JP5829637B2 - 磁気ヘッドサスペンション - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスク等の記憶媒体に対してデータをリード及び/又はライトする磁気ヘッドスライダを支持する磁気ヘッドサスペンションに関する。
磁気ヘッドスライダを支持する磁気ヘッドサスペンションには、前記磁気ヘッドスライダを目的トラックの中心に高速に且つ高精度に位置させることが要求される。
即ち、前記磁気ヘッドサスペンションは、ボイスコイルモータ等のアクチュエータによって基端側が直接又は間接的に揺動中心回りに揺動されることで、先端側において支持する前記磁気ヘッドスライダをディスク面に平行なシーク方向に沿って目的トラックへ向けて移動させる。
従って、前記磁気ヘッドスライダを目的トラックに高速に且つ正確に位置させる為には、前記アクチュエータの駆動信号の周波数を高めた場合であっても前記磁気ヘッドスライダの振動を可及的に低減し得るように、前記磁気ヘッドサスペンションを構成する必要がある。
ところで、前記アクチュエータによって前記磁気ヘッドサスペンションを揺動させると前記磁気ヘッドサスペンションには種々の振動モードの振動が生じるが、この振動は前記磁気ヘッドスライダの目的トラックに対する正確な位置決めを阻害する。
特に、前記磁気ヘッドサスペンションに生じ得る種々の振動モードのうち、捩れ1次モード、捩れ2次モード、捩れ3次モード及びSWAYモード(首振りモード)の共振周波数は低周波数帯域に存在する為、これらの振動モードの振動に起因する磁気ヘッドスライダの目的トラックからの位置ズレを可及的に防止することが重要となる。
例えば、下記特許文献1には、前記磁気ヘッドサスペンションにおける荷重曲げ部に2つの曲げ部を設けると共に、この2つの曲げ部の曲げ角度を同一とした磁気ヘッドサスペンションが開示されている。
前記特許文献1に記載の磁気ヘッドサスペンションにおいては、前記荷重曲げ部に単一の曲げ部が設けられている構成に比して、前記2つの曲げ部の曲げ角度を小さくでき、従って、前記磁気ヘッドサスペンションをロード状態においた際のバンプ高さを低減して、共振時のゲインを低減できるとされている。
この従来構成は、捩れ系モードの振動時におけるゲインを低減させるものであるが、SWAYモードの振動に起因する前記磁気ヘッドスライダの目的トラックからの位置ズレ(ゲイン)については、全く考慮されていない。
SWAYモードの振動に起因する前記磁気ヘッドスライダの目的トラックからの位置ズレ量(ゲイン)は、前記磁気ヘッドサスペンションに設けられた曲げ部の曲げ角度の調整によって低減させることはできない。
即ち、SWAYモードの振動に起因する前記磁気ヘッドスライダの目的トラックからの位置ズレを防止又は低減する為には、前記磁気ヘッドサスペンションをSWAYモードの振動が生じ難いように構成する必要がある。つまり、前記磁気ヘッドサスペンションのSWAYモードの共振周波数を可及的に高めることで、前記アクチュエータの駆動信号の周波数を高めたとしても、前記磁気ヘッドサスペンションにSWAYモードの共振が生じることを可及的に防止する必要がある。
SWAYモードの共振周波数を高める一般的な方法としては、前記磁気ヘッドサスペンションの幅方向の剛性を高めるべく、前記ロードビーム部の基端側を幅広とすることが考えられる。
しかしながら、前記磁気ヘッドサスペンションには、前記磁気ヘッドスライダをディスク面に押し付ける為の荷重を発生させる為の弱剛性の前記荷重曲げ部が必要である。従って、前記ロードビーム部のサスペンション幅方向剛性を高めたとしても、前記荷重曲げ部の存在によって、前記磁気ヘッドサスペンションの全体のサスペンション幅方向剛性はそれ程上昇されない。
特開平11−007740号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、捩れモードの振動時における磁気ヘッドスライダのゲインの低減を図りつつ、SWAYモードの共振周波数を有効に上昇させ得る磁気ヘッドサスペンションの提供を目的とする。
本発明の第1態様は、前記目的を達成する為に、アクチュエータによって直接又は間接的に揺動中心回りにディスク面に平行なシーク方向へ揺動される支持部と、基端部が前記支持部に支持され且つ磁気ヘッドスライダを前記ディスク面に向けて押し付ける押し付け荷重を発生する板バネを有する荷重曲げ部と、前記板バネを介して前記支持部に支持され且つ前記押し付け荷重を前記磁気ヘッドスライダに伝達するロードビーム部と、前記磁気ヘッドスライダを支持した状態で前記ロードビーム部に固着されたフレクシャ部とを備えた磁気ヘッドサスペンションであって、前記板バネは、先端側が前記ディスク面に近接するように荷重曲げ線で曲げられ、前記ロードビーム部は、前記ディスク面と対向する平板状の本体部と前記本体部のサスペンション幅方向両側から前記ディスク面とは反対側へ延びる左右一対のフランジ部と前記本体部の先端側において前記ディスク面へ近接する方向に突出したディンプルとを有し、且つ、先端側が前記ディスク面から離間するようにサスペンション幅方向に沿ったロードビーム部曲げ線で曲げられており、前記フレクシャ部は、前記ロードビーム部の前記本体部に当接されるロードビーム部当接領域と基端部が前記ロードビーム部当接領域に連結された左右一対の支持片と前記左右一対の支持片に支持されたヘッド搭載領域であって、前記ディスク面とは反対側の裏面に前記ディンプルが当接され且つ前記ディスク面と対向するディスク対向面において前記磁気ヘッドスライダを支持するヘッド搭載領域とを含むフレクシャ基板を有しており、前記支持部の先端エッジから前記ディンプルまでのサスペンション長手方向距離をL1、前記支持部の先端エッジから前記ロードビーム部曲げ線までのサスペンション長手方向距離をL2とした場合に、0.7×L1≦L2≦0.95×L1を満たしており、前記ロードビーム部当接領域は、前記ロードビーム部曲げ線を跨いでサスペンション長手方向に延びており、前記ロードビーム部曲げ線より基端側で且つサスペンション長手方向中心線を基準にして対称配置されたスポット溶接点と前記ロードビーム部曲げ線より先端側で且つサスペンション長手方向中心線を基準にして対称配置されたスポット溶接点とおいて前記本体部に固着されており、前記一対の支持片は、前記ロードビーム部当接領域のうち前記ロードビーム部曲げ線より先端側の部分に連結されている磁気ヘッドサスペンションを提供する。
本発明の第2態様は、アクチュエータによって直接又は間接的に揺動中心回りにディスク面に平行なシーク方向へ揺動される支持部と、基端部が前記支持部に支持され且つ磁気ヘッドスライダを前記ディスク面に向けて押し付ける押し付け荷重を発生する板バネを有する荷重曲げ部と、前記板バネを介して前記支持部に支持され且つ前記押し付け荷重を前記磁気ヘッドスライダに伝達するロードビーム部と、前記磁気ヘッドスライダを支持した状態で前記ロードビーム部に固着されたフレクシャ部とを備えた磁気ヘッドサスペンションであって、前記板バネは、先端側が前記ディスク面に近接するように荷重曲げ線で曲げられ、前記ロードビーム部は、前記ディスク面と対向する平板状の本体部と前記本体部のサスペンション幅方向両側から前記ディスク面とは反対側へ延びる左右一対のフランジ部と前記本体部の先端側において前記ディスク面へ近接する方向に突出したディンプルとを有し、且つ、先端側が前記ディスク面から離間するようにサスペンション幅方向に沿ったロードビーム部曲げ線で曲げられており、前記フレクシャ部は、前記ロードビーム部の前記本体部に当接されるロードビーム部当接領域と基端部が前記ロードビーム部当接領域に連結された左右一対の支持片と前記左右一対の支持片に支持されたヘッド搭載領域であって、前記ディスク面とは反対側の裏面に前記ディンプルが当接され且つ前記ディスク面と対向するディスク対向面において前記磁気ヘッドスライダを支持するヘッド搭載領域とを含むフレクシャ基板を有しており、前記支持部の先端エッジから前記ディンプルまでのサスペンション長手方向距離をL1、前記支持部の先端エッジから前記ロードビーム部曲げ線までのサスペンション長手方向距離をL2とした場合に、0.7×L1≦L2≦0.95×L1を満たしており、前記ロードビーム部当接領域は、前記ヘッド搭載領域より先端側において前記本体部に当接され且つサスペンション長手方向中心線を基準にして対称配置されたスポット溶接おいて前記本体部に固着されたロードビーム部先端側当接領域を含み、前記一対の支持片の各々は、前記ロードビーム部先端側当接領域からサスペンション幅方向外方へ延びる先端側幅方向延在領域と、前記先端側幅方向延在領域の外端部から平面視略U字状の折り返し部を介してサスペンション幅方向内方且つ基端側へ延びる傾斜領域と、前記傾斜領域のサスペンション長手方向基端部から直接又は間接的にサスペンション幅方向内方へ延びて、前記ヘッド搭載領域に連結される基端側幅方向延在領域とを有している磁気ヘッドサスペンションを提供する。
