JP5828536B1 - 眼部用マッサージ装置 - Google Patents

眼部用マッサージ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5828536B1
JP5828536B1 JP2015111067A JP2015111067A JP5828536B1 JP 5828536 B1 JP5828536 B1 JP 5828536B1 JP 2015111067 A JP2015111067 A JP 2015111067A JP 2015111067 A JP2015111067 A JP 2015111067A JP 5828536 B1 JP5828536 B1 JP 5828536B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eye
vibrator
contact portion
contact
ultrasonic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015111067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016221010A (ja
Inventor
良雄 霜鳥
良雄 霜鳥
Original Assignee
有限会社上山製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社上山製作所 filed Critical 有限会社上山製作所
Priority to JP2015111067A priority Critical patent/JP5828536B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5828536B1 publication Critical patent/JP5828536B1/ja
Publication of JP2016221010A publication Critical patent/JP2016221010A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Abstract

【課題】使い勝手が良好で、かつ、眼部を効果的にマッサージできる眼部用マッサージ装置を提供する。【解決手段】1つの振動子をケースに保持するとともに、接触部をケースから突出させ、振動子により振動させる振動体13,13を、保持部14により互いに離間した位置で保持する装着部本体48を備える。装着部本体48を、各接触部が各眼部に接触する位置で頭部に固定する固定部49を備える。キャリア波を変調波により立ち上がりと立ち下がりが緩和するように変調した超音波駆動信号をステレオの音楽駆動信号に対して所定間隔で交互に重畳した駆動信号によって一対の振動体13,13の振動子をそれぞれ駆動させる制御部17を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、被験者の眼部をマッサージする眼部用マッサージ装置に関する。
従来、例えば視力の回復、特に偽近視の抑制や緩解、あるいはリラクゼーション効果などを目的として、眼球を超音波によってマッサージする眼部用マッサージ装置が知られている。このマッサージ装置は、超音波振動を出力する出力部を筐体に突設し、この出力部を、瞼を介して一方の眼球に押し当てた状態で、所定時間、例えば10分程度マッサージをする(例えば、非特許文献1参照。)。
"ミオピア 視力回復超音波治療器"、[online]、[平成27年6月1日検索]、インターネット<URL:http://www.myopia-eye.com/>
しかしながら、上述のマッサージ装置では、筐体に設けた把手を被験者自身が把持して出力部を眼球に押し当てた状態を維持しなければならない。筐体は、出力部から出力する超音波振動を発生させるための駆動信号を生成する制御部などが内部に備えられているため重く、把手を把持して出力部を押し当てた状態を所定時間維持することは被験者にとって負担が大きい。結果として、マッサージ行為が長続きせず、狙ったマッサージ効果を充分に得られないことにも繋がる。