JP5862614B2 - フィールド機器及びデータ処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フィールド機器及びデータ処理方法に関する。
従来から、プラントや工場等においては、フィールド機器と呼ばれる現場機器(測定器、操作器、表示器、報知器)と、これらの制御を行う制御装置とが通信手段を介して接続された分散制御システム(DCS:Distributed Control System)が構築されており、高度な自動操業が実現されている。このような分散制御システムを構成するフィールド機器は、有線通信を行うものが殆どであったが、近年においてはISA100.11aやWirelessHART(登録商標)等の産業用無線通信規格に準拠した無線通信を行うものも実現されている。
プラント等においては、安全性及び信頼性が確保されることが極めて重要であるため、機能安全システムを構成するフィールド機器は、有線通信を行うもの無線通信を行うものの別に拘わらず、機能安全規格に準拠している必要がある。また、分散制御システムにおいても、機能安全システムと同等の規格を求められる場合がある。ここで、機能安全とは、一般的には、機能的な工夫(安全を確保するための機能)を導入して、要求されるレベルの安全を確保することをいい、上記の機能安全規格は、その規格を規定したものである。
以下の特許文献1には、機能安全のための機能を導入した従来のフィールド機器の一例が開示されている。具体的に、以下の特許文献1に開示されたフィールド機器は、メモリの格納領域を、安全性に重要(safety-critical)なデータを格納する第1領域と、安全性に影響の少ない(safety-uncritical)データを格納する第2領域とに分離し、メモリの第1,第2領域に対する全てのアクセスをメモリ管理装置によって管理することにより、データの独立性が保たれるようにしている。
米国特許出願公開第2010/0125427号明細書
ところで、上述の特許文献1において、メモリの第1領域に格納されるデータは、安全性に重要なデータであるため、自由に書き替えを行うことはできない。これに対し、メモリの第2領域に格納されるデータは、安全性に影響の少ないデータであるため、書き替えを行うことは可能である。従って、上述の特許文献1に開示されたフィールド機器では、メモリの第1領域に格納されたデータを第2領域に転送することは可能であるものの、逆にメモリの第2領域に格納されたデータを第1領域に転送することはできないと考えられる。
ここで、2013年の時点において、上述の特許文献1に開示されたハイブリッド伝送方式(スマート伝送方式)のフィールド機器では、アナログ信号(プロセス値)の取得及び伝送に係る処理が安全性に重要な処理であるとみなされ、アナログ信号に重畳されるディジタル信号の通信に係る処理が安全性に影響の少ない処理であるとみなされている。このため、上述の特許文献1に開示されたフィールド機器では、センサから取得された測定値(プロセス値)や伝送すべきプロセス値はメモリの第1領域に格納され、外部から送信されてきた制御データ(ディジタル信号)はメモリの第2領域に格納される。
いま、上述の特許文献1に開示されたフィールド機器が、外部から送信されてきた制御データ(センサの測定レンジの変更を指示する制御データ)を受信した場合を考える。このような制御データは、上述の通り、メモリの第2領域に格納されることとなるが、センサの測定レンジを変更する処理は、プロセス値の取得に係る処理であるため、第2領域に格納された制御データを第1領域に転送する必要がある。
しかしながら、上述の特許文献1に開示されたフィールド機器では、メモリの第2領域に格納されたデータを第1領域に転送することはできないため、機能安全のための機能が導入されていない従来のフィールド機器と同様の手順ではフィールド機器に設定された測定レンジ等の設定値を変更することができないと考えられる。このように、上述の特許文献1に開示されたフィールド機器は、安全性を確保することができる反面、利便性が著しく低下する虞があるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、利便性の低下を招くことなく、安全性を確保することが可能なフィールド機器及びデータ処理方法を提供することを目的とする
上記課題を解決するために、本発明のフィールド機器は、安全性に重要なデータである第1データ(D1、D11、D12)及び安全性に影響の少ないデータである第2データ(D2)を格納する格納装置(20)と、該格納装置に格納された前記第1,第2データを用いて予め規定された処理を行う処理装置(40)とを備えるフィールド機器(1〜3)において、前記処理装置は、前記格納装置に格納された前記第1データを用いて安全性に重要な処理である第1処理を行い、前記第1データの書込依頼がなされた場合には該書込依頼に基づいて前記格納装置に対する前記第1データの書き込みを行う第1処理部(41)と、前記格納装置に格納された前記第2データを用いて安全性に影響の少ない処理である第2処理を行い、前記第1処理部に対して前記第1データの書込依頼を行う第2処理部(42)とを備えることを特徴としている。
この発明によると、安全性に影響の少ない処理である第2処理を行う第2処理部によって、安全性に重要な処理である第1処理を行う第1処理部に対し、安全性に重要なデータである第1データの書込依頼がなされると、この書込依頼に基づいて格納装置に対する第1データの書き込みが第1処理部によって行われる。
また、本発明のフィールド機器は、前記第2処理部が、前記格納装置に格納された前記第1データの読み出しが可能であることを特徴としている。
或いは、本発明のフィールド機器は、前記第2処理部が、前記第1処理部に対して前記第1データの読出依頼を行い、前記第1処理部が、前記第2処理部からの前記第1データの読出依頼に基づいて前記格納装置から前記第1データの読み出しを行って前記第2処理部に転送することを特徴としている。
