JP5864796B1 - テキスト処理装置及びコンピュータプログラム並びにコンテンツ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コピーアンドペースト技術を用いて引用元の電子コンテンツ(文書)から部分(テキスト)を引用した場合に、引用元の電子コンテンツを特定可能なコンテンツ情報(文献情報)を引用先の電子文書内での明示を容易にする。【解決手段】テキスト処理装置(情報端末1)は、第1電子文書に含まれる第1テキスト列をコピーするコピー処理部14と、第1電子文書を特定可能な文献情報を取得する文献情報取得部15と、コピー処理部がコピーした第1テキスト列及び文献情報取得部が取得した文献情報を、第2電子文書に含まれる第2テキスト列内の所望の第1及び第2ペースト位置に夫々ペーストするペースト処理部16とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電子コンテンツ(例えば、電子文書)に含まれるコンテンツ部分(例えば、テキスト列)に対する処理(例えば、コピーアンドペースト処理)を行うテキスト処理装置及びコンピュータプログラム並びにコンテンツ処理装置の技術分野に関する。
電子文書に含まれるテキスト列をコピーすると共に、当該コピーしたテキスト列を別の電子文書内にペーストする技術(いわゆる、コピーアンドペースト技術)が広く利用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−21508号公報
ところで、論文等では、他の文献の文章等が引用されることがある。この場合、引用元の文献を特定可能な文献情報(例えば、引用元の文献のタイトルや、著者名や、出版社名等)が論文内に明示されることが一般的である。
ユーザは、一般的には、ワープロソフト等の文書編集ソフトを用いて、電子文書の形式で論文を作成する。ここで、引用元の文献が電子文書(例えば、電子文書の形式で保存されている他の論文や、電子書籍等)である場合には、ユーザは、コピーアンドペースト技術を用いて、電子文書である文献に含まれるテキスト列をコピーすると共に、コピーしたテキスト列を、引用先の電子文書に含まれるテキスト列中の所望のペースト位置にペーストすることができる。この場合であっても、ユーザは、引用元の電子文書を特定可能な文献情報を、引用先の電子文書内に明示することが好ましい。しかしながら、コピーアンドペースト技術を用いて引用したいテキスト列をいわば自動的にペーストしておきながら、引用元の電子文書を特定可能な文献情報を手入力(つまり、マニュアル)で入力することは、ユーザにとって手間である。
尚、テキスト列のコピーアンドペーストに限らず、画像や動画等を含む任意の電子コンテンツのうちの少なくとも一部であるコンテンツ部分をコピーすると共に、コピーしたコンテンツ部分を引用先の電子コンテンツ中の所望のペースト位置にペーストする場合においても、引用元の電子コンテンツを特定可能なコンテンツ情報を手入力で入力することは、ユーザにとって手間である。
本発明は、コピーアンドペースト技術を用いて引用元の電子コンテンツ(例えば、電子文書)からコンテンツ部分(例えば、テキスト列)を引用した場合に、引用元の電子コンテンツを特定可能なコンテンツ情報(例えば、文献情報)を引用先の電子コンテンツ内で容易に明示することが可能なテキスト処理装置及びコンピュータプログラム並びにコンテンツ処理装置を提供することを課題とする。
本発明のテキスト処理装置は、表示装置に表示された第1電子文書に含まれる第1テキスト列をコピーするコピー手段と、前記第1電子文書を特定可能な文献情報を取得する取得手段と、前記コピー手段がコピーした前記第1テキスト列を、前記コピー手段がコピーした前記第1テキスト列を、前記表示装置に表示されており且つ前記第1電子文書とは異なる第2電子文書に含まれる第2テキスト列中の所望の第1ペースト位置にペーストすると共に、前記取得手段が取得した前記文献情報を、前記第2テキスト列中の所望の第2ペースト位置にペーストするペースト手段と備える。
本発明のテキスト処理装置によれば、第1電子文書からコピーされた第1テキスト列と共に、第1電子文書を特定可能な文献情報が、第2電子文書に含まれる第2テキスト列中にペーストされる。このため、本発明のテキスト処理装置は、コピーアンドペースト技術を用いて引用元の電子文書(第1電子文書)からテキスト列をコピーした(つまり、引用した)場合に、引用元の電子文書を特定可能な文献情報を引用先の電子文書(第2電子文書)内で容易に明示することができる。
本発明のテキスト処理装置の他の態様では、前記コピー手段は、今までに前記第1電子文書からコピーした前記第1テキスト列の文字数の累計と新たに前記第1電子文書からコピーしようとしている前記第1テキスト列の文字数との総和が、前記第1電子文書からコピー可能な前記第1テキスト列の文字数の累計の上限として設定されている所定閾値以下である場合に、前記第1テキスト列をコピーし、前記コピー手段は、前記総和が前記所定閾値よりも大きい場合に、前記第1テキスト列をコピーしない。
この態様によれば、テキスト処理装置は、許可された文字数の範囲内で、第1電子文書から第1テキスト列をコピーする。従って、第1電子文書から第1テキスト列が無制限にコピーされることはない。
本発明のテキスト処理装置の他の態様では、前記コピー手段は、前記コピー手段は、前記第1電子文書からの前記第1テキスト列のコピーが前記第1電子文書の提供元によって許可されている場合に、前記第1テキスト列をコピーし、前記コピー手段は、前記第1電子文書からの前記第1テキスト列のコピーが前記第1電子文書の提供元によって許可されていない場合に、前記第1テキスト列をコピーしない。
この態様によれば、テキスト処理装置は、第1テキスト列のコピーが許可された第1電子文書から第1テキスト列をコピーする。従って、あらゆる第1電子文書から第1テキスト列が無制限にコピーされることはない。
