JP5832324B2 - 液体供給機構、制御プログラム、画像形成装置 - Google Patents

液体供給機構、制御プログラム、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、液体供給機構、制御プログラム、画像形成装置に関する。
特許文献1には、記録ヘッドに連通される第1及び第2の液体室と、各液体室にそれぞれ連通され、内部が大気開放された第1及び第2のバッファタンクと、第1又は第2のバッファタンクに連通される液体供給源と、記録ヘッドに所定の背圧が付与されつつ各液体室間に所定の圧力差が設けられるように各液体室の目標圧力を設定するとともに、各液体室の内部圧力が目標圧力で一定となるように、各液体室の内部圧力を検出する圧力検出手段の検出結果に応じて、各液体室及びバッファタンク間で液体を双方向に移動させる第1及び第2のポンプの駆動を制御して、各液体室の圧力制御を行う圧力制御手段と、を備え、各バッファタンクはフィルタ及び脱気手段の少なくとも一方を有する流路を介して連通されているインクジェット記録装置が開示されている。
特開2009−279848号公報
本発明は、吐出部に供給される液体の供給側圧力及び当該吐出部から排出された液体の排出側圧力が、その目標圧力値から大きくずれている場合でも、そのずれを短時間で小さく抑えることを課題とする。
請求項1の発明は、液体を貯留する貯留部と、ノズル面から液体を吐出する吐出部へ前記貯留部から前記液体を供給する供給路と、前記吐出部から記液体を前記貯留部へ排出する排出路と、前記供給路内の前記液体の供給側圧力を検出する第1検出手段と、前記排出路内の前記液体の排出側圧力を検出する第2検出手段と、前記供給路内の前記液体の供給側圧力を調整する第1圧力調整手段と、前記排出路内の前記液体の排出側圧力を調整する第2圧力調整手段と、前記ノズル面における背圧を予め定められた圧力に維持しつつ、前記排出側圧力よりも前記供給側圧力が高くなるように、前記第1検出手段が検出した供給側圧力及び前記第2検出手段が検出した排出側圧力のそれぞれに基づき、前記第1圧力調整手段及び前記第2圧力調整手段のそれぞれを予め設定された初期値をとる制御パラメータによって制御し、さらに、当該検出された供給側圧力及び排出側圧力と予め定められたそれぞれの目標圧力値とのずれが予め定められた基準値を越えると、前記制御パラメータを前記初期値から変更して前記第1圧力調整手段及び前記第2圧力調整手段のそれぞれを制御する制御手段と、前記供給側圧力及び前記排出側圧力を、前記目標圧力値とのずれが前記予め定められた基準値を越えるように変動させる圧力変動手段をと、備え、前記制御手段が、前記制御パラメータを変更して前記第1圧力調整手段及び前記第2圧力調整手段のそれぞれを制御した後、前記圧力変動手段によって前記供給側圧力及び前記排出側圧力を一時的に変動させてから、前記検出された供給側圧力及び排出側圧力と前記それぞれの目標圧力値とのずれを判定する。
請求項2の発明は、前記制御手段が、前記制御パラメータを変更して前記第1圧力調整手段及び前記第2圧力調整手段のそれぞれを制御した後、当該制御パラメータを前記初期値に戻して、前記圧力変動手段によって前記供給側圧力及び前記排出側圧力を一時的に変動させてから、前記検出された供給側圧力及び排出側圧力と前記それぞれの目標圧力値とのずれを判定し、当該供給側圧力及び当該排出側圧力と前記それぞれの目標圧力値とのずれが予め定められた基準値内である場合は、前記第1圧力調整手段及び前記第2圧力調整手段のそれぞれを前記初期値によって制御する。
請求項3の発明は、前記制御手段が、前記制御パラメータを変更して前記第1圧力調整手段及び前記第2圧力調整手段のそれぞれを制御した後、画像データに基づく前記吐出部からの液体の吐出の指令を受け付けた場合は、当該制御パラメータを前記初期値に戻さずに、前記圧力変動手段によって前記供給側圧力及び前記排出側圧力を一時的に変動させてから、前記検出された供給側圧力及び排出側圧力と前記それぞれの目標圧力値とのずれを判定し、当該供給側圧力及び当該排出側圧力と前記それぞれの目標圧力値とのずれが予め定められた基準値内である場合は、前記吐出部による液体の吐出を許可する。
請求項4の発明は、コンピュータを、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体供給機構の制御手段として実行させる制御プログラムである。
請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体供給機構と、前記液体供給機構によって供給された液体を記録媒体へ吐出して画像を形成する前記吐出部と、を備える画像形成装置である。
本発明の請求項1の構成によれば、制御パラメータを変更しないで第1圧力調整手段及び第2圧力調整手段のそれぞれを制御する場合に比べ、吐出部に供給される液体の供給側圧力及び当該吐出部から排出された液体の排出側圧力が、その目標圧力値から大きくずれている場合でも、そのずれを短時間で小さく抑えることができる。
本発明の請求項1の構成によれば、供給側圧力及び排出側圧力を変動させないで供給側圧力及び排出側圧力とそれぞれの目標圧力値とのずれを判定する場合に比べ、供給側圧力及び排出側圧力の制御安定性を精度よく確認できる。
本発明の請求項2の構成によれば、制御パラメータを初期値に戻さず供給側圧力及び排出側圧力とそれぞれの目標圧力値とのずれを判定する場合に比べ、制御パラメータを初期値に戻すか否かの判定を精度よく行える。
本発明の請求項3の構成によれば、画像信号に応じた液体の吐出の指示を受け付けている場合は、制御パラメータを初期値に戻すことなしに液体の吐出を許可することができる。
本発明の請求項4の構成によれば、制御パラメータを変更しないで第1圧力調整手段及び第2圧力調整手段のそれぞれを制御する場合に比べ、吐出部に供給される液体の供給側圧力及び当該吐出部から排出された液体の排出側圧力が、その目標圧力値から大きくずれている場合でも、そのずれを短時間で小さく抑えることができる。
本発明の請求項5の構成によれば、制御パラメータを変更しないで第1圧力調整手段及び第2圧力調整手段のそれぞれを制御する場合に比べ、吐出部に供給される液体の供給側圧力及び当該吐出部から排出された液体の排出側圧力が、その目標圧力値から大きくずれることで良好な画像の形成が行えない場合でも、短時間で良好な画像の形成が可能な状態にすることができる。
インクジェット記録装置の構成を示す概略図である。 インク供給機構の構成を示す概略図である。 インクジェットヘッドの動作を制御する制御部のブロック図である。 第1の制御フローを示す図である。 第2の制御フローを示す図である。 第3の制御フローを示す図である。 第4の制御フローを示す図である。 第1の制御パラメータチェック動作のフローを示す図である。 第2の制御パラメータチェック動作のフローを示す図である。 第1の印字可否チェック動作のフローを示す図である。 第2の印字可否チェック動作のフローを示す図である。 第1の制御フローを用いて供給側ポンプ及び排出側ポンプを制御した場合の圧力変化を示す図である。 第1の制御フローを用いて供給側ポンプ及び排出側ポンプを制御した場合の圧力変化を示す図である。 第1の制御パラメータチェック動作における圧力変化を示す図である。 第1の制御パラメータチェック動作における圧力変化を示す図である。 第1の印字可否チェック動作における圧力変化を示す図である。 第1の印字可否チェック動作における圧力変化を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
本実施形態では、画像形成装置の一例として、インク滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置について説明する。
なお、画像形成装置としては、インクジェット記録装置に限定されるものではない。画像形成装置としては、例えば、フィルムやガラス上にインク等を吐出してカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置、有機EL溶液を基板上に吐出してELディスプレイパネルを形成する装置、溶解状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成する装置、金属を含む液体を吐出して配線パターンを形成する装置及び液滴を吐出して膜を形成する各種の成膜装置であってもよく、液体によって画像を形成する画像形成装置であればよい。
(インクジェット記録装置の構成)
まず、インクジェット記録装置の構成を説明する。図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す概略図である。
図1に示すように、インクジェット記録装置10は、用紙等の記録媒体Pが収容される記録媒体収容部12と、記録媒体Pに画像を記録する画像記録部(画像形成部の一例)14と、記録媒体収容部12から画像記録部14へ記録媒体Pを搬送する搬送手段16と、画像記録部14によって画像が記録された記録媒体Pが排出される記録媒体排出部18と、を備えている。
画像記録部14は、液体を吐出する吐出部の一例として、インク滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録ヘッド20Y、20M、20C、20K(以下、20Y〜20Kと示す)を備えている。
