JP5832458B2 - 苗移植機 - Google Patents

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Description

本発明は、連続集合鉢体の各鉢体に育苗された苗を連続的に取り出して移植する苗移植機に関する。
従来、作業者がハンドルを牽いて機台を前進させることにより、オープナによって圃場の植付け面に1条の植付け溝が形成されて、この植付け溝に連続集合鉢体から引き出された連続鉢苗が移植される苗移植機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この苗移植機においては、苗の植付け間隔(以下、株間)が連続鉢苗における鉢体間の間隔に依存しているため、実質上、株間は固定であり、株間が比較的狭く設定される作物の移植に、適用が限定されていた。
そこで、苗移植機を手で押して、圃場に直前に植付けられた苗を指標に苗移植機を位置決めさせた後、操作部を手動操作することにより圃場に苗が植付けられる苗移植機が開発されている(例えば、特許文献2参照)。この苗移植機においては、連続鉢苗における鉢体の間隔に依存せずに苗を任意の株間で移植することが可能であるが、苗移植機の位置決めと操作部の操作(苗の植付け)とを繰り返し行うため、作業効率を向上させるのが困難であった。
また、必要に応じて株間を変更することが可能なバイピッチ移植機と呼ばれる苗移植機が実用化されているが、バイピッチ移植機は、駆動源としてエンジン、モータ等の原動機を必要とするので、移植機が大型化且つ重量化して取り回しが難しくなる。さらに、導入時の設備投資が大きいため、小規模農家への導入は困難である。
特開平8−89028号公報 特開平2008−29326号公報
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、取り回しが容易で、且つ、株間の変更を容易に実施することが可能な苗移植機を提供することを課題としてなされたものである。
上記課題を解決するために、本発明の苗移植機は、ハンドルを牽引して機台を前進させることにより、前記機台の接地面に設けられたオープナによって圃場に植付け溝が形成されて、並行して、薄膜剥離装置によって苗載置部から連続鉢苗が引き出されるとともに引き出された前記連続鉢苗の接着部が順次剥離されることで前記連続鉢苗の各鉢体から土ブロック苗が個別に取り出されて、該土ブロック苗が前記機台に設けられた苗投入口に順次落下して前記植付け溝へ植付けられる苗移植機であって、前記薄膜剥離装置は、前記接着部の剥離によって分離された各薄膜を担持する少なくとも一対の剥離ローラと、前記少なくとも一対の剥離ローラによって担持された各薄膜を合一させて引き出す少なくとも一対の引出しローラと、前記一対の引出しローラによって合一された各薄膜を巻き取る巻取りローラと、を備えて、前記苗移植機は、圃場に接地されて前記機台の前進に伴って転動される駆動輪と、前記駆動輪が固定されて前記駆動輪の転動に伴って軸回りに回転される駆動軸と、前記駆動軸の回転力を前記一対の引出しローラの回転軸に伝達する回転力伝達機構と、を備えて、前記回転力伝達機構は、前記駆動軸と前記一対の引出しローラとの間の回転力伝達経路に配置されて前記機台によって軸回りに回転可能に支持される第1伝達軸と、前記駆動輪に取り付けられる駆動車と、前記第1伝達軸に取り付けられる従動車と、を備えて、前記駆動車と前記従動車との回転比を変えることにより、前記植付け溝へ植付けられる苗の株間が変更されることを特徴とする。
本発明によれば、駆動従動車との回転比を変えることにより、要求に応じて株間を変更することができる。
第1実施形態の苗移植機の平面図である。 第1実施形態の苗移植機の左側面図である。 第1実施形態の苗移植機の説明図であって、特に、オープナ、培土板の調節機能を説明するための図である。 図1における薄膜剥離装置の部分拡大図である。 シュータの説明図であって、(A)はシュータの幅が最小に設定された状態を示す図で、(B)はシュータの幅が最大に設定された状態を示す図である。 第1実施形態の苗移植機の平面図であって、苗の移植時の状態を示す図である。 第1実施形態の苗移植機の左側面図であって、苗の移植時の状態を示す図である。 第1実施形態の苗移植機の説明図であって、特に、苗押え板、漏斗、及びシュータの作用を説明するための図である。 第1実施形態の苗移植機の説明図であって、特に、送りローラの作用を説明するための図である。 第1実施形態の苗移植機の後部の左側面図であって、特に、鎮圧ローラを備える苗移植機の態様を示す図である。 第2実施形態の苗移植機の説明図であって、特に、苗搬送装置の平面図である。 第2実施形態の苗移植機の説明図であって、特に、苗搬送装置の左側面図である。 第3実施形態の苗移植機の説明図であって、特に、苗搬送装置の平面図である。 第3実施形態の苗移植機の説明図であって、特に、苗搬送装置の左側面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を添付した図を参照して説明する。
