JP5836848B2 - 補助露光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光リソグラフィに係り、特に被処理基板上に塗布されたレジスト膜に対して、マスクのパターンを転写する通常の露光処理とは別に紫外線を照射する補助露光装置に関する。
光リソグラフィ技術は、被処理基板の表面に堆積された薄膜(被加工膜)の上にレジスト(感光性樹脂)を塗布して、基板上のレジストにフォトマスクのパターン(回路パターン)を転写し、現像してレジストパターンを作成する技術である。光リソグラフィ技術は、半導体デバイスやFPD(フラットパネルディスプレイ)等における集積回路の微細化、高密度化を左右するキーテクノロジーである。
これまで、光リソグラフィによる回路パターンの微細化は様々な方法で進展してきている。近年は、露光に用いる紫外線の短波長化や位相シフトマスクおよび化学増幅型レジストの採用等によって微細化のトレンドが維持されている。具体的には、紫外線の露光波長は、248nm(Krf)から193nm(Arf)に移行してきている。また、たとえばハーフトーン型の位相シフトマスク法は、フォトマスクの遮光部においてもわずかな光を透過させ、マスク開口部を通った光の振幅とマスク開口部周辺の透過光の振幅との干渉により解像性能を向上させるようにしている。化学増幅型レジストは、酸触媒を用いる増幅反応によって高感度が得られ、高い現像コントラストおよび高解像性を達成することができる。
特開2002−341525
しかしながら、上記のように光リソグラフィによる回路パターンの微細化が進展するにつれて、現像処理後の基板上に得られるレジストパターンの膜厚や線幅の面内均一性が大きな課題になってきている。すなわち、回路パターンが微細化するほど、レジストパターンの膜厚は薄く、線幅(line)は細くなり、それらの面内均一性を向上させることがますます難しくなる。しかも、光リソグラフィはレジスト塗布、露光、現像の基本工程を含むほか、それら基本工程の合間にベーキング等の前処理または後処理の工程も介在するので、そのような数多くのプロセスのひとつでもプロセス結果の面内均一性が低いと、それが最終のプロセス結果であるレジストパターンの膜厚や線幅の面内均一性を律速する。プロセス結果の面内均一性が低いプロセスが複数ある場合、この問題は一層複雑かつ顕著になる。
この問題に対しては、従来から、各プロセス結果の面内均一性を個別に改善する技術が数多く提案されている。その一方で、最終のプロセス結果であるレジストパターンの膜厚または線幅を基板上の幾つかの代表点で測定して設定値からの偏差(誤差)を求め、たとえば露光工程に先立つプリベーキング工程において基板に対する加熱温度を領域別に上記偏差に応じて調整する手法も従来から行われている。このために、ベーキング装置において、エリア分割式の面状ヒータが用いられ、あるいはホットプレート上でプロキシミティピンの高さを各々独立に変更または調整できるような細工がなされている。しかしながら、このような従来の技法は、ハードウェア上の制約が大きく、またプロキシミティピンの高さ調整は調整作業の工数が非常に多く、その一方で面内均一化の達成度はよくないことが課題となっている。
本発明は、かかる従来技術の課題を解決するものであり、光リソグラフィにおいて現像処理後のレジストパターンの膜厚または線幅の精度または面内均一性の大幅な向上を実現できる補助露光装置を提供する。
本発明の補助露光装置は、光リソグラフィにおいて、被処理基板上に塗布されたレジスト膜にマスクのパターンを転写する露光処理とは別に、前記基板の表面の前記レジスト膜に所定波長の紫外線を照射する補助露光装置であって、前記紫外線光を発する1個または複数個の表面実装型のLED素子を設けた照射エリアを第1の方向に複数配列し、各々の前記照射エリアにおいて熱伝導率の高い支持部材に前記LED素子を取り付けている紫外線照射ユニットと、各々の前記照射エリア毎に前記LED素子に発光用の駆動電流を供給する発光駆動部と、前記基板表面のレジスト膜を露光走査するように、前記基板に対して前記紫外線照射ユニットを前記第1の方向と交差する第2の方向に相対的に移動させる走査機構と、各々の前記照射エリアについて、前記発光駆動部を通じて、当該照射エリアに対する光出力の指令値と前記基板上の対応する被照射位置の照度との関係を表わす指令値−照度特性を取得する照度特性取得部と、前記露光走査中に、各々の前記照射エリアと対向する前記基板上の被照射位置の照度が目標値に一致または近似するように、各々の前記照射エリア毎に前記指令値−照度特性に基づいて前記発光駆動部を制御する照度制御部と、各々の前記照射エリア毎に前記支持部材に冷却面を向けて取り付けられるペルチェモジュールと、各々の前記照射エリア毎に前記ペルチェモジュールに定電流制御で前記指令値に応じた駆動電流を供給する照明エリア温度制御部とを有する冷却機構と、各々の前記照射エリアについて、前記冷却機構を制御して、各々の前記照射エリアの温度を前記指令値−照度特性を取得する時とその後に前記露光走査を行う時とで同一または近似する温度に制御する温度管理機構とを有する。
