JP5825792B2 - エアクリーナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原動機に連通された吸気通路の途中にフィルタエレメントが設けられ、吸気通路に吸い込んだ空気をフィルタエレメントで浄化して原動機に導入可能なエアクリーナ装置に関する。
エアクリーナ装置のなかには、ケース内にフィルタエレメントが収納され、フィルタエレメントを収納したケースに複数の係止部が設けられ、複数の係止部に係止可能な複数のクランプがケースカバーに設けられたものが知られている。
このエアクリーナ装置によれば、複数の係止部に複数のクランプをそれぞれ係止させてケースにケースカバーが取り付けられる。
一方、複数の係止部から複数のクランプを外すことでケースからケースカバーが取り外される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−184669号公報
ここで、係止部にクランプを係止させるだけでケースカバーを取り付けるためには、特許文献1のエアクリーナ装置のように、ケースの全周に亘って複数の係止部を設けるとともに、ケースカバーの全周に亘って複数のクランプを設ける必要がある。
このため、係止部やクランプの個数が多くなり、そのことが部品点数を減らす妨げになっていた。
さらに、ケースカバーをカバーから取り外してフィルタエレメントを保守、点検(メンテナンス)する際には、多数個のクランプを各係止部から外す必要がある。
このため、フィルタエレメントの保守、点検に手間がかかり、この点において改良の余地が残されていた。
本発明は、部品点数の減少を図ることができ、フィルタエレメントの保守、点検を手間をかけないでおこなうことができるエアクリーナ装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、原動機の吸気口に連通された吸気通路にクリーナケースが設けられ、前記クリーナケースにカバーが着脱自在に設けられ、前記カバーおよび前記クリーナケース間にフィルタエレメントが設けられ、前記吸気通路に外部から吸い込んだ空気を前記フィルタエレメントで浄化して前記吸気口に導入可能なエアクリーナ装置において、前記クリーナケースに前記フィルタエレメントの全周を支える弾性変形可能なシール部を備え、前記クリーナケースは、前記シール部が嵌め込まれる受凹部と、前記カバーに対して反対側の部位に嵌合凹部を有する支持部と、を備え、前記カバーは、横長の状態で略矩形状の枠体に形成されたカバー周壁と、前記カバー周壁の一端部に設けられ、前記支持部の前記嵌合凹部に嵌合可能な凸部を有する揺動部と、該揺動部の反対側で、かつ、前記カバー周壁の他端部側に設けられ、前記クリーナケースに係止可能な係止部と、前記カバー周壁から前記クリーナケースに向けて張り出され、前記シール部の全周に押圧可能な突起と、を備え、前記嵌合凹部に前記凸部が嵌合されることにより、前記支持部および前記揺動部で前記クリーナケースに前記カバーを開閉自在に連結する蝶番部が形成され、前記突起が上下の突起および左右の突起で略矩形状の枠体に形成され、前記上突起および前記下突起の各中央部が左右の突起より大きく突出されることにより、前記カバーが前記クリーナケースに取り付けられた状態において、前記突起による前記シール部の押圧状態を確保し、前記カバーを開放するために、前記支持部の前記嵌合凹部を軸にして前記シール部から前記左右の突起を離す際に、前記受凹部に前記シール部が嵌め込まれた状態を確保することを特徴とする。
請求項2は、前記シール部および前記カバー間に前記フィルタエレメントが設けられ、該フィルタエレメントおよび前記シール部でエレメントユニットが形成され、前記カバーの前記揺動部に開口部が設けられ、前記クリーナケースに前記カバーが取り付けられた状態において、前記フィルタエレメントを支えるシール部が開口部を経て外部に露出可能としたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、クリーナケースに支持部を設け、前記支持部に嵌合凹部を形成した。また、カバーに揺動部を設け、揺動部に嵌合凹部に嵌合可能な凸部を形成した。
さらに、嵌合凹部に凸部を嵌合することにより、支持部および揺動部で蝶番部(丁番部、ヒンジ部)を形成した。この蝶番部でクリーナケースおよびカバーを開閉自在に連結できる。
このように、クリーナケースおよびカバーを蝶番部で開閉自在に連結することで、クリーナケースにカバーを取り付ける係止部材(例えば、ボルト)を減らすことができる。
加えて、蝶番部の支持部をクリーナケースに一体に形成し、蝶番部の揺動部をカバーに一体に形成した。
これにより、部品点数の減少を図ることができ、フィルタエレメントの保守、点検を手間をかけないでおこなうことができる。
さらに、クリーナケースにカバーを取り付ける係止部材を減らすことで、狭い空間においてカバー65の着脱作業を容易におこなうことができる。
また、請求項に係る発明では、カバー周壁を横長の状態で略矩形状の枠体に形成した。カバー周壁から突起を張り出し、突起をシール部の全周に押圧(押付)可能とした。この突起を上下の突起および左右の突起で略矩形状の枠体に形成し、上突起および下突起の各中央部を左右の突起より大きく突出させた。係止部は、カバーのうち揺動部の反対側に位置する。
よって、カバーの係止部を係止部材(例えば、ボルト)でクリーナケースに取り付けた状態において、上突起および下突起の各中央部(すなわち、カバーの中央部)でシール部を確実に押圧することができる。
