JP5827898B2 - ダクト吊り構造 - Google Patents

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Description

この発明は、建物の天井スラブなどの上部構造体に固定されて下方に延びる一対の吊りボルトを用いて、空調用あるいは吸排気用などのダクトを吊り込み式に支持して吊り下げるダクト吊り構造に関する。
従来、ダクト吊り構造では、建物における天井スラブなどの上部構造体に吊り込み式に設置されるダクト吊り工事において、ダクト(鋼板などの4つの板材で筒状に構成されるダクト)の幅や形状が変化する毎に、それに見合った吊り金具を各種製造して準備しておく必要があった。この従来のダクト吊り構造としては、例えば、建物の天井スラブなどの上部構造体に固定されて下方に延びる一対の吊りボルトを備え、この一対の吊りボルト間の幅をダクト幅に合わせてダクトの両側に設置し、かつ、このダクト底面の幅に合わせて切断されたアングル鋼材により一対の吊ボルトの下端を連結することで、当該アングル鋼材にダクトの底面を載置させて支持する吊り下げ式のダクト吊り構造がよく知られている(例えば、特許文献1または2参照。)。
特開2007−162910号公報 特開2010−175137号公報
しかしながら、従来のダクト吊り構造では、吊りボルトを、天井スラブ等の上部構造体から下方のダクトの底面位置まで長く延ばした構造により、吊るした状態のダクトの安定性が悪く、かつ、ダクトが延びる方向に複数配置させるため、材料費や部品代が高くなるという不具合があった。
そこで、この発明は、吊りボルトを短く設定でき、ダクトを安定して吊るすことができるダクト吊り構造を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、建物の天井スラブ等の上部構造体に固定されて下方に延びる吊りボルトによって、ダクトを吊り下げるためのダクト吊り構造であって、前記ダクトの両外側面の中央部に設けられ、前記ダクトの軸心方向に延びるフック体と、前記フック体の長手方向にスライド自在に前記フック体に係合し、前記吊りボルトを接続可能なダクト保持部材と、を備え、前記フック体は、前記ダクトの側面から外側に延びて端部を垂直下方に曲げたL字状に形成され、前記ダクト保持部材は、前記ダクトの外側面に面接触される接触面と、当該接触面の外周から前記ダクトの外側方向に延びるリブと、により一面が開口された凹状の箱体に形成されるとともに、当該箱体の外周リブ下端に前記フック体に係合させるJ字状のフック部と、この外周リブ上端に前記吊りボルトを挿入させて固定させる挿入部と、を備える、ことを特徴とする。
この発明によれば、ダクトの両側面のフック体に、ダクト保持部材を係合させて装着し、このダクト保持部材を吊りボルトに接続させることで、ダクトを吊りボルトにより吊るすとともに、この吊り状態で、ダクトの軸心方向に延びるフック体に沿ってダクト保持部材をスライドさせてダクトの最適な吊り位置に位置調整して保持される。
また、この発明によれば、ダクトのフック体にダクト保持部材のフック部を係合させて装着し、このダクト保持部材のリブの挿入部に吊りボルトを挿入させてナットの締結により固定させることで、ダクトを吊りボルトに保持させて吊るすとともに、この吊り状態で、ダクトの両側面にダクト保持部材の接触面を面接触させることで安定して保持される。
請求項の発明は、請求項に記載のダクト吊り構造において、前記挿入部は、スリット状に切り欠かれた切欠き部となっており、前記吊りボルトが挿入される挿入口にバネにより出没自在の突部が突出状態に配置され、当該突部に、前記吊りボルトの挿入時に当接して指圧により後退させる後退面と、前記吊りボルトの排出時に当接して抜けを防止する平坦面と、が形成された出没部材を備える、ことを特徴とする。
この発明によれば、ダクト保持部材の切欠き部に出没部材を設置させ、吊りボルトの挿入時に突部の後退面に当接させて指圧により突部を後退させて挿入し、吊りボルトの排出時に突部の平坦面に当接して抜けが防止されることで、ダクトの吊り状態でダクト保持部材の切欠き部から吊りボルトが外れることを防止する。