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、使い勝手が良好で、かつ、眼部を効果的にマッサージできる眼部用マッサージ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の眼部用マッサージ装置は、中空状のケース、このケースの内部に収容保持された1つの振動子、及び前記ケースと別体で設けられた接触部をそれぞれ備えこの接触部の後端部が前記ケースの後部から突出し、前記接触部の前端部が前記ケース内の前記振動子と連結されてこの振動子により前記接触部が振動される一対の振動体と、これら振動体を使用者の各眼部に対応する左右に互いに離間された位置で保持する保持部とを備えた装着部本体、及び、前記各接触部の後端部が使用者の左右の各眼部の閉じられた瞼を覆う位置で前記装着部本体を使用者の眼部前方に固定する固定部を有する装着部と、超音波が変調波により立ち上がりと立ち下がりが緩和されるように変調された超音波駆動信号をステレオの音楽駆動信号に対して所定間隔で交互に重畳した駆動信号によって一対の前記振動体の前記振動子を交互に周期的に駆動させることで前記接触部の後端部を接触させた使用者の眼部の閉じられた瞼を介して音楽振動に超音波振動が前記所定間隔で左右交互に間欠的に重畳された振動を与える制御部とを具備したものである。
請求項2記載の眼部用マッサージ装置は、請求項1記載の眼部用マッサージ装置において、装着部は、接触部より軟質の緩衝材を有し、この緩衝材は、振動子に対して前側に位置し、弾性変形により前記接触部の後端部を眼部の閉じられた瞼に対して接触する際の圧力を緩和するものである。
請求項3記載の眼部用マッサージ装置は、請求項1または2記載の眼部用マッサージ装置において、接触部は、眼部の閉じられた瞼に接触する後端部がこの眼部の閉じられた瞼に沿って湾曲しているものである。
請求項1記載の眼部用マッサージ装置によれば、超音波を変調波により立ち上がりと立ち下がりが緩和されるように変調した超音波駆動信号をステレオの音楽駆動信号に対して所定間隔で交互に重畳した駆動信号によって左右一対の振動体の振動子を交互に周期的に駆動させ、これら振動子に前端部が連結されて振動される接触部の後端部が使用者の眼部の閉じられた瞼に接触する位置で装着部本体を固定部により使用者の眼部前方に固定することで、被験者自身が接触部の後端部を眼部の閉じられた瞼に押し当てた状態を維持する必要がなく、使い勝手が良好であるとともに、一対の振動体の振動子の交互駆動により、接触部により眼部の閉じられた瞼を介して、音楽振動に超音波振動が所定間隔で左右交互に間欠的に重畳された振動を与え、使用者の眼部をソフトで、なだらかかつ効果的にマッサージできる。
請求項2記載の眼部用マッサージ装置によれば、請求項1記載の眼部用マッサージ装置の効果に加え、振動子に対して前側に配置した、接触部より軟質の緩衝材の弾性変形によって接触部の後端部を眼部の閉じられた瞼に対して接触する際の圧力を緩和することで、眼部をより適切な押圧力で効果的にマッサージできる。
請求項3記載の眼部用マッサージ装置によれば、請求項1または2記載の眼部用マッサージ装置の効果に加え、接触部の眼部の閉じられた瞼に接触する後端部を眼部の閉じられた瞼に沿って湾曲させることで、振動子の振動を眼部全体に満遍なく、効率よく伝達できる。
本発明の眼部用マッサージ装置の第1の実施の形態を模式的に示す説明図である。 同上眼部用マッサージ装置の装着部を模式的に示す断面図である。 同上眼部用マッサージ装置の内部構造を示すブロック図である。 (a)は同上眼部用マッサージ装置の制御部により生成される超音波信号を模式的に示す説明図、(b)は同上制御部により生成される変調波を模式的に示す説明図、(c)は同上制御部により生成される超音波駆動信号を模式的に示す説明図、(d)は音楽駆動信号を拡大して模式的に示す説明図、(e)は各振動子を駆動させる駆動信号を模式的に示す説明図である。 同上眼部用マッサージ装置を装着した人体の頭部を模式的に示す正面図である。 本発明の眼部用マッサージ装置の第2の実施の形態を模式的に示す説明図である。 同上眼部用マッサージ装置の装着部を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の眼部用マッサージ装置の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1において、11は眼部用マッサージ装置(以下、単にマッサージ装置11という)を示し、このマッサージ装置11は、超音波を用いて人体の眼部E(図2)をマッサージするものである。そして、このマッサージ装置11は、装置本体12と、この装置本体12に対して着脱可能で頭部H(図5)に装着されて超音波マッサージ振動を与える振動体13,13及びこれら振動体13,13を保持する保持部14を有する装着部15とを備えている。
装置本体12は、筐体16と、この筐体16の内部に収容された制御部17とを備え、例えば支持台やテーブルなどに据え置かれる据え置き型となっている。