本発明のテキスト処理装置の他の態様では、ユーザの操作を受け付ける操作機器と、前記第1電子文書を構成する第1テキストデータ及び前記第2電子文書を構成する第2テキストデータを格納する記録媒体と、前記コピー手段、前記取得手段及び前記貼付手段を、コンピュータプログラムにより実現される処理ブロックとして含む制御装置と、前記表示装置とを備えており、前記コピー手段は、前記操作機器が、前記ユーザの操作として、前記第1テキスト列を特定すると共に特定した前記第1テキスト列のコピーを要請するコピー操作を受け付けた場合に、前記記録媒体に格納されている前記第1テキストデータから前記第1テキスト列に対応する第1データ部分を読み出すことで、前記第1テキスト列をコピーし、前記取得手段は、前記操作機器が前記ユーザの操作として前記コピー操作を受け付けた場合に、前記記録媒体若しくはその他の記録媒体又は外部のサーバから前記文献情報を示す文献情報データを読み出すことで、前記文献情報を取得し、前記コピー手段は、前記コピー手段が読み出した前記第1データ部分及び前記取得手段が読み出した前記文献情報データを含むコピー元データを、前記記録媒体に記録し、前記ペースト手段は、前記操作機器が、前記ユーザの操作として、前記第1及び第2ペースト位置のうちの少なくとも一方を特定すると共に前記第1テキスト列のペーストを要請するペースト操作を受け付けた場合に、(i)前記記録媒体に格納されている前記コピー元データから前記第1データ部分及び前記文献情報データを読み出し、(ii)読み出した前記第1データ部分及び前記文献情報データを、前記メモリに格納されている前記第2テキストデータにマージすることで、前記第1テキスト列及び前記文献情報を前記第1及び第2ペースト位置に夫々ペーストし、前記表示装置は、前記第1テキスト列及び前記文献情報を前記第1及び第2ペースト位置に夫々ペーストする前記ペースト手段の動作に対応して、前記第1テキスト列及び前記文献情報を前記第1及び第2ペースト位置に夫々表示する。
本発明のコンピュータプログラムは、コンピュータを上述した本発明のテキスト処理装置(但し、その各種態様を含む)として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムによれば、コピーアンドペースト技術を用いて引用元の電子文書(第1電子文書)から第1テキスト列をコピーした(つまり、引用又はコピー)した場合に、引用元の電子文書を特定可能な文献情報を引用先の電子文書(第2電子文書)内で容易に明示することができるテキスト処理装置が比較的容易に実現される。
本発明のコンテンツ処理装置は、表示装置に表示された第1電子コンテンツのうちの少なくとも一部である第1コンテンツ部分をコピーするコピー手段と、前記第1電子コンテンツを特定可能なコンテンツ情報を取得する取得手段と、(i)前記コピー手段がコピーした前記第1コンテンツ部分を、前記表示装置に表示されており且つ前記第1電子コンテンツとは異なる第2電子コンテンツ中の所望の第1ペースト位置にペーストすると共に、(ii)前記取得手段が取得した前記コンテンツ情報を、前記第2電子コンテンツ中の所望の第2ペースト位置にペーストするペースト手段とを備える。
本発明のコンテンツ処理装置によれば、第1電子コンテンツからコピーされた第1コンテンツ部分と共に、第1電子コンテンツを特定可能なコンテンツ情報が、第2電子コンテンツ中にペーストされる。このため、本発明のコンテンツ処理装置は、コピーアンドペースト技術を用いて引用元の電子コンテンツ(第1電子コンテンツ)からコンテンツ部分をコピーした(つまり、引用した)場合に、引用元の電子コンテンツを特定可能なコンテンツ情報を引用先の電子コンテンツ(第2電子コンテンツ)内で容易に明示することができる。
図1は、情報端末の構成を示すブロック図である。 図2(a)は、メモリ内に確保される文書データ領域のデータ構造を示す模式図であり、図2(b)は、メモリ内に確保されるコピー元データ領域のデータ構造を示す模式図であり、図2(c)は、メモリ内に確保されるコピー管理データ領域のデータ構造を示す模式図である。 図3は、情報端末の動作の流れを示すフローチャートである。 図4は、文書閲覧アプリの実行中にディスプレイに表示される表示画面の一例を示す平面図である。 図5は、文書編集アプリの実行中にディスプレイに表示される表示画面の一例を示す平面図である。
以下、テキスト処理装置及びコンテンツ処理装置の一具体例である情報端末1を用いて、本発明のテキスト処理装置及びコンピュータプログラム並びにコンテンツ処理装置の実施形態について説明する。尚、情報端末1は、電子文書に含まれるテキスト列に対する処理(例えば、コピーアンドペースト処理)を行うことが可能な任意の装置である。情報端末1の一例として、例えば、携帯電話、スマートフォン、パソコン、タブレット端末、ゲーム端末及びテレビ等が例示される。
(1)情報端末1の構成
初めに、図1及び図2(a)から図2(c)を参照しながら、情報端末1の構成について説明する。図1は、情報端末1の構成を示すブロック図である。図2(a)は、情報端末1が備えるメモリ20内に確保される文書データ領域22のデータ構造を示す模式図である。図2(b)は、メモリ20内に確保されるコピー元データ領域23のデータ構造を示す模式図である。図2(c)は、メモリ20内に確保されるコピー管理データ領域24のデータ構造を示す模式図である。
図1に示すように、情報端末1は、CPU(Central Processing Unit)10と、メモリ20と、ディスプレイ30と、操作機器40とを備えている。CPU10と、メモリ20と、ディスプレイ30と、操作機器40とは、データバス50を介して相互に接続されている。
CPU10は、情報端末1を制御する制御装置である。CPU10は、CPU10が実行するコンピュータプログラムによって論理的に実現される処理ブロックとして、アプリ実行部11と、表示制御部12と、操作解析部13と、コピー処理部14と、文献情報取得部15と、ペースト処理部16とを備えている。
アプリ実行部11は、所望の機能を有する情報端末として情報端末1を機能させるためのアプリ(言い換えれば、ソフトウェア又はコンピュータプログラム)を実行する。その結果、情報端末1は、アプリ実行部11が実行するアプリに基づく機能を有する情報端末として動作することができる。例えば、アプリ実行部11が文書閲覧アプリ211を実行する場合には、情報端末1は、ユーザが閲覧可能な態様で電子文書をディスプレイ30に表示する機能を有する情報端末として動作することができる。例えば、アプリ実行部11が文書編集アプリ212を実行する場合には、情報端末1は、ディスプレイ30に表示された電子文書をユーザの操作に基づいて編集する機能を有する情報端末として動作することができる。
