JP5826522B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置に関するものである。
近年、白色発光ダイオード(LED)を光源に用いた発光装置が、電子機器のバックライト等に広く用いられている。又、自動車のインストルメントパネル内に、所定の情報を表示するべく、コンパクトに収められた発光装置が多用されるようになっており(特許文献1、2参照)、かかる用途にも、LEDを光源に用いた発光装置が用いられている。
ところで、LEDの点状発光は、一般に広い角度分布を有することから、これを均一な照度分布を備えた発光装置として構成するために、ロッドインテグレータが用いられる場合がある。
ロッドインテグレータは、ガラスや透明樹脂により構成され、例えば、図5(a)に示される中実型のロッドインテグレータ100と、図5(b)に示される中空型のロッドインテグレータ102とがある。前者は、LEDが対向配置される入光面100aと、入光面100aに対向する発光面100bとを有し、LEDからの出射光が入光面100aからその中実内部に入射して全反射を繰り返しながら発光面100bへと進むことにより、発光面100bの輝度の均一化が図られるものである(特許文献3参照)。
又、後者についても、LED104が対向配置される入光端部102aと、入光端部102aに対向する発光端部102bとを有し、LED104からの出射光が入光端部102aからその中空内部に入射して、内側面102cで全反射を繰り返しながら発光端部102bへと進むことにより、発光端部102bに配置される、空間光変調装置等の照射対象物(図示省略)の、輝度の均一化が図られるものである(特許文献4参照)。
特開2010−149768号公報 特開2009−089437号公報 特開2004−184612号公報 特開2006−349987号公報
ところで、上記のロッドインテグレータ100、102は、入光面100a、入光端部102aから内部に入射した光を全反射させながら発光面100b、発光端部102bへと送ることにより、輝度を均一化させるものであることから、輝度の均一性に優れた発光を得るためには、素子長(光軸方向の長さ)がより長いことが望ましい。従って、図6(b)に示される導光板106のように、素子長が短く、LED104が対向する入光面106aとこれに対向する発光面106bとの距離を十分に確保することが出来ないような場合には、発光面106bの輝度は、図6(a)に曲線Lで示されるように、発光面106bの全体に渡って、LED104の個数及び配置に応じた輝度分布の高低差が生じてしまうこととなる。
又、上記のロッドインテグレータ100、102は、輝度を均一化させることを主目的とするものであることから、それ以外の用途、例えば、必要に応じて発光面又は発光端部の全領域、一部の比較的広い領域、一部の比較的狭い領域といったように、異なる発光領域を選択的に発光させる発光装置には、適していないものである。図6(b)に示される、従来の素子長が短い導光板106を用いた発光装置についても、一部の領域を選択的に発光させることは(結果的に)可能としても、一部の比較的広い領域から最大で全領域にわたる均一発光を実現し得るものではない。
本発明は、上記のような問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、必要に応じて、発光面の発光領域を変えることを可能とすることにある。しかも、点状光源を用いた発光装置の、導光体(導光板)の素子長の如何に関わらず、これらの効果を得ることを可能とするものである。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)対向する2つの主面と該主面間をつなぐ周端面とを含み、一定の厚みを有して平面視で矩形平板状をなす導光板と、
該導光板の周端面の少なくとも一面に対向して配置される点状光源とを含み、
前記導光板の点状光源が配置された面を除く周端面の一面が、発光面を構成する発光装置であって、
前記導光板の、前記発光面と対向する第1の入光面に配置される、第1の点状光源と、
前記発光面と交差する第2の入光面に配置される、第2の点状光源を含み、
前記第2の点状光源からの出射光が、前記第2の入光面から前記導光板内に入射して、前記2つの主面を全反射しながら対向する周端面へと到達して反射され、かつ、前記第1の入光面へも到達して、反射されることを繰り返し、反射を繰り返した光は前記発光面へと到達し、前記発光面の全体から出射されるべく、前記第2の点状光源は、前記第1の点状光源が配置された第1の入光面の近傍に位置すると共に、
複数の前記第1の点状光源が、前記第1の入光面との距離が異なるようにして配置されていることを特徴とする発光装置(請求項1)。
