JP5837131B2 - タッチ位置認識方法及びタッチ位置認識回路 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出する静電容量値分布検出方法、静電容量値分布検出回路、タッチセンサシステム、及び情報入出力機器に関する。
複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出する静電容量値分布検出回路が特許文献1に開示されている。特許文献1の図1にも示されているように、タッチパネルを駆動するドライブラインと、タッチパネルから信号を読み出すセンスラインとのタッチパネルに対する位置関係は固定されている。
図12は、従来のタッチセンサシステム91の構成を示すブロック図である。図13は、タッチセンサシステム91に設けられたタッチパネル93の構成を示す模式図である。タッチセンサシステム91は、タッチパネル93と静電容量値分布検出回路92とを備えている。タッチパネル93は、水平方向に沿って互いに平行に配置されたドライブラインHL1〜HLMと、垂直方向に沿って互いに平行に配置されたセンスラインVL1〜VLMと、ドライブラインHL1〜HLMとセンスラインVL1〜VLMとの交点にそれぞれ形成される静電容量C11〜CMMとを備えている。
静電容量値分布検出回路92は、ドライバ95を備えている。ドライバ95は、符号系列に基づいてドライブラインHL1〜HLMに電圧を印加して各静電容量C11〜CMMを駆動する。静電容量値分布検出回路92には、センスアンプ96が設けられている。センスアンプ96は、ドライバ95により駆動された各静電容量C11〜CMMに対応する電圧の線形和を、センスラインVL1〜VLMを通して読み出して、AD変換器98に供給する。AD変換器98は、センスラインVL1〜VLMを通して読み出した各静電容量に対応する電圧の線形和をAD変換して容量分布計算部99に供給する。
容量分布計算部99は、AD変換器98から供給された各静電容量に対応する電圧の線形和と符号系列とに基づいて、タッチパネル93上の静電容量分布を計算してタッチ認識部90に供給する。タッチ認識部90は、容量分布計算部99から供給された静電容量分布に基づいて、タッチパネル93上のタッチされた位置を認識する。
静電容量値分布検出回路92は、タイミングジェネレータ97を有している。タイミングジェネレータ97は、ドライバ95の動作を規定する信号と、センスアンプ96の動作を規定する信号と、AD変換器98の動作を規定する信号とを生成して、ドライバ95、センスアンプ96、及びAD変換器98に供給する。
米国特許第7、812、827号明細書(2010年10月12日)
タッチセンサシステム91のタッチパネル93に導電性ペンにより入力する場合を考える。図14は、タッチセンサシステム91で発生するファントムノイズを説明するための図である。導電性ペンの先端は、使用感を落とさないため、直径1mm〜4mm程度と細いことが好ましい。また、書きやすさのためには、手のひらを大型のタッチパネルに着いた状態でペンを使用できることが好ましい。
本明細書では、入力用導電性ペンを把持した手がタッチパネル上に着いた領域を「お手付き領域」という。
図14に示すお手付き領域HDRに配置された静電容量からセンスラインを通って読み出される信号は採用しないように静電容量値分布検出回路92を構成すれば、入力用導電性ペンを把持した手をタッチパネル上に着いた状態でペン入力位置Pにペン入力できるはずである。
上記の設定において、入力用導電性ペンのペン先のタッチ信号は、入力用導電性ペンを把持した手をタッチパネル上に着いたタッチ信号に比べて非常に弱く、SN比で10倍〜20倍程度の差がある。
さらに、人体は空間中の電磁ノイズを受け、人体が空間から受けた電磁ノイズが、入力用導電性ペンを把持した手を通じてタッチパネルに入力される。タッチパネルに入力された電磁ノイズは、入力用導電性ペンを把持した手が乗ったセンスラインを流れる信号に重畳される。このため、図14のファントムノイズNZに示すように、手が乗っていないセンスラインの位置に誤信号を生じさせ、ペン信号の検出が困難になるという問題がある。
また、ペン入力に限らず、スマートフォンにおいてソフトウェアキーボード(アプリケーション)を使用中に、使用者の人体が受ける電磁ノイズが大きいと、使用者の指等がタッチしたセンスライン上にファントムノイズが発生し、押してもいないソフトウェアキーボードのキーが反応するという問題がある。
本明細書では、このように、人体が空間から受けた電磁ノイズが、手、指等を通じてタッチパネルに入力され、手、指等がタッチしたセンスラインを流れる信号に重畳されて生じる誤信号を「ファントムノイズ」という。例えば、図14に示すように、ファントムノイズNZは、お手付き領域HDRにセンスラインSL1〜SLMに沿って外接する外接ラインL1、L2の間であって、お手付き領域HDRの外側に発生する。
本発明の目的は、電磁ノイズを受けた人体の手、指等のパネルへのタッチに起因して生じるファントムノイズの影響を除去することができる静電容量値分布検出方法、静電容量値分布検出回路、タッチセンサシステム、及び情報入出力機器を提供することにある。
本発明に係るタッチ位置認識方法は、タッチパネル上の複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出して、前記タッチパネル上のタッチされた位置を表すタッチ位置を認識するタッチ位置認識方法であって、前記第1信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷の線形和を前記第2信号線から出力させる第1信号線駆動工程と、前記第1信号線駆動工程により前記第2信号線から出力された前記電荷の線形和に基づいてタッチ位置を認識する第1タッチ位置認識工程と、前記第2信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷の線形和を前記第1信号線から出力させる第2信号線駆動工程と、前記第2信号線駆動工程により前記第1信号線から出力された前記電荷の線形和に基づいてタッチ位置を認識する第2タッチ位置認識工程とを包含することを特徴とする。
本発明に係るタッチ位置認識方法は、前記第1タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置と、前記第2タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置とのいずれかをタッチ位置とすることが好ましい。
本発明に係るタッチ位置認識方法は、前記第タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置を表す信号と、前記第2タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置を表す信号とをAND操作した信号に基づく位置をタッチ位置とすることが好ましい。
