JP5830505B2 - フロントパネル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フロントパネル構造に関する。
特許文献1に、機器本体の前面開口部を開閉するフロントパネル構造が開示されている。このフロントパネル構造は、全閉位置と全開位置の間で水平方向の回動軸周りに回動する上部パネルと、上部パネルの下方に配置された下部パネルを備えている。
実開2000−210242号公報
上記のようなフロントパネル構造においては、上部パネルを全開位置まで回動して前面開口部を開いた状態では、上部パネルが大きく下方に沈み込んだほうが、前面開口部を大きく使用することができ好ましい。しかしながら、前面開口部を開いたときに上部パネルを大きく沈み込ませる構成とする場合、上部パネルを回動させるときの上部パネルと下部パネルの干渉が問題となる。上部パネルと下部パネルの干渉を避けるために、上部パネルと下部パネルの間の隙間を大きくしておくと、上部パネルを全閉位置にして前面開口部を閉じた状態における美観が損なわれてしまう。上部パネルを全閉位置にして前面開口部を閉じた状態では、上部パネルと下部パネルの隙間が小さいほうが、美観に優れていて好ましい。
本明細書は、上記の課題を解決する技術を提供する。本明細書では、機器本体の前面開口部を開閉するフロントパネル構造において、前面開口部を閉じた状態で上部パネルと下部パネルの間の隙間を狭くしつつ、前面開口部を開いた状態で上部パネルを大きく下方に沈みこませることが可能な技術を提供する。
本明細書は、機器本体の前面開口部を開閉するフロントパネル構造を開示する。そのフロントパネル構造は、全閉位置と全開位置の間で水平方向の回動軸周りに回動する上部パネルと、上部パネルの下方に配置された下部パネルを備えている。そのフロントパネル構造では、上部パネルの回動軸が、上部パネルの前面の下端よりも下方に位置している。そのフロントパネル構造では、上部パネルの回動に連動して、下部パネルが上下方向へスライドする。
上記のフロントパネル構造によれば、上部パネルの回動軸が上部パネルの前面の下端よりも下方に位置している。このため、上部パネルを全開位置まで回動させたときに、上部パネルを大きく下方に沈み込ませて、前面開口部を大きく使用することができる。このように上部パネルを回動させて大きく沈み込ませる構成とする場合、上部パネルを回動させるときの上部パネルと下部パネルの干渉が問題となる。上記のフロントパネル構造によれば、上部パネルの回動と連動して下部パネルが上下方向にスライドするため、上部パネルを全閉位置から全開位置に向けて回動させるときに、上部パネルの回動に連動して下部パネルを下方へスライドさせることができる。このため、上部パネルが全閉位置にあるときの上部パネルと下部パネルの間の隙間を小さくしても、上部パネルの回動時に上部パネルと下部パネルが干渉することを防ぐことができる。上記のフロントパネル構造によれば、前面開口部を閉じた状態で上部パネルと下部パネルの間の隙間を狭くしつつ、前面開口部を開いた状態で上部パネルを大きく下方に沈みこませることができる。
上記のフロントパネル構造は、上部パネルの単位回動角度あたりの下部パネルのスライド量が、上部パネルの回動角度に応じて変化するように構成することができる。例えば、上記のフロントパネル構造は、全閉位置からの上部パネルの回動角度が小さい間は、上部パネルの回動動作に伴って下部パネルが下方にスライド動作し、全閉位置からの上部パネルの回動角度が大きくなると、上部パネルを回動させても下部パネルの上下方向の位置が変化しなくなるように構成することができる。あるいは、上記のフロントパネル構造は、全閉位置からの上部パネルの回動角度が小さいときは、上部パネルの単位回動角度あたりの下部パネルの下方へのスライド量が大きく、全閉位置からの上部パネルの回動角度が大きくなると、上部パネルの単位回動角度あたりの下部パネルの下方へのスライド量が小さくなるように構成することができる。あるいは、上記のフロントパネル構造は、全閉位置からの上部パネルの回動角度が小さいときは、上部パネルの回動動作に伴って下部パネルは下方へスライド動作し、全閉位置からの上部パネルの回動角度が大きくなると、上部パネルの回動動作に伴って下部パネルは上方へスライド動作し、全閉位置からの上部パネルの回動角度がさらに大きくなると、上部パネルの回動動作に伴って下部パネルは再び下方へスライド動作するように構成することができる。
