JP5863009B2 - 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
図3は、実施形態に係る液滴吐出ヘッドの上半分を示す分解斜視図である。また、図4は、同液滴吐出ヘッドの下半分を示す分解斜視図である。また、図5は、同液滴吐出ヘッドを示す横断面図である。また、図6は、同液滴吐出ヘッドにおける図5のA−A’断面を示す縦断面図である。また、図7は、同液滴吐出ヘッドを示す分解平面図である。
図6において、前室18aや後室18bなどを具備する供給液室18内には、フィルター部材13が、供給液室18の個別液室配列方向(図中左右方向)の全域に渡って延在する姿勢で配設されている。そして、第1液体導入路21や第2液体導入路22による液体導入方向において、供給液室18を、導入方向上流側に位置する前室18aと、導入方向下流側に位置する後室18bとに仕切っている。
ク(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液滴吐出ヘッドと、同ヘッドに駆動信号を与える電気回路基板と、同ヘッドに供給するインクを収容するタンクを一体化した液滴吐出ヘッドユニットからなる記録ヘッド234を複数の吐出孔からなるノズル列をベッド長手方向に沿って配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
[態様A]
態様Aは、互いに所定方向に並んだ状態で液体を個別に収容する複数の個別液室と、液滴を吐出するためにそれら個別液室にそれぞれ個別に設けられた複数の吐出孔と、前記所定方向に延在する自らの内部空間に収容している液体を自らの前記所定方向の中央部に連通している複数の個別液室にそれぞれ供給する供給液室と、前記供給液室における前記所定方向の一端部に設けられた第1連通口に接続した状態で液体を前記供給液室に導入する第1液体導入路と、前記供給液室における前記所定方向の他端部に設けられた第2連通口に接続した状態で液体を前記供給液室に導入する第2液体導入路と、前記供給室内で複数の個別液室に向けて送られる液体を濾過するフィルター部材とを有し、前記第1液体導入路から前記供給液室内に導入した液体を、前記第1連通口に対面している第1連通対面部や、前記第1連通対面部の前記所定方向における一端から前記第1連通口の側に向けて立ち上がる第1側壁にぶつけて前記中央部に向けて方向転換させ、且つ、前記第2液体導入路から前記供給液室内に導入した液体を、前記第2連通口に対面している第2連通対面部や、前記第2連通対面部の前記所定方向における他端から前記第2連通口の側に向けて立ち上がる第2側壁にぶつけて前記中央部に向けて方向転換させる液滴吐出ヘッドにおいて、前記供給液室の前記所定方向における全域に渡って延在する前記フィルター部材により、前記供給液室を、前記第1側壁や前記第2側壁の立ち上がり方向に2つに仕切り、この仕切りによって得られた前室と、前記前室よりも液体導入方向下流側に位置する後室とのうち、前記後室の前記所定方向における一端部に前記第1連通対面部を配設するとともに、前記後室の前記所定方向における他端部に前記第2連通対面部を配設したことを特徴とするものである。
態様Bは、態様Aにおいて、前記フィルター部材の前記所定方向における両端部の開口率を、それぞれ中央部の開口率よりも低くしたことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、フィルター部材の所定方向の両端部における液体処理量と、中央部における液体処理量との差を過剰なまでに大きくしてしまうことによるフィルター部材の大幅な寿命低下の発生を防止することができる。
態様Cは、態様A又は態様Bにおいて、前記第1連通対面部を、前記所定方向の他端側から一端側に向けて前記第1連通口に徐々に近づける形状にするとともに、前記第2連通対面部を、前記所定方向の一端側から他端側に向けて前記第2連通口に徐々に近づける形状にしたことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、後室内において、第1連通対面部上で液体を前記所定方向の一端側から他端側に向けてスムーズに方向転換させて、第1側壁の近傍での新たな気泡の発生を抑えることができる。また、後室内において、第2連通対面部上で液体を前記所定方向の他端側から一端側に向けてスムーズに方向転換させて、第2側壁の近傍での新たな気泡の発生を抑えることもできる。
態様Dは、態様A〜Cの何れかにおいて、前記前室内の液体に押されることで前記前室側から前記後室側に向けて撓む前記フィルター部材を受ける複数の梁部材を、前記後室内に設けたことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、前室内の液体に押されることによるフィルター部材の過剰な撓みを防止することができる。更には、上述した圧力波の伝播による流体クロストークの発生を抑えることもできる。
態様Eは、態様Dにおいて、複数数の前記梁部材と、撓んでいない状態の前記フィルター部材との間に所定の間隙を設けるとともに、前記第1連通対面部の前記所定方向の他端と、撓んでいない状態の前記フィルター部材との間隙や、前記第2連通対面部の前記所定方向の一端と、撓んでいない状態の前記フィルター部材との間隙を、何れも複数の前記梁部材と、撓んでいない状態のフィルター部材との間隙と等しくしたことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、梁間隙G1を通過する際のインクの流速を、第1連通間隙G2から後室中央部に向けてのインクの流速や、第2連通間隙G3から後室中央部に向けてのインクの流速と等しくすることで、後室内における乱流の発生を抑えることができる。
