JP5830622B1 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】カップフェース構造を採用しつつ、トゥ側及びヒール側の反発性能の向上を計ることができるゴルフクラブヘッドを提供する。【解決手段】クラウン部2、ソール部及びクラウン部及びソール部で囲まれた開口を有するゴルフクラブヘッド本体と、開口を塞ぐフェース用部材と、を備え、フェース用部材は、板状に形成されたフェース部1と、フェース部の周縁から延びる周縁部とを有し、周縁部のうちクラウン部に沿う部分は、トゥ側の第1トゥ側縁部122と、ヒール側の第1ヒール側縁部123と、第1トゥ側縁部と第1ヒール側縁部との間の第1中央縁部121と、を備え、第1中央縁部のフェース部からの突出長さが、第1トゥ側縁部及び第1ヒール側縁部のフェース部からの突出長さよりも短く、第1中央縁部の一部の肉厚が、第1トゥ側縁部及び第1ヒール側縁部の肉厚よりも大きく、クラウン部の開口に沿った凸部が中央縁部と接合する。【選択図】図5

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
ウッド型のゴルフクラブヘッドは、従来から、多くの改良がなされてきており、特に、ドライバーに関しては、飛距離を延ばすために種々の提案がなされている。例えば、特許文献1に示すように、いわゆるカップフェース構造と呼ばれるフェース部を採用しているものがある。具体的には、ヘッドを、開口が形成されたヘッド本体と、ヘッド本体の開口を塞ぐフェース用部材とで構成し、フェース用部材を、板状のフェース部と、その周縁から延びる周縁部とを有するカップ状に形成している。フェース用部材にこのような周縁部を設けると、ボールを打撃したときのフェース用部材の撓み量が大きくなるため、反発性能が向上し、飛距離が伸びるという効果が得られる。
特に、特許文献1のゴルフクラブヘッドでは、クラウン部の肉厚を調整することで反発性能を向上している。すなわち、ヘッド本体のクラウン部の肉厚を,これと対向するフェース用部材の周縁部の肉厚よりも小さくしている。また、フェース用部材の周縁部のうち、ヘッド本体のクラウン部と対向する部分は、トゥ−ヒール方向の中央部分において周縁部の基部からの突出長さを短くし、その両側のトゥ側及びヒール側の周縁部の突出長さを長くしている。すなわち、周縁部の中央付近に凹部が形成されている。これと対応するように、ヘッド本体の開口において、クラウン部の中央付近には凸部が形成され、周縁部の凹部に嵌まるようになっている。これにより、クラウン部の中央付近は、肉厚の小さい部分が多くなり、反発性能が向上する。一方、クラウン部のトゥ側及びヒール側は、周縁部と合わせて肉厚の大きい部分が多くなるため、耐久性が向上している。
特開2005−6698号公報
しかしながら、上記のような構造では、トゥ−ヒール方向の中央付近の反発性能が向上するものの、トゥ側及びヒール側の反発性能については、改善の余地があった。本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、カップフェース構造を採用しつつ、トゥ側及びヒール側の反発性能の向上を図ることができるゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
本発明に係るゴルフクラブは、クラウン部及びソール部を有するとともに、前記クラウン部及びソール部で囲まれた開口を有する、ゴルフクラブヘッド本体と、前記ゴルフクラブヘッド本体の開口を塞ぐフェース用部材と、を備え、前記フェース用部材は、板状に形成されたフェース部と、前記フェース部の周縁から延びる周縁部と、を有するカップ状に形成され、前記フェース用部材の周縁部のうち、前記クラウン部に沿う部分は、トゥ側に配置される第1トゥ側縁部と、ヒール側に配置される第1ヒール側縁部と、前記第1トゥ側縁部と第1ヒール側縁部との間に配置される第1中央縁部と、を備え、前記第1中央縁部の前記フェース部からの突出長さが、前記第1トゥ側縁部及び第1ヒール側縁部の前記フェース部からの突出長さよりも短く、前記第1中央縁部の少なくとも一部の肉厚が、前記第1トゥ側縁部及び前記第1ヒール側縁部の肉厚よりも大きく、前記ゴルフクラブヘッド本体の前記クラウン部には、前記中央縁部と接合するように、前記開口に沿って凸部が形成されている。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記ゴルフクラブヘッド本体の前記クラウン部の開口側の縁部は、前記第1トゥ側縁部、第1ヒール側縁部、及び前記第1中央縁部と、それぞれ接合する、第2トゥ側縁部、第2ヒール側縁部、及び第2中央縁部を備えることができ、前記第2中央縁部の少なくとも一部の肉厚が、前記第2トゥ側縁部及び前記第2ヒール側縁部の肉厚よりも大きくすることができる。
