JP5846933B2 - エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンにおける燃料タンクの固定構造に関する。
従来、シリンダブロック上に燃料タンクを載置したエンジンは公知となっている。例えば、特許文献1に示すエンジンにおいては、燃料タンクと冷却水タンクがシリンダブロックの上方に並べて載置されている。
また、シリンダブロックに燃料タンクとラジエータを隣接して配置したエンジンもあり、燃料タンクのラジエータ側の固定は、ラジエータに設けたステー、またはシリンダブロックに設けたステーを介して行っている。
特開2006−83780号公報
シリンダブロックに燃料タンクとラジエータを隣接して配置したエンジンにおいて、ラジエータに設けたステーによる燃料タンクの固定構造では、燃料タンクの振動がラジエータに伝わりやすい。シリンダブロックに設けたステーによる燃料タンクの固定構造では、ラジエータと燃料タンクとの隙間が狭いため、ステーの強度を確保することが難しく、またシリンダブロックにボルト座等の取付部の加工が必要となる。
そこで、本発明は、燃料タンクの振動がラジエータに伝わり難く、燃料タンクのラジエータ側の固定強度を充分に確保したエンジンを提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、シリンダブロックの上面にラジエータと燃料タンクとを隣接して備えるエンジンにおいて、前記シリンダブロックに取付固定され、前記ラジエータが取付固定されるラジエータ取付間座と、該ラジエータ取付間座に取付固定される燃料タンクステーと、を備え、前記燃料タンクステーに燃料タンクを取付固定したものである。
請求項2においては、シリンダブロックの上面にラジエータと燃料タンクとを隣接して備えるエンジンにおいて、前記シリンダブロックに取付固定され、前記ラジエータが取付固定されるラジエータ取付間座と、該ラジエータ取付間座に取付固定される燃料タンクステーと、を備え、前記ラジエータ取付間座に前記燃料タンク側に延びる延長部を形成し、該ラジエータ取付間座の該延長部に前記燃料タンクステーを取付固定し、該燃料タンクステーに前記燃料タンクの前記ラジエータ側の縁部を取付固定したものである。
請求項3においては、前記燃料タンクステーにラジエータカバーを取付固定し、前記燃料タンクステーと前記ラジエータ取付間座を介して吊上げボルトをシリンダブロックに取付固定したものである。
請求項4においては、前記ラジエータの冷却ファンのベルト張力調整機構が前記ラジエータ取付間座を介して、シリンダブロックに取付固定されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明によれば、燃料タンクをラジエータに取り付けるのではなく、ラジエータが取付固定されるラジエータ取付間座の燃料タンクステーに取り付けるので、燃料タンクの振動が直接ラジエータに伝わらないエンジンを構成できる。また、燃料タンクが取り付けられる燃料タンクステーをラジエータ取付間座に取り付ける構成としたので、燃料タンクとラジエータとの隙間を有効に利用して、燃料タンクステーの固定強度を充分に確保したエンジンを構成できる。
本発明の一実施形態に係るエンジンを示す斜視図。 本発明の一実施形態に係るエンジンを示す背面図。 図2におけるA−A位置での断面図。 クランク軸の動力をファン軸に伝達するファンベルトを示す背面図。 ラジエータ取付間座を示す斜視図。 ラジエータカバーと燃料タンクを取り付ける構成を示す分解斜視図。 燃料タンク取付ステーを示す図。(a)斜視図。(b)燃料タンク取付ステーと挿入される各種ボルトを示す側面図。 ベルト張力調整機構の構成を示す分解斜視図。 ベルト張力調整機構をラジエータ取付間座に取り付ける状態を示す分解斜視図。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づき説明する。
先ず、本発明の一実施形態に係るエンジン100の全体構成について、図1から図3により説明する。なお、以下の説明では、エンジン100のクランク軸9の軸方向を前後方向として、図1の矢印Uで示す方向を「上方」、矢印Lで示す方向を「左方」、矢印Fで示す方向を「前方」という。
