図1Aは、1または複数の開示される実施形態が実装される例示的な通信システム100を示す。通信システム100は、複数の無線ユーザに音声、データ、映像、メッセージ、放送などのコンテンツを提供する多元接続システムである。通信システム100は、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて複数の無線ユーザがそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にする。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などの1または複数のチャネルアクセス方法を使用する。
図1Aに示されるように、通信システム100は、WTRU102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク(CN)106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、およびその他のネットワーク112を含むが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を考慮することが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境内で動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスである。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成され、ユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動加入者ユニット、ページャ、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ノートブック、パーソナルコンピュータ、無線センサー、家庭用電化製品などを含む。
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bも含む。基地局114a、114bのそれぞれは、CN106、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112などの1または複数の通信ネットワークへのアクセスを容易化するために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースをとるように構成された任意のタイプのデバイスである。例として、基地局114a、114bは、無線基地局(BTS)、ノード−B、進化型ノード−B(eNB)、ホームノード−B(HNB)、ホームeNB(HeNB)、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどである。基地局114a、114bはそれぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互に接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことが理解されるであろう。
基地局114aは、RAN104の一部であり、RAN104は、その他の基地局、および/または基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどのネットワーク要素(図示せず)も含む。基地局114aおよび/または基地局114bは、セルと呼ばれる特定の地理的領域(図示せず)内で無線信号を送信および/または受信するように構成される。セルは、セルのセクタにさらに分割される。例えば、基地局114aに関連するセルは、3つのセクタに分割される。したがって、一実施形態において、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわち、セルの各セクタに対して1つずつトランシーバを含む。別の実施形態において、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を使用し、したがって、セルの各セクタに対して複数のトランシーバを利用する。
基地局114a、114bは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であるエアーインターフェース116上でWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数と通信する。エアーインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を用いて確立される。
より詳細には、上述のように、通信システム100は、多元接続システムであり、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどの1または複数のチャネルアクセス方式を使用する。例えば、RAN104内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を用いてエアーインターフェース116を確立するユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装する。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含む。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンク(UL)パケットアクセス(HSUPA)を含む。
別の実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)を用いてエアーインターフェース116を確立する進化型UTRA(E−UTRA)などの無線技術を実装する。
その他の実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわち、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMAX:worldwide interoperability for microwave access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000エボリューション−データ最適化(EV−DO:evolution−data optimized)、暫定標準2000(IS−2000)、暫定標準95(IS−95)、暫定標準856(IS−856)、移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、GSMの進化のための拡張データレート(EDGE:enhanced data rates for GSM evolution)、GSM/EDGE RAN(GERAN)などの無線技術を実装する。
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、HNB、HeNB、またはAPであり、事業所、家庭、車両、キャンパスなどの局所的な地域で無線接続を容易化するための任意の好適なRATを利用する。一実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するためのIEEE802.11などの無線技術を実装する。別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するためのIEEE802.15などの無線技術を実装する。さらに別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラに基づくRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用してピコセルまたはフェムトセルを確立する。図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接的な接続を有する。したがって、基地局114bは、CN106を介してインターネット110にアクセスするように要求されない。
RAN104は、CN106と通信し、CN106は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数に音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークである。例えば、CN106は、呼制御、課金サービス、モバイルの位置に基づくサービス、プリペイド電話、インターネット接続、映像配信などを提供し、および/またはユーザ認証などの高レベルのセキュリティ機能を実行する。図1Aには示されていないが、RAN104および/またはCN106は、RAN104と同じRAT、または異なるRATを使用するその他のRANと直接的または間接的に通信することが理解されるであろう。例えば、E−UTRA無線技術を利用しているRAN104に接続されることに加えて、CN106は、GSM無線技術を使用する別のRAN(図示せず)とも通信する。
CN106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしても働く。PSTN108は、一般電話サービス(POTS:plain old telephone service)を提供する回線交換電話ネットワークを含む。インターネット110は、TCP/IPスイートの伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)などの共通の通信プロトコルを使用する相互に接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスの全世界的なシステムを含む。ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される有線または無線通信ネットワークを含む。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同じRAT、または異なるRATを使用する1または複数のRANに接続された別のCNを含む。
通信システム100のWTRU102a、102b、102c、102dの一部またはすべては、マルチモード機能を含み、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンク上で異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含む。例えば、図1Aに示されたWTRU102cは、セルラに基づく無線技術を使用する基地局114aおよびIEEE802無線技術を使用する基地局114bと通信するように構成される。
図1Bは、図1Aに示された通信システム100内で使用される例示的なWTRU102を示す。図1Bに示されるように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素(例えば、アンテナ)122、スピーカー/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不可能なメモリ130、取り外し可能なメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および周辺機器138を含む。WTRU102は、実施形態に準拠したまま、上述の要素の一部の組み合わせを含むことが理解されるであろう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、通常のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1または複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、集積回路(IC)、状態機械などである。プロセッサ118は、信号の符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102が無線環境内で動作することを可能にする任意のその他の機能を実行する。プロセッサ118は、トランシーバ120に結合され、トランシーバ120は、送信/受信要素122に結合される。図1Bはプロセッサ118およびトランシーバ120を別個のコンポーネントとして示すが、プロセッサ118およびトランシーバ120は、電子的なパッケージまたはチップに一緒に統合される。
送信/受信要素122は、無線インターフェース116上で基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか、または基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成される。例えば、一実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナである。別の実施形態において、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/ディテクタである。さらに別の実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号と光信号との両方を送信および受信するように構成される。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成される。
加えて、送信/受信要素122は、図1Bにおいて単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含む。例えば、WTRU102は、MIMO技術を使用する。したがって、一実施形態において、WTRU102は、エアーインターフェース116上で無線信号を送信および受信するために2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含む。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成される。上述のように、WTRU102は、マルチモード機能を有する。したがって、トランシーバ120は、WTRU102が例としてUTRAおよびIEEE802.11またはLTEおよびWCDMA/HSPAなどの複数のRATを介して通信することを可能にするための複数のトランシーバを含む。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカー/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合され、それらからユーザ入力データを受信する。さらに、プロセッサ118は、スピーカー/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にもユーザデータを出力する。加えて、プロセッサ118は、取り外し不可能なメモリ130および/または取り外し可能なメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリの情報にアクセスし、それらのメモリにデータを記憶する。取り外し不可能なメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意のその他のタイプのメモリストレージデバイスを含む。取り外し可能なメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含む。その他の実施形態において、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)などの、WTRU102に物理的に置かれていないメモリの情報にアクセスし、そのメモリにデータを記憶する。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取り、WTRU102内のその他のコンポーネントに電力を分配し、および/またはその電力を制御するように構成される。電源134は、WTRU102に給電するための任意の好適なデバイスである。例えば、電源134は、1または複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含む。
プロセッサ118は、GPSチップセット136にも結合され、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成される。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはGPSチップセット136からの情報の代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアーインターフェース116上で位置情報を受信し、および/または2つ以上の近隣の基地局から信号が受信されるタイミングに基づいてその位置を決定する。WTRU102は、実施形態に準拠したまま、任意の好適な位置決定方法によって位置情報を取得する。
プロセッサ118は、その他の周辺機器138にさらに結合され、その他の周辺機器138は、追加的な特徴、機能、および/または有線もしくは無線接続を提供する1または複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含む。例えば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真または動画用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤー、メディアプレーヤー、ビデオゲームプレーヤーモジュール、インターネットブラウザなどを含む。
図1Cは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上述のように、RAN104は、エアーインターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するためにUTRA無線技術を使用する。RAN104は、コアネットワーク106とも通信する。図1Cに示されるように、RAN104はノード−B140a、140b、140cを含み、ノード−B140a、140b、140cは、エアーインターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数のトランシーバをそれぞれ含む。ノード−B140a、140b、140cは、RAN104内の特定のセル(図示せず)にそれぞれが関連付けられる。RAN104は、RNC142a、142bも含む。RAN104は、実施形態に準拠したまま、任意の数のノード−BおよびRNCを含むことが理解されるであろう。
図1Cに示されるように、ノード−B140a、140bは、RNC142aと通信する。加えて、ノード−B140cは、RNC142bと通信する。ノード−B140a、140b、140cは、Iubインターフェースを介してそれぞれのRNC142a、142bと通信する。RNC142a、142bは、Iurインターフェースを介して互いに通信する。RNC142a、142bのそれぞれは、それが接続されているそれぞれのノード−B140a、140b、140cを制御するように構成される。さらに、RNC142a、142bのそれぞれは、アウターループ電力制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットのスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ(macrodiversity)、セキュリティ機能、データの暗号化などのその他の機能を実行またはサポートするように構成される。
図1Cに示されるコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、移動通信交換局(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)149を含む。上述の要素のそれぞれはコアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のうちの任意の要素は、コアネットワークのオペレータ以外の主体によって所有および/または運用されることが理解されるであろう。
RAN104のRNC142aは、IuCSインターフェースを介してコアネットワーク106のMSC146に接続される。MSC146は、MGW144に接続される。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cがPSTN108などの回線交換ネットワークにアクセスできるようにして、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線通信デバイスとの間の通信を容易化する。
RAN104のRNC142aは、IuPSインターフェースを介してコアネットワーク106のSGSN148も接続される。SGSN148は、GGSN149に接続される。SGSN148およびGGSN149は、WTRU102a、102b、102cがインターネット110などのパケット交換ネットワークにアクセスできるようにして、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易化する。
上述のように、コアネットワーク106は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運用されるその他の有線または無線ネットワークを含むネットワーク112にも接続される。
CN106は、ホームネットワーク加入者ノード(home network subscriber node)を含み、ホームネットワーク加入者ノードは、WTRUに関する認証、セキュリティコンテキストの保存、およびセキュリティキーの生成を実行する。ホームネットワーク加入者ノードは、ホームロケーションレジスタ(HLR)またはホーム加入者サーバ(HSS)と呼ばれる。
図1Dは、図1Aに示された通信システム100内で使用される別の例示的なRAN104および別の例示的なCN106を示す。上述のように、RAN104は、無線インターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するためにE−UTRA無線技術を使用する。RAN104は、CN106とも通信する。
RAN104はeノード−B150a、150b、150cを含むが、RAN104は、実施形態に準拠したまま、任意の数のeNBを含むことが理解されるであろう。eNB150a、150b、150cは、エアーインターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数のトランシーバをそれぞれが含む。一実施形態において、eNB150a、150b、150cは、MIMO技術を実装する。したがって、eNB150aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、WTRU102aから無線信号を受信する。
eNB150a、150b、150cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられ、無線リソース管理の決定、ハンドオーバの決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成される。図1Dに示されるように、eNB150a、150b、150cは、X2インターフェース上で互いに通信する。
図1Dに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(MME)152、サービングゲートウェイ154、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(GW)156を含む。上述の要素のそれぞれはCN106の一部として示されているが、これらの要素のうちの任意の要素は、CNのオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運用されることが理解されるであろう。
MME152は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNB150a、150b、150cのそれぞれに接続され、制御ノードとして働く。例えば、MME152は、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ベアラのアクティブ化/無効化、WTRU102a、102b、102cの最初のアタッチの間じゅうずっと特定のサービングゲートウェイの選択などの役割を担う。MME152は、RAN104と、GSMまたはWCDMAなどのその他の無線技術を使用するその他のRAN(図示せず)との間の切り替えのための制御プレーンの機能も提供する。
サービングゲートウェイ154は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNB150a、150b、150cのそれぞれに接続される。概して、サービングゲートウェイ154は、WTRU102a、102b、102cに/からユーザのデータパケットをルーティングおよび転送する。サービングゲートウェイ154は、eNB間のハンドオーバの間じゅうずっとユーザプレーンのアンカーになること、DLのデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガーすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなどのその他の機能も実行する。
サービングゲートウェイ154は、PDNゲートウェイ156にも接続され、PDNゲートウェイ156は、WTRU102a、102b、102cがインターネット110などのパケット交換ネットワークにアクセスすることを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易化する。