前記第2態様において、好ましくは、前記ロードビーム部当接領域は、前記ロードビーム部曲げ線より基端側において前記本体部に当接され且つサスペンション長手方向中心線を基準にして対称配置されたスポット溶接おいて前記本体部に固着されたロードビーム部基端側当接領域をさらに含み得る。
前記ロードビーム部基端側当接領域は、先端エッジが前記ロードビーム部曲げ線に沿うように構成される。
本発明の第3態様はアクチュエータによって直接又は間接的に揺動中心回りにディスク面に平行なシーク方向へ揺動される支持部と、基端部が前記支持部に支持され且つ磁気ヘッドスライダを前記ディスク面に向けて押し付ける押し付け荷重を発生する板バネを有する荷重曲げ部と、前記板バネを介して前記支持部に支持され且つ前記押し付け荷重を前記磁気ヘッドスライダに伝達するロードビーム部と、前記磁気ヘッドスライダを支持した状態で前記ロードビーム部に固着されたフレクシャ部とを備えた磁気ヘッドサスペンションであって、前記板バネは、先端側が前記ディスク面に近接するように荷重曲げ線で曲げられ、前記ロードビーム部は、前記ディスク面と対向する平板状の本体部と前記本体部のサスペンション幅方向両側から前記ディスク面とは反対側へ延びる左右一対のフランジ部と前記本体部の先端側において前記ディスク面へ近接する方向に突出したディンプルとを有し、且つ、先端側が前記ディスク面から離間するようにサスペンション幅方向に沿ったロードビーム部曲げ線で曲げられており、前記フレクシャ部は、前記ロードビーム部の前記本体部に当接されるロードビーム部当接領域と基端部が前記ロードビーム部当接領域に連結された左右一対の支持片と前記左右一対の支持片に支持されたヘッド搭載領域であって、前記ディスク面とは反対側の裏面に前記ディンプルが当接され且つ前記ディスク面と対向するディスク対向面において前記磁気ヘッドスライダを支持するヘッド搭載領域とを含むフレクシャ基板を有しており、前記支持部の先端エッジから前記ディンプルまでのサスペンション長手方向距離をL1、前記支持部の先端エッジから前記ロードビーム部曲げ線までのサスペンション長手方向距離をL2とした場合に、0.7×L1≦L2≦0.95×L1を満たしており、前記ロードビーム部当接領域は、前記ロードビーム部曲げ線より基端側で終焉し、前記一対の支持片は、前記ロードビーム部曲げ線を跨いでサスペンション長手方向に延び、且つ、前記ロードビーム部曲げ線とサスペンション長手方向略同一位置又は前記ロードビーム部曲げ線より先端側に設けられた曲げ線回りに先端側が前記ディスク面から離間する方向へ曲げられている磁気ヘッドサスペンションを提供する。
本発明の第4態様はアクチュエータによって直接又は間接的に揺動中心回りにディスク面に平行なシーク方向へ揺動される支持部と、基端部が前記支持部に支持され且つ磁気ヘッドスライダを前記ディスク面に向けて押し付ける押し付け荷重を発生する板バネを有する荷重曲げ部と、前記板バネを介して前記支持部に支持され且つ前記押し付け荷重を前記磁気ヘッドスライダに伝達するロードビーム部と、前記磁気ヘッドスライダを支持した状態で前記ロードビーム部に固着されたフレクシャ部とを備えた磁気ヘッドサスペンションであって、前記板バネは、先端側が前記ディスク面に近接するように荷重曲げ線で曲げられ、前記ロードビーム部は、前記ディスク面と対向する平板状の本体部と前記本体部のサスペンション幅方向両側から前記ディスク面とは反対側へ延びる左右一対のフランジ部と前記本体部の先端側において前記ディスク面へ近接する方向に突出したディンプルとを有し、且つ、先端側が前記ディスク面から離間するようにサスペンション幅方向に沿ったロードビーム部曲げ線で曲げられており、前記フレクシャ部は、前記ロードビーム部の前記本体部に当接されるロードビーム部当接領域と基端部が前記ロードビーム部当接領域に連結された左右一対の支持片と前記左右一対の支持片に支持されたヘッド搭載領域であって、前記ディスク面とは反対側の裏面に前記ディンプルが当接され且つ前記ディスク面と対向するディスク対向面において前記磁気ヘッドスライダを支持するヘッド搭載領域とを含むフレクシャ基板を有しており、前記支持部の先端エッジから前記ディンプルまでのサスペンション長手方向距離をL1、前記支持部の先端エッジから前記ロードビーム部曲げ線までのサスペンション長手方向距離をL2とした場合に、0.7×L1≦L2≦0.95×L1を満たしており、前記ロードビーム部の本体部には、前記ロードビーム部曲げ線を跨いでサスペンション長手方向に延び且つサスペンション長手方向中心線を基準にして対称とされた開口が設けられ前記ロードビーム部当接領域は、前記ロードビーム部曲げ線より基端側で終焉し、前記一対の支持片は、前記ロードビーム部曲げ線を跨いでサスペンション長手方向に延び且つ先端側が前記ディスク面から離間するように曲げ線で曲げられており、前記一対の支持片のうち前記曲げ線が位置する部分は、平面視において前記開口内に位置している磁気ヘッドサスペンションを提供する。
本発明の第5態様はアクチュエータによって直接又は間接的に揺動中心回りにディスク面に平行なシーク方向へ揺動される支持部と、基端部が前記支持部に支持され且つ磁気ヘッドスライダを前記ディスク面に向けて押し付ける押し付け荷重を発生する板バネを有する荷重曲げ部と、前記板バネを介して前記支持部に支持され且つ前記押し付け荷重を前記磁気ヘッドスライダに伝達するロードビーム部と、前記磁気ヘッドスライダを支持した状態で前記ロードビーム部に固着されたフレクシャ部とを備えた磁気ヘッドサスペンションであって、前記板バネは、先端側が前記ディスク面に近接するように荷重曲げ線で曲げられ、前記ロードビーム部は、前記ディスク面と対向する平板状の本体部と前記本体部のサスペンション幅方向両側から前記ディスク面とは反対側へ延びる左右一対のフランジ部と前記本体部の先端側において前記ディスク面へ近接する方向に突出したディンプルとを有し、且つ、先端側が前記ディスク面から離間するようにサスペンション幅方向に沿ったロードビーム部曲げ線で曲げられており、前記フレクシャ部は、前記ロードビーム部の前記本体部に当接されるロードビーム部当接領域と基端部が前記ロードビーム部当接領域に連結された左右一対の支持片と前記左右一対の支持片に支持されたヘッド搭載領域であって、前記ディスク面とは反対側の裏面に前記ディンプルが当接され且つ前記ディスク面と対向するディスク対向面において前記磁気ヘッドスライダを支持するヘッド搭載領域とを含むフレクシャ基板を有しており、前記支持部の先端エッジから前記ディンプルまでのサスペンション長手方向距離をL1、前記支持部の先端エッジから前記ロードビーム部曲げ線までのサスペンション長手方向距離をL2とした場合に、0.7×L1≦L2≦0.95×L1を満たしており、前記ロードビーム部当接領域は、前記ロードビーム部曲げ線より基端側で終焉し、前記一対の支持片は、前記ロードビーム部曲げ線を跨いでサスペンション長手方向に延び且つ先端側が前記ディスク面から離間するように曲げ線で曲げられており、前記一対の支持片のうち前記曲げ線が位置する部分は、前記ロードビーム部よりサスペンション幅方向外方に位置している磁気ヘッドサスペンションを提供する。
本発明に係る磁気ヘッドサスペンションによれば、荷重曲げ部を形成する板バネが荷重曲げ線回りに先端側がディスク面に近接する方向へ曲げられ且つロードビーム部がロードビーム部曲げ線回りに先端側が前記ディスク面から離間する方向へ曲げられているので、前記荷重曲げ線での曲げ角度を調整することによって磁気ヘッドスライダをディスク面に向けて押し付ける押し付け荷重を所望値に調整しつつ、前記ロードビーム部曲げ線での曲げ角度を調整することによって捩れ1次モードの振動時における磁気ヘッドスライダの目的トラックからの位置ズレ(ゲイン)を有効に抑えることができる。
さらに、本発明に係る磁気ヘッドサスペンションによれば、支持部の先端エッジからディンプルまでのサスペンション長手方向距離をL1、前記支持部の先端エッジから前記ロードビーム部曲げ線までのサスペンション長手方向距離をL2とした場合に、0.7×L1≦L2≦0.95×L1を満たすように構成されているので、SWAYモードの共振周波数を上昇させることができる。従って、SWAYモードの振動発生を有効に防止して、SWAYモードの振動に起因する磁気ヘッドスライダの目的トラックからの位置ズレを有効に防止できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る磁気ヘッドサスペンションの上面図である。 図2は、図1におけるII-II線に沿った断面図である。 図3は、前記実施の形態1に係る磁気ヘッドサスペンションの下面図である。 図4は、前記実施の形態1に係る磁気ヘッドサスペンションの側面図である。 図5は、前記実施の形態1の変形例に係る磁気ヘッドサスペンションの上面図である。 図6は、ロードビーム部曲げ線の位置とSWAYモード共振周波数の変化量との関係に関する解析結果を示すグラフである。 図7は、本発明の実施の形態2に係る磁気ヘッドサスペンションの上面図である。 図8は、前記実施の形態2に係る磁気ヘッドサスペンションの下面図である。 図9は、前記実施の形態2に係る磁気ヘッドサスペンションの側面図である。 図10は、本発明の実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンションの上面図である。 図11は、前記実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンションの下面図である。 図12は、前記実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンションの側面図である。 図13は、本発明の実施の形態4に係る磁気ヘッドサスペンションの上面図である。 図14は、前記実施の形態4に係る磁気ヘッドサスペンションの下面図である。 図15は、前記実施の形態4に係る磁気ヘッドサスペンションの側面図である。 図16は、本発明の実施の形態5に係る磁気ヘッドサスペンションの上面図である。 図17は、前記実施の形態5に係る磁気ヘッドサスペンションの下面図である。 図18は、前記実施の形態の変形例に係る磁気ヘッドサスペンションの上面図である。 図19は、図18に示す前記磁気ヘッドサスペンションの下面図である。