上記各ゴルフクラブヘッドにおいて、前記第1中央縁部から前記第1トゥ側縁部及び前記第1ヒール側縁部に亘って、肉厚が漸進的に小さくなるように構成することができる。
上記各ゴルフクラブヘッドにおいて、前記第1及び第2中央縁部から前記第1及び第2トゥ側縁部及び前記第1及び第2ヒール側縁部に亘って、肉厚が漸進的に小さくなるように構成することができる。
上記各ゴルフクラブヘッドにおいて、前記第1及び第2トゥ側縁部の肉厚が同じであり、前記第1及び第2ヒール側縁部の肉厚が同じであり、前記第1及び第2中央縁部の肉厚とすることができる。
上記各ゴルフクラブヘッドにおいて、前記クラウン部は、当該クラウン部の内周縁に沿う周縁領域と、当該周縁領域に囲まれた内部領域と、を備え、前記内部領域の少なくとも一部は、前記周縁領域よりも肉厚が小さくすることができる。
上記各ゴルフクラブヘッドにおいて、前記内部領域には、第1領域と、当該第1領域よりも肉厚の小さい、複数の第2領域とが設けられており、前記複数の第2領域は、平面視でトウ−ヒール方向において前記ゴルフクラブヘッドの重心を中心にそれぞれ35mm以内の範囲で且つフェース−バック方向における前記フェース側付近を起点として、当該起点から、前記フェース側を除く前記クラウン部の周縁部に向かって放射状に分布しており、隣接する前記第2領域の間に配置される前記第1領域は、前記起点側から前記周縁部側にいくにしたがって幅が大きくなるように構成することができる。
上記各ゴルフクラブヘッドにおいては、前記周縁領域のうち、前記第1ヒール側縁部と対向する部分は、ヒール側にいくにしたがって、フェース−バック方向の長さを長くすることができる。
上記各ゴルフクラブヘッドにおいては、前記周縁領域のうち、前記第1トゥ側縁部と対向する部分は、トゥ側にいくにしたがって、フェース−バック方向の長さを長くすることができる。
本発明によれば、カップフェース構造を採用しつつ、トゥ側及びヒール側の反発性能の低下を抑制することができる。
本実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態の斜視図である。 図1の平面図である。 フェース部の境界を説明する図である。 ヘッドの組み立てを示す斜視図である。 図1の平面図である。 図1の平面図、及びそのA−A線断面図である。 本発明に係るゴルフクラブヘッドの他の例を示す平面図である。 実施例及び比較例において測定された反発係数を示すグラフである。
以下、本発明に係るゴルフクラブヘッドの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態の斜視図、図2は図1の平面図である。なお、ゴルフクラブヘッドの基準状態については、後述する。
<1.ゴルフクラブヘッドの概要>
図1に示すように、本実施形態に係るゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある)は、中空構造であり、フェース部1、クラウン部2、ソール部3、サイド部4、及びホーゼル部5によって壁面が形成されている。
フェース部1は、ボールを打撃する面であるフェース面を有しており、クラウン部2はフェース部1と隣接し、ヘッドの上面を構成する。ソール部3は、ヘッドの底面を構成し、フェース部1及びサイド部4と隣接する。また、サイド部4は、クラウン部2とソール部3との間の部位であり、フェース部1のトウ側からヘッドのバック側を通りフェース部1のヒール側へと延びる部位である。さらに、ホーゼル部5は、クラウン部2のヒール側に隣接して設けられる部位であり、ゴルフクラブのシャフト(図示省略)が挿入される挿入孔51を有している。そして、この挿入孔51の中心軸線Zは、シャフトの軸線に一致している。ここで説明するヘッドは、ドライバー(#1)又はフェアウェイウッドといったウッド型であるが、そのタイプは限定されず、いわゆるユーティリティ型及びハイブリッド型等であってもよい。
ここで、上述した基準状態について説明する。まず、図1及び図2に示すように、上記中心軸線Zが水平面に対して垂直な平面P1に含まれ、且つ所定のライ角及びリアルロフト角で水平面上にヘッドが載置された状態を基準状態と規定する。そして、上記平面P1を基準垂直面P1と称する。また、図2に示すように、上記基準垂直面P1と上記水平面との交線の方向をトウ−ヒール方向と称し、このトウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ上記水平面に対して平行な方向をフェース−バック方向と称することとする。