筐体16は、密閉された四角形箱状に形成されており、使用者によって視認される前面に、例えば電源スイッチ、マッサージ時間の残り時間やマッサージの出力レベルなどを表示する各種表示部、マッサージの出力レベルを調整する複数のレベル調整手段、及び、マッサージの開始/中断(終了)を指示するスタート/ストップスイッチなどが配置されているとともに、装着部15が接続される接続端子部23が設けられている。
接続端子部23は、例えば丸型コネクタなどであり、制御部17と電気的に接続されている。なお、この接続端子部23は、複数設けてもよい。この場合には、同じ出力のものでもよいし、出力が異なるものでもよい。
制御部17は、図3に示すように、例えばマイコンなどの制御部本体である処理モジュール25、音楽制御部である音楽モジュール26、及びミックス回路27などを備え、図示しないコンセントを介して商用電源に接続される。なお、これら処理モジュール25、音楽モジュール26及びミックス回路27に対しては、バッテリにより電源を供給してもよい。
処理モジュール25は、図示しないタイマを内蔵してマッサージ時間を管理するとともに、各種信号を生成したり、音楽モジュール26の動作を制御したりするものであり、信号線28と駆動信号線29a,29bとを介して、変調器31a,31bに電気的に接続されているとともに、制御信号線33a,33bを介して増幅器34a,34bに電気的に接続され、かつ、音楽制御信号線35を介して音楽モジュール26に電気的に接続されている。そして、処理モジュール25は、例えば20kHz乃至200kHz、好ましくは30kHz程度の体内で長波長となる超音波の振動エネルギーであるキャリア波36(図4(a))を、信号線28を介して変調器31a,31bに出力し、このキャリア波36を、駆動信号線29a,29bを介して制御した変調器31a,31bでのパルス状の変調波37(図4(b))により変調して、その立ち上がり及び立ち下がりを緩和し、さらに、制御信号線33a,33bを介して制御した増幅器34a,34bによって増幅(昇圧)した超音波駆動信号39a,39b(図4(c))をそれぞれ生成して出力可能となっている。なお、この超音波駆動信号39a,39bの出力は、レベル調整手段の操作によって外部から設定可能となっている。また、この処理モジュール25は、音楽モジュール26の制御用の信号を、音楽制御信号線35を介して音楽モジュール26に出力可能となっている。
ここで、変調波37(図4(b))は、0Vから徐々に出力が増加し、傾斜が徐々に増加した後、最大値近傍で保持し、その後徐々に減少してなだらかに0Vに減少する、滑らかな曲線状に形成されている。したがって、この変調波37(図4(b))によりキャリア波36(図4(a))が変調された超音波駆動信号39a,39b(図4(c))により生じる超音波振動は、例えば矩形波やパルス波などの変節点を有する変調波により変調した場合のように衝撃波が生じることがなく、強い違和感を与えない、穏やかな振動となる。
また、超音波駆動信号39a,39b(図4(c))は、変調された穏やかな超音波振動を交互に所定間隔T1(例えば1.5秒)で、この所定間隔T1よりも短い所定継続時間T2(例えば0.3〜0.5秒)ずつ出力するように生成され、振動体13,13が、互いに超音波駆動の駆動期間が重ならないように、換言すれば一方が超音波を出力しているときは他方が超音波を出力しないように駆動されるように構成されている。
音楽モジュール26は、例えば複数の所定の音楽が予め記憶されており、処理モジュール25により生成された制御用の信号が音楽制御信号線35を介して伝達されることで選曲及びリピートなどがコントロールされる。この音楽モジュール26は、音楽信号線41,41を介して音楽増幅手段としての音楽駆動回路42a,42bに電気的に接続されている。そして、この音楽モジュール26は、記憶した音楽や音声などのオーディオ信号を、音楽信号線41,41を介して音楽駆動回路42a,42bに出力し、このオーディオ信号を、音楽駆動回路42a,42bにより増幅してステレオの音楽駆動信号43a,43b(図4(d))をそれぞれ生成して出力可能となっている。図4(d)においては、説明をより明確にするために、音楽駆動信号43a,43bを拡大して示しているが、実際の振幅は、例えば超音波駆動信号39a,39bの1/10程度である。なお、音楽モジュール26に記憶される音楽は、任意の楽曲や音声などが可能であるが、例えば聴覚刺激と癒しの刺激とを有する、血行促進用の高周波成分を多量に含んだものが好ましい。また、例えば音楽モジュール26に音楽を記憶する代わりに、音楽プレイヤーや携帯音源などの外部音源機器を接続して、これら外部音源機器からの任意のオーディオ信号を、音楽駆動回路42a,42bを介して音楽駆動信号43a,43b(図4(d))としてもよい。