実施の形態1
以下、本発明に係る磁気ヘッドサスペンションの好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1に本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Aの上面図(ディスク面とは反対側から視た平面図)を、図2に図1におけるII-II線に沿った断面図を示す。
さらに、図3及び図4に、それぞれ、前記磁気ヘッドサスペンション1Aの下面図(前記ディスク面から視た底面図)及び側面図を示す。なお、図3中の○は溶接点を示している。
前記磁気ヘッドサスペンション1Aは、図1〜図4に示すように、ボイスコイルモータ等のアクチュエータ(図示せず)によって直接又は間接的に揺動中心回りにディスク面に平行なシーク方向へ揺動される支持部10と、磁気ヘッドスライダ50を前記ディスク面に向けて押し付ける為の荷重を発生し得るように基端部が前記支持部10に連結された板バネ21を含む荷重曲げ部20と、前記板バネ21を介して前記支持部10に支持され且つ前記荷重を前記磁気ヘッドスライダ50に伝達するロードビーム部30と、前記磁気ヘッドスライダ50を支持した状態で前記ロードビーム部30に支持されるフレクシャ部40とを備えている。
前記支持部10は、前記アクチュエータに直接又は間接的に連結された状態で前記板バネ21を介して前記ロードビーム部30を支持する部材であり、比較的高剛性を有するものとされる。
本実施の形態においては、図1、図3及び図4に示すように、前記支持部10は、前記アクチュエータに連結されるキャリッジアーム(図示せず)の先端にかしめ加工によって接合されるボス部15を備えたベースプレートとされている。
前記支持部10は、例えば、厚さ0.1mm〜0.8mmのステンレス板によって好適に形成される。
当然ながら、前記支持部10として、基端部が前記アクチュエータの揺動中心に連結されるアームを採用することも可能である。
前記ロードビーム部30は、前述の通り、前記板バネ21によって発生される荷重を前記磁気ヘッドスライダ50に伝達する為の部材であり、従って、所定の剛性が要求される。
図1〜図4に示すように、前記ロードビーム部30は、前記ディスク面と対向する平板状の本体部31と、前記本体部31のサスペンション幅方向両側からディスク面とは反対方向へ延びる左右一対のフランジ部32とを有しており、前記フランジ部32によって剛性を向上させている。
前記ロードビーム部30は、例えば、厚さ0.02mm〜0.1mmのステンレス板によって好適に形成される。
図1及び図3に示すように、前記ロードビーム部は、さらに、前記本体部31の先端側に、ディンプル33と呼ばれる突起を有している。
前記ディンプル33は、ディスク面に近接する方向に、例えば、0.05mm〜0.1mm程度突出されている。このディンプル33は、前記フレクシャ部40における下記ヘッド搭載領域415の上面(前記磁気ヘッドスライダを支持する支持面とは反対側の裏面)に接触し、このディンプル33を介して前記荷重を前記フレクシャ部40の前記ヘッド搭載領域415に伝達するようになっている。
本実施の形態においては、図1〜図3に示すように、前記ロードビーム部30は、さらに、前記本体部31の先端からサスペンション長手方向先端側へ延びるリフトタブ34を一体的に有している。前記リフトタブ34は、前記磁気ヘッドスライダ50がディスク面の径方向外方へ位置するように前記磁気ヘッドサスペンション1Aが前記アクチュエータによって揺動された際に、磁気ディスク装置に備えられたランプと係合して前記磁気ヘッドスライダ50を前記ディスク面と直交するz方向に沿って前記ディスク面から離間させる為の部材である。
本実施の形態においては、図1及び図3に示すように、前記ロードビーム部30の前記本体部31のサスペンション幅方向両側は、サスペンション長手方向基端側から先端側へ行くに従ってサスペンション長手方向中心線CLに近接するように略直線状に傾斜されている。
斯かる構成によれば、前記ロードビーム部30の先端側における前記中心線CL回りの慣性モーメントを低減でき、捩れモード及びSWAYモードの共振周波数を上昇させることができる。
図1、図3及び図4に示すように、本実施の形態においては、前記ロードビーム部30は、サスペンション幅方向に沿ったロードビーム部曲げ線BL1回りに、先端側が前記ディスク面から離間する方向へ曲げられている。
本実施の形態におけるように、前記ロードビーム部30が前記ロードビーム部曲げ線BL1回りに曲げられている構成においては、前記ロードビーム部曲げ線BL1での曲げ角度を調整することによって、捩れモード(特には、捩れモードの振動のうち共振周波数が最も低い捩れ1次モード)の振動時における磁気ヘッドスライダ50の位置ズレ(ゲイン)の低減を図ることができる。
詳しく説明すると、前記アクチュエータの駆動信号を上昇させていくと、ある周波数(第1共振周波数)に達した時点で、前記磁気ヘッドサスペンション1Aに捩れ1次モードの共振が生じる。
この捩れ1次モードの共振とは、前記支持部10の先端エッジの位置及び前記ロードビーム部30の前記ディンプル33の位置が前記ディスク面に直交するz方向に関し変位ゼロ(即ち、節)とされた状態で前記2つの節の間のサスペンション長手方向略中央部分がz方向変位最大(即ち、腹)となるように主として前記ロードビーム部30のみがサスペンション長手方向中心線CLに沿った捩れ1次モード中心線回りに捩れる振動形態である。
ここで、前記捩れ1次モード中心線を前記ディンプル33の頂点に可及的に近接させれば、前記磁気ヘッドサスペンション1Aに捩れ1次モードの振動が生じても、この振動に起因する前記磁気ヘッドスライダ50の位置ズレ(ゲイン)を低減させることができる。
そして、前記捩れ1次モード中心線の位置は、前記ロードビーム曲げ線BL1での曲げ角度θ1(図4参照)を調整することによって変更され得る。
前記板バネ21は、板面が前記ディスク面に対向する状態で基端部が前記支持部10の先端側に連結され且つ先端部が前記ロードビーム部30の基端部に連結されている。
前記板バネ21は、図4に示すように、先端側が前記ディスク面に近接する方向へ荷重曲げ線BL2回りに曲げられており、前記磁気ヘッドサスペンション1Aは、前記板バネ21が前記荷重曲げ線BL2回りに所定量だけ曲げ戻されて保有弾性を有する状態でハードディスク装置に組み込まれる。
詳しくは、前記ハードディスク装置が作動状態となって前記ディスク面が回転されると、前記磁気ヘッドスライダ50が前記ディスク面の回転に伴う空気圧を受けて前記ディスク面から離間する方向へ浮上し、この磁気ヘッドスライダ50の浮上動作に応じて前記板バネ21が、さらに、曲げ戻し方向へ弾性変形して、保有弾性が大きくなる。
即ち、前記磁気ヘッドサスペンション1Aを前記ハードディスク装置へ組み込む際の前記板バネ21の弾性変形及び前記ディスク面の回転に伴う前記磁気ヘッドスライダ50の浮上動作による前記板バネ21の弾性変形によって前記板バネ21に生じる保有弾性が前記磁気ヘッドスライダ50を前記ディスク面に押し付ける押し付け荷重として作用する。
本実施の形態においては、図1及び図3に示すように、前記板バネ21には1本の前記荷重曲げ線BL2が設けられているが、これに代えて、前記板バネ21に2本の荷重曲げ線BL2a、BL2bを設けることも可能である。
即ち、図5に示すように、前記板バネ21に基端側曲げ線BL2(1)及び先端側荷重曲げ線BL2(2)を設け、前記板バネ21を、先端側が前記ディスク面に近接する方向へ前記基端側曲げ線BL2(1)及び前記先端側曲げ線BL2(2)回りに曲げることができる。