表示制御部12は、ディスプレイ30の動作を制御する。例えば、アプリ実行部11が文書閲覧アプリ211を実行する場合には、表示制御部2は、閲覧対象の電子文書を表示するようにディスプレイ30を制御する。例えば、アプリ実行部11が文書編集アプリ212を実行する場合には、表示制御部2は、編集対象の電子文書を表示するようにディスプレイ30を制御する。
操作解析部13は、操作機器40を用いたユーザの操作を解析する。操作解析部13の解析結果は、アプリ実行部11、表示制御部12、コピー処理部14、文献情報取得部15及びペースト処理部16のうちの少なくとも一つによって適宜参照される。その結果、アプリ実行部11、表示制御部12、コピー処理部14、文献情報取得部15及びペースト処理部16のうちの少なくとも一つは、ユーザの操作に応じた動作を実行する。
コピー処理部14は、操作機器40を用いたユーザの操作がコピー操作である場合に、コピー処理を行う。具体的には、コピー処理部14は、電子文書を構成するテキストデータ2211のうちユーザがコピーすることを希望しているテキスト列に対応する一部のデータ部分をコピーする(言い換えれば、複製又は抽出する)。コピー処理部14がコピーしたデータ部分(以降、“コピーテキストデータ2312”と称する)は、コピー元データ231の一部としてメモリ20に格納(言い換えれば、記録又は記憶)される。
文献情報取得部15は、コピー処理部14がコピー処理を行った場合に、コピー元の電子文書(つまり、コピー処理部14がコピーテキストデータ2312をコピーした電子文書)を特定可能な文献情報を示す文献情報データ2212を取得する。文献情報取得部15が取得した文献情報データ2212は、コピーテキストデータ2312と共に、コピー元データ231の一部を構成する文献情報データ2313としてメモリ20に格納される。
ペースト処理部16は、操作機器40を用いたユーザの操作がペースト操作である場合に、ペースト処理を行う。具体的には、ペースト処理部16は、コピー処理部14がコピーしたコピーテキストデータ2312及び文献情報取得部15が取得した文献情報データ2313の双方を、ユーザがペースト先として指定している電子文書を構成するテキストデータ2211にマージする。その結果、ユーザがペースト先として指定している電子文書に含まれるテキスト列に、ユーザがコピーしたテキスト列及び文献情報がペーストされる。
メモリ20は、情報端末1の動作に要する各種情報を格納する記録媒体である。例えば、メモリ20は、上述したアプリ実行部11、表示制御部12、操作解析部13、コピー処理部14、文献情報取得部15及びペースト処理部16のうちの少なくとも一つをCPU10上に実現するためのコンピュータプログラムを格納する。例えば、メモリ20は、情報端末1の動作中に適宜生成又は参照される一時データを格納する。メモリ20は、例えば、情報端末1の内部に配置されるROMや、RAMや、その他の半導体メモリ(例えば、フラッシュメモリ)や、ハードディスク等であってもよい。メモリ20は、例えば、情報端末1に対して着脱可能な記録媒体(例えば、USBメモリや、可搬が他の記録媒体等)であってもよい。
本実施形態では特に、メモリ20は、アプリ領域21と、文書データ領域22と、コピー元データ領域23と、コピー管理データ領域24とを備えている。
アプリ領域21は、アプリ実行部11が実行するアプリを格納するための領域である。図1に示す例では、アプリ領域21には、文書閲覧アプリ211と、文書編集アプリ212とが格納されている。但し、アプリ領域21には、文書閲覧アプリ211及び文書編集アプリ212の少なくとも一方に加えて又は代えて、他のアプリが格納されていてもよい。
文書データ領域22は、少なくとも一つの文書データ221を格納するための領域である。文書データ221は、電子文書毎に用意される。つまり、各文書データ221は、各文書データ221に対応する一の電子文書に関連するデータを含む。具体的には、各文書データ221は、テキストデータ2211と、文献情報データ2212と、コピー条件データ2213とを含む。テキストデータ2211は、電子文書を構成するテキストデータ(つまり、電子文書に含まれるテキスト列を示すテキストデータ)である。文献情報データ2212は、電子文書を特定可能な文献情報を示すデータである。コピー条件データ2213は、電子文書のコピーに関する条件を示すデータである。
コピー元データ領域23は、少なくとも一つのコピー元データ231を格納するための領域である。コピー元データ231は、1回のコピー処理毎に生成される。つまり、コピー処理部231がコピー処理を行う都度、1つのコピー元データ231が生成される。各コピー元データ231は、ユーザIDデータ2311と、コピーテキストデータ2312と、文献情報データ2313とを含む。ユーザIDデータ2311は、コピー操作を行ったユーザを識別するための識別データである。コピーテキストデータ2312は、コピー処理によってコピーされたデータ部分(つまり、テキストデータ2211の一部)である。文献情報データ2312は、コピー処理が行われた電子文書を特定可能な文献情報を示すデータである。実質的には、文献情報データ2312は、上述した文書データ221に含まれる文献情報データ2212のコピーである。
コピー管理データ領域24は、少なくとも一つのコピー管理データ241を格納するための領域である。コピー管理データ241は、コピー操作を行ったユーザとコピー処理が行われた電子文書との組み合わせのパターン毎に生成される。各コピー管理データ241は、あるユーザのコピー操作に基づいてある電子文書に対して行われたコピー処理を管理するために用いられる。各コピー管理データ241は、ユーザIDデータ2411と、文書IDデータ2412と、コピー文字数データ2413とを含む。ユーザIDデータ2411は、コピー操作を行ったユーザを識別するための識別データである。文書IDデータ2412は、コピー処理が行われた電子文書を識別するための識別データである。コピー文字数データ2413は、ユーザIDデータ2411が示すユーザのコピー操作に基づいて文書IDデータ2412が示す電子文書から過去にコピーされたテキスト列の文字数の累計を示すデータである。つまり、各コピー管理データ2411は、あるユーザのコピー操作に基づいてある電子文書から過去にコピーされたテキスト列の文字数の累計を管理するためのデータである。
