザは、アプリケーション103cを認識していてもしていなくてもよく、コンシューマUE 102cの通常使用を続けることができる。アプリケーション103cは、アプリケーション103cが監視機能を実行するイベントを識別するプロセスを実行する。アプリケーション103cは、AS 150と通信し、テスト・データがアプリケーション103cとAS 150との間で送信される。アプリケーション103cは、テスト・データおよび、オプションにより、他のネットワーク性能インジケータに基づき情報を収集する。アプリケーション103cは、位置情報(例えば、LBSベースの位置情報、GPSデータ、および同様のもの)を収集するプロセスを実行し、そのような位置情報は、さまざまなデータ収集機能および/または収集データ解析機能を制御するためにDCS 140によって使用されうる。コンシューマUE 102cをサポートするネットワーク要素に関連するDC 130は、コンシューマUE 102cに対するデータを収集し、格納する(例えば、アプリケーション103cとAS 150との間のデータ経路にそって)(例えば、DC 130は、そのようなデータをすでに収集している可能性があり、および/またはDCS 140は、DC 130を構成するように適合されているデータ収集制御情報を提供することができる)。DCS 140は、コンシューマUE 102cに関連するDC 130から収集データを受信し、これはコンシューマUE 102c上で収集されたデータも含みうる。DC 130は収集データをDCS 140に供給するように構成されうる、DCS 140はDC 130に収集データを定期的に要求するように構成されうる、および同様の構成がなされうる。アプリケーション103cは、定義済みイベントがアプリケーション103cによって検出されたときにDCS 140へのメッセージをトリガすることもできる。DCS 140は、定義済みイベントを識別すること、イベントの位置を識別すること、ネットワーク性能をさらに解析する際に追加のデータが必要であるか、または使用するのが望ましいかどうかを決定すること、および同様のこと、さらにはこれらのさまざまな組合せなどの機能を実行するために収集データを処理する。DCS 140は、DC 130の環状バッファまたは他の好適な記憶域を介して最近の期間の収集データをDC 130に問い合わせること、テスト・データ・ストリーム(例えば、アプリケーション103cおよび/またはAS 150の)を制御すること、DC 130を制御して追加のデータを収集するようDC 130に命令すること、および同様補操作、さらにはこれらのさまざまな組合せなどの機能を実行することもできる。DCS 140は、特定のUE 102cまたはUE 102cのグループが、ネットワーク性能問題を引き起こすことに関わっているか、または引き起こす疑いがあると予防的に判定するために収集データを処理することができる。DCS 140は、危機的イベント、ネットワーク性能、地理的領域、論理的領域(例えば、ネットワーク・アーキテクチャ/ネットワーク位置による)、ネットワーク性能劣化を引き起こしているか、または引き起こしている可能性のあるデバイス(複数可)、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せの解析を実行することができる。DCS 140は、格納し、追加の解析および関連する管理機能を実行する際に使用する情報をSS 160に供給することができる。DCS 140は、コンシューマUE 102cに対するネットワーク・トラヒックを休止させることができる(例えば、ネットワークに対する影響が決定され解析されるように、一定の期間にわたって)、SS 160は、1つまたは複数の標準インターフェースを介して1つまたは複数の他の解析システムでデータの相関を求めるように構成されうる。SS 160は、検出されたイベントに関してネットワーク運用技術者に通知するように構成されうる。SS 160は、さまざまな管理機能を実行する(例えば、根本原因解析を実行する、是正解析を実行する、および同様の操作を行う)際にネットワーク運用技術者によって使用される情報(例えば、イベントの識別、問題もしくは潜在的問題に関連する位置情報、および同様のもの)をネットワーク運用技術者に提供するように構成されうる。前記の機能は、例示的な実施形態を背景としてもっぱら説明されているが、これらの機能のさまざまな組合せは、本明細書に図示され説明されている他のさまざまな実施形態の範囲内で利用されうる。
ネットワーク診断トリガおよびトラヒック・キャプチャ・デバイスとしてのオペレータUE 102oの使用に対する例示的な実施形態の説明は以下のとおりである。オペレータUE 102oは、ネットワーク運用技術者によって現場の特定の地理的位置へ持ち出される(例えば、1つまたは複数の顧客の苦情に応じて、WNSPによる問題もしくは潜在的問題の識別に応答して、および同様の対応により)。オペレータUE 102oは、関連するWNSPがネットワーク診断をサポートする1つまたは複数の機能を実行する必要があることを識別したときにネットワーク運用技術者によって現場の特定の地理的位置に持ち出すことができる(例えば、テストを実行するため、DC 130を制御してデータを収集するため、DCS 140を制御するため、収集データを解析するため、および同様の作業のため、さらにはこれらのさまざまな組合せを行うため)。オペレータUE 102oには、アプリケーション103oがインストールされている。アプリケーション103oは、好適な任意の方法でオペレータUE 102o上に構成されうる(例えば、オペレータUE 102o上に事前構成される、ネットワーク運用技術者による要求に応答してオペレータUE 102oにダウンロードされる、および同様の操作がなされる)。アプリケーション103oは、ネットワーク運用技術者によって制御されるように構成される。アプリケーション103oは、アプリケーション103oが監視機能を実行するイベントを識別するプロセスを実行する。アプリケーション103oは、AS 150と通信し、テスト・データがアプリケーション103oとAS 150との間で送信される。アプリケーション103oは、テスト・データおよび、オプションにより、他のネットワーク性能インジケータに基づき情報を収集する。アプリケーション103oは、位置情報(例えば、LBSベースの位置情報、GPSデータ、および同様のもの)を収集するプロセスを実行し、そのような位置情報は、さまざまなデータ収集機能および/または収集データ解析機能を制御するためにDCS 140によって使用されうる。オペレータUE 102oをサポートするネットワーク要素に関連するDC 130は、オペレータUE 102oに対するデータを収集し、格納する(例えば、アプリケーション103oとAS 150との間のデータ経路にそって)(例えば、DC 130は、そのようなデータをすでに収集している可能性があり、および/またはDCS 140は、DC 130を構成するように適合されているデータ収集制御情報を提供することができる)。アプリケーション103oは、ネットワーク運用技術者がデータ収集のさまざまな態様(例えば、収集されるデータのタイプ、収集されたデータの量、および同様のもの)を制御するための機能を備える。DCS 140は、オペレータUE 102oに関連するDC 130からデータを受信し、これはオペレータUE 102o上で収集されたデータも含みうる。DC 130は収集データをDCS 140に供給するように構成されうる、DCS 140はDC 130に収集データを定期的に要求するように構成されうる、および同様の構成がなされうる。アプリケーション103oは、ネットワーク運用技術者がデータが(例えば、オペレータUE 102oおよび/またはDC 130から)解析のためにDCS 140にいつ送信されるかを指定するための機能を備えることができる。アプリケーション103oは、定義済みイベントがアプリケーション103oによって検出されたときにDCS 140へのメッセージをトリガすることもできる。DCS 140は、定義済みイベントを識別すること、イベントの位置を識別すること、ネットワーク性能をさらに解析する際に追加のデータが必要であるか、または使用するのが望ましいかどうかを決定すること、および同様のこと、さらにはこれらのさまざまな組合せなどの機能を実行するために収集データを処理する。DCS 140は、DC 130の環状バッファまたは他の好適な記憶域を介して最近の期間の収集データをDC 130に問い合わせること、テスト・データ・ストリーム(例えば、アプリケーション103oおよび/またはAS 150の)を制御すること、DC 130を制御して追加のデータを収集するようDC 130に命令すること、および同様の操作、さらにはこれらのさまざまな組合せなどの機能を実行することもできる。DCS 140は、特定のUE 102cまたはUE 102cのグループが、ネットワーク性能問題を引き起こすことに関わっているか、または引き起こす疑いがあると予防的に判定するために収集データを処理することができる。DCS 140は、危機的イベント、ネットワーク性能、地理的領域、論理的領域(例えば、ネットワーク・アーキテクチャ/ネットワーク位置による)、ネットワーク性能劣化を引き起こしているか、または引き起こしている可能性のあるデバイス(複数可)、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せの解析を実行することができる。DCS 140は、格納し、追加の解析および関連する管理機能を実行する際に使用する情報をSS 160に供給することができる。DCS 140は、コンシューマUE 102cに対するネットワーク・トラヒックを休止させることができる(例えば、ネットワークに対する影響が決定され解析されるように、一定の期間にわたって)、SS 160は、1つまたは複数の標準インターフェースを介して1つまたは複数の他の解析システムでデータの相関を求めるように構成されうる。SS 160は、検出されたイベントに関してネットワーク運用技術者に通知するように構成されうる。SS 160は、さまざまな管理機能を実行する(例えば、根本原因解析を実行する、是正解析を実行する、および同様の操作を行う)際にネットワーク運用技術者によって使用される情報(例えば、イベントの識別、問題もしくは潜在的問題に関連する位置情報、および同様のもの)をネットワーク運用技術者に提供するように構成されうる。前記の機能は、例示的な実施形態を背景としてもっぱら説明されているが、これらの機能のさまざまな組合せは、本明細書に図示され説明されている他のさまざまな実施形態の範囲内で利用されうる。
図2は、ネットワーク性能解析で使用するためのデータの収集を制御するためのネットワーク解析機能の使用例を示す、図1の例示的なワイヤレス通信システムを示す。図2は、一般的に、コンシューマUE 102cがプロセスに参加しているコンシューマ・ベースの実施形態およびオペレータUE 102oがプロセスに参加しているオペレータ・ベースの実施形態に適用可能である。
ステップ201で、DCS 140は、監視情報をUE 102のアプリケーション103に送信する。監視情報は、UE 102のアプリケーション103によって実行される監視を定義する。例えば、監視情報により、UE 102のアプリケーション103が、さまざまなイベント、トリガ条件、および同様のものを監視することを指定することができる。監視情報は、好適な任意の方法で指定されうる(例えば、規則、閾値、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せを使用して)。UE 102のアプリケーション103がDCS 140から監視情報を受信する一実施形態に関してもっぱら図示され説明されているが、UE 102のアプリケーション103は、他の任意の好適な要素(例えば、AS 150、SS 160、または他の好適な任意の要素(複数可))から監視情報を受信することができることに留意されたい。
ステップ202で、UE 102のアプリケーション103は、受信された監視情報に基づき監視を実行する。例えば、UE 102のアプリケーション103は、1つまたは複数のイベント、トリガ条件、および同様のものを検出することを目的として監視することができる。例えば、イベントは、呼のドロップであってよい(例えば、これは、アプリケーション103がアプリケーション103によって収集された関連する呼関係データをDCS 140に送信するトリガとなりうる)。例えば、イベントは、データ・セッションのドロップであってよい(例えば、これは、アプリケーション103がアプリケーション103によって収集された関連するセッション関係データをDCS 140に送信するトリガとなりうる)。例えば、UE 102のユーザは、(例えば、アプリケーション103を介して、または他の任意の好適な方法で)、自分のエクスペリエンスの質が許容できないということを指示することができ、アプリケーション103は、アプリケーション103が収集データをDCS 140に送信することをトリガするイベントとしてそのような指示を検出することができる。さまざまな他のタイプのイベントが定義され、同様に、さまざまな他のタイプのイベント(例えば、閾値の交差、パケット損失の検出、テスト・パケットの受信、および同様の動作)を検出するために監視が実行されうることに留意されたい。
ステップ203で、UE 102のアプリケーション103は、監視情報に基づき実行される監視に基づきイベントを検出すると、データ収集フィードバック情報をDCS 140に送信する。図2において、データ収集フィードバック情報は、アプリケーション103からDCS 140に報告されるイベントの形態で与えられるが、そのようなデータ収集フィードバック情報は、他の好適な形でDCS 140に供給されうることに留意されたい。本明細書で説明されているように、また図2に少なくとも部分的に記載されているように、データ収集フィードバック情報は、イベント通知の送信元であるUE 102に関連するデバイス情報(例えば、UE 102の識別子、UE 102のデバイス・タイプ、および同様のもの)、イベントに関連する詳細(例えば、イベントを検出することを目的として収集されるデータ、イベントの検出に応答して収集されるデータ、イベント識別子/コード、および同様のもの)、イベントに関連する位置情報(例えば、LBS情報、GPSデータ、ジオロケーション・コード、および同様のもののうちの1つまたは複数に基づくものとしてよい、イベントが検出されたときのUE 102の位置)、タイムスタンプ情報(例えば、アプリケーション103によってイベントが検出された日時、収集データに関連するタイムスタンプ、および同様のもの)、ネットワーク経路情報(例えば、データ経路エンコード識別子、ネットワーク経路が決定される場合の元となるネットワーク・アクセス・ポイント識別情報、および同様のもの)、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せなどの情報を含みうる。
少なくともいくつかの実施形態では、コンシューマUE 102cのアプリケーション102cおよびオペレータUE 102oのアプリケーション102oについて、監視、イベント検出、およびデータ収集フィードバック情報の伝搬に関係する情報は、UE 102に関連するデバイス・ステータス情報、UE 102に対する無線受信ステータス情報(例えば、サービス・セクター識別子、信号強度、および同様のもの)、呼特徴付け情報(呼の長さ、位置、および同様のもの)、アプリケーション関係データ(例えば、使用中のアプリケーション、アプリケーション性能情報(例えば、ページのロードに要する時間の長さ)、パケット・ドロップの量、データ・スループット、パケット遅延、ラウンド・トリップ・タイム(RTT)、ジッター、および同様のもの)、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せに関して指定され、および/またはそのうちの1つまたは複数を含みうる。このような情報は、イベント監視が基づく監視情報を定義するために使用することができ、イベント検出の監視を背景として収集され、解析され、および/またはイベントの検出に応答して報告されるデータ収集フィードバック情報として提供されうることに留意されたい。このような情報は、UE 102上でアプリケーション103によって収集され、アプリケーション103によってUE 102から抽出され、および同様の操作が加えられうることに留意されたい。情報の少なくとも一部は、アプリケーション103によるイベントの検出前(例えば、そのような情報がアプリケーションによって収集され、解析され、データ収集フィードバック情報がDCS 140に報告されるようにイベントが検出されたかどうかを判定する場合)、および/またはイベントの検出後(例えば、イベントが検出されたことで、イベントがDCS 140に報告されるときにそのような情報の収集がDCS 140に送られる場合)に収集されうることに留意されたい。
少なくともいくつかの実施形態では、オペレータUE 102oのアプリケーション102oは、イベント監視が基づく監視情報、イベント検出の監視を背景とするデータの収集および解析、および/またはイベントの検出に応答して報告されるデータ収集フィードバック情報の伝搬の定義に関係する追加の機能(例えば、コンシューマUE 102cとオペレータUE 102oの両方に関して説明されているものに加えて)を実現するように構成されうる。例えば、アプリケーション103oは、オペレータUE 102oのオペレータが、アプリケーション103oから利用可能なリストから、関連するデータが収集されうるように呼またはデータ・セッションを開始する特定の1つまたは複数のテストを選択できるように構成されうる。例えば、アプリケーション103oは、収集データをDCS 140に自動的に送信するように、および/またはUE 102oのオペレータが収集データをDCS 140に送信することを選択できるように構成されうる。ステップ204で、DCS 140は、UE 102のアプリケーション103から受信されたデータ収集フィードバック情報を処理する。
DCS 140は、データ収集フィードバック情報を処理して、報告されるイベントに関係する追加のデータの収集を開始するかどうかを決定することができる(例えば、イベントがさらなる解析を必要としない異常であるかどうか、イベントがさらなる解析が有用であるか、または有用でありうるようなトレンドもしくはより大きな問題の潜在的一部であるかどうか、および同様のこと)。
DCS 140は、追加のデータの収集を開始することを決定した後(例えば、イベントに応答して、1つまたは複数の他の報告されたイベントと組み合わせたイベントに応答して、および同様の応答で)、データ収集詳細情報に従ってデータの収集を制御するため他の要素に伝搬されるデータ収集制御情報を生成するためにDCS 140によって使用されうるデータ収集詳細情報を識別する。
DCS 140は、UE 102からのデータ収集フィードバック情報を使用してデータ収集詳細情報を生成する。データ収集詳細情報は、データの収集を制御するためデータ収集制御情報を生成する際に使用するのに適した任意の情報を含むことができる。
例えば、データ収集詳細情報は、データ収集要素と称されうるデータの収集元である要素(複数可)の識別を含むことができる。例えば、データ収集要素は、DC 130(例えば、eNodeB 111、SGW 112、PGW 113、ING 120、および同様のもの)、UE 102のアプリケーション103、AS 150、および同様のものを含みうる。
例えば、データ収集詳細情報は、収集するデータのタイプ(複数可)(例えば、制御トラヒック、ベアラ・トラヒック、テスト・トラヒック、テスト結果、および同様のもの)、データが収集される期間(例えば、すでに収集されているデータをDCS 140に供給するようDC 130に命令する、DCS 140に供給するデータの収集を開始するようDC 130に命令する、および同様の操作をする)、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せを指定することができる。
例えば、データ収集詳細情報は、実行される1つまたは複数のテストに関連する情報(例えば、実行されるテストのタイプ、テストが実行される際に基づく条件、テストを実行する仕方、テストに応答して予想されるか、または望ましいテスト結果の指示、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)を指定することができる。例えば、そのようなテストは、AS 150からUE 102へのコンテンツのダウンロード、AS 150とUE 102との間のテスト・パケットの交換、および同様のものに関係するテストを含みうる。
データ収集詳細情報は、データ収集を制御する際に使用するのに適した他のタイプ(複数可)の情報を含むことができる。
一実施形態において、DCS 140は、データ収集フィードバック情報の一部として受信した位置情報を使用してデータ収集詳細情報の少なくとも一部を決定する。このような一実施形態において、例えば、位置情報は、ネットワーク内で問題が発生している可能性のある場所を突き止めるためDCS 140によって使用されうる。例えば、イベントが検出されたときにUE 102の地理的位置を示す受信した位置情報に基づき、DCS 140は、UE 102が現在(または少なくとも可能性として)LTEネットワーク110(例示的には、eNodeB 111)にアクセスするために経由するeNodeBを識別することができる。位置情報からeNodeB 111を識別した、DCS 140は、次いで、UE 102のデータ・パケットに対する可能なデータ経路(例えば、eNodeB 111からSGW 112、PGW 113への経路など)を決定することができる。その結果、DCS 140は、UE 102に生じた問題のトラブルシューティングを行うために解析することができるデータにアクセスできる、UE 102のデータ経路上にある、ネットワーク要素をすでに識別している。DCS 140は、次いで、データ収集詳細情報の一部としてこれらの識別されたネットワーク要素のそれぞれを含むことができる。
DCS 140は、データ収集詳細情報を使用してデータ収集制御情報を生成する。データ収集制御情報は、データ収集詳細情報に関してデータ収集要素(複数可)に命令するように構成される。データ収集制御情報は、好適な任意のフォーマットで(例えば、実行されるデータ収集機能の要素に命令するコマンドとして、実行されるデータ収集機能を決定するため要素によって処理されうる情報として、および同様のものとして、さらにはこれらのさまざまな組合せとして)与えることができる。データ収集制御情報では、データ収集詳細情報の少なくとも一部を使用することに留意されたい。例えば、データ収集制御情報は、(1)DCS 140に、UE 102に対して前の15分間にわたって収集されたベアラ・トラヒックを与えることが必要であることをeNodeB 111のところでDC 130に指示するための情報、(2)5分以内に開始し、次の30分間続く、UE 102に対するベアラ・トラヒックの収集を開始し、収集されたベアラ・トラヒックをDCS 140に与えることが必要であることをSGW 112のところでDC 130に指示するための情報、および(3)アプリケーション103とのテスト通信を開始し、テスト結果をDCS 140に与えることが必要であることをAS 150に指示するための情報などの情報を含みうる。データ収集制御情報は、好適な任意の要素(複数可)をターゲットとし、好適なタイプのデータ収集機能を実行するよう要素に命令することができることに留意されたい(つまり、前記の例は、データ収集制御情報を介してDCS 140によって制御されうる多くの異なるタイプのデータ収集機能のいくつかの例にすぎない)。
ステップ205で、DCS 140は、データ収集制御情報をデータの収集元となる要素としてDCS 140によって識別されたデータ収集要素に伝搬する。図2において、わかりやすくするために、データ収集制御情報は、eNodeB 111のDC 130およびSGW 112に、またUE 102のアプリケーション103に伝搬されるものとしてしか示されていないが、データ収集制御情報は、DCS 140から他の好適な任意の要素(例えば、PGW 113のDC 130、AS 150、および同様のもの)に伝搬されうることに留意されたい。一実施形態において、例えば、DCS 140は、命令をeNodeB 111のDC 130およびSGW 112に送信し、UE 102に関連するベアラ・トラヒックを収集するようDCに命令する。(図2に示されている)一実施形態において、例えば、DCS 140は、UE 102のアプリケーション103に命令を送信する(例えば、データを収集するようアプリケーション103に命令する、AS 150へのテスト・ストリームを開始し、テストの結果を報告するようアプリケーション103に命令し、および同様の操作、さらにはこれらのさまざまな組合せを行う)。(図2に示されていない)一実施形態において、例えば、DCS 140は、AS 150に命令を送信する(例えば、データを収集するようAS 150に命令する、アプリケーション103へのテスト・ストリームを開始し、テストの結果を報告するようAS 150に命令し、および同様の操作、さらにはこれらのさまざまな組合せを行う)。
ステップ206で、データ収集要素は、データ収集制御情報を受信し、データ収集制御情報を処理して、収集しDCS 140に送るデータを決定し、収集データをDCS 140に送信する。DCS 140は、データ収集要素から収集データを受信する。
ステップ207で、DCS 140は、データ収集要素から受信した収集データを解析し、解析結果をSS 160へ伝搬させる。DCS 140は、格納するため生収集データをSS 160(および/または他のシステム)へ伝搬させることができる。SS 160は、解析結果(および、オプションにより、生収集データ)を受信する。
ステップ208で、ネットワーク運用職員は、情報(例えば、解析結果、生収集データ、および同様のもの)にアクセスし、アクセスされた情報に基づき管理機能を実行する。図2に示されているように、ネットワーク運用職員は、NOC内の端末を介して、コンピュータ上のウェブを介して、モバイル・デバイスを介して、および同様のものを介して情報にアクセスすることができる。ネットワーク運用職員は、解析結果を検討し、受信した解析結果(および/または他の好適な情報)に基づき追加の解析を実行し、および同様の操作を実行することができる。ネットワーク運用職員は、データ収集をターゲットとしたイベントの根本原因を特定するための根本原因解析、イベントをターゲットとした問題イベントを解決することを試みるための問題解決解析、および同様の解析、さらにはこれらのさまざまな組合せなどの1つまたは複数の管理機能を実行することができる。
少なくともいくつかの実施形態では、ネットワーク解析機能も、および/または代替的に、1つまたは複数の追加のシナリオ、およびこれらのシナリオに関連付けられている関連機能をサポートすることができる。いくつかの例示的なシナリオおよび関連機能が、図3〜7に関して図示され説明されている。関連機能の各グループを有する独立したシナリオとしてもっぱら図示され説明されているが(その少なくとも一部はシナリオの少なくとも一部にわたって共通であってもよい)、(1)これらの例示的なシナリオおよび関連機能のうちの少なくとも一部は、互いに組み合わされ、および/または本明細書に特に示され説明されている1つまたは複数のシナリオおよび関連機能と組み合わされ、および/または本明細書に図示され説明されているさまざまな実施形態の対象となる、および/または企図されるものとして理解され、および/または(2)例示的なシナリオのさまざまな機能は、本明細書に図示され説明されている実施形態の範囲内で使用され、実施形態を形成するように組み合わされ、および同様になされ、さらにこれらのさまざまな組合せで形成されうることに留意されたい。
図3は、単一のUEがデータ収集サーバによるデータ収集の開始を引き起こすイベントを識別する例示的な一実施形態を示す。図3は、図1の例示的なワイヤレス通信システムの部分を示している。図3は、例示的なデータ収集システム300を示している。例示的なデータ収集システム300は、アプリケーション103cを備えるコンシューマUE 102cを備える(スマートフォンとして図示されているが、コンシューマUE 102cは他の好適な任意のタイプのデバイスであってもよい)。例示的なデータ収集システム300は、eNodeB 111(これを介してコンシューマUE 102cはLTEネットワーク110にアクセスする)、MME 115、およびING 120を備える。例示的なデータ収集システム300は、eNodeB 111、MME 115、およびING 120に関連するDC 130と通信するように構成された、DCS 140を備える。例示的なデータ収集システム300は、オペレータがラップトップを使用してアクセスできる、SS 160を備える。
図3に示されているように、ユーザは、コンシューマUE 102を介して、データ接続を介して電話または電話サービスを使用している。アプリケーション103cは、1つまたは複数のプリセットされたイベント(例えば、見守るイベント)を監視し、コンシューマUE 102cとeNodeB 111との間の無線通信リンク上のプリセットされたイベントの1つを検出する。アプリケーション103cは、検出されたイベントの詳細をDCS 140にシグナリングで知らせる。DCS 140は、そのようなイベントの数を監視し、コンシューマUE 102c〜eNodeB 111〜MME 115〜ING 120の経路にそってデータ収集を開始するためのデータ収集制御情報を生成する。データ収集制御情報は、DC 130がすでに収集されているデータを保存し、および/またはデータの収集を開始することを行わせるように構成される。DCS 140は、DC 130から収集データを受信し、収集データを解析し、解析結果をSS 160に供給する。オペレータは、ラップトップ(または他の好適なデバイス)を使ってSS 160にアクセスし、追加の解析を実行するために必要なデータがすでに収集されており(オペレータがそのようなデータの収集を開始し制御しなくても)、収集されたデータはすでに解析されており、特定の問題がオペレータによる検討および考慮のためすでに利用可能である(例えば、イベントに対する考えられる原因、問題を是正するために講じることができる考えられる対策、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)ことを知る。
図4は、単一のUEがネットワーク・オペレータによって設定されたパラメータに基づき収集サーバによるデータ収集の開始を引き起こすイベントを識別する例示的な一実施形態を示す。図4は、図1の例示的なワイヤレス通信システムの部分を示している。図4は、例示的なデータ収集システム400を示している。例示的なデータ収集システム400は、関連するアプリケーション103cを有するコンシューマUE 102cを備える(スマートフォンとして図示されているが、コンシューマUE 102cは他の好適な任意のタイプのデバイスであってもよい)。例示的なデータ収集システム400は、eNodeB 111(これを介してコンシューマUE 102cはLTEネットワーク110にアクセスする)、SGW 112、PGW 113、およびING 120を備え、これらは図1に示されているように配置されている。例示的なデータ収集システム400はMME 115を備え、eNodeB 111とMME 115との間の通信およびMME 115とING 120との間の通信を含む。例示的なデータ収集システム400は、図1に示されていないeNodeB 411(DC 130が関連付けられている)を備え、これを介して、コンシューマUE 102cはLTEネットワーク110にアクセスすることができる。図4に示されているように、eNodeB 111およびeNodeB 411はそれぞれ、SGW 112とMME 115の両方と通信する。例示的なデータ収集システム300は、eNodeB 111、eNodeB 411、SGW 112、PGW 113、MME 115、およびING 120に関連するDC 130と通信するように構成された、DCS 140を備える。DCS 140は、ラップトップを使用してオペレータによってアクセス可能である。
図4に示されているように、オペレータは、ラップトップを使ってDCS 140にアクセスし、データ収集システム400全体に対するシステム・パラメータ(例えば、キー性能インジケータ(KPI)、閾値、イベント、および同様のもの)を定義する。ユーザは、コンシューマUE 102cを介して、データ接続を介して電話または電話サービスを使用している。アプリケーション103cは、プリセットされたイベントのうちの1つまたは複数を監視し、オペレータによって設定された閾値のうちの1つの違反を識別する。アプリケーション103cは、検出された閾値違反の詳細をDCS 140にシグナリングで知らせる。このときに、DC 130は、データ経路にそって、データを収集している。DCS 140は、オペレータによって構成されたパラメータおよびデータ経路(例示的に、データ経路はコンシューマUE 102c〜eNodeB 111〜SGW 112〜PGW 113〜ING 120)を参照してインテリジェンス機能を使用して、データ経路にそって追加のデータの収集を開始するためのデータ収集制御情報を生成する。データ収集制御情報は、DC 130が追加のデータの収集を開始することを行わせるように構成される。DCS 140は、DC 130から収集データを受信し、収集データを解析する。オペレータは、ラップトップ(または他の好適なデバイス)を使ってDCS 140にアクセスし、追加の解析を実行するために必要なデータがすでに収集されており(オペレータがそのようなデータの収集を開始し制御しなくても)、収集されたデータはすでに解析されており、特定の問題がオペレータによる検討および考慮のためすでに利用可能である(例えば、イベントに対する考えられる原因、問題を是正するために講じることができる考えられる対策、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)ことを知る。
図5は、データ収集サーバがデータ収集サーバによるデータ収集の開始を引き起こす複数のイベントの相関を求める例示的な一実施形態を示す。図5は、図1の例示的なワイヤレス通信システムの部分を示している。図5は、例示的なデータ収集システム500を示しており、これは図4の例示的なデータ収集システム400に実質的に類似しているが、例示的なデータ収集システム500は、LTEネットワーク110にアクセスするただ1つのコンシューマUE 102cを示す例示的なデータ収集システム400とは反対に、LTEネットワーク110にアクセスする複数のコンシューマUE 102cを示している。
図5に示されているように、複数のユーザが、関連するコンシューマUE 102cを介してLTEネットワーク110にアクセスしている。これらのユーザは、それぞれ、データ接続を介して、電話もしくは電話サービスを利用している。それぞれのコンシューマUE 102c上で、関連するアプリケーション103cが1つまたは複数のプリセットされたイベント(例えば、見守るイベント)を監視する。最初に、コンシューマUE 102cのうちの1つで、アプリケーション103cが、コンシューマUE 102cとeNodeB 111との間の無線通信リンク上のデータ接続に基づきプリセットされたイベントのうちの1つを検出する。アプリケーション103cは、検出されたイベントの詳細をDCS 140にシグナリングで知らせる。DCS 140は、単一の検出されたイベントがさらなる処置(例えば、追加の解析、追加のデータの収集、および同様のこと)を保証するかどうかを決定するための処理を(例えば、DCS 140上に構成された1つまたは複数のパラメータに基づき)実行する。この場合、DCS 140は、検出されたイベントが分離された場合であり、したがってこの時点ではさらなら処置を講じる必要がないと決定すると仮定される。後で、他のコンシューマUE 102c上のアプリケーション103cは、イベントを検出し、検出されたイベントをDCS 140に報告する。DCS 140は、それらのイベントを処理し、それらのイベントが相関する、したがって、さらなる処置が保証されると決定する。DCS 140は、処理ロジックを使用して、データ収集詳細情報を決定する(例えば、追加のデータの収集元となる要素を識別する、収集する追加の情報のタイプを決定する、および同様の操作を行う)。DCS 140は、識別された要素からデータ収集を開始するためのデータ収集制御情報を生成する。データ収集制御情報は、DC 130がすでに収集されているデータを保存し、および/またはデータの収集を開始することを行わせるように構成される。DCS 140は、DC 130から収集データを受信し、収集データを解析する。オペレータは、ラップトップ(または他の好適なデバイス)を使ってDCS 140にアクセスし、追加の解析を実行するために必要なデータがすでに収集されており(オペレータがそのようなデータの収集を開始し制御しなくても)、収集されたデータはすでに解析されており、特定の問題がオペレータによる検討および考慮のためすでに利用可能である(例えば、イベントに対する考えられる原因、問題を是正するために講じることができる考えられる対策、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)ことを知る。
図6は、ネットワーク・オペレータがデータ収集システムを使用して新しい市場セグメントにおけるネットワーク性能をテストする例示的な一実施形態を示す。図6は、図1の例示的なワイヤレス通信システムの要素と類似の少なくともいくつかの要素を示している。図6は、例示的なデータ収集システム600を示している。例示的なデータ収集システム600は、関連するアプリケーション103oを有するオペレータUE 102oを備える(スマートフォンとして図示されているが、オペレータUE 102oは他の好適な任意のタイプのデバイスであってもよい)。例示的なデータ収集システム600は、4つのeNodeB 611、2つのSGW 612、1つのPGW 613、および1つのIND 620を備え、それぞれ関連するDC 130を備える。4つのeNodeB 611は、これらのeNodeBのうちの2つのeNodeBがSGW 612の1つと通信し、これらのeNodeBのうちの他の2つのeNodeBがSGW 612の他の1つと通信するようにSGW 612と通信する。SGW 612は、それぞれ、PGW 613と通信する。PGW 613は、ING 620と通信する。例示的なデータ収集システム300は、eNodeB 611、SGW 612、PGW 613、およびING 620に関連するDC 130と通信するように構成された、DCS 140を備える。DCS 140は、ラップトップを使用してオペレータによってアクセス可能である。
図6に示されているように、オペレータは、新しいマーケット601のエリアへ車でかける(例えば、そこでは複数の新しいeNodeB 611がその地理的領域内でワイヤレス・ネットワーク・アクセスを行えるようにすることを目的として配備されている)。オペレータは、関連するアプリケーション103oが稼働しているオペレータUE 102oを携えている。アプリケーション103oは、1つまたは複数のイベントを監視するように構成され(例えば、コンシューマUE 102c上のアプリケーション103cに類似している)、さらに、オペレータがDCS 140にアクセスし、制御できるように構成される。オペレータは、アプリケーション103cを使用して、DCS 140がオペレータUE 102oからのおよび/またはオペレータUE 102oへのすべてのデータを受信して監視できるようにDC 130を有する要素によるデータ収集を開始すべきであることをDCS 140に通知することができる。オペレータは、アプリケーション103cを使用して、DCS 140にアクセスし、さまざまな制御オペレーションを実行することができる(例えば、KPI、閾値、および同様のもの、さららにはこれらのさまざまな組合せなどのパラメータを制御するため)。DCS 140は、新しいマーケット601の要素からデータ収集を開始するためのデータ収集制御情報を生成する。データ収集制御情報は、DC 130がすでに収集されているデータを保存し、および/またはデータの収集を開始することを行わせるように構成される。DCS 140は、DC 130から収集データを受信し、収集データを解析する。オペレータは、オペレータUE 102o上のアプリケーション103o(または他の好適な任意のデバイス)を介してDCS 140にアクセスし、解析情報のアクセスおよび検討、新しいマーケット601のテストの適合、および同様の操作を実行する。
図7は、データ収集サーバはデータ収集システムから情報を収集し、サードパーティ・システムから情報を収集し、ネットワーク・オペレータによって使用される情報の相関を求める例示的な一実施形態を示す。図7は、図1の例示的なワイヤレス通信システムの部分を示している。図7は、例示的なデータ収集システム700を示している。例示的なデータ収集システム700は、アプリケーション103cを備えるコンシューマUE 102cを備える(スマートフォンとして図示されているが、コンシューマUE 102cは他の好適な任意のタイプのデバイスであってもよい)。例示的なデータ収集システム700は、eNodeB 111(これを介してコンシューマUE 102cはLTEネットワーク110にアクセスする)、SGW 112、PGW 113、およびING 120を備える。例示的なデータ収集システム700は、eNodeB 111、SGW 112、PGW 113、およびING 120に関連するDC 130と通信するように構成された、DCS 140を備える。例示的なデータ収集システム700は、DCS 140およびSS 160を備え、両方とも、オペレータがラップトップを使用してアクセスできる、例示的なデータ収集システムは、サードパーティ・システム770も含み、これはSS 160と通信する。
図7に示されているように、ユーザは、コンシューマUE 102cを介して、データ接続を介して電話または電話サービスを使用している。アプリケーション103cおよびDC 130は、1つまたは複数のプリセットされたイベントがないか監視する。DCS 140は、アプリケーション103cおよびDC 130をポーリングし、DC 130は、イベントが検出されると収集データをDCS 140に送信する。DCS 140は、受信データおよびイベントを解析して、追加のデータの収集が必要かまたは望ましいかを決定する。例えば、DCS 140は、DC 130のバッファを見て、1つまたは複数の最近の時間フレームからさらにデータがないか調べることができる。例えば、DCS 140は、実行される次のアクションを決定することができる(例えば、追加のデータを収集すること、LTEネットワーク110でテストの実行をトリガすること、および同様の操作)。例えば、DCS 140は、SS 160を介して、サードパーティ・システム770から情報を読み取る動作をすることができる(例えば、サードパーティRF解析呼トレース・システムからのデータがSS 160を介してDCS 140に送信され、DC 130および/またはコンシューマUE 102cからDCS 140で受信された情報との相関を求める場合など)。オペレータは、ラップトップ(または他の好適なデバイス)を使ってDCS 140にアクセスし、追加の解析を実行するために必要なデータがすでに収集されており(オペレータがそのようなデータの収集を開始し制御しなくても)、収集されたデータはすでに解析されており、特定の問題がオペレータによる検討および考慮のためすでに利用可能である(例えば、イベントに対する考えられる原因、問題を是正するために講じることができる考えられる対策、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)ことを知る。
一実施形態において、ネットワーク休止機能が、本明細書に図示され説明されている実施形態のうちの1つまたは複数と併せて設けられうる。一実施形態において、ネットワーク休止機能を使用することで、システム(例えば、DCS 140、SS 160、および同様のもの)は、1つまたは複数のコマンドを発行して1つまたは複数のUE 102上の通信を一時的に休止させることができる。UE 102に送信される休止コマンドでは、好適な任意のパラメータを指定することができる。例えば、一時的休止の場合、コマンドは、通信が即座に休止されることを指定することができ、UE 102が通信を再開するまでに待たなければならない時間の長さ(例えば、10秒、30秒、60秒、5分、および同様の時間)を示す再開タイマーを備えることができる。UE 102上の通信の休止/再開の制御は、他の好適な任意のパラメータを使用して制御されうる。UE 102上の通信の休止は、さまざまな理由で実行されうる(例えば、UE 102によって報告されるイベントの診断を円滑にする、ネットワーク内の問題または潜在的問題の診断を円滑にする、UE 102が他のUEに負の影響を及ぼすか、または及ぼす可能性のある形でネットワーク・リソースを消費するのを防ぐ、および同様のこと、さらにはこれらのさまざまな組合せ)。
図8は、ネットワークからのデータの収集を制御するための方法の一実施形態を示す。図8の方法800は、好適な要素(例えば、図1〜7に関して図示され説明されているDCS 140など)によって実行されうる。図8の方法800は、図1〜7に関連して読んだときによりよく理解されうる。
ステップ810で、方法800が開始する。
ステップ820で、データ収集フィードバック情報を受信する。データ収集フィードバック情報は、検出されたイベントに関連する情報(例えば、イベントに関する詳細、イベントの検出に関連する条件、イベントが検出されたときのワイヤレス・ユーザ・デバイスの地理的位置、イベントに関連するタイムスタンプ情報、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)を含むものとしてよい。
ステップ830で、ネットワークからデータ収集を開始するかどうかを決定する。決定は、受信したデータ収集フィードバック情報および/または他の好適な任意の情報に基づき行うことができる。例えば、決定は、データ収集フィードバック情報で報告されたイベントの重大度、関係するイベントの数の閾値が検出されたかどうか、および同様のこと、さらにはこれらのさまざまな組合せに基づくものとしてよい。ネットワークからデータ収集を開始しないという決定がなされた場合、方法800は、ステップ870に進み、方法800は終了する。ネットワークからデータ収集を開始するという決定がなされた場合、方法800は、ステップ840に進む。
ステップ840で、データ収集詳細情報を決定する。データ収集詳細情報は、データ収集フィードバック情報の少なくとも一部を使用して決定されうる。例えば、データ収集詳細情報は、データの収集元となる要素の識別、収集されるデータのタイプ(複数可)、データが収集される期間、実行される1つまたは複数のテストに関連する情報、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せを含むことができる。
データ収集フィードバック情報がワイヤレス・ユーザ・デバイスから受信され、ワイヤレス・ユーザ・デバイスの地理的位置を示す位置情報を含む(例えば、ワイヤレス・ユーザ・デバイスによるイベントの検出時、現在の時点、および同様の時点において)一実施形態において、データ収集詳細情報の少なくとも一部が、ワイヤレス・ユーザ・デバイスの地理的位置を示す位置情報に少なくとも一部は基づき決定されうる。
一実施形態において、例えば、ワイヤレス・ユーザ・デバイスの地理的位置を示す位置情報を使用して、ネットワーク経路(例えば、ワイヤレス・アクセス・ノードからゲートウェイ、IPネットワークまでの経路、ワイヤレス・アクセス・ノードからゲートウェイを超える地点、IPネットワークへの経路、および同様の経路)の少なくとも一部を決定し、この経路を介してワイヤレス・ユーザ・デバイスは通信しているか、または通信することが可能である。
一実施形態において、例えば、ワイヤレス・ユーザ・デバイスの地理的位置を示す位置情報を使用して、ワイヤレス・アクセス・ノードを識別し、これを介して、ワイヤレス・ユーザ・デバイスは、ネットワークにアクセスする。例えば、ワイヤレス・ユーザ・デバイスの地理的位置を示す情報およびネットワーク内のワイヤレス・アクセス・ノードの地理的位置を識別する地理的位置情報が与えられると、ワイヤレス・ユーザ・デバイスによって報告される地理的位置に地理的に最も近いネットワーク内のワイヤレス・アクセス・ノードをワイヤレス・アクセス・ノードとして識別することができる。
さらなる一実施形態において、例えば、ネットワーク経路の少なくとも一部は、ワイヤレス・アクセス・ノードの識別に基づき識別される。例えば、ワイヤレス・アクセス・ノードの識別を使用して、ネットワーク経路上の次のネットワーク要素を識別することができ、この結果を使用してネットワーク経路上の次のネットワーク要素を識別し、という作業を次々に、ネットワーク経路の一部/全部が識別されてしまうまで続けることができる。ネットワーク経路上の前のノードの識別に加えて、他のタイプの情報もネットワーク経路上の次のノードを識別するために使用されうることに留意されたい。ステップ850で、データ収集制御情報を生成する。データ収集制御情報は、データ収集詳細情報の少なくとも一部を使用して生成されうる。データ収集制御情報は、解析のため収集され提供されるデータに関して1つまたは複数の要素に指示するように構成される。
ステップ860で、データ収集制御情報は、ネットワークへ伝搬される。
ステップ870で、方法800は終了する。
(わかりやすくするため)終了として図示され説明されているが、方法800を実行している要素が、動作し続けることができること(例えば、データ収集フィードバック情報を受信して処理すること、ネットワークの要素から収集したデータの解析を実行すること、解析結果をシステムに供給すること、および同様の操作、さらにはこれらのさまざまな組合せのために)、1つまたは複数の他の要素が、データ収集制御情報を受信すると1つまたは複数のデータ収集プロセスを実行することができること、および同様のことは理解されるであろう。
図9は、イベントの検出に応答してデータ収集フィードバック情報を提供するための方法の一実施形態を示す。図9の方法900は、好適な要素(例えば、コンシューマまたはオペレータUE 102、ネットワーク要素、および同様のものなど)によって実行されうる。図9の方法900は、図1〜7に関連して読んだときによりよく理解されうる。
ステップ910で、方法900が開始する。
ステップ920で、イベント監視情報を受信する。イベント監視情報は、1つまたは複数のイベントに対する監視条件を指定する(例えば、KPI、閾値、規則、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)。
ステップ930で、イベントの検出に対する監視をイベント監視情報に基づき実行する。ステップ940で、イベントの検出を監視している間に、イベントが検出されたかどうかを判定する。イベントが検出されていない場合、方法900はステップ930に戻り、イベントの検出の監視を続ける。イベントが検出された場合、方法900は、ステップ950に進む。ステップ930および940は、単一のステップであるとみなされうることに留意されたい。
ステップ950で、データ収集フィードバック情報を、イベントが検出に基づき決定する。データ収集フィードバック情報は、イベントの検出に関連する情報を含み、これを使用してデータの収集を制御することができる。例えば、データ収集フィードバック情報は、イベント通知の送信元であるUE 102に関連するデバイス情報(例えば、UE 102の識別子、UE 102のデバイス・タイプ、および同様のもの)、イベントに関連する詳細(例えば、イベントを検出することを目的として収集されるデータ、イベントの検出に応答して収集されるデータ、イベント識別子/コード、および同様のもの)、イベントに関連する位置情報(例えば、LBS情報、GPSデータ、ジオロケーション・コード、および同様のもののうちの1つまたは複数に基づくものとしてよい、イベントが検出されたときのUE 102の位置)、タイムスタンプ情報(例えば、アプリケーション103によってイベントが検出された日時、収集データに関連するタイムスタンプ、および同様のもの)、ネットワーク経路情報(例えば、データ経路エンコード識別子、ネットワーク経路が決定される場合の元となるネットワーク・アクセス・ポイント識別情報、および同様のもの)、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せなどの情報を含みうる。
ステップ960で、データ収集フィードバック情報は、システムによって実行されるデータ収集を制御する際に使用するためシステムの方へ伝搬される。
ステップ970で、方法900は終了する。
(わかりやすくするため)終了として図示され説明されているが、方法900を実行している要素が、動作し続けることができること(例えば、現在のイベント監視情報に基づきイベントを監視すること、新しいイベント監視情報を受信し、そのような新しいイベント監視情報に基づきイベントを監視すること、および同様の操作、さらにはこれらのさまざまな組合せのために)、1つまたは複数の他の要素が、データ収集フィードバック情報を受信した後に1つまたは複数のデータ収集プロセスを実行することができること、および同様のことは理解されるであろう。
特定のタイプのエンドポイント・デバイス(例えば、スマートフォン)と併せてネットワーク解析機能の使用に関して本明細書にもっぱら図示され説明されているが、ネットワーク解析機能の実施形態の少なくともいくつかは、他のタイプのエンドポイント・デバイス(例えば、携帯電話、ネットワーク・アクセスのためにワイヤレス・セルラー技術を使用するコンピュータ、パケット交換技術を利用する他のタイプの携帯電話ワイヤレス対応デバイス、および同様のもの、さらにはこれらのさまざまな組合せ)とともに使用するために適用可能であるものとしてよいことに留意されたい。同様に、ネットワーク解析機能のさまざまな実施形態を、データ通信ネットワーク経路として使用するためにワイヤレス・セルラー・ネットワーク・インターフェースに関連しうるデバイスと併せて使用することができることに留意されたい。
特定のタイプのワイヤレス・デバイス(例えば、スマートフォン、従来型の携帯電話、および同様のもの)と併せてネットワーク解析機能の使用に関して本明細書にもっぱら図示され説明されているが、さまざまな他のタイプのワイヤレス・デバイス(例えば、タブレット、ネットブック、機械−機械(M2M)デバイス、および同様のもの)が、イベントを監視し、データを収集し、フィードバック情報を供給し、ネットワーク解析機能のさまざまな実施形態をサポートする類似の機能を実行することができることに留意されたい。
特定のタイプのワイヤレス通信ネットワーク(つまり、LTE)と併せてネットワーク解析機能の使用に関して本明細書にもっぱら図示され説明されているが、ネットワーク解析機能の実施形態の少なくともいくつかは、他のタイプのワイヤレス通信ネットワーク(例えば、CDMAワイヤレス・ネットワーク、マイクロセルベースのネットワーク、フェムトセルベースのネットワーク、および同様のもの)とともに使用するために適用可能であるものとしてよいことに留意されたい。
ワイヤレス・ネットワークと併せてネットワーク解析機能の使用に関して本明細書にもっぱら図示され説明されているが、ネットワーク解析機能の実施形態の少なくともいくつかは、有線通信ネットワークとともに使用するうえで適用可能であることに留意されたい。
図10は、本明細書で説明されている機能を実行する際に使用するのに適しているコンピュータの高水準ブロック図である。
図10に示されているように、コンピュータ1000は、プロセッサ要素702(例えば、中央演算処理装置(CPU)および/または他の好適なプロセッサ(複数可))およびメモリ1004(例えば、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリー・メモリ(ROM)、および同様のもの)を備える。コンピュータ1000は、オプションにより、連携モジュール/プロセス1005および/またはさまざまな入出力デバイス1006(例えば、ユーザ入力デバイス(キーボード、キーパッド、マウス、および同様のもの)、ユーザ出力デバイス(ディスプレイ、スピーカー、および同様のものなど)、入力ポート、出力ポート、受信機、送信機、およびストレージ・デバイス(例えば、テープ・ドライブ、フロッピィ・ドライブ、ハード・ディスク・ドライブ、コンパクト・ディスク・ドライブ、および同様のもの))を備えることができる。
本明細書に図示され説明されている機能は、専用コンピュータを実装するために汎用コンピュータ上で実行されるソフトウェアで実装され、および/またはハードウェア、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、および/または他のハードウェア等価物上に実装されうることは理解されるであろう。一実施形態において、本明細書に図示され説明されている機能の少なくとも一部は、ネットワーク用のネットワーク解析ノード上に実装されうる。一実施形態では、連携プロセス1005は、メモリ1004内にロードされ、プロセッサ1002によって実行されることで、本明細書で説明されているような機能を実装することができる。そのようなものとして、連携プロセス1005(関連付けられているデータ構造体を含む)は、コンピュータ可読記憶媒体、例えば、RAMメモリ、磁気もしくは光ドライブもしくはディスケット、および同様のものに格納することができる。
図10に示されているコンピュータ1000は、本明細書で説明されている機能要素および/または本明細書で説明されている機能要素の一部分を実装するのに適した一般的アーキテクチャおよび機能性を備えることは理解されるであろう。例えば、コンピュータ1000は、UE、eNodeB、SGW、PGW、MME、HSS、AAAサーバ、ルータ、ING、DCS、AS、SS、および同様のもののうちの1つまたは複数を実装するのに適した一般的アーキテクチャおよび機能性を備える。例えば、コンピュータ1000は、UE、eNodeB、SGW、PGW、ルータ、およびINGのもののうちの1つまたは複数上に実装された、または関連付けられているDCのうちの1つまたは複数を実装するのに適した一般的アーキテクチャおよび機能性を備える。
本明細書でソフトウェア方法として説明される工程のいくつかは、ハードウェア内に、例えば、プロセッサと連携してさまざまな方法ステップを実行する回路として実装することができることが企図されている。本明細書で説明されている機能/要素のいくつかの部分は、コンピュータ命令がコンピュータにより処理されると、本明細書で説明されている方法および/または技術が呼び出されるか、または何らかの方法により提供されるようにコンピュータの動作を適合させるコンピュータ・プログラム製品として実装することができる。本発明の方法を呼び出す命令は、固定または取り外し可能媒体に格納するか、放送または他の信号伝送媒体でデータ・ストリームを介して送信するか、および/または命令に従って動作するコンピューティング・デバイス内のメモリ内に格納することができる。
さまざまな実施形態の態様は、請求項において規定される。さまざまな実施形態のこれら、および他の態様は、以下の番号が振られている項目において明示される。
1.ネットワークからのデータの収集を制御するための装置であって、
ネットワークのネットワーク経路を介して通信するように構成されたワイヤレス・ユーザ・デバイスから、ワイヤレス・ユーザ・デバイスによるイベントの検出を示すフィードバック情報を受信し、イベントが検出されたときのワイヤレス・ユーザ・デバイスの地理的位置を示す位置情報をフィードバック情報が含み、
少なくとも一部は位置情報に基づき、イベントに関係するデータを収集するように構成されたネットワーク経路のネットワーク要素を識別し、
識別されたネットワーク要素から収集データを要求するように適合されたメッセージを生成する
ように構成されたプロセッサを備える装置。
2.位置情報は、
ワイヤレス・ユーザ・デバイスに関連する位置情報サービス(LBS)情報、および
ワイヤレス・ユーザ・デバイスに関連するグローバル・ポジショニング・システム(GPS)データのうちの少なくとも1つを含む項目1に記載の装置。
3.位置情報を使用して、ワイヤレス・ユーザ・デバイスの地理的位置の近くに配置されているワイヤレス・アクセス・ノードを識別することによって
プロセッサが、イベントに関係するデータを収集するように構成されたネットワーク経路のネットワーク要素を識別するように構成される
項目1に記載の装置。
4.識別されるネットワーク要素がワイヤレス・アクセス・ノードである項目3に記載の装置。
5.プロセッサは、
ネットワーク経路の少なくとも一部を、ワイヤレス・アクセス・ノードの識別に基づき識別し、
ネットワーク経路の識別された少なくとも一部からネットワーク要素を識別するように構成される項目3に記載の装置。
6.ネットワークの識別されたネットワーク要素からの収集データを要求するように適合されたメッセージは、
データの収集を開始するようネットワーク要素に命令するように構成されたメッセージ、
すでに収集されているデータを取り出すようネットワーク要素に命令するように構成されたメッセージ
のうちの少なくとも1つを含む項目1に記載の装置。
7.プロセッサは、
生成されたメッセージを識別されたネットワーク要素の方へ伝搬する
ように構成される項目1に記載の装置。
8.プロセッサは、
ネットワークの識別されたネットワーク要素から収集データを受信し、
収集データを処理して管理機能を実現する
ように構成される項目1に記載の装置。
9.プロセッサは、
ワイヤレス・ユーザ・デバイスに向かって、イベントを監視するようにワイヤレス・ユーザ・デバイスを構成するための条件情報を伝搬するように構成される項目1に記載の装置。
10.プロセッサは、
ワイヤレス・ユーザ・デバイスおよびアプリケーション・サーバのうちの少なくとも1つに向かって、ワイヤレス・ユーザ・デバイスとアプリケーション・サーバとの間でテストを実行する命令を含むメッセージを伝搬するように構成される項目1に記載の装置。
11.プロセッサは、
ワイヤレス・ユーザ・デバイスとアプリケーション・サーバとの間で実行されたテストに関連するテスト結果を受信し、
テスト結果に少なくとも一部は基づきデータの収集元となる少なくとも1つのネットワーク要素を識別するように構成される項目1に記載の装置。
12.プロセッサは、
ワイヤレス・ユーザ・デバイスに向かって、ワイヤレス・ユーザ・デバイスに一定期間通信を休止させるように適合されたメッセージを伝搬するように構成される項目1に記載の装置。
13.ネットワークからのデータの収集を制御するための方法であって、
ネットワークのネットワーク経路を介して通信するように構成されたワイヤレス・ユーザ・デバイスからのネットワーク・ノードで、ワイヤレス・ユーザ・デバイスによるイベントの検出を示すフィードバック情報を受信するステップであって、イベントが検出されたときのワイヤレス・ユーザ・デバイスの地理的位置を示す位置情報をフィードバック情報が含むステップと、
少なくとも一部は位置情報に基づき、イベントに関係するデータを収集するように構成されたネットワーク経路のネットワーク要素を識別するステップと、
識別されたネットワーク要素から収集データを要求するように適合されたメッセージを生成するステップと
を含む方法。
14.位置情報は、
ワイヤレス・ユーザ・デバイスに関連する位置情報サービス(LBS)情報、および
ワイヤレス・ユーザ・デバイスに関連するグローバル・ポジショニング・システム(GPS)データのうちの少なくとも1つを含む項目13に記載の方法。
15.イベントに関係するデータを収集するように構成されたネットワーク経路のネットワーク要素を識別するステップは、
位置情報を使用して、ワイヤレス・ユーザ・デバイスの地理的位置の近くに配置されているワイヤレス・アクセス・ノードを識別するステップを含む項目13に記載の方法。
16.ネットワーク経路の少なくとも一部を、ワイヤレス・アクセス・ノードの識別に基づき識別するステップと、
ネットワーク要素をネットワーク経路の識別された少なくとも一部から識別するステップと
をさらに含む項目15に記載の方法。
17.生成されたメッセージを識別されたネットワーク要素に向かって伝搬するステップ
をさらに含む項目13に記載の方法。
18.ネットワークの識別されたネットワーク要素から収集データを受信するステップと、
収集データを処理して管理機能を実現するステップと
をさらに含む項目13に記載の方法。
19.ワイヤレス・ユーザ・デバイスに向かって、ワイヤレス・ユーザ・デバイスに一定期間通信を休止させるように適合されたメッセージを伝搬するステップ
をさらに含む項目13に記載の方法。
20.コンピュータによって実行されたときに、ネットワークからのデータの収集を制御するための方法をコンピュータに実行させる命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、方法は、
ネットワークのネットワーク経路を介して通信するように構成されたワイヤレス・ユーザ・デバイスから、ワイヤレス・ユーザ・デバイスによるイベントの検出を示すフィードバック情報を受信するステップであって、イベントが検出されたときのワイヤレス・ユーザ・デバイスの地理的位置を示す位置情報をフィードバック情報が含むステップと、
少なくとも一部は位置情報に基づき、イベントに関係するデータを収集するように構成されたネットワーク経路のネットワーク要素を識別するステップと、
識別されたネットワーク要素に、収集データを要求するように適合されたメッセージを生成するステップと
を含むコンピュータ可読記憶媒体。
本発明の教示を組み込んださまざまな実施形態が、本明細書において図示され詳細に説明されているが、当業者であれば、なおもこれらの教示を組み込んだ他の多くの変更実施形態を容易に考案することができる。