本発明に係るタッチ位置認識回路は、タッチパネル上の複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出して、前記タッチパネル上のタッチされた位置を表すタッチ位置を認識するタッチ位置認識回路であって、前記複数の第1信号線及び前記複数の第2信号線に接続されたマルチプレクサと、前記マルチプレクサに接続されたドライバと、前記マルチプレクサに接続されたセンスアンプと、前記センスアンプに接続され、信号変換を行いタッチ位置を認識するタッチ位置認識部とを備え、前記第1信号線を前記ドライバに接続し、前記第2信号線を前記センスアンプに接続して、前記ドライバを介して駆動信号を前記第1信号線に与え、前記静電容量に対応する電荷の線形和に基づく前記第2信号線からの信号を前記センスアンプを介して前記タッチ位置認識部に供給してタッチ位置を認識する第1接続状態と、前記第1信号線を前記センスアンプに接続し、前記第2信号線を前記ドライバに接続して、前記ドライバを介して駆動信号を前記第2信号線に与え、前記静電容量に対応する電荷の線形和に基づく前記第1信号線からの信号を前記センスアンプを介して前記タッチ位置認識部に供給してタッチ位置を認識する第2接続状態とを前記マルチプレクサが切替えることを特徴とする。
本発明に係るタッチ位置認識回路は、前記第接続状態で認識されたタッチ位置と、前記第2接続状態で認識されたタッチ位置とのいずれかをタッチ位置とすることが好ましい。
本発明に係るタッチ位置認識回路は、前記第接続状態で認識されたタッチ位置を表す信号と、前記第2接続状態で認識されたタッチ位置を表す信号とをAND操作した信号に基づく位置をタッチ位置とすることが好ましい。
本発明に係るタッチ位置認識方法は、タッチパネル上の複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出して、前記タッチパネル上のタッチされた位置を表すタッチ位置を認識するタッチ位置認識方法であって、前記第1信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷を前記第2信号線から出力させる第1信号線駆動工程と、前記第1信号線駆動工程により前記第2信号線から出力された前記静電容量に対応する電荷に基づいてタッチ位置を認識する第1タッチ位置認識工程と、前記第2信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷を前記第1信号線から出力させる第2信号線駆動工程と、前記第2信号線駆動工程により前記第1信号線から出力された前記静電容量に対応する電荷に基づいてタッチ位置を認識する第2タッチ位置認識工程とを包含し、前記第1タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置と、前記第2タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置とのいずれかをタッチ位置とすることを特徴とする。
本発明に係るタッチ位置認識方法は、タッチパネル上の複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出して、前記タッチパネル上のタッチされた位置を表すタッチ位置を認識するタッチ位置認識方法であって、前記第1信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷を前記第2信号線から出力させる第1信号線駆動工程と、前記第1信号線駆動工程により前記第2信号線から出力された前記静電容量に対応する電荷に基づいてタッチ位置を認識する第1タッチ位置認識工程と、前記第2信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷を前記第1信号線から出力させる第2信号線駆動工程と、前記第2信号線駆動工程により前記第1信号線から出力された前記静電容量に対応する電荷に基づいてタッチ位置を認識する第2タッチ位置認識工程とを包含し、前記第1タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置を表す信号と、前記第2タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置を表す信号とをAND操作した信号に基づく位置をタッチ位置とすることを特徴とする。
本発明に係るタッチ位置認識回路は、タッチパネル上の複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出して、前記タッチパネル上のタッチされた位置を表すタッチ位置を認識するタッチ位置認識回路であって、前記複数の第1信号線及び前記複数の第2信号線に接続されたマルチプレクサと、前記マルチプレクサに接続されたドライバと、前記マルチプレクサに接続されたセンスアンプと、前記センスアンプに接続され、信号変換を行いタッチ位置を認識するタッチ位置認識部とを備え、前記第1信号線を前記ドライバに接続し、前記第2信号線を前記センスアンプに接続して、前記ドライバを介して駆動信号を前記第1信号線に与え、前記静電容量に対応する電荷に基づく前記第2信号線からの信号を前記センスアンプを介して前記タッチ位置認識部に供給してタッチ位置を認識する第1接続状態と、前記第1信号線を前記センスアンプに接続し、前記第2信号線を前記ドライバに接続して、前記ドライバを介して駆動信号を前記第2信号線に与え、前記静電容量に対応する電荷に基づく前記第1信号線からの信号を前記センスアンプを介して前記タッチ位置認識部に供給してタッチ位置を認識する第2接続状態とを前記マルチプレクサが切替え、前記第1接続状態で認識されたタッチ位置と、前記第2接続状態で認識されたタッチ位置とのいずれかをタッチ位置とすることを特徴とする。
本発明に係るタッチ位置認識回路は、タッチパネル上の複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出して、前記タッチパネル上のタッチされた位置を表すタッチ位置を認識するタッチ位置認識回路であって、前記複数の第1信号線及び前記複数の第2信号線に接続されたマルチプレクサと、前記マルチプレクサに接続されたドライバと、前記マルチプレクサに接続されたセンスアンプと、前記センスアンプに接続され、信号変換を行いタッチ位置を認識するタッチ位置認識部とを備え、前記第1信号線を前記ドライバに接続し、前記第2信号線を前記センスアンプに接続して、前記ドライバを介して駆動信号を前記第1信号線に与え、前記静電容量に対応する電荷に基づく前記第2信号線からの信号を前記センスアンプを介して前記タッチ位置認識部に供給してタッチ位置を認識する第1接続状態と、前記第1信号線を前記センスアンプに接続し、前記第2信号線を前記ドライバに接続して、前記ドライバを介して駆動信号を前記第2信号線に与え、前記静電容量に対応する電荷に基づく前記第1信号線からの信号を前記センスアンプを介して前記タッチ位置認識部に供給してタッチ位置を認識する第2接続状態とを前記マルチプレクサが切替え、前記第1接続状態で認識されたタッチ位置を表す信号と、前記第2接続状態で認識されたタッチ位置を表す信号とをAND操作した信号に基づく位置をタッチ位置とすることを特徴とする。