尚、図2(a)に示す文書データ221のデータ構造は一例である。従って、文書データ221のデータ構造は、図2(a)に示すデータ構造とは異なるデータ構造を有していてもよい。但し、文書データ221のデータ構造は、テキストデータ2211、文献情報データ2212及びコピー条件データ2213を電子文書毎に区別可能なデータ構造であることが好ましい。
図2(b)に示すコピー元データ231のデータ構造は一例である。従って、コピー元データ231のデータ構造は、図2(b)に示すデータ構造とは異なるデータ構造を有していてもよい。但し、コピー元データ231のデータ構造は、コピーテキストデータ2312と文献情報データ2313とが対応付けられているデータ構造であることが好ましい。
図2(c)に示すコピー管理データ241のデータ構造は一例である。従って、コピー管理データ241のデータ構造は、図2(c)に示すデータ構造とは異なるデータ構造を有していてもよい。但し、コピー管理データ241のデータ構造は、あるユーザのコピー操作に基づいてある電子文書から過去にコピーされたテキスト列の文字数の累計を特定可能なデータ構造であることが好ましい。
ディスプレイ30は、表示制御部12の制御下で所望の画像を表示する表示装置である。ディスプレイ30の一例として、例えば、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等が例示される。
操作機器40は、ユーザによって操作される。操作機器40は、ユーザの操作の入力を受け付ける。ユーザは、操作機器40を操作することで、ユーザが希望する処理を情報端末1に実行させる。操作機器40の一例として、例えば、ディスプレイ30と一体化されたタッチパッド(つまり、タッチパネル)や、キーボードや、マウスや、操作ボタン等が例示される。以下、説明の便宜上、操作機器40は、ディスプレイ30と一体化されたタッチパッドであるものとする。
(2)情報端末1の動作
続いて、情報端末1の動作について説明する。特に、以下では、文書閲覧アプリ211によってディスプレイ30に表示されている電子文書に含まれるテキスト列をコピーし、その後、文書編集アプリ212によってディスプレイ30に表示されている電子文書に対してコピーしたテキスト列をペーストする動作(つまり、コピーアンドペースト動作)について説明する。以下、図3から図5を参照しながら、本実施形態のコピーアンドペースト動作について説明を進める。図3は、情報端末1の動作(特に、コピーアンドペースト動作)の流れを示すフローチャートである。図4は、文書閲覧アプリ211の実行中にディスプレイ30に表示される表示画面の一例を示す平面図である。図5は、文書編集アプリ212の実行中にディスプレイ30に表示される表示画面の一例を示す平面図である。
図3に示すように、アプリ実行部11は、文書閲覧アプリ211の実行を要請するユーザの操作に応じて、アプリ領域21に格納されている文書閲覧アプリ211を実行する(ステップS11)。その結果、ディスプレイ30には、アプリ実行部11及び表示制御部13の制御下で、閲覧対象の電子文書を表示するための表示画面が表示される(ステップS12)。
具体的には、図4に示すように、ディスプレイ30には、閲覧対象の電子文書に含まれるテキスト列を表示するためのテキスト表示領域31と、ユーザの操作対象となる操作アイコン32とを含む表示画面が表示される。例えば、ユーザは、テキスト表示領域31に触れた指を上下方向に動かす操作を行うことで、テキスト表示領域31に表示されているテキスト列を上下方向にスクロールすることができる。例えば、ユーザは、操作アイコン32に指で触れる操作を行うことで、操作アイコン32に対応付けられた操作(例えば、メニューを表示する操作や、メニューを選択する操作や、ヘルプが面を表示する操作等)を行うことができる。
閲覧対象の電子文書は、例えば、ユーザが閲覧を希望する電子文書である。ユーザが閲覧を希望する電子文書は、操作機器40を用いたユーザの操作によって選択されてもよい。従って、文書閲覧アプリ211を実行しているアプリ実行部11は、操作解析部13の解析結果を適宜参照することで、ユーザが閲覧を希望する電子文書を特定する。この場合、ディスプレイ30は、アプリ実行部11及び表示制御部13の制御下で、ユーザが閲覧を希望する電子文書を選択するための表示画面を表示することが好ましい。
ユーザが閲覧を希望する電子文書がユーザによって選択された場合には、アプリ実行部11は、文書データ領域22に格納されている文書データ221の中から、ユーザが閲覧を希望する電子文書に対応する文書データ221をサーチする。更に、アプリ実行部11は、サーチした文書データ221を構成するテキストデータ2211を読み出す。アプリ実行部11は、表示制御部13と共に、読み出したテキストデータ2211に基づいて、閲覧対象の電子文書に含まれるテキスト列(つまり、読み出したテキストデータ2211が示すテキスト列)をテキスト表示領域31に表示するようにディスプレイ30を制御する。
文書閲覧アプリ211の一例として、電子文書の一例である電子書籍を閲覧するための電子書籍アプリが例示される。文書閲覧アプリ211の他の一例として、電子文書の一例であるユーザ文書(例えば、文書編集アプリ212を用いてユーザが作成又は編集した電子文書)を閲覧するためのアプリが例示される。
閲覧対象の電子文書がディスプレイ30に表示された後、コピー処理部14は、操作解析部13の解析結果を適宜参照することで、ユーザがコピー操作を行っているか否かを判定する(ステップS13)。
図3に示すように、コピー操作の一例は、テキスト表示領域31に触れた指を用いてコピーを希望するテキスト列を含むコピー希望領域311を設定し、コピー希望領域311を設定した後に表示されるメニュー表示領域312に含まれるコピーコマンドを選択する操作が例示される。図3に示す例では、コピー希望領域311に含まれる「自分には、人間の営みというものがいまだに何もわかっていない」というテキスト列が、コピーを希望するテキスト列として特定されている。但し、コピー操作は、コピーを希望するユーザの意思を特定可能であって且つコピーを希望するテキスト列を特定可能な操作である限りは、どのような操作であってもよい。
