JP5839854B2 - 微生物の培養方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ラウリン酸含量が高い油脂、及び/又は脂肪酸を炭素源として利用して、工業的に効率良く微生物によりポリヒドロキシアルカン酸(以下、PHAと記す)を生産する方法に関する。
PHAは、広範な微生物によって生成されるポリエステル型有機分子ポリマーである。PHAは生分解性を有する熱可塑性高分子である。また、PHAは再生可能資源から産生されうる。これらのことから、PHAを環境調和型素材または生体適合型素材として工業的に生産し、多様な産業で利用する試みが行われている。
現在までに数多くの微生物が、エネルギー貯蔵物質としてPHAを菌体内に蓄積することが知られている。PHAの代表例としては3−ヒドロキシ酪酸(以下、3HBと記す)のホモポリマーであるポリ−3−ヒドロキシ酪酸(以下、P(3HB)と記す)が挙げられる。P(3HB)は1925年にBacillus megateriumで最初に発見された。P(3HB)は熱可塑性高分子であり、自然環境中で生物的に分解されることから、環境にやさしいプラスチックとして注目されている。しかし、P(3HB)は結晶性が高いために硬くて脆い性質を持っていることから実用的には応用範囲が限られている。応用範囲を広げるためには、P(3HB)に柔軟性を付与することが必要であった。
そこで、3HBと3−ヒドロキシ吉草酸(以下、3HVと記す)の共重合体(以下、P(3HB−co−3HV)と記す)の製造方法が開示されている(特許文献1、特許文献2)。P(3HB−co−3HV)はPHAの一種である。P(3HB−co−3HV)は、P(3HB)に比べると柔軟性に富むため、幅広い用途に応用できると考えられた。しかしながら、実際にはP(3HB−co−3HV)中の3HVモル分率を増加させてもそれに伴う物性の変化が乏しく、特にフィルムやシート、軟質系包装容器等へ加工するために要求される程には柔軟性が向上しないため、シャンプーボトルや使い捨て剃刀の取手等、硬質成型体の限られた分野にしか利用されていない。
P(3HB)の柔軟性を高めるために、3HBと3−ヒドロキシヘキサン酸(以下、3HHと記す)の共重合体(以下、P(3HB−co−3HH)と記す)及びその製造方法について研究がなされた(特許文献3、特許文献4)。P(3HB−co−3HH)もPHAの一種である。これらの報告におけるP(3HB−co−3HH)の製造方法は、土壌より単離されたAeromonas caviaeやAeromonas hydrophilaを用い、炭素源としてラウリン酸、オレイン酸、パルミチン酸等の脂肪酸や、グルコースを用いた方法であった。いずれの方法で得られたP(3HB−co−3HH)も3HH組成は10mol%以上であり、柔軟性は向上していた。しかし、P(3HB−co−3HH)の生産性は50g/L程度かそれを大きく下回っていたため、実用化に向けて更に生産性を高める方法が探索されてきた(非特許文献1〜3)。また、これらの培養生産で用いられているラウリン酸、オレイン酸、パルミチン酸などの脂肪酸は高価であるため、製造コストの観点より安価な炭素源の利用が求められていた。
このため、より安価な炭素源である植物油脂を用い、高い柔軟性と生産性を両立させるため、以下のような取組みが行なわれた。A. caviaeよりクローニングされたポリヒドロキシアルカン酸合成酵素遺伝子をCupriavidus necator (旧分類:Ralstonia eutropha或いはAlcaligenes eutrophus)に導入した形質転換体を用い、炭素源としてオリーブオイル、パームオイルなどの植物油脂を用いて培養した結果、3HH組成は4〜5mol%であり、菌体量4g/L、ポリマー含量80%が達成された(非特許文献4)。これらの製造方法は安価な植物油脂を炭素源とし、ポリマー含量も高いものの、菌体量が低いため、ポリマー生産性が低く、且つ3HH組成4〜5mol%ではフィルム等の用途に適用できるほど柔らかいものではなかった。