また、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、ノズル(図示省略)が形成されたノズル面22Y〜22Kをそれぞれ有している。このノズル面22Y〜22Kは、インクジェット記録装置10での画像記録が想定される記録媒体Pの最大幅と同程度か、又はそれ以上の記録可能領域を有している。なお、記録媒体Pの幅は、記録媒体Pの搬送方向Hと直交する方向(図1における紙面の奥行き方向)の長さである。
さらに、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、記録媒体Pの搬送方向Hの下流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色の順で並列に並べられており、その各色に対応したインク滴を、圧電方式によって、複数のノズルから吐出し、画像を記録する構成となっている。なお、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kにおいて、インク滴を吐出させる構成は、サーマル方式等の他の方式によって吐出させる構成であっても良い。
インクジェット記録装置10には、液体を貯留する貯留部の一例として、各色のインクを貯留するインクタンク21Y、21M、21C、21K(以下、21Y〜21Kと示す)が設けられている。このインクタンク21Y〜21Kから、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kへインクが供給される。なお、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kへ供給されるインクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、各種インクの使用が可能である。
搬送手段16は、記録媒体収容部12内の記録媒体Pを1枚ずつ取り出す取出ドラム23と、画像記録部14のインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kへ記録媒体Pを搬送しその記録面(表面)をインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに対面させる搬送体としての搬送ドラム26と、画像が記録された記録媒体Pを記録媒体排出部18へ送り出す送出ドラム28と、を有している。そして、取出ドラム23、搬送ドラム26、送出ドラム28は、それぞれ記録媒体Pがその周面に静電的吸着手段、或いは吸引や粘着などの非静電的吸着手段によって保持されるように構成されている。
また、取出ドラム23、搬送ドラム26、送出ドラム28には、それぞれ記録媒体Pの搬送方向下流側端部を挟んで保持する保持手段としてのグリッパー30が、例えば2組ずつ備えられており、これら3個のドラム23、26、28は、それぞれその周面に記録媒体Pを、グリッパー30によってこの場合は2枚まで保持可能に構成されている。そして、グリッパー30は、各ドラム23、26、28の周面に2つずつ形成された凹部23A、26A、28A内に設けられている。
具体的には、各ドラム23、26、28の凹部23A、26A、28A内の予め定められた位置に、各ドラム23、26、28の回転軸32に沿って回転軸34が支持されており、この回転軸34には、その軸方向に間隔をおいて複数のグリッパー30が固定されている。したがって、回転軸34が、図示しないアクチュエーターによって正逆両方向に回転することにより、グリッパー30が各ドラム23、26、28の周方向に沿って正逆両方向に回転し、記録媒体Pの搬送方向下流側端部を挟んで保持したり、離したりするようになっている。
つまり、グリッパー30は、その先端部が各ドラム23、26、28の周面から若干突出するように回転することで、取出ドラム23の周面と搬送ドラム26の周面とが対面する受渡位置36において、取出ドラム23のグリッパー30から搬送ドラム26のグリッパー30へ記録媒体Pを受け渡すようになっており、搬送ドラム26の周面と送出ドラム28の周面とが対面する受渡位置38において、搬送ドラム26のグリッパー30から送出ドラム28のグリッパー30へ記録媒体Pを受け渡すようになっている。
また、インクジェット記録装置10は、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスするメンテナンスユニット150を備えている(図2参照)。メンテナンスユニット150は、インクジェット記録ヘッド20Y〜20K(後述の吐出モジュール50)のノズル面を覆うキャップ150A、予備吐出(空吐出)された液滴を受ける受け部材、ノズル面を清掃する清掃部材、ノズル内のインクを吸引するための吸引装置150B等を有しており、メンテナンスユニット150がインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに対向する対向位置に移動し、各種のメンテナンスを行う。
図2に示すように、インクジェット記録ヘッド20Yは、ノズル面22からインクを吐出する吐出部の一例としての吐出モジュール50を複数備えている。吐出モジュール50の各々には、吐出モジュール50の外部から内部へインクを供給可能な供給口52Aと、供給口52Aを通じて供給されたインクを吐出モジュール50の内部から外部へ排出可能な排出口52Bと、が設けられている。
次に、インクジェット記録装置10の画像記録動作(画像形成動作の一例)について説明する。
記録媒体収容部12から取出ドラム23のグリッパー30により1枚ずつ取り出されて保持された記録媒体Pは、取出ドラム23の周面に吸着されつつ搬送され、受渡位置36において、取出ドラム23のグリッパー30から搬送ドラム26のグリッパー30へ受け渡される。
搬送ドラム26のグリッパー30により保持された記録媒体Pは、その搬送ドラム26に吸着されつつインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの画像記録位置まで搬送され、そのインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kから吐出されるインク滴により、記録面に画像が記録される。
記録面に画像が記録された記録媒体Pは、受渡位置38において、搬送ドラム26のグリッパー30から送出ドラム28のグリッパー30へ受け渡される。そして、送出ドラム28のグリッパー30により保持された記録媒体Pは、その送出ドラム28に吸着されつつ搬送され、記録媒体排出部18へ排出される。以上のように、一連の画像記録動作が行われる。
(インク供給機構の構成)
次に、インク供給機構の構成について説明する。なお、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの各々に対応するインク供給機構は、互いに同一の構成であるので、以下ではインクジェット記録ヘッド20Yに対応するインク供給機構39Yを例に挙げて説明する。図2は、インクジェット記録ヘッド20Yへインクを供給するインク供給機構39Yを示す概略図である。
図2に示すように、複数の吐出モジュール50の供給口52Aの各々には、インクが流通可能な個別供給路62の一端部が接続されている。複数の個別供給路62の他端部は、インクが流通可能な供給側マニホールド58の異なる位置に各々接続されている。
複数の吐出モジュール50の排出口52Bの各々には、インクが流通可能な個別排出路66の一端部が接続されている。複数の個別排出路66の他端部は、インクが流通可能な排出側マニホールド64の異なる位置に各々接続されている。
個別供給路62には、個別供給路62を開閉可能な第1開閉機構としての供給側バルブ68が各々設けられている。この供給側バルブ68が開放状態の場合、個別供給路62はインクが流通可能であるが、供給側バルブ68が閉鎖状態に切り替わると個別供給路62のインクの流通が遮断されるようになっている。
また、個別供給路62には、個別供給路62内のインクに生じた圧力変動を緩和する緩衝器100が、供給側バルブ68と吐出モジュール50との間に設けられている。
個別排出路66には、個別排出路66を開閉可能な第2開閉機構としての排出側バルブ72が各々設けられている。この排出側バルブ72が開放状態の場合、個別排出路66はインクが流通可能であるが、排出側バルブ72が閉鎖状態に切り替わると個別排出路66のインクの流通が遮断されるようになっている。
また、個別排出路66には、個別排出路66内のインクに生じた圧力変動を緩和する緩衝器100が、排出側バルブ72と吐出モジュール50との間に設けられている。
供給側マニホールド58には、図2に示すように、長手方向の一端部(図2の右端部)に供給管74の一端部(図2の左端部)が取り付けられており、排出側マニホールド64には、長手方向の一端部(図2の右端部)に排出管76の一端部(図2の左端部)が取り付けられている。
