JP5825539B2 - 機械時計用の磁気共振器 - Google Patents

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Description

[0001]本発明は、機械時計用、特に腕時計用の磁気共振器に関する。
[0002]より詳細には、本発明は、実質的にU字の形態で配置された第1及び第2の枝部を有する音叉型発振器であって、枝部の少なくとも一方が、第1の磁界を画定する少なくとも1つの第1の永久磁石を支持する、発振器と、時計の動力源によって駆動させるために腕時計仕掛け(watchwork)歯車列の第1の可動部(mobile)と係合して配置されるように設計され、第1の永久磁石の範囲内に位置し、第1の磁界の影響を受けるがんぎ車とを備える、そのような磁気共振器に関する。
[0003]音叉など共振器の高いQ値(quality factor)、すなわち従来のひげゼンマイテンプ(sprung balance)の約10〜50倍のQ値により、この発振器は、時計仕掛けへの適用において魅力的なものになっている。
[0004]さらに、本発明は、そのような共振器を備える時計仕掛けムーブメント、及びそのような時計仕掛けムーブメントを備える、非限定的に、特に腕時計式の時計にも関する。
[0005]「永久磁石」とはこの場合、本発明の文脈から逸脱することなしに、永久磁界を、その形状がどんなものになり得るかにかかわらず生成する要素、すなわち、中実のブロックに保持された材料の一部分からなることができ、好適な磁性材料の嵌合された部品、さらには付着された層の、必要とされる磁気特性を有するように処理を受けた要素であると理解すべきである。
[0006]音叉を発振器として備える多数の時計仕掛けデバイスが、従来技術ですでに開示されている。
[0007]例として、Max Hetzelは、音叉の発振器としての使用に関する多数の特許発明の原点にあり、Bulova Swiss SAによって市販されているAccutron(登録商標)腕時計の生産に至った。
[0008]しかし、Accutron腕時計は、電子共振器を備える。なぜなら、対応する音叉の各枝部が、腕時計のフレームに固設された電磁石と関連付けられた永久磁石を支持するからである。各電磁石の動作は、音叉が支持する磁石による音叉の振動に連動され、その結果、音叉の振動は、電磁石の周期的な磁気パルスを伝達することによって維持される。音叉の枝部の一方がラチェットを作動し、腕時計の腕時計仕掛け歯車列の可動部を回転することを可能にする。
[0009]たとえば、1957年付けの出願に由来する米国特許第2,971,323号には、しかしながら純粋に機械的な、すなわち電子回路がない腕時計の生産に適したものになり得ない機構が記載されている。具体的に言えば、市場的には、既知の時計に対して高められた工作精度を有する純粋な機械時計が実際に求められている。
[0010]Accutron時計は、Bulova Swiss SAによって依然として現在も市販されていることに留意されたい。
[0011]1972年付けの出願に由来するスイス特許第594201号には、2重発振器の共振器システムが記載されている。従来の形状のはずみ車(balance wheel)の発振を安定化し、したがって音叉のQ値より低いQ値を有するように、音叉の発振の周波数安定性が、磁気的相互作用によって利用される。このために、一方では音叉の枝部、他方でははずみ車が、互いに相互作用するように配置された永久磁石を支持する。対応する相互作用が、音叉の発振を維持し、はずみ車の発振の周波数を安定化することを共に可能にする。
[0012]しかし、これは、この特許には明示的に記載されていないが、この機構は、はずみ車の周期的な発振を一方通行の動きに変換し腕時計仕掛け歯車列の可動部を駆動することを可能にするために、機械式の脱進機(escapement)に必然的に結合されることが明らかである。したがって、はずみ車が、発振を維持するように配置された従来の機械式脱進機に結合される可能性は高い。従来、この文献に記載されている機構は、はずみ車の発振の周波数安定性を高めることを可能にするが、これは、単一の発振器を有する従来の機構に比べて、著しく高い複雑さと空間要件を代償としている。さらに、音叉のこの高いQ値は、提案されている解決策では部分的に使用されるにすぎない。なぜなら、結局、腕時計仕掛け歯車列の動きを制御するのは、従来のシステムに使用されているものと同様に、はずみ車であるからである。