これにより、突起(すなわち、カバー)によるシール部の押圧状態をシール部全周に亘って好適に確保することができる。
一方、左右の突起は突出寸法が小さく抑えられている。これにより、カバーを開放するために、支持部の嵌合凹部を軸にしてシール部から左右の突起を離す際に、受凹部にシール部が嵌め込まれた状態を確保することができる。
請求項に係る発明では、カバーの揺動部に開口部を設けた。そして、クリーナケースにカバーを取り付けた状態において、シール部を開口部を経て外部に露出可能とした。
よって、開口部に露出したシール部を外部(すなわち、カバーの外側)から目視することができる。
ここで、シール部およびカバー間にフィルタエレメントが設けられ、フィルタエレメントおよびシール部でエレメントユニットが形成されている。これにより、クリーナケースにカバーを取り付けた際に、シール部(すなわち、フィルタエレメント)の組付け状態を簡単に確認でき、組付け作業の容易化を図ることができる。
本発明に係るエアクリーナ装置を備えたコージェネレーション装置を示す斜視図である。 図1の2−2線断面図である。 本発明に係るエアクリーナ装置を示す斜視図である。 図3のエアクリーナ装置から蓋体を分解した状態を示す分解斜視図である。 図3のエアクリーナ装置からカバーを分解した状態を示す分解斜視図である。 本発明に係るエアクリーナ装置を示す断面図である。 図3の7−7線断面図である。 図3の8−8線断面図である。 本発明に係るエアクリーナ装置のクリーナケースおよびカバーを示す断面図である。 本発明に係るエアクリーナ装置のカバーを示す斜視図である。 図6の11部拡大図である。 図6の12部拡大図である。 図3の13部拡大図である。 本発明に係るエアクリーナ装置で吸気音を抑制する例を説明する図である。 本発明に係るエアクリーナ装置で浄化した空気をガスと混合してエンジンに導く例を説明する図である。 本発明に係るカバーを開放する例を説明する図である。 本発明に係るカバーを所定位置まで開放した状態を説明する図である。 本発明に係るカバーを外す例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図中において、「前」、「後」、「左」、「右」を「Fr」、「Rr」、「L」、「R」で示す。
実施例に係るエアクリーナ装置45を備えたコージェネレーション装置10について説明する。
図1に示すように、コージェネレーション装置10は、発電収納部12および電装収納部13に区画されたコージェネケース(筐体)11と、発電収納部12内の下部に収納されたエンジン(原動機)16と、エンジン16の本体(以下、「エンジン本体」という)17上部に設けられた発電機18と、エンジン本体17側方に設けられた熱交換器19と、電装収納部13内の下部に収納された第1制御部21と、電装収納部13内の上部に収納された電力変換部22とを備えた熱電併給装置である。
コージェネケース11は、前パネル、後パネル32、左サイドパネル33、右サイドパネル34およびルーフパネルで略矩形体状に形成されている。前パネルおよびルーフパネルは図示せず。
このコージェネケース11内の左サイドパネル33寄りに、左サイドパネル33に沿わせて仕切壁36が設けられている。さらに、仕切壁36の上端部36aから上仕切部38が右サイドパネル34まで延出するように設けられている。
コージェネケース11内に仕切壁36を設けることで、コージェネケース11内の空間が発電収納部12と電装収納部13との左右の空間に区画されている。
右側の発電収納部12は、エンジン16、発電機18および熱交換器19などが収納(配設)されている。
左側の電装収納部13は、第1制御部21および電力変換部(インバータユニット)22が収納(配設)されている。
さらに、図2に示すように、コージェネケース11内に上仕切部38を設けることで、発電収納部12の上方に吸/排気部14の空間が区画されている。
吸/排気部14は、エンジン16(図1も参照)の吸気系41の一部を構成するエアクリーナ装置45、ガス流量調整装置、ミキサー(スロットル弁を含む)が収納(配設)されている。
加えて、吸/排気部14は、エンジン16の排気系51の一部を構成するマフラー52が収納(配設)されている。マフラー52に排気出口53(図1も参照)が連通されている。
エンジン16は、吸気系41および排気系51を備えたガスエンジンである。
吸気系41は、コージェネケース11の後パネル32に設けられたエア吸気部42と、エア吸気部42をエンジン本体17の吸気口44に連通する吸気通路43と、吸気通路43の途中に設けられたエアクリーナ装置45とを備えている。
吸気通路43には、エアクリーナ装置45の下流側にガス流量調整装置が設けられ、ガス流量調整装置にミキサーが設けられている。このミキサーにはスロットル弁が含まれている。
吸気系41によれば、エア吸気部42から吸い込んだ外気(空気)が吸気通路43に導かれ、吸気通路43に導かれた空気がエアクリーナ装置45に導かれる。
エアクリーナ装置45に空気が導かれることにより、導かれた空気がエアクリーナ装置45で浄化される。エアクリーナ装置45で浄化された空気がミキサーでガス燃料と混合され、混合されたガス燃料がスロットル弁に導かれる。
スロットル弁を経たガス燃料がエンジン本体17の吸気口44を経て燃焼室内に導入され、エンジン16が駆動する。
図1に示すように、発電機18は、エンジン本体17の上部に設けられ、発電機18の駆動軸がエンジン16のクランクシャフトに同軸上に連結されている。