ステップS13の判定の結果、ユーザがコピー操作を行っていると判定される場合には(ステップS13:Yes)、コピー処理部14は、閲覧対象の電子文書のコピーが許可されているか否かを判定する(ステップS15)。具体的には、コピー処理部14は、閲覧対象の電子文書に対応する文書データ221を構成するコピー条件データ2213を読み出す。コピー条件データ2213は、コピー条件データ2213に対応付けられているテキストデータ2211のコピーが許可されているか否かを示す情報を含む。電子文書のコピーの可否は、例えば、電子文書の作成者、著者、出版社、著作権者、保有者又はその他の第三者によって設定される。このため、コピー処理部14は、読み出したコピー条件データ2213に基づいて、閲覧対象の電子文書のコピーが許可されているか否かを判定することができる。
ステップS14の判定の結果、閲覧対象の電子文書のコピーが許可されていると判定される場合には(ステップS14:Yes)、コピー処理部14は、コピー総和文字数が、コピー許容文字数以下であるか否かを判定する(ステップS15)。
コピー総和文字数は、ステップS13でコピー操作を行ったユーザが閲覧対象の電子文書を対象からこれまでにコピーしたテキスト列の文字数の累計と、ステップS13でコピー操作を行ったユーザが閲覧対象の電子文書から今回新たにコピーしようとしているテキスト列の文字数との総和である。
コピー処理部14は、コピー管理データ241を参照することで、ユーザが閲覧対象の電子文書を対象からこれまでにコピーしたテキスト列の文字数の累計を特定することができる。具体的には、コピー処理部14は、ステップS13でコピー操作を行ったユーザに対応するユーザIDデータ2411を含み且つ閲覧対象の電子文書に対応する文書IDデータ2412を含むコピー管理データ241を特定する。その後、コピー処理部14は、特定したコピー管理データ241に含まれるコピー文字数データ2413を参照することで、ユーザが閲覧対象の電子文書を対象からこれまでにコピーしたテキスト列の文字数の累計を特定することができる。一方で、コピー処理部14は、ステップS13のステップ操作で特定されたコピー希望領域311に含まれるテキスト列の文字数をカウントすることで、ユーザが閲覧対象の電子文書から今回新たにコピーしようとしているテキスト列の文字数を特定することができる。その結果、コピー処理部14は、コピー総和文字数を容易に特定することができる。
コピー許容文字数は、閲覧対象の電子文書からコピー可能なテキスト列の文字数の累計の上限として設定された閾値である。コピー許容文字数を特定するために、コピー処理部14は、閲覧対象の電子文書に対応する文書データ221を構成するコピー条件データ2213を読み出す。コピー条件データ2213は、コピー条件データ2213に対応付けられている電子文書からコピー可能なテキスト列の文字数の累計の上限を示す。このため、コピー処理部14は、読み出したコピー条件データ2213に基づいて、コピー許容文字数を特定することができる。
ステップS15の判定の結果、総和文字数が許容文字数以下であると判定される場合には(ステップS15:Yes)、コピー処理部14は、閲覧対象の電子文書を対象としてコピー処理を行う(ステップS16)。具体的には、コピー処理部14は、閲覧対象の電子文書に対応する文書データ221を構成するテキストデータ2211から、コピーを希望するテキスト列に対応するデータ部分を読み出す。読み出されたデータ部分は、コピーテキストデータ2312として取り扱われる。以下、説明の便宜上、コピー処理が行われた電子文書を“コピー元の電子文書”と称する。その結果、コピー元の電子文書から、コピーを希望するテキスト列がコピーされる。
ステップS16のコピー処理は、コピー処理が行われた後においても図3に示すコピー希望領域311に含まれているテキスト列がそのまま表示され続ける通常のコピー処理(つまり、コピー元のテキスト列の削除を伴わないコピー処理)であってもよい。ステップS16のコピー処理は、コピー処理が行われた後に図3に示すコピー希望領域311に含まれているテキスト列が削除されるいわゆるカット処理(つまり、コピー元のテキスト列の削除を伴うコピー処理)であってもよい。
ステップS16の動作と並行して、文献情報取得部15は、コピー元の電子文書を特定可能な文献情報を示す文献情報データ2212を取得する(ステップS17)。具体的には、文献情報取得部15は、コピー元の電子文書に対応する文書データ221を構成する文献情報データ2212を読み出す。読み出された文献情報データ2212は、コピーテキストデータ2312と共にコピー元データ231を構成する文献情報データ2313として取り扱われる。
文献情報データ2212は、コピー元の電子文書を特定可能なテキスト列を示す。例えば、文献情報データ2212は、コピー元の電子文書のタイトル、コピー元の電子文書の著者名(或いは、作成者、出版社、著作権者又は保有者)、コピー元の電子文書を出版した出版社名、及び、ステップS16でコピーされたテキスト列が掲載されているコピー元の電子文書内のページの番号のうちの少なくとも一つを示すテキスト列を示していてもよい。但し、文献情報データ2212は、テキスト列を示すデータとは異なると共にコピー元の電子文書を特定可能な任意のデータを含んでいてもよい。このような任意のデータの一例として、画像データや音声データ等が例示される。
尚、文献情報データ2212は、文書データ221内に含まれていなくてもよい。この場合、文献情報取得部15は、文献情報データ2212を格納するその他の記録媒体から、文献情報データ2212を取得してもよい。或いは、文献情報取得部15は、情報端末1とネットワークを介して接続されており且つ文献情報データ2212を管理するサーバ(或いは、その他任意の端末)から、文献情報データ2212を取得してもよい。
その後、コピー処理部14は、ステップS16でコピーしたコピーテキストデータ2312、ステップS17で文献情報取得部15が取得した文献情報データ2212(文献情報データ2313)及びステップS12でコピー操作を行ったユーザに対応するユーザIDデータ2311を含むコピー元データ231を生成する。コピー処理部14は、生成したコピー元データ231を、コピー元データ領域23に格納する。