図1から図3に示すように、エンジン100は、いわゆる横形水冷エンジンである。エンジン100において、シリンダブロック2の左側面には、シリンダヘッド3が設けられる。シリンダヘッド3の上方には、エアクリーナ4及びマフラー5が前後に並べて設けられる。また、シリンダブロック2の前面には、ギヤケース6が、シリンダブロック2の後面には、フライホイール7が、シリンダブロック2の下面には、オイルパン8が、それぞれ設けられる。フライホイール7は、詳しくは後述するクランク軸9の後端部に設けられる。
また、図2及び図4に示すように、シリンダブロック2の上面には、ラジエータ13を覆うラジエータカバー11及びエンジン100の燃料が貯溜される燃料タンク10が左右に並べて設けられる。ラジエータカバー11内には、ラジエータ13及び冷却ファン14が収容される。ラジエータカバー11の前面には、冷却風入口スクリーン15が、ラジエータカバー11の後面には、冷却風出口スクリーン16が、それぞれ設けられる。燃料タンク10の右側面には、照明用のライト12が設けられる。
図2及び図3に示すように、シリンダブロック2内には、クランク軸9が前後方向に架設される。クランク軸9は、図示しない軸受を介してシリンダブロック2に回転可能に軸支される。クランク軸9の後端部は、シリンダブロック2の後面から後方に突出する。クランク軸9の後端部には、フライホイール7が設けられる。
また、シリンダブロック2の左側部には、ライナ17が左右水平方向に設けられる。シリンダブロック2において、ライナ17の周囲には、冷却水が流れるウォータージャケット18が形成される。ウォータージャケットは、シリンダブロック2の上面にて開口するように形成される。なお、ウォータージャケットは、シリンダヘッド3に形成される図示しない冷却水通路と連通される。
また、ライナ17には、図示しないピストンが水平方向に往復運動(摺動)可能に内設される。ピストンは、コネクティングロッド19を介してクランク軸9と連接される。ピストンの往復運動は、コネクティングロッド19を介してクランク軸9の回転運動に変換される。また、ライナ17とピストン(図示省略)とシリンダヘッド3との間には、燃焼室(図示省略)が形成される。
次に、ラジエータ13及び冷却ファン14について、図3及び図4により説明する。
図3及び図4に示すように、ラジエータ13は、ラジエータコア26及びアッパータンク27等で構成される。ラジエータ13は、ラジエータ取付間座250を介してシリンダブロック2の上面に取り付けられる。
ラジエータコア26では、冷却水が流れる多数の冷却水チューブ28が上下方向に延設される。多数の冷却水チューブ28間には、多数の放熱用のフィン29が設けられる。また、ラジエータコア26の上面には、アッパータンク27が設けられる。アッパータンク27内には、冷却水チューブ28の上端部が差し込まれて、連通される。
また、アッパータンク27上面には、冷却水を補給するための補給口27aが設けられる。補給口27aには、圧力調整用のラジエータキャップ27bが取り付けられる。
また、ラジエータ13(ラジエータコア26)の左側面には、サブタンク30が設けられる。サブタンク30は、固定ステー39によってラジエータ13とで挟まれて固定される。
サブタンク30は、ラジエータ13内の冷却水を所定量に維持するためのものである。つまり、ラジエータ13内の冷却水が熱膨張により増加すると、ラジエータ13内の冷却水がサブタンク30内に流入する一方、ラジエータ13内の冷却水が減少すると、サブタンク30内の冷却水がラジエータ13に戻されることにより、ラジエータ13内の冷却水が所定量に維持される。サブタンク30と補水口27aとは、ホース37を介して連通される。
冷却ファン14は、その回転中心部にファン軸14aを有し、ファンカバー31で覆われてラジエータ13の後方に設けられる。ファン軸14aは、ファンカバー31内に前後方向に架設されるとともに、軸受32を介してファンカバー31に回転可能に軸支される。ファン軸14aの後端部には、ファンプーリ33が設けられる。
図4に示すように、クランク軸9後端部のフライホイール7には、クランクプーリ34が設けられる。クランクプーリ34及びファンプーリ33には、ファンベルト35が巻かれる。これにより、クランク軸9の動力が、クランクプーリ34、ファンベルト35、ファンプーリ33を経て、ファン軸14aに伝達されることにより、冷却ファン14が回転する。なお、ファンベルト35には、テンションプーリ36によって張力が付与される。
こうして、冷却ファン14が回転すると、冷却風が冷却風入口スクリーン15からラジエータ13内の内部通路に流入し、冷却風出口スクリーン16からエンジン100外部に流出する。つまり、冷却ファン14の冷却風によってラジエータ13が冷却される。