上記の装置構成においては、紫外線照射ユニットの第2の方向にライン状に配列された複数の照射エリアよりそれぞれ独立した光強度の紫外線が基板表面のレジストに照射される。走査機構により基板上で相対的に紫外線照射ユニットが第1の方向に移動することで、基板表面のレジスト全体について紫外線照射の走査つまり露光走査が行われる。
この露光走査中に、照度制御部は、各々の照射エリアと対向する基板上の被照射位置の照度が目標値に一致または近似するように、各々の照射エリア毎に指令値−照度特性に基づいて発光駆動部を制御する。ここで、指令値−照度特性は、当該照射エリアに対する光出力の指令値と基板上の対応する被照射位置の照度との関係を表わす特性(関数)であり、照度特性取得部によって予め取得されている。
温度管理機構は、各々の照射エリアについて、(各々の照射エリア毎に支持部材に冷却面を向けて取り付けられるペルチェモジュールと、各々の照射エリア毎にペルチェモジュールに定電流制御で指令値に応じた駆動電流を供給する照明エリア温度制御部とを有する)冷却機構を制御して、各々の照射エリアの温度を指令値−照度特性を取得する時とその後に露光走査を行う時とで同一または近似する温度に制御する。これによって、基板上の各位置で基板表面のレジストに設定通りの露光量で紫外線を照射し、所望の補助露光処理を行うことができる。
本発明の補助露光装置によれば、上記のような構成および作用により、光リソグラフィにおいて現像処理後のレジストパターンの膜厚または線幅の精度または面内均一性の大幅な向上を実現することができる。
本発明の補助露光装置を適用できる光リソグラフィ用のインラインシステムのプロセスフロー上の構成を示すブロック図である。 実施形態において基板上の製品領域をマトリクス状に区画するフォーマットを示す図である。 基板上のマトリクス区画の各単位領域毎にレジストパターンの膜厚(または線幅)の測定値を演算してマッピングする仕組みを示す図である。 基板上のマトリクス区画の各単位領域毎に補正露光量を演算してマッピングする仕組みを示す図である。 基板上のマトリクス区画の各単位領域毎に照度の目標値を演算してマッピングする仕組みを示す図である。 実施形態における補助露光装置の構成を示すブロック図である。 上記補助露光装置における平流し搬送部およびUV照射ユニットの構成を示す斜視図である。 上記補助露光装置における平流し搬送部およびUV照射ユニットの構成を示す側面図である。 上記補助露光装置におけるUV照射ユニットの全体の構成および冷却機構の要部の構成を示す正面図である。 上記UV照射ユニットのライン状照射部における照射エリアおよび発光素子の配置構成を示す底面図である。 上記補助露光装置における冷却機構の全体構成を示すブロック図である。 上記冷却機構における照射エリア温度制御部の構成を示す図である。 上記補助露光装置における発光駆動部および照度測定部の構成を示すブロック図である。 上記補助露光装置における照度計移動機構の構成を示す一部分解正面図である。 指令値−照度特性の一例(一次関数)を示すグラフ図である。 メモリのテーブル上に指令値−照度特性の属性データを保管する仕組みを示す図である。 基板上のマトリクス区画の各単位領域毎に指令値を演算してマッピングする仕組みを示す図である。 実施形態の補助露光処理における基板とUV照射ユニット間の走査を示す略平面図である。 実施形態の補助露光処理の作用を示す略平面図である。 冷却機構の一変形例を示す断面図である。 図17の変形例における照射エリアおよび各冷却板の配置構成を示す図である。 冷却機構の別の変形例を示す正面図である。 図19の変形例における1グループ内の構成を示す拡大正面図である。
以下に、添付図を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
[基板処理システムの構成]
図1に、光リソグラフィにおいて本発明の補助露光装置を適用可能な基板処理装置のプロセスフロー上の構成を示す。この基板処理装置は、たとえばFPD製造用のインラインシステムであり、基本構成として、レジスト塗布ユニット(CT)、マスク露光装置(EXP)および現像ユニット(DEP)を備える。マスク露光装置(EXP)は、たとえばガラス製の被処理基板G上のレジストにフォトマスクのパターンを転写するための通常(正規)の露光装置である。
さらに、この基板処理装置は、標準装備として、減圧乾燥ユニット(DP)、プリベークユニット(PRB)および冷却ユニット(COL)も備える。減圧乾燥ユニット(DP)は、レジスト塗布ユニット(CT)でレジストを塗布された直後の基板Gを減圧雰囲気の中に一定時間晒して、レジストに含まれている溶剤を一定段階まで蒸発させる。プリベークユニット(PRB)は、マスク露光処理の前に基板Gを一定温度で加熱して、レジスト中の残留溶剤を蒸発させるとともに、レジストと下地膜との密着性を向上させる。冷却ユニット(COL)は、プリベーク処理の直後に基板Gを基準温度まで冷却する。
本発明の補助露光装置(AE)10は、プロセスフローにおいて、たとえば減圧乾燥ユニット(DP)とプリベークユニット(PRB)との間に配置される。この場合、補助露光装置(AE)10では、基板G上の溶剤がまだ残っているレジストに対して、現像処理後に得られるレジストパターンの膜厚(または線幅)の精度または面内均一性を向上させるための後述するような特殊な補助露光処理が行われる。
