JP5865853B2 - 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着ローラーに外装されるベルトのローラー軸方向への蛇行を規制する定着装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置は、感光体ドラム等の像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写し、トナー像を担持する記録媒体を定着装置に向けて搬送し、定着装置において、熱及び圧力を加えることにより記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着させている。定着装置には、定着ローラーと熱ローラーとの間で回転可能に張架された定着ベルトと、定着ベルトに圧接される加圧ローラーとを備え、記録媒体が定着ベルトと加圧ローラーとの間のニップ部を通過する間にトナー像を記録媒体に定着されるベルト定着方式がある。
ベルト定着方式の定着装置では、ローラー間で張架した定着ベルトを回転させているとき、定着ベルトがローラー上でローラー軸方向に移動して蛇行する場合がある。定着ベルトの蛇行が発生すると、記録媒体上のトナー像の位置がずれる等の定着不良の要因となり、また定着ベルトの蛇行が継続すると、ベルトの幅方向の端部が破損するおそれがあった。
そこで、ベルトの蛇行を抑制する技術が従来から知られている。例えば、特許文献1記載の定着装置は、定着ローラーと懸架ローラーとに懸架された定着ベルトと、懸架ローラーの軸端部の両側に設けられた、ローラー軸方向に移動可能な定着ベルトの蛇行を検知するためのベルト寄り検知手段と、懸架ローラーの軸端部を軸方向に対して直角方向に変位可能に支持する支持手段と、定着ベルトがベルト寄り検知手段を介して軸方向に移動したとき、懸架ローラーの軸端部の変位を軸方向と直角方向の変位に変換する変換手段とを有する。この構成において、ベルト蛇行が発生して、定着ベルトが蛇行方向に移動した時、懸架ローラーとともに回転しているベルト寄り検知手段が、定着ベルトの縁部に押されて、定着ベルトの蛇行方向に移動する。ベルト寄り検知手段の蛇行方向への移動にともなって、支持手段が変換手段によって蛇行方向(軸方向)と直角方向に変位し、懸架ローラーも支持手段とともに軸方向と直角方向に移動する。この時、定着ベルトには蛇行を軽減する方向の力が作用しベルト蛇行を防止している。
また、特許文献2記載の定着装置は、駆動ローラー及び蛇行修正ローラーに張架されるベルトと、ベルトの端部に接触しベルトの蛇行を検知する蛇行検知センサーと、蛇行修正ローラーを揺動させるためにモーターの駆動により回転する蛇行修正カムと、蛇行検知センサーの検知結果によりモーターを回転させるクラッチと、を備える。蛇行検知センサーがベルトの蛇行を検知すると、クラッチがオンし、モーターの回転力が蛇行修正カムに伝達される。これにより蛇行修正カムが回転し始め、蛇行修正ローラーがベルトの蛇行を修正する方向に揺動する。
特開平11−65336号公報(段落[0038]〜[0045]、第1図、第3図) 特開平5−132180号公報(段落[0020]〜[0023]、第1図)
特許文献1記載の定着装置では、変換手段は、ベルト寄り検知手段のガイド部材に接触して蛇行方向の変位をその直角方向の変位に変換する傾斜面を有する板カム部材で構成され、また、支持手段は、ガイド部材を板カム部材に常に接触するように付勢するスプリングと、軸方向(蛇行方向)と直角方向に移動可能である懸架ローラーの軸端部を嵌入するための長孔を有する側板とで構成されている。このような構成では、定着ベルト駆動の開始時或いは終了時等には定着ベルトに掛かる負荷が変動し、定着ベルトに掛かる負荷が変動すると、懸架ローラーが側板の長孔内で位置が不安定となる。また、板カム部材とガイド部材がスプリングの付勢による片当たりであるため、懸架ローラーの軸端部の軸方向の変位を軸方向と直角方向の変位に滑らかに変換することが難しい。
また、特許文献2記載の定着装置は、定着ベルトの蛇行修正のために検知センサー、モーター、クラッチ及び蛇行修正機構を備え、装置が複雑で高価なものとなる。