CN106は、その他のネットワークとの通信を容易化する。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cがPSTN108などの回線交換ネットワークにアクセスすることを提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線通信デバイスとの間の通信を容易化する。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして働くIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むか、またはそのようなIPゲートウェイと通信する。さらに、CN106は、WTRU102a、102b、102cが、その他のネットワーク112にアクセスすることを提供し、該その他のネットワーク112には、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運用されるその他の有線または無線ネットワークを含む。
CN106は、ホームネットワーク加入者ノードを含み、ホームネットワーク加入者ノードは、WTRUに関する認証、セキュリティコンテキストの保存、およびセキュリティキーの生成を実行する。ホームネットワーク加入者ノードは、ホームロケーションレジスタ(HLR)またはホーム加入者サーバ(HSS)と呼ばれる。
図1Cは、UMTS/GPRSシステムを示した。図1Dは、LTEシステムを示した。システムは、GERANまたはWMAXなどの別のタイプのシステムである可能性がある。
例において、LTEは、EPSを含み、EPSは、LTEを含む。
図2Aは、2つの異なるRAN204aおよび204bと通信するWRTUを、互いに通信するように構成された2つのコアネットワーク206aおよび206bとともに示す。図2Aに示されるのは、WRTU102、2つのRAN204a、204b、2つの基地局214a、214b、および2つのコアネットワーク206a、206bである。図1Aに示されたように、コアネットワーク206Aおよび206Bは、PSTN108、インターネット110、およびその他のネットワーク112と通信するように構成される。
WRTU102は、マルチモードWTRU102である。マルチモードWTRU102は、少なくとも2つの異なる無線アクセス技術(RAT)をサポートする任意のモバイル端末である。例えば、マルチモードWRTU102は、GSM、WCDMA、HSPA、HSDPA、HSUPA、およびLTE、IEEE802.11b/a/g/n、IEEE802.16a/e、および802.20、ならびにCDMA2000 1x、およびCDMA2000 EV−DOのうちの2つ以上をサポートする。示されたように、WTRU102は、それぞれが2つのRAN204aおよび204bの一部である2つの異なる基地局214aおよび214bと通信している。RAN204aおよびコアネットワーク206aは、EPS通信システムであり、RAN204bおよびコアネットワーク206bは、UTMS/GPRS通信システムである。2つのコアネットワーク206aおよび206bは、WRTU102と2つのコアネットワーク206a、206bとの間、およびWTRU102と2つの基地局214aおよび214bとの間の通信の調整を支援するために互いに通信する(220)。通信220は、コアネットワーク206a、206b内の互いに通信する異なるエンティティを含む。例えば、コアネットワーク206a内のMMEエンティティが、コアネットワーク206b内のSGSNエンティティと通信する。2つの基地局214a、214bおよび2つのRAN204a、204bは、図1に関連して示された通りである。
図2Bは、2つの異なる基地局と通信するWRTUを、互いに通信するように構成された2つのRANとともに示す。図2Aに示されるのは、WRTU102、2つのRAN204c、204d、2つの基地局214c、214d、および2つのコアネットワーク206c、206dである。図1Aに示されたように、コアネットワーク206cおよび206dは、PSTN108、インターネット110、およびその他のネットワーク112と通信するように構成される。
WRTU102は、マルチモードWTRUである。示されたように、WTRU102は、それぞれが2つのRAN204cおよび204dの一部である2つの異なる基地局214cおよび214dと通信している。RAN204cおよびコアネットワーク106cは、EPS通信システムであり、RAN204dおよびコアネットワーク106dは、UMTS/GPRS通信システムである。2つのRAN204cおよび204dは、WRTU102と2つの基地局214aおよび214bとの間の通信の調整を支援するために互いに通信する(222)。通信220は、RAN204c、204d内の互いに通信する異なるエンティティを含む。2つの基地局214c、214dおよび2つのコアネットワーク206c、206dは、図1に関して示された通りである。
基地局214a、214b、214c、および214dによって提供されるセル(図示せず)は、プライマリセル(Pセル)またはセカンダリセル(Sセル)であり、セルは、PセルかまたはSセルかのどちらかであるとき、サービングセルと見なされる。Pセル、Sセル、およびサービングセルについては、以下でさらに検討される。
コンポーネントキャリア(CC)は、WTRU102がエアーインターフェース216を動作させる周波数を含む。エアーインターフェース216は、1または複数の物理チャネルを含む。例えば、WTRU102は、エアーインターフェース216を構成する複数のDL物理チャネルを含むダウンリンク(DL)CC上の送信を受信する。別の例として、WTRU102は、エアーインターフェース216を構成する複数のUL物理チャネルを含むUL CC上の送信を実行する。
例えば、LTEに関して、DL物理チャネルは、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)、物理データ制御チャネル(PDCCH)、物理マルチキャストデータチャネル(PMCH)、および物理データ共有チャネル(PDSCH)を含む。PCFICH上で、WTRU102は、DL CCの制御領域のサイズを示す制御データを受信する。PHICH上で、WTRU102は、前のアップリンクの送信に関するHARQ肯定応答(ACK)/否定応答(NACK)フィードバックを示す制御データを受信する。PDCCH上で、WTRU102は、DLリソースおよびULリソースのスケジューリングを目的として使用されるDL制御情報(DCI)メッセージを受信する。PDSCH上で、WTRU102は、ユーザデータおよび/または制御データを受信する。例えば、WTRU102は、UL CC上で送信する。
LTEに関して、UL物理チャネルは、物理UL制御チャネル(PUCCH)および物理UL共有チャネル(PUSCH)を含む。PUSCH上で、WTRU102は、ユーザデータおよび/または制御データを送信する。PUCCH上、および場合によってPUSCH上で、WTRU102は、UL制御情報を送信する。例えば、WTRU102は、チャネル品質インジケータ(CQI)/プリコーディング行列インジケータ(PMI)/ランクインジケータ(RI)またはスケジューリング要求(SR)および/またはHARQ ACK/NACKフィードバックを送信する。UL CC上で、WTRU102は、サウンディングおよび基準信号(SRS)を送信するための専用リソースも割り当てられる。
例えば、HSDPAに関して、共有チャネルは、ダウンリンクの送信に使用される、すなわち、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)である。HS−DSCHは、WTRU102が、専用トランスポートチャネル(DTCH)、専用制御チャネル(以降DCCH)、共通制御チャネル(CCCH)、または場合によってはさらにブロードキャスト制御チャネル(BCCH)などの論理チャネルからのユーザデータおよび/または制御シグナリングを受信するトランスポートチャネルである。WTRU102は、高速DL共有チャネル(HS−PDSCH)上でHS−DSCHを受信する。WTRU102は、高速共有制御チャネル(HS−SCCH)上で、HS−PDSCHのスケジューリングのためのDL制御シグナリング(例えば、チャネライゼーション符号、変調方式、およびトランスポートブロックサイズを含むトランスポートフォーマット)と、例えば、間欠受信(DRX)/間欠送信(DTX)のアクティブ化/無効化のためのその他のタイプの制御シグナリング、および/または追加のHSPAセルに関するアクティブ化/無効化コマンドとを受信する。WTRU102は、それぞれの構成されたHS−DSCHについて1つずつ、高速専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)上で、HS−PDSCHの送信および/またはHS−SCCHの命令に関連するULフィードバック制御情報を送信し、このフィードバックは、HARQフィードバックと、CQIと、WTRU102がMIMO動作用に構成されている場合はプリコーディング制御情報(PCI)とからなる。電力制御コマンドは、DPCH上またはフラクショナルDPCH(F−DPCH)上でWTRU102によって受信される。HS−SCCHおよびHS−DPSCHに関するソフトハンドオーバは存在しない。
例えば、HSUPAに関して、高速なスケジューリングおよびソフトコンバイニングのための高速なHARQがサポートされ、拡張専用チャネル(E−DCH)が使用される。HSUPAに関しては、ソフトハンドオーバがサポートされる。E−DCHは、専用物理データチャネル(E−DPDCH)にマッピングされる。各無線リンクにはE−DPDCHが存在しないか、1つのE−DPDCHが存在するか、または複数のE−DPDCHが存在する。WTRU102は、E−DCH専用物理制御チャネル(E−DPCCH)上でE−DCHに関連する制御情報を送信する。各無線リンク上に1つのE−DPCCHが存在する。ULの送信のために必要とされる専用物理ダウンリンクチャネルは、F−DPCH、E−DCH相対許可チャネル(E−RGCH)、E−DCH絶対許可チャネル(E−AGCH)、およびE−DCH HARQインジケータチャネル(E−HICH)である。WTRU102は、DPCHまたはフラクショナルDPCH上で電力制御コマンドを受信する。WTRU102は、それぞれのサービング無線リンクおよび非サービング無線リンクに関して上位レイヤのシグナリングによって構成された関連するE−RGCH上でサービング無線リンクおよび非サービング無線リンクからUL相対許可を受信する。WTRU102は、上位レイヤのシグナリングによって構成されたE−AGCH上でサービングE−DCHセルからE−DCHに関する絶対許可を受信する。WTRUは、E−HICH上でHARQ ACK/NACKフィードバックを受信する。
セルは、DL CC上でブロードキャストされるか、または場合によってはコアネットワーク206からの専用構成シグナリングを使用するかのどちらかでWTRU102によって受信されるシステム情報(SI)に基づいてUL CCにリンクされるDL CCを介して情報を送信する。例えば、DL CC上でブロードキャストされるとき、WTRU102は、(例えば、LTEのRRC_IDLEのときまたはWCDMAのアイドル/CELL_FACHのとき、すなわち、WTRU102がまだネットワークへの無線リソース接続をしていないとき)リンクされたUL CCのアップリンク周波数および帯域幅をシステム情報要素の一部として受信する。
プライマリセル(Pセル)は、WTRU102が通信システムへの最初のアクセスを実行する、例えば、最初の接続確立手順を実行するかもしくは接続再確立手順を開始するかのどちらかのプライマリ周波数で動作するセル、またはハンドオーバ手順でPセルとして示されたセルを含む。セルは、周波数が無線リソース接続(RRC)構成手順の一部として示された結果としてPセルと見なされる。一部の機能は、Pセル上でのみサポートされる。例えば、PセルのUL CCは、物理アップリンク制御チャネルのリソースが所与のWTRU102に関するすべてのHARQ ACK/NACKフィードバックを運ぶように構成されるCCに対応する。
例えば、LTEにおいて、WTRU102は、Pセルを使用して、セキュリティ機能に関するパラメータと、非アクセスシステム(NAS)のモビリティ情報などの上位レイヤのシステム情報に関するパラメータとを導出する。PセルのDL上でのみサポートされるその他の機能は、ブロードキャストチャネル(BCCH)上のシステム情報(SI)取得および変更監視手順と、ページングとを含む。加えて、WCDMAにおいて、Pセルは、LTEに関して上述されたPセルと同様である。
セカンダリセル(Sセル)は、無線リソース制御接続(RRC)が確立されると構成され、追加的な無線リソースを提供するために使用されるセカンダリ周波数上で動作するセルを含む。SセルがWTRU102の構成に追加されるとき、関係のあるSセルでの動作に関連するシステム情報が、通常、専用シグナリングを使用して提供される。パラメータはシステム情報(SI)のシグナリングを使用してSセルのダウンリンク上でブロードキャストされる値とは異なる値を有するが、この情報は、本明細書においては、この情報を取得するためにWTRU102によって使用される方法とは無関係に関係のあるSセルのSIと呼ばれる。
PセルのDLおよびPセルのULは、それぞれ、PセルのDL CCおよびUL CCに対応する。SセルのDLおよびSセルのULは、それぞれ、SセルのDL CCおよびUL CCに対応する。サービングセルは、PセルかまたはSセルかのどちらかである。
WTRU102は、PセルのDL、PセルのUL、SセルのDL、およびSセルのULのうちの1または複数を用いて構成される。
マルチRATアクセス(MRA)を使用するWTRU102は、DL CCおよびUL CCのために第1のRATを用いる少なくとも1つのCCと、DL CCまたはUL CCのうちの少なくとも1つのための第2のRATの少なくとも1つのCCとによって動作するように構成された任意のマルチモードWTRU102を含む。加えて、WTRU102は、異なるコンポーネントキャリア上で時間的に同時かまたはほぼ同時かのどちらかで動作する。実施形態において、MRA WTRU102は、2つ以上のRATが同じ周波数帯域上でシーケンシャルに動作するようにして動作する。
例において、UTRAN/GERAN、UMTS/HSPA、UTRAN、UMTS、HSPA、およびGPRS/UMTS/HSPAは、交換可能なように使用される。例において、LTE、EPS、およびEUTRANは、交換可能なように使用される。
図3A、3B、3C、3D、3E、3F、3G、3H、および3Iは、WTRUの例に従うMRA動作を容易化するための異なるネットワークアーキテクチャを概略的に示す。図3Aは、既存のアーキテクチャ310を概略的に示す。
図3Bは、本明細書において開示されるWTRUの例に従うMRA動作を容易化するネットワークアーキテクチャ320の例を概略的に示す。図3Bに示されるのは、3つの新しいインターフェースS5/Gn322、324 Iur/Iub/X2、およびS1−MME/Iu−CP326を用いるアーキテクチャ310である。S5/Gn322は、PGWとRNCとの間の新しい直接的なインターフェースである。S5/Gn322は、S5インターフェース、S12インターフェース、もしくはGnインターフェース、または本明細書において開示されるWTRUのMRA動作を容易化するためのそれらのインターフェースの任意の組み合わせと同様である。S1−MME/Iu−CP326は、SGSNとeNBとの間の直接的なインターフェースである。S1−MME/Iu−CP326は、S1−MMEインターフェース、S1−U、Iu−CPインターフェース、もしくはIu−UP、または本明細書において開示されるWTRUのMRA動作を容易化するためのそれらのインターフェースの任意の組み合わせと同様である。Iur/Iub/X2 324は、RNCとeNBとの間のインターフェースである。Iur/Iub/X2 324は、Iurインターフェース、Iubインターフェース、もしくはX2インターフェース、または本明細書において開示されるWTRUのMRA動作を容易化するためのそれらのインターフェースの任意の組み合わせと同様である。例えば、1つのNASエンティティおよび2つのRRCエンティティを有する例示的なWTRUに関して、PSトラフィックの分割がSGSNにおいて(またはGGSNにおいて)行われ、SGSN(またはGGSN)は、WTRUに宛てられたデータパケットを、RNCを通じてルーティングすべきか、またはeNBを通じてルーティングすべきか、またはRNCとeNBとの両方を通じてルーティングすべきかを決定する。別の例として、1つのNASエンティティおよび2つのRRCエンティティを有するWTRUに関して、トラフィックの分割がPGWにおいて(またはSGWにおいて)行われ、PGW(またはSGW)は、データパケットを、eNBを通じてか、RNCを通じてか、またはRNCとeNBとの両方を通じてかのいずれかでルーティングすると決定する。
図3C、3D、および3Eは、例に従う図3Bの異なる例である。
図3Fは、SGWとノードBとの間の新しい直接的なインターフェース、およびeNBとノードBとの間の新しい直接的なインターフェースが存在する別のネットワークアーキテクチャのオプションである。例えば、1つの単一のNAS制御エンティティおよび2つのRRC制御エンティティを有するWTRUの場合、UEに宛てられたトラフィックがSGWにおいて分割され、SGWは、データパケットをeNBを通じてか、またはノードBを通じてか、またはeNBとノードBとの両方を通じてかのいずれかでルーティングすると決定する。さらに、eNBは、UEに宛てられたデータパケットの一部またはすべてを、Uuインターフェース上でUEに直接送信する代わりにノードBを介してルーティングすると決定する。同様に、ノードBは、UEに宛てられたデータパケットの一部またはすべてを、Uuインターフェース上でUEに直接送信する代わりにeNBを介してルーティングすると決定する。
図3G、3H、および3Iは、例えば、コアネットワークの構成が異なる、1つの単一のNAS制御エンティティおよび2つのRRC制御エンティティを有するWTRUの場合、RNCにおけるノードBおよびeノードBに向けたトラフィックの分割、または、RNCにおけるeノードBおよびノードBからのトラフィックアグリゲーションを示す。図3G、3H、および3Iにおいて、線は、制御経路またはユーザデータ経路およびその他のプロトコルのうちの1または複数を示す。
図4は、WTRU102、RAN104、およびCN106、通信インターフェース414、通信インターフェース416、非アクセス層(NAS)プロトコル通信434、無線プロトコル通信418、およびS1プロトコル通信422を概略的に示す。WTRU102と、RAN104と、CN106との間で通信するために使用されるプロトコルは、2つのタイプ、すなわち、無線プロトコル408およびS1プロトコル412を含むアクセス層(AS)プロトコル404と、NASプロトコル420とに分類され、また、無線プロトコル、非アクセスプロトコル(NAS)、アクセスステータス(AS)プロトコルがある。WTRU102は、RRC、PDCP、PHY、RLC、およびMACを含む無線プロトコル408を使用して、RAN104と無線プロトコル通信418上で通信する。RAN104は、Iuh、Iu、およびS1を含むS1プロトコルを使用して、S1プロトコル通信422上でCN106と通信する。
WTRU102およびRAN104は、CM、MM、GMM、SM、EMM、およびESMを含むNASプロトコル420を使用して、NASプロトコル通信434上で互いに通信する。通信インジケータ432は、NASプロトコルに関するWTRU102とCN106との間の実際のメッセージが配信のためにアクセス層404を実際に通ることを示す。
NAS420レイヤは、CN106とWTRU102との間、またはWTRU102とCN106との間の、シグナリングおよびトラフィックをサポートする。NASプロトコルは、以下、すなわち、接続管理(CM)、モビリティ管理(MM)、汎用パケット無線サービス(GPRS)モビリティ管理(GMM)、セッション管理(SM)、進化型パケットシステム(EPS)モビリティ管理(EMM)、およびEPSシステムセッション管理(ESM)、加入管理、セキュリティ管理、ならびに課金を含む。
図5A、5B、5C、および5Dは、異なる数のNASエンティティおよび異なる数のRRCエンティティを有するMRA WTRUの異なる例を概略的に示す。図5Aは、MRA WTRU502a、NASエンティティ534a、RRC508aエンティティ、エアーインターフェース516、517、RAN504、505、コアネットワーク506、507、およびPDNネットワーク509を概略的に示す。MRA WTRU502aは、2つのRAN504、505を介して2つのコアネットワーク506、507にアタッチされ、MRA WTRU502aは、コアネットワーク506、507の一方または両方を介してPDN509に接続される。コアネットワーク506、507のそれぞれは、NASエンティティ512a、513aをそれぞれ有する。NASエンティティ512a、513aは、コアネットワーク506、507を構成するさまざまなネットワークコンポーネントに存在する2つ以上のエンティティを含む。
単一のNASエンティティ534aが、MRA WTRU502aとコアネットワーク506のNAS512エンティティとコアネットワーク507のNASエンティティ513との間のNASレイヤプロトコル402を制御する。MRA WTRU502aは、PDN509に接続される。接続からPDN509へのデータトラフィックは、コアネットワーク506、507のどちらかまたは両方を通じてルーティングされる。NASエンティティ534aは、NASエンティティ512とNASエンティティ513との間のプロトコルを管理する。
RRC508aは、RAN504、505の対応するRRCによって管理される1または複数のRATを制御するエンティティである。例えば、RRC508aは、MRA WTRU502aとRAN504のRRC524との間の接続、およびMRA WTRU502aとRAN505のRRC525との間の接続を制御する。例えば、MRA WTRU502aは、LTEが展開される少なくとも1つの周波数上のエアーインターフェース517のRRC525を管理し、HSPAのために使用される少なくとも1つの周波数上のエアーインターフェース516上のRRC524を同時に管理する単一のRRC508aを使用する。実施形態において、RRC508aは、RAN504、505のそれぞれに対してRRCインスタンスを使用することによってMRA WTRU502aと1または複数のRAN504、505との間の1または複数のRRC接続を制御する。
図5Bは、MRA WTRU502b、NASエンティティ534b、および2つのRRCエンティティ508b、509b、エアーインターフェース516、517、RAN504、505、コアネットワーク506、507、およびPDNネットワーク509を概略的に示す。RRC508b、509bは、RAN504、505の対応するRRCによって管理される1または複数のRATを制御するエンティティである。MRA WTRU502bは、RAT毎に1つのRRC508b、509bと、1または複数のコアネットワーク506、507に対して単一のNAS534bとを有する。例えば、RRC508bは、MRA WTRU502bとRAN504のRRC524との間の接続を制御し、RAN504のRATは、LTEであり、RRC509bは、MRA WTRU502bとRAN505のRRC525との間の接続を制御し、RAN505のRATは、UMTS/GPRSの一部である。
図5Cは、MRA WTRU502c、NASエンティティ534c、535c、およびRRC508c、エアーインターフェース516、517、RAN504、505、コアネットワーク506、507、およびPDNネットワーク509を概略的に示す。RRC508cは、RAN504、505の対応するRRCによって管理される1または複数のRATを制御するエンティティである。
NASエンティティ534c、535cは、NASレイヤプロトコル402を制御するエンティティである。単一のNASエンティティ534が、MRA WTRU502cと単一のコアネットワーク506、507のNASエンティティとの間のNASレイヤプロトコル402を制御する。例えば、NAS534cが、MRA WTRU502cとコアネットワーク506のNAS512との間のNASプロトコルを管理し、NAS535cが、MRA WTRU502cとコアネットワーク507のNAS513との間のNASプロトコルを管理する。MRA WTRU502cは、3つ以上のNASエンティティ534c、535cを有し、各NASエンティティ534c、535cが、MRA WTRU502cとコアネットワーク506、507との間のNASレイヤプロトコル402を管理する。NASエンティティ534c、535cは、接続540を介して互いに通信して、異なるコアネットワーク506、507への複数の接続を管理する。例えば、MRA WTRU502cは、PDN509に接続される。接続からPDN509へのデータトラフィックおよびPDN509からのデータトラフィックは、コアネットワーク506、507のどちらかまたは両方を通じてルーティングされる。NASエンティティ534cは、NAS512によるコアネットワーク506を介したPDN509へのトラフィックフローおよびPDN509からのトラフィックフローを管理する。NASエンティティ535cは、NAS513によるコアネットワーク507を介したPDN509へのトラフィックフローおよびPDN509からのトラフィックフローを管理する。NASエンティティ534c、535cは、接続540を介して互いに通信して、2つの異なるコアネットワーク506、507を介したPDN509へのトラフィックおよびPDN509からのトラフィックを調整する。例えば、NASエンティティ534c、535cは、インタラクションし、すべてのまたは特定のモビリティおよびセッション管理手順を調整する。例えば、コアネットワーク506にアタッチされ、NAS512と通信するLTE NAS535cであるNASエンティティ534cによるIPアドレス/ベアラのアクティブ化/修正/無効化が、UMTS/GPRSシステムの一部であり、コアネットワーク507にアタッチされ、NAS513と通信する、NASエンティティ535cに接続540上でシグナリングされるかまたは通信される。このようにして、すべてのNASエンティティ534c、535cが、現在のアクティブなIPアドレスおよびベアラ、またはその他のモビリティ管理パラメータおよびセキュリティパラメータで更新される。