なお、説明の便宜上、図1及び図2における右方向を前方向(前方)、図1及び図2における左方向を後方向(後方)、図1における上方向を右方向、及び図1における下方向を左方向と規定する。この規定によって、図2は苗移植機1の左側面図となる。
図1及び図2に示されるように、苗移植機1は、後側の下面を接地面とする機台2と、左右方向へ延びて両端部に駆動輪3が取り付けられる駆動軸4と、を有する。駆動輪4は、機台2の前端部に取り付けられた一対の軸受けによって軸回りに回転可能に支持される。また、苗移植機1は、上端部に機台2を牽引するためのハンドル5が設けられるとともに下端部が軸受けを介して駆動軸4の中央部に接続される伸縮可能な牽引部材6を有する。なお、各駆動輪3の外周には、圃場7に食い込ませて各駆動輪3の空転を抑止するための爪8が設けられる。
苗移植機1は、連続鉢苗9を収容した育苗トレイ10を支持する苗台11(苗載置部)を有する。苗台11は、前端部が牽引部材6によって支持されるとともに後端部が機台2によって支持される。育苗トレイ10は、苗台11にセットされることにより、機台2の前側に配置されて後側が低い傾斜を有した姿勢となる。
機台2の接地面には、圃場7に植付け溝を形成するためのオープナ12が設けられる。図3に示されるように、オープナ12は、前端部が鋭角に閉じられた箱形に形成されるとともに前端部の対向する一対の側壁13から後方向へ向けて一対の可動壁14が延びている。一対の可動壁14は、各側壁13との稜線で屈曲させることにより、移植される苗15(必要に応じて「土ブロック苗15」という)に応じて壁間隔を調節することができるように構成されている。また、オープナ12は、左右対称の取付フランジ16を有しており、この取付フランジ16に形成された前後方向へ延びる長穴17を利用することにより、苗15の姿勢を垂直に保つため、鉢体、すなわち、土ブロック苗15の土塊部15b(図8参照)の口径に応じて、機台2に対する取付位置を前後方向へ調節することができるように構成されている。
機台2の後端部下側には、周辺の土を苗15が植付けられた植付け溝に向けて掻き寄せる一対の培土板18が設けられる。図3に示されるように、一対の培土板18は、各培土板18に形成された左右方向へ延びる長穴19を利用して各培土板18の取付位置を変えることにより、苗15の口径又は大きさに応じて、対向する培土板18間の距離(間隔)を調節することができるように構成されている。また、機台2の前端部には、苗移植機1の前進時における機台2の前端部の浮き上がりを抑止するためのチゼル29が設けられる。なお、チゼル29は、水平面に対して取付角度を調節することができるように構成されている。ここで、苗15の口径とは土塊部15b(図8参照)の径(幅)を指し、苗15の大きさとは葉部15a(図8参照)を含む全体的な寸法(高さ等)を指す。
苗移植機1は、苗台11に取り付けられた育苗トレイ10から連続鉢苗9を引き出して、引き出された連続鉢苗9の接着部を順次剥離させて各接着部間に形成された鉢体から土ブロック苗15を個別に取り出す薄膜剥離装置20を備える。薄膜剥離装置20は、育苗トレイ10から引き出された連続鉢苗9の接着部を剥離させることにより左方向と右方向とに分離された(引き裂かれた)各薄膜21を担持する一対の剥離ローラ22を有する。各剥離ローラ22は、後述する一対の苗案内板52(苗案内部材)の各取付片52aに取り付けられており、図4に示されるように、機台2に形成された前後方向へ延びる長穴24、各取付板52aに形成された左右方向へ延びる長穴25、及び蝶ボルト26の組み合わせによって、各々が前後方向及び左右方向へ取付位置を調節することができるように構成されている。
また、薄膜剥離装置20は、一対の剥離ローラ22によって担持された各薄膜21を合一させて挟持して後方へ送る(引き出す)一対の引出しローラ27,28を有する。右側の引出しローラ28は、後述する回転力伝達機構30によって、駆動軸4の回転力(駆動力)が、機台2の上面に対して垂直に設けられる回転軸28aに伝達されることにより、軸回りに回転駆動されるように構成されている。左側の引出しローラ27は、回動軸31aを中心に回動可能に機台2の上面に設けられる回動枠31によって軸回りに回転可能に支持される。
回動枠31は、機台2の内側に設けられるばね23によって、回動軸31aを中心に図1における反時計回り方向へ付勢される。これにより、引出しローラ27の回転軸27aの上端部に固定された従動歯車32が引出しローラ28の回転軸28aの上端部に固定された駆動歯車33に噛み合わされて、回転軸28aの回転力が回転軸27aへ伝達されるとともに、引出しローラ27が引出しローラ28へ押圧される。なお、回動枠31はレバー34を有しており、レバー34を操作することにより、回動枠31、延いては引出しローラ27を、ばね23の付勢力に抗して回動軸31aを中心に図1における時計回り方向へ回動させることができるように構成されている。また、駆動歯車33と従動歯車34とは、同一仕様の歯車が使用されており、同一の回転速度で逆回転されるように構成されている。