また、本発明のフィールド機器は、前記第2処理部が、前記第1処理部に対して少なくとも前記第1データの書込依頼を行う依頼部(42d、73)を備え、前記第1処理部が、少なくとも前記依頼部からの前記第1データの書込依頼を受け付ける受付部(41d、62)を備えることを特徴としている。
また、本発明のフィールド機器は、前記第1処理部が、前記第2処理部により前記書込依頼が行われた前記第1データの内容を検査する第1検査部を備えることを特徴としている。
また、本発明のフィールド機器は、前記第2処理部が、前記第1処理部に対して前記書込依頼を行う前記第1データの内容を検査する第2検査部(42a、71)を備えることを特徴としている。
また、本発明のフィールド機器は、前記第1処理部が、前記格納装置に対する前記第1データの書き込みを、前記第1処理を行っていない空き時間に行うことを特徴としている。
また、本発明のフィールド機器は、前記格納装置に格納される前記第1データが、前記第1処理部のみが読み出し及び書き込みを行うことが可能な非公開データ(D11)を含むことを特徴としている。
また、本発明のフィールド機器は、前記第1,第2処理部が、オペレーティングシステム上で動作することを特徴としている。
また、本発明のフィールド機器は、前記処理装置と前記格納装置との間に、前記格納装置に対するデータの書き込み及び前記格納装置からのデータの読み出しを制御する制御部(80)を備えることを特徴としている。
また、本発明のフィールド機器は、前記第1処理部で行われる前記第1処理は、センサ(10)から得られる信号の信号処理を含み、前記第2処理部で行われる前記第2処理は、通信手段を介して行われる通信の通信処理を含むことを特徴としている。
本発明のデータ処理方法は、安全性に重要なデータである第1データ(D1、D11、D12)及び安全性に影響の少ないデータである第2データ(D2)を格納する格納装置(20)に格納された前記第1,第2データを用いて予め規定された処理を行うデータ処理方法であって、前記格納装置に格納された前記第1データを用いて安全性に重要な処理である第1処理を行う第1処理部(41)に対し、前記格納装置に格納された前記第2データを用いて安全性に影響の少ない処理である第2処理を行う第2処理部(42)から、前記第1データの書込依頼を行う第1ステップ(S15)と、前記第1ステップでなされた前記第1データの書込依頼に基づいて前記第1処理部が前記格納装置に対する前記第1データの書き込みを行う第2ステップ(S16)とを有することを特徴としている。
本発明によれば、安全性に影響の少ない処理である第2処理を行う第2処理部が、安全性に重要な処理である第1処理を行う第1処理部に対して安全性に重要なデータである第1データの書込依頼を行うと、第1処理部が、この書込依頼に基づいて格納装置に対する第1データの書き込みを行うようにしている。このため、利便性の低下を招くことなく、安全性を確保することが可能であるという効果がある。
本発明の第1実施形態によるフィールド機器の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態によるフィールド機器において、メモリに書き込まれるデータ及びメモリから読み出されるデータを示す図である。 本発明の第1実施形態によるフィールド機器で用いられるテーブルの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態によるフィールド機器の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるフィールド機器の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態によるフィールド機器の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態によるフィールド機器の変形例の要部構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態によるフィールド機器及びデータ処理方法について詳細に説明する。尚、以下では、理解を容易にするために、フィールド機器が配管内を流れる流体の流量を測定する流量計である場合を例に挙げて説明する。但し、本発明は、流量を測定するフィールド機器以外に、圧力、温度、湿度、液面高さ(レベル)、pH(ペーハー)、流体の成分分析等を測定するフィールド機器にも適用可能である。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態によるフィールド機器の要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態のフィールド機器1は、センサ部10(センサ)、メモリ20(格納装置)、伝送通信部30、及びCPU(Central Processing Unit)40(処理装置)を備える。かかる構成のフィールド機器1は、配管内を流れる流体(図示省略)の流量を測定してその測定結果を示すプロセス値(アナログ信号)を不図示のコントローラに伝送するとともに、各種信号(ディジタル信号)をプロセス値に重畳させて不図示のコントローラとの間で通信(ディジタル通信)を行う。
センサ部10は、測定対象の流体が流れる配管に取り付けられており、CPU40の制御の下で、配管を流れる流体の流量を測定する。このセンサ部10は、例えば流体の流れに沿う向きに超音波信号を送信したときの透過信号(流体を透過した超音波信号)と、流体の流れに逆らう向きに超音波信号を送信したときの透過信号とを検出し、これら透過信号の検出結果に基づいて流体の流量を測定する。
メモリ20は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性のメモリ、或いはフラッシュROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等の不揮発性のメモリである。このメモリ20は、フィールド機器1で用いられる安全性に重要(safety-critical)なデータ(第1データ)、及び安全性に影響の少ない(safety-uncritical)データ(第2データ)を記憶(格納)する。