この基板処理装置は、補助露光処理に必要な情報またはデータを補助露光装置(AE)10に与えるために、レジストパターン検査部12、入力部14および演算処理部16を備える。レジストパターン検査部12は、現像ユニット(DEP)で現像処理の済んだ後(通常は、さらに後段の図示しないポストベークユニットで加熱処理の済んだ後)のサンプル用の基板G上に得られたレジストパターンの膜厚(または線幅)をたとえば基板G上の幾つか(たとえば数十箇所)の代表点で測定する。
演算処理部16は、メモリおよび各種インタフェースを含むマイクロコンピュータで構成され、補間部18、補正露光量演算部20および照射マップ作成部22の諸機能を有している。入力部14は、たとえばキーボード、マウスまたはタッチパネル等を有し、システム内の各部、特に演算処理部16および補助露光装置(AE)10に対して、管理者あるいはオペレータ等により入力された各種条件、初期値等の設定値データを与える。
補間部18は、レジストパターンの膜厚(または線幅)について、レジストパターン検査部12が取得した基板G上の代表点における測定値を基に、所定の補間処理によってガラス基板G上の他の位置または領域における測定値(正確には推測値)を演算する。この実施形態では、図2Aに示すように基板G上の製品領域PAをマトリクス状に区画し、マトリクス区画の各単位領域(i,j)毎にレジストパターンの膜厚(または線幅)の測定値(または補間処理で得られた推定値)Ai,jを演算して、たとえばメモリ内に構築されるテーブル上で図2Bに示すようにマッピングする。なお、図面では、理解と図解を容易にするために、マトリクス区画を9列(j=1〜9)で示している。実際は、マトリクス区画の行数および列数のいずれも、少なくとも数十以上あり、FPD用の大型基板では百以上ある。
補正露光量演算部20は、基板G上のマトリクス区画の各単位領域(i,j)毎に補正露光量Bi,jを演算して、たとえばメモリ内に構築されるテーブル上で図2Cに示すようにマッピングする。ここで、補正露光量Bi,jは、各単位領域(i,j)内のレジストパターンの膜厚(または線幅)について測定値と設定値との差分(誤差)を零に近づけるための露光量である。
この基板処理装置で使用されるレジストがたとえばポジ型の場合、基板G上の各位置で露光量が多いほどレジストパターンの膜厚および線幅(line)の変化は大きく、露光量が少ないほどレジストパターンの膜厚および線幅(line)の変化は小さくなる。この基板処理装置では、マスク露光装置(EXP)による通常のマスク露光処理と、補助露光装置(AE)10による補助的な露光処理とが多重に行われる。したがって、マスク露光装置(EXP)における通常のマスク露光処理では、補助露光装置(AE)10による補助露光処理を見込んで、補助露光処理を行わない場合よりも露光量を少なめに設定するのも好ましい。
照射マップ作成部22は、基板G上のマトリクス区画の各単位領域(i,j)毎に照度の目標値Ci,jを演算して、たとえばメモリ内に構築されるテーブル上で図2Dに示すようにマッピングする。ここで、補助露光装置(AE)10においてマトリクス区画の各単位領域(i,j)当たりの紫外線照射時間をtSとすると、Ci,j=Bi,j/tSである。

[補助露光装置の構成及び作用]
図3に、本発明の一実施形態における補助露光装置(AE)10の構成を示す。この補助露光装置(AE)10は、ハードウェア上の構成として、基板Gを一定の姿勢(たとえば仰向けの姿勢)で一水平方向(X方向)に搬送する平流し搬送部30と、この平流し搬送部30によって搬送される基板G上のレジストに所定波長の紫外線(UV)を照射するUV照射ユニット32と、このUV照射ユニット32内の発光素子に発光用の駆動電流を供給する発光駆動部34と、UV照射ユニット32内の発光素子を設定温度に冷却する冷却機構36と、UV照射ユニット32による紫外線照射の照度を測定する照度測定部38と、装置内の各部(特に平流し搬送部30、発光駆動部34、冷却機構36、照度測定部38)を制御するための制御部40と、この制御部40で用いる各種プログラムおよびデータを蓄積または保存するメモリ42とを有している。制御部40は、マイクロコンピュータで構成されており、所定のプログラムにしたがって後述する様々な所要の演算処理および制御を実行する。
平流し搬送部30は、たとえば多数のコロ44を搬送方向(X方向)に敷設してなるコロ搬送路46と、このコロ搬送路46上で基板Gを仰向けの姿勢で搬送するために各コロ44をたとえばベルトやギア等を有する伝動機構48を介して回転駆動する走査駆動部50とを有している。コロ搬送路46は、プロセスフロー(図1)において前隣の減圧乾燥ユニット(DP)の搬送系および後隣のプリベークユニット(PRB)の搬送系に接続されている。平流し搬送部30は、減圧乾燥ユニット(DP)で減圧乾燥処理を終えた基板Gを平流しでこの補助露光装置(AE)10内に搬入し、この補助露光装置(AE)10内で補助露光処理の走査のために基板Gを平流しで搬送し、補助露光処理を終えた基板Gを平流しでプリペークユニット(PRB)へ搬出するように構成されている。なお、制御部40は、コロ搬送路46の所々に配置されている位置センサ(図示せず)を通じて基板Gの現時の位置を検出ないし把握できるようになっている。