さらに、パーム核油やヤシ油といった油脂を用いた3HH組成向上検討が行われている。しかしながら、この研究では、3HH組成8.2〜8.6mol%のP(3HB−co−3HH)が培養72時間で30g/L以下の生産性で得られる程度であった。そこで、さらに3HH組成を高める目的で高価なへキサン酸を油脂に混合して培養しているが、へキサン酸の混合量が増加するに従って3HH組成は高まるものの、P(3HB−co−3HH)の生産量が顕著に低下した(特許文献5)。また、パーム核オレイン油、パーム核油、ヤシ油のみを用いたPHAの製造研究も行なわれた(特許文献6)。本製造方法では、パーム核油やヤシ油、パーム核オレイン油単独での使用やパーム核オレイン油と大豆油の混合油脂などを用いた検討がなされたが、培養60時間でP(3HB−co−3HH)生産性(72g/L)と低い生産性であった。また、パーム核油やヤシ油などのラウリン酸含量が比較的高い、特に41重量%超の油脂を用いた場合、P(3HB−co−3HH)生産量が低下し、上記炭素源を用い、高い3HH組成(例えば6mol%以上、特に柔軟性に富む7mol%以上、より好ましくは10mol%以上)と高い生産性を両立させることは困難であった。
その他にもラウリン酸含量が比較的高い炭素源を用いた3HBと3HVと3HHの共重合体(以下、P(3HB−co−3HV−co−3HH)と記す)の生産研究(非特許文献5)などが行なわれているが、フラスコレベルの検討に留まっており、P(3HB−co−3HV−co−3HH)の生産性は培養72時間で4g/L程度と非常に低かった。
この様に、P(3HB−co−3HH)やP(3HB−co−3HV−co−3HH)などPHAの生産において、大量生産されている植物油は経済性や再生可能性を考慮すると原料として好適であるが、ラウリン酸含量の高い油脂、例えば上述したパーム核油やヤシ油などはこれまで有効に利用されてきたとは言い難い。PHAの原料として多様な油脂及び/又は脂肪酸を利用するという観点から、パーム核油、ヤシ油、ラウリン酸などを用いた効率的なPHAの製造方法が求められていた。また、上述したように3HH組成を高め、より柔軟性に富むPHAを製造するためには、へキサン酸、オクタン酸、ラウリン酸などの比較的炭素数の少ない脂肪酸や、それらを構成成分として含む油脂を炭素源として用いることが好ましく、特にパーム油やヤシ油などの天然油脂の構成成分として多く含まれることからも、これら炭素源を用いたPHAの製造方法が求められていた。
特開昭57−150393号公開公報 特開昭59−220192号公開公報 特開平5−93049号公開公報 特開平7−265065号公開公報 特開2001−340078号公開公報 米国特許7235621号明細書
Macromolecules 28,4822−4823(1995) Biotechnology and Bioengineering 67,240(2000) Appl.Microbiol.Biotechnol. 57,50(2001) Appl.Microbiol.Biotechnol. 49,333−336(1998) Polymer Degradation and Stability 93,17−23(2008)
本発明は、ラウリン酸含量が高い炭素源を有効に利用する方法を提供することを課題とする。具体的には、ラウリン酸含量が41重量%超である油脂、及び/又は脂肪酸を用いて、工業的に効率良くPHA、特にP(3HB−co−3HH)を製造する方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、構成脂肪酸中のラウリン酸含量が41重量%超の油脂、及び/又は脂肪酸をPHAの製造に好適に利用するための検討を鋭意行った。その結果、酸素移動速度をコントロールすることにより、構成脂肪酸中のラウリン酸含量が41重量%超の油脂、及び/又は脂肪酸をPHA製造に好適に使用できることを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、構成脂肪酸としてラウリン酸を41重量%超含有する油脂、及び/又は脂肪酸を炭素源とし、酸素移動速度をコントロールし、培養開始時からのPHAの平均時間生産性を1.5g/L/h以上に制御するPHAの培養生産方法である。また本発明は、炭素源としてパーム核油、ヤシ油、及びこれらの油脂を分別して得られる分別油脂、脂肪酸の群から選ばれる少なくとも1種の油脂及び/又は脂肪酸を用いることを特徴とする、微生物によるPHAの製造方法である。
本発明により、ラウリン酸含量の高い油脂、及び/又は脂肪酸をPHAの原料として有効に利用することが可能になった。また、本発明により、ラウリン酸含量の高い油脂及び/又は脂肪酸をPHAの原料として3HH組成が6mol%以上のPHAを100g/L以上の生産性にて生産可能になった。
以下、本発明を詳細に説明する。