本発明に係る静電容量値分布検出方法は、第1時刻において、第1信号線を駆動して静電容量に対応する電荷を第2信号線から出力させ、第1時刻よりも後の第2時刻において、第1及び第2信号線の接続を切替制御し、第2時刻よりも後の第3時刻において、第2信号線を駆動して静電容量に対応する電荷を第1信号線から出力させる。従って、静電容量に対応する電荷を、第1信号線と第2信号線との双方から出力させることができる。このため、手、指等を通じてタッチパネルに入力され、センスラインの信号に重畳される電磁ノイズの影響を除去することができる。
実施の形態1に係るタッチセンサシステムの構成を示すブロック図である。 上記タッチセンサシステムに設けられたタッチパネルの構成を示す模式図である。 上記タッチパネルに接続された信号線とドライバに接続されたドライブライン及びセンスアンプに接続されたセンスラインとの接続切替回路の構成を示す回路図である。 上記タッチセンサシステムの静電容量分布検出回路に設けられたマルチプレクサの構成を示す回路図である。 (a)(b)は、上記タッチセンサシステムの動作方法を説明するための模式図である。 (a)(b)は、上記タッチセンサシステムの他の動作方法を説明するための模式図である。 実施の形態2に係るタッチセンサシステムの構成を示すブロック図である。 上記タッチパネルに接続された信号線とドライバに接続されたドライブライン及びセンスアンプに接続されたセンスラインとの接続切替回路の構成を示す回路図である。 上記タッチセンサシステムの静電容量分布検出回路に設けられたマルチプレクサの構成を示す回路図である。 実施の形態3に係るタッチセンサシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係るタッチセンサシステムの構成を示すブロック図である。 従来のタッチセンサシステムの構成を示すブロック図である。 上記タッチセンサシステムに設けられたタッチパネルの構成を示す模式図である。 上記タッチセンサシステムで発生するファントムノイズを説明するための図である。
本発明のタッチセンサシステムに関する実施の一形態について図1〜図10に基づいて説明すれば以下のとおりである。
(実施の形態1)
(タッチセンサシステム1aの構成)
図1は、実施の形態1に係るタッチセンサシステム1aの構成を示すブロック図である。図2は、タッチセンサシステム1aに設けられたタッチパネル3の構成を示す模式図である。
タッチセンサシステム1aは、タッチパネル3と静電容量値分布検出回路2とを備えている。タッチパネル3は、水平方向に沿って互いに平行に配置された信号線HL1〜HLM(第1信号線)と、垂直方向に沿って互いに平行に配置された信号線VL1〜VLM(第2信号線)と、信号線HL1〜HLMと信号線VL1〜VLMとの交点にそれぞれ形成される静電容量C11〜CMMとを備えている。タッチパネル3は、入力用ペンを把持した手を着くことができる広さを有していることが好ましいが、スマートフォンに使用される大きさであってもよい。
静電容量値分布検出回路2は、ドライバ5を備えている。ドライバ5は、符号系列に基づいてドライブラインDL1〜DLMに電圧を印加する。静電容量値分布検出回路2には、センスアンプ6が設けられている。センスアンプ6は、各静電容量に対応する電荷の線形和を、センスラインSL1〜SLMを通して読み出して、AD変換器8に供給する。
静電容量値分布検出回路2は、マルチプレクサ4を有している。図3は、タッチパネル3に接続された信号線HL1〜HLM、VL1〜VLMとドライバ5に接続されたドライブラインDL1〜DLM及びセンスアンプ6に接続されたセンスラインSL1〜SLMとの接続切替回路の構成を示す回路図である。
マルチプレクサ4は、信号線HL1〜HLMをドライバ5のドライブラインDL1〜DLMに接続し、信号線VL1〜VLMをセンスアンプ6のセンスラインSL1〜SLMに接続する第1接続状態と、信号線HL1〜HLMをセンスアンプ6のセンスラインSL1〜SLMに接続し、信号線VL1〜VLMをドライバ5のドライブラインDL1〜DLMに接続する第2接続状態とを切替える。
図4は、タッチセンサシステム1aの静電容量分布検出回路2に設けられたマルチプレクサ4の構成を示す回路図である。マルチプレクサ4は、直列に接続された4個のCMOSスイッチSW1〜SW4を有している。タイミングジェネレータ7からの制御ラインCLは、CMOSスイッチSW1のCMOSスイッチSW2と反対側の一端と、CMOSスイッチSW2とCMOSスイッチSW3との間と、CMOSスイッチSW4のCMOSスイッチSW3と反対側の一端と、反転器invの入力とに接続されている。反転器invの出力は、CMOSスイッチSW1とCMOSスイッチSW2との間と、CMOSスイッチSW3とCMOSスイッチSW4との間とに接続されている。信号線HL1〜HLMは、CMOSスイッチSW1・SW2に接続されている。信号線VL1〜VLMは、CMOSスイッチSW3・SW4に接続されている。ドライブラインDL1〜DLMは、CMOSスイッチSW1・SW4に接続されている。センスラインSL1〜SLMは、CMOSスイッチSW2・SW3に接続されている。
制御線CLの信号をLowにすると、信号線HL1〜HLMは、ドライブラインDL1〜DLMにつながり、信号線VL1〜VLMは、センスラインSL1〜SLMにつながる。制御線CLの信号をHighにすると、信号線HL1〜HLMは、センスラインSL1〜SLMにつながり、信号線VL1〜VLMは、ドライブラインDL1〜DLMにつながる。
AD変換器8は、センスラインSL1〜SLMを通して読み出した各静電容量に対応する電荷の線形和をAD変換して容量分布計算部9に供給する。
容量分布計算部9は、AD変換器8から供給された各静電容量に対応する電荷の線形和と符号系列とに基づいて、タッチパネル3上の静電容量分布を計算してタッチ認識部10に供給する。タッチ認識部10は、容量分布計算部9から供給された静電容量分布に基づいて、タッチパネル3上のタッチされた位置を認識する。
静電容量値分布検出回路2は、タイミングジェネレータ7を有している。タイミングジェネレータ7は、ドライバ5の動作を規定する信号と、センスアンプ6の動作を規定する信号と、AD変換器8の動作を規定する信号とを生成して、ドライバ5、センスアンプ6、及びAD変換器8に供給する。
(タッチセンサシステム1aの動作)
図5(a)(b)は、タッチセンサシステム1aの動作方法を説明するための模式図である。図14を参照して前述したように、ファントムノイズNZが、お手付き領域HDRにセンスラインSL1〜SLMに沿って外接する外接ラインL1・L2の間であって、お手付き領域HDRの外側に発生するという問題がある。しかしながら、図5(a)に示すように、お手付き領域HDRと重ならないセンスライン上、即ち、外接ラインL1・L2の外側に存在するペン入力位置Pに入力されたペン信号は、ペン入力位置Pを通るセンスライン上にファントムノイズNZが発生しないので、ファントムノイズNZによるSNRの劣化が無く、検出可能である。
従って、お手付き領域HDRとペン入力位置Pとが、図14に示す位置関係にあるときは、ドライブラインDL1〜DLMとセンスラインSL1〜SLMとを入れ替えて、図5(b)に示すように、水平方向の信号線HL1〜HLMをドライブラインDL1〜DLMとして機能させ、垂直方向の信号線VL1〜VLMをセンスラインSL1〜SLMとして機能させ、外接ラインL3・L4の外側の信号を検出するように構成すると、ペン入力位置Pへのペン信号の検出が可能となる。