また、機台2の後端部の上面には、一対の引出しローラ27,28によって担持された各薄膜21を合一させて巻き取る巻取りローラ35が設けられる。巻取りローラ35は、引出しローラ28の回転軸28aの回転力が巻取り軸35aに伝達されることにより軸回りに回転駆動されるように構成されている。なお、回転軸28aに取り付けられたスプロケットと巻取り軸35aに取り付けられたスプロケットとに無端チェーン36が巻回されることにより、引出しローラ28の回転軸28aの回転力が巻取り軸35aに伝達されて、引出しローラ28の回転に連動して巻取りローラ35が回転される構造になっている。
図1に示されるように、前述した回転力伝達機構30は、駆動軸4に対して平行に配置されるとともに一対の剥離ローラ22よりも前方に配置されて機台2によって軸回りに回転可能に支持される第1伝達軸37と、この第1伝達軸37に対して平行に配置されるとともに第1伝達軸37の直上に一定間隔をあけて配置されて機台2によって軸回りに回転可能に支持される第2伝達軸38と、を有する。また、回転力伝達機構30は、駆動軸4の機台2と右側の駆動輪3との間に取り付けられる駆動スプロケット39a,39b(駆動車)と、機台2の外側に突出した第1伝達軸37の右端部に着脱可能に取り付けられる第1スプロケット40(従動車)と、駆動スプロケット39a又は39bと第1スプロケット40とに巻回される無端チェーン41と、を有する。
また、回転力伝達機構30は、機台2の外側に突出した第1伝達軸37の左端部に着脱可能に取り付けられる第1歯車42(第1回転体)と、機台2の外側に突出した第2伝達軸38の左端部に着脱可能に取り付けられて第1歯車42に噛み合わされる第2歯車43(第2回転体)と、を有する。そして、苗移植機1は、駆動スプロケット39a,39bと第1スプロケット40との歯数比(回転比)、又は第1歯車42と第2歯車43とを組み合わせることによって構成される歯車対の歯車比(回転比)に基づいて、植付け溝へ植付けられる苗15の株間が決定される。換言すると、第1スプロケット40に組み合わせる駆動スプロケット39a,39b、又は第1歯車42と第2歯車43との歯車比(組み合わせ)を変えることにより、植付け溝へ植付けられる苗15の株間が変更されるように構成される。
そして、回転力伝達機構30は、駆動軸4側から順に、駆動スプロケット39a又は39b、無端チェーン41、第1スプロケット40、第1伝達軸37、第1歯車42、第2歯車43、第2伝達軸38、第2伝達軸38に取り付けられる第2スプロケット44、第2伝達軸38に対して平行に配置される第3伝達軸45、第3伝達軸45に取り付けられる第3スプロケット46、第2スプロケット44と第3スプロケット46に巻回される無端チェーン47、及び一方が第3伝達軸45に固定されるとともに他方が右側の引出しローラ28の回転軸28aに固定されて相互に噛み合わされるかさ歯車対48によって、回転力伝達経路が構成される。
図1及び図2に示されるように、第2伝達軸38の中央部には、対向して配置される一対の送りローラ49(以下、単に送りローラという)が固定される。送りローラ49は、外周の一部(上側の部分)が機台2の上面に露出されており、育苗トレイ10から引き出された連続鉢苗9の底部に接触することにより、連続鉢苗9から取り出された土ブロック苗15を機台2に設けられて送りローラ49の直後に配置される苗投入口50へ向けて送るように構成されている。なお、送りローラ49の外周には、第2伝達軸38の軸線に対して平行に延びる複数個の溝(凸部)が周方向へ一定間隔で形成される。また、送りローラ49の周速度は、一対の引出しローラ27,28による連続鉢苗9の引出し速度(搬送速度)に対して同一又は若干速い速度に設定される。
また、機台2の上面には、土ブロック苗の植付け姿勢を垂直に保つため、苗投入口50を挟むようにして左右両側に配置された上述した一対の苗案内板52が設けられる。各苗案内板52は、各剥離ローラ22によって担持される各薄膜21を跨ぐようにして前方へ延びている。なお、各苗案内板52は、後述する苗押え板53の対向する側壁間の間隔を調節することにより、一対の苗案内板52間の間隔を調節することが可能である。また、各苗案内板52は、上述したように、長穴24、長穴25、及び蝶ボルト26の組み合わせによって、各々が前後方向及び左右方向へ取付位置を調節することができるように構成されている。また、一対の苗案内板52(苗案内部材)の形態は、板状の他、棒状のものを採用することができる。