本項に記載の発光装置は、導光板の発光面を構成する周端面と対向する入光面に配置される第1の点状光源からの出射光は、第1の入光面から導光板内に入射して、2つの主面間を全反射しながら発光面へと到達する。ここで、第1の入光面に近い第1の点状光源からの出射光は、第1の点状光源の発光面から出射後、空気中を伝搬する距離が短いことから、空気層による第1の入光面の長手方向(周端面の周方向)への拡散作用をあまり受けることなしに、第1の入光面へと到達する。よって、導光板の発光面は点状に、若しくは、発光面の全体のうちの一部の領域が、発光するものとなる。これに対し、第1の入光面から遠い第1の点状光源からの出射光は、第1の点状光源の発光面から出射後、空気中を伝搬する距離が長く、空気層による、入光面の長手方向への拡散作用を大きく受けて、入光面に到達する。よって、発光面のより広い領域が発光することとなる。
、前記導光板は矩形平板状をなしていることから、矩形平板上の導光板の、対向する2つの主面間をつなぐ周端面の、第1の入光面に対向して配置される第1の点状光源からの出射光により、入光面と対向する発光面が点状に、若しくは、発光面の全体のうちの一部の領域が、発光するものである。
又、前記導光板の周端面の、前記発光面を構成する面と交差する面に配置される、第2の点状光源を含むことから、導光板の周端面の、発光面と交差する面である第2の入光面に配置される、第2の点状光源からの出射光は、この面から導光板内に入射して、2つの主面を全反射しながら対向する周端面へと到達して反射される。又、上述の第1の点状光源が配置された第1の入光面へも到達して反射されることを繰り返す。そして、反射を繰り返した光は発光面へと到達し、発光面の全体から出射される。すなわち、第2の入光面に配置される第2の点状光源からの出射光によって、発光面は均一発光することとなる。
しかも、前記第2の点状光源は、前記第1の点状光源が配置された第1の入光面の近傍に位置することから、第2の点状光源からの出射光が、2つの主面を全反射しながら対向する周端面へと到達する間に、第2の点状光源の近傍に位置する、第1の点状光源が配置された周端面(第1の入光面)で反射される機会が増し、発光面を構成する周端面へ向かう光が増加することとなる。又、第2の点状光源からの出射光が、対向する周端面へと到達して反射された後も、同様の作用を奏することとなる。よって、第2の点状光源による、発光面の均一発光の輝度が向上することとなる。
)上記(1)項において、前記第1の点状光源は、前記第1の入光面との距離が異なるように、2以上の列を成して配置されている発光装置(請求項2)。
本項に記載の発光装置は、第1の入光面との距離が異なる各列毎の第1の点状光源からの出射光が、その距離に応じて、上記作用を奏するものである。
)上記(1)項において、前記第1の点状光源は一列に配置され、前記第1の入光面が、前記一列の第1の点状光源に対する距離が異なるように、凹凸状に形成されている発光装置(請求項3)。
本項に記載の発光装置は、凹凸状の第1の入光面に対する距離が異なる第1の点状光源からの出射光が、その距離に応じて、上記作用を奏するものである。
)上記(1)から()項において、前記第1の点状光源の発光色が、前記第1の入光面との距離に応じて異なる発光装置(請求項4)。
本項に記載の発光装置は、第1の点状光源の発光色が、第1の入光面との距離に応じて異なることから、導光板の発光面が点状に、若しくは、導光板の発光面の全体のうちの一部の領域が、発光する際の発光色と、それよりも広範囲の領域が発光する際の発光色とが、異なるものとなる。
)上記(1)から()項において、前記第1の点状光源には、その発光面が、前記第1の入光面に対し平行に配置されたものと、前記第1の入光面に対し非平行に配置されたものとが含まれる発光装置(請求項5)。
本項に記載の発光装置は、複数の第1の点状光源の一部を、その発光面が第1の入光面に対し非平行となるように配置することで、当該第1の点状光源からの出射光が、第1の入光面に入光する位置又は角度を調整し、導光板の発光面の点状に発光する位置、若しくは、導光板の発光面の全体のうちの一部の領域の発光位置を、調整するものである。
)上記(1)から()項において、前記第1の点状光源のドライバは、前記第1の点状光源を独立して点灯制御するものである発光装置(請求項6)。
本項に記載の発光装置は、複数の第1の点状光源が、そのドライバによって、独立して点灯制御されることで、導光板の発光面を点状に、若しくは、導光板の発光面の全体のうちの一部の領域を発光させる際に、発光素子毎の発光により、様々な発光パターンを実現するものである。
)上記(1)から()項において、前記第1の点状光源のドライバは、前記第1の入光面の長手方向の一端から他端に向けて、前記複数の第1の点状光源を順次点灯制御するものである発光装置(請求項7)。
