JP5852882B2 - A/d変換回路、a/d変換器の誤差補正装置および電池残量検出装置 - Google Patents

A/d変換回路、a/d変換器の誤差補正装置および電池残量検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、電流量を検出するためのA/D変換回路、A/D変換器の誤差補正装置および、これを用いた電池残量検出装置に関する。
従来、バッテリー動作を行なう機器の高機能化が急激に向上し、動作消費電力が増加している。特に、携帯電話装置や携帯ゲーム機などの携帯機器においては、動作消費電力の増加はバッテリー動作時間の低下をもたらし、利便性を低下させることから対策が必要となっている。
その対策方法の一つとして、バッテリーに蓄えられた電力を限界まで使用する対策が挙げられる。この対策の実施方法としてクーロン量を観測し、その測定値を元にバッテリー残量を推測する方法がある。
そのクーロン量の測定は、通常、数十mΩのセンス抵抗の両端電圧を観測する必要があるため、高精度のA/D変換器が必要である。
一般に、携帯機器は、人間が持ち運ぶことが想定され、周囲温度の変化が大きいと考えられる。また、2次電池などのバッテリーを用いて動作を行なうことから、放電に伴う電源電圧の変化も大きいと考えられる。これらの使用条件の変化は、クーロン量測定に用いるA/D変換器の測定誤差要因になるため、定期的に誤差を補正することにより測定誤差が低下する。
一般的なA/D変換器の誤差補正方法としては、特許文献1に開示されているように一定周期でA/D変換器の入力を短絡し、短絡時の値を誤差として測定値から引くことにより正しい測定値に補正する方法や、特許文献2に開示されているように予め複数の補正テーブルを持ち、動作条件によって異なる補正値を使用するような誤差補正方法もある。
また、より高度な誤差補正方法としては、特許文献3に開示されているように温度や時間の変化を元に補正用回路を動作させて、補正テーブルを動的に更新して計算する方法が挙げられる。
図4は、特許文献1に開示されている従来のA/D変換器の誤差補正回路の構成図である。
図4に示すように、従来のA/D変換器の誤差補正回路100は、A/D変換器101の入力側に選択信号出力手段102が設けられ、選択信号出力手段102からの選択信号SELによってA/D変換器101への入力電圧を被変換電圧Vと「0」電圧に変えるスイッチ手段103,104およびインバータ105が設けられている。また、A/D変換器101の出力側には、補正演算手段106が設けられている。
上記構成により、選択信号SELが「L」でA/D変換器101からの変換出力値は、被変換電圧Vのあるべき変換出力値+オフセット電圧値となっている。
選択信号SELが「H」でA/D変換器101からの変換出力値は、オフセット電圧値のみとなっている。
したがって、補正演算手段106によりこれらを差し引くと、オフセット電圧値が相殺されて被変換電圧Vのあるべき変換出力値が得られる。
図5は、特許文献2に開示されている従来の携帯電話装置本体における電池残量検出装置の構成図である。
図5に示すように、従来の携帯電話装置本体における電池残量検出装置200において、現在の携帯電話装置の状態が通話時であるか待ち受け時であるか、さらに、A/D変換部201を介して得られる温度値が常温、低温の何れを示すかに応じて、制御部202が切替器203に対してテーブル204中の何れかの閾値ROMテーブル204a〜204dに切り替えて比較器205に出力させる。
電池パック206の電圧値は、A/D変換部207で変換されて比較器205に入力される。比較器205は、切替器203から入力したテーブル204中の何れかの閾値ROMテーブル204a〜204dに設定された閾値と、A/D変換部207を介して入力された電池パック206の電圧値とを比較してその結果を制御部202に通知する。制御部202では、比較器205における判定結果に基づいて電池残量を判定し、表示器208において電池残量を表示させるようになっている。また、電池パック206の電圧値は電源部209にも接続されている。
