JP5822788B2 - 作業計画支援装置、作業計画支援方法および作業計画支援プログラム - Google Patents

作業計画支援装置、作業計画支援方法および作業計画支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5822788B2
JP5822788B2 JP2012115529A JP2012115529A JP5822788B2 JP 5822788 B2 JP5822788 B2 JP 5822788B2 JP 2012115529 A JP2012115529 A JP 2012115529A JP 2012115529 A JP2012115529 A JP 2012115529A JP 5822788 B2 JP5822788 B2 JP 5822788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
past
worker
attribute
defect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012115529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013242703A (ja
Inventor
友也 藤野
友也 藤野
一利 藤本
一利 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012115529A priority Critical patent/JP5822788B2/ja
Publication of JP2013242703A publication Critical patent/JP2013242703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5822788B2 publication Critical patent/JP5822788B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、例えば、設備の保守作業について作業計画の作成を支援する作業計画支援装置、作業計画支援方法および作業計画支援プログラムに関するものである。
公共施設、交通機関、製造業、ビルファシリティなどの設備を安定稼働させるため、設備が設けられた現地に作業者を派遣し、派遣された作業者によって保守作業が行われている。例えば、保守作業は、顧客との契約により定期的に行われている。
定期的に行われる保守作業については、いつどの設備へどの作業者を派遣して保守作業を行うかを定義した保守作業計画を事前に作成し、その計画に従って作業者が派遣される。
そのため、保守作業計画を作成する段階において、期待される保守品質がより高い計画を立案することが重要である。保守品質を示す指標としては、その保守作業計画のもとで保守作業を行った後に発生する故障件数などが用いられる。
特許文献1は、突発的に故障が発生した設備について、現場への派遣が可能であり、かつ故障から設備を復旧可能な作業者を選択するための方法を開示している。特許文献1が開示する方法は、故障および復旧の程度と作業者の対応能力の有無とを数段階のレベルで評価し、その評価結果に基づいて最適な作業者を選択する、というものである。
特許文献2は、設備を構成する部品の保守計画を立案するための方法を開示している。特許文献2が開示する方法は、設備毎に特定の機能を達成するために必要な部品のリストと当該部品の信頼度データとに基づいて各設備がその機能を達成するための信頼度を計算し、信頼度を所定値以上に保つように保守部品を選択する、というものである。
期待される保守品質が高い保守作業計画を立案するためには、特定の保守作業計画における個々の保守作業について、期待される保守品質を定量的に算出して評価する必要がある。
一般に保守品質は、各設備の過去の故障などの履歴情報を用いて類似した条件において発生が見込まれる故障頻度を推定する、ことなどによって評価される。
この際、故障頻度の推定を行うための履歴情報に様々な影響を受ける設備の事例を含めると、推定値が取り得る範囲が広くなり、精度の高い適切な推定値を得ることができない。
例えば、設置環境が不規則に変化する設備や、毎回別の保守作業者が保守作業を行う設備などの事例がこれにあたる。
作業者に注目した保守作業計画の立案においては、影響を受ける要素を減少させるため、同一の作業者が継続して一定期間以上、保守作業を実施している設備について事例の限定が行われている。
しかし、この条件を完全に満たす設備は全体の割合からして低い。そのため、従来の手法では、学習に使用できるデータ量が少なくなる。さらに、得られた推定結果を元に計画の最適化を行うことができる設備もこの条件を満たすものに限定される。
特開2011−57308号公報 特開2011−60088号公報
統計学入門−基礎統計学I、東京大学教養学部統計学教室編、東大出版会、付録4 F分布表
