JP5841872B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネルを備える電子機器に関するものである。
近年、携帯電話等の携帯端末、タブレット型PC、電卓、券売機等の情報機器、電子レンジ、テレビ、照明器具等の家電製品、産業用機器(FA機器)等には、操作者による操作を検出する部材として、タッチパネルを備える電子機器が広く使用されている。
このようなタッチパネルには、抵抗膜方式、静電容量方式、光学式等の種々の方式が知られている。しかしながら、いずれの方式のタッチパネルにおいても、指やスタイラスペンによる操作を検出するものであって、タッチパネル自体は、タッチされても、押しボタンスイッチのようには物理的に変位しない。このため、操作者は、タッチパネルに対して操作を行っても、当該操作に対するフィードバックを得ることはできない。
そこで、タッチパネルに対する操作が検出されると、振動を発生するフィードバック方法が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の入力装置は、押圧検出部(荷重検出部)を備えており、この押圧検出部がタッチパネルに対する操作による押圧を検出する構成になっている。このような構成において、検出される押圧が所定の(触感を呈示する)基準を満たした際に、振動部の駆動によりタッチパネルを振動させて、操作者の指等に触感を呈示することができる。また、この際、接触が検出されている位置が表示部に表示されたキー等の所定のオブジェクトの位置に対応する場合には、当該オブジェクトに関連付けられた所定のアプリケーションソフトウェアを実行させるなど、所定の処理を行うようにもできる。
このようにすれば、操作者がタッチパネルに軽く触れた際ではなく意図してタッチパネルを押し込んだ際に、触感が呈示されて所定の処理が実行される。したがって、このようにすれば、操作者が意図せずタッチパネルに軽く触れてしまうことにより操作者が意図しない処理が実行されたり、操作者に違和感のある触感が呈示されたりすることを防ぐことができる。
特許第4633183号公報
通常のタッチパネルにおいては、操作者の指等による押圧が仮に同じ力で行われたとしても、タッチパネル上で当該押圧が検出される位置が異なる場合、押圧検出部により検出される検出値(押圧に基づくデータ)は異なることがある。ここで、押圧検出部により検出される検出値とは、押圧検出部を圧電素子で構成する場合には、当該圧電素子から出力される電圧値とすることができる。また、押圧検出部を圧電素子で構成する場合、その圧電素子に電圧をかけて振動させることにより振動部としての機能も担わせることができる。上述したように、タッチパネル上の位置によって検出される押圧の検出値が異なる原因としては、タッチパネル上で押圧が検出される位置と各押圧検出部との間の距離や、タッチパネルを構成する部材の弾性率など様々な要因が考えられる。
上記特許文献1に記載の入力装置においては、タッチセンサの各端辺付近に、押圧検出部(荷重検出部)として4つの歪みゲージセンサを配設している(特許文献1の図6(b)参照)。このような入力装置を含む電子機器において、例えば比較的大きめのタッチパネルを採用する場合、タッチパネルの各位置に対する押圧を正確に検出するため、圧電素子をより多く設置するのが好適である。
しかしながら、このように圧電素子を多数用いて押圧検出部を構成する場合、複数の圧電素子を少数のIC(触感制御部)で触感呈示の有無の判定などについての制御を行おうとすると、タッチパネルに対する押圧を良好に検出できないおそれがある。これは、押圧検出部が検出する検出値として、全ての圧電素子により出力される電圧値の平均を用いる場合、操作者がタッチパネル上で1点を押圧した際に、タッチパネルの歪みが大きな位置と小さな位置とが存在するためである。この場合、タッチパネルの歪みが大きな位置の圧電素子から出力される大きな電圧値も、他の位置の歪みの小さな圧電素子から出力される電圧値によって平均化されて、小さくなってしまう。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、複数の押圧検出部を備えていても、押圧に基づくデータを良好に取得することができる電子機器を提供することにある。
上記目的を達成する第1の観点に係る電子機器の発明は、
接触を検出するタッチパネルと、
タッチパネルにより検出された接触の位置を取得する制御部と、
タッチパネルに対する押圧を検出する押圧検出部と、を備え、
前記押圧検出部は前記タッチパネルに複数備えられ、
前記タッチパネルは、複数の領域に分けられ、当該領域には、前記押圧検出部が対応付けられており、
前記制御部は、前記取得される前記接触の位置に応じた領域に対応する前記押圧検出部を選択することを特徴とするものである。


本発明に係る電子機器によれば、複数の押圧検出部を備えていても、押圧に基づくデータを良好に取得することができる。