このようにして、比較器205における判定結果に基づいて制御部202が温度変化による影響を考慮して精度良く電池残量を検出して表示器208で電池残量を表示することができる。なお、A/D変換部201は温度測定手段のサーミスタ210に接続され、その測定データは制御部202に入力されている。
図6は、特許文献3に開示されている従来の電流計測回路の構成図である。
図6に示すように、従来の電流計測回路300において、制御手段としてのCPU301は、温度センサ302と温度用A/D変換器303によって計測される温度を取得し、温度変化を検出する。温度変化が検出された場合、メモリ304を検索して計測温度に対する補正値を取得し、以降の誤差補正に用いる。メモリ304に計測温度に対応する補正値がなかった場合には、CPU301はセレクタ305を制御して、選択出力信号がGNDレベル信号306および、基準電圧発生器307からの基準電圧信号308となるように、セレクタ305を順次切換える。セレクタ305に接続されるA/D変換器309によって変換されたGNDレベル信号306のデータ(オフセット誤差)と、基準電圧信号308のデータから補正値(ゲイン誤差)を算出し、メモリ304に保存すると共に、算出された補正値を以降の誤差補正に用いる。また、セレクタ305には、測定対象のアナログ入力信号(電流信号)310が入力されてA/D変換器309でA/D変換される。これによって、温度変化と経時変化の両方に対応する誤差補正を行うことができる。
特開平4−916号公報 特開2000−92721号公報 特開2005−244771号公報
一般に、クーロン量の測定に用いるセンス抵抗の値は非常に小さいため、その両端電圧は数十〜数百mVである。この微小電圧を高精度に測定するためには、デルタシグマ型のA/D変換器など、精度は高いが応答速度が遅いA/D変換器を用いることになる。このような特性のA/D変換器に対して、特許文献1の誤差補正方法を適用すると、A/D変換器101が連続してどれだけ電流を使ったかをモニタする必要から、センサの不感期間が大きくなり、未測定の時間を推測値で補完する必要があることから誤差測定精度が低下するという問題を有していた。これに加えて、特許文献1の誤差補正方法では、A/D変換器101における、スイッチ手段104を含む短絡回路110の抵抗値をセンス抵抗よりも大幅に小さくしないと、センス抵抗にも電流が流れてしまいオフセットの誤差補正が不十分となるという問題もある。
また、特許文献2の誤差補正方法では、不感期間は存在しないが、補正テーブルの条件と完全に一致する条件以外では精度が低下するという問題がある。
さらに、特許文献3の補正方法では、補正テーブルを動的に切り替えることにより、特許文献2よりも精度を向上することが可能であるものの、補正テーブル数の制約により精度の向上には限界がある。
これに加えて、特許文献2、3の補正方法では、誤差補正にマイクロコンピュータなどのデバイスを用いる必用があることから機器全体としての消費電流が増加し、動作時間を長くするという本来の目的を阻害する要因となる可能性がある。
以上のように、従来の補正方法では、特に、クーロン量測定のような高精度を要求されるA/D変換器において、精度と消費電力のバランスを保ちながら電池残量を監視することは困難であった。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、システムの消費電流を抑えながら高精度で電流量を検出することができるA/D変換回路、A/D変換器の誤差補正装置およびこれを用いた電池残量検出装置を提供することを目的とする。