上記二つのローラー間でベルトを張架するベルト定着方式の定着装置に限らず、ベルトが定着ローラーに外装され、定着ローラーがベルトを介して加圧ローラーに圧接する方式の定着装置においても、ベルトの蛇行が発生し、上記のベルト定着方式と同様の問題が発生する。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で安価に長期間安定してベルトの蛇行を規制する定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の発明は、加熱手段によって加熱される無端状のベルトと、該ベルトの外周面に対向配置され回転可能である加圧ローラーと、前記ベルトの内周面に対向し前記ベルトを介して前記加圧ローラーに圧接されて回転する定着ローラーと、該定着ローラーの軸方向の両端部に配設され、前記ベルトの前記定着ローラーの軸方向への蛇行を規制する蛇行規制部材と、を備え、記録媒体を前記ベルトと前記加圧ローラーとの間で挟持して、記録媒体上の未定着トナー像を溶融定着する定着装置において、前記蛇行規制部材は、前記ベルトの内周面に対向するテーパー状外周部を有し、前記テーパー状外周部は、前記軸方向の中央部側の外径が前記ベルトの内周面より小さく形成される一方、前記軸方向の端部側の外径が前記ベルトの内周面より大きく形成されることを特徴としている。
第1の発明によれば、ベルトがローラー軸方向へ蛇行した場合、ベルトの一方の端部は、蛇行規制部材のテーパー状外周部に当接する。更にベルトが軸方向に移動(蛇行)すると、ベルトの一方の端部とテーパー状外周部との接触圧が大きくなり、ベルトが所定の位置で停止させられることで、ベルトの蛇行が規制される。このように、定着ローラーの両端部にテーパー状の蛇行規制部材を配設するという安価で簡単な構成で、長期間安定してベルト蛇行を規制することができる。
本発明の実施形態に係る定着装置を備えた画像形成装置を示す断面図 実施形態に係る定着装置を示す側面断面図 実施形態に係る定着装置の蛇行規制部材を示す平面断面図
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の一実施形態を示すタンデム型カラープリンターの断面図である。画像形成装置1は、記録媒体である用紙Pを収容する給紙部10と、給紙部10の上方に配される4つの画像形成部29a〜29dと、画像形成部29a〜29dの上方に配設される露光器33a〜33dと、画像形成部29a〜29dの左方に配設される定着装置5と、給紙部10の右方に配設される用紙搬送路20と、画像形成装置1の上部に用紙Pを排出する排出部50とを備えている。
給紙部10は画像形成装置1内の下方に配設され、給紙部14には、用紙Pを収納し挿脱可能に画像形成装置1に装着された給紙カセット13が設けられる。給紙部14の右方には、用紙搬送路20が配設され、フィードローラー21によって給紙カセット13の内に載置された用紙Pを1枚ずつ用紙搬送路20に送り出される。手差しトレイ23は、給紙部10に載置されていないサイズの用紙P等を供給するもので、フィードローラー22を備え、フィードローラー22によって用紙Pが1枚ずつ用紙搬送路20に送り出され、送り出された用紙Pは、画像形成部29a〜29dに向けて搬送される。
画像形成部29a〜29dは、用紙搬送方向の上流側(図1の右側)から順にシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの色ごとに用紙搬送ベルト38に対向して配設される。各画像形成部29a〜29dは、感光体31a〜31dを有し、感光体31a〜31dの周囲には、帯電器32a〜32dと、現像装置34a〜34dと、転写ローラー35a〜35dと、クリーナー36a〜36dが配設されている。
感光体31a〜31dは、感光層を形成する感光材料として、アモルファスシリコン感光体が用いられ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応して配設される。感光層は有機感光体(OPC感光体)でもよい。現像装置34a〜34dは、感光体31a〜31dの右方に配設され、現像ローラー等を有し、感光体31a〜31dにトナーを供給する。帯電器32a〜32dは、現像装置31a〜34dに対して感光体31a〜31dの回転方向の上流側に配設され、感光体31a〜31dの表面を一様に帯電させる。
露光器33a〜33dは、パーソナルコンピュータ等から画像入力部(図略)に入力された画像データに基づいて、帯電器32a〜32dと現像装置31a〜34dの間から感光体31a〜31dの表面にレーザ光を照射する。照射されたレーザ光により感光体31a〜31dの表面には静電潜像が形成され、この静電潜像が現像装置34a〜34dにより現像される。
用紙搬送ベルト38は、駆動ローラー40及び従動ローラー41間に張架される無端状のベルトからなり、感光体31a〜31dと転写ローラー35a〜35dとの間に用紙Pを担持して搬送するベルト走行路を形成する。転写ローラー35a〜35dが用紙搬送ベルト38を挟んで感光体31a〜31dに圧接することで、転写ニップ部が形成される。用紙搬送路20から搬送される用紙Pが用紙搬送ベルト38に担持され、用紙搬送ベルト38の回転によって感光体31a〜31dのトナー像が各転写ニップ部において用紙Pに順次転写され、用紙Pにはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされる。
