JP5823368B2 - ダストリサイクル方法 - Google Patents

ダストリサイクル方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5823368B2
JP5823368B2 JP2012237247A JP2012237247A JP5823368B2 JP 5823368 B2 JP5823368 B2 JP 5823368B2 JP 2012237247 A JP2012237247 A JP 2012237247A JP 2012237247 A JP2012237247 A JP 2012237247A JP 5823368 B2 JP5823368 B2 JP 5823368B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
decarburization
amount
dephosphorization
lead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012237247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014084525A (ja
Inventor
卓 對馬
卓 對馬
崇 杉谷
崇 杉谷
宗義 澤山
宗義 澤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2012237247A priority Critical patent/JP5823368B2/ja
Publication of JP2014084525A publication Critical patent/JP2014084525A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5823368B2 publication Critical patent/JP5823368B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Description

本発明は、亜鉛を含むダストのリサイクル方法に関する。
近年の製鋼工程では、脱燐処理と脱炭処理とを分離し、転炉容器での脱炭処理の前に溶銑に対して、脱燐処理を行うことが多い。このように脱燐処理と脱炭処理とを分離することで、プロセストータルでの排出スラグ量を低減することができる。上記脱燐処理は、以前は混銑車等の搬送容器内で実施されることが多かったが、上記搬送容器はフリーボードが小さいため酸素供給速度を高めることができず、処理に時間を要していた。このため、現在はフリーボードが大きく、酸素の供給速度も高めることができる転炉容器を用いた脱燐処理が広く普及している。
上記脱燐処理や脱炭処理で生じるダストは、多量の鉄分を含むため、可能な限り再利用することが好ましい。これらのダストのリサイクル手法としては、焼結鉱原料やペレット原料として用い、焼結鉱やペレットとして高炉へ投入する方法が挙げられる。しかし、この場合、ダスト中の亜鉛濃度が高いと高炉耐火物への付着物量が増えるため、これらのダストの高炉原料へのリサイクルには量的限度がある(特開2007−9240号公報参照)。同様の理由から、亜鉛メッキ屑も高炉原料として大量にリサイクルすることができない。
このような中、亜鉛を含むダストを脱燐処理において副原料としてリサイクルする方法が提案されている(特開平6−264126号公報、特開平7−26317号公報及び特開平8−333612号公報参照)。このように亜鉛を含むダストを脱燐処理の際に用いると、脱燐炉中で亜鉛が揮発する。従って、後工程の脱炭処理において亜鉛を実質的に含まない副原料を用いることで、脱炭処理の際に発生するダストの亜鉛濃度が低減され、このダストを高炉原料としてリサイクル可能となるとされている。
しかし、このようにダストを脱燐処理にリサイクルする従来の方法では、(1)熱余裕や、副原料ホッパーの切り出し等の設備制約の関係上、脱燐炉に大量のダストを投入することが実際の操業では困難である場合がある。また、(2)脱燐処理の際に全ての亜鉛が揮発するわけではないため、脱燐処理で大量の亜鉛を含む原料を使用した場合、溶湯中に残存した亜鉛が脱炭炉に移行し、脱炭処理ダストに含有されるため、上記不都合の解決には至らない。さらに、(3)ダストには亜鉛以外に鉛も濃縮しているため、脱燐処理の際に生じるスラグの鉛溶出濃度が高まり、このスラグのリサイクルが困難となるという不都合がある。
他方、スラグ中の鉛の溶出を抑える技術としては、スラグ組成を調整することなどによりスラグ中の鉛を不溶化させる方法が提案されている(特開2002−20815号公報参照)。しかし、この技術はスラグの有効利用には資するものの、ダストのリサイクルを効果的に行うための参考となるものではない。