本発明は、例えば、作業毎に適切な作業者の割り当てを行う作業計画を支援することができるようにすることを目的とする。
本発明の作業計画支援装置は、
作業を行う作業者毎に、作業者を識別する作業者識別子と作業者に関する属性を示す作業者属性値とを対応付けた作業者データを記憶する作業者データ記憶部と、
過去に行われた過去作業毎に、過去作業を識別する過去作業識別子と過去作業を行った作業者を識別する過去作業者識別子とを対応付けた過去作業データを記憶する過去作業データ記憶部と、
過去作業で発生した不具合毎に、不具合が発生した不具合作業を識別する不具合作業識別子を含んだ不具合データを記憶する不具合データ記憶部と、
前記過去作業データ記憶部に記憶された過去作業データ毎に、前記不具合データ記憶部に記憶された不具合データのうち過去作業データの過去作業識別子と同じ不具合作業識別子を含んだ不具合データの数を不具合数として算出する不具合数算出部と、
前記過去作業データ記憶部に記憶された過去作業データ毎に、過去作業データの過去作業者識別子と同じ作業者識別子に対応付けられた作業者属性値を前記作業者データ記憶部から過去属性値として取得する過去属性値取得部と、
前記過去属性値取得部によって取得された過去属性値毎に、前記不具合数算出部によって算出された不具合数のうち過去属性値が同じである過去作業データの不具合数を合計して属性別不具合数を算出する属性別不具合数算出部と、
前記過去属性値取得部によって取得された過去属性値毎に、過去属性値が同じである過去作業識別子の数を属性別過去作業数として算出する属性別過去作業数算出部と、
前記属性別過去作業数算出部によって過去属性値毎に算出された属性別過去作業数と前記属性別不具合数算出部によって過去属性値毎に算出された属性別不具合数とに基づいて、過去属性値毎に属性別過去作業数に対する属性別不具合数の割合に関する値を不具合指標値として算出する不具合指標値算出部と、
前記不具合指標値算出部によって過去属性値毎に算出された不具合指標値に基づいて、新規作業を行わせる作業者候補の作業者属性値を選択する作業者候補選択部とを備える。
本発明は、例えば、作業毎に適切な作業者の割り当てを行う作業計画を支援することができる。
実施の形態1における作業計画支援装置100の機能構成図。 実施の形態1における作業者テーブル200のフォーマットを示す図。 実施の形態1における設備テーブル210のフォーマットを示す図。 実施の形態1における保守作業テーブル220のフォーマットを示す図。 実施の形態1における故障テーブル230のフォーマットを示す図。 実施の形態1における長期設備テーブル240のフォーマットを示す図。 実施の形態1における準長期設備テーブル250のフォーマットを示す図。 実施の形態1における長期設備故障件数テーブル260のフォーマットを示す図。 実施の形態1における準長期設備故障件数テーブル270のフォーマットを示す図。 実施の形態1における長期設備故障率テーブル280のフォーマットを示す図。 実施の形態1における作業品質テーブル290のフォーマットを示す図。 実施の形態1における保守予定テーブル300のフォーマットを示す図。 実施の形態1における保守作業計画データ310のフォーマットを示す図。 実施の形態1における作業計画支援装置100のデータフロー図。 実施の形態1における作業計画支援装置100の作業計画支援方法を示すフローチャート。 実施の形態1における設備分類処理(S110)の一例を示す概要図。 実施の形態1における故障件数評価処理(S120)の一例を示す概要図。 実施の形態1における長期設備故障率評価処理(S130)の一例を示す概要図。 実施の形態1における長期信頼区間と準長期信頼区間との大小関係を示す図。 実施の形態1における準長期設備故障率評価処理(S140)の一例を示す概要図。 実施の形態1における作業計画支援装置100のハードウェア資源の一例を示す図。
実施の形態1.
設備(例えば、ビルの昇降機やその他のビルの設備)の保守作業またはその他の作業について作業計画の作成を支援する作業計画支援装置について説明する。
図1は、実施の形態1における作業計画支援装置100の機能構成図である。
実施の形態1における作業計画支援装置100の機能構成について、図1に基づいて説明する。
作業計画支援装置100は、設備の保守作業についての作業計画の作成を支援する装置である。
但し、作業計画支援装置100は、設備の保守作業以外の作業について作業計画の作成を支援するために用いてもよい。
作業計画支援装置100は、設備分類部110と、故障件数評価部120(不具合数算出部の一例)とを備える。
作業計画支援装置100は、長期設備故障率評価部130(基準属性値取得部、属性別不具合基準数算出部、属性別基準作業数算出部の一例)と、準長期設備故障率評価部140(過去属性値取得部、属性別不具合数算出部、属性別過去作業数算出部、不具合指標値算出部、過去作業種類取得部の一例)とを備える。
作業計画支援装置100は、作業計画作成部150と、作業計画評価部160と、作業計画更新部170(作業者候補選択部、新規作業選択部の一例)と、装置記憶部190(作業者データ記憶部、過去作業データ記憶部、不具合データ記憶部、基準作業データ記憶部、作業種類データ記憶部、予定作業データ記憶部の一例)とを備える。