従って、例えば、信号線HL1〜HLMをドライバ5のドライブラインDL1〜DLMに接続し、信号線VL1〜VLMをセンスアンプ6のセンスラインSL1〜SLMに接続する第1接続状態(図5(b))と、信号線HL1〜HLMをセンスアンプ6のセンスラインSL1〜SLMに接続し、信号線VL1〜VLMをドライバ5のドライブラインDL1〜DLMに接続する第2接続状態(図14)とを、1フレームごとに交互に、マルチプレクサ4により切替えれば、お手付き領域HDRによりファントムノイズNZが発生しても、第1接続状態と第2接続状態とのいずれか一方のタイミングでペン信号の検出が可能となる。他方のタイミングでファントムノイズNZがのるため、ペン信号のSNRとしては半分になるが、第1接続状態と第2接続状態とを交互に切替えれば、お手付き領域HDRによりファントムノイズNZが発生してもペン信号の検出が可能となる。
したがって、例えば、タッチセンサシステム1aは、第1時刻において、信号線HL1〜HLMを駆動して静電容量に対応する電荷を信号線VL1〜VLMから出力させ(第1信号線駆動工程)、そして、第1時刻よりも後の第2時刻において、信号線HL1〜HLM及び信号線VL1〜VLMの接続をマルチプレクサ4により切替制御し(切替工程)、次に、第2時刻以降の第3時刻において、信号線VL1〜VLMを駆動して静電容量に対応する電荷を信号線HL1〜HLMから出力させる(第2信号線駆動工程)。
容量分布計算部9は、お手付き領域HDRに外接する長方形の中に配置された静電容量からセンスラインを通って読み出される信号は採用しないように構成されている。お手付き領域HDRは、入力用導電性ペンを把持した手がタッチパネル上に着いた領域であり、図示しない画像認識手段により認識するように構成することができる。また、お手付き領域HDRは、タッチセンサシステム1aのユーザが定義するように構成してもよい。
また、ペン入力によるお手付き領域HDRが発生しないスマートフォンにおいても、上記と同様に、ドライブラインとセンスラインとの切替を行うと、検出すべき指タッチの信号は、いずれの駆動状態でも発生するが、ファントムノイズによる誤信号は、ドライブラインとセンスラインとの切替により発生場所が異なるため、除去可能になる。
図6(a)(b)は、タッチセンサシステム1aの他の動作方法を説明するための模式図である。図6(a)に示すように、垂直信号線VL1〜VLMをドライブラインDL1〜DLMに接続して駆動し、水平信号線HL1〜HLMをセンスラインSL1〜SLMに接続すると、指をタッチした指タッチ領域FRに水平方向に沿って外接する外接ラインL5・L6の間であって指タッチ領域FRの外側に発生するファントムノイズNZが指タッチ領域FRに対応する信号とともにセンスラインを通して読み出される。そして、図6(b)に示すように、水平信号線HL1〜HLMをドライブラインDL1〜DLMに接続して駆動し、垂直信号線VL1〜VLMをセンスラインSL1〜SLMに接続すると、指タッチ領域FRに垂直方向に沿って外接する外接ラインL7・L8の間に発生するファントムノイズNZが指タッチ領域FRに対応する信号とともにセンスラインを通して読み出される。
図6(a)に示す外接ラインL5・L6の間のファントムノイズNZと、図6(b)に示す外接ラインL7・L8の間のファントムノイズとは、互いに無関係にランダムに発生するので、図6(a)に示すセンスラインを通して読み出した外接ラインL5・L6の間のファントムノイズNZ及び指タッチ領域FRに対応する信号と、図6(b)に示すセンスラインを通して読み出した外接ラインL7・L8の間のファントムノイズNZ及び指タッチ領域FRに対応する信号とのAND操作を行うと、外接ラインL5・L6の間のファントムノイズNZと、外接ラインL7・L8の間のファントムノイズNZとをキャンセルすることができる。
(実施の形態2)
(タッチセンサシステム1bの構成)
図7は、実施の形態2に係るタッチセンサシステム1bの構成を示すブロック図である。図8は、タッチパネル3に接続された信号線HL1〜HLM、VL1〜VLMとドライバ5a・5bに接続されたドライブラインDL1〜DLM及びセンスアンプ6に接続されたセンスラインSL1〜SLMとの接続切替回路(マルチプレクサ4a・4b)の構成を示す回路図である。前述した構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細な説明は繰り返さない。
タッチセンサシステム1bは、静電容量値分布検出回路2aを備えている。静電容量値分布検出回路2aは、2個のマルチプレクサ4a・4bを有している。マルチプレクサ4aは、信号線HL1〜HLMを介して固定的にタッチパネル3に接続されている。静電容量値分布検出回路2aには、ドライバ5a及びセンスアンプ6aが設けられている。ドライバ5aは、ドライブラインDL1〜DLMを介してマルチプレクサ4aに接続されており、センスアンプ6aは、センスラインSL1〜SLMを介してマルチプレクサ4aに接続されている。
静電容量値分布検出回路2aは、AD変換器8a及びタイミングジェネレータ7aを有している。AD変換器8aは、センスアンプ6aからの出力をAD変換して容量分布計算部9に供給する。タイミングジェネレータ7aは、ドライバ5aの動作を規定する信号と、センスアンプ6aの動作を規定する信号と、AD変換器8aの動作を規定する信号とを生成して、ドライバ5a、センスアンプ6a、及びAD変換器8aに供給する。タイミングジェネレータ7aは、マルチプレクサ4aを制御するための信号を、制御ラインCLaを介して供給する。
マルチプレクサ4bは、信号線VL1〜VLMを介して固定的にタッチパネル3に接続されている。静電容量値分布検出回路2aには、ドライバ5b及びセンスアンプ6bが設けられている。ドライバ5bは、ドライブラインDL1〜DLMを介してマルチプレクサ4bに接続されており、センスアンプ6bは、センスラインSL1〜SLMを介してマルチプレクサ4bに接続されている。
静電容量値分布検出回路2aは、AD変換器8b及びタイミングジェネレータ7bを有している。AD変換器8bは、センスアンプ6bからの出力をAD変換して容量分布計算部9に供給する。タイミングジェネレータ7bは、ドライバ5bの動作を規定する信号と、センスアンプ6bの動作を規定する信号と、AD変換器8bの動作を規定する信号とを生成して、ドライバ5b、センスアンプ6b、及びAD変換器8bに供給する。タイミングジェネレータ7bは、マルチプレクサ4bを制御するための信号を、制御ラインCLbを介して供給する。
静電容量値分布検出回路2aは、同期信号生成部11を有している。同期信号生成部11は、信号線HL1〜HLMをドライバ5aに接続し、信号線VL1〜VLMをセンスアンプ6bに接続する第1接続状態と、信号線HL1〜HLMをセンスアンプ6aに接続し、信号線VL1〜VLMをドライバ5bに接続する第2接続状態とを切替えるようにタイミングジェネレータ7a・7bがマルチプレクサ4a・4bを制御するための同期信号を生成してタイミングジェネレータ7a・7bに供給する。
