JP5850703B2 - 柔軟素材製品用rfidタグ - Google Patents

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本発明は柔軟素材製品用RFID(Radio Frequency Identification;無線自動認識)タグにかかるもので、とくに衣服ないしはランドリー用品など各種の布製品その他の柔軟素材製品に取り付け可能な柔軟素材製品用RFIDタグに関するものである。
従来から、ICチップおよびRFIDアンテナを有して無線によりデータの書込みおよび読取りを行うことができるRFIDタグを各種物品に取り付け、これら物品ついての各種データの読み書きを行って、必要なデータ管理など諸々の分野に利用している。
図8は、従来からのRFIDタグを、たとえばホテルや会社などにおいて使用後洗濯して再度使用する各種のランドリー用品(柔軟素材製品)に取り付けて利用するランドリー用RFIDタグ1(柔軟素材製品用RFIDタグ)の一例を示す斜視図であって、ランドリー用RFIDタグ1は、タグ本体2と、タグ本体2内部に装備したRFIDインレイ3と、を有する。
タグ本体2は、たとえばイソプレンゴム材など、必要な柔軟性および剛性を有する素材からこれを直方体状に構成し、その内部にRFIDインレイ3をモールドしている。
RFIDインレイ3は、たとえばポリエチレンテレフタレートないしその積層フィルムなどによるインレイ基材4と、ICチップ5およびRFIDアンテナ6と、を有する。
RFIDインレイ3は、たとえばUHF帯(300MHz〜3GHz(好ましくは860〜960MHz、さらに具体的には、433MHz、900MHz、915〜930MHz、950〜956MHz)やマイクロ波(1〜30GHz、具体的には2.45GHz)、HF帯(3MHz〜30MHz(好ましくは13.56MHz))あるいは135kHz以下など、その他、所定の周波数帯の電波および電磁的作用などにより、RFIDアンテナ6を介してICチップ5に必要なデータの無線による読み取りおよび書き込み(データ通信)を行う。
ただし、それぞれの使用電波に応じてICチップ5およびRFIDアンテナ6の具体的構成を適正なものとしている。
とくにUHF帯(たとえば、860〜960MHz)レベルの波長を有する電波を使用するものでは、その通信距離が通常は5〜10m程度であり、各種の分野における応用が期待されている。
図9は、繰り返して使用するランドリー用品(たとえばシーツ7)にランドリー用RFIDタグ1を取り付けた状態を示す一部省略平面図であって、その一部拡大断面図に示すように、シーツ7の一隅に設けた装着用ポケット8にランドリー用RFIDタグ1を収納して装着している。
このようなランドリー用RFIDタグ1は、いわゆるゴム板のような仕上がりであるため、シーツ7以外に、作業服や制服その他の衣服などに装着した際の異物感は否定することができないとともに、装着用ポケット8に取り付けたランドリー用RFIDタグ1は、シーツ7の使用時はもちろん、回収および洗濯ならびにアイロン工程において、ランドリー用RFIDタグ1ないし装着用ポケット8の周囲部分に損傷が蓄積しやすく、徐々にランドリー用RFIDタグ1がむき出しになってしまうという問題がある。
さらに、ランドリー用RFIDタグ1におけるRFIDアンテナ6は、銅やアルミニウムなどによる極薄の金属箔により、あるいはエッチング加工などにより構成されており、断線しやすいという問題があって、上述のように、ゴム系素材によりタグ本体2を厚く形成して、RFIDアンテナ6を保護するという構成を採用していた。
したがって、当該ランドリー用RFIDタグ1を衣服やランドリー用品(シーツ7)などに直接縫製することができず、シーツ7に当て布(図示せず)をしたり、上記装着用ポケット8などに容れて縫製するなどの二次部品や二次加工が必要であるという問題がある。
逆に、タグ本体2を厚く形成しなければ、洗濯時の折曲がりやねじれなどのストレスによって厚さの薄いRFIDアンテナ6が断線しやすく、ランドリー用RFIDタグ1自体の故障の原因になるという問題がある。
さらにまた、シーツ7に上記当て布をしたり、上記装着用ポケット8などに容れて縫製するなどの二次加工を行った場合には、ランドリー用RFIDタグ1(タグ本体2)全体を布などで隠すことになるため、ICチップ5に保存している情報のバックアップ用として必要な目視可能な識別表記をランドリー用RFIDタグ1(タグ本体2)に付することができないという問題がある。
