JP5829153B2 - 射出成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形機に関する。
射出成形機は、金型装置のキャビティ空間に溶融した樹脂を充填し、固化させることによって成形品を製造する。金型装置は固定金型及び可動金型で構成され、型締め時に固定金型と可動金型との間にキャビティ空間が形成される。金型装置の型閉じ、型締め、及び型開きは型締装置によって行われる。型締装置として、型開閉動作にはリニアモータを使用し、型締動作には電磁石の吸着力を利用した型締装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2005/090052号
型送り開始時における、リニアモータの性能の向上が望まれている。例えば、型開き開始時には、固定金型及び可動金型ピンの一方に形成される位置決めピンと他方に形成されるピン孔との摩擦抵抗力、固定金型と可動金型との樹脂による接着力、電磁石の残留磁束による吸着力等に抗して、型開き動作が行われるので、駆動力の向上が求められている。駆動力の向上にはリニアモータの大型化が有効であるが、射出成形機のコンパクト化に伴いリニアモータの設置スペースが制限されている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、リニアモータの大型化を抑制できると共に、型送り開始時におけるリニアモータの性能を向上できる射出成形機の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様による射出成形機は、
型開閉動作を駆動する3相交流型のリニアモータを備える射出成形機において、
前記リニアモータは、型開閉方向と平行な方向に間隔をおいて並ぶ複数のコイルを含む可動子と、型開閉方向と平行な方向に間隔をおいて並ぶ複数の永久磁石を含む固定子とを有し、前記固定子と前記可動子との間にエアギャップが形成されており、
前記可動子の少なくとも一部が近接する永久磁石によってエアギャップ中に形成される磁場の磁束密度は、前記可動子の所定方向への始動時に、前記可動子の前記所定方向への最高速での走行時よりも高く、
前記可動子の少なくとも一部と前記固定子との間に形成されるエアギャップは、前記可動子の前記所定方向への始動時に、前記可動子の前記所定方向への最高速での走行時よりも狭い。
本発明によれば、リニアモータの大型化を抑制できると共に、型送り開始時におけるリニアモータの性能を向上できる射出成形機が提供される。
本発明の第1実施形態による射出成形機の型開き開始時(型閉じ終了時)の状態を示す図 本発明の第1実施形態による射出成形機の型閉じ開始時(型開き終了時)の状態を示す図 第1実施形態によるリニアモータの型開き開始時(型閉じ終了時)の状態を示す図 第2実施形態によるリニアモータの型開き開始時(型閉じ終了時)の状態を示す図 第3実施形態によるリニアモータの型開き開始時(型閉じ終了時)の状態を示す図
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。また、型閉じを行う際の可動プラテンの移動方向を前方とし、型開きを行う際の可動プラテンの移動方向を後方として説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態による射出成形機の型開き開始時(型閉じ終了時)の状態を示す図である。図2は、本発明の第1実施形態による射出成形機の型閉じ開始時(型開き終了時)の状態を示す図である。図1及び図2において、リニアモータに含まれる複数のコイルのうちの一部の図示を省略する。
図において、10は射出成形機、Frは射出成形機10のフレーム、Gdは該フレームFr上に敷設される2本のレールよりなるガイド、11は固定プラテンである。固定プラテン11は、型開閉方向(図において左右方向)に延びるガイドGdに沿って移動可能な位置調整ベースBa上に設けられてよい。尚、固定プラテン11はフレームFr上に載置されてもよい。
固定プラテン11と対向して可動プラテン12が配設される。可動プラテン12は可動ベースBb上に固定され、可動ベースBbはガイドGd上を走行可能である。これにより、可動プラテン12は、固定プラテン11に対して型開閉方向に移動可能である。
固定プラテン11と所定の間隔を置いて、かつ、固定プラテン11と平行にリヤプラテン13が配設される。リヤプラテン13は、脚部13aを介してフレームFrに固定される。