本発明の第1実施形態に係る電子機器の機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る電子機器による処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電子機器の機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る電子機器による処理を説明するフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る電子機器の第1実施形態について、図を参照して説明する。本発明に係る電子機器は、タッチパネルを備えた携帯電話、タブレット型PC、ノートPC等とすることができる。しかしながら、本発明はこれらの携帯型の機器に限定されるものではなく、タッチパネルを備えたデスクトップPC、家電製品、産業用機器(FA機器)、家電製品、専用端末等、種々の電子機器とすることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子機器の機能ブロック図である。
図1に示すように、電子機器1は、タッチパネル10、押圧検出部20−1〜20−8、切替器50、触感制御部70、および主制御部80を備えている。
タッチパネル10は、そのタッチ面に対する操作者の指やスタイラスペンなどによる接触を検出するもので、抵抗膜方式、静電容量方式、光学式等などの方式のもので構成することができる。このタッチパネル10は、操作者の指やスタイラスペンなどがタッチ面に接触する位置の情報を出力する。この出力により、主制御部80は、タッチパネル10によって検出された接触の位置を取得することができる。
なお、タッチパネル10は、例えば透明の部材で構成して、その背面側に、液晶表示ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイなどで構成される表示部12(図1においてタッチパネル10内に破線で示す)を備えるようにもできる。この場合、例えば表示部12にキーやボタン等のオブジェクトを描画して表示し、当該オブジェクトに対して操作者が押圧する操作をタッチパネル10上で検出することができる。
また、タッチパネル10は、適切な手段によって、振動可能なようにして筐体などに配設するのが好適である。すなわち、タッチパネル10の各端辺全てを筐体などに強固に固定してしまうと、タッチパネル10を振動させる際の振幅を稼ぐことができず、操作者に良好な触感を呈示することができなくなる。したがって、例えば弾性部材を介してタッチパネル10を筐体に配設したり、タッチパネル10を部分的に筐体に固定したりするなどして、タッチパネル10を振動可能なようにして筐体などに配設するようにする。
押圧検出部20−1〜20−8は、タッチパネル10のタッチ面に対する操作者の指等の押圧を検出するもので、例えば、歪みゲージセンサや圧電素子等の荷重に対してリニアに反応する素子を用いて構成することができる。
例えば、各押圧検出部20が圧電素子で構成された場合、タッチパネル10のタッチ面に対する押圧に係る荷重(力)の大きさ(または、荷重(力)の大きさが変化する速さ(加速度))に応じて、圧電素子の電気的な特性により出力される電圧の大きさ(電圧値)が変化する。この場合、押圧検出部20は、この電圧の大きさ(電圧値(以下、単にデータと称する))を触感制御部70に通知することができる。触感制御部70は、押圧検出部20がデータを触感制御部70に通知することにより、または、触感制御部70が押圧検出部20の圧電素子に係るデータを検出することにより、当該データを取得する。すなわち、触感制御部70は、押圧検出部20から押圧に基づくデータを取得することにより、タッチパネル10のタッチ面に対する操作者の押圧に基づくデータを取得する。
図1に示す例においては、タッチパネル10の縦(垂直)方向の端辺付近に、それぞれ押圧検出部20を4つずつ、計8つ配置している。なお、図1において、各押圧検出部20を破線で示してあるのは、これら各押圧検出部20がタッチパネル10の背面側に接地されていることを表している。しかしながら、押圧検出部20の配置は図1に示す例に限定されるものではなく、タッチパネル10の形状および配設態様、タッチパネル10において検出すべき押圧の態様、および電子機器1が呈示すべき触感の態様など種々の要因に応じて、様々な配置とすることができる。また、押圧検出部20の配設数も4つに限定されるものではなく、任意の複数の個数とすることができる。
なお、押圧検出部20−1〜20−8を圧電素子で構成する場合、これらの圧電素子に触感制御部70から所定の駆動信号を供給することにより、この圧電素子を振動させて操作者の指などに触感を呈示することができる。したがって、この場合、押圧検出部20−1〜20−8は、触感呈示部としても機能させることができる。本実施形態において、押圧検出部20−1〜20−8とは別個の部材として、触感呈示部を設けることもできるが、以下の説明においては、押圧検出部20を圧電素子で構成することにより、押圧検出部20が触感呈示部も兼ねる場合について記す。