ここで、上述した安全性に重要なデータとしては、例えばセンサ部10の測定レンジを設定するデータ、センサ部10の調整や校正(キャリブレーション)用のデータ、センサ部10に設けられるセンサ素子固有の特性(センサ定数)を示すデータ等が挙げられる。また、上述した安全性に影響の少ないデータとしては、例えば不図示のコントローラとの間で行われる通信に係るデータ、フィールド機器1に設けられる不図示の表示装置の初期画面を表示するためのデータ等が挙げられる。
図2は、本発明の第1実施形態によるフィールド機器において、メモリに書き込まれるデータ及びメモリから読み出されるデータを示す図である。図2に示す通り、メモリ20に対して書き込み或いは読み出しが行われる安全性に重要なデータには符号D1を付しており、メモリ20に対して書き込み或いは読み出しが行われる安全性に影響の少ないデータには符号D2を付している。
伝送通信部30は、例えばプラントの現場に敷設される伝送線(例えば、「4〜20mA」信号の伝送に使用される伝送線)に接続されており、CPU40の制御の下で、上述したプロセス値を不図示のコントローラに伝送するとともに、不図示のコントローラとの間で各種信号(ディジタル信号)の通信を行う。この伝送通信部30は、例えばHART(登録商標)、BRAIN等のプロセス工業用の通信プロトコルを用いて通信を行う。
CPU40は、フィールド機器1の動作を統括して制御する。例えば、CPU40は、センサ部10を制御してセンサ部10の測定結果を取得し、取得した測定結果を上述したプロセス値に変換する処理を行う。また、CPU40は、メモリ20を制御して、メモリ20に記憶されたデータの読み出し処理、或いはメモリ20に対するデータの書き込み処理を行う。また、CPU40は、伝送通信部30を制御して、プロセス値を不図示のコントローラに向けて伝送させるとともに、不図示のコントローラとの間で通信(ディジタル通信)を行う。
このCPU40内には、安全プロセス41(Safetyプロセス:第1処理部)と、非安全プロセス42(Non-Safetyプロセス:第2処理部)とが実現されている。安全プロセス41は、メモリ20に記憶された安全性に重要なデータD1(図2参照)を用いて安全性に重要な処理(第1処理)を行うプロセスである。これに対し、非安全プロセス42は、メモリ20に記憶された安全性に影響の少ないデータD2(図2参照)を用いて安全性に影響の少ない処理(第2処理)を行うプロセスである。
これら安全プロセス41及び非安全プロセス42は、例えばメモリ20に記憶された各々を実現するプログラムが、CPU40に読み出されて実行されることにより実現される。例えば、CPU40が内部に2つのプロセッサコア(Dual Processor Core)を備えるものである場合には、安全プロセス41及び非安全プロセス42は、各プロセッサコアで並列に実行される。これに対し、CPU40が内部に1つのプロセッサコア(Single Processor Core)を備えるものである場合には、安全プロセス41及び非安全プロセス42は、1つのプロセッサコアで時分割に実行される。
ここで、上述した安全プロセス41が行う安全性に重要な処理とは、例えばセンサ部10の測定結果を取得する処理、センサ部10の測定結果をプロセス値に変換する処理、及びプロセス値を伝送させる処理等の処理が挙げられる。また、上述した非安全プロセス42が行う安全性に影響の少ない処理とは、例えば不図示のコントローラとの間で行う通信処理(ディジタル通信に係る処理)等の処理が挙げられる。
安全プロセス41は、信号処理部41a、書込処理部41b、読出処理部41c、及び依頼受付処理部41d(受付部)を有する。信号処理部41aは、上述したセンサ部10の測定結果を取得する処理、センサ部10の測定結果をプロセス値に変換する処理、及びプロセス値を伝送させる処理を行う。
書込処理部41bは、信号処理部41a又は依頼受付処理部41dから出力される安全性に重要なデータD1をメモリ20に書き込む処理を行う。この書込処理部41bは、依頼受付処理部41dから出力される安全性に重要なデータの書き込みを、信号処理部41aで処理が行われていない空き時間に行う。これは、信号処理部41aから出力されるデータの書き込みが妨げられる事態を防止するためであり、また信号処理部41aで実行される第1処理が所定の時間内に終了することが妨げられる事態を防止するためである。
読出処理部41cは、信号処理部41aの制御の下で、メモリ20から安全性に重要なデータD1を読み出す処理を行う。依頼受付処理部41dは、非安全プロセス42からの安全性に重要なデータの書込依頼を受け付ける処理を行うとともに、受け付けを行った書込依頼に基づいて、安全性に重要なデータD1をメモリ20に書き込ませる処理を書込処理部41bに行わせる。
非安全プロセス42は、通信処理部42a(第2検査部)、書込処理部42b、読出処理部42c、及び書込依頼処理部42d(依頼部)を有する。通信処理部42aは、上述した不図示のコントローラとの間で行われるディジタル通信に係る処理を行う。この通信処理部42aは、不図示のコントローラとの通信によって受信したデータが、正当なデータであるか否かを検査する。例えば、センサ部10の測定レンジを設定するデータを受信した場合には、そのデータの値がセンサ部10の設定可能な範囲に収まっているか否かを検査する。
また、通信処理部42aは、データの種別を特定するためのテーブルを備えており、このテーブルを参照して不図示のコントローラとの通信によって受信したデータの種別を特定し、受信したデータを書込処理部42b又は書込依頼処理部42dに出力する。図3は、本発明の第1実施形態によるフィールド機器で用いられるテーブルの一例を示す図である。図3に示す通り、通信処理部42aに設けられるテーブルは、データ毎に、そのデータが安全性に重要なデータ(安全データ)であるのか、或いは安全性に影響の少ないデータ(非安全データ)であるのかを示すものである。