図4および図5に示すように、UV照射ユニット32は、コロ搬送路46の途中に設けられている。UV照射ユニット32は、基板搬送方向(X方向)と直交する水平方向(Y方向)にまっすぐ延びる長尺状のユニットとして構成され、後述するようにそのライン状照射部(54)を下に向けてコロ搬送路46の上方に配置される。図示省略するが、UV照射ユニット32の高さ位置を調整するための昇降機構を備えることも可能である。
図6に、UV照射ユニット32の全体の構成および冷却機構36の要部の構成を示す。UV照射ユニット32は、ユニット長手方向(Y方向)にまっすぐ延びる一片の支持板52の下面52aに表面実装型の紫外線発光素子たとえばLED素子を所定のレイアウトで多数取り付けたライン状の照射部54を有している。支持板52は、熱伝導率の高い金属たとえばアルミニウムからなる。
図7に示すように、UV照射ユニット32のライン状照射部54は、支持板52の長手方向(Y方向)に沿って複数(9つ)の照射エリアSE1,SE2,SE3,・・・,SE9に分割されている。このエリア分割数(9つ)は基板Gの製品領域PAに設定されるマトリクス区画の列の数(9つ)に対応し、第nの照射エリアSEn(n=1〜9)は基板G上のマトリクス区画の第n列に対向するようになっている。
各々の照射エリアSEnには、1個または複数個(図示の例では6個)のLED素子J1,J2,・・J6が1列または複数列(図示の例では2列)に配置されている。各々の照射エリアSEnに設けられる1組のLED素子J1,J2,・・J6は、図10につき後述するように電気的には直列に接続され、発光駆動部34からの同一または共通の駆動電流Inによって一斉に発光し、各照射エリアSEnの直下を通る基板G表面(マトリクス区画の第n列およびその周囲)のレジストに対して所定波長の紫外線を照射するようになっている。
図6に示すように、ライン状照射部54の下には、各照射エリアSEnの照射角を拡げるための長尺状の拡散板56が平行に配置されている。ライン状照射部54の背面側つまり支持板52の上面には、複数(9個)の板片状ペルチェモジュールPM1〜PM9が横一列に並んで取り付けられている。各々のペルチェモジュールPMnは、各対応する照射エリアSEnの後背(真上)に位置し、その冷却面(吸熱面)をたとえば白金の測温抵抗体58(n)を挟んで支持板52の上面に貼り付けている。ペルチェモジュールPM1〜PM9の上面つまり放熱面にはフィン構造のヒートシンク60が結合され、その上方には冷却用のファン62が設置されている。
図8に示すように、冷却機構36は、各々の照射エリアSEn毎に、1組のペルチェモジュールPMn、測温抵抗体58(n)および照射エリア温度制御部64(n)を設けている。図9に示すように、照射エリア温度制御部64(n)は、ブリッジ回路66、差動増幅回路68、コンパレータ70およびペルチェ駆動回路72を有している。
ブリッジ回路66および差動増幅回路68は、現時の温度Tに応じた測温抵抗体58(n)の抵抗変化を電圧信号として取り出す。コンパレータ70は、差動増幅回路68からの電圧信号(温度検出信号)MTと制御部40からの設定温度Tnを指示する基準信号STnとを比較して、比較誤差δTnを生成する。ペルチェ駆動回路72は、比較誤差δTnを零にするように、たとえばPWM駆動方式でペルチェモジュールPMnに駆動電流を供給する。ペルチェモジュールPMnは、p型半導体とn型半導体とを電極を介して交互に電気的に直列に接合配列してなり、電流が流れると、ペルチェ効果によって冷却面(吸熱面)から反対側の面(放熱面)に熱が移動する。これによって、ペルチェモジュールPMnの冷却面に支持板52を介して熱的に結合されている照射エリアSEn(特にLED素子J1,J2,・・J6)が冷却される。
設定温度Tnは、各照射エリアSEnの温度(特にLED素子J1,J2,・・J6の温度)を設定値に保つための基準値である。通常は、全ての照射エリアSE1〜SE9について、設定温度T1〜T9が共通(同一)の値に選ばれ、周囲温度つまり室温よりも幾らか(好ましくは数℃だけ)低い温度たとえば20℃〜22℃に選ばれる。もっとも、照射エリアSE1〜SE9の間でそれぞれの設定温度T1〜T9が異なっていてもよい。
後述するように、補助露光処理のスループットを上げるために、走査速度を高くすると、露光時間が短くなり、各照射エリアSEnと対向する基板G上の各位置で所望の補正露光量を得るのに必要な照度は高くなる。このため、各照射エリアSEnについて設定される発光強度ひいては駆動電流Inが増大する。ところが、LED素子は、駆動電流が大きいと発熱量が著しく増大し、しかも熱に敏感な半導体素子であり、放熱が迅速かつ効率よく行われないと、その光出力(放射照度)が不安定になりやすい。