請求項の発明は、請求項1または2のいずれか1項に記載のダクト吊り構造において、前記フック体は、前記ダクトの側面板を折り曲げて一体に形成されている、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ダクトのフック体に装着されるダクト保持部材によりダクト側面の中央より少なくとも上方で吊りボルトが取り付けられるため、従来技術に比べて吊りボルトの長さを短く設定でき、この結果、ダクトを安定して保持して吊るすことが可能になる。また、吊りボルトに接続されるダクト保持部材を、ダクトのフック体に係合させて吊るす構造であり、このフック体の延びる長手方向にダクト保持部材をダクト両側面でスライドさせて位置調整できるため、この吊りボルトに吊るす最適な吊り位置にダクトを保持すことができる。また、フック体がダクト両側面の軸心方向に延びて形成されるため、このダクト両側面をフック体により補強でき、より安定してダクトを保持できる。
また、ダクト保持部材の接触面でダクトの両側面が保持されるため、ダクトをより安定して保持して吊るすことが可能になる。また、ダクトのフック体にダクト保持部材のフック部を係合するだけでダクトにダクト保持部材が簡単に装着され、このダクト保持部材の挿入部に吊りボルトを挿入させてナット締めするだけで、吊りボルトにダクトが簡単に保持されて吊るすことができるため、作業性が向上しタクトの取り付け作業の時間短縮が可能になる。また、ダクト保持部材の接触面にリブを形成させて挿入部とフック部とを備えただけの簡単な構造により、ダクトを安定させ、かつ安価に吊るすことができる。
請求項に記載の発明によれば、ダクト保持部材の切欠き部に設置された出没部材により、吊りボルトを突部の後退面に当接させて切欠き部に挿入した後、この吊りボルトの排出時に突部の平坦面に当接して抜けが防止されるため、ダクトの吊り状態でダクト保持部材の切欠き部から吊りボルトが外れることを確実に防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、ダクトの側面板を折り曲げてフック体が一体に形成されているため、ダクトの強度・剛性を高めることができるとともに、部品点数および部品コストを削減することができる。
この発明の実施の形態に係るダクト吊り構造を示す外観斜視図である。 図1のX−X線断面を示す断面図である。 図2の側面板の構造を示す斜視図である。 図1のダクト保持部材を詳細に示す斜視図である。 図4の出没部材に吊りボルトを挿入させる動作を示す動作説明図であり、(a)は挿入前の状態を、(b)は挿入途中の状態を、(c)は挿入後の状態を、各々示している。 図1のダクト吊り金具によりダクトを吊るす動作を示す図であり、(a)はダクトにダクト保持部材を装着する状態を、(b)はダクトに装着したダクト保持部材を吊りボルトに固定する状態を、各々示している。 カーブさせたダクトを示す外観斜視図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係るダクト吊り構造を示す外観斜視図である。また、図2は、図1のX−X線断面を示す断面図である。また、図3は、図2の側面板1Bの構造を示す斜視図である。また、図4は、図1のダクト保持部材13を詳細に示す斜視図である。図1に示すように、このダクト吊り構造10は、主として、吊りボルト11、フック体12、ダクト保持部材13により構成されている。
吊りボルト11は、建物の天井スラブ等の上部構造体に固定(図示せず)されて下方に延びてダクト1の両側を保持させて吊り下げるため、ダクト1の幅に合わせた間隔に平行して一対に配置されている。この吊りボルト11は、天井から下方に延びる下端にネジ部11aが形成されており、後術するダクト保持部材13にナット14の締結により固定できる構造になっている。
フック体12は、ダクト1を形成する鋼板などの金属材により形成され、このダクト1の側面板1B(図2および3参照)を折り曲げてダクト1と一体に形成されている。また、フック体12は、図1に示した筒状ダクト1の両外側面のほぼ中央に各々設けられて、当該ダクト1を保持するために、ダクト1の軸心方向に延びて形成されている。
ここで、ダクト1は、図2に示すように、鋼板などの板材を四方に配設した角ダクトであり、上下の水平板1Aと左右の側面板1Bとにより筒状とし、この各板材が隣接する側縁部にハゼ部1aが配設され、このハゼ部1aにより各側縁部が接合されている。また、ダクト1は、図1に示した筒状両端の開口端部の四辺(水平板1Aと側面板1bとの端部)を各々外方へ直角に折曲することで、この筒状開口端部の四辺に接続用のフランジ部1bを形成している。そして、ダクト1は、各フランジ部1bの四隅に、L字形のコーナーピース16を装着することで、筒状に固定されている。
