JP5863628B2 - 超音波診断装置及びその制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、被検体における生体組織の硬さ又は軟らかさを表す弾性画像が表示される超音波診断装置及びその制御プログラムに関する。
被検体における生体組織の硬さ又は軟らかさを表す弾性画像と、Bモード画像とを合成して表示させる超音波診断装置が、例えば特許文献1などに開示されている。前記弾性画像は例えば以下のようにして作成される。先ず、被検体に超音波を送信して得られたエコー信号に基づいて被検体の弾性に関する物理量が算出される。そして、算出された物理量に基づいて、弾性に応じた色からなる弾性画像が作成され、表示される。
弾性に関する物理量は例えば歪みである。特許文献2には、超音波の音線方向における歪みを推定する手法が開示されている。
特開2007−282932号公報 特開2008−126079号公報
ところで、近年、弾性画像を表示することができる超音波診断装置によって肝疾患の評価をすることが求められている。本願発明者は、心臓や血管の拍動によって生じる肝臓の歪みを利用して弾性画像を作成することを検討している。この場合、拍動による歪みを利用するので、常に歪みが生じているわけではなく、有効な歪み情報を得ることができないフレーム(frame)もある。そこで、本願発明者は、安定した弾性画像を表示させるべく、心拍が複数回生じる期間における複数フレーム分のデータを用いた弾性画像を表示することについて検討している。
ところで、呼吸や被検体が動くこと(体動)など、拍動以外の要素によっても肝臓が変形し歪みが生じる。しかし、拍動と比べて歪みの方向が一定ではなく、音線方向における歪みを画像化する場合には、生体組織の弾性を正確に反映した弾性画像を得ることができない場合がある。そこで、呼吸や体動の影響を排除するため、息を止め、動かない状態で検査を行なうことが望ましい。
しかし、心拍が複数回生じる期間における複数フレーム分のデータを得るためには、ある程度の時間が必要であり、この時間の間、息を止め続け、なおかつじっとしていることが困難な場合もある。従って、複数フレーム分のデータを得ている間に、呼吸や体動など、生体組織の弾性をより正確に反映した物理量を得ることができなくなる原因が生じ、生体組織の弾性をより正確に反映した弾性画像を得ることが困難な場合が考えられる。
上述の課題を解決するためになされた発明は、生体組織に対する超音波の送受信により得られたエコー信号に基づいて、生体組織における各部の弾性に関する物理量を算出して物理量データを作成する物理量データ作成部と、この物理量データ作成部で算出された物理量に対応する表示形態を示す情報を有する弾性画像データを作成する弾性画像データ作成部と、前記弾性画像データに基づいて作成され、前記物理量に対応する表示形態を有する弾性画像が表示される表示部と、を備え、前記表示部には、複数の心拍が含まれる長さを有する所定時間内における複数フレーム分の物理量データに基づいて作成された弾性画像が表示されることを特徴とする超音波診断装置である。
ここで、前記所定時間は、複数の心拍が含まれる程度の長さであって、なおかつ呼吸や体動など、生体組織の弾性をより正確に反映した物理量を得ることができなくなる原因が生じないと想定される長さである。
上記観点の発明によれば、 上記観点の発明によれば、前記所定時間内における複数フレーム分の物理量データ群に基づいて作成された弾性画像が前記表示部に表示されるので、生体組織の弾性をより正確に反映した弾性画像を安定して表示することができる。
本発明に係る超音波診断装置の実施形態の概略構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す超音波診断装置における物理量データ処理部の構成を示すブロック図である。 図1に示す超音波診断装置における表示制御部の構成を示すブロック図である。 Bモード画像と弾性画像とが合成された合成超音波画像が表示された表示部を示す図である。 所定時間毎の累積加算を説明する図である。 図5に示す所定時間内の物理量データの加算を説明する図である。 各フレームの対応する画素の物理量データの加算を説明する図である。 累積加算が完結する所定時間を説明する図である。 表示部に表示されるグラフの拡大図である。 表示部に表示されるグラフの他例の拡大図である。 表示部に表示されるグラフの他例の拡大図である。 表示部に表示されるグラフにおいて、バーを移動させた状態の図である。 表示部に表示されるグラフにおけるバーの移動の一例を示す図である。 第一実施形態の変形例における物理量データ処理部の構成を示すブロック図である。 第二実施形態における物理量データ処理部の構成を示すブロック図である。 第二実施形態における加算平均を説明する図である。 第二実施形態における物理量データ処理部の構成の他例を示すブロック図である。 第二実施形態の第一変形例における期間ごとの歪みの閾値の設定を説明する図である。 歪みの経時変化を示すグラフである。 歪みの経時変化を示すグラフである。 第二実施形態の第二変形例における加算平均を説明する図である。 第三実施形態における物理量データ処理部の構成を示すブロック図である。 第三実施形態における最大物理量データの作成を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
