JP5861248B1 - スクロール動作に連動して連続的に変化する電子絵本 - Google Patents

スクロール動作に連動して連続的に変化する電子絵本 Download PDF

Info

Publication number
JP5861248B1
JP5861248B1 JP2015528773A JP2015528773A JP5861248B1 JP 5861248 B1 JP5861248 B1 JP 5861248B1 JP 2015528773 A JP2015528773 A JP 2015528773A JP 2015528773 A JP2015528773 A JP 2015528773A JP 5861248 B1 JP5861248 B1 JP 5861248B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
picture book
electronic picture
data
image
display range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015528773A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015163220A1 (ja
Inventor
彰一 村瀬
彰一 村瀬
Original Assignee
彰一 村瀬
彰一 村瀬
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 彰一 村瀬, 彰一 村瀬 filed Critical 彰一 村瀬
Priority to JP2015528773A priority Critical patent/JP5861248B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5861248B1 publication Critical patent/JP5861248B1/ja
Publication of JPWO2015163220A1 publication Critical patent/JPWO2015163220A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • G06F3/0483Interaction with page-structured environments, e.g. book metaphor
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0484Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] for the control of specific functions or operations, e.g. selecting or manipulating an object, an image or a displayed text element, setting a parameter value or selecting a range
    • G06F3/0485Scrolling or panning
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0487Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser
    • G06F3/0488Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T13/00Animation
    • G06T13/802D [Two Dimensional] animation, e.g. using sprites
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/34Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators for rolling or scrolling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

従来技術では、手で画面を撫でると画像を動かしている様にスクロールする機能を持つ電子絵本が、スクロール機能で読者に大きな驚きを与える特別な表現が出来ない課題があった。この課題の解決手段として、画像の一部範囲が表示され、手で画面を撫でることで画像の表示範囲が変化する電子絵本で、表示範囲の変化に連動して要素画像の形、色、特殊効果が連続的に変化し、その変化の仕方や度合いを要素画像によって異なる様にする。また、これらの要素画像の形、色、特殊効果が、時間経過にも連動して更に異なる変化をする様にする。