この実施形態では、後述するように、全ての照射エリアSE1〜SE9が発光駆動部34により独立に発光駆動され、それぞれの放射照度は独立に制御される。冷却機構36は、上記のように各々の照射エリアSEn毎に1組のペルチェモジュールPMn、測温抵抗体58(n)および照射エリア温度制御部64(n)を備える構成により、放射照度が高い照射エリアには冷却を強め、放射照度が低い照射エリアには冷却を弱めるように、各照射エリアSEn別にパッシブ的な冷却動作を行う。よって、ここでは、温度センサ(測温抵抗体)を実装しないアクティブ(オープンループ)冷却制御(強制冷却)は好ましくない。なぜならば、全ての照射エリアSE1〜SE9を一様に冷却する場合はもちろん、各照射エリアSEn毎に個別に冷却する場合でも、たとえば15℃以下のアクティブ冷却(強制冷却)を行えば、照度の低い照射エリアはLED温度が低くなりすぎて、照度が安定するまで時間遅れが発生するからである。
この実施形態においては、補助露光処理のスループットを上げるために走査速度を高く設定しても、あるいは照射エリアの間で放射照度が大きく異なっていても、ライン状照射部54の端から端まで、つまり全ての照射エリアSE1〜SE9の温度をそれぞれの設定温度T1〜T9に安定かつ正確に保つことができる。このことは、後に説明するように各々の照射エリアSEn毎に個別の指令値−照度特性を用いて露光量補正処理を実施するうえで非常に重要である。
図10に、発光駆動部34および照度測定部38の構成を示す。発光駆動部34は、各々の照射エリアSEn毎にLEDドライバ74(n)を備えている。各々の照射エリアSEnに設けられる一組のLED素子J1,J2,・・J6は、電気的には直列接続でLEDドライバ74(n)の負荷回路を構成する。制御部40は、各々の照射エリアSEnに対する発光出力の指令値Vnとして電圧値表示のディジタル信号DVnを出力する。このディジタル信号DVnはディジタル−アナログ変換器(DAC)76(n)によりアナログの電圧信号AVnに変換され、このアナログ電圧信号AVnがLEDドライバ74(n)に与えられる。LEDドライバ74(n)は、定電流源回路を有しており、制御部40からの指令値(電圧信号)Vnに応じた駆動電流Inを定電流で当該照射エリアSEn内のLED素子J1,J2,・・J6に供給する。こうして、LED素子J1,J2,・・J6は、同一または共通の駆動電流Inによって発光駆動され、所定波長の紫外線光を発する。
一般に、LED素子には個体差と経時変化が付き物である。このため、同一の駆動電流を供給しても、各照射エリアSEn内で個々のLED素子J1,J2,・・J6の光出力が異なり、それらの合成出力も時間の経過とともに変化し、照射エリアSE1〜SE9の間でそれぞれの放射照度または照射強度が区々になることは、決して稀なことではなく、むしろ普通である。
この実施形態では、このようなLED素子の特質に鑑みて、照度測定部38を備えるとともに、制御部40において発光駆動部34および照度測定部38を通じて後述するような照度特性取得動作を定期的に実施するようにしている。
照度測定部38は、紫外線の照度を測定するための照度計80と、この照度計80をUV照射ユニット32の真下で照射ライン方向(Y方向)に移動させるための照度計移動機構82とを備えている。照度計80は、その頂部80a付近に光電変換素子たとえばフォトダイオードを有しており、その受光面に入射した紫外線の光強度に対応した電気信号(照度測定信号)MLを生成するようになっている。照度計80より出力される照度測定信号MLは、アナログ−ディジタル変換器(ADC)84を介して制御部40に送られる。
照度計移動機構82は、図11に示すように、照度計80の受光部80aがコロ搬送路46上を移動するときの基板Gの表面と同じ高さになるように照度計80をキャリッジ86に搭載し、UV照射ユニット32と平行(Y方向)に延びるレール88上でたとえばリニアモータ(図示せず)によりキャリッジ86および照度計80を双方向で任意に移動させ、レール88上の任意の位置に照度計80を停止または静止できるようになっている。照度計80の外部配線(電気ケーブル)は、ケーブルベア90の中に収まっている。なお、UV照射ユニット32およびレール88は隣接するコロ44の中間に設けられており、照度特性取得動作を実行しないときはキャリッジ86および照度計80がコロ搬送路46の外(脇)に退避するようになっている。
ここで、この実施形態における照度特性取得動作を説明する。この照度特性取得動作は、たとえば一定の装置稼働時間毎または一定の月日毎に定期的に行われる。制御部40は、平流し搬送部30を止めて(コロ搬送路46上に基板Gが無い状態にして)、発光駆動部34、冷却機構36、照度測定部38の各部および全体のシーケンスを制御する。
冷却機構36は、制御部40の制御の下で、補助露光処理が行われる時と全く同じように動作する。すなわち、冷却機構36は、制御部40からの基準信号ST1〜ST9に応じて、UV照射ユニット32の照射エリアSE1〜SE9の温度をそれぞれ設定温度T1〜T9に保つようにパッシブ的な冷却動作を行う。それぞれの設定温度T1〜T9は、上記したように、通常は同じ値に選ばれてよい。
一方、発光駆動部34と照度測定部38は、制御部40の制御の下で次のように連携して動作する。すなわち、発光駆動部34は、始めに第1の照射エリアSE1のみを所定値の駆動電流で発光駆動する。これに合わせて、照度測定部38は、照度計80を第1の照射エリアSE1の真下付近に移動させる。照度計80は各位置で照度測定信号MLを出力する。制御部40は、照度計80をライン方向(Y方向)で前後に微動させながら、照度計80からの照度測定信号MLをモニタして、第1の照射エリアSE1の真下付近で照度の最も高い位置(ピーク位置)P1を決定し、このピーク位置P1に照度計80の位置を合わせる。