次に、ラジエータ取付間座250について、図4から図6により説明する。
本実施形態のラジエータ取付間座250は、間座本体251及び間座本体251より延長される延長部253を主として有している。
間座本体251には、ラジエータ取付面251A、シリンダブロック取付面251B及び冷却水通路251Fが形成される。
ラジエータ取付面251Aは、間座本体251の上面(ラジエータ13側の面)に形成され、ラジエータ13の下面が取り付けられる。ラジエータ取付面251Aには、ラジエータ13の下部がボルト等で固定される。
シリンダブロック取付面251Bは、間座本体251の下面(シリンダブロック2側の面)に形成され、シリンダブロック2上面に取り付けられる。より詳細には、シリンダブロック取付面251Bは、ピストンが摺動するライナ17の上方に形成されるウォータージャケットが位置するシリンダブロック2上面に取り付けられる。なお、シリンダブロック2は、シリンダブロック取付面251Bにボルト47で固定される。また、間座本体251には、ボルト47が挿入されるボルト孔251Dが形成される。
冷却水通路251Fは、ラジエータ取付面251Aとシリンダブロック取付面251Bを貫通するように形成される。冷却水通路251Fは、シリンダブロック2(ウォータージャケット18)と連通可能に接続される。
延長部253は、燃料タンク10を締結して、シリンダブロック2に固設するための部分である。延長部253は、間座本体251の右側から右方である燃料タンク10側に延設される部分である。延長部253には、ラジエータ取付面251Aと同一平面とするブラケット取付面を有している。延長部253には、燃料タンクステー460を固定するための固定ボルト49・49を挿入可能とする取付穴253B・253Bが所定の間隔をあけて形成される。延長部253の下面には、下方のシリンダブロック2に接触可能な突起部253Cが形成される。突起部253Cの底面からブラケット取付面253Aにかけて上下方向に貫通し、吊上げボルト48が挿入可能な挿入孔253Dが形成される。
次に、ラジエータカバー11、ラジエータカバー11が取り付けられるラジエータカバー取付板400、及び燃料タンク10が支持される燃料タンクステー460について、図4から図7により説明する。
図6に示すように、ラジエータカバー11は、取付部111・111、ラジエータキャップ孔112、第一ボルト孔113・113、及び第二ボルト孔114を有する。
取付部111・111は、ラジエータカバー11の右側の前後両側に設けた片を下方に折り曲げて形成される。取付部111・111は、互いに略平行に設けられる。取付部111には、ボルト44が挿入されるボルト孔111Aが形成される。ボルト44により、取付部111がラジエータカバー取付板400に固定される。
ラジエータキャップ孔112は、ラジエータカバー11の略中央部に形成される。ラジエータキャップ孔112からは、ラジエータカバー11内に収容されるラジエータ13の補給口27aが上方に突出する(図4参照)。
第一ボルト孔113・113は、ラジエータカバー11の上部の左側にて前後に間隔をあけて形成される。第一ボルト孔113には、第一ボルト41が挿入される。第一ボルト41により、図示しない固定ステーの第一取付部がラジエータカバー11に固定される。
ラジエータカバー11の上部の右側には、吊上げボルト48が挿入可能な第二ボルト孔114が形成される。ここで、吊上げボルト48は、エンジン100全体を吊上げ可能とするものであって、アイナット48a、上部ボルト48b、締結ナット48c、及び下部ボルト48dを主とする複数のパーツに分解可能に構成される。
ラジエータカバー取付板400は、その長手方向である前後方向の長さが、ラジエータカバー11の長さ(前後方向の長さ)と同じ程度(厳密には若干短い程度)に構成される。ラジエータカバー取付板400は、基板411、側板412、取付部413・413を主として構成される。
基板411には、共締めボルト45・45が挿入されるボルト孔411A・411Aが形成される。共締めボルト45により、基板411が後述する燃料タンク10の縁部101及び補強板102を介して燃料タンクステー460に固定される。本実施形態では、基板411には、前後二つのボルト孔411Aが所定間隔をあけて形成される。さらに、ボルト孔411A・411Aの間には、基板411の右側が一部切りかかれた切り欠き部411Bが形成される。