Description

本発明は、コンピュータの画面上に画像を映して読み進める電子絵本に関するものである。
コンピュータの画面上に絵本の内容を画像として表示し、読み進める電子絵本は広く一般に知られている。これらの電子絵本は紙で作られた絵本を模倣しており、紙で作られた絵本を知っている人であれば誰でもすぐに読み方が分かるように工夫されている。具体的には、これらの電子絵本は紙で作られた絵本と同様に頁をめくる機能が付いており、頁をめくりながら電子絵本を読み進める事ができる。
また電子絵本には、コンピュータの特性を活かし、アニメーション機能やインタラクティブ機能を備えるものもある。アニメーション機能を備えた電子絵本では、絵の一部がアニメーション表示される。インタラクティブ機能を備えた電子絵本では、絵の一部をマウスでクリックする等の動作を行うと、アニメーションとして動いたり、効果音を出したりする。
このような電子絵本は例えば特許文献1(特開2010-39851号公報)等で説明されている。
また近年、タッチパネル付きディスプレイを用いたタブレット型端末が普及してきた。これらのタブレット型端末では、ウェブページや書類ファイルを参照する際に、手でタッチパネルを上下に撫でることで、あたかも手でウェブページや書類を上下に動かすようにスクロールさせる機能を備えている。
このタッチパネル付きディスプレイを用いて、スクロールさせながら読む電子絵本が非常に少数であるが登場している。
このような電子絵本には例えばHONGO Inc.社の「あかいまるちゃん(Round RED)」等がある。これらの電子絵本は手でタッチパネルを撫でることで、次頁へ進むための頁送り機能を起動し、前頁と次頁が連続しているかのように2つの頁を横に並べてスライドさせる様に動作する。このため手を離すと自動的に次頁まで移動してから止まる。
特開2010ー39851号公報 特許第4563440号公報
これまでの電子絵本は、タッチパネル付きディスプレイを用いたタブレット型端末特有の、手で画面を撫でることで画像を動かしている様に表示範囲を変えてスクロールさせる機能で、頁が連続している事を分かり易く表現することは出来ても、読者に大きな驚きを与えるような特別な表現ができなかった課題があった。
これはスクロールと電子絵本の特別な表現を容易に連携させる事が可能な、電子絵本を制作するプログラムや電子絵本を表現する電子データが存在しなかった事も大きな理由と考えられ、このこと自体もまた本発明が解決しようとする課題である。
本発明は、画像全体の一部範囲が画面に表示され、手で画面を撫でることで画像を縦または横に動かしている様に表示範囲が変化する電子絵本で、電子絵本を複数の要素画像で構成し、電子絵本をスクロールすることによる表示範囲の変化に連動して、要素画像の形や色が連続的に変化し、かつその変化が各々の表示範囲で要素画像の形または色が定まる様に同期するもので、かつその変化の仕方や度合いを要素画像毎に異なる様にする。
また、これらの要素画像の形や色が、時間経過と共に変化し、なおかつ表示範囲の変化にも連動して更に異なる変化をし、かつこれらの変化が各々の表示範囲で要素画像の時間経過による形または色の変化の仕方や度合いが定まる様に同期するもので、かつこれらの変化の仕方や度合いが要素画像によって異なる様にする。
また、これらの要素画像が各々個別の要素画像の形や色の変化を記録した動画データからなり、表示範囲の変化に連動して動画データからフレームを連続的に選択して表示し、かつその選択が各々の表示範囲で選択するフレームが定まる様に同期するもので、かつ表示範囲と選択するフレームの同期の仕方が要素画像によって異なる様にする。
また、これらの要素画像が各々個別の物理シミュレーションにより時間経過と共に変化し、物理シミュレーションの計算で用いる変数が表示範囲の変化し、かつ当該変数の変化が各々の表示範囲で変数の値が定まる様に同期するもので、かつ当該変数の変化の仕方や度合いが要素画像によって異なる様にする。
また、これらの電子絵本を制作するプログラムが、表示範囲を変化させて要素画像の変化を確認できるプレビュー画面を備え、2箇所以上の表示範囲を表示し、各々の表示範囲で要素画像の形や色を指定すると、間を補間して連続的に変化する要素画像を制作する様にする。
また、これらの電子絵本を制作するプログラムが、表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を要素画像毎に指定する機能を備える様にする。
また、これらの電子絵本を制作するプログラムが、各要素画像の変化を、時間の経過を示す軸と表示範囲を示す軸の2つの軸で表し、これらの2つの軸で複数箇所を指定し、各々で要素画像の形や色を指定すると、2つの軸で作られる2次元上で間を補間する様にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ複数組の表示範囲を示すデータとその表示範囲の時の要素画像の形または色を表すデータの組を含む様にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示すデータと、複数組の当該関数で変換された変数値を示すデータとその変数値の時の要素画像の形や色を表すデータの組を含む様にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ複数組の表示範囲を示すデータと時間経過を示すデータとその表示範囲かつ時間経過の時の要素画像の形や色を表すデータの組を含む様にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示すデータと、複数組の当該関数で変換された変数値を示すデータと時間経過を示すデータとその変数値かつ時間経過の時の要素画像の形や色を表すデータの組を含む様にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ動画データを指定するデータと、複数組の表示範囲を示すデータとその表示範囲の時の動画データのフレーム位置を表すデータの組を含む様にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ動画データを指定するデータと、表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示すデータを含み、当該関数で変換された変数値が動画データのフレーム位置を表す様にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ複数組の表示範囲を示すデータとその表示範囲の時の要素画像の物理シミュレーションの計算で用いる変数の値を表すデータの組を含む様にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示すデータと、複数組の当該関数で変換された変数値を示すデータとその変数値の時の要素画像の物理シミュレーションの計算で用いる変数の値を表すデータの組を含む様にする。
電子絵本をスクロールすることによる表示範囲の変化に連動して、要素画像の形や色が連続的に変化し、その変化が各々の表示範囲で要素画像の形または色が定まる様に同期し、その変化の仕方や度合いが要素画像毎に異なることで、絵本を操作する読者にスクロールと同時に手で絵を動かしている様な驚きを与える特別な表現を実現する。
また、これらの要素画像の形や色が、時間経過と共に変化し、なおかつ表示範囲の変化にも連動して更に異なる変化をし、これらの変化が各々の表示範囲で要素画像の時間経過による形または色の変化の仕方や度合いが定まる様に同期し、これらの変化の仕方や度合いが要素画像によって異なることで、より高度な表現を実現する。
また、これらの要素画像が各々個別の要素画像の形や色の変化を記録した動画データからなり、表示範囲の変化に連動して動画データからフレームを連続的に選択して表示し、その選択が各々の表示範囲で選択するフレームが定まる様に同期し、かつ表示範囲と選択するフレームの同期の仕方が要素画像によって異なる様にすることで、当該要素画像を汎用的な動画制作プログラムを用いて制作する事が可能になる。これにより動画制作プログラムを用いた様々な表現を、スクロールに連動して変化する電子絵本の表現に流用する事が可能になる。
また、これらの要素画像が各々個別の物理シミュレーションにより時間経過と共に変化し、物理シミュレーションの計算で用いる変数が表示範囲の変化に連動して変化し、この変化が各々の表示範囲で変数の値が定まる様に同期し、変化の仕方や度合いが要素画像によって異なる様にすることで、スクロールと時間経過の両方に連動して要素画像の形や色が変化する高度な表現を実現する。
また、これらの電子絵本を制作するプログラムが、表示範囲の変化を確認できるプレビュー画面を備え、2箇所以上の表示範囲を表示し、各々の表示範囲で要素画像の形や色を指定すると、間を補間して連続的に変化する要素画像を制作することで、スクロールと、電子絵本の特別な表現を容易に連携させることが可能になる。
また、これらの電子絵本を制作するプログラムが、表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を要素画像毎に指定する機能を備えることで、表示範囲の縦横の複雑な変化に連動した要素画像の変化を当該変数値を用いて1次元で簡易に指定することが可能になる。
また、これらの電子絵本を制作するプログラムが、各要素画像の変化を、時間の経過を示す軸と表示範囲を示す軸の2つの軸で表し、これらの2つの軸で複数箇所を指定し、各々で要素画像の形や色を指定すると、2つの軸で作られる2次元上で間を補間することで、スクロールと時間経過の両方に連動した要素画像の変化を容易に指定することが可能になる。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ複数組の表示範囲を示すデータとその表示範囲の時の要素画像の形または色を表すデータの組を含むことで、表示範囲の変化に連動した要素画像の形、色の連続的な変化をこれら複数組のデータを補間して算出し、算出された複数の要素画像を合成して当該電子絵本を表現することを可能にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示すデータと、複数組の当該関数で変換された変数値を示すデータとその変数値の時の要素画像の形や色を表すデータの組を含むことで、表示範囲の変化に連動した要素画像の形、色の連続的な変化をこれら複数組のデータを補間して算出し、算出された複数の要素画像を合成して当該電子絵本を表現することを可能にする
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ複数組の表示範囲を示すデータと時間経過を示すデータとその表示範囲かつ時間経過の時の要素画像の形や色を表すデータの組を含むことで、表示範囲の変化と時間経過の両方に連動した要素画像の形、色の連続的な変化を、これら複数組のデータを補間して算出し、算出された複数の要素画像を合成して当該電子絵本を表現することを可能にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示すデータと、複数組の当該関数で変換された変数値を示すデータと時間経過を示すデータとその変数値かつ時間経過の時の要素画像の形や色を表すデータの組を含むことで、表示範囲の変化と時間経過の両方に連動した要素画像の形、色の連続的な変化を、これら複数組のデータを補間して算出し、算出された複数の要素画像を合成して当該電子絵本を表現することを可能にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ動画データを指定するデータと、複数組の表示範囲を示すデータとその表示範囲の時の動画データのフレーム位置を表すデータの組を含むことで、動画データを流用した当該電子絵本の表現を可能にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ動画データを指定するデータと、表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示すデータを含み、当該関数で変換された変数値が動画データのフレーム位置を表すことで、動画データを流用した当該電子絵本の表現を可能にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ複数組の表示範囲を示すデータとその表示範囲の時の要素画像の物理シミュレーションの計算で用いる変数の値を表すデータの組を含むことで、表示範囲の変化と時間経過の両方に連動した要素画像の形、色の連続的な変化を、これら複数組のデータを補間して算出した変数値で物理シミュレーションを行って算出し、算出された複数の要素画像を合成して当該電子絵本を表現することを可能にする。
また、これらの電子絵本もしくは電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造が、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示すデータと、複数組の当該関数で変換された変数値を示すデータとその変数値の時の要素画像の物理シミュレーションの計算で用いる変数の値を表すデータの組を含むことで、表示範囲の変化と時間経過の両方に連動した要素画像の形、色の連続的な変化を、これら複数組のデータを補間して算出した変数値で物理シミュレーションを行って算出し、算出された複数の要素画像を合成して当該電子絵本を表現することを可能にする。