特開2007−9240号公報 特開平6−264126号公報 特開平7−26317号公報 特開平8−333612号公報 特開2002−20815号公報
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、脱炭処理で生じるスラグからの鉛溶出濃度、及び脱炭処理で生じる微粒ダストを高炉へ投入した際の付着物量が許容できる範囲内で、製鉄工程で生じるダストを最大限再利用することができるダストのリサイクル方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者らは、微粒ダストを脱燐炉だけでなく脱炭炉にも投入することを検討した。その結果、所定の条件を満足すれば、脱炭処理で生じるスラグからの鉛溶出濃度、及び脱炭処理で生じる微粒ダストを高炉へ投入した際の付着物量が許容できる範囲内で、微粒ダストを脱炭炉にも投入できることを見出した。
その結果得られた本発明に係るダストのリサイクル方法は、
溶銑を脱燐処理する工程と、上記脱燐処理がされた溶銑を脱炭処理する工程とを有し、
上記脱燐処理及び脱炭処理において、鉄源として脱燐処理ダスト及び脱炭処理微粒ダストの少なくとも一種をリサイクルするに際し、上記脱炭処理にリサイクルする鉄源中の亜鉛量X(kg/t)及び鉛量Y(kg/t)が下記式(1)及び(2)を満たすダストリサイクル方法である。
X≦0.166−0.122×HMR×A ・・・(1)
Y≦0.0290−0.182×HMR×a+0.000390×W−0.00514×C ・・・(2)
(上記式(1)及び(2)中、HMRは脱炭炉での溶銑比率であり、(溶銑質量/脱炭炉主原料投入質量)である。Aは脱燐処理にリサイクルする鉄源中の亜鉛量(kg/t)である。aは脱燐処理にリサイクルする鉄源中の鉛量(kg/t)である。Wは脱炭処理で発生するスラグ量(kg/t)である。Cは脱炭処理で発生するスラグの塩基度である。)
ここで、[kg/t]とは主原料1tに対する質量であり、この主原料の量は処理に供される溶銑、冷銑及びスクラップ(亜鉛メッキ屑を含む)の合計量をいう。また、副原料とは、上記主原料(溶銑、冷銑及びスクラップ)以外の原料をいう。
本発明のダストリサイクル方法によれば、脱炭処理にリサイクルする鉄源中の亜鉛量Xが式(1)を満たすことで、脱炭処理で発生する脱炭処理微粒ダストの亜鉛濃度を制御できるため、この亜鉛濃度を制御した脱炭処理微粒ダストを焼結鉱、ペレット等の高炉原料として有効に再利用することができる。また、脱炭処理にリサイクルする鉄源中の鉛量Yが式(2)を満たすことで、脱炭処理の際に生じるスラグからの鉛溶出濃度を所定濃度に抑えることができる。従って、当該ダストリサイクル方法によれば、脱炭処理で生じるスラグからの鉛溶出濃度、及び脱炭処理で生じる微粒ダストを高炉へ投入した際の付着物量が許容できる範囲内で、製鉄工程で生じるダストを最大限再利用することができる。
脱炭処理微粒ダスト亜鉛濃度と脱炭処理での投入亜鉛量等との関係を示すグラフ 脱炭スラグ鉛溶出濃度と脱炭処理での投入鉛量等との関係を示すグラフ 本発明のダストリサイクル方法の一実施形態に用いられるダスト回収分離システムを示す模式図 脱燐スラグ鉛溶出濃度と脱燐処理での投入鉛量等との関係を示すグラフ 実施例の結果を示すグラフ
以下、本発明のダストリサイクル方法の実施の形態を図面を参照しつつ詳説する。
当該ダストリサイクル方法は、
(1)溶銑を脱燐処理する工程、及び
(2)上記脱燐処理がされた溶銑を脱炭処理する工程
を有する。以下、各工程について説明する。
(1)脱燐処理工程
この工程では、脱炭処理に先駆け、転炉容器を用いて脱燐処理を実施する。なお、脱燐処理でのスロッピングを防止する目的で、脱燐処理に先駆けて脱珪処理を実施することもある。
上記転炉容器としては、特に限定されず、公知のものを用いることができる。また、後工程の脱炭処理で用いる転炉容器と同一の転炉容器を用いてもよいし、別の転炉容器を用いてもよい。具体的には上底吹転炉、底吹転炉、上吹転炉等を用いることができるが、処理効率などの点から上底吹転炉が好ましい。上記転炉容器のサイズとしては、特に制限されず、例えば、出鋼量50〜400t規模のものを用いることができる。
上記脱燐処理の処理対象としては、転炉容器に投入される主原料(溶銑並びに必要に応じて冷銑及びスクラップ)及び副原料(焼結鉱、石灰、ダスト等)が挙げられる。当該ダストリサイクル方法においては、副原料として亜鉛及び鉛を含有する脱燐処理ダスト及び脱炭処理微粒ダストβの少なくとも一種を用いる。また、主原料のスクラップとして亜鉛メッキ屑等のメッキ屑が用いられる。従って、原料中の亜鉛源としては、脱燐処理ダスト、脱炭処理微粒ダストβ及び亜鉛メッキ屑が代表的となる。
