JP5838383B2 - 超音波診断装置及びその制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ドプラモード(doppler mode)用の超音波送受信と、Bモードやカラー(color)ドプラモードなど、ドプラモード以外の他のモード用の超音波送受信とを行なう超音波診断装置及びその制御プログラムに関する。
超音波診断装置においては、種々のモードの画像が表示される。例えば、ドプラモード画像は、被検体内の血流などを観察することができる画像である。
超音波診断装置において、ドプラモード画像が、Bモード画像やカラードプラ画像などとともに表示される場合がある。この場合、Bモード用の超音波の送受信とカラードプラモード用の超音波の送受信の時には、ドプラモード用の超音波の送受信は行なわれない。このため、ドプラ画像を作成するにあたっては、ドプラモード以外の他のモード用の超音波送受信による信号の欠落を補う必要がある。
欠落信号を推定する手法としては、種々のものが考えられる。例えば、特許文献1に記載されているように、欠落期間が始まる前の所定の期間におけるデータ(data)を、欠落期間のデータとしてそのまま用いる手法がある。また、FFT(Fast Fourier Transform)による周波数解析を行なう対象となる位相検波後のデータ群をメモリ(memory)から読み出す際に、スライディング(sliding)量が少なくするようにする手法がある。さらに、MAフィルタ(moving average filter)をホワイトノイズ(white noise)で駆動する手法がある。
特開平5−344971号公報(第2頁、段落[0006]〜[0008]、図5)
しかし、上記いずれの手法も、定常信号の欠落部分を推定する場合には、十分な品位を有する信号を得ることができる。しかし、時間とともに変化する非定常信号に関しては、信号の欠落部分を、上記手法によって推定しても、十分な追従性をもった信号を推定することは困難である。このため、十分な品位を有する信号を得ることはできない。
上述の課題を解決するためになされた発明は、ドプラモード用の超音波送受信と、ドプラモード以外の他のモード用の超音波送受信とを行なう超音波プローブと、前記ドプラモード用の超音波送受信によって得られたエコー信号に対して、直交検波処理を行なった後に、ドプラスペクトル信号を生成するドプラ処理部と、を備え、前記ドプラ処理部は、前記他のモード用の超音波送受信によって生じる前記ドプラスペクトル信号の欠落部分を、補外処理によって推定する信号推定部を有することを特徴とする超音波診断装置である。
上記観点の発明によれば、前記ドプラ処理部が、ドプラモード以外の他のモード用の超音波送受信によって生じる前記ドプラスペクトル信号の欠落部分を、補外処理によって推定することにより、ドプラスペクトル信号が非定常信号であっても、欠落部分と補外処理によって推定された部分とが連続的になって品位に優れる信号を得ることができる。
本発明に係る超音波診断装置の実施形態の概略構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す超音波診断装置におけるエコーデータ処理部の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す超音波診断装置におけるエコーデータ処理部の構成の他例を示すブロック図である。 図2又は図3に示すエコーデータ処理部におけるドプラ処理部の構成の一例を示すブロック図である。 表示部に表示された超音波画像の一例を示す図である。 表示部に表示された超音波画像の他例を示す図である。 ドプラ処理部におけるメモリからのデータ群の読み出しを説明するための図である。 ドプラスペクトルデータの周波数スペクトルにおける平均周波数を示す図である。 補外処理により欠落部分を補うドプラスペクトルデータの概念図である。 補外処理により欠落部分が補われたドプラスペクトルデータの概念図である。 欠落期間が終了した後のドプラスペクトルデータの概念図である。 ドプラスペクトルデータの周波数スペクトルにおいて、ピークのパワーを有する周波数を示す図である。 ドプラスペクトルデータの周波数スペクトルにおける最大周波数を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図1〜図11に基づいて説明する。図1に示す超音波診断装置1は、超音波プローブ2、送受信ビームフォーマ(beamformer)3、エコーデータ処理部4、表示制御部5、表示部6、操作部7、制御部8、スピーカー(speaker)9を備える。
前記超音波プローブ2は、アレイ(array)状に配置された複数の超音波振動子(図示省略)を有して構成され、この超音波振動子によって被検体に対して超音波を送信し、そのエコー信号を受信する。