その後、アプリ実行部11は、文書編集アプリ212の実行を要請するユーザの操作に応じて、アプリ領域21に格納されている文書編集アプリ212を実行する(ステップS18)。その結果、ディスプレイ30には、アプリ実行部11及び表示制御部13の制御下で、編集対象の電子文書を表示するための表示画面が表示される。
具体的には、図5に示すように、ディスプレイ30には、編集対象の電子文書に含まれるテキスト列を表示するためのテキスト表示領域33と、ユーザの操作を受け付けるための操作アイコン32とを含む表示画面が表示される。テキスト表示領域33には、不図示のソフトウェアキーボード又はハードウェアキーボードを用いてユーザが入力したユーザテキスト列331が表示されている。編集対象の電子文書は、例えば、ユーザが編集を希望する電子文書である。ユーザが編集を希望する電子文書は、ユーザが閲覧を希望する電子文書と同様の態様で、操作機器40を用いたユーザの操作によって選択されてもよい。ユーザが編集を希望する電子文書がユーザによって選択された場合には、アプリ実行部11は、ユーザが閲覧を希望する電子文書を表示する場合と同様の態様で、ユーザが編集を希望する電子文書を表示する。
文書編集アプリ212の一例として、電子文書の一例であるユーザ文書を編集するためのワープロアプリ、プレゼンテーションアプリ又は表計算アプリが例示される。
編集対象の電子文書がディスプレイ30に表示された後、ペースト処理部16は、操作解析部13の解析結果を適宜参照することで、ユーザがペースト操作を行っているか否かを判定する(ステップS19)。
ペースト操作の一例は、テキスト表示領域33のうちテキスト列(つまり、コピーテキストデータ2312が示すテキスト列)をペーストするべき所望のペースト位置に一定時間指を触れ続け、その結果表示されるメニュー表示領域に含まれるペーストコマンドを選択する操作が例示される。但し、ペースト操作は、ペーストを希望するユーザの意思を特定可能であって且つ所望のペースト位置を特定可能な操作である限りは、どのような操作であってもよい。
ステップS19の判定の結果、ユーザがペースト操作を行っていないと判定される場合には(ステップS19:No)、ペースト処理部16は、以下に説明するペースト処理を行わない。
他方で、ステップS19の判定の結果、ユーザがペースト操作を行っていると判定される場合には(ステップS19:Yes)、ペースト処理部16は、編集対象の電子文書を対象として、ペースト処理を行う(ステップS20)。以下、説明の便宜上、ペースト処理が行われる電子文書を“コピー先の電子文書”と称する。
具体的には、ペースト処理部16は、ステップS19でペースト操作を行ったユーザに対応するユーザIDデータ2311を含むコピー元データ231を特定する。ステップS19でペースト操作を行ったユーザに対応するユーザIDデータ2311を含むコピー元データ231が複数存在する場合には、ペースト処理部16は、一のコピー元データ231を更に特定する。一のコピー元データ231は、複数のコピー元データ231のうちユーザがペーストしたい一のテキスト列を示すコピーテキストデータ2312を含んでいることが好ましい。このため、ステップS19でペースト操作を行ったユーザに対応するユーザIDデータ2311を含むコピー元データ231が複数存在する場合には、ペースト操作の際に表示されるメニュー表示領域に、ペーストコマンドに加えて、ペーストしたいテキスト列を選択するための選択コマンドが表示されてもよい。ユーザは、選択コマンドを用いて、ペーストしたい一のテキスト列に対応する一のコピー元データ2312を選択してもよい。その後、ペースト処理部16は、特定したコピー元データ231に含まれるコピーテキストデータ2312を、コピー先の電子文書を構成するテキストデータ2211にマージする。例えば、ペースト処理部16は、コピーテキストデータ2312を、コピー先の電子文書を構成するテキストデータ2211のうち所望のペースト位置に対応するデータ領域にマージする。その結果、ペースト処理部16は、コピーテキストデータ2312が示すテキスト列を、コピー先の電子文書にペーストすることができる。この場合、図5に示すように、ペースト処理部16は、表示制御部12と共に、ユーザがペーストしたコピーテキスト列332(つまり、コピーテキストデータ2312が示すコピーテキスト列332)がテキスト表示領域33のうちの所望のペースト位置に表示されるように、ディスプレイ30を制御する。
コピーテキスト列332がペーストされた場合には、ペースト処理部16は、コピー管理データ241を更新する。具体的には、ペースト処理部16は、ステップS19でペースト操作を行ったユーザに対応するユーザIDデータ2411を含み且つコピー元の電子文書に対応する文書IDデータ2412を含むコピー管理データ241を特定する。その後、ペースト処理部16は、特定したコピー管理データ241に含まれるコピー文字数データ2413が示す文字数に対してコピーテキスト列332の文字数が加算されるように、コピー文字数データ2413を更新する。
加えて、ペースト処理部16は、特定したコピー元データ231に含まれる文献情報データ2313を、コピー先の電子文書を構成するテキストデータ2211にマージする。その結果、ペースト処理部16は、文献情報データ2313が示す文献情報をも、コピー先の電子文書にペーストすることができる。この場合、図5に示すように、ペースト処理部16は、表示制御部12と共に、ユーザがペーストしたコピーテキスト列332に続けて文献情報を示す文献テキスト列333が表示されるように、ディスプレイ30を制御する。
文献テキスト列333は、テキスト表示領域33のうちコピーテキスト列332に対して所定の位置関係を有するペースト位置に表示されることが好ましい。つまり、文献テキスト列333がコピーテキスト列332に対して所定の位置関係を有するペースト位置に表示されるように、コピーテキストデータ2312及び文献情報データ2313がコピー先の電子文書を構成するテキストデータ2211にマージされることが好ましい。例えば、文献テキスト列333は、コピーテキスト列332の直後に表示されてもよい。例えば、文献テキスト列333は、コピーテキスト列332がペーストされたページ内の所定位置に表示されてもよい。コピーテキスト列332がペーストされたページの末尾又はフッター若しくはヘッダに表示されてもよい。コピーテキスト列332がペーストされたページを含む章内の所定位置又は末尾に表示されてもよい。コピーテキスト列332がペーストされた電子文書内の所定位置又は末尾に表示されてもよい。