脱燐処理ダスト及び脱炭処理ダストとは、脱燐処理又は脱炭処理の際に生じるダストのことを言う。また、脱燐処理及び脱炭処理はそれぞれバッチ処理(バッチ式)で行われ、この(1)脱燐処理工程で用いられる脱燐処理ダスト及び脱炭処理微粒ダストβは、この工程で処理される溶銑とは別の溶銑に対する処理の際に生じたダストである。なお、便宜上、本発明のダストリサイクル方法において、(2)脱炭処理工程で生じる脱炭処理微粒ダストを脱炭処理微粒ダストα、(1)脱燐処理工程で用いる脱炭処理微粒ダストを脱炭処理微粒ダストβとして区別する。
また、脱炭処理微粒ダストとは、粒径50μm未満の粒子が80体積%以上のものをいう。この粒径は、レーザー回折・散乱式の粒径分析装置で測定される値をいう。
なお、後述するように脱炭処理でリサイクルする鉄源中の亜鉛量及び鉛量が後述する式(1)及び(2)を満たす範囲内にする必要があるため、脱燐処理でリサイクルする鉄源は、後の脱炭処理でリサイクル可能な鉄源の量との関係で、当該ダストリサイクル方法全体でリサイクルする鉄源の量が最大となるよう調整することが好ましい。
上記脱燐処理においては、発生するダストを回収する。上記回収の手段としては、特に制限されず、公知の集塵機等を用いることができる。但し、後に詳述する脱炭処理の際のダストと分別して回収する必要がある。このように分別して回収する方法としては、特に限定されず、例えば、脱燐処理と脱炭処理とを異なる排ガス集塵系統を持つ転炉で実施する方法や、同一の排ガス集塵系統を用い、処理毎にダストを振り分ける方法などを挙げることができる。なお、この脱燐処理ダストは、後述する脱炭処理ダストと異なり、微粒と粗粒とに分けても分けなくてもよい。
(2)脱炭処理工程
この工程では、上記脱燐処理がされた溶銑を転炉容器により脱炭処理する。上述したように、脱炭処理で用いる転炉容器は、脱燐処理で用いた転炉容器と同一のものでも異なるものでもよい。また、脱燐処理後に出湯せず、脱燐スラグだけを排出して引き続き脱炭処理を行ういわゆる中間排滓方式を採用してもよい。
この脱炭処理の対象としては、転炉容器に投入される主原料(上記脱燐処理がされた溶銑並びに必要に応じて冷銑及びスクラップ)と副原料(焼結鉱、石灰、ダスト等)とが挙げられる。脱炭処理工程においては、脱燐処理工程と同様に、副原料として亜鉛及び鉛を含有する脱燐処理ダスト及び脱炭処理微粒ダストの少なくとも一種を用いる。また、スクラップとしては、亜鉛メッキ屑等のメッキ屑を用いることができる。従って、原料中の亜鉛源としては、脱燐処理ダスト、脱炭処理微粒ダストβ及び亜鉛メッキ屑が代表的となる。
この脱炭処理でリサイクルする鉄源中の亜鉛量X(kg/t)が下記式(1)を満たし、鉛量Y(kg/t)が下記式(2)を満たすようにする。
X≦0.166−0.122×HMR×A ・・・(1)
Y≦0.0290−0.182×HMR×a+0.000390×W−0.00514×C ・・・(2)
(上記式(1)(2)中、HMRは脱炭炉での溶銑比率であり、(溶銑質量/脱炭炉主原料投入質量)である。Aは脱燐処理にリサイクルする鉄源中の亜鉛量(kg/t)である。aは脱燐処理にリサイクルする鉄源中の鉛量(kg/t)である。Wは脱炭処理で発生するスラグ量(kg/t)である。Cは脱炭処理で発生するスラグの塩基度である。)
ここで、上記式(1)及び(2)を導出した根拠を示す。
(式(1)について)
脱炭処理で発生する脱炭処理微粒ダストαを焼結鉱、ペレット等のリサイクル原料として高炉に投入する場合の弊害は、上述のようにダスト中の亜鉛濃度が高くなると高炉耐火物への付着物量が増加することである。この際、ダスト中の亜鉛濃度が0.7質量%以上であると付着物量が増加するとされている(特開2007−9240号公報参照)。そこで、高炉へリサイクルする脱炭処理微粒ダストαの亜鉛濃度閾値を0.7質量%とした。
脱炭処理微粒ダストαの亜鉛濃度は、脱炭炉での溶銑比率と脱燐処理にリサイクルする鉄源中の亜鉛量(以下、脱燐処理投入亜鉛量ともいう)との積と正の相関を有し、また、脱炭処理にリサイクルする鉄源中の亜鉛量(以下、脱炭処理投入亜鉛量ともいう)と正の相関を有すると考えられる。そこで、実績値としての脱炭処理微粒ダストαの亜鉛濃度をVZn(質量%)、脱炭炉での溶銑比率をHMR、脱燐処理投入亜鉛量をA(kg/t)、脱炭処理投入亜鉛量をX(kg/t)と定め、VZnを従属変数とし、HMRとAとの積、及びXを独立変数とし、切片を0として重回帰分析を行うことで下記式(1−i)を得た(図1参照)。重回帰分析には、後述する表3、4のデータを用いた。なお、図1中のRは決定係数である。
Zn=0.512×HMR×A+4.20×X ・・・(1−i)