固定プラテン11とリヤプラテン13との間に4本の連結部材としてのタイバー14(図においては、4本のタイバー14のうちの2本だけを示す。)が架設される。タイバー14を介して固定プラテン11がリヤプラテン13に固定される。タイバー14に沿って可動プラテン12が進退自在に配設される。可動プラテン12におけるタイバー14と対応する箇所にタイバー14を貫通させるための図示されないガイド穴が形成される。尚、ガイド穴の代わりに、切欠部を形成するようにしてもよい。
タイバー14の前端部(図において右端部)には図示されないネジ部が形成され、該ネジ部にナットn1を螺合して締め付けることによって、タイバー14の前端部が固定プラテン11に固定される。タイバー14の後端部はリヤプラテン13に固定される。
固定プラテン11には固定金型15が、可動プラテン12には可動金型16がそれぞれ取り付けられ、可動プラテン12の進退に伴って固定金型15と可動金型16とが接離させられ、型閉じ、型締め及び型開きが行われる。尚、型締めが行われるのに伴って、固定金型15と可動金型16との間に図示されないキャビティ空間が形成され、キャビティ空間に溶融した樹脂が充填される。固定金型15及び可動金型16によって金型装置19が構成される。
吸着板22は、可動プラテン12と平行に配設される。吸着板22は取付板27を介してスライドベースSbに固定され、スライドベースSbはガイドGd上を走行可能である。これにより、吸着板22は、リヤプラテン13よりも後方において進退自在となる。吸着板22は、磁性材料で形成されてよい。尚、取付板27はなくてもよく、この場合、吸着板22はスライドベースSbに直に固定される。
ロッド39は、後端部において吸着板22と連結させて、前端部において可動プラテン12と連結させて配設される。したがって、ロッド39は、型閉じ時に吸着板22が前進するのに伴って前進させられて可動プラテン12を前進させ、型開き時に吸着板22が後退するのに伴って後退させられて可動プラテン12を後退させる。そのために、リヤプラテン13の中央部分にロッド39を貫通させるためのロッド孔41が形成される。
リニアモータ28は、型開閉動作を駆動するものであって、例えば吸着板22が固定されるスライドベースSbとフレームFrとの間に配設される。尚、リニアモータ28は可動プラテン12とフレームFrとの間に配設されてもよい。
リニアモータ28は、所謂ムービングコイル方式の3相同期モータであって、複数の永久磁石32A、32B(図3参照)を含む固定子29と、複数のコイル35を含む可動子31とを備える。固定子29は、フレームFr上に固定され、スライドベースSbの移動範囲に対応させて形成される。可動子31は、スライドベースSbに固定され、固定子29と対向させて、且つ所定の範囲にわたって形成される。可動子31の位置は、位置センサ53で検出される。
可動子31のコイル35に所定の電流が供給されると、コイル35を流れる電流によって生じる磁場と、永久磁石32A、32Bによって生じる磁場との相互作用で可動子31が進退させられる。それに伴って、吸着板22、ロッド39及び可動プラテン12が進退させられ、型閉じ及び型開きが行われる。リニアモータ28は、可動子31の位置が目標値になるように、位置センサ53の検出結果に基づいてフィードバック制御される。
電磁石ユニット37は、リヤプラテン13と吸着板22との間に吸着力を生じさせる。この吸着力は、ロッド39を介して可動プラテン12に伝達し、可動プラテン12と固定プラテン11との間に型締力が生じる。
電磁石ユニット37は、リヤプラテン13側に形成された電磁石49、及び吸着板22側に形成された吸着部51からなる。吸着部51は、吸着板22の吸着面(前端面)の所定の部分、例えば、吸着板22においてロッド39を包囲し、かつ、電磁石49と対向する部分に形成される。また、リヤプラテン13の吸着面(後端面)の所定の部分、例えば、ロッド39のまわりには、電磁石49のコイル48を収容する溝45が形成される。溝45より内側にコア46が形成される。コア46の周りにコイル48が巻装される。リヤプラテン13のコア46以外の部分にヨーク47が形成される。
尚、本実施形態においては、リヤプラテン13とは別に電磁石49が、吸着板22とは別に吸着部51が形成されるが、リヤプラテン13の一部として電磁石を、吸着板22の一部として吸着部を形成してもよい。また、電磁石と吸着部の配置は逆であってもよい。例えば、吸着板22側に電磁石49を設け、リヤプラテン13側に吸着部51を設けてもよい。また、電磁石49のコイル48の数は、複数であってもよい。