本発明のA/D変換器の誤差補正装置は、電流量を検出可能とするA/D変換器と、該A/D変換器で検出した電流量の大小を判定する電流量判定回路と、該電流量判定回路による判定結果に基づいてオンまたはオフされるタイマー回路と、該タイマー回路からの制御によって該A/D変換器による該電流量の検出と該オフセット値の検出を制御するオフセット検出用回路と、該A/D変換器で検出した電流量と該オフセット値に対して所定の演算を行って現在の使用電流量を計算する現在電流計算回路とを有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明のA/D変換器の誤差補正装置において、電流量が所定基準値よりも小さいと前記電流量判定回路が判定した場合に前記タイマー回路は一定時間毎に、前記オフセット検出用回路を用いて前記A/D変換器の入力側を短絡して前記オフセット値を検出し、該オフセット値の検出後に該A/D変換器が電流値を検出して、前記現在電流測定回路が、該検出した電流値から該オフセット値を差し引いて誤差補正し、前記電流量が所定基準値以上であると該電流量判定回路が判定した場合に該タイマー回路をオフ状態にして該オフセット値の検出を中断して、前記A/D変換器により電流量を検出する。
さらに、好ましくは、本発明のA/D変換器の誤差補正装置における現在電流計算回路が計算した前記現在の使用電流量に基づいて累積電流量を計算する累積電流計算回路を更に有する。
さらに、好ましくは、本発明のA/D変換器の誤差補正装置におけるオフセット検出用回路は、前記A/D変換器の両入力端子間に設けられたセンス抵抗をバイパスして短絡するための第1スイッチ手段と、該センス抵抗をオフして開放するための第2スイッチとを有する。
さらに、好ましくは、本発明のA/D変換器の誤差補正装置におけるオフセット値検出開始時は、前記第1スイッチ手段をオンして前記A/D変換器の両入力端子間を短絡した後に前記第2スイッチ手段を開放し、該オフセット値検出終了時は該第2スイッチ手段をオンして短絡した後に該第2スイッチ手段をオフして開放する。
さらに、好ましくは、本発明のA/D変換器の誤差補正装置において、装置待機時に前記電流量判定回路を介して前記タイマー回路を起動させて前記オフセット検出用回路を制御することにより一定時間毎に前記A/D変換器がオフセット値を検出して前記現在電流計算回路がこれを前記検出した電流量から差し引いて現在の電流量を監視し、装置動作時には、該オフセット検出用回路を制御せずに固定した状態で該A/D変換器が電流量を検出する。
本発明の電池残量検出装置は、本発明の上記A/D変換器の誤差補正装置と、該A/D変換器の誤差補正装置における前記現在電流計算回路と前記累積電流計算回路からの各データに基づいて電池残量検出演算処理を行う制御部とを有するであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の電池残量検出装置において、前記電流量が所定基準値よりも小さい待機状態開始と同時に前記A/D変換器を用いて誤差補正された累積電流量を前記累積電流計算回路が計算開始し、前記制御部は、待機状態解除と同時に該累積電流計算回路からの待機中の累積電流量を確認すると共に該A/D変換器を用いて電流量を継続的に確認し、両方の測定結果を基に電池残量を計算する。
さらに、好ましくは、本発明の電池残量検出装置において、前記待機状態解除後の前記現在電流計算回路からの電流量計算結果に対して、前記制御部は、現在の温度および電源電圧状態に対応した複数の補正テーブルを用いて補正処理を行って電池残量を計算する。
本発明のA/D変換回路は、A/D変換器の両入力端子間に設けられた電流値検出用のセンス抵抗と、該センス抵抗の両端を短絡可能とするオフセット検出用回路とを有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明のA/D変換回路におけるオフセット検出用回路は、前記A/D変換器の両入力端子間に設けられたセンス抵抗の両端をバイパスして短絡するかまたは開放するための第1スイッチ手段と、該センス抵抗を開放または接続するための第2スイッチとを有する。
