JP5828532B1 - 貼付装置 - Google Patents

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【課題】ハイバンプテープのように厚みのあるテープであっても台紙から剥離してウエハに貼り付け可能な貼付装置を提供する。【解決手段】貼付装置1は、台紙BSに保護テープ形成用のフィルムFが貼着された帯状素材TAを搬送する帯状素材搬送機構と、フィルムFに閉ループの切り込みを入れて、保護テープを形成するプリカット機構と、帯状素材TAを剥離エッジ41で折り返すとともに、周面に粘着性を備えて保護テープを押圧しつつ回転する貼付ローラ70によって、台紙BSから保護テープを剥離しながら貼付ローラ70の周面に保護テープを付着させる剥離付着機構と、貼付ローラ70が貼付ステージ90に載置されたウエハWを押し付けながら、貼付ローラ70と貼付ステージ90との相対移動によって貼付ローラ70が回転し、保護テープをウエハWに貼り付ける貼付機構と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ウエハに保護テープを貼付する貼付装置に関する。
半導体装置の製造過程においては、半導体ウエハに形成された回路を保護すべく保護テープが貼付される工程がある。例えば、バックグラインディング工程では、ウエハの回路が形成された面にバックグラインディングテープ(以下、BGテープ)を貼付し、逆側の面(裏面)を研削している。
このような保護テープをウエハに貼付する装置として、例えば、特許文献1などがある。特許文献1では、台紙に保護テープ形成用のフィルムが貼着された帯状素材について、フィルムに閉ループの切り込みを入れて保護テープを形成し、帯状素材を剥離エッジで折り返すことで台紙から保護テープを剥離しつつウエハに貼り付けている。
近年では、ウエハに凹凸を有する回路(バンプ)が形成されたものがある。バンプの凹凸が大きい場合、通常の厚みのBGテープでは薄過ぎ、BGテープを貼った面に凹凸ができてしまう。ウエハの裏面を砥石に押しつけて研削する際、ウエハの裏面が均一に砥石に押しつけられなくなるため、均一な研削が困難になる。このため、厚みのあるBGテープ(以下、ハイバンプテープ)が利用される。
特開2014−136598号公報
台紙にハイバンプテープ形成用のフィルムが貼着された帯状素材については、フィルムに閉ループの切り込みを入れ、帯状素材を折り返して台紙からハイバンプテープを剥離する場合、フィルムの粘着剤層の厚みが大きいことから、帯状素材を折り返す際、ハイバンプテープが台紙に追従してしまい、ハイバンプテープを台紙から剥離しがたいという問題があった。
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ハイバンプテープのように厚みのあるテープであっても台紙から剥離してウエハに貼り付け可能な貼付装置を提供することにある。
本発明の第の観点に係る貼付装置は、
ウエハに保護テープを貼着する貼付装置において、
台紙に保護テープ形成用のフィルムが貼着された帯状素材を搬送する帯状素材搬送機構と、
前記フィルムに閉ループの切り込みを入れて、前記保護テープを形成するプリカット機構と、
前記帯状素材を剥離エッジで折り返すとともに、周面に粘着性を備えて前記保護テープを押圧しつつ回転する貼付ローラによって、前記台紙から前記保護テープを剥離しながら前記貼付ローラの周面に前記保護テープを付着させる剥離付着機構と、
前記貼付ローラが貼付ステージに載置されたウエハを押し付けながら、前記貼付ローラと前記貼付ステージとの相対移動によって前記貼付ローラが回転し、前記保護テープを前記ウエハに貼り付ける貼付機構と、を備え、
前記帯状素材を前記剥離エッジで折り返して前記保護テープの先端部を剥離した後、前記帯状素材を後退させて、前記貼付ローラに前記保護テープを付着させることを特徴とする。
本発明の第の観点に係る貼付装置は、
ウエハに保護テープを貼着する貼付装置において、
台紙に保護テープ形成用のフィルムが貼着された帯状素材を搬送する帯状素材搬送機構と、
前記フィルムに閉ループの切り込みを入れて、前記保護テープを形成するプリカット機構と、
前記帯状素材を剥離エッジで折り返すとともに、周面に粘着性を備えて前記保護テープを押圧しつつ回転する貼付ローラによって、前記台紙から前記保護テープを剥離しながら前記貼付ローラの周面に前記保護テープを付着させる剥離付着機構と、