本項に記載の発光装置は、第1の点状光源のドライバによって、第1の入光面の長手方向の一端から他端に向けて、複数の第1の点状光源が順次点灯するように制御されることで、導光板の発光面の点状に発光する位置、若しくは、導光板の発光面を構成する周端面の一面の、全体のうちの一部の領域の位置が、一端から他端に向けて順次移動するものとなる。
)上記(1)から)項において、前記第2の点状光源は、前記導光板の周端面の、前記発光面と交差する二面のうちの、少なくとも一面に配置される発光装置。
本項に記載の発光装置は、導光板の周端面の、発光面と交差する二面のうちの、少なくとも一面に配置される第2の点状光源からの出射光によって、上記作用を奏するものである。又、発光面と交差する二面に第2の点状光源が配置されることで、双方の第2の点状光源からの出射光によって、上記作用を二重に奏するものとなる。
)上記()から()項において、前記第1の点状光源と、前記第2の点状光源とは、発光色が異なる発光装置。
本項に記載の発光装置は、第1の点状光源からの出射光により、発光面が点状に、若しくは、発光面の全体のうちの一部の領域が発光する際と、第2の点状光源からの出射光に
よる発光面の均一発光する際とで、発光色が異なるものとなる。
10)上記(1)から()項において、前記第1、第2の点状光源及び前記導光板の発光面を構成する部分を除く周囲を覆う反射部材を備える発光装置(請求項)。
本項に記載の発光装置は、第1、第2の点状光源及び導光板の発光面を構成する部分を除く周囲を覆う反射部材によって、導光板の主面及び発光面以外の周端面から外部へと漏れ出す光についても反射させ、導光板内へと再入射させるものである。そして、導光板内へと再入射した光は、上述の発光面の発光に寄与するものとなる。
本発明はこのように構成したので、必要に応じて、発光面の発光領域を変えることが可能となる。しかも、点状光源を用いた発光装置の、導光体(導光板)の素子長の如何に関わらず、これらの効果を得ることが可能となる。
本発明に係る発光装置を模式的に示すものであり、(a)は分解状態を示す斜視図、(b)は組み上がった状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る発光装置の、導光板と点状光源とを示す平面図であり、(a)は平面図、(b)(c)は発光面の発光の態様を示した導光板の正面図である。 (a)(b)共に、本発明の実施の形態に係る発光装置の、別例に係る導光板と点状光源とを示す平面図である。 (a)(b)共に、本発明の実施の形態に係る発光装置の、更に別の例に係る導光板と点状光源とを示す平面図、及び、発光面の発光の態様を示した導光板の正面図である。 従来の発光装置の導光体を模式的に示すものであり、(a)は中実型のロッドインテグレータを示す斜視図、(b)は中空型のロッドインテグレータを示す断面図である。 導光体の素子長を短くした場合の問題点を説明するものであり、(a)は(b)に係る導光板の輝度分布を示すグラフ、(b)は素子長の短い導光板とLEDとを示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1に示されるように、本発明の実施の形態に係る発光装置10は、導光板12と、複数の点状光源としてのLED14と、LED14を実装する回路基板16Bと、LED14の発光面14aを除いた導光板12の特定部分を覆うハウジング16Aとを備え、これらが一体のユニットとして構成されるものである。このうち、ハウジング16Aと回路基板16Bとで、後述する反射部材16を構成するものである。図1(a)の符号13は、回路基板16Bに実装され、外部回路と接続されるコネクタである。
導光板12は、図1(a)、図2に示されるように、対向する2つの主面12c、12dと、主面12c、12d間をつなぐ周端面12a、12b、12fとを含むものである。又、導光板12の厚み(主面12c、12d間の距離)は一定であり、図2の例では平面視で矩形平板状をなしている。ここで、導光板12は透明樹脂材料を成形してなる板状の導光体である。導光板12の好適な透明樹脂材料には、メタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポレオレフィン樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、透明フッ素樹脂、エポキシ樹脂等が含まれる。
又、導光板12の周端面の一面12aに対向する第1の光源としてのLED14(14A、14B)が、周端面の一面12aに沿って複数配置されており、この一面12aは、入光面となっている。そして、LED14が配置された周端面の一面(以下、「第1の入光面」ともいう。)12aと対向する一面12bが、発光面(以下、12bを「発光面」ともいう。)として用いられるものである。