図2に示されるように、一対の苗案内板52間には、送りローラ49によって送り出された土ブロック苗15を受け止めて苗投入口50へ案内する上述した苗押え板53が設けられる。図4に示されるように、苗押え板53は、断面がL字形に形成された板部材を組み合わせることにより断面がコ字形に形成されており、移植される苗15に応じて(一対の苗案内板52間の間隔に応じて)、対向する側壁間の間隔を調節することが可能である。また、苗押え板53は、各側壁に縦一列で設けられるねじ穴53と、一対の苗案内板52に形成される長穴54との組み合わせによって、取付高さ及び取付角度を調節することができるように構成される。
図2に示されるように、苗投入口50の下方には、機台2の内側に取り付けられて苗投入口50に落下した苗15を植付け溝へ向けて案内するシュータ55が設けられる。図5の(A)及び(B)に示されるように、シュータ55は、板金によって左右対称に形成されたものであり、左右方向へ分割されて構成されている。シュータ55は、下方向へ向けて延びる複数枚(第1実施形態では4枚)の側壁56と、左右両側に対向して配置されて上方向へ向けて延びる一対の羽板57と、を有する。
また、シュータ55は、前端部に一対の合せ代58が形成されており、図5(B)に示されるように、合せ代58の下部のみをボルト等によって固定して上部をオープンにすることにより、移植される苗15に応じて口径が調節されるように構成される。なお、シュータ55は、各側壁56を手で曲げることにより、苗の姿勢を垂直に保つため、移植される苗15に応じて各側壁56の取付角度が調節される構造になっている。
図4に示されるように、機台2には、苗押え板53によって受け止められて苗投入口50に落下する苗15をシュータ55へ向けて案内する漏斗59が設けられる。漏斗59は、前側が開口される半円形の受け入れ部と、この受け入れ部に沿って設けられて下方へ向けて延びる複数枚(第1実施形態では6枚)の傾斜壁60を有する。なお、漏斗59は、移植される苗15に応じて、取付位置が調節可能であるとともに各傾斜壁60を手で曲げることにより各傾斜壁60の傾斜角度、すなわち、口径を調節することができるように構成される。
次に、第1実施形態の作用を説明する。
まず、苗台11にセットされた育苗トレイ10から連続鉢苗9を引き出して、引き出された連続鉢苗9の先の部分を分離させる。分離された各薄膜21は、対応する各剥離ローラ22を経由させた後、一対の引出しローラ27,28によって合一させて挟持する。合一された(二枚の)薄膜21の先端部は、巻取りローラ35に取り付けられる。
なお、オープナ12の取付位置及び一対の可動壁14間の間隔、一対の剥離ローラ22の取付位置、一対の苗案内板52間の間隔、苗押え板53の取付高さ及び角度、並びにシュータ55の口径等は、予め調節しておく。また、歯数比が要求される株間に対応するように、第1スプロケット40に組み合わせる駆動スプロケット39a又は39bを選択する。さらに、歯車比が要求される株間に対応するように、第1歯車42と第2歯車43とを組み合わせる。第1実施形態では、第1スプロケット40に組み合わせる駆動スプロケット39a,39bを変更するよりも、第1歯車42と第2歯車43との組み合わせを変えたほうが、株間をより大きく変更することが可能である。
そして、図6及び図7に示されるように、ハンドル5を牽いて苗移植機1(機台2)を前進させると、オープナ12によって圃場7に1条の植付け溝が形成される。一方で、苗移植機1の前進に伴って一対の駆動輪3が転動することにより、駆動軸4が軸回りに回転する。駆動軸4の回転力は、回転力伝達機構30によって一対の引出しローラ27,28に伝達される。これにより、右側の引出しローラ28が図4における時計回り方向へ軸回りに回転駆動されるとともに、左側の引出しローラ27が図4における反時計回り方向へ軸回りに回転駆動されて、その結果、連続鉢苗9が育苗トレイ10から引き出される。
育苗トレイ10から引き出された連続鉢苗9は、一対の苗案内板52間に差し掛かると、底部が引出し速度よりも速い周速度で回転する送りローラ49に接触することにより苗投入口50へ向けて後方へ送られつつ、送りローラ49の上を通過する過程で、連続鉢苗9の鉢体と鉢体との間の接着部が剥離されて、連続鉢苗9から苗15が個別に取り出される。取り出された苗15は、送りローラ49によって後方へ送られて、図8に示されるように、苗押え板53によって受け止められる。苗押え板53によって受け止められた苗15は、苗投入口50へ向けて落下して、漏斗59によってシュータ55へ向けて案内される。そして、シュータ55を通過した苗15は、姿勢を垂直に保ちつつ、圃場に形成された植付け溝へ植付けられる。
なお、連続鉢苗9から取り出された直後の土ブロック苗15が土塊状であった場合、図9に示されるように、土塊の底部に回転する送りローラ49を接触させることにより、苗15の土塊部15b(図8参照)から食み出た直前の苗15と繋がっている根を切断することができる。また、一対の引出しローラ27,28によって合一されて引き出された薄膜21は、巻取りローラ35によって巻き取られる。さらに、苗15が植付けられた植付け溝には、一対の培土板18によって周辺の土が掻き寄せられる。