前記貼付ローラが貼付ステージに載置されたウエハを押し付けながら、前記貼付ローラと前記貼付ステージとの相対移動によって前記貼付ローラが回転し、前記保護テープを前記ウエハに貼り付ける貼付機構と、を備え、
前記剥離エッジが前記帯状素材の送り方向に往復動可能に構成され、
前記保護テープの先端部を剥離した後、前記剥離エッジが前記帯状素材の送り方向の逆向きに移動して前記保護テープの先端部を剥離し、
前記剥離エッジが前記帯状素材の送り方向に移動し、前記保護テープの先端が前記剥離エッジ上にて元の位置に戻った後、前記貼付ローラに前記保護テープを付着させることを特徴とする。
また、前記帯状素材の前記剥離エッジの後方の部位を押圧し、前記帯状素材に張力を加えながら前記保護テープの先端部を剥離することが好ましい。
また、前記貼付ローラは、前記保護テープの一方の先端部から中央部にかけて徐々に押圧力を大きくしつつ、前記保護テープの中央部から他方の先端部にかけて徐々に押圧力を小さくしながら前記ウエハに貼付することが好ましい。
本発明に係る貼付装置では、ハイバンプテープのように厚みのあるテープであっても台紙から剥離してウエハに貼り付けることが可能である。
貼付装置の正面図である。 貼付装置の平面図である。 図3(A)はシート状刃物の平面図、図3(B)は図3(A)のA−A’断面図である。 保護テープが形成された帯状素材の平面図である。 貼付動作を示す図である。 貼付動作を示す図である。 貼付動作を示す図である。 貼付動作を示す図である。 貼付動作を示す図である。 貼付動作を示す図である。 貼付動作を示す図である。 貼付動作を示す図である。 貼付動作を示す図である。 貼付動作を示す図である。 他の形態の貼付装置による貼付動作を示す図である。 他の形態の貼付装置による貼付動作を示す図である。
図を参照しつつ、本実施の形態に係る貼付装置について説明する。貼付装置1は、図1、2に示すように、帯状素材支持ローラ10、カッティングローラ30、剥離台40、折り返し角度調節ローラ42、押圧装置50、巻き取りローラ60、貼付ローラ70、Y軸位置検出センサ80、X軸位置検出センサ81、貼付ステージ90、制御装置100を備える。
なお、下記の説明では、図1における+Y方向を前、−Y方向を後と記す。
帯状素材支持ローラ10は、巻き回された帯状素材TAを支持している。帯状素材TAは、台紙BSにフィルムFが張り合わされて巻き回されている。フィルムFは保護テープPT形成用のフィルムであり、粘着剤層(不図示)により台紙BSに貼着されている。帯状素材支持ローラ10は、引き出される帯状素材TAに撓みが生じないよう反時計回りに回転可能であり、バックテンションをかけることが可能である。
カッティングローラ30は、フィルムFに切り込みを入れ、保護テープPTを形成する。カッティングローラ30は、例えば、図3(A)、(B)に示すシート31aに閉ループの刃31bが立設する着脱自在なシート状刃物31がローラに巻き回されて構成されている。異なる径の閉ループの刃31bが立設するシート状刃物31に取り替えることにより、径が異なる種々のウエハWに対しても適用できる。
帯状素材TAがカッティングローラ30と押さえローラ32に挟まれて進むと、カッティングローラ30が回転するにつき、図3に示すように、フィルムFには閉ループの保護テープPTが形成される。なお、刃の高さは、台紙BSが切断されない程度に設定されている。
剥離台40は、カッティングローラ30の前方に配置されており、剥離台40の前端部には剥離エッジ41を備えている。保護テープPTが形成された帯状素材TAが、剥離台40の上を通過し、剥離エッジ41で折り返されることにより、台紙BSから保護テープPTが剥離される。
剥離台40の下方には折り返し角度調節ローラ42が配置されており、折り返し角度調節ローラ42は、Y軸方向に移動可能に構成されている。折り返し角度調節ローラ42が前方に位置すると帯状素材TAの折り返し角度が鈍角になり、後方に位置すると帯状素材TAの折り返し角度が鋭角になる。折り返し角度調節ローラ42は、使用される帯状素材TAに応じて、適宜移動して用いられる。また、折り返し角度調節ローラ42は、Z軸方向に移動可能に構成され、帯状素材TAの折り返し角度が調節される形態であってもよい。折り返し角度調節ローラ42の位置を変更することにより、用いる帯状素材TAに応じた剥離しやすい折り返し角度に調節することができる。