図5に示す変形例に係る磁気ヘッドサスペンション1A’においては、当該サスペンション1A’を前記ハードディスク装置へ組み込む際及び前記ディスク面の回転に伴って前記磁気ヘッドスライダ50が浮上動作する際に、前記板バネ21は前記基端側曲げ線BL2(1)及び前記先端側曲げ線BL2(2)の双方の曲げ線回りに曲げ戻し方向へ弾性変形されて保有弾性を有する状態となる。
つまり、前記変形例においては、前記基端側曲げ線BL2(1)において発生する荷重と前記先端側曲げ線BL2(2)において発生する荷重との合力によって前記押し付け荷重が画されることになる。
従って、前記基端側曲げ線BL2(1)及び前記先端側曲げ線BL2(2)の何れか一方の曲げ角度を調整することによって、前記押し付け荷重を所望値に設定することができる。
本実施の形態においては、図1及び図3に示すように、前記板バネ21は、サスペンション幅方向中央に間隙を存しつつ前記幅方向両側に配設された一対の第1及び第2板バネ部21a、21bであって、平面視においてサスペンション長手方向中心線CLを基準にして互いに対して対称とされた一対の第1及び第2板バネ部21a、21bを有している。
この場合には、前記荷重曲げ線BL2は、前記第1板バネ部21aに設けられた第1荷重曲げ線BL2aと前記第2板バネ部21bに設けられた第2荷重曲げ線BL2bとを含む。
なお、本実施の形態においては、前記第1及び第2荷重曲げ線BL2a、BL2bは共にサスペンション幅方向に沿っているが、平面視において前記中心線CLを基準にして互いに対して対称とされる限り、前記第1及び第2荷重曲げ線BL2a、BL2bをサスペンション幅方向に対して傾斜させることも可能である。
例えば、前記第1及び第2荷重曲げ線BL2a、BL2bの各々を、サスペンション幅方向内方から外方へ行くに従ってサスペンション長手方向先端側から基端側に位置するように傾斜させることができる。
前記板バネ21は、例えば、厚さ0.02mm〜0.1mmのステンレス板によって形成される。
なお、本実施の形態においては、前記板バネ21は前記ロードビーム部30を形成するロードビーム形成部材300に一体形成されている。
詳しくは、本実施の形態においては、図1及び図3に示すように、前記ロードビーム部形成部材300は、前記ロードビーム部30を形成するロードビーム形成領域301と、前記ロードビーム形成領域301から基端側へ延びる板バネ形成領域305とを一体的に有しており、前記板バネ形成領域305はサスペンション幅方向中央に間隙が設けられることで前記一対の第1及び第2板バネ部21a、21bを形成している。
前記フレクシャ部40は、前記磁気ヘッドスライダ50を支持した状態で前記ロードビーム部30に溶接等によって固着される。
詳しくは、前記フレクシャ部40は、前記ロードビーム部30の前記本体部31に固着されるフレクシャ基板410を有している。
前記フレクシャ基板410は、前記ロードビーム部30の前記本体部31におけるディスク対向面に当接されるロードビーム部当接領域412と、基端部が前記ロードビーム部当接領域412に連結された左右一対の支持片413と、前記左右一対の支持片413の先端部によって支持された前記ヘッド搭載領域415とを有している。
前記ヘッド搭載領域415は、図4に示すように、前記ディスク面と対向するディスク対向面において前記磁気ヘッドスライダ50を支持しつつ、前記ディスク面とは反対側の裏面において前記ディンプル33と接触しており、これにより、前記磁気ヘッドスライダ50は前記ディンプル33を支点としてロール方向及びピッチ方向に柔軟に揺動し得るようになっている。
図3に示すように、本実施の形態においては、前記ロードビーム部当接領域412は、前記ロードビーム部曲げ線BL1を跨いでサスペンション長手方向に延びており、前記ロードビーム部曲げ線BL1より基端側の部分及び先端側の部分はそれぞれサスペンション長手方向中心線CLを基準にして対称配置されたスポット溶接によって前記本体部31に固着されている。
斯かる構成によれば、前記フレクシャ基板410を前記ロードビーム部30の前記本体部31に固着させてサスペンションアッセンブリを形成した後に、前記サスペンションアッセンブリに対して前記ロードビーム部曲げ線BL1回りに曲げ加工を行ったとしても、前記ヘッド搭載領域415を前記ディンプル33に押し付ける押し付け力を十分に確保することができ、前記磁気ヘッドスライダ50の前記ロードビーム部30に対する追従性を良好に維持することができる。
なお、前記スポット溶接が前記サスペンション長手方向中心線を基準にして対称配置される構成には、左右一対のスポット溶接を前記中心線CLを基準にして対称に配置する構成(図3中の符号91参照)や、単一のスポット溶接を前記中心線CL上に配置する構成(図3中の符号92参照)が含まれる。
本実施の形態におけるように、前記ロードビーム部当接領域412が前記ロードビーム部曲げ線BL1を跨いでサスペンション長手方向に延び、且つ、前記ロードビーム部曲げ線BL1より基端側の部分及び先端側の部分がそれぞれサスペンション長手方向中心線CLを基準にして対称配置されたスポット溶接によって前記本体部31に固着されている場合には、図3に示すように、前記一対の支持片413は、前記ロードビーム部当接領域412のうち前記ロードビーム部曲げ線BL1より先端側の部分に連結される。
前記フレクシャ基板410は、前記ヘッド搭載領域415がロール方向及びピッチ方向に揺動し得るように、前記ロードビーム部30よりも低剛性とされる。
前記フレクシャ基板410は、例えば、厚さ0.01mm〜0.025mm程度のステンレス等の金属材料によって好適に形成される。
なお、本実施の形態においては、前記フレクシャ基板410は、前記ロードビーム部30の前記本体部31に加えて、前記支持部10にも固着されている。
詳しくは、図3に示すように、前記フレクシャ基板410は、さらに、前記支持部10に当接され且つスポット溶接等によって固着される支持部当接領域411と、前記支持部当接領域411及び前記ロードビーム部当接領域412を連結し、サスペンション長手方向に関し前記荷重曲げ部20を通過する荷重曲げ部対応領域418とを有している。
本実施の形態においては、前記フレクシャ部40は、前記磁気ヘッドスライダ50を外部の部材に電気的に接続する為の導体層422を含む配線構造体420を有している。
図3に示すように、前記配線構造体420は、前記フレクシャ基板410におけるディスク対向面に積層される絶縁層421と前記絶縁層421におけるディスク対向面に積層される導体層422とを有している。
好ましくは、前記配線構造体420は、前記導体層422を囲繞する絶縁性のカバー層を有し得る。
図1に示すように、本実施の形態に係る前記磁気ヘッドサスペンション1Aは、さらに、前記ロードビーム部30の前記本体部31における前記ディスク面とは反対側の裏面に固着された制振材60を有している。
前記制振材60は、サスペンション長手方向に関し、前記本体部31の基端エッジと前記ロードビーム部曲げ線BL1との間に配置される。
前記制振材60は、前記本体部31のディスク面とは反対側の裏面に固着される粘弾性材からなる第1層(図示せず)と前記第1層のディスク面とは反対側の裏面に固着される第2層(図示せず)とを有し得る。
前記第1層としては、例えば、アクリルポリマーやシリコンが好適に使用される。
前記第2層としては、例えば、ステンレスやアルミニウム等の金属材料、若しくは、ポリエチレン・テレフタレート等の樹脂材料が好適に使用される。
前述の通り、本実施の形態に係る前記磁気ヘッドサスペンション1Aは、前記ロードビーム部曲げ線BL1回りに曲げられており、前記ロードビーム部曲げ線BL1での曲げ角度θ1(図4参照)を調整することによって、捩れモード(特に捩れ1次モード)の振動時における前記磁気ヘッドスライダ50のゲインの低減を図り得るようになっている。
しかしながら、前記磁気ヘッドサスペンション1Aには、捩れモードの振動の他に、SWAYモード(首振りモード)の振動が生じる。
SWAYモードの振動時における前記磁気ヘッドスライダ50のゲインは、前記ロードビーム部曲げ線BL1での曲げ角度θ1の調整によっては低減させられない。
従って、SWAYモードの振動に起因する前記磁気ヘッドスライダ50の目的トラックからの位置ズレを可及的に防止する為には、前記磁気ヘッドサスペンション1AにSWAYモードの振動自体が生じ難くする必要がある。
この点に関し、本願発明者は、前記ロードビーム部曲げ線BL1のサスペンション長手方向位置とSWAYモードの共振周波数との間に何らかの関係性が存在するのではないかという仮説を立て、有限要素法を用いて下記解析を行った。
本解析に用いた磁気ヘッドサスペンションの基本寸法は下記の通りである。
・前記ロードビーム部30の厚さ:0.025mmのSUS304
・前記ロードビーム部30のフランジ部32の高さH(図2参照):0.275mm
・前記ロードビーム部30のフランジ部32の角度θ(図2参照):70deg
・前記支持部10の先端エッジから前記ディンプル33までのサスペンション長手方向距離L1(図1参照):L1=5.6mm