第1実施形態では以下の効果を奏する。
第1実施形態によれば、要求される株間に応じて、第1スプロケット40に組み合わせる駆動スプロケット39a,39b又は第1歯車42と第2歯車43との歯車比(組み合わせ)を選択することにより、圃場7に植付けられる苗15の株間を変更することができる。また、エンジン、モータ等の動力源を必要としないので、安価な苗移植機1を提供することができ、小規模農家への導入に適する。さらに、軽量且つコンパクトな苗移植機1を提供することができ、例えば、女性であっても取り回しが容易である。
なお、第1実施形態は上記に限定されるものではなく、例えば、次のように構成することができる。
図10に示されるように、一対の培土板18によって掻き寄せられた土を鎮圧させる一対の鎮圧ローラ62を組み合わせて苗移植機1を構成することができる。
また、駆動スプロケット39a,39b(駆動車)、第1スプロケット40(従動車)、及び無端チェーン41に代えて、各々、駆動プーリ(駆動車)、従動プーリ(従動車)、及びプーリベルト等を採用することができる。さらに、駆動スプロケット39a,39b(駆動車)、第1スプロケット40(従動車)、及び無端チェーン41に代えて、実用化されている無段変速装置を使用することもできる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を添付した図を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態と同一又は相当する構成については、同一の名称及び符号を付与するとともに詳細な説明を省略する。
上述した第1実施形態の苗移植機1は、育苗トレイ10から引き出された連続鉢苗9の底部に接触させることにより、連続鉢苗9から取り出された土ブロック苗15を苗投入口50へ向けて送り出す送りローラ49(図9参照)を備える。これに対して、第2実施形態の苗移植機71は、図11及び図12に示されるように、土ブロック苗15の葉部15aと土塊部15bとを挟持することにより、連続鉢苗9から取り出された土ブロック苗15を苗投入口50へ向けて搬送する苗搬送装置72を備える点で、第1実施形態の苗移植機1と相違する。
図11に示されるように、苗搬送装置72は、機台2上に左右対称に配置される一対の搬送ユニット73を有する。搬送ユニット73は、前側に配置される大径の駆動プーリ74と、後側に配置される小径の従動プーリ75と、駆動プーリ74と従動プーリ75とに上下に2段で巻回される一対の無端ベルト76と、を有する。また、搬送ユニット73は、機台2に対して垂直に配置されるとともに機台2によって軸回りに回転可能に支持されて上端部にプーリ74が固定される回転軸77を有する。
苗搬送装置72は、第2伝達軸38の回転力を一方の回転軸77(例えば、左側の搬送ユニット73の回転軸77)へ伝達する機構(図示省略)を備える。一方の回転軸77の下端部に固定される歯車と他方の回転軸77の下端部に固定される歯車とが機台の内側で相互に噛み合わされており、これにより、2つの回転軸77の軸回りの回転(回転方向は逆になる)、延いては一対の無端ベルト76の周速度を同期させることが可能である。そして、土ブロック苗15の葉部15aを挟持して苗投入口50へ向けて後方へ送る一対の無端ベルト76の周速度は、一対の引出しローラ27,28による連続鉢苗9(薄膜21)の引出し速度と同一速度に設定される。
なお、第2伝達軸38の回転力を一方の回転軸77へ伝達する機構は、第2伝達軸38の回転力を右側の引出しローラ28の回転軸28aへ伝達する機構と基本構造が同一である。また、2つの回転軸77の軸回りの回転を同期させる機構は、右側の引出しローラ28の回転軸28aから左側の引出しローラ27の回転軸27aへ回転力を伝達する機構と基本構造が同一である。
図12に示されるように、苗搬送装置72は、連続鉢苗9から取り出された土ブロック苗15の土塊部15bを挟持して苗投入口50へ向けて後方へ送る一対のスポンジローラ78(一対のローラ)を有する。各スポンジローラ78は、機台2と駆動プーリ74との間に配置されるようにして各搬送ユニット73の各回転軸77に固定される。なお、各スポンジローラ78の周速度は、一対の無端ベルト76の周速度、延いては一対の引出しローラ27,28による連続鉢苗9(薄膜21)の引出し速度と同一速度に設定される。
図11に示されるように、機台2上には、連続鉢苗9の鉢体と鉢体との間の接着部が剥離されて左右方向へ分離された各薄膜21と苗搬送装置72の一対の搬送ユニット73とが干渉しないようにするため、第1実施形態の一対の剥離ローラ22(図4参照)に加えて二対の剥離ローラ22(合計6個の剥離ローラ22)が左右対称に配置される。これらの剥離ローラ22のうち、最も前方に位置する一対の剥離ローラ22は、段取り時における薄膜21の操作を容易にするため、前方へ移動させることができるように構成される。