上部パネルの回動に連動して下部パネルを下方にスライドさせる場合、下部パネルが下がり過ぎてしまうと、下部パネルの下方に存在する利用者の足の甲や障害物などに下部パネルの下端が衝突してしまうおそれがある。上記のフロントパネル構造によれば、上部パネルの全閉位置からの回動角度が小さいときに下部パネルの下方へのスライド量を大きくして、上部パネルと下部パネルの干渉を防ぎつつ、上部パネルの全閉位置からの回動角度が大きいときに下部パネルの下方へのスライド量を小さくして、下部パネルが下方に下がり過ぎて利用者の足の甲や障害物に衝突してしまうことを防ぐことができる。
上記のフロントパネル構造は、上部パネルに固定された上部パネル軸と、下部パネルに固定された下部パネル軸と、機器本体に固定された機器本体軸と、機器本体軸が係合する第1係合孔と、上部パネル軸が係合する第2係合孔と、下部パネル軸が係合する第3係合孔を有するリンク部材を備えるように構成することができる。
上記のフロントパネル構造によれば、簡素な構成によって、上部パネルの回動に連動して下部パネルを上下方向のスライドさせることができる。
上記のフロントパネル構造は、リンク部材の第1係合孔が、上部パネルが全閉位置から全開位置まで回動する際に機器本体軸が摺動する案内縁から機器本体軸が離反可能な余裕を有しているように構成することができる。
上記のフロントパネル構造によれば、上部パネルの回動に連動して下部パネルが下方にスライドしているときに、下部パネルの下端が利用者の足の甲や障害物に衝突してしまった場合に、機器本体軸が案内縁から離反して、下部パネルの下方への移動が停止する。上記のフロントパネル構造によれば、安全性をより向上することができる。
本明細書が開示する技術によれば、機器本体の前面開口部を開閉するフロントパネル構造において、前面開口部を閉じた状態で上部パネルと下部パネルの間の隙間を狭くしつつ、前面開口部を開いた状態で上部パネルを大きく下方に沈みこませることができる。
実施例1のフロントパネル構造2を備える食器洗浄機4の外観を示す図。 実施例1のフロントパネル構造2において上部パネル6が全閉位置にある場合の構成を示す側面図。 実施例1のフロントパネル構造2において上部パネル6が全閉位置と全開位置の間にある場合の構成を示す側面図。 実施例1のフロントパネル構造2において上部パネル6が全開位置にある場合の構成を示す側面図。 実施例1のフロントパネル構造2において上部パネル6が全閉位置にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例1のフロントパネル構造2において上部パネル6が全閉位置と全開位置の間にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例1のフロントパネル構造2において上部パネル6が全開位置にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例2のフロントパネル構造42において上部パネル6が全閉位置にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例2のフロントパネル構造42において上部パネル6が全閉位置と全開位置の間にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例2のフロントパネル構造42において上部パネル6が全閉位置と全開位置の間にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例2のフロントパネル構造42において上部パネル6が全開位置にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例3のフロントパネル構造52において上部パネル6が全閉位置にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例3のフロントパネル構造52において上部パネル6が全閉位置と全開位置の間にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例3のフロントパネル構造52において上部パネル6が全閉位置と全開位置の間にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例3のフロントパネル構造52において上部パネル6が全開位置にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例4のフロントパネル構造62において上部パネル6が全閉位置にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例4のフロントパネル構造62において上部パネル6が全閉位置と全開位置の間にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。 実施例4のフロントパネル構造62において上部パネル6が全開位置にある場合の要部の構成を拡大して示す側面図。