さらに、供給側マニホールド58の他端部(図2の左端部)には、供給側マニホールド58内のインクの供給側圧力を検出する第1検出手段の一例としての供給側圧力センサ88が設けられている。供給側圧力センサ88は、例えば、吐出モジュール50のノズル面22を基準とした供給側圧力を検出するようになっている。排出側マニホールド64の他端部(図2の左端部)には、排出側マニホールド64内のインクの排出側圧力を検出する第2検出手段の一例としての排出側圧力センサ92が設けられている。排出側圧力センサ92は、例えば、吐出モジュール50のノズル面22を基準とした排出側圧力を検出するようになっている。
また、供給側マニホールド58に連結された供給管74の他端部は、インクを一時貯留すると共にインクに生じた圧力変動を緩和する供給側サブタンク94に連結されている。供給側サブタンク94は、弾性力を有する膜部材96によって内部が仕切られた二室構造となっており、下側がインク用サブタンク室94A、上側が空気室94Bとなっている。インク用サブタンク室94Aには、インクタンク21Yに連結されたバッファタンク132からインクを引き込むための供給側主管98の一端部が連結されている。そして、供給側主管98の他端部は、バッファタンク132に連結されている。空気室94Bには、開放管95が連結され、開放管95に供給側エアバルブ97が設けられている。供給側サブタンク94では、供給側エアバルブ97の閉鎖状態において、インク用サブタンク室94A内で生じたインクの圧力変動が、膜部材96によって仕切られた空気室94Bのダンパ作用により、緩和されるようになっている。
供給側主管98には、バッファタンク132から供給側サブタンク94まで順番に、脱気モジュール134、一方向弁136、供給側圧力センサ88が検出した供給側圧力に基づき供給側主管98内の供給側圧力を調整する第1圧力調整手段の一例としての供給側ポンプ138、供給側フィルタ142、インク温度調整器144が設けられている。これにより、供給側ポンプ138の駆動力でバッファタンク132に貯留されているインクを供給側サブタンク94へ供給する途中において、インク内から気泡を取り除くと共にインクの温度を管理している。なお、供給側ポンプ138の入口側には、供給側主管98とは別に分岐管146の一端部が連結されており、分岐管146の他端部は、一方向弁148を通ってバッファタンク132に連結されている。
供給側ポンプ138は、インクを順方向及び逆方向の双方向へ送液可能なポンプ(例えば、チューブポンプ)とされている。これにより、供給側ポンプ138が順方向へ送液することで、供給側主管98における供給側ポンプ138の下流側部分が加圧され、供給側ポンプ138が逆方向へ送液することで、供給側主管98における供給側ポンプ138の下流側部分が減圧されるようになっている。
インク用サブタンク室94Aには、ドレイン管152の一端部が連結されており、ドレイン管152の他端部は、バッファタンク132に連結されている。そして、ドレイン管152には、供給側ドレインバルブ154が設けられている。
供給側サブタンク94は、インクを循環することによって流路内の気泡がトラップされる構造になっているので、供給側ドレインバルブ154を開き、供給側ポンプ138の駆動力で供給側サブタンク94内の気泡がバッファタンク132へ送られることにより、大気開放されているバッファタンク132から気泡が排出されるようになっている。
次に、排出側マニホールド64に連結された排出管76の他端部は、インクを一時貯留すると共にインクに生じた圧力変動を緩和する排出側サブタンク162に連結されている。排出側サブタンク162は、弾性力を有する膜部材164によって内部が仕切られた二室構造となっており、下側がインク用サブタンク室166A、上側が空気室166Bとなっている。インク用サブタンク室166Aには、バッファタンク132へインクを引き込むための排出側主管168の一端部が連結されている。そして、排出側主管168の他端部は、バッファタンク132に連結されている。空気室166Bには、開放管172が連結され、開放管172に排出側エアバルブ174が設けられている。排出側サブタンク162では、排出側エアバルブ174の閉鎖状態において、インク用サブタンク室166A内で生じたインクの圧力変動が、膜部材164によって仕切られた空気室166Bのダンパ作用により、緩和されるようになっている。
排出側主管168には、排出側サブタンク162に向けて順番に一方向弁176と、排出側圧力センサ92が検出した排出側圧力に基づき排出側主管168内の排出側圧力を調整する第2圧力調整手段の一例としての排出側ポンプ178と、が設けられており、排出側ポンプ178の駆動力により、排出側サブタンク162内のインクをバッファタンク132へ排出するようになっている。また、インク用サブタンク室166Aには、ドレイン管182の一端部が連結されており、ドレイン管182の他端部は、排出側ドレインバルブ184を通ってドレイン管152と繋がっている。
排出側ポンプ178も、インクを順方向及び逆方向の双方向へ送液可能なポンプ(例えば、チューブポンプ)とされている。これにより、排出側ポンプ178が順方向へ送液することで、排出側主管168における排出側ポンプ178の上流側部分が減圧され、排出側ポンプ178が逆方向へ送液することで、排出側主管168における排出側ポンプ178の上流側部分が加圧されるようになっている。
排出側サブタンク162は、インクを循環することによって流路内の気泡がトラップされる構造になっているので、排出側ドレインバルブ184を開く事により、排出側ポンプ178の逆回転による駆動力で排出側サブタンク162内の気泡がバッファタンク132へ送られ、大気開放されているバッファタンク132から気泡が排出されるようになっている。
一方、排出側ポンプ178の入口側と、供給側主管98における脱気モジュール134の出口側との間には、加圧パージ用配管186が設けられている。加圧パージ用配管186には、脱気モジュール134から排出側ポンプ178まで順番に、一方向弁188、排出フィルタ190が設けられている。すなわち、吐出モジュール50内を加圧して、一気にインクを排出することで気泡などを排除するとき、供給側ポンプ138の駆動に加え、排出側ポンプ178の駆動方向を通常時に対して逆転させることで、バッファタンク132から排出側マニホールド64へ脱気されたインクを供給するようにしている。
バッファタンク132は、補充ポンプ196が設けられた補充管192によって、インクタンク21Y(メインタンク)とインクが流通可能となっている。そして、バッファタンク132には、インクを循環させるために必要なインク量が貯留されており、インク消費に応じて、インクタンク21Yからインクが補充される構成となっている。補充管192の一端部(インクタンク21Y内)には、フィルタ194が取り付けられている。なお、バッファタンク132とインクタンク21Yとの間にはオーバーフロー管198が設けられており、インクの過剰補充時に、インクがインクタンク21Yへ戻されるようになっている。
また、インク供給機構39Yでは、供給側マニホールド58に対してそのインク流通方向の最下流側(図2の左側)で接続された個別供給路62の接続部62Bから見てインク流通方向の下流側には、インクが流通可能とされた第1流通路78の一端部が接続されている。第1流通路78の他端部は、排出側マニホールド64に対してそのインク流通方向の最上流側(図2の左側)で接続された個別排出路66の接続部66Bから見てインク流通方向の上流側に接続されている。これにより、供給側マニホールド58と排出側マニホールド64との間で各吐出モジュール50と並列に、第1流通路78がインクを流通させるようになっている。第1流通路78には、第1流通路78を開閉可能な第1流通バルブ84が設けられている。
また、供給側マニホールド58に対して、個別供給路62の接続部62Bよりもインク流通方向の下流側(図2の左側)であって、第1流通路78の供給側マニホールド58への接続部58Bよりもインク流通方向の上流側(図2の右側)で、インクが流通可能とされた第2流通路82の一端部が接続されている。第2流通路82の他端部は、第1流通路78の排出側マニホールド64への接続部64Bよりも、インク流通方向の上流側(図2の左側)で排出側マニホールド64に接続されている。これにより、供給側マニホールド58と排出側マニホールド64との間で各吐出モジュール50及び第1流通路78と並列に第2流通路82がインクを流通させるようになっている。第2流通路82には、第2流通路82を開閉可能な第2流通バルブ86が設けられている。
なお、インク供給機構39Yでは、バッファタンク132(貯留部の一例)のインクが個別供給路62の各々に供給される共通供給路46が、供給側マニホールド58、供給管74、供給側サブタンク94及び供給側主管98によって構成される。当該共通供給路46と個別供給路62とによって、供給側サブタンク94のインクが吐出モジュール50に供給される供給路が形成される。
なお、インクタンク21Y(貯留部の一例)を起点としてみた場合の共通供給路は、供給側マニホールド58、供給管74、供給側サブタンク94、供給側主管98、バッファタンク132及び補充管192で構成される。
また、インク供給機構39Yでは、個別排出路66の各々からバッファタンク132(貯留部の一例)へインクが排出される共通排出路54が、排出側マニホールド64、排出管76、排出側サブタンク162及び排出側主管168によって構成される。当該共通排出路54と個別排出路66とによって、吐出モジュール50から排出側サブタンク162へインクが排出される排出路が形成される。