また、上述のとおり、脱炭処理微粒ダストαの亜鉛濃度VZnは0.7質量%以下とする必要がある。そこで、上記式(1−i)にVZn≦0.7を代入して変形することで、上記式(1)が得られる。
(式(2)について)
ダストリサイクルにおける鉛の弊害は、上述のように脱炭処理の際に揮発しなかった鉛が脱炭スラグに残存し、脱炭スラグからの鉛溶出の原因となることにある。一般的にこの脱炭スラグは、路盤材や土木工事用の埋め戻し材等に使用される。この際、このスラグは環境省告示第46号法に記載の土壌溶出試験における鉛溶出濃度0.01質量ppm以下の基準を満たす必要がある。そこで、この鉛溶出濃度の基準を満たす指標として、式(2)を導いた。
ここで、脱炭スラグからの鉛溶出濃度は、脱炭炉での溶銑比率と脱燐処理工程にリサイクルする鉄源中の鉛量(以下、脱燐処理投入鉛量ともいう)との積と正の相関を有し、また、脱炭処理工程にリサイクルする鉄源中の鉛量(以下、脱炭処理投入鉛量ともいう)と正の相関を有すると考えられる。また、発生するスラグ量(kg/t)が多い場合はスラグ中の鉛濃度が低下するため、発生スラグ量が多いほど鉛溶出濃度が低下する傾向がある。さらには、この発生する脱炭スラグの塩基度(CaO/SiO)が高いと、CaO+HO=Ca(OH)の反応量が多くなるため、脱炭スラグと接触する水のpHが高くなり、鉛溶出濃度が増加する傾向にある。これらの点を踏まえ、実績値として脱炭スラグからの鉛溶出濃度をVPb(質量ppm)、脱炭炉での溶銑比率をHMR、脱燐処理投入鉛量をa(kg/t)、脱炭スラグ量をW(kg/t)、脱炭スラグの塩基度をC、及び脱炭処理投入鉛量をY(kg/t)と定め、VPbを従属変数とし、HMRとaとの積、W、C及びYを独立変数とし、切片0として重回帰を行うことで下記式(2−i)を得た(図2参照)。重回帰分析には、後述する表2〜4のデータを用いた。なお、図2中のRは決定係数である。
Pb= 0.063×HMR×a−1.34×10−4×W+1.77×10−3×C+0.345Y ・・・(2−i)
一方、鉛溶出濃度VPbは上述のように0.01質量ppm以下とする必要があるため、VPb≦0.01を上記式(2−i)に代入し変形することで上記式(2)が得られる。
なお、各原料に含まれる亜鉛及び鉛の量は、各原料種の質量と、亜鉛又は鉛濃度との積で求めることができる。上記亜鉛又は鉛濃度の測定方法としては、特に制限されず、公知の方法を用いることができる。
上記脱炭処理においては、発生するダストを回収し、この回収されたダストを微粒ダストと粗粒ダストとに分離する。上記回収の手段としては、特に制限されず、公知の集塵機等を用いることができる。また、上記分離の手段としても、特に制限されず、公知の分級器等を用いることができる。例えば、図3に示すダスト回収分離システム1が、好適に用いられる。
図3のダスト回収分離システム1は、脱炭炉2(転炉)、3種の集塵フード3a、3b、3c、散水機4、分級器5、シックナー6及び換気集塵機7を備える。上記集塵フード3aは脱炭炉2の直上に設けられており、集塵フード3b、3cは集塵フード3aの周囲に設けられている。
上記ダスト回収分離システム1においては、吹錬中には、脱炭炉2からのダストDを含む排ガスGが、集塵フード3aを介して散水機4に送られ、散水機4内で排ガスGとダストDとに分離される。分離されたダストDは水と共に分級器5に送られる。分級器5においては、質量が大きい粗粒ダストγが回収される。一方、質量の小さい微粒ダストαは上澄み液と共にシックナー6に送られ、その後沈殿回収される。
一方、溶銑投入時及び出鋼時には、排ガスGは換気集塵機7によって処理される。すなわち、溶銑投入時及び出鋼時には、脱炭炉2を傾斜して作業が行われることから、上記集塵フード3aの周囲に配置される集塵フード3b、3cを介して、換気集塵機7に排ガスGが送られる。
上記回収分離システム1においては、このように吹錬中に発生するダストDを回収し、粗粒ダストγと微粒ダストαとに分離することができる。なお、上記粗粒ダストは粒径50μm以上の粒子が80体積%以上のものをいい、上記微粒ダストは粒径50μm未満の粒子が80体積%以上のものをいう。
(3)リサイクル工程(上記脱炭処理工程で発生する脱炭処理微粒ダストαをリサイクル原料として高炉に投入する工程)
上記脱炭処理工程で発生し、回収及び分離された脱炭処理微粒ダストαは、亜鉛濃度が高炉耐火物への付着が少ない0.7質量%以下に制御されている。従って、この脱炭処理微粒ダストαは、量的な制限を考慮せずにリサイクル原料として高炉に投入することができる。この際、この脱炭処理微粒ダストαは、通常焼結鉱原料やペレット原料として用いられ、焼結鉱又はペレットとして高炉へ投入される。また、脱炭処理工程で発生した脱炭処理微粒ダストαは、全量を高炉原料としてリサイクルしなくてもよく、脱燐処理や脱炭処理等へ用いることもできる。なお、上記高炉には、他に主原料として鉄鉱石及びコークスが投入され溶銑(銑鉄)が得られる。また、脱炭処理粗粒ダストγは、亜鉛濃度が極めて低い場合には、亜鉛含有量を考慮せずにスクラップとして脱燐処理及び脱炭処理にリサイクルすることができる。