本実施形態において、クラウン部2とサイド部4との境界は次のように定義することができる。すなわち、クラウン部2とサイド部4との間に稜線が形成されている場合には、これが境界となる。これに対して、明確な稜線が形成されていない場合には、ヘッドを基準状態に設置し、これをヘッドの重心の真上から見たときの輪郭が境界となる。また、フェース部1とクラウン部2、ソール部3との境界についても、同様であり、稜線が形成されている場合には、これが境界となる。一方、明確な稜線が形成されていない場合には、図3(a)に示されるように、ヘッド重心GとスイートスポットSSとを結ぶ直線Nを含む各断面E1、E2、E3…において、図3(b)に示されるように、フェース外面輪郭線Lfの曲率半径rがスイートスポット側からフェース外側に向かって初めて200mmとなる位置Peがフェース部1の周縁(境界)として定義される。なお、スイートスポットSSとは、ヘッド重心Gを通るフェース面の法線(直線N)とこのフェース面との交点である。
また、本実施形態において、ソール部3とフェース部1、及びソール部3とサイド部4の境界は次のように定義することができる。すなわち、ソール部3とフェース部1、及びソール部3とサイド部4の間に稜線が形成されている場合には、これが境界となる。また、本実施形態に係るゴルフクラブヘッドでは、サイド部4を有しているが、例えば、サイド部を有さなかったり、サイド部4が明確に判別できずソール部3に含まれており、ソール部3がクラウン部2と直接連結されているような場合には、ソール部3とクラウン部2との間の稜線が、両者の境界となる。また、明確な稜線が形成されていない場合には、ヘッドを基準状態に設置し、これをヘッドの重心の真上から見たときの輪郭が境界となる。そして、本発明に係る「クラウン部とソール部とで囲まれた開口」とは、例えば、ヘッド本体に明確なサイド部が設けられている場合には、「クラウン部、ソール部、及びサイド部で囲まれた開口」と同義である。すなわち、上記のようにサイド部が明確に判断できない場合も考慮して、本発明に係る「ソール部」は、サイド部を含むものとする。
このゴルフクラブヘッドの体積は、例えば、300cm3以上であることが好ましく、400cm3以上であることがさらに好ましく、420cm3以上であることが特に好ましい。このような体積を有するヘッドは、構えた際の安心感が増し、かつ、スイートエリア及び慣性モーメントを増大させるのに役立つ。なお、ヘッド体積の上限は特に定めないが、実用上、例えば500cm3以下が望ましく、またR&AやUSGAのルール規制に従う場合には470cm3以下が望ましい。
また、ヘッドは、例えば、比重がほぼ4.4〜4.5程度のチタン合金(Ti−6Al−4V)で形成することができる。また、チタン合金以外にも、例えばステンレス鋼、マレージング鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金、またはアモルファス合金などの中から1種または2種以上を用いて形成することもできる。このようなゴルフクラブヘッドは、種々の方法で作製することができるが、例えば、公知のロストワックス精密鋳造法などの鋳造によって製造することができる。
<2.ゴルフクラブヘッドの組立構造>
本実施形態に係るゴルフクラブヘッドは、図4に示すように、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4を有するヘッド本体10と、フェース部1及びその周縁から延びる周縁部12を有するカップ状に形成されたフェース用部材20と、を組み立てることで構成される。このヘッド本体10は、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4で囲まれた開口30を有し、この開口30を塞ぐようにフェース用部材20が取り付けられる。すなわち、フェース用部材20の周縁部12の端面が、開口30の端面と突き合わされ、これらが、溶接によって接合される。そして、フェース用部材20は、ヘッド本体10の開口に取付けられることで、ヘッド本体10と一体化され、これによって、フェース用部材20の周縁部12は、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4の一部として機能する。したがって、フェース用部材20の周縁部12がヘッド本体10に取付けられることで一体的に形成される面が、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4を構成する。そのため、厳密には、ヘッド本体10の各部は、これらの一部ではあるが、以下では、これを区別することなく、ヘッド本体10の各部も、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4と称することがある。
<3.フェース用部材の構造>
以下、図5も参照しつつ、フェース用部材について説明する。図5は基準状態にあるヘッドの平面図である。