本発明の電子絵本を読む電子機器の外観 本発明の電子絵本を読む電子機器の構成 請求項1の電子絵本 請求項1の電子絵本の要素画像の変化の仕方の詳細 請求項2の電子絵本 請求項2の電子絵本の要素画像の変化の仕方の詳細 請求項3の動画データを用いた電子絵本 請求項4の物理シミュレーションを用いた電子絵本 本発明の電子絵本を制作する電子機器の外観 本発明の電子絵本を制作する電子機器の構成 請求項5の電子絵本を制作するプログラム 複数の表示範囲で要素画像の形、色、物理シミュレーションを含む特殊効果を指定した際の補間方法(1) 複数の表示範囲で要素画像の形、色、物理シミュレーションを含む特殊効果を指定した際の補間方法(2) 請求項6の電子絵本を制作するプログラム 請求項7の電子絵本を制作するプログラム 請求項8及び9の電子絵本を表現する電子データのデータ構造 請求項10の電子絵本を表現する電子データのデータ構造 請求項11の電子絵本を表現する電子データのデータ構造 請求項12及び13の電子絵本を表現する電子データのデータ構造 請求項14及び15の電子絵本を表現する電子データのデータ構造 2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数式
図1は本発明の電子絵本を読む電子機器の外観であり、筐体101に、タッチパネル付きディスプレイ102が組み込まれている。
図2は本発明の電子絵本を読む電子機器の構成図である。当該電子機器はタッチパネル付きディスプレイ103と、演算処理装置104、記憶装置105からなり、記憶装置105には当該発明を実現する電子絵本プログラム106と電子絵本データ107が記憶される。タッチパネル付きディスプレイ103と、演算処理装置104、記憶装置105はバス108で接続され、通信を行う。演算処理装置104は電子絵本プログラム106の指示で、タッチパネル付きディスプレイ103から当該タッチパネル付きディスプレイ103を電子絵本の読者が手で撫でた事を示す情報を取得し、電子絵本データ107から表示画像を生成し、タッチパネル付きディスプレイ103に表示する。
図3は請求項1の実施例を示す。本発明の電子絵本150はタッチパネル付きディスプレイ151より大きく、読者がタッチパネル付きディスプレイ151を手152で上下左右に撫でることで、あたかも手で電子絵本150を動かすように電子絵本150の表示範囲153が手の動きに連動して変化する。本発明の特徴は、電子絵本150が複数の要素画像154〜159からなり、手152でタッチパネル付きディスプレイ151を撫で、表示範囲153が変化するのに連動して、表示される要素画像154〜159の形や色が、要素画像個別に連続的に変化することである。要素画像154〜159の変化の仕方は要素画像154〜159が表す意味に合わせてそれぞれ異なる。これにより読者は、手でタッチパネル付きディスプレイ151を撫でて電子絵本150をスクロールさせる動作に連動したダイナミックな画像変化を体験できる。
図3の例では時間軸160に沿って、最初にタッチパネル付きディスプレイ151を手161で左162に撫で、表示範囲153を右に動かす事で草花を表す要素画像154の形が、2枚の葉154から徐々に成長し、4枚の葉154a、6枚の葉154bになる様子を示している。更に今度はタッチパネル付きディスプレイ151を手163で下164に撫で、表示範囲153を上に動かす事で太陽を表す要素画像155の形と色が、最初は点155aから徐々に大きくなり、小さく薄い太陽155b、大きく濃く影付きの太陽155cになる様子を示している。この様に要素画像154, 154a〜154bと要素画像155, 155a〜155cは同時に表示されるが、その変化の仕方や度合いはそれぞれ異なる。また要素画像154〜159の変化は手152, 161, 163の動きと連動しているため、手を速く動かせば、それに合わせて要素画像154〜159の変化も速く、手をゆっくり動かせば、それに合わせて要素画像154〜159の変化もゆっくりになる。表示範囲153が同じであれば、要素画像154〜159の形や色は基本的に同じである。非常に急激に手を動かした場合は、要素画像154〜159が変化する過程を知覚し易い様に、変化する速度を一定以下に抑え、少し遅れて変化が完了するようにする事も出来る。
図4は図3の要素画像の変化の仕方の詳細について一例を示す。図4では要素画像の形は、電子絵本201の表示範囲202の中心203が、指定された軸204の上でどの位置にあるかで変化する。位置は変数pで表す。表示範囲202が軸204の上でp=0の時203の要素画像の形をa0, b0, ... , o0で表し(200a)、p=1の時203aの要素画像の形をa1, b1, ... , o1で表している(200b)。a0, ... , o0, a1, ... , o1は電子絵本201の上での座標を示す。表示範囲202が軸204の上でpの値が0から1に徐々に変化すると、要素画像の形は式205で表したa(p), b(p), ... , o(p)になり、徐々に連続的に形が変化する。同様に、色や後述する物理シミュレーションを含む特殊効果を指定する値も2つの表示範囲202と202aの間で徐々に連続的に変化するように計算する。この計算方法は線形補間として知られる方法だが、補間はこれとは異なる式を用いても良い。更に軸204を要素画像毎に変える事で、表示範囲の変化に連動した複数の要素画像の変化の仕方を、それぞれ変える事ができる。
図5は請求項2の実施例を示す。図3と異なり図5の要素画像254〜259は、表示範囲253が一定の場合でも時間の経過に合わせて連続的に変化する。図3の上の表示範囲253の時の要素画像254は2枚の葉で、時間経過に合わせて矢印260の順で葉が上下に揺れるように変化する(261〜264)。手265でタッチパネル付きディスプレイ251を左266に撫で、図3の下の表示範囲253aまで動かすと、要素画像254は徐々に4枚の葉254aになり、時間経過に合わせて矢印260aの順で葉が上下に揺れるように変化する(261a〜264a)。この様に要素画像254が時間経過で葉を上下に揺らせながら(261〜264)、表示範囲253の変化に連動して更に葉の枚数が徐々に増えていく変化をすることで(254から254a, 261から261a, ... , 264から264a)、読者はよりダイナミックな画像変化を体験できる。
図6は図5の要素画像の変化の仕方の詳細について一例を示す。図6では要素画像の形は時間の経過と、電子絵本301の表示範囲302の中心303が指定された軸304の上でどの位置にあるかで変化する。時間の経過は変数tで、表示範囲302の位置は変数pで表す。ここでは時間tは1秒等の一定の時間間隔で0から1へ、1から0へと、0と1の間を反復する。表示範囲302が軸304の上でp=0で(303)、時間がt=0の時の要素画像の形をa00, b00, ... , o00で表し(300a)、p=0でt=1の時の要素画像をa01, b01, ... , o01で表し(300b)、p=1で(303a), 時間がt=0の時の要素画像をa10, b10, ... , o10で表し(300c)、p=1で t=1の時の要素画像をa11, b11, ... , o11で表している(300d)。a00, ..., o00, a01, ... , o01, a10, ... , o10, a11, ... , o11は電子絵本301の上での座標を示す。時間の経過に伴いtの値が0と1の間で徐々に変化し、表示範囲302が軸304の上でpの値が0から1に徐々に変化すると、要素画像の形は式305で表したa(p, t), b(p, t), ... , o(p, t)になり、徐々に連続的に形が変化する。同様に、色や後述する物理シミュレーションを含む特殊効果を指定する値も時間変化と2つの表示範囲302, 302aの間で徐々に連続的に変化するように計算する。この計算方式は2つの変数を用いた補間方法である。更に軸304を要素画像毎に変える事で、時間変化と共に表示範囲の変化に連動した複数の要素画像の変化の仕方を、それぞれ変える事ができる。
図7は請求項3の実施例を示す。図7の要素画像354, 355は形や色の変化を記録した動画データ359, 360を用いて表示する。本実施例では時間軸356に沿って、タッチパネル付きディスプレイ351を手357で左358に撫で、表示範囲353が右に動く事で、要素画像354, 355は、それぞれ異なる動画データ359, 360から表示範囲353の位置に合わせて動画データの1フレームを選択して表示している様子を示す(354a, 354b, 355a, 355b)。本実施例では動画データ359, 360を時間経過に合わせて再生するのではなく、表示範囲353の位置に合わせて動画データ359, 360の1フレームを選択して表示する。表示範囲の変化に連動したフレームの選択は例えば図4と同様に軸を用いて指定する。図4でp=0の時に動画データの最初のフレーム、p=1の時に動画データの最後のフレームになる様に、表示範囲の変化に連動して選択するフレームを徐々に変えていく。これによりタッチパネル付きディスプレイ351を手352で撫で、表示範囲353を変化させると、それに連動して映像が再生されるように見えるが、手352を動かす方向や速度と、映像が再生されるように見える速度(停止や逆再生を含む)の関係は要素画像毎に異なり、ダイナミックな表現ができる。