電磁石ユニット37において、コイル48に電流を供給すると、電磁石49が駆動され、吸着部51を吸着し、型締力を発生させることができる。電磁石49は、型締力が目標値になるように、型締力を検出する型締力センサ55の検出結果に基づいてフィードバック制御される。型締力センサ55は、例えば型締力に応じて伸びるタイバー14の歪み(伸び量)を検出する歪みセンサ等で構成される。歪みセンサは、少なくとも1本のタイバー14に設置される。
制御部60は、例えばCPUやメモリ等を含み、メモリ等に記録された制御プログラムをCPUによって処理することにより、リニアモータ28及び電磁石49の動作を制御する。
次に、上記構成の射出成形機10の動作について説明する。射出成形機10の各種動作は、制御部60による制御下で行われる。
制御部60は型閉じ工程を制御する。制御部60は、図2の状態(型開き終了状態)において、リニアモータ28のコイル35に電流を供給して、可動プラテン12を前進させる。図1に示すように、可動金型16が固定金型15に当接させられる。このとき、リヤプラテン13と吸着板22との間、即ち電磁石49と吸着部51との間には、ギャップδが形成される。尚、型閉じに必要とされる力は、型締力と比較されて十分に小さくされる。
続いて、制御部60は型締め工程を制御する。制御部60は、電磁石49のコイル48に電流を供給し、電磁石49に吸着部51を吸着する。この吸着力は、ロッド39を介して可動プラテン12に伝達し、可動プラテン12と固定プラテン11との間に型締力が生じる。型締め状態の金型装置19のキャビティ空間に溶融した樹脂が充填される。樹脂が冷却固化すると、制御部60は、電磁石49のコイル48への電力供給を遮断し、型締力を解除する。
その後、制御部60は型開き工程を制御する。制御部60は、リニアモータ28のコイル35に電流を供給して、可動プラテン12を後退させる。図2に示すように、可動金型16が後退して型開きが行われる。型開き後に、可動金型16から成形品が取り出される。
次に、図3に基づいてリニアモータ28の構成について詳説する。図3は、第1実施形態によるリニアモータの型開き開始時(型閉じ終了時)の状態を示す図である。図3において、残留磁束密度の高い永久磁石を黒色で示し、残留磁束密度の低い永久磁石を白色で示す。また、図3において矢印方向は型開き方向を表す。
リニアモータ28は、3相交流型のモータであって、固定子29と可動子31とで構成される。
固定子29は、固定部30、及び固定部30に設けられ、型開閉方向と平行な方向に間隔をおいて並ぶ複数の永久磁石32A、32Bを含む。複数の永久磁石32A、32Bは等ピッチPmで配列され、可動子31側の磁極がN極とS極とに交互に着磁されている。各永久磁石32A、32Bの磁化方向は、可動子31のコイル35の軸方向と平行となっている。永久磁石32A、32Bとしては例えば希土類磁石が用いられる。
可動子31は、櫛歯状のコア34と、コア34に形成される複数の磁極歯33に集中巻き(分数スロット巻き)で巻装される複数のコイル35を含む。磁極歯33は固定子29に向けて突出している。コイル35は、型開閉方向と平行な方向に等ピッチPtで並んでいる。コイルピッチPtは磁石ピッチPmよりも小さく(例えば図3に示す8極9スロットの場合、Pt=8/9×Pm)なっている。
複数のコイル35は、型開閉方向と平行な方向に沿って、各相別に並んでおり、複数(図3では3つ)のU相のコイル35、複数(図3では3つ)のV相のコイル35、及び複数(図3では3つ)のW相のコイル35の順で並んでいる。
型開き開始時に、複数のコイル35に3相交流電流が供給されると、可動子31がストロークの前端から後方に向けて移動開始する。可動子31は、設定速度まで加速された後、設定速度で後方に移動し、その後、減速され、ストロークの後端で停止する。
一方、型閉じ開始時に、複数のコイル35に3相交流電流が供給されると、可動子31がストロークの後端から前方に向けて移動開始する。可動子31は、設定速度まで加速された後、設定速度で前方に移動し、その後、減速され、ストロークの前端で停止する。このとき、固定金型15と可動金型16とが当接する。
型開き開始時と、型閉じ開始時とでは、可動子31の移動方向が逆向きになるよう、各コイル35に流す電流の波形が調整される。