そして、このようなダクト1の筒状両側面すなわち側面板1Bに、前述したフック体12が一体に形成されている。具体的に側面板1Bは、図3に示すように、水平板1Aと隣接させる側縁部にハゼ部1aが折り曲げられて形成され、このハゼ部1aと直交する両端部がさらに折り曲げられてフランジ部1bが形成されている。そして、フック体12を形成する場合、側面板1B両端のフランジ部1b中央を二分するように、側面板1Bの両側に切り欠いた切欠きCを形成し、この側面板1B両側の切欠きC間の中央に一部残された部位を折り曲げることでフック体12が形成されている。
この際、フック体12は、ダクト1の両側面(側面板1B)から外側に水平に延びて端部を垂直下方に折り曲げることでL字状になるように形成される。また、フック体12を折り曲げた後、切欠きCにより二分されたフランジ部1bを結合(接着)させることで、図1に示したダクト1側面にフック体12が形成されている。
このフック体12は、図3に示した側面板1B両側から切り欠いた切欠きCの深さによって、ダクト1側面で筒状軸心方向に延びる長さが調整されている。すなわち、フック体12は、図1に示したダクト1の筒状軸心方向に延びる長さを調整することで、ダクト1の両側面(側面板1B)を補強するとともに、ダクト1の側面における最良の吊り位置に、後術するダクト保持部材13を係合させた後でもスライドさせて位置調節可能に形成されている。
一方、ダクト保持部材13は、図4に示すように、ダクト1の筒状両側面(側面板1B)に面接触される接触面13aと、この接触面13aの外周からダクト1の外側方向に延びるリブ13cと、により一面が開口された凹状の箱体に形成されている。また、ダクト保持部材13は、箱体の外周リブ13c下端にフック体12に係合させるJ字状のフック部13bと、この外周リブ13c上端に中央を切欠いて吊りボルト11を挿入させて固定させる切欠き部13dと、を各々備えている。
このダクト保持部材13は、図1に示したように、フック部13bをフック体12の長手方向にスライド自在に係合し、切欠き部13dに吊りボルト11を挿入してナット14の締結により固定(接続)させることで、吊りボルト11とフック体12とを各々接続してダクト1を吊り状態に保持するように配置されている。すなわち、フック部13b側が固定され、切欠き部13d側に引っ張られる吊り構造になり、この吊り状態でフック部13bを支点として接触面13aがダクト1の側面方向に傾いて当該側面を押圧して面接触するようになっている。
また、接触面13aには、図3に示した外周を囲むようにリブ13cが設けられ、凹状の箱体になるように形成されている。このリブ13cは、前述した吊り状態で切欠き部13d側が引っ張られる際、ダクト保持部材13自体が変形して、吊り位置や接触面13aの面接触圧にバラ付きが生じないように補強する役割をしている。すなわち、リブ13cは、接触面13aの外周に沿って囲むように補強することで、吊りボルト11を固定する切欠き部13dで吊り状態の引っ張りによる変形(バラ付き)が生じないように形成されている。
ここで、ダクト保持部材13の切欠き部13dには、図5に示したように、吊りボルト11(図1参照)が挿入される挿入口に、バネにより出没自在の突部15bを突出状態に配置させる出没部材15(図1に図示せず)が装着されている。この出没部材15について、図5を参照して詳細に説明する。図5は、図4の出没部材15に吊りボルト11を挿入させる動作を示す動作説明図であり、(a)は挿入前の状態を、(b)は挿入途中の状態を、(c)は挿入後の状態を、各々示している。まず、出没部材15は、図5(a)に示すように、本体15a内に収納されるバネ15cと、このバネ15cにより本体15aの外側に一部突出させた突部15bと、を各々備えており、この突部15bをダクト保持部材13の切欠き部13dに突出させた状態に配置されている。
突部15bには、吊りボルト11の挿入時に当接して指圧により後退させる後退面Aと、吊りボルト11の排出時に当接して抜けを防止する平坦面Bと、が各々形成されている(図3(c)参照)。後退面Aは、突部15bの先端に向かって窄まる傾斜面若しくは半円弧状曲面(図3では半円弧状曲面)に形成されている。また、平坦面Bは、後退面Aに対する裏側の背面に配置されて、突部15bの先端に向かって平坦に形成されている。