エンジン16で発電機18を駆動することにより、発電機18で電力(交流電力)を発電することができる。
熱交換器19は、エンジン16の排気ガスが導かれるとともに外部25から水が導かれ、排気ガスと水との間で熱交換することにより水を昇温するものである。
このように、エンジン16の廃熱(排熱)を熱源として利用して温水を生成し、生成した温水の熱をコージェネレーション装置10の外部25に導き出して暖房などに用いることが可能である。
第1制御部21は、仕切壁36の略下半部に設けられることで電装収納部13に配設されている。
この第1制御部21は、例えば、漏電遮断機が例示されるが、これに限定するものではなくその他のエンジン制御機能を備えることも可能である。
ところで、コージェネレーション装置10は、エアクリーナ装置45の右側(吸/排気部14の空間)に第2制御部23を備えている。
第2制御部23は、エンジン16の始動時に発電機18をスタータ機能に切り換え、エンジン16の始動後に発電機18をジェネレータ機能に切り換えるようにエンジン16を制御する機能などを備えるECUである。
この第2制御部23は、発電収納部12以外の空間であれば設置に制限がないため、電装収納部13に配設することも可能である。
電力変換部22は、仕切壁36の上半部に設けられることで電装収納部13に配設されている。
電力変換部22は、発電機18で発生した交流電力を要求仕様電力に変換するインバータユニットである。
図3、図4に示すように、エアクリーナ装置45は、吸気通路43の上流側途中(途中)43aに設けられた吸気ケース55と、吸気ケース55の上端開口(開口)55aを覆う蓋体57と、蓋体57および吸気ケース55間に介在された吸音部61とを備えている。
さらに、図5に示すように、エアクリーナ装置45は、吸気ケース55に設けられたクリーナケース63と、クリーナケース63に着脱自在に設けられたカバー65と、カバー65およびクリーナケース63間に設けられたエレメントユニット67(図6も参照)とを備えている。
図4、図6に示すように、吸気ケース55は、樹脂材で箱状に形成(成形)された樹脂製のケースである。
この吸気ケース55は、平面視略矩形状に形成された吸気周壁71と、吸気周壁71の下部を閉塞する底部72と、吸気周壁71および底部72に設けられた複数の障壁73と、吸気周壁71の左後端部に形成された導入口71aと、底部72の左端部に形成された導出口72aとを有する。
吸気周壁71および底部72で吸気ケース55の上端部55bで開口されたケース空間(空間)74が形成されている。
上端部55bが開口されることで上端開口55aが形成されている。
吸気周壁71および底部72に複数の障壁73を設けることにより、複数の障壁73でケース空間74がラビリンス状(迷路状)に区画されている。
ラビリンス状に区画されたケース空間74に導入口71aが連通され、導入口71aが吸気通路43の上流側途中43aに連通されている。
よって、吸気通路43内の空気が導入口71aを経てラビリンス状に区画されたケース空間74に導かれる。
また、ラビリンス状に区画されたケース空間74に導出口72aが連通され、導出口72aがクリーナケース63のクリーナ導入流路82(後述する)に連通されている。
よって、ラビリンス状に区画されたケース空間74の空気が導出口72aを経てクリーナ導入流路82に導かれる。
蓋体57は、金属材で平面視略矩形状に形成された金属製のプレートであって、吸気ケース55の上端部55bに吸音部61を介して載置可能に形成されている。
吸気ケース55の上端部55bに蓋体57を載置した状態において、上端開口55aが蓋体57で覆われる(閉塞される)。
この蓋体57の外周縁57a近傍に複数の取付孔58が形成されている。
複数の取付孔58にボルト59が差し込まれ、複数の取付孔58から突出したボルト59が吸気ケース55の上端部55bにねじ結合されている。
これにより、蓋体57が吸気ケース55の上端部55bに複数のボルト59で着脱自在に取り付けられている。
図4、図7に示すように、吸音部61は、一例としてウレタンフォーム(ウレタンスポンジ)などの吸音材で形成されている。
この吸音部61は、吸気ケース55の上端部55bに載置可能に形成された天井部76と、天井部76の外周縁76aに沿って設けられたシール壁部77とを有し、外周縁76a近傍に複数の取付凹部78が形成されている。
図4、図8に示すように、複数の取付凹部78は、蓋体57の取付孔58に対峙する位置に、ボルト59を貫通可能に形成されている。
よって、ボルト59が取付孔58および取付凹部78に差し込まれ、取付凹部78から突出したボルト59が吸気ケース55の上端部55bにねじ結合される。
これにより、蓋体57および吸音部61が吸気ケース55の上端部55bに複数のボルト59で着脱自在に取り付けられている。
図4、図7に示すように、天井部76は、吸気ケース55の上端部55bに載置可能に平面視略矩形状に形成された平坦状の部材である。
シール壁部77は、天井部76の外周縁76aに沿って吸気ケース55の上端部55bより一回り大きく形成されている。
よって、吸気ケース55の上端部55bに天井部76を載置した状態において、吸気ケース55の上端開口55aがシール壁部77で覆われる。
この状態で、吸気ケース55の上端部55bに蓋体57が複数のボルト59で取り付けられている。すなわち、吸気ケース55の上端部55bおよび蓋体57間にシール壁部77(具体的には、天井部76)が介在されている。