本実施形態では、可動子31の少なくとも一部(例えばW相のコイル35の部分)は、所定方向(例えば型開き方向)への始動時に、残留磁束密度の高い永久磁石32Aと近接し、所定方向(例えば型開き方向)への最高速での走行時に、残留磁束密度の低い永久磁石32Bと近接する。ここで、特定のコイルが特定の永久磁石と近接するとは、特定のコイルの中心軸を中心に、型開閉方向と平行な方向に±1/2×Pt以内の範囲に、特定の永久磁石の少なくとも一部があることを意味する。残留磁束密度の高い永久磁石32Aは可動子31のストロークの一端(例えば前端)付近に局所的に配置されてよく、その他の領域には残留磁束密度の低い永久磁石32Bが配置されてよい。
残留磁束密度は、例えば永久磁石32A、32Bの材料である希土類元素の種類や純度等で定まる。例えば、ネオジウム磁石の残留磁束密度はサマリウムコバルト磁石の残留磁束密度よりも高い。また、同じネオジウム磁石でも、焼結助剤が少なく純度が高くなるほど、残留磁束密度が高くなる。
固定子29と可動子31との間に形成されるエアギャップ36の寸法Gが同じで、永久磁石の磁化方向厚みHが同じ場合、永久磁石の残留磁束密度が高くなるほど、各永久磁石によってエアギャップ36(詳細には、各永久磁石の中心から±1/2Pm以内の範囲)に生じる磁場の磁束密度が強くなる。
よって、可動子31の少なくとも一部(例えばW相のコイル35の部分)が近接する永久磁石によってエアギャップ36に形成される磁場の磁束密度が、所定方向への始動時に、所定方向への最高速での走行時よりも高い。
コイル35に流れる電流の電流値が同じ場合、永久磁石によってエアギャップ36に生じる磁束密度が高くなるほど、発生トルクが上昇するので、可動子31の所定方向(例えば型開き方向)への始動時に大きな推力が得られる。従って、型送り開始時(例えば型開き開始時)に大きな推力が得られ、リニアモータ28の性能が向上するので、リニアモータ28の大型化が不要である。
永久磁石によってエアギャプ36に生じる磁束密度が高くなると、誘起電圧定数が高くなるが、可動子31の始動時には、可動子31の速度が遅く、コイル35を貫く磁束の変化が小さいので、実際に生じる誘起電圧が小さい。誘起電圧が小さいので、所望の電流値の電流をコイル35に流すための、電源の大出力化が不要である。
可動子31の最高速での走行時には、永久磁石によってエアギャップ36に生じる磁束密度が低くなるので、誘起電圧定数が低くなり、実際に生じる誘起電圧の増大が抑えられる。そのため、所望の電流値の電流をコイル35に流すための、電源の大出力化が不要である。
このように、可動子31の位置に応じてエアギャップ36に生じる磁束密度を調整することで、可動子31の所定方向への始動時に大きな推力が得られると共に、電源の出力電圧の制約が緩和される。また、残留磁束密度の高い永久磁石32Aが部分的に使用されているので、永久磁石の高性能化によるコストの増大を抑制することができる。これらの効果は、残留磁束密度の高い永久磁石32Aが可動子31のストロークの一端付近(及び/又は両端付近)に局所的に配置されている場合に顕著である。
ところで、集中巻きのリニアモータ28では、3相のコイル35のうち、特定の相(例えばW相)のコイル35が可動子31の推力に寄与する傾向があり、推力寄与率の高い相のコイルは電源周波数に同期して替わり、可動子31の位置に応じて替わる。推力寄与率の高い相のコイルは、2つの相のコイルにまたがることもある。推力寄与率の高い相のコイル35は、始動時における永久磁石32A、32Bとコイル35との相対的な位置関係、各相の位相等で定めることができ、シミュレーションにより予め確認することができる。可動子31における磁束集中部(固定子29からの磁束が集中する部分)で大きな推力が生じる。
可動子31の所定方向への始動時に、推力寄与率の高い部分である磁束集中部(例えばW相のコイル35)が残留磁束密度の高い永久磁石32Aと近接していると、より少ない電流で大きな推力が得られ、効率が良い。推力寄与率の低い部分(例えばU相及びV相のコイル)は、可動子31の位置に関係なく、常に、残留磁束密度の低い永久磁石32Bと近接してよい。
可動子31の所定方向への始動時に、推力寄与率の高い部分(例えばW相のコイル35)は、図3に示すように、推力寄与率の低い部分(例えばU相及びV相のコイル35)よりも、所定方向と反対側に配されてよい。