上述したように、フェース用部材20は、板状のフェース部1と、周縁部12とを備えている。周縁部12は、概ね一定の幅(フェース部1からの突出長さ)に形成されているが、ヘッド本体10のクラウン部2と接合する箇所については、次のように形成されている。すなわち、図4及び図5に示すように、トゥ−ヒール方向の中央付近において凹部が形成されている。より詳細には、この周縁部12は、トゥ−ヒール方向の中央付近においては幅が小さく、その両端、つまりトゥ側及びヒール側においては幅が広くなっている。以下では、周縁部12において幅の小さい箇所を第1中央縁部121、トゥ側の幅の大きい箇所を第1トゥ側縁部122、ヒール側の幅の大きい箇所を第1ヒール側縁部123と称することとする。例えば、第1中央縁部121のトゥ−ヒール方向の長さMは、30〜50mmであることが好ましい。第1トゥ側縁部122の幅T21及び第1ヒール側縁部123の幅T31は、5〜20mmであることが好ましい。また、第1中央縁部121の幅T11は、第1トゥ側縁部122及び第1ヒール側縁部123の幅T21,T31の15〜80%、具体的には、3〜15mmであることが好ましい。なお、周縁部12のヒール側の端部は、ホーゼル部5と干渉しないような凹部15を有する形状になっている。
また、第1トゥ側縁部122から第1中央縁部121に亘っては、幅が緩やかに変化する第1トゥ側移行縁部124が形成されている。同様に、第1ヒール側縁部123から第1中央縁部121に亘っても、幅が緩やかに変化する第1ヒール側移行縁部125が形成されている。そして、第1中央縁部121の肉厚は、第1トゥ側縁部122及び第1ヒール側縁部123よりも厚くなっている。例えば、第1中央縁部121の肉厚は、0.8〜2.0mmとすることができ、第1トゥ側縁部122及び第1ヒール側縁部123の肉厚は、0.4〜1.2mmとすることができる。また、第1トゥ側移行縁部124は、第1トゥ側縁部122から第1中央縁部121へ向かって肉厚が漸進的に大きくなるように形成されている。同様に、第1ヒール側移行縁部125は、第1ヒール側縁部123から第1中央縁部121へ向かって肉厚が漸進的に大きくなるように形成されている。
<4.クラウン部の構造>
続いて、図6も参照しつつ、クラウン部2について説明する。図6は、ゴルフクラブヘッドの平面図であるが、特に、クラウン部2において肉厚の相違する領域(後述する第2領域)を破線にて明示している。また、図6中の拡大図は、A−A線断面図を示している。
まず、図4及び図5に示すように、クラウン部2の開口縁部の形状について説明する。上述したように、フェース用部材20の周縁部12には、第1トゥ側縁部122、第1中央縁部121、及び第1ヒール側縁部123が形成されているが、ヘッド本体10のクラウン部2は、これら3つの縁部と対応する形状になっている。すなわち、クラウン部2の開口側の縁部には、第1トゥ側縁部122、第1中央縁部121、及び第1ヒール側縁部123とそれぞれ接合される第2トゥ側縁部202、第2中央縁部201、及び第2ヒール側縁部203が形成されている。これらは、フェース−バック方向の幅が概ね同じであり、それぞれ対向する第1トゥ側縁部122、第1中央縁部121、及び第1ヒール側縁部123と肉厚が同じである。また、周縁部12の第1トゥ側移行縁部124、及び第1ヒール側移行縁部125と対向するように、クラウン部2の開口側の縁部には、第2トゥ側移行縁部204、及び第2ヒール側移行縁部205が形成されている。これらの幅も概ね同様であり、肉厚は、第1トゥ側移行縁部124、及び第1ヒール側移行縁部125と同じである。さらに、クラウン部2において、第2トゥ側縁部202、第2中央縁部201、及び第2ヒール側縁部203のバック側には、トゥ−ヒール方向に延びるバック側移行部206が形成されており、バック側にいくにしたがって肉厚が漸進的に小さくなり、後述するクラウン部2の第1領域21の肉厚と同じになっている。
そして、フェース用部材20の周縁部12と、ヘッド本体10の開口縁部とが接合されると、第1及び第2トゥ側縁部122,202、第1及び第2ヒール側縁部123,203、第1及び第2中央縁部121,201、第1及び第2トゥ側移行縁部124,204、第1及び第2ヒール側移行縁部125,205がそれぞれ一体化し、反発に寄与する。ここで、第1及び第2トゥ側縁部122,202の合計幅T2、及び第1及び第2ヒール側縁部123,203の合計幅T3は、10〜30mmであることが好ましい。また、第1及び第2中央縁部121,201の合計幅T1は、上記合計幅T2,T3の20〜80%、具体的には、例えば、5〜24mmであることが好ましい。