図3に示す例では、「レンジ設定」データ、「キャリブレーション」データ、及び「センサ定数」データが安全性に重要なデータ(安全データ)とされ、「通信設定」データ及び「表示設定」データが安全性に影響の少ないデータ(非安全データ)とされている。通信処理部42aは、このテーブルを参照して、データの種別が安全性に重要なデータ(安全データ)と特定した場合には、そのデータを書込依頼処理部42dに出力する。これに対し、テーブルを参照して、データが安全性に影響の少ないデータ(非安全データ)と特定した場合には、そのデータを書込処理部42bに出力する。
書込処理部42bは、通信処理部42aから出力される安全性に影響の少ないデータD2をメモリ20に書き込む処理を行う。読出処理部42cは、不図示のコントローラから安全性に影響の少ないデータD2の読出要求コマンドを受信した通信処理部42aの制御の下で、メモリ20から安全性に影響の少ないデータD2を読み出す処理を行う。この読出処理部42cは、図2に示す通り、安全性に影響の少ないデータD2のみならず、メモリ20に記憶された安全性に重要なデータD1を読み出すことも可能である。
書込依頼処理部42dは、通信処理部42aの制御の下で、安全プロセス41に対して安全性に重要なデータの書込依頼を行う。非安全プロセス42に設けられる書込処理部42bは、安全性に影響の少ないデータD2をメモリ20に書き込む処理を行うことはできるものの、安全性に重要なデータD1をメモリ20に書き込む処理を行うことはできない。このため、本実施形態では、安全プロセス41に依頼受付処理部41dを設けるとともに、非安全プロセス42に書込依頼処理部42dを設け、書込依頼処理部42dから依頼受付処理部41dに対して安全性に重要なデータの書込依頼を行うことで、安全性に重要なデータD1をメモリ20に書き込むようにしている。
次に、上記構成におけるフィールド機器1の動作について説明する。図4は、本発明の第1実施形態によるフィールド機器の動作の一例を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、不図示のコントローラから送信されてきたコマンド(データを含む)を受信する度に開始される。尚、以下では理解を容易にするために、不図示のコントローラから書込要求コマンド(メモリ20に対するデータの書込要求コマンド)が送信されてきた場合の動作(書込動作)と、不図示のコントローラから読出要求コマンド(メモリ20に記憶されたデータの読出要求コマンド)が送信されてきた場合の動作(読出動作)とを順に説明する。
〈書込動作〉
不図示のコントローラから書込要求コマンド(書き込むべきデータを含む)が送信されてくると、その書込要求コマンドは、伝送通信部30で受信されてCPU40で実現されている非安全プロセス42の通信処理部42aに出力される。書込要求コマンドが入力されると、書込要求コマンドに含まれるデータが正当なデータであるか否かを検査(チェック)する処理が通信処理部42aで行われる(ステップS11)。例えば、センサ部10の測定レンジを設定するデータが書込要求コマンドに含まれている場合には、そのデータの値がセンサ部10の設定可能な範囲に収まっているか否かを検査する処理が行われる。
以上の検査が終了すると、書込要求コマンドに含まれるデータが正当なデータであるか否かを判断する処理が通信処理部42aで行われる(ステップS12)。正当なデータではないと判断された場合(ステップS12の判断結果が「NO」である場合)には、図4に示す一連の処理が終了する。これにより、フィールド機器1では、送信されてきた書込要求コマンドに基づいた処理が何ら行われず、不正なデータが含まれる書込要求コマンドは通信エラーとして不図示のコントローラに返信される。
これに対し、書込要求コマンドに含まれるデータが正当なデータであると判断した場合(ステップS12の判断結果が「YES」である場合)には、受信したデータの種別を判断する処理が通信処理部42aで行われる(ステップS13)。具体的には、図3に例示したテーブルを参照して、受信したデータが安全性に重要なデータ(安全データ)であるのか、或いは安全性に影響の少ないデータ(非安全データ)であるのかが通信処理部42aで判断される。
ここで、受信したデータが、例えば上述したセンサ部10の測定レンジを設定するデータであったとすると、図3に示すテーブルに基づいて、このデータは「安全データ」であると判断される。すると、データの読み出し(R)又は書き込み(W)の別が、通信処理部42aで判断される(ステップS14)。ここでは、不図示のコントローラから書込要求コマンドが送信された場合を考えているため、書き込み(W)と判断される。
書き込み(W)と判断されると、通信処理部42aから書込依頼処理部42dに対して、メモリ20に書き込むべきデータが出力される。そして、書込依頼処理部42dから安全プロセス41で実現されている依頼受付処理部41dに対してデータが転送されるとともに、そのデータの書込依頼が行われる(ステップS15:第1ステップ)。
書込依頼処理部42dからのデータ及び書込依頼を受け付けると、依頼受付処理部41dは、受け付けた書込依頼に基づいてデータ(安全性に重要なデータD1)をメモリ20に書き込ませる処理を書込処理部41bに行わせる。具体的に、依頼受付処理部41dは、メモリ20に書き込むべきデータを書込処理部41bに出力するとともに、書込処理部41bに対して書き込み指示を行う。この書き込み指示がなされると、安全性に重要なデータD1をメモリ20に書き込む処理が書込処理部41bによって行われる(ステップS16:第2ステップ)。
尚、ステップS11での検査処理及びステップS12での判断処理を行うとともに又はその代わりに、依頼受付処理部41dは、書込処理部41bに書き込みを行わせる前に、ステップS11での検査処理及びステップS12での判断処理と同様の処理を行わせても良い。つまり、ステップS11での検査処理及びステップS12での判断処理と同様の処理を行う第1検査部を依頼受付処理部41dに設けても良い。安全プロセス41側でも検査することによって、より強固な機能安全を実現することができる。