なお、インクタンク21Y(貯留部の一例)を終点としてみた場合の共通排出路は、排出側マニホールド64、排出管76、排出側サブタンク162、排出側主管168、バッファタンク132及びオーバーフロー管198で構成される。
また、インク供給機構39Yでは、バッファタンク132、供給側主管98、供給側サブタンク94、供給管74、供給側マニホールド58、個別供給路62、吐出モジュール50、個別排出路66、排出側マニホールド64、排出管76、排出側サブタンク162及び排出側主管168によって、この順でインクを循環させるための循環経路が形成される。
なお、通常動作状態(画像形成指令に基づきインクジェット記録ヘッド20Yによる画像の形成が行われ得る状態)では、第1流通バルブ84によって第1流通路78が閉鎖されると共に第2流通バルブ86によって第2流通路82が開放されるので、インクの一部は、個別供給路62、吐出モジュール50及び個別排出路66を経由せず、供給側マニホールド58から第2流通路82を通じて排出側マニホールド64へ循環するようになっている。また、気泡排出等のメンテナンスの際には、第1流通バルブ84によって第1流通路78が開放されると共に、第2流通バルブ86・供給側バルブ68・排出側バルブ72によって、第2流通路82・個別供給路62・個別排出路66が閉鎖されて、第1流通路78とを通じて、共通供給路46と共通排出路54との間をインクが循環するようになっている。
(インクジェット記録装置10の制御部200)
次に、インクジェット記録装置10の制御部200について説明する。
図3に示すように、インクジェット記録装置10は、入力される信号に基づいて、吐出モジュール50からインクを吐出させる吐出動作と、該吐出動作よりも高い圧力で吐出モジュール50からインクを吐出させる回復動作と、切り替える制御を行う制御部200を有している。
制御部200は、マイクロコンピュータ202と、マイクロコンピュータ202に接続された吐出モジュール制御部204、圧力制御部206、ドレイン制御部208、ポンプ制御部212、及び温度制御部214と、を含んで構成されている。マイクロコンピュータ202は、CPU216、RAM218、ROM222、I/O部224、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス226を有している。
I/O部224には、ハードディスクドライブ(HDD)228が接続されている。また、I/O部224には、供給側圧力センサ88、排出側圧力センサ92が接続されている。さらに、I/O部224には、吐出モジュール50のノズル24(図2参照)からインクを吐出して画像形成する際の画像データが外部から入力されるようになっている。なお、画像データは、インク吐出位置や吐出量が定められたデータであってもよいし、JPEGなどの圧縮されたデータであってもよい。そして、CPU216では、ROM222に記憶された制御プログラムが読み出されて実行されるようになっている。
制御プログラムは、一例として、バッファタンク132内のインクを供給側マニホールド58から排出側マニホールド64へ流動させると共に循環させる循環制御プログラムと、画像データに応じてインク滴をノズル24から吐出させる吐出制御プログラムと、吐出モジュール50内に発生する気泡を排出する(パージする)ためのパージ制御プログラムとがある。なお、制御プログラムは、ROM222に限らず、HDD228或いは外部記憶媒体(図示省略)に記憶しておき、当該外部記憶媒体を装填することで情報を読み取るリーダーやLANなどのネットワーク(図示省略)から取得するようにしてもよい。
CPU216は、読み出した制御プログラムに基づいて、I/O部224に接続された吐出モジュール制御部204、圧力制御部206、ドレイン制御部208、ポンプ制御部212、及び温度制御部214の動作を制御する。吐出モジュール制御部204には、吐出モジュール50に内蔵されたノズル吐出デバイス51(例えば、圧電素子などへの通電制御による圧力室の振動でインク滴をノズルから吐出する動作をするデバイス)、供給側バルブ68、排出側バルブ72、第1流通バルブ84、第2流通バルブ86、が接続されている。これらのバルブの開閉制御が、吐出モジュール制御部204によって行われるようになっている。
圧力制御部206には、供給側エアバルブ97、排出側エアバルブ174が接続されており、これらのバルブの開閉制御が、圧力制御部206によって行われるようになっている。ドレイン制御部208には、供給側ドレインバルブ154、排出側ドレインバルブ184が接続されており、これらのバルブの開閉制御が、ドレイン制御部208によって行われるようになっている。また、温度制御部214には、インク温度調整器144が接続されており、インク温度調整器144の駆動制御が温度制御部214によって行われるようになっている。
さらに、ポンプ制御部212には、供給側ポンプ138、排出側ポンプ178、及び補充ポンプ196が接続されており、CPU216が読み出した制御プログラムに基づいてポンプ制御部212を制御することによって、ポンプ制御部212による供給側ポンプ138、排出側ポンプ178、及び補充ポンプ196の駆動制御が行われるようになっている。
(ポンプ制御部212による供給側ポンプ138及び排出側ポンプ178の駆動制御)
次に、ポンプ制御部212による供給側ポンプ138及び排出側ポンプ178の駆動制御について具体的に説明する。
本実施形態では、通常動作状態(画像データに応じた画像形成指令に基づきインクジェット記録ヘッド20Yによる画像の形成が行われ得る状態)において、ポンプ制御部212は、供給側圧力センサ88が検出した供給側圧力に基づき、供給側圧力が予め定められた目標圧力値(本実施形態では負圧値)になるように、PID制御によって供給側ポンプ138の駆動を制御し、排出側圧力センサ92が検出した排出側圧力に基づき、排出側圧力が予め定められた目標圧力値(本実施形態では供給側圧力よりも低圧の負圧値)になるように、PID制御によって排出側ポンプ178の駆動を制御する。このとき、PID制御の制御パラメータである比例ゲインKp、積分ゲインKi、微分ゲインKdは、それぞれ初期値Kp_0、Ki_0、Kd_0に設定されている。なお、PID制御は、フィードバック制御の一種であり、入力値の制御を出力値と目標値との偏差、その積分、および微分の3つの要素によって行う公知の制御手法である。
ポンプ制御部212による供給側ポンプ138の駆動制御により、共通供給路46内のインクの供給側圧力が予め定められた圧力(本実施形態では負圧)になるように当該供給側圧力が調整され、ポンプ制御部212による排出側ポンプ178の駆動制御により、共通排出路54内のインクの排出側圧力が供給側圧力よりも低圧の圧力(本実施形態では負圧)になるように、当該排出側圧力が調整されるようになっている。これにより、共通供給路46から、個別供給路62、吐出モジュール50、個別排出路66、共通排出路54、バッファタンク132へのインクの流れ(循環流)を発生させ、かつ、吐出モジュール50のノズル面22における背圧を予め定められた圧力(本実施形態では負圧)に維持するようになっている。
なお、厳密には、背圧の要素としては、共通供給路46(供給側マニホールド58)及び共通排出路54(排出側マニホールド64)の高さ位置、インク流量や流路抵抗などが関与するので、予め定められた圧力を設定する際にこれらが考慮される。
ポンプ制御部212による供給側ポンプ138及び排出側ポンプ178の駆動制御は具体的には以下のように行われるようになっている。すなわち、供給側ポンプ138及び排出側ポンプ178は、それぞれ、以下のΔU(i)に基づき、ポンプ速度の増減量を算出して、最終的なポンプ速度を決定し、このポンプ速度で駆動される。
e(i)=X0-X(i)
U(i)=Kp*e(i)+Ki*Σe(i)*Δt+Kd*(e(i)-e(i-1))/Δt
ΔU(i)=Kp*(e(i)-e(i-1))+Ki*e(i)*Δt+Kd*((e(i)-e(i-1))-((e(i-1)-e(i-2)))/Δt
e(i):現在圧力値(取得圧力値)と目標圧力値の差
X0:目標圧力値
X(i):センサから取得した取得圧力値
Δt:サンプリング周期
Kp:比例ゲイン(制御パラメータ)
Ki:積分ゲイン(制御パラメータ)
Kd:微分ゲイン(制御パラメータ)
U(i):流量
ΔU(i):前回と今回の流量の差分
そして、本実施形態では、気泡排出等のメンテナンスの際、ポンプ制御部212は、供給側圧力センサ88から取得した取得圧力値と目標圧力値とのずれが予め定められた基準値を越えると、制御パラメータ(Kp、Ki、Kd)を初期値から変更して供給側ポンプ138を制御し、排出側圧力センサ92から取得した取得圧力値と目標圧力値とのずれが予め定められた基準値を越えると、制御パラメータ(Kp、Ki、Kd)を初期値から変更して排出側ポンプ178を制御する。具体的には、以下の制御フロー(手順)で行われる。
(第1の制御フロー)
まず、制御パラメータ「Kp(比例ゲイン)」を調整パラメータとして変更する場合の第1の制御フローを説明する。