また、図6に示すように、クラウン部2において、上述したバック側移行部206よりもバック側の領域は、肉厚の大きい第1領域21と、肉厚の小さい複数(本実施形態では8つ)の第2領域22とで構成されている。各第2領域22は、図6に示すように、クラウン部2の内壁面に凹部を形成することで肉厚を小さくしている。複数の第2領域22は、それぞれ、平面視でトウ−ヒール方向においてゴルフクラブヘッドの重心Gを中心にそれぞれ35mm以内の範囲で且つフェース−バック方向におけるフェース側付近を起点として、この起点から、フェース側を除くクラウン部2の周縁部23側に向かって放射状に分布している。また、図6中の拡大図に示すように、第2領域22の外縁から第1領域21に至っては厚みが斬新的に増大する移行部24が形成されている。
なお、各第2領域22の起点Sは、図2に示す斜線の領域内に配置される。具体的には説明すると、トゥ−ヒール方向については、上記の通り、ヘッドの重心Gからトゥ側に35mm、ヒール側に35mmの計70mmの範囲内である。一方、フェース−バック方向については、フェース部1とクラウン部2の境界からバック側へ、クラウン部2のフェース−バック方向の長さHの45%以内の範囲内に、各第2領域22の起点Sが配置され、そこから放射状に延びていればよい。フェース−バック方向の長さHとは、図2に記載の通りであり、基準状態における平面視において、クラウン部2とフェース部1との境界のうち、最もフェース側に位置する点と、クラウン部2において最もバック側に位置する点との距離Hである。さらに、「放射状」とは、複数の第2領域22が、所定の角度をなして、上記斜線の領域内の起点Sから、クラウン部2の周縁部側に向かって延びるような態様であればよく、少なくとも複数の第2領域22が平行に並んでいなければよい。なお、ここでいう「フェース側を除くクラウン部2の周縁部23」とは、クラウン部2の周縁部のうち、フェース部1と接している部分を除いた部分であることを意味する。また、各第2領域22の起点Sは、上記のように異なっていてもよいし、上記斜線の領域内の1つの起点から複数の第2領域22が放射状に延びるような態様であってもよい。
上記のようにクラウン部2に肉厚の小さい第2領域22を設けると、第1領域21に比べて小さくなった肉厚の重量は、例えば、サイド部4に配分することができる。これにより、ヘッドの慣性モーメントを増大することができる。
各領域21,22の肉厚は、次のように規定することができる。すなわち、強度、剛性を考慮すると、使用する材料によっても相違するが、例えば、ヘッド本体をチタン合金により形成する場合には、第1領域21の肉厚D1を0.5〜0.8mm、第2領域22の肉厚D2を0.2〜0.6mmとすることができる。また、ヘッド本体をステンレス鋼またはマレージング鋼により形成する場合には、第1領域21の肉厚D1を0.8〜1.5mm、第2領域22の肉厚D2を0.5〜1.3mmとすることができる。また、移行部24の幅Yは、例えば、0.5〜10mmであることが好ましく、2.0〜6.0mmであることがさらに好ましい。
図6に示すヘッドの平面視において、すべての第2領域22の投影面積S1が、クラウン部の投影面積とホーゼル部の投影面積との合計である面積S2に占める割合R(=S1/S2)が、20〜50%であるのが好ましい。この割合Rが20%より小さくなると、慣性モーメントの増大効果が得られ難い。そのため、割合Rは、23%以上がより好ましく、25%以上が特に好ましい。一方、割合Rが50%より大きくなると、鋳造性が低下してしまう。そのため、割合Rは、45%以下がより好ましく、40%以下が特に好ましい。例えば、ドライバーの場合、上記面積S2は、80〜120cm2程度となる。
また、図6に示すように、各第2領域22は、それぞれ、起点S側から周縁部23側にいくにしたがって幅が大きくなるように形成されており、例えば、本実施形態では概ね扇形に形成されている。これと同様に、隣接する第2領域22の間に配置される第1領域21は、起点S側から周縁部23側にいくにしたがって幅Wが大きくなるように構成されており、概ね扇形となっている。このように隣接する第2領域22の間に配置される第1領域21は、周縁部23側の端部の幅Waを5〜20mmとすることができる。また、第1領域21の起点S側の端部の幅Wbは、1〜8mmであることが好ましい。特に、周縁部23側の端部の幅Waが5mmより小さいと慣性モーメントの増大効果が小さくなるおそれがあり、また、後述する鋳造時において溶融金属の流れが悪くなるおそれがある。一方、周縁部23側の端部の幅Waが、20mmより大きいと、クラウン部2の軽量化が損なわれ、例えば、クラウン部2からサイド部4に分配するための重量を確保できないため慣性モーメントの増大効果が制限されるおそれがある。なお、ここでいう慣性モーメントとは、ヘッドの重心を通る鉛直軸周り(左右)の慣性モーメントである。
さらに、最もトゥ側に配置された第2領域22と、フェース部1との間の第1領域21は広く形成されている。すなわち、この部分にある第1領域21は、トゥ側にいくにしたがって、フェース−バック方向の長さが長くなる扇形状に形成されている。同様に、最もヒール側に配置された第2領域22と、フェース部1との間の第1領域21も広く形成されている。すなわち、この部分にある第1領域21は、ヒール側にいくにしたがって、フェース−バック方向の長さが長くなる扇形状に形成されている。