図1に示すように、複数の押圧検出部20が配設されたタッチパネル10と、触感制御部70との間には、切替器50が接続されている。図1に示すように、本実施形態において、複数の押圧検出部20−1〜20−8は、それぞれ切替器50に接続されている。切替器50は、任意のスイッチなどで構成することができる。
このような構成により、切替器50は、触感制御部70から出力される駆動信号が各押圧検出部20−1〜20−8に供給されるように、信号経路を切り替える。このようにして供給される駆動信号により、触感呈示部として機能する押圧検出部20−1〜20−8は、振動を発生することにより操作者の指などに対して触感を呈示することができる。また、切替器50は、各押圧検出部20−1〜20−8により検出された信号が触感制御部70に供給されるように、信号経路を切り替える。切替器50による信号経路の切り替えは、触感制御部70による制御に基づいて行うことができる。
主制御部80は、電子機器1の各機能部をはじめとして、電子機器1の全体を制御および管理する。図1に示すように、主制御部80は、タッチパネル10により検出される接触の位置を取得することができる。本実施形態において、主制御部80は、タッチパネル10により検出されて制御部80により取得される接触の位置に応じて、タッチパネル10に対する押圧を検出する押圧検出部を複数の押圧検出部20−1〜20−8の中から選択する。このような、本実施形態における主制御部80による処理については後述する。
触感制御部70は、主制御部80による制御に基づいて、切替器50を制御する。図1において機能ブロックを結ぶ破線の矢印は、主に制御信号の流れを表している。また、触感制御部70は、切替器50を経て、触感呈示部として機能する押圧検出部20を振動させるための駆動信号を供給することができる。さらに、触感制御部70は、切替器50を経て、押圧検出部20により検出される押圧に基づくデータを取得することができる。なお、主制御部80が切替器50を制御するようにしてもよい。
本実施形態において、主制御部80は、触感制御部70に入力されるタッチパネル10に対する押圧に基づくデータが所定の基準を満たした場合に、所定の処理を行うように制御する。すなわち、主制御部80は、タッチパネル10に対する押圧に基づくデータに基づき所定の処理を行う。ここで、所定の処理とは、例えば、触感呈示部として機能する押圧検出部20を振動させて触感を呈示するなどとすることができる。また、このような触感の呈示と共に、または触感の呈示の代わりに、所定のアプリケーションソフトウェアを実行させるなどの処理とすることもできる。この場合、接触が検出されている位置が表示部に表示されたキー等の所定のオブジェクトの位置に対応する場合に、当該所定のアプリケーションソフトウェアを実行させるという処理とすることもできる。なお、このような処理は、触感制御部70が行うようにしてもよい。
次に、本実施形態による処理を説明する。
図2は、第1実施形態に係る電子機器1による処理を説明するフローチャートである。図2に示す本実施形態の処理を開始する際には、主制御部80の制御によって、表示部12にキー等の所定のオブジェクトを表示して、当該オブジェクトに対する操作者の操作を検出する。
また、図2に示す本実施形態の処理において、押圧検出部20が検出した押圧の検出値が所定の基準を満たした場合、主制御部80は、触感呈示部として機能する押圧検出部20が触感を呈示するように触感制御部70を制御する。このような、触感を呈示する際に押圧検出部20により検出される検出値が満たすべき所定の基準を、例えば操作者がタッチパネル10に対して通常の操作を行う際の押圧に基づいて決定しておく。また、このような所定の基準は、操作者の好みに合わせて、設定後も適宜変更できるようにするのが好適である。
本実施形態の処理が開始すると、主制御部80は、表示部12に所定のオブジェクトが表示された領域に対応する位置のタッチパネル10に操作者の指などによる接触が検出されたか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11においてタッチパネル10に接触が検出されたら、主制御部80は、押圧検出部20が押圧を検出したか否かを判定する(ステップS12)。なお、ステップS12においては、例えば触感制御部70が押圧検出部20に対する押圧が検出されたか否かを判定し、当該判定の結果のみを主制御部80に通知するようにしてもよい。また、ステップS11の後、ステップS12における処理を行うことなくステップS13に進んでもよい。
ステップS12において押圧が検出されたら、主制御部80は、タッチパネル10において接触が検出されている位置を取得して、当該検出された接触の位置に応じて、複数の押圧検出部20−1〜20−8の中からタッチパネル10に対する押圧を検出する押圧検出部を選択するように制御する(ステップS13)。なお、ステップS11で既にタッチパネル10において接触が検出されている位置を取得している場合、ステップS13で改めて接触の位置を取得する必要はない。