本発明のダストリサイクル方法によれば、脱炭処理にリサイクルする鉄源中の亜鉛量Xが式(1)を満たすことで、脱炭処理で発生する脱炭処理微粒ダストの亜鉛濃度を制御できるため、この亜鉛濃度を制御した脱炭処理微粒ダストを焼結鉱、ペレット等の高炉原料として有効に再利用することができる。また、脱炭処理にリサイクルする鉄源中の鉛量Yが式(2)を満たすことで、脱炭処理の際に生じるスラグからの鉛溶出濃度を所定濃度に抑えることができる。従って、当該ダストリサイクル方法によれば、脱炭処理で生じるスラグからの鉛溶出濃度、及び脱炭処理で生じる微粒ダストを高炉へ投入した際の付着物量が許容できる範囲内で、製鉄工程で生じるダストを最大限再利用することができる。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、脱燐処理でのスラグを、例えば、脱炭処理でのスラグと同様に路盤材や土木工事用の埋め戻し材等に使用するのであれば、脱燐スラグからの鉛溶出濃度が0.01質量ppm以下になるように、脱燐処理にリサイクルする鉄源中の鉛量を制限してダストリサイクルする方法を採用可能である。この場合の脱燐処理にリサイクルする鉄源量H(kg/t)は下記式(3)を満たすことが好ましい。
H≦(4.78−100e+0.0384W−1.297CSP)/d ・・・(3)
(上記式(3)中、eは、上記脱燐処理にリサイクルする鉄源以外の原料(主原料)に含まれる鉛の量(kg/t)である。Wは、脱燐処理で発生するスラグ量(kg/t)である。CSPは、上記スラグの塩基度である。dは、脱燐処理にリサイクルする鉄源中の鉛濃度(質量%)である。)
上記式(3)を導出した根拠を示す。脱燐スラグの鉛溶出濃度VPb/P(質量ppm)は、脱燐処理工程にリサイクルする鉄源中の鉛量a(kg/t)と正の相関を有すると考えられる。なお、この鉛量aは、溶銑の量及び溶銑中の鉛濃度や、リサイクルするダストの量及びダスト中の鉛濃度と正の相関を有すると考えられる。また、脱燐処理で発生するスラグ量W(kg/t)が多い場合はスラグ中の鉛濃度が低下するため、発生スラグ量が多いほど鉛溶出濃度が低下する傾向がある。さらには、この発生するスラグの塩基度CSP(CaO/SiO)が高いと、CaO+HO=Ca(OH)の反応量が多くなるため、スラグと接触する水のpHが高くなり、鉛溶出濃度が増加する傾向にある。これらの点を踏まえ、実績値として脱燐スラグからの鉛溶出濃度をVPb/P(質量ppm)、脱燐処理投入鉛量をa(kg/t)、脱燐処理で発生するスラグ量をW(kg/t)及びこのスラグの塩基度をCSPと定め、VPb/Pを従属変数とし、a、W及びCSPを独立変数とし、切片0として重回帰分析を行うことで下記式(3−i)を得た(図4参照)。重回帰分析に用いた試験データを表1に示す。
Pb/P=0.209a−8.00×10−5+2.76×10−3SP ・・・(3−i)
Figure 0005823368
ここで、脱燐処理投入鉛量a(kg/t)は、脱燐処理にリサイクルする上記鉄源の量H(kg/t)、この鉄源中の鉛濃度d(質量%)、及び脱燐処理でリサイクルする上記鉄源以外の原料に含まれる鉛の量e(kg/t)を用い、下記式(3−ii)で表すことができる。
a=H×d/100+e ・・・(3−ii)
上記式(3−ii)のaを式(3−i)に代入すると、下記式(3−iii)が得られる。
Pb/P=0.209(H×d/100+e)−8.00×10−5+2.76×10−3SP ・・・(3−iii)
一方、鉛溶出濃度VPb/Pは上述のように0.01質量ppm以下とする必要があるため、VPb/P≦0.01を上記式(3−iii)に代入し変形することで上記式(3)を導くことができる。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例における測定方法、用いた転炉容器(脱燐炉・脱炭炉)及び原料は以下のとおりである。本実施例では、脱燐処理にリサイクルする鉄源量は脱燐スラグからの鉛溶出濃度を考慮せずに決めているが、実施例での各脱燐スラグの鉛溶出濃度は0.01質量ppm以下であった。
[測定方法]
(1)ダスト(脱燐処理ダスト、脱炭処理微粒ダストα、及び脱炭処理微粒ダストβ)及び亜鉛メッキ屑中の亜鉛及び鉛濃度
なお、リサイクルする鉄源の一つとして脱燐処理に用いた脱炭処理微粒ダスト(脱燐処理リサイクル用脱炭処理微粒ダスト)を脱炭処理微粒ダストβ、実施例における脱炭処理で生じた脱炭処理微粒ダスト(高炉リサイクル用脱炭処理微粒ダスト)を脱炭処理微粒ダストαとする。