次いで、制御部40は、発光駆動部34にm段階(mは2以上の整数)の発光出力指令値V1-1,V1-2,・・V1-mを順次与え、それらの発光出力指令値V1-1,V1-2,・・V1-mに対応して照度計80より逐次出力される照度測定信号MLを取り込んで、ピーク位置P1における照度測定値L1-1,L1-2,・・L1-mを求める。そして、発光出力指令値V1-1,V1-2,・・V1-mと照度測定値L1-1,L1-2,・・L1-mとをグラフ上でプロットして、たとえば図12に示すような一次関数の指令値−照度特性α1(n=1の場合)を取得する。この指令値−照度特性α1は、その一次関数の直線の傾きをa1、切片をb1とすると、=a1V+b1の式で表わされる。
制御部40は、第2〜第9の照射エリアSE2〜SE9についても、発光駆動部34と照度測定部38を通じて上記と同様の動作を繰り返し、それぞれの指令値−照度特性α2〜α9を取得する。
この実施形態では、補助露光処理の精度を高めるために、照射エリアSEnと対向する基板G上のマトリクス区画の第n列の領域について、当該照射エリアSEnと近接する(たとえば1つ隣りまでの)照射エリアSEn-1,SEn+1の指令値−照度特性βn-1,γn+1も併せて取得する。その場合、照度計80は、第1の照射エリアSE1の直下の第1ピーク位置P1で隣接照射エリアSEn-1,SEn+1からのそれぞれの紫外線光を受光して照度を測定する。
制御部40は、上記のようにして各々の照射エリアSEn毎に取得した主指令値−照度特性αnおよび隣接指令値−照度特性βn-1,γn+1を規定する所定の属性データ(傾き、切片)をたとえばメモリ42に構築される図13に示すようなテーブル上で保管する。そして、定期的に上記照度特性取得動作を行う度毎に、新たに取得した指令値−照度特性αn,βn-1,γn+1に置き換えてテーブル内容を更新する。
次に、この実施形態における補助露光処理について説明する。補助露光処理を行う時は、制御部40の制御の下で、発光駆動部34および冷却機構36だけでなく平流し搬送部30も動作する。平流し搬送部30は、減圧乾燥ユニット(DP)で減圧乾燥処理を終えた基板Gを平流しでこの補助露光装置(AE)10内に搬入し、この補助露光装置(AE)10内で補助露光処理の走査のために基板Gを平流しで搬送する。ここで、平流し搬送速度vは、補助露光処理における走査速度であり、基板G上のマトリクス区画の各単位領域(i,j)当たりの紫外線照射時間tSとも関係する。すなわち、比例定数をKとすると、v=K/tsの逆比例関係がある。
制御部40は、補助露光処理に先立ち、演算処理部16より入力した照射マップ(図2D)とメモリ42のテーブルに保持している最新の指令値−照度特性αn,βn-1,γn+1(図13)とを参照して、基板G上のマトリクス区画の各単位領域(i,j)毎に指令値Vi,jを演算して、たとえばメモリ42内に構築されるテーブル上で図14に示すようにマッピングする。
ここで、各指令値Vi,jは、主指令値−照度特性αjおよび隣接指令値−照度特性βj-1,γj+1の全部を加味して目的の照度Ci,jが得られるように決定または選定される。たとえば、マトリクス区画の第i行の単位領域(i,2)〜(i,9)に注目すると、それぞれの単位領域(1,2)〜(1,9)で目的の照度C1,1〜C1,9が得られるように、第i行分の各指令値Vi,1〜Vi,9が決定または選定される。そのために、たとえば、指令値V1,1〜V1,9を変数とし、照度Ci,1〜Ci,9を既値として、指令値−照度特性(一次関数)αn,βn-1,γn+1(n=1,2,・・,9)の連立方程式を解く演算が行われる。あるいは、指令値−照度特性αn,βn-1,γn+1(n=1,2,・・,9)の変数(各指令値V1,1〜V1,9)に適当な数値を当てはめて照度Ci,1〜Ci,9を演算し、照度Ci,1〜Ci,9の演算値がそれぞれ目的の値に近づくまで上記当てはめを所定回数繰り返す方法も好適に採られる。
一方で、制御部40は、冷却機構36に対しては、照度特性取得動作の時と全く同じように動作させる。すなわち、上記のようにUV照射ユニット32の照射エリアSE1〜SE9の温度をそれぞれ設定温度T1〜T9に保つようにバッシブな冷却動作を冷却機構36に行わせる。
そして、制御部40は、図15に示すように、発光駆動部34および平流し搬送部30を通じて補助露光処理のための基板GとUV照射ユニット32間の走査を行わせる。この走査では、基板Gの上のマトリクス区画の第i行の単位領域(i,1)〜(i,9)がUV照射ユニット32の真下を通過する時に、発光駆動部34のLEDドライバ74(1)〜74(9)に第i行分の各指令値Vi,1〜Vi,9を与える。これにより、第i行の単位領域(i,1)〜(i,9)に対して、UV照射ユニット32のライン状照射部54よりライン方向(Y方向)で照射エリアSEn毎に独立した光出力を有する帯状の紫外線が設定照度Ci,1〜Ci,9で一定時間照射される。ここで、第i行分の一定時間照射は、連続照射またはパルス照射のいずれであってもよい。