図5Dは、MRA WTRU502d、NASエンティティ534c、535c、およびRRC接続508d、509d、エアーインターフェース516、517、RAN504、505、コアネットワーク506、507、およびPDNネットワーク509を概略的に示す。NASエンティティ534d、535dは、NASレイヤプロトコル402を制御するエンティティである。単一のNASエンティティ534が、MRA WTRU502dと単一のコアネットワーク506、507のNASエンティティとの間のNASレイヤプロトコル402を制御する。RRC508d、509dは、RAN504、505の対応するRRC524、525によって管理される1または複数のRATを制御するエンティティである。
図6は、MRA動作のためにどのセルにアクセスすべきかを決定することに関してMRA WTRU602を概略的に示す。図6に示されるのは、MRA WTRU602、ユーザ650、情報632、記憶されたデータ630、RAN604a、604b、コアネットワーク606a、606b、およびPDN609である。上で検討されたように、セルは、1または複数の基地局614a、614bによって提供される地理的領域である。
MRA WTRU602は、上述のように、単一のNASエンティティ534または複数のNASエンティティ534を用いて、単一のRRC508接続または複数のRRC508接続を用いて構成される。
MRA WTRU602は、MRA動作のためにどのセルを選択すべきかを決定するように構成される。MRA WTRU602は、MRA動作を開始すると決定する前に、またはMRA動作を開始すると決定した後に、MRA動作のためにどのセルを選択すべきかを決定する。MRA WTRU602は、MRA動作のための第1の接続を確立するための第1のRATのセルを決定し、MRA動作を確立するための第2のRATのセルを決定し、任意で、第2のRATに関する第2の接続を確立する。
MRA WTRU602は、RAN604、コアネットワーク606、PDN609、またはその他のネットワークの部分からエアーインターフェース616上で受信されるシグナリングを使用して、MRA動作のためにどのセルを選択すべきかを決定する。
MRA WTRU602は、セルが一部となっている公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)に基づいてMRA動作のためにどのセルを選択すべきかを選択する。例えば、MRA WTRU602は、ユーザ650とPLMNとの間の顧客契約の一部であるPLMNの一部であるセルのみを選択する。
MRA WTRU602は、記憶されたデータ630に基づいてMRA動作のためにどのセルを選択すべきかを選択する。記憶されたデータ630は、MRA WTRU602の取り外し不可能なメモリ130もしくは取り外し可能なメモリ132の一部としてローカルに記憶されるか、またはRAN604、コアネットワーク606、もしくはネットワークのその他の部分の一部であるデータサーバ(図示せず)などのリモートの場所に記憶されている場合にはエアーインターフェース616上でMRA WTRU602によってアクセスされる。
記憶されたデータ630は、汎用加入者識別モジュール(USIM)に関連する。記憶されたデータ630は、どのセルがMRA動作をサポートするかを示す。記憶されたデータ630は、どのPLMNがMRA動作をサポートするかを示す。記憶されたデータ630は、MRA動作をサポートするPLMNのリストと、MRA動作をサポートするエリア識別情報のリストと、MRA動作をサポートする限定グループ加入者(CSG)識別情報のリストと、MRA動作をサポートするeノードBおよびRNCの識別情報またはその他のネットワークエンティティのリストと、MRA動作をサポートするセル識別情報のリストとを含む。記憶されたデータ630は、MRA動作が異なるPLMNのセルに渡って、異なるエリア識別子のセルに渡って、異なるCSG識別子のセルに渡って、ならびに異なるeノードBおよびRNC識別情報のセルに渡って、またはその他のネットワークエンティティのセルに渡ってサポートされるか否かのインジケーションを含む。
記憶されたデータ630は、PLMN識別、エリア識別、CSG識別、eノードB/RNC識別、およびセル識別に対するRATタイプおよび/またはRATのカテゴリーのインジケーションを含む。記憶されたデータ630は、PLMN識別、エリア識別、CSG識別、eノードB/RNC識別、およびセル識別に対してMRA動作を開始および/または設定するためにセルがアクセスされるか否かのインジケーションを含む。例えば、記憶されたデータ630は、PLMN識別とともに、MRA動作が異なるPLMNのセルに渡って可能であるか否かのインジケーションを含む。別の例として、記憶されたデータ630は、PLMNによって提供されるMRAのサポートが特定のRATタイプに基づくか否かのインジケーションを含み、PLMNがどのその他のPLMNとMRA動作を行うかのインジケーションを含む。記憶されたデータ630は、PLMN識別、エリア識別、CSG識別、eノードB/RNC識別、およびセル識別に対するRATタイプを関連付ける。
MRA WTRU602は、MRA動作をサポートするセルをサーチすることによってMRA動作のためのセルを特定する。MRA WTRU602は、エアーインターフェース616上で受信された情報632に基づいて、セルがMRA動作をサポートするか否かを決定し、任意で、記憶されたデータ630をサーチに使用する。例えば、MRA WTRU602は、セルがMRA動作をサポートしないことを示す記憶されたデータ630に含まれる情報に基づいてセルを除外する。情報632は、1または複数のセルがMRA動作をサポートするか否かを示すRAN604またはコアネットワーク606からのシステム情報ブロードキャスティングである。
サーチは、MRA WTRU602が実行している初期セル選択手順の一部、またはセル再選択手順の一部である。MRA WTRU602は、MRA WTRU602がアイドルなどの特定のモードにあるときにMRA動作をサポートするセルをサーチするのみである。MRA WTRU602は、1または複数のRATに対してシーケンシャルにかまたは同時にかのどちらかでサーチを行う。MRA WTRU602は、1または複数のセルに対して逐次的にかまたは同時にかのどちらかでサーチを行う。
MRA WTRU602は、記憶されたデータ630でのサーチの結果を記憶し、記憶されたサーチ結果に基づいて、セルがMRA動作をサポートするか否かを決定する。MRA WTRU602は、MRA動作を開始しようと試みる前に2つ以上のRATタイプに関するMRA動作をサポートする少なくとも1つのセルをサーチし、発見する。MRA WTRU602は、独立してか、あるいはRAN604もしくはコアネットワーク606、またはPDN609などのその他のネットワークの部分からエアーインターフェース616上で受信される要求に基づいてか、のどちらかでMRA動作を開始しようと試みる。
MRA WTRU602は、MRA動作のための1または複数のセルを特定するためにサーチを1回または複数回繰り返す。MRA WTRU602は、MRA動作をサポートする1または複数のセルをサーチし、発見し、発見されたセルをランク付けする。例えば、セルは、記憶されたデータ630内に記憶された構成されたUSIM内に記憶されたランキングデータに従ってランク付けされる。
MRA WTRU602は、セルからのメッセージを監視し、監視されたメッセージに基づいてセルがMRA動作をサポートするか否かを決定することによって、サーチを実行する。例えば、セルから受信されるシステム情報ブロードキャスティングメッセージが、MRAインジケータを含む。その他の例において、MRA WTRU602は、セルがMRA動作をサポートするか否かを決定するために、別のMRA WTRU602およびセルへの情報632ならびに別のMRA WTRU602およびセルからの情報632を監視する。
MRA WTRU602は、セル上でMRA動作を開始しようと試みることによってサーチを実行し、セルからの応答に基づいて、セルがMRA動作をサポートするか否かを決定する。
MRA WTRU602は、記憶されたデータ630内のUSIMの構成に基づいてサーチを実行する。例えば、記憶されたデータ630は、セルの有限の組のみがサーチされるべきであること、サーチが所定の回数だけ繰り返されるべきであること、サーチとサーチの間に所定の時間が置かれるべきであること、またはサーチが所定の時間だけ実行されるべきであることを示す。別の例において、記憶されたデータ630は、MRA動作のために必要とされるセルが見つかるまでの間だけサーチが実行されるべきであることを示す。
MRA WTRU602は、第1のセル604aを介してコアネットワーク606にアタッチし、次に、別のセルがMRA動作をサポートするか否かを示すネットワークの部分と通信することによって、サーチを実行する。例えば、MRA WTRU602は、第1のRAT上の第1のセル604aを介してコアネットワーク606aのNAS612aにアタッチし、MME、SGW、PGW、SGSN、もしくはPCRF、またはその他のコアネットワーク606aのエンティティであるNASエンティティ612aから、異なるRATを用いる別のセルがMRA動作をサポートするというインジケーションを受信する。MRA WTRU602は、MRA動作をサポートしないセルを介してNAS612aにアタッチし、MRA動作をサポートするセルをサーチするのに役立つ情報632を要求するかまたは受信することによって、サーチを実行する。MRA WTRU602は、MRA動作をサポートする第1のRAT上の第1のセルを介してNAS612aにアタッチすることによってサーチを実行し、次いで、MRA動作をサポートする第2のRAT上の第2のセルをサーチする。MRA WTRU602は、たとえアタッチするときにMRA WTRU602がMRA動作を開始することを意図しないとしても、MRA動作をサポートするセルを介してアタッチすることを優先する。
MRA WTRU602は、MRA動作のサポートを示すネットワークからの情報632を受信する。情報632は、システム情報、BCCH、またはシステム情報ブロック(SIB)などのブロードキャスト信号から受信される。情報632は、NASメッセージまたはRRCメッセージなどからの専用シグナリングである。以下、すなわち、アタッチ受諾と、ベアラリソース割り当て、およびベアラリソース割り当て修正手順などのセッション管理メッセージと、デフォルト/専用ベアラアクティブ化、およびベアラコンテキスト修正などのPDN接続性要求メッセージとは、情報632を含む専用シグナリングメッセージのいくつかの例である。
情報632は、RRCConnectionReconfigurationメッセージなどのRRC624メッセージなどの専用シグナリングメッセージから受信される。専用シグナリングメッセージは、MRA動作を構成する要求である。情報632を含むメッセージのその他の例は、OMA DM、OTA、またはANDSFである。
情報632は、ページングメッセージで受信される。情報632は、PLMN識別、エリア識別、CSG識別、eノードB/RNC識別、セル識別、トラッキングエリアのセル、ルーティングエリアのセル、ロケーションエリアのセル、MME、SGSN、またはMSC/VLRなどの特定のコアネットワークノードに対するMRA動作のサポートのインジケーションを含む。例えば、情報632は、システム情報のブロードキャストがMRA WTRU602によって受信される現在のセルがMRA動作をサポートすることを示す。加えて、情報632は、MRA動作が現在のPLMNとは異なるPLMNに対してサポートされるか否かのインジケーションを含む。
情報632は、MRA WTRU602がMRA動作をサポートするセルを使用するための優先度または好ましい順番を示す。優先度または好ましい順序は、MRA動作をサポートするセルがMRA WTRU602に送信される順序によって示される。情報632は、MRA動作をサポートするセル上でMRAを使用することをMRA WTRU602が許されるか否かを示さない。MRA WTRU602は、例えば、NASプロトコル上でネットワークエンティティから来る異なる情報632で、MRA WTRU602がMRA動作をサポートするセルを使用するかどうかのインジケーションを受信する。
MRA WTRU602は、以下、すなわち、現在アタッチされているセルに対してMRAがサポートされるかどうか、現在のPLMNに対してMRAがサポートされるかどうか、近隣のセルに対してMRAがサポートされるかどうか、およびMRA動作が開示される可能性があるか否か、のうちの1または複数をユーザ650に対して表示する。MRA WTRU602は、ユーザ650がMRA WTRU602のMRA動作をオンまたはオフすることを可能にするインターフェースをユーザ650に提供する。MRA WTRU602は、ユーザがMRA WTRU602がMRA動作をサポートするセルをサーチすることをオンまたはオフすることを可能にするインターフェースをユーザ650に提供する。MRA WTRU602は、一部のモビリティポリシー(mobility policy)を適用するために、MRA動作がサポートされるか否かのインジケーションを必要とするANDSFクライアントなどの上位レイヤにMRA動作に関連する情報を提供する。
MRA WTRU602は、自律的にMRA動作を要求するか、またはMRA動作に入る要求をネットワークエンティティから受信することに応じてMRA WTRU602がMRA動作を開始するか、のどちらかである。例えば、MRA WTRU602は、APNへの接続を要求し、次いで、APNがMRA動作を開始し、MRA WTRU602がMRA動作に入ることを要求する。その他の例は、MRA WTRU602が特定のQoS、IPアドレス、またはCS通話、SMS、もしくはSSなどのサービスを要求することを含み、これらの場合のそれぞれで、ネットワークエンティティは、MRA WTRU602がMRA動作に入るべきであると決定する。
MRA WTRU602は、2つ以上の異なるRATに関するMRA動作をサポートする1または複数のセルを特定した後、MRA動作に入ると決定する。MRA WTRU602は、以下、すなわち、1または複数のセルが同じPLMNである場合、1または複数のセルのPLMNがRATに固有である場合、1または複数のセルに関するCSG識別がMRAのサポートを示す場合、1または複数のセルが異なるPLMNであるが、異なるPLMNがMRAのPLMN間のサポートをサポートする場合のいずれかに基づいてMRA動作に入ると決定する。
MRA WTRU602は、構成である記憶されたデータ630内のデータに基づいてMRA動作を開始する。MRA WTRU602は、以下のうちの1または複数に基づいてMRA動作を開始する、つまり、常に要求MRA動作を開始し、MRA WTRU602が最後に使用されたときにMRA動作中であったことに基づいてMRA動作を開始し、ユーザ650がMRA動作を要求することに応答してMRA動作を開始し、ユーザ650がMRA WTRU602の構成を変更することに応答してMRA動作を開始し、ユーザ650の動作を満足することに応答して新しいサービスが開始されることに応じてMRA動作を開始する。
MRA WTRU602がMRA動作を開始するが、ネットワークエンティティがMRA動作を拒否する。例えば、HSSエンティティが、コアネットワーク606におけるMRA WTRU602に関連する加入情報に基づいてMRA動作を拒絶する。MRA WTRU602は、以下、すなわち、第2のRATを示す第1のRATへのアタッチ手順において、モビリティまたはセッション管理などの専用NAS手順、追加の無線ベアラリソースを要求するとき、および音声サービスなどのサービスを要求し、第1のRATがCS音声サービスをサポートしないときのうちの1または複数に応じてMRA動作を開始する。
MRA WTRU602は、RRCに基づく要求の間にMRA動作を開始する。例えば、MRA WTRU602は、第1のRAT上でのRRC接続確立手順の間に第2のRATに関するMRA動作のネットワークへの要求を開始する。例えば、MRA WTRU602の上位レイヤが、NASメッセージが第2のRAT(例えば、DedicatedInfoNASOtherRAT情報要素)に関連するコアネットワークエンティティに向けたMRAコンテナを含むように、MRAに関連するメッセージのルーティングを要求する。
例えば、MRA WTRU602は、例えば、初期コンテキスト設定/RABおよび/または設定/RAB修正がRRC接続の再構成につながるときに、MRA動作の設定を要求するRRCメッセージをトリガーするデフォルトおよび専用ベアラの確立を要求する。
MRA WTRU602は、既存のRRCおよび/またはNAS接続上でMRA動作の要求を送信する。WTRUは、MRAの要求を送信したとき、第2のRATのセルにおけるページングを監視する。ページングが第2のRATのセルから受信されるとき、MRA WTRU602は、関係のあるセルの無線リソースを使用するMRA動作のために第2のRATへの最初のアクセスを開始する。一例において、第2のRATからのページング要求は、CS音声サービスのためのものである。
図7は、MRA動作を開始するためのネットワークからのメッセージを受信するWTRU602を概略的に示す。図7は、MRA WTRU602、AS604、およびNAS606を示す。AS604は、メッセージが、図4に関連して検討されたASレイヤプロトコル404を使用してネットワークエンティティから生じていることを表す。NAS606は、メッセージが、図4に関連して検討されたNASレイヤプロトコル406を使用してネットワークエンティティから生じていることを表す。
MRA WTRU602は、MRA動作を開始するためのネットワークからのメッセージ702、703を受信することに応答してMRA動作を開始する(705)。ネットワークからのメッセージ702、703は、MRA WTRU602からネットワークに送信されるメッセージ701に応答するものである。ネットワークからのメッセージは、AS604レイヤプロトコルかまたはNAS606レイヤプロトコルかのどちらかを使用するエンティティからのものである。
例えば、MRA WTRU602が、メッセージ701によって第1のRATのセルを介してコアネットワークにアタッチしており、そのとき、ネットワークは、MRA WTRU603が第2のRAT上でMRA動作を開始することを要求するNASに基づくメッセージ702を送信する。NASに基づくメッセージ702は、モビリティ管理またはセッション管理に関連するコアネットワーク606エンティティからのものである。コアネットワーク606エンティティは、メッセージ701を受信済みである。そして、MRA WTRU602は、NASに基づくメッセージ702に応答してMRA動作を開始する(704)。
別の例として、MRA WTRU602は、第1のRATのセルに関するRRC接続確立または再構成手順中であり、メッセージ701は、確立または再構成手順の一部であり、そのとき、ネットワークは、MRA WTRU603が第2のRAT上でMRA動作を開始することを要求するASに基づくメッセージ703を送信する。そして、MRA WTRU602は、メッセージ703に応答してMRA動作を開始する(704)。
別の例として、MRA WTRU602は、ネットワークに登録しており、MRA WTRU603がMRA動作をサポートすることを既に示してある。MRA WTRU603は、MRA動作のための構成、またはMRA動作がサポートされるというネットワークからのインジケーションを既に受信している。そのとき、ネットワークは、MRA動作に入ることをMRA WTRU603に示すページングメッセージであるASに基づくメッセージ703を送信する。そして、MRA WTRU602は、メッセージ703に応答してMRA動作を開始する(704)。
別の例として、MRA WTRU602は、ネットワークに登録しており、MRA WTRU602がMRA動作をサポートすることを既に示している。そのとき、ネットワークは、MRA動作に入ることをMRA WTRU602に示すページングメッセージであるASに基づくメッセージ703を送信する。ページングメッセージは、NAS606プロトコル上でネットワークエンティティから既に発せられている。そして、MRA WTRU602は、メッセージ703に応答してMRA動作を開始する(704)。
別の例において、MRA WTRU603は、第1のRATのセルにおいてページングメッセージ703であるASに基づくメッセージ703を受信する。MRA WTRU602は、ページングメッセージ703を受信するとき、コアネットワーク606に登録され、MRA WTRU602がMRA動作をサポートすることを既に示している。MRA WTRU603は、アクティブなRRC接続を持たない。そして、MRA WTRU602は、メッセージ703に応答して第1のセルにおいてMRA動作を開始する(704)。
別の例において、MRA WTRU603は、第2のRATのセルにおいてページングメッセージ703であるASに基づくメッセージ703を受信する。MRA WTRU602は、ページングメッセージ703を受信するとき、少なくとも第1のRATに接続されるか、またはMRA WTRU602は、第1のRATにおいてページングメッセージ703を既に受信しているが、第1のRATにまだ接続していない。そして、MRA WTRU602は、メッセージ703に応答して第2のセルにおいてMRA動作を開始する(704)。
別の例として、MRA WTRU602は、例えば、EUTRAセルかまたはUTRAN/GPRSセルかのどちらかを使用する確立されたRRC接続を有する。メッセージ701は、RRC接続の確立の一部である。MRA WTRU602は、eノードBもしくはノードBまたはRNCなどのRANエンティティによって開始されるASに基づくメッセージ703を受信する。そして、MRA WTRU602は、メッセージ703に応答して第2のセルにおいてMRA動作を開始する(704)。
別の例として、MRA WTRU602は、例えば、MRA WTRU602の機能情報の交換の一部としてMRA動作のサポートを示す。メッセージ701は、MRAのサポートのインジケーションの一部である。MRA WTRU602は、eノードBもしくはノードBまたはRNCなどのRANエンティティによって開始されるASに基づくメッセージ703を受信する。そして、MRA WTRU602は、メッセージ703に応答して第2のセルにおいてMRA動作を開始する(704)。
別の例として、MRA WTRU602は、RRC接続を要求し、確立理由をある値に設定する。例えば、MRA動作の要求を示すために新しい確立理由が定義される。この確立理由は、MRA動作を開始するための上位レイヤのトリガーの結果として上位レイヤ(例えば、NAS)によって与えられる。メッセージ701は、RRC接続の要求の一部である。MRA WTRU602は、eノードBもしくはノードBまたはRNCなどのRANエンティティによって開始されるASに基づくメッセージ703を受信する。そして、MRA WTRU602は、メッセージ703に応答して第2のセルにおいてMRA動作を開始する(704)。
別の例として、MRA WTRU602は、「モバイル発信(MO)CS通話」、「モバイル終端(MT)CS通話」、「継続中のパケット交換(PS)をともなうMO CS通話」、または「継続中のPSをともなうMT CS通話」として確立理由を送信する。メッセージ701は、確立理由の送信の一部である。MRA WTRU602は、eノードBもしくはノードBまたはRNCなどのRANエンティティによって開始されるASに基づくメッセージ703を受信する。そして、MRA WTRU602は、メッセージ703に応答して第2のセルにおいてMRA動作を開始する(704)。
例において、MRA WTRU602は、第2のRATを用いる第2のセルにキャンプ(camp)しており、第2のRATからのページングメッセージ703としてASに基づくメッセージ703を受信する。例えば、MRA WTRU602は、第1のRATに接続される。そのとき、MRA WTRU602は、メッセージ703に応答して第2のセルにおいてMRA動作を開始して(704)、第2のRATへの接続を開始する。例において、MRA WTRU602は、接続がMRA WTRU602に対して良好であるに違いないことを示す測定レポートを有するセルなどの、第2のRATのための異なるセルに移動するためのハンドオーバ要求を受信する。
メッセージ702もしくはメッセージ703の一部として、または別のメッセージとして、MRA WTRU602は、WTRUが現在接続されていない第2のRATに関する周波数に関連する(例えば、RAT間)測定値を含むRRC構成を受信する。例において、測定レポートが、禁止タイマーに関連付けられる。例えば、関係のあるイベントによってトリガーされる測定レポートがタイマーを開始し、タイマーが動いている間、MRA WTRU602は、関係のあるイベントに関するさらなる測定レポートをトリガーすることを許されない。例において、測定レポートは、その適用可能性を制限するための何らかの規則に関連付けられ、例えば、それは、MRA WTRU602がアクティブにスケジューリングされる期間中にのみ測定レポートをトリガーする。例えば、LTEのeノードBが、UTRAの周波数に関するRAT間測定を構成する。