微生物によるPHA、特に3HHを含むモノマーユニットを重合して得られるPHAの製造に関しては、その3HH組成比率を広い範囲でコントロールすることができれば、硬い共重合体から軟らかい共重合体まで発酵生産可能となり、より幅広い分野への応用が期待できる。これまで、様々な微生物を用いて、油脂及び/又は脂肪酸を原料としたPHAの製造技術が開発されてきた。しかし、例えばパーム核油、ヤシ油などのようなラウリン酸含量が高い油脂を用いた場合、例えばパーム油、大豆油、綿実油、ナタネ油、コーン油や、ラウリン酸含量が低くなるよう複数の油脂及び/又は脂肪酸を混合調製した組成物のようなラウリン酸含量が低い油脂を用いた場合に比べてPHAの生産性の低下が認められていた(米国特許7235621号)。
しかしながら、本発明によれば、構成脂肪酸中のラウリン酸含量の高いパーム核油、ヤシ油、またラウリン酸含量が高くなるよう混合調製した油脂及び/又は脂肪酸の混合調製組成物を炭素源として極めて有効に利用できる。
本発明は少なくとも3HBと3HHを含むモノマーユニットを重合して得られるPHAの微生物による生産方法であって、構成脂肪酸としてラウリン酸を41重量%超含有する油脂及び/又は脂肪酸を炭素源とし、酸素移動速度をコントロールすることにより培養開始時からのPHAの平均時間生産性を1.5g/L/h以上に制御するPHAの培養生産方法である。本発明によれば、驚くべきことに、酸素移動速度をコントロールすることにより、ラウリン酸を高含有する炭素源を用いた際のPHAの生産性は、ラウリン酸含量が低い、又は、ラウリン酸を構成成分として含まない炭素源を利用した場合と同等以上に改善されることを見出した。酸素移動速度を制御するには、通気量、攪拌数、通気酸素濃度、培養槽内圧力、を制御するなどの方法を適宜選択することが出来る。本発明は、PHAの平均時間生産性1.5g/L/h以上が達成されるように酸素移動速度を制御し、且つ、上記平均時間生産性が達成されるように炭素源を供給することで達成される。本発明における、PHAの平均時間生産性とは、培養終点(A(h))における培養液中のPHA濃度(B(g/L))からB/A(g/L/h)として計算する。炭素源の添加方法は、一度に大量に添加する、分割して添加する、連続的にあるいは間欠的に流加する等の方法が考えられるが、本発明においては、連続流加、あるいは間欠流加することが好ましい。本発明では、酸素移動速度は亜流酸ソーダ酸化法、DO電極法、直接法、排ガス分析法などによって求めることができる。酸素移動速度(OTR)は次式に示すとおりである。
OTR(molO/m/h)={7.317(PiyiQi/Ti)−(PoyoQo/To)}/V
Pは圧力(単位atm)、yは酸素モル分率(%)、Qは通気量(L/min)、Vは液量(m)、Tは気体温度(K)である。また、「i」は培養槽の入り口における値を示し、「o」は培養槽の出口における値を示す。7.317は60min/h、気体定数R=0.082、及び、酸素モル分率の百分率表記からの換算定数である。
本発明における好ましい酸素移動速度は70molO/m/h以上である、より好ましくは80molO/m/h以上、さらに好ましくは100molO/m/h以上であり、120molO/m/h以上が特に好ましい。
実液中の酸素移動速度は、同じ通気攪拌条件、液量であっても、液の性質、例えば水、培地、培養液などによって厳密には同じ値を示すわけではないが、本発明を実施する上では、水中で測定した酸素移動速度を用いても実質的に問題は生じない。本発明における酸素移動速度とは、培養開始から培養終了までの酸素移動速度の水における値のことである。
我々の検討によれば、水にて計測したOTRが70molO/m/h以上の培養条件であれば、驚くべきことに培養を通じてラウリン酸含量が41重量%以上の炭素源を用いて、ラウリン酸含量が41重量%以下の炭素源、例えばパーム核オレイン油やヤシ油と同様、良好にPHAを生産することが可能であった。しかしながら、上記条件はあくまでも一例であり、培養中に通気攪拌条件を変更するような培養方法や、培養液量を変化させる培養方法なども考えられることから、PHAの平均時間生産性1.5g/L/hが達成される培養条件、特に酸素移動速度条件は全て本特許に含まれる。
用いる炭素源としては、構成脂肪酸中のラウリン酸含量が41重量%以上である油脂、例えば、パーム核油やヤシ油、また植物油脂由来のラウリン酸、を使用することが好ましい。また、ラウリン酸含量の高いパーム核油やヤシ油を有効利用する観点から、ラウリン酸含量として、好ましくは41重量%以上、より好ましくは42重量%以上、さらに好ましくは45重量%以上の炭素源を用いることで、本発明の効果がより顕著に得られる。
