JP2010029297A - 折畳み式テーブル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天板1を水平の状態にして、固定脚2、3に対して開閉脚4、5を離れた位置に開いて、各開閉脚3、4上に天板1を載せることで展開状態のテーブルとし、固定脚固定脚2、3に対して開閉脚4、5を接近する位置に閉じると共に、天板1をほぼ垂直になる用に90度回動させることにより折畳み時状態として、この折畳み状態において各開閉脚4、5の張出し部4a、5aにそれぞれ取付けられたキャスタ7が天板1の外側に位置するようにした。
【選択図】 図1
Description
この特許文献1に示された従来の折畳み式テーブルは、連結杆で連結されている左右一対の後脚の上部に曲折形成された後向延出部間に天板を取付けた天板フレームの後端部を挟み込む形で、両後向延出部に天板の後端部を回転自在に取付け、また前脚を有する側枠の下向き曲折部をそれぞれの後脚の前部に回動可能に取付けて、各後脚及び前脚の下端にキャスタを設けた構成を有している。
また、折畳み時にほぼ垂直に立てた天板の下端面を直接または天板フレームを介して接床(接地)させることで、折畳んだ後のテーブルの転倒を防止するようにしているため、折畳んだ状態でキャスタにより移動させることができないという問題があり、更に天板の下端面を接地させることから、例えば厨房用の作業テーブルとして使用する場合、天板の下端面の清潔さを保てなくなるという問題もある。
また、折畳んだとき、天板の重心位置が開閉脚の張出し部に取付けたキャスタの内側の位置になるので、安定した立位状態が得られ、そのため折畳み状態のまま任意の場所に安定して移動させることができ、更に折畳んだとき、天板の下端面が接地することがないので、例えば厨房用の作業テーブルとして使用する場合、天板の下端面の清潔さ保てるという効果も得られ、安定した立位状態のまま保管することができる。
図1〜図4において1は天板(甲板)、2と3は一対の固定脚、4と5は一対の開閉脚である。
天板1は長方形に形成され、少なくとも下方に垂下するように曲折形成された所定の幅の周面1aを有している。
各連結材6a、6bは天板1の長手方向の長さよりやや短い長さを有し、この連結材6a、6bにより一対の固定脚2と3は互いに平行に固定されていて、連結材6a、6bと共に枠体を形成している。
開閉脚4と5は固定脚2、3と同様の長さに形成されている。
また、アーム8、9におけるそれぞれの上下の水平部8a、8bと9a、9bは天板1の長手方向の長さと同等かそれよりやや短い長さに設定されており、一方のアーム8の水平部8a、8bの外周には短筒状のスライド部材11a、11bが軸方向に移動可能に嵌装することで取付けられていて、一方のスライド部材11aをアーム9の上部側の水平部9aにおける長手方向のほぼ中央部に回転自在に取付け、他方のスライド部材11bをアーム9の下部側の水平部9bにおける長手方向のほぼ中央部に回転自在に取付けることで、アーム8、9の上部側の水平部8aと9a、下部側の水平部8bと9bがそれぞれX状に組付けられ、これによりそれぞれの開閉脚4、5はアーム8、9を回動させることで、固定脚2,3に対して接近する位置に閉じたり、離れる方向に開いたりすることができるようになっている。
15はロッドで、このロッド15の一端はスライド部材14に回動可能に取付けられ、他端はアーム8(またはアーム9)の水平部8a(または水平部9a)に回動可能に取付けられている。
これらガイド軸12、支持部13aと13b、スライド部材14、ロッド15、及びコイルスプリング16は本実施例における開脚機構を構成し、コイルスプリング16によりスライド部材14は図4に示したように固定脚3側の支持部13aに押付けられるように付勢され、これによってロッド15は開閉脚4が固定脚2から離れて開くようにアーム8の水平部8aを押し、更にこれと連動して開閉脚5が固定脚3から離れて開くようになっている。
17は両固定脚2の上端部に基部を取付けた天板支持具で、各天板支持具17の先端に天板1の裏面の一方の長辺近傍の部分が回転自在に取付けられており、これにより天板1は水平、垂直の状態に回動できるようになっている。
尚、本実施例において天板1は長方形としたが、正方形であってもよく、また長方形や正方形の四隅をカットあるいは所定の丸みを持つようにした形状、更に8角形や円形、楕円形等とすることもできる。
上述した構成の作用について説明する。