例において、メッセージ702またはメッセージ703の一部として、MRA WTRU602は、第2のRATの周波数上のMRA動作をサポートするセルの近さを検出する手順に関する構成を受信する。
例において、MRA WTRU602は、メッセージ702、703を受信する前かまたは後かのどちらかに、第2のRATのセルに関して測定された無線リンク品質がMRA動作に好適であることを示す測定レポートを送信する。例において、MRA WTRU602は、第2のRATのセルがMRA動作に好適であると決定した場合に測定レポートを送信するのみである。
例において、eノードBもしくはノードBまたはRNCなどのRANエンティティは、MRA WTRU602がMRA動作を開始すべきであると決定し、RANエンティティは、MRA動作、例えばMMEおよび/またはSGSNのためのコアネットワークの関連付けを開始し、および/または要求する。コアネットワークの関連付けは、本明細書において説明される原理に従って実行される。したがって、たとえASプロトコルの一部であるエンティティが、MRA WTRU602がMRAを開始すべきであると決定するとしても、MRA WTRU602によって受信されるメッセージはNASに基づくメッセージ702である。
例において、メッセージ704の後、MRA WTRU602は、NASエンティティまたはRRCエンティティによってMRA動作のために構成される。例えば、以下で説明される複合アタッチ手順が使用される。
WTRUは、MRA動作をサポートする少なくとも1つの好適なEUTRANセルと、さらに場合によっては少なくとも1つの好適なUTRANセルの候補とを特定する。
図8は、eUTRA(LTE)RATに関する例示的な複合アタッチ手順800のフロー図である。WTRU802は、本明細書において開示される理由のいずれかに基づいて複合アタッチ手順を開始する。
図8の850において、WTRU802が、(MRAに対応した)EUTRANセルを使用して2つ以上のRAT(例えば、EUTRANおよびUTRAN/GERAN)上のMRA動作のためにWTRU802を登録するためのアタッチ要求メッセージを送信する。
MRAのためのアタッチ要求に関する新しいアタッチタイプが、標準的なアタッチタイプに追加される。新しいアタッチタイプは、以下、すなわち、GPRSをともなう複合EPS/国際移動体加入者識別番号(IMSI)(つまり、LTE PSおよびUTRAN/GERAN PS/CSへの登録)のためのタイプ1)、例えば、「複合EPS/GPRS/IMSIアタッチ」タイプ、または、複合EPSおよびGPRS(つまり、LTE PSおよびUTRAN/GERAN PSへの登録)のためのタイプ2)、例えば、「複合EPS/GPRSアタッチ」タイプのうちの一方または両方を含む。
WTRU802は、例えば、MRA動作のためのアタッチ要求で上記タイプのうちの1つを使用して、例えば、UTRAN PSおよびLTE PSのためにGPRS/EPSを使用するか、またはUTRAN PS/CSおよびLTE PSのためにGPRS/IMSI/EPSを使用する、所望のトラフィックのタイプのドメインの両方のRATネットワークにアタッチできることをネットワークに示す。タイプ情報要素のさらなる例については図23を参照されたい。
加えて、異なるRATの選択されたセルが異なるCSGおよび/またはPLMNに関連する場合、例えば、EUTRANセルのPLMNがUTRANセルのPLMNと異なる場合、WTRU802は、アタッチ要求メッセージにUTRANのPLMN識別をさらに含める。
例において、WTRU802は、例えば、PLMNのサーチにより導出され、おそらくは他方のRATに関してWTRU802が見ることができるすべてのPLMNを列挙する他方のRATからのPLMN識別のリストをアタッチ要求メッセージ850に含める。例において、WTRU802は、他方のRATに関するPLMNを選択し、選択をMMEに伝える。例において、WTRU802は、他方のRATに関するPLMNの優先順位のリストを提供し、優先順位が付けられたリストをMMEに与える。そのとき、MMEは、優先順位が付けられたリストに基づいてMSC/VLRを選択し、アタッチが失敗する場合は、アタッチを試みるために、優先順位が付けられたリストに基づいて別のMSC/VLRを選択する。
図8の852において、EUTRANおよびWTRU802の認証およびキー合意手順が、MMEと、HSS/HLRと、WTRU802との間で実行される。アタッチするWTRU802が、完全に認証される。
図8の854において、MMEとWTRU802との間の相互ルートキー(mutual root key)KASMEが、EUTRANのNASおよびASのための後続のセキュリティキーがLTE RAT上の動作のためにWTRU802およびMMEにおいてKASMEから別々に導出されるように合意される。
図8の856において、WTRU802が、EUTRANにアタッチする。例においては、アタッチ手順856が、以下のように実行される。WTRU802が前に適切にデタッチせずに同じMME806に再アタッチする場合に起こる、WTRU802に関してMME806にアクティブなベアラコンテキストが存在する場合、MME806は、これらのベアラコンテキストを削除するようにSGW808、PGW812、およびPCRF(図示せず)に指示する。MME806は、HSS814に対する位置更新手順を開始し、この位置更新手順の結果、古いMME806からMM(モビリティ管理)およびベアラコンテキストが削除され、必要に応じて、SGW808、PGW812、およびPCRFからこのWTRU802のあらゆるアクティブなベアラが削除される。MME806は、SGW806(サービングGW)、PGW812(パケットデータネットワークGW)、およびPCRFに対して、アタッチ要求メッセージの内容によって必要とされる新しいベアラコンテキストのアクティブ化を開始する。
MME806は、WTRU802が現在そのサービスを受けているHSS814を更新し、HSS814からWTRU802の加入者情報を取得する。次いで、MME806は、IPアドレスの割り当てがLTEにおけるアタッチ手順の一部として発生するので、SGW808またはPGW812へのWTRU802のPDN接続を生成する。
アタッチタイプがIMSIアタッチを含む場合、MME806は、(例えば、LTEアタッチ要求メッセージに含まれるTAIから変換することによって)WTRU802にLAIを割り当てる。選択されたPLMN IDが、MSC/VLR.810に送信される新しいLAIに含まれる。CSドメインで複数のPLMNが利用可能である場合、MME806は、WTRU802から受信された選択されたPLMN情報、現在のTAI、古いLAI、およびCSドメインのための好ましいRATに関するオペレータの選択ポリシーに基づいて、CSドメインのためのPLMNの選択を実行する。
図8の858において、次に、MME806が、位置更新要求(新しいLAI、IMSI、MME名、位置更新タイプ、およびMRA動作のインジケーション)メッセージをMSC/VLR810に送信して、アタッチするWTRU802のためのCSサービスのためにMSC810を準備する。MSC/VLR810は、MME806の名前を記憶することによってMME806との関連付けを生成する。VLR810は、WTRU802を、LAに対するその地域加入またはアクセス制限に関して調べる。MME806は、WTRU802から受信される選択されたPLMNおよびWTRU802からのPLMNポリシーに基づいて、位置更新要求を送信すべきMSC810を選択する。
図8の860において、MSC810が、HLR/HSS814とのCSドメインの位置更新手順を実行する。図8の862において、次に、MSC/VLR810が、(VLR810にWTRU802がUTRAN CSドメインで、つまり、MRAモードで動作するためのTMSIが割り振られるようにして)位置更新受諾メッセージでMME806に応答する。任意で、MSC/VLR810は、MME806を介してCSサービスのためのIMSIアタッチを受け付けるが、MRAのためのIMSIアタッチは受け付けない。MSC/VLR810は、例えば、HSS814からの加入情報に基づいてMRAを受け付けない。したがって、MME806に返される位置更新受諾メッセージ862は、IMSIアタッチがMRAのためのものであるのか、またはCSFBもしくはSMSのみなどの現在のCSサービスのためのものであるのかを示す。この情報も、アタッチ受諾メッセージでWTRU802に渡される。
位置更新受諾メッセージ862ではなく、MSC/VLR810が、位置更新拒否をMME806に送信する場合、MME806は、WTRU802から受信されたCSドメインのためのPLMNのリストに基づいて別のMSC/VLR810を選択する。利用可能な別のMSC/VLR810が存在しない。そのとき、MME806は、以下のように位置更新手順を実行する。
拒否コードが「選択されたPLMNでローミングが許可されていない」である場合、MME806は、CSドメインのための別のPLMNでMSC/VLR810を再選択し、選択されたPLMNのLAIを割り当て、図8の856で規定されたようにLAIから新しいMSC/VLR810を導出し、新しいMSC/VLR810と位置更新手順を再度実行する。
拒否コードが「選択されたロケーションエリアでアクセスが許可されていない」である場合、MME806は、他方のRAT(すなわち、GERANまたはUTRAN)の別のLAIを割り当て、LAIから新しいMSC/VLR810を導出し、新しいMSC/VLR810と位置更新を再度実行する。代替的に、MME806は、いかなるLAIの割り当ても行わずに別のMSC/VLR810を選択する。
アタッチタイプがUTRAN PSのためのGPRSアタッチを含み、PSドメインで複数のPLMNが利用可能である場合、MME806は、WTRU802から受信された選択されたPLMN情報、現在のTAI、古いLAI、およびPSドメインのための好ましいRATに関するオペレータの選択ポリシーに基づいてPSドメインのためのPLMNの選択を実行する。MME806は、CSの登録のための対応する手法で上記の選択を実行する。そして、MME806は、選択されたUTRANのPLMNのための関連するSGSN804を選択または発見し、「コンテキストインジケーション」と呼ばれ、以下、すなわち、MMコンテキスト、EPSベアラコンテキスト、サービングGWのシグナリングアドレス、TEID、WTRUの情報変更報告アクション、CSGの情報報告アクション、WTRUの時間帯、およびISRサポートのうちの、1または複数を含む新しいメッセージを送信する。新しいメッセージは、MME806およびSGSN上で2つのRAT(LTEおよびUTRAN)の間のMR−ACCESS関連付けを行うために使用される。SGSN804は、その後のMR−ACCESSインタラクションのためにMME IDおよびアドレスを保存する。
MME806または別の制御エンティティは、2RATへの1アタッチ(one−attach−for−two−RAT)の目的を達成するために、対応するUTRANセキュリティパラメータを導出し、それらのパラメータを新しいMR−ACCESS関連付けメッセージ「コンテキストインジケーション」でSGSNに渡す。
図8の864において、WTRU802およびMME806が、一方向キー導出関数KDFを使用してKASMEから機密性キー(confidentiality key)CK’および完全性キー(integrity key)IK’を導出する。KDFへの入力は、現在のEPSのキーのセキュリティコンテキストの選択されたNASアップリンクCOUNT値または特にMR−ACCESSに関するカウント値である。例えば、POパラメータに対する切り上げられたまたは切り下げられたダウンリンクおよびアップリンクNASカウント値の合計の平均が、KDF関数に入力される。
図8の866において、WTRU802およびMME806が、eKSIからKSIの値を導出する(つまり、KSI=eKSI)。別の例において、このアタッチ手順の前にWTRUのUTRANセキュリティコンテキストに(アタッチ要求850を介してMME806に運ばれた)古いUTRAN KSIが存在する場合、KSI=古いKSI+1またはKSI=eKSI+1である。
図8の868において、MME806が、例えば、コンテキストインジケーションメッセージでCK’、IK’をKSIとともにSGSNに転送する。目標のSGSNは、記憶されたパラメータCK、IK、KSIのうちの1または複数を、MME806から受信されたCK’、IK’、およびKSIで置き換える。WTRU806は、MEとUSIMとの両方で、1または複数の記憶されたパラメータCK、IK、KSIをCK’、IK’、KSIで置き換える。STARTPSは、3GPPの規則に準拠する。MME806は、CK’およびIK’を用いて、c3関数を使用してGPRS Kcを導出する。MME806は、(CK’およびIK’に関連する)eKSI値をGPRS CKSNに割り振る。MME806は、USIMおよびMEをGPRS KcおよびGPRS CKSNで更新する。
図8の870において、MME806が、SGSN番号、SGSNアドレス、IMSI、IMEISV、および更新タイプのうちの1または複数でSGSN804のステータスに関してHSS/HLR814を更新する。さらに、HSS/HLR814が、PLMNに関するWTRU802の加入データおよびCSG加入データの一方または両方をSGSNに送信する。
図8の872において、新しいSGSN804が、「コンテキスト肯定応答」メッセージと呼ばれる新しいメッセージをMME806に送信し、該コンテキスト肯定応答メッセージは、MME806に対して、コンテキスト肯定応答メッセージに埋め込まれたWTRU802に関するUTRANの動作パラメータを伴ったGPRSアタッチ受諾を示す。これは、2つのネットワーク制御ノードの間のMRAの関連付けの一部でもある。
図8の874において、方法は、アタッチ手順を続ける。例えば、アタッチ手順は、受諾メッセージを含む。例においては、アタッチ手順は、以下のように実行される。MME806が、eノードB(図示せず)におけるWTRU802に関するコンテキストを設定し、そのeノードBがWTRU802をユーザプレーンのデータのための無線ベアラで再構成する。MME806は、S1インターフェース上のユーザプレーンのベアラのためのeノードBとSGW808との間の接続の確立を調整する。そして、WTRU802は、IPデータを送信/受信できる状態になる。
例においては、アタッチ手順は、以下の通りである。MME806が、アタッチ済み受諾メッセージを含む初期コンテキスト設定要求メッセージをeノードB(図示せず)に送信する。そして、eNBが、WTRU802にアタッチ受諾メッセージとともにRRCコネクション再構成メッセージを送信することによって、MME806からの指示に従ってWTRU802を新しいベアラで再構成する。eノードBは、初期コンテキスト応答メッセージをMME806に送信する。WTRU802は、アタッチ完了メッセージを含む直接転送メッセージをeノードBに送信する。アタッチ完了メッセージは、EPSベアラ識別、NASシーケンス番号、またはNAS−MACのうちの1または複数を含む。eノードBは、アタッチ完了メッセージをアップリンクNASトランスポートメッセージでMME806に転送する。両方のメッセージ、初期コンテキスト応答メッセージおよびアタッチ完了メッセージを受信すると、MME806は、SGW808に対するベアラ修正手順をトリガーし、その手順がPGW812に対するベアラ修正方法をトリガーする。MME806によるベアラ修正応答メッセージの受信によって方法が完了すると、MME806は、MME806によって選択されたPGW812がHSS814によってMME806に対して特定されたPGW812と異なるかどうかをAPNおよびPGW812識別によってHSS814に通知する。
アタッチ受諾メッセージは、MRAアタッチタイプをサポートするように更新される。例えば、GPRSアタッチに関する新しいフィールドが、図24に関連して開示されるように追加され、アタッチ受諾メッセージの内容は、図25に関連して検討される。
例において、MME806は、別のPLMNでMSC810およびSGSN808をサーチし、この手順のために、アタッチ要求メッセージ850に含まれる別のPLMNまたは別のLAI/RAIまたは別のセル識別を使用する。
図9は、PDPコンテキストがGPRS/UMTSドメインおよびEPSドメインでWTRUのために生成されるeUTRA(LTE/EPS)RATからの複合アタッチ方法の別の例のフロー図の概略図である。WTRU902は、2つ以上の異なるRATを用いる2つ以上の異なるコアネットワークの2つ以上の異なるエンティティにアタッチする。図9の例においては、EUTRANネットワークにおける1つのアタッチ要求方法を通じてEUTRANとUTRANとの両方がアタッチされる。図9の例において、WTRU902は、MME906およびMSC/VLR910にアタッチする。例においては、WTRU902によって使用された1または複数のUTRANパラメータが、EUTRANへのアタッチ要求メッセージ950に含まれる。アタッチ要求メッセージ950で含まれるUTRANパラメータは、古いTMSIまたは古いP−TMSI値などの古いUTRAN WTRU−ID、古いKSI値などの古いUTRANセキュリティ値、現在のUTRANエリアID、発見されたセルID、および任意でこの例においてはUTRANである他方のRAT、ならびにPLMN−IDのうちの1または複数を含む。この例において、WTRU902は、MRA動作のための各RATに対して1つずつアクティブなプライマリPDPコンテキストを使用する。
図9の950において、WTRU902が、アタッチ要求950でアタッチタイプを含む。例えば、アタッチタイプは、「複合EPS/GPRS/IMSIアタッチ」または「複合EPS/GPRSアタッチ」などの上述のアタッチタイプである。アタッチ要求950は、WTRU902が両方のRATのネットワークにアタッチすることができることを示し、所望のトラフィックのタイプのドメインを示す。例えば、アタッチ要求950は、GPRS/EPSがUTRAN PSおよびLTE PSのために丁重に使用されるべきであること、またはGPRS/IMSI/EPSがUTRAN PS/CSおよびLTE PSのために丁重に使用されるべきであることを示す。WTRU902は、「UTRAN Activate PDPコンテキスト」要求メッセージをアタッチ要求950に追加で埋め込む。そのようなタイプ情報要素の定義のより詳細な例は、以下で開示される。
図9において、952、954、956、958、960、962、964、および966は、図8の852、854、856、858、860、862、864、および866と同様である。
図9において、968は、図8の868と同様である。さらに、MME906は、以下、すなわち、SGW908のアドレス、PGW912のアドレス、および「activate PDPコンテキスト要求」のうちの1または複数を、SGSN904に送信されるコンテキストインジケーションメッセージに含める。WTRU902は、アタッチ要求950に含まれるアタッチタイプがGPRSアタッチを含むとき、アタッチ要求950に「activate PDPコンテキスト要求」を埋め込む。
図9において、970は、図8の849と同様である。さらに、SGSN904は、HSS/HLR914で更新する。SGSN904は、MME906のIDおよびアドレスを記憶する。
図9の972、974、976、および978において、SGSN904が、PDPコンテキストをアクティブ化する。980において、SGSN904が、「アタッチ受諾およびPDPコンテキストのアクティブ化。」をコンテキスト肯定応答980に埋め込む。図9において、982は、図8の874と同様である。982のアタッチ受諾メッセージは、追加のキャリアのUTRANのアタッチステータスを含む。982において、WTRU902は、MME906からアタッチ受諾メッセージを受信する。このアタッチ受諾メッセージは、MRA動作のためのアタッチ手順が成功であるか否かを示す。アタッチ受諾は、P−TMSIなどのGPRS登録パラメータまたはGPRSセキュリティパラメータを含む。これらのパラメータは、WTRU902によってSGSN904のGPRSサービスにアクセスするために使用される。
LTEアタッチ受諾メッセージは、WTRUによってその後のMRA動作のために使用される可能性があるGPRSアタッチ受諾メッセージなどの1または複数のUTRANの動作パラメータを含む。このLTEアタッチ受諾メッセージは、「UTRANアタッチステータス」IEなどのUTRANに関連する情報要素を含む。IEのさらなる例については図24を参照されたい。
例において、WTRU902は、MME906、SGSN904、およびMSC/VLR910に登録するためにアタッチ手順をやはり実行する。例えば、WTRU902は、MME906、SGSN904、およびMSC/VLR910への登録が行われるべきであることをアタッチタイプ950で示すことができる。WTRU902は、異なる登録のために本明細書に記載のすべての必要なパラメータを含める。例において、登録は、異なる順序で実行される可能性がある。例えば、MME906への登録、次に、MSC/VLR910へのCSの登録、およびそれからSGSN904へのPSの登録が、実行される。
本明細書に記載の例においては、WTRU902が、MME906と通信し、そして、MME906が、SGSN904またはMSC/VLR910に対する登録を開始するその他の例において、WTRU902は、MSC/VLR910またはSGSN904への複合登録を実行する。例えば、WTRU902が、SGSN904に対する複合アタッチ手順を開始し、アタッチタイプで、登録がMRAのためのものであることを示し、さらに、アタッチがMME906、MSC/VLR910、およびSGSN904と行われることを示す。次いで、SGSN904が、本明細書において説明される方法を使用してMME906およびMSC/VLR910に対する登録手順を開始する。
WTRU902は、複合アタッチ950に関する失敗応答を受信する。例において、eUTRAを用いる複合アタッチは、ネットワーク制御エンティティによって拒否される。例において、応答は、場合によっては1または複数のUTRAN/RAT/PLMNに固有のEMM理由値を含むアタッチ受諾メッセージからなる。例において、理由値は、MRA動作に関連する。例において、応答は、SGSN904またはMSC/VLR910などのUTRAN制御エンティティから来る。例において、応答は、MRA動作のための関連付けの生成に失敗することに起因して受信される。
WTRU902は、アタッチ失敗応答を受信する場合、対応するUTRAN PMM/MMコンテキストを削除する。例において、WTRU902は、受信されたEMM理由値に基づいて以下の動作のうちの1または複数を行う。ロケーションエリア内に好適なセルがない:EMM理由値に関して、WTRU902は、所与のエリアにおけるUTRANネットワーク(SGSNもしくはMSC/VLRなどの)またはUTRANセルを用いたさらなるMRAアクセスを開始しない。このPLMNにおいてGPRSサービスが許可されていない:EMM理由値に関して、WTRU902は、EMM理由のPLMNがもはやMRA動作のために使用されないようにMRA動作が可能であると、決定するPLMNのリストを更新する。例において、PLMNは、MRAをサポートするPLMNのリストから削除される。例において、WTRU902は、所与のPLMNにおいてUTRAN PSサービスによるMRA動作を開始しない。
CSドメインが利用できない:EMM理由値に関して、WTRU902は、現在のPLMN、現在のロケーションエリア識別、または現在のMME908でCSサービスによるMRA動作のための複合アタッチを試みない。UTRANとのMR−CSの関連がサポートされない:EMM理由値に関して、WTRU902は、現在のPLMNにおいてまたはRATに固有のPLMNの場合は対応するPLMNにおいてUTRANセルによるMRA動作の再開を試みる。以下の、EPSサービスが許可されていない、PLMNが許可されていない、およびこのトラッキングエリアにおいてローミングが許可されていない:EMM理由値に関して、WTRU902は、EMM理由値のPLMNがもはやMRA動作のために使用されないように、MRA動作が可能であるとそれが決定するPLMNのリストを更新する。例において、PLMNは、MRAをサポートするPLMNのリストから削除される。例において、EMM理由は、WTRU902がセルのサーチを実行することをトリガーする。WTRU902は、失敗したアタッチ応答を受信した後、後続の複合アタッチ方法を実行する。例において、WTRU902は、UTRANネットワークに対してのみアタッチ方法を実行する。
トラッキングエリアが許可されていない:EMM理由コードに関して、WTRU902は、同じエリアでEUTRANネットワークを使用して後続の複合アタッチ手順を開始しない。例において、WTRU902は、その後、UTRANネットワークにおいて複合アタッチを開始する。
EMM理由コードを受信することに応答してWTRU902が行うアクションのいずれかに関して、以下の、WTRU902が制限された時間の間のみアクションを実行すること、WTRU902がアクションの再試行の回数を所定の回数に制限すること、WTRU902が現在のエリアに地理的に留まっている間じゅうずっとアクションを実行するのみであること、ネットワークがWTRU902にMRA動作を開始することを要求するのと対照的にWTRU902が自律的にMRAアクセスを開始していた場合にアクションが実行されるのみであること、およびWTRU902をオフにするかまたはUSIMを含むUICCが取り外されるまでの間だけアクションが適用可能であること、のうちのいずれかが当てはまる。