(実施例1)
本発明の実施例に係るフロントパネル構造2について、図面を参照しながら説明する。図1(a)に示すように、本実施例のフロントパネル構造2は、食器洗浄機4の前面に備えられている。食器洗浄機4は、キッチンカウンタKの下にビルトインされ、システムキッチンの一部を構成している。食器洗浄機4は、いわゆるフロントオープンタイプの食器洗浄機であり、図1(b)に示すように、上部パネル6を手前に開いて倒し、機器本体8の内部に収容された食器かご9を引き出すことで、食器を出し入れすることができる。図1(a)に示すように、上部パネル6の上端には操作パネル10が設けられており、その下方には化粧板12が取り付けられている。上部パネル6の下方には下部パネル14が配置されている。下部パネル14は、化粧板15を備えている。上部パネル6の化粧板12や下部パネル14の化粧板15は、キッチンカウンタKの下方に配置された収納部L1、L2、Mなどのシステムキッチン構成物の表面材と同様の色彩、図柄で塗装され、表面仕上げがされている。従って、食器洗浄機4をビルトインしてシステムキッチンを構成したときに、周囲のシステムキッチン構成物との統一感が得られ、美麗な外観のシステムキッチンに構成することができる。
図2から図7は、フロントパネル構造2の開閉動作の様子を示している。上部パネル6の両側端にはアーム16が取り付けられている。機器本体8は、両側端において外壁(図示せず)と内壁18の二重壁構造を有しており、アーム16は外壁と内壁18の間に入り込むように配置されている。アーム16は、水平方向の回動軸Aを介して、機器本体8の内壁18に回動可能に連結されている。回動軸Aは、上部パネル6の前面の下端(すなわち化粧板12の下端)よりも下方であり、かつ機器本体8の前面開口部よりも前方に配置されている。
下部パネル14は、化粧板15を背面から支持する支持部材17を備えている。支持部材17は、機器本体8の内壁18に、上下方向にスライド可能に支持されている。
リンク部材20は、機器本体8の外壁と内壁18の間に配置されている。図5から図7に示すように、リンク部材20は板状の部材であって、機器本体8の内壁18から突出する機器本体軸22が係合する第1係合孔24と、上部パネル6のアーム16から突出する上部パネル軸26が係合する第2係合孔28と、下部パネル14の支持部材17から突出する下部パネル軸30が係合する第3係合孔32を備えている。図5に示すように、上部パネル6が全閉位置にある状態では、上部パネル6の上部パネル軸26と、機器本体8の機器本体軸22と、下部パネル14の下部パネル軸30は直線状に並んで配置されている。
第1係合孔24は、第1部分24aと、第2部分24bを備えている。第1部分24aは、第2係合孔28と第3係合孔32を結ぶ直線に沿って伸びる長孔形状に形成されている。第2部分24bは、第1部分24aの第2係合孔28に近い側の端部から、第3係合孔32を中心とする円弧状に伸びる長孔形状に形成されている。第2係合孔28は、第3係合孔32からの直線に沿って伸びる長孔形状に形成されている。第3係合孔32は、円孔形状に形成されている。図5に示すように、上部パネル6が全閉位置にある状態では、機器本体軸22は第1係合孔24の第1部分24aの第3係合孔32に近い側の端部に位置しており、上部パネル軸26は第2係合孔28の第1係合孔24に近い側の端部に位置している。
上部パネル6を図2や図5に示す全閉位置から手前に回動させると、上部パネル軸26と機器本体軸22によってリンク部材20が図の時計回りに回転させられ、これにより下部パネル14が下方に押し下げられる。機器本体軸22が第1係合孔24の第1部分24aを移動している間は、上部パネル6の回動動作に連動して下部パネル14が下方にスライド動作する。そして、図3や図6に示すように、機器本体軸22が第1係合孔24の第1部分24aから第2部分24bへ移動した後、さらに上部パネル6を手前に回動させると、リンク部材20は図の時計回りに回転するものの、下部パネル14には下方への力が作用しなくなり、下部パネル14の上下方向の位置は変化しなくなる。さらに上部パネル6を手前に回動させると、図4や図7に示すように、上部パネル6は全開位置まで移動する。
上部パネル6を図4や図7に示す全開位置から図2や図5に示す全閉位置まで戻す場合も、機器本体軸22が第1係合孔24の第2部分24bを移動している間は、上部パネル6を回動させても下部パネル14の上下方向の位置は変化しない。その後、図3や図6に示すように、機器本体軸22が第1係合孔24の第2部分24bから第1部分24aへ移動すると、上部パネル6の回動動作に起因して下部パネル14は上方へスライド動作する。さらに上部パネル6を回動させると、図2や図5に示すように、上部パネル6は全閉位置まで移動し、それに伴って下部パネル14も元の位置まで移動する。