さらに、好ましくは、本発明のA/D変換回路において、オフセット値検出開始時は、前記第1スイッチ手段をオンして前記A/D変換器の両入力端子間を短絡した後に前記第2スイッチ手段を開放し、該オフセット値検出終了時以降は該第2スイッチ手段をオンして前記センス抵抗を接続した後に該第1スイッチ手段をオフして該センス抵抗の両端間のバイパスを開放する。
上記構成により、以下、本発明の作用を説明する。
本発明においては、電流量を検出可能とするA/D変換器と、A/D変換器で検出した電流量の大小を判定する電流量判定回路と、該電流量判定回路による判定結果に基づいてオンまたはオフされるタイマー回路と、タイマー回路からの制御によってA/D変換器による電流量の検出とオフセット値の検出を制御するオフセット検出用回路と、A/D変換器で検出した電流量とオフセット値に対して所定の演算を行って現在の使用電流量を計算する現在電流計算回路とを有する。
これによって、A/D変換器で検出した電流量の大小を電流量判定回路で判定し、電流量判定回路による判定結果に基づいてタイマー回路からの制御によってA/D変換器による電流量の検出とオフセット値の検出を制御して現在の使用電流量を計算するので、システムの消費電流を抑えながら高精度で電池残量など電流量を検出することが可能となる。
以上により、本発明によれば、A/D変換器で検出した電流量の大小を電流量判定回路で判定し、電流量判定回路による判定結果に基づいてタイマー回路からの制御によってA/D変換器による電流量の検出とオフセット値の検出を制御して現在の使用電流量を計算するため、システムの消費電流を抑えながら高精度で電池残量など電流量を検出することができる。
本発明の実施形態1における電池残量検出装置の要部構成図である。 図1のA/D変換器の入力端子間をスイッチで短絡する場合の回路図である。 A/D変換器の入力端子間の短絡によって誤差補正を行なったときのセンサ不感期間を説明するための信号波形図である。 特許文献1に開示されている従来のA/D変換器の誤差補正回路の構成図である。 特許文献2に開示されている従来の携帯電話装置本体における電池残量検出装置の構成図である。 特許文献3に開示されている従来の電流計測回路の構成図である。
以下に、本発明のA/D変換器の誤差補正装置の実施形態1を電池残量検出装置に適用した場合について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1における電池残量検出装置の要部構成図である。
図1において、本実施形態1のA/D変換器の誤差補正装置1は、電流量および誤差補正用のオフセット値のいずれかを検出可能とするA/D変換器2(A/D変換回路)と、A/D変換器2で検出した電流量の大小を判定する電流量判定回路3と、その判定結果に基づいてオン・オフされるタイマー回路4と、タイマー回路4からの制御によってA/D変換器2による電流量の検出とオフセット値の検出を制御するオフセット検出用回路5と、A/D変換器2で検出した電流量とオフセット値に対して所定の演算を行って現在の使用電流量を計算する現在電流計算回路6と、その現在の使用電流量に基づいて累積電流量を計算する累積電流計算回路7とを有している。
本実施形態1における電池残量検出装置10は、A/D変換器2の誤差補正装置1と、A/D変換器2の誤差補正装置1の現在電流計算回路6と累積電流計算回路7からの各データに基づいて電池残量検出処理を行うマイクロコンピュータを構成する制御部(CPU8)とを有している。
以上のA/D変換器2と、A/D変換器2の両入力端子間に設けられた電流値検出用のセンス抵抗21と、センス抵抗21の両端をオンオフするオフセット検出用回路5とによりA/D変換回路を構成することができる。
A/D変換器2は、A/D変換器2の両入力端子間にセンス抵抗21が設けられ、センス抵抗21に電流が流れてその両端に発生する電圧値が両入力端子間に印加されて、連続してどれだけの電流量を使ったかをモニタすることができる。
電流量判定回路3は、A/D変換器2で検出した電流量の大小を判定するが、オフセットの影響が大きい微小電流量、例えば携帯電話装置であれば待機時の電流量をA/D変換器2が検出したかどうかを判定する。