次に、第2実施形態の作用を説明する。
育苗トレイ10から引き出された連続鉢苗9は、一対の苗案内板52間に差し掛かると、底部が引出し速度よりも速い周速度で回転する送りローラ49に接触して後方へ送られつつ、送りローラ49の上を通過する過程で、連続鉢苗9の鉢体と鉢体との間の接着部が剥離されて、連続鉢苗9から土ブロック苗15が個別に取り出される。取り出された土ブロック苗15は、送りローラ49によって後方の苗搬送装置72へ向けて送られて、葉部15aが一対の搬送ユニット73の対向するベルト76間によって挟持されつつ苗投入口50へ向けて後方へ搬送される。
一方で、土ブロック苗15は、葉部15aが対向するベルト76間で挟持されるタイミングと同じタイミングで、土塊部15bが一対のスポンジローラ78によって挟持されて苗投入口50へ向けて後方へ送り出される。そして、葉部15aがベルト76間に挟持された状態で搬送された土ブロック苗15は、苗押え板53によって受け止められる。苗押え板53によって受け止められた土ブロック苗15は、苗投入口50へ向けて落下して、漏斗59によってシュータ55へ向けて案内される。そして、シュータ55を通過した土ブロック苗15は、圃場に形成された植付け溝へ植付けられる。
第2実施形態では以下の効果を奏する。
第2実施形態の苗移植機71は、上述した第1実施形態の苗移植機1と同様の効果を奏する。
また、第2実施形態の苗移植機71は、土ブロック苗15が苗投入口50へ投入される直前まで土ブロック苗15の葉部15aが対向するベルト76間で挟持されるので、連続鉢苗9から取り出された土ブロック苗15を安定した姿勢で苗投入口50まで搬送することができる。
さらに、葉部15aが対向するベルト76間で挟持されるタイミングと同じタイミングで、土塊部15bが一対のスポンジローラ78によって挟持されるので、例えば、隣り合う鉢体の土ブロック苗15の根が絡まっている場合であっても、これらを引き剥がすことが可能であり、土ブロック苗15をより確実に分離させることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を添付した図を参照して説明する。
なお、上述した第2実施形態と同一又は相当する構成については、同一の名称及び符号を付与するとともに詳細な説明を省略する。
上述した第2実施形態における苗移植機71の苗搬送装置72では、連続鉢苗9から取り出された土ブロック苗15は、葉部15aが一対の搬送ユニット73の対向するベルト76間によって挟持されつつ苗投入口50へ向けて後方へ搬送されて、葉部15aが対向するベルト76間で挟持されるタイミングと同じタイミングで、土塊部15bが一対のスポンジローラ78によって挟持されて苗投入口50へ向けて後方へ送り出される。これに対して、第3実施形態における苗移植機81の苗搬送装置82では、連続鉢苗9から取り出された土ブロック苗15は、図13及び図14に示されるように、一対の土ブロック搬送ローラ83(一対のローラ)のみによって挟持されて苗投入口50へ向けて後方へ送り出される。
第3実施形態の苗搬送装置82における一対の土ブロック搬送ローラ83は、第2実施形態の苗搬送装置72における一対のスポンジローラ78に相当するものであり、各々の土ブロック搬送ローラ83は、相対する回転軸77に取り付けられる。第3実施形態において、一対の回転軸77には、第2実施形態と同一の機構によって第2伝達軸38の回転力が伝達される。これにより、一対の土ブロック搬送ローラ83は、軸回りに相互に逆の回転方向へ回転することが可能である。第3実施形態では、一対の土ブロック搬送ローラ83の周速度は、一対の引出しローラ27,28による連続鉢苗9(薄膜21)の引出し速度に対してより高い速度、例えば、引出し速度の2〜3倍に設定される。
なお、一対の土ブロック搬送ローラ83の周速度は、例えば、第2伝達軸38の回転力を一方の回転軸77へ伝達する伝達機構に組み込まれて相互に噛み合わされる一対の歯車対の歯車比を選択することで設定することができる。ここで、一対の土ブロック搬送ローラ83の周速度は、一対の土ブロック搬送ローラ83の外径を変更することによって調節することもできるが、この場合、一対の回転軸77の軸間距離を調節する機構を設けることが必要である。さらに、一対の土ブロック搬送ローラ83は、外周、すなわち、土ブロック苗15の土塊部15bを挟持する部分を、第2実施形態同様にスポンジによって形成することができるが、これに限定することなく、例えば、表面に突起が成形された合成樹脂等によって形成することもできる。
次に、第3実施形態の作用を説明する。