図10は、PDPコンテキストがEPSドメインでアクティブ化されるが、GPRS/UMTSドメインではアクティブ化されないUTRA(GPRS/UMTS/HSPA)RATからの複合アタッチ手順の例のフロー図の概略図である。例において、WTRU1002は、単一のアタッチメッセージ950を使用して複数のRATに登録する。例において、WTRU1002は、登録プロセスの間じゅうずっと、WTRU1002の位置でMRA動作のために利用可能なネットワークリソースに関連する何らかの情報をネットワークに提供する。例において、WTRU1002は、UTRANネットワークにおける1つのアタッチ要求アクションを通じてEUTRANとUTRANとの両方にアタッチする。これは、WTRU1002によって使用されるEUTRANパラメータをアタッチ要求メッセージに含めることによって実現される。アタッチ要求に含まれる例示的なEUTRANパラメータは、PLMN−IDをともなった、発見されたセルIDおよびEUTRANなどのその他のRATである。図10に示される例において、WTRU1002は、MRA動作のために単一のアクティブなプライマリPDPコンテキストを使用する。
図10の1050において、WTRU1002が、UTRANのMRA対応セルを使用して、両方のRAT(例えば、EUTRANおよびUTRAN)上でのMRA動作のためにWTRU1002を登録するためのアタッチ要求メッセージ1050を送信する。例において、WTRU1002は、MRA動作をサポートする少なくとも1つの好適なUTRANセルと、例においては、MRA動作をサポートする少なくとも1つの好適なEUTRANセルとを特定した後、要求メッセージ1050を送信する。MRAのためのアタッチ要求1050に関するアタッチタイプが、定義される。新しいアタッチタイプは、以下、すなわち、UTRAN PSおよびLTE PSに登録する複合GPRS/EPSのための複合GPRS/EPSアタッチタイプと、UTRAN PS/CSおよびLTE PSに登録するEPSをともなう複合GPRS/IMSIのための複合GPRS/IMSI/EPSアタッチタイプと、UTRAN CSおよびLTE PSに登録する複合IMSI/EPSのための複合IMSI/EPSアタッチタイプとのうちの1または複数を含む。
WTRU1002は、MRA動作のためのアタッチ要求1050に上記アタッチタイプのうちの1つを含めて、所望のトラフィックのタイプのドメインの両方のRATネットワークにアタッチすることができることをネットワークに示す。例において、WTRU1002は、EUTRANネットワークにアタッチされるWTRU1050のために必要とされるデフォルトPDN接続を確立するためのEUTRAN PDN接続性要求をUTRANアタッチ要求メッセージ1050に含む。追加の情報要素の例については図28を参照されたい。
図10の1060において、EUTRANが、アタッチ手順を実行する。例においては、図10の1060で、SGSN1004およびWTRU1002が、互いの間で認証を実行する。SGSN1004は、HSS/HLR1014に、WTRU1002がそのサービスの下にあることを通知し、HSS/HLR1014から加入者情報をダウンロードする。次に、SGSN1004は、MSC/VLR1010に対してWTRU1002を登録し、MSC/VLR1010が、HLR1014から加入者情報もダウンロードする。
例においては、図10の1060で、EUTRANアタッチ方法は、以下の通りである。SGSN1004は、古いSGSNが存在する場合は古いSGSNと特定要求および特定応答を交換し、その後、WTRU1002と特定要求および特定応答を交換する。SGSNおよびWTRU1002は、認証手順を実行する。そして、機器検査機能が、実行される。
WTRU1002が適切にデタッチせずに同じSGSN1004に再アタッチしている場合に起こる、WTRU1002に関してSGSN1004にアクティブなPDPコンテキストが存在する場合、SGSN1004は、適切なGGSNにPDPコンテキスト削除要求(TEID)メッセージを送信することによってこれらのPDPコンテキストを削除する。GGSNは、PDPコンテキスト削除応答(TEID)メッセージによって肯定応答する。SGSN1004は、HLR1014および古いMSC/VLR1010に対して位置更新手順を開始して古い位置を除去し、それが、古いSGSNおよびGGSNにおける既存のPDPコンテキストの削除につながる。HLR1014は、HLR1014とSGSN1004との間で加入者データ挿入メッセージ/加入者データ挿入肯定応答メッセージを交換することを通じてHLR1014からSGSN1004に加入データを送信する。そして、SGSN1004は、通信ネットワーク全体にWTRU1002の新しい位置を伝播させるためにMSC/VLR1010およびHLR1014に対して位置更新手順を開始する。
図10の1070において、SGSN1004が、MME1006にWTRU1002のコンテキストを転送するためのコンテキストインジケーションメッセージ1070を送信する。コンテキストインジケーションメッセージは、以下のパラメータ、すなわち、IMSI、モバイル機器(ME)識別、移動局国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)、MMコンテキスト、(1または複数の)EPSベアラコンテキスト、サービングGWのシグナリングアドレス、および(1または複数の)TEID、ISRがサポートされるかどうか、WTRU1002の情報変更報告アクション、CSGの情報報告アクション、WTRU1002の時間帯、WTRU1002のコアネットワーク機能、およびWTRU1002に固有のDRXパラメータのうちの1または複数を含む。例において、方法は、WTRU1002がUTRANにおいてアタッチされると行われる。図10の1070を継続して、SGSN1004は、UTRANのセキュリティキーが生成されるようにMME1006にCK、IK、WTRU1002のセキュリティ機能を送信する。
図10の1072において、MME1006が、NONCEMMEを生成する。図10の1074において、MME1006が、K’ASME=KDF(CK,IK,NONCE)を計算する。図10の1074において、MME1006が、K’ASMEからKNASint、KNASenc、KUPenc、KRRCint、およびKRRCencを導出し、それらをキーセット識別子KSISGSNに関連付ける。例において、MME1006は、SGSN1004によって選択されたのと同じPGW1012およびSGW1008を選択する。
図10の1078において、MME1006が、セッション生成要求をSGW1008に送信してPDNベアラを生成する。例において、MME1006は、SGSN1004によって選択されたSGW1008とは異なるSGW1008を選択する。MME1006は、負荷分散を行うために異なるSGW1008を選択する。
図10の1088において、MME1006は、肯定応答コンテキストACKをSGSN1004に送信する。MME1006は、肯定応答メッセージにKNASint、KNASenc、KUPenc、KRRCint、およびKRRCenc、NONCE、およびKSISGSNを含める。例において、方法は、PDNベアラが生成された後に実行される。
図10の1090において、アタッチ受諾メッセージ1090が、MRAアタッチをサポートするための追加のパラメータを含む。追加のパラメータは、以下、すなわち、EUTRANアタッチ受諾メッセージのうちの1または複数を含む。情報要素のさらなる例については図33を参照されたい。
図10において、1080、1082、1084、および1086は、本明細書において開示されたステップと同様である。例において、図10の複合アタッチ完了1092は、以下の通りである。WTRU1002が、アタッチ完了メッセージをSGSN1004に送信し、次に、SGSN1004が、TMSI再割り当て完了メッセージをMSC/VLR1010に送信する。そして、SGSNとMSCとの両方への複合登録が、完了する。
例においては、図10の複合アタッチ完了1092が、実行される。例において、図10の複合アタッチ完了1092は、以下の通りである。P−TMSIまたはVLRのTMSIが変更された場合、WTRU1002は、アタッチ完了メッセージをSGSN1004に返すことによって、(1または複数の)受信されたTMSIに肯定応答する。MSC/VLRのTMSIが変更された場合、SGSN1004は、TMSI再割り当て完了メッセージをMSC/VLR1010に送信することによってMSC/VLRのTMSI再割り当てを確定する。
図11は、EPSドメインでアクティブ化されるPDPコンテキストに加えてPDPコンテキストがGPRS/UMTS/HSPAドメインでアクティブ化される、UTRA(GPRS/UMTS/HSPA)RATからの複合アタッチ手順の別の例のフロー図の概略図である。WTRU1102は、UTRANネットワークにおける1つのアタッチ要求1150アクションを通じてUTRANとEUTRANとの両方にアタッチする。アタッチ要求メッセージ1150は、以下のEUTRANパラメータ、すなわち、発見されたセルID、およびEUTRANなどの他方のRAT、ならびにPLMN−IDのうちの1または複数を含む。この例において、WTRU1102は、MRA動作のための各RATに対して1つずつアクティブなPDPコンテキストを使用する。
図11の1150において、WTRU1002が、UTRAN PDPコンテキストアクティブ化要求およびEUTRAN PDN接続要求を複合アタッチ要求1150に含める。
例においては、図11の複合アタッチ1160が、実行される。例において、図11の複合アタッチ1160は、以下の通りである。古いSGSN(図示せず)が存在する場合、SGSN1104が、古いSGSNからWTRU1102のコンテキストを取得する。SGSN1104は、HSS/HLR1114に、WTRU1102がそのサービスの下にあることを通知し、HSS/HLR1114からWTRU1102の加入者情報をダウンロードする。次に、SGSN1104は、MSC/VLR1110に対してWTRU1102を登録し、MSC/VLR1110は、HSS/HLR1114からWTRU1102の加入者情報もダウンロードする。
例において、図11の複合アタッチ1160は、以下の通りである。WTRU1102が以前に適切にデタッチせずに同じSGSN1104に再アタッチする場合に起こる、WTRU1102に関してSGSN1104にアクティブなPDPコンテキストが存在する場合、SGSN1104は、適切なGGSN(図示せず)にPDPコンテキスト削除要求(TEID)メッセージを送信することによってこれらのPDPコンテキストを削除する。GGSNは、PDPコンテキスト削除応答(TEID)メッセージによって肯定応答する。SGSN1104は、HLR1114および古いMSC/VLRに対して位置更新手順を開始して古い位置を除去する。これは、古いSGSNおよびGGSNのあらゆる既存のPDPコンテキストを削除し、HLR1114とSGSN1104との間で加入者データ挿入メッセージ/加入者データ挿入肯定応答メッセージを交換することを通じてHLR1114からSGSN1104に加入データを送信する結果となる。そして、SGSN1104は、ネットワーク全体を通じてWTRU1102の新しい位置を伝播させるためにMSC/VLR1110およびHLR1114に対して位置更新手順を開始する。
図11の1162において、SGSN1104が、SGW1108およびPGW1112を選択する。例においては、UTRAN PDPコンテキストアクティブ化要求がアタッチ要求1150に埋め込まれている場合、SGSN1104は、セッション生成要求をSGW1108に送信することによってPDPコンテキストアクティブ化手順を開始する。
図11の1170において、SGSN1104が、PDPコンテキストがアクティブ化された後、EUTRAN上でアタッチ手順を開始する。図11の1190において、SGSN1104が、EUTRANアタッチ受諾およびUTRAN PDPコンテキストアクティブ化受諾をアタッチ受諾メッセージ1190に含める。情報要素のさらなる例については図35を参照されたい。
WTRU1102は、UTRAネットワークからアタッチ受諾メッセージを受信する。例において、アタッチ受諾メッセージ1190は、MRA動作のためのアタッチ手順が成功であるか否かを示す。例において、アタッチ受諾メッセージ1190は、EPSアタッチ受諾メッセージの一部である1または複数のEUTRANの動作パラメータを含む。WTRU1102は、その後のMRA動作のために1または複数のEUTRANの動作パラメータを使用する。例において、動作パラメータは、EUTRANアタッチステータスIEなどのEUTRANに関連する情報要素を含む。
WTRU1102は、複合アタッチ要求1150に応答してアタッチ受諾1190ではなく失敗応答を受信する。例において、UTRAを用いる複合アタッチ要求1150は、ネットワーク制御エンティティによって拒否される。例において、応答は、1または複数のEUTRAN/RAT/PLMNに固有のMM理由値を含むアタッチ受諾メッセージからなる。例において、理由値は、MRA動作に関連する。例において、応答は、EUTRAN制御エンティティから来る。例において、応答は、MRA動作のための関連付けの生成に失敗することに起因して受信される。
WTRU1102は、失敗応答を受信する場合、対応するEUTRAN EMMコンテキストを削除する。例において、WTRU1102は、失敗応答を受信することに応じて以下の動作のうちの少なくとも1つを行う。
受信されたMM理由値が、EPSサービスが許可されていない、PLMNが許可されていない、またはこのトラッキングエリアにおいてローミングが許可されていないである場合、WTRU1102は、MM理由で参照されたPLMNのステータスを削除または変更するように、MRA動作が可能であるとそれが決定するPLMNのリストを更新する。別の例において、WTRU1102は、MM理由で参照されたPLMNにおいてEUTRAN PSサービスによるMRA動作を開始しない。
受信されたMM理由値が、トラッキングエリア内に好適なセルがないである場合、WTRU1102は、所与のエリアにおけるEUTRANネットワークまたはEUTRANセルを用いたさらなるMRAアクセスを開始しない。
受信されたMM理由値が、GPRSサービスが許可されていない、またはPLMNが許可されていない、またはこのロケーションエリアにおいてローミングが許可されていないである場合、WTRU1102は、MM理由値で参照されたPLMNがもはやMRA動作のために使用されないように、MRA動作が可能であるとそれが決定するPLMNのリストを更新する。例においては、参照されたPLMNが、リストから削除される。例において、WTRU1102は、MRA動作のための新しいセルを探し出そうと試みるセルサーチ手順をトリガーする。例において、WTRU1102は、EUTRANネットワークかまたはUTRANネットワークかのどちらかをMRA動作のためのそのプライマリRATとして使用してその後の複合アタッチ手順を開始するように、その後の複合アタッチ手順を実行する。代替的に、WTRU1102は、UTRANネットワークにおいてのみアタッチをトリガーする。
受信されたMM理由値が、ロケーションエリアが許可されていない、またはロケーションエリア内に好適なセルがないである場合、WTRU1102は、同じエリアにおいてUTRANネットワークを使用してその後の複合アタッチ手順を開始しない。例において、WTRU1102は、その後、EUTRANネットワークにおいて複合アタッチを開始する。
MM理由コードを受信することに応じて、WTRU1102が行う動作のいずれかに関して、以下の、WTRU1102が制限された時間の間のみアクションを実行すること、WTRU1102がアクションの再試行の回数を所定の回数に制限すること、WTRU1102が現在のエリアに地理的に留まっている間じゅうずっとアクションを実行するのみであること、ネットワークがWTRU1102にMRA動作を開始することを要求するのと対照的にWTRU1102が自律的にMRAアクセスを開始していた場合にアクションが実行されるのみであること、およびWTRU1102をオフにするかまたはUSIMを含むUICCが取り外されるまでの間だけアクションが適用可能であること、のうちのいずれかが当てはまる。
例において、WTRU1102は、本明細書に記載の方法のうちの少なくとも1つに従ってMRA動作を可能にするためにRAT毎に1つのアタッチ手順を実行する。
図11の複合アタッチ完了1192は、図10の1092に関連して開示された例のいずれかである。
図12は、逐次動作のための例示的なRATに固有のアタッチ手順のフロー図の概略図である。
WTRU1202は、各RATに対して1つずつアタッチ手順を実行する。第1のアタッチ手順は、WTRU1202によって選択されたRATの無線リソースを使用して開始される。WTRU1202は、MRA動作を開始する。アタッチ手順は、シーケンシャルにまたは同時に行われる。さらに、WTRU1202は、後続のアタッチにおいて、それが既に特定のドメインにアタッチされていることを示し、コアネットワークノードを特定するために使用される可能性があるいくつかのパラメータを提供する。例えば、WTRU1202は、GUMMEIまたはP−TMSIを含める。コアネットワークのNASエンティティは、モビリティおよびセッション管理手順、メッセージ、およびパラメータをやはり調整することに留意されたい。
例えば、WTRU1202は、以下のうちの少なくとも1つに従って図12のRATに固有のアタッチ方法1200を実行する。
WTRU1202は、通常のアタッチによるプライマリアタッチ(primary attach)のために図12の1250、1252、1254、および1256を実行する。WTRU1202は、アタッチ要求1250にMRA動作のための追加のアタッチタイプを含める。例えば、アタッチタイプは、その他の図に関連して説明されたアタッチタイプである。加えて、WTRU1202は、別のRATに適用可能なWTRU情報、セル情報、またはエリア情報などの追加のパラメータをアタッチ要求メッセージ1250に含める。情報、特に、CNのスイッチングノードが別のRAT上のそれに対応するものを特定するために必要とされる別のRATのエリアID情報が、セルのサーチによって取得される。この情報は、ネットワーク制御ノードが別の関係のあるRATのネットワーク制御ノードを探し出すためにネットワーク制御ノードによって使用され、例えば、1210が、コアネットワークの関連付けを確立する目的で対応するMME1208を探し出す。
図12の1260、1262、1264、および1266において、UTRAN/3GのCNコンテキスト割り当て手順が、クロス−RATデータの再ルーティングがアンカーされるゲートウェイノードS−GW/P−GW1212に関してWTRU1202に固有のコンテキストおよびIPアドレスの割り当てを行う。実施形態において、デフォルトのコンテキストの割り当てのトリガーは、SGSN1210などのネットワーク制御ノードから生じる。例えば、GMMメッセージ要求PDPコンテキストアクティベーションメッセージが、WTRU1202によって受信され、WTRU1202は、やはり応答する。
図12の1268において、以下、すなわち、アタッチを介したUTRAN/3GのCN登録、WTRU1202の認証およびキーの合意、WTRU1202のデフォルトのコンテキスト/IPアドレスの割り当てが完了する。WTRU1202は、接続モードのままであるか、またはWTRU1202はアイドルモードになるかのどちらかである。
図12の1272において、WTRU1202は、アタッチ要求メッセージ1272において、そのWTRU1202が接続モードに留まることを要求することを示す。実施形態において、WTRU1202は、例えば、アタッチ要求メッセージで、割り当てられたIPアドレスがMRA動作のために保存されることを要求し、これにより、3GのWTRUのIPアドレスを保存する時間制限を延長する。
WTRU1202は、セカンダリアタッチ手順を実行する。実施形態においては、関連するWTRU1202のコンテキスト/IPアドレスの割り当てプロセスの完了を含め、プライマリアタッチが完了しているときにのみ、WTRU1202がセカンダリアタッチ手順を実行する。セカンダリアタッチは、図12の1272、1274、1276、1278、1280、および1282に従い、対応するRATのリソースを使用する。第2のアタッチのアタッチ要求メッセージ1272は、第1のアタッチ受諾方法に関連する情報を含む。例えば、第2のアタッチは、新しいWTRU1202のID、IPアドレス、エリアID、およびセキュリティパラメータのうちの1または複数を含む。
図12の1274で、例において、例えば、HSSとのセカンダリアタッチのためのWTRU1202の認証が省略される。例において、セキュリティキーは、その他のステップ(図示せず)において生成され、図12の1256においてアタッチ受諾メッセージを介してWTRU1202に返される。これは、それぞれのRATのアタッチ方法がシーケンシャルに実行されるときに当てはまる。
図12の1276で、この例においてはMME1208であるセカンダリRAT制御ノードが、MRAの関連付けを確立するために、この例においてはSGSN1210であるプライマリRAT制御ノードへの連絡を開始する。例において、SGSN1210は、MME1208にメッセージを送り返すことによって応答する。
MRA動作のためのコアネットワークの関連付けは、両方の制御ノード、例えば、MME1208およびSGSN1210が、その後、WTRU1202の無線測定値の変化、WTRU1202のサービングセルの変更、ルーティングの変更、トラッキングエリアの変更、またはネットワークの負荷の変化に関連する受信された情報に基づいてコマンドを受信し、処理し、決定し、および送信することを可能にする。制御ノードは、WTRU1202に関連する情報を監視して、所与のWTRU1202に関するMRA動作を調整する。
図13は、例示的なRATに固有の同時アタッチ方法1300のフロー図の概略図である。WTRU1302は、以下のうちの少なくとも1つに従ってRATに固有のアタッチ手順を実行する。
各RAT上のアタッチ手順は、図13に示されるように独立して実行される。WTRU1302は、CNの対応するRATの部分と認証およびセキュリティキーの合意を独立して行う。WTRU1302は、UTRAN/3GのCNと追加のPDPコンテキストのアクティベーションを実行してデフォルトのIPアドレスを取得し、保存する。別の例においては、SGSN1310が、それがWTRU1302にアタッチ受諾メッセージを送信した後、GMMメッセージ要求PDPコンテキストアクティベーションをWTRU1302に送信することによってデフォルトのコンテキストの割り当てをトリガーする。
MRA動作のための各RAT上で実行されるアタッチ方法において、以下の追加の情報が、同時アタッチを容易化するためにアタッチ要求に含まれる。アタッチタイプが、MRA動作のためのアタッチの性質を示す。他方のRATについての情報が、セルのサーチから取得されている。情報は、他方のRAT上のエリアID情報に対応するものを識別するために、CNのスイッチングノードに必要とされる他方のRATのエリアID情報を含む。CNのスイッチングノードは、WTRU1302のためのMME1308またはSGSN1310である。
ネットワークは、MRA動作をサポートする。MRA動作は、WTRU1302が複数のRATに、例においては異なるPLMNに渡ってアタッチされることを含む。この場合、ネットワークが、所与のWTRU1302に関するMRA動作をサポートし、調整するための何らかの形態の関連付けを確立する。例えば、コアネットワークの制御エンティティが、以下のうちの少なくとも1つを実行する。
CN制御ノードは、MRAの関連付けを開始する。例えば、CNは、別のCN制御ノードへの要求および応答トランザクションのシーケンスを使用する。例において、CNは、WTRU1302からアタッチ要求を受信することに基づいて、あるいは例においてはEUTRAのためのeノードBまたはUTRAのためのノードBもしくはRNCなどのRAN制御ノードから要求を受信することに基づいてシーケンスを開始する。例において、制御ノードは、WTRU1302の最初のアタッチ要求に含まれる情報を使用して識別され、探し出される。例えば、最初のアタッチ要求は、他方の関与するPLMNにおいてPLMN−ID、RAI、LAI、およびセルのセルIDのうちの1または複数を含む。
それぞれのCN制御ノード1308、1310は、登録メッセージを受信する。例えば、CN制御ノード1308、1310は、ルーティング、トラッキング、またはロケーションエリアの更新を受信し、制御ノードの対応するRATの無線リソース上でWTRU1302から測定レポートを受信する。例において、WTRU1302は、RATのRANのCNに関するその通常のエリアの更新または測定レポートに、複数のRATのエリアの変更または測定結果を含める。
CN制御ノード1308、1310は、MRA動作がWTRU1302に関するルーティング経路の変更を必要とすると決定する。CN制御ノード1308、1310は、アタッチされるWTRU1302に、それ自体のRAT命令経路を介して、NASコンテキスト、および例においてはさらにNAS接続、ならびに場合によっては再ルーティングされるトラフィックのためのRAN接続を確立するように命令する。
例において、CN制御ノード1308、1310は、異なるRATの別のCNの制御1308、1310ノードとは無関係に、その対応するRATの経路を使用してアイドルモードのWTRU1302をページングする。