タイマー回路4は、電流量判定回路3が所定の微小電流量、例えば待機時の電流量をA/D変換器2が検出したと判定したときに起動を開始し、その起動によりオフセット検出用回路5を制御して第1スイッチ手段としてのスイッチSW51をオフからオン状態にし、第2スイッチ手段としてのスイッチSW52をオンからオフ状態に制御する。これによって、A/D変換器2の入力端子間に設けられたセンス抵抗21間がスイッチSW51によって短絡される。これによって、A/D変換器2から誤差補正用のオフセット値が出力され、その後の所定期間後にタイマー回路4の起動が停止されて、オフセット検出用回路5を制御してスイッチSW51をオンからオフ状態にしスイッチSW52をオフからオン状態に制御する。これでA/D変換器2からはセンス抵抗21を介して検出された電流量が出力されることになる。
オフセット検出用回路5は、センス抵抗21をバイパスするバイパス経路と、このバイパス経路を導通状態とするかまたは非導通状態とする第1スイッチ手段としてのスイッチSW51と、センス抵抗21に電流を流すための電流経路と、この電流経路を導通状態とするかまたは非導通状態とする第2スイッチ手段としてのスイッチSW52とを有している。スイッチSW51をオンにしスイッチSW52をオフにすると、センス抵抗21に電流が流れなくなり、A/D変換器2オフセット値が検出される。スイッチSW51をオフにしスイッチSW52をオンにすると、センス抵抗21に電流が流れる状態となり、A/D変換器2により電流量の値が検出される。
現在電流計算回路6は、A/D変換器2で検出した電流量の検出値に対して所定の演算を行って現在の電流量を計算すると共に、この計算した現在の電流量から、A/D変換器2で検出したオフセット値を差し引いて、あるべき現在の電流量を計算する。
累積電流計算回路7は、現在電流測定回路6の電流量の計算値を累積的に計算する。要するに、累積電流計算回路7は、現在電流計算回路6が計算した現在の使用電流量に基づいて累積電流量を計算する。
要するに、電流量が所定基準値よりも小さいと電流量判定回路3が判定した場合にタイマー回路4は一定時間毎に、オフセット検出用回路5を用いてA/D変換器2の入力側のセンス抵抗21の両端を短絡して誤差補正用のオフセット値を検出し、オフセット値の検出後にはA/D変換器2が電流量の値(電流値)を検出し、電流値に対してオフセット値を現在電流測定回路6が電流値のオフセット補正値として誤差補正し、検出した電流量が所定基準値以上であると電流量判定回路3が判定した場合にタイマー回路4をオフ状態にしてオフセット値の検出を中断し、A/D変換器2により電流量を検出する。
制御部は、CPU8(中央演算処理装置)で構成され、A/D変換器2の誤差補正装置1における現在電流計算回路6と累積電流計算回路7からの各データに基づいて電池残量検出処理を行う。電流量が所定基準値よりも小さい待機状態開始と同時にA/D変換器2を用いて誤差補正された累積電流量を累積電流計算回路7が計算開始し、制御部としてのCPU8は、待機状態解除と同時に累積電流計算回路7からの待機中の累積電流量を確認すると共にA/D変換器2を用いて電流量を継続的に確認し、両方の測定結果を基に電池残量を計算する。待機状態解除後の現在電流計算回路6からの電流量計算結果に対して、制御部としてのCPU8は、現在の温度および電源電圧状態に対応した複数の補正テーブルを用いて補正処理を行って電池残量を計算するようにしてもよい。
A/D変換器2は、図2に示しように、タイマー回路4によってスイッチSW51をオンし、A/D変換器2の出力からは誤差補正用のオフセット値が出力されて、A/D変換器2の電流検知動作をしないセンサの不感期間になる。
ここで、センサの不感期間について図3を用いて説明する。
図3は、A/D変換器2の入力端子間の短絡によって誤差補正を行なったときのセンサ不感期間を説明するための信号波形図である。