育苗トレイ10から引き出された連続鉢苗9は、一対の苗案内板52間に差し掛かると、底部が引出し速度よりも速い周速度で回転する送りローラ49に接触して後方へ送られつつ、送りローラ49の上を通過する過程で、連続鉢苗9の鉢体と鉢体との間の接着部(以下、薄膜21の接着部)が剥離されて、連続鉢苗9から土ブロック苗15が個別に取り出される。取り出された土ブロック苗15は、送りローラ49によって後方の苗搬送装置82へ向けて送られて、土塊部15bが一対の土ブロック搬送ローラ83(一対のローラ)によって挟持されて、一対の引出しローラ27,28による連続鉢苗9(薄膜21)の引出し速度よりも高い搬送速度で、苗投入口50へ向けて後方へ送り出される。
ここで、第3実施形態では、一対の土ブロック搬送ローラ83の周速度(土ブロック苗15の搬送速度)を、一対の引出しローラ27,28による連続鉢苗9(薄膜21)の引出し速度に対してより高い速度(2〜3倍)に設定したことにより、薄膜21の接着部が剥離された直後の土ブロック苗15は、薄膜21の接着部が剥離される直前の状態にある土ブロック苗15に対してより高い速度で後方へ移動する、換言すると、薄膜21の接着部が剥離される直前直後の土ブロック苗15間の距離が増大する。これにより、隣り合う鉢体の土ブロック苗15の土塊部15bから食み出た根が絡まっている場合であっても、これらを引き剥がして切断することが可能であり、土ブロック苗15をより確実に分離させることができる。
そして、一対の土ブロック搬送ローラ83によって後方へ送り出された土ブロック苗15は、苗押え板53によって受け止められる。苗押え板53によって受け止められた土ブロック苗15は、苗投入口50へ向けて落下して、漏斗59によってシュータ55へ向けて案内される。そして、シュータ55を通過した土ブロック苗15は、圃場に形成された植付け溝へ植付けられる。
第3実施形態では以下の効果を奏する。
第3実施形態の苗移植機81は、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果を奏する。
また、第3実施形態の苗移植機81においては、苗搬送装置82における一対の土ブロック搬送ローラ83の周速度、すなわち、一対の土ブロック搬送ローラ83による土ブロック苗15の搬送速度を、一対の引出しローラ27,28による連続鉢苗9(薄膜21)の引出し速度に対してより高い速度(2〜3倍)に設定したので、薄膜21の接着部が剥離された直後の土ブロック苗15を、薄膜21の接着部が剥離される直前の状態にある土ブロック苗15に対してより高い速度で後方へ移動させる、換言すると、薄膜21の接着部が剥離される直前直後の土ブロック苗15間の距離を増大させることができる。これにより、隣り合う鉢体の土ブロック苗15の土塊部15bから食み出た根が絡まっている場合であっても、これらを引き剥がして切断することができる。その結果、土ブロック苗15をより確実に分離させることが可能であり、分離後の土ブロック苗15の植え付け姿勢を垂直に保ち、植え付け精度を向上させることができる。
また、図11と図13とから理解できるように、第3実施形態における苗搬送装置82は、第2実施形態における苗搬送装置72の駆動プーリ74、従動プーリ75、及び一対の無端ベルト76を必要としないので、第2実施形態における苗搬送装置72に対して構造を簡素化することができる。さらに、第3実施形態における苗搬送装置82では、第2実施形態における苗搬送装置72の6個の剥離ローラ22のうち、薄膜21と一対の無端ベルト無端ベルト76との干渉を回避するための最も後方に位置する一対の剥離ローラ22を必要としないので、第2実施形態における苗搬送装置72に対して構造をより簡素化することが可能であり、製造コストを削減することができる。
1 苗移植機、2 機台、3 駆動輪、4 駆動軸、5 ハンドル、7 圃場、9 連続鉢苗、12 オープナ、15 苗(土ブロック苗)、20 薄膜剥離装置、21 薄膜、22 剥離ローラ、27,28 引出しローラ、30 回転力伝達機構、35 巻取りローラ、37 第1伝達軸、39a,39b 駆動スプロケット、40 第1スプロケット、41 無端チェーン、50 苗投入口

Claims (13)

  1. ハンドルを牽引して機台を前進させることにより、前記機台の接地面に設けられたオープナによって圃場に植付け溝が形成されて、並行して、薄膜剥離装置によって苗載置部から連続鉢苗が引き出されるとともに引き出された前記連続鉢苗の接着部が順次剥離されることで前記連続鉢苗の各鉢体から土ブロック苗が個別に取り出されて、該土ブロック苗が前記機台に設けられた苗投入口に順次落下して前記植付け溝へ植付けられる苗移植機であって、
    前記薄膜剥離装置は、
    前記接着部の剥離によって分離された各薄膜を担持する少なくとも一対の剥離ローラと、前記少なくとも一対の剥離ローラによって担持された各薄膜を合一させて引き出す少なくとも一対の引出しローラと、前記一対の引出しローラによって合一された各薄膜を巻き取る巻取りローラと、を備えて、