いま、図1に示したように折畳み式テーブルが展開状態のとき、アーム8、9は水平部8aと9a、8bと9bがそれぞれX状を成し、開閉脚4、5が固定脚2、3に対して離れた位置に開いていて、天板1は他方の長辺近傍の部分が開閉脚4、5上に載り、水平状態に保持されている。
この状態で、固定脚2、3の張出し部2a、3a及び開閉脚4、5の張出し部4a、5aに取付けたキャスタ7をそれぞれのロック機構でロックして回転不可の状態にすることで、本折畳み式テーブルを例えば厨房用の作業テーブルとして使用することができる。
このようにして折畳んだテーブルは天板1の重心位置が開閉脚4、5の張出し部4a、5aに取付けたキャスタ7の内側の位置になるので、つまり開閉脚4、5の張出し部4a、5aに取付けたキャスタ7が天板の外側に位置するので、安定した立位状態が得られ、そのため固定脚2、3の張出し部2a、3aに取付けたキャスタ7のロックを解除して回転可能にすることで、折畳み状態のまま任意の場所に安定して移動させることができ、更に保管する場合は、保管位置に移動後、各キャスタ7をロック機構によりロックして回転不可の状態にすることで安定した立位状態のまま保管することができる。
以上説明した実施例によると、テーブルとして使用可能な状態にする展開する際、及び折畳む際に天板1をほぼ90度回転させるだけで済むため、操作性が良く、かつ天板1を回転させる際にバランスが崩れて転倒することもないという効果が得られる。
更に、天板1をステンレス板で形成すると共にし、各固定脚2、3や、各開閉脚4、5、及びアーム8、9等をステンレス製のパイプで形成することで、充分な強度が得られ、汚れや水、薬品の差込みもないので、常に清潔な状態を維持できるという効果も得られる。
尚、上述した実施例において開閉脚4,5の上端に、ローラを取付けて天板1の下面に接触させることで、開閉操作をより向上させることができる。
1a 周面
2、3 固定脚
2a、3a 張出し部
4、5 開閉脚
4a、5a 張出し部
6a、6b 連結材
7 キャスタ
8、9 アーム
8a、8b 水平部
9a、9a 水平部
8c、9c 垂直部
10 アーム支持具
11a、11b スライド部材
12 ガイド軸
13a、13b 支持部
14 スライド部材
15 ロッド
16 コイルスプリング
17 天板支持具
Claims (2)
- 所定の間隔で連結材により平行に結合された2本の固定脚と、水平部と垂直部を有し該垂直部を前記固定脚と平行にして前記固定脚にそれぞれ回動可能に取付けられた2つのアームと前記各固定脚と平行になるように前記アームの水平部に先端に取付けられた開閉脚と、前記各固定脚の下端に前記開閉脚と反対側に向かって斜め外方向に張出すように形成された張出し部と、前記各開閉脚の下端に前記固定脚と反対側に向かって斜め外方向に張出すように形成された張出し部と、前記各固定脚の張出し部及び前記各開閉脚の張出し部にそれぞれ取付けられたキャスタと、前記一方の固定脚に取付けられたアームの水平部にその軸方向にスライド可能に取付けられかつ他方の固定脚に取付けられたアームの水平部に回動可能に取付けられることで両アーム水平部をX状に組み付けるスライド部材と、前記各固定脚の上端に一辺近傍の部分を回動可能に取付けた天板を備え、
前記天板を水平になるように回動させ、前記各固定脚に対して前記開閉脚が離れるように開いて、各開閉脚上に天板を載せることで展開状態のテーブルとし、
前記固定脚に対して前記開閉脚が請求項金するように閉じると共に、前記天板をほぼ垂直に回動させることにより折畳み時状態として、この折畳み状態において各開閉脚の張出し部にそれぞれ取付けられたキャスタが天板の外側に位置するようにしたことを特徴とする折畳み式テーブル。 - 請求項1記載の折畳み式テーブルにおいて、
前記連結材とほぼ平行になるように両端部を一対の支持部を介して前記連結材に固定されたガイド軸と、このガイド軸にその軸方向に移動可能に設けられたスライド部材と、一端を前記ガイド軸に設けられたスライド部材に回動可能に取付けかつ他端を前記アームの一方に回動可能に取付けたロッドと、前記ガイド軸に設けられたスライド部材を前記一対の支持部うちの一方の支持部側に付勢する付勢手段から成り、
前記付勢手段により前記ロッドが前記アームを押すことで前記開閉脚が前記固定脚から離れて開くように機能する開脚機構を備えたことを特徴とする折畳み式テーブル。
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