ICP発光分析法により各濃度を測定した。分析下限は、それぞれ0.01質量%である。
(2)脱燐処理投入亜鉛量、及び脱燐処理投入鉛量
本実施例では、簡略化のためにリサイクルする鉄源以外の原料(溶銑を含む)には亜鉛と鉛が含まれていないとし、脱燐処理投入亜鉛量A、及び脱燐処理投入鉛量aとは、脱燐処理で投入した脱炭処理微粒ダストβ、脱燐処理ダスト、亜鉛メッキ屑に含まれる亜鉛量、及び鉛量の事として以下の式によって算出した。
Figure 0005823368
ここで、
Wi:脱燐処理にリサイクルする鉄源i(脱炭処理微粒ダストβ、脱燐処理ダスト及び亜鉛メッキ屑)の投入量[kg/t]
[%Zn]i:上記鉄源i中の亜鉛濃度[質量%]
[%Pb]i:上記鉄源i中の鉛濃度[質量%]
(3)脱炭処理投入亜鉛量、及び脱炭処理投入鉛量
本実施例では、簡略化のためにリサイクルする鉄源以外の原料(溶銑を含む)には亜鉛と鉛が含まれていないとし、脱炭処理投入亜鉛量X、及び脱炭処理投入鉛量Yとは、脱炭処理で投入した脱炭処理微粒ダストβ、脱燐処理ダスト、亜鉛メッキ屑に含まれる亜鉛量、及び鉛量の事として以下の式によって算出した。
Figure 0005823368
ここで、
Wi:脱炭処理にリサイクルする鉄源i(脱炭処理微粒ダストβ、脱燐処理ダスト及び亜鉛メッキ屑)の投入量[kg/t]
[%Zn]i:上記鉄源i中の亜鉛濃度[質量%]
[%Pb]i:上記鉄源i中の鉛濃度[質量%]
(4)脱炭炉スラグ量
脱炭炉スラグ量Wとは、脱炭処理中に発生するスラグの質量であり、下記式により導出した。
Figure 0005823368
ここで、
:副原料iの投入量[kg]
:主原料j(溶銑、冷銑及びスクラップ)の投入量[kg]
(%CaO):副原料iのCaO濃度[質量%]
(%SiO:副原料iのSiO濃度[質量%]
[%Si]:主原料j中のSi濃度[質量%]
SiO2:SiOの式量[kg/mol]
Si:Siの原子量[kg/mol]
(%SiO+%CaO)max:スラグ中CaO濃度とSiO濃度の最大値
である。なお、(%SiO+%CaO)maxは、当業者定法による脱燐スラグの分析値より63質量%を用いた。これにより、スラグ量は実操業範囲における最小値となるため、ダストリサイクル可能量は安全サイドに見積もられることになる。
(5)脱炭炉スラグ塩基度
脱炭炉スラグ塩基度Cは、以下の式によって導出した。
Figure 0005823368
ここで、
:副原料iの投入量[kg]
:主原料j(溶銑、冷銑及びスクラップ)の投入量[kg]
(%CaO):副原料iのCaO濃度[質量%]
(%SiO:副原料iのSiO濃度[質量%]
[%Si]:主原料j中のSi濃度[質量%]
SiO2:SiOの式量[kg/mol]
Si:Siの原子量[kg/mol]
である。
(6)スラグからの鉛溶出濃度
環境省告示46号で定められた土壌溶出試験に準じて測定した。
[脱燐炉及び脱炭炉]
脱燐炉及び脱炭炉(転炉)は、容量250t(粗鋼ton)の上底吹転炉(上吹ノズル:6孔、スロート径:42mm、孔角度:15°)を用いた。また、底吹きのガスはN及びCOガスを使用した。底吹きの羽口型式は一層環状管であり、個数は4個である。
[原料]
(1)脱燐炉投入溶銑
[C]:4.2〜4.6質量%
[Si]:0.3〜0.5質量%
[Mn]:0.1〜0.4質量%
[P]:0.10〜0.130質量%
HMR=0.94〜0.98
(2)脱炭炉投入溶銑
[C]:3.4〜3.8質量%
[Si]:0.01質量%以下
[Mn]:0.1〜0.2質量%
[P]:0.015〜0.025質量%
HMR=0.88〜1(各実施例毎のHMRは表2に示す)
(3)溶銑並びに脱燐処理ダスト、脱炭処理微粒ダストβ及び亜鉛メッキ屑以外のZn源及びPb源
主原料の一つとしてのスクラップは、Zn及びPbを実質上含有しない工場内発生のものを用いた。
(4)脱燐炉及び脱炭炉に投入する脱燐処理ダスト及び脱炭処理微粒ダストβ
脱燐処理ダストは、回収した脱燐処理ダストを分級することなく、外数5質量%の澱粉をバインダーとして用いてブリケット状(40mm×40mm×25mm)にしたものを用いた。
脱炭処理微粒ダストβは、図3に示した装置で脱炭炉から回収及び分離して得られた脱炭処理微粒ダスト(粒径50μm未満の粒子が80体積%以上)を外数5質量%の澱粉をバインダーとして用いてブリケット状(40mm×40mm×25mm)にしたものを用いた。
[実施例1〜15、比較例I−1〜I−6及び比較例II−1〜II〜6]