尚、コピー先の電子文書に対して、複数のコピーテキストデータ2312が夫々示す複数のコピーテキスト列332がペーストされる場合がある。その結果、コピー先の電子文書に対して、複数のコピーテキスト列332に夫々対応する複数の文献テキスト列333もまたペーストされる。この場合、テキスト表示領域33内でコピーテキスト列332と文献テキスト列333との対応付けを明示するマーキング(例えば、「*1」、「*2」、・・・という連続番号等)が表示されてもよい。このため、ペースト処理部16は、マーキングを表示するために用いられるデータを、コピー先の電子文書に対応する文書データ221の一部として生成してもよい。
以上説明したように、本実施形態の情報端末1は、コピー元の電子文書からコピーしたテキスト列と共に、コピー元の電子文書を特定可能な文献情報を、コピー先の電子文書にペーストすることができる。このため、本実施形態の情報端末1は、コピーアンドペースト技術を用いてコピー元の電子文書(つまり、引用元の電子文書)からテキスト列をコピーした(つまり、引用した)場合に、コピー元の電子文書を特定可能な文献情報をコピー先の電子文書(つまり、引用先の電子文書)内で容易に明示することができる。
尚、上述の説明では、情報端末1は、コピーテキストデータ2312及び文献情報データ2313を用いて、情報端末1自身がコピーテキスト列332及び文献テキスト列333をペーストしている。しかしながら、情報端末1は、コピーテキストデータ2312及び文献情報データ2313を、情報端末1とネットワークを介して接続されている他の情報端末(或いは、その他任意の端末)に送信してもよい。この場合、他の情報端末は、情報端末1から送信されるコピーテキストデータ2312及び文献情報データ2313を受信する。その後、他の情報端末は、受信したコピーテキストデータ2312及び文献情報データ2313に基づいて、当該他の情報端末が管理している電子文書にコピーテキスト列332及び文献テキスト列333をペーストしてもよい。
上述の説明では、情報端末1は、文書閲覧アプリ211によって表示されている電子文書からテキスト列をコピーし、その後、文書編集アプリ212によって表示されている電子文書に対して、コピーしたテキスト列をペーストしている。しかしながら、情報端末1は、任意の第1電子文書からテキスト列をコピーし、その後、第1電子文書とは異なる任意の第2電子文書に対して、コピーしたテキスト列をペーストしてもよい。
上述の説明では、情報端末1は、メモリ20に格納されている一の電子文書からテキスト列をコピーし、その後、メモリ20に格納されている他の電子文書に対して、コピーしたテキスト列をペーストしている。しかしながら、情報端末1は、情報端末1とネットワークを介して接続されている外部のサーバ(或いは、その他任意の端末、以下同じ)が格納している一の電子文書からテキスト列をコピーし、その後、メモリ20に格納されている他の電子文書に対して、コピーしたテキスト列をペーストしてもよい。情報端末1は、メモリ20に格納されている一の電子文書からテキスト列をコピーし、その後、外部のサーバが格納している他の電子文書に対して、コピーしたテキスト列をペーストしてもよい。情報端末1は、外部のサーバが格納している一の電子文書からテキスト列をコピーし、その後、外部のサーバが格納している他の電子文書に対して、コピーしたテキスト列をペーストしてもよい。
上述の説明では、コピー処理部14は、閲覧対象の電子文書のコピーが許可されており且つ総和文字数が許容文字数以下である場合に、コピー処理を行っている。しかしながら、コピー処理部14は、閲覧対象の電子文書のコピーが許可されているか否かを判定することなく、コピー処理を行ってもよい。コピー処理部14は、総和文字数が許容文字数以下であるか否かを判定することなく、コピー処理を行ってもよい。
上述の説明では、情報端末1は、電子文書に含まれるテキスト列に対する処理(例えば、コピーアンドペースト処理)を行うことが可能な任意の装置である。しかしながら、情報端末1は、任意の電子コンテンツに含まれる任意のコンテンツ部分に対する処理(例えば、コピーアンドペースト処理)を行うことが可能な任意の装置であってもよい。任意のコンテンツ部分は、上述したテキスト列に限らず、任意の画像や任意の動画や任意の図形や任意のグラフや任意の音声等を含んでいてもよい。この場合であっても、情報端末1は、コピー元の電子文書からコピーしたテキスト列と共にコピー元の電子文書を特定可能な文献情報をコピー先の電子文書にペーストする場合と同様の態様で、コピー元の電子コンテンツからコピーしたコンテンツ部分と共に、コピー元の電子コンテンツを特定可能なコンテンツ情報を、コピー先の電子コンテンツにペーストしてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うテキスト処理装置及びコンピュータプログラム並びにコンテンツ処理装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1 情報端末
10 CPU
11 アプリ実行部
12 表示制御部
13 操作解析部
14 コピー処理部
15 文献情報取得部
16 ペースト処理部
20 メモリ
21 アプリ領域
211 文書閲覧アプリ
212 文書編集アプリ
22 文書データ領域
221 文書データ
2211 テキストデータ
2212 文献情報データ
2213 コピー条件データ
23 コピー元データ領域
231 コピー元データ領域
2311 ユーザIDデータ
2312 コピーテキストデータ
2313 文献情報データ
24 コピー管理データ領域
241 コピー管理データ
2411 ユーザIDデータ
2412 文書IDデータ
2413 コピー文字数データ
30 ディスプレイ
40 操作機器

Claims (6)