側板412は、その下辺が基板411の左辺に連なって、基板411に対して略垂直となるように設けられる。
取付部413・413は、その左辺が側板412の前辺及び後辺にそれぞれ連なって、側板412に対して略直角となるように設けられる。取付部413・413は、ラジエータカバー11の取付部111・111の内側面に沿うように設けられる。取付部413には、ボルト44が挿入されるボルト孔413Aが形成される。ボルト44等により、ラジエータカバー11の取付部111が取付部413に固定される。
燃料タンク10は、ラジエータカバー11と左右に並べてシリンダブロック2のクランクケース側の上面に設けられる(図1参照)。燃料タンク10の周囲には、縁部101が形成される。その縁部101のラジエータ側である左側には、共締めボルト45が挿入可能なボルト孔101A・101Aが所定の間隔をあけて形成される。さらに、ボルト孔101A・101Aの間には、吊上げボルト48が挿入可能な挿入孔101Bが形成される。
燃料タンク10の縁部101の左側の下方には、補強板102が設けられる。この補強板102は、板状の部材を適宜の位置で屈曲することで形成され、取付部102Aと接触部102Bとを有している(図4参照)。取付部102Aは、燃料タンク10の縁部101の下部にスポット溶接で固定される部分である。取付部102Aには、共締めボルト45・45が挿入可能となるように、ボルト孔102C・102Cが形成される。取付部102Aには、吊上げボルト48の下部ボルト48dが挿入可能となるように、挿入孔102Dが形成される。接触部102Bは、その上辺が取付部102Aの右辺に連なって、取付部102Aに対して略直角に設けられる。接触部102Bは、燃料タンク10の側面と接触する位置に設けられる。
図6及び図7に示す燃料タンクステー460は、燃料タンク10の縁部101とラジエータ取付間座250の延長部253との間に設けられ、燃料タンク10を強固に支持するためのものである。燃料タンクステー460は、柱部463、上梁部464A・464B、下梁部465A・465B、壁部466A・466B、を主に有する。
柱部463は、上下方向に伸びる略円柱の部分であり、その軸心には、吊上げボルト48の下部ボルト48dが挿入される挿入孔463Aが上下方向に貫通するように形成される。
上梁部464A・464Bは、柱部463の上端部から前方及び後方へそれぞれ延長するように設けられる。上梁部464Aの前端部には、共締めボルト45が挿入されるボルト穴464Cが上下方向に貫通するように形成される。上梁部464Bの後端部には、共締めボルト45が挿入されるボルト穴464Dが上下方向に貫通しするように形成される。つまり、ボルト穴464C・464Dは、燃料タンク10に形成されたボルト孔101A・101Aに対応する位置に形成される。
下梁部465A・465Bは、柱部463の下端部から前方及び後方へそれぞれ延長するように設けられる。下梁部465Aの前端部には、上下方向に貫通し、固定ボルト49が挿入可能となるボルト孔465Cが形成される。下梁部465Bの後端部には、固定ボルト49が挿入されるボルト孔465Dが上下方向に貫通するように形成される。つまり、ボルト孔465C・465Dは、ラジエータ取付間座250の取付穴253B・253Bに対応する位置に形成される。
壁部466A・466Bは、燃料タンクステー460を強固とするために設けられている。壁部466Aは、前側の上梁部464Aと下梁部465Aとの間に設けられる。壁部466Bは、後側の上梁部464Bと下梁部465Bとの間に設けられる。
次に、シリンダブロック2に対する燃料タンク10及びラジエータカバー11の組み付けについて説明する。
先ず、燃料タンクステー460は、燃料タンクステー460のボルト孔465C・465Dおよび、ラジエータ取付間座250の燃料タンク10側に延長された延長部253に形成された取付穴253B・253Bに、固定ボルト49・49が挿入されることで、ラジエータ取付間座250に固定される。そして、ボルト47・47・47・47がラジエータ取付間座250のボルト孔251D・251D・251D・251Dに挿入されることで、ラジエータ取付間座250は、シリンダブロック2に固定される。つまり、燃料タンクステー460は、ラジエータ取付間座250を介して、シリンダブロック2に取り付けられる。
さらに、吊上げボルト48の下部ボルト48dは、燃料タンクステー460の挿入孔463Aおよびラジエータ取付間座250の延長部に形成された挿入孔253Dに挿入され、図示しないシリンダブロック2の取付穴に挿入されることで、シリンダブロック2と締結される。