以上のように、本実施例のフロントパネル構造2によれば、上部パネル6の前面の下端よりも下方に位置する回動軸A周りに上部パネル6が回動するため、図4や図7に示すように、上部パネル6が全開位置まで移動したときに、上部パネル6は大きく下方に沈み込む。従って、機器本体8の開口部を大きく使用することができる。例えば、本実施例のように、フロントパネル構造2をフロントオープン型の食器洗浄機4に適用する場合には、全開位置まで移動した上部パネル6の上方で前後にスライド移動する食器かご9を大型化して、食器かご9へ収容可能な食器の量を増やしたり、サイズの大きな食器を収容したりすることができる。
また、本実施例のフロントパネル構造2によれば、上部パネル6の回動動作に連動して下部パネル14が上下にスライド動作する。このため、図2や図5に示すように、上部パネル6を全閉位置にしたときの上部パネル6と下部パネル14の間の隙間を小さく形成した場合でも、上部パネル6を回動させたときに上部パネル6と下部パネル14が干渉することを防ぐことができる。このため、上部パネル6が全閉状態にあるときの上部パネル6と下部パネル14の間の隙間を小さくすることで、美観をより向上することができる。
さらに、本実施例のフロントパネル構造2によれば、全閉位置からの上部パネル6の回動角度が小さい間(すなわち、機器本体軸22が第1係合孔24の第1部分24aを移動している間)は、上部パネル6の回動動作に伴って下部パネル14が下方にスライド動作するが、全閉位置からの上部パネル6の回動角度が大きくなると(すなわち、機器本体軸22が第1係合孔24の第2部分24bを移動するようになると)、上部パネル6を回動させても下部パネル14の上下方向の位置は変化しなくなる。このような構成とすることによって、下部パネル14が下方へスライドし過ぎて、下部パネル14の下端が利用者の足の甲や障害物などに衝突してしまうことを防ぐことができる。
(実施例2)
本実施例のフロントパネル構造42は、実施例1のフロントパネル構造2とほぼ同じ構成を有しており、リンク部材20に形成された第1係合孔44の形状が実施例1とは相違している。
本実施例では、第1係合孔44は、第1部分44aと、第2部分44bと、第3部分44cを備えている。第1部分44aは、第2係合孔28と第3係合孔32を結ぶ直線に沿って伸びる長孔形状に形成されている。第3部分44cは、第1部分44aと直交する方向に沿って伸びる長孔形状に形成されている。第2部分44bは、第1部分44aの第3部分44cに近い側の端部と、第3部分44cの第1部分44aに近い側の端部を接続する円弧状の長孔形状に形成されている。
本実施例において、上部パネル6を図8に示す全閉位置から手前に回動させると、上部パネル軸26と機器本体軸22によってリンク部材20が図の時計回りに回転させられ、これにより下部パネル14が下方に押し下げられる。機器本体軸22が第1係合孔44の第1部分44aを移動している間は、上部パネル6の回動動作に連動して、下部パネル14が下方に大きくスライド動作する。そして、図9に示すように、機器本体軸22が第1係合孔24の第1部分44aから第2部分44bへ移動した後、さらに上部パネル6を手前に回動させると、上部パネル6の回動動作に連動して、引き続き下部パネル14が下方にスライド動作するものの、そのスライド量は機器本体軸22が第1部分44aを移動しているときに比べて、小さいものとなる。そして、図10に示すように、機器本体軸22が第1係合孔24の第2部分44bから第3部分44cへ移動した後、さらに上部パネル6を手前に回動させると、上部パネル6の回動動作に連動して、引き続き下部パネル14が下方にスライド動作するものの、そのスライド量は機器本体軸22が第2部分44bを移動しているときに比べて、さらに小さいものとなる。さらに上部パネル6を手前に回動させると、図11に示すように、上部パネル6は全開位置まで移動する。
本実施例のフロントパネル構造42によれば、上部パネル6の単位回動角度あたりの下部パネル14のスライド量が、上部パネル6の回動角度に応じて変化する。全閉位置からの上部パネル6の回動角度が小さいとき(すなわち、機器本体軸22が第1部分44aを移動しているとき)は、上部パネル6の単位回動角度あたりの下部パネル14のスライド量は大きい。全閉位置からの上部パネル6の回動角度が大きくなると(すなわち、機器本体軸22が第2部分44bを移動するようになると)、上部パネル6の単位回動角度あたりの下部パネル14のスライド量は小さくなる。全閉位置からの上部パネル6の回動角度がさらに大きくなると(すなわち、機器本体軸22が第3部分44cを移動するようになると)、上部パネル6の単位回動角度あたりの下部パネル14のスライド量はさらに小さくなる。このような構成とすることによって、下部パネル14が下方へスライドし過ぎて、下部パネル14の下端が利用者の足の甲や障害物などに衝突してしまうことを防ぐことができる。