また、クラウン部2における周縁部23は、第1領域21により構成されている。したがって、各第2領域22における周縁部23側の端縁は、サイド部4と直接的に接しているのではなく、サイド部4との間には、肉厚の大きい第1領域21が介在している。この第1領域21の幅Xは、例えば、1〜30mmとすることができる。この幅Xが1mm以下であれば慣性モーメントの増大効果が小さくなるおそれがある。一方、この幅Xが30mmより広いと、クラウン部2の軽量化が損なわれるおそれがある。
<5.ゴルフヘッドの製造方法>
次に、上記のように構成されたゴルフクラブヘッドの製造方法の一例について説明する。本実施形態に係るゴルフクラブヘッドのヘッド本体は、例えば、公知のロストワックス精密鋳造法などの鋳造によって製造される。そして、完成したヘッド本体10の開口と、フェース用部材20の周縁部12とを突き合わせ、突き合わせ部分を溶接によって接合する。その後、塗装などを施せば、ゴルフクラブヘッドが完成する。
<6.特徴>
以上のように構成された本実施形態のゴルフクラブヘッドでは、次の効果を得ることができる。
(1) カップフェース構造の周縁部12のうち、ヘッド本体10のクラウン部2に対向する箇所には、トゥ−ヒール方向の中央付近において幅の小さい第1中央縁部121と、その両側において幅の大きい第1トゥ側縁部122及び第1ヒール側縁部123と、を形成している。すなわち、周縁部12の中央付近に凹部が形成されている。これと対応するように、ヘッド本体10の開口において、クラウン部2の中央付近には凸部が形成され、周縁部の凹部に嵌まるようになっている。そして、周縁部12において、第1トゥ側縁部122及び第1ヒール側縁部123は、第1中央縁部121よりも肉厚が小さくなっている。そのため、ヒール側及びトゥ側の反発性能の向上を図ることができる。さらに、クラウン部2側においても、第2トゥ側縁部202及び第2ヒール側縁部203は、第2中央縁部201よりも肉厚が小さくなっている。すなわち、周縁部12からクラウン部2のフェース側の縁部に至る領域では、トゥ側及びヒール側において、肉厚の小さい箇所の面積が大きくなっている。そのため、ヒール側及びトゥ側の反発性能をさらに向上することができる。
(2) クラウン部2において、隣接する薄肉の第2領域22の間には、肉厚の大きい第1領域21が配置されているため、薄肉化による機械強度の低下を抑制することができる。また、第2領域22の数や位置を調節することで、衝撃が大きいクラウン部2の中央部分に、肉厚の大きい第1領域21を配置することができ、ヘッドの強度を確保できるという利点もある。さらに、第1領域21は、フェース側を起点としてバック側に向かって放射状に分布しているため、これによっても機械強度の低下を抑制することができる。
(3) 隣接する第2領域22の間に配置される第1領域21は、起点S側から周縁部23側にいくにしたがって幅が大きくなるように構成されているため、軽量化されたクラウン部2の重量配分を周縁部23側に近づくにつれて大きくすることができる。これにより、ヘッドの重心を通る鉛直軸周りの慣性モーメントを大きくすることができるため、打球の方向性を向上することができる。
(4) クラウン部2に肉厚の小さい複数の第2領域22を設けているため、クラウン部2を軽量化することができる。そして、軽量化のために小さくした肉厚に係る重量は、上述したように、ヘッドの他の部分に配分することができる。これにより、ヘッドの設計の自由度を向上することができる。例えば、クラブヘッドのソール部3に上述した重量を配分すると、低重心化を図ることができ、その結果、打ち出し角度を高くすることができる。あるいは、サイド部4に重量を分配すると、ヘッドの重心を通る鉛直軸周りの慣性モーメントを大きくすることができるため、これによって、打球の方向性を向上することができる。
(5)最もヒール側に配置された第2領域22と、フェース部1との間の第1領域21は、扇形状に広く形成されている。クラウン部2のヒール側は一般的に変形しやすいため、この部分に生じる振動によって、打球音が低くなるおそれがあるが、上記のように、厚肉の第1領域21をヒール側で広く形成すると、剛性が高くなり、打球音への悪影響を防止することができる。
(6) 上記クラウン部を含むヘッド本体を鋳造によって製造するとき、クラウン部2の周縁部23は肉厚の大きい第1領域21で構成されているため、この部分から溶融金属を流し込みやすくなる。そして、周縁部23に流れ込んだ溶融金属は、クラウン部2の周囲を流れつつ、起点S側に向かって肉厚の大きい第1領域21に流れ込む。第1領域21に流れた溶融金属には、フェース側にいくにしたがって作用する圧力が大きくなるため、この圧力を開放するため、溶融金属は、隣接する第2領域22へ流れ込む。したがって、肉厚の小さい第2領域22にも溶融金属を十分に行き渡らせることができるため、成形不良を防止することができる。