図8は請求項4の実施例を示す。図8の要素画像404, 405は複数の小片で形成され、物理シミュレーションによって表示される。本発明では、電子絵本400の表示範囲403の変化に連動して、物理シミュレーションで用いる変数が変化し、それにより表示される動画の様子が変化することを特徴とする。本実施例では物理シミュレーションの一つの方法であるパーティクル・システムという方法を利用する。パーティクル・システムはオープンソースソフトウェアのBlender等、多くのコンピュータグラフィック制作ソフトウェアで利用されており、インターネット上ではWikipediaでも紹介されている。
本実施例のパーティクル・システムは、親となる他の要素画像の特殊効果として指定する。図8の雲を表現した要素画像406に指定した特殊効果の変数408と、シャボン玉を作る道具を表現した要素画像407に指定した特殊効果の変数409は、それぞれ形状410、表示範囲411、数量412、方向413、広がり414から成る。要素画像406, 407から形状410で指定した小片404, 405が数量412で指定された数量だけ生成され、方向413と広がり414で指定された方向に移動する。形状410の小片404, 405が、要素画像406, 407のどの位置から生成されるかはランダムに決まる。形状410の小片404, 405が移動する方向は、方向413で指定された角度を中心に、広がり414で指定された角度の範囲内でランダムに決まる。また形状410の小片404, 405が生成される間隔は数量412の値が大きければ短く、小さければ長くなり、一度に表示される形状410の小片404, 405の数量が変化する。本実施例では、パーティクル・システムの変数のうち、数量412、方向413、広がり414が、電子絵本の表示範囲403と連動して変化する。
要素画像404は雨粒を表現しており、時間軸415に沿って手416でタッチパネル付きディスプレイ401を左417に撫で、表示範囲403を右に動かす事で、生成される雨粒の数が多く少し左斜め下に移動する表現404から、徐々に生成される雨粒の数が少なく真っ直ぐ下に移動する表現404a, 404bになる様子を示している。これにより、電子絵本400の表示範囲403に連動して、雨が激しく降る表現404から、小雨の表現404a, 404bに、連続的に変化する。要素画像405はシャボン玉を表現しており、時間軸415に沿って手416でタッチパネル付きディスプレイ401を左417に撫で、表示範囲403を右に動かす事で、生成されるシャボン玉の数が少なく右上の向きに移動する様子405から、徐々に生成されるシャボン玉の数が多く移動する方向の広がりが大きくなる表現405a, 405bになる様子を示している。これにより、電子絵本400の表示範囲403に連動して、シャボン玉が少しだけ出来る表現405から、沢山のシャボン玉が出来て広がっていく表現405a, 405bに、連続的に変化する。
図8の下の表には複数の表示範囲411の時の変数の値418a, 418b, 419a, 419bを例示している。数量412、方向413、広がり414の値は、表示範囲403の変化に連動して徐々に変化するように計算する。この計算方法には前述した線形補間等を用いる。雨粒の物理シミュレーションの変数408と、シャボン玉の物理シミュレーションの変数409は、表示範囲403の変化に連動した変化を、それぞれ個別に指定する。
図9は本発明の電子絵本を制作する電子機器の外観の一例であり、筐体451にディスプレイ452とトラックパッド453、キーボード454が組み込まれている。
図10は本発明の電子絵本を制作する電子機器の構成図の一例である。当該電子機器はディスプレイ455と、トラックパッド456、キーボード457、演算処理装置458、記憶装置459からなり、記憶装置459には当該発明を実現する電子絵本制作プログラム460と電子絵本データ461が記憶される。ディスプレイ455とトラックパッド456、キーボード457、演算処理装置458、記憶装置459はバス462で接続され、通信を行う。演算処理装置458は電子絵本制作プログラム460の指示で、電子絵本データ461に含まれる編集中の要素画像をディスプレイ455に表示しつつ、トラックパッド456やキーボード457で要素画像を編集する。
図11は請求項5の実施例を示す。編集プログラム500は各種ツール501〜504と編集エリア兼プレビュー画面505からなる。移動ツール501を選択し、編集エリア兼プレビュー画面505を見ながらトラックパッド453で上下左右にドラッグすると、電子絵本506の表示範囲507を変える事ができる。本発明ではまず、ステップ1で表示範囲507aを決め、要素画像508aを描画する。描画には図形描画ツール502、色指定ツール503、特殊効果指定ツール504を用いる。図形描画ツール502で図形を描き、色指定ツール503で描いた図形の色を指定し、特殊効果指定ツール504で描いた図形の特殊効果を指定する。特殊効果には効果の種類に応じた変数があり、その値を指定する。パーティクル・システム504aを選んだ場合は、変数として図8で示した形状410、数量412、方向413、広がり414を指定する。変数のうち表示範囲411は編集エリア兼プレビュー画面505で指定した表示範囲507aの値が設定される。次に、ステップ2で表示範囲を移動させる(507b)。この時の要素画像508bの形、色、特殊効果はステップ1と同じである。次に、ステップ3で表示範囲507cにおける要素画像508cの形、色、特殊効果を指定する。ステップ2の表示範囲507bとステップ3の表示範囲507cは同じである。ステップ4で表示範囲507dをステップ1とステップ3の間にすると、要素画像508dはステップ1とステップ3で描画した形と色、特殊効果を補間した形、色、特殊効果になる。補間は図4で示した線形補間方法で行う。
図12と図13は複数の表示範囲で要素画像の形、色、特殊効果を指定した際の補間方法の詳細を示す。2つの表示範囲で要素画像を補間する方法を図12に、3つ以上の表示範囲で要素画像を補間する方法を図13に示す。座標x, y (500, 501, 550, 551)は電子絵本上での表示範囲の中心を示す。
図12では2つの位置A 502, B 503を直線C 504で結び、それぞれA 502, B 503を通り直線C 504と垂直になる直線D 505, E 506を引く。すると直線D 505, E 506で区切られた3つの領域F 507, G 508, H 509が出来る。表示範囲の中心が領域F 507にある時、要素画像は位置A 502で指定した形、色、特殊効果になる。表示範囲の中心が領域H 509にある時、要素画像は位置B 503で指定した形、色、特殊効果になる。表示範囲の中心が領域G 508にある時、要素画像は位置A 502で指定した形、色、特殊効果と、位置B 503で指定した形、色、特殊効果を線形補間したものになる。位置P 510の時の形、色、特殊効果は式511のP(q)で表される。a, bはそれぞれ位置A 502, B 503の時の形、色、特殊効果を表す数値である。値qはP 510が直線D 505上にある時は0になり、直線E 506上にある時は1になり、直線D 505と直線E 506の間にある時は0から1まで連続的に変化する。
図13では位置A 552, B 553, C 554, D 555の4つの表示範囲で要素画像を指定し、その間を補間する。直線E 556, F 557は直線ABと垂直に、直線G 558, H 559は直線BCと垂直である。表示範囲の中心が領域I 560にある時、要素画像は位置A 552で指定した形、色、特殊効果になり、表示範囲の中心が領域K 562にある時、要素画像は位置B 553で指定した形、色、特殊効果になる。表示範囲の中心が領域J 561にある時、要素画像は位置A 552で指定した形、色、特殊効果と、位置B 553で指定した形、色、特殊効果を線形補間したものになり、表示範囲の中心が領域L 563にある時、要素画像は位置B 553で指定した形、色、特殊効果と、位置C 554で指定した形、色、特殊効果を線形補間したものになる。これらの補間は図12と同じ方法で行う。要素画像の中心が領域M 564にある時、要素画像は位置A 552, B 553, C 554の3カ所で指定した形、色、特殊効果を線形補間したものになる。位置P 565の時の形、色、特殊効果は式567のP(t, u)で表される。変数t, uはベクトルpをベクトルABとベクトルACに分解して得られる。a, b, cはそれぞれ位置A 552, B 553, C 554の時の形、色、特殊効果を表す数値である。
図14は請求項6の実施例を示す。本実施例では電子絵本600の表示範囲601の縦横2次元の位置情報602, 603から1つの変数値に変換する関数を指定する機能を持ち、表示範囲601の変化による要素画像604の変化を1次元で指定する。図14の濃度マップ605は縦横2次元の位置情報606, 607から1つの変数値608に変換する関数を示す。本実施例の濃度マップ605は位置により0から100の値が得られる。電子絵本600の表示範囲601の横軸の値がx 602、縦軸の値がy 603の場合、濃度マップ605の同じ位置となる横軸がx 606、縦軸がy 607の位置の値608を得る。そしてこの値608を要素画像604a〜604eの変化の指定に用いる。濃度マップ605は自由な形に作成できるため、表示範囲601の縦横の複雑な変化に連動した要素画像604, 604a〜604eの変化を簡易に指定することが出来る。図14では様々な濃度マップの例609, 610, 611も示す。