吸気ケース55の上端部55bおよび蓋体57間に天井部76が介在されることで、上端部55bおよび蓋体57で天井部76が押圧された状態に挟持されている。
このように、吸音部61が吸音材で形成され、かつ、吸気ケース55の上端部55bおよび蓋体57で天井部76(吸音部61)が押圧状態に挟持されている。
これにより、上端部55bおよび蓋体57間が吸音部61で密封されている。
ここで、複数の障壁73は、障壁73の上端部が吸気ケース55の上端部55bと同じ高さに形成されている。
よって、上端部55bおよび蓋体57間が吸音部61で密封されるとともに、ラビリンス状に区画されたケース空間74が吸音部61で密封されている。
ラビリンス状に区画されたケース空間74が吸音部61で密封されることで、ケース空間74がラビリンス流路(迷路状の流路)75に形成される。
このように、吸気ケース55および吸音部61でラビリンス流路75(図6も参照)を形成することで、空気の流路を迷路状(湾曲状)に形成するとともに、空気の流路長を十分に長く確保できる。
これにより、吸気脈動にともなって発生するエンジン16の吸気音を低減することができる。
また、吸気ケース55および吸音部61でラビリンス流路75を形成することで、ラビリンス流路75の一部に吸音部61を設けることができる。
これにより、吸気脈動にともなって発生するエンジン16の吸気音を吸音部61で一層良好に低減することができる。
さらに、蓋体57として金属製のプレートを用いることで、蓋体57の質量(マス)を十分に確保できる。蓋体57の質量を十分に確保することで、ラビリンス流路75の振動を抑えることができる。
これにより、吸気脈動にともなって発生するエンジン16の吸気音を蓋体57(金属製のプレート)で一層良好に低減することができる。
加えて、蓋体57および吸気ケース55間を吸音部61で密封可能とした。
このように、蓋体57および吸気ケース55間を吸音部61で密封することで、吸気脈動にともなって発生するエンジン16の吸気音を一層良好に低減することができる。
また、吸気ケース55および吸音部61でラビリンス流路75を形成することで、吸気ケース55を消音室(レゾネータ)として兼用することができる。
このように、吸気ケース55を消音室として兼用することで、消音室を吸気通路43に個別に設ける必要がない。
これにより、部品点数を増やすことなく吸気音の低減を図ることができる。
さらに、吸気通路43に消音室を個別に設ける必要がないので、個別の消音室を収容するための空間(収容スペース)を不要にできる。
図5、図9に示すように、クリーナケース63は、吸気ケース55の前下部に前向きに一体に設けられた樹脂製のケースである。
このクリーナケース63は、吸気ケース55の前下部に前向きに一体に設けられたクリーナ周壁81と、クリーナ周壁81の右側壁89に設けられたクリーナ導入流路82と、クリーナ周壁81の前端部81aに設けられた受凹部83と、クリーナ周壁81の左側壁88に設けられた支持部84とを有する。
クリーナ周壁81は、吸気ケース55の前下部に前向きに設けられ、上下の壁86,87および左右の側壁88,89で略矩形状に形成されている。
このクリーナ周壁81は、前端部81aが開口され、後端部が吸気通路43の下流側途中(途中)43b(図3参照)に連通されている。
クリーナ導入流路82は、吸気ケース55(ラビリンス流路75)の導出口72aをカバー導入流路93(後述する)に連通可能な流路である。
クリーナ導入流路82の上流側にラビリンス流路75の導出口72aが設けられている。
また、クリーナ導入流路82の下流側にカバー導入流路93が設けられている。
クリーナ導入流路82およびカバー導入流路93はシール106(図5、図12参照)で密封状態に連通されている。
受凹部83は、クリーナ周壁81の前端部81aに設けられ、上下の受凹部83a,83bおよび左右の受凹部83c,83dで略矩形状に形成されている。
上受凹部83aは、エレメントユニット67のシール部111のうち上シール部111a(図10参照)を受入れ可能に形成されている。
下受凹部83bは、エレメントユニット67のシール部111のうち下シール部111bを受入れ可能に形成されている。
左受凹部83cは、エレメントユニット67のシール部111のうち左シール部111cを受入れ可能に形成されている。
右受凹部83dは、エレメントユニット67のシール部111のうち右シール部111dを受入れ可能に形成されている。
すなわち、受凹部83は、エレメントユニット67のシール部111を受入れ可能に形成されている。
支持部84は、クリーナ周壁81の左側壁88から左側に張り出した状態に設けられている。この支持部84は、後側部位(カバー65に対して反対側の部位)84aに嵌合凹部85(図11も参照)を有する。
嵌合凹部85は、略半円弧形(湾曲形)の凹状に形成されている。
図9、図10に示すように、カバー65は、クリーナケース63に着脱自在に設けられた樹脂製の部材である。
カバー65は、クリーナ周壁81の受凹部83に対峙するように形成されたカバー周壁(カバーの周壁)91と、カバー周壁91の前端部91aを閉塞するカバー平坦部92と、カバー周壁91の右端部に設けられたカバー導入流路93とを有する。
カバー周壁91の前端部91aをカバー平坦部92で閉塞することでカバー65内にカバー空間99が形成されている。
さらに、カバー65は、カバー周壁91の端部に設けられた揺動部94と、カバー導入流路93の上下に設けられた上下の係止部(係止部)95,96と、カバー周壁91から前方に張り出されて受凹部83に対峙するように形成された突起97とを有する。