なお、ランドリー用RFIDタグ1の使用者ごとにその要望に応じてRFIDアンテナ6のオリジナルデザイン性を付与するためには、高額な初期費用を必要とするとともに、ランドリー用RFIDタグ1の周波数性能にも影響があるために、上記要望に対応することも困難であるという問題がある。
特許第4548074号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、衣服やランドリー用品など各種の布製品あるいは軟質の合成樹脂材製品や皮革製品その他の柔軟素材製品に直接取り付けることができる柔軟素材製品用RFIDタグを提供することを課題とする。
また本発明は、柔軟性素材製品への取付けが容易な柔軟素材製品用RFIDタグを提供することを課題とする。
また本発明は、洗濯時の折曲がりやねじれなどのストレスに耐性がある柔軟素材製品用RFIDタグを提供することを課題とする。
また本発明は、RFIDアンテナが断線しにくく、たとえ断線してもデータ通信に支障がない柔軟素材製品用RFIDタグを提供することを課題とする。
また本発明は、柔軟素材にきわめて近く耐久性に優れた柔軟素材製品用RFIDタグを提供することを課題とする。
また本発明は、材料原価の低廉化および加工性の向上、さらには量産性の向上を実現可能な柔軟素材製品用RFIDタグを提供することを課題とする。
また本発明は、情報のバックアップなどのための識別表示が容易で、RFIDアンテナのデザイン性にも自由度が高い柔軟素材製品用RFIDタグを提供することを課題とする。
すなわち本発明は、RFIDアンテナ自体を布材など柔軟素材とすること、具体的にはタグ基材自体を布材その他の柔軟素材とすること、およびアンテナ自体を導電糸により構成することに着目したもので、柔軟素材製品に取り付け可能なタグ基材と、このタグ基材に装備するとともにICチップおよびRFIDアンテナを有して無線によるデータ通信が可能なRFIDインレイと、を有する柔軟素材製品用RFIDタグであって、上記タグ基材は、これを柔軟素材から構成するとともに、上記RFIDアンテナは、導電糸を上記タグ基材に一体化することにより構成した基材アンテナ部を有することを特徴とする柔軟素材製品用RFIDタグである。
上記RFIDインレイは、上記ICチップと、上記ICチップに接続したインレイアンテナ部と、このインレイアンテナ部および上記ICチップを保護する保護材と、を有することができる。
上記保護材は、これをガラスエポキシ樹脂から構成することができる。
上記RFIDアンテナは、上記RFIDインレイが有する前インレイアンテナ部と電磁的に協働可能であることができる。
上記基材アンテナ部と、上記インレイアンテナ部とは、互いに電磁結合可能であることができる。
上記柔軟素材は、布材であることができる。
上記導電糸は、織物加工あるいは縫製加工により上記タグ基材にこれを一体化することができる。
上記RFIDインレイは、接着剤により上記タグ基材にこれを固着可能としていることができる。
上記RFIDインレイは、上記タグ基材に形成した取付けポケットにこれを取り付け可能としていることができる。
上記RFIDインレイは、これを上記タグ基材に縫製可能としていることができる。
本発明による柔軟素材製品用RFIDタグにおいては、タグ基材を布材その他の柔軟素材から構成するとともに、たとえば織物加工や縫製加工などによる一般的な加工処理を用いて、導電糸をタグ基材に一体化することによりRFIDアンテナを構成して、非接触データ通信を可能としたので、衣服などの柔軟素材製品に取り付けても違和感がなく、ストレスが発生しにくいためRFIDアンテナ自体の損傷のおそれを低減し、柔軟素材製品と同等の耐久性を備えたものとすることができる。
本発明の実施例による柔軟素材製品用RFIDタグ10を構成するためのRFIDアンテナ連続体11の斜視図である。 同、柔軟素材製品用RFIDタグ10の平面図である。 同、柔軟素材製品用RFIDタグ10の断面図である。 同、導電糸14の拡大斜視図である。 同、導電糸14の他の構成例(補強導電糸22)を示す拡大斜視図である。 同、シーツ7に取り付けるRFIDアンテナ11A(タグ基材12)に形成した取付けポケット26にRFIDインレイ15を取り付ける構成を示す一部省略平面図である。 同、シーツ7に取り付けるRFIDアンテナ11A(タグ基材12)とともにRFIDインレイ15を縫い付けた構成を示す一部省略平面図である。 従来からのRFIDタグを、たとえばホテルや会社などにおいて使用後洗濯して再度使用する各種のランドリー用品(柔軟素材製品)に取り付けて利用するランドリー用RFIDタグ1(柔軟素材製品用RFIDタグ)の一例を示す斜視図である。 同、繰り返して使用するランドリー用品(たとえばシーツ7)にランドリー用RFIDタグ1を取り付けた状態を示す一部省略平面図である。