装置記憶部190は、作業計画支援装置100で使用するデータを記憶する。例えば、装置記憶部190は、以下のようなデータを記憶する。
装置記憶部190は、作業者テーブル200(作業者データの一例)、設備テーブル210(作業種類データの一例)、保守作業テーブル220、故障テーブル230(不具合データの一例)および保守予定テーブル300(予定作業データの一例)を予め記憶する。
装置記憶部190は、設備分類部110によって生成される長期設備テーブル240(基準作業データの一例)および準長期設備テーブル250(過去作業データの一例)を記憶する。
装置記憶部190は、故障件数評価部120によって生成される長期設備故障件数テーブル260および準長期設備故障件数テーブル270を記憶する。
装置記憶部190は、長期設備故障率評価部130によって生成される長期設備故障率テーブル280を記憶する。
装置記憶部190は、準長期設備故障率評価部140によって生成される作業品質テーブル290を記憶する。
装置記憶部190は、作業計画作成部150によって生成されて作業計画更新部170によって更新される保守作業計画データ310を記憶する。
作業計画支援装置100の装置記憶部190以外の機能構成および装置記憶部190が記憶するデータについては、以降で説明する。
図2は、実施の形態1における作業者テーブル200のフォーマットを示す図である。
実施の形態1における作業者テーブル200について、図2に基づいて説明する。
作業者テーブル200は、保守作業を行う作業者に関するデータである。
作業者テーブル200は、データ項目として「作業者ID」と「作業者属性」とを対応付ける。
「作業者ID」は、作業者を識別する作業者識別子を示す。
「作業者属性」は、作業者に関する属性(例えば、所属部署)を示す。
図3は、実施の形態1における設備テーブル210のフォーマットを示す図である。
実施の形態1における設備テーブル210について、図3に基づいて説明する。
設備テーブル210は、設備に関するデータである。
設備テーブル210は、データ項目として「設備ID」と「設備種類」とを対応付ける。
「設備ID」は、設備を識別する設備識別子を示す。
「設備種類」は、設備の種類(例えば、機種、設置年数、契約、用途、設置環境)を示す。設備の契約の一例として、定期的に保守を行う契約または必要に応じて不定期に保守を行う契約が挙げられる。設備の設置環境の一例として、屋内または屋外が挙げられる。
図4は、実施の形態1における保守作業テーブル220のフォーマットを示す図である。
実施の形態1における保守作業テーブル220について、図4に基づいて説明する。
保守作業テーブル220は、過去に行われた保守作業に関するデータである。
保守作業テーブル220は、データ項目として「日時」と「設備ID」と「作業者ID」と「保守作業」とを対応付ける。
「日時」は、保守作業が行われた日時を示す。
「設備ID」は、保守作業が行われた設備を識別する設備識別子を示す。
「作業者ID」は、保守作業を行った作業者を識別する作業者識別子を示す。
「保守作業」は、保守作業の内容を示す。
図5は、実施の形態1における故障テーブル230のフォーマットを示す図である。
実施の形態1における故障テーブル230について、図5に基づいて説明する。
故障テーブル230は、過去に発生した設備の故障に関するデータである。
故障テーブル230は、データ項目として「日時」と「設備ID」と「故障種類」とを対応付ける。
「日時」は、故障が発生した日時を示す。
「設備ID」は、故障が発生した設備を識別する設備識別子を示す。
「故障種類」は、故障の内容を示す。
図6は、実施の形態1における長期設備テーブル240のフォーマットを示す図である。
実施の形態1における長期設備テーブル240について、図6に基づいて説明する。
長期設備テーブル240は、保守作業を行う予定の作業者(以下、「担当作業者」という)によって所定期間の保守作業が行われた設備、つまり、担当作業者以外の作業者が保守作業を行わなかった設備に関するデータである。
以下、担当作業者によって所定期間の保守作業が行われた設備を「長期設備」または「長期保守設備」という。また、長期設備の保守作業を「長期作業」または「長期保守作業」という。
長期設備テーブル240は、データ項目として「設備ID」と「担当作業者ID」と「継続作業期間」と「開始日時」とを対応付ける。
「設備ID」は、長期設備を識別する長期設備識別子を示す。
「担当作業者ID」は、担当作業者を識別する担当作業者識別子を示す。
「継続作業期間」は、長期作業が行われた作業期間を示す。
「開始日時」は、長期作業が開始された開始日時を示す。
図7は、実施の形態1における準長期設備テーブル250のフォーマットを示す図である。
実施の形態1における準長期設備テーブル250について、図7に基づいて説明する。