図15は請求項7の実施例を示す。要素画像650a〜650lが2次元に表示され、横軸で時間の経過に合わせた変化を、縦軸で表示範囲による変化を示す。時間軸651と表示範囲の軸655は、要素画像650a〜650lと矢印で接続され、各軸のどの位置が要素画像650a〜650lのどの列と行に対応するかを示している。時間軸651は左から右へ時間経過を表し、右端から左端に戻ってループする。時間軸の位置652は、再生ボタン653で移動を始め、停止ボタン654で移動を停止する。表示範囲の軸655は、図14で示した方法で2次元の表示範囲の位置から1つの変数値に変換された値656を示す。ここでは一番下が変数値が0の場合、一番上が変数値が100の場合を示す。プレビュー及び編集領域657には、時間軸の位置652と、表示範囲の軸の位置656から、要素画像650a〜650lのうち1つの形、色、特殊効果、もしくは要素画像650a〜650lのうち2つか4つの形、色、特殊効果を補間した要素画像が表示される。図15の例では、4つの要素画像650e, 650f, 650i, 650jの形、色、特殊効果を補間した要素画像がプレビュー及び編集領域657に表示される。補間は図6で示した方法で行う。2次元に表示された要素画像650a〜650lのうち1つを選択すると、プレビュー及び編集領域657にその要素画像が表示され、編集可能となる。編集は図11と同様の各種ツール501〜504を用いて行う。2次元に表示された要素画像650a〜650lをそれぞれ編集する事で、時間の経過と表示範囲の変化の両方に連動した要素画像の変化を容易に指定する事ができる。
図16から図20は図2及び図10の電子絵本データ107, 461のデータ構造を示す。図16から図20は連続しており、用紙の都合上図を分けている。本実施例ではデータ構造をオープン標準なXML形式で記載する。XML形式はWorld Wide Web Consortium (W3C) により策定・勧告されている。本実施例では、図16の<scroll_picture>タグ700で囲まれたデータが1つの電子絵本を表す。<scroll_picture>タグ700の内側に複数の<element>タグ701を含み、それぞれが1つの要素画像を表す。<element>タグ701の内側には1つの<variate_type>タグ702と複数の<variation>タグ704を含む。<variate_type>タグは表示範囲に連動した要素画像の変化の指定方法を表し、複数の<variation>タグはそれぞれの表示範囲の時の要素画像の形、色、特殊効果を表す。
図16は前半が請求項8の実施例を、後半が請求項9の実施例を示す。図16の前半に示す様に<variate_type>タグ702が「control_point_still」の場合703、<variation>タグ704の内側に1つの<scroll_position>タグと、複数の<shape>タグと<color>タグを含む。<scroll_position>タグ705は表示範囲を表し、2つの数値706は電子絵本の表示範囲のx軸の値と、y軸の値を表す。<shape>タグ713は<scroll_position>タグ705で指定された表示範囲の時の、要素画像の形を表す。<shape>タグ713は2組の数値が複数列挙され(715)、x0, y0, x1, y1, ... の様に座標の列を表す。これらの座標を繋ぐと要素画像の形になる。<shape>タグ713にはidという属性714があり、複数の<variation>タグに含まれる同じidの<shape>タグ713, 713aを関連付ける。電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460がこのデータ構造を解釈し、表示範囲の変化に連動して形を補間して連続的に変化させる。<color>タグ710は<scroll_position>タグ705で指定した表示範囲の時の、要素画像の色を表す。<color>タグ710の3つの数値712はそれぞれ色の3原色である赤、緑、青の値を表す。本実施例ではそれぞれ0から100の範囲の値で色を指定する。<color>タグ710にも<shape>タグと同様idという属性711があり、複数の<variation>タグに含まれる同じidの<color>タグ710, 710aを関連付ける。電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460がこのデータ構造を解釈し、表示範囲の変化に連動して色を補間して連続的に変化させる。<shape>タグ713と<color>タグ710は順序性があり、電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460は<shape>タグ713で指定した形、直近の<color>タグ710で指定した色で描。また更に、<variation>タグ704の内側には1つの<effect>タグ707を含む事ができる。<effect>タグ707は最初の値708で特殊効果の種類を、2つ目以降の値709で特殊効果の種類毎に決められた変数の値を指定し、要素画像に与える特殊効果を表す。電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460が複数の<variation>タグに含まれる<effect>タグ707, 707aの変数の値を取得し、表示範囲の変化に連動して値を補間して連続的に変化させる。特殊効果にはブラー効果や後述するパーティクル・システム等がある。これらのデータ構造を用いることで請求項1の電子絵本、並びに請求項5の制作プログラムが実現可能になる。
また図16の後半に示す様に<variate_type>タグ721が「density_map_still」の場合722、<element>タグ720の内側には<map>タグ723を含み、<variation>タグ725の内側には<scroll_position>タグの代わりに1つの<map_value>タグ726を含む。<map>タグ723は電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460が表示範囲の2次元の位置情報から1つの変数値に変換する際に用いる濃度マップを表す。本実施例では濃度マップを2次元のグレースケール画像ファイル724で指定する。<map_value>タグ726は濃度マップで変換される変数値727を表す。電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460は、<map_value>タグ726, 726aの値が異なる、複数の<variation>タグ725, 725aに含まれる<shape>タグ730, 730a、<color>タグ729, 729a、<effect>タグ728, 728aの値、変数値の変化に連動して補間し、要素画像の形と色、特殊効果を連続的に変化させる。<variate_type>タグが「control_point_still」の場合と「density_map_still」の場合では、前者は電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460が電子絵本の表示範囲と<scroll_position>タグの値を比較して要素画像の形と色、特殊効果の値を算出し、後者は表示範囲から<map>タグ723で指定した濃度マップを用いて変換した変数値と<map_value>タグの値727を比較して要素画像の形と色、特殊効果の値を算出する点が異なる。いずれの場合も<shape>タグ、<color>タグ、<effect>タグの働きは同じである。これらのデータ構造を用いることで請求項1、並びに請求項6の制作プログラムが実現可能になる。