ステップS13の処理を実現するために、接触が検出された位置と、複数の押圧検出部20−1〜20−8の中から選択される、押圧の検出信号(押圧に基づくデータ)を検出する押圧検出部との対応関係は、例えば主制御部80に内蔵した記憶部に記憶しておくようにする。このような対応関係は、タッチパネル10および押圧検出部20ならびに筐体、さらにこれら各部材の接合の態様など各種の条件によって異なることが想定される。しかしながら、一般的には、複数の押圧検出部20−1〜20−8のうち、接触が検出された位置に最も距離が近いものが、最も良好な押圧に基づくデータを検出するものと期待できる。したがって、例えば押圧検出部20−1〜20−8のうち、タッチパネル10において接触が検出されている位置に最も距離が近いものを、タッチパネル10に対する押圧を検出する押圧検出部として選択することができる。また、例えばタッチパネル10において接触が検出される面を、複数の押圧検出部20−1〜20−8に対応させて8等分することもできる。この場合、当該8当分された各領域において接触が検出された場合、各領域に対応する押圧検出部を、タッチパネル10に対する押圧を検出する押圧検出部として選択することができる。また、例えば電子機器1を構成する各部材の構成態様が確定した時点で、実験的な測定によって前記対応関係を取得することもできる。
このような対応関係を、接触が検出された位置についてどの程度精細に規定するかについても、電子機器1の構成態様および各種の要求に基づいて定めるのが好適である。例えば、電子機器1を構成する各部材の構成態様によっては、接触が検出された位置がある程度異なっても、押圧の検出値があまり変化しない場合も考えられる。同様に、電子機器1を構成する各部材の構成態様によっては、接触が検出された位置が少し異なるだけで、押圧の検出値が大きく変化することも考えられる。
ステップS13において押圧検出部が選択されたら、主制御部80は、選択された押圧検出部20が検出する押圧に基づくデータが所定の基準を満たしたか否かを判定する(ステップS14)。ここで、押圧に基づくデータが所定の基準を満たした際とは、押圧に基づくデータが所定の基準値に達した際であってもよいし、押圧に基づくデータが所定の基準値を超えた際でもよいし、所定の基準値と等しい押圧に基づくデータが検出された際でもよい。
ステップS14において、押圧に基づくデータが所定の基準を満たしていない場合、主制御部80は、ステップS11に戻ってタッチパネル10に接触が検出されているか否かを判定する。なお、ステップS12において押圧が検出されていない場合も同様である。
ステップS14において、押圧に基づくデータが所定の基準を満たした場合、主制御部80は、触感制御部70が所定の駆動信号を発生して、触感呈示部として機能する押圧検出部20が振動を発生するように制御する(ステップS15)。
ステップS15において振動が発生したら、主制御部80は、接触が検出された位置に対応するオブジェクトに関連付けられた所定のアプリケーションソフトウェアを実行させるなど、所定の処理を行う(ステップS16)。
このように、本実施形態において、主制御部80は、タッチパネル10により検出されて制御部80により取得される接触の位置に応じて、タッチパネル10に対する押圧を検出する押圧検出部20を選択する。したがって、本実施形態によれば、タッチセンサ10における押圧の位置を考慮して、押圧を検出する押圧検出部20を選択するため、複数の押圧検出部20を備えていても、押圧に基づくデータを良好に取得することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る電子機器の第2実施形態について説明する。
第2実施形態においては、第1実施形態で説明した電子機器1に、さらに増幅器を備えるようにしたものである。第2実施形態に係る電子機器2は、上記の点以外においては、第1実施形態で説明した電子機器1と基本的に同じ構成により実現することができる。このため、以下、第1実施形態において説明したのと同じ内容になる説明は、適宜省略する。
上述したように、従来の電子機器においては、比較的多数の押圧検出部を用いて構成される場合、全ての圧電素子により出力される検出値が平均化されると、当該検出値が小さくなってしまうという課題があった。したがって、このような場合、押圧検出部が検出した検出信号を増幅器で増幅してから、触感制御部に入力するのが好適であると考えられる。
ところが、このように増幅器により電圧値を増幅すると、微弱な検出信号を増幅するのみならず、もともと微弱ではなかった検出信号も増幅されてしまう。すると、増幅された電圧値によっては、触感制御部が行う処理に用いることができる値の範囲を超えてしまうことが想定される。このように、増幅された電圧値が、触感制御部により処理可能な範囲を超えると、触感制御部が当該電圧値を正しく処理することができなかったり、さらには触感制御部に対して悪影響が及んだりするおそれがある。