トナータンク39a〜39dは、現像装置34a〜34dにトナーを補給するものであり、画像形成部29a〜29dの上方に配設され、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のトナーを収容する。
定着装置5は、用紙搬送ベルト38の下流側に配設され、画像形成部29a〜29dにおいてトナー像が転写された用紙Pを加熱及び加圧して用紙Pにトナー像を溶融定着させる。定着装置5を通過した用紙Pは、用紙搬送路15から排出部50へ排出される。
定着装置5は図2に示すように構成される。図2は定着装置5を示す側面断面図である。
定着装置5は、電磁誘導により加熱される定着方式を採用しており、加熱部材であるベルト26と、加圧ローラー19と、ベルト26を一体的に取り付けた定着ローラー18と、定着処理された用紙Pをベルト26から分離する分離部材20と、ベルト26に磁束を供給する加熱手段である誘導加熱部30と、温度検知部25と、温度検知部25及び誘導加熱部30に接続される制御部62と、誘導加熱部30のコイルに高周波電流を供給する電源61と、を備える。定着ローラー18及び加圧ローラー19は定着装置5のハウジング(図略)の長手方向に回転可能に支持され、分離部材20と誘導加熱部30及び温度検知部25はハウジングに固定支持される。
ベルト26は、無端状の耐熱ベルトであり、内周側から順に、例えば厚み35μmの電鋳ニッケルからなる誘導発熱層26aと、例えば厚み300μmのシリコーンゴム等からなる弾性層26bと、例えば厚み30μmのフッ素樹脂等からなりニップ部Nで未定着トナー像を溶融定着する際の離型性を向上させる離型層26cと、が積層されて構成される。
定着ローラー18は、ベルト26を一体回転可能とするために、定着ローラー18の外周部においてベルト26を外装している。例えば、定着ローラー18は、外径39mmに設定され、ステンレス鋼の芯金18a上に厚み5〜10mmのシリコーンゴム製の弾性層18bを有し、弾性層18bはベルト26の内周面に対向している。
加圧ローラー19は、円筒型の芯金19aと、芯金19a上に形成される弾性層19bと、弾性層19bの表面を覆う離型層19cと、を備える。例えば、加圧ローラー19は、外径36mmに設定され、アルミニウムの芯金19a上に厚み3mmのシリコーンゴム製の弾性層19bを有し、弾性層19b上に50μm厚のフッ素樹脂等からなる離型層19cを有する。また、加圧ローラー19は図示しないモーター等の駆動源によって回転駆動させられ、加圧ローラー19の回転によってベルト26及び定着ローラー18は従動回転する。加圧ローラー19とベルト26との圧接する部分にニップ部Nが形成され、ニップ部Nでは、用紙搬送ベルト38から送られた用紙P上の未定着トナー像が加熱及び加圧され用紙P上にトナー像が定着される。
分離部材20は、定着処理後の用紙9をベルト26の外周面から分離するものであり、ベルト26の幅方向に延びる横長の板材からなる。分離部材20の先端部は、ニップ部Nの用紙搬送方向の下流側の近傍に配置され、またベルト26の外周面に対して所定の間隔を隔てて配置される。尚、分離部材20は、ベルト26の幅方向に複数個並べて設けられる分離爪で構成してもよい。
誘導加熱部30は、コイル37と、ボビン38と、磁性体コア39とを備え、電磁誘導によりベルト26を発熱させるものである。誘導加熱部30は、長手方向(図2の紙面の表裏方向)に延びて、ベルト26の外周の略半分を囲うようにベルト26に対向して配設される。
コイル37は、ベルト26の幅方向(図2の紙面の表裏方向)に沿ってループ状に複数回(例えば8ターン)巻回してボビン38に取り付けられる。またコイル37は、電源61に接続され、電源61から供給される高周波電流により交流磁束を発生させる。コイル37からの磁束は磁性体コア39を通過し、図2の紙面に平行な方向に導かれ、ベルト26の誘導発熱層26aに沿って通過する。誘導発熱層26aを通過する磁束の交流的な強さの変化によって誘導発熱層26aには渦電流が生じる。誘導発熱層26aに渦電流が流れると、誘導発熱層26aの電気抵抗によってジュール熱が発生して、ベルト26が発熱(自己発熱)することになる。
温度検知部25は、非接触温度検知素子25aとサーミスター25bを備え、ベルト26の表面の温度を検知するために配設される。非接触温度検知素子25aは、ベルト26の幅方向の略中央部に配置され、ベルト26の略中央部の表面温度を検知している。一方、サーミスター25bは、ベルト26の軸方向の一方の端部側に配置され、ベルト26の端部側の表面温度を検知している。