[0013]腕時計の構造に特有の空間的な制約により適した代替の解決策もまた公表されている。具体的には、1962年付けの出願に由来する米国特許第3,208,287号には、磁気的相互作用を介してがんぎ車に結合された音叉を備える共振器が記載されている。より詳細には、この音叉は、がんぎ車と相互作用する永久磁石を支持し、がんぎ車は、磁気伝導性材料製である。がんぎ車は、機械的なものでもモータの形態をとってもよい動力源に動的にリンクされ、一方、その厚み部分に開口を備え、その結果、音叉によって支持された磁石に対して、回転されたとき可変磁気抵抗の磁気回路を形成する。
[0014]したがって、相当な強度の永続的な相互作用が、音叉とがんぎ車の間で生じ、これは磁気ロック(magnetic locking)とみなすことができ、したがって、そのような構造は、自由でない脱進機からなる。音叉の発振を維持するためのがんぎ車から音叉への動力の供給は、弱いものではあるが、連続的に行われ、これらの発振の等時性の観点から、有意な途絶(disruption)源を構成する。同様に、音叉によるがんぎ車の誘導は、連続的に行われる。
[0015]したがって、この構造に使用される相互作用の形式は、工作精度の観点から好ましくない接触と同様である。
[0016]磁気抵抗原理に基づいて技術的解決策を網羅する多数の特許があることに留意されたい。特に、その出願が1948年に遡る英国特許第660,581号、その出願が1955年に遡る英国特許第838,430号、さらにその出願が1949年に遡る米国特許第2,571,085号を引用することが可能である。
[0017]本発明の主な目的は、高いQ値及び高い等時性を有する機械時計用、特に腕時計用の共振器を提案することにより、従来技術で知られている音叉共振器の欠点を緩和することである。
[0018]したがって、本発明は、より詳細には、がんぎ車が自由であり、がんぎ車が少なくとも2つ、好ましくは少なくとも4つの永久磁石を支持し、音叉の枝部の振動が、一方ではがんぎ車の回転速度を制御し、他方では音叉の第1の永久磁石とがんぎ車の永久磁石との間の磁気的相互作用によって周期的に維持されて自由な脱進機を規定するように、永久磁石が配置されていることを特徴とする、上述の形式の共振器に関する。
[0019]本発明による共振器は、これらの3つの特徴により、音叉の高いQ値の完全な利益をもたらす。すなわち、従来技術の知られている機構の場合のように音叉と協働する脱進機がこれらの利点を減ずるという性質がない。
[0020]実際、音叉とがんぎ車の間で利用される相互作用の性質、及び要件に従って使用される永久磁石の磁気特性を調整することが可能であることにより、特に、音叉の枝部が、それらの振動によりがんぎ車の回転速度を制御し、一方、優れた等時性でそれらの振動を維持するのに十分な量の動力をがんぎ車から取り出すように、本発明による共振器の動作を最適化することが可能になる。
[0021]がんぎ車上に配置された永久磁石と、音叉の枝部の一方に配置された永久磁石との間のこの磁気的相互作用は、振幅が非常に小さいものであり、非常に短い持続時間を有する。この磁気的相互作用は、がんぎ車の磁石の1つが音叉の磁石に対向して配置されたときだけ介在する。この相互作用は、磁気的な性質だけのものであり、対面して配置された2つの永久磁石間に空間が依然として残る。枝部上に配置された1つ又は複数の磁石と関連付けられたがんぎ車の磁石の配置により、音叉の枝部の自由発振を維持することが可能になる。これらの自由発振は、自然な通常の発振である。従来技術に対するこの形式の共振器の1つの利点は、発振の途絶の低減である。磁石の弱い相互作用により、特に自由な脱進機を作り出すことが可能になる。
[0022]これらの共振器は、事実上約40年の間、大きな技術革新がないことが知られており、これは、この分野では発明し尽くされたという考えに通ずる可能性があることに留意されたい。したがって、本願の長所は、あらゆる予想に反して本発明による共振器を設計したことにあり、この共振器では、音叉とがんぎ車の間に介在する磁気的相互作用の振幅が、磁気抵抗原理に基づく機構において介在する磁気的相互作用より実質的に大きく、これは直観的に等時性の観点から好ましくないものに思われるものであり、この振幅の増大は、当該の相互作用のより短い時間の使用、すなわち知られている機構とは対照的な自由脱進機の使用により補償され、全体的により好ましい結果に至る。