図9は、タッチセンサシステム1bの静電容量分布検出回路2aに設けられたマルチプレクサ4a・4bの構成を示す回路図である。マルチプレクサ4aは、直列に接続された2個のCMOSスイッチSW5〜SW6を有している。タイミングジェネレータ7aからの制御ラインCLaは、CMOSスイッチSW5のCMOSスイッチSW6と反対側の一端と、CMOSスイッチSW6のCMOSスイッチSW5と反対側の一端と、反転器invの入力とに接続されている。反転器invの出力は、CMOSスイッチSW5とCMOSスイッチSW6との間に接続されている。信号線HL1〜HLMは、CMOSスイッチSW5・SW6に接続されている。ドライブラインDL1〜DLMは、CMOSスイッチSW5に接続されている。センスラインSL1〜SLMは、CMOSスイッチSW6に接続されている。
(タッチセンサシステム1bの動作)
制御線CLaの信号をLowにすると、信号線HL1〜HLMは、ドライブラインDL1〜DLMにつながる。制御線CLの信号をHighにすると、信号線HL1〜HLMは、センスラインSL1〜SLMにつながる。マルチプレクサ4bも同様に構成されている。
このように、相似な構成のマルチプレクサ4a・4bを備え、マルチプレクサ4aはタッチパネル3の信号線HL1〜HLMと固定的に接続され、マルチプレクサ4bはタッチパネル3の信号線VL1〜VLMと固定的に接続され、マルチプレクサ4a・4bは、同期信号生成部11が生成した同期信号に基づいて、同期して動作する。マルチプレクサ4aがドライバ5aと接続されるときは、マルチプレクサ4bはセンスアンプ6bと接続され、マルチプレクサ4aがセンスアンプ6aと接続されるときは、マルチプレクサ4bはドライバ5bと接続される。
(実施の形態3)
図10は、実施の形態3に係るタッチセンサシステム1cの構成を示すブロック図である。前述した構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細な説明は繰り返さない。
タッチセンサシステム1cは、静電容量値分布検出回路2cを備えている。静電容量値分布検出回路2cは、コントローラ12a・12bを有している。コントローラ12aは、マルチプレクサ4a1〜4a4を有している。マルチプレクサ4a1〜4a4は、図7〜図9を参照して前述したマルチプレクサ4aと同様の構成を有しているが、接続される信号線数が少なく、マルチプレクサ4a1は信号線HL1〜HL(m1)と接続され、マルチプレクサ4a2は信号線HL(m1+1)〜HL(m2)と接続され、マルチプレクサ4a3は信号線HL(m2+1)〜HL(m3)と接続され、マルチプレクサ4a4は信号線HL(m3+1)〜HLMと接続されている。但し、1<m1<m2<m3<Mである。
コントローラ12bは、マルチプレクサ4b1〜4b4を有している。マルチプレクサ4b1〜4b4は、図7〜図9を参照して前述したマルチプレクサ4bと同様の構成を有しているが、接続される信号線数が少なく、マルチプレクサ4b1は信号線VL1〜VL(k1)と接続され、マルチプレクサ4b2は信号線VL(k1+1)〜VL(k2)と接続され、マルチプレクサ4b3は信号線VL(k2+1)〜VL(k3)と接続され、マルチプレクサ4b4は信号線VL(k3+1)〜VLMと接続されている。但し、1<k1<k2<k3<Mである。
マルチプレクサ4a1〜4a4及びマルチプレクサ4b1〜4b4は、それぞれ対応するドライバ、センスアンプ、タイミングジェネレータ、ADCを有しており、同期信号生成部が生成する同期信号により同期して動作する。コントローラ12a・12bは、集積回路(IC)として実現してもよい。
タッチセンサシステム1cでは、信号線HL1〜HL(m1)・信号線HL(m1+1)〜HL(m2)・信号線HL(m2+1)〜HL(m3)・信号線HL(m3+1)〜HLMをドライバに接続し、信号線VL1〜VL(k1)・信号線VL(k1+1)〜VL(k2)・信号線VL(k2+1)〜VL(k3)・信号線VL(k3+1)〜VLMをセンスアンプに接続する第1接続状態と、信号線HL1〜HL(m1)・信号線HL(m1+1)〜HL(m2)・信号線HL(m2+1)〜HL(m3)・信号線HL(m3+1)〜HLMをセンスアンプに接続し、信号線VL1〜VL(k1)・信号線VL(k1+1)〜VL(k2)・信号線VL(k2+1)〜VL(k3)・信号線VL(k3+1)〜VLMをドライバに接続する第2接続状態を切替制御する。
(実施の形態4)
図11は、実施の形態4に係るタッチセンサシステム1dの構成を示すブロック図である。前述した構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細な説明は繰り返さない。
タッチセンサシステム1dのセンスアンプは、隣り合うセンスラインからの信号を減算して読み出し、液晶パネル等からのノイズをキャンセルしてSNRを高める構成を有している。
タッチセンサシステム1dは、静電容量値分布検出回路2dを備えている。静電容量値分布検出回路2dは、コントローラ13a・13bを有している。コントローラ13aは、マルチプレクサ14a1〜14a4を有している。マルチプレクサ14a1〜14a4は、図7〜図9を参照して前述したマルチプレクサ4aと同様の構成を有しているが、接続される信号線数が少なく、隣接するマルチプレクサは、その境界に配置された信号線を共有する。
マルチプレクサ14a1は信号線HL1〜HL(m1)と接続され、マルチプレクサ14a2は信号線HL(m1)〜HL(m2)と接続され、マルチプレクサ4a3は信号線HL(m2)〜HL(m3)と接続され、マルチプレクサ4a4は信号線HL(m3)〜HLMと接続されている。但し、1<m1<m2<m3<Mである。このように、隣接するマルチプレクサ14a1・14a2は、その境界に配置された信号線HL(m1)を共有し、隣接するマルチプレクサ14a2・14a3は、その境界に配置された信号線HL(m2)を共有し、隣接するマルチプレクサ14a3・14a4は、その境界に配置された信号線HL(m3)を共有する。
コントローラ13bは、マルチプレクサ14b1〜14b4を有している。マルチプレクサ14b1〜14b4は、図7〜図9を参照して前述したマルチプレクサ4bと同様の構成を有しているが、接続される信号線数が少なく、隣接するマルチプレクサは、その境界に配置された信号線を共有する。
マルチプレクサ14b1は信号線VL1〜VL(k1)と接続され、マルチプレクサ14b2は信号線VL(k1)〜VL(k2)と接続され、マルチプレクサ14b3は信号線VL(k2)〜VL(k3)と接続され、マルチプレクサ14b4は信号線VL(k3)〜VLMと接続されている。但し、1<k1<k2<k3<Mである。このように、隣接するマルチプレクサ14b1・14b2は、その境界に配置された信号線VL(k1)を共有し、隣接するマルチプレクサ14b2・14b3は、その境界に配置された信号線VL(k2)を共有し、隣接するマルチプレクサ14b3・14b4は、その境界に配置された信号線VL(k3)を共有する。
マルチプレクサ14a1〜14a4及びマルチプレクサ14b1〜14b4は、それぞれ対応するドライバ、センスアンプ、タイミングジェネレータ、ADCを有しており、同期信号生成部が生成する同期信号により同期して動作する。コントローラ13a・13bは、集積回路(IC)として実現してもよい。