ミックス回路27は、増幅器34a,34b及び音楽駆動回路42a,42bと電気的に接続され、超音波駆動信号39a,39b(図4(c))と左側及び右側の音楽駆動信号43a,43b(図4(d))とをそれぞれ例えば抵抗器などによりミックスした駆動信号44a,44b(図4(e))を接続端子部23から出力して振動体13に供給するものである。すなわち、この駆動信号44a,44bは、キャリア波36(図4(a))が変調波37(図4(b))により立ち上がりと立ち下がりが緩和されるように変調された超音波駆動信号39a,39b(図4(c))をステレオの音楽駆動信号43a,43b(図4(d))に対して所定間隔T1で交互に間欠的に重畳したものである。なお、このミックス回路27は、図1に示すように筐体16の内部に組み込む構成の他に、装着部15側に設ける構成とすることもできる。
一方、装着部15は、接続端子部23と接続されるコネクタ部45を一端部に有するケーブル部46と、このケーブル部46の他端部に接続され振動体13及び保持部14からなる装着部本体48と、この装着部本体48を頭部Hに固定する固定部49とを備えている。
コネクタ部45は、例えば円筒状に形成されており、装置本体12の接続端子部23に着脱されることでこの接続端子部23側と電気的に接離されるようになっている。
ケーブル部46は、各振動体13から導出された図示しないリード線と電気的に接続された図示しない各種配線が互いに絶縁された状態で被覆されて構成されており、これら配線がコネクタ部45と電気的に接続されている。
図2に示すように、装着部本体48を構成する各振動体13は、駆動信号44a,44b(図4(e))によって動作する1つの振動子55と、この振動子55に連結され眼部Eに接触される接触部である振動盤56と、振動子55を収容保持するケース57とを備えている。そして、各振動体13は、保持部14に対して、緩衝材58を介して取り付けられている。さらに、各振動体13は、装着部本体48(保持部14)の長手方向である左右方向に対称な位置に互いに離間されて配置されている(図1)。なお、各振動体13は、例えば保持部14に対して、それぞれ左右方向にスライド可能に設けて、被験者の眼部Eの間隔D(図5)に応じて位置を可変させることで、より確実に装着できるようにしてもよいし、例えば予め振動体13の左右の間隔が異なる複数種類を用意し、その中から被験者の眼部Eの間隔D(図5)に応じて選択することで、構成をより簡略化してもよい。
振動子55は、制御部17から出力された駆動信号44a,44a(図4(e))により、超音波中心で、かつ、可聴周波数でも振動する、可動帯域が広い超音波振動子が用いられる。この振動子55としては、例えばバイモルフ型のセラミック圧電振動子が用いられる。すなわち、この振動子55は、中央にベース電極が配置され、両側にセラミックスが貼り合わせられて形成されており、これらセラミックスと電極との間に交流電圧を加えることで、この電圧に比例して上下方向に力学的歪が生じて振動するように構成されている。
振動盤56は、振動子55の略中央に、例えば固定部材であるビス61により裏側から固定され、この振動子55により振動される。また、この振動盤56は、例えばABSなどの軽量の合成樹脂により形成され、被験者の眼部Eに接触する先端部(振動子55と反対側の端部)が、この眼部Eに面接触するように眼部Eに沿って球面状に湾曲して形成された湾曲部56aとなっており、湾曲部56aの外形が、眼部Eと同等の大きさ、または、外縁部が眼部Eの周囲の頭蓋骨に接触するように眼部Eよりも大きい形状となっている。
ケース57は、例えばエラストマ(シリコン樹脂)などの弾力性及び吸音性を有する材料により形成され、振動子55を内部に収容しているとともに、この振動子55に連結された振動盤56を外部(被験者側)へと突出させるように構成されている。
緩衝材58は、弾性変形により振動盤56(湾曲部56a)を被験者の眼部Eに対して接触する際の圧力を緩和してソフトに圧接するためのものであり、振動盤56よりも軟質の部材、例えば合成樹脂製のスポンジなどにより構成されている。この緩衝材58は、振動子55に対して振動盤56(被験者)と反対側に位置してケース57と保持部14との間に取り付けられ、このケース57を保持部14に対して保持している。したがって、この緩衝材58は、振動盤56を被験者に向けてソフトに付勢している。