この下部ボルト48dが、補強板102の挿入孔102Dおよび燃料タンク10のラジエータ13側の縁部101にある挿入孔101Bへと挿入される。つまり、燃料タンクステー460の上面に、補強板102を介して燃料タンク10のラジエータ13側の縁部101が重ねられた状態となる。さらに、この重ねられた状態から、燃料タンク10の縁部101に、ラジエータカバー取付板400の基板411がさらに重ねられる。このとき、下部ボルト48dは、ラジエータカバー取付板400に切り欠き部411Bが形成されているため、ラジエータカバー取付板400と接触することがない。
この燃料タンクステー460の上面に、補強板102、燃料タンク10の縁部101、及びラジエータカバー取付板400が重ねられた状態で、共締めボルト45・45がラジエータカバー取付板400のボルト孔411A・411A、縁部101のボルト孔101A・101A、補強板102のボルト孔102C・102C、及び燃料タンクステー460のボルト穴464C、ボルト穴464Dへと挿入される。したがって、ラジエータカバー取付板400、補強板102が固定された燃料タンク10とは、共締めボルト45・45により共締めされて、燃料タンクステー460に固定される。
下部ボルト48dの上端部は、燃料タンク10の縁部101の上面から突出される。この下部ボルト48dの上端部には、上部ボルト48bの下端に挿入されるとともに、締結ナット48cによって上部ボルト48b及び下部ボルト48dが固定される。
上部ボルト48bの上部は、ラジエータカバー11の第二ボルト孔114へと挿入される。さらに、ラジエータカバー11の取付部111・111にあるボルト孔111A・111Aと、ラジエータカバー取付板400の取付部413・413にあるボルト孔413Aとに、ボルト44・44が挿入される。そうすることで、ラジエータカバー11は、ボルト44・44により、ラジエータカバー取付板400に固定される。
上部ボルト48bの上端部は、第二ボルト孔114からラジエータカバー11の上面より突出されている。この上部ボルト48bがアイナット48aへと挿入されることで、ラジエータカバー11が上部ボルト45bとアイナット48aとの間で固定される。
尚、本実施形態において、ラジエータカバー取付板400を介してラジエータカバー11を燃料タンクステー460に固定しているが、燃料タンク10のみを共締めボルト45により固定してもよい。
本実施形態のエンジン100は、
シリンダブロック2の上面にラジエータ13と燃料タンク10とを隣接して備えるエンジン100であって、
前記シリンダブロック2に取付固定され、前記ラジエータ13が取付固定されるラジエータ取付間座250と、
該ラジエータ取付間座250に取付固定される燃料タンクステー460と、を備え、
前記ラジエータ取付間座250に前記燃料タンク10側に延びる延長部253を形成し、
該ラジエータ取付間座250の該延長部253に前記燃料タンクステー460を取付固定し、
該燃料タンクステー460に前記燃料タンク10の前記ラジエータ13側の縁部101を取付固定したものである。
エンジン100が作動しているとき、シリンダブロック2の振動は、シリンダブロック2の上面にある燃料タンク10とラジエータ13を振動させる。
このように構成することにより、燃料タンク10をラジエータ13に直接的に取り付けていないので、燃料タンク10の振動がラジエータ13に伝わり難く、燃料タンク10とラジエータ13との間に充分な間隔を確保することができる。したがって、充分な強度の燃料タンクステー460を燃料タンク10と、シリンダブロック2との間に設け、燃料タンクのラジエータ13側の固定強度を充分に確保することができる。
さらに、ラジエータ取付間座250に延長部253を設けることで、燃料タンク固定用のボルト座をシリンダブロック2に新たに加工する必要がないため、簡単な構造とすることができる。
また、燃料タンクステー460は、ラジエータ取付間座250に固定されることで、シリンダブロック2の上面の形状に影響されることなく、強固にシリンダブロック2に固定することができる。また、燃料タンク10の固定用(燃料タンクステー460の固定用)のボルト座をシリンダブロックに新たに加工する必要がない。
また、本実施形態のエンジン100は、
前記燃料タンクステー460にラジエータカバー11を取付固定し、