このような突部15bは、図3(a)に示した切欠き部13dに吊りボルト11を挿入する方向に対向させて後退面Aが配置され、その背面に平坦面Bが配置されている。そして突部15bは、図3(b)に示すように、後退面Aに吊りボルト11を挿入させて当接させることで、吊りボルト11により後退面Aが押圧されてバネ15cで付勢されながら本体15aの内部に後退される。このように吊りボルト11は、突部15bに当接させながら挿入され、バネ15cの付勢により突出する突部15bを押圧して後退させながら切欠き部13d内に挿入される。
そして、突部15bは、図3(c)に示すように、吊りボルト11を切欠き部13dの終端まで挿入すると、吊りボルト11による押圧が解除されてバネ15cにより付勢されて、再び、切欠き部13dに突出させた状態に戻される。このように突部15bが突出した状態では、切欠き部13d内に挿入された吊りボルト11を切欠き部13dから排出しようとしても、突部15bの後退面A裏側が平坦面Bになっているため、吊りボルト11の排出を止めて抜けを防止する構造になっている。
このように出没部材15は、突部15bの出没動作により吊りボルト11をダクト保持部材13の切欠き部13dに簡単に挿入でき、かつ吊りボルト11の挿入後はダクト保持部材13から容易に外れないように抜けを防止することができる。
次に、このような構成のダクト吊り構造10によりダクト1を吊るす動作について、図6を参照して詳しく説明する。図6は、図1のダクト吊り構造10によりダクト1を吊るす動作を示す図であり、(a)はダクト1にダクト保持部材13を装着する状態を、(b)はダクト1に装着したダクト保持部材13を吊りボルト11に固定する状態を、各々示している。まず、ダクト1を吊りボルト11により吊るす場合、図6(a)に示すように、ダクト1の両側面に形成されたフック体12にダクト保持部材13のフック部13bを傾けながら押し込むように装着し、フック体12から外れないように取り付ける。
その後、図6(b)に示すように、ダクト保持部材13を装着したダクト1を、建物の天井スラブ等の上部構造体(図示せず)に固定されて下方に延びる一対の吊りボルト11の位置まで押し上げることで、ダクト保持部材13に吊りボルト11の先端を固定させる。この際、ダクト1を吊りボルト11の位置まで押し上げる場合、ダクト1に装着されたダクト保持部材13が吊りボルト11に当接して外れないように、吊りボルト11を若干外側に傾斜させてダクト1を押し上げる。また、吊りボルト11は、ダクト1を吊り下げ位置まで押し上げた後、ダクト保持部材13の切欠き部13dに、前述した外側に傾けた状態から、図5に示した出没部材13の突部15bに当接させながら挿入され、この切欠き部13d内に抜けを防止した状態に装着させる。
最後に、ダクト保持部材13の切欠き部13dに吊りボルト11が装着されると、図6(b)に示したように、吊りボルト11先端のネジ部11aにナット14を締結させることで、吊りボルト11にダクト1が吊るされた状態に保持され、全ての吊り作業が完了する。この際、ダクト保持部材13は、図1に示したフック体12の延びる長手方向に沿ってダクト1の両側面でスライドさせて位置調整し、吊りボルト11に吊るす最適な吊り位置にダクト1を保持させる。
以上のように、このダクト吊り構造10によれば、ダクト1のフック体12に装着されるダクト保持部材13によりダクト1側面の少なくとも中央より上方に吊りボルト11が取り付けられるため、この吊りボルト11の長さを短く設定でき、かつ、この短い吊りボルト11に加えてダクト保持部材13の接触面13aでダクト1の両側面を保持することにより、ダクト1の吊り状態で短い吊りボルト11と接触面13aとにより安定して保持して吊るすことが可能になる。また、吊りボルト11に接続されるダクト保持部材13を、ダクト1のフック体12に係合させて吊るす構造であり、このフック体12の延びる長手方向にダクト保持部材13をダクト1両側面でスライドさせて位置調整できるため、この吊りボルト11に吊るす最適な吊り位置にダクト1を保持すことができる。また、フック体13がダクト1両側面の軸心方向に延びて形成されるため、このダクト1両側面をフック体13により補強でき、より安定してダクトを保持できる。