装着部本体48を構成する保持部14は、各振動体13を互いに離間した位置で保持するとともに、被験者の各眼部Eに亘って頭部Hの前部を左右方向に帯状に覆う長手状に形成された、いわゆるアイマスク状となっている。この保持部14は、例えば、前側、すなわち反被験者側に位置する反被験者側部材としての前生地部63と、後側、すなわち被験者側に位置する被験者側部材としての後生地部64とを、外縁部に沿って縫合などによって前後に接合して設けられている。したがって、この保持部14の内部には、振動子55をケース57及び緩衝材58とともに収容する収容空間65が形成されている。
前生地部63の後部には、緩衝材58の前部が固定されている。
後生地部64には、振動盤56が挿通されて、この振動盤56が後生地部64の後部(被験者側)に露出している。
図1に示す固定部49は、各振動盤56の湾曲部56a(図2)が各眼部E(図2)に接触する位置で装着部本体48を被験者の頭部H(図5)に固定するもので、例えば伸縮自在のゴムなどにより装着部本体48の左右両側間を連結するループ状に形成されて、頭部H(図5)の後部に回して装着部本体48を頭部H(図5)に固定するようになっている。この固定部49の形状は、様々に設定することができ、例えば頭部Hの各耳部Y(図5)などに引っ掛けるループ状やフック状などに形成して装着部本体48の左右両側に突設することもできるし、装着部本体48の左右両側からそれぞれ帯状に突設し、例えば面ファスナなどによって頭部H(図5)の後部などで互いに着脱可能に連結することもできる。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
図1に示すように、使用者は、予め装着部15のケーブル部46の先端部のコネクタ部45を装置本体12の接続端子部23に装着しておく。そして、装着部15は、図5に示すように、被験者の頭部Hに装着される。このとき、装着部15は、図2に示す各振動体13が例えば眼を閉じた被験者の両瞼ELに重なるように配置された状態で固定部49によって頭部Hに固定され、各振動盤56(湾曲部56a)が、これら振動盤56自体の可撓変形と、緩衝材58の弾性変形とにより、瞼ELを介して眼部Eに適度な圧力で、ソフトに面接触(密着)される。なお、本実施の形態では、振動盤56は、眼部Eの周囲の頭蓋骨にも接触しているが、このような頭蓋骨への接触は必須ではない。
この状態で、スタート/ストップスイッチを操作することにより、商用電源、あるいはバッテリにより供給された電力によって、図3に示す制御部17の処理モジュール25が、振動体13,13による超音波振動及び音楽振動を所定のマッサージ時間、例えば20分間または10分間、出力する。
超音波振動は、処理モジュール25から、信号線28を介して変調器31a,31bへと出力されたキャリア波36(図4(a))が変調波37(図4(b))により変調されて、立ち上がりと立ち下がりとが緩和された超音波駆動信号39a,39b(図4(c))となる。また、音楽振動は、処理モジュール25により駆動が制御された音楽モジュール26、または外部音源機器からのオーディオ信号を音楽駆動回路42a,42bにより増幅したステレオの音楽駆動信号43a,43b(図4(d))となる。そして、これら超音波駆動信号39a,39b(図4(c))及び音楽駆動信号43a,43b(図4(d))は、ミックス回路27によりミックスされて駆動信号44a,44b(図4(e))として制御部17から出力され、図1に示す接続端子部23、コネクタ部45及びケーブル部46を介して振動体13,13の振動子55,55(図2)にそれぞれ供給され、これら駆動信号44a,44b(図4(e))により駆動した振動子55,55(図2)の振動により振動体13,13の振動盤56,56(図2)が振動して、この振動が眼部E,E(図2)から被験者に伝達する。
すなわち、図4(e)に示すように、例えば約10000〜15000回ずつ程度の超音波振動が所定間隔T1(例えば1.5秒)より短い所定継続時間T2(例えば0.3〜0.5秒)ずつ、所定間隔T1毎に左右交互に間欠的に、互いに駆動期間が重ならないように伝わるとともに、音波振動が連続して伝わることとなり、これら振動によって眼部E,E(図2)がマッサージされる。このとき、超音波振動の振幅は、音楽振動の振幅と比較して大きく、例えば10倍程度の大きさとなっている。そして、図2に示す各眼部Eに伝わった振動は体内に入って内耳に伝わるとともに、眼部Eの周囲の頭蓋骨からも骨伝導によって内耳に伝わることで、音楽のステレオ振動波が聴覚感知される。
上記の駆動信号44a,44b(図4(e))の出力は、それぞれ使用者などがレベル調整手段により所望のレベルに設定する。
マッサージ時間が終了した場合、あるいは、スタート/ストップスイッチが再度操作された場合には、電源供給、あるいは処理モジュール25からの信号を停止信号としたり、制御信号の出力を停止したりして、マッサージを停止する。