態様Fは、態様A〜態様Eの何れかにおいて、前記第1連通対面部の前記所定方向の一端、及び、前記第2連通対面部の前記所定方向の他端を、それぞれ側壁立ち上がり方向と直交する方向に湾曲する湾曲面にしたことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、第1側壁の近傍での液体の淀みを抑えて、第1連通対面部と第1側壁とのコーナー付近での微細気泡の滞りを低減することができる。また、第2側壁の近傍での液体の淀みを抑えて、第2連通対面部と第2側壁とのコーナー付近での微細気泡の滞りを低減することもできる。
態様Gは、態様D又はEにおいて、複数の前記梁部材を格子状に配設したことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、梁部材を供給液室の短手方向だけに架橋する場合に比べて、上述した圧力波の伝播をより多く遮断することで、流体クロストークの発生をより確実に抑えることができる。
3:個別液室
13:フィルター部材
18:供給液室
18a:前室
18b:後室
18c:第1連通対面部
18d:第1側壁
18e:第2連通対面部
18f:第2側壁
18g:第1連通口
18h:第2連通口
21:第1液体導入路
22:第2液体導入路
233:キャリッジ(ヘッド移動手段)
251:搬送ベルト(シート搬送手段)
Claims (7)
- 互いに所定方向に並んだ状態で液体を個別に収容する複数の個別液室と、
液滴を吐出するためにそれら個別液室にそれぞれ個別に設けられた複数の吐出孔と、
前記所定方向に延在する自らの内部空間に収容している液体を自らの前記所定方向の中央部に連通している複数の個別液室にそれぞれ供給する供給液室と、
前記供給液室における前記所定方向の一端部に設けられた第1連通口に接続した状態で液体を前記供給液室に導入する第1液体導入路と、
前記供給液室における前記所定方向の他端部に設けられた第2連通口に接続した状態で液体を前記供給液室に導入する第2液体導入路と、
前記供給室内で複数の個別液室に向けて送られる液体を濾過するフィルター部材とを有し、
前記第1液体導入路から前記供給液室内に導入した液体を、前記第1連通口に対面している第1連通対面部や、前記第1連通対面部の前記所定方向における一端から前記第1連通口の側に向けて立ち上がる第1側壁にぶつけて前記中央部に向けて方向転換させ、
且つ、
前記第2液体導入路から前記供給液室内に導入した液体を、前記第2連通口に対面している第2連通対面部や、前記第2連通対面部の前記所定方向における他端から前記第2連通口の側に向けて立ち上がる第2側壁にぶつけて前記中央部に向けて方向転換させる液滴吐出ヘッドにおいて、
前記供給液室の前記所定方向における全域に渡って延在する前記フィルター部材により、前記供給液室を、前記第1側壁や前記第2側壁の立ち上がり方向に2つに仕切り、
この仕切りによって得られた前室と、前記前室よりも液体導入方向下流側に位置する後室とのうち、前記後室の前記所定方向における一端部に前記第1連通対面部を配設し、
前記後室の前記所定方向における他端部に前記第2連通対面部を配設し、
且つ、前記フィルター部材の前記所定方向における両端部の開口率を、それぞれ中央部の開口率よりも低くしたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 請求項1の液滴吐出ヘッドにおいて、
前記第1連通対面部を、前記所定方向の他端側から一端側に向けて前記第1連通口に徐々に近づける形状にするとともに、
前記第2連通対面部を、前記所定方向の一端側から他端側に向けて前記第2連通口に徐々に近づける形状にしたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 請求項1又は2の液滴吐出ヘッドにおいて、
前記前室内の液体に押されることで前記前室側から前記後室側に向けて撓む前記フィルター部材を受ける複数の梁部材を、前記後室内に設けたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 請求項3の液滴吐出ヘッドにおいて、
複数の前記梁部材と、撓んでいない状態の前記フィルター部材との間に所定の間隙を設けるとともに、
前記第1連通対面部の前記所定方向の他端と、撓んでいない状態の前記フィルター部材との間隙や、前記第2連通対面部の前記所定方向の一端と、撓んでいない状態の前記フィルター部材との間隙を、何れも複数の前記梁部材と、撓んでいない状態のフィルター部材との間隙と等しくしたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 請求項1乃至4の何れかの液滴吐出ヘッドにおいて、
前記第1連通対面部の前記所定方向の一端、及び、前記第2連通対面部の前記所定方向の他端を、それぞれ側壁立ち上がり方向と直交する方向に湾曲する湾曲面にしたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 請求項3又は4の液滴吐出ヘッドにおいて、
複数の前記梁部材を格子状に配設したことを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 複数の吐出孔からそれぞれ液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、記録シートを搬送するシート搬送手段と、前記液滴吐出ヘッドを記録シートの面に沿いつつ前記シート搬送手段による搬送方向と直交する方向に移動させるヘッド移動手段とを備え、複数の吐出孔からそれぞれ吐出した液滴によって記録シートに画像を形成する画像形成装置において、
前記液滴吐出ヘッドとして、請求項1乃至6の何れかの液滴吐出ヘッドを用いたことを特徴とする画像形成装置。
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