尚、可動子31の所定方向への始動時に、推力寄与率の高い部分(例えばV相のコイル35)を基準として所定方向と反対側に推力寄与率の低い部分(例えばW相のコイル35)があってもよい。この場合、当該推力寄与率の低い部分(例えばW相のコイル35)は、可動子31の所定方向への始動時に、残留磁束密度の高い永久磁石32Aと近接してよい。残留磁束密度の高い永久磁石32Aが、残留磁束密度の低い永久磁石32Bよりも所定方向(例えば型開き方向)と反対側に連続的に配置される。よって、残留磁束密度の高い永久磁石32Aが残留磁束密度の低い永久磁石32Bの間に配置される場合に比べて、可動子31の移動時に、トルクの脈動が抑えられる。
尚、本実施形態では、残留磁束密度の高い永久磁石32Aは、例えば図3に示すように可動子31のストロークの一端付近に局所的に配置されているが、電源の出力電圧の上限値が高い場合、可動子31の長さと同等以上の範囲にわたって配置されてもよい。
[第2実施形態]
図4は、第2実施形態によるリニアモータの型開き開始時(型閉じ終了時)の状態を示す図である。図4において矢印方向は型開き方向を表す。
図4に示すリニアモータ128は、図3に示すリニアモータ28に代わり、型開閉動作を駆動する。リニアモータ128は、3相交流型のモータであって、固定子129と可動子131とで構成される。
固定子129は、固定部130、及び固定部130に設けられ、型開閉方向と平行な方向に間隔をおいて並ぶ複数の永久磁石132A、132Bを含む。複数の永久磁石132A、132Bは等ピッチPmで配列され、可動子131側の磁極がN極とS極とに交互に着磁されている。各永久磁石132A、132Bの磁化方向は、可動子131のコイル135の軸方向と平行となっている。永久磁石132A、132Bとしては例えば希土類磁石が用いられる。
可動子131は、櫛歯状のコア134と、コア134に形成される複数の磁極歯133に集中巻き(分数スロット巻き)で巻装される複数のコイル135を含む。磁極歯133は固定子129に向けて突出している。複数のコイル135は、型開閉方向と平行な方向に等ピッチPtで並んでいる。コイルピッチPtは磁石ピッチPmよりも小さく(例えば図4に示す8極9スロットの場合、Pt=8/9×Pm)なっている。
複数のコイル135は、型開閉方向と平行な方向に沿って、各相別に並んでおり、例えば図3に示すように、3つのU相のコイル135、3つのV相のコイル135、及び3つのW相のコイル135の順で並んでいる。
型開き開始時に、複数のコイル135に3相交流電流が供給されると、可動子131がストロークの前端から後方に向けて移動開始する。可動子131は、設定速度まで加速された後、設定速度で後方に移動し、その後、減速され、ストロークの後端で停止する。
一方、型閉じ開始時に、複数のコイル135に3相交流電流が供給されると、可動子131がストロークの後端から前方に向けて移動開始する。可動子131は、設定速度まで加速された後、設定速度で前方に移動し、その後、減速され、ストロークの前端で停止する。このとき、固定金型15と可動金型16とが当接する。
型開き開始時と、型閉じ開始時とでは、可動子131の移動方向が逆向きになるよう、各コイル135に流す電流の波形が調整される。
本実施形態では、可動子131の少なくとも一部(例えばW相のコイル135の部分)は、所定方向(例えば型開き方向)への始動時に固定子129との間に狭いエアギャップ136Aを形成し、所定方向(例えば型開き方向)への最高速での走行時に固定子129との間に広いエアギャップ136Bを形成する。エアギャプ136Aと、エアギャップ136Bとの寸法差に対応する段差部が、固定部130の永久磁石132A、132Bが固定される面に形成されている。狭いエアギャップ136Aは可動子131のストロークの一端(例えば前端)付近に局所的に形成されてよく、その他の領域には広いエアギャップ136Bが形成されてよい。
永久磁石132A、132Bの残留磁束密度が同じで、永久磁石132A、132Bの磁化方向厚みHが同じ場合、エアギャップが狭くなるほど、各永久磁石132A、132Bによってエアギャップ(詳細には、各永久磁石132A、132Bの中心から±1/2Pm以内の範囲)に生じる磁場の磁束密度が強くなる。
よって、本実施形態でも、第1実施形態と同様に、可動子131の少なくとも一部(例えばW相のコイル135の部分)が近接する永久磁石によってエアギャップに形成される磁場の磁束密度が、所定方向への始動時に、所定方向への最高速での走行時よりも高い。