前記燃料タンクステー460と前記ラジエータ取付間座250を介して吊上げボルト48をシリンダブロック2に取付固定したものである。
つまり、燃料タンクステー460は、燃料タンク10をシリンダブロック2に固定するだけでなく、燃料タンクステー460にラジエータカバー取付板400を介してラジエータカバー11を取り付けることで、ラジエータカバー11もシリンダブロック2に固定することができる。言い換えれば、燃料タンクステー460がラジエータカバー11をシリンダブロック2に固定するための取付用部材を兼用している。
さらに、吊上げボルト48は、前記燃料タンクステー460と前記ラジエータ取付間座250とを介してシリンダブロック2に固定されているので、燃料タンクステー460とラジエータ取付間座250が、吊上げボルト48の取付部材を兼用していることとなる。
次に、本実施形態のベルト張力調整機構70について図4、図8、及び図9により説明する。
従前のエンジンにおいも、冷却ファンは、クランク軸又はフライホイールに固定したプーリに掛けたベルトで駆動する。このベルトの張力は、シリンダブロックに取り付けた可動式のプーリにより調整する。この可動式のプーリは、シリンダブロックの側面にステーを介して取り付けられている。
そのため、シリンダブロックの側面に、ベルト張力調整機構を取り付けるための新たな取付穴などの取付ボルト座を設けなければ、可動式のプーリを固定することができなかった。
可動式のプーリを有する本実施形態のベルト張力調整機構70は、シリンダブロック2に直接固定することなく、ベルト張力調整機構70をエンジンに組み付けることができる。以下に詳しい構成について説明する。
ベルト張力調整機構70は、クランクプーリ34及びファンプーリ33がそれぞれ固定されたクランク軸9及びファン軸14a(図4参照)の間で回転を伝達するファンベルト35の張力を調整するためのものである。ベルト張力調整機構70は、前述のテンションプーリ36、支持部材71と、ブラケット72によって主に構成される。
テンションプーリ36は、ファンベルト35に接触して緊張させることによりファンベルト35に張力を付与するものである。テンションプーリ36は、回動支持軸36aに回転自在に支持され、回動支持軸36aは前方へと突出される。
支持部材71は、テンションプーリ36を、回動支持軸36aを介して支持するとともに、テンションプーリ36が前記ファンベルト35を緊張する方向およびテンションプーリ36がファンベルト35から離隔する方向、つまり左右方向に、ブラケット72に対して移動可能とするものである。支持部材71は、左右方向を長手方向として、その右端部に、テンションプーリ36の回動支持軸36aが挿入される支持孔71aが形成される。支持部材71の左右中途部には、左右方向を長手方向とし、固定ボルト73が挿入される長孔71bが形成される。さらに支持部材71は、左端部が前方に突出され、この左端部に、調整ボルト74が挿入される調整孔71cが左右方向に貫通するように形成される。
ブラケット72は、支持部材71を支持するとともに、ラジエータ取付間座250を介してシリンダブロック2に固定されるものである。ブラケット72は、板材を適宜の箇所で屈曲することで形成される。
ブラケット72は、ラジエータ取付間座250の上面に載置固定する載置部72aと、載置部72aの後端辺の左側から下方へと屈曲して形成した支持部72bと、さらに、支持部72bの左辺から前方へと屈曲した調整部72cとが備えられる。載置部72aには、ボルト47・47が挿入される固定孔72d・72dが適宜の間隔をあけて形成される。載置部72aの後部には、支持部72bよりも後方に延設され、支持部材71の上部と接触して支持部材71を摺動しやすくするための支持部材71の上摺動ガイド72gとしている。支持部72bには、固定ボルト73を挿入するガイド支持孔72eが前後方向に貫通するように形成される。支持部72bの下部には、後方に折り曲げて形成され、支持部材71の下部と接触し支持部材71を摺動しやすくするための下摺動ガイド72hが形成される。調整部72cには、前側が切りかかれ、調整ボルト74を支持しするための調整溝72fが形成される。調整溝72fは前側が切りかかれているため調整ボルト74を容易に着脱することができる。
まず、テンションプーリ36の回動支持軸36aを支持部材71の支持孔71aへと挿入して、回動支持軸36aの先端部にナット36b等を装着することで、テンションプーリ36が支持部材71に対して回動可能となるように固定する。