尚、以上の処理によってメモリ20に書き込まれた新たなデータ(例えば上述したセンサ部10の測定レンジを設定するデータ)を安全プロセス41が読み出し、その内容を反映させることによって、センサ部10の測定レンジを変更することが可能になる。
他方、ステップS13において、受信したデータが、例えば「通信設定」データであったとすると、図3に示すテーブルに基づいて、このデータは「非安全データ」であると判断される。すると、データの読み出し(R)又は書き込み(W)の別が、通信処理部42aで判断される(ステップS17)。ここでは、不図示のコントローラから書込要求コマンドが送信された場合を考えているため、書き込み(W)と判断される。書き込み(W)と判断されると、通信処理部42aから書込処理部42bに対して、メモリ20に書き込むべきデータが出力され、これにより安全性に影響の少ないデータD2をメモリ20に書き込む処理が書込処理部42bで行われる(ステップS18)。
〈読出動作〉
不図示のコントローラから読出要求コマンドが送信されてくると、その読出要求コマンドは、伝送通信部30で受信されてCPU40で実現されている非安全プロセス42の通信処理部42aに出力される。読出要求コマンドが入力されると、読出要求コマンドで要求されているデータが正当なデータであるか否かを検査(チェック)する処理が通信処理部42aで行われる(ステップS11)。
以上の検査が終了すると、読出要求コマンドで要求されているデータが正当なデータであるか否かを判断する処理が通信処理部42aで行われる(ステップS12)。正当なデータではないと判断された場合(ステップS12の判断結果が「NO」である場合)には、図4に示す一連の処理が終了する。これにより、フィールド機器1では、送信されてきた読出要求コマンドに基づいた処理が何ら行われず、不正なデータの読み出しを要求する読出要求コマンドは通信エラーとして不図示のコントローラに返信される。尚、正当なデータではないと判断されるのは、例えば図3に示されたデータ種別の何れにも該当しないデータが読出要求された場合が挙げられる。
これに対し、読出要求コマンドで要求されているデータが正当なデータであると判断した場合(ステップS12の判断結果が「YES」である場合)には、読み出し要求されているデータの種別を判断する処理が通信処理部42aで行われる(ステップS13)。具体的には、図3に例示したテーブルを参照して、読み出し要求されているデータが安全性に重要なデータ(安全データ)であるのか、或いは安全性に影響の少ないデータ(非安全データ)であるのかが通信処理部42aで判断される。
ここで、読み出し要求されているデータが、例えば「キャリブレーション」データであったとすると、図3に示すテーブルに基づいて、このデータは「安全データ」であると判断される。すると、データの読み出し(R)又は書き込み(W)の別が、通信処理部42aで判断される(ステップS14)。ここでは、不図示のコントローラから読出要求コマンドが送信された場合を考えているため、読み出し(R)と判断される。
読み出し(R)と判断されると、読出処理部42cが通信処理部42aによって制御され、メモリ20に記憶された安全性に重要なデータD1のうち、上記の読み出し要求で指定されたものが読出処理部42cによって読み出される(ステップS19)。尚、読出処理部42cによって読み出されたデータは通信処理部42aに出力され、通信処理部42aによって伝送通信部30が制御されることにより不図示のコントローラに送信される。
他方、ステップS13において、受信したデータが、例えば「表示設定」データであったとすると、図3に示すテーブルに基づいて、このデータは「非安全データ」であると判断される。すると、データの読み出し(R)又は書き込み(W)の別が、通信処理部42aで判断される(ステップS17)。ここでは、不図示のコントローラから読出要求コマンドが送信された場合を考えているため、読み出し(R)と判断される。
読み出し(R)と判断されると、読出処理部42cが通信処理部42aによって制御され、メモリ20に記憶された安全性に影響の少ないデータD2のうち、上記の読み出し要求で指定されたものが読出処理部42cによって読み出される(ステップS20)。尚、読出処理部42cによって読み出されたデータは、読出処理部42cによって安全性に重要なデータD1が読み出された場合と同様に、通信処理部42aに出力され、通信処理部42aによって伝送通信部30が制御されることにより不図示のコントローラに送信される。
以上の通り、本実施形態では、CPU40で行われる処理を、安全性に重要な処理を行う安全プロセス41と、安全性に影響の少ない処理を行う非安全プロセス42とに分けている。このため、本実施形態では、安全性に重要な処理を行う安全プロセス41が安全性に影響の少ない処理を行う非安全プロセス42の影響を受けることはなく、各々の処理の独立性を高めることができるため、安全性を確保することができる。
また、本実施形態では、安全プロセス41に対して安全性に重要なデータD1の書込依頼を行う書込依頼処理部42dを非安全プロセス42に設けるとともに、書込依頼処理部42dからの書込依頼を受け付ける依頼受付処理部41dを安全プロセス41に設けている。これにより、例えば不図示のコントローラからフィールド機器1に対して、安全性に重要なデータD1の書込要求コマンドが送信されてきた場合には、非安全プロセス42が安全プロセス41に対して書込依頼を行うことにより、安全性に重要なデータD1をメモリ20に書き込むことが可能になる。
その結果として、例えば機能安全のための機能が導入されていない従来のフィールド機器と同様の手順で、フィールド機器に設定された測定レンジ等の設定値を変更することが可能となる。このように、本実施形態によれば、利便性の低下を招くことなく、安全性を確保することが可能である。