(実施例3)
本実施例のフロントパネル構造52は、実施例2のフロントパネル構造42とほぼ同じ構成を有しており、リンク部材54の形状と、リンク部材54に形成された第1係合孔56および第2係合孔58の形状のみが実施例2とは相違している。
図12から図15に示すように、リンク部材54の第1係合孔56は、上部パネル6が全閉位置から全開位置まで回動する際の機器本体軸22の軌道を含む、大きめの孔形状に形成されている。第1係合孔56は、上部パネル6が全閉位置から全開位置まで回動する際に機器本体軸22が摺動する案内縁56aを有している。案内縁56aは、上部パネル6が全閉位置から全開位置まで回動する際に、下部パネル軸30と係合する第3係合孔32からの距離が、最初は増加し、その後は減少し、その後は再び増加する形状に形成されている。また、第1係合孔56は、上部パネル6が全閉位置にあるときの機器本体軸22の位置よりも、さらに前方側(第3係合孔32側)に広がった形状を有している。
第2係合孔58は、第3係合孔32からの直線に沿って伸びる長孔形状に形成されている。また、第2係合孔58は、上部パネル6が全閉位置にあるときの機器本体軸22の位置よりも、さらに前方側(第3係合孔32側)に、傘状に開いた上部パネル軸26が抜け出すことが可能な大径部58aを備えている。
本実施例において、上部パネル6を図12に示す全閉位置から手前に回動させると、図13に示すように、上部パネル軸26と機器本体軸22によってリンク部材54が図の時計回りに回転させられる。この際に、案内縁56aによって、機器本体軸22と下部パネル軸30の距離が増大していくため、上部パネル6の回動に伴って下部パネル14が下方にスライド移動する。その後、図14に示すように、案内縁56aによって、機器本体軸22と下部パネル軸30の距離が減少していくようになると、上部パネル6の回動に伴って下部パネル14が上方へスライド移動する。その後、図15に示すように、案内縁56aによって、機器本体軸22と下部パネル軸30の距離が再び増加していくようになると、上部パネル6の回動に伴って下部パネル14が下方へスライド移動する。
本実施例のフロントパネル構造52によれば、上部パネル6の単位回動角度あたりの下部パネル14のスライド量が、上部パネル6の回動角度に応じて変化する。全閉位置からの上部パネル6の回動角度が小さいときは、上部パネル6の回動動作に伴って下部パネル14は下方へスライド動作する。その後、全閉位置からの上部パネル6の回動角度が大きくなると、上部パネル6の回動動作に伴って下部パネル14は上方へスライド動作する。その後、全閉位置からの上部パネル6の回動角度がさらに大きくなると、上部パネル6の回動動作に伴って下部パネル14は再び下方へスライド動作する。このような構成とすることによって、下部パネル14が下方へスライドし過ぎて、下部パネル14の下端が利用者の足の甲や障害物などに衝突してしまうことを防ぐことができる。
また、本実施例のフロントパネル構造52では、機器本体軸22と係合する第1係合孔56が大きめの孔形状に形成されており、上部パネル6が全閉位置から全開位置まで回動する際に機器本体軸22が摺動する案内縁56aから機器本体軸22が離反可能な余裕を有している。このような構成とすることによって、上部パネル6の回動動作に伴って下部パネル14が下方へスライド動作しているときに、下部パネル14の下端が利用者の足の甲や障害物などに衝突してしまった場合に、機器本体軸22が第1係合孔56の内部で案内縁56aから離れて移動し、下部パネル14がそれ以上下方へスライド動作することを防ぐことができる。安全性をより向上することができる。
さらに、本実施例のフロントパネル構造52によれば、機器本体8の前方からのリンク部材54の着脱を容易に行うことができる。図12に示すように上部パネル6が全閉位置にある状態において、機器本体8の前方から、下部パネル14の化粧板15と支持部材17を取り外し、下部パネル軸30を第3係合孔32から取り外した後、リンク部材54を機器本体8の後方へ向けてスライドさせることで、第1係合孔56から機器本体軸22を抜け出させ、かつ第2係合孔58から上部パネル軸26を抜け出させて、リンク部材54を取り外すことができる。本実施例のフロントパネル構造52によれば、リンク部材54の交換やメンテナンスを容易に行うことができる。
(実施例4)