いうまでも無く、上記油脂、及び/又は脂肪酸の単独使用のみならず、複数の油脂、及び/又は脂肪酸を混合した組成物も使用できる。
また、本発明を用いることで、6mol%以上の3HH組成のPHAを効率的に生産することが出来る。
また本発明のPHAの製造に用いられる微生物としては、ラウリン酸を含有する植物油脂や脂肪酸を資化可能であり、配列番号12で表されるアミノ酸配列をコードする遺伝子、又は、該アミノ酸配列対して85%以上の配列同一性を有し、且つ、ポリヒドロキシアルカン酸重合活性を有するポリペプチドをコードする遺伝子が組み込まれていれば特に限定はないが、天然から単離された微生物や、遺伝子操作された微生物等を好適に使用できる。具体的にはラルストニア(Ralstonia)属、カピリアビダス(Cupriavidus)属、ワウテルシア(Wautersia)属、アエロモナス(Aeromonas)属、エシェリキア(Escherichia)属、アルカリゲネス(Alcaligenes)属、シュードモナス(Pseudomonas)属、バチルス(Bacillus)属、アゾトバクター(Azotobacter)属、ノカルデイア(Nocardia)属、スフィンゴモナス(Sphingomonas)属、コマモナス(Comamonas)属等の微生物を使用することが好ましい。勿論、前記微生物を人工的突然変異処理して得られる変異株、遺伝子工学的手法により変異処理された菌株も使用できる。
カピリアビダス属の微生物としては、例えばカピリアビダス・ネケータ(Cupriavidus necator)を例示できる。アルカリゲネス属の微生物としては、例えばアルカリゲネス・ラタス(Alcaligenes latas)を例示できる。シュードモナス属の微生物としては、例えばシュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)、シュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)、シュードモナス・エルギノーサ(Pseudomonas aeruginosa)、シュードモナス・レジノボランス(Pseudomonas resinovorans)、シュードモナス・オレオボランス(Pseudomonas oleovorans)を例示できる。バチルス属の微生物としては、例えばバチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)を例示できる。アエロモナス属の微生物としては、例えばアエロモナス・キャビエ(Aeromonas caviae)、アエロモナス・ハイドロフィラ(Aeromonaso hydrophila)を例示できる。Microbiological Reviews、450−472頁(1990年)に記載の微生物を好適に用いることができる。これら微生物等の他にも遺伝子工学的な手法を用いて、PHA合成酵素遺伝子等を導入することにより、人為的にPHAを生産させる改変を施した生物細胞を用いることもできる。例えばエシェリキア(Esherichia)属等のグラム陰性の細菌、バチルス(Bacillus)属等のグラム陽性の細菌、サッカロマイセス(Saccharomyces)属、ヤロウィア(Yarrowia)属、キャンディダ(Candida)属等の酵母類が利用できる。
例えばAeromonas caviaeやAeromonas hydrophilaなど元来3HBと3HHからなるPHAを生産する微生物を用いる方法や、元来3HBと3HHからなるPHAを生産しない微生物に遺伝子工学的な手法を用いて、PHA合成酵素遺伝子等を導入することにより、人為的にP(3HB−co−3HH)を生産させる改変を施した生物細胞を用いることもできる。遺伝子を導入するホスト微生物としては、たとえばCupriavidus necatorを好適に用いることができる。
また、PHA合成酵素遺伝子としてはAeromonas caviaeやAeromonas hydrophila由来のPHA合成酵素遺伝子やそれらの改変体などを用いることができる。改変体としてはアミノ酸基が欠失、付加、挿入、若しくは置換されたPHA合成酵素をコードする塩基配列などを用いることができる。PHA合成酵素活性を有するポリペプチドをコードする塩基配列を含む遺伝子である限りは本発明に用いることが出来る。例えば配列番号12に記載のアミノ酸配列を有するPHA合成酵素を用いることが出来る。また、野生型PHA合成酵素のアミノ酸配列と85%以上の配列同一性を有するポリペプチドであってPHA合成酵素活性を有するポリペプチドをコードする塩基配列を含む遺伝子を本発明に好適に用いることが出来る。配列同一性は、好ましくは90%以上であり、より好ましくは95%以上であり、さらに好ましくは97%以上である。欠失、付加、挿入、若しくは置換するアミノ酸残基の数は好ましくは80個以下であり、より好ましくは60個以下であり、さらに好ましくは40個以下であり、さらにより好ましくは30個以下であり、最も好ましくは20個以下、10個以下、5個以下である。