したがって、本実施形態においては、押圧検出部が検出した信号を増幅しても、当該増幅による不都合が制御部に及ばないように、増幅器が押圧に基づくデータを増幅すべき割合を変更するように制御を行う。
図3は、本発明の第1実施形態に係る電子機器の機能ブロック図である。図3に示すように、電子機器2は、タッチパネル10、押圧検出部20−1〜20−8、駆動信号増幅器30、検出信号増幅器40、切替器50,60、触感制御部70、および主制御部80を備えている。
図3に示すように、押圧検出部20が配設されたタッチパネル10と、触感制御部70との間には、切替器50,60を介して駆動信号増幅器30および検出信号増幅器40が接続されている。切替器50,60は、任意のスイッチなどで構成することができる。また、この駆動信号増幅器30および検出信号増幅器40は、任意のアンプなどにより構成することができる。このような構成により、押圧検出部20が検出したタッチパネル10に対する操作者の押圧の検出信号を、必要に応じて検出信号増幅器40により増幅してから触感制御部70に供給することができる。また、このような構成により、触感制御部70から出力される駆動信号も、必要に応じて駆動信号増幅部30により増幅してから各押圧検出部20に供給することができる。
このような構成を実現するために、切替器50および60は、触感制御部70から出力される駆動信号が駆動信号増幅部30を介して各押圧検出部20−1〜20−8に供給されるように、信号経路を切り替える。また、切替器50および60は、押圧検出部20−1〜20−8により検出された信号が検出信号増幅器40を介して触感制御部70に供給されるように、信号経路を切り替える。切替器50および60による信号経路の切り替えは、触感制御部70による制御に基づいて行うことができる。なお、切替器50および60による信号経路の切り替えは、主制御部80による制御に基づいて行うようにしてもよい。
また、本実施形態において、検出信号増幅器40は、触感制御部70の制御によって、入力される信号を所定の増幅率で増幅してから出力する。また、後にさらに説明するように、検出信号増幅器40は、入力される信号を増幅する際の増幅率を、主制御部80から指定されるようにすることができる。具体的には、主制御部80が、タッチパネル10により検出される接触の位置に応じて、タッチパネル10に対する押圧に基づくデータに対する増幅率を指定する。そして、触感制御部70は、検出信号増幅器40が入力される信号を当該指定された増幅率に増幅するように制御する。なお、主制御部80が、検出信号増幅器40が入力される信号を当該指定された増幅率に増幅するように制御してもよい。
本実施形態において、主制御部80は、第1実施形態で説明した制御の他、タッチパネル10により検出される接触の位置に応じて、触感制御部70を制御する。触感制御部70は、主制御部80による制御に基づいて、切替器50,60および検出信号増幅器40を制御する。また、触感制御部70は、切替器50,60および駆動信号増幅器30を経て、触感呈示部として機能する押圧検出部20を振動させるための駆動信号を供給することができる。さらに、触感制御部70は、切替器50,60および検出信号増幅器40を経て、押圧検出部20により検出される押圧に基づくデータを取得することができる。
次に、第2実施形態による処理を説明する。
図4は、第2実施形態に係る電子機器2による処理を説明するフローチャートである。図4に示す本実施形態の処理は、図2にて説明した第1実施形態に係る電子機器1による処理において、ステップS13とS14との間に、ステップS21を追加するものである。上記の点以外においては、第1実施形態で説明した電子機器1と基本的に同じ処理により実現することができる。このため、以下、第1実施形態において説明したのと同じ内容になる説明は、適宜省略する。
本実施形態においては、ステップS13において押圧検出部が選択されたら、ステップS21の処理を行う。ステップS21において、主制御部80は、タッチパネル10において接触が検出されている位置を取得して、当該検出された接触の位置に応じて、押圧検出部20が検出した信号(押圧に基づくデータ)を増幅するように検出信号増幅器40を制御する。
ステップS21の処理を実現するために、接触が検出された位置と、押圧の検出信号を増幅する際の増幅率との対応関係は、例えば主制御部80に内蔵した記憶部に記憶しておくようにする。このような対応関係は、タッチパネル10および押圧検出部20ならびに筐体、さらにこれら各部材の接合の態様など各種の条件によって異なることが想定される。したがって、例えば電子機器2を構成する各部材の構成態様が確定した時点で、実験的な測定などによって前記対応関係を取得するのが好適である。