<7.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
<7.1>
上記実施形態では、移行縁部124,125,204,205を設けているが、このような移行縁部を設けなくてもよい。また、第1及び第2中央縁部121,201の少なくとも一部が、第1及び第2トゥ側縁部122,202と、第1及び第2ヒール側縁部123,203よりも肉厚が大きければよいため、例えば、第1及び第2中央縁部121,201のいずれかの位置から、第1及び第2トゥ側縁部122,202または第1及び第2ヒール側縁部123,203のいずれかの位置まで肉厚が漸進的に減少するように構成されていてもよい。
<7.2>
上記実施形態では、フェース用部材20の周縁部12に第1トゥ側縁部122、第1中央縁部121、及び第1ヒール側縁部123を設け、さらに、これと接合されるヘッド本体10のクラウン部2側にも、肉厚が相違する第2トゥ側縁部202、第2中央縁部201、及び第2ヒール側縁部203を設けているが、クラウン部2にこのような縁部を設けなくてもよい。すなわち、クラウン部2の開口側の縁部は、第1トゥ側縁部122、第1中央縁部121、及び第1ヒール側縁部123に接合するように、凸部を設けるにとどめ、肉厚を開口に沿って同じにすることもできる。このように、クラウン部2の開口側の肉厚が一定であっても、フェース用部材20の周縁部12の肉厚を上記のように変化させるだけで、トゥ側及びヒール側の反発性能を向上することができる。
<7.3>
上記実施形態では、フェース用部材20の周縁部12、及びこれと接合するクラウン部2の開口側の縁部の肉厚を同じにしているが、これを異なるようにすることもできる。
<7.4>
また、上記実施形態では、フェース用部材20の構成、特に、周縁部12の構造について説明したが、フェース部1の構造については、特には限定されない。例えば、フェース部1の中央は打撃に対する機械的強度を上げるために、肉厚を大きくするが、その他の領域を含め、肉厚については特には限定されない。
<7.5>
また、フェース部1以外の他の部位の構成についても特には限定されない。すなわち、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4においては、フェース用部材20を取付けることができるように構成されていれば、どのような構成であってもよい。例えば、上記実施形態では、クラウン部2の肉厚を変化させているが、これは一例であり、変化のさせ方は適宜変更可能である。例えば、図7に示すように、クラウン部2の中央に薄肉の領域208(内部領域)を設け、その周囲を覆うように厚肉の領域209(周縁領域)を設ければ、ヘッドの重心を通る鉛直軸周りの慣性モーメントを大きくすることができるため、これによって、打球の方向性を向上することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定されない。
(1)実施例及び比較例の準備
ここでは、フェース用部材の構造の異なる実施例と比較例に係るゴルフクラブヘッド(ドライバー(1#))を表1の通り、作製した。実施例は、上記実施形態に係る図1〜図6に示すゴルフクラブヘッドである。一方、比較例は、フェース用部材のトゥ側縁部、中央縁部、及びヒール側縁部のすべての厚みが同じである点が、実施例と相違し、その他の構成は同じである。その他の構成として、実施例及び比較例に係る各ヘッドは、Ti−6Al−4Vのロストワックス精密鋳造品からなるヘッド本体と、新日鐵住金株式会社製TIX−51AFの熱間鍛造品からなるカップ状のフェース用部材とをレーザー溶接することにより形成された2ピース構造としている。また、ヘッド体積は460cm3、ヘッド質量は196gである。また、フェース部のトゥ−ヒール方向の幅は104mm、上下方向の高さは、48mmである。
以上の実施例及び比較例について、反発性能の試験を行った。具体的には、USGA(全米ゴルフ協会)の Procedure for Measureing the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Revision 2 (February 8, 1999) に従って、実施例と比較例に関し、反発係数を求めた。計測は、基準位置にあるヘッドのフェース部上で、フェースセンター(フェースの図心)を通過し、トゥーヒール方向に延びる直線上で、計測を行った。なお、トゥ−ヒール方向の位置は、フェースセンターを原点とし、ヒール側をプラス、トゥ側をマイナスとしている。結果は、図8に示す通りであり、なお、反発係数は相対値で示す。同図に示すように、実施例と比較例とでは、トゥ側及びヒール側で、実施例の反発係数の相対値が大きくなっている。これは、上記のように、フェース部の周縁部及びクラウン部の開口付近において、第1及び第2トゥ側縁部と、第1及び第2ヒール側縁部の肉厚が、第1及び第2中央縁部の肉厚よりも小さくなっているためであると考えられる。