先ず、第一実施形態について、図1〜図13に基づいて説明する。図1に示す超音波診断装置1は、超音波プローブ2、送受信ビームフォーマ(beamformer)3、Bモードデータ作成部4、物理量データ処理部5、表示制御部6、表示部7、操作部8、制御部9及び記憶部10を備える。
前記超音波プローブ2は、被検体に対して超音波を送信しそのエコーを受信する。前記送受信ビームフォーマ3は、所定の走査条件で前記超音波プローブ2から超音波を送信するための電気信号を、前記制御部8からの制御信号に基づいて前記超音波プローブ2へ供給する。これにより、前記超音波プローブ2から音線毎の超音波の走査が行われる。また、前記送受信ビームフォーマ3は、前記超音波プローブ2で受信した超音波のエコー(echo)について、整相加算処理等の信号処理を行なう。前記送受信ビームフォーマ3で信号処理されたエコーデータは、前記Bモードデータ作成部4及び前記物理量データ作成部5に出力される。
前記Bモードデータ作成部4は、前記送受信ビームフォーマ3から出力されたエコーデータに対し、対数圧縮処理や包絡線検波処理などのBモード処理を行い、Bモードデータを作成する。Bモードデータは、前記記憶部10に記憶されてもよい。
前記物理量データ処理部5は、図2に示すように、物理量データ作成部51、物理量平均算出部52、累積加算部53を有している。前記物理量データ作成部51は、前記送受信ビームフォーマ3から出力されたエコーデータに基づいて、被検体における各部の弾性に関する物理量を算出して物理量データを作成する(物理量算出機能)。前記物理量データ作成部51は、例えば特開2008−126079号公報に記載されているように、一の走査面における同一音線上の時間的に異なるエコーデータに相関ウィンドウを設定し、この相関ウィンドウ間で相関演算を行なって前記弾性に関する物理量を画素毎に算出し、一フレーム分の物理量データを作成する。従って、二フレーム分のエコーデータから一フレーム分の物理量データが得られ、後述するように弾性画像が作成される。
前記物理量データ作成部51は、本発明における物理量データ作成部の実施の形態の一例であり、また前記物理量算出機能は本発明における物理量データ作成機能の実施の形態の一例である。
後述するようにBモード画像に関心領域Rが設定された場合、前記物理量データ作成部51は、関心領域R内を対象にして、前記物理量の算出を行なってもよい。
前記物理量データ作成部51は、前記弾性に関する物理量として、本例では超音波の音線方向における歪みを算出する。すなわち、前記物理量データは歪みのデータである。本例では、後述するように心臓や血管の拍動によって肝臓が変形することによる歪みが算出される。
前記物理量平均算出部52は、前記物理量データ作成部51によって得られた歪みに対し、一フレームにおける平均演算を行なって歪みの平均値を算出する。前記関心領域Rについて歪みが算出される場合、前記物理量平均算出部52は、一フレームにおける関心領域R内の歪みの平均値を算出する。
前記累積加算部53は、複数フレーム分の物理量データを累積加算した物理量データを作成する。詳細は後述する。
前記物理量データは、前記記憶部10に記憶されてもよい。
前記表示制御部6には、前記Bモードデータ作成部4からのBモードデータ及び前記物理量データ作成部5からの物理量データが入力されるようになっている。前記表示制御部6は、図3に示すように、Bモード画像データ作成部61、弾性画像データ作成部62、グラフ作成部63、画像表示制御部64を有している。
前記Bモード画像データ作成部61は、前記Bモードデータについてスキャンコンバータ(scan converter)による走査変換を行ない、エコーの信号強度に応じた輝度を示す情報を有するBモード画像データに変換する。前記Bモード画像データは例えば256階調の輝度を示す情報を有する。
前記弾性画像データ作成部62は、前記物理量データを、色を示す情報に変換するとともに、スキャンコンバータによる走査変換を行ない、歪みに応じた色を示す情報を有するカラー弾性画像データを作成する(カラー弾性画像データ作成機能)。前記弾性画像データ作成部62は、物理量データを階調化し、各階調に割り当てられた色を示す情報からなるカラー弾性画像データを作成する。前記弾性画像データ作成部62は、本発明における弾性画像データ作成部の実施の形態の一例であり、前記カラー弾性画像データは、本発明において物理量に対応する表示形態を示す情報を有する弾性画像データの実施の形態の一例である。表示形態を示す情報は、本例では色を示す情報である。また、前記カラー弾性画像データ作成機能は、本発明における弾性画像データ作成機能の実施の形態の一例である。
前記グラフ作成部63は、後述するように前記表示部7に表示されるグラフGを作成する。