制御部62は、マイクロコンピューターとRAM及びROM等の記憶素子等で構成され、非接触温度検知素子25a及びサーミスター25bによって検知されたベルト26の表面温度に基づいて、電源61からコイル37に供給される高周波電流を制御することで、ニップ部Nに送られた用紙Pを適切に定着処理する。
ベルト26が加熱され定着可能温度に昇温すると、ニップ部Nで挟持された用紙Pが加熱されるとともに、加圧ローラー19によって加圧されることにより、用紙P上の粉体状態のトナーが用紙Pに溶融定着される。定着処理された用紙Pは分離板20によってベルト26の外周面から分離される。このように、ベルト26は薄肉の熱伝導性の良好な材質からなり熱容量が小さいため、短時間で定着装置5のウォーミングアップを行なうことができ、画像形成が迅速に開始される。
図3は蛇行規制部材を備える定着装置5の一端部を示す平面断面図である。尚、定着装置5の他端部も図3と同様の構成を備える。
ベルト26を介して定着ローラー18と加圧ローラー19が圧接し、互いに回転するとき、定着ローラー18及び加圧ローラー19の互いの軸芯の傾き等によって、ベルト26は定着ローラー18の軸方向に移動(蛇行)することがあるが、本実施形態には、ベルト26の軸方向への蛇行を規制する蛇行規制部材45が設けられる。
蛇行規制部材45は、取り付けフランジ部材46を介して定着ローラー18の軸方向の両端部に取り付けられる。
蛇行規制部材45は、シリコーンゴムやシリコーン発泡体等の耐熱性を備える弾性材により略円筒状に形成され、テーパー状外周部45aと円筒状外周部45b及び嵌装部45cを有する。
取り付けフランジ部材46は、軸方向の端部側に長く延びる定着ローラー18の芯金18aに、ネジ47によって取り付けられる。取り付けフランジ部材46は、蛇行規制部材45を嵌着するための装着外周面46aと、装着外周面46aから環状に突出するフランジ部46bを有する。取り付けフランジ部材46の装着外周面46aには、蛇行規制部材45の嵌装部45cが接着剤によって取り付けられる。
蛇行規制部材45が取り付けフランジ部材46に取り付けられると、蛇行規制部材45の軸方向一端部が取り付けフランジ部材46のフランジ部46bに当接する。一方、蛇行規制部材45が取り付けられた取り付けフランジ部材46が定着ローラー18の芯金18aに取り付けられると、蛇行規制部材45の軸方向他端部が定着ローラー18の弾性層18bに当接する。
蛇行規制部材45及び取り付けフランジ部材46が定着ローラー18の芯金18aに取り付けられた状態では、ベルト26の外周面は、その一部が加圧ローラー19に当接する一方、ベルト26の内周面は、ベルト幅方向の端部が蛇行規制部材45のテーパー状外周部45aに対向している。テーパー状外周部45aは、軸方向の中央部側(内側)の外径がベルト26の内径(ベルト26の内周面)より小さく形成される一方、軸方向の端部側(外側)の外径がベルト26の内径(ベルト26の内周面)より大きく形成される。具体的には、ベルト26の内径40mmに対して、テーパー状外周部45aは、軸方向の中央部側の外径が39mmに設定される一方、軸方向の端部側の外径が40.5mmに設定される。尚、上記構成では、加圧ローラー19がベルト26の外周面の一部及びテーパー状外周部45aに当接しているが、この構成に限らず、加圧ローラー19の軸方向の長さを定着ローラー18の軸方向の長さと略同じとして、加圧ローラー19がベルト26の外周面の一部及びテーパー状外周部45aに当接しないように構成してもよい。
上記構成により、ベルト26が軸方向(図3の右方向)へ蛇行した場合、ベルト26の端部は、テーパー状外周部45aに当接する。更にベルト26が軸方向の端部側に移動(蛇行)すると、ベルト26の端部とテーパー状外周部45aとの接触圧が大きくなり、ベルト26が所定の位置で停止させられるので、ベルト26の蛇行が規制される。このように、定着ローラー18の両端部にテーパー状外周部45aを有する蛇行規制部材45を配設するという安価で簡単な構成で、長期間安定してベルト蛇行を規制することができる。
円筒状外周部45bは、テーパー状外周部45aに対して軸方向の端部側に配置される。具体的には、円筒状外周部45bは、テーパー状外周部45aの端部側の外径と同様に40.5mmの外径で円筒状に形成される。この構成により、ベルト26が蛇行規制のために軸方向に所定量移動するとベルト26の端部がテーパー状外周部45aを越えて円筒状外周部45bに乗り上げることになり、ベルト26が電鋳ニッケル等の金属を含んで構成される場合、電鋳ニッケル等の金属が露出するベルト26の端部がテーパー状外周部45aを損傷することがない。