図9、図10に示すように、カバー周壁91は、上下の壁91b,91cおよび左右の側壁91d,91eで略矩形状の枠体に形成されている。
上壁91bの前端部から上受凹部83a(図5参照)に向けて上突起97aが突出されている。また、下壁91cの前端部から下受凹部83bに向けて下突起97bが突出されている。
さらに、左側壁91dの前端部から左受凹部83cに向けて左突起97cが突出されている。加えて、右側壁91eの前端部から右受凹部83dに向けて右突起97dが突出されている。
上下の突起97a,97bおよび左右の突起97c,97dは一体に形成されている。よって、上下の突起97a,97bおよび左右の突起97c,97dで略矩形状枠体の突起97が形成されている。
この突起97は、シール部111の全周に押圧可能な部位である。
ここで、上突起97aは、平面視において半径Rで円弧状に形成されることにより、上受凹部83a(図5参照)に向けて湾曲状に突出されている。
同様に、下突起97bは、平面視において半径Rで円弧状に形成されることにより、下受凹部83bに向けて湾曲状に突出されている。
一方、左右の突起97c,97dは直線状に形成されている。
上突起97aを湾曲状に形成することで、上突起97aの***部(中央部)97eは左右の突起97c,97dに対して突出寸法L1だけ大きく形成されている。
同様に、下突起97bを湾曲状に形成することで、下突起97bの下中央部(中央部)97fは左右の突起97c,97dに対して突出寸法がL1だけ大きく形成されている。
上下の中央部97e,97fは、揺動部94(蝶番部80)および上下の係止部95,96間の幅方向中央に位置する部位である。
上下の係止部95,96は、後述するように、クリーナケース63に上下のボルト(係止部材)101で取り付けられる部位である。
なお、上下の中央部97e,97fを左右の突起97c,97dより大きく突出させた理由については後で詳しく説明する。
図11に示すように、クリーナケース63にカバー65を取り付けた状態において、左側壁91dの左突起97cでシール部111の左押圧面111gを押圧した(押し付けた)状態に保たれる。
また、図12に示すように、クリーナケース63にカバー65を取り付けた状態において、右側壁91eの右突起97dでシール部111の右押圧面111hを押圧した(押し付けた)状態に保たれる。
さらに、図10に示すように、クリーナケース63にカバー65を取り付けた状態において、上壁91bの上突起97aでシール部111の上押圧面111eを押圧した(押し付けた)状態に保たれる。
加えて、クリーナケース63にカバー65を取り付けた状態において、下壁91cの下突起97bでシール部111の下押圧面111fを押圧した(押し付けた)状態に保たれる。
図9に示すように、カバー導入流路93は、カバー周壁91の右側壁91eに設けられ、クリーナ導入流路82をカバー空間99に連通する流路である。
図10、図11に示すように、揺動部94は、カバー周壁91の左側壁91dから後方に向けて張り出されている。
この揺動部94は、支持部84に嵌入可能な略矩形状の開口部103と、開口部103に形成された凸部104とを有する。
開口部103は、上下の縁部103a,103bおよび前後の縁部103c,103dで略矩形状に形成され、後縁部103dが嵌合凹部85の後方に配置されている。
この後縁部103dに凸部104が形成されている。
凸部104は、嵌合凹部85に向けて(すなわち、前方に向けて)突出されることで、支持部84の嵌合凹部85に嵌合可能に形成されている。
凸部104は、嵌合凹部85に対応させて略半円弧形(湾曲形)の凸状に形成されている。
よって、嵌合凹部85に凸部104が嵌合された状態において、嵌合凹部85の湾曲面に沿わせて凸部104を円滑に揺動させることができる。
このように、嵌合凹部85に凸部104が嵌合されることにより、支持部84および揺動部94で蝶番部(丁番部、ヒンジ部)80が形成されている。
よって、蝶番部80でクリーナケース63の左側壁88にカバー65の左側壁91dが連結されている。
この蝶番部80は、嵌合凹部85の湾曲面に沿って凸部104が円滑に揺動可能に嵌合されている。
クリーナケース63(左側壁88)にカバー65(左側壁91d)が蝶番部80で連結されることで、クリーナケース63に蝶番部80を介してカバー65が円滑に開閉自在に支持されている。
図3、図5に示すように、上係止部95は、カバー導入流路93の上側に設けられ、上ボルト101を差込み可能な上取付孔95aが形成されている。
上取付孔95aに上ボルト101が差し込まれ、上取付孔95aから突出した上ボルト101がクリーナ周壁81の右上角部81bにねじ結合されている。
これにより、上係止部95が上ボルト101でクリーナ周壁81の上右角部81bに取り付けられている。
下係止部96は、カバー導入流路93の下側に設けられ、下ボルト101を差込み可能な下取付孔96aが形成されている。
下取付孔96aに下ボルト101が差し込まれ、下取付孔96aから突出した下ボルト101がクリーナ周壁81の右下角部81cにねじ結合されている。
これにより、下係止部96が下ボルト101でクリーナ周壁81の下右角部81cに取り付けられている。
ここで、クリーナケース63の左側壁88にカバー65の左側壁91dが蝶番部80で連結されている。
さらに、上係止部95が上ボルト101で右上角部81bに取り付けられるとともに、下係止部96が下ボルト101で右下角部81cに取り付けられている。