図4に示すように、まず、ステップ100にて、取得圧力値が、目標圧力値に予め定められた基準値(マージン)を加えた値よりも大きいか否か(条件1)を判定し、さらに、取得圧力値が、目標圧力値に予め定められた基準値(マージン)を引いた値よりも小さいか否か(条件2)を判定する。
取得圧力値が、条件1及び条件2のいずれも満たさない場合には、ステップ103に移行し、画像形成指令の有無を判定する。画像形成指令がある場合は、ステップ105に移行して、通常動作状態にて画像形成動作を行ってステップ100に戻る。画像形成指令がない場合は、ステップ105を経由せずにステップ100に戻る。
ステップ100での判定の結果、取得圧力値が、条件1及び条件2のいずれかを満たす場合には、ステップ102に移行し、予め定められた時間内の取得圧力の最大値Pmax(0)と最小値Pmin(0)から、圧力振幅ΔP(0)(=Pmax(0)−Pmin(0))を算出する。
次に、ステップ104にて、ステップ102で算出した圧力振幅ΔP(0)が、予め定められた許容振幅ΔPthよりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(0)が許容振幅ΔPth以下である場合は、ステップ103に移行して、画像形成指令の有無を判定する。画像形成指令がある場合は、ステップ105に移行して、通常動作状態にて画像形成動作を行ってステップ100に戻る。画像形成指令がない場合は、ステップ105を経由せずにステップ100に戻る。
ステップ104での判定の結果、圧力振幅ΔP(0)が許容振幅ΔPthよりも大きい場合は、ステップ106に移行し、制御パラメータを、初期値Kp_0からKp_1(=Kp_0+ΔKp)に変更する。
次に、ステップ108にて、予め定められた時間内の取得圧力の最大値Pmax(1)と最小値Pmin(1)から圧力振幅ΔP(1)(=Pmax(1)−Pmin(1))を算出する。次に、ステップ110にて、ステップ108で算出した圧力振幅ΔP(1)が、ステップ102で算出した圧力振幅ΔP(0)よりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(1)が圧力振幅ΔP(0)以下である場合は、ステップ112に移行する。ステップ110での判定の結果、圧力振幅ΔP(1)が圧力振幅ΔP(0)よりも大きい場合は、ステップ118に移行する。
ステップ112では、ステップ108で算出した圧力振幅ΔP(1)が、許容振幅ΔPthよりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPth以下である場合は、ステップ127に移行し、予め定められた時間が経過したか否かを判定する。当該予め定められた時間が経過している場合には、変更した制御パラメータを初期値に戻して良いかを確認する後述の第1の制御パラメータチェック動作を実行する。当該予め定められた時間が経過していない場合には、ステップ129に移行し、画像形成指令の有無を判定する。画像形成指令がある場合は、印字可否チェック動作を実行する。画像形成指令がない場合は、ステップ127に戻る。
ステップ112での判定の結果、圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPthよりも大きい場合は、ステップ114に移行し、制御パラメータKp_1を、「Kp_1+ΔKp」に変更する。
次に、ステップ116にて、予め定められた時間内の取得圧力の最大値Pmax(1)と最小値Pmin(1)から圧力振幅ΔP(1)(=Pmax(1)−Pmin(1))を算出して、ステップ112に戻る。ステップ112では、ステップ116で算出した圧力振幅ΔP(1)が、許容振幅ΔPthよりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPth以下になるまで、ステップ114、116、112を繰り返す。ステップ114、116、112を繰り返す毎に、ステップ114にてΔKpが加算されることになる。
一方、ステップ118では、制御パラメータKp_1を、「Kp_0−ΔKp」に変更する。次に、ステップ120にて、予め定められた時間内の取得圧力の最大値Pmax(1)と最小値Pmin(1)から圧力振幅ΔP(1)(=Pmax(1)−Pmin(1))を算出する。
次に、ステップ122にて、ステップ120で算出した圧力振幅ΔP(1)が、許容振幅ΔPthよりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPth以下である場合は、ステップ127に移行し、予め定められた時間が経過したか否かを判定する。当該予め定められた時間が経過している場合には、後述の第1の制御パラメータチェック動作を実行する。当該予め定められた時間が経過していない場合には、ステップ129に移行し、画像形成指令の有無を判定する。画像形成指令がある場合は、印字可否チェック動作を実行する。画像形成指令がない場合は、ステップ127に戻る。
ステップ122での判定の結果、圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPthよりも大きい場合は、ステップ124に移行し、制御パラメータKp_1を、「Kp_1−ΔKp」に変更する。
次に、ステップ126にて、予め定められた時間内の取得圧力の最大値Pmax(1)と最小値Pmin(1)から圧力振幅ΔP(1)(=Pmax(1)−Pmin(1))を算出して、ステップ122に戻る。ステップ122では、ステップ126で算出した圧力振幅ΔP(1)が、許容振幅ΔPthよりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPth以下になるまで、ステップ124、126、122を繰り返す。ステップ124、126、122を繰り返す毎に、ステップ124にてΔKpが減算されることになる。
(第2の制御フロー)
次に、制御パラメータ「Ki(積分ゲイン)」を調整パラメータとして変更する場合の第2の制御フローを説明する。なお、第1の制御フローと異なる部分について説明する。
第2の制御フローでは、図5に示すように、ステップ106にて、制御パラメータを、初期値Ki_0からKi_1(=Ki_0−ΔKi)に変更する。また、ステップ114にて、制御パラメータKi_1を「Ki_1−ΔKi」に変更する。また、ステップ118にて、制御パラメータKi_1を、「Ki_0+ΔKi」に変更する。また、ステップ124にて、制御パラメータKi_1を、「Ki_1+ΔKi」に変更する。
また、第2の制御フローを経て実行される制御パラメータチェック動作は、後述の第2の制御パラメータチェック動作である。
(第3の制御フロー)
次に、第3の制御フローについて説明する。第3の制御フローは、第1の制御フローに替えて又は加えて実行されるものである。第1の制御フローでは、予め定められた時間内の取得圧力の最大値Pmaxと最小値Pminから算出される圧力振幅ΔPに基づく判定を行っていたが、第3の制御フローは、予め定められた時間内の目標圧力値からのずれ(絶対値)の累積に基づく判定を行うものである。以下、具体的に説明する。
図6に示すように、まず、ステップ700にて、予め定められた時間間隔(Δt)で予め定められた時間内の「取得圧力値(P_0(t))−目標圧力値(P_目標)」の絶対値(|ΔP_0(t)|)の累積Σ(|ΔP_0(t)|)を測定する。
次に、ステップ702にて、ステップ700で測定した累積Σ(|ΔP_0(t)|)が、予め定められた許容累積ΣΔPthよりも大きいか否かを判定する。累積Σ(|ΔP_0(t)|)が、許容累積ΣΔPth以下である場合は、ステップ703に移行して、画像形成指令の有無を判定する。画像形成指令がある場合は、ステップ705に移行して、通常動作状態にて画像形成動作を行ってステップ700に戻る。画像形成指令がない場合は、ステップ705を経由せずにステップ700に戻る。
ステップ702での判定の結果、累積Σ(|ΔP_0(t)|)が、許容累積ΣΔPthよりも大きい場合は、ステップ704に移行し、制御パラメータを、初期値Kp_0からKp_1(=Kp_0+ΔKp)に変更する。
次に、ステップ706にて、予め定められた時間間隔(Δt)で予め定められた時間内の「取得圧力値(P_1(t))−目標圧力値(P_目標)」の絶対値(|ΔP_1(t)|)の累積Σ(|ΔP_1(t)|)を測定する。次に、ステップ708にて、ステップ706で測定した累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、ステップ700で測定した累積Σ(|ΔP_0(t)|)よりも大きいか否かを判定する。累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、累積Σ(|ΔP_0(t)|)以下である場合は、ステップ710に移行する。ステップ708での判定の結果、累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、累積Σ(|ΔP_0(t)|)よりも大きい場合は、ステップ716に移行する。