前記送受信ビームフォーマ3は、前記超音波プローブ2から所定のパラメータで超音波を送信するための電気信号を、前記制御部8からの制御信号に基づいて前記超音波プローブ2に供給する。また、前記送受信ビームフォーマ3は、前記超音波プローブ2で得られたエコー信号について、増幅処理、A/D変換処理、整相加算処理等の信号処理を所定のパラメータで行ない、信号処理後のエコーデータを前記エコーデータ処理部4へ出力する。前記送受信ビームフォーマ3における送受信パラメータは、Bモード、ドプラモード、カラードプラモード等のモードに応じて設定されている。
前記エコーデータ処理部4は、図2に示すように、Bモード処理部41及びドプラ処理部42を有している。また、前記エコーデータ処理部4は、図3に示すように、Bモード処理部41、ドプラ処理部42及びカラードプラ処理部43を有していてもよい。
前記Bモード処理部4は、前記送受信ビームフォーマ3から出力されたエコーデータに対し、対数圧縮処理、包絡線検波処理等のBモード処理を行ってBモードデータを作成する。前記カラードプラ処理部43は、直交検波処理、MTIフィルタ(Moving Target Indication filter)処理、自己相関演算処理等のカラードプラ処理を行なってカラードプラデータを作成する。
前記ドプラ処理部42は、前記エコーデータに対してドプラ処理を行なって血流等の流速スペクトル(spectrum)を得る(ドプラ処理機能)。前記ドプラ処理部42は、図4に示すように、直交検波部421、ウォールフィルタ(wall filter)部422、メモリ423、FFT処理部424、信号推定部425、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)処理部426、音声処理部427を有している。詳細は後述する。前記ドプラ処理部42は、本発明におけるドプラ処理部の実施の形態の一例である。また、前記信号推定部425は、本発明における信号推定部の実施の形態の一例である。
前記表示制御部5は、前記エコーデータ処理部4から出力されたデータを、スキャンコンバータ(Scan Converter)によって超音波画像データに走査変換する。そして、前記表示制御部5は、この超音波画像データに基づく超音波画像を前記表示部6に表示させる。前記エコーデータ処理部4から出力されるデータは、前記Bモード処理部41で得られたBモードデータ、前記ドプラ処理部42で得られたドプラスペクトルデータ、前記カラードプラ処理部43で得られたカラードプラデータである。また、前記超音波画像データは、Bモード画像データ、ドプラ画像データ、カラードプラ画像データである。前記表示制御部5は、Bモードデータに基づいてBモード画像を表示させ、ドプラスペクトルデータに基づいてドプラ画像を表示させ、カラードプラデータに基づいてカラードプラ画像を表示させる。
前記表示部6は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)などで構成される。前記操作部7は、操作者が指示や情報を入力するためのキーボード及びポインティングデバイス(図示省略)などを含んで構成されている。
前記制御部8は、CPU(CentRal Processing Unit)を有して構成される。この制御部8は、図示しない記憶部に記憶された制御プログラムを読み出し、前記超音波診断装置1の各部における機能を実行させる。
前記スピーカー9は、前記エコーデータ処理部4から出力される信号に基づいて、ドプラ音を出力する。
さて、本例の超音波診断装置1の作用について説明すると、前記超音波プローブ2によって超音波の送受信を行なうと、得られたエコー信号に基づいて前記表示部6に超音波画像Gが表示される。この超音波画像Gとしては、図5に示すように、Bモード画像BGとドプラ画像DGとが上下に並んで表示されてもよい。また、前記超音波画像Gとしては、図6に示すように、Bモード画像BGにカラードプラCDG画像が重畳された画像とドプラ画像DGとが上下に並んで表示されてもよい。
ちなみに、図5及び図6において、符号Cはドプラカーソルを示している。
図5に示すように前記Bモード画像BG及び前記ドプラ画像DGが表示される場合、前記制御部8は、Bモード用の超音波送受信とドプラモード用の超音波送受信とを分けて行なうように、前記送受信ビームフォーマ3へ制御信号を出力する。また、図6に示すように前記Bモード画像BG、前記ドプラ画像DG及び前記カラードプラ画像CDGが表示される場合、前記制御部8は、Bモード用の超音波送受信、ドプラモード用の超音波送受信及びカラードプラモード用の超音波送受信を分けて行なうように、前記送受信ビームフォーマ3へ制御信号を出力する。例えば、前記制御部8は、各モード用の超音波送受信がフレーム(flame)毎に切り替わるように、前記送受信ビームフォーマ3へ制御信号を出力する。
ちなみに、ドプラモードには、PW(pulse wave)ドプラとCW(continuous wave)ドプラが含まれる。PWドプラには、HPRF(High Pulse Repetition Frequency)ドプラが含まれる。