コイル135に流れる電流の電流値が同じ場合、永久磁石によってエアギャップに生じる磁束密度が高くなるほど、発生トルクが上昇するので、可動子131の所定方向(例えば型開き方向)への始動時に大きな推力が得られる。従って、型送り開始時(例えば型開き開始時)に大きな推力が得られ、リニアモータ128の性能が向上するので、リニアモータ128の大型化が不要である。
永久磁石によってエアギャプに生じる磁束密度が高くなると、誘起電圧定数が高くなるが、可動子131の始動時には、可動子131の速度が遅く、コイル135を貫く磁束の変化が小さいので、実際に生じる誘起電圧が小さい。誘起電圧が小さいので、所望の電流値の電流をコイル135に流すための、電源の大出力化が不要である。
可動子131の最高速での走行時には、永久磁石によってエアギャプに生じる磁束密度が低くなるので、誘起電圧定数が低くなり、実際に生じる誘起電圧の増大が抑えられる。そのため、所望の電流値の電流をコイル135に流すための、電源の大出力化が不要である。
このように、可動子131の位置に応じてエアギャップ136A、136Bに生じる磁束密度を調整することで、可動子131の所定方向への始動時に大きな推力が得られると共に、電源の出力電圧の制約が緩和される。この効果は、狭いエアギャップ136Aが可動子131のストロークの一端付近(及び/又は両端付近)に局所的に形成されている場合に顕著である。
可動子131の所定方向への始動時に、推力寄与率の高い部分である磁束集中部(例えばW相のコイル135)が巻装される磁極歯133が、固定子129との間に狭いエアギャップ136Aを形成していると、より少ない電流で大きな推力が得られ、効率が良い。推力寄与率の低い部分(例えばU相及びV相のコイル135)が巻装される磁極歯133は、可動子131の位置に関係なく、常に、固定子129との間に広いエアギャップ136Bを形成してよい。
可動子131の所定方向への始動時に、推力寄与率の高い部分(例えばW相のコイル135)は、図4に示すように、推力寄与率の低い部分(例えばU相及びV相のコイル135)よりも、所定方向と反対側に配されてよい。
尚、可動子131の所定方向への始動時に、推力寄与率の高い部分(例えばV相のコイル135)を基準として所定方向と反対側に推力寄与率の低い部分(例えばW相のコイル135)があってもよい。この場合、当該推力寄与率の低い部分(例えばW相のコイル135)が巻装される磁極歯133は、可動子131の所定方向への始動時に、固定子129との間に狭いエアギャップ136Aを形成してよい。狭いエアギャップ136Aが、広いエアギャップ136Bよりも所定方向(例えば型開き方向)と反対側に連続的に形成される。よって、狭いエアギャプ136Aが広いエアギャップ136Bの間に挟まれる場合に比べて、可動子131の移動時に、トルクの脈動が抑えられる。
尚、本実施形態では、狭いエアギャップ136Aは、例えば図3に示すように可動子131のストロークの一端付近に局所的に形成されているが、電源の出力電圧の上限値が高い場合、可動子131の長さと同等以上の範囲にわたって形成されてもよい。
尚、本実施形態では、固定部130の永久磁石132A、132Bが固定される面には段差部が形成されているが、当該面は平面状であってもよい。この場合、狭いエアギャップ136Aと広いエアギャップ136Bとの寸法差に対応する、磁化方向厚みの異なる永久磁石が用いられる。この場合、固定部130の加工コストが削減されると共に、詳しくは第3実施形態で説明するが、磁化方向厚みの厚い永久磁石を局所的に配置することで、型送り開始時における射出成形機の性能がさらに向上する。
[第3実施形態]
図5は、第3実施形態によるリニアモータの型開き開始時(型閉じ終了時)の状態を示す図である。図5において矢印方向は型開き方向を表す。
図5に示すリニアモータ228は、図3に示すリニアモータ28に代わり、型開閉動作を駆動する。リニアモータ228は、3相交流型のモータであって、固定子229と可動子231とで構成される。
固定子229は、固定部230、及び固定部230に設けられ、型開閉方向と平行な方向に間隔をおいて並ぶ複数の永久磁石232A、232Bを含む。複数の永久磁石232A、232Bは等ピッチPmで配列され、可動子231側の磁極がN極とS極とに交互に着磁されている。各永久磁石232A、232Bの磁化方向は、可動子231のコイル235の軸方向と平行となっている。永久磁石232A、232Bとしては例えば希土類磁石が用いられる。