本発明は、柔軟素材によるタグ基材と、タグ基材に一体化した導電糸と、によりRFIDアンテナを構成したので、RFIDアンテナ自体をいわば布製とし、衣服その他の柔軟素材製品に直接縫付けなどの処理により取り付けてデータ通信を行うために好適な柔軟素材製品用RFIDタグを実現した。
つぎに本発明の実施例による柔軟素材製品用RFIDタグ10を図1ないし図7にもとづき説明する。ただし、図8および図9と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、無線によるデータ通信が可能な柔軟素材製品用RFIDタグ10を構成するためのRFIDアンテナ連続体11の斜視図、図2は、柔軟素材製品用RFIDタグ10の平面図、図3は、柔軟素材製品用RFIDタグ10の断面図である。
RFIDアンテナ連続体11は、帯状のタグ基材12と、必要なアンテナパターンによる複数個の基材アンテナ部13と、を有する。
タグ基材12は、帯状の布材あるいは軟質の合成樹脂材や皮革材などの柔軟素材からこれを構成し、衣服やシーツ7などの布製品あるいは軟質の合成樹脂材製品や皮革製品その他の柔軟素材製品に、縫製加工や接着その他の手法により取り付け可能とする。
タグ基材12としては、柔軟素材製品用RFIDタグ10の使用状況ないし使用形態に応じて、任意の厚さに(一般的には比較的薄手に)、柔軟素材製品と同一素材でこれを構成してもよいし、異なる素材であってもかまわない。
基材アンテナ部13は、導電糸14を織物加工あるいは縫製加工によりタグ基材12に一体化することによって、必要な、かつ任意のデザインによるアンテナパターンを有するものとして、その複数個を連続して繰り返して構成する。
たとえば、導電糸14を縫製加工によりタグ基材12に刺繍のように縫い付けてゆく場合には、図1に点線で示すように、タグ基材12の裏面側には導電糸14のつなぎ部糸14Aが位置することになるが、一般的な縫製加工により連続して複数個の基材アンテナ部13を容易に形成してゆくことができる。
しかも、導電糸14の縫付け密度すなわち、隣り合う導電糸14どうしの互いの密着程度を任意に設定して縫い付けることが可能であって、万が一、一部の導電糸14が断線しても、密に縫い付けておくことにより互いの接触状態を維持可能として、データ通信に支障が生ずることを回避可能である。
こうした構成のRFIDアンテナ連続体11によれば、タグ基材12への基材アンテナ部13の一体化後、それぞれの基材アンテナ部13の部分を分離するように、たとえば、上記つなぎ部糸14Aの部分でタグ基材12を所定の長さ(すなわち、柔軟素材製品用RFIDタグ10に必要な長さ)に切断可能であって、導電糸14をタグ基材12に一体化することにより構成されている単位長さのRFIDアンテナ11Aを簡単に作成することができる。
とくに図2および図3に示すように、柔軟素材製品用RFIDタグ10は、タグ基材12および基材アンテナ部13による上記RFIDアンテナ11Aと、RFIDインレイ15と、を有する。なお図3において、導電糸14の部分についてはその縫製路に沿った断面を示している。
RFIDインレイ15は、タグ基材12(すなわちRFIDアンテナ11A)に装備して、コアRFIDタグ材ないしはニアフィールドインレイ材として機能するもので、前記ICチップ5と、ICチップ5に接続したインレイアンテナ部16と、インレイアンテナ部16およびICチップ5を保護する保護材17と、を有し、無線によるデータ通信が可能である。
インレイアンテナ部16は、たとえば銅やアルミニウムなどによりこれを形成しているもので、上記導電糸14による基材アンテナ部13と、このインレイアンテナ部16とは、とくに使用電波が前記UHF帯など高周波の場合には、互いに電磁結合(電波のカップリング)が可能であって、柔軟素材製品用RFIDタグ10全体として非接触のデータ通信を可能とする。