[0023]さらに、本発明による磁気脱進機を有する機械的共振器は、スイスアンカー脱進機又はデテント脱進機など、従来の自由脱進機より単純な構造及びアセンブリを有する。従来の機械式の自由脱進機は、特にそれらの構成部品の相対位置を調整するうえでより複雑である。
[0024]さらに、本発明による共振器には、ラチェットシステムも機械的な接触システムもない。したがって、そのような共振器の耐久性は、従来の機械的共振器の耐久性より高い。
[0025]がんぎ車は、2n個の永久磁石を支持することが好ましく、nは、少なくとも1に等しく、好ましくは40以下である。これらの磁石は、がんぎ車の規則正しい回転を確保するために、がんぎ車の周縁に近接して、又は周縁に均等に分散されることが有利である。
[0026]好ましい実施形態によれば、がんぎ車の2つの隣接する磁石のそれぞれが、がんぎ車がそれ自体回転するとき、音叉の磁石に、又は音叉の各磁石にそれぞれ逆の極性を与えるように配置される。
[0027]これらの特徴により、音叉の枝部及びがんぎ車のそれぞれの動きが同期され、その結果、音叉の枝部ががんぎ車から離れるように移動するとき、がんぎ車は、枝部の磁石に対して反発力を生じる磁石を有し、一方、枝部ががんぎ車に近づくとき、がんぎ車は、枝部の磁石に対して引力を生じる磁石を有する。
[0028]がんぎ車は、音叉の枝部同士の間に配置することができることが有利であり、そのとき第2の枝部が、第2の磁界を画定する第2の永久磁石を備えることが好ましい。この場合、音叉の磁石は、がんぎ車を基準として対向することが好ましい。さらに、この場合、がんぎ車の磁石は、音叉の磁石に対して同じ性質の相互作用を及ぼす磁気的配向をもたらすように対向して配置されることが有利である。
[0029]磁石に対するそのような配置により、音叉がその第1の振動モードに従って発振する、すなわちその2つの枝部が同時に互いに離れ、同時に互いに近づくことを確実にすることが可能になる。
[0030]さらに、本発明はまた、上記の特徴を反映する磁気共振器を備える機械時計用の時計仕掛けムーブメント、及びそのような時計仕掛けムーブメントを備える時計に関する。
[0031]一変形実施形態によれば、がんぎ車は、音叉の枝部の外側に位置してもよい。
[0032]あらゆる場合において、様々な要件を満たすために、同一又は異なる発振周波数、同様にそれらのそれぞれの直径及び/又はそれらのそれぞれの回転速度を有するいくつかのがんぎ車を提供することを想定することができる。
[0033]一例としての一変形実施形態によれば、本発明による機構が、第1の回転速度で回転するように音叉の第1の枝部と関連付けられた第1のがんぎ車と、第2の回転速度で回転するように音叉の別の枝部と関連付けられた第2のがんぎ車とを備えるようにすることが可能である。この場合、がんぎ車の一方を、現在の時刻を表示するための部材と関連付けることができ、一方、他方を、特にクロノグラフ形式の機能により短い時間を表示するための部材と関連付けることができる。
[0034]本発明の他の特徴及び利点は、非限定的な例として与えられている添付の図面を参照して以下の好ましい実施形態の詳細な説明を読めば、より明らかになろう。
U字形音叉の枝部間に配置されたがんぎ車を備える、第1の配置構成にある磁気脱進機を有する機械的共振器の簡易正面図である。 第2の配置構成にある図1の共振器の簡易正面図である。 第3の配置構成にある図1の共振器の簡易正面図である。 第1の配置構成において音叉の枝部の外側に配置された2つのがんぎ車を備える変形実施形態による共振器の簡易正面図である。 第2の配置構成にある図4の共振器の簡易正面図である。 音叉を時計仕掛けムーブメントのフレームに取り付ける代替の方法を示す簡易正面図である。 第2の変形実施形態による共振器の簡易斜視図である。 第2の変形実施形態による共振器の簡易斜視図である。 第3の変形実施形態による共振器の簡易斜視図である。 第3の変形実施形態による共振器の簡易斜視図である。