押圧部材50は、Z軸方向に移動可能であり、帯状素材TAを剥離台40に押しつけ、帯状素材TAの移動を抑制する。
巻き取りローラ60は、帯状素材TAの巻き取りを行う。帯状素材TAは巻き取りローラ60の回転駆動により、帯状素材支持ローラ10から巻き取りローラ60へと進む。なお、巻き取りローラ60の回転駆動ではなく、巻き取りローラ60と折り返し角度調節ローラ42の間に駆動ローラが設置され、駆動ローラによって帯状素材TAを進行させる形態でもよい。
貼付ローラ70は、貼付ローラ支持部材71に支持されており、サーボモータ等によって回転可能に構成されている。また、貼付ローラ支持部材71はX軸方向、Y軸方向、Z軸方向にそれぞれ移動可能に構成されている。貼付ローラ70の外周面は粘着性を有しており、粘着力により、保護テープPTを付着させて保持可能である。貼付ローラ70の外周面の粘着力は、保護テープPTの粘着材層の粘着力よりも弱く設定される。貼付ローラ70として、例えば、粘着性シート等がローラに脱着可能に巻き回された構成が挙げられる。
Y軸位置検出センサ80は、貼付ローラ70に保持された保護テープPTのY軸方向の先端位置を検出する。Y軸位置検出センサ80は、保護テープPTのY軸方向における先端位置を検出可能なものであれば限定されない。Y軸位置検出センサ80として、例えば、画像センサ等が挙げられ、貼付ローラ70を撮影し、その画像から貼付ローラ70に保持された保護テープPTの先端位置を検出する。
X軸位置検出センサ81は、貼付ローラ70に保持された保護テープPTのX軸方向の先端位置を検出する。X軸位置検出センサ81は、保護テープPTのX軸方向における先端位置を検出可能なものであれば限定されない。X軸位置検出センサ81として、例えば、フォトセンサが挙げられ、保護テープPTと貼付ローラ70との反射光の光量の差に基づいて、貼付ローラ70に保持されている保護テープPTのX軸方向の先端部の位置を検出する。
貼付ステージ90は、ウエハWが載置され、ウエハWに保護テープPTが貼り付けられる台である。貼付ステージ90には、ウエハWの載置位置を規定する不図示の位置決め機構を備える。
制御装置100は、上述した各装置の制御を行う。
続いて、貼付動作について説明する。なお、以下の各動作は、制御装置100の制御によって行われる。
貼付ステージ90にウエハWが載置される。ウエハWの載置は、不図示の搬送装置により行われる。
巻き取りローラ60の回転により、帯状素材TAが引き出され、ガイドローラ20、21の間を通過し、カッティングローラ30へと進む。そして、帯状素材TAのフィルムFに閉ループの切り込みが入れられ、保護テープPTが形成される。
保護テープPTの前端が剥離エッジ41付近に到達した後、図5に示すように、押圧装置50が下降し、帯状素材TAを剥離台40に押し付ける。
そして、図6に示すように、巻き取りローラ60が時計回りに回転し、帯状素材TAを巻き取り、保護テープPTの予備剥離を行う。これにより、保護テープPTが台紙BSから剥離され、剥離エッジ41から突出する。
その後、図7に示すように、巻き取りローラ60が回転し、保護テープPTの前端が剥離エッジ41まで戻される。
続いて、図8に示すように、貼付ローラ70が下降し、保護テープPTを押圧する。そして、巻き取りローラ60が帯状素材TAを巻き取ることにより、貼付ローラ70が同期して回転する。貼付ローラ70の外周面は粘着性を有しており、そして、保護テープPTの予備剥離を行っているため、保護テープPTの前端が容易に貼付ローラ70の周面に付着する。そして、帯状素材TAが剥離エッジ41で折り返されていき、保護テープPTが台紙BSから剥離されつつ、貼付ローラ70の外周面に付着していく。
保護テープPTの後端まで貼付ローラ70に付着した後、図9に示すように、巻き取りローラ60の回転が停止し、貼付ローラ70が上昇する。
その後、図10に示すように、貼付ローラ70は前進し、Y軸位置検出センサ80、X軸位置検出センサ81の上へ移動する。ここで、貼付ローラ70が回転し、貼付ローラ70に付着している保護テープPTの前端位置をY軸位置検出センサ80が検出する。なお、Y軸位置検出センサ80は、保護テープPTの後端位置を検出する形態であってもよい。また、X軸位置検出センサ81が保護テープPTのX軸方向の先端位置を検出する。X軸位置検出センサ81は、保護テープPTの+X方向の先端位置、−X方向の先端位置のいずれを検出してもよい。