加えて、本実施形態では、非安全プロセス42に設けられた読出処理部42cが、メモリ20に記憶された安全性に重要なデータD1を直接読み出すことが可能である。このため、安全プロセス41の処理に影響を与えることなく、メモリ20に記憶された安全性に重要なデータD1を読み出すことも可能である。以上から、本実施形態では、機能安全の認証を取得する対象を安全プロセス41に狭めることができ、機能安全の認証を取得するための作業量やコストを低減することも可能である。
〔第2実施形態〕
図5は、本発明の第2実施形態によるフィールド機器の要部構成を示すブロック図である。尚、図5においては、理解を容易にするため、図2と同様にメモリ20に書き込まれるデータ及びメモリ20から読み出されるデータを図示している。図5に示す通り、本実施形態のフィールド機器2において、メモリ20に記憶される安全性に重要なデータD1は、非公開データD11と公開データD12とを含む。
上記の非公開データD11は、安全プロセス41のみが読み出し及び書き込みを行うことが可能なデータである。これに対し、上記の公開データD12は、安全プロセス41が読み出し及び書き込みを行うことが可能であって、非安全プロセス42が読み出しを行うことが可能なデータである。尚、安全性に影響の少ないデータD2は、非安全プロセス42のみが読み出し及び書き込みを行うことが可能なデータである。
ここで、上記の非公開データD11としては、例えば信号処理部41aが処理を行う上で一時的にメモリ20に格納するデータ(テンポラリデータ)等が挙げられる。これに対し、上記の公開データD12としては、例えば第1実施形態で説明したデータ(センサ部10の測定レンジを設定するデータ、センサ部10の調整や校正(キャリブレーション)用のデータ、センサ部10に設けられるセンサ固有の特性(センサ定数)を示すデータ等)が挙げられる。
本実施形態のフィールド機器2は、上述した非公開データD11及び公開データD12を取り扱うため、安全プロセス41に設けられた書込処理部41b及び読出処理部41cに代えて書込処理部51及び読出処理部52をそれぞれ備える。書込処理部51は、信号処理部41aから出力されるテンポラリデータ(非公開データD11)をメモリ20に書き込むとともに、信号処理部41a又は依頼受付処理部41dから出力されるデータ(第1実施形態で説明した安全性に重要なデータD1に相当するデータ)を公開データD12としてメモリ20に書き込む処理を行う。尚、書込処理部51は、書込処理部41bと同様に、依頼受付処理部41dから出力されるデータの書き込みを、信号処理部41aで処理が行われていない空き時間に行う。
読出処理部52は、信号処理部41aの制御の下で、メモリ20に記憶されたテンポラリデータ(非公開データD11)を読み出す処理、或いはメモリ20に記憶された公開データD12を読み出す処理を行う。尚、読出処理部52で読み出されたデータ(非公開データD11又は公開データD12)は、信号処理部41aに出力される。
上記構成のフィールド機器2では、非公開データD11の読み出し及び書き込みが、安全プロセス41のみによって行われる点を除いて、基本的には第1実施形態のフィールド機器1と同様の動作が行われる。つまり、フィールド機器2では、図4に示すフローチャートに従って動作が行われる。このため、本実施形態のフィールド機器2の詳細な動作の説明は省略する。
以上の通り、本実施形態においても、CPU40で行われる処理が、安全プロセス41と非安全プロセス42とに分けられている。また、非安全プロセス42には書込依頼処理部42dが設けられ、安全プロセス41には依頼受付処理部41dが設けられている。このため、本実施形態においても、利便性の低下を招くことなく、安全性を確保することが可能である。
加えて、本実施形態では、安全性に重要なデータD1が、安全プロセス41のみが読み出し及び書き込みを行うことが可能な非公開データD11と、安全プロセス41が読み出し及び書き込みを行うことが可能であって、非安全プロセス42が読み出しを行うことが可能な公開データD12とに分けられている。これにより、安全プロセス41のみで扱われるデータが非安全プロセス42で扱われるといった事態を防止することができ、より高い安全性を確保することができるとともに、機能安全の認証を取得するための作業量やコストをより低減することが可能である。
〔第3実施形態〕
図6は、本発明の第3実施形態によるフィールド機器の要部構成を示すブロック図である。尚、図6においても、図2と同様にメモリ20に書き込まれるデータ及びメモリ20から読み出されるデータを図示している。図6に示す通り、本実施形態のフィールド機器3は、図1に示すフィールド機器1の安全プロセス41に設けられた読出処理部41c及び依頼受付処理部41dに代えて読出処理部61及び依頼受付処理部62(受付部)をそれぞれ設け、非安全プロセス42に設けられた通信処理部42a、読出処理部42c、及び書込依頼処理部42dに代えて通信処理部71(第2検査部)、読出処理部72、及び依頼処理部73(依頼部)を設けた構成である。
前述した第1,第2実施形態のフィールド機器1,2は、非安全プロセス42が安全プロセス41に対して、安全性に重要なデータD1の書込依頼を行うものであった。これに対し、本実施形態のフィールド機器3は、非安全プロセス42が安全プロセス41に対して、安全性に重要なデータD1の書込依頼を行うとともに、安全性に重要なデータD1の読み出し依頼を行うことが可能なものである。
読出処理部61は、信号処理部41aの制御の下でメモリ20から安全性に重要なデータD1を読み出す処理を行うとともに、依頼受付処理部62の制御の下でメモリ20から安全性に重要なデータD1を読み出す処理を行う。尚、依頼受付処理部62の制御の下で読出処理部61により読み出された安全性に重要なデータD1は、依頼受付処理部62を介して非安全プロセス42の依頼処理部73に転送される。
依頼受付処理部62は、非安全プロセス42からの安全性に重要なデータの書込依頼、或いは読出依頼を受け付ける処理を行う。また、依頼受付処理部62は、非安全プロセス42からの書込依頼を受け付けた場合には、その書込依頼に基づいて安全性に重要なデータD1をメモリ20に書き込ませる処理を書込処理部41bに行わせる。これに対し、非安全プロセス42からの読出依頼を受け付けた場合には、その読出依頼に基づいて安全性に重要なデータD1をメモリ20から読み出させる処理を読出処理部61に行わせる。