[0043]図1から図3は、それぞれ第1、第2、第3の配置構成にある本発明の好ましい実施形態による機械的音叉共振器の動作を概略的且つ簡易的に示す。
[0044]共振器は、1対の枝部2、3を有するU字形音叉1を備え、枝部のそれぞれが、その自由端に近接して、第1及び第2の磁界を画定する永久磁石4、5を支持する。
[0045]各磁石は、その両極が枝部の長手方向に対して実質的に垂直の方向に配置された状態で、その枝部上に配置される。さらに、磁石4と磁石5は、ここでは同じように、すなわち、相互に反対の磁極を向けて実質的に位置合わせされ、配向される。
[0046]がんぎ車6が図1から図3に概略的に示されており、がんぎ車6は、音叉1の2つの枝部2、3の間に配置される。
[0047]この例のがんぎ車6は、その周辺に均等に配置された6つの永久磁石61〜66を支持し、一方、それらの両極は、実質的に半径方向で位置合わせされている。がんぎ車の2つの隣接する磁石は、生成される磁界の観点から、がんぎ車の中心を基準として反対の向きを有する。換言すれば、がんぎ車の2つの隣接する永久磁石は、がんぎ車の回転により音叉の所与の磁石に面して位置するときに、それぞれ逆の極性を磁石に及ぼすように、互いに対して配置される。
[0048]がんぎ車6は、予め定義されたギヤ比を有する従来の腕時計仕掛け歯車列により動力源(図示せず)に動的に連結されることが有利であり、これを実施することは、当業者にとって特に困難はない。特に、がんぎ車は、腕時計仕掛け歯車列の第1の可動部と係合して配置される脱進機歯車を支持することが好ましい。この動的な連結により、がんぎ車は、予め定義された回転方向(図2及び図3における時計方向)にがんぎ車を回そうとする永続的な力を受ける。
[0049]がんぎ車6及びその磁石61〜66は、磁石61〜66が音叉の磁石4、5の範囲内に位置し、その結果、それらの磁界が互いに相互作用することができるような寸法を有する。
[0050]例として、360Hzで振動する長さ25mmの音叉の場合、その枝部の振動の振幅は、100分の5ミリメートル程度のものであることに留意されたい。
[0051]がんぎ車の磁石の相対的な配置により、音叉の磁石のそれぞれは、がんぎ車を基準として交互に引力と反発力を受ける。
[0052]具体的には、がんぎ車6は、対応する時計の動力源から受ける永続的な力の結果として、時計回転方向にそれ自体自由に回転する。
[0053]そこで、その磁石と音叉の磁石との間の相互作用が事実上ゼロである図1の配置構成から開始して、図2に示されている配置構成へ回転する。
[0054]音叉は、従来のように時計仕掛けムーブメントのフレームに固定できること、すなわち、第1の端部を介してフレームに固定されたアームを介し、その他方の端部を介して音叉のベース8の中央に位置する点に固定されることが有利である。この状況では、音叉が、その第1の振動モードに従って振動する、すなわち、その枝部がちょうど反対の動きを有することが好ましい。換言すれば、2つの枝部2、3は、同時に互いに離れ、同時に互いに向かって動く。
[0055]したがって、図2に示されている配置構成は、最初に、2つの枝部2、3が相互に閉じることに対応する。磁石4、5と磁石61〜66の相対的な向き及び位置を考えると、音叉の枝部2、3は、がんぎ車6に向かう引力を受け、音叉の振動を維持するためにがんぎ車から音叉へのエネルギーの移転を規定する。
[0056]同時に、音叉は、時計仕掛けムーブメントの動力源が及ぼす力によって生じたがんぎ車の回転を遅くすることによってがんぎ車に対する磁気ブレーキとして働く。
[0057]音叉とがんぎ車の間の磁気的相互作用に起因する力の振幅は、音叉の発振に対して非常に小さいので、発振は、自然に互いに追従し、枝部2、3は、互いに最大限に閉じた後で、反対方向に変形して互いに離れる。
[0058]同時に、がんぎ車6はその回転運動を継続し、それにより図3のその位置になり、一方、枝部2、3は、依然としてそれらが相対的に離れる段階にある。
[0059]図3の配置構成では、互いに対向して位置する磁石が、互いに反対の極性を向け、音叉の枝部2、3とがんぎ車との間に反発力が生成される。この反発力は、音叉の振動を維持するために、がんぎ車から音叉へのエネルギーの新しい移転を規定する。