3HBと3HHからなるPHAの種類としては、3HBと3HHからなる(P(3HB−co−3HH))や3HBと3HV、3HHからなる(P(3HB−co−3HV−co−3HH))や、3HBと3HH、4−ヒドロキシ酪酸(以下、4HBと記すこともある)からなる(P(3HB−co−3HH−co−4HB))、3HBと3HH、3−ヒドロキシオクタン酸(以下、3HOと記すこともある)からなる(P(3HB−co−3HH−co−3HO))などが挙げられる。
本発明のPHAの製造方法は、上述した培養方法によって微生物内にPHAを蓄積させ、その後、周知の方法を用いて菌体からPHAを回収すれば良い。例えば、次のような方法により行うことができる。培養終了後、培養液から遠心分離機等で菌体を分離し、その菌体を蒸留水およびメタノール等により洗浄し、乾燥させる。この乾燥菌体から、クロロホルム等の有機溶剤を用いてPHAを抽出する。このPHAを含んだ溶液から、濾過等によって菌体成分を除去し、そのろ液にメタノールやヘキサン等の貧溶媒を加えてPHAを沈殿させる。さらに、濾過や遠心分離によって上澄み液を除去し、乾燥させてPHAを回収する方法などが挙げられる。
本発明者らは、本発明が10L規模で好適に実施でき、更に16000L以上の規模でも好適に再現できることを確認した。この5000倍以上のスケールアップの達成は、より大きな工業的規模での製造において、本発明の効果が好適に、かつ、最大限に発揮されることを意味する。
以下、比較例、及び実施例により本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。尚、一般的な遺伝子操作は、Molecular Cloning(Cold Spring Harbor Laboratory Press、(1989))に記載されているように行うことができる。また、遺伝子操作に使用する酵素、クローニング宿主等は、市場の供給者から購入し、その取扱説明書に従い使用することができる。尚、酵素は、遺伝子操作に使用できるものであれば特に限定されない。
(比較例1)
実験にはKNK−005株(米国特許US7384766参照)を用いた。
種母培地の組成は1w/v% Meat−extract、1w/v% Bacto−Tryptone、0.2w/v% Yeast−extract、0.9w/v% NaHPO・12HO、0.15w/v% KHPO、(pH6.8)とした。
前培養培地の組成は1.1w/v% NaHPO・12HO、0.19w/v% KHPO、1.29w/v% (NHSO、0.1w/v% MgSO・7HO、0.5v/v% 微量金属塩溶液(0.1N塩酸に1.6w/v% FeCl・6HO、1w/v% CaCl・2HO、0.02w/v% CoCl・6HO、0.016w/v% CuSO・5HO、0.012w/v% NiCl・6HOを溶かしたもの)、とした。炭素源はパーム核油を10g/Lの濃度で一括添加した。
PHA生産培地の組成は0.385w/v% NaHPO・12HO、0.067w/v% KHPO、0.291w/v% (NHSO、0.1w/v% MgSO・7HO、0.5v/v% 微量金属塩溶液(0.1N 塩酸に1.6w/v% FeCl・6HO、1w/v% CaCl・2HO、0.02w/v% CoCl・6HO、0.016w/v% CuSO・5HO、0.012w/v% NiCl・6HOを溶かしたもの)、0.05w/v% BIOSPUREX200K(消泡剤:コグニスジャパン社製)とした。
まず、KNK−005株のグリセロールストック(50μl)を種母培地(10ml)に接種して24時間培養し種母培養を行なった。次に種母培養液を1.8Lの前培養培地を入れた3Lジャーファーメンター(丸菱バイオエンジ製MDL−300型)に1.0v/v%接種した。運転条件は、培養温度33℃、攪拌速度500rpm、通気量1.8L/minとし、pHは6.7〜6.8の間でコントロールしながら28時間培養し、前培養を行なった。pHコントロールには14%水酸化アンモニウム水溶液を使用した。
