JP5838027B2 - 伸縮性シートの製造方法 - Google Patents
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Description
前記糸状弾性体を連続して繰り出し、繰り出された該糸状弾性体を弾性体巻回手段に導入する供給工程と、該弾性体巻回手段を用いて前記糸状弾性体を、糸搬送用長手構造体に連続的に巻回し、巻回した該糸状弾性体を、該糸搬送用長手構造体の長手方向に搬送する搬送工程と、搬送された該糸状弾性体を前記帯状シートの間に固定する一体化工程と、一対の前記帯状シートを延伸する延伸工程と、一対の前記帯状シートの幅方向両端部それぞれから延出している前記糸状弾性体を切断する切断工程とを備え、前記延伸工程は、大径部及び小径部が交互に形成された一対の凹凸ローラーを用いて、一対の前記帯状シートを延伸する伸縮性シートの製造方法を提供するものである。
第1実施態様で製造する伸縮性シートは、図1に示すように、例えば、展開型の使い捨ておむつ1のウエストパネル3Aに用いられる。従って、先ず、本実施態様により製造される伸縮性シートをウエストパネルに用いた展開型の使い捨ておむつ1について説明する。
以下の説明では、吸収性本体2の長手方向(おむつ1の長手方向でもある)をY方向、吸収性本体2の幅方向(おむつ1の幅方向でもある)をX方向として説明する。
ウエストパネル3Aを構成するシート5,6及びパネル材4としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、シート5,6及びパネル材4としては、不織布、織物、フィルムまたはそれらの積層シート等を用いることができる。吸収性本体2を構成する表面シート21、裏面シート22としては、それぞれ、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、親水性且つ液透過性の不織布等を用いることができ、裏面シート22としては、液不透過性又は撥水性の樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。吸収体23としては、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシートで被覆したもの等を用いることができる。立体ガードを構成する立体ガード形成用シート24としては、伸縮性のフィルム、不織布、織物またはそれらの積層シート等を用いることができる。糸状弾性体7及び立体ガードを構成する弾性部材25としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状の伸縮性材料を用いることができる。本発明における糸状弾性体には、断面が円形、正方形状のものの他、楕円形、断面矩形等の細幅帯状のものも含まれ、マルチフィラメントタイプのものも用いることができる。糸状弾性部材の幅(又は径)は、例えば、0.1〜3mmであり、好ましくは1mm以下である。ファスニングテープ8としては、例えば、不織布等のテープ基材の一方の面上にメカニカルファスナーのフック部材を熱融着や接着剤等により貼り付けてなるものを用いることができる。
図2は、第1実施態様のウエストパネル3A(伸縮性シート)の製造方法に好適に用いられる製造装置11Aを模式的に示したものである。
本実施態様においては、一対の搬送ベルト12,13が、本発明における糸搬送用長手構造体であり、該糸搬送用長手構造体の長手方向は、両搬送ベルト12,13の延設方向(y方向)である。
図2中矢印のy方向は、シートの搬送方向である、糸状弾性体7や一対の帯状シート50,60の搬送方向を示し、最終的に本実施態様により製造されるウエストパネル3A(伸縮性シート)の搬送方向及び該ウエストパネル3A(伸縮性シート)を取り付けたおむつ1の連続体の搬送方向とも同じ方向である。
また、図2中矢印のx方向は、帯状シート50,60の幅方向であり、シートの搬送方向と直交する方向である。また、図2中矢印のz方向は、後述する一対の凹凸ローラー171,172どうしが対向する方向である。
このような回転アーム14により、取り込んだ糸状弾性体7を、搬送ベルト12(上段搬送ベルト12a,下段搬送ベルト12b)及び搬送ベルト13(上段搬送ベルト13a,下段搬送ベルト13b)の上流側の端部であって且つそれぞれの外周側に連続的に巻回することができる。回転アーム14の回転速度、即ち、サーボモーター148の回転速度は、製造装置11Aの備える制御部(不図示)により、制御されている。
また、製造される伸縮性シートは、糸状弾性体7の収縮で襞状となるが、特に、帯状シート50及び/又は帯状シート60の内面に、y方向に延びるように、ストライプ状に、接着剤を塗布していれば、襞状が顕著となり、凹凸ローラー171,172で延伸されることにより、襞状がさらに細かくなり、非常に細かな凹凸パターンの伸縮性シートとなる。