[0060]前述から、6つの永久磁石を支持するがんぎ車は、音叉の3つの完全な発振に対応する6つのステップでそれ自体完全な回転を行い、したがってがんぎ車の回転周波数は、この例では、音叉の周波数の3分の1に等しいことがわかる。
[0061]一般に、がんぎ車は、音叉の各完全な発振中に、2ステップだけ進む。換言すれば、がんぎ車のステップの周波数は、音叉の振動周波数の2倍であり、一方、その回転周波数は、2n個の永久磁石を支持するときf/nHzであり、fは、音叉の振動周波数である。
[0062]その結果、がんぎ車の回転の速度並びに腕時計仕掛け歯車列及び表示歯車列のギヤ比を、特にがんぎ車によって支持される永久磁石の数を修正することによって、音叉の発振周波数にかかわらず要件に従って調整することができる。
[0063]当然ながら、音叉の振動周波数は、特にその枝部の重量の分布又はその材料を変更することによって、従来のようにして要件に従って調整することができる。
[0064]時計仕掛けへの適用の場合、本発明による共振器の音叉の振動周波数が実質的に2Hzと1000Hzの間になるようにすることが可能であることが有利である。
[0065]従来のひげゼンマイテンプの発信周波数より高い振動周波数は、たとえば、短い時間の測定などに適用することができる。例として、クロノグラフ機能を実行し数百分の1秒の測定を可能にするためには、がんぎ車が、少なくとも100分の1秒ごとに1ステップだけ進まなくてはならない。したがって、100Hz(又は100Hzの倍数)のステップ周波数を有していなければならず、これは50Hz(又は50Hzの倍数)の音叉の振動周波数に対応する。そのような動作周波数は、今日、明確に決定された短い持続時間を除いて、ひげゼンマイテンプ型の発振器を使用する腕時計で想定することはできない。そのような周波数で動作する機械式脱進機の生産もまた、特に摩耗の点で問題なしにはゆかないことに留意されたい。がんぎ車は機械歯車列の終端部分であるため、摩耗及び機械的な単純さの同じ理由で、低い回転周波数で動作することが好ましい。これは、適切な数の磁石を設けることによって可能である。例として、12個の磁石ががんぎ車に設けられている場合、音叉が50Hzで振動すると、がんぎ車は、既知の時計仕掛けムーブメントにおける周波数と同様に8.33Hzの回転周波数で回転し、一方、数百分の1秒の測定を可能にする。
[0066]がんぎ車は、2n個の永久磁石を支持することが好ましく、nは、少なくとも1に等しく、好ましくは40以下である。これらの磁石は、がんぎ車の規則正しい回転を確保するために、がんぎ車の周縁に近接して、又は周縁に均等に分散されることが有利である。当然ながら、がんぎ車の直径は、がんぎ車が備える磁石の数に影響を及ぼす可能性がある。磁石の数が多すぎることは望ましくない。なぜなら、がんぎ車と音叉の間に事実上連続的な相互作用を生じやすくなることになり、本発明による共振器の等時性にとって有害であるからである。
[0067]当然ながら、本発明の文脈から逸脱することなしに、がんぎ車6を、音叉の単一の枝部と相互作用するように音叉の外側に配置することができる。
[0068]特に価値がある適用の追加の例が、図4及び図5に示されている。
[0069]この変形実施形態によれば、2つのがんぎ車40、50が、それぞれ音叉10の第1の枝部20及び第2の枝部30と関連付けられ、2つの異なる表示歯車列(図示せず)を制御することを可能にする。
[0070]図示を単純化するために、図4及び図5に示されている2つのがんぎ車は同一である。これらのがんぎ車を使用し、たとえば一方が太陽時、他方が恒星時を表示する2つの転動列(rolling train)のそれぞれの表示を制御することができる。
[0071]図4及び図5に示されている共振器の動作原理については、先行する図の実施形態のものと同様の範囲まで詳細には述べない。先行する実施形態に対する主な違いは、パルスが音叉の枝部のそれぞれに、関連付けられたがんぎ車によって個々に伝達され、それらのそれぞれの磁石41、51が、外側に向かって、がんぎ車に面して配置されることが有利であるということにある。