これにより、蝶番部80および上下のボルト101でクリーナケース63にカバー65が取り付けられている。
このように、クリーナケース63およびカバー65を蝶番部80で開閉自在に連結することで、クリーナケース63にカバー65を取り付ける係止部材を上下のボルト101(2本)に減らすことができる。
加えて、蝶番部80の支持部84をクリーナケース63に一体に形成し、蝶番部80の揺動部94をカバー65に一体に形成した。
これにより、部品点数の減少を図ることができ、フィルタエレメント113の保守、点検を手間をかけないでおこなうことができる。
さらに、クリーナケース63にカバー65を取り付ける係止部材を上下のボルト101(2本)に減らすことで、狭い空間においてカバー65の着脱作業を容易におこなうことができる。
図5、図13に示すように、カバー周壁91のうち左側壁91dに揺動部94が設けられ、揺動部94に開口部103が設けられている。
この開口部103は、クリーナケース63にカバー65が取り付けられた状態においてシール部111の左押圧面111gが外部25に露出可能に形成されている(図11も参照)。
よって、開口部103に露出したシール部111を外部25(すなわち、カバー65の外側)から目視することができる。
これにより、クリーナケース63にカバー65を取り付けた際に、シール部111(すなわち、フィルタエレメント113)の組付け状態を簡単に確認でき、組付け作業の容易化を図ることができる。
図6、図9に示すように、カバー65およびクリーナケース63間にエレメントユニット67が設けられている。
エレメントユニット67は、クリーナケース63に設けられたシール部111と、シール部111およびカバー65間に設けられたフィルタエレメント113とを備えている。
図10に示すように、シール部111は、弾性変形可能なゴム材などで略矩形状の枠体に形成され、クリーナケース63の受凹部83(図9参照)に嵌め込まれた状態で備えられている。
シール部111は、略矩形状の枠体に形成する上シール部111a、下シール部111bと、左シール部111cおよび右シール部111dを有する。
上シール部111aは、上突起97aに対峙可能な上押圧面111eを有する。
また、下シール部111bは、下突起97bに対峙可能な下押圧面111fを有する。
さらに、左シール部111cは、左突起97cに対峙可能な左押圧面111gを有する。
加えて、右シール部111dは、右突起97dに対峙可能な右押圧面111hを有する。
シール部111によれば、クリーナケース63にカバー65が取り付けられた状態において、上押圧面111eが上突起97aで押圧される(押し付けられる)。
また、下押圧面111fが下突起97bで押圧される(押し付けられる)。
さらに、左押圧面111gが左突起97cで押圧される(押し付けられる)。
加えて、右押圧面111hが右突起97dで押圧される(押し付けられる)。
ここで、上下の突起97a,97bおよび左右の突起97c,97dは略矩形状の突起97を形成している。
シール部111(上下の押圧面111e,111fおよび左右の押圧面111g,111h)が全周に亘って突起97で押圧されている(押し付けられている)。
よって、シール部111および突起97間が密封されている。
これにより、クリーナケース63の受凹部83およびカバー65の突起97がシール部111で密封されている。
ここで、上突起97aの***部97eを左右の突起97c,97dより大きく突出させ、下突起97bの下中央部97fを左右の突起97c,97dより大きく突出させた理由を図3、図9、図10に基づいて詳しく説明する。
図3、図9に示すように、カバー65は蝶番部80および上下の係止部95,96(上下のボルト101)でクリーナケース63に取り付けられている。
カバー65は横長の状態で平面視略矩形状に形成されている。よって、蝶番部80および上下の係止部95,96(上下のボルト101)間の間隔が比較的大きい。
このため、図10に示す上突起97aで上押圧面111eの全域を好適に押圧することや、下突起97bで下押圧面111fの全域を好適に押圧することが難しいことが考えられる。
そこで、上突起97aの***部97eを左右の突起97c,97dより大きく突出させ、下突起97bの下中央部97fを左右の突起97c,97dより大きく突出させた。
よって、上突起97aで上押圧面111eの全域を好適(確実)に押圧することができ、かつ、下突起97bで下押圧面111fの全域を好適(確実)に押圧することができる。
これにより、突起97(すなわち、カバー65)によるシール部111の押圧状態をシール部111全周に亘って好適に確保することができる。
一方、左右の突起97c,97dは突出寸法T(図11、図12参照)が小さく抑えられている。
よって、カバー65を蝶番部80の支持部84(具体的には、嵌合凹部85)を軸にして開放する際に、左突起97cをシール部111の左押圧面111gから好適に離すことができる。
同様に、右突起97dをシール部111の右押圧面111hから好適に離すことができる。
これにより、クリーナケース63の受凹部83(図9参照)にシール部111を嵌め込んだ状態に保持できる。
加えて、カバー65を蝶番部80の支持部84(嵌合凹部85)を軸にして閉塞する(閉じる)際に、左突起97cでシール部111の左押圧面111gを好適に押圧することができる。
同様に、右突起97dでシール部111の右押圧面111hを好適に押圧することができる。