    前記苗移植機は、
    圃場に接地されて前記機台の前進に伴って転動される駆動輪と、前記駆動輪が固定されて前記駆動輪の転動に伴って軸回りに回転される駆動軸と、前記駆動軸の回転力を前記一対の引出しローラの回転軸に伝達する回転力伝達機構と、を備えて、
    前記回転力伝達機構は、
    前記駆動軸と前記一対の引出しローラとの間の回転力伝達経路に配置されて前記機台によって軸回りに回転可能に支持される第1伝達軸と、前記駆動輪に取り付けられる駆動車と、前記第1伝達軸に取り付けられる従動車と、を備えて、前記駆動車と前記従動車との回転比を変えることにより、前記植付け溝へ植付けられる苗の株間が変更されることを特徴とする苗移植機。
  2. 前記駆動車は、前記駆動軸に取り付けられる駆動スプロケットであり、
    前記従動車は、前記第1伝達軸に取り付けられる第1スプロケットであり、
    前記回転比は、無端チェーンが巻回される前記駆動スプロケットと前記第1スプロケットとの歯数比であることを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  3. 前記回転力伝達機構は、
    前記第1伝達軸と前記一対の引出しローラとの間の前記回転力伝達経路に配置されて前記機台によって軸回りに回転可能に支持される第2伝達軸と、前記第1伝達軸の一端部に着脱可能に取り付けられる第1回転体と、前記第2伝達軸の一端部に着脱可能に取り付けられて前記第1回転体に組み合わされる第2回転体と、を備えて、前記第1回転体と前記第2回転体との回転比を変えることにより、前記植付け溝へ植付けられる苗の株間が変更されることを特徴とする請求項1又は2に記載の苗移植機。
  4. 前記第2伝達軸に設けられて外周の一部が前記機台の上面に露出する送りローラを備えて、前記送りローラは、前記苗載置部から引き出された前記連続鉢苗の底部に接触して前記土ブロック苗を前記苗投入口へ向けて送ることを特徴とする請求項3に記載の苗移植機。
  5. 前記送りローラの外周には、前記土ブロック苗の土塊部から食み出た根を切断するための複数個の凸部が形成されており、前記送りローラによる苗の送り速度は、前記一対の引出しローラによる前記連続鉢苗の引出し速度に対して同一又はより高い速度に設定されることを特徴とする請求項4に記載の苗移植機。
  6. 前記送りローラによって前記苗投入口へ向けて送られる前記土ブロック苗の植付け姿勢を垂直に保つための一対の苗案内部材を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の苗移植機。
  7. 前記土ブロック苗の葉部又は土塊部を挟持して該土ブロック苗の植付け姿勢を垂直に保ちつつ前記苗投入口へ向けて搬送する苗搬送装置を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の苗移植機。
  8. 前記苗搬送装置は、前記第2伝達軸によって駆動される一対の無端ベルト又は一対のローラを備えており、前記一対の無端ベルト又は一対のローラによる前記土ブロック苗の搬送速度が、前記一対の引出しローラによる前記連続鉢苗の引出し速度に対して同一又はより高い速度に設定されることを特徴とする請求項7に記載の苗移植機。
  9. 前記機台に取り付けられて前記苗投入口に落下した苗を前記植付け溝へ向けて案内するシュータを備えて、前記シュータは、苗の姿勢を垂直に保つため、移植される苗に応じて口径が調節可能であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の苗移植機。
  10. 前記機台に取り付けられて前記苗投入口に落下する苗を前記シュータへ向けて案内する漏斗を備えて、前記漏斗は、前記苗投入口の前記引出しローラ側の外郭に沿って配置された複数枚の傾斜角度を調節可能な壁を有して、移植される苗に応じて口径が調節可能であることを特徴とする請求項9に記載の苗移植機。
  11. 前記剥離ローラは、前記機台に取り付けられて移植される苗に応じて、前記土ブロック苗を前記苗投入口へ導くように取付位置が調節可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の苗移植機。
  12. 前記オープナは、前記機台に取り付けられて移植される苗の植付け姿勢を垂直に保つため、幅及び前後方向の取付位置が調節可能であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の苗移植機。
  13. 前記機台に取り付けられて移植される苗の口径又は大きさに応じて幅が調節可能である一対の培土板を備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の苗移植機。
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