図1(a)、図2の例では、複数のLED14A、14Bは、第1の入光面12aとの距離が異なるように、二列を成して配置されている。そして、LED14の列は、各発光面が導光板12の第1の入光面12aと密着し、LED14Aの列よりも、LED14Bの列の方が、第1の入光面12aから遠くに位置している。
これらのLED14A、14Bのドライバは、入光面12aの長手方向の一端から他端に向けて、LED14A、14Bを順次点灯制御させることが可能なものとして構成さている。なお、このドライバは、回路基板16Bに実装されていてもよく、回路基板16Bの外部に設置されていても良い。
更に、図1(a)、図4(a)の例では、導光板12の周端面の、発光面を構成する面12bと直交する周端面12fにも、第2の点状光源としてのLED14(14C)が配置されており、周端面12fは第2の入光面となっている。LED14(14C)は、周端面の一面12f(図示の例では対向する二面であるが、何れか一面であっても良い。)の、第1の入光面12aの近傍に位置するように配置されている。図示の例では、LED14Aの発光色は赤色、LED14Bの発光色はオレンジ色、LED14Cの発光色は緑色となっている。
又、ハウジング16Aは、白色樹脂(白色ポリカ)で構成され、回路基板16Bは、導光板12との対向面が白色に塗装されることで、光の反射効率を高めている。更に、図示は省略するが、適宜、導光板12の第1の入光面12aには、導光板12の厚み方向へと延びる入光プリズムが形成されている。又、同様に、導光板12の発光面12bにも、導光板12の厚み方向へと延びるプリズム形状が形成され、又は、プリズムシートが配置される。なお、個々に用いられる具体的なプリズム形状については、適切な光の拡散効果が得られるものであれば良い。
なお、図示の導光板12は、その平面視において、発光面を構成する周端面12bの辺長よりも、発光面12bと直交する第2の入光面12f(図1(b)参照)の辺長が、短く形成されている。本発明の実施の形態では、発光面を構成する周端面12bの辺長が50mmであるのに対し、発光面12bと直交する周端面12fの辺長は20mmとなっている。
図3には、本発明の実施の形態に係る面状照明装置10の、導光板12及びLED14A、14Bの別例が示されている。図3(a)の例は、複数のLED14A、14Bが一列に配置され、導光板12の入光面12aが、一列の点状光源に対する距離が異なるように、凸部12aAと、凹部12aBとからなる凹凸状に形成されているものである。
図示の例では、凸部12aAはLED14Aの発光面と密着している。又、LED14Bの発光面と離間する凹部12aBは、後述するように、LED14Bからの出射光の、空気層による入光面12aの長手方向への拡散作用を考慮して、凸部12aAよりも、入光面12aの長手方向の長さを大きく取っている。なお、図3(a)の特徴部分を、図2の例と組み合わせて用いることも可能である。
又、図3(b)の例は、複数のLED14A、14B、14Cが、第1の入光面12aとの距離が異なるように、3列を成して配置されたものであり、LED14Bの列よりも、LED14Cの列の方が、更に第1の入光面12aから遠くに位置している。
又、図4(b)には、更に別の応用例としてオレンジ色に発光するLED14Bの発光面と、導光板12の入光面12aとのなす角度が非平行となるように、角度を与えて設置されたものが示されている。
さて、上記構成をなす、本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能となる。まず、本発明の実施の形態に係る発光装置10は、導光板12の発光面12bと対向する第1の入光面12aに配置される、第1の点状光源としてのLED14A、14Bからの出射光は、入光面12aから導光板12内に入射して、2つの主面12c、12d間を全反射しながら発光面12bへと到達する。
ここで、例えば図2の例では、入光面12aに近いLED14Aからの出射光は、その発光面から出射後、空気中を伝搬する距離が短く(若しくは無く)、空気層による入光面12aの長手方向への拡散作用をあまり(若しくは全く)受けることなしに、入光面12aへと到達する。よって、LED14Aからの出射光を受けて、導光板12の発光面12bは、図2(b)に示されるように点状に、若しくは、発光面12aの全体のうちの一部の領域が、赤色に発光するものとなる。