1 フェース部
12 周縁部
121 第1中央縁部
122 第1トゥ側縁部
123 第1ヒール側縁部
2 クラウン部
201 第2中央縁部
202 第2トゥ側縁部
203 第2ヒール側縁部
21 第1領域
22 第2領域
208 内部領域
209 周縁領域
3 ヒール部

Claims (8)

  1. クラウン部及びソール部を有するとともに、前記クラウン部及びソール部で囲まれた開口を有する、ゴルフクラブヘッド本体と、
    前記ゴルフクラブヘッド本体の開口を塞ぐフェース用部材と、
    を備え、
    前記フェース用部材は、板状に形成されたフェース部と、前記フェース部の周縁から延びる周縁部と、を有するカップ状に形成され、
    前記フェース用部材の周縁部のうち、前記クラウン部に沿う部分は、トゥ側に配置される第1トゥ側縁部と、ヒール側に配置される第1ヒール側縁部と、前記第1トゥ側縁部と第1ヒール側縁部との間に配置される第1中央縁部と、を備え、
    前記第1中央縁部の前記フェース部からの突出長さが、前記第1トゥ側縁部及び第1ヒール側縁部の前記フェース部からの突出長さよりも短く、
    前記第1中央縁部の少なくとも一部の肉厚が、前記第1トゥ側縁部及び前記第1ヒール側縁部の肉厚よりも大きく、
    前記ゴルフクラブヘッド本体の前記クラウン部には、前記第1中央縁部と接合するように、前記開口に沿って凸部が形成されており、
    前記ゴルフクラブヘッド本体における前記クラウン部の開口側の縁部は、前記第1トゥ側縁部、第1ヒール側縁部、及び前記第1中央縁部とそれぞれ接合する、第2トゥ側縁部、第2ヒール側縁部、及び第2中央縁部を備えており、
    前記第2中央縁部の少なくとも一部の肉厚が、前記第2トゥ側縁部及び前記第2ヒール側縁部の肉厚よりも大きい、ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記第1中央縁部から前記第1トゥ側縁部及び前記第1ヒール側縁部に亘って、肉厚が漸進的に小さくなるように構成されている、請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記第1及び第2中央縁部から前記第1及び第2トゥ側縁部及び前記第1及び第2ヒール側縁部に亘って、肉厚が漸進的に小さくなるように構成されている、請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記第1及び第2トゥ側縁部の肉厚が同じであり、前記第1及び第2ヒール側縁部の肉厚が同じであり、前記第1及び第2中央縁部の肉厚が同じである、請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記クラウン部は、当該クラウン部の内周縁に沿う周縁領域と、当該周縁領域に囲まれた内部領域と、を備え、
    前記内部領域の少なくとも一部は、前記周縁領域よりも肉厚が小さい、請求項1からのいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記内部領域には、第1領域と、当該第1領域よりも肉厚の小さい、複数の第2領域とが設けられており、
    前記複数の第2領域は、それぞれ、平面視でトウ−ヒール方向において前記ゴルフクラブヘッドの重心を中心にそれぞれ35mm以内の範囲で且つフェース−バック方向における前記フェース側付近を起点として、当該起点から、前記フェース側を除く前記クラウン部の周縁部に向かって放射状に分布しており、
    隣接する前記第2領域の間に配置される前記第1領域は、前記起点側から前記周縁部側にいくにしたがって幅が大きくなるように構成されている、請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記第1領域のうち、前記第1ヒール側縁部と対向する部分は、ヒール側にいくにしたがって、フェース−バック方向の長さが長くなる、請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 前記第1領域のうち、前記第1トゥ側縁部と対向する部分は、トゥ側にいくにしたがって、フェース−バック方向の長さが長くなる、請求項6または7に記載のゴルフクラブヘッド。
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