図17は請求項10の実施例を示す。図17に示す様に<variate_type>タグ741が「control_point_movie」の場合742、<element>タグ740の内側に<duration>タグ743を含み、<variation>タグ745の内側に1つずつの<scroll_position>タグ746と<time>タグ748と、複数の<shape>タグと<color>タグを含む。<duration>タグ743は電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460が要素画像を時間経過と連動して変化させる際の、一連の時間の長さ744をミリ秒の単位で表す。電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460は要素画像<duration>タグ743で指定した時間間隔744でループ再生させる。また更に<variation>タグ745の内側には1つの<effect>タグ750を含む事ができる。<shape>タグ752と<color>タグ751、<effect>タグ750は<variate_type>タグ741が「control_point_still」の場合と同じく、要素画像の形と色、特殊効果を表す。これらは<scroll_position>タグ746で指定した表示範囲747で、<time>タグ748で指定した時間経過749の時の要素画像の形と色、特殊効果を表す。<time>タグ748は時間経過749をミリ秒で表す。複数の<variation>タグ745, 745a〜745cで要素画像の形と色、特殊効果を指定すると、電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460は表示範囲の変化に連動しつつ、更に時間経過にも連動して、要素画像の形と色、特殊効果を補間して連続的に変化させる。これらのデータ構造を用いることで請求項2の電子絵本が実現可能になる。
図18は請求項11の実施例を示す。図18に示す様に<variate_type>タグ761が「density_nap_movie」の場合762、<element>タグ760の内側に<map>タグ763と<duration>タグ764を含み、<variation>タグ765の内側に1つずつの<map_value>タグ766と<time>タグ767を含む。<map>タグ763と<map_value>タグ766の働きは<variate_type>タグ721が「density_map_still」の場合722と同じである。また<duration>タグ764と<time>タグ767の働きは<variate_type>タグ741が「control_point_movie」の場合742と同じである。これらは表示範囲が<map_value>タグ766の値768で、<time>タグ767で指定した経過時間769の時の要素画像の形と色、特殊効果を表す。複数の<variation>タグ765, 765a〜765cで要素画像の形と色、特殊効果を指定すると、電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460は表示範囲の変化に連動しつつ、更に時間経過にも連動して、要素画像の形と色、特殊効果を補間して連続的に変化させる。これらのデータ構造を用いることで請求項2の電子絵本、並びに請求項7の制作プログラムが実現可能になる。
図19は前半が請求項12の実施例を、後半が請求項13の実施例を示す。図19の前半に示す様に<variation>タグ780の内側に1つの<movie_file>タグ784を含む。<movie_file>タグ784の最初の2つの数値785は動画データの表示位置をx軸の値とy軸の値で表し、3つ目の数値786は<scroll_position>タグ781で指定した表示範囲782の時に表示する動画データのフレーム番号を表す。フレーム番号は1から始まる数値で、動画データの最初から数えて何番目のフレームかを表す。4つ目の文字列787は動画データのファイル名を表す。複数の<variation>タグ780, 780aで<movie_file>タグ784, 784aのフレーム番号を表す3つ目の値をそれぞれ異なる値で指定すると、電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460は表示範囲の変化に連動して、表示するフレーム番号を補間して連続的に変化させる。また<movie_file>タグ784と並んで<effect>タグ783を指定することで、電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460は表示するフレームに特殊効果を加える。これらのデータ構造を用いることで請求項3の電子絵本が実現可能になる。
また図19の後半に示す様に<element>タグ790の内側に<map>タグ791を含み、<variation>タグ792の内側に1つずつの<map_value>タグ793と<movie_file>タグ794を含む。<map>タグ791と<map_value>タグ793の働きは図16、図18の場合と同じである。これらは表示範囲が<map_value>タグ793の値の時に表示するフレーム番号を<movie_file>タグ794の3つ目の値で表す。複数の<variation>タグ792, 792aで<map_value>タグ793, 793aと<movie_file>タグ794, 794aのフレーム番号を表す3つ目の値をそれぞれ異なる値で指定すると、電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460は表示範囲の変化に連動して、表示するフレーム番号を補間して連続的に変化させる。これらのデータ構造を用いることで請求項3の電子絵本、並びに請求項6の制作プログラムが実現可能になる。
また<element>タグ800, 810は請求項13の更に別の実施例を示す。本実施例では<map>タグ801もしくは<map_func>タグ811で表示範囲の2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示し、当該変数値が<movie_file>タグ802, 812で示す動画データのフレーム番号を表す。変数値の値域を0から1とし、0の時は動画データの最初のフレームを、1の時は最後のフレームを示す様にスケーリングした表現にすることもできる。<map>タグ801は図16、図18と同様に濃度マップを表す。<map_func>タグ811は最初の値813で関数の種類を、2つ目以降の値814で関数の種類毎に決められた関数の定数値を指定する。例として図21に<map_func>タグ811の最初の値が「linear」の場合900の関数901と「oval」の場合903の関数904を示す。これらの関数901, 904は電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460で演算される。ここでx1, y1, x2, y2, w, hは関数の定数を表し、xは表示範囲の横の位置、yは縦の位置を表し、value 902, 905が当該関数901, 904で算出される変数値を表す。図21の関数ではいずれも電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460が算出する変数値の値域は0から1であり、0の時は動画データの最初のフレームを、1の時は最後のフレームを示す様にスケーリングする。これにより<variation>タグを使用せず、より簡潔に、表示範囲の変化と、動画ファイルの表示するフレーム番号の連動を指定することができる。これらのデータ構造を用いることで請求項3の電子絵本、並びに請求項6の制作プログラムが実現可能になる。
図20は前半が請求項14の実施例を、後半が請求項15の実施例を示す。図20の前半に示す様に<effect>タグ821の最初の値822を「particle」にすることで、要素画像に物理シミュレーションの一つであるパーティクル・システムの効果を与えることを表す。<effect>タグ821の2つ目から4つ目の数値はそれぞれパーティクル・システム変数の数量823、方向824、広がり825を表す。<effect>タグ821の5つ目以降は2組の数値が複数列挙され(826)、x0, y0, x1, y1, ... の様に座標の列を表す。これらの座標を繋ぐとパーティクル・システムの変数の一つである形状になる。座標はローカル座標であり、電子絵本の座標とは異なる。また5つ目以降に数値を列挙せず、画像ファイルのファイル名827を指定する事もできる。この場合、画像ファイルの画像が形状になる。パーティクル・システムの変数の働きは図8で示した通りである。複数の<variation>タグ820, 820aに含まれる<effect>タグ821, 821aの2つ目以降の値を、それぞれ異なる値にすることで、電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460はパーティクル・システムの変数を表す値を表示範囲の変化に連動して補間して連続的に変化させる。これらのデータ構造を用いることで請求項4の電子絵本、並びに請求項5の制作プログラムが実現可能になる。
また図20の後半に示す様に<element>タグ840の内側に1つの<map_func>タグ841を含み、<variation>タグ842の内側に1つの<map_value>タグ843を含む。<map_func>タグ842と<map_value>タグ843の働きは図19、図21の場合と同じである。複数の<variation>タグ842, 842aで<map_value>タグ843, 843aと<effect>タグ844, 844aのパーティクル・システムの変数を表す2つ目以降の値をそれぞれ異なる値で指定すると、電子絵本プログラム106及び電子絵本制作プログラム460は表示範囲の変化に連動して、パーティクル・システム変数の数量、方向、広がりを補間して連続的に変化させる。これらのデータ構造を用いることで請求項4の電子絵本、並びに請求項6の制作プログラムが実現可能になる。