図3に示すように、タイマー回路4によってスイッチSW51をオンしスイッチSW52をオフして、A/D変換器2の両入力端子間を短絡すると共にセンス抵抗21を切り離すと、A/D変換器2への入力値は、信号遷移時間をかけて低下し、A/D変換器2への入力値が低下しきった後に、誤差補正用オフセット測定時間が設けられている。その誤差補正用オフセット測定時間の後に、タイマー回路4によってスイッチSW51をオフしスイッチSW52をオンして、A/D変換器2の両入力端子間の短絡を解除すると共にセンス抵抗21をA/D変換器2の両入力端子間に接続すると、信号遷移時間をかけてA/D変換器2への入力値が復帰する。
このときのセンサ不感期間は、スイッチSW51がオンからスイッチSW51がオフして信号遷移時間をかけてA/D変換器2への入力値が復帰するまでの期間である。センサ不感期間は、一定時間毎に定期的に設定され、A/D変換器2の電流検知動作をしない。
上記構成により、オフセットの影響が大きい微小電流量検出時(携帯電話装置などの携帯情報機器であれば待機時)には、タイマー回路4を起動させてオフセット検出用回路5の制御を行うことにより周期的(一定時間毎)にオフセット値を検出してこれを差し引いて電流量を精度良く監視して電池残量を検出し、オフセットの影響をあまり受けない大電流量検出時(携帯電話装置などの携帯情報機器であれば動作時)には、オフセット検出用回路5の制御を非測定側に固定(オフ状態)することにより、オフセット値の測定が副作用として発生する電流量検出、さらには電池残量検出の誤差を無くすことが可能となる。即ち、装置待機時には電流量判定回路3を介してタイマー回路4を起動させてオフセット検出用回路5を制御することにより一定時間毎にA/D変換器2がオフセット値を検出して現在電流計算回路6が、これを、検出した電流量から差し引いて現在の電流量を監視し、また、装置動作時には、オフセット検出用回路5を制御せずに固定した状態でA/D変換器2が電流量を検出するようになっている。
また、システムが待機状態時は電流量が小さいため、累積電流量計算回路7を用いて累積電流をモニタし、待機状態の解除と共に待機中の累積電流量を確認すると同時に、誤差補正回路1の誤差補正機能を動作させないで消費電流をモニタすることにより、機器全体の消費電力を抑えつつ高精度で電池残量を監視することが可能となる。
さらに、システムが待機状態でないときには、制御部としてのCPU8を用いて、より高度な補正を合わせて行なうことも可能であるが、追加の補正を行なっても元々の動作状態がCPU8を必要とする状態のため、システムの消費電力は殆ど変化しない。
スイッチSW51とスイッチSW52を用いたオフセット検出用回路5を使用する目的は、センス抵抗21の両端を直接短絡するスイッチSW51を使用するためには、センス抵抗21より十分低い抵抗値を用いる必要があることに対し、オフセット検出用回路5ではオフセット値測定時には、最初に、スイッチSW51を短絡し、その後にスイッチSW52を開放することにより、A/D変換器2の入力側を短絡状態に設定し、その後に、オフセット値の非測定時には、短絡の逆順でスイッチSW51およびスイッチSW52を動作することにより電流の測定状態に設定するという動作を行なうことにより、短絡抵抗値が大きいスイッチSW51を使用することが可能となる。
よって、短絡抵抗値がセンス抵抗21の抵抗値よりも十分小さいスイッチSW51を用いるならば、単純に、センス抵抗21の両端をショートするだけの回路形式に構成してもよい。
また、電流量が小さいときのクーロン量測定を累積する回路を追加することにより、携帯情報機器の待機状態などの消費電力を極力低減することが要求される時は誤差補正回路1による自動補正を使用し、制御用マイクロコンピュータを停止したまま、即ち電気量が小さい待機電力のままで高精度での累積クーロン量を測定するが可能となる。
待機状態の解除と共に待機中の累積クーロン量を確認し、オフセット値の影響をあまり受けない大電流量検出時の装置動作中は、誤差補正回路1の誤差補正機能を動作させずに電流量の測定を行なうことにより、誤差補正回路1の誤差補正動作に伴う精度の悪化を防止することができる。