可動子231は、櫛歯状のコア234と、コア234に形成される複数の磁極歯233に集中巻き(分数スロット巻き)で巻装される複数のコイル235を含む。磁極歯233は固定子229に向けて突出している。複数のコイル235は、型開閉方向と平行な方向に等ピッチPtで並んでいる。コイルピッチPtは磁石ピッチPmよりも小さく(例えば図5に示す8極9スロットの場合、Pt=8/9×Pm)なっている。
複数のコイル235は、型開閉方向と平行な方向に沿って、各相別に並んでおり、例えば図3に示すように、3つのU相のコイル235、3つのV相のコイル235、及び3つのW相のコイル235の順で並んでいる。
型開き開始時に、複数のコイル235に3相交流電流が供給されると、可動子231がストロークの前端から後方に向けて移動開始する。可動子231は、設定速度まで加速された後、設定速度で後方に移動し、その後、減速され、ストロークの後端で停止する。
一方、型閉じ開始時に、複数のコイル235に3相交流電流が供給されると、可動子231がストロークの後端から前方に向けて移動開始する。可動子231は、設定速度まで加速された後、設定速度で前方に移動し、その後、減速され、ストロークの前端で停止する。このとき、固定金型15と可動金型16とが当接する。
型開き開始時と、型閉じ開始時とでは、可動子231の移動方向が逆向きになるよう、各コイル235に流す電流の波形が調整される。
本実施形態では、可動子231の少なくとも一部(例えばW相のコイル235の部分)は、所定方向(例えば型開き方向)への始動時に、磁化方向厚みの厚い永久磁石232Aと近接し、所定方向(例えば型開き方向)への最高速での走行時に、磁化方向厚みの薄い永久磁石232Bと近接する。磁化方向厚みの厚い永久磁石232Aは可動子231のストロークの一端(例えば前端)付近に局所的に配置されてよく、その他の領域には磁化方向厚みの薄い永久磁石232Bが配置されてよい。
固定子229と可動子231との間に形成されるエアギャップ236の寸法Gが均一で、永久磁石の残留磁束密度が同じ場合、永久磁石の磁化方向厚みが厚くなるほど、永久磁石の磁気回路のパーミアンス係数が上がる。その結果、動作点が上がるので、各永久磁石によってエアギャップ236(詳細には、各永久磁石の中心から±1/2Pm以内の範囲)に生じる磁場の平均磁束密度が強くなる。
よって、本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、可動子231の少なくとも一部(例えばW相のコイル235の部分)が近接する永久磁石によってエアギャップ236に形成される磁場の磁束密度が、所定方向への始動時に、所定方向への最高速での走行時よりも高い。
コイル235に流れる電流の電流値が同じ場合、永久磁石によってエアギャップ236に生じる磁束密度が高くなるほど、発生トルクが上昇するので、可動子231の所定方向(例えば型開き方向)への始動時に大きな推力が得られる。従って、型送り開始時(例えば型開き開始時)に大きな推力が得られ、リニアモータ228の性能が向上するので、リニアモータ228の大型化が不要である。
永久磁石によってエアギャプ236に生じる磁束密度が高くなると、誘起電圧定数が高くなるが、可動子231の始動時には、可動子231の速度が遅く、コイル235を貫く磁束の変化が小さいので、実際に生じる誘起電圧が小さい。誘起電圧が小さいので、所望の電流値の電流をコイル235に流すための、電源の大出力化が不要である。
可動子231の最高速での走行時には、永久磁石によってエアギャップ236に生じる磁束密度が低くなるので、誘起電圧定数が低くなり、実際に生じる誘起電圧の増大が抑えられる。そのため、所望の電流値の電流をコイル235に流すための、電源の大出力化が不要である。
このように、可動子231の位置に応じてエアギャップ236に生じる磁束密度を調整することで、可動子231の所定方向への始動時に大きな推力が得られると共に、電源の出力電圧の制約が緩和される。この効果は、磁化方向厚みの厚い永久磁石232Aが可動子231のストロークの一端付近(及び/又は両端付近)に局所的に配置されている場合に顕著である。
可動子231の所定方向への始動時に、推力寄与率の高い部分である磁束集中部(例えばW相のコイル235)が、磁化方向厚みの厚い永久磁石232Aと近接していると、より少ない電流で大きな推力が得られ、効率が良い。推力寄与率の低い部分(例えばU相及びV相のコイル235)は、可動子231の位置に関係なく、常に、磁化方向厚みの薄い永久磁石232Bと近接してよい。