通信処理部71は、図1に示すフィールド機器1が備える通信処理部42aと同様に、不図示のコントローラとの間で行われるディジタル通信に係る処理、通信によって受信したデータが正当なデータであるか否かを検査する処理、及び図3に示すテーブルを用いて受信したデータの種別を特定する処理等を行う。但し、図1に示す通信処理部42aは、不図示のコントローラから安全性に重要なデータ(安全データ)の読出要求コマンドが送信されてきた場合には、読出処理部42cを制御して読み出しを行っていた。これに対し、図6に示す通信処理部71は、不図示のコントローラから安全性に重要なデータ(安全データ)の読出要求コマンドが送信されてきた場合には、依頼処理部73に対して安全性に重要なデータ(安全データ)の読み出し要求を行う。
読出処理部72は、通信処理部71の制御の下で、メモリ20から安全性に影響の少ないデータD2を読み出す処理を行う。但し、図1に示す読出処理部42cとは異なり、メモリ20に記憶された安全性に重要なデータD1を読み出すことはできない。依頼処理部73は、通信処理部71の制御の下で、安全プロセス41に対して安全性に重要なデータの書込依頼、或いは読出依頼を行う。つまり、本実施形態では、安全プロセス41に依頼受付処理部62を設けるとともに、非安全プロセス42に依頼処理部73を設け、依頼処理部73から依頼受付処理部62に対して安全性に重要なデータの書込依頼、或いは読出依頼を行うことで、安全性に重要なデータD1をメモリ20に書き込み、或いは安全性に重要なデータD1をメモリ20から読み出すようにしている。
上記構成のフィールド機器3では、非安全プロセス42から安全プロセス41に対して読出依頼がなされた場合に、安全性に重要なデータD1の読み出しが安全プロセス41を介して行われる点を除いて、基本的には第1実施形態のフィールド機器1と同様の動作が行われる。つまり、図4中のフローチャートにおいて、ステップS19を「データの読み出し依頼を行い、依頼に基づき読出処理部61で読み出し」と読み替えれば、本実施形態のフィールド機器3の動作を示すフローチャートになる。このため、本実施形態のフィールド機器3の詳細な動作の説明は省略する。
以上の通り、本実施形態においても、CPU40で行われる処理が、安全プロセス41と非安全プロセス42とに分けられている。また、非安全プロセス42には依頼処理部73が設けられ、安全プロセス41には依頼受付処理部62が設けられており、非安全プロセス42から安全プロセス41に対して、安全性に重要なデータD1の書込依頼が行われるとともに、安全性に重要なデータD1の読出依頼が行われる。このため、本実施形態においても、利便性の低下を招くことなく、安全性を確保することが可能である。
加えて、本実施形態では、安全性に重要なデータD1の読み出し及び書き込みが、非安全プロセス42から安全プロセス41に対する読出依頼及び書込依頼に基づいて安全プロセス41でそれぞれ行われる。このため、安全プロセス41の負荷が第1,第2実施形態よりは若干増加すると考えられるものの、非安全プロセス42からの依頼に基づいて安全プロセス41のみが安全性に重要なデータD1の読み出し及び書き込みを行い、非安全プロセス42のみが安全性に影響の少ないデータD2の読み出し及び書き込みを行うという具合に、書き込み及び読み出しの権限を明確に分けることができる。
以上、本発明の実施形態によるフィールド機器及びデータ処理方法について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、CPU40で行われる処理をソフトウェア的に分ける例について説明したが、ハードウェア的に分けても良い。例えば、MMU(Memory Management Unit)やMPU(Memory Protection Unit)等の機能を用いてハードウェア的に分けても良い。このようなハードウェアを利用することにより、ソフトウェア処理の負担が大幅に小さくなるため、CPU40の動作周波数が低く、低消費電力での動作が要求されるフィールド機器においては有利である。
また、図7に示す通り、CPU40とメモリ20との間にMMU或いはMPU等のメモリ制御部80(制御部)を設け、安全性に重要なデータD1と安全性に影響の少ないデータD2とのアクセスコントロールをメモリ制御部80により行っても良い。図7は、本発明の第1実施形態によるフィールド機器の変形例の要部構成を示す図である。このように、メモリ制御部80を設けてアクセスコントロールを行うことにより、CPU40のアクセスコントロールに係る処理の負担を軽減することができるとともに、より強固なアクセスコントロールを実現することができる。尚、このようなメモリ制御部80は、第2,第3実施形態のフィールド機器2,3にも適用可能である。
また、上記実施形態では、安全プロセス41及び非安全プロセス42がメモリ20に直接アクセスする例について説明した。しかしながら、安全プロセス41及び非安全プロセス42をオペレーティングシステム(OS)上で動作させ、オペレーティングシステムの機能を利用してメモリ20に対するアクセスを制限するようにしても良い。このようなオペレーティングシステムを用いることで、安全プロセス41及び非安全プロセス42等のマルチプロセスや、測定結果の取得処理及びプロセス値への変換処理等のマルチタスクについてのプログラムを作成し易くなる。また、メモリ、ペリフェラル等の管理を行い易くなる。
尚、上記実施形態では、フィールド機器が、流量や温度等の測定を行うセンサ機器である場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明は、流量制御弁や開閉弁等のバルブ機器、ファンやモータ等のアクチュエータ機器、プラント内の状況や対象物を撮影するカメラやビデオ等の撮像機器、プラント内の異音等を収集したり警報音等を発するマイクやスピーカ等の音響機器、各機器の位置情報を出力する位置検出機器、他のフィールド機器で測定されたプロセス値等を表示する表示器、その他のフィールド機器にも適用することが可能である。