したがって、これらの制御を行なうことにより、機器全体の消費電力を抑えつつ高精度の電池残量を監視をすることが可能となる。
なお、待機解除では、マイクロコンピュータが動作するため、A/D変換器2からの検出電流量のデータに基づいて現在電流計算回路6が現在の電流量を計算し、その現在の使用電流量に基づいて累積電流計算回路7が累積電流量を計算する。マイクロコンピュータのCPU8が更に誤差補正することで精度を更に向上させることもできる。
この追加の誤差補正例として、温度や電源電圧毎にマイクロコンピュータのCPU8で複数の補正係数を切り替えて使用する例が上げられる。
なお、追加の補正には、マイクロコンピュータのCPU8を用いることになるが、本来のマイクロコンピュータ処理に追加で補正動作を行なっても、殆ど消費電流の上昇には繋がらないため、電力消費を悪化させるものではない。
以上により、本実施形態1によれば、電流量が所定基準値よりも小さいと電流量判定回路3が判定した場合にタイマー回路4は一定時間毎に、オフセット検出用回路5を用いてA/D変換器2の入力側のセンス抵抗21の両端を短絡して誤差補正用のオフセット値を検出し、オフセット値の検出後にはA/D変換器2が電流量の値(電流値)を検出し、電流値に対してオフセット値を現在電流測定回路6が電流値のオフセット補正値として誤差補正し、検出した電流量が所定基準値以上であると電流量判定回路3が判定した場合にタイマー回路4をオフ状態にしてオフセット値の検出を中断し、A/D変換器2により電流量を検出する。
これによって、待機状態では、機器全体の消費電力を抑えつつ、複雑な制御を行なうことなく高い精度のクーロン量監視を行ない、待機状態の解除と共にそれまでの累積値測定結果と動作中のクーロン量監視を行なうことにより、機器全体の消費電力の増加を抑えながら高精度での電池残量の管理が可能となる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、電流量を検出するためのA/D変換回路、A/D変換器の誤差補正装置および、これを用いた電池残量検出装置の分野において、システムの消費電流を抑えながら高精度で電池残量など電流量を検出することができる。
1 A/D変換回路の誤差補正回路
2 A/D変換器
21 センス抵抗
3 電流量判定回路
4 タイマー回路
5 オフセット検出用回路
51、52 スイッチSW
6 現在電流計算回路
7 累積電流計算回路
8 制御部(CPU)
10 電池残量検出装置

Claims (11)

  1. 電流量を検出可能とするA/D変換器と、該A/D変換器で検出した電流量の大小を判定する電流量判定回路と、該電流量判定回路による判定結果に基づいてオンまたはオフされるタイマー回路と、該タイマー回路によって、該A/D変換器にて該電流量の検出と該A/D変換器のオフセット値の検出とが行われるように制御されるオフセット検出用回路と、該A/D変換器で検出した電流量と該オフセット値に対して所定の演算を行って現在の使用電流量を計算する現在電流計算回路とを有し、該タイマー回路は、該判定結果が大であるときオフして、該オフセット検出用回路を該電流量の検出が該A/D変換器にて行われる状態に固定し、該判定結果が小であるときオンして、該オフセット検出用回路を、該電流量の検出と該オフセット値の検出とが該A/D変換器にて定期的に切り替えて行われるように制御するA/D変換器の誤差補正装置。
  2. 請求項1に記載のA/D変換器の誤差補正装置において、前記電流量が所定基準値よりも小さいと前記電流量判定回路が判定した場合に前記タイマー回路は一定時間毎に、前記オフセット検出用回路を用いて前記A/D変換器の入力側を短絡して前記オフセット値を検出し、該オフセット値の検出後に該A/D変換器が電流を検出して、前記現在電流計算回路が、該検出した電流から該オフセット値を差し引いて誤差補正し、
    前記電流量が所定基準値以上であると該電流量判定回路が判定した場合に該タイマー回路をオフ状態にして該オフセット値の検出を中断して、前記A/D変換器により電流量を検出するA/D変換器の誤差補正装置。