ステップ710では、ステップ706で測定した累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、許容累積ΣΔPthよりも大きいか否かを判定する。累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、許容累積ΣΔPth以下である場合は、ステップ727に移行し、予め定められた時間が経過したか否かを判定する。当該予め定められた時間が経過している場合には、変更した制御パラメータを初期値に戻して良いかを確認する後述の第1の制御パラメータチェック動作を実行する。当該予め定められた時間が経過していない場合には、ステップ729に移行し、画像形成指令の有無を判定する。画像形成指令がある場合は、印字可否チェック動作を実行する。画像形成指令がない場合は、ステップ727に戻る。
ステップ710での判定の結果、累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、許容累積ΣΔPthよりも大きい場合は、ステップ712に移行し、制御パラメータKp_1を、「Kp_1+ΔKp」に変更する。
次に、ステップ714にて、予め定められた時間間隔(Δt)で予め定められた時間内の「取得圧力値(P_1(t))−目標圧力値(P_目標)」の絶対値(|ΔP_1(t)|)の累積Σ(|ΔP_1(t)|)を測定して、ステップ710に戻る。ステップ710では、ステップ714で測定した累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、許容累積ΣΔPthよりも大きいか否かを判定する。累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、許容累積ΣΔPth以下になるまで、ステップ712、714、710を繰り返す。ステップ712、714、710を繰り返す毎に、ステップ712にてΔKpが加算されることになる。
一方、ステップ716では、制御パラメータKp_1を、「Kp_0−ΔKp」に変更する。次に、ステップ718にて、予め定められた時間間隔(Δt)で予め定められた時間内の「取得圧力値(P_1(t))−目標圧力値(P_目標)」の絶対値(|ΔP_1(t)|)の累積Σ(|ΔP_1(t)|)を測定する。
次に、ステップ720にて、ステップ718で測定した累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、許容累積ΣΔPthよりも大きいか否かを判定する。累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、許容累積ΣΔPth以下である場合は、ステップ727に移行し、予め定められた時間が経過したか否かを判定する。当該予め定められた時間が経過している場合には、後述の第1の制御パラメータチェック動作を実行する。当該予め定められた時間が経過していない場合には、ステップ729に移行し、画像形成指令の有無を判定する。画像形成指令がある場合は、印字可否チェック動作を実行する。画像形成指令がない場合は、ステップ727に戻る。
ステップ720での判定の結果、累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、許容累積ΣΔPthよりも大きい場合は、ステップ722に移行し、制御パラメータKp_1を、「Kp_1−ΔKp」に変更する。
次に、ステップ724にて、予め定められた時間間隔(Δt)で予め定められた時間内の「取得圧力値(P_1(t))−目標圧力値(P_目標)」の絶対値(|ΔP_1(t)|)の累積Σ(|ΔP_1(t)|)を測定して、ステップ720に戻る。ステップ720では、ステップ724で測定した累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、許容累積ΣΔPthよりも大きいか否かを判定する。累積Σ(|ΔP_1(t)|)が、許容累積ΣΔPth以下になるまで、ステップ722、724、720を繰り返す。ステップ722、724、720を繰り返す毎に、ステップ722にてΔKpが減算されることになる。
(第4の制御フロー)
次に、第3の制御フローにおいて、制御パラメータ「Ki」を調整パラメータとして使用する場合の第4の制御フローを説明する。また、第4の制御フローは、第2の制御フローに替えて又は加えて実行されるものである。なお、第3の制御フローと異なる部分について説明する。
第4の制御フローでは、図7に示すように、ステップ704にて、制御パラメータを、初期値Ki_0からKi_1(=Ki_0−ΔKi)に変更する。ステップ712にて、制御パラメータKi_1を、「Ki_1−ΔKi」に変更する。ステップ716にて、制御パラメータKi_1を、「Ki_0+ΔKi」に変更する。ステップ722にて、制御パラメータKi_1を、「Ki_1+ΔKi」に変更する。
また、第4の制御フローを経て実行される制御パラメータチェック動作は、後述の第2の制御パラメータチェック動作である。
(第1の制御パラメータチェック動作)
次に、第1の制御フロー又は第3の制御フローにおいて変更した制御パラメータを初期値に戻して良いかを確認する第1の制御パラメータチェック動作について説明する。第1の制御パラメータチェック動作は、調整パラメータとして「Kp」を用いた場合のチェック動作(確認動作)である。
図8に示すように、第1の制御パラメータチェック動作が開始されると、まず、ステップ300にて、制御パラメータを初期値Kp_0に戻す。次に、ステップ302にて、流路(供給路及び排出路)に対して、予め定められた量のインクを吐出すること等により、制御パラメータチェック動作用の圧力変動を一時的に生じさせる。
次に、ステップ304にて、取得圧力値が、目標圧力値に予め定められた基準値(マージン)を加えた値よりも大きいか否か(条件1)を判定し、さらに、取得圧力値が、目標圧力値に予め定められた基準値(マージン)を引いた値よりも小さいか否か(条件2)を判定する。
取得圧力値が、条件1及び条件2のいずれも満たさない場合には、制御パラメータの自動制御(第1の制御フロー)を再開する。取得圧力値が、条件1及び条件2のいずれかを満たす場合には、ステップ306に移行し、予め定められた時間内の取得圧力の最大値Pmax(0)と最小値Pmin(0)から、圧力振幅ΔP(0)(=Pmax(0)−Pmin(0))を算出する。
次に、ステップ308にて、ステップ306で算出した圧力振幅ΔP(0)が、予め定められた許容振幅ΔPthよりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(0)が許容振幅ΔPth以下である場合は、制御パラメータの自動制御(第1の制御フロー)を再開する。圧力振幅ΔP(0)が許容振幅ΔPthよりも大きい場合は、ステップ310に移行し、制御パラメータを、初期値Kp_0からKp_1(=Kp_0+ΔKp)に変更する。
次に、ステップ312にて、予め定められた時間内の取得圧力の最大値Pmax(1)と最小値Pmin(1)から圧力振幅ΔP(1)(=Pmax(1)−Pmin(1))を算出する。次に、ステップ314にて、ステップ312で算出した圧力振幅ΔP(1)が、ステップ306で算出した圧力振幅ΔP(0)よりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(1)が圧力振幅ΔP(0)以下である場合は、ステップ316に移行する。ステップ314での判定の結果、圧力振幅ΔP(1)が圧力振幅ΔP(0)よりも大きい場合は、ステップ322に移行する。
ステップ316では、ステップ312で算出した圧力振幅ΔP(1)が、許容振幅ΔPthよりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPth以下である場合は、予め定められた時間経過後に、第1の制御パラメータチェック動作を再実行する。圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPthよりも大きい場合は、ステップ318に移行し、制御パラメータKp_1を、「Kp_1+ΔKp」に変更する。
次に、ステップ320にて、予め定められた時間内の取得圧力の最大値Pmax(1)と最小値Pmin(1)から圧力振幅ΔP(1)(=Pmax(1)−Pmin(1))を算出して、ステップ316に戻る。ステップ316では、ステップ320で算出した圧力振幅ΔP(1)が、許容振幅ΔPthよりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPth以下になるまで、ステップ318、320、316を繰り返す。ステップ318、320、316を繰り返す毎に、ステップ318にてΔKpが加算されることになる。
一方、ステップ322では、制御パラメータKp_1を、「Kp_0−ΔKp」に変更する。次に、ステップ324にて、予め定められた時間内の取得圧力の最大値Pmax(1)と最小値Pmin(1)から圧力振幅ΔP(1)(=Pmax(1)−Pmin(1))を算出する。
次に、ステップ326にて、ステップ324で算出した圧力振幅ΔP(1)が、許容振幅ΔPthよりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPth以下である場合は、予め定められた時間経過後に、第1の制御パラメータチェック動作を再実行する。圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPthよりも大きい場合は、ステップ328に移行し、制御パラメータKp_1を、「Kp_1−ΔKp」に変更する。