貼付ローラ70に付着している保護テープPTのX軸位置、Y軸位置が検出された後、図11に示すように、貼付ローラ70は貼付ステージ90の上へと移動する。ここで、制御装置100は、検出された保護テープPTの上記の位置情報に基づいて、貼付ステージ90に載置されているウエハW上へと移動する貼付ローラ70のY軸方向、X軸方向の移動量、及び、回転角度を演算し、貼付ローラ70を移動させる。
そして、図12に示すように、貼付ローラ70が下降し、保護テープPTの前端をウエハWに押し付ける。続いて、保護テープPTを押し付けたまま、図13に示すように、貼付ローラ70が後退する。貼付ローラ70の粘着力は、保護テープPTの粘着力よりも弱く設定されているので、貼付ローラ70が回転することにより、保護テープPTがウエハWに貼り付けられていく。
そして、図14に示すように、保護テープPTの後端までウエハWに貼り付けられた後、貼付ローラ70が上昇し、貼付ローラ70は元の位置、即ち、剥離エッジ41の上方へと後退する。
なお、上記では貼付ローラ70が後方に移動して保護テープPTの前端から後端にかけてウエハWに貼り付けているが、貼付ローラ70が前方に移動して保護テープPTの後端から前端にかけて貼り付けてもよい。
そして、保護テープPTが貼り付けられたウエハWが搬送され、他のウエハWが貼付ステージ90に載置され、順次、保護テープPTをウエハWに貼り付けていく。以上のようにして、保護テープPTをウエハWに貼り付けることができる。
上述したように、貼付装置1では、押圧装置50で剥離エッジ41の後方に位置する帯状素材TAを押圧しながら、帯状素材TAを剥離エッジ41で折り返して引っ張り、保護テープPTの前端部を剥離している。剥離エッジ41で折り返される帯状素材TAに十分な張力を加えることができるため、ハイバンプテープのように厚みが大きい保護テープPTについても剥離することができる。
また、保護テープPTの前端部の剥離について、図15、図16に示すように、剥離台40に対し、剥離エッジ41が移動して剥離する形態でもよい。図15に示すように、帯状素材TAが剥離台40上にて送られ、保護テープPTの先端が剥離エッジ41の先端に到達し、押圧装置50で帯状素材TAが剥離台40に押し付けられるまで、剥離エッジ41は前進した状態である。
そして、図16に示すように、剥離エッジ41が後退するとともに、帯状素材TAが巻き取られることによって、帯状素材TAが剥離エッジ41で折り返され、保護テープPTの先端が台紙BSから剥離される。
その後、剥離エッジ41が後退して元の位置(図15に示す位置)に戻るとともに、帯状素材TAが巻き戻され、保護テープPTの先端が剥離エッジ41の上方に戻る。そして、貼付ローラ70に保護テープPTが付着される。
また、貼付ローラ70がウエハWに保護テープPTを押し付ける押圧力は、ウエハWの前端部から中央部にかけて徐々に大きくなるとともに、ウエハWの中央部から後端部にかけて徐々に小さくなるよう制御されていることが好ましい。貼付ローラ70が同じ力でウエハWに力を加えて貼り付ける場合、ウエハWは円形であるため、ウエハWの前端部、後端部に加わる圧力が大きく、その間では小さくなる。ハイバンプテープのように、厚みが大きい保護テープPTの場合では、ウエハWの前端部及び後端部に貼り付けられた部位では保護テープPTが押し潰され、ウエハWの中央の部位との厚みが相違することになり、バックグラインディング工程における裏面研削に支障をきたしてしまうとともに、ウエハWの前端部及び後端部に加わる力が大きくなり過ぎ、形成されている回路の不良が生じるおそれもある。ウエハWの中央部から後端部にかけて徐々に小さくなるよう制御することにより、ウエハWに加わる応力が全面的に均一になり、厚みにムラがなくなるとともに、ウエハWに形成された回路の不良の発生も抑えられる。
また、貼付装置1では、円柱状の貼付ローラ70に保護テープPTを吸着させた後、ウエハWに貼り付けているため、保護テープPTをウエハWに貼り付ける際、保護テープPTには面方向に張力が加わらない。したがって、保護テープPTが貼り付けられるウエハWにも面方向の負荷はかからず、低張力にて貼り付けができる。