  3. 請求項1に記載のA/D変換器の誤差補正装置において、前記現在電流計算回路が計算した前記現在の使用電流量を時系列に累積的に計算して累積電流量を得る累積電流計算回路を更に有するA/D変換器の誤差補正装置。
  4. 請求項1または2に記載のA/D変換器の誤差補正装置において、前記オフセット検出用回路は、前記A/D変換器の両入力端子間に設けられたセンス抵抗をバイパスするバイパス経路と、該バイパス経路に設けられ、該バイパス経路を導通状態とするかまたは非導通状態とする第1スイッチ手段と、該センス抵抗に電流を流す電流経路と、該電流経路に設けられ、該電流経路を導通状態とするかまたは非導通状態とする第2スイッチ手段とを有するA/D変換器の誤差補正装置。
  5. 請求項4に記載のA/D変換器の誤差補正装置において、オフセット値検出開始時は、前記第1スイッチ手段をオンして前記バイパス経路を導通状態とした後に前記第2スイッチ手段をオフして前記電流経路を非導通状態とし、該オフセット値検出終了時は該第2スイッチ手段をオンして該電流経路を導通状態とした後に該第スイッチ手段をオフして該バイパス経路を非導通状態とするA/D変換器の誤差補正装置。
  6. 請求項1に記載のA/D変換器の誤差補正装置において、前記判定結果が小である場合の装置待機時に前記電流量判定回路を介して前記タイマー回路を起動させて前記オフセット検出用回路を制御することにより一定時間毎に前記A/D変換器が前記オフセット値を検出して前記現在電流計算回路がこれを前記検出した電流量から差し引いて現在の電流量を監視し、該判定結果が大である場合の装置動作時には、該オフセット検出用回路が該A/D変換器による電流量の検出が行われる状態に該タイマー回路により固定された状態で該A/D変換器が電流量を検出するA/D変換器の誤差補正装置。
  7. 請求項に記載のA/D変換器の誤差補正装置と、該A/D変換器の誤差補正装置における前記現在電流計算回路と前記累積電流計算回路からの各データに基づいて電池残量検出演算処理を行う制御部とを有する電池残量検出装置。
  8. 請求項7に記載の電池残量検出装置において、
    前記電流量が所定基準値よりも小さい待機状態開始と同時に前記現在電流計算回路を用いて誤差補正された前記現在の使用電流量に基づいて前記累積電流量を前記累積電流計算回路が計算開始し、前記制御部は、待機状態解除と同時に該累積電流計算回路からの待機中の累積電流量を確認すると共に該A/D変換器を用いて電流量を継続的に確認し、両方の測定結果を基に電池残量を計算する電池残量検出装置。
  9. 請求項8に記載の電池残量検出装置において、前記待機状態解除後の前記現在電流計算回路からの電流量計算結果に対して、前記制御部は、現在の温度および電源電圧状態に対応した複数の補正テーブルを用いて補正処理を行って電池残量を計算する電池残量検出装置。
  10. A/D変換器の両入力端子間に設けられた電流値検出用のセンス抵抗と、該センス抵抗の両端に接続されたオフセット検出用回路とを有し、
    該オフセット検出用回路は、該センス抵抗をバイパスするバイパス経路と、該バイパス経路に設けられ、該バイパス経路を導通状態とするかまたは非導通状態とする第1スイッチ手段と、該センス抵抗に電流を流す電流経路と、該電流経路に設けられ、該電流経路を導通状態とするかまたは非導通状態とする第2スッチ手段とを有するA/D変換回路。
  11. 請求項10に記載のA/D変換回路において、オフセット値検出開始時は、前記第1スイッチ手段をオンして前記バイパス経路を導通状態とした後に前記第2スイッチ手段をオフして前記電流経路を非導通状態とし、該オフセット値検出終了時以降は該第2スイッチ手段をオンして該電流経路を導通状態とした後に該第1スイッチ手段をオフして該バイパス経路非導通状態とするA/D変換回路。
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