すなわち、RFIDインレイ15が有するインレイアンテナ部16が内部アンテナ部として機能し、タグ基材12(RFIDアンテナ11A)が有する基材アンテナ部13が外部アンテナ部として機能するもので、柔軟素材製品用RFIDタグ10全体としてのRFIDアンテナ部18は、インレイアンテナ部16および基材アンテナ部13を含み、RFIDアンテナ11A(基材アンテナ部13)は、RFIDインレイ15が有するインレイアンテナ部16と電磁的に協働可能である。
保護材17は、これをガラスエポキシ樹脂など任意の硬質材から、図示(図2)の例では、円形のコイン状に構成し、RFIDインレイ15さらにはRFIDアンテナ11A全体にかかる各種の外力からICチップ5およびインレイアンテナ部16を保護可能である。
とくに図3に示すように、たとえば接着剤19によりタグ基材12(RFIDアンテナ11A)にRFIDインレイ15を固着して、柔軟素材製品用RFIDタグ10とする。
なお図4は、導電糸14の拡大斜視図であって、導電糸14は、ポリエステルやアクリルなどによる繊維糸20に、メッキ、焼付け、巻付けなどの手法により、銅、ニッケルなどの金属21を一体化させて導電性および柔軟性を付与したもので、既述のように、タグ基材12に織物加工や縫製加工などにより所定のアンテナパターンで一体化が可能である。
また図5は、導電糸14の他の構成例(補強導電糸22)を示す拡大斜視図であって、必要に応じて導電糸14の周面に、たとえばポリエステル糸23を螺旋状に巻付けることにより、織物加工や縫製加工などにおけるテンションに耐え得るものとしている。
なお、とくに図2および図3に示すように、ICチップ5に保存している各種データのバックアップ用情報として、たとえば、タグ基材12上に、バーコードその他のコードや記号さらには目視可能な文字や記号などによる第1の識別表示24を表示したり、RFIDインレイ15の保護材17上に同様の第2の識別表示25を表示することも可能である。
こうした構成の柔軟素材製品用RFIDタグ10およびRFIDアンテナ連続体11においては、タグ基材12に導電糸14を一体化させて基材アンテナ部13(RFIDアンテナ11A)としているので、さらにまた、この構成を単純な織物加工あるいは縫製加工により実現することができるので、きわめて簡単にRFIDアンテナ連続体11およびRFIDアンテナ11Aを作成することができる。
しかも、RFIDインレイ15とRFIDアンテナ11A(基材アンテナ部13)とを近接するようにRFIDインレイ15をRFIDアンテナ11A(タグ基材12)に配置するだけで、柔軟素材製品用RFIDタグ10としての非接触データ通信機能を発揮することができる。
さらに、タグ基材12自体がシーツ7などの布材あるいはその他の柔軟素材製品と同一または類似の柔軟素材から構成されているので、柔軟素材製品用RFIDタグ10をシーツ7などに装着しても、その布地と一体化し、折曲がりその他のストレスに対しても布地と同様の耐久性を保持可能である。
RFIDインレイ15は保護材17により保護されているので、内部のICチップ5およびインレイアンテナ部16の破損ないしは断線を回避することができる。
なお保護材17として、ガラスエポキシ樹脂以外の軟質かつ剛性のある材料によるものを採用すれば、さらに柔軟性に富んだ保護機能を発揮することができるとともに、柔軟素材製品用RFIDタグ10としての応用範囲を拡大することができる。
しかして上述のように、RFIDアンテナ11Aの基材アンテナ部13(導電糸14)は断線しにくいものであるが、たとえ導電糸14が断線しても、その一部であれば、とくに使用電波がUHF帯など高周波の場合には、互いに電磁結合(電波のカップリング)を維持可能であって、柔軟素材製品用RFIDタグ10全体として非接触のデータ通信に支障はない。
ただし、基材アンテナ部13は、導電糸14が絡み合った刺繍であるため、一部の導電糸14が切れても、この切断部を跨いだ他の部分における導電糸14が互いに接触状態であれば導通が保たれることになり、基材アンテナ部13全体としての導通が損なわれることは希である。
さらに、基材アンテナ部13の断線が発生しても、RFIDインレイ15自体がICチップ5およびインレイアンテナ部16を有しているので、利得自体は低下しても、非接触データ通信機能自体を失ってしまうおそれはない。