このように、隣り合うセンスラインからの信号を減算して読み出し、液晶パネル等からのノイズをキャンセルしてSNRを高めるようにセンスアンプを構成した場合は、隣接するマルチプレクサが、その境界線に配置された信号線を共有することにより、隣接するマルチプレクサの分担の境界に配置されたセンスラインの差動読み出しが、その境界線を超えて連続的に行える。
実施の形態1〜4に係るタッチセンサシステムは、液晶表示パネルに重ねて配置するか、液晶表示パネルに内蔵して、複数人のマルチタッチによる手書き入力が可能な電子黒板(情報入出力機器)を構成することができる。
(本発明の他の側面)
本発明に係る静電容量値分布検出方法は、複数の第1信号線と前記複数の第1信号線に交差する複数の第2信号線とを備えるタッチパネル上の前記第1信号線と前記第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出する静電容量値分布検出方法であって、前記第1信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷を前記第2信号線から出力させる第1信号線駆動工程と、前記第1信号線駆動工程により出力された電荷に基づいて前記タッチパネル上の静電容量値分布を検出する第1検出工程と、前記第2信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷を前記第1信号線から出力させる第2信号線駆動工程と、前記第2信号線駆動工程により出力された電荷に基づいて前記タッチパネル上の静電容量値分布を検出する第2検出工程と、前記第1検出工程により検出された静電容量値分布と前記第2検出工程により検出された静電容量値分布とに基づいて、前記複数の静電容量の値の分布を検出する第3検出工程とを包含することを特徴とする。
この特徴により、第1時刻において、第1信号線を駆動して静電容量に対応する電荷を第2信号線から出力させ、第1時刻よりも後の第2時刻において、第1及び第2信号線の接続を切替制御し、第2時刻よりも後の第3時刻において、第2信号線を駆動して静電容量に対応する電荷を第1信号線から出力させる。従って、静電容量に対応する電荷を、第1信号線と第2信号線との双方から出力させることができる。このため、手、指等を通じてタッチパネルに入力され、センスラインの信号に重畳される電磁ノイズの影響を除去することができる。
本発明に係る静電容量値分布検出方法では、前記複数の第1信号線と前記複数の第2信号線と前記複数の静電容量とにより構成されるタッチパネルは、入力用ペンを把持した手を着くことができる広さを有していることが好ましい。
上記構成により、入力用ペンを把持しながらタッチパネルに着いた手を通じてタッチパネルに入力され、センスラインの信号に重畳される電磁ノイズの影響を除去することができる。
本発明に係る静電容量値分布検出回路は、複数の第1信号線と前記複数の第1信号線に交差する複数の第2信号線とを備えるタッチパネル上の前記第1信号線と前記第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出する静電容量値分布検出回路であって、前記複数の第1信号線及び前記複数の第2信号線に接続されたマルチプレクサと、前記マルチプレクサに接続されたドライバと、前記マルチプレクサに接続されたセンスアンプと、前記センスアンプからの信号に基づいて前記タッチパネル上の複数の静電容量の値の分布を検出する検出部とを備え、前記マルチプレクサは、前記第1信号線を前記ドライバに接続し、前記第2信号線を前記センスアンプに接続して、前記ドライバに前記第1信号線を駆動信号により駆動させ、前記駆動信号に対する前記第2信号線からの応答を前記センスアンプを介して前記検出部に供給する第1接続状態と、前記第1信号線を前記センスアンプに接続し、前記第2信号線を前記ドライバに接続して前記ドライバに前記第2信号線を前記駆動信号により駆動させ、前記駆動信号に対する前記第1信号線からの応答を前記センスアンプを介して前記検出部に供給する第2接続状態とを切替え、前記検出部は、前記第2信号線からの応答に基づいて前記第1信号線の駆動による第1信号線静電容量分布を検出し、前記第1信号線からの応答に基づいて前記第2信号線の駆動による第2信号線静電容量分布を検出し、前記第1信号線静電容量分布及び前記第2信号線静電容量分布に基づいて前記複数の静電容量の値の分布を検出することを特徴とする。
この特徴により、第1信号線をドライバに接続し、第2信号線をセンスアンプに接続する第1接続状態と、第1信号線をセンスアンプに接続し、第2信号線をドライバに接続する第2接続状態とが切替えられる。従って、静電容量に対応する電荷を、第1信号線と第2信号線との双方から出力させることができる。このため、手、指等を通じてタッチパネルに入力され、センスラインの信号に重畳される電磁ノイズの影響を除去することができる。
本発明に係る他の静電容量値分布検出回路は、複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出する静電容量値分布検出回路であって、前記第1信号線に接続された第1マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサに接続された第1ドライバ及び第1センスアンプと、前記第2信号線に接続された第2マルチプレクサと、前記第2マルチプレクサに接続された第2ドライバ及び第2センスアンプと、前記第1信号線を前記第1ドライバに接続し、前記第2信号線を前記第2センスアンプに接続する第1接続状態と、前記第1信号線を前記第1センスアンプに接続し、前記第2信号線を前記第2ドライバに接続する第2接続状態とを切替えるように前記第1及び前記第2マルチプレクサを制御する制御回路とを備えたことを特徴とする。
この特徴により、第1信号線を第1ドライバに接続し、第2信号線を第2センスアンプに接続する第1接続状態と、第1信号線を第1センスアンプに接続し、第2信号線を第2ドライバに接続する第2接続状態とを切替えることができる。従って、静電容量に対応する電荷を、第1信号線と第2信号線との双方から出力させることができる。このため、手、指等を通じてタッチパネルに入力され、センスラインの信号に重畳される電磁ノイズの影響を除去することができる。
本発明に係るさらに他の静電容量値分布検出回路は、複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点に形成される複数の静電容量の値の分布を検出する静電容量値分布検出回路であって、前記複数の第1信号線の一部に接続された第1マルチプレクサと、前記第1マルチプレクサに接続された第1ドライバ及び第1センスアンプと、前記複数の第1信号線の他の一部に接続された第2マルチプレクサと、前記第2マルチプレクサに接続された第2ドライバ及び第2センスアンプと、前記複数の第2信号線の一部に接続された第3マルチプレクサと、前記第3マルチプレクサに接続された第3ドライバ及び第3センスアンプと、前記複数の第2信号線の他の一部に接続された第4マルチプレクサと、前記第4マルチプレクサに接続された第4ドライバ及び第4センスアンプと、前記第1信号線の一部を前記第1ドライバに接続し、前記第1信号線の他の一部を前記第2ドライバに接続し、前記第2信号線の一部を前記第3センスアンプに接続し、前記第2信号線の他の一部を前記第4センスアンプに接続する第1接続状態と、前記第1信号線の一部を前記第1センスアンプに接続し、前記第1信号線の他の一部を前記第2センスアンプに接続し、前記第2信号線の一部を前記第3ドライバに接続し、前記第2信号線の他の一部を前記第4ドライバに接続する第2接続状態とを切替えるように前記第1乃至前記第4マルチプレクサを制御する制御回路とを備えたことを特徴とする。
