JP5832458B2 - 苗移植機 - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態を添付した図を参照して説明する。
なお、説明の便宜上、図1及び図2における右方向を前方向(前方)、図1及び図2における左方向を後方向(後方)、図1における上方向を右方向、及び図1における下方向を左方向と規定する。この規定によって、図2は苗移植機1の左側面図となる。
まず、苗台11にセットされた育苗トレイ10から連続鉢苗9を引き出して、引き出された連続鉢苗9の先の部分を分離させる。分離された各薄膜21は、対応する各剥離ローラ22を経由させた後、一対の引出しローラ27,28によって合一させて挟持する。合一された(二枚の)薄膜21の先端部は、巻取りローラ35に取り付けられる。
第1実施形態によれば、要求される株間に応じて、第1スプロケット40に組み合わせる駆動スプロケット39a,39b又は第1歯車42と第2歯車43との歯車比(組み合わせ)を選択することにより、圃場7に植付けられる苗15の株間を変更することができる。また、エンジン、モータ等の動力源を必要としないので、安価な苗移植機1を提供することができ、小規模農家への導入に適する。さらに、軽量且つコンパクトな苗移植機1を提供することができ、例えば、女性であっても取り回しが容易である。
図10に示されるように、一対の培土板18によって掻き寄せられた土を鎮圧させる一対の鎮圧ローラ62を組み合わせて苗移植機1を構成することができる。
また、駆動スプロケット39a,39b(駆動車)、第1スプロケット40(従動車)、及び無端チェーン41に代えて、各々、駆動プーリ(駆動車)、従動プーリ(従動車)、及びプーリベルト等を採用することができる。さらに、駆動スプロケット39a,39b(駆動車)、第1スプロケット40(従動車)、及び無端チェーン41に代えて、実用化されている無段変速装置を使用することもできる。
本発明の第2実施形態を添付した図を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態と同一又は相当する構成については、同一の名称及び符号を付与するとともに詳細な説明を省略する。
育苗トレイ10から引き出された連続鉢苗9は、一対の苗案内板52間に差し掛かると、底部が引出し速度よりも速い周速度で回転する送りローラ49に接触して後方へ送られつつ、送りローラ49の上を通過する過程で、連続鉢苗9の鉢体と鉢体との間の接着部が剥離されて、連続鉢苗9から土ブロック苗15が個別に取り出される。取り出された土ブロック苗15は、送りローラ49によって後方の苗搬送装置72へ向けて送られて、葉部15aが一対の搬送ユニット73の対向するベルト76間によって挟持されつつ苗投入口50へ向けて後方へ搬送される。
第2実施形態の苗移植機71は、上述した第1実施形態の苗移植機1と同様の効果を奏する。
また、第2実施形態の苗移植機71は、土ブロック苗15が苗投入口50へ投入される直前まで土ブロック苗15の葉部15aが対向するベルト76間で挟持されるので、連続鉢苗9から取り出された土ブロック苗15を安定した姿勢で苗投入口50まで搬送することができる。
さらに、葉部15aが対向するベルト76間で挟持されるタイミングと同じタイミングで、土塊部15bが一対のスポンジローラ78によって挟持されるので、例えば、隣り合う鉢体の土ブロック苗15の根が絡まっている場合であっても、これらを引き剥がすことが可能であり、土ブロック苗15をより確実に分離させることができる。
本発明の第3実施形態を添付した図を参照して説明する。
なお、上述した第2実施形態と同一又は相当する構成については、同一の名称及び符号を付与するとともに詳細な説明を省略する。
育苗トレイ10から引き出された連続鉢苗9は、一対の苗案内板52間に差し掛かると、底部が引出し速度よりも速い周速度で回転する送りローラ49に接触して後方へ送られつつ、送りローラ49の上を通過する過程で、連続鉢苗9の鉢体と鉢体との間の接着部(以下、薄膜21の接着部)が剥離されて、連続鉢苗9から土ブロック苗15が個別に取り出される。取り出された土ブロック苗15は、送りローラ49によって後方の苗搬送装置82へ向けて送られて、土塊部15bが一対の土ブロック搬送ローラ83(一対のローラ)によって挟持されて、一対の引出しローラ27,28による連続鉢苗9(薄膜21)の引出し速度よりも高い搬送速度で、苗投入口50へ向けて後方へ送り出される。
第3実施形態の苗移植機81は、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果を奏する。
また、第3実施形態の苗移植機81においては、苗搬送装置82における一対の土ブロック搬送ローラ83の周速度、すなわち、一対の土ブロック搬送ローラ83による土ブロック苗15の搬送速度を、一対の引出しローラ27,28による連続鉢苗9(薄膜21)の引出し速度に対してより高い速度(2〜3倍)に設定したので、薄膜21の接着部が剥離された直後の土ブロック苗15を、薄膜21の接着部が剥離される直前の状態にある土ブロック苗15に対してより高い速度で後方へ移動させる、換言すると、薄膜21の接着部が剥離される直前直後の土ブロック苗15間の距離を増大させることができる。これにより、隣り合う鉢体の土ブロック苗15の土塊部15bから食み出た根が絡まっている場合であっても、これらを引き剥がして切断することができる。その結果、土ブロック苗15をより確実に分離させることが可能であり、分離後の土ブロック苗15の植え付け姿勢を垂直に保ち、植え付け精度を向上させることができる。