上記脱燐炉に主原料としての溶銑及びスクラップを投入した。亜鉛メッキ屑は、他のスクラップと同様、溶銑投入前にスクラップシューターにより投入した。次いで、炉上ホッパーから石炭、焼結鉱等の副原料と共にブリケット状にした上記脱燐処理ダスト及び脱炭処理微粒ダストβを投入し、吹錬(脱燐処理)を行った。次いで、上記脱炭炉に主原料としての上記脱燐処理を経た溶銑及びスクラップを投入した。次いで、炉上ホッパーから石炭、焼結鉱等の副原料と共にブリケット状にした上記脱燐処理ダスト及び脱炭処理微粒ダストβを投入し、吹錬(脱炭処理)を行った。脱炭処理の際に生じるダストを図3に示した装置で脱炭炉から回収及び分離して、脱炭処理微粒ダストαを得た。また、脱燐処理の際に生じるスラグは回収した。
各実施例及び比較例の脱燐処理において投入した主原料(溶銑及びスクラップ)の投入量と、溶銑量と、脱燐工程及び脱炭工程でリサイクルする鉄源(脱燐処理ダスト、脱炭処理微粒ダストβ及び亜鉛メッキ屑)の投入量、Zn濃度及びPb濃度と、脱炭炉でのHMRは、表2に示すとおりである。他の条件は、各実施例及び比較例において同一である。表2中の濃度(%)は全て質量基準である。
また、脱炭処理での投入亜鉛量の制御条件である式(1)に関し、脱燐処理投入亜鉛量(実施量)Aと、式(1)から導かれる脱炭処理投入亜鉛量の上限量XMaxと、脱炭処理投入亜鉛量(実施量)Xとは表3に示すとおりである。また、脱炭処理での投入鉛量の制御条件である式(2)に関し、脱燐処理投入鉛量(実施量)aと、脱炭炉スラグ量Wと、スラグ塩基度Cと、式(2)から導かれる脱炭処理投入鉛量の上限量YMaxと、脱炭処理投入鉛量(実施量)Yとは表3に示すとおりである。
なお、表3中の適否の欄において、「○」は式(1)又は(2)を満たすこと、「L」は式(1)又は(2)を満たすが上限値に近いもの(亜鉛に関しては0.03kg/t以下、鉛に関しては0.005kg/t以下)、「↑」は式(1)又は(2)を満たさないことを示す。
Figure 0005823368
Figure 0005823368
脱炭処理で生じた微粒ダストαにおける亜鉛濃度、及び脱炭処理中に発生したスラグからの鉛溶出濃度を上記方法にて測定した。測定結果を表4及び図5に示す。なお、表4中の評価の欄において、「○」は溶鋼中の亜鉛濃度又はスラグからの鉛溶出濃度が上限値以下であること、「×」は上限値を超えていることを示す。表4中の濃度(ppm及び%)は質量基準である。
Figure 0005823368
表4及び図5に示されるように、実施例1〜15は、式(1)及び(2)を満たす量の鉄源をリサイクルしているため、脱炭処理で生じる微粒ダストαの亜鉛濃度を0.7質量%以下に抑え、かつ脱炭処理で発生するスラグからの鉛溶出濃度を0.01質量ppm以下に抑えることができる。なお、上記微粒ダストの亜鉛濃度が0.7質量%以下であることから、この微粒ダストαをリサイクル原料として高炉に用いることができる。一方、比較例I(I−1〜I〜6)は微粒ダストα中の亜鉛含有量が上限を超え、比較例II(II−1〜II−6)はスラグからの鉛溶出濃度が上限を超えている。
以上説明したように、本発明のダストリサイクル方法では、脱炭処理で生じるスラグからの鉛溶出濃度、及び脱炭処理で生じる微粒ダストを高炉へ投入した際の付着物量が許容できる範囲内であって、製鉄工程で生じるダストを最大限再利用することができる。従って、当該ダストリサイクル方法は、製鉄に好適に利用される。
1 ダスト回収分離システム
2 脱炭炉
3a、3b、3c 集塵フード
4 散水機
5 分級器
6 シックナー
7 換気集塵機
G 排ガス
D ダスト
α 微粒ダスト
γ 粗粒ダスト

Claims (1)

  1. 溶銑を脱燐処理する工程と、上記脱燐処理がされた溶銑を脱炭処理する工程とを有し、
    上記脱燐処理及び脱炭処理において、鉄源として脱燐処理ダスト及び粒径50μm未満の粒子が80体積%以上の脱炭処理微粒ダストの少なくとも一種をリサイクルするに際し、上記脱炭処理にリサイクルする鉄源中の亜鉛量X(kg/t)及び鉛量Y(kg/t)が下記式(1)及び(2)を満たすダストリサイクル方法。
    X≦0.166−0.122×HMR×A ・・・(1)
    Y≦0.0290−0.182×HMR×a+0.000390×Ws−0.00514×Cs ・・・(2)
    (上記式(1)及び(2)中、HMRは脱炭炉での溶銑比率であり、(溶銑質量/脱炭炉主原料投入質量)である。Aは脱燐処理にリサイクルする鉄源中の亜鉛量(kg/t)である。aは脱燐処理にリサイクルする鉄源中の鉛量(kg/t)である。Wsは脱炭処理で発生するスラグ量(kg/t)である。Csは脱炭処理で発生するスラグの塩基度である。)