  1. 表示装置に表示された第1電子文書に含まれる第1テキスト列をコピーするコピー手段と、
    前記第1電子文書を特定可能な文献情報を取得する取得手段と、
    前記コピー手段がコピーした前記第1テキスト列のペーストを要請するペースト操作に応答して、前記取得手段が取得した前記文献情報のペーストを要請するペースト操作が別途なくても、(i)前記コピー手段がコピーした前記第1テキスト列を、前記表示装置に表示されており且つ前記第1電子文書とは異なる第2電子文書に含まれる第2テキスト列中の所望の第1ペースト位置にペーストすると共に、(ii)前記取得手段が取得した前記文献情報を、前記第2テキスト列中の所望の第2ペースト位置にペーストするペースト手段と
    を備え、
    前記第1電子文書は、前記第1電子文書からコピー可能な前記第1テキスト列の文字数の累計の上限として設定されている所定閾値を示すコピー条件データを含んでおり、
    前記コピー手段は、(i)今までに前記第1電子文書からコピーした前記第1テキスト列の文字数の累計と新たに前記第1電子文書からコピーしようとしている前記第1テキスト列の文字数との総和が、前記所定閾値以下である場合に、前記第1テキスト列をコピーし、(ii)前記総和が前記所定閾値よりも大きい場合に、前記第1テキスト列をコピーしないことを特徴とするテキスト処理装置。
  2. 前記コピー手段は、複数の前記第1電子文書に夫々含まれる複数の第1テキスト列をコピーし、
    前記取得手段は、前記複数の第1電子文書を夫々特定可能な複数の前記文献情報を取得し、
    前記ペースト手段は、(i)前記コピー手段がコピーした前記複数の第1テキスト列を、前記第2テキスト列中の複数の前記第1ペースト位置に夫々ペーストすると共に、(ii)前記取得手段が取得した前記複数の文献情報を、前記第2テキスト列中の単一の第2ペースト位置であって且つ前記複数の第1ペースト位置に対して所定の位置関係を有する第2ペースト位置にまとめてペーストする
    ことを特徴とする請求項1に記載のテキスト処理装置。
  3. ユーザの操作を受け付ける操作機器と、
    前記第1電子文書を構成する第1テキストデータ及び前記第2電子文書を構成する第2テキストデータを格納する記録媒体と、
    前記コピー手段、前記取得手段及び前記ペースト手段を、コンピュータプログラムにより実現される処理ブロックとして含む制御装置と、
    前記表示装置と
    を備えており、
    前記コピー手段は、前記操作機器が、前記ユーザの操作として、前記第1テキスト列を特定すると共に特定した前記第1テキスト列のコピーを要請するコピー操作を受け付けた場合に、前記記録媒体に格納されている前記第1テキストデータから前記第1テキスト列に対応する第1データ部分を読み出すことで、前記第1テキスト列をコピーし、
    前記取得手段は、前記操作機器が前記ユーザの操作として前記コピー操作を受け付けた場合に、前記記録媒体若しくはその他の記録媒体又は外部のサーバから前記文献情報を示す文献情報データを読み出すことで、前記文献情報を取得し、
    前記コピー手段は、前記コピー手段が読み出した前記第1データ部分及び前記取得手段が読み出した前記文献情報データを含むコピー元データを、前記記録媒体に記録し、
    前記ペースト手段は、前記操作機器が、前記ユーザの操作として、前記第1及び第2ペースト位置のうちの少なくとも一方を特定すると共に前記第1テキスト列のペーストを要請するペースト操作を受け付けた場合に、(i)前記記録媒体に格納されている前記コピー元データから前記第1データ部分及び前記文献情報データを読み出し、(ii)読み出した前記第1データ部分及び前記文献情報データを、前記メモリに格納されている前記第2テキストデータにマージすることで、前記第1テキスト列及び前記文献情報を前記第1及び第2ペースト位置に夫々ペーストし、
    前記表示装置は、前記第1テキスト列及び前記文献情報を前記第1及び第2ペースト位置に夫々ペーストする前記ペースト手段の動作に対応して、前記第1テキスト列及び前記文献情報を前記第1及び第2ペースト位置に夫々表示する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のテキスト処理装置。
  4. 表示装置に表示された第1電子コンテンツのうちの少なくとも一部である第1コンテンツ部分をコピーするコピー手段と、
    前記第1電子コンテンツを特定可能なコンテンツ情報を取得する取得手段と、
    前記コピー手段がコピーした前記第1コンテンツ部分のペーストを要請するペースト操作に応答して、前記取得手段が取得した前記コンテンツ情報のペーストを要請するペースト操作が別途なくても、(i)前記コピー手段がコピーした前記第1コンテンツ部分を、前記表示装置に表示されており且つ前記第1電子コンテンツとは異なる第2電子コンテンツ中の所望の第1ペースト位置にペーストすると共に、(ii)前記取得手段が取得した前記コンテンツ情報を、前記第2電子コンテンツ中の所望の第2ペースト位置にペーストするペースト手段と
    を備え、
    前記第1電子コンテンツは、前記第1電子コンテンツからコピー可能な前記第1コンテンツ部分のデータ量の累計の上限として設定されている所定閾値を示すコピー条件データを含んでおり、
    前記コピー手段は、(i)今までに前記第1電子コンテンツからコピーした前記第1コンテンツ部分のデータ量の累計と新たに前記第1電子コンテンツからコピーしようとしている前記第1コンテンツ部分のデータ量との総和が、前記所定閾値以下である場合に、前記第1コンテンツ部分をコピーし、(ii)前記総和が前記所定閾値よりも大きい場合に、前記第1コンテンツ部分をコピーしないことを特徴とするコンテンツ処理装置。
  5. コンピュータを請求項1からのいずれか一項に記載のテキスト処理装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. コンピュータを請求項4に記載のコンテンツ処理装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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