また、図11と図13とから理解できるように、第3実施形態における苗搬送装置82は、第2実施形態における苗搬送装置72の駆動プーリ74、従動プーリ75、及び一対の無端ベルト76を必要としないので、第2実施形態における苗搬送装置72に対して構造を簡素化することができる。さらに、第3実施形態における苗搬送装置82では、第2実施形態における苗搬送装置72の6個の剥離ローラ22のうち、薄膜21と一対の無端ベルト無端ベルト76との干渉を回避するための最も後方に位置する一対の剥離ローラ22を必要としないので、第2実施形態における苗搬送装置72に対して構造をより簡素化することが可能であり、製造コストを削減することができる。
Claims (13)
- ハンドルを牽引して機台を前進させることにより、前記機台の接地面に設けられたオープナによって圃場に植付け溝が形成されて、並行して、薄膜剥離装置によって苗載置部から連続鉢苗が引き出されるとともに引き出された前記連続鉢苗の接着部が順次剥離されることで前記連続鉢苗の各鉢体から土ブロック苗が個別に取り出されて、該土ブロック苗が前記機台に設けられた苗投入口に順次落下して前記植付け溝へ植付けられる苗移植機であって、
前記薄膜剥離装置は、
前記接着部の剥離によって分離された各薄膜を担持する少なくとも一対の剥離ローラと、前記少なくとも一対の剥離ローラによって担持された各薄膜を合一させて引き出す少なくとも一対の引出しローラと、前記一対の引出しローラによって合一された各薄膜を巻き取る巻取りローラと、を備えて、
前記苗移植機は、
圃場に接地されて前記機台の前進に伴って転動される駆動輪と、前記駆動輪が固定されて前記駆動輪の転動に伴って軸回りに回転される駆動軸と、前記駆動軸の回転力を前記一対の引出しローラの回転軸に伝達する回転力伝達機構と、を備えて、
前記回転力伝達機構は、
前記駆動軸と前記一対の引出しローラとの間の回転力伝達経路に配置されて前記機台によって軸回りに回転可能に支持される第1伝達軸と、前記駆動輪に取り付けられる駆動車と、前記第1伝達軸に取り付けられる従動車と、を備えて、前記駆動車と前記従動車との回転比を変えることにより、前記植付け溝へ植付けられる苗の株間が変更されることを特徴とする苗移植機。 - 前記駆動車は、前記駆動軸に取り付けられる駆動スプロケットであり、
前記従動車は、前記第1伝達軸に取り付けられる第1スプロケットであり、
前記回転比は、無端チェーンが巻回される前記駆動スプロケットと前記第1スプロケットとの歯数比であることを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。 - 前記回転力伝達機構は、
前記第1伝達軸と前記一対の引出しローラとの間の前記回転力伝達経路に配置されて前記機台によって軸回りに回転可能に支持される第2伝達軸と、前記第1伝達軸の一端部に着脱可能に取り付けられる第1回転体と、前記第2伝達軸の一端部に着脱可能に取り付けられて前記第1回転体に組み合わされる第2回転体と、を備えて、前記第1回転体と前記第2回転体との回転比を変えることにより、前記植付け溝へ植付けられる苗の株間が変更されることを特徴とする請求項1又は2に記載の苗移植機。 - 前記第2伝達軸に設けられて外周の一部が前記機台の上面に露出する送りローラを備えて、前記送りローラは、前記苗載置部から引き出された前記連続鉢苗の底部に接触して前記土ブロック苗を前記苗投入口へ向けて送ることを特徴とする請求項3に記載の苗移植機。
- 前記送りローラの外周には、前記土ブロック苗の土塊部から食み出た根を切断するための複数個の凸部が形成されており、前記送りローラによる苗の送り速度は、前記一対の引出しローラによる前記連続鉢苗の引出し速度に対して同一又はより高い速度に設定されることを特徴とする請求項4に記載の苗移植機。
- 前記送りローラによって前記苗投入口へ向けて送られる前記土ブロック苗の植付け姿勢を垂直に保つための一対の苗案内部材を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の苗移植機。
- 前記土ブロック苗の葉部又は土塊部を挟持して該土ブロック苗の植付け姿勢を垂直に保ちつつ前記苗投入口へ向けて搬送する苗搬送装置を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の苗移植機。
- 前記苗搬送装置は、前記第2伝達軸によって駆動される一対の無端ベルト又は一対のローラを備えており、前記一対の無端ベルト又は一対のローラによる前記土ブロック苗の搬送速度が、前記一対の引出しローラによる前記連続鉢苗の引出し速度に対して同一又はより高い速度に設定されることを特徴とする請求項7に記載の苗移植機。
- 前記機台に取り付けられて前記苗投入口に落下した苗を前記植付け溝へ向けて案内するシュータを備えて、前記シュータは、苗の姿勢を垂直に保つため、移植される苗に応じて口径が調節可能であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の苗移植機。
- 前記機台に取り付けられて前記苗投入口に落下する苗を前記シュータへ向けて案内する漏斗を備えて、前記漏斗は、前記苗投入口の前記引出しローラ側の外郭に沿って配置された複数枚の傾斜角度を調節可能な壁を有して、移植される苗に応じて口径が調節可能であることを特徴とする請求項9に記載の苗移植機。
- 前記剥離ローラは、前記機台に取り付けられて移植される苗に応じて、前記土ブロック苗を前記苗投入口へ導くように取付位置が調節可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の苗移植機。
- 前記オープナは、前記機台に取り付けられて移植される苗の植付け姿勢を垂直に保つため、幅及び前後方向の取付位置が調節可能であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の苗移植機。
- 前記機台に取り付けられて移植される苗の口径又は大きさに応じて幅が調節可能である一対の培土板を備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の苗移植機。
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