次に、前培養液を6Lの生産培地を入れた10Lジャーファーメンター(丸菱バイオエンジ製MDS−1000型)に1.0v/v%接種した。運転条件は、培養温度28℃、攪拌速度400rpm、通気量6.0L/minとし、pHは6.7から6.8の間でコントロールした。pHコントロールには14%水酸化アンモニウム水溶液を使用した。炭素源は断続的に添加した。油脂としては、パーム核オレイン油、パーム核油、及びパーム核オレイン油にラウリン酸を20部加えたものを使用した。尚、該培養条件の水系における酸素移動速度は70molO/m/hであった。培養は64時間行い、培養終了後、遠心分離によって菌体を回収、メタノールで洗浄、凍結乾燥し、乾燥菌体重量を測定した。
得られた乾燥菌体1gに100mlのクロロホルムを加え、室温で一昼夜攪拌して、菌体内のPHAを抽出した。菌体残渣をろ別後、エバポレーターで総容量が30mlになるまで濃縮後、90mlのヘキサンを徐々に加え、ゆっくり攪拌しながら、1時間放置した。析出したPHAをろ別後、50℃で3時間真空乾燥した。乾燥PHAの重量を測定し、菌体内のポリマー含量を算出した。
乾燥菌体重量及びポリマー含量より、PHA生産量を算出した。生産されたPHAの3HH組成分析は以下のようにガスクロマトグラフィーによって測定した。乾燥PHA20mgに2mlの硫酸−メタノール混液(15:85)と2mlのクロロホルムを添加して密栓し、100℃で140分間加熱して、PHA分解物のメチルエステルを得た。冷却後、これに1.5gの炭酸水素ナトリウムを少しずつ加えて中和し、炭酸ガスの発生がとまるまで放置した。4mlのジイソプロピルエーテルを添加してよく混合した後、遠心して、上清中のポリエステル分解物のモノマーユニット組成をキャピラリーガスクロマトグラフィーにより分析した。ガスクロマトグラフは島津製作所GC−17A、キャピラリーカラムはGLサイエンス社製NEUTRA BOND−1(カラム長25m、カラム内径0.25mm、液膜厚0.4μm)を用いた。キャリアガスとしてHeを用い、カラム入口圧100kPaとし、サンプルは1μlを注入した。温度条件は、初発温度100から200℃まで8℃/分の速度で昇温、さらに200から290℃まで30℃/分の速度で昇温した。上記条件にて分析した結果、化学式(1)に示すようなPHA、P(3HB−co−3HH)であった。PHA生産量、PHA時間生産性、及び、3HH組成を表1に示した。
Figure 0005839854
(実施例1)
10Lジャーの攪拌数を430rpmにした以外は比較例1と同じ方法にて、培養を行なった。尚、該培養条件の水系における酸素移動速度は80molO/m/hであった。結果を表1に示した。
(実施例2)
10Lジャーの攪拌数を550rpmにした以外は比較例1と同じ方法にて、培養を行なった。尚、該培養条件の水系における酸素移動速度は110molO/m/hであった。結果を表1に示した。
(実施例3)
10Lジャーの攪拌数を630rpmにした以外は比較例1と同じ方法にて、培養を行なった。尚、該培養条件の水系における酸素移動速度は150molO/m/hであった。結果を表1に示した。
(実施例4)
KNK−631株の作製
<遺伝子挿入用プラスミドベクターの作製>
挿入用DNAとしてA. caviaeのphaCのプロモーターおよびリボソーム結合部位を含む塩基配列からなるDNAを次のように作製した。A. caviaeのゲノムDNAをテンプレートとして配列番号1および配列番号2で示されるプライマーを用いて、PCRを行った。PCRは(1)98℃で2分、(2)98℃で15秒、60℃で30秒、68℃で20秒を25サイクル繰り返し、ポリメラーゼはKOD−plus−(TOYOBO製)を用いた。PCRで得たDNA断片を末端リン酸化およびEcoRI消化した。このDNA断片をPAc−5P+Ecoとした。 次に、特開2008-029218号公報[0038]に記載のKNK−005AS株の染色体DNAのbktB遺伝子の開始コドン直前をDNA挿入部位と設定し、以下の手順で該遺伝子の開始コドンより上流側の塩基配列からなるDNAを作製した。
特開2008-029218号公報[0036]に記載のKNK−005株のゲノムDNAを鋳型DNAの供給源として、配列番号3および配列番号4で示されるプライマーを用いてPCRを行い、bktB遺伝子の開始コドンより上流の塩基配列からなるDNAを得た。PCRは(1)98℃で2分、(2)98℃で15秒、64℃で30秒、68℃で30秒を25サイクル繰り返し、ポリメラーゼはKOD−plus−を用いた。PCRで得たDNA断片を制限酵素BamHIおよびEcoRIで2酵素同時消化した。このDNA断片をPbktB−Bam+Ecoとした。