こうして、図16に示すように、基板GがUV照射ユニット32の真下を通過する際に、照射ライン(マトリクス区画の各行)上で単位領域(i,j)毎に独立した照度または露光量の補助的露光が行われる。この補助露光処理が済むと、基板Gはプリベークユニット(PRB)、冷却ユニット(COL)、マスク露光装置(EXP)および現像ユニット(DEP)に順次送られる。その結果、現像ユニット(DEP)より搬出された基板G上には、所望の精度および面内均一性を示すレジストパターンの膜厚(または線幅)が得られる。

[他の実施形態または変形例]
上記した実施形態における補助露光装置(AE)10の冷却機構36は、UV照射ユニット32の各々の照射エリアSEn毎に1組のペルチェモジュールPMn、照明エリア温度制御部64(n)および測温抵抗体(温度センサ)58(n)を設け、測温抵抗体58(n)の検出する温度Tが設定温度Tnに一致するように、照明エリア温度制御部64(n)が閉ループ制御でペルチェモジュールPMnに駆動電流Inを供給するように構成された。
一変形例として、図17に示すように、測温抵抗体(温度センサ)58(n)を使わずに、各照射エリアSEnの温度が設定温度Tnになるように各照明エリア温度制御部64(n)がオープンループ制御でペルチェモジュールPMnに駆動電流Inを供給するように構成することも可能である。この場合、各照明エリア温度制御部64(n)は、ペルチェ駆動回路72のみで構成されてよい。ただし、制御部40は、各照明エリア温度制御部64(n)に与える基準信号STnに指令値Vnに応じた補正をかける。すなわち、発光駆動部34のLEDドライバ74(n)に与える指令値Vnが大きいほど相対的に冷却を強め、指令値Vnが小さいほど相対的に冷却を弱めるように基準信号STnに補正をかける。
このように冷却機構36をオープンループ制御方式に構成する場合は、相隣接する照射エリアSEn,SEN+1の間で温度干渉を極力少なくするのが好ましい。このために、図17および図18に示すように、たとえば、照射エリアSEn,SEN+1にそれぞれ個別の支持板52(n),52(n+1)を充てる構成を好適に採ることができる。この場合、各支持板52(n),52(n+1)は、熱伝導率の低いたとえば樹脂製のホルダ92に装着される。このように相隣接する照射エリア間で温度干渉を防ぐ断熱部は、上記閉ループ制御方式の実施形態でも適用可能である。
また、冷却機構36に関する別の変形例として、たとえば図19および図20に示すように、連続する数個たとえば3つの照射エリアSEn,SEN+1,SEN+2を1つのグループにして、各グループ毎に1組のペルチェモジュールPMM、照明エリア温度制御部64(M)および測温抵抗体(温度センサ)58(M)を設ける構成を採ることもできる。
上記したように、基板G上で区画されるマトリクスの列の数、つまりUV照射ユニット32上で分割される照射エリアSEの数は一般に数十以上あるいは百以上である。その中で、連続する数個程度の照射エリアSEn,SEN+1,SEN+2に設定されるそれぞれの放射照度は大体近似しており、極端に異なることはない。したがって、冷却機構36においては、1組のペルチェモジュールPMM、照明エリア温度制御部64(M)および測温抵抗体(温度センサ)58(M)によって、各グループ内の連続または近接する照射エリアSEn,SEN+1,SEN+2を安定かつ正確に共通冷却することができる。
冷却機構36に関しては、他にも種種の変形が可能である。たとえば、ペルチェモジュールは、応答性にすぐれた最適な冷却手段である。しかし、ペルチェモジュールに代えて、応答性の低下を伴うが、たとえば水冷式の冷却手段を用いることも可能である。
また、冷却機構36の別の変形例として、UV照射ユニット32の各々の照射エリアSEnの温度を周囲温度(室温)よりも高い設定温度に制御する温度管理機構も使用可能である。
UV照射ユニット32においても種種の変形が可能である。特に、各照射エリアSEn内でLED素子を配置するレイアウトは任意であり、たとえば複数個のLED素子を千鳥状に配置する構成も可能である。
上記した実施形態における補助露光装置(AE)10は、基板Gを平流しで搬送する平流し搬送部30を備え、UV照射ユニット32を走査方向で一定位置に固定した。しかし、基板Gをたとえばステージに固定し、ステージ上でUV照射ユニット32を走査方向に移動させる走査方式や、基板GとUV照射ユニット32の双方を移動させる走査方式も可能である。
上記実施形態における基板処理装置(図1)は、プロセスフローにおいて、補助露光装置(AE)10を減圧乾燥ユニット(DP)とプリベークユニット(PRB)との間に配置した。しかし、補助露光装置(AE)10は、プロセスフローにおいてレジスト塗布ユニット(CT)と現像ユニット(DEP)の間であれば任意の位置に配置できる。したがって、プリベークユニット(PRB)と冷却ユニット(COL)との間、冷却ユニット(COL)とマスク露光装置(EXP)との間、またはマスク露光装置(EXP)と現像ユニット(DEP)との間に補助露光装置(AE)10を配置することも可能である。