また、柔軟素材製品用RFIDタグ10の取付け対象物としても、シーツ7などの布材ないしは衣服に限らず、各種の柔軟な合成樹脂材や皮革材その他の素材による製品にも取り付け可能であり、柔軟素材製品用RFIDタグ10としての使用対象を任意に選択することができる。
さらに、導電糸14による基材アンテナ部13(RFIDアンテナ11A)の形成パターンとしても、使用電波の周波数に応じて、ダイポール型のアンテナパターンや、その他のコイル状パターンなど、使用態様に応じて任意に選択可能であるとともに、使用者の要望に応じて、アンテナパターンを任意のデザインにすることも可能である。そのための加工も、上述した織物加工や縫製加工でよく、きわめて融通性に富むとともに、加工性および量産性に優れたアンテナパターンを得ることができる。
つぎに、柔軟素材製品用RFIDタグ10のシーツ7など柔軟素材製品への取付け構成としては、任意のものを採用することができる。
たとえば図6は、シーツ7に取り付けるRFIDアンテナ11A(タグ基材12)に形成した取付けポケット26にRFIDインレイ15を取り付ける構成を示す一部省略平面図である。
とくにその一部拡大断面図に示すように、縫い糸27により柔軟素材製品用RFIDタグ10のタグ基材12をシーツ7に縫い付けるとともに、縫い糸27によりRFIDアンテナ11A(タグ基材12)に上記取付けポケット26を形成して、この取付けポケット26にRFIDインレイ15を収容固定して、RFIDアンテナ11Aの基材アンテナ部13と近接するようにすれば、そのまま柔軟素材製品用RFIDタグ10としてデータ通信機能を発揮させることができる。
この取付け構成によれば、RFIDアンテナ11Aとの一体化のために接着剤19など(図3)を用いることなく、RFIDアンテナ11A(取付けポケット26)へのRFIDインレイ15の簡単な収容作業を行うだけでよい。
図7は、シーツ7に取り付けるRFIDアンテナ11A(タグ基材12)とともにRFIDインレイ15を縫い付けた構成を示す一部省略平面図である。
とくにその一部拡大断面図に示すように、RFIDインレイ15の保護材17にボタン孔のような縫付け孔28を形成しておき、縫い糸27によりRFIDアンテナ11AとともにRFIDインレイ15をタグ基材12に縫製可能としている。
この取付け構成によれば、RFIDアンテナ11Aのシーツ7への縫付け工程において、RFIDアンテナ11AおよびRFIDインレイ15を同時にシーツ7に取り付けることができ、きわめて効率よく取付け作業を行うことができる。
1 ランドリー用RFIDタグ(従来、図8)
2 タグ本体
3 RFIDインレイ
4 インレイ基材
5 ICチップ
6 RFIDアンテナ
7 シーツ(ランドリー用品、柔軟素材製品、図9)
8 装着用ポケット
10 柔軟素材製品用RFIDタグ(実施例、図2、図3)
11 RFIDアンテナ連続体(図1)
11A RFIDアンテナ連続体11から分離した単位長さのRFIDアンテナ
12 タグ基材
13 基材アンテナ部
14 導電糸
14A 導電糸14のつなぎ部糸(図1)
15 RFIDインレイ
16 インレイアンテナ部
17 保護材
18 RFIDアンテナ部
19 接着剤
20 ポリエステルやアクリルなどによる繊維糸
21 銅、ニッケルなどの金属
22 補強導電糸(導電糸)
23 ポリエステル糸
24 第1の識別表示
25 第2の識別表示
26 取付けポケット(図6)
27 縫い糸
28 縫付け孔(図7)

Claims (1)

  1. 柔軟素材製品に取り付け可能なタグ基材を有するRFIDアンテナと、
    このタグ基材に装備するとともにICチップを有して無線によるデータ通信が可能なRFIDインレイと、を有する柔軟素材製品用RFIDタグであって、
    前記タグ基材は、これを柔軟素材から構成するとともに、
    前記RFIDアンテナは、導電糸を前記タグ基材に一体化することにより構成した基材アンテナ部を有し、
    前記RFIDインレイは、前記ICチップと、前記ICチップに接続したインレイアンテナ部と、
    このインレイアンテナ部および前記ICチップを保護する保護材と、を有し、
    前記RFIDインレイは、前記タグ基材に形成した取付けポケットにこれを取り付け可能としていることを特徴とする柔軟素材製品用RFIDタグ。
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