PAc−5P+EcoおよびPbktB−Bam+Ecoをライゲーションし、ライゲート液中に生成したDNAを鋳型DNAとして配列番号3および配列番号2で示されるプライマーを用いてPCRを行った。PCRは(1)98℃で2分、98℃で15秒、60℃で30秒、68℃で50秒を25サイクル繰り返し、ポリメラーゼはKOD−plus−を用いた。PCRで得たDNA断片を末端リン酸化およびBamHI消化した。このDNA断片をbPac−5P+Bamとした。
次に、該遺伝子の開始コドンより下流側の塩基配列からなるDNAを作製した。KNK−005株のゲノムDNAを鋳型DNAの供給源として、配列番号5および配列番号6で示されるプライマーを用いてPCRを行い、bktB遺伝子の開始コドンより下流側の塩基配列からなるDNAを得た。PCRは(1)98℃で2分、(2)98℃で15秒、64℃で30秒、68℃で30秒を25サイクル繰り返し、ポリメラーゼはKOD−plus−を用いた。PCRで得たDNA断片を末端リン酸化およびClaI消化した。このDNA断片をORF−5P+Claとした。
bPac−5P+BamとORF−5P+Claをライゲーションし、ライゲート液中に生成したDNAを鋳型DNAとして配列番号3および配列番号6で示されるプライマーを用いてPCRを行った。PCRは(1)98℃で2分、(2)98℃で15秒、60℃で30秒、68℃で1分30秒、を25サイクル繰り返し、ポリメラーゼはKOD−plus−を用いた。PCRで得たDNA断片をBamHIおよびClaIで2酵素同時消化した。このDNA断片を、ベクターpBluescript II KS(−)(TOYOBO製)の同制限酵素で消化した部位にサブクローニングした。得られたベクターをbAO/pBluとした。APPLIED BIOSYSTEMS社製のDNAシークエンサー3130xl Genetic Analyzerを用いて塩基配列を決定し、鋳型としたDNAの塩基配列と同一であることを確認した。
続いて、特開2008-029218号公報[0037]に記載のpSACKmを制限酵素NotIで処理することによってカナマイシン耐性遺伝子およびsacB遺伝子を含む約5.7kbのDNA断片を切り出した。これを、bAO/pBluの同酵素で切断した部位に挿入して遺伝子破壊・挿入用プラスミドbAO/pBlu/SacB−Kmを作製した。
<遺伝子挿入株Pac−bktB/AS株の作製>
次に、KNK−005AS株を親株としてbAO/pBlu/SacB−Kmを用いてbktB遺伝子の開始コドン直前にphaCのプロモーターおよびリボソーム結合部位を含む塩基配列からなるDNAが挿入された菌株を作製した。遺伝子挿入用プラスミドbAO/pBlu/SacB−Kmで大腸菌S17−1株(ATCC47005)を形質転換した。得られた形質転換体をKNK−005AS株とNutrient Agar培地(Difco社製)上で混合培養して接合伝達を行った。250mg/Lのカナマイシンを含むシモンズ寒天培地(クエン酸ナトリウム2g/L、塩化ナトリウム5g/L、硫酸マグネシウム・7水和物0.2g/L、リン酸二水素アンモニウム1g/L、リン酸水素二カリウム1g/L、寒天15g/L、pH6.8)上で生育してきた菌株を選択して、プラスミドがKNK−005AS株の染色体上に組み込まれた株を取得した。この株をNutrient Broth培地(Difco社製)で2世代培養した後、15%のシュークロースを含むNutrient Agar培地上に希釈して塗布し、生育してきた菌株を選択して2回目の組換えが生じた株を取得した。さらにPCRによる解析により所望の遺伝子挿入株を単離した。
この遺伝子挿入株をPac−bktB/AS株と命名し、DNAシークエンサー3130xl Genetic Analyzerを用いて塩基配列を決定し、bktB遺伝子の開始コドン直前にphaCのプロモーターおよびリボソーム結合部位を含む塩基配列からなるDNAが挿入された株であることを確認した。
<ccr遺伝子のクローニング及び発現ユニット構築>