また、本発明の補助露光装置(AE)は、ポジ型のレジストを用いる場合だけでなく、ネガ型のレジストを用いるアプリケーションにも適用可能である。本発明における被処理基板はFPD用のガラス基板に限らず、他のフラットパネルディスプレイ用基板、半導体ウエハ、有機EL、太陽電池用の各種基板、CD基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
10 補助露光装置(AE)
12 レジストパターン検査部
14 入力部
16 演算処理部
30 平流し搬送部
32 UV照射ユニット
SE(1)〜SE(9),SE(n) 照射エリア
34 発光駆動部
36 冷却機構
38 照度測定部
40 制御部
42 メモリ
50 走査駆動部
52 支持板
54 ライン状照射部
56 拡散板
58(1)〜58(9),58(n) 測温抵抗体(温度センサ)
PM(1)〜PM(9),PM(n) ペルチェモジュール
60 ヒートシンク
64(1)〜64(9),64(n) 照射エリア温度制御部
74(1)〜74(9),74(n) LEDドライバ
80 照度計
82 照度計移動機構

Claims (9)

  1. 光リソグラフィにおいて、被処理基板上に塗布されたレジスト膜にマスクのパターンを転写する露光処理とは別に、前記基板の表面の前記レジスト膜に所定波長の紫外線を照射する補助露光装置であって、
    前記紫外線光を発する1個または複数個の表面実装型のLED素子を設けた照射エリアを第1の方向に複数配列し、各々の前記照射エリアにおいて熱伝導率の高い支持部材に前記LED素子を取り付けている紫外線照射ユニットと、
    各々の前記照射エリア毎に前記LED素子に発光用の駆動電流を供給する発光駆動部と、
    前記基板表面のレジスト膜を露光走査するように、前記基板に対して前記紫外線照射ユニットを前記第1の方向と交差する第2の方向に相対的に移動させる走査機構と、
    各々の前記照射エリアについて、前記発光駆動部を通じて、当該照射エリアに対する光出力の指令値と前記基板上の対応する被照射位置の照度との関係を表わす指令値−照度特性を取得する照度特性取得部と、
    前記露光走査中に、各々の前記照射エリアと対向する前記基板上の被照射位置の照度が目標値に一致または近似するように、各々の前記照射エリア毎に前記指令値−照度特性に基づいて前記発光駆動部を制御する照度制御部と、
    各々の前記照射エリア毎に前記支持部材に冷却面を向けて取り付けられるペルチェモジュールと、各々の前記照射エリア毎に定電流制御で前記指令値に応じた駆動電流を前記ペルチェモジュールに供給する照明エリア温度制御部とを有する冷却機構と、
    各々の前記照射エリアについて、前記冷却機構を制御して、各々の前記照射エリアの温度を前記指令値−照度特性を取得する時とその後に前記露光走査を行う時とで同一または近似する温度に制御する温度管理機構と
    を有する補助露光装置。
  2. 隣接する2つの前記照射エリアの間で熱的な相互干渉を防ぐための断熱部を有する、請求項に記載の補助露光装置。
  3. 全ての前記照射エリアがその配列方向に沿って複数のグループに組分けされ、各々のグループ毎に前記ペルチェモジュールと前記照明エリア温度制御部が設けられる、請求項1または請求項2に記載の補助露光装置。
  4. 各々のグループ毎に、前記支持部材に温度センサが個別に取り付けられ、前記照明エリア温度制御部が前記温度センサの検出した温度を設定温度に一致させるように前記ペルチェモジュールに前記駆動電流を供給する、請求項に記載の補助露光装置。
  5. 隣接する2つのグループの間で熱的な相互干渉を防ぐための断熱部を有する、請求項または請求項に記載の補助露光装置。
  6. 前記照度特性取得部は、
    前記露光走査中に各々の前記照射エリアより前記紫外線光を照射される時の前記基板の表面と同一の高さ位置にて、所定の指令値に応じて各々の前記照射エリアより発せられる前記紫外線光を受光してその光強度を表わす信号を出力する光電変換素子と、
    前記光電変換素子の出力信号に基づいて照度の測定値を求める照度測定部と、
    複数の前記指令値とそれらにそれぞれ対応する前記照度測定値とをプロットして前記指令値−照度特性に当てはまる関数を決定する関数決定部と
    を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の補助露光装置。
  7. 前記走査機構は、前記基板を仰向けの姿勢で前記第2の方向に一定の速度で搬送する平流し方式の基板搬送部を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の補助露光装置。
  8. 前記基板上の製品領域をマトリクス状に区画し、前記マトリクスの行方向および列方向を前記第1および第2の方向にそれぞれ対応させるとともに、前記マトリクスの各列を前記紫外線照射ユニットの各々の前記照射エリアに1対1の対応関係で対向させ、前記マトリクスの各単位領域毎に前記照度目標値を設定する、請求項1〜のいずれか一項に記載の補助露光装置。
  9. 前記照度目標値は、前記基板上の各位置で現像処理後のレジストパターンの膜厚または線幅の測定値または補間による推測値と設定値との誤差に基づいて設定される、請求項に記載の補助露光装置。
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