JP5830622B1 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、本実施形態に係るゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある)は、中空構造であり、フェース部1、クラウン部2、ソール部3、サイド部4、及びホーゼル部5によって壁面が形成されている。
本実施形態に係るゴルフクラブヘッドは、図4に示すように、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4を有するヘッド本体10と、フェース部1及びその周縁から延びる周縁部12を有するカップ状に形成されたフェース用部材20と、を組み立てることで構成される。このヘッド本体10は、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4で囲まれた開口30を有し、この開口30を塞ぐようにフェース用部材20が取り付けられる。すなわち、フェース用部材20の周縁部12の端面が、開口30の端面と突き合わされ、これらが、溶接によって接合される。そして、フェース用部材20は、ヘッド本体10の開口に取付けられることで、ヘッド本体10と一体化され、これによって、フェース用部材20の周縁部12は、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4の一部として機能する。したがって、フェース用部材20の周縁部12がヘッド本体10に取付けられることで一体的に形成される面が、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4を構成する。そのため、厳密には、ヘッド本体10の各部は、これらの一部ではあるが、以下では、これを区別することなく、ヘッド本体10の各部も、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4と称することがある。
以下、図5も参照しつつ、フェース用部材について説明する。図5は基準状態にあるヘッドの平面図である。
続いて、図6も参照しつつ、クラウン部2について説明する。図6は、ゴルフクラブヘッドの平面図であるが、特に、クラウン部2において肉厚の相違する領域(後述する第2領域)を破線にて明示している。また、図6中の拡大図は、A−A線断面図を示している。
次に、上記のように構成されたゴルフクラブヘッドの製造方法の一例について説明する。本実施形態に係るゴルフクラブヘッドのヘッド本体は、例えば、公知のロストワックス精密鋳造法などの鋳造によって製造される。そして、完成したヘッド本体10の開口と、フェース用部材20の周縁部12とを突き合わせ、突き合わせ部分を溶接によって接合する。その後、塗装などを施せば、ゴルフクラブヘッドが完成する。
以上のように構成された本実施形態のゴルフクラブヘッドでは、次の効果を得ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
上記実施形態では、移行縁部124,125,204,205を設けているが、このような移行縁部を設けなくてもよい。また、第1及び第2中央縁部121,201の少なくとも一部が、第1及び第2トゥ側縁部122,202と、第1及び第2ヒール側縁部123,203よりも肉厚が大きければよいため、例えば、第1及び第2中央縁部121,201のいずれかの位置から、第1及び第2トゥ側縁部122,202または第1及び第2ヒール側縁部123,203のいずれかの位置まで肉厚が漸進的に減少するように構成されていてもよい。
上記実施形態では、フェース用部材20の周縁部12に第1トゥ側縁部122、第1中央縁部121、及び第1ヒール側縁部123を設け、さらに、これと接合されるヘッド本体10のクラウン部2側にも、肉厚が相違する第2トゥ側縁部202、第2中央縁部201、及び第2ヒール側縁部203を設けているが、クラウン部2にこのような縁部を設けなくてもよい。すなわち、クラウン部2の開口側の縁部は、第1トゥ側縁部122、第1中央縁部121、及び第1ヒール側縁部123に接合するように、凸部を設けるにとどめ、肉厚を開口に沿って同じにすることもできる。このように、クラウン部2の開口側の肉厚が一定であっても、フェース用部材20の周縁部12の肉厚を上記のように変化させるだけで、トゥ側及びヒール側の反発性能を向上することができる。
上記実施形態では、フェース用部材20の周縁部12、及びこれと接合するクラウン部2の開口側の縁部の肉厚を同じにしているが、これを異なるようにすることもできる。
また、上記実施形態では、フェース用部材20の構成、特に、周縁部12の構造について説明したが、フェース部1の構造については、特には限定されない。例えば、フェース部1の中央は打撃に対する機械的強度を上げるために、肉厚を大きくするが、その他の領域を含め、肉厚については特には限定されない。
また、フェース部1以外の他の部位の構成についても特には限定されない。すなわち、クラウン部2、ソール部3、及びサイド部4においては、フェース用部材20を取付けることができるように構成されていれば、どのような構成であってもよい。例えば、上記実施形態では、クラウン部2の肉厚を変化させているが、これは一例であり、変化のさせ方は適宜変更可能である。例えば、図7に示すように、クラウン部2の中央に薄肉の領域208(内部領域)を設け、その周囲を覆うように厚肉の領域209(周縁領域)を設ければ、ヘッドの重心を通る鉛直軸周りの慣性モーメントを大きくすることができるため、これによって、打球の方向性を向上することができる。