例において、CN制御ノード1308、1310は、どのノードが特定のサービスのためにWTRU1302をページングする役割を担うかについて合意する。さらに、これは、ネットワークのポリシーまたは構成に基づく。例えば、MME1308およびMSC/VLRへの複合登録の間に、これは、オペレータのポリシー、ネットワークの構成、MME1308およびMSC/VLRのインタラクション、またはメッセージングのうちの少なくとも1つに基づく。
例において、それぞれのCN制御ノード1308、1310は、必要なページング手順を開始する。例において、MSC/VLRは、適切な変更を伴ってCSドメインにおいてWTRU1302をページングする。例えば、利用可能なPSサービスが存在する場合に、新しいCNドメインインジケータは、CNがPS/MMEまたはPS/SGSNであることを示す。PSサービスの利用可能性は、ノードを一緒に接続するインターフェース上でのMME1308−MSC/VLRまたはSGSN1310−MSC/VLRインタラクションに基づく。例において、MME1308は、CSサービスのためにLTEにおいてWTRU1302をページングする。例において、SGSN1310は、CSサービスのためにUTRANにおいてWTRU1302をページングする。
対応するCN制御ノード1308、1310は、単一のPDPコンテキストが使用されるか、または例においては各PDPコンテキストが所与のWTRU1302に関して同じIPアドレスなどの同様のパラメータ値を有するかのどちらかであると決定する。
加えて、関与するネットワーク制御ノード1308、1310の間の探査動作が、コアネットワーク関連付け方法のために定義される。
第1のノード、例えばSGSN1310が、他方のRAT上でCNのスイッチングノード、例えば、MME1308にMRA関連付け要求メッセージを送信する。例においては、第1のノードは、WTRU1302であるWTRU1302からアタッチ要求を受信する場合、該WTRU1302は、例においては正常に認証されたWTRU1302である。CNのスイッチングノードは、アタッチ要求内のWTRU1302のロケーションエリアIDに基づいて決定される。そのとき、第1のノードは、未決定状態、例えば、MRA関連付け未決定状態である。
第2のノード、例えば、MME1308は、正常に認証されたWTRU1302である同じWTRU1302からトラッキング、ルーティング、またはロケーションエリアの更新などのアタッチ要求または登録メッセージを受信する。例において、第2のノードは、例えば、同時アタッチ方法の場合、第1のノードからMRA関連付け要求を既に受信済みである。例において、第2のノードは、それから、第1のノードにMRA関連付け応答メッセージを送り返す。例において、第2のノードは、例えば、シーケンシャルなアタッチ方法に関しては、他方のノードにMRA関連付け要求メッセージを送信する。
第1のノードと第2のノードとの両方は、レディー(ready)状態、例えば、MRA関連付けレディー状態になる。例においては、両方のノードが、MRA関連付け応答を受信したときにレディー状態に入る。
MRA関連付け応答は、トランザクション識別子、タイムスタンプ、および/または受諾/拒否のインジケーションのうちの少なくとも1つを含む。
MRA未決定状態は時間が限られており、時間切れになると、制御ノードの状態は元に戻され、関連付けは失敗したと見なされる。
例において、コアネットワークの関連付けは、アタッチ、またはトラッキング、ルーティング、位置、もしくはエリア更新方法の結果としてトリガーされる。WTRU1302は、どのネットワークに関連付けるべきか、WTRU1302の機能、およびUSIMの加入を示す。CNは、同じPDPコンテキストが構成されることを保証する。例においては、関連付けが準備できていないかまたは確立されていない場合、複合アタッチまたは別々のアタッチが拒否される。
RAN制御ノード、例えば、EUTRAのためのeノードBまたはUTRAのためのノードBもしくはRNCは、接続されたRAT上でのMRA動作を終了するためにWTRU1302に要求を開始する。RAN制御ノードは、所与のWTRU1302に関する別のRATのハンドオーバの失敗に応じて終了するための要求を開始する。例において、RAN制御ノード、例えば、EUTRAのためのeノードBまたはUTRAのためのノードBもしくはRNCは、所与のWTRU1302に関する1または複数のRATのハンドオーバの失敗に応答してMRA動作を終了するために、およびMRAの関連付けを削除するために、コアネットワークへの要求を開始する。MRA動作の終了は、関係のあるRATに関するデタッチ手順の開始を含む。
1つの方法において、WTRU1302は、所定の期間、MME1308と通信しなかった場合、暗黙的にデタッチする。例において、WTRU1302は、関係のあるRATのそれぞれの状態を、登録取消された状態、デタッチされた状態、または同等の状態に変更する。例において、WTRU1302は、登録を取り消すかまたはデタッチするとき、それぞれの関係のあるRATの無線リソースのあらゆる専用の構成を削除する。
図14は、eUTRA(LTE/EPS)RATからの、例示的なWTRUにより開始される複合デタッチ方法1400のフロー図の概略図である。図14の1450において、WTRU1402が、例えば、LTE RATの接続上で複合デタッチ要求を送信することによってコアネットワークからそれ自体をデタッチするデタッチ方法を開始する。図14の1452において、WTRU1402が、MME1406にデタッチ要求などのNASメッセージを送信し、デタッチ要求1452は、GUTIおよびスイッチオフなどの1または複数のパラメータを含む。例において、デタッチ要求1452は、複合EPS/GPRSデタッチまたは複合EPS/GPRS/IMSIデタッチなどのデタッチタイプインジケーションを含む。タイプインジケーションは、WTRU1402の状態およびネットワークへのアタッチのタイプに依存する。IEのさらなる例については図26を参照されたい。
MME1408は、WTRU1402に関するSGW1408におけるアクティブなEPSベアラを無効化する。例において、MME1408は、図14の1452、1454、1456、および1458に示されるように、例えば、MME1408がPDN接続毎のセッション削除要求(LBI)をSGW1408およびPGW1412に送信し、PGW1412がセッション削除応答を送信することによって応答してアクティブなEPSを無効化する。
図14の1460において、MME1406は、デタッチ通知、例えば、理由メッセージを関連するSGSN1404に送信する。例において、デタッチ通知は、WTRU1402がさらにGPRSアタッチされているとき、デタッチ要求が複合EPS/GPRSデタッチかまたは複合EPS/GPRS/IMSIデタッチかのどちらかであるデタッチタイプを含んでいたSGSN1404に送信される。例において、理由は、ネットワークからの完全なデタッチを示す。
図14の1462において、SGSN1404が、関係のあるWTRU1402に関するSGW1408におけるアクティブなPDPコンテキストを無効化する。例において、これは、例えば、SGSN1404がPDN接続毎のセッション削除要求(LBI)をSGW1408およびPGW1412に送信し、図14の1468においてセッション削除応答を受信することによって達成される。
図14の1470において、SGSN1404が、デタッチ肯定応答メッセージをMME1408に送信する。1472において、例えば、関係のあるWTRU1402がIMSIアタッチされており、デタッチタイプが複合EPS/IMSIまたは複合EPS/GPRS/IMSIを示す場合、MME1406が、IMSIデタッチインジケーション(IMSI)メッセージ1472をMSC/VLR1410に送信する。
図14の1474において、例えば、WTRU1402がGPRSアタッチされており、デタッチタイプが複合EPS/GPRSまたは複合EPS/GPRS/IMSIを示す場合、MME1406が、GPRSデタッチインジケーションメッセージをMSC/VLR1410に送信して、SGSN1404とのMSC1410の関連付けを解除する。
図14の1476において、例えば、WTRU1402がEPSアタッチされており、デタッチタイプが複合EPS/GPRS」またはEPSのみまたはEPS/GPRS/IMSIを示す場合、MME1406が、EPSデタッチインジケーションメッセージ1476をMSC/VLR1410に送信してMME1406とのMSC1410の関連付けを解除する。
図14の1480において、WTRU1402が、MME1406からデタッチ受諾メッセージを受信する。例において、WTRU1402は、関係のあるRATのそれぞれの状態を、登録を取り消された状態、デタッチされた状態、または同等の状態に変更する。図14の1472、1474、および1476の順序は変わる。
図15は、UTRA(GPRS/UMTS/HSPA)RATからの、例示的なWTRUにより開始される複合デタッチ方法のフロー図の概略図である。
WTRU1502は、例えば、UTRAN RATの接続上で複合デタッチ要求1550を送信することによって、コアネットワークからそれ自体をデタッチするデタッチ方法を開始する。
図15の1550において、WTRU1502が、デタッチ要求1550などのNASメッセージをSGSN1504に送信する。デタッチ要求1550は、デタッチタイプ、P−TMSI、P−TMSI署名、またはスイッチオフなどの1または複数のパラメータを含む。例において、デタッチ要求1550は、複合EPS/GPRSデタッチ、複合EPS/IMSIデタッチ、または複合EPS/GPRS/IMSIデタッチなどのデタッチタイプインジケーションを含む。タイプインジケーションは、WTRU1502の状態およびネットワークへのアタッチのタイプに依存する。そのようなIEのより詳細な例は、以下で開示される。
図15の1552において、GPRSデタッチの場合、SGSN1504が、WTRU1502に関連するGGSNにおけるアクティブなPDPコンテキストを無効化する。これは、図15の1552、1554、1556、および1558に示されるように、SGSN1504がセッション削除要求1552をSGW1508およびPGW1512に送信し、PGW1512がセッション削除応答を送信することによって達成される。
図15の1560において、例えば、デタッチタイプがEPS/GPRSデタッチか、EPS/GPRS/IMSIか、またはEPS/IMSIデタッチかのどれかである場合、SGSN1504が、デタッチ通知理由メッセージを、さらにEPSアタッチされているWTRU1502について関連するMME1506に送信する。例において、理由は、WTRU1502に関する完全なデタッチを示す。
図15の1562において、MMEが、関係のあるWTRU1502に関するMME1506におけるアクティブなPDPコンテキストを無効化する。例において、これは、MME1506がPDN接続毎のセッション削除要求(LBI)1562をSGW1508およびPGW1512に送信し、図15の1568においてセッション削除応答を受信することによって達成される。
図15の1570において、MME1506が、デタッチ肯定応答メッセージをSGSN1504に送信する。
図15の1572において、例えば、WTRU1502がIMSIアタッチされていた場合、SGSN1504またはMME1506が、IMSIデタッチインジケーション(IMSI)メッセージ1572をMSC/VLR1510に送信する。例において、SGSN1504は、デタッチタイプが複合EPS/IMSI、複合EPS/GPRS/IMSI、またはEPS/IMSIを示す場合、IMSIデタッチインジケーションメッセージ1572を送信する。
図15の1574において、例えば、WTRU1502がGPRSアタッチされていた場合、SGSN1504またはMME1506が、GPRSデタッチインジケーションメッセージ1574をMSC/VLR1510に送信してSGSN1504とのMSC1510の関連付けを解除する。例において、SGSN1504は、デタッチタイプが複合EPS/GPRSまたは複合EPS/GPRS/IMSIを示す場合、GPRSデタッチインジケーションメッセージ1574を送信する。
図15の1576において、WTRU1502がEPSアタッチされていた場合、SGSN1504またはMME1506が、EPSデタッチインジケーション(IMSI)メッセージ1576をMSC/VLR1510に送信してMME1506とのMSC1510の関連付けを解除する。SGSN1504またはMME1506は、デタッチタイプが複合EPS/GPRSまたはEPS/GPRSまたはEPS/IMSIを示す場合、EPSデタッチインジケーション(IMSI)メッセージ1576をMSC/VLR1510に送信する。
図15の1580において、SGSN1504が、デタッチ受諾メッセージをWTRU1502に送信する。デタッチタイプIEのスイッチオフビットが、デタッチがスイッチオフ状況に起因するものでないことを示す場合、SGSN1504は、デタッチ受諾をWTRU1502に送信する。図15に関連して説明された方法は、WTRU1502がPS CNエンティティとさらにMSC/VLR1510との両方に関するデタッチ手順を実行しているときにも当てはまることに留意されたい。
このように、WTRU1502が、MME1506に対して複合デタッチ方法1500を開始し、MME1506が、さらに、MSC/VLR1510にデタッチ要求を示す。MME1506は、デタッチインジケーションをMSC/VLR1510に転送する。また、WTRU1506は、MSC/VLR1510と複合デタッチ方法を実行し、WTRU1502は、CSとPS−MMEとの両方またはPS−SGSNに関するデタッチを示す。そして、MSC/VLR1510は、デタッチインジケーションを適切なCNノード、例えば、MME1506またはSGSN1504に転送する。
一部の例において、MME1506は、所定の期間、WTRU1502と通信しなかった場合、WTRU1502を暗黙的にデタッチする。例において、MME1506は、関係のあるRATに関するコアネットワークにおけるMRA動作のための関連付けを削除するための手順を開始する。別の方法においては、WTRU1502が、コアネットワークからそれ自体をデタッチするために、例えば、LTE RATの接続上でMME1506から複合デタッチ要求を受信する。
図16は、例示的なモビリティ管理エンティティ(MME1606)により開始される複合デタッチ方法1600のフロー図の概略図である。
1650において、WTRU1602が、MME1606からデタッチ要求メッセージ1650を受信する。例において、WTRU1602は、ECM−CONNECTED状態である場合にのみMME1606からデタッチ要求メッセージ1650を受信する。MME1506により開始されるデタッチ方法は、例えば、O&M介入による明示的なものであるか、または暗黙的なものであるかのどちらかである。1652ないし1672は、図14および図15に関連して説明されたWTRU1602により開始されるデタッチ手順と同様である。1676において、WTRU1602は、1650の後の任意の時間にデタッチ受諾メッセージ1676をMME1606に送信する。例において、WTRU1602は、1650においてMME1606からデタッチ要求メッセージ1650を受信する場合にのみMME1606にデタッチ受諾メッセージ1676を送信する。eノードB(図示せず)は、このNASメッセージをMME1606に転送する。WTRU1602は、MRAに関連するRATのそれぞれの状態を、登録を取り消された状態、デタッチされた状態、または同等の状態に変更する。
例において、WTRU1602は、MME1606がWTRU1602にデタッチ要求1650を送信するとき、UTRAN(またはそれに登録されていた場合はMSC/VLR)にアタッチされたままである。また、MME1606は、例えば、SGSNおよび/またはMSC/VLRにデタッチ通知メッセージ1660を送信することによって、SGSN1604および/またはMSC/VLR1610に、それがWTRU1602をデタッチしていることを示す。デタッチ方法1600が完了した後、WTRU1602は、それがまだアタッチされているRATを(これがまだ起動されていない場合)起動し、そのRAT上でその動作を継続する。
一部の例において、SGSN1604は、所定の期間、WTRUと通信しなかった場合、WTRU1602を暗黙的にデタッチする。例において、SGSN1604は、MRAに関連するRATに関するコアネットワークにおけるMRA動作のための関連付けを削除するための方法を開始する。一部の例において、WTRU1602は、コアネットワークからそれ自体をデタッチするために、例えば、UTRAN RATの接続上でSGSN1604から複合デタッチ要求を受信する。
図17は、例示的なサービング汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(SGSN)により開始される複合デタッチ方法1700のフロー図の概略図である。1750において、WTRU1702が、SGSN1704からデタッチ要求メッセージ1702を受信する。デタッチ要求メッセージ1702は、デタッチタイプを含む。SGSN1704は、WTRU1702が接続状態である場合にデタッチ要求メッセージ1750を送信するのみである。SGSN1704により開始されるデタッチ方法1700は、例えば、O&M介入による明示的なものであるか、または暗黙的なものであるかのどちらかである。図17において、1752ないし1778は、図14および図15に関連して説明されたWTRU1702により開始されるデタッチ手順と同様である。1780において、WTRU1702が、1750の後の任意の時間にデタッチ受諾メッセージ1780をSGSN1704に送信する。例において、WTRU1702は、ステップ1750においてSGSN1704からデタッチ要求メッセージ1750を受信する場合にのみSGSN1704にデタッチ受諾メッセージ1780を送信する。例において、WTRU1702は、MRAに関連するRATのうちの1または複数の状態を登録を取り消された状態、デタッチされた状態、または同等の状態に変更する。
WTRU1702は、SGSN1704がWTRU1702にデタッチ要求1750を送信するとき、そのSGSN1704がWTRU1702に登録されていた場合、EUTRANまたはMSC/VLRでアタッチされたままである。また、SGSN1704は、例えば、MME1706とMSC/VLR1710との一方または両方にデタッチ通知メッセージ1760を送信することによって、MME1706および/またはMSC/VLR1710に、SGSN1704がWTRU1702をデタッチしていることを示す。デタッチ方法1700が完了した後、WTRU1702は、まだアタッチされているRATを、まだ起動されていない場合は起動し、そのRAT上でその動作を継続する。
例において、HLR(図示せず)は、いくつかのオペレータのポリシーまたは加入情報に基づいてWTRU1702をデタッチする。例において、HLRは、MRAに関連する1または複数のRATに関するコアネットワークにおけるMRA動作のための関連付けを削除するための手順を開始する。例において、WTRU1702は、HLRからのそのようにするためのインジケーションの結果としてSGSN1704から複合デタッチ要求を受信する。
図18は、例示的なホームロケーションレジスタ(HLR)により開始される複合デタッチ方法1800のフロー図である。図18の1850において、HLR1814が、取消しタイプが加入取りやめに設定されることを伴ったIMSI取消しタイプである位置取消しメッセージ1850をSGSN1804に送信して、SGSN1804からWTRU1802の加入者のMMおよびPDPコンテキストを直ちに削除することを要求する。
図18の1852において、WTRU1802が、SGSN1804からデタッチ要求メッセージ1852を受信する。SGSN1804は、デタッチタイプを有するデタッチ要求をWTRU1802に送信することによって、WTRU1802にSGSN1804がデタッチされたことを知らせる。
図18において、1854ないし1882は、SGSN1804により開始されるデタッチ方法と同様である。図18の1884において、SGSN1804が、位置取消し肯定応答(IMSI)メッセージ1884を伴ったMMおよびPDPコンテキストの削除を確定する。
例において、方法1800は、WTRU1802がMME1806またはMSC/VLR1810に登録されているときに同様に使用される。したがって、MME1806またはMSC/VLR1810は、HSS/HLR1814から位置取消しメッセージをやはり受信する。また、同様の動作が、MME1806およびMSC/VLR1810に関して行われる。例えば、WTRU1802がデタッチされ、デタッチ通知がその他のCNのノード、例えば、MME1806および/またはSGSN1804に送信される。
図19、図20、および図21は、3GPPネットワークにおけるRATおよび非3GPPネットワークにおけるRATに関するデュアル(dual)RATアクセスのための単一のアタッチ方法を開示する。3GPPネットワーク制御ノードと非3GPPネットワーク制御ノードとの間の相互接続は必ずしも保証されないので、以下の手法、つまり、非3GPPサイトに至るまでにHSS/認証、認可、およびアカウンティング(AAA)システムを経ることが、図19、20、および21に開示され、アタッチ要求は、3GPPセルおよび3GPPネットワークで始まり、次いで、非3GPPネットワークと通信する。
図19は、3GPPネットワークと非3GPPネットワークとの両方へのWTRUのアタッチをもたらす、UTRA(GPRS/UMTS/HSPA)RATかまたはEUTRA(EPS/LTE)RATかのどちらかからの複合アタッチ要求方法1900の例のフロー図の概略図である。図19の1950において、WTRU1902が、3GPP/非3GPPネットワークへの複合アタッチのアタッチタイプで3GPPネットワーク1904にアタッチ要求1950を送信する。図19の1952において、3GPPネットワーク1904が、WTRU1902の認証およびセキュリティ手順をトリガーする。図19の1950、1952、1954、および1956に示されるように、WTRU19902は、3GPP AAAサーバなどのサーバに登録され(1954)、AAAは非3GPPネットワークにおいてWTRUを登録する(1956)。図19において、1958は、3GPPアタッチ手順である。
図20は、3GPPネットワークと非3GPPネットワークとの両方へのWTRUのアタッチをもたらす、非3GPP RATからの複合アタッチ要求方法2000の例のフロー図の概略図である。図20の2050において、WTRU2002が、非3GPPシステム2010に登録され、非3GPPシステム2010は、そのゲートウェイ/および信頼できるノードをWTRU2002の加入者情報で更新する。ゲートウェイ/信頼できるノード2010は、AAAサーバ2008をWTRU2002の加入者情報で更新する。次いで、AAAサーバ2008は、HLR2006をWTRU2002の加入者情報で更新する。そして、AAAサーバ2008は、HLR2006へのWTRU2002の登録をトリガーする。WTRU2002の加入者データおよび位置に基づいて、HLR2006またはAAAサーバ208は、WTRU2002がサポートするアクセス技術およびWTRU2002の加入者情報に応じて、MME/SGSN2004に加入者挿入情報を送信する。そして、MME/SGSN2004は、アタッチ方法を実行するトリガー2062である。
例においては、図20のアタッチ手順2062が、実行される。例において、図20のアタッチ手順2062は、以下の通りである。MME2004は、WTRU2002が現在そのサービスを受けているHSSを更新し、HSSからWTRU2002の加入情報を取得する。次いで、MME2004は、IPアドレスの割り当てがLTEにおけるアタッチ手順の一部であるので、SGW/PDN GWへのWTRU2002のPDN接続を生成する。
例において、図20のアタッチ手順2062は、以下の通りである。WTRU2002がSGSN2004から適切にデタッチせずに同じSGSN2004に再アタッチする場合に存在する、WTRU2002に関してSGSN2004にアクティブなPDPコンテキストが存在する場合、SGSN2004は、適切なGGSNにPDPコンテキスト削除要求(TEID)メッセージを送信することによって、これらのPDPコンテキストを削除する。GGSNは、PDPコンテキスト削除応答(TEID)メッセージを伴って肯定応答する。SGSN2004は、HLR2006および古いMSC/VLRに対して位置更新手順を開始して古い位置を除去する。位置更新手順は、古いSGSNおよび適切なGGSNのあらゆる既存のPDPコンテキストを削除する結果となる。HLR2006は、HLR2006とSGSN2004との間で加入者データ挿入メッセージ/加入者データ挿入肯定応答メッセージを交換することを通じて、HLR2006からSGSN2004に加入データを送信する。そして、SGSN2004は、VLRおよびHLR2006に対して位置更新手順を開始して、通信ネットワーク全体にWTRU2002の新しい位置を伝播する。
図20の2064に示されるように、3GPPアタッチが完了した後、MME/SGSN2004は、AAAサーバ2006に登録完了を送信する。図20の2066において、AAAサーバ2006が、TAI、LAI、RAI、TMSI、およびIPアドレスのうちの1または複数を含む3GPPアタッチ情報で非3GPPノードを更新する。
非3GPP制御ノードがネットワーク内で3GPP制御ノードによって到達可能である場合、3GPP制御ノードが非3GPP制御ノードに要求するところを示す図21で以下に開示される以下のシーケンスで、一方の制御ノードがWTRU2002の代わりに他方にWTRU2002のRATを渡るアクセスを可能にするように要求することによって、デュアルモードのアタッチが実行される。
図21は、3GPPネットワークと非3GPPネットワークとの両方へのWTRUのアタッチをもたらす複合アタッチ方法2100の別の例のフロー図の概略図である。図21の2150において、3GPPセルと非3GPPセルとの両方を検出した後のWTRU2102が、アタッチタイプEPS/非3gのデュアルモードアタッチ要求2150を送信することによって、3GPP RAT/セル、例えばLTEセルからデュアルRATネットワーク登録2150を開始する。
図21の2152において、3GPP−CN制御ノード、例えば、MME2104がデュアルモードアタッチ要求を受信するとき、MME2104は、まず、3GPPドメインでHSS(図示せず)と一緒にWTRU2102を認証し、セキュリティキーを生成する。図21の2154において、WTRU2102およびCN2104のコンテキストが、ゲートウェイノード、例えば、S−GW2106もしくはP−GW2108、またはSGSN/GGSN(図示せず)で確立される。図21の2120において、非3GPPセルでWTRU2102によって発見された非3GPPのRAT情報に基づいて、3GPP−CN制御ノード2104が、必要なWTRU2102および非3GPPのセル情報を用いて、非3GPPローカルネットワーク制御ノード、例えば、信頼できる非3GPPアクセスノード2112に非3GPPアクセス登録を送信する。
図21の2158において、非3GPP制御ノード2112が、WTRU2102の情報およびP−GWの情報を含む認証および認可情報をHSS/AAA2110と交換し、WTRU2102に関する非3GPPアクセス認可パラメータを取り返す。
図21の2160において、非3GPP制御ノード2112が、3GPP制御ノード2104に肯定応答メッセージを送り返し、クロス−RAT登録の成功を知らせる。図21の2162において、3GPP制御ノード2104が、3GPPネットワークおよび非3GPPネットワークのための動作パラメータとともにアタッチ受諾メッセージをWTRU2102に送り返す。
図22は、セッション管理を実行するための異なる方法を概略的に示す。図22Aに示されるのは、RAT−固有のセッション管理方法であり、メッセージ2234AがWTRU2202からUMTSシステム2204、2206のSGSNであるNASレベルエンティティ2212に送信される。メッセージ2234は、エアーインターフェース516上で送信される。図22Bに示されるのは、プロキシに基づくセッション管理であり、メッセージ2234がWTRU2202からLTEシステム2214、2207のMMEであるNASエンティティ2213に送信される。そのとき、メッセージ2234は、NASエンティティ2213からUMTSシステムのSGSNであるNAS2212に送信される。メッセージ2234は、NAS2212のためのセッション管理情報を含む。
WTRU2202は、モビリティ管理のために以下のうちの少なくとも1つを実行する。WTRU2202が、MRAのサポートに関してネットワークを監視する。WTRU2202が、アタッチ受諾、アタッチ拒否、TAU受諾、TAU拒否のうちの1または複数などの登録メッセージで、MRAのサポートについてのインジケーションを受信する。WTRU2202が、その他のNASメッセージで、またはOMA DMもしくはOTAを介してMRAに関するネットワークのサポートの明示的なインジケーションを受信する。
WTRU2202は、ネットワークへの登録手順においてそのMRA機能を示す。WTRU2202は、ネットワークに登録すると、そのMRA動作のサポートのインジケーションを提供する。例えば、WTRU2202は、以下の登録メッセージ、すなわち、アタッチ要求、GMMアタッチ要求、ロケーションエリア更新(LAU)要求、ルーティングエリア更新(RAU)要求、およびトラッキングエリア更新(TAU)要求のうちの1または複数でそのMRAのサポートを示す。例において、このインジケーションは、無線アクセス機能IEもしくはネットワーク機能IE、またはこの目的のために定義される任意のその他の新しいIEの一部として含まれる。
例において、WTRU2202は、その他のNASメッセージを課してこのインジケーションを提供する。例えば、MRAのサポートに関するインジケーションは、EMM情報で提供される。WTRU2202は、WTRU2202の設定が変更されると、MRA動作がWTRU2202で今サポートされているかもしくはアクティブ化されているか、またはWTRU2202で今無効化されているかもしくはサポートされていないなど、MRAのサポートを示す。例えば、WTRU2202によって送信されるMRAのサポートのインジケーションは、MRAのサポートが変更されるときになされる。例えば、WTRU2202は、そのMRA動作のサポートがサポートされていないもしくは無効化されていることから、サポートされているもしくはアクティブ化されていることに変わるか、またはサポートされているもしくはアクティブ化されていることからサポートされていないもしくは無効化されていることに変わる度にネットワークに示す。
WTRUは、MRAに対応したRATである複数の関係のあるRATに関するコアネットワーク(CN)のドメインに登録する。例えば、RATは、MRAに対応しているとしてWTRUによって決定されている。例えば、WTRUは、MRA動作のためにLTEおよびUMTSを使用している場合、MMEとSGSNとの両方に登録する。例において、WTRUは、MSC/VLRなどのその他のノードにも登録する。WTRUは、MRAのサポートのアクティベーションまたはインジケーションがあると2つ以上のCNのノードへのそのような登録を実行する。代替的に、そのような登録は、たとえWTRUが両方のRATまたは関係のあるRATのうちの少なくとも1つでアイドルモードのままである場合も行われる。例えば、WTRUは、たとえMRA動作が電源がオンになった直後に使用されないとしても、電源がオンになると(MME、SGSN、およびMSC/VLRなどの)必要なCNエンティティに登録する
例において、HSS、HLR、MME、SGSN、またはMSC/VLRなどのCNエンティティは、MRA動作がWTRUに対して提供される可能性があるか否かを示すために、例えば、あらゆるWTRU(WTRUの加入プロファイルに)に関して1つのインジケーションを有する。例えば、アタッチすると、HSSは、MRA動作がWTRUに関してサポートされるか否かのインジケーションをHSSによって送信されるロケーション更新ACKメッセージでMMEに転送する。SGSN、HSS、MSC/VLR、およびHLRなどのその他のネットワークエンティティは、WTRUがMRA動作に関してサポートされるか否かを示す同様のメッセージを送信する。例において、WTRUは、PSもしくはCSのみ、LTEのPSおよびUMTSのPSのみ、LTEのPSおよび非3GPPのPSのみ、またはLTEのPSならびにUTRANのPSおよびUTRANのCSのみなどの特定のサービスに関してのみに関してMRA動作を許される。
例において、以下は、WTRUに関する加入情報である。MRA動作は、1つのIPアドレスに関してのみ許され、特定のAPNへの接続を介して得られるトラフィックに関してのみ許される。
上で開示されたモビリティ管理方法は、さまざまなタイプのRATおよびさまざまなCNエンティティのために使用される。例えば、WTRUおよびMMEエンティティが通信するLTEシステム内のWTRUに関して開示された方法が、WTRUおよびSGSNエンティティが通信するUTRANシステム内のWTRUによっても使用される。
WTRUがネットワーク、RAT、またはCNエンティティのうちの1または複数上で登録を実行するための登録方法が、開示される。WTRUは、MRAサービスを使用するために、異なるRATに属する異なるCNエンティティ上で登録を行う。新しい登録のタイプが、MRAが必要とされることをネットワークに示すWTRUによって定義される。
例において、WTRUは、MRAを用いるEPSアタッチなどの新しいアタッチタイプIEを有するアタッチ要求メッセージを送信することによって、LTEまたは別のネットワークタイプ上でアタッチ手順を実行する。代替的に、WTRUは、EPSアタッチなどの既存のアタッチタイプを使用し、WTRUのMRAのサポートなどの追加IEをメッセージに含める。例において、WTRUは、MME/SGSNへのデュアル登録、またはMME/SGSN/MSCへのトリプル(triple)登録をそれぞれ示すための「EPS/SGSNアタッチ」または「EPS/SGSN/IMSIアタッチ」などの新しいアタッチタイプを送信する。その他のネットワークエンティティおよびその他のネットワークタイプが使用される。
例において、WTRUからメッセージを受信するCNエンティティ、例えば、MMEエンティティが、MRAを実行するために1または複数のその他のCNエンティティにおいてWTRUを登録する。CNエンティティは、WTRUがMRA動作を許されることを示すWTRUの加入に応答して1または複数のその他のCNエンティティにおいてWTRUを登録する。例において、WTRUは、直接WTRUによってまたはWTRUが1または複数のCNエンティティに登録することに応答してCNエンティティによってCNエンティティに登録される。
例において、MMEは、LTEネットワークへのWTRUの登録が成功であったことを示すアタッチ受諾メッセージを送信する。NASメッセージまたはその他のタイプのメッセージがWTRUに送信され、該メッセージはWTRUがUMTS、GERANなどの別のRAT上で特定のその他のシステムへの登録、またはSGSNもしくはMSC/VLRなどの特定のエンティティへの登録、または非3GPPアクセスへの登録を実行すべきであることを示す。WTRUが別のRAT上で別のネットワークエンティティまたは別のネットワークに登録すべきであることを示すメッセージは、ネットワークオペレータのポリシー、加入情報(MMEのローカルにあるかまたはHSSからMMEによって取り出されるかのどちらかである)、位置または負荷/混雑情報に基づいて送信される。
例において、MMEまたはその他のネットワークエンティティは、WTRUの代わりにSGSNまたはMSC/VLRなどの必要とされるCNへの登録を実行する。そのとき、MMEは、S3インターフェース、またはこれらの2つのネットワークエンティティを接続する別のインターフェースを使用してSGSNに対する登録手順を実行する。MMEまたはその他のネットワークエンティティは、新しいメッセージタイプまたは既存のメッセージタイプを使用する。MMEまたはその他のネットワークエンティティは、WTRUが少なくとも2つのRAT上で同時に動作すると予想されるように、受信するエンティティに、WTRUの登録のタイプがMRA登録であることを示す。
例において、ネットワークエンティティのうちの1つは、WTRUの主な登録またはコンテキストに責任を持つマスタエンティティである。MMEおよびSGSNまたはMSC/VLRなどのネットワークエンティティは、どのエンティティがWTRUの主な登録またはコンテキストに責任を持つことになるのかについて調整し、及び合意する。例において、マスタエンティティは、開始ノードであるか、または、オペレータのポリシーまたはこれらのエンティティのローカルで定義されるその他の条件に基づいて、CNエンティティがマスタエンティティを決定する。例において、マスタノードは、ネットワークの状態に基づいて決定され、例えば、特定のネットワークのリソースが少ないとき、マスタエンティティは異なるネットワークに割り振られる。
例において、MMEなどのネットワークエンティティは、その他のCNエンティティにWTRUのMRA動作のためのコンテキスト情報を提供する。例えば、MMEは、SGSNにEPSベアラコンテキストを提供し、PDN接続の数、PDN接続のタイプ、例えば、IPv4またはIPv6、およびデフォルトベアラの数を示す。例において、MMEは、PDN GWとSGWとの一方または両方に関する情報を送信する。例えば、MMEは、PDN GWおよびSGWのアドレス、セットアップされるべき新しいベアラのトンネルエンドポイントID、およびWTRUのMRA動作に関連する任意のその他の情報を含む。例において、MMEは、WTRUのMRAについてその他のCNエンティティに知らせる。例えば、MMEは、PDN GWとSGWとの一方または両方に、WTRUがMRAモードで動作することをメッセージで送信する。SGSN、PDN GW、またはSGW、またはその他のネットワークエンティティは、WTRUがMRAモードで動作するというインジケーションを使用してWTRUに関するその他のアクションを実行する。例えば、PDN GWは、MME/SGWとSGSNとの両方のために、WTRUのコンテキスト情報を記憶する。別の例として、WTRUの登録手順の間じゅうずっと、MMEは、新しいデフォルトベアラを生成するとき、WTRUのMRA機能に応じて、SGSNまたはRNCなどの異なるRATタイプを通じてWTRUのための追加のデフォルトベアラリソースおよびベアラコンテキストを準備するようにSGW/PGWに指示する。例において、SGW/PGWは、単一のデフォルトベアラを使用し、複数の専用ベアラおよび複数のセカンダリPDPコンテキストを確立する。
例において、コアネットワークのCNエンティティからWTRUのMRA動作に備えるための指示を受信するCNエンティティ、例えば、SGSNは、ローカルもしくはリモートのどちらかで取得される加入情報などのネットワークオペレータのポリシー、位置情報、負荷、または混雑情報のうちの1または複数に基づいて登録を受諾または拒否する。
WTRUのMRA動作に備えるための指示を受信する他方のネットワークエンティティ、例えば、SGSNが登録を受諾する場合、他方のネットワークエンティティ、例えば、SGSNは、送信するネットワークエンティティ、例えば、MMEにメッセージを送信する。例において、送信するネットワークエンティティに送信されるメッセージは、新しいメッセージタイプ、または新しい理由もしくはIEを用いる既存のメッセージタイプである。他方のネットワークエンティティ、この例においてはSGSNは、制御またはユーザプレーンのためのトンネルエンドポイントのアドレスに関して、送信するネットワークエンティティ、この例においてはMMEへの情報をも含む。他方のエンティティ、この例においてはSGSNは、送信するエンティティ、この例においてはMMEへの応答メッセージで、WTRUに関する情報を提供する。WTRUに関する情報は、MSC/VLRから得られるS−TMSI、ルーティングエリア識別情報、またはロケーションエリア識別情報のうちの1または複数を含む。
例において、他方のエンティティ、この例においてはSGSNがオペレータのポリシーまたは加入ポリシーに基づいて登録を拒否する場合、他方のエンティティは、送信するエンティティに、適切な理由を含む登録の拒否を示すメッセージを送信する。例において、この例においてはMMEである送信するエンティティまたはWTRUは、登録の再試行を監視する例えば何らかのタイマーに基づいて登録を再試行する。
WTRUは、送信するネットワークエンティティ、この例においてはMMEと、受信するエンティティ、この例においてはSGSNとの両方によって複合手順が受諾されたことを示すアタッチ受諾メッセージを受信する。例において、メッセージは、アタッチ結果または更新結果)IEに関する新しい値を使用し、アタッチ受諾メッセージは、既存のアタッチ受諾メッセージに新しいIEを追加する。例において、WTRUは、両方のCNに関する共通のNASモビリティ管理識別、および2つのPSドメインに関する識別およびCSドメインに関する識別を与えられる。例において、WTRUは、CNまたはRAT毎に独立した識別子を与えられる。例えば、WTRUは、LTEの動作毎のS−TMSI、GPRSの動作毎のP−TMSI、およびCSドメインの動作毎のTMSIを与えられる。
例において、WTRUは、共通の周期的な更新タイマーを備え、それが切れると、必要なCNのドメインへの周期的な更新登録を実行する。周期的な更新は、複合的な周期的な更新または登録メッセージを受信したCNエンティティであるプライマリCNエンティティから、SGSNおよび/またはMSC/VLRなどの、WTRUが登録される別のCNエンティティへの、複合登録または更新をトリガーする複合的な周期的更新である。
例において、WTRUは、既存の方法を使用して個々のCNエンティティに対する独立した更新を実行する。例において、1つのCNエンティティへの周期的な更新または登録メッセージは、その他のCNエンティティへのWTRUの登録ステータスのインジケーションを、RAI、P−TMSI、GUTTI、S−TMSI、およびTMSIなどのCNエンティティの識別情報のうち1または複数とともに含む。
例において、WTRUは、まず、1つのCNまたはRATに登録し、MRA動作をトリガーするイベントが起きるとき、別のRATまたはCN上で登録を行う。例において、WTRUは、トラッキング/ルーティング/ロケーションエリア更新メッセージを登録メッセージとして使用する。
例において、MRA WTRUは、所与のRAT上でアイドルモードであり、一方、別のRAT上では接続モードである。各RATにおけるアイドルモードと接続モードとの間の遷移は、互いに無関係に発生する。例において、WTRUは、1つのRAT上でアイドルモードであることを許されず、一方、別のRAT上では接続モードであることを許されない。例において、WTRUがRAT上でアイドルモードになるとき、WTRUがRAT上で通信しないまま所定の期間よりも長くアイドルモードに留まることを防止するために、所定の時間を有するタイマーが開始される。タイマーは、WTRU、コアネットワーク、またはRANにおいて開始される。
例において、WTRU、RAN、またはコアネットワークは、MRA動作モードから単一RAT動作モードに遷移する。例において、WTRU、RAN、またはコアネットワークは、WTRUがMRAモードから単一RATアクセスモードに遷移することを要求する。
例において、WTRUは、いくつかのドメイン上で、またはいくつかのCNエンティティ、例えば、MMEおよびMSC/VLRに登録され、各RAT上で実行される並列のもしくは同時のセッションが存在するとき、またはセッションが異なるCNエンティティによって制御されるとき、RATを起動するのみである。例えば、MMEとMSC/VLRとの両方に登録され、MRAで動作しているWTRUは、同時に必要とされるPSサービスとCSサービスとの両方が存在する場合、MRAのみを使用する。例えば、LTE CNにおけるWTRUは、CS通話が存在するときにCSFBを実行するが、LTEに関するPSを使用しない。別の例として、LTEのPSセッションおよびGERAN/UTRANのCSセッションを用いるWTRUは、MRAで動作し、したがって、LTEへのRATとGERAN/UTRANへのRATとの両方を使用している。
例において、トリガーが、WTRUまたはネットワークエンティティのどちらか、または両方に適用される。例において、トリガーは、MRA動作を開始するか、またはMRA動作を終了する。例において、トリガーは、WTRUがMRA動作に入るための方法を開始するもので、このMRA動作とはWTRUがコアネットワーク上で登録を行うことを含む。
例において、WTRUの加入が、1つのRAT上で提供される最大ビットレートが存在し、追加のサービス要求、例えば、任意のQoSクラスまたは追加のリソースを必要とするセッション管理要求が存在するようなものである場合、WTRUがMRA動作に入るためにトリガーがアクティブになる。例においては、トリガーを起こす要求されたサービスのタイプが、MRA動作のためのRATを決定する。例えば、PSサービスが要求される場合、LTEなどのPSサービスを提供するRATが、MRA動作のためにアクティブ化される。別の例として、WTRUがアクティブなLTE RATを有する場合、MOまたはMT CSサービス、例えば、SMS、SS、音声通話の要求が、CSを提供するRAT上のMRAのアクティブ化/開始をトリガーする。
ユーザは、MRA動作を要求する。例えば、ユーザは、ユーザインターフェース上でMRA動作を要求するか、またはMRA動作をトリガーするWTRUの設定を変更する。例において、WTRUの設定は、OMA DMまたはOTAを介して変更され、これにより、MRA動作をトリガーする。
例において、WTRUは、システムの任意のネットワークエンティティ、例えば、RNC、eノードB、ノードBなどの任意のRANエンティティ、またはCNエンティティ、例えば、MMEまたはSGSNから、MRAで動作するための明示的なインジケーションを受信する。
例において、MRA動作に入るためのトリガーは、システムがMRAをサポートするというインジケーションがWTRUによって受信されると起こされる。例において、WTRUは、ネットワークがMRA動作をサポートするというインジケーションを受信する場合、WTRUのユーザがMRAに入りたいか否かを決定する。例において、WTRUは、ネットワークがMRAをサポートしないとき、ユーザに示す。
例において、MRA動作に入るためのトリガーは、WTRLが特定のAPNへのまたは特定のサービス(MOもしくはMT)のためのPDN接続を要求した結果として起こされる。例において、MRA動作に入るためのトリガーは、所定の数のPDN接続が既に1つのRAT上でセットアップ済みであるとき、PDN接続の要求の後、起こされる。
例において、WTRUがVPLMNローミング(VPLMN roaming)しているとき、VPLMNは、これが問題のVPLMNに関して許可されているというHPLMNからのインジケーションがあるとMRAをアクティブ化する。
例において、サービスのサポートがないことが、MRAをアクティブ化するためのトリガーを起こす。例えば、CSFBのサポートがないことが、WTRUに関するMRAをアクティブ化し、その結果、それぞれ、LTEおよびUTRAN/GERANを介したPSサービスとCSサービスとの両方を引き続き有することができる。別の例として、LTE(NASまたはRRCメッセージで示される)におけるIMSまたはVoIPのサポートがないことが、MRAをアクティブ化するためのトリガーを起こし、その結果、WTRUが、GERAN/UTRANのCSドメインを介した音声サービスを引き続き得ることができる。
例において、WTRUがLTE内にいる間にCSの緊急通報を行う要求は、緊急通報を提供するためにMRA動作がアクティブ化されるためのトリガーを起こす。
図23は、2つの新しい情報要素(IE)を導入する複合アタッチ手順のためのEPSアタッチタイプ情報要素(IE)を示す表を概略的に示す。例において、複合デタッチ手順のためのEPSアタッチタイプ情報要素(IE)は、複合EPS/GPRS/IMSIアタッチ2310および複合EPS/GPRSアタッチ2320を含むように定義される。新しい複合アタッチ情報要素2310、2320は、それぞれ、ビット011および100として表される可能性がある。
図24は、複合アタッチ手順のための修正されたEPSアタッチ受諾メッセージを示す表を概略的に示す。EPSアタッチ受諾メッセージ2410は、新しいIE「UTRANアタッチステータス」をカプセル化する。例において、アタッチ受諾メッセージ2410は、単一のPDPコンテキストアクティベーションが使用される複合アタッチ方法である。
図25は、図24に示された修正されたEPSアタッチ受諾メッセージに関連して検討されたGPRS/UMTSアタッチステータス情報要素(IE)を示す表を概略的に示す。このGPRS/UMTSアタッチステータス情報要素(IE)の内容は、定義された通常のGPRS/UMTSアタッチ受諾メッセージの内容と同じである。例において、IEは、WTRUへの最終送信先を有するMMEなどのEPCネットワークノードに対する透過的なコンテナでもある。SGSNなどのGPRS/UMTSのコアネットワークノードは、GPRS/UTRANアタッチ受諾メッセージ並んで追加の情報を含める。IEは、MMEなどのEPCノードによって処理され、使用すべき追加の情報も含む。例において、1つのシステム、例えば、EPS、GPRS/UMTS、または非3GPPSシステムからのアタッチ受諾メッセージは、他方のシステム、例えば、EPS、GPRS/UTRAN、または非3GPPネットワークによってWTRUに送信されるアタッチ受諾メッセージにカプセル化され、WTRUに最終的なアタッチ受諾メッセージを送信するシステムに対する透過的なコンテナとしてカプセル化される可能性がある。透過的なコンテナは、ネットワークエンティティがメッセージの内容を解釈または理解する必要がないが、ネットワークを通じてメッセージを渡すことを意味する。
図26は、修正されたEPSアタッチ受諾メッセージの内容の別の例を示す表を概略的に示す。図26に示されるのは、UTRANアタッチステータス2610およびPDPコンテキスト2620IEのUTRANアクティベーションである。2610と2620との両方は、情報要素(IE)であり、両方とも、WTRUにアドレス指定された透過的なコンテナにカプセル化される。UTRANアタッチステータス2610は、GPRS/UMTSのためのものである。
図27は、図26に示された修正されたEPSアタッチ受諾メッセージの例としてGPRS/UMTSのPDPコンテキストメッセージの内容の例を概略的に示す。
図28は、図25に示されたGPRS/UMTSアタッチ受諾メッセージの内容と同じであるGPRS/UMTSアタッチ受諾メッセージの内容を概略的に示す。例において、UTRANアタッチ受諾メッセージの内容に関するメッセージの内容は、本明細書において開示された方法および装置に応じて定義される。
図29は、複合デタッチ手順のためのEPSデタッチ要求メッセージで使用されるデタッチタイプIEに関する情報要素(IE)の修正された表を概略的に示す。以下の追加のIE、すなわち、「複合EPS/GPRSデタッチ」2910、「複合EPS/GPRS/IMSIデタッチ」2920、「複合EPS/GPRSデタッチ」2930、および「複合EPS/GPRS/IMSIデタッチ」2940が、定義される。例において、追加のIEは、本明細書において開示された例のために使用される。