このような対応関係を、接触が検出された位置についてどの程度精細に規定するかについても、上述した電子機器2を構成する各部材の構成態様および各種の要求に基づいて定めるのが好適である。例えば、電子機器2を構成する各部材の構成態様によっては、接触が検出された位置がある程度異なっても、押圧の検出値を増幅すべき割合があまり変わらない場合も考えられる。同様に、電子機器2を構成する各部材の構成態様によっては、接触が検出された位置が少し異なるだけで、押圧の検出値を増幅すべき割合が大きく変わることも考えられる。
また、上述した対応関係が例えば近似的に数式化できるような関係にある場合、主制御部80に内蔵した記憶部には、このような数式のみを記憶して、接触が検出された位置に基づいて押圧の検出値を増幅すべき割合を算出する態様も考えられる。
上述した対応関係は、例えば、タッチパネル上において同じ力で押圧したとしても、タッチパネルの中心部に比べてタッチパネルの端部の方が押圧に基づくデータ(検出された検出値)が小さくなる場合、タッチパネルの中心部に比べタッチパネルの端部の方が増幅率を大きくする。また、例えば、タッチパネル上において同じ力で押圧したとしても、押圧検出部20から遠ざかるに従って押圧に基づくデータが小さくなる場合、押圧検出部20から遠ざかるに従って増幅率を大きくする。
ステップS21において信号が必要に応じて増幅されたら、主制御部80は、ステップS14の処理を行い、これ以降は上述した第1実施形態と同様の処理になる。
このように、本実施形態において、主制御部80は、第1実施形態の処理に加えて、タッチパネル10により検出される接触の位置に応じて、タッチパネル10に対する押圧に基づくデータに対する増幅率を制御する。したがって、本実施形態によれば、押圧検出部20が検出した押圧の検出値を増幅する際に、タッチセンサ10における押圧の位置を考慮して増幅するため、増幅された電圧値が触感制御部70により処理可能な範囲を超えることはない。このため、本実施形態によれば、触感制御部70は押圧検出部20により検出された押圧の検出値を適切に処理することもでき、また押圧検出部20が検出した押圧の検出値を増幅しても、触感制御部70に対して悪影響が及ぶことはなくなる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部などに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
例えば、上述した実施形態においては、タッチパネルの裏面側に配置した表示部12にオブジェクトを表示してタッチパネルが操作者の接触を検出する態様について説明した。しかしながら、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば表示部を有さずに、タッチパネルのタッチ面上にオブジェクトがインクなどにより直接印刷されているような態様にも適用可能である。
また、上述したような押圧検出部は、タッチパネルのタッチ面に対する押圧を検出するもので、例えば、押圧に応じて物理的または電気的な特性(歪み、抵抗、電圧等)が変化する歪みゲージセンサや圧電素子等を任意の個数用いて構成することができる。
上述した実施形態においては、タッチパネルを表示部の上面に重ねて配置した構成について説明した。本発明による電子機器は、このような構成に限られるものではなく、タッチパネルと表示部とを離間した構成にすることもできる。しかしながら、タッチパネルを表示部の上面に重ねて配置した構成とする方が、表示される画像と、操作入力が検出される領域および発生する振動との対応関係を、操作者に容易に認識させることができる。
また、上述した実施形態においては、駆動信号増幅器30が駆動信号を増幅する態様については、必要に応じて増幅すること以外の詳細は言及していない。しかしながら、本実施形態による検出信号増幅器40が触感制御部70の制御により増幅率を変更して信号を増幅したように、駆動信号増幅器30も、触感制御部70の制御により、接触が検出された位置に応じて駆動信号の増幅率を変更してもよい。
また、上述した実施形態においては、押圧に基づくデータが電圧値であるものとして説明した。しかしながら、本発明において、押圧に基づくデータは電圧値に限定されるものではなく、例えば抵抗値、歪み値(量)、圧力値(荷重値)などとすることもできる。
10 タッチパネル
12 表示部
20 押圧検出部
30 駆動信号増幅器
40 検出信号増幅器
50,60 切替器
70 触感制御部
80 主制御部

Claims (1)

  1. 接触を検出するタッチパネルと、
    タッチパネルにより検出された接触の位置を取得する制御部と、
    タッチパネルに対する押圧を検出する押圧検出部と、を備え、
    前記押圧検出部は前記タッチパネルに複数備えられ、
    前記タッチパネルは、複数の領域に分けられ、当該領域には、前記押圧検出部が対応付けられており、
    前記制御部は、前記取得される前記接触の位置に応じた領域に対応する前記押圧検出部を選択することを特徴とする電子機器。
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