図16から図18に示すように、本実施例のフロントパネル構造62は、実施例1−実施例3のようなリンク部材を備えておらず、代わりに、上部パネル6に固定された案内部材64と、下部パネル14に固定された突出部材66を備えている。本実施例のフロントパネル構造62では、下部パネル14は付勢手段(図示せず)によって機器本体8に対して上方向に付勢されており、突出部材66が案内部材64に当接している。
上部パネル6を図16に示す全閉位置から手前に回動させると、図17に示すように、上部パネル6の回動に伴って案内部材64が突出部材66を押し下げることで、下部パネル14は下方にスライド移動する。さらに上部パネル6を手前に回動させると、図18に示すように、上部パネル6の回動に伴って下部パネル14がさらに下方へスライド移動し、上部パネル6は全開位置へと移動する。
上部パネル6を図18に示す全開位置から図16に示す全閉位置まで戻す場合、上部パネル6の回動に伴って付勢手段により下部パネル14が上方へ押し上げられて、案内部材64と突出部材66によって規制される位置まで下部パネル14が上方へスライド移動する。図16に示すように、上部パネル6が全閉位置まで移動すると、それに伴って下部パネル14も元の位置まで移動する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 フロントパネル構造
4 食器洗浄機
6 上部パネル
8 機器本体
10 操作パネル
12 化粧板
14 下部パネル
15 化粧板
16 アーム
17 支持部材
18 内壁
20 リンク部材
22 機器本体軸
24 第1係合孔
24a 第1部分
24b 第2部分
26 上部パネル軸
28 第2係合孔
30 下部パネル軸
32 第3係合孔
42 フロントパネル構造
44 第1係合孔
44a 第1部分
44b 第2部分
44c 第3部分
52 フロントパネル構造
54 リンク部材
56 第1係合孔
56a 案内縁
58 第2係合孔
58a 大径部
62 フロントパネル構造
64 案内部材
66 突出部材

Claims (4)

  1. 機器本体の前面開口部を開閉するフロントパネル構造であって、
    全閉位置と全開位置の間で水平方向の回動軸周りに回動する上部パネルと、
    上部パネルの下方に配置された下部パネルを備えており、
    上部パネルの回動軸が、上部パネルの前面の下端よりも下方に位置しており、
    上部パネルの回動に連動して、下部パネルが上下方向へスライドするように構成されており、
    全閉位置からの上部パネルの回動角度が小さい間は、上部パネルの回動動作に伴って下部パネルが下方にスライド動作し、全閉位置からの上部パネルの回動角度が大きくなると、上部パネルを回動させても下部パネルの上下方向の位置が変化しなくなる、フロントパネル構造。
  2. 機器本体の前面開口部を開閉するフロントパネル構造であって、
    全閉位置と全開位置の間で水平方向の回動軸周りに回動する上部パネルと、
    上部パネルの下方に配置された下部パネルを備えており、
    上部パネルの回動軸が、上部パネルの前面の下端よりも下方に位置しており、
    上部パネルの回動に連動して、下部パネルが上下方向へスライドするように構成されており、
    全閉位置からの上部パネルの回動角度が小さいときは、上部パネルの単位回動角度あたりの下部パネルの下方へのスライド量が大きく、全閉位置からの上部パネルの回動角度が大きくなると、上部パネルの単位回動角度あたりの下部パネルの下方へのスライド量が小さくなる、フロントパネル構造。
  3. 機器本体の前面開口部を開閉するフロントパネル構造であって、
    全閉位置と全開位置の間で水平方向の回動軸周りに回動する上部パネルと、
    上部パネルの下方に配置された下部パネルを備えており、
    上部パネルの回動軸が、上部パネルの前面の下端よりも下方に位置しており、
    上部パネルの回動に連動して、下部パネルが上下方向へスライドするように構成されており、
    全閉位置からの上部パネルの回動角度が小さいときは、上部パネルの回動動作に伴って下部パネルは下方へスライド動作し、全閉位置からの上部パネルの回動角度が大きくなると、上部パネルの回動動作に伴って下部パネルは上方へスライド動作し、全閉位置からの上部パネルの回動角度がさらに大きくなると、上部パネルの回動動作に伴って下部パネルは再び下方へスライド動作する、フロントパネル構造。
  4. 上部パネルに固定された上部パネル軸と、
    下部パネルに固定された下部パネル軸と、
    機器本体に固定された機器本体軸と、
    機器本体軸が係合する第1係合孔と、上部パネル軸が係合する第2係合孔と、下部パネル軸が係合する第3係合孔を有するリンク部材を備える、請求項1から3の何れか一項のフロントパネル構造。
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