クロトニル−CoAを、3HHモノマーの前駆体であるブチリル−CoAに変換する酵素をコードするccr遺伝子を、ストレプトマイセス・シンナモネンシス(Streptomyces cinnamonensis)Okami株(DSM 1042)の染色体DNAからクローニングした。配列番号7及び配列番号8記載のDNAをプライマーとしPCRを行った。その条件は(1)98℃で2分、(2)94℃で10秒、55℃で20秒、68℃で90秒を25サイクル繰り返し、ポリメラーゼはKOD−plus−を用いた。PCRで増幅した断片を精製後、制限酵素BamHI及びAflIIで切断した。EE32d13断片(J. Bacteriol., 179, 4821 (1997))を、pUC19ベクターのEcoRI部位にサブクローニングし、このプラスミドをBglIIとAflIIで切断し、BamHI及びAflII断片としたccr遺伝子と断片を置換することによってccr発現ユニットを構築した。
<phaC遺伝子のクローニング及び発現ユニット調製>
配列番号9を含むphaC発現ユニットをSpeI断片として調製した。特開2007-228894号公報[0031]に記載のHG::PRe−N149S/D171G−T/pBluを鋳型とし、配列番号10と配列番号11に示すプライマーとしてPCRを行った。その条件は(1)98℃で2分、(2)94℃で10秒、55℃で30秒、68℃で2分を25サイクル繰り返し、ポリメラーゼはKOD−plus−を用いた。PCRで増幅した断片を精製後、制限酵素SpeIで切断して発現ユニットを調製した。
<発現ベクターの構築>
発現ベクターpCUP2−631は以下のようにして構築した。
C. necatorにおける発現ベクター構築用のプラスミドベクターとしては、国際公開公報WO/2007/049716号公報[0041]に記載のpCUP2を用いた。まず構築したccr遺伝子発現ユニットをEcoRI処理により切り出し、この断片をMunIで切断したpCUP2と連結した。次にphaC発現ユニットをSpeI断片として調製し、ccr遺伝子発現ユニットを含むpCUP2のSpeI部位に挿入してpCUP2−631ベクターを構築した。
<形質転換細胞の作製>
pCUP2−631ベクターの細胞への導入は以下のように電気導入によって行った。遺伝子導入装置はBio−rad社製のジーンパルサーを用い、キュベットは同じくBio−rad社製のgap0.2cmを用いた。キュベットに、Pac−bktB/AS株のコンピテント細胞400μlと発現ベクター20μlを注入してパルス装置にセットし、静電容量25μF、電圧1.5kV、抵抗値800Ωの条件で電気パルスをかけた。パルス後、キュベット内の菌液をNutrient Broth培地(DIFCO社製)で30℃、3時間振とう培養し、選択プレート(Nutrient Agar培地(DIFCO社製)、カナマイシン100mg/L)で、30℃にて2日間培養して、生育してきた形質転換体KNK―631株を取得した。
(比較例2)
実験にKNK−631株を用いた以外は比較例1と同じ方法にて、培養を行なった。
(実施例5)
実験にKNK−631株を用いた以外は実施例3と同じ方法にて、培養を行なった。
Figure 0005839854

Claims (5)

  1. 少なくとも3−ヒドロキシ酪酸と3−ヒドロキシへキサン酸を含むモノマーユニットを重合して得られるポリヒドロキシアルカン酸の微生物による生産方法であって、構成脂肪酸としてラウリン酸を41重量%以上含有する油脂、及び/又は脂肪酸を炭素源とし、酸素移動速度が110molO 2 /m 3 /h以上となるように調整して微生物を培養することを特徴とし、前記微生物が、配列番号12で表されるアミノ酸配列をコードするポリヒドロキシアルカン酸重合酵素遺伝子、又は、該アミノ酸配列対して90%以上の配列同一性を有し、且つ、ポリヒドロキシアルカン酸重合活性を有するポリペプチドをコードするポリヒドロキシアルカン酸重合酵素遺伝子が組み込まれた、Cupriavidus属の微生物である、ポリヒドロキシアルカン酸の微生物による生産方法。
  2. 前記ポリヒドロキシアルカン酸中の3HH組成比率が6mol%以上であることを特徴とする請求項1の生産方法。
  3. 前記炭素源がパーム核油、ヤシ油、及びこれらの油脂を分別して得られる分別油脂、脂肪酸の群から選ばれる少なくとも1種の油脂、及び/又は脂肪酸である請求項1の生産方法。
  4. 前記微生物がCupriavidus necatorである請求項1に記載の生産方法。
  5. 前記ポリヒドロキシアルカン酸が、P(3HB−co−3HH)である請求項1に記載の生産方法。
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