ウエストパネル3B(伸縮性シート)については、ウエストパネル3Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、ウエストパネル3Aと同様であり、ウエストパネル3Aの説明が適宜適用される。また、図5において、図1と同じ部分には同じ符号を付してある。
第2実施形態の製造装置11Bについては、製造装置11Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、製造装置11Aと同様であり、製造装置11Aの説明が適宜適用される。また、図6において、図2と同じ部分には同じ符号を付してある。
尚、この製造された帯状の伸縮性シートの切断位置を変更することにより、例えば、ファスニングテープ8からX方向内方に延在するウエストパネル3Bの部分に、延伸加工領域を設けることもできる。このような位置に延伸加工領域を設けると、装着時や装着中に、ファスニングテープ8が引っ張られても、伸縮性が高いので、装着感が向上する。
また、一対の凹凸ローラー171,172間に、幅方向両端部をそれぞれの外面側に折り返して細幅にした帯状シートを導入し、その帯状シート間に糸状弾性体を固定するのに代えて、一対の凹凸ローラー171,172間に、幅方向両端部が折り返していない帯状シートを導入し、その帯状シート間に糸状弾性体を固定しても良い。
2 吸収性本体
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
24 立体ガード形成用シート
25,26 弾性部材
3A,3B ウエストパネル
30A,30B 延伸加工領域
4 パネル材
5,6 シート
50,60 帯状のシート
7 糸状弾性体
70 ボビン
8 ファスニングテープ
11A,11B 製造装置
12 搬送ベルト(16 搬送手段)
12a 上段搬送ベルト
121,122 プーリー
12b 下段搬送ベルト
124,125 プーリー
13 搬送ベルト(16 搬送手段)
13a 上段搬送ベルト
131,132 プーリー
13b 下段搬送ベルト
134,135 プーリー
14 回転アーム
141,142,143 ガイド
15 弾性体供給手段
151 テンサー
152 繰り出しローラー
153 テンション測定器
156 フィードローラー
17 一体化手段(18 延伸手段)
171,172 凹凸ローラー
173,175 大径部
174,176 小径部
177,178 ニップ部
19 切断手段
190 カッター
A 腹側部,B 背側部,C 股下部
Claims (5)
- 一対の帯状シートの間に糸状弾性体を該帯状シートの搬送方向と交差する方向に伸長した状態に固定した伸縮性シートを連続的に製造する伸縮性シートの製造方法であって、
前記糸状弾性体を連続して繰り出し、繰り出された該糸状弾性体を弾性体巻回手段に導入する供給工程と、該弾性体巻回手段を用いて前記糸状弾性体を、糸搬送用長手構造体に連続的に巻回し、巻回した該糸状弾性体を、該糸搬送用長手構造体の長手方向に搬送する搬送工程と、搬送された該糸状弾性体を前記帯状シートの間に固定する一体化工程と、一対の前記帯状シートを延伸する延伸工程と、一対の前記帯状シートの幅方向両端部それぞれから延出している前記糸状弾性体を切断する切断工程とを備え、
一対の前記帯状シートとして、それぞれ、幅方向両端部それぞれが折り重ねられたシートを用い、
前記延伸工程は、前記一体化工程と同時に行い、大径部及び小径部が交互に形成された一対の凹凸ローラーを用いて、前記糸状弾性体を一対の前記帯状シートの間に固定しながら一対の前記帯状シートを延伸し、
一対の前記凹凸ローラーそれぞれは、軸方向の両端部それぞれに、一対の前記帯状シートの幅方向への縮みを防止するニップ部を有しており、一対の前記凹凸ローラーにおける一方の前記凹凸ローラーの前記大径部と他方の前記凹凸ローラーの前記大径部とが噛み合った状態において、前記帯状シートの幅方向の折り重ねられた端部を前記ニップ部で押さえつけながら、前記帯状シートの幅方向への縮みを防止し、前記延伸工程及び前記一体化工程を同時に行う伸縮性シートの製造方法。 - 一対の前記凹凸ローラーそれぞれの有する前記大径部は、該凹凸ローラーの周方向の一部に形成されており、一対の前記帯状シートを部分的に延伸する請求項1に記載の伸縮性シートの製造方法。
- 前記延伸工程は、前記帯状シートの縮み防止手段を用い、一対の該帯状シートの縮みを防止しながら、一対の前記凹凸ローラーにより一対の該帯状シートを延伸する請求項1又は2に記載の伸縮性シートの製造方法。
- 前記延伸工程は、前記切断工程の前に行う請求項1〜3の何れか1項に記載の伸縮性シートの製造方法。
- 前記延伸工程は、一対の前記凹凸ローラーを用いて、シートの搬送方向と交差する方向に一対の前記帯状シートを延伸する請求項1〜4の何れか1項に記載の伸縮性シートの製
造方法。
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