よって、カバー65を閉塞する際に、クリーナケース63の受凹部83(図9参照)にシール部111を嵌め込んだ状態に保持できる。
これにより、フィルタエレメント113を所定位置に容易に保持することができる。
図6、図9に示すように、シール部111およびカバー65間にフィルタエレメント113が挟持されている。
フィルタエレメント113は、シール部111に全周が支えられた第1フィルタエレメント114と、第1フィルタエレメント114およびカバー65間に挟持された第2フィルタエレメント115とを備えている。
すなわち、第1フィルタエレメント114および第2フィルタエレメント115は、吸気通路43の途中(すなわち、上流側途中43aおよび下流側途中43b(図3参照)間)に設けられている。
吸気通路43は、図2に示すエア吸気部42をエンジン16の吸気口44に連通する通路である。
エアクリーナ装置45によれば、吸気通路43の上流側途中43aからラビリンス流路75、クリーナ導入流路82およびカバー導入流路93を経てカバー空間99に空気が導かれる。
カバー空間99に導かれた空気が第1フィルタエレメント114および第2フィルタエレメント115で浄化され、浄化された空気がミキサーでガス燃料と混合される。
ミキサーで混合されたガス燃料がスロットル弁に導かれる。スロットル弁を経たガス燃料が吸気通路43の下流側途中43bに導かれる。
つぎに、エアクリーナ装置45で吸気音を抑制する例を図14〜図15に基づいて説明する。
図14(a)に示すように、吸気系41のエア吸気部42から外気(空気)が吸気通路43に矢印Aの如く吸い込まれる。吸気通路43に吸い込まれた空気がラビリンス流路75に矢印Bの如く導かれる。
ラビリンス流路75に導かれた空気がラビリンス流路75に沿って矢印Cの如く導かれる。ラビリンス流路75を経た空気が導出口72aに向けて矢印Dの如く導かれる。
導出口72aを経た空気がクリーナ導入流路82(図14(b)参照)に導かれる。
このように、エアクリーナ装置45にラビリンス流路75を形成することで、空気の流路を迷路状(湾曲状)に形成するとともに、空気の流路長を十分に長く確保できる。
これにより、吸気脈動にともなって発生するエンジン16の吸気音を低減することができる。
また、ラビリンス流路75は吸気ケース55および吸音部61(図4参照)でラビリンス流路75を形成することで、ラビリンス流路75の一部に吸音部61を設けることができる。
これにより、吸気脈動にともなって発生するエンジン16の吸気音を吸音部61で一層良好に低減することができる。
図14(b)に示すように、クリーナ導入流路82に矢印Dの如く導いた空気がカバー導入流路93を経てカバー空間99に矢印Eの如く導かれる。
カバー空間99に導かれた空気が第2フィルタエレメント115および第1フィルタエレメント114に向けて矢印Fの如く導かれる。
第2フィルタエレメント115および第1フィルタエレメント114で空気が浄化され、浄化された空気がミキサーでガス燃料と混合される。
ミキサーで混合されたガス燃料がスロットル弁に導かれる。スロットル弁を経たガス燃料が吸気通路43の下流側途中43b(図15参照)に導かれる。
図15に示すように、吸気通路43の下流側途中43bに導かれたガス燃料が吸気通路43を経てエンジン本体17の吸気口44に矢印Gの如く導かれる。
吸気口44を経たガス燃料が燃焼室内に導入されることによりエンジン16が駆動する。
ついで、クリーナケース63からカバー65を外す例を図16〜図18に基づいて説明する。
図16(a)に示すように、上下のボルト101を矢印Iの如く緩める。上下のボルト101を緩めた後、カバー65を蝶番部80の支持部84(具体的には、嵌合凹部85(図16(b)参照))を軸にして矢印Jの如く開放する。
図16(b)に示すように、嵌合凹部85が略半円弧形(湾曲形)の凹状に形成されている。さらに、揺動部94の凸部104が嵌合凹部85に対応させて略半円弧形(湾曲形)の凸状に形成されている。
よって、嵌合凹部85に凸部104が嵌合された状態において、嵌合凹部85の湾曲面に沿って凸部104を円滑に揺動させることができる。
よって、クリーナケース63の左側壁88にカバー65の左側壁91dを蝶番部80で連結することで、嵌合凹部85を軸にしてカバー65を円滑に矢印Jの如く開放できる。
カバー65を開放することで、左側壁91dの左突起97cが矢印J方向に移動する。
図17(a)に示すように、カバー65を矢印Jの如く開放することで、右側壁91eの右突起97dが矢印J方向に移動する。
ここで、図16(b)、図17(a)に示すように、左右の突起97c,97dは突出寸法Tが小さく抑えられている。
よって、図17(b)に示すように、カバー65を開放する際に、左突起97cを左押圧面111gから好適に離すことができる。同様に、図17(a)に示すように、右突起97dを右押圧面111hから好適に離すことができる。
これにより、クリーナケース63(図16(a)参照)の受凹部83にシール部111を嵌め込んだ状態に保持できる。
図18(a)に示すように、カバー65を所定位置Pまで開放した状態で、カバー65を矢印Kの如く移動して嵌合凹部85から凸部104を外す。
嵌合凹部85から凸部104を外すことで、支持部84から揺動部94を外す。
図18(b)に示すように、嵌合凹部85から凸部104(図18(a)参照)を外すことで、クリーナケース63からカバー65を矢印Lの如く容易に外すことができる。