これに対し、入光面12aから遠いLED14Bからの出射光は、その発光面から出射後、空気中を伝搬する距離が長く、空気層による入光面12bの長手方向への拡散作用を大きく受けて、入光面12aに到達する。よって、LED14Bからの出射光を受けて、導光板12の発光面12bは、図2(c)に示されるように、より広い領域が発光することとなる。図2(c)の例では、2つのLED14Bからの出射光は、発光面12bの中央寄りの広範囲が、オレンジ色で連続的に発光するものとなっている。
上記の作用効果は、図3(a)に示されるように、複数のLED14A、14Bが一列に配置され、導光板12の入光面12aが、一列の点状光源に対する距離が異なるように、凸部12aAと、凹部12aBとからなる凹凸状に形成されている例でも、同様に得ることが出来る。
又、図3(b)に示されるように、LED14Bの列よりも、更に第1の入光面12aから遠くに位置しているLED14Cからの出射光は、空気層による、入光面12bの長手方向への拡散作用を更に大きく受けて、発光面12bの長手方向の全体に渡り、緑色で連続的に発光するものとなる。
又、図4(a)に示されるように、発光面12bと交差する第2の入光面12fに配置される、第2の点状光源としてのLED14Cからの出射光は、第2の入光面12fから導光板12内に入射して、2つの主面12c、12dを全反射しながら対向する周端面12fへと到達して反射される。又、LED14Cからの出射光は、第2の入光面12fから第1の点状光源であるLED14A、14Bが配置された第1の入光面12aへも到達して、反射されることを繰り返す。そして、反射を繰り返した光は発光面12bへと到達し、発光面12bの全体から出射されるものである。すなわち、第2の入光面12fに配置されるLED14Cの、緑色の出射光によって、発光面12bは緑色に均一発光することとなる。
このように、本発明の実施の形態に係る発光装置10によれば、発光パターンの異なる発光を、発光面12bに実現することが可能となる。そして、発光面12bの異なる発光パターン毎に、意味づけを行うような運用を行うことで、発光装置10を、様々な情報の発信手段として活用することも可能となる。
なお、第2の点状光源としての図4(a)のLED14Cは、発光面12bと交差する二面12fの一面にのみ設けられていても良いが、図示の如く両面に設けられることで、LED14Cからの出射光からの、上記作用効果を二重に奏するものとなり、発光面12bの均一発光を、より高い輝度で得ることが可能となる。
又、第2の点状光源である図4(a)のLED14Cが、第1の点状光源14A、14Bが配置された周端面(第1の入光面)12aの近傍に位置することにより、LED14Cからの出射光が、2つの主面12c、12dを全反射しながら対向する周端面14fへと到達する間に、第1の入光面12aで反射される機会が増し、発光面12bへ向かう光が増加することとなる。又、LED14Cからの出射光が、対向する周端面12fへと到達して反射された後も、同様の作用を奏することとなる。よって、第2の点状光源であるLED14Cによる、発光面12bの均一発光の輝度が向上することとなる。
なお、導光板12の第1の入光面12aに、導光板12の厚み方向へと延びる入光プリズムが形成されている場合には、LED14Cからの出射光の光路を分散させることに寄与し、発光面12bの均一発光を促進するものとなる。
又、発光面12bと対向する第1の入光面12aに沿って複数配置されている第1の点状光源が、独立して発光する複数のLED14A、14Bからなることで、発光面12bを点状に、若しくは、発光面12bの全体のうちの、一部の領域を発光させる際に、LED14A、14B毎の発光により、様々な発光パターンを実現することが可能となる。なお、図2(b)の例では、複数の赤色発光LED14Aが同時に発光する場合を例示しているが、一部のLED14Aが点灯することとしても良い。又、オレンジ色に発光するLED14Bが、各々単独で、又は、同時に点灯することとしても良い。更には、LED14A、14Bが同時に発光することとしても良い。
しかも、上述の如く、LED14A、14Bからの出射光により、発光面12bが点状に、若しくは、発光面12bの全体のうちの一部の領域が発光する際の赤色、オレンジ色又はこれらの混色からなる発光色と、LED14Cからの出射光による、発光面12bの緑色の均一発光とで、発光色が異なるものとなる。
よって、発光面12bの異なる発光色毎に、意味づけを行うような運用を行うことで、発光装置10を、様々な情報の発信手段として活用することも可能となる。
更に、第1の点状光源であるLED14A、14Bのドライバは、入光面12aの長手方向の一端から他端に向けて、複数のLED14A(14B)を、順次点灯制御させることも可能である。これによって、発光面12bの点状の発光、若しくは、発光面12bの、全体のうちの一部の領域の発光が、長手方向の一端から他端に向けて順次移動するものとなる。