このように、キャリア波36を変調波37により立ち上がりと立ち下がりが緩和されるように変調した超音波駆動信号39a,39bをステレオの音楽駆動信号43a,43bに対して所定間隔で交互に重畳した駆動信号44a,44bを制御部17から出力して一対の振動体13,13の振動子55,55を駆動させ、これら振動子55,55により振動される振動盤56,56(湾曲部56a,56a)が眼部E,Eに接触する位置で装着部本体48を固定部49により頭部Hに固定することで、被験者自身が振動盤56,56(湾曲部56a,56a)を眼部E,Eに押し当てた状態を手などで保持して維持する必要がないので、被験者の負担が少なく使い勝手が良好であるとともに、一対の振動体13,13の振動子55,55の交互駆動により、振動盤56,56を介して、眼部E,Eをソフトで、なだらかかつ効果的にマッサージでき、特に偽近視の抑制や緩解、あるいはリラクゼーション効果などを得ることができる。
さらに、マッサージ中の被験者の姿勢が長時間固定されることがないので、超音波振動とともに出力される音楽振動との相乗効果によって、リラクゼーション効果をさらに向上できる。
そして、各振動体13は、振動子55を1つのみ備え、この振動子55が超音波振動子と音楽振動子を兼ねるように構成しているため、各振動体13をコンパクトに纏めることができ、眼部Eに対して過剰に大きくなるがことなく、かつ、装着状態でも重くならないので、マッサージ時間中装着していても被験者の負担が比較的軽い。
また、振動盤56の眼部Eとの接触する位置をこの眼部Eに沿って湾曲した湾曲部56aとすることで、振動子55の振動を眼部E全体に満遍なく、効率よく伝達できる。
しかも、振動子55に対して振動盤56と反対側に配置した、振動盤56より軟質の緩衝材58の弾性変形によって振動盤56(湾曲部56a)を眼部Eに対して接触する際の圧力を緩和することで、眼部Eをより適切な押圧力で効果的にマッサージできる。特に、振動盤56を過剰に軟質とした場合には、振動盤56から眼部Eへの振動の伝達効率が低下するため、振動盤56は適切な硬さとして、眼部Eへの接触および振動の伝達効率を確保し、振動盤56(湾曲部56a)の眼部Eへの押圧力はこの振動盤56とは別個の緩衝材58によって緩和することで、適切な押圧力と振動の伝達効率を確保できる。
さらに、ケース57を弾力性及び吸音性を有する素材により構成することで、振動子55の振動が振動盤56以外の位置からケース57の外部へと漏れたり、保持部14に伝達したりすることを抑制でき、装着部本体48の装着性や静音性をより向上できる。
次に、第2の実施の形態を図6及び図7を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態の保持部14が、眼鏡状に形成されているものである。
すなわち、保持部14は、一対の保持部本体であるレンズ部71,71間が連結部としてのブリッジ部72により連結されて構成されている。
各レンズ部71は、被験者の各眼部Eより大きい外形を有する薄板状に形成されている。各レンズ部71には、本実施の形態において、中央部に振動体13が取り付けられている。そのため、各レンズ部71は、通常の眼鏡のように透光性を有していたり、度数が設定されていたりする必要はなく、例えば軽量な合成樹脂などにより形成することができる。
ここで、各振動体13は、保護ケースであるホルダ75を介して各レンズ部71に取り付けられている。このホルダ75は、振動盤56の位置を各レンズ部71に対して前後方向に調整するためのもので、各レンズ部71に挿通され、外周部が各レンズ部71に対して固定されている。すなわち、レンズ部71の眼部E(被験者)側に対して振動体13を単に取り付けた場合、振動盤56の位置が眼部Eに接近しすぎるので、振動盤56の位置を眼部Eに対して適切に設定するために、ホルダ75によって振動体13をレンズ部71の眼部E側に対して前側にオフセットさせている。さらに、各振動体13は、振動子55に対して振動盤56と反対側の位置にて緩衝材58を介してホルダ75に取り付けられて保持されている。
また、上記第1の実施の形態の固定部49に代えて、保持部14の各レンズ部71のブリッジ部72と反対側の側部から突出して被験者の頭部Hの耳部Yに引っ掛けられる、いわゆるテンプル部である固定部77を備えている。
そして、このように構成することで、装着部15は、固定部49を耳部Yに引っ掛けることで、各振動体13が例えば眼を閉じた被験者の両瞼ELに重なるように配置された状態で頭部Hに固定され、各振動盤56が、これら振動盤56自体の可撓変形と、緩衝材58の弾性変形とにより、瞼ELを介して眼部Eに沿って、及び眼部Eの周囲の頭蓋骨に、ソフトに面接触(密着)される。この結果、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