クリーナケース63からカバー65を外すことにより、第1、第2のフィルタエレメント114,115など保守、点検(メンテナンス)をおこなうことができる。
ここで、図17(a),(b)に示すように、左右の突起97c,97dの突出寸法Tを小さく抑えることで、カバー65を蝶番部80の嵌合凹部85を軸にして閉塞する際に、左突起97cで左押圧面111gを好適に押圧できる。
同様に、右突起97dで右押圧面111hを好適に押圧できる。
よって、カバー65を閉塞する際に、クリーナケース63の受凹部83にシール部111を嵌め込んだ状態に保持できる。
これにより、フィルタエレメント113を所定位置に容易に保持することができる。
なお、本発明に係るエアクリーナ装置は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、原動機としてガスエンジン16を例示したが、これに限らないで、ガソリンエンジンなどの他のエンジンを用いることも可能である。
また、前記実施例では、エアクリーナ装置45をコージェネレーション装置10に採用した例について説明したが、これに限らないで、耕耘機や除雪機などの他の装置に採用することも可能である。
さらに、前記実施例では、クリーナケース63にカバー65を取り付ける係止部材としてボルト101を例示したが、これに限らないで、クランプなどの他の係止部材を用いることも可能である。
また、前記実施例では、フィルタエレメント113として第1フィルタエレメント114および第2フィルタエレメント115を備えた例について説明したが、これに限らないで、フィルタエレメント113の個数を任意に選択できる。
さらに、前記実施例で示したコージェネレーション装置10、エンジン16、吸気通路43、吸気口44、エアクリーナ装置45、クリーナケース63、カバー65、蝶番部80、支持部84、嵌合凹部85、カバー周壁91、揺動部94、上下の係止部95,96、突起97、上下の中央部97e,97f、開口部103、凸部104、シール部111およびフィルタエレメント113などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、原動機に連通された吸気通路に外気(空気)を吸い込み、吸い込んだ空気を浄化可能なエアクリーナ装置を備えたコージェネレーション装置への適用に好適である。
10…コージェネレーション装置、16…エンジン(原動機)、25…外部、43…吸気通路、43a…吸気通路の上流側途中(途中)、43b…吸気通路の下流側途中(途中)、44…吸気口、45…エアクリーナ装置、63…クリーナケース、65…カバー、67…エレメントユニット、80…蝶番部(丁番部、ヒンジ部)、83…受凹部、84…支持部、84a…後側部位(カバーに対して反対側の部位)、85…嵌合凹部、91…カバー周壁(カバーの周壁)、94…揺動部、95,96…上下の係止部(係止部)、97…突起、97a…上突起、97b…下突起、97c…左突起、97d…右突起、97e,97f…上下の中央部(中央部)、103…開口部、104…凸部、111…シール部、113…フィルタエレメント。

Claims (2)

  1. 原動機の吸気口に連通された吸気通路にクリーナケースが設けられ、前記クリーナケースにカバーが着脱自在に設けられ、前記カバーおよび前記クリーナケース間にフィルタエレメントが設けられ、前記吸気通路に外部から吸い込んだ空気を前記フィルタエレメントで浄化して前記吸気口に導入可能なエアクリーナ装置において、
    前記クリーナケースに前記フィルタエレメントの全周を支える弾性変形可能なシール部を備え、
    前記クリーナケースは、
    前記シール部が嵌め込まれる受凹部と、
    前記カバーに対して反対側の部位に嵌合凹部を有する支持部と、を備え、
    前記カバーは、
    横長の状態で略矩形状の枠体に形成されたカバー周壁と、
    前記カバー周壁の一端部に設けられ、前記支持部の前記嵌合凹部に嵌合可能な凸部を有する揺動部と、
    該揺動部の反対側で、かつ、前記カバー周壁の他端部側に設けられ、前記クリーナケースに係止可能な係止部と、
    前記カバー周壁から前記クリーナケースに向けて張り出され、前記シール部の全周に押圧可能な突起と、を備え、
    前記嵌合凹部に前記凸部が嵌合されることにより、前記支持部および前記揺動部で前記クリーナケースに前記カバーを開閉自在に連結する蝶番部が形成され
    前記突起が上下の突起および左右の突起で略矩形状の枠体に形成され、前記上突起および前記下突起の各中央部が左右の突起より大きく突出されることにより、
    前記カバーが前記クリーナケースに取り付けられた状態において、前記突起による前記シール部の押圧状態を確保し、
    前記カバーを開放するために、前記支持部の前記嵌合凹部を軸にして前記シール部から前記左右の突起を離す際に、前記受凹部に前記シール部が嵌め込まれた状態を確保することを特徴とするエアクリーナ装置。
  2. 前記シール部および前記カバー間に前記フィルタエレメントが設けられ、該フィルタエレメントおよび前記シール部でエレメントユニットが形成され、
    前記カバーの前記揺動部に開口部が設けられ、
    前記クリーナケースに前記カバーが取り付けられた状態において、前記フィルタエレメントを支えるシール部が開口部を経て外部に露出可能としたことを特徴とする請求項1記載のエアクリーナ装置。
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