[0072]この場合、代替として、本発明の文脈から逸脱することなしに、がんぎ車40、50が互いに異なるように、特にそれらが異なる数の永久磁石を支持するようにすることも可能である。同様に、がんぎ車の一方及び他方とそれぞれ関連付けられた表示歯車列のギヤ比を、たとえば一方が現在の時刻の表示と関連付けられ、一方、他方がクロノグラフ機能と関連付けられるように、異なるものとすることができる。
[0073]さらに、図6は、音叉を時計仕掛けムーブメントのフレームに取り付ける変形形態を示す。音叉を、上述のようにそのベースの中点に固定された単一のアームを介して取り付けるのではなく、本発明の文脈から逸脱することなしに、既知のようにして、その2つの1次節(primary node)によって音叉に連結された2つのアームによって取り付けることが可能である。また、同様に、磁石を2次節(secondary node)に配置することも想定することができる。
[0074]図7a及び図7bは、本発明の第2の変形実施形態による共振器を表す。
[0075]この変形形態では、音叉1及びがんぎ車60が、実質的に互いに直交するそれぞれの平面内に含まれている。
[0076]当業者なら、要件に応じて、これらの2つの部材のいずれか一方を、対応する時計仕掛けムーブメントの一般平面(general plane)に平行な平面内に配置し、次いで他方の部材をそれに対して垂直にすることを選ぶことができよう。がんぎ車が機械歯車列の一部を形成するので、がんぎ車を時計仕掛けムーブメントと同じ平面内に配置する、すなわち音叉が時計仕掛けムーブメントの、また腕時計の一般平面に対して実質的に垂直であることが好ましい。音叉のそのような構成は、直観的に、今のところ市販されている製品の対象ではなかった。
[0077]この変形実施形態による共振器の動作原理は、上述したものと同様であり、したがって詳細に繰り返さない。
[0078]図7aは、相互の引力を生じるように、その磁石の1つが音叉の磁石と相互作用するがんぎ車60の位置を示す。
[0079]図7bは、相互の反発力を生じるように、その磁石の別の1つが音叉の磁石と相互作用するがんぎ車60の位置を示す。
[0080]図8a及び図8bは、本発明の第3の変形実施形態による共振器を表す。
[0081]この変形形態では、音叉100とがんぎ車60が、やはり、実質的に互いに直交するそれぞれの平面内に含まれているが、今度は、音叉が、必要に応じて、枝部の一方に配置された磁石1つだけを支持する。
[0082]この変形実施形態による共振器の動作原理は、上述したものと同様であり、したがって詳細に繰り返さない。
[0083]図8aは、相互の引力を生じるように、その磁石の1つが音叉の磁石と相互作用するがんぎ車60の位置を示す。
[0084]図8bは、相互の反発力を生じるように、その磁石の別の1つが音叉の磁石と相互作用するがんぎ車60の位置を示す。
[0085]すでに強調してきたように、音叉の構造は、その枝部の1つと、がんぎ車との磁気的相互作用が、その振動を申し分なく維持するのに十分であるようなものである。
[0086]一般に、音叉は、たとえば、(特にバッチでの機械加工を可能にするために)SiOを付加したケイ素製、石英製、又はケイ素と石英の組合せなど本発明の応用に適した特性を有し、温度に応じて安定した挙動を確保することが可能な任意の他の材料製であってよい。
[0087]また、「永久磁石」とはこの場合、本発明の文脈から逸脱することなしに、永久磁界を、その形状にかかわらず生成する要素、すなわち、中実のブロックに保持された材料の一部分からなることができ、好適な磁性材料の嵌合された部品、さらには付着された層の、必要とされる磁気特性を有するように処理を受けた要素であると理解すべきであることに留意されたい。特に任意の酸化鉄を使用すること、さらには、たとえばサマリウムとコバルトの合金の層を付着させることが可能である。
[0088]本発明による共振器の構造は、時計仕掛けのキャリバの大きな修正を必要とすることなしに、ひげゼンマイテンプを有する従来の共振器を置き換えることによって、既存の時計仕掛けのキャリバ内に単に組み込むことが可能であることに留意されたい。
[0089]前述の説明は、特定の実施形態について非限定的な例として述べることが意図されており、本発明は、たとえば音叉、がんぎ車、又は永久磁石について具体的に例示し述べた形状など、先述した特定の特徴の実施に限定されない。