Bモード用の超音波送受信によって得られたエコー信号に基づいて、前記Bモード処理部41はBモードデータを作成する。また、ドプラモード用の超音波送受信によって得られたエコー信号に基づいて、前記ドプラ処理部42はドプラスペクトルデータを作成する。さらに、カラードプラモード用の超音波送受信によって得られたエコー信号に基づいて、前記カラードプラ処理部43はカラードプラデータを作成する。
前記ドプラ処理部42による信号処理について、詳細に説明する。前記送受信ビームフォーマ3から前記ドプラ処理部42へ入力されるデータは、図4に示すように、先ず前記直交検波部421へ入力される。そして、入力されたデータが前記直交検波部421で直交検波処理され、前記ウォールフィルタ部422でフィルタ処理されてドプラデータが作成される。前記ウォールフィルタ部422から出力されたドプラデータは、前記メモリ423に格納される。
前記メモリ423は、例えばスライディングリングバッファ(sliding ring−buffer)である。前記メモリ423からは、図7に示すように所定のスライディング量Sdを有するようにして、FFT処理の対象となるデータ群D1,D2,D3,D4,D5,・・・が読み出され、前記FFT処理部424へ入力される。
前記FFT処理部424は、前記メモリ423から入力されたデータに対してFFT処理を行ない、ドプラスペクトルデータを作成する。そして、ドプラスペクトルデータの欠落部分推定処理を行なわない場合、前記FFT処理部424は、ドプラスペクトルデータを、前記表示制御部5及び前記IFFT処理部426へ出力する。一方、ドプラスペクトルデータの欠落部分推定処理を行なう場合、前記FFT処理部424は、ドプラスペクトルデータを前記信号推定部425へ出力する。すなわち、前記FFT処理部424は、前記表示制御部5及び前記IFFT処理部426へのドプラスペクトルデータの出力と、前記信号推定部425へのドプラスペクトルデータの出力とを切り替えて行なう。
前記信号推定部425は、ドプラスペクトルデータの欠落部分を推定する処理を行なう(信号推定機能)。ドプラスペクトルデータの欠落部分は、Bモード用の超音波送受信やカラードプラモード用の超音波送受信が行われ、ドプラモード用の超音波送受信が行われない期間において生じる。
前記信号推定部425は、補外処理によって、ドプラスペクトルデータの欠落部分を推定する。本例では、前記信号推定部425は、図8に示すように、ドプラスペクトルデータの周波数スペクトルFSにおける平均周波数favの時間変化に基づいて補外処理を行なう。
具体的に説明すると、図9に示すように、時刻t1まではドプラスペクトルデータDdsが取得され、時刻t1以降においてドプラスペクトルデータDdsの欠落期間が始まったとする。前記信号推定部425は、ドプラスペクトルデータDdsにおける平均周波数favの時間変化ラインLに基づいて補外処理を行なう。例えば、前記信号推定部425は、平均周波数favの変化ラインLのデータ列における二点から求められる一次関数Fを補外関数として用いて補外処理を行なう。前記変化ラインLにおける二点は、時刻t1における点p1(平均周波数fav1)と、時刻t1よりも前の時刻t0における点p0(平均周波数fav0)である。ちなみに、補外処理によって補われる周波数軸(速度軸)方向の幅は、欠落期間が始まる直前である時刻t1のドプラスペクトルデータDdsの周波数軸(速度軸)方向の幅とする。
ここで、ドプラスペクトルデータDdsの時間変化度合(波形)は、被検体の部位に応じて異なる。従って、ドプラスペクトルデータDdsの時間変化度合に応じて、より信号品位が良好になるような補外処理が行われるように、前記信号推定部425は、補外関数を求めるためのデータの間隔(点p0と点p1の間隔)を、被検体の部位に応じて設定してもよい。
上述の補外処理により、図10に示すように、ドプラスペクトルデータDdsの欠落部分の推定データDds′が補われる。図11に示すように、欠落期間が始まる前のドプラスペクトルデータDdsをDds1、欠落期間が終了した後のドプラスペクトルデータDdsをDds2とすると、前記推定データDds′は、前記ドプラスペクトルデータDds1及び前記ドプラスペクトルデータDds2と連続性を有する。従って、ドプラスペクトルデータDdsが、図9〜図11に示すように、時間と共に変化していても、品位に優れたデータを得ることができる。また、補外処理であれば、欠落期間が始まるとすぐにデータを補うことができるので、例えば補間処理のように欠落期間が終わるまで処理を待つ必要がない。従って、遅滞なく欠落部分を補うことができる。
前記信号推定部425によって欠落部分が補われたドプラスペクトルデータDdsは、前記表示制御部5及び前記IFFT処理部426へ出力される。
前記表示制御部5は、前記信号推定部425又は前記FFT処理部424から直接入力されたドプラスペクトルデータに基づいて作成されたドプラ画像を前記表示部6に表示させる。
前記IFFT処理部426は、前記信号推定部425又は前記FFT処理部424から入力されたドプラスペクトルデータに対してIFFT処理を行なう。IFFT処理後のデータは前記音声処理部427へ出力される。