・前記支持部10における前記ボス部15の中心から前記ディンプル33までのサスペンション長手方向距離L0(図1参照):L0=1.86×L1(=10.4mm)
・前記支持部10の先端エッジから前記荷重曲げ線BL2までのサスペンション長手方向距離L3:L3=0.06×L1(=0.34mm)
前記基本寸法を有しつつ、前記支持部10の先端エッジから前記ロードビーム部曲げ線BL1までのサスペンション長手方向距離L2を異ならせた複数の磁気ヘッドサスペンションを用意した。
具体的には、前記基本寸法を有しつつ、L2を0.47×L1、0.51×L1、0.56×L1、0.60×L1、0.65×L1、0.70×L1、0.75×L1及び0.82×L1とした8種類の磁気ヘッドサスペンション(以下、それぞれ、第1〜第8曲げ位置構成という)を用意した。
前記第1〜第8曲げ位置構成のそれぞれにおいて、捩れ1次モードの振動時における前記磁気ヘッドスライダ50のゲインを最小化させる、前記ロードビーム部曲げ線BL1での曲げ角度θ1(図4参照)を求めた。
詳しく説明すると、前記各曲げ位置構成において、θ1を異ならせた複数の磁気ヘッドサスペンションを用意した。
具体的には、前記第1〜第8曲げ位置構成のそれぞれに対して、θ1を3°、4°、5°、6°及び7°とした5つの磁気ヘッドサスペンションを用意した。
なお、前記荷重曲げ線BL2での曲げ角度θ2は、θ1の異なる前記複数の磁気ヘッドサスペンションの全てにおいて押し付け荷重が所定値となるように、前記複数の磁気ヘッドサスペンション毎に調整した。
即ち、前記磁気ヘッドサスペンションは、前記磁気ヘッドスライダ50が前記支持部10に対して所定の設定高さに位置された際に、仕様及び/又は所望に応じて画される所定の押し付け荷重を発生するように、設定される。
ここで、前記設定高さとは、前記磁気ヘッドスライダ50のディスク対向面と前記支持部10の基準面(例えば前記ディスク面とは反対側の裏面)との間のディスク面に直交するz方向に関する距離ZH(ハードディスク組み付け高さ)である(図4参照)。
本解析においては、前記設定高さZHが所定値(本解析においては0.57mm)となるように前記荷重曲げ部20が曲げ戻された際に、前記荷重曲げ部20が前記所定の押し付け荷重(本解析においては2.2gf)を発生するように、前記複数の磁気ヘッドサスペンション毎に、前記荷重曲げ線BL2での曲げ角度θ2を設定した。
そして、前記第1〜第8曲げ位置構成の各々において、θ1が異なる前記複数の磁気ヘッドサスペンションのそれぞれに対して、捩れ1次モードの振動時における前記磁気ヘッドスライダ50の位置ズレ(ゲイン)を、有限要素法を用いて求めた。
具体的には、前記支持部10のうちz方向に関し強固に固定される位置(前記支持部10がベースプレートの場合には、前記アクチュエータに連結されたキャリッジアームにかしめを介して固定される前記ボス部15の位置、以下、支持部固定位置という)をz方向及びサスペンション長手方向に沿ったx方向に関し拘束し且つ前記磁気ヘッドスライダ50のディスク対向面をz方向に関し拘束した状態で、前記支持部固定位置にサスペンション幅方向に沿ったy方向に強制振動(周期的な外力による定常振動:周波数100Hz〜30kHz)を与えて捩れ1次モードの振動を生じさせ、前記支持部固定位置に加える前記強制振動による変位量(もしくは加速度)」に対する前記磁気ヘッドスライダ50のサスペンション幅方向変位量(もしくは加速度)」の比を前記磁気ヘッドスライダ50のゲインとして求めた。
前記第1〜第8曲げ位置構成のそれぞれについて、このようにして求めた前記ゲインとθ1との関係(例えば、横軸にθ1をとり且つ縦軸にゲインをとったグラフ)を得て、前記関係から、前記第1〜第8曲げ位置構成のそれぞれにおいて前記ゲインを最小とさせるθ1(以下、θ1(min)という)を得た。
その結果、前記第1〜第8曲げ位置構成のそれぞれにおけるθ1(min)は、4.6°、4.6°、4.57°、4.55°、4.62°、5.02°、5.91°及び6.14°であった。
その後、前記ロードビーム部曲げ線BL1での曲げ角度θ1がθ1(min)とされた第1〜第8曲げ位置構成(以下、第1〜第8曲げ位置/捩れ1次ゲイン最小構成という)のそれぞれについて、前記設定高さZHが前記所定値(0.57mm)とされた際に前記所定の押し付け荷重(2.2gf)を発生するように、前記荷重曲げ線BL2での曲げ角度θ2を算出した。
前記第1〜第8曲げ位置/捩れ1次ゲイン最小構成におけるθ2は、それぞれ、11.38°、11.19°、10.96°、10.72°、10.52°、10.43°、10.39°及び10.39°であった。
そして、前記第1〜第8曲げ位置/捩れ1次ゲイン最小構成のそれぞれにおいて、SWAYモードの共振周波数を有限要素法に基づいて求めた。
その結果を、図6に示す。なお、図6の縦軸は、L2=0.47×L1の際のSWAYモード共振周波数を基準値とし、前記基準値に対する変化量をプロットしている。
図6から、SWAYモードの共振周波数は、前記ロードビーム部曲げ線BL1の位置が前記支持部10の先端エッジ及び前記ディンプル33間の略中央である中央領域に位置されている場合(即ち、L2=0.45〜0.50×L1)には略一定の低い値をとり、前記中央領域から先端領域への移行領域(即ち、0.5×L1<L2<L1×0.7)においては先端側へ配置されるに従って徐々に上昇し、前記移行領域から前記先端領域へ移行される際(即ち、L2=0.7×L1)に急激に上昇し、前記先端領域に位置されている限り略一定の高い値をとることが分かる。
このことから、捩れ1次モードの振動時における前記磁気ヘッドスライダ50のゲインを最小化させるようにロードビーム部曲げ線BL1回りの曲げ角度が調整された磁気ヘッドサスペンションにおいては、前記ロードビーム部曲げ線の位置L2を0.7×L1≦L2とすることにより、SWAYモードの共振周波数を効果的に上昇させ得ることが立証された。
その一方、前記ロードビーム部曲げ線BL1を前記ディンプル33に近づかせ過ぎると、前記ヘッド搭載領域415の裏面を前記ディンプル33へ向けて押し付ける押し付け力が不足する虞がある。
即ち、SWAYモードとは、前記ロードビーム部30が前記ディスク面に略平行な方向に振動するモードである。ここで、前記押し付け力が不足すると、前記磁気ヘッドサスペンション1AがSWAYモードの振動を行う際に前記磁気ヘッドスライダ50の前記ロードビーム部30に対する追従性が低下する。
従って、前記押し付け力が不足すると、前記磁気ヘッドサスペンション1AにおけるSWAYモードの共振周波数をいくら上昇させたとしても、前記磁気ヘッドスライダ50が目的トラックから位置ズレすることになる。この点を考慮すると、L2≦0.95×L1が好ましい。
実施の形態2
以下、本発明に係る磁気ヘッドサスペンションの他の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図7〜図9に、それぞれ、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Bの上面図、下面図及び側面図を示す。
なお、図中、前記実施の形態1における同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Bは、前記フレクシャ部40がフレクシャ部40Bに変更されている点においてのみ、前記実施の形態1に係る磁気ヘッドサスペンション1Aと相違している。
前記フレクシャ部40Bは、フレクシャ基板410Bを有している。
前記フレクシャ基板410Bは、ロードビーム部当接領域412Bと、一対の支持片413Bと、前記ヘッド搭載領域415とを有している。
図8に示すように、前記ロードビーム部当接領域412Bは、前記ヘッド搭載領域415より先端側において前記本体部31のディスク対向面に当接されており且つサスペンション長手方向中心線CLを基準にして対称配置されたスポット溶接によって前記本体部31に固着されたロードビーム部先端側当接領域412B(1)を有している。
そして、前記一対の支持片413Bは、前記ロードビーム部先端側当接領域412B(1)に連結されている。
即ち、本実施の形態においては、前記ロードビーム部先端側当接領域412B(1)が前記ロードビーム部曲げ線BL1より先端側において前記本体部31に固着されており、前記ヘッド搭載領域415が前記ロードビーム部先端側当接領域412B(1)に前記一対の支持片413Bを介して支持されている。
従って、前記ロードビーム部曲げ線BL1回りの曲げ加工によって前記ヘッド搭載領域415を前記ディンプル33に押し付ける為の前記押し付け力が損なわれることがなく、前記磁気ヘッドスライダ50の前記ロードビーム部30に対する追従性を良好に維持することができる。
なお、本実施の形態においては、前記ヘッド搭載領域415の前記ディンプル33を支点としたロール方向及びピッチ方向への柔軟性を向上させる為に、前記一対の支持片413Bの各々に、平面視略U字状の折り返し部が設けられている。