次に、ステップ330にて、予め定められた時間内の取得圧力の最大値Pmax(1)と最小値Pmin(1)から圧力振幅ΔP(1)(=Pmax(1)−Pmin(1))を算出して、ステップ326に戻る。ステップ326では、ステップ330で算出した圧力振幅ΔP(1)が、許容振幅ΔPthよりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPth以下になるまで、ステップ328、330、326を繰り返す。ステップ328、330、326を繰り返す毎に、ステップ328にてΔKpが減算されることになる。
(第2の制御パラメータチェック動作)
次に、第2の制御フロー又は第4の制御フローにおいて変更した制御パラメータを初期値に戻して良いかを確認する第2の制御パラメータチェック動作について説明する。第2の制御パラメータチェック動作は、調整パラメータとして「Ki」を用いた場合のチェック動作(確認動作)である。なお、第1の制御パラメータチェック動作と異なる部分について説明する。
第2の制御パラメータチェック動作では、図9に示すように、ステップ310にて、制御パラメータを、初期値Ki_0からKi_1(=Ki_0−ΔKi)に変更する。ステップ318にて、制御パラメータKi_1を、「Ki_1−ΔKi」に変更する。ステップ322にて、制御パラメータKi_1を、「Ki_0+ΔKi」に変更する。ステップ328にて、制御パラメータKi_1を、「Ki_1+ΔKi」に変更する。
また、第2の制御パラメータチェック動作を経て再開される制御パラメータの自動制御は、第2の制御フローによるものである。第2の制御パラメータチェック動作において、再実行される制御パラメータチェック動作は、第2の制御パラメータチェック動作である。
(第1の印字(画像形成)可否チェック動作)
次に、第1の印字(画像形成)可否チェック動作について説明する。
前述の制御パラメータチェック動作では、変更した制御パラメータを初期値に戻して良いかを確認し、初期値に戻していたが、印字可否チェック動作では、初期値に戻さず、初期値から変更後の制御パラメータにて印字が可能であるかを確認するチェック動作(確認動作)である。なお、第1の印字可否チェック動作は、調整パラメータとして「Kp」を用いた場合のチェック動作である。
図10に示すように、印字可否チェック動作が開始されると、まず、ステップ500にて、流路(供給路及び排出路)に対して、予め定められた量のインクを吐出すること等により、印字可否チェック動作用の圧力変動を一時的に生じさせる。
次に、ステップ502にて、取得圧力値が、目標圧力値に予め定められた基準値(マージン)を加えた値よりも大きいか否か(条件1)を判定し、さらに、取得圧力値が、目標圧力値に予め定められた基準値(マージン)を引いた値よりも小さいか否か(条件2)を判定する。
取得圧力値が、条件1及び条件2のいずれも満たさない場合には、制御パラメータKp_1にて印字を許可する。取得圧力値が、条件1及び条件2のいずれかを満たす場合には、ステップ504に移行し、予め定められた時間内の取得圧力の最大値Pmax(1)と最小値Pmin(1)から、圧力振幅ΔP(1)(=Pmax(1)−Pmin(1))を算出する。
次に、ステップ506にて、ステップ504で算出した圧力振幅ΔP(1)が、予め定められた許容振幅ΔPthよりも大きいか否かを判定する。圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPth以下である場合は、制御パラメータKp_1での印字を許可する。圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPthよりも大きい場合は、ステップ508に移行し、制御パラメータKp_1での印字を禁止する。次に、ステップ510にて、制御パラメータKp_1を、初期値Kp_0に戻し、制御パラメータの自動制御(第1の制御フロー)を再開する。
(第2の印字(画像形成)可否チェック動作)
次に、第2の印字(画像形成)可否チェック動作について説明する。第2の印字可否チェック動作は、調整パラメータとして「Ki」を用いた場合のチェック動作である。なお、第1の印字可否チェック動作と異なる部分について説明する。
第2の印字可否チェック動作では、図11に示すように、ステップ502にて、取得圧力値が、条件1及び条件2のいずれも満たさないと判定された場合に、制御パラメータKi_1にて印字を許可する。また、ステップ506にて、圧力振幅ΔP(1)が許容振幅ΔPth以下であると判定された場合は、制御パラメータKi_1での印字を許可する。また、ステップ508にて、制御パラメータKi_1での印字を禁止する。また、ステップ510にて、制御パラメータKi_1を、初期値Ki_0に戻し、制御パラメータの自動制御(第2の制御フロー)を再開する。
(圧力変動の発生方法)
制御パラメータチェック動作における圧力変動(ステップ302参照)及び印字可否チェック動作における圧力変動(ステップ500参照)の発生方法の具体例を説明する。
圧力変動の発生方法としては、インクジェット記録ヘッド20Y(複数の吐出モジュール50)から予め定められた量のインクを吐出する方法がある。具体的には、例えば、インクジェット記録ヘッド20Y(複数の吐出モジュール50)の全ノズルから、2000発の液滴を吐出する方法がある。この場合では、インクジェット記録ヘッド20Y(複数の吐出モジュール50)が、供給側圧力及び排出側圧力を、目標圧力値とのずれが予め定められた基準値を超えるように変動させる圧力変動手段の一例として機能する。
また、圧力変動の発生方法としては、循環用のポンプ(供給側ポンプ138及び排出側ポンプ178)を予め定められた時間停止させる方法を用いてもよい。具体的には、例えば、供給側ポンプ138を0.5秒停止させる。これにより、流路内に負の圧力が生じる。また、排出側ポンプ178を0.5秒停止させてもよい。これにより、流路内に正の圧力が生じる。
また、圧力変動の発生方法としては、循環用のポンプ(供給側ポンプ138及び排出側ポンプ178)を予め定められた時間高速駆動させる。具体的には、例えば、供給側ポンプ138を0.5秒間、最高速度(例えば、2000pps)で駆動する。これにより、流路内に正の圧力が生じる。また、排出側ポンプ178を0.5秒間、最高速度(例えば2000pps)で駆動してもよい。これにより、流路内に負の圧力が生じる。
このように、循環用のポンプを用いて供給側圧力及び排出側圧力を変動させる構成では、当該循環用のポンプが、供給側圧力及び排出側圧力を、目標圧力値とのずれが予め定められた基準値を超えるように変動させる圧力変動手段の一例として機能する。
また、圧力変動の発生方法としては、インクジェット記録ヘッド20Yを上下動させる方法を用いてもよい。これにより、上下動の動作開始時と停止時にインクの慣性による圧力圧変動が生じる。
また、圧力変動の発生方法としては、インクジェット記録ヘッド20Yを水平移動させる方法を用いてもよい。これにより、水平移動の動作開始時と停止時にインクの慣性による圧力変動が生じる。
なお、インクジェット記録ヘッド20Yを上下動又は水平移動させる移動機構としては、インクジェット記録ヘッド20Yに対してメンテナンスを行うためにインクジェット記録ヘッド20Yを移動させる移動機構が用いられる。この場合では、当該移動機構が、供給側圧力及び排出側圧力を、目標圧力値とのずれが予め定められた基準値を超えるように変動させる圧力変動手段の一例として機能する。
なお、圧力変動手段による圧力変動を発生させる動作は、前述のように、継続的に行われるものではなく、一時的に行われるものである。したがって、圧力変動手段による圧力変動を発生させる動作には、圧力が変動した状態を維持する(例えば、循環用のポンプの停止を継続する)場合は含まれない。
(本実施形態の作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
まず、第1の制御フローを用いて供給側ポンプ138及び排出側ポンプ178を制御した場合の作用について説明する。
図12に示す例では、第1の制御フローを用いて供給側ポンプ138及び排出側ポンプ178を制御することで、制御前の状態において、許容振幅ΔPthを超えていた圧力振幅ΔP(0)は、制御パラメータを初期値Kp_0からKp_1(=Kp_0+ΔKp)に変更し(ステップ106)、さらに、制御パラメータKp_1にΔKpを加算するごとに減少している(ステップ114)。図12に示す例では、初期値Kp_0に対してΔKpを3回加算した時点で、圧力振幅ΔP(3)が許容振幅ΔPth内に納まっている。
図13に示す例では、制御前の状態において、許容振幅ΔPthを超えていた圧力振幅ΔP(0)は、制御パラメータを初期値Kp_0からKp_1(=Kp_0+ΔKp)に変更したところ(ステップ106)、圧力振幅ΔP(1)が圧力振幅ΔP(0)よりも大きくなっている。
そこで、制御パラメータKp_1が、初期値Kp_0に対してΔKpを減算した制御パラメータに変更される(ステップ118)。さらに、圧力振幅ΔPが許容振幅ΔPthに納まるまで、制御パラメータに対してΔKpが減算される(ステップ124)。初期値Kp_0に対してΔKpを2回減算した時点で、圧力振幅ΔP(3)が許容振幅ΔPth内に納まっている。