そして、支持部材71の調整孔71cとブラケット72の調整溝72fとを合わせた状態で、調整ボルト74を挿入することで、支持部材71とブラケット72が締結される。調整孔71cと調整溝72fとの間の調整ボルト74上にはロックナット74aが螺装される。さらに、支持部材71とブラケット72は、支持部材71の長孔71bとガイド支持孔72eとを合わせた状態で、固定ボルト73等を挿入することで、ブラケット72に対して支持部材71が左右摺動可能に取り付けられる。
尚、本実施形態のベルト張力調整機構70は、延長部253を有したラジエータ取付間座250とともに、シリンダブロック2に対してボルト47・47により共締め固定されているが、延長部253が形成されていないラジエータ取付間座とともにシリンダブロック2に対してボルト47・47により共締め固定されてもよい。
この組み立てられたベルト張力調整機構70は、図9に示すように、ブラケット72の固定孔72d・72dとラジエータ取付間座250の後側にあるボルト孔251D・251Dと、図示しないシリンダブロック2の取付穴とに、ボルト47・47を挿入することで、ラジエータ取付間座250とともにシリンダブロック2に取り付ける(固定する)ことができる。
本実施形態のエンジン100は、
シリンダブロック2の上面にラジエータ13と燃料タンク10とを隣接して備えるエンジンであって、
前記シリンダブロック2に取付固定され、前記ラジエータ13が取付固定されるラジエータ取付間座250と、
該ラジエータ取付間座250に取付固定される燃料タンクステー460と、を備え、
前記燃料タンクステー460に燃料タンク10を取付固定したものである。
本実施形態のエンジン100は、前記ラジエータ13の冷却ファン14のベルト張力調整機構70が前記ラジエータ取付間座250を介して、シリンダブロック2に取付固定されるものである。
つまり、前記ラジエータ13を冷却するための冷却風を発生させる冷却ファン14には、冷却ファン14を駆動させるための駆動力を伝達するファンベルト35が巻かれている。そのファンベルト35の張力を調整するベルト張力調整機構70は、ラジエータ取付間座250を介して、シリンダブロック2に取付固定される。
このように構成することで、ラジエータ取付間座が冷却ファンのベルト調整機構の取り付け部材を兼用している。
さらに、シリンダブロック2の側面にボルト穴などの特別な取付ボルト座を設けずに、テンションプーリ36をエンジン100に固定することができる。
2 シリンダブロック
10 燃料タンク
11 ラジエータカバー
13 ラジエータ
100 エンジン
101 縁部
250 ラジエータ取付間座
253 延長部
400 ラジエータカバー取付板
460 燃料タンクステー

Claims (4)

  1. シリンダブロックの上面にラジエータと燃料タンクとを隣接して備えるエンジンにおいて、
    前記シリンダブロックに取付固定され、前記ラジエータが取付固定されるラジエータ取付間座と、
    該ラジエータ取付間座に取付固定される燃料タンクステーと、を備え、
    前記燃料タンクステーに燃料タンクを取付固定したことを特徴とするエンジン。
  2. シリンダブロックの上面にラジエータと燃料タンクとを隣接して備えるエンジンにおいて、
    前記シリンダブロックに取付固定され、前記ラジエータが取付固定されるラジエータ取付間座と、
    該ラジエータ取付間座に取付固定される燃料タンクステーと、を備え、
    前記ラジエータ取付間座に前記燃料タンク側に延びる延長部を形成し、
    該ラジエータ取付間座の該延長部に前記燃料タンクステーを取付固定し、
    該燃料タンクステーに前記燃料タンクの前記ラジエータ側の縁部を取付固定したことを特徴とするエンジン。
  3. 前記燃料タンクステーにラジエータカバーを取付固定し、
    前記燃料タンクステーと前記ラジエータ取付間座を介して吊上げボルトをシリンダブロックに取付固定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン。
  4. 前記ラジエータの冷却ファンのベルト張力調整機構が前記ラジエータ取付間座を介して、シリンダブロックに取付固定されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のエンジン。
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