詳しくは、図8に示すように、前記支持片413Bは、前記ロードビーム部先端側当接領域412B(1)からサスペンション幅方向外方へ延びる先端側幅方向延在領域413B(1)と、前記先端側幅方向延在領域413B(1)の外端部から前記折り返し部413B(2)を介してサスペンション幅方向内方且つ基端側へ延びる傾斜領域413B(3)と、前記傾斜領域413B(3)のサスペンション長手方向基端部から直接又は間接的にサスペンション幅方向内方へ延びて、前記ヘッド搭載領域415に連結される基端側幅方向延在領域413B(4)とを有している。
なお、本実施の形態においては、前記傾斜領域413B(3)は、サスペンション長手方向に沿って延びる長手方向延在領域413B(5)を介して前記基端側幅方向延在領域413B(4)に連結されている。
本実施の形態においては、図8に示すように、前記ロードビーム部当接領域412Bは、さらに、前記ロードビーム部曲げ線BL1より基端側に位置し且つサスペンション長手方向中心線CLを基準にして対称配置されたスポット溶接によって前記本体部31に固着されたロードビーム部基端側当接領域412B(2)を含んでおり、前記ロードビーム部基端側当接領域412B(2)の先端エッジは前記ロードビーム部曲げ線BL1に沿っている。
斯かる構成によれば、前記ロードビーム部基端側当接領域412B(2)によって前記配線構造体420を安定的に支持しつつ、前記ロードビーム部曲げ線BL1での曲げ加工を容易且つ正確に行うことができる。
なお、互いに対して離間された前記ロードビーム部先端側当接領域412B(1)及び前記ロードビーム部基端側当接領域412B(2)を含む本実施の形態に係る前記磁気ヘッドサスペンション1Bは、下記製造方法によって好適に形成される。
即ち、前記製造方法は、前記ロードビーム部先端側当接領域412B(1)、前記一対の支持片413B及び前記ヘッド搭載領域415を含むジンバル部分と前記ロードビーム部基端側当接領域412B(2)とが一対のブリッジ(図示せず)を介して一体化されたフレクシャ基板形成体を用意する工程と、前記フレクシャ基板形成体のディスク対向面に前記配線構造体420を設けてフレクシャアッセンブリを形成する工程と、前記フレクシャアッセンブリを前記ロードビーム部30にスポット溶接によって固着させてサスペンションアッセンブリを形成する工程と、前記一対のブリッジを切断除去して前記ジンバル部分及び前記ロードビーム部基端側当接領域412B(2)を分離させる分離工程と、前記サスペンションアッセンブリを前記ロードビーム部曲げ線BL1及び前記荷重曲げ線BL2回りに曲げる曲げ工程とを含む。
なお、図7及び図8においては、前記一対のブリッジを切断除去した後に残るタブ419が図示されている。
又、前記分離工程及び前記曲げ工程は順序を逆にすることも可能である。
実施の形態3
以下、本発明に係る磁気ヘッドサスペンションのさらに他の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図10〜図12に、それぞれ、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Cの上面図、下面図及び側面図を示す。
なお、図中、前記実施の形態1及び2における同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Cは、一対の支持片413Cがサスペンション長手方向に関し前記ロードビーム部曲げ線BL1を跨いでいる点において、前記実施の形態1及び2に係る磁気ヘッドサスペンション1A、1Bと相違している。
具体的には、図10〜図12に示すように、前記磁気ヘッドサスペンション1Cは、前記実施の形態1に係る磁気ヘッドサスペンション1Aに比して、前記フレクシャ部40の代わりにフレクシャ部40Cを有している。
前記フレクシャ部40Cは、主として、前記フレクシャ基板410がフレクシャ基板410Cに変更されている点において、前記フレクシャ部40と相違している。
図11に示すように、前記フレクシャ基板410Cは、前記ロードビーム部曲げ線BL1よりサスペンション長手方向基端側において前記ロードビーム部30の前記本体部31におけるディスク対向面に当接され且つサスペンション長手方向中心線CLを基準にして対称配置されたスポット溶接によって前記本体部31に固着されたロードビーム部当接領域412Cと、基端部が前記ロードビーム部当接領域412Cに連結され、サスペンション長手方向に関しロードビーム部曲げ線BL1を跨ぐようにサスペンション長手方向先端側へ延びる一対の支持片413Cと、前記一対の支持片413Cに連結された前記ヘッド搭載領域415とを有している。
前記一対の支持片413Cは、前記ロードビーム部曲げ線BL1とサスペンション長手方向略同一位置(以下、第1構成という。図示せず)又は前記ロードビーム曲げ線BL1より先端側(以下、第2構成という。図11参照)に設けられた曲げ線BL3回りに先端側が前記ディスク面から離間する方向へ曲げられている。
斯かる第1及び第2構成によれば、前記一対の支持片413Cの大部分が平面視において前記本体部31とオーバーラップするように前記一対の支持片413Cを可及的にサスペンション長手方向中心線CLに近接させたとしても、前記一対の支持片413Cが前記本体部31に接触することを有効に防止できる。
従って、捩れモードの振動時に前記一対の支持片413Cに付加される前記中心線CL回りのモーメントを低減して前記一対の支持片413Cに支持される前記ヘッド搭載領域415の変位を抑えつつ、前記ヘット搭載領域415を前記ディンプル33に押し付ける為の押し付け力を維持することができる。
なお、前記第1構成は、前記フレクシャ基板410Cを含む前記フレクシャ部40Cを前記ロードビーム部30の前記本体部31に固着させてサスペンションアッセンブリを形成した後に、前記ロードビーム部曲げ線BL1及び前記支持片用の前記曲げ線BL3回りに前記サスペンションアッセンブリを曲げる第1方法によって形成できる。
これに代えて、前記第1構成は、前記フレクシャ部40Cを前記ロードビーム部30の前記本体部31に固着させる前に、前記一対の支持片410Cを前記支持片用の曲げ線BL3回りに予め曲げておく第2方法によっても形成できる。
前記第2方法においては、前記一対の支持片410Cが予め曲げられている前記フレクシャ部40Cを前記ロードビーム部30に固着させてサスペンションアッセンブリを形成してから、前記サスペンションアッセンブリに対して前記ロードビーム部曲げ線BL1回りに曲げ加工を行うことも可能であるし、又は、前記一対の支持片410Cが予め曲げられている前記フレクシャ部40Cを、前記ロードビーム部曲げ線BL1回りに予め曲げられている前記ロードビーム部40に固着させることも可能である。
なお、前記第2構成は、前記第2方法によって好適に形成され得る。
実施の形態4
以下、本発明に係る磁気ヘッドサスペンションのさらに他の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図13〜図15に、それぞれ、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Dの上面図、下面図及び側面図を示す。
なお、図中、前記実施の形態1〜3における同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Dは、前記ロードビーム部30がロードビーム部30Dに変更されている点において、前記実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンション1Cと相違している。
図13に示すように、前記ロードビーム部30Dは、前記本体部31に開口35が形成されている点において前記ロードビーム部30と相違している。
前記開口35は、サスペンション長手方向に関し前記ロードビーム部曲げ線BL1を跨いでおり且つサスペンション長手方向中心線CLを基準にして対称となるように形成されている。
なお、前記開口35が前記中心線CLを基準にして対称とされている構成には、本実施の形態におけるように、複数の開口を前記中心線CLを挟んで離間配置させる構成(図13参照)の他に、単一の開口を前記中心線CLを基準にして左右対称に形成する構成も含まれる。
本実施の形態においては、前記支持片用の曲げ線BL3は、平面視において前記開口35内に位置されている。
即ち、図13及び図14に示すように、前記一対の支持片413Cは、平面視において前記開口35とオーバーラップする開口通過部を有しており、前記支持片用の曲げ線BL3は前記開口通過部内に設けられている。
本実施の形態は、前記実施の形態3と同様の効果、即ち、前記一対の支持片413Cを可及的にサスペンション長手方向中心線CLに近接させて、捩れモードの振動時における前記一対の支持片413Cのモーメントを抑え且つ前記一対の支持片413Cが前記本体部31に接触することを防止しつつ、前記ヘッド搭載領域415を前記ディンプル33に押し付ける押し付け力を十分に確保することができる。
さらに、本実施の形態は、前記実施の形態3に比して、前記開口35の存在によって、前記ロードビーム部曲げ線BL1回りの曲げ加工の容易化を図ることができる。
実施の形態5
以下、本発明に係る磁気ヘッドサスペンションのさらに他の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図16及び図17に、それぞれ、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Eの上面図及び下面図を示す。
なお、図中、前記実施の形態1〜4における同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Eは、前記フレクシャ基板410Cを有する前記フレクシャ部40Cがフレクシャ基板410Eを有するフレクシャ部40Eに変更されている点において、前記実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンション1Cと相違している。
図16及び図17に示すように、前記フレクシャ基板410Eは、前記一対の支持片413Cが一対の支持片413Eに変更されている点において、前記フレクシャ部40Cと相違している。
前記フレクシャ基板410Eは、前記ロードビーム部当接領域412Cと、前記一対の支持片413Eと、前記ヘッド搭載領域415とを有している。
図16及び図17に示すように、前記一対の支持片413Eのうち、前記支持片用曲げ線BL3の位置する部分は、前記ロードビーム部30よりサスペンション幅方向外方に位置されている。
詳しくは、前記支持片413Eは、基端部が前記ロードビーム部当接領域412Cに連結され且つ先端部が前記ロードビーム部30よりサスペンション幅方向外方に位置するように前記ロードビーム部30の対応する側のサスペンション幅方向エッジと交差する基端側交差部分413E(1)と、前記ロードビーム部30よりサスペンション幅方向外方において前記基端側交差部分413E(1)からサスペンション長手方向先端側へ延びる長手方向延在部分413E(2)と、基端部が前記長手方向延在部分413E(2)に連結され且つ先端部が前記ヘッド搭載領域415に連結されるように前記ロードビーム部30の対応する側のサスペンション幅方向エッジと交差する先端側交差部分413E(3)とを有している。
斯かる構成において、前記支持片用曲げ線BL3は、前記長手方向延在部分413E(2)に設けられている。
本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Eにおいては、前記実施の形態3に比して、前記一対の支持片413Eの前記中心線CL回りのモーメントが若干大きくなるものの、前記一対の支持片413Eが前記本体部31に接触することを防止しつつ、前記ヘッド搭載領域415を前記ディンプル33に押し付ける押し付け力を十分に確保することができる。
なお、本実施の形態においては、図17に示すように、前記配線構造体420のうちサスペンション長手方向に関し前記一対の支持片413Eと同一位置に位置する部分(以下、支持片対応部分425という)は、平面視において前記本体部31とオーバーラップするように配置されている。
これに代えて、前記支持片対応部分425が前記支持片413Eに沿うように前記配線構造体420を変形させることも可能である。
図18及び図19に、それぞれ、前記支持片対応部分425が前記支持片413Eに沿うように構成された変形例に係る磁気ヘッドサスペンション1E’の上面図及び下面図を示す。
前記変形例に係る磁気ヘッドサスペンション1E’は、前記配線構造体420が配線構造体420’に変更されている点において、前記磁気ヘッドサスペンション1Eと相違している。
前記配線構造体420’は、実質的に、前記支持片対応部分425が支持片対応部分425’に変更されている点において、前記配線構造体420と相違している。
詳しくは、前記支持片対応部分425’は、基端部が前記ロードビーム部当接領域412Cに対応した部分に連結され且つ先端部が前記ロードビーム部30よりサスペンション幅方向外方に位置するように前記基端側交差部分413E(1)に沿った基端側交差部分対応部位425’(1)と、前記ロードビーム部30よりサスペンション幅方向外方において前記基端側交差部分対応部位425’(1)から前記長手方向延在部分413E(2)に沿ってサスペンション長手方向先端側へ延びる長手方向延在部分対応部位425’(2)と、基端部が前記長手方向延在部分対応部位425’(2)に連結され且つ先端部が前記磁気ヘッドスライダ50に電気的に接続されるように前記ロードビーム部30のサスペンション幅方向エッジと交差する先端側部位425’(3)とを有している。
1A〜1E’ 磁気ヘッドサスペンション
10 支持部
20 荷重曲げ部
21 板バネ
30 ロードビーム部
31 本体部
32 フランジ部
33 ディンプル
35 開口
40 フレクシャ部
50 磁気ヘッドスライダ
410 フレクシャ基板
412、412B ロードビーム部当接領域
412B(1) ロードビーム部先端側当接領域
412B(2) ロードビーム部基端側当接領域
413、413B、413C、413E 支持片
413B(1) 先端側幅方向延在領域
413B(2) 折り返し部
413B(3) 傾斜領域
413B(4) 基端側幅方向延在領域
415 ヘッド搭載領域
BL1 ロードビーム部曲げ線
BL2 荷重曲げ線
BL3 支持片用曲げ線

Claims (6)

  1. アクチュエータによって直接又は間接的に揺動中心回りにディスク面に平行なシーク方向へ揺動される支持部と、基端部が前記支持部に支持され且つ磁気ヘッドスライダを前記ディスク面に向けて押し付ける押し付け荷重を発生する板バネを有する荷重曲げ部と、前記板バネを介して前記支持部に支持され且つ前記押し付け荷重を前記磁気ヘッドスライダに伝達するロードビーム部と、前記磁気ヘッドスライダを支持した状態で前記ロードビーム部に固着されたフレクシャ部とを備えた磁気ヘッドサスペンションであって、
    前記板バネは、先端側が前記ディスク面に近接するように荷重曲げ線で曲げられ、
    前記ロードビーム部は、前記ディスク面と対向する平板状の本体部と前記本体部のサスペンション幅方向両側から前記ディスク面とは反対側へ延びる左右一対のフランジ部と前記本体部の先端側において前記ディスク面へ近接する方向に突出したディンプルとを有し、且つ、先端側が前記ディスク面から離間するようにサスペンション幅方向に沿ったロードビーム部曲げ線で曲げられており、
    前記フレクシャ部は、前記ロードビーム部の前記本体部に当接されるロードビーム部当接領域と基端部が前記ロードビーム部当接領域に連結された左右一対の支持片と前記左右一対の支持片に支持されたヘッド搭載領域であって、前記ディスク面とは反対側の裏面に前記ディンプルが当接され且つ前記ディスク面と対向するディスク対向面において前記磁気ヘッドスライダを支持するヘッド搭載領域とを含むフレクシャ基板を有しており、
    前記支持部の先端エッジから前記ディンプルまでのサスペンション長手方向距離をL1、前記支持部の先端エッジから前記ロードビーム部曲げ線までのサスペンション長手方向距離をL2とした場合に、0.7×L1≦L2≦0.95×L1を満たしており、
    前記ロードビーム部当接領域は、前記ロードビーム部曲げ線を跨いでサスペンション長手方向に延びており、前記ロードビーム部曲げ線より基端側で且つサスペンション長手方向中心線を基準にして対称配置されたスポット溶接点と前記ロードビーム部曲げ線より先端側で且つサスペンション長手方向中心線を基準にして対称配置されたスポット溶接点とおいて前記本体部に固着されており、
    前記一対の支持片は、前記ロードビーム部当接領域のうち前記ロードビーム部曲げ線より先端側の部分に連結されていることを特徴とする磁気ヘッドサスペンション。
  2. アクチュエータによって直接又は間接的に揺動中心回りにディスク面に平行なシーク方向へ揺動される支持部と、基端部が前記支持部に支持され且つ磁気ヘッドスライダを前記ディスク面に向けて押し付ける押し付け荷重を発生する板バネを有する荷重曲げ部と、前記板バネを介して前記支持部に支持され且つ前記押し付け荷重を前記磁気ヘッドスライダに伝達するロードビーム部と、前記磁気ヘッドスライダを支持した状態で前記ロードビーム部に固着されたフレクシャ部とを備えた磁気ヘッドサスペンションであって、
    前記板バネは、先端側が前記ディスク面に近接するように荷重曲げ線で曲げられ、
    前記ロードビーム部は、前記ディスク面と対向する平板状の本体部と前記本体部のサスペンション幅方向両側から前記ディスク面とは反対側へ延びる左右一対のフランジ部と前記本体部の先端側において前記ディスク面へ近接する方向に突出したディンプルとを有し、且つ、先端側が前記ディスク面から離間するようにサスペンション幅方向に沿ったロードビーム部曲げ線で曲げられており、
    前記フレクシャ部は、前記ロードビーム部の前記本体部に当接されるロードビーム部当接領域と基端部が前記ロードビーム部当接領域に連結された左右一対の支持片と前記左右一対の支持片に支持されたヘッド搭載領域であって、前記ディスク面とは反対側の裏面に前記ディンプルが当接され且つ前記ディスク面と対向するディスク対向面において前記磁気ヘッドスライダを支持するヘッド搭載領域とを含むフレクシャ基板を有しており、
    前記支持部の先端エッジから前記ディンプルまでのサスペンション長手方向距離をL1、前記支持部の先端エッジから前記ロードビーム部曲げ線までのサスペンション長手方向距離をL2とした場合に、0.7×L1≦L2≦0.95×L1を満たしており、
    前記ロードビーム部当接領域は、前記ヘッド搭載領域より先端側において前記本体部に当接され且つサスペンション長手方向中心線を基準にして対称配置されたスポット溶接おいて前記本体部に固着されたロードビーム部先端側当接領域を含み、
    前記一対の支持片の各々は、前記ロードビーム部先端側当接領域からサスペンション幅方向外方へ延びる先端側幅方向延在領域と、前記先端側幅方向延在領域の外端部から平面視略U字状の折り返し部を介してサスペンション幅方向内方且つ基端側へ延びる傾斜領域と、前記傾斜領域のサスペンション長手方向基端部から直接又は間接的にサスペンション幅方向内方へ延びて、前記ヘッド搭載領域に連結される基端側幅方向延在領域とを有していることを特徴とする磁気ヘッドサスペンション。
  3. 前記ロードビーム部当接領域は、前記ロードビーム部曲げ線より基端側において前記本体部に当接され且つサスペンション長手方向中心線を基準にして対称配置されたスポット溶接おいて前記本体部に固着されたロードビーム部基端側当接領域をさらに含み、
    前記ロードビーム部基端側当接領域は、先端エッジが前記ロードビーム部曲げ線に沿っていることを特徴とする請求項2に記載の磁気ヘッドサスペンション。
  4. アクチュエータによって直接又は間接的に揺動中心回りにディスク面に平行なシーク方向へ揺動される支持部と、基端部が前記支持部に支持され且つ磁気ヘッドスライダを前記ディスク面に向けて押し付ける押し付け荷重を発生する板バネを有する荷重曲げ部と、前記板バネを介して前記支持部に支持され且つ前記押し付け荷重を前記磁気ヘッドスライダに伝達するロードビーム部と、前記磁気ヘッドスライダを支持した状態で前記ロードビーム部に固着されたフレクシャ部とを備えた磁気ヘッドサスペンションであって、
    前記板バネは、先端側が前記ディスク面に近接するように荷重曲げ線で曲げられ、
    前記ロードビーム部は、前記ディスク面と対向する平板状の本体部と前記本体部のサスペンション幅方向両側から前記ディスク面とは反対側へ延びる左右一対のフランジ部と前記本体部の先端側において前記ディスク面へ近接する方向に突出したディンプルとを有し、且つ、先端側が前記ディスク面から離間するようにサスペンション幅方向に沿ったロードビーム部曲げ線で曲げられており、
    前記フレクシャ部は、前記ロードビーム部の前記本体部に当接されるロードビーム部当接領域と基端部が前記ロードビーム部当接領域に連結された左右一対の支持片と前記左右一対の支持片に支持されたヘッド搭載領域であって、前記ディスク面とは反対側の裏面に前記ディンプルが当接され且つ前記ディスク面と対向するディスク対向面において前記磁気ヘッドスライダを支持するヘッド搭載領域とを含むフレクシャ基板を有しており、
    前記支持部の先端エッジから前記ディンプルまでのサスペンション長手方向距離をL1、前記支持部の先端エッジから前記ロードビーム部曲げ線までのサスペンション長手方向距離をL2とした場合に、0.7×L1≦L2≦0.95×L1を満たしており、
    前記ロードビーム部当接領域は、前記ロードビーム部曲げ線より基端側で終焉し、
    前記一対の支持片は、前記ロードビーム部曲げ線を跨いでサスペンション長手方向に延び、且つ、前記ロードビーム部曲げ線とサスペンション長手方向略同一位置又は前記ロードビーム部曲げ線より先端側に設けられた曲げ線回りに先端側が前記ディスク面から離間する方向へ曲げられていることを特徴とする磁気ヘッドサスペンション。
  5. アクチュエータによって直接又は間接的に揺動中心回りにディスク面に平行なシーク方向へ揺動される支持部と、基端部が前記支持部に支持され且つ磁気ヘッドスライダを前記ディスク面に向けて押し付ける押し付け荷重を発生する板バネを有する荷重曲げ部と、前記板バネを介して前記支持部に支持され且つ前記押し付け荷重を前記磁気ヘッドスライダに伝達するロードビーム部と、前記磁気ヘッドスライダを支持した状態で前記ロードビーム部に固着されたフレクシャ部とを備えた磁気ヘッドサスペンションであって、
    前記板バネは、先端側が前記ディスク面に近接するように荷重曲げ線で曲げられ、
    前記ロードビーム部は、前記ディスク面と対向する平板状の本体部と前記本体部のサスペンション幅方向両側から前記ディスク面とは反対側へ延びる左右一対のフランジ部と前記本体部の先端側において前記ディスク面へ近接する方向に突出したディンプルとを有し、且つ、先端側が前記ディスク面から離間するようにサスペンション幅方向に沿ったロードビーム部曲げ線で曲げられており、
    前記フレクシャ部は、前記ロードビーム部の前記本体部に当接されるロードビーム部当接領域と基端部が前記ロードビーム部当接領域に連結された左右一対の支持片と前記左右一対の支持片に支持されたヘッド搭載領域であって、前記ディスク面とは反対側の裏面に前記ディンプルが当接され且つ前記ディスク面と対向するディスク対向面において前記磁気ヘッドスライダを支持するヘッド搭載領域とを含むフレクシャ基板を有しており、
    前記支持部の先端エッジから前記ディンプルまでのサスペンション長手方向距離をL1、前記支持部の先端エッジから前記ロードビーム部曲げ線までのサスペンション長手方向距離をL2とした場合に、0.7×L1≦L2≦0.95×L1を満たしており、
    前記ロードビーム部の本体部には、前記ロードビーム部曲げ線を跨いでサスペンション長手方向に延び且つサスペンション長手方向中心線を基準にして対称とされた開口が設けられており、
    前記ロードビーム部当接領域は、前記ロードビーム部曲げ線より基端側で終焉し、
    前記一対の支持片は、前記ロードビーム部曲げ線を跨いでサスペンション長手方向に延び且つ先端側が前記ディスク面から離間するように曲げ線で曲げられており、
    前記一対の支持片のうち前記曲げ線が位置する部分は、平面視において前記開口内に位置していることを特徴とする磁気ヘッドサスペンション。
  6. アクチュエータによって直接又は間接的に揺動中心回りにディスク面に平行なシーク方向へ揺動される支持部と、基端部が前記支持部に支持され且つ磁気ヘッドスライダを前記ディスク面に向けて押し付ける押し付け荷重を発生する板バネを有する荷重曲げ部と、前記板バネを介して前記支持部に支持され且つ前記押し付け荷重を前記磁気ヘッドスライダに伝達するロードビーム部と、前記磁気ヘッドスライダを支持した状態で前記ロードビーム部に固着されたフレクシャ部とを備えた磁気ヘッドサスペンションであって、
    前記板バネは、先端側が前記ディスク面に近接するように荷重曲げ線で曲げられ、
    前記ロードビーム部は、前記ディスク面と対向する平板状の本体部と前記本体部のサスペンション幅方向両側から前記ディスク面とは反対側へ延びる左右一対のフランジ部と前記本体部の先端側において前記ディスク面へ近接する方向に突出したディンプルとを有し、且つ、先端側が前記ディスク面から離間するようにサスペンション幅方向に沿ったロードビーム部曲げ線で曲げられており、
    前記フレクシャ部は、前記ロードビーム部の前記本体部に当接されるロードビーム部当接領域と基端部が前記ロードビーム部当接領域に連結された左右一対の支持片と前記左右一対の支持片に支持されたヘッド搭載領域であって、前記ディスク面とは反対側の裏面に前記ディンプルが当接され且つ前記ディスク面と対向するディスク対向面において前記磁気ヘッドスライダを支持するヘッド搭載領域とを含むフレクシャ基板を有しており、
    前記支持部の先端エッジから前記ディンプルまでのサスペンション長手方向距離をL1、前記支持部の先端エッジから前記ロードビーム部曲げ線までのサスペンション長手方向距離をL2とした場合に、0.7×L1≦L2≦0.95×L1を満たしており、
    前記ロードビーム部当接領域は、前記ロードビーム部曲げ線より基端側で終焉し、
    前記一対の支持片は、前記ロードビーム部曲げ線を跨いでサスペンション長手方向に延び且つ先端側が前記ディスク面から離間するように曲げ線で曲げられており、
    前記一対の支持片のうち前記曲げ線が位置する部分は、前記ロードビーム部よりサスペンション幅方向外方に位置していることを特徴とする磁気ヘッドサスペンション。
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