Claims (15)

  1. 画像全体の一部範囲が画面に表示され、手で画面を撫でることで画像を縦または横に動かしている様に表示範囲が変化する電子絵本で、画像が複数の要素画像で構成され、表示範囲の変化と連動して要素画像の形または色が連続的に変化し、かつその変化が連続的に変化する各々の表示範囲で要素画像の形または色がそれぞれ一意に定まる様に同期するもので、かつその変化の仕方や度合いが要素画像によって異なることを特徴とする電子絵本。
  2. 請求項1の電子絵本で、複数の要素画像が、形または色が時間の経過と共に連続的に変化し、なおかつ表示範囲の変化に連動して形または色が更に異なる連続的な変化をし、かつこれらの変化が連続的に変化する各々の表示範囲で要素画像の時間経過による形または色の変化の仕方や度合いがそれぞれ一意に定まる様に同期するもので、かつこれらの表示範囲の変化と時間経過の両方に連動した要素画像の形または色の変化の仕方や度合いが要素画像によって異なることを特徴とする電子絵本。
  3. 請求項1の電子絵本で、複数の要素画像が各々個別の要素画像の形または色の変化を記録した動画データからなり、表示範囲の変化に連動して動画データからフレームを連続的に選択して表示し、かつその選択が連続的に変化する各々の表示範囲で選択するフレームがそれぞれ一意に定まる様に同期するもので、かつ表示範囲と選択するフレームの同期の仕方が要素画像によって異なることを特徴とする電子絵本。
  4. 請求項2の電子絵本で、複数の要素画像が各々個別の物理シミュレーションにより時間の経過と共に形または色が変化し、物理シミュレーションの計算で用いる変数の値が表示範囲の変化に連動して連続的に変化し、かつ当該変数の値の変化が連続的に変化する各々の表示範囲で変数の値がそれぞれ一意に定まる様に同期するもので、かつ当該変数の値の変化の仕方や度合いが要素画像によって異なることを特徴とする電子絵本。
  5. 請求項1の電子絵本を制作するプログラムで、表示範囲を変化させて要素画像の変化を確認できるプレビュー画面を備え、当該プレビュー画面で2箇所以上の表示範囲を表示し、各々の表示範囲で要素画像の形または色を指定すると、間を補間して連続的に変化する当該要素画像を制作するプログラム。
  6. 請求項1もしくは請求項2の電子絵本を制作するプログラムで、表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を要素画像毎に指定する機能を備え、表示範囲の変化による要素画像の変化を当該変数値を用いて1次元で指定するプログラム。
  7. 請求項2の電子絵本を制作するプログラムで、各要素画像の変化を、時間の経過を示す軸と表示範囲を示す軸の2つの軸で表し、これらの2つの軸で複数箇所を指定し、各々で当該要素画像の形または色を指定すると、2つの軸で作られる2次元上で間を補間し、時間経過と表示範囲の変化の両方に連動して連続的に変化する当該要素画像を制作するプログラム。
  8. 請求項1もしくは請求項2の電子絵本、もしくは当該電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造で、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ複数組の表示範囲を示すデータとその表示範囲の時の要素画像の形または色を表すデータの組を含むことを特徴とするデータ構造。
  9. 請求項1もしくは請求項2の電子絵本、もしくは当該電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造で、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示すデータと、複数組の当該関数で変換された変数値を示すデータとその変数値の時の要素画像の形または色を表すデータの組を含むことを特徴とするデータ構造。
  10. 請求項2の電子絵本、もしくは当該電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造で、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ複数組の表示範囲を示すデータと時間経過を示すデータとその表示範囲かつ時間経過の時の要素画像の形または色を表すデータの組を含むことを特徴とするデータ構造。
  11. 請求項2の電子絵本、もしくは当該電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造で、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示すデータと、複数組の当該関数で変換された変数値を示すデータと時間経過を示すデータとその変数値かつ時間経過の時の要素画像の形または色を表すデータの組を含むことを特徴とするデータ構造。
  12. 請求項3の電子絵本、もしくは当該電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造で、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ動画データを指定するデータと、複数組の表示範囲を示すデータとその表示範囲の時に表示する動画データのフレーム位置を表すデータの組を含むことを特徴とするデータ構造。
  13. 請求項3の電子絵本、もしくは当該電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造で、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ動画データを指定するデータと、表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示すデータを含み、当該関数で変換された変数値が表示する動画データのフレーム位置を表すことを特徴とするデータ構造。
  14. 請求項4の電子絵本、もしくは当該電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造で、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ複数組の表示範囲を示すデータとその表示範囲の時の要素画像の物理シミュレーションの計算で用いる変数の値を表すデータの組を含むことを特徴とするデータ構造。
  15. 請求項4の電子絵本、もしくは当該電子絵本を制作するプログラムで用いる電子絵本を表現するデータ構造で、1つの電子絵本を表現するデータが複数の要素画像を表現するデータを含み、かつ各々の要素画像を表現するデータが、それぞれ表示範囲の縦横2次元の位置情報から1つの変数値に変換する関数を示すデータと、複数組の当該関数で変換された変数値を示すデータとその変数値の時の要素画像の物理シミュレーションの計算で用いる変数の値を表すデータの組を含むことを特徴とするデータ構造。
JP2015528773A 2014-04-20 2015-04-16 スクロール動作に連動して連続的に変化する電子絵本 Active JP5861248B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015528773A JP5861248B1 (ja) 2014-04-20 2015-04-16 スクロール動作に連動して連続的に変化する電子絵本