[0090]当業者なら、本開示の内容を自分の特定のニーズに合わせること、及び本明細書に記載の実施形態によるものとは異なるが、上述のような自由磁気脱進機を備える機械的共振器を、本発明の範囲から逸脱することなしに実施することに、特段の困難はない。
[0091]音叉が、位置合わせされ同じ磁気の向きを有する2つの磁石を備える場合、がんぎ車は、音叉がその主振動モードで振動することを可能にするために2(2n+1)個の永久磁石を備え、一方、音叉の2つの磁石のそれぞれの向きが反対である場合、4n個の永久磁石を備えることに留意されたい。
[0092]一般に、本発明は、音叉によって支持される磁石の数にも、音叉の枝部上の磁石のそれぞれの位置にも限定されないことに留意されたい。具体的には、振動の対応する振幅が十分である限り、本発明の範囲から逸脱することなしに、枝部の、その長手方向での任意の位置に、1つだけ、枝部毎に1つ、さらには枝部毎に複数の磁石を設けることが可能である。

Claims (10)

  1. 実質的にU字の形態で配置された第1及び第2の枝部(2、3)を有する音叉型発振器(1)であって、前記枝部のうち少なくとも第1の枝部が、第1の磁界を画定する少なくとも1つの第1の永久磁石(4、5)を支持する、音叉型発振器(1)と、
    時計の動力源によって駆動させるために腕時計仕掛け歯車列の第1の可動部と係合して配置されるように設計され、前記第1の永久磁石の範囲内に位置し、前記第1の磁界の影響を受けるがんぎ車(6)とを備え、
    前記がんぎ車(6)が自由であり、少なくとも2つ、好ましくは少なくとも4つの永久磁石(61〜66)を支持し、前記音叉型発振器(1)の前記第1の枝部の振動が、一方では前記がんぎ車の回転速度を制御し、他方では前記音叉型発振器の前記第1の永久磁石(4、5)と前記がんぎ車の前記永久磁石(61〜66)との間の磁気的相互作用によって周期的に維持されて自由な脱進機を規定するように、前記永久磁石(61〜66)が配置されていることを特徴とする、時計用の磁気共振器。
  2. 前記がんぎ車(6)が2n個の永久磁石(61〜66)を支持し、nが少なくとも1に等しく、好ましくは40以下であることを特徴とする、請求項1に記載の磁気共振器。
  3. 前記永久磁石(61〜66)が、前記がんぎ車(6)の周縁に近接して均等に分散されることを特徴とする、請求項2に記載の磁気共振器。
  4. 前記がんぎ車(6)の2つの隣接する永久磁石(61〜66)が、前記がんぎ車の回転により前記音叉型発振器(1)の前記第1の永久磁石(4、5)に面して位置するときに、それぞれ逆の極性を前記第1の永久磁石(4、5)に及ぼすように、それぞれに対して配置されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁気共振器。
  5. 前記がんぎ車(6)が、前記音叉型発振器(1)の前記枝部(2、3)の間に配置されることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載の磁気共振器。
  6. 前記第1及び第2の枝部(2、3)のうち第2の枝部が、第2の磁界を画定する第2の永久磁石(4、5)を支持し、前記がんぎ車(6)の永久磁石(61〜66)が、前記音叉型発振器(1)の前記永久磁石(4、5)に対して同じ性質の相互作用を及ぼす磁気的配向をもたらすように前記がんぎ車(6)上に対向して配置されることを特徴とする、請求項5に記載の磁気共振器。
  7. 前記音叉型発振器(1)の前記永久磁石(4、5)が、前記がんぎ車(6)を基準として実質的に互いに対向することを特徴とする、請求項6に記載の磁気共振器。
  8. 前記音叉型発振器(1)の前記永久磁石(4、5)が、対応する前記枝部(2、3)の端部に近接して配置されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の磁気共振器。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の磁気共振器を備える、機械時計用の時計仕掛けムーブメント。
  10. 請求項9に記載の時計仕掛けムーブメントを備える機械時計。
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