可動子231の所定方向への始動時に、推力寄与率の高い部分(例えばW相のコイル235)は、図5に示すように、推力寄与率の低い部分(例えばU相及びV相のコイル235)よりも、所定方向と反対側に配されてよい。
尚、可動子231の所定方向への始動時に、推力寄与率の高い部分(例えばV相のコイル235)を基準として所定方向と反対側に推力寄与率の低い部分(例えばW相のコイル235)があってもよい。この場合、当該推力寄与率の低い部分(例えばW相のコイル235)は、可動子231の所定方向への始動時に、磁化方向厚みの厚い永久磁石232Aと近接してよい。磁化方向厚みの厚い永久磁石232Aが、磁化方向厚みの薄い永久磁石232Bよりも所定方向(例えば型開き方向)と反対側に連続的に配列される。よって、磁化方向厚みの厚い永久磁石232Aが磁化方向厚みの薄い永久磁石232Bの間に配置される場合に比べて、可動子231の始動時に、トルクの脈動が抑えられる。
尚、本実施形態では、磁化方向厚みの厚い永久磁石232Aは、例えば図5に示すように可動子231のストロークの一端付近に局所的に配置されているが、電源の出力電圧の上限値が高い場合、可動子231の長さと同等以上の範囲にわたって配置されてもよい。
以上、本発明の第1実施形態〜第3実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記第1実施形態〜第3実施形態は、可動子の型開き方向への始動時に適用されているが、可動子の移動方向は型開き方向に限定されない。可動子の移動方向は型閉じ方向であってもよい。また、本発明は、型開き、及び型閉じの両方に適用してもよい。
また、上記第1実施形態〜第3実施形態は、(1)残留磁束密度の異なる永久磁石、(2)寸法の異なるエアギャップ、(3)磁化方向厚みの異なる永久磁石のいずれか1つを利用するが、本発明は上記(1)〜(3)のいずれか2つ、又は3つを組み合わせて用いてもよい。
10 射出成形機
11 固定プラテン
12 可動プラテン
13 リヤプラテン
15 固定金型
16 可動金型
19 金型装置
22 吸着板
28 リニアモータ
29 固定子
30 固定部
32A、32B 永久磁石
31 可動子
33 磁極歯
34 コア
35 コイル
36 エアギャップ

Claims (5)

  1. 型開閉動作を駆動する3相交流型のリニアモータを備える射出成形機において、
    前記リニアモータは、型開閉方向と平行な方向に間隔をおいて並ぶ複数のコイルを含む可動子と、型開閉方向と平行な方向に間隔をおいて並ぶ複数の永久磁石を含む固定子とを有し、前記固定子と前記可動子との間にエアギャップが形成されており、
    前記可動子の少なくとも一部が近接する永久磁石によってエアギャップ中に形成される磁場の磁束密度は、前記可動子の所定方向への始動時に、前記可動子の前記所定方向への最高速での走行時よりも高く、
    前記可動子の少なくとも一部と前記固定子との間に形成されるエアギャップは、前記可動子の前記所定方向への始動時に、前記可動子の前記所定方向への最高速での走行時よりも狭いことを特徴とする射出成形機。
  2. 前記可動子の少なくとも一部が近接する永久磁石の残留磁束密度は、前記可動子の前記所定方向への始動時に、前記可動子の前記所定方向への最高速での走行時よりも高い請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記可動子の少なくとも一部が近接する永久磁石の磁化方向厚みは、前記可動子の前記所定方向への始動時に、前記可動子の前記所定方向への最高速での走行時よりも厚い請求項1又は2に記載の射出成形機。
  4. 前記固定子の各永久磁石によってエアギャップに生じる磁束密度は、前記可動子のストロークの一端付近、及び/又は両端付近で局所的に高くなっている請求項1〜のいずれか一項に記載の射出成形機。
  5. 前記可動子の少なくとも一部が近接する永久磁石によってエアギャップ中に形成される磁場の磁束密度は、前記可動子の前記所定方向と反対方向への始動時に、前記可動子の前記所定方向と反対方向への最高速での走行時よりも高い請求項1〜のいずれか一項に記載の射出成形機。
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