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014086956 2014-04-20
JP2014086956 2014-04-20
JP2015528773A JP5861248B1 (ja) 2014-04-20 2015-04-16 スクロール動作に連動して連続的に変化する電子絵本
PCT/JP2015/061646 WO2015163220A1 (ja) 2014-04-20 2015-04-16 スクロール動作に連動して連続的に変化する電子絵本

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5861248B1 true JP5861248B1 (ja) 2016-02-16
JPWO2015163220A1 JPWO2015163220A1 (ja) 2017-04-13

Family

ID=54332387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015528773A Active JP5861248B1 (ja) 2014-04-20 2015-04-16 スクロール動作に連動して連続的に変化する電子絵本

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10248292B2 (ja)
EP (1) EP3136348A4 (ja)
JP (1) JP5861248B1 (ja)
WO (1) WO2015163220A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101810188B1 (ko) * 2016-02-24 2018-01-18 네이버 주식회사 영상 표시 장치, 영상 생성 장치, 영상 제공 서버, 영상 표시 방법, 영상 생성 방법 및 컴퓨터 프로그램

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3136348A4 (en) 2014-04-20 2017-05-03 Shoichi Murase Electronic picture book which sequentially changes in response to scroll operation
JP6349614B2 (ja) 2015-05-15 2018-07-04 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 画像処理方法及び画像処理システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0696186A (ja) * 1992-09-10 1994-04-08 Fujitsu Ltd 時刻/属性値により変化する図形の編集装置
JPH11192383A (ja) * 1997-10-30 1999-07-21 Sega Enterp Ltd ゲームの表示方法、走行方向の表示方法、ゲーム装置及び走行模擬装置
JP2000075986A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Casio Comput Co Ltd 小型電子機器及び小型電子機器における表示制御方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5926186A (en) 1992-09-10 1999-07-20 Fujitsu Limited Graphic editing apparatus and method
US7297864B2 (en) * 2004-01-20 2007-11-20 Ssd Company Limited Image signal generating apparatus, an image signal generating program and an image signal generating method
JP2007160017A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Konami Digital Entertainment:Kk ゲーム装置、ゲーム画面表示制御方法及びプログラム
JP5752708B2 (ja) * 2010-01-11 2015-07-22 アップル インコーポレイテッド 電子テキスト処理及び表示
US20120236201A1 (en) * 2011-01-27 2012-09-20 In The Telling, Inc. Digital asset management, authoring, and presentation techniques
JP5887160B2 (ja) * 2012-02-15 2016-03-16 任天堂株式会社 画像処理システム、ゲームシステム、画像処理方法、画像処理装置及びコンピュータプログラム
US9619250B2 (en) * 2013-08-02 2017-04-11 Jujo, Inc., a Delaware corporation Computerized system for creating interactive electronic books
EP3136348A4 (en) 2014-04-20 2017-05-03 Shoichi Murase Electronic picture book which sequentially changes in response to scroll operation
US20160203113A1 (en) * 2015-01-08 2016-07-14 Connor Francis Doherty Interactive Inline Frame and Webpage

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0696186A (ja) * 1992-09-10 1994-04-08 Fujitsu Ltd 時刻/属性値により変化する図形の編集装置
JPH11192383A (ja) * 1997-10-30 1999-07-21 Sega Enterp Ltd ゲームの表示方法、走行方向の表示方法、ゲーム装置及び走行模擬装置
JP2000075986A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Casio Comput Co Ltd 小型電子機器及び小型電子機器における表示制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101810188B1 (ko) * 2016-02-24 2018-01-18 네이버 주식회사 영상 표시 장치, 영상 생성 장치, 영상 제공 서버, 영상 표시 방법, 영상 생성 방법 및 컴퓨터 프로그램
US10311625B2 (en) 2016-02-24 2019-06-04 Naver Corporation Image displaying apparatus, image generating apparatus, image providing server, image displaying method, image generating method, and computer programs for executing the image displaying method and the image generating method

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015163220A1 (ja) 2015-10-29
US10248292B2 (en) 2019-04-02
EP3136348A4 (en) 2017-05-03
US20170038931A1 (en) 2017-02-09
EP3136348A1 (en) 2017-03-01
JPWO2015163220A1 (ja) 2017-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100989459B1 (ko) 비디오 프레임 시퀀스를 제공하는 장치 및 방법, 장면 모델을 제공하는 장치 및 방법, 장면 모델, 메뉴 구조를 생성하는 장치 및 방법 그리고 컴퓨터 프로그램
KR102294134B1 (ko) 하이브리드 슬라이드-캔버스 프리젠테이션을 합성하기 위한 저작 도구
US20100194778A1 (en) Projecting data dimensions on a visualization data set
WO2021135320A1 (zh) 一种视频的生成方法、装置及计算机***
US9159168B2 (en) Methods and systems for generating a dynamic multimodal and multidimensional presentation
JP2004145832A (ja) コンテンツ作成装置、コンテンツ編集装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ作成方法、コンテンツ編集方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ作成プログラム、コンテンツ編集プログラム、および携帯通信端末
JP5861248B1 (ja) スクロール動作に連動して連続的に変化する電子絵本
US20110080410A1 (en) System and method for making emotion based digital storyboard
CN105045587B (zh) 一种图片展示方法及装置
CN108846886A (zh) 一种ar表情的生成方法、客户端、终端和存储介质
WO2014188235A1 (en) Creation of a cinemagraph file
EP3864625A1 (en) A method based on unique metadata for making direct modifications to 2d, 3d digital image formats quickly and rendering the changes on ar/vr and mixed reality platforms in real-time
US20180136814A1 (en) Systems and methods for multi-dimensional augmented and virtual reality digital media integration
CN106484384A (zh) 一种页面动画展示方法及***
JP2016143345A (ja) プログラム、情報処理装置、及び情報処理方法
CN101401130B (zh) 提供视频帧序列的设备和方法,提供场景模型的设备和方法,场景模型,创建菜单结构的设备和方法,以及计算机程序
JP4870581B2 (ja) パーツカタログ作成システム、コンピュータが実行するためのプログラム、およびコンピュータが読み取り可能な記録媒体
Kandikonda Using virtual reality and augmented reality to teach human anatomy
US8379028B1 (en) Rigweb
KR102099093B1 (ko) 사용자 맞춤형 모션 그래픽 영상 제작 시스템
JP2014096010A (ja) 動く漫画作成支援プログラム、及び動く漫画作成支援装置
García et al. Holomuseum: A hololens application for creating extensible and customizable holographic exhibitions
US20110175908A1 (en) Image Effect Display Method and Electronic Apparatus Thereof
CN106023285B (zh) 用于产生漫画数据的***和方法
CN104361011A (zh) 一种动态显示颜色的实现方法和装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5861248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250