JP2012237247A 2012-10-26 2012-10-26 ダストリサイクル方法 Expired - Fee Related JP5823368B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012237247A JP5823368B2 (ja) 2012-10-26 2012-10-26 ダストリサイクル方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012237247A JP5823368B2 (ja) 2012-10-26 2012-10-26 ダストリサイクル方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014084525A JP2014084525A (ja) 2014-05-12
JP5823368B2 true JP5823368B2 (ja) 2015-11-25

Family

ID=50787884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012237247A Expired - Fee Related JP5823368B2 (ja) 2012-10-26 2012-10-26 ダストリサイクル方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5823368B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6422809B2 (ja) * 2015-03-31 2018-11-14 株式会社神戸製鋼所 ダスト回収方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014084525A (ja) 2014-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Matino et al. Optimization of by-products reuse in the steel industry: valorization of secondary resources with a particular attention on their pelletization
CN107532224A (zh) 脱硫渣的再使用方法
JP5823368B2 (ja) ダストリサイクル方法
JP5823346B2 (ja) ダストリサイクル方法
KR102234126B1 (ko) 용강의 제조 방법
JP5271477B2 (ja) 転炉ダストの再利用方法
JP5058768B2 (ja) 製鋼スラグから回収した鉄源の利用方法
JP5823344B2 (ja) ダストリサイクル方法
JP6052191B2 (ja) 製鋼スラグの資源化方法
JP4661305B2 (ja) 溶銑の脱炭精錬方法
Lanzerstorfer Potential of Air Classification for Zinc Management in Dust Recycling in Ironmaking
CN1313625C (zh) 钢-铁渣中渣铁球及渣铁粉回收工艺
Lanzerstorfer Air classification of dust from steel converter secondary de-dusting for zinc enrichment
US6562101B1 (en) Processing electric arc furnace dust through a basic oxygen furnace
KR20190133857A (ko) 원료 처리 방법 및 더스트 활용 방법
Yadav et al. Solid Wastes Recyling through Sinter-Status at Tata Steel
JP5447006B2 (ja) 溶銑の脱燐方法
US6562096B1 (en) Management of electric arc furnace dust through a basic oxygen furnace
JP3511808B2 (ja) ステンレス鋼の溶製方法
JP6206431B2 (ja) 耐火物の再利用方法
JP6065792B2 (ja) 溶銑出湯中の発煙防止方法
JP4466145B2 (ja) 溶銑の脱珪処理方法
JPH07173548A (ja) 亜鉛含有ダストからの亜鉛回収方法
JPH11189832A (ja) 亜鉛含有粉体の処理方法
JP5862594B2 (ja) 溶銑出湯時の発塵防止方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5823368

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees