JP5874773B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置にかかり、特に、電源装置及びバッテリから供給される電力により稼働する情報処理装置に関する。
近年、様々なシステムに情報処理装置が利用されている。ところが、情報処理装置では、処理負荷の要求が変動したり、アプリケーションにピークタイムがあるといった処理状況により、使用電力が変動する。このため、安定した稼働を実現するためには、情報処理装置における電力制御が重要となる。特に、常時稼働が求められるサーバ装置といった情報処理装置では、電力の供給不足によるサーバダウンを避けることが要求される。
上述した状況に応じて、情報処理装置の電力を制御する技術として、例えば、特許文献1に示すような電力ピークアシスト機能といった技術が知られている。このような電力ピークアシスト機能を実現するためには、まず、電源モジュールとして電源装置とバッテリとを備える。そして、情報処理装置に対して電源装置から電力を供給することに加え、電力ピークアシスト機能により、情報処理装置の使用電力をバッテリからの電力供給にて補助している。
ここで、さらに電力ピークアシスト機能の一例を具体的に説明する。まず、電力ピークアシスト機能を実現するために、上述した電源モジュールに加え、情報処理装置に対する電源装置とバッテリとによる電力供給量を制御するピークアシスト制御部を備える。そして、ピークアシスト制御部は、電源モジュールからバッテリの残量を採取し、その情報をもとに情報処理装置に対して許容できる使用電力を指示する。これにより、情報処理装置は、指示された使用電力の範囲で稼働することができ、かかる使用電力値まで電源装置とバッテリから電力が供給されることとなる。さらに、ピークアシスト制御部は、バッテリ残量が不足する状況となった場合には、情報処理装置が電源装置のみから供給可能な電力値以内で動作するよう制御する。
特開2003−150281号公報
ところが、上述したように電力ピークアシスト機能を用いた場合に、ピークアシスト制御部の故障やネットワーク過負荷などの不測の事態により、ピークアシスト制御部が情報処理装置の使用電力を制御できなくなることも生じうる。すると、情報処理装置が、電源装置のみから供給可能な電力より大きい値の電力を消費して稼働するという状況が生じ、情報処理装置が電力不足によりダウンしてしまう、という問題が生じうる。また、かかる問題は、電力ピークアシスト機能からの指令によらず、何らかの状況により電源装置のみから供給可能な電力より大きい値の電力を消費して稼働し続ける場合にも生じうる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、情報処理装置が電力不足によりダウンしてしまう、という問題を解決することができる情報処理装置を提供することにある。
本発明の一形態である情報処理装置は、
通知を受信する受信手段と、
電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受ける受電手段と、
使用電力を、前記通知により設定される電力値以下となるように制御する電力消費制御手段と、を備え、
前記電力消費制御手段は、所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態である情報処理システムは、
電力貯蔵装置と他の電源装置とを備えた電源モジュールと、
前記電源モジュールから電力の供給を受ける情報処理装置と、
前記情報処理装置に対して、電力制御通知を通知する機能部と、を備え、
前記情報処理装置は、
前記電力制御通知を受信する受信手段と、
使用電力を、前記電力制御通知により設定される電力値以下となるように制御する電力消費制御手段と、を備え、
前記電力消費制御手段は、所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態である管理装置は、
電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受ける情報処理装置に対して、電力制御通知を通知する機能部を備え、
前記電力制御通知は、前記情報処理装置にて受信されることで、当該情報処理装置の使用電力を前記電力制御通知により設定される電力値以下となるよう制御させる通知であり、
前記機能部は、当該機能部の動作が確認できない場合に前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるよう制御する前記情報処理装置に対して、当該機能部が動作していることを示す情報を送信するよう構成されている、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
通知を受信する受信手段と、
電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受け、使用電力を、前記通知により設定される電力値以下となるように制御する電力消費制御手段と、
を実現させるプログラムであり、
前記電力消費制御手段は、所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
管理装置に、
電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受ける情報処理装置に対して、電力制御通知を通知する機能部を実現させるプログラムであり、
前記電力制御通知は、前記情報処理装置にて受信されることで、当該情報処理装置の使用電力を前記電力制御通知により設定される電力値以下となるよう制御させる通知であり、
前記機能部は、当該機能部の動作が確認できない場合に前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるよう制御する前記情報処理装置に対して、当該機能部が動作していることを示す情報を送信するよう構成されている、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態である電力消費制御方法は、
通知を受信し、
電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受け、
使用電力を、前記通知により設定される電力値以下となるように制御し、
所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態である電力消費制御方法は、
電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受ける情報処理装置に対して、電力制御通知を通知し、
前記電力制御通知は、前記情報処理装置にて受信されることで、当該情報処理装置の使用電力を前記電力制御通知により設定される電力値以下となるよう制御させる通知であり、
前記電力制御通知を通知する管理装置の動作が確認できない場合に前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるよう制御する前記情報処理装置に対して、前記管理装置が動作していることを示す情報を送信する、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成することにより、情報処理装置が電力不足によりダウンすることを抑制することができる。
本発明の第1の実施形態における情報処理システムの構成を示すブロック図である。 図1に開示した情報処理システムの構成を示す機能ブロック図である。 図2に開示したサーバモジュールにおける許可電力値の設定の様子を示す説明図である。 図2に開示したサーバモジュールにおける許可電力値の設定の様子を示す説明図である。 図2に開示したサーバモジュールにおける許可電力値の設定の様子を示す説明図である。 図2に開示したピークアシスト制御部の動作を示すフローチャートである。 図2に開示した許可電力設定部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるピークアシスト制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における許可電力設定部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態におけるピークアシスト制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における許可電力設定部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態における情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態における情報処理システムの構成を示すブロック図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図7を参照して説明する。図1乃至図2は、実施形態1における情報処理システムの構成を説明するための図であり、図3乃至図7は、その動作を説明するための図である。
[構成]
本実施形態における情報処理システム1は、ラックサーバの形態で構成されている。つまり、情報処理システム1は、複数の棚を有するサーバーラックの各棚に、当該情報処理システム1を構成する各装置が収容されて形成されている。
具体的に、本実施形態における情報処理システム1は、図1に示すように、サーバーラックの各棚を単位とする各ユニットに、ラックマネージャ10と、電源モジュール20と、サーバ群30と、を搭載して備えている。図1の例では、1つのユニットにラックマネージャ10を、2つのユニットに電源モジュール20を、6つのユニットにサーバ群30を、それぞれ搭載している。但し、本発明における情報処理システム1を構成する、ラックマネージャ10や電源モジュール20、サーバ群30の数は、必ずしも上述した数であることに限定されない。また、情報処理システム1は、ラックサーバの形態で構成されていることに限定されない。
上記サーバ群30は、図1に示すように、さらに複数のサーバモジュール40を備えている。そして、各サーバモジュール40は、それぞれが演算装置であるCPU(Central Processing Unit)41、記憶装置であるメモリ42、通信装置であるネットワークカード(「NC」を表示する)43、を備えており、単体で情報処理装置として作動するものである。なお、サーバモジュール40は、上述した構成であることに限定されず、例えば、ハードディスクを備えたストレージサーバとして機能するものなど、いかなる構成の情報処理装置であってもよい。
また、サーバ群30は、サーバモジュール40を冷却するためのFAN31を備えている。但し、サーバ群30は、上述した構成であることに限定されない。
上記サーバモジュール40は、電源モジュール20から電力を供給されて作動する。ここで、本実施形態における電源モジュール20は、1つの電源モジュールで複数のサーバモジュール40に電力を供給するよう構成されている。但し、電源モジュール20は、必ずしも複数のサーバモジュール40に電力を供給することに限定されず、1つのサーバモジュール40に1つの電源モジュール20が対応して設けられていてもよい。
また、上記ラックマネージャ10は、演算装置を有する情報処理装置にて構成されており、後述するように、各サーバモジュール40の電力設定を行うピークアシスト機能を有する。なお、ラックマネージャ10は、1つの情報処理装置で構成されていてもよく、あるいは、複数の情報処理装置で構成されていてもよい。そして、ラックマネージャ10は、1つの情報処理装置で複数のサーバモジュール40に対してピークアシスト機能を提供してもよく、あるいは、1つの情報処理装置が1つのサーバモジュール40に対してピークアシスト機能を提供してもよい。
次に、上述したラックマネージャ10、電源モジュール20、サーバモジュール40の構成の詳細について、図2乃至5を参照して説明する。
まず、電源モジュール20の構成を説明する。電源モジュール20は、図2に示すように、交流電源からの電力を直流に変換してサーバモジュール40に供給する電源装置21(PSU:Power Supply Unit)(他の電源装置)と、電力を蓄電すると共に当該電力をサーバモジュール40に供給するバッテリ22(電力貯蔵装置)と、を備えている。電源モジュール20は、電源装置21とバッテリ22とが協働して、サーバモジュール40が必要とする電力を供給する(図2の符号P参照)。なお、バッテリ22は、キャパシタなど、電力を貯蔵可能であり、当該貯蔵している電力をサーバモジュール40に供給可能な装置であればいかなる装置であってもよい。
従って、サーバモジュール40が、電源装置21が供給可能な電力より大きい電力を必要としている場合には、電源装置21のみならずバッテリ22からも電力が供給される。このとき、バッテリ22に蓄積されている電力の残量は低下することとなる。また、サーバモジュール40が、電源装置2が供給可能な電力以下の電力を必要としている場合には、電源装置21のみから電力が供給される。このとき、電源装置21から供給可能な残余の電力は、バッテリ22に蓄電されることとなる。
次に、ラックマネージャ10の構成について説明する。図2に示すように、ラックマネージャ10は、装備されている演算装置にプログラムが組み込まれることに構築された、ピークアシスト制御部11(機能部)を備えている。ピークアシスト制御部11は、予め設定された時間間隔Tbでバッテリに蓄積されている電力の残量を採取し、その残量に応じて、サーバモジュール40に対して電力値設定指令(通知、電力制御通知)を入力する。
一例として、ピークアシスト制御部11は、採取したバッテリ22の電力残量が、予め設定された閾値以上であるかを判定する。このとき、閾値は、電力装置21が供給できる電力値以上の値であって、バッテリ22からの電力補助で、所定時間だけサーバモジュール40が稼働することができる電力量の値に設定されている。なお、閾値は、サーバモジュール40の種類や個々のサーバモジュール40毎に、異なる値に設定されていてもよい。
そして、ピークアシスト制御部11は、バッテリ22の電力残量が閾値以上であると判断した場合には、予め定められた電力値設定指令のうち、サーバモジュール40に対して後述するように許可電力値を高い値(ピークアシスト電力値(第1の電力値))に設定する指令となる「第1指令」(第1通知)を入力する。一方、ピークアシスト制御部11は、バッテリ22の電力残量が閾値より小さいと判断した場合には、予め定められた電力値設定指令のうち、サーバモジュール40に対して後述するように許可電力値を低い値(ベース電力値(第2の電力値))に設定する指令となる「第2指令」(第2通知)を入力する。
ここで、ピークアシスト制御部11は、予め設定された時間間隔Tbでバッテリ22の電力残量を採取するたびに、上述した閾値との判断を行い、サーバモジュール40に対して電力値設定指令を送信する。このため、バッテリ22の電力残量が閾値以上である状態が続いている場合には、ピークアシスト制御部11は、予め設定された時間間隔Tbで上述した「第1指令」をサーバモジュール40に入力し続けることとなる。但し、ピークアシスト制御部11は、上記「第2指令」については、連続してサーバモジュール40に入力しなくてもよい。例えば、ピークアシスト制御部11は、サーバモジュール40に入力した過去の指令を記憶しておき、バッテリ22の電力残量が閾値より小さいときには、前回入力した指令が第1指令である場合のみ、第2指令を入力してもよい。
次に、サーバモジュール40の構成について説明する。図2に示すように、サーバモジュール40は、装備されているCPU41にプログラムが組み込まれることに構築された、許可電力値設定部51と、消費電力制御部52と、を備えている。
上記許可電力値設定部51(受信手段)は、上述したピークアシスト制御部11から入力された電力値設定指令を受信して、当該電力値設定指令に応じて、サーバモジュール40(情報処理装置)で消費可能な電力の最大値を表す許可電力値を設定する。ここで、設定可能な許可電力値として、予め2つの値が用意されて記憶されており、1つは「ベース電力値」(第2の電力値)、もう1つは「ピークアシスト電力値」(第1の電力値)である。本実施形態では、「ベース電力値」は、電源装置21のみから供給可能な電力値であり、「ピークアシスト電力値」は、「ベース電力値」よりも大きい電力であって、電源装置21のみから供給可能な電力値よりも大きい電力値である。つまり、「ピークアシスト電力値」は、電源装置21から供給される電力に、バッテリ22から供給される電力が加えられて達する値である。
具体的に、許可電力値設定部51は、上述したようにピークアシスト制御部11からバッテリ22の電力残量が閾値以上である場合に入力される電力値設定指令である「第1指令」を受け付けると、許可電力値を「ピークアシスト電力値」に設定する。このとき、許可電力値設定部51は、図3に示すように、許可電力値が「ベース電力値」Wbであった場合に「第1指令」C1の入力を受け付けると、許可電力値を「ベース電力値」Wbよりも大きい値の「ピークアシスト電力値」Waに設定する。そして、許可電力値設定部51は、許可電力値が「ピークアシスト電力値」Waであった場合に「第1指令」C1の入力を受け付けると、許可電力値を「ピークアシスト電力値」Waのまま再設定する。つまり、上述したようにピークアシスト制御部11から予め設定された時間間隔Tbで「第1指令」が入力されると、図3に示すように、その都度、許可電力値を「ピークアシスト電力値」Waに再設定する。なお、図3乃至図5は、設定される許可電力値の変化を表しており、縦軸が許可電力値、横軸が時間である。
また、許可電力値設定部51は、上述したようにピークアシスト制御部11からバッテリ22の電力残量が閾値より低い場合に入力される電力値設定指令である「第2指令」を受け付けると、許可電力値を「ベース電力値」に設定する。このとき、許可電力値設定部51は、図4に示すように、許可電力値が「ピークアシスト電力値」Waであった場合に「第2指令」C2の入力を受け付けると、許可電力値を「ピークアシスト電力値」Waよりも小さい値の「ベース電力値」Wbに設定する。
そして、本実施形態における許可電力値設定部51は、さらに、上述したようにピークアシスト制御部11から「第1指令」の入力を受け付けると、タイマによる時間計測を開始する。そして、「第1指令」を受け付けてから、予め設定された所定の時間である「電力値変更時間」が経過したか否かを調べる。そして、許可電力値設定部51は、時間計測の開始から電力値変更時間が経過する前に、新たな「第1指令」の入力をピークアシスト制御部11から受け付けると、現在行っている時間計測を停止し、新たに時間計測を開始する。そして、許可電力値設定部51は、計測している時間が電力値変更時間を経過すると、自動的に、許可電力値を「ベース電力値」に設定する。つまり、許可電力値設定部51は、図5に示すように、直近の「第1指令」を受け付けたときから電力値変更時間Taが経過すると、当該直近の「第1指令」の入力を受け付けることで設定(再設定)された「ピークアシスト電力値」を、それよりも低い値の「ベース電力値」に、自動的に設定する。
ここで、上記「電力値変更時間」Taは、ピークアシスト制御部11から「第1指令」が入力される時間間隔Tb、換言すると、ピークアシスト制御部11にてバッテリ残量を採取して閾値と比較する時間間隔Tbよりも、長い時間に設定されている。このため、ピークアシスト制御部11が正常に作動し、電力値設定指令がサーバモジュール40に正常に届いている場合には、時間間隔Tbが経過すると、ピークアシスト制御部11からサーバモジュールに、第1指令あるいは第2指令が入力されることとなる。ところが、図5に示すように、時間間隔Tbが経過しても、ピークアシスト制御部11の故障やピークアシスト制御部11からサーバモジュール40への通信不良などの障害により、ピークアシスト制御部11からサーバモジュールに何も指令が入力されない場合も生じうる。この場合には、やがて直近の「第1指令」C1が入力されてから電力値変更時間Taが経過することとなり、許可電力値が「ピークアシスト電力値」Waから自動的に「ベース電力値」Wbに設定変更されることとなる。
そして、上記消費電力制御部52(受電手段、電力消費制御手段)は、電源モジュール20から電力の供給を受け、設定されている許可電力値以下の電力で、自装置であるサーバモジュール40が作動するよう制御する。例えば、消費電力制御部52は、サーバモジュール40に搭載されたCPU41の負荷状況を制御して、消費電力が許可電力値を超えないようにする。このため、サーバモジュール40は、許可電力値が「ベース電力値」に設定されている場合には、電源装置21から供給される電力のみで稼働することができる。一方、サーバモジュール40は、許可電力値が「ピークアシスト電力値」に設定されている場合には、電源装置21から供給される電力に、バッテリ22から電力供給の補助を受けて稼働することとなる。
[動作]
次に、上述した情報処理システム1の動作、具体的には、サーバモジュール40の許可電力値の設定動作について、図3乃至図5の許可電力値のグラフ、及び、図6乃至図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、ピークアシスト制御部11は、一定時間が経過するごとに、つまり、上述した符号Tbで示す時間間隔で(図6のステップS1:Yes)、バッテリ22の電力残量を採取する(図6のステップS2)。そして、ピークアシスト制御部11は、採取したバッテリ22の電力残量と閾値とを比較する(図6のステップS3)。ピークアシスト制御部11は、バッテリ22の電力残量が閾値以上である場合には(図6のステップS3:Yes)、電力値設定指令のうち、サーバモジュール40に対して許可電力値をピークアシスト電力値に設定する指令となる第1指令を入力する(図6のステップS4)。一方、ピークアシスト制御部11は、バッテリ22の電力残量が閾値より小さい場合には(図6のステップS3:No)、電力値設定指令のうち、サーバモジュール40に対して許可電力値をベース電力値に設定する指令となる第2指令を入力する(図6のステップS5)。
そして、ピークアシスト制御部11は、上述した処理を、一定の時間間隔Tbで繰り返す。このため、ピークアシスト制御部11は、一定の時間間隔Tbで定期的に、第1指令C1あるいは第2指令C2を、サーバモジュール40に入力することとなる。但し、第2指令は、連続して入力しなくてもよい。
上述したように、ピークアシスト制御部11から電力値設定指令(第1指令、第2指令)の入力を受け付けたサーバモジュール40の許可電力値設定部51は、図7に示すように作動する。
まず、許可電力値設定部51は、ピークアシスト制御部11から電力値設定指令のうち第1指令C1の入力を受け付けると(図7のステップS11:Yes,図7のステップS12:Yes)、許可電力値を「ピークアシスト電力値」に設定する(図7のステップS13)。例えば、図3の左から1番目の符号C1に示すように、許可電力値が「ベース電力値」Wbであった場合に「第1指令」C1の入力を受け付けると、許可電力値を「ベース電力値」Wbよりも大きい値の「ピークアシスト電力値」Waに設定する。
そして、許可電力値設定部51は、上述したように「第1指令」C1の入力を受け付けたときから、タイマによる時間計測を開始して(図7のステップS15)、予め設定された電力値変更時間Taが経過するか否かを調べる(図7のステップS16)。ここで、許可電力値設定部51が、時間計測の開始から電力値変更時間Taが経過する前(図7のステップS16:No)、つまり、時間計測の開始から時間Tbが経過したときに、新たな「第1指令」の入力をピークアシスト制御部11から受け付けたとする(図7のステップS17:Yes,図17のステップS12:Yes)。すると、許可電力設定部51は、許可電力値を「ピークアシスト電力値」に再設定し(図7のステップS13)、新たな「第1指令」の入力を受け付けたときから、新たにタイマによる時間計測を開始する(図7のステップS15)。例えば、許可電力値設定部51は、図3の左から1番目の符号C1を除いた他の符号C1に示すように、許可電力値が「ピークアシスト電力値」Waであった場合に時間間隔Tbで「第1指令」C1の入力を受け付けると、許可電力値を「ピークアシスト電力値」Waのまま再設定する。
これにより、サーバモジュール40は、設定された許可電力値である「ピークアシスト電力値」Wa以下の電力で稼働する。すると、サーバモジュール40が「ピークアシスト電力値」の上限付近の電力で稼働する場合には、電源モジュール20の電源装置21からの電力供給だけでは足りないため、バッテリ22からも電力が供給されることとなる。
一方、許可電力値設定部51が、時間計測の開始から電力値変更時間Taが経過する前に(図7のステップS16:No)、「第2指令」の入力をピークアシスト制御部11から受け付けたとする(図7のステップS17:Yes,図17のステップS12:No)。すると、許可電力設定部51は、許可電力値を「ベース電力値」に設定する(図7のステップS14)。例えば、可電力値設定部51は、図4の符号C2に示すように、許可電力値が「ピークアシスト電力値」Waであった場合に「第2指令」C2の入力を受け付けると、許可電力値を「ベース電力値」Wbに設定する。
これにより、サーバモジュール40は、設定された許可電力値である「ベース電力値」Wb以下の電力で稼働する。すると、電源モジュール20の電源装置21からの電力供給だけで足りることとなる。
ここで、許可電力値設定部51が、ピークアシスト制御部11から「第1指令」C1の入力を受け付けて許可電力値を「ピークアシスト電力値」に設定(再設定)すると共に(図7のステップS13)、タイマによる時間計測を開始(図7のステップS15)したときの説明に戻る。このとき、図5に示すように、タイマによる時間計測を開始してから予め設定された電力値変更時間Taが経過する前であって、時間計測の開始から時間Tbが経過したときであっても、新たな「第1指令」や「第2指令」の入力をピークアシスト制御部11から受け付けなかったとする(図7のステップS17:No,図17のステップS12:No)。すると、その後に、計測している時間が電力値変更時間Taを経過することとなる。許可電力設定部51は、図5に示すように、時間計測の開始から電力値変更時間Taが経過すると(図7のステップS16:Yes)、「ピークアシスト電力値」Waに設定されている許可電力値を、「ベース電力値」Wbに自動的に設定する(図7のステップS18)。つまり、許可電力値設定部51は、直近の「第1指令」の入力を受け付けたときから電力値変更時間が経過すると、当該「第1指令」の入力を受け付けることで設定(再設定)された「ピークアシスト電力値」を、それよりも低い値の「ベース電力値」に、自動的に設定する。
その後、サーバモジュール40は、設定されている許可電力値である「ベース電力値」以下の電力で、自装置が作動するよう制御する。このため、サーバモジュール40は、電源装置21から供給される電力のみで稼働することができ、バッテリ22の消費を抑制することができる。
以上説明したように、本発明における情報処理システムによると、許可電力値の設定指令を行うピークアシスト制御部11の故障などにより電力値設定指令が無効となった場合には、サーバモジュール40の許可電力値が自動的に低く設定されることとなる。このため、サーバモジュール40は、バッテリ22の電力を消費することなく、電源装置21から供給される電力のみで稼働することができ、電力不足によりダウン状態となることを抑制することができる。なお、サーバモジュール40の消費電力制御部52は、上述したように電力値変更時間が経過した際には、データ保存などの適切な処理を行ったうえで、シャットダウンを行ってもよい。これにより、サーバモジュール40は、不意にダウン状態となることを抑制することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図1、図8、図9を参照して説明する。本実施形態における情報処理システム1は、図1に示すように、実施形態1で説明したものとほぼ同様の構成をとっている。以下、実施形態1と異なる構成について詳述する。
本実施形態におけるラックマネージャ10に構築されたピークアシスト制御部11は、サーバモジュール40に対して電力値設定指令のうち「第1指令」を入力するだけでなく、上述した「電力値変更時間」Taを算出してサーバモジュール40に通知する機能を有する。このとき、ピークアシスト制御部11は、バッテリ22から採取した電力残量の値から、電力値変更時間Taを算出する。例えば、電源装置21から供給可能な電力とバッテリ22の電力残量にて、サーバモジュール40が「ピークアシスト電力値」を許可電力値として稼働できる最大の電力値変更時間Taを算出する。但し、ピークアシスト制御部11は、他の方法により電力値変更時間Taを算出してもよい。
具体的に、ピークアシスト制御部11は、上述したようにバッテリ22から採取した電力残量の値が閾値以上である場合に(図8のステップS3:Yes)、当該バッテリ22の電力残量に基づいて電力値変更時間Taを算出する(図8のステップS4−1)。そして、ピークアシスト制御部11は、バッテリ22の電残量が閾値以上であることによる「第1指令」と共に、算出した電力値変更時間Taを、サーバモジュール40に入力する(図8のステップ4−2)。なお、ピークアシスト制御部11は、「第1指令」を入力するタイミングとは異なるタイミングで電力値変更時間Taを入力してもよい。
また、本実施形態におけるサーバモジュール40に構築された許可電力値設定部51は、ピークアシスト制御部11から第1指令と共に入力された電力値変更時間Taを受け付ける(図9のステップS11:Yes,図9のステップS12:Yes)。そして、許可電力値設定部51は、第1指令の入力に応じて許可電力値を「ピークアシスト電力値」に設定すると共に(図9のステップS13−1)、入力された電力値変更時間Taをメモリ等の記憶部に記憶する(図9のステップS13−2)。
その後、許可電力値設定部51は、第1指令の入力を受け付けたときからタイマによる時間計測を開始して(図9のステップS15)、ピークアシスト制御部11から入力され記憶した電力値変更時間Taが経過するか否かを調べる(図9のステップS16)。そして、実施形態1と同様に、第1指令あるいは第2指令の入力を受けることなく電力値変更時間Taが経過した場合には、「ピークアシスト電力値」に設定されている許可電力値を「ベース電力値」に設定する(図9のステップS16:Yes,図9のステップS18)。一方、電力値変更時間Taが経過する前に新たな第1指令及び電力値変更時間Taの入力を受け付けた場合には、上述同様に、許可電力値を「ピークアシスト電力値」に再設定すると共に、新たな電力値変更時間Taを記憶する。そして、新たに開始したタイマによる計測時間が、新たに記憶した電力値変更時間Taになるか否かを調べる。
以上のように、本実施形態における情報処理システム1によると、バッテリ22の電力残量に応じて許可電力値が「ピークアシスト電力値」の状態となる時間が設定されるため、より確実に電力不足によるサーバモジュール40のダウンを抑制することができる。
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態を、図1、図10、図11を参照して説明する。本実施形態における情報処理システム1は、図1に示すように、実施形態1で説明したものとほぼ同様の構成をとっている。以下、実施形態1と異なる構成について詳述する。
本実施形態におけるラックマネージャ10に構築されたピークアシスト制御部11は、サーバモジュール40に対して電力値設定指令のうち「第1指令」を入力するだけでなく、上述した「ピークアシスト電力値」(第1の電力値)を算出してサーバモジュール40に通知する機能を有する。このとき、ピークアシスト制御部11は、バッテリ22から採取した電力残量の値から、「ピークアシスト電力値」を算出する。例えば、電源装置21から供給可能な電力とバッテリ22の電力残量に基づいて、電力値変更時間Taだけサーバモジュール40が「ピークアシスト電力値」を許可電力値として稼働できる当該「ピークアシスト電力値」を算出する。但し、ピークアシスト制御部11は、他の方法により「ピークアシスト電力値」を算出してもよい。
具体的に、ピークアシスト制御部11は、上述したようにバッテリ22から採取した電力残量の値が閾値以上である場合に(図10のステップS3:Yes)、当該バッテリ22の電力残量に基づいて「ピークアシスト電力値」を算出する(図10のステップS4−3)。そして、ピークアシスト制御部11は、バッテリ22の電残量が閾値以上であることによる「第1指令」と共に、算出した「ピークアシスト電力値」を、サーバモジュール40に入力する(図10のステップ4−4)。なお、ピークアシスト制御部11は、「第1指令」を入力するタイミングとは異なるタイミングで「ピークアシスト電力値」を入力してもよい。
また、本実施形態におけるサーバモジュール40に構築された許可電力値設定部51は、ピークアシスト制御部11から第1指令と共に入力された「ピークアシスト電力値」を受け付ける(図11のステップS11:Yes,図11のステップS12:Yes)。そして、許可電力値設定部51は、入力された「ピークアシスト電力値」をメモリ等の記憶部に記憶する(図11のステップS13−3)。さらに、許可電力値設定部51は、第1指令の入力に応じて、許可電力値を記憶した「ピークアシスト電力値」に設定する(図11のステップS13−4)。
以上のように、本実施形態における情報処理システム1によると、バッテリ22の電力残量に応じて許可電力値が設定される「ピークアシスト電力値」が算出されるため、より確実に電力不足によるサーバモジュール40のダウンを抑制することができる。
なお、本実施形態におけるサーバモジュール40は、上記実施形態2で説明したように、バッテリ22の電力残量に応じて、許可電力値が「ピークアシスト電力値」の状態となる時間を設定する機能を装備していてもよい。つまり、ピークアシスト制御部11が、バッテリ残量に応じて「ピークアシスト電力値」及び「電力値変更時間Ta」を算出し、これらの値に応じてサーバモジュール40が作動するよう構成されていてもよい。
<実施形態4>
次に、本発明の第4の実施形態を、図12を参照して説明する。本実施形態における情報処理装置100は、上記各実施形態における情報処理システム1内のサーバモジュール40単体に相当するものである。但し、情報処理装置100は、ラックサーバの形態をとるサーバコンピュータであることに限定されず、デスクトップ型やノート型のコンピュータや、携帯型情報処理端末など、いかなる構成の情報処理装置であってもよい。
本実施形態における情報処理装置100は、図示しないが、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)やメモリ等の記憶装置を備えている。そして、情報処理装置100は、CPUにプログラムが組み込まれることに構築された、受信部101(受信手段)と、電力消費制御部102(電力消費制御手段)と、受電部103(受電手段)と、を備えている。
また、電源モジュールとして、交流電源からの電力を直流に変換して情報処理装置100に供給する電源装置201(PSU:Power Supply Unit)(他の電源装置)と、電力を蓄電すると共に当該電力を情報処理装置100に供給する電力貯蔵装置202と、を備えている。電源モジュールは、電源装置201と電力貯蔵装置202とが協働して、情報処理装置100が必要とする電力を供給する(図12の符号P参照)。
従って、情報処理装置100が、電源装置201が供給可能な電力より大きい電力を必要としている場合には、電源装置201のみならず電力貯蔵装置202からも電力が供給される。このとき、電力貯蔵装置202に蓄積されている電力の残量は低下することとなる。また、情報処理装置100が、電源装置201が供給可能な電力以下の電力を必要としている場合には、電源装置201のみからの電力供給で足りるため、当該電源装置201から供給可能な残余の電力が電力貯蔵装置202に蓄電されることとなる。
上記構成の情報処理装置100では、受信部101が所定の通知の入力を受けると、電力の消費可能な最大値である許可電力値を第1の電力値に設定する。例えば、第1の電力値は、電源装置201のみから供給可能な電力値である第2の電力値よりも高い値である。そして、情報処理装置100は、電力消費制御部102にて、設定された第1の電力値以下の電力で作動するよう自装置に動作を制御する。このため、かかる状況では、電力モジュールからは、電源装置201のみならず、電力貯蔵装置202からも電力が供給された状態となる。
そして、情報処理装置100の電力消費制御部102は、上述したように、許可電力値を第1の電力値に設定する通知が入力されてから所定の時間である電力値変更時間が経過すると、自動的に、許可電力値を第1の電力値よりも低い値の第2の電力値に設定する。このため、許可電力値の設定指令を行う機器(機能部)による通知が無効となった場合であっても、許可電力値が高く設定され、電力貯蔵装置202からも電力が供給されたままの状態となることを防止できる。その結果、情報処理装置100が電力不足によりダウン状態となることを抑制することができる。
ここで、図12では、通知が情報処理装置100の外部から入力されることとして説明したが、通知が情報処理装置100の内部に搭載された所定のプロセッサから入力されてもよい。これにより、情報処理装置100に搭載された所定のプロセッサに障害が生じるなどの不具合が生じた場合であっても、上述したように情報処理装置100が電力不足によりダウン状態となることを抑制することができる。
<実施形態5>
次に、本発明の第5の実施形態を、図13を参照して説明する。本実施形態における情報処理システムを構成する情報処理装置100は、上記各実施形態における情報処理システム1内のサーバモジュール40単体に相当するものである。但し、情報処理装置100は、実施形態4と同様に、ラックサーバの形態をとるサーバコンピュータであることに限定されず、デスクトップ型やノート型のコンピュータや、携帯型情報処理端末など、いかなる構成の情報処理装置であってもよい。
本実施形態における情報処理装置100は、図示しないが、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)やメモリ等の記憶装置を備えている。そして、情報処理装置100は、CPUにプログラムが組み込まれることに構築された、受信部101(受信手段)と、電力消費制御部102(電力消費制御手段)と、受電部103(受電手段)と、を備えている。
また、電源モジュール200は、交流電源からの電力を直流に変換して情報処理装置100に供給する電源装置201(PSU:Power Supply Unit)(他の電源装置)と、電力を蓄電すると共に当該電力を情報処理装置100に供給する電力貯蔵装置202と、を備えている。電源モジュール200は、電源装置201と電力貯蔵装置202とが協働して、情報処理装置100が必要とする電力を供給する(図13の符号P参照)。
従って、情報処理装置100が、電源装置201が供給可能な電力より大きい電力を必要としている場合には、電源装置201のみならず電力貯蔵装置202からも電力が供給される。このとき、電力貯蔵装置202に蓄積されている電力の残量は低下することとなる。また、情報処理装置100が、電源装置201が供給可能な電力以下の電力を必要としている場合には、電源装置201のみからの電力供給で足りるため、当該電源装置201から供給可能な残余の電力が電力貯蔵装置202に蓄電されることとなる。
さらに、本実施形態では、電力貯蔵装置202に蓄積されている電力の残量に応じて、情報処理装置100に対して電力制御通知を入力するピークアシスト機能などの機能部300を備えている。
上記構成によると、まず、機能部300が、電力貯蔵装置202の電力残量を採取し、かかる電力残量に応じた電力制御通知を情報処理装置100に入力する。そして、情報処理装置100では、受信部101が所定の電力制御通知の入力を受けると、当該電力の消費可能な最大値である許可電力値を第1の電力値に設定する。例えば、第1の電力値は、電源装置のみから供給可能な電力値である第2の電力値よりも高い値である。そして、情報処理装置100は、電力消費制御部102にて、設定された第1の電力値以下の電力で作動するよう自装置に動作を制御する。このため、かかる状況では、電力モジュール200からは、電源装置201のみならず、電力貯蔵装置202からも電力が供給された状態となる。
そして、情報処理装置100の電力消費制御部102は、上述したように、許可電力値を第1の電力値に設定する電力値設定指令が入力されてから所定の時間である電力値変更時間が経過すると、自動的に、許可電力値を第1の電力値よりも低い値の第2の電力値に設定する。このため、許可電力値の設定指令を行う機能部300による通知が無効となった場合であっても、許可電力値が高く設定され、電力貯蔵装置202からも電力が供給されたままの状態となることを防止できる。その結果、情報処理装置100が電力不足によりダウン状態となることを抑制することができる。
ここで、図13では、機能部300が情報処理装置100の外部に搭載されている場合を例示したが、機能部300は、情報処理装置100の内部に搭載されていてもよい。例えば、機能部300は、情報処理装置100に搭載されたベースボード管理コントローラなどの基板に装備されたプロセッサにて構成されていてもよい。これにより、機能部300を構成するプロセッサに障害が生じるなどの不具合が生じた場合であっても、上述したように情報処理装置100が電力不足によりダウン状態となることを抑制することができる。
<実施形態6>
次に、本発明の第6の実施形態を説明する。本実施形態における情報処理システムを構成する情報処理装置は、上記実施形態1−3に示した情報処理システムや、上記実施形態4,5に示した情報処理装置100と同様の構成をとっている。但し、本実施形態では、電力消費制御部102(許可電力設定部51)の機能が、上述した実施形態とは以下のように異なる。以下、図13の情報処理装置100の構成を参照して、本実施形態における電力消費制御部102(許可電力設定部51)の構成を説明する。
本実施形態における電力消費制御部102は、上記同様に、機能部300や他の構成から所定の電力制御通知の入力を受けると、当該電力制御通知の内容に応じて、電力の消費可能な最大値である許可電力値を第1の電力値に設定する。例えば、第1の電力値は、電源装置のみから供給可能な電力値である第2の電力値よりも高い値である。そして、電力消費制御部102にて、設定された第1の電力値以下の電力で作動するよう自装置の動作を制御する。このため、かかる状況では、電力モジュール200からは、電源装置201のみならず、電力貯蔵装置202からも電力が供給された状態となる。
そして、電力消費制御部102は、上述したように、許可電力値を第1の電力値に設定する第1通知が入力されてから、所定の条件を満たすか否かを調べる。ここで、「所定の条件を満たす」場合としては、上述した「電力値変更時間が経過する」が一例であるが、他の内容であってもよい。例えば、「所定の条件を満たす」とは、上述したように機能部300から定期的に送信されるべき第1通知のような情報を情報処理装置100が受信しなったとき、情報処理装置100からの問い合わせに対して機能部300が送信すべき情報(ACK)を当該情報処理装置100が所定時間内に受信しなったとき、などがある。さらには、「所定の条件を満たす」場合としては、機能部300がバッテリ残量を採取できていないことを検出した場合など、何らかの方法により機能部300の動作を確認できない場合、がある。
また、「所定の条件を満たす」場合としては、上述したように、機能部300の作動状況によらず、情報処理装置100が、電源モジュール200からの電力の供給状況の変化を検知した場合、も挙げられる。例えば、電源モジュール200からの電圧が所定値以下となったことを検知した場合である。
このため、電力消費制御部102は、上述した条件を満たすかどうかを判断するための情報を取得する機能を有しており、取得した情報に基づいて、許可電力値を第1の電力値に設定する通知が入力されてから、所定の条件を満たすか否かを調べる。
そして、電力消費制御部102は、許可電力値を第1の電力値に設定する通知が入力されてから、所定の条件を満たすと判断した場合に、自動的に、許可電力値を第1の電力値よりも低い値の第2の電力値に設定する。例えば、許可電力値設定部101は、許可電力値を第1の電力値に設定する通知が入力されてから、機能部300が動作していないことや、電圧変動を検出すると、許可電力値を第1の電力値よりも低い値の第2の電力値に設定する。
このため、機能部300に何らかの障害が生じたり、他の要因により許可電力値を適切に設定できない状況となった場合であっても、許可電力値が高く設定され、電力貯蔵装置202からも電力が供給されたままの状態となることを防止できる。その結果、情報処理装置100が電力不足によりダウン状態となることを抑制することができる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における情報処理装置、情報処理システム、プログラム、電力値設定方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
通知を受信する受信手段と、
電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受ける受電手段と、
使用電力を、前記通知により設定される電力値以下となるように制御する電力消費制御手段と、を備え、
前記電力消費制御手段は、所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
情報処理装置。
(付記2)
付記1に記載の情報処理装置であって、
前記電力消費制御手段は、前記通知を送信する機能部の動作を確認できない、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
情報処理装置。
(付記3)
付記2に記載の情報処理装置であって、
前記電力消費制御手段は、前記機能部から送信されるべき情報の受信を確認できない、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
情報処理装置。
(付記4)
付記2又は3に記載の情報処理装置であって、
前記電力消費制御手段は、前記機能部から定期的に送信される情報の受信を確認できない、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
情報処理装置。
(付記5)
付記2乃至4のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記電力消費制御手段は、前記機能部から前記通知を受信してから所定時間が経過した、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
情報処理装置。
(付記6)
付記5に記載の情報処理装置であって、
前記電力消費制御手段は、前記通知のうち第1通知を受信した場合に、前記使用電力を、前記他の電源装置が供給可能な電力値よりも高い電力値である第1の電力値以下となるよう制御し、前記第1通知を受信してから所定時間である電力値変更時間が経過したときに、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値である第2の電力値以下となるよう制御する、
情報処理装置。
(付記7)
付記6に記載の情報処理装置であって、
前記電力消費制御手段は、前記第1通知を受信してから前記電力値変更時間が経過する前に新たな前記第1通知を受信した場合には、当該新たな前記第1通知を受信してから前記電力値変更時間が経過したときに、前記使用電力を前記第2の電力値以下となるよう制御する、
情報処理装置。
(付記8)
付記7に記載の情報処理装置であって、
前記電力値変更時間は、前記第1通知が送信される時間間隔よりも長い時間である、
情報処理装置。
(付記9)
付記6乃至8のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記電力消費制御手段は、前記電力貯蔵装置に蓄積されている電力の残量に応じた前記第1通知を行う前記機能部から当該第1通知を受信した場合に、前記使用電力を前記第1の電力値以下となるよう制御する、
情報処理装置。
(付記10)
付記9に記載の情報処理装置であって、
前記電力消費制御手段は、前記機能部により前記電力貯蔵装置に蓄積されている電力の残量に応じて設定された前記電力値変更時間を、前記機能部から受信して記憶し、前記第1通知を受信してから前記電力値変更時間が経過したときに、前記使用電力を前記第2の電力値以下となるよう制御する、
情報処理装置。
(付記11)
付記1乃至10のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記電力消費制御手段は、前記電力の供給状況が変化する、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
情報処理装置。
上記発明における情報処理装置は、電力貯蔵装置と他の電源装置とを備えた電源モジュールから供給される電力により作動する。そして、情報処理装置は、例えば、所定の通知を送信する機能部から通知を受けると、当該通知により設定される電力値以下となるように自装置の使用電力を制御する。このとき、例えば、通知のうち第1通知を受信した場合には、他の電源装置が供給可能な電力値よりも高い電力値である第1の電力値以下となるよう、使用電力を制御する。このため、電力モジュールからは、他の電源装置のみならず、電力貯蔵装置からも電力が供給された状態となる。なお、情報処理装置は、例えば、通知のうち第2通知を受信した場合には、他の電源装置が供給可能な電力値である第2の電力値以下となるよう、使用電力を制御する。
そして、情報処理装置は、第1の電力値以下となるよう使用電力を制御している状況において、所定の条件を満たす場合には、自動的に、他の電源装置が供給可能な電力値(第2電力値)以下となるよう、使用電力を制御する。例えば、所定の条件とは、機能部が送信すべき情報や定期的に送信する情報を受信できない場合、最新の第1通知を受けてから一定時間が経過するなど、機能部の動作を確認できない、という場合である。このように、機能部の動作を確認できない場合には、第2の電力値より大きい値の第1の電力値以下の値に使用電力が設定されたままの状態となってしまうことがありうる。このため、上述したように本発明の構成とすることで、他の電力装置及び電力貯蔵装置から電力が供給された状態となることを防止することができ、他の電力装置からの供給電力のみで稼働することとなる。その結果、情報処理装置が電力不足によりダウン状態となることを抑制することができる。
また、上述したように、電力貯蔵装置の電力残量に応じて、第1通知のタイミングや電力値変更時間が設定されるため、より確実に電力不足による情報処理装置のダウンを抑制することができる。
(付記12)
電力貯蔵装置と他の電源装置とを備えた電源モジュールと、
前記電源モジュールから電力の供給を受ける情報処理装置と、
前記情報処理装置に対して、電力制御通知を通知する機能部と、を備え、
前記情報処理装置は、
前記電力制御通知を受信する受信手段と、
使用電力を、前記電力制御通知により設定される電力値以下となるように制御する電力消費制御手段と、を備え、
前記電力消費制御手段は、所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
情報処理システム。
(付記12.1)
付記12に記載の情報処理システムであって、
前記電力消費制御手段は、前記機能部の動作を確認できない、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
情報処理システム。
(付記12.2)
付記12.1に記載の情報処理システムであって、
前記機能部は、当該機能部が動作することによって前記情報処理装置に対して送信すべき情報を送信し、
前記電力消費制御手段は、前記機能部から送信されるべき情報の受信を確認できない、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
情報処理システム。
(付記12.3)
付記12.1又は12.2に記載の情報処理システムであって、
前記機能部は、当該機能部が動作することによって前記情報処理装置に対して定期的に情報を送信し、
前記電力消費制御手段は、前記機能部から定期的に送信される情報の受信を確認できない、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
情報処理装置。
(付記12.4)
付記12.3に記載の情報処理システムであって、
前記機能部は、前記電力貯蔵手段に蓄積されている電力の残量に応じて、前記電力制御通知のうち第1通知を前記情報処理装置に通知し、
前記電力消費制御手段は、前記第1通知を受信した場合に、前記使用電力を、前記他の電源装置が供給可能な電力値よりも高い電力値である第1の電力値以下となるよう制御し、前記第1通知を受信してから所定時間である電力値変更時間が経過したときに、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値である第2の電力値以下となるよう制御する、
情報処理システム。
(付記12.5)
付記12.4に記載の情報処理システムであって、
前記機能部は、前記電力貯蔵手段に蓄積されている電力の残量に応じて、予め設定された時間間隔で前記第1通知を前記情報処理装置に通知し、
前記電力消費制御手段は、前記第1通知を受信してから前記電力値変更時間が経過する前に新たな前記第1通知を受信した場合には、当該新たな前記第1通知を受信してから前記電力値変更時間が経過したときに、前記使用電力を前記第2の電力値以下となるよう制御する、
情報処理システム。
(付記12.6)
付記12乃至12.5のいずれかに記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置を複数搭載しており、
前記電源モジュールは、1つ又は複数の前記情報処理装置に電力を供給するよう構成されており、
前記機能部は、1つ又は複数の前記情報処理装置に対して前記電力値制御通知を通知するよう構成されている、
情報処理システム。
(付記12.7)
付記12.6に記載の情報処理システムであって、
サーバーラックに形成された複数の棚のそれぞれに、前記複数の情報処理装置、前記電源モジュール、前記機能部を搭載して構成されている、
情報処理システム。
(付記12.8)
付記12.7に記載の情報処理システムであって、
前記サーバーラックに形成された所定の1つの棚に、前記情報処理装置が複数搭載されて構成されている、
情報処理システム。
(付記13)
電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受ける情報処理装置に対して、電力制御通知を通知する機能部を備え、
前記電力制御通知は、前記情報処理装置にて受信されることで、当該情報処理装置の使用電力を前記電力制御通知により設定される電力値以下となるよう制御させる通知であり、
前記機能部は、当該機能部の動作が確認できない場合に前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるよう制御する前記情報処理装置に対して、当該機能部が動作していることを示す情報を送信するよう構成されている、
管理装置。
(付記13.1)
付記13に記載の管理装置であって、
前記機能部は、当該機能部が動作することによって前記情報処理装置に対して送信すべき情報を送信する、
管理装置。
(付記13.2)
付記13又は13.1に記載の管理装置であって、
前記機能部は、当該機能部が動作することによって前記情報処理装置に対して定期的に情報を送信する、
管理装置。
(付記14)
情報処理装置に、
通知を受信する受信手段と、
電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受け、使用電力を、前記通知により設定される電力値以下となるように制御する電力消費制御手段と、
を実現させるプログラムであり、
前記電力消費制御手段は、所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
プログラム。
(付記14.1)
付記14に記載のプログラムであって、
前記電力消費制御手段は、前記通知を送信する機能部の動作を確認できない、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
プログラム。
(付記15)
管理装置に、
電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受ける情報処理装置に対して、電力制御通知を通知する機能部を実現させるプログラムであり、
前記電力制御通知は、前記情報処理装置にて受信されることで、当該情報処理装置の使用電力を前記電力制御通知により設定される電力値以下となるよう制御させる通知であり、
前記機能部は、当該機能部の動作が確認できない場合に前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるよう制御する前記情報処理装置に対して、当該機能部が動作していることを示す情報を送信するよう構成されている、
プログラム。
(付記16)
通知を受信し、
電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受け、
使用電力を、前記通知により設定される電力値以下となるように制御し、
所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
電力消費制御方法。
(付記16.1)
付記16に記載の電力消費制御方法であって、
前記通知を送信する機能部の動作を確認できない、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
電力消費制御方法。
(付記17)
電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受ける情報処理装置に対して、電力制御通知を通知し、
前記電力制御通知は、前記情報処理装置にて受信されることで、当該情報処理装置の使用電力を前記電力制御通知により設定される電力値以下となるよう制御させる通知であり、
前記電力制御通知を通知する管理装置の動作が確認できない場合に前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるよう制御する前記情報処理装置に対して、前記管理装置が動作していることを示す情報を送信する、
電力制御方法。
なお、上述したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1 情報処理システム
10 ラックマネージャ
11 ピークアシスト制御部
20 電源モジュール
21 電源装置
22 バッテリ
30 サーバ群
31 FAN
40 サーバモジュール
41 CPU
42 メモリ
43 NC(ネットワークカード)
51 許可電力値設定部
52 消費電力制御部
100 情報処理装置
101 許可電力値設定部
102 消費電力制御部
200 電源モジュール
201 電源装置
202 バッテリ
300 ピークアシスト制御部

Claims (15)

  1. 通知を受信する受信手段と、
    電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受ける受電手段と、
    使用電力を、前記通知により設定される電力値以下となるように制御する電力消費制御手段と、を備え、
    前記電力消費制御手段は、前記通知を送信する機能部の動作を確認できない、という所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
    情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記電力消費制御手段は、前記機能部から送信されるべき情報の受信を確認できない、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
    情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置であって、
    前記電力消費制御手段は、前記機能部から定期的に送信される情報の受信を確認できない、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
    情報処理装置。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記電力消費制御手段は、前記機能部から前記通知を受信してから所定時間が経過した、という前記所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
    情報処理装置。
  5. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記電力消費制御手段は、前記通知のうち第1通知を受信した場合に、前記使用電力を、前記他の電源装置が供給可能な電力値よりも高い電力値である第1の電力値以下となるよう制御し、前記第1通知を受信してから所定時間である電力値変更時間が経過したときに、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値である第2の電力値以下となるよう制御する、
    情報処理装置。
  6. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記電力消費制御手段は、前記第1通知を受信してから前記電力値変更時間が経過する前に新たな前記第1通知を受信した場合には、当該新たな前記第1通知を受信してから前記電力値変更時間が経過したときに、前記使用電力を前記第2の電力値以下となるよう制御する、
    情報処理装置。
  7. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記電力値変更時間は、前記第1通知が送信される時間間隔よりも長い時間である、
    情報処理装置。
  8. 請求項5乃至7のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記電力消費制御手段は、前記電力貯蔵装置に蓄積されている電力の残量に応じた前記第1通知を行う前記機能部から当該第1通知を受信した場合に、前記使用電力を前記第1の電力値以下となるよう制御する、
    情報処理装置。
  9. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記電力消費制御手段は、前記機能部により前記電力貯蔵装置に蓄積されている電力の残量に応じて設定された前記電力値変更時間を、前記機能部から受信して記憶し、前記第1通知を受信してから前記電力値変更時間が経過したときに、前記使用電力を前記第2の電力値以下となるよう制御する、
    情報処理装置。
  10. 電力貯蔵装置と他の電源装置とを備えた電源モジュールと、
    前記電源モジュールから電力の供給を受ける情報処理装置と、
    前記情報処理装置に対して、電力制御通知を通知する機能部と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記電力制御通知を受信する受信手段と、
    使用電力を、前記電力制御通知により設定される電力値以下となるように制御する電力消費制御手段と、を備え、
    前記電力消費制御手段は、前記機能部の動作を確認できない、という所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
    情報処理システム。
  11. 電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受ける情報処理装置に対して、電力制御通知を通知する機能部を備え、
    前記電力制御通知は、前記情報処理装置にて受信されることで、当該情報処理装置の使用電力を前記電力制御通知により設定される電力値以下となるよう制御させる通知であり、
    前記機能部は、当該機能部の動作が確認できない場合に前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるよう制御する前記情報処理装置に対して、当該機能部が動作していることを示す情報を送信するよう構成されている、
    管理装置。
  12. 情報処理装置に、
    通知を受信する受信手段と、
    電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受け、使用電力を、前記通知により設定される電力値以下となるように制御する電力消費制御手段と、
    を実現させるプログラムであり、
    前記電力消費制御手段は、前記通知を送信する機能部の動作を確認できない、という所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
    プログラム。
  13. 管理装置に、
    電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受ける情報処理装置に対して、電力制御通知を通知する機能部を実現させるプログラムであり、
    前記電力制御通知は、前記情報処理装置にて受信されることで、当該情報処理装置の使用電力を前記電力制御通知により設定される電力値以下となるよう制御させる通知であり、
    前記機能部は、当該機能部の動作が確認できない場合に前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるよう制御する前記情報処理装置に対して、当該機能部が動作していることを示す情報を送信するよう構成されている、
    プログラム。
  14. 情報処理装置が実行する電力消費制御方法であって、
    通知を受信し、
    電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受け、
    使用電力を、前記通知により設定される電力値以下となるように制御し、
    前記通知を送信する動作を確認できない、という所定の条件を満たす場合に、前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるように制御する、
    電力消費制御方法。
  15. 管理装置が実行する電力制御方法であって、
    電力貯蔵装置と他の電源装置とから電力の供給を受ける情報処理装置に対して、電力制御通知を通知し、
    前記電力制御通知は、前記情報処理装置にて受信されることで、当該情報処理装置の使用電力を前記電力制御通知により設定される電力値以下となるよう制御させる通知であり、
    前記電力制御通知を通知する管理装置の動作が確認できない場合に前記使用電力を前記他の電源装置が供給可能な電力値以下となるよう制御する前記情報処理装置に対して、前記管理装置が動作していることを示す情報を送信する、
    電力制御方法。
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