よって、発光面12bの点状、若しくは、全体のうちの一部の領域の、赤色またはオレンジ色の発光方向に、意味づけを行うような運用を行うことで、発光装置10を、様々な情報の発信手段として活用することも可能となる。
更に、ハウジング16A及び回路基板16Bが、LED14A、14B、14C、及び、導光板12の発光面12bを除く周囲を覆う反射部材16を構成しており、この反射部材16によって、導光板12の主面12c、12d、及び、発光面12b以外の周端面12a、12fから外部へと漏れ出す光についても反射させ、導光板12内へと再入射させることが可能である。そして、導光板12内へと再入射した光は、上述した発光面12bの発光に寄与するものとなり、発光輝度を高めることが可能となる。
なお、図4(b)に示される応用例では、オレンジ色に発光するLED14Bの発光面と、導光板12の入光面12aとのなす角度が非平行となるように、角度を与えて設置されている。一方、赤色に発光するLED14Aの発光面と、導光板12の入光面12aとは、図2(a)の例と同じく平行となるように配置されている。
この場合には、発光面12bの点状に発光する位置、若しくは、一部の発光領域の位置を、発光素子毎により細かく調整することが可能となる。そして、図4(b)の例では、LED14Bの一方によるオレンジ色の発光が、発光面12bを正面視して、左側半分の領域12bLと、右側半分の領域12bRとに分かれたものとなる。
10:発光装置、12:導光板、12a:入光面、12aA:凸部、12aB:凹部、12b:発光面、 12c、12d:主面、12f:発光面と直交する周端面、 14、14A、14B、14C:LED、16:反射部材、16A:ハウジング、16B:回路基板

Claims (8)

  1. 対向する2つの主面と該主面間をつなぐ周端面とを含み、一定の厚みを有して平面視で矩形平板状をなす導光板と、
    該導光板の周端面の少なくとも一面に対向して配置される点状光源とを含み、
    前記導光板の点状光源が配置された面を除く周端面の一面が、発光面を構成する発光装置であって、
    前記導光板の、前記発光面と対向する第1の入光面に配置される、第1の点状光源と、
    前記発光面と交差する第2の入光面に配置される、第2の点状光源を含み、
    前記第2の点状光源からの出射光が、前記第2の入光面から前記導光板内に入射して、前記2つの主面を全反射しながら対向する周端面へと到達して反射され、かつ、前記第1の入光面へも到達して、反射されることを繰り返し、反射を繰り返した光は前記発光面へと到達し、前記発光面の全体から出射されるべく、前記第2の点状光源は、前記第1の点状光源が配置された第1の入光面の近傍に位置すると共に、
    複数の前記第1の点状光源が、前記第1の入光面との距離が異なるようにして配置されていることを特徴とする発光装置。
  2. 前記第1の点状光源は、前記第1の入光面との距離が異なるように、2以上の列を成して配置されていることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記第1の点状光源は一列に配置され、前記第1の入光面が、前記一列の第1の点状光源に対する距離が異なるように、凹凸状に形成されていることを特徴とする請求項記載の発光装置。
  4. 前記第1の点状光源の発光色が、前記第1の入光面との距離に応じて異なることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の発光装置。
  5. 前記第1の点状光源には、その発光面が、前記第1の入光面に対し平行に配置されたものと、前記第1の入光面に対し非平行に配置されたものとが含まれることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の発光装置。
  6. 前記第1の点状光源のドライバは、前記複数の第1の点状光源を独立して点灯制御するものであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の発光装置。
  7. 前記第1の点状光源のドライバは、前記第1の入光面の長手方向の一端から他端に向けて、前記複数の第1の点状光源を順次点灯制御するものであることを特徴とする請求項6記載の発光装置。
  8. 前記第1、第2の点状光源及び前記導光板の発光面を構成する部分を除く周囲を覆う反射部材を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の発光装置。
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