この特徴により、第1信号線の一部を第1ドライバに接続し、第1信号線の他の一部を第2ドライバに接続し、第2信号線の一部を第3センスアンプに接続し、第2信号線の他の一部を第4センスアンプに接続する第1接続状態と、第1信号線の一部を第1センスアンプに接続し、第1信号線の他の一部を第2センスアンプに接続し、第2信号線の一部を第3ドライバに接続し、第2信号線の他の一部を第4ドライバに接続する第2接続状態とを切替えることができる。
従って、静電容量に対応する電荷を、第1信号線と第2信号線との双方から出力させることができる。このため、手、指等を通じてタッチパネルに入力され、センスラインの信号に重畳される電磁ノイズの影響を除去することができる。
本発明に係る静電容量値分布検出回路では、前記複数の第1信号線と前記複数の第2信号線と前記複数の静電容量とにより構成されるタッチパネルは、入力用ペンを把持した手を着くことができる広さを有していることが好ましい。
上記構成により、入力用ペンを把持しながらタッチパネルに着いた手を通じてタッチパネルに入力され、センスラインの信号に重畳される電磁ノイズの影響を除去することができる。
本発明に係るさらに他の静電容量値分布検出回路では、前記複数の第1信号線の一部と前記複数の第1信号線の他の一部とは、境界にある信号線を共有し、前記複数の第2信号線の一部と前記複数の第2信号線の他の一部とは、境界にある信号線を共有していることが好ましい。
上記構成により、隣接するマルチプレクサの分担の境界に配置されたセンスラインの差動読み出しが、その境界線を超えて連続的に行える。
本発明に係るタッチセンサシステムは、本発明に係る静電容量値分布検出回路と、前記複数の第1信号線と前記複数の第2信号線と前記複数の静電容量とにより構成されるタッチパネルとを備えたことを特徴とする。
本発明に係るタッチセンサシステムでは、前記静電容量値分布検出回路は、ペン入力に基づく静電容量の値の分布を検出することが好ましい。
本発明に係る情報入出力機器は、本発明に係るタッチセンサシステムと、前記タッチセンサシステムに設けられたタッチパネルに重ねて配置されているか、または、前記タッチパネルを内蔵した表示パネルとを備えたことを特徴とする。
本発明に係る情報入出力機器では、前記静電容量値分布検出回路は、ペン入力に基づく静電容量の値の分布を検出することが好ましい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、本発明は、複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出する静電容量値分布検出方法、静電容量値分布検出回路、タッチセンサシステム、及び情報入出力機器に利用することができる。
また、本発明は、ペン入力に際してお手付き領域が発生するような大型のタッチパネルを備えたタッチセンサシステム、例えば、複数人のマルチタッチによる手書き入力が可能な電子黒板、タブレット端末に使用することができる。
1a タッチセンサシステム
2 静電容量値分布検出回路
3 タッチパネル
4 マルチプレクサ
4a マルチプレクサ(第1マルチプレクサ)
4b マルチプレクサ(第2マルチプレクサ)
4a1 マルチプレクサ(第1マルチプレクサ)
4a2 マルチプレクサ(第2マルチプレクサ)
4b1 マルチプレクサ(第3マルチプレクサ)
4b2 マルチプレクサ(第4マルチプレクサ)
14a1 マルチプレクサ(第1マルチプレクサ)
14a2 マルチプレクサ(第2マルチプレクサ)
14b1 マルチプレクサ(第3マルチプレクサ)
14b2 マルチプレクサ(第4マルチプレクサ)
5 ドライバ
5a ドライバ(第1ドライバ)
5b ドライバ(第2ドライバ)
6 センスアンプ
6a センスアンプ(第1センスアンプ)
6b センスアンプ(第2センスアンプ)
7 タイミングジェネレータ
7a タイミングジェネレータ(制御回路)
7b タイミングジェネレータ(制御回路)
8 AD変換器
9 容量分布計算部
10 タッチ認識部
11 同期信号生成部(制御回路)
12a、12b、13a、13b コントローラ
HL1〜HLM 信号線(第1信号線)
VL1〜VLM 信号線(第2信号線)
C11〜CMM 静電容量
DL1〜DLM ドライブライン
SL1〜SLM センスライン
SW1〜SW4 スイッチ
HDR お手付き領域
L1〜L4 外接ライン
P ペン入力位置
NZ ファントムノイズ

Claims (10)

  1. タッチパネル上の複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出して、前記タッチパネル上のタッチされた位置を表すタッチ位置を認識するタッチ位置認識方法であって、
    前記第1信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷の線形和を前記第2信号線から出力させる第1信号線駆動工程と、
    前記第1信号線駆動工程により前記第2信号線から出力された前記電荷の線形和に基づいてタッチ位置を認識する第1タッチ位置認識工程と、
    前記第2信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷の線形和を前記第1信号線から出力させる第2信号線駆動工程と、
    前記第2信号線駆動工程により前記第1信号線から出力された前記電荷の線形和に基づいてタッチ位置を認識する第2タッチ位置認識工程とを包含することを特徴とするタッチ位置認識方法。
  2. 前記第1タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置と、前記第2タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置とのいずれかをタッチ位置とする請求項1に記載のタッチ位置認識方法。
  3. 前記第タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置を表す信号と、前記第2タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置を表す信号とをAND操作した信号に基づく位置をタッチ位置とする請求項1に記載のタッチ位置認識方法。
  4. タッチパネル上の複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出して、前記タッチパネル上のタッチされた位置を表すタッチ位置を認識するタッチ位置認識回路であって、
    前記複数の第1信号線及び前記複数の第2信号線に接続されたマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサに接続されたドライバと、