取り付けフランジ部材46のフランジ部46bは、蛇行規制部材45の最大径(テーパー状外周部45a軸方向の端部の外径、或いは円筒状外周部45bの外径)より大きい外径に形成される。この構成により、テーパー状外周部45a或いは円筒状外周部45bの寸法や形状のばらつきが発生し、ベルト26が蛇行規制のために軸方向に円筒状外周部45bをさらに端部側に移動しても、フランジ部46bに当接し、ベルト26の蛇行が規制される。
また、蛇行規制部材45及び取り付けフランジ部材46が芯金18aに取り付けられた状態では、弾性層18bを含む定着ローラー18の外径は、定着処理時、ベルト26の内径(ベルト26の内周面)より小さく構成される。具体的には、ベルト26の内径40mmに対して、弾性層18bの外径が39mmに設定される。
上記構成により、定着ローラー18が定着処理時に加熱されることで、芯金18a及び弾性層18bが熱膨張しても、弾性層18bの外周部がベルト26の内周面に接触しない。従って、芯金18a及び弾性層18bの熱膨張により、弾性層18bの外周部及びベルト26の内周面が接触し、さらにベルト26が押し広げられて、ベルト26と加圧ローラー19とが圧接するニップ部Nが用紙搬送方向の所定の幅より狭くなることがない。ニップ部Nが狭くなることがないので、画像の定着性能が劣化しない、また、ニップ部Nを通過した用紙Pの先端部はベルト26側に搬送され、用紙Pは分離部材20(図2参照)によってベルト26の外周面から確実に分離する。
尚、上記実施形態では、蛇行規制部材45が耐熱性を備える弾性材で構成される例を示したが、本発明はこれに限らず、蛇行規制部材45を剛体で構成してもよい。この場合も上記実施形態と同様の効果を奏する。
また、上記実施形態では、蛇行規制部材45がテーパー状外周部45aと円筒状外周部45bを有する構成を示したが、本発明はこれに限らず、蛇行規制部材45はテーパー状外周部45aのみを有する構成であってもよい。この場合も上記実施形態と同様の効果を奏する。
本発明は、定着ローラーに外装されるベルトのローラー軸方向への蛇行を規制する定着装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができる。
1 画像形成装置
5 定着装置
18 定着ローラー
18a 芯金
18b 弾性層
19 加圧ローラー
20 分離部材
26 ベルト
30 誘導加熱部(加熱手段)
45 蛇行規制部材
45a テーパー状外周部
45b 円筒状外周部
45c 嵌装部
46 取り付けフランジ部材
46a 装着外周面
46b フランジ部

Claims (6)

  1. 加熱手段によって加熱される無端状のベルトと、
    該ベルトの外周面に対向配置され回転可能である加圧ローラーと、
    前記ベルトの内周面に対向し前記ベルトを介して前記加圧ローラーに圧接されて回転する定着ローラーと、
    該定着ローラーの軸方向の両端部に配設され、前記ベルトの前記定着ローラーの軸方向への蛇行を規制する蛇行規制部材と、を備え、
    記録媒体を前記ベルトと前記加圧ローラーとの間で挟持して、記録媒体上の未定着トナー像を溶融定着する定着装置において、
    前記蛇行規制部材は、前記ベルトの内周面に対向するテーパー状外周部を有し、
    前記テーパー状外周部は、前記軸方向の中央部側の外径が前記ベルトの内周面より小さく形成される一方、前記軸方向の端部側の外径が前記ベルトの内周面より大きく形成されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記蛇行規制部材は、耐熱性を備える弾性材からなることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記蛇行規制部材は、前記テーパー状外周部に連続して前記軸方向の端部側に配置される前記テーパー状外周部の最大径と同一径の円筒状外周部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記蛇行規制部材の前記軸方向の端部側には、前記蛇行規制部材の最大径より大きいフランジ部が設けられることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記定着ローラーは前記ベルトの内周面に対向する弾性層を有し、前記弾性層を含む前記定着ローラーの外径は、定着処理時、前記ベルトの内径より小さくなるように構成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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