また、ダクト吊り構造10によれば、ダクト1のフック体12にダクト保持部材13のフック部13bを係合するだけでダクト1にダクト保持部材13を容易に装着できるとともに、このダクト保持部材13の切欠き部13dに吊りボルト11を挿入させてナット14締めするだけで、吊りボルト11にダクト1を簡単に保持させて吊るすことができるため、作業性が向上しタクト1の取り付け作業の時間短縮が可能になる。また、ダクト保持部材13のように、接触面13aにリブ13cを形成させて切欠き部13dとフック部13bとを備えただけの簡単な構造により、ダクト1を安定させ、かつ安価に吊るすことができる。
また、ダクト吊り金具10によれば、ダクト保持部材13の切欠き部13dに設置された出没部材15により、吊りボルト11を突部15bの後退面Aに当接させて切欠き部13dに挿入した後、この吊りボルト11の排出時に突部15bの平坦面Bに当接して抜けが防止されるため、ダクト1の吊り状態でダクト保持部材13の切欠き部13dから吊りボルト11が外れることを確実に防止できる。
さらに、ダクト吊り構造10によれば、ダクト1の側面板1Bを折り曲げてフック体12が一体的に形成されているため、ダクト1の強度・剛性を高めることができるとともに、部品点数および部品コストを削減することができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、側面板1Bを折り曲げてフック体12を一体的に設けているが、断面がL字状のアングル材をフック体12として、側面板1Bに接合するようにしてもよい。これにより、例えば、カーブさせたダクト構造においても、対応させて吊るすことが可能となる。
すなわち、図7は、カーブさせたダクト2を示す外観斜視図である。このカーブさせたダクト2は、図7に示すように、カーブして延びる軸心方向に対して所定の間隔で分割(図7では3等分に形成)されている。このように分割されたダクト2の両側面の所定位置(図7に示した点線位置)に、各々別体のフック体(図示せず)を配設することで、ダクト保持部材13を装着することができる。このようにカーブさせたダクト2の場合などで、図1に示したフック体12を、ダクト2と別体の構造にすることで、図1と同様にダクト保持部材13を装着して吊るすことが可能となる。
1、2 ダクト
1A 側面板
1B 水平板
1a ハゼ部
1b フランジ部
10 ダクト吊り金具
11 吊りボルト
11a ネジ部
12 フック体
13 ダクト保持部材
13a 接触面
13b フック部
13c リブ
13d 切欠き部(挿入部)
14 ナット
15 出没部材
15a 本体
15b 突部
15c バネ
A 後退面
B 平坦面
C 切欠き

Claims (3)

  1. 建物の天井スラブ等の上部構造体に固定されて下方に延びる吊りボルトによって、ダクトを吊り下げるためのダクト吊り構造であって、
    前記ダクトの両外側面の中央部に設けられ、前記ダクトの軸心方向に延びるフック体と、
    前記フック体の長手方向にスライド自在に前記フック体に係合し、前記吊りボルトを接続可能なダクト保持部材と、を備え、
    前記フック体は、前記ダクトの側面から外側に延びて端部を垂直下方に曲げたL字状に形成され、
    前記ダクト保持部材は、前記ダクトの外側面に面接触される接触面と、当該接触面の外周から前記ダクトの外側方向に延びるリブと、により一面が開口された凹状の箱体に形成されるとともに、当該箱体の外周リブ下端に前記フック体に係合させるJ字状のフック部と、この外周リブ上端に前記吊りボルトを挿入させて固定させる挿入部と、を備える、
    ことを特徴とするダクト吊り構造。
  2. 前記挿入部は、スリット状に切り欠かれた切欠き部となっており、前記吊りボルトが挿入される挿入口にバネにより出没自在の突部が突出状態に配置され、当該突部に、前記吊りボルトの挿入時に当接して指圧により後退させる後退面と、前記吊りボルトの排出時に当接して抜けを防止する平坦面と、が形成された出没部材を備える、
    ことを特徴とする請求項に記載のダクト吊り構造。
  3. 前記フック体は、前記ダクトの側面板を折り曲げて一体に形成されている、ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のダクト吊り構造。
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