    前記マルチプレクサに接続されたセンスアンプと、
    前記センスアンプに接続され、信号変換を行いタッチ位置を認識するタッチ位置認識部とを備え、
    前記第1信号線を前記ドライバに接続し、前記第2信号線を前記センスアンプに接続して、前記ドライバを介して駆動信号を前記第1信号線に与え、前記静電容量に対応する電荷の線形和に基づく前記第2信号線からの信号を前記センスアンプを介して前記タッチ位置認識部に供給してタッチ位置を認識する第1接続状態と、前記第1信号線を前記センスアンプに接続し、前記第2信号線を前記ドライバに接続して、前記ドライバを介して駆動信号を前記第2信号線に与え、前記静電容量に対応する電荷の線形和に基づく前記第1信号線からの信号を前記センスアンプを介して前記タッチ位置認識部に供給してタッチ位置を認識する第2接続状態とを前記マルチプレクサが切替えることを特徴とするタッチ位置認識回路。
  5. 前記第接続状態で認識されたタッチ位置と、前記第2接続状態で認識されたタッチ位置とのいずれかをタッチ位置とする請求項4に記載のタッチ位置認識回路。
  6. 前記第接続状態で認識されたタッチ位置を表す信号と、前記第2接続状態で認識されたタッチ位置を表す信号とをAND操作した信号に基づく位置をタッチ位置とする請求項4に記載のタッチ位置認識回路。
  7. タッチパネル上の複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出して、前記タッチパネル上のタッチされた位置を表すタッチ位置を認識するタッチ位置認識方法であって、
    前記第1信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷を前記第2信号線から出力させる第1信号線駆動工程と、
    前記第1信号線駆動工程により前記第2信号線から出力された前記静電容量に対応する電荷に基づいてタッチ位置を認識する第1タッチ位置認識工程と、
    前記第2信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷を前記第1信号線から出力させる第2信号線駆動工程と、
    前記第2信号線駆動工程により前記第1信号線から出力された前記静電容量に対応する電荷に基づいてタッチ位置を認識する第2タッチ位置認識工程とを包含し、
    前記第1タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置と、前記第2タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置とのいずれかをタッチ位置とすることを特徴とするタッチ位置認識方法。
  8. タッチパネル上の複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出して、前記タッチパネル上のタッチされた位置を表すタッチ位置を認識するタッチ位置認識方法であって、
    前記第1信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷を前記第2信号線から出力させる第1信号線駆動工程と、
    前記第1信号線駆動工程により前記第2信号線から出力された前記静電容量に対応する電荷に基づいてタッチ位置を認識する第1タッチ位置認識工程と、
    前記第2信号線を駆動して前記静電容量に対応する電荷を前記第1信号線から出力させる第2信号線駆動工程と、
    前記第2信号線駆動工程により前記第1信号線から出力された前記静電容量に対応する電荷に基づいてタッチ位置を認識する第2タッチ位置認識工程とを包含し、
    前記第1タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置を表す信号と、前記第2タッチ位置認識工程により認識されたタッチ位置を表す信号とをAND操作した信号に基づく位置をタッチ位置とすることを特徴とするタッチ位置認識方法。
  9. タッチパネル上の複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出して、前記タッチパネル上のタッチされた位置を表すタッチ位置を認識するタッチ位置認識回路であって、
    前記複数の第1信号線及び前記複数の第2信号線に接続されたマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサに接続されたドライバと、
    前記マルチプレクサに接続されたセンスアンプと、
    前記センスアンプに接続され、信号変換を行いタッチ位置を認識するタッチ位置認識部とを備え、
    前記第1信号線を前記ドライバに接続し、前記第2信号線を前記センスアンプに接続して、前記ドライバを介して駆動信号を前記第1信号線に与え、前記静電容量に対応する電荷に基づく前記第2信号線からの信号を前記センスアンプを介して前記タッチ位置認識部に供給してタッチ位置を認識する第1接続状態と、前記第1信号線を前記センスアンプに接続し、前記第2信号線を前記ドライバに接続して、前記ドライバを介して駆動信号を前記第2信号線に与え、前記静電容量に対応する電荷に基づく前記第1信号線からの信号を前記センスアンプを介して前記タッチ位置認識部に供給してタッチ位置を認識する第2接続状態とを前記マルチプレクサが切替え、
    前記第1接続状態で認識されたタッチ位置と、前記第2接続状態で認識されたタッチ位置とのいずれかをタッチ位置とすることを特徴とするタッチ位置認識回路。
  10. タッチパネル上の複数の第1信号線と複数の第2信号線との交点にそれぞれ形成される複数の静電容量の値の分布を検出して、前記タッチパネル上のタッチされた位置を表すタッチ位置を認識するタッチ位置認識回路であって、
    前記複数の第1信号線及び前記複数の第2信号線に接続されたマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサに接続されたドライバと、
    前記マルチプレクサに接続されたセンスアンプと、
    前記センスアンプに接続され、信号変換を行いタッチ位置を認識するタッチ位置認識部とを備え、
    前記第1信号線を前記ドライバに接続し、前記第2信号線を前記センスアンプに接続して、前記ドライバを介して駆動信号を前記第1信号線に与え、前記静電容量に対応する電荷に基づく前記第2信号線からの信号を前記センスアンプを介して前記タッチ位置認識部に供給してタッチ位置を認識する第1接続状態と、前記第1信号線を前記センスアンプに接続し、前記第2信号線を前記ドライバに接続して、前記ドライバを介して駆動信号を前記第2信号線に与え、前記静電容量に対応する電荷に基づく前記第1信号線からの信号を前記センスアンプを介して前記タッチ位置認識部に供給してタッチ位置を認識する第2接続状態とを前記マルチプレクサが切替え、
    前記第1接続状態で認識されたタッチ位置を表す信号と、前記第2接続状態で認識されたタッチ位置を表す信号とをAND操作した信号に基づく位置をタッチ位置とすることを特徴とするタッチ位置認識回路。
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