本発明は、人体の眼部をマッサージする眼部用マッサージ装置として好適に利用できる。
11 眼部用マッサージ装置
13 振動体
14 保持部
15 装着部
17 制御部
36 超音波であるキャリア波
37 変調波
39a,39b 超音波駆動信号
43a,43b 音楽駆動信号
44a,44b 駆動信号
48 装着部本体
49,77 固定部
55 振動子
56 接触部である振動盤
57 ケース
58 緩衝材
E 眼部
EL
T1 所定間隔

Claims (3)

  1. 中空状のケース、このケースの内部に収容保持された1つの振動子、及び前記ケースと別体で設けられた接触部をそれぞれ備えこの接触部の後端部が前記ケースの後部から突出し、前記接触部の前端部が前記ケース内の前記振動子と連結されてこの振動子により前記接触部が振動される一対の振動体と、これら振動体を使用者の各眼部に対応する左右に互いに離間された位置で保持する保持部とを備えた装着部本体、及び、前記各接触部の後端部が使用者の左右の各眼部の閉じられた瞼を覆う位置で前記装着部本体を使用者の眼部前方に固定する固定部を有する装着部と、
    超音波が変調波により立ち上がりと立ち下がりが緩和されるように変調された超音波駆動信号をステレオの音楽駆動信号に対して所定間隔で交互に重畳した駆動信号によって一対の前記振動体の前記振動子を交互に周期的に駆動させることで前記接触部の後端部を接触させた使用者の眼部の閉じられた瞼を介して音楽振動に超音波振動が前記所定間隔で左右交互に間欠的に重畳された振動を与える制御部と
    を具備したことを特徴とする眼部用マッサージ装置。
  2. 装着部は、接触部より軟質の緩衝材を有し、この緩衝材は、振動子に対して前側に位置し、弾性変形により前記接触部の後端部を眼部の閉じられた瞼に対して接触する際の圧力を緩和す
    ことを特徴とする請求項1記載の眼部用マッサージ装置。
  3. 接触部は、眼部の閉じられた瞼に接触する後端部がこの眼部の閉じられた瞼に沿って湾曲している
    ことを特徴とする請求項1または2記載の眼部用マッサージ装置。
JP2015111067A 2015-06-01 2015-06-01 眼部用マッサージ装置 Active JP5828536B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015111067A JP5828536B1 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 眼部用マッサージ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015111067A JP5828536B1 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 眼部用マッサージ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5828536B1 true JP5828536B1 (ja) 2015-12-09
JP2016221010A JP2016221010A (ja) 2016-12-28

Family

ID=54784322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015111067A Active JP5828536B1 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 眼部用マッサージ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5828536B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105853178A (zh) * 2016-03-31 2016-08-17 宁波优视佳视力保健有限公司 眼部按摩器
CN106389108A (zh) * 2016-08-31 2017-02-15 无锡贝恩外科器械有限公司 一种眼部护眼仪

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7285632B2 (ja) * 2018-10-30 2023-06-02 ヤーマン株式会社 刺激付与装置
JP6551955B1 (ja) * 2019-01-25 2019-07-31 株式会社上山製作所 マッサージ装置及びその振動子ユニット