このように、圧力(供給側圧力及び排出側圧力)の振幅ΔPが、許容振幅ΔPthを超えている場合、例えば、インクの初期充填直後など循環経路に気泡が多くたまっていることで当該圧力が目標圧力値から大きくずれている場合でも、そのずれを小さく抑えられる。特に、制御パラメータを初期値から変更しないで供給側ポンプ138及び排出側ポンプ178のそれぞれを制御する場合では、許容振幅ΔPthを超えていた圧力振幅ΔP(0)が維持されるが、本実施形態では、制御パラメータを初期値から変更して制御するので、制御パラメータを初期値から変更しないで制御する場合に比べ、そのずれを短時間で小さく抑えられる。なお、第2の制御フロー、第3の制御フロー及び第4の制御フローを用いた場合においても、同様の作用を有し、同様の結果が得られる。
次に、第1の制御パラメータチェック動作における作用について説明する。
図14に示すように、まず、制御パラメータが、初期値Kp_0に戻される(ステップ300)。そして、予め定められた量のインクを吐出すること等により、制御パラメータチェック動作用の圧力変動を生じさせる(ステップ302)。制御パラメータチェック動作用の圧力変動を生じた後も、圧力振幅ΔPが許容振幅ΔPth内に納まった状態であれば、制御パラメータが初期値Kp_0に戻されても供給側圧力及び排出側圧力を安定的に制御可能と判断し、制御パラメータが初期値Kp_0に戻された状態で、制御パラメータの自動制御(第1の制御フロー)が再開される(ステップ304、308)。
一方、図15に示すように、予め定められた量のインクを吐出すること等により、制御パラメータチェック動作用の圧力変動を生じさせた後(ステップ302)、圧力振幅ΔPが許容振幅ΔPthを超えた場合には、制御パラメータを初期値Kp_0からKp_1(=Kp_0+ΔKp)に変更し(ステップ310)、さらに、圧力振幅ΔPが許容振幅ΔPthに納まるまで、制御パラメータKp_1にΔKpを加算する(ステップ318)。
このように、制御パラメータチェック動作用の圧力変動を生じさせてから、圧力振幅ΔPが許容振幅ΔPth内に納まっているかを確認して、初期値による制御に戻すか否かの判定を行うので、制御パラメータチェック動作用の圧力変動を生じさせない場合に比べて、初期値に戻してよいか、すなわち初期値に戻しても供給側圧力及び排出側圧力を安定的に制御可能かの判定が良好に行える。なお、第2の制御パラメータチェック動作においても、同様に作用を有し、同様の結果が得られる。
次に、第1の印字(画像形成)可否チェック動作における作用について説明する。
図16に示すように、まず、予め定められた量のインクを吐出すること等により、印字可否チェック動作用の圧力変動を生じさせる(ステップ500)。印字可否チェック動作用の圧力変動を生じた後も、圧力振幅ΔPが許容振幅ΔPth内に納まった状態であれば、制御パラメータがKp_1であれば安定的に印字可能と判断し、制御パラメータKp_1にて印字が許可される(ステップ502、506参照)。
一方、図17に示すように、予め定められた量のインクを吐出すること等により、印字可否チェック動作用の圧力変動を生じさせた後(ステップ500)、圧力振幅ΔPが許容振幅ΔPthを超えた場合には、制御パラメータを初期値Kp_0に戻して、制御パラメータの自動制御(第1の制御フロー)を再開する。第1の制御フローによる制御の実行により、圧力振幅ΔPが許容振幅ΔPthに納まる。
このように、第1の印字可否チェック動作では、印字可否チェック動作用の圧力変動を生じさせてから、圧力振幅ΔPが許容振幅ΔPth内に納まっているかを確認して、制御パラメータを変更した状態のまま液体の吐出を許可するか否かの判定を行うので、印字可否チェック動作用の圧力変動を生じさせない場合に比べて、当該判定が良好に行える。
また、第1の印字可否チェック動作では、制御パラメータの自動制御により制御パラメータが初期値から変更された状態で、初期値に戻すことなく、液体の吐出を許可するか否かの判定を行って液体の吐出を許可するので、制御パラメータを初期値に戻してから、液体の吐出を許可するか否かの判定を行って液体の吐出を許可する場合よりも、処理時間が短時間となる。よって、印字指令(画像形成指令)を受け付けてから、制御パラメータを初期値に戻して良いかを確認する制御パラメータチェック動作に移行するのではなく、制御パラメータが初期値から変更された状態で液体の吐出を許可するか否かの判定をする印字可否チェック動作に移行することで、印字(画像形成)がすばやく開始される。なお、第2の印字(画像形成)可否チェック動作においても、第1の印字(画像形成)可否チェック動作と同様に作用を有し、同様の結果が得られる。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成しても良い。
10 インクジェット記録装置(画像形成装置の一例)
20Y インクジェット記録ヘッド(吐出部の一例)
21Y インクタンク(貯留部の一例)
22 ノズル面
39Y インク供給機構
46 共通供給路(供給路の一例)
50 吐出モジュール(吐出部の一例、圧力変動手段の一例)
54 共通排出路(排出路の一例)
62 個別供給路(供給路の一例)
66 個別排出路(排出路の一例)
88 供給側圧力センサ(第1検出手段の一例)
92 排出側圧力センサ(第2検出手段の一例)
132 バッファタンク(貯留部の一例)
138 供給側ポンプ(第1圧力調整手段の一例)
178 排出側ポンプ(第2圧力調整手段の一例)
212 ポンプ制御部(制御手段の一例)

Claims (5)

  1. 液体を貯留する貯留部と、
    ノズル面から液体を吐出する吐出部へ前記貯留部から前記液体を供給する供給路と、
    前記吐出部から記液体を前記貯留部へ排出する排出路と、
    前記供給路内の前記液体の供給側圧力を検出する第1検出手段と、
    前記排出路内の前記液体の排出側圧力を検出する第2検出手段と、
    前記供給路内の前記液体の供給側圧力を調整する第1圧力調整手段と、
    前記排出路内の前記液体の排出側圧力を調整する第2圧力調整手段と、
    前記ノズル面における背圧を予め定められた圧力に維持しつつ、前記排出側圧力よりも前記供給側圧力が高くなるように、前記第1検出手段が検出した供給側圧力及び前記第2検出手段が検出した排出側圧力のそれぞれに基づき、前記第1圧力調整手段及び前記第2圧力調整手段のそれぞれを予め設定された初期値をとる制御パラメータによって制御し、さらに、当該検出された供給側圧力及び排出側圧力と予め定められたそれぞれの目標圧力値とのずれが予め定められた基準値を越えると、前記制御パラメータを前記初期値から変更して前記第1圧力調整手段及び前記第2圧力調整手段のそれぞれを制御する制御手段と、
    前記供給側圧力及び前記排出側圧力を、前記目標圧力値とのずれが前記予め定められた基準値を越えるように変動させる圧力変動手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記制御パラメータを変更して前記第1圧力調整手段及び前記第2圧力調整手段のそれぞれを制御した後、前記圧力変動手段によって前記供給側圧力及び前記排出側圧力を一時的に変動させてから、前記検出された供給側圧力及び排出側圧力と前記それぞれの目標圧力値とのずれを判定する液体供給機構。
  2. 前記制御手段は、前記制御パラメータを変更して前記第1圧力調整手段及び前記第2圧力調整手段のそれぞれを制御した後、当該制御パラメータを前記初期値に戻して、前記圧力変動手段によって前記供給側圧力及び前記排出側圧力を一時的に変動させてから、前記検出された供給側圧力及び排出側圧力と前記それぞれの目標圧力値とのずれを判定し、当該供給側圧力及び当該排出側圧力と前記それぞれの目標圧力値とのずれが予め定められた基準値内である場合は、前記第1圧力調整手段及び前記第2圧力調整手段のそれぞれを前記初期値によって制御する請求項1に記載の液体供給機構。
  3. 前記制御手段は、前記制御パラメータを変更して前記第1圧力調整手段及び前記第2圧力調整手段のそれぞれを制御した後、画像データに基づく前記吐出部からの液体の吐出の指令を受け付けた場合は、当該制御パラメータを前記初期値に戻さずに、前記圧力変動手段によって前記供給側圧力及び前記排出側圧力を一時的に変動させてから、前記検出された供給側圧力及び排出側圧力と前記それぞれの目標圧力値とのずれを判定し、当該供給側圧力及び当該排出側圧力と前記それぞれの目標圧力値とのずれが予め定められた基準値内である場合は、前記吐出部による液体の吐出を許可する請求項1又は2に記載の液体供給機構。
  4. コンピュータを、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体供給機構の制御手段として実行させる制御プログラム。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体供給機構と、
    前記液体供給機構によって供給された液体を記録媒体へ吐出して画像を形成する前記吐出部と、
    を備える画像形成装置。
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