例えば、特許文献1のように、保護テープPTに張力を加えながらウエハWに貼り付けると、その後、貼り付けられた保護テープPTは収縮し、ウエハWに収縮応力が負荷される。そして、このウエハWをバックグラインディング工程にて裏面を研削し、ウエハWが薄くなると、ウエハWを研削するステージから取り外した際、負荷された収縮応力でウエハWが反ってしまう。ウエハWが反ってしまうと、ウエハWを研削するステージから搬送できなくなり、次の工程へ進めないという問題が生じる。貼付装置1では、保護テープPTに張力がかからないようにしてウエハWに貼り付けられるので、上記のような不都合の発生が抑えられる。
なお、上記では、保護テープPTの予備剥離を行う動作について説明したが、予備剥離を行うか否かは、使用される帯状素材TAに応じて適宜制御すればよく、厚みが薄く、台紙BSから容易に剥離可能な帯状素材TAの場合では予備剥離を行わなくてもよい。
1 貼付装置
10 帯状素材支持ローラ
20 ガイドローラ
21 ガイドローラ
30 カッティングローラ
31 シート状刃物
31a シート
31b 刃
32 押さえローラ
40 剥離台
41 剥離エッジ
42 折り返し角度調節ローラ
43 ガイドローラ
50 押圧装置
60 巻き取りローラ
70 貼付ローラ
71 貼付ローラ支持部材
80 Y軸位置検出センサ
81 X軸位置検出センサ
90 貼付ステージ
100 制御装置
TA 帯状素材
F フィルム
BS 台紙
PT 保護テープ
W ウエハ

Claims (4)

  1. ウエハに保護テープを貼着する貼付装置において、
    台紙に保護テープ形成用のフィルムが貼着された帯状素材を搬送する帯状素材搬送機構と、
    前記フィルムに閉ループの切り込みを入れて、前記保護テープを形成するプリカット機構と、
    前記帯状素材を剥離エッジで折り返すとともに、周面に粘着性を備えて前記保護テープを押圧しつつ回転する貼付ローラによって、前記台紙から前記保護テープを剥離しながら前記貼付ローラの周面に前記保護テープを付着させる剥離付着機構と、
    前記貼付ローラが貼付ステージに載置されたウエハを押し付けながら、前記貼付ローラと前記貼付ステージとの相対移動によって前記貼付ローラが回転し、前記保護テープを前記ウエハに貼り付ける貼付機構と、を備え、
    前記帯状素材を前記剥離エッジで折り返して前記保護テープの先端部を剥離した後、前記帯状素材を後退させて、前記貼付ローラに前記保護テープを付着させる、
    ことを特徴とする貼付装置。
  2. ウエハに保護テープを貼着する貼付装置において、
    台紙に保護テープ形成用のフィルムが貼着された帯状素材を搬送する帯状素材搬送機構と、
    前記フィルムに閉ループの切り込みを入れて、前記保護テープを形成するプリカット機構と、
    前記帯状素材を剥離エッジで折り返すとともに、周面に粘着性を備えて前記保護テープを押圧しつつ回転する貼付ローラによって、前記台紙から前記保護テープを剥離しながら前記貼付ローラの周面に前記保護テープを付着させる剥離付着機構と、
    前記貼付ローラが貼付ステージに載置されたウエハを押し付けながら、前記貼付ローラと前記貼付ステージとの相対移動によって前記貼付ローラが回転し、前記保護テープを前記ウエハに貼り付ける貼付機構と、を備え、
    前記剥離エッジが前記帯状素材の送り方向に往復動可能に構成され、
    前記保護テープの先端部を剥離した後、前記剥離エッジが前記帯状素材の送り方向の逆向きに移動して前記保護テープの先端部を剥離し、
    前記剥離エッジが前記帯状素材の送り方向に移動し、前記保護テープの先端が前記剥離エッジ上にて元の位置に戻った後、前記貼付ローラに前記保護テープを付着させる、
    ことを特徴とする貼付装置。
  3. 前記帯状素材の前記剥離エッジの後方の部位を押圧し、前記帯状素材に張力を加えながら前記保護テープの先端部を剥離する、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の貼付装置。
  4. 前記貼付ローラは、前記保護テープの一方の先端部から中央部にかけて徐々に押圧力を大きくしつつ、前記保護テープの中央部から他方の先端部にかけて徐々に押圧力を小さくしながら前記ウエハに貼付する、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の貼付装置。
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