また、上記実施形態では、伝送線(例えば、「4〜20mA」信号の伝送に使用される伝送線)を介してプロセス値の伝送及び通信(ディジタル通信)を行うフィールド機器を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明は、有線のネットワーク或いは無線のネットワークを介してプロセス値や各種信号(例えば、制御信号)を通信するフィールド機器にも適用可能である。尚、無線のネットワークを介して通信を行うフィールド機器としては、ISA100.11aに準拠した無線通信を行うもの、WirelessHART(登録商標)に準拠した無線通信を行うもの、Wi−Fi(登録商標)に準拠した無線通信を行うもの、或いはZigBee(登録商標)に準拠した無線通信を行うものの何れにも適用可能である。
1〜3 フィールド機器
10 センサ部
20 メモリ
40 CPU
41 安全プロセス
41d 依頼受付処理部
42 非安全プロセス
42a 通信処理部
42d 書込依頼処理部
62 依頼受付処理部
71 通信処理部
73 依頼処理部
80 メモリ制御部
D1 安全性に重要なデータ
D2 安全性に影響の少ないデータ
D11 非公開データ
D12 公開データ

Claims (12)

  1. 安全性に重要なデータである第1データ及び安全性に影響の少ないデータである第2データを格納する格納装置と、該格納装置に格納された前記第1,第2データを用いて予め規定された処理を行う処理装置とを備えるフィールド機器において、
    前記処理装置は、前記格納装置に格納された前記第1データを用いて安全性に重要な処理である第1処理を行い、前記第1データの書込依頼がなされた場合には該書込依頼に基づいて前記格納装置に対する前記第1データの書き込みを行う第1処理部と、
    前記格納装置に格納された前記第2データを用いて安全性に影響の少ない処理である第2処理を行い、前記第1処理部に対して前記第1データの書込依頼を行い、前記格納装置に格納された前記第1データの読み出しに係る処理を行う第2処理部と
    を備えることを特徴とするフィールド機器。
  2. 前記第2処理部は、前記格納装置に格納された前記第1データを直接読み出すことが可能であることを特徴とする請求項1記載のフィールド機器。
  3. 前記第2処理部は、前記第1処理部に対して前記第1データの読出依頼を行い、
    前記第1処理部は、前記第2処理部からの前記第1データの読出依頼に基づいて前記格納装置から前記第1データの読み出しを行って前記第2処理部に転送する
    ことを特徴とする請求項1記載のフィールド機器。
  4. 前記第2処理部は、前記第1処理部に対して少なくとも前記第1データの書込依頼を行う依頼部を備え、
    前記第1処理部は、少なくとも前記依頼部からの前記第1データの書込依頼を受け付ける受付部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のフィールド機器。
  5. 前記第1処理部は、前記第2処理部により前記書込依頼が行われた前記第1データの内容を検査する第1検査部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のフィールド機器。
  6. 前記第2処理部は、前記第1処理部に対して前記書込依頼を行う前記第1データの内容を検査する第2検査部を備えることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載のフィールド機器。
  7. 前記第1処理部は、前記格納装置に対する前記第1データの書き込みを、前記第1処理を行っていない空き時間に行うことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載のフィールド機器。
  8. 前記格納装置に格納される前記第1データは、前記第1処理部のみが読み出し及び書き込みを行うことが可能な非公開データを含むことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載のフィールド機器。
  9. 前記第1,第2処理部は、オペレーティングシステム上で動作することを特徴とする請求項1から請求項8の何れか一項に記載のフィールド機器。
  10. 前記処理装置と前記格納装置との間に、前記格納装置に対するデータの書き込み及び前記格納装置からのデータの読み出しを制御する制御部を備えることを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載のフィールド機器。
  11. 前記第1処理部で行われる前記第1処理は、センサから得られる信号の信号処理を含み、
    前記第2処理部で行われる前記第2処理は、通信手段を介して行われる通信の通信処理を含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか一項に記載のフィールド機器。
  12. 安全性に重要なデータである第1データ及び安全性に影響の少ないデータである第2データを格納する格納装置に格納された前記第1,第2データを用いて予め規定された処理を行うデータ処理方法であって、
    前記格納装置に格納された前記第1データを用いて安全性に重要な処理である第1処理を行う第1処理部に対し、前記格納装置に格納された前記第2データを用いて安全性に影響の少ない処理である第2処理を行う第2処理部から、前記第1データの書込依頼を行う第1ステップと、
    前記第1ステップでなされた前記第1データの書込依頼に基づいて前記第1処理部が前記格納装置に対する前記第1データの書き込みを行う第2ステップと
    前記格納装置に格納された前記第1データの読み出しに係る処理を前記第2処理部が行う第3ステップと
    を有することを特徴とするデータ処理方法。
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