前記画像表示制御部64は、前記Bモード画像データ及び前記カラー弾性画像データを合成し、前記表示部7に表示する合成超音波画像の画像データを作成する。また、前記画像表示制御部64は、図4に示すように、前記画像データを、Bモード画像BIと弾性画像EIとが合成された合成超音波画像UIとして前記表示部7に表示させる(画像表示制御機能)。前記弾性画像EIは、前記Bモード画像BIに設定された関心領域R内に表示される。前記画像表示制御機能は、本発明における画像表示制御機能の実施の形態の一例である。
前記Bモード画像データ及び前記カラー弾性画像データは、前記記憶部10に記憶されてもよい。また、前記合成超音波画像の画像データは、前記記憶部10に記憶されてもよい。
また、前記画像表示制御部66は、前記グラフ作成部63によって作成されたグラフGを、前記合成超音波画像UIとともに前記表示部7に表示させる。図4では、前記グラフGは、前記合成超音波画像UIの下方に表示されている。ただし、前記グラフGの表示位置は、図4に示された位置に限られるものではない。
前記表示部7は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)などで構成される。前記表示部7は、本発明における表示部の実施の形態の一例である。
前記操作部8は、操作者が指示や情報を入力するためのキーボード及びポインティングデバイス(図示省略)などを含んで構成されている。
前記制御部9は、CPU(Central Processing Unit)で構成される。この制御部9は、前記記憶部10に記憶された制御プログラムを読み出し、前記物理量算出機能、前記カラー弾性画像データ作成機能及び画像表示制御機能をはじめとする前記超音波診断装置1の各部における機能を実行させる。
前記記憶部10は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、又はRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの半導体メモリである。
さて、本例の超音波診断装置1の作用について説明する。前記送受信ビームフォーマ3は、前記超音波プローブ2から被検体の生体組織へ超音波を送信させる。本例では、前記超音波プローブ2によって被検体の肝臓へ超音波を送信する。
前記送受信ビームフォーマ3は、Bモード画像を作成するための超音波と、弾性画像を作成するための超音波とを交互に送信させてもよい。前記超音波プローブ2から送信された超音波のエコー信号は、前記超音波プローブ2によって受信される。
ここで、肝臓は、心臓や血管の拍動によって変形を繰り返す。このように変形が繰り返されている肝臓から得られるエコー信号に基づいて、変形を歪みとしてとらえた合成超音波画像が作成される。具体的には、エコー信号が取得されると、前記Bモードデータ作成部4がBモードデータを作成し、前記物理量データ作成部51が歪みを算出して物理量データを作成する。さらに、前記Bモード画像データ作成部61が、前記Bモードデータに基づいてBモード画像データを作成し、前記弾性画像データ作成部62が、前記物理量データに基づいてカラー弾性画像データを作成する。そして、前記画像表示制御部64が、図4に示すように、前記Bモード画像データに基づくBモード画像BI及び前記カラー弾性画像データに基づく弾性画像EIが合成された合成超音波画像UIを前記表示部7に表示させる。前記弾性画像EIは、領域R内に表示される(ドット(dot)で示されている)。
本例では、前記累積加算部53によって物理量データを累積加算して得られた物理量データに基づいて、前記カラー弾性画像データが作成される。以下、累積加算によって得られた物理量データを加算済物理量データという。
前記加算済物理量データの作成について説明する。前記累積加算部53は、所定時間T毎に完結する累積加算、すなわち所定時間T毎に累積加算値をリセット(reset)する累積加算を行なう。例えば、図5に示すように、時刻tA1〜時刻tAnまでの期間を期間A、時刻tB1〜時刻tBnまでの期間を期間Bとする。前記時刻tA1〜前記時刻tAn及び前記時刻tB1〜前記時刻tBnは、所定時間Tである。前記期間A,Bのそれぞれにおける複数フレーム分の物理量データにおいて、累積加算が完結する。
具体的には、前記累積加算部53は、図6に示すように、時刻tA1の次の時刻tA2の物理量データSDA2に対し、時刻tA1の物理量データSDA1を加算して、加算済物理量データSDA1ADDを得る。時刻tA2においては、前記加算済物理量データSDA1ADDに基づいて作成された弾性画像EIが表示される。ちなみに、時刻tA1においては、この時刻tA1の物理量データSDA1に基づいて作成された弾性画像EIが表示される。
次に、前記累積加算部53は、時刻tA3の物理量データSDA3に対し、前記加算済物理量データSDA1ADDを加算して、加算済物理量データSDA2ADDを得る。時刻tA3においては、前記加算済物理量データSDA2ADDに基づいて作成された弾性画像EIが表示される。前記累積加算部53は、時刻tA3より後の時刻についても同様にして加算済物理量データを作成する。そして、前記累積加算部53は、時刻tAnにおいては、この時刻tAnの物理量データSDAnに対し、時刻tA(n−1)で得られた加算済物理量データSDA(n−2)ADDを加算して、加算済物理量データSDA(n−1)ADDを得る。このように、前記累積加算部53は、時刻tAnまで、現フレームの(最新時刻の)物理量データに対し、直前のフレームで得られた加算済物理量データを加算して、新たな加算済物理量データを得る。
ちなみに、Bモード画像については、各フレームのBモードデータBDに基づく画像が表示され、一フレームごとに更新される。
時刻tB1になり、前記期間Bが始まると、前記累積加算部53は、新たに累積加算を開始する。すなわち、時刻tB1における物理量データSDB1に対し、時刻tAnで得られた加算済物理量データSDA(n−1)ADDを加算することはしない。時刻tB1においては、前記物理量データSDB1に基づく弾性画像EIが表示される。そして、前記累積加算部53は、時刻tB1の次の時刻tB2のフレーム(図6では図示省略)以降においては、現フレームの物理量データに対し、直前に得られた加算済物理量データを加算して、新たな加算済物理量データを得る。
ここで、物理量データの加算とは、図7に示すように、各時刻におけるフレームFLにおいて、対応する画素の物理量データSDpを加算することを意味する。ただし、物理量データは、画像データに変換される前のローデータ(raw data)であるため、上述における「対応する画素に応じた物理量データ」とは、対応する画素に相当する物理量データを意味する。
前記所定時間Tは、複数の心拍が含まれる程度の長さであって、なおかつ呼吸や体動など、生体組織の弾性をより正確に反映した物理量を得ることができなくなる原因(以下、「エラー原因」と云う)が生じないと想定される程度に設定される。例えば、所定時間Tは、心拍数で云うと二、三心拍が生じる時間に設定される。二、三心拍であれば、前記エラー原因が生じない期間を確保することができると考えられる。前記エラー原因は、呼吸や体動など、拍動以外の被検体の動きである。前記所定時間Tは、前記記憶部10にデフォルトで設定されていてもよいし、操作者が前記操作部8を用いて設定してもよい。前記所定時間Tは、本発明における所定時間の実施の形態の一例である。
具体的に図8に基づいて説明すると、図8において、期間A,B,C,D,E,F,G,Hは、所定時間Tの長さを有している。そして、エラー原因が矢印の位置で生じるものとする。期間B,D,Gにおいてエラー原因が生じているものの、期間A,C,E,F,Hについてはエラー原因が生じていない。従って、これら期間A,C,E,F,Hにおいては、エラー原因が生じていないので、生体組織の弾性をより正確に反映した弾性画像を得ることができる。また、二、三心拍分の歪みが加算されていくので、心拍が生じていない期間においても、それまでに心拍によって生じた歪みが加算された弾性画像が得られ、弾性画像を安定して表示させることができる。
上記図4に示すように、前記画像表示制御部64は、前記表示部7にグラフGを表示させる。前記グラフ作成部63は、前記グラフGを作成する。このグラフGは、歪みの平均値の累積加算値の経時変化を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は歪みの平均値の累積加算値である。図9の拡大図に示されているように、グラフGが上昇(累積加算値が増加)した後に、一気に垂直に下がった部分が、累積加算が完結し、累積加算値がリセットされた部分である。従って、前記グラフGにおいて、垂直に下がった部分から次に垂直に下がった部分までが、所定時間Tを表している。前記グラフGは、本発明において所定時間を表す画像の実施の形態の一例である。
歪みの平均値とは、各時刻のフレームにおける関心領域R内の歪みの平均値である。この歪みの平均値は、前記物理量平均算出部52によって算出される。
グラフGにおいて、符号Baは、現在表示されている超音波画像UIのフレーム(時刻)を示すバー(bar)である。例えば、リアルタイムの超音波画像UIが表示される場合、前記バーBaは、図において前記グラフGの右端に表示される。
前記グラフGは、図10に示すように、各フレームの歪みの平均値の経時変化を示すグラフであってもよい。この場合、縦軸は各フレームの歪みの平均値である。また、所定時間Tを示すインジケータInがグラフGの時間軸に表示される。隣り合う前記インジケータInの間が前記所定時間Tである。ただし、時間軸自体は特に表示されない。インジケータInは、本発明において所定時間を表す画像の実施の形態の一例である。
フレーム毎の歪みの平均値のグラフGを表示させる場合、図11に示すように、前記歪みの平均値のグラフGに、前記所定時間Tを示す矩形波SWが表示されてもよい。この場合、矩形波SWの区間は、歪みの平均値の波形は表示されない。前記矩形波SWは、本発明において所定時間を表す画像の実施の形態の一例である。
前記超音波画像UIがリアルタイムの画像ではなく、前記記憶部10に記憶されたデータに基づく画像である場合、図12に示すように、操作者が前記操作部8を用いて前記バーBaを移動させることにより、前記画像表示制御部64は、前記バーBaの位置に相当するフレームの画像を表示させる。例えば、前記バーBaが、期間の最終フレームの位置である場合、その期間の全てのフレームの物理量データが加算された加算済物理量データに基づく弾性画像が表示される。
このように、任意のフレームの画像を表示することができるので、操作者は、前記グラフGを見て、エラー原因が生ぜず、なおかつ肝臓が適切に変形している期間に前記バーBaを移動して、その弾性画像を表示させ、診断を行なうことができる。例えば、図13に示すように、グラフGの一番左の期間Aにおいては、グラフGが時間の経過に伴って線形に上昇しているが、グラフGの真ん中の期間Bにおいては、上昇がにぶっている。従って、前記期間Aと比べて、前記期間Bにおいては変形を捉えたエコー信号が取得できていないと考えられ、前記期間Aに前記バーBaを移動させる。
次に、第一実施形態の変形例について説明する。この変形例では、前記グラフ作成部63は、前記弾性画像が生体組織の弾性を正確に反映している程度を示すクオリティー値Qの累積加算値の経時変化を示すグラフGを作成し、このグラフGを前記画像表示制御部64が前記表示部7に表示させる。グラフGは、上述の図9と同様のグラフになる。
本例では、図14に示すように、前記物理量データ処理部5は、前記物理量平均算出部52の代わりに、クオリティー値算出部54を有している。このクオリティー値算出部54は、前記クオリティー値Qを算出する。
前記クオリティー値算出部54による前記クオリティー値Qの算出について説明する。前記クオリティー値算出部54は、前記物理量データ作成部51による相関演算における相関係数の関心領域Rにおける平均値をフレーム毎に算出する。この相関係数の平均値が前記クオリティー値Qである。
この変形例では、前記グラフ作成部63は、前記クオリティー値Qの累積加算値の経時変化のグラフGではなく、前記クオリティー値Qの経時変化のグラフGを作成し、このグラフGが前記表示部7に表示されてもよい。このグラフGは、上述の図10、図11と同様のグラフになる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態について説明する。ただし、第一実施形態と同一事項については説明を省略する。
本例では、前記物理量データ処理部5は、図15に示すように、前記物理量データ作成部51、物理量平均算出部52、加算平均部55を有している。
本例では、前記加算平均部55によって物理量データを加算平均して得られた物理量データに基づいて、前記カラー弾性画像データが作成され、弾性画像EIが表示される。以下、加算平均によって得られた物理量データを平均物理量データという。
前記平均物理量データの作成について説明する。前記加算平均部55は、所定時間T内の全てのフレームの物理量データSDを加算平均して平均物理量データSDAVを作成する。前記所定時間Tは、第一実施形態と同様の長さを有する時間である。
例えば、図16に示すように、前記加算平均部55は、所定時間Tの長さを有する期間A内の全てのフレームの物理量データSDAを加算平均して平均物理量データSDAAVを作成する。前記表示部7には、この平均物理量データSDAAVに基づいて作成されたカラー弾性画像データに基づく弾性画像EIが表示される。この平均物理量データSDAAVに基づく弾性画像EIは、期間Aの次の期間B内のフレームの物理量データSDBを加算平均して得られた平均物理量データSDBAVに基づく弾性画像EIが表示されるまで表示される。従って、前記所定時間T毎に弾性画像が更新される。
ちなみに、Bモード画像については、各フレームのBモードデータBDに基づく画像が表示され、一フレームごとに更新される。
前記加算平均部55は、各フレームの物理量データに重み係数を乗算して加算平均の演算を行なってもよい。
本例においても、第一実施形態と同様に、歪みの平均値の累積加算値の経時変化を示すグラフG(図9参照)や、各フレームの歪みの平均値の経時変化を示すグラフG(図10、図11参照)が、前記表示部7に表示される。
また、前記クオリティー値Qの累積加算値の経時変化を示すグラフGや、前記クオリティー値Qの経時変化のグラフGが前記表示部7に表示されてもよい。この場合、前記物理量データ処理部5は、図17に示すように、前記物理量平均算出部52の代わりにクオリティー値算出部54を有する。
以上説明した本例によっても、第一実施形態と同様に、エラー原因が生じていない期間のデータ(平均物理量データ)に基づく弾性画像を表示させることができるので、生体組織の弾性をより正確に反映した弾性画像を得ることができる。また、二、三心拍分の期間の物理量データが加算平均された平均物理量データに基づく弾性画像が表示されるので、心拍が生じていない期間があったとしても、弾性画像を安定して表示させることができる。
次に、第二実施形態の変形例について説明する。先ず、第一変形例について説明する。第一変形例では、所定の閾値STH以上の歪みの平均値を有するフレームの物理量データのみが、前記加算平均部55による加算平均の対象になる。前記閾値STHは、本発明における所定の基準の実施の形態の一例である。
前記加算平均部55は、前記歪みの閾値STHを、所定時間Tの長さを有する期間毎に設定する。例えば、前記歪みの閾値STHは、各期間内における歪みの最大値SMAXを基準にして、この最大値SMAXよりも小さい値に設定される。歪みの最大値SMAXは、所定時間T内における各フレームの歪みの平均値のうち、最大の値である。
具体的には、前記加算平均部55は、下記(式1)により、歪みの閾値STHを算出する。
TH=n×SMAX ・・・(式1)
ただし、n<1である。
例えば、図18には、各フレームの歪みの平均値の経時変化を示すグラフgが示されており、このグラフgの期間Aにおいて、時刻t1の歪みが最大値SaMAXである場合、期間Aの歪みの閾値SaTHは、前記最大値SaMAXを基準にして、これよりも小さい値に設定される。すなわち、前記閾値SaTHは、前記(式1)において、「STH」に「SaTH」を代入し、「SMAX」に「SaMAX」を代入した下記(式2)により算出される。
SaTH=n×SaMAX ・・・(式2)
また、期間Bにおいて、時刻t2の歪みが最大値SbMAXである場合、期間Bの歪みの閾値SbTHは、前記最大値SbMAXを基準にして、これよりも小さい値に設定される。すなわち、前記閾値SbTHは、前記(式1)において、「STH」に「SbTH」を代入し、「SMAX」に「SbMAX」を代入した下記(式3)により算出される。
SbTH=n×SbMAX ・・・(式3)
SaMAX>SbMAXであるため、前記期間Aの歪みの閾値SaTHは、前記期間Bの歪みの閾値SbTHよりも大きくなる。このように、各期間の最大値SMAXに応じて異なる歪みの閾値が設定され、平均物理量データが作成されるので、各期間において得られる歪みに応じて適切な平均物理量データを作成することができる。例えば、歪みの経時変化において、図19に示すように歪みのピーク値がばらついている場合、最大のピーク値を基準にして閾値が設定され、信頼性が低いピーク値の小さなデータを用いずに平均物理量データを作成することができる。一方で、歪みの経時変化において、図20に示すように歪みのピーク値が安定している場合、ピーク値に応じた閾値が設定され、期間全体において歪みが小さい場合でも、平均物理量データを作成することができる。
この第二実施形態の第一変形例において、期間ごとの閾値の設定にあたり、前記歪みの閾値STHに代えて前記クオリティー値の閾値QTHを用いてもよい。クオリティー値の閾値QTHは、各期間内における各フレームのクオリティー値Qのうち、最大の値を基準にして、この最大の値よりも小さい値に設定される。前記相関係数の閾値CTHは、本発明における所定の基準の実施の形態の一例である。
また、歪みの閾値STH以上の歪みの平均値を有するフレームの物理量データ又はクオリティー値の閾値QTH以上のフレームの物理量データについて、上述の図2に示された前記累積加算部53が累積加算を行ない、加算済物理量データを作成してもよい。
次に、第二変形例について説明する。この第二変形例では、歪みのピークのフレームの物理量データが、前記加算平均部55による加算平均の対象になる。歪みのピークとは、歪みが増加した後に減少に転じる部分をいう。歪みのピークは、本発明における所定の基準の実施の形態の一例である。
例えば、図21には、一フレームにおける歪みの平均値の経時変化を示すグラフgが示されており、期間Aについては、時刻t1,t2,t3が歪みのピークである。従って、前記加算平均部55は、前記期間Aについては、時刻t1,t2,t3のフレームの物理量データを対象にして加算平均を行ない、平均物理量データを作成する。また、期間Bについては、時刻t4,t5,t6が歪みのピークである。従って、前記加算平均部55は、前記期間Bについては、時刻t4,t5,t6のフレームの物理量データを対象にして加算平均を行ない、平均物理量データを作成する。従って、この第二変形例においても、各期間の歪みに応じた平均物理量データを作成することができる。
(第三実施形態)
次に、第三実施形態について説明する。ただし、第一、第二実施形態と同一事項については説明を省略する。
本例では、前記所定時間T内における複数フレーム分の物理量データの中から選択された物理量データに基づいて前記カラー弾性画像データが作成される。以下、具体的に説明する。
本例では、前記物理量データ処理部5は、図22に示すように、前記物理量データ作成部51、前記物理量平均算出部52、最大物理量データ作成部56を有している。
前記最大物理量データ作成部56は、歪みの値のピークホールド(peak hoold)処理を行なって、前記所定時間T内において最大の歪みのデータからなる最大物理量データを作成する。この最大物理量データは、複数フレーム分の物理量データの中から選択された物理量データである。そして、この最大物理量データに基づいて前記カラー弾性画像データが作成され、弾性画像EIが表示される。
前記最大物理量データの作成について詳しく説明する。前記最大物理量データ作成部56は、フレーム毎に前のフレームにおける物理量データの歪みと、現フレームにおける物理量データの歪みとを比較して、歪みが大きい方の物理量データを最大物理量データとして採用する。歪みの比較は、画素毎、すなわち同一の画素に対応する物理量データについて行なわれる。また、歪みの比較は、所定時間T内において完結するものとする。従って、新たな期間が始まると、前記最大物理量データ作成部56は、その期間の最初のフレームと、前の期間に属する前フレームとの歪みの比較を行なわずに、最初のフレームの物理量データを最大物理量データとする。
例えば、図23に示すように、前記所定時間Tの長さを有する期間Aにおいて、フレームFA1〜FAnまでの物理量データがあると仮定する。このフレームFA1〜FAnまでの物理量データのうち、ある画素に対応する物理量データSDpに着目して説明する。前記物理量データSDpに基づく画像が表示される画素をp(図示省略)とする。
期間Aの最初のフレームであるフレームFA1については、このフレームFA1の物理量データSDpが最大物理量データとなり、前記画素pにおいて、この物理量データSDpに基づく弾性画像EIが表示される。
次に、フレームFA2については、前記最大物理量データ作成部56は、このフレームFA2の物理量データSDpと、フレームFA1の物理量データSDpとを比較する。そして、前記最大物理量データ作成部56は、歪みが大きい方の物理量データSDpを最大物理量データとし、この最大物理量データに基づく弾性画像が前記画素pに表示される。
前記最大物理量データ作成部56は、フレームFAnまで、現フレームと前フレームとの比較を行なって最大物理量データを作成する。これにより、所定時間T内において、最大の歪みの物理量データに基づく弾性画像が常に表示される。例えば、期間Aにおいて、フレームFA3の物理量データSDpの歪みの値が最大である場合、フレームFA3以降のフレームについては、フレームFA3の物理量データに基づく弾性画像EIが表示され続ける。
所定時間Tが経過して、期間Aが終了し、新たな期間Bになると、この期間Bの最初のフレームであるフレームFB1については、前記最大物理量データ作成部56は、このフレームFB1の物理量データSDpを最大物理量データとする。そして、前記最大物理量データ作成部56は、期間Bにおいても、現フレームと前フレームとの比較を行なって、最大物理量データを作成する。
なお、本例においても、前記第一、第二実施形態と同様に、前記グラフGが前記表示部7に表示される。
以上説明した本例によれば、前記第一、第二実施形態と同様に、所定時間T内の物理量データに基づいて弾性画像が作成されるので、エラー原因が生じた期間があったとしても、それ以外の期間においては、生体組織の弾性をより正確に反映した弾性画像を得ることができる。また、所定時間T内において、最大の歪みの物理量データに基づく弾性画像EIが表示され続けるので、心拍が生じていない期間においても、弾性画像EIを安定して表示させることができる。
以上、本発明を前記各実施形態によって説明したが、本発明はその主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことはもちろんである。例えば、第三実施形態において、前記最大物理量データの代わりに、前記所定時間T内における最大の歪みのデータからなる所定時間T内における最大の歪み値と最小の歪み値との中間の値からなる物理量データが作成されてもよい。
1 超音波診断装置
7 表示部
51 物理量データ作成部

Claims (10)

  1. 生体組織に対する超音波の送受信により得られたエコー信号に基づいて、生体組織における各部の弾性に関する物理量を算出して物理量データを作成する物理量データ作成部と、
    該物理量データ作成部で算出された物理量に対応する表示形態を示す情報を有する弾性画像データを作成する弾性画像データ作成部と、
    前記弾性画像データに基づいて作成され、前記物理量に対応する表示形態を有する弾性画像が表示される表示部と、
    を備え、
    前記表示部には、複数の心拍が含まれる長さを有する所定時間内における複数フレーム分の物理量データに基づいて作成された弾性画像が表示され
    前記弾性画像は、前記所定時間内における複数フレーム分の物理量データの累積加算によって得られた画像であり、
    前記累積加算は、前記所定時間毎に完結する演算であり、前記累積加算の対象となる物理量データは、前記所定の時間毎に設定される所定の基準を満たすデータである
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 生体組織に対する超音波の送受信により得られたエコー信号に基づいて、生体組織における各部の弾性に関する物理量を算出して物理量データを作成する物理量データ作成部と、
    該物理量データ作成部で算出された物理量に対応する表示形態を示す情報を有する弾性画像データを作成する弾性画像データ作成部と、
    前記弾性画像データに基づいて作成され、前記物理量に対応する表示形態を有する弾性画像が表示される表示部と、
    を備え、
    前記表示部には、複数の心拍が含まれる長さを有する所定時間内における複数フレーム分の物理量データに基づいて作成された弾性画像が表示され、
    前記弾性画像は、前記所定時間内における複数フレーム分の物理量データが加算平均されて得られた画像であり、
    前記加算平均の対象となる物理量データは、前記所定の時間毎に設定される所定の基準を満たすデータである
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 前記所定の基準は、物理量に関する基準又は弾性画像が生体組織の弾性を正確に反映している程度を示すクオリティー値に関する基準であることを特徴とする請求項又はに記載の超音波診断装置。
  4. 生体組織に対する超音波の送受信により得られたエコー信号に基づいて、生体組織における各部の弾性に関する物理量を算出して物理量データを作成する物理量データ作成部と、
    該物理量データ作成部で算出された物理量に対応する表示形態を示す情報を有する弾性画像データを作成する弾性画像データ作成部と、
    前記弾性画像データに基づいて作成され、前記物理量に対応する表示形態を有する弾性画像が表示される表示部と、
    を備え、
    前記表示部には、複数の心拍が含まれる長さを有する所定時間内における複数フレーム分の物理量データのうち、前記生体組織の歪みが最大であることを示す物理量データが画素の各々において選択されて作成された弾性画像が表示される
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  5. 前記表示部には、前記所定時間を表す画像が表示されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  6. 前記表示部には、前記物理量の累積加算値の経時変化を示すグラフ又は前記弾性画像が生体組織の弾性を正確に反映している程度を示すクオリティー値の累積加算値の経時変化を示すグラフのいずれかが表示されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  7. 前記表示部には、前記物理量の経時変化を示すグラフ又は前記弾性画像が生体組織の弾性を正確に反映している程度を示すクオリティー値の経時変化を示すグラフのいずれかが表示されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  8. コンピュータに、
    生体組織に対する超音波の送受信により得られたエコー信号に基づいて、生体組織における各部の弾性に関する物理量を算出して物理量データを作成する物理量データ作成機能と、
    該物理量データ作成機能で算出された物理量に対応する表示形態を示す情報を有する弾性画像データを作成する弾性画像データ作成機能と、
    前記弾性画像データに基づいて作成され、前記物理量に対応する表示形態を有する弾性画像を表示部に表示させる表示制御機能と、
    を実行させる超音波診断装置の制御プログラムであって、
    前記表示制御機能は、複数の心拍が含まれる長さを有する所定時間内における複数フレーム分の物理量データに基づいて作成された弾性画像を表示させ
    前記弾性画像は、前記所定時間内における複数フレーム分の物理量データの累積加算によって得られた画像であり、
    前記累積加算は、前記所定時間毎に完結する演算であり、前記累積加算の対象となる物理量データは、前記所定の時間毎に設定される所定の基準を満たすデータである
    ことを特徴とする超音波診断装置の制御プログラム。
  9. コンピュータに、
    生体組織に対する超音波の送受信により得られたエコー信号に基づいて、生体組織における各部の弾性に関する物理量を算出して物理量データを作成する物理量データ作成機能と、
    該物理量データ作成機能で算出された物理量に対応する表示形態を示す情報を有する弾性画像データを作成する弾性画像データ作成機能と、
    前記弾性画像データに基づいて作成され、前記物理量に対応する表示形態を有する弾性画像を表示部に表示させる表示制御機能と、
    を実行させる超音波診断装置の制御プログラムであって、
    前記表示制御機能は、複数の心拍が含まれる長さを有する所定時間内における複数フレーム分の物理量データに基づいて作成された弾性画像を表示させ、
    前記弾性画像は、前記所定時間内における複数フレーム分の物理量データが加算平均されて得られた画像であり、
    前記加算平均の対象となる物理量データは、前記所定の時間毎に設定される所定の基準を満たすデータである
    ことを特徴とする超音波診断装置の制御プログラム。
  10. コンピュータに、
    生体組織に対する超音波の送受信により得られたエコー信号に基づいて、生体組織における各部の弾性に関する物理量を算出して物理量データを作成する物理量データ作成機能と、
    該物理量データ作成機能で算出された物理量に対応する表示形態を示す情報を有する弾性画像データを作成する弾性画像データ作成機能と、
    前記弾性画像データに基づいて作成され、前記物理量に対応する表示形態を有する弾性画像を表示部に表示させる表示制御機能と、
    を実行させる超音波診断装置の制御プログラムであって、
    前記表示制御機能は、複数の心拍が含まれる長さを有する所定時間内における複数フレーム分の物理量データのうち、前記生体組織の歪みが最大であることを示す物理量データが画素の各々において選択されて作成された弾性画像を表示させる
    ことを特徴とする超音波診断装置の制御プログラム。
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