図30は、複合アタッチのためのGPRS/UMTSアタッチ要求メッセージで使用されるGPRS/UMTSアタッチタイプIEの表を概略的に示す。例においては、新しいGPRSアタッチタイプ情報要素が、複合デタッチ手順のために定義される可能性がある。以下の追加のIE、すなわち、「複合GPRS/EPSアタッチ」3010、「複合GPRS/IMSI/EPSアタッチ」3020、および「複合IMSI/EPSアタッチ」3030が、導入された。例において、新しいGPRSアタッチタイプは、本明細書において開示された例のために使用される。
図31は、複合アタッチ手順のためのGPRS/UMTSアタッチ受諾メッセージの内容の修正された表を概略的に示す。例においては、複合アタッチのための新しいGPRSアタッチ受諾メッセージが、定義される可能性がある。例えば、EUTRANアタッチ受諾3110と、タイプ参照がビット列(128)であり、および存在がOであるNONCE3120とが、定義される。複合アタッチのための新しいGPRSアタッチ受諾メッセージが、表のアタッチ受諾メッセージに追加される可能性がある。新しいGPRSアタッチ受諾メッセージは、本明細書において開示された例で使用される。
図32は、図31において導入されたEPSアタッチ受諾メッセージの内容に関する表を概略的に示す。例においては、複合デタッチ手順のための新しいEUTRANアタッチ受諾メッセージの内容が、本明細書において開示された装置および方法に応じて定義される可能性がある。
図33は、複合アタッチ手順のためのGPRS/UMTSアタッチ受諾メッセージの内容の表の別の例を概略的に示す。例において、EUTRANアタッチ受諾3310は、GPRS/UMTSのコンテキストアクティベーション結果の結果を示すIEである。NONCEは、3320である。定義されたIEは、本明細書において開示された例で使用される。
図34は、図33において導入されたGPTS/UMTS PDPコンテキストアクティブ化受諾メッセージの内容に関する表を概略的に示す。内容は、図27の表の内容と同じである。
図35は、図33において導入されたEPSアタッチ済み受諾メッセージに関する表を概略的に示す。例において、内容は、図32の表の内容と同じである。
図36は、複合デタッチのための情報要素のGPRS/UMTSデタッチタイプに関する表を概略的に示す。6つの追加のIE、すなわち、「複合GPRS/IMSIデタッチ」3610、「複合EPS/IMSIデタッチ」3620、「複合EPS/GPRS/IMSIデタッチ」3630、「複合EPS/GPRSデタッチ」3640、「複合EPS/IMSIデタッチ」3650、および「複合EPS/GPRS/IMSIデタッチ」3660が、導入された。新しいデタッチタイプ情報要素は、複合デタッチ手順のために表のデタッチメッセージに追加される。新しいデタッチタイプ情報要素は、本明細書において開示された例で使用される。
特徴および要素が特定の組み合わせで上で説明されているが、当業者は、各特徴または要素が、単独で、またはその他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用される可能性があることを理解するであろう。加えて、本明細書に記載の方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装される。コンピュータ可読媒体の例は、(有線または無線接続を介して送信される)電子的な信号と、コンピュータ可読ストレージ媒体とを含む。コンピュータ可読ストレージ媒体の例は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび取り外し可能なディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタルバーサタイルディスク(DVD)などの光媒体を含むがこれらに限定されない。ソフトウェアに関連するプロセッサが、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータで使用するための無線周波数トランシーバを実装するために使用される。
実施形態
1.無線送信/受信ユニット(WTRU)がマルチ無線アクセス技術(RAT)アクセス(MRA)動作を実行する方法であって、MRA動作をサポートするアクセスすべきセルを決定するステップと、単一の無線リソース制御(RRC)接続を制御する単一の非アクセス層(NAS)エンティティを使用して無線リソースを管理するステップとを備えた方法。
2.WTRUは、第1のRATの展開のために使用される少なくとも1つの周波数上の無線リソースを管理し、第2のRATの展開のために使用される少なくとも1つの周波数上のその他の無線リソースを同時に使用する実施形態1に記載の方法。
3.第1のRATはロングタームエボリューション(LTE)であり、第2のRATは高速パケットアクセス(HSPA)である実施形態2に記載の方法。
4.無線送信/受信ユニット(WTRU)がマルチ無線アクセス技術(RAT)アクセス(MRA)動作を実行する方法であって、MRA動作をサポートするアクセスすべきセルを決定するステップと、複数の無線リソース制御(RRC)接続を制御する単一の非アクセス層(NAS)エンティティを使用して無線リソースを管理するステップとを備えた方法。
5.WTRUは、第1のRRC接続上の第1のRATの展開のために使用される少なくとも1つの周波数上の無線リソースを管理し、第2のRRC接続上の第2のRATの展開のために使用される少なくとも1つの周波数上のその他の無線リソースを同時に使用する実施形態4に記載の方法。
6.第1のRATはロングタームエボリューション(LTE)であり、第2のRATは高速パケットアクセス(HSPA)である実施形態4に記載の方法。
7.WTRUは、RAT毎に1つずつRRCインスタントを使用する実施形態1ないし6のいずれか1つに記載の方法。
8.無線送信/受信ユニット(WTRU)がマルチ無線アクセス技術(RAT)アクセス(MRA)動作を実行する方法であって、MRA動作をサポートするアクセスすべきセルを決定するステップと、複数のRATのそれぞれのために非アクセス層(NAS)エンティティおよび1つの無線リソース制御(RRC)インスタンスを使用して無線リソースを管理するステップとを備えた方法。
9.WTRUは、第1のRATの展開のために使用される少なくとも1つの周波数上の無線リソースを管理するために第1のNASエンティティおよび第1のRRCインスタンスを使用し、第2のRATの展開のために使用される少なくとも1つの周波数上の無線リソースを管理するために第2のNASエンティティおよび第2のRRCインスタンスを同時に使用する実施形態8に記載の方法。
10.第1のRATはロングタームエボリューション(LTE)であり、第2のRATは高速パケットアクセス(HSPA)である実施形態9に記載の方法。
11.無線送信/受信ユニット(WTRU)がマルチ無線アクセス技術(RAT)アクセス(MRA)動作を実行する方法であって、MRA動作をサポートするアクセスすべきセルを決定するステップと、複数のRATのそれぞれのために非アクセス層(NAS)エンティティおよび1つの無線リソース制御(RRC)接続を使用して無線リソースを管理するステップとを備えた方法。
12.WTRUは、第1のRATの展開のために使用される少なくとも1つの周波数上の無線リソースを管理するために第1のNASエンティティおよび第1のRRC接続を使用し、第2のRATの展開のために使用される少なくとも1つの周波数上の無線リソースを管理するために第2のNASエンティティおよび第2のRRC接続を同時に使用する実施形態11に記載の方法。
13.第1のRATはロングタームエボリューション(LTE)であり、第2のRATは高速パケットアクセス(HSPA)である実施形態12に記載の方法。
14.MRA動作をサポートする公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)のリストを用いてWTRUの汎用加入者識別モジュール(USIM)を構成するステップをさらに備えた実施形態1ないし13のいずれか1つに記載の方法。
15.MRA動作をサポートするエリア識別のリストを用いてWTRUの汎用加入者識別モジュール(USIM)を構成するステップをさらに備えた実施形態1ないし13のいずれか1つに記載の方法。
16.MRA動作をサポートする限定加入者グループ(CSG)のリストを用いてWTRUの汎用加入者識別モジュール(USIM)を構成するステップをさらに備えた実施形態1ないし13のいずれか1つに記載の方法。
17.MRA動作をサポートする進化型ノード−B(eNB)/無線ネットワークコントローラ(RNC)のリストを用いてWTRUの汎用加入者識別モジュール(USIM)を構成するステップをさらに含む実施形態1ないし13のいずれか1つに記載の方法。
18.MRA動作をサポートするセル識別のリストを用いてWTRUの汎用加入者識別モジュール(USIM)を構成するステップをさらに備えた実施形態1ないし13のいずれか1つに記載の方法。
19.実施形態1ないし18のいずれか1つに記載の方法を実行するように構成された無線送信/受信ユニット(WTRU)。
20.無線送信/受信ユニット(WTRU)がマルチ無線アクセス技術(RAT)アクセス(MRA)動作を実行する方法であって、複数のRATネットワーク上でのMRA動作のためにWTRUを登録するための単一のアタッチ要求メッセージを送信するステップと、登録プロセスの間じゅうずっとWTRUの位置でMRA動作のために利用可能なネットワークリソースに関連する情報を提供するステップと、WTRUをRATネットワークのそれぞれにアタッチするステップとを備えた方法。
21.マルチ無線アクセス技術(RAT)アクセス(MRA)動作を実行するように構成された無線送信/受信ユニット(WTRU)。
22.第1のコアネットワークの第1の非アクセス層(NAS)エンティティおよび第2のコアネットワークの第2のNASエンティティと通信するように構成されたWTRUのNASエンティティと、第1のRATを使用する第1の接続および第2のRATを使用する第2の接続を制御するように構成された無線リソース制御(RRC)エンティティとを備え、第1のRATは第1のコアネットワークに接続され、第2のRATは第2のコアネットワークに接続される実施形態21に記載のWTRU。
23.第1のコアネットワークの第1の非アクセス層(NAS)エンティティおよび第2のコアネットワークの第2のNASエンティティと通信するように構成されたWTRUのNASエンティティと、第1のRATを使用する第1の接続を制御するように構成された第1の無線リソース制御(RRC)エンティティと、第2のRATを使用する第2の接続を制御するように構成された第2のRRCエンティティとを備え、第1のRATは第1のコアネットワークに接続され、第2のRATは第2のコアネットワークに接続される実施形態21に記載のWTRU。
24.第1のコアネットワークの第1の非アクセス層(NAS)エンティティと通信するように構成された第1のWTRUのNASエンティティと、第2のコアネットワークの第2のNASエンティティと通信するように構成された第2のWTRUのNASエンティティと、第1のRATを使用する第1の接続および第2のRATを使用する第2の接続を制御するように構成された無線リソース制御(RRC)エンティティとを備え、第1のRATは第1のコアネットワークに接続され、第2のRATは第2のコアネットワークに接続される実施形態21に記載のWTRU。
25.第1のコアネットワークの第1の非アクセス層(NAS)エンティティと通信するように構成された第1のWTRUのNASエンティティと、第2のコアネットワークの第2のNASエンティティと通信するように構成された第2のWTRUのNASエンティティと、第1のRATを使用する第1の接続を制御するように構成された無線リソース制御(RRC)エンティティと、第2のRATを使用する第2の接続を制御するように構成された第2のRRCエンティティとを備え、第1のRATは第1のコアネットワークに接続され、第2のRATは第2のコアネットワークに接続される実施形態21に記載のWTRU。
26.第1のRATおよび第2のRATは、ロングタームエボリューション(LTE)、(LTE−A)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、UMTS地上無線アクセス周波数分割複信(UTRA−FDD)、広帯域チャネル分割多元接続(WCDMA)、UMTS地上無線アクセス時分割複信(UTRA−TDD)、UMTS地上無線アクセス時分割複信高チップレート(UTRA−TDD HCR)、UMTS地上無線アクセス時分割複信低チップレート(UTRA−TDD LCR)、高速パケットアクセス(HSPA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、移動体通信用グローバルシステム(GSM)、GSMの進化のための拡張データレート(EDGE)、802.11b、802.11a、802.11g、802.11n、802.16a、802.16e、802.20、符号分割多元接続(CDMA)2000 1x、CDMA2000、およびエボリューションデータオプティマイズド(EV−DO)のうちの異なるものである実施形態22ないし25のいずれか1つに記載のWTRU。
27.第1のWTRUのNASエンティティは、第2のWTRUのNASエンティティと通信してパケット交換(PS)データの配信を調整するように構成される実施形態24または25に記載のWTRU。
28.RRCエンティティは、第1のRATを管理するようにRRCの第1のインスタンスを制御し、第2のRATを管理するようにRRCの第2のインスタンスを制御するようにさらに構成された実施形態22または24に記載のWTRU。
29.NASエンティティは、第1のRATを使用して、第1のNASエンティティおよび第2のNASエンティティと通信してセッション管理を実行する実施形態22または23のいずれか1つに記載のWTRU。
30.第1のRATは1または複数の周波数上で動作し、第2のRATは、1または複数の異なる周波数上で動作する実施形態22ないし29のいずれか1つに記載のWTRU。
31.どのセルがMRA動作をサポートするかを示すWTRUに記憶された情報に基づいて第1のRATに関する第1のセルを選択するように構成された実施形態22ないし30のいずれか1つに記載のWTRU。
32.第1のコアネットワークから受信された信号に基づいて第1のRATに関する第1のセルを選択するように構成され、信号は、ブロードキャスト信号または専用信号のうちの1つであり、MRA動作をサポートする第1のコアネットワークのセルに関する情報を含む実施形態22ないし30のいずれか1つに記載のWTRU。
33.MRA動作は、以下、すなわち、WTRUがAPNへの接続を要求すること、WTRUが所定のQoSを要求すること、WTRUが特定のIPアドレスへの接続を要求すること、WTRUが音声サービスを要求すること、WTRUがデータサービスを要求すること、WTRUがSMSサービスを要求することのうちの1もしくは複数によって、または以下、すなわち、過負荷状態、オペレータのポリシーのトリガーに合致するイベント、もしくは加入者プロファイルに記憶されたインジケーションのうちの1つの結果としてWTRUが新しい確立理由を指定することによって、トリガーされる実施形態22ないし32のいずれか1つに記載のWTRU。
34.第1のコアネットワークにアタッチするための第1のアタッチ方法を実行し、第1のコアネットワークにアタッチした後、第2のコアネットワークにアタッチするための第2のアタッチ方法を実行するようにさらに構成された実施形態22ないし33のいずれか1つに記載のWTRU。
35.第1のコアネットワークおよび第2のコアネットワークにアタッチするためのアタッチ方法を実行するようにさらに構成され、アタッチ方法は、第2のコアネットワークにアタッチするためのパラメータとともに第1のコアネットワークにメッセージを送信する実施形態22ないし33のいずれか1つに記載のWTRU。
36.無線送信/受信ユニット(WTRU)がマルチ無線アクセス技術(RAT)アクセス(MRA)動作を実行する方法であって、MRA動作をサポートする第1のRATの第1のセルを決定するステップと、第1のコアネットワークの第1の非アクセス層(NAS)エンティティおよび第2のコアネットワークの第2のNASエンティティと通信するように構成されたWTRUのNASエンティティを使用し、および第1のRATを使用する第1の接続および第2のRATを使用する第2の接続を制御するように構成された無線リソース制御(RRC)エンティティを使用して、第1のセルを介して第1のコアネットワークの第1のNASエンティティにアタッチするステップであって、第1のRATは第1のコアネットワークに接続され、および第2のRATは第2のコアネットワークに接続される、該アタッチするステップと、MRA動作をサポートする第2のRATの第2のセルを決定するステップと、およびWRTUのNASエンティティおよびRRCエンティティを使用して第2のNASエンティティにアタッチするステップとを備えた方法。
37.第2のセルにアタッチするステップは、第2のコアネットワークの第2のNASエンティティにアタッチするためのパラメータとともに第1のコアネットワークの第1のNASエンティティにメッセージを送信するステップと、WTRUのNASエンティティおよびRRCエンティティを使用して第2のNASエンティティにアタッチするステップとを備えた実施形態36に記載の方法。
38.無線送信/受信ユニット(WTRU)がマルチ無線アクセス技術(RAT)アクセス(MRA)動作を実行する方法であって、MRA動作をサポートする第1のRATの第1のセルを決定するステップと、第1のコアネットワークの第1の非アクセス層(NAS)エンティティおよび第2のコアネットワークの第2のNASエンティティと通信するように構成されたWTRUのNASエンティティを使用し、および第1のRATを使用する第1の接続を制御するように構成された第1の無線リソース制御(RRC)エンティティを使用して、第1のセルを介して第1のコアネットワークの第1のNASエンティティにアタッチするステップであって、第1のRATは第1のコアネットワークに接続される、該アタッチするステップと、MRA動作をサポートする第2のRATの第2のセルを決定するステップと、WRTUのNASエンティティおよび第2のRATを使用する第2の接続を制御するように構成された第2のRRCエンティティを使用して、第2のセルを介して第2のNASエンティティにアタッチするステップであって、第2のRATは第2のコアネットワークに接続される、該アタッチするステップとを含む方法。
39.無線送信/受信ユニット(WTRU)がマルチ無線アクセス技術(RAT)アクセス(MRA)動作を実行する方法であって、MRA動作をサポートする第1のRATの第1のセルを決定するステップと、第1のコアネットワークの第1の非アクセス層(NAS)エンティティと通信するように構成された第1のWTRUのNASエンティティを使用し、および第1のRATを使用する第1の接続および第2のRATを使用する第2の接続を制御するように構成された無線リソース制御(RRC)エンティティを使用して、第1のセルを介して第1のコアネットワークの第1のNASエンティティにアタッチするステップであって、第1のRATは第1のコアネットワークに接続され、第2のRATは第2のコアネットワークに接続される、該アタッチするステップと、MRA動作をサポートする第2のRATの第2のセルを決定するステップと、第2のコアネットワークの第2のNASエンティティおよびRRCエンティティと通信するように構成された第2のWTRUのNASエンティティを使用して、第2のセルを介して第2のNASエンティティにアタッチするステップとを備えた方法。
40.無線送信/受信ユニット(WTRU)がマルチ無線アクセス技術(RAT)アクセス(MRA)動作を実行する方法であって、MRA動作をサポートする第1のRATの第1のセルを決定するステップと、第1のコアネットワークの第1の非アクセス層(NAS)エンティティと通信するように構成された第1のWTRUのNASエンティティを使用し、および第1のRATを使用する第1の接続および第2のRATを使用する第2の接続を制御するように構成された無線リソース制御(RRC)エンティティを使用して、第1のセルを介して第1のコアネットワークの第1のNASエンティティにアタッチするステップであって、第1のRATは第1のコアネットワークに接続され、第2のRATは第2のコアネットワークに接続される、該アタッチするステップと、MRA動作をサポートする第2のRATの第2のセルを決定するステップと、第2のコアネットワークの第2のNASエンティティおよびRRCエンティティと通信するように構成された第2のWTRUのNASエンティティを使用して、第2のセルを介して第2のコアネットワークの第2のNASエンティティにアタッチするステップとを備えた方法。
41.NASエンティティは、第1のRATを使用して第1のNASエンティティおよび第2のNASエンティティと通信してセッション管理を実行する実施形態39または40のいずれか1つに記載のWTRU。
42.第1のセルにアタッチするステップおよび第2のセルにアタッチするステップは、同時に実行される実施形態36、38、39、または40のいずれか1つに記載のWTRU。
43.第1のRATおよび第2のRATは、ロングタームエボリューション(LTE)、(LTE−A)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、UMTS地上無線アクセス周波数分割複信(UTRA−FDD)、広帯域チャネル分割多元接続(WCDMA)、UMTS地上無線アクセス時分割複信(UTRA−TDD)、UMTS地上無線アクセス時分割複信高チップレート(UTRA−TDD HCR)、UMTS地上無線アクセス時分割複信低チップレート(UTRA−TDD LCR)、高速パケットアクセス(HSPA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、移動体通信用グローバルシステム(GSM)、GSMの進化のための拡張データレート(EDGE)、802.11b、802.11a、802.11g、802.11n、802.16a、802.16e、802.20、符号分割多元接続(CDMA)2000 1x、CDMA2000、およびエボリューションデータオプティマイズド(EV−DO)のうちの異なるものである実施形態36または38ないし40のいずれか1つに記載の方法。
44.第1のRATおよび第2のRATは、ロングタームエボリューション(LTE)、(LTE−A)、高速パケットアクセス(HSPA)、移動体通信用グローバルシステム(GSM)、広帯域チャネル分割多元接続(WCDMA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、802.11b、802.11a、802.11g、802.11n、802.16a、802.16e、802.20、符号分割多元接続(CDMA)2000 1x、CDMA2000、およびエボリューションデータオプティマイズド(EV−DO)のうちの異なるものである実施形態36または38ないし40のいずれか1つに記載の方法。
45.第1のWTRUのNASエンティティが第2のWTRUのNASエンティティと通信してパケット交換(PS)データの配信を調整するステップをさらに備えた実施形態39または40に記載の方法。
46.RRCエンティティが第1のRATを管理するようにRRCの第1のインスタンスを制御し、および第2のRATを管理するようにRRCの第2のインスタンスを制御するステップをさらに備えた実施形態39または40に記載の方法。
47.NASエンティティが第1のRATを使用して第1のNASエンティティおよび第2のNASエンティティと通信してセッション管理を実行するステップをさらに備えた実施形態36または38のいずれか1つに記載の方法。
48.第1のRATは、1または複数の周波数上で動作し、第2のRATは、1または複数の異なる周波数上で動作する実施形態36ないし47のいずれか1つに記載の方法。
49.方法の少なくとも1つのステップがWTRUのプロセッサによって実行される実施形態36ないし48のいずれか1つに記載の方法。
50.ステップのうちの少なくとも1つは、ステップを実行するように構成された専用のハードウェアによって実行される実施形態36ないし48のいずれか1つに記載の方法。
51.どのセルがMRA動作をサポートするかを示すWTRUに記憶された情報に基づいて、第1のRATに関する第1のセルを選択するステップをさらに備えた実施形態36ないし50のいずれか1つに記載の方法。
52.第1のコアネットワークから受信された信号に基づいて第1のRATに関する第1のセルを選択するステップであって、信号は、ブロードキャスト信号または専用信号のうちの1つであり、MRA動作をサポートする第1のコアネットワークのセルに関する情報を含む、該選択するステップをさらに備えた実施形態36ないし50のいずれか1つに記載の方法。
53.以下、すなわち、WTRUがAPNへの接続を要求すること、WTRUが所定のQoSを要求すること、WTRUが特定のIPアドレスへの接続を要求すること、WTRUが音声サービスを要求すること、WTRUがデータサービスを要求すること、WTRUがSMSサービスを要求することのうちの1または複数に応答して、または以下、すなわち、過負荷状態、オペレータのポリシーのトリガーに合致するイベント、または加入者プロファイルに記憶されたインジケーションのうちの1つの結果としてWTRUが新しい確立理由を指定することによって、MRA動作がトリガーされるステップをさらに含む実施形態36ないし52のいずれか1つに記載の方法。
54.第1のセルにアタッチするステップは、第2のコアネットワークにアタッチするためのパラメータとともに第1のコアネットワークにメッセージを送信するステップをさらに備えた実施形態36ないし53のいずれか1つに記載の方法。