ここでは、フェース用部材の構造の異なる実施例と比較例に係るゴルフクラブヘッド(ドライバー(1#))を表1の通り、作製した。実施例は、上記実施形態に係る図1〜図6に示すゴルフクラブヘッドである。一方、比較例は、フェース用部材のトゥ側縁部、中央縁部、及びヒール側縁部のすべての厚みが同じである点が、実施例と相違し、その他の構成は同じである。その他の構成として、実施例及び比較例に係る各ヘッドは、Ti−6Al−4Vのロストワックス精密鋳造品からなるヘッド本体と、新日鐵住金株式会社製TIX−51AFの熱間鍛造品からなるカップ状のフェース用部材とをレーザー溶接することにより形成された2ピース構造としている。また、ヘッド体積は460cm3、ヘッド質量は196gである。また、フェース部のトゥ−ヒール方向の幅は104mm、上下方向の高さは、48mmである。
12 周縁部
121 第1中央縁部
122 第1トゥ側縁部
123 第1ヒール側縁部
2 クラウン部
201 第2中央縁部
202 第2トゥ側縁部
203 第2ヒール側縁部
21 第1領域
22 第2領域
208 内部領域
209 周縁領域
3 ヒール部
Claims (8)
- クラウン部及びソール部を有するとともに、前記クラウン部及びソール部で囲まれた開口を有する、ゴルフクラブヘッド本体と、
前記ゴルフクラブヘッド本体の開口を塞ぐフェース用部材と、
を備え、
前記フェース用部材は、板状に形成されたフェース部と、前記フェース部の周縁から延びる周縁部と、を有するカップ状に形成され、
前記フェース用部材の周縁部のうち、前記クラウン部に沿う部分は、トゥ側に配置される第1トゥ側縁部と、ヒール側に配置される第1ヒール側縁部と、前記第1トゥ側縁部と第1ヒール側縁部との間に配置される第1中央縁部と、を備え、
前記第1中央縁部の前記フェース部からの突出長さが、前記第1トゥ側縁部及び第1ヒール側縁部の前記フェース部からの突出長さよりも短く、
前記第1中央縁部の少なくとも一部の肉厚が、前記第1トゥ側縁部及び前記第1ヒール側縁部の肉厚よりも大きく、
前記ゴルフクラブヘッド本体の前記クラウン部には、前記第1中央縁部と接合するように、前記開口に沿って凸部が形成されており、
前記ゴルフクラブヘッド本体における前記クラウン部の開口側の縁部は、前記第1トゥ側縁部、第1ヒール側縁部、及び前記第1中央縁部とそれぞれ接合する、第2トゥ側縁部、第2ヒール側縁部、及び第2中央縁部を備えており、
前記第2中央縁部の少なくとも一部の肉厚が、前記第2トゥ側縁部及び前記第2ヒール側縁部の肉厚よりも大きい、ゴルフクラブヘッド。 - 前記第1中央縁部から前記第1トゥ側縁部及び前記第1ヒール側縁部に亘って、肉厚が漸進的に小さくなるように構成されている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記第1及び第2中央縁部から前記第1及び第2トゥ側縁部及び前記第1及び第2ヒール側縁部に亘って、肉厚が漸進的に小さくなるように構成されている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記第1及び第2トゥ側縁部の肉厚が同じであり、前記第1及び第2ヒール側縁部の肉厚が同じであり、前記第1及び第2中央縁部の肉厚が同じである、請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記クラウン部は、当該クラウン部の内周縁に沿う周縁領域と、当該周縁領域に囲まれた内部領域と、を備え、
前記内部領域の少なくとも一部は、前記周縁領域よりも肉厚が小さい、請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記内部領域には、第1領域と、当該第1領域よりも肉厚の小さい、複数の第2領域とが設けられており、
前記複数の第2領域は、それぞれ、平面視でトウ−ヒール方向において前記ゴルフクラブヘッドの重心を中心にそれぞれ35mm以内の範囲で且つフェース−バック方向における前記フェース側付近を起点として、当該起点から、前記フェース側を除く前記クラウン部の周縁部に向かって放射状に分布しており、
隣接する前記第2領域の間に配置される前記第1領域は、前記起点側から前記周縁部側にいくにしたがって幅が大きくなるように構成されている、請求項5に記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記第1領域のうち、前記第1ヒール側縁部と対向する部分は、ヒール側にいくにしたがって、フェース−バック方向の長さが長くなる、請求項6に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記第1領域のうち、前記第1トゥ側縁部と対向する部分は、トゥ側にいくにしたがって、フェース−バック方向の長さが長くなる、請求項6または7に記載のゴルフクラブヘッド。
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