前記音声処理部427は、前記IFFT処理部426から入力されたデータに対して音声処理を行ない前記スピーカー9へ信号を出力する。このスピーカー9からはドプラ音が出力される。前記信号推定部425から出力されたドプラスペクトルデータに基づいてドプラ音が出力される場合であっても、上述のように前記信号推定部425において、補外処理によって遅滞なく欠落部分が補われるので、遅れのないドプラ音を出力することができる。
なお、前記信号推定部425による処理を行なわない場合、前記ウォールフィルタ部422から前記音声処理部427へデータを入力してドプラ音を出力するようにしてもよい。
次に、実施形態の変形例について説明する。先ず、第一変形例について説明する。前記信号推定部425は、前記ドプラスペクトルデータにおける周波数の時間変化に基づいて補外処理を行なうものであればよく、上述のように、前記ドプラスペクトルデータにおける平均周波数の時間変化に基づいて補外処理を行なう場合に限られるものではない。例えば、前記信号推定部425は、図12に示すように、前記ドプラスペクトルデータの周波数スペクトルFSにおいて、ピーク(peak)のパワー(power)を有する周波数fpmaxの時間変化に基づいて補外処理を行なってもよい。この場合においても、前記信号推定部425は、例えば前記周波数fpmaxの時間変化ライン(図示省略)のデータ列における二点から求められる一次関数Fを補外関数として用いる。
次に、第二変形例について説明する。前記信号推定部425は、図13に示すように、前記ドプラスペクトルデータの周波数スペクトルFSにおける最大周波数fmaxの時間変化に基づいて補外処理を行なってもよい。この場合においても、前記信号推定部425は、例えば前記最大周波数fmaxの時間変化ライン(図示省略)のデータ列における二点から求められる一次関数を補外関数として用いる。
以上、本発明を前記実施形態によって説明したが、本発明はその主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことはもちろんである。
1 超音波診断装置
2 超音波プローブ
42 ドプラ処理部
425 信号推定部

Claims (8)

  1. ドプラモード用の超音波送受信と、ドプラモード以外の他のモード用の超音波送受信とを行なう超音波プローブと、
    前記ドプラモード用の超音波送受信によって得られたエコー信号に対して、直交検波処理を行なった後に、ドプラスペクトル信号を生成するドプラ処理部と、
    を備え、
    前記ドプラ処理部は、前記他のモード用の超音波送受信によって生じる前記ドプラスペクトル信号の欠落部分を、補外処理によって推定する信号推定部を有する
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記信号推定部は、前記ドプラスペクトル信号における周波数の時間変化に基づいて補外処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記ドプラスペクトル信号における周波数の時間変化は、該ドプラスペクトル信号の周波数スペクトルにおける平均周波数の時間変化であることを特徴とする請求項2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記ドプラスペクトル信号における周波数の時間変化は、該ドプラスペクトル信号の周波数スペクトルにおいてピークのパワーを有する周波数の時間変化であることを特徴とする請求項2に記載の超音波診断装置。
  5. 前記ドプラスペクトル信号における周波数の時間変化は、該ドプラスペクトル信号の周波数スペクトルにおける最大周波数の時間変化であることを特徴とする請求項2に記載の超音波診断装置。
  6. 前記信号推定部は、補外処理に用いる補外関数を求めるためのデータ間隔を被検体の部位に応じて設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  7. 前記ドプラ処理部は、フーリエ変換処理によって前記ドプラスペクトル信号を生成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  8. ドプラモード用の超音波送受信と、ドプラモード以外の他のモード用の超音波送受信とを行なう超音波診断装置において、前記ドプラモード用の超音波送受信によって得られたエコー信号に対して、直交検波処理を行なった後に、ドプラスペクトル信号を生成するドプラ処理機能をコンピュータに実行させる制御プログラムであって、
    前記ドプラ処理機能の一機能として、前記他のモード用の超音波送受信によって生じる前記ドプラスペクトル信号の欠落部分を、補外処理によって推定する信号推定機能を実行させる
    ことを特徴とする超音波診断装置の制御プログラム。
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