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07236677A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Washi Kosan Kk 眼のマッサージ器
JPH11206836A (ja) * 1998-01-30 1999-08-03 Takeo Sato 目の治療器
JP2002253631A (ja) * 2001-03-06 2002-09-10 Hiromichi Nozawa 眼の健康マッサージ器
JP3104947U (ja) * 2004-04-30 2004-10-21 株式会社サトー商事 眼部マッサージ器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07236677A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Washi Kosan Kk 眼のマッサージ器
JPH11206836A (ja) * 1998-01-30 1999-08-03 Takeo Sato 目の治療器
JP2002253631A (ja) * 2001-03-06 2002-09-10 Hiromichi Nozawa 眼の健康マッサージ器
JP3104947U (ja) * 2004-04-30 2004-10-21 株式会社サトー商事 眼部マッサージ器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105853178A (zh) * 2016-03-31 2016-08-17 宁波优视佳视力保健有限公司 眼部按摩器
CN105853178B (zh) * 2016-03-31 2018-04-17 宁波优视佳视力保健有限公司 眼部按摩器
CN106389108A (zh) * 2016-08-31 2017-02-15 无锡贝恩外科器械有限公司 一种眼部护眼仪

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016221010A (ja) 2016-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5828536B1 (ja) 眼部用マッサージ装置
JP4162097B1 (ja) 脳神経系疾患予防装置
KR102441833B1 (ko) 피부미용 마스크
JP5637580B1 (ja) マッサージ装置
KR20230098701A (ko) 안과 질환에 대한 치료용 초음파
US8758279B2 (en) Body contoured stimulating and rejuvenating system
JP6112643B1 (ja) 歯ブラシ兼用美顔器
JP2018510704A (ja) 睾丸マッサージ器
JP6351083B1 (ja) 顔部マッサージ装置および顔部マッサージシステム
KR101086196B1 (ko) 칼라 발 반사요법 기기
KR102404071B1 (ko) 음향 압력을 이용한 진동과 광음향을 이용한 골전도 음향을 제공하는 인체자극시스템
JP6551955B1 (ja) マッサージ装置及びその振動子ユニット
JP2002253631A (ja) 眼の健康マッサージ器
JP6004360B1 (ja) 腹部用マッサージ装置
CN113797017A (zh) 一种兼具振动按摩与音乐欣赏的眼罩
JP3121595U (ja) 骨伝導マッサ−ジ装置
KR20060120726A (ko) 탈착식 초음파 자극기
WO2014093358A1 (en) Time management device
JP7148195B1 (ja) 刺激システム
US20200237614A1 (en) Method for inducing a meditative state
KR20200046244A (ko) 구강 근육 마사지 장치
KR20020091565A (ko) 음파진동 치료 및 미용기
GB2451349A (en) A vibrating device for the treatment of epicondylitis
KR20200105104A (ko) 피부 미용 기기
CN215082082U (zh) 一种头部按摩装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5828536

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350