準長期設備テーブル250は、担当作業者以外の作業者が一時的に担当作業者の代わりに保守作業を行った設備(以下、「準長期設備」または「準長期保守設備」という)に関するデータである。
以下、一時的に担当作業者の代わりに保守作業を行った作業者を「一時作業者」という。また、準長期設備の保守作業を「準長期作業」または「準長期保守作業」という。
準長期設備テーブル250は、データ項目として「設備ID」と「担当作業者ID」と「継続作業期間」と「開始日時」と「一時作業者ID」と「一時作業日時」とを対応付ける。
「設備ID」は、準長期設備を識別する準長期設備識別子を示す。
「担当作業者ID」は、担当作業者を識別する担当作業者識別子を示す。
「継続作業期間」は、準長期作業が行われた作業期間を示す。
「開始日時」は、準長期作業が開始された開始日時を示す。
「一時作業者ID」は、一時作業者を識別する一時作業者識別子を示す。
「一時作業日時」は、一時作業者が行った保守作業の開始日時を示す。
図8は、実施の形態1における長期設備故障件数テーブル260のフォーマットを示す図である。
実施の形態1における長期設備故障件数テーブル260について、図8に基づいて説明する。
長期設備故障件数テーブル260は、長期設備の故障件数に関するデータである。
長期設備故障件数テーブル260は、データ項目として「設備ID」と「評価開始日時」と「評価終了日時」と「故障件数」とを対応付ける。
「設備ID」は、長期設備を識別する長期設備識別子を示す。
「評価開始日時」は、故障件数を集計する対象期間(以下、「評価期間」という)の開始日時を示す。
「評価終了日時」は、評価期間の終了日時を示す。
「故障件数」は、評価期間に発生した故障の件数を示す。
図9は、実施の形態1における準長期設備故障件数テーブル270のフォーマットを示す図である。
実施の形態1における準長期設備故障件数テーブル270について、図9に基づいて説明する。
準長期設備故障件数テーブル270は、準長期設備の故障件数に関するデータである。
準長期設備故障件数テーブル270は、データ項目として「設備ID」と「評価開始日時」と「評価終了日時」と「故障件数」とを対応付ける。
「設備ID」は、準長期設備を識別する準長期設備識別子を示す。
「評価開始日時」は、評価期間の開始日時を示す。
「評価終了日時」は、評価期間の終了日時を示す。
「故障件数」は、評価期間に発生した故障の件数を示す。
図10は、実施の形態1における長期設備故障率テーブル280のフォーマットを示す図である。
実施の形態1における長期設備故障率テーブル280について、図10に基づいて説明する。
長期設備故障率テーブル280は、長期設備の種類と担当作業者の属性との組み合わせ別の故障率に関するデータである。
長期設備故障率テーブル280は、データ項目として「設備種類」と「作業者属性」と「故障率信頼区間」とを対応付ける。
「設備種類」は、長期設備の種類を示す。
「作業者属性」は、担当作業者の属性を示す。
「故障率信頼区間」は、故障率の信頼区間を示す。
図11は、実施の形態1における作業品質テーブル290のフォーマットを示す図である。
実施の形態1における作業品質テーブル290について、図11に基づいて説明する。
作業品質テーブル290は、準長期設備の種類と一時作業者の属性との組み合わせ別の故障率に関するデータである。
作業品質テーブル290は、データ項目として「設備種類」と「担当作業者属性」と「一時作業者属性」と「故障率信頼区間」と「故障増分指標」とを対応付ける。
「設備種類」は、準長期設備の種類を示す。
「担当作業者属性」は、担当作業者の属性を示す。
「一時作業者属性」は、一時作業者の属性を示す。
「故障率信頼区間」は、故障率の信頼区間を示す。
「故障増分指標」は、長期設備の故障率(の信頼区間)に対する準長期設備の故障率(の信頼区間)の大きさを表す指標値を示す。
図12は、実施の形態1における保守予定テーブル300のフォーマットを示す図である。
実施の形態1における保守予定テーブル300について、図12に基づいて説明する。
保守予定テーブル300は、今後の保守作業に関するデータである。
保守予定テーブル300は、データ項目として「予定日」と「設備ID」と「保守作業」とを対応付ける。
「予定日」は、保守作業が行われる予定日を示す。
「設備ID」は、保守作業が行われる予定の設備を識別する設備識別子を示す。
「保守作業」は、予定されている保守作業の内容を示す。
図13は、実施の形態1における保守作業計画データ310のフォーマットを示す図である。
実施の形態1における保守作業計画データ310について、図13に基づいて説明する。
保守作業計画データ310は、保守作業を行う予定の作業者に関するデータである。
保守作業計画データ310は、データ項目として「計画作業日」と「設備ID」と「作業者ID」と「保守作業」とを対応付ける。
「計画作業日」は、保守作業を行う予定日を示す。
「設備ID」は、保守作業が行われる予定の設備を識別する設備識別子を示す。
「作業者ID」は、保守作業を行う予定の作業者を識別する作業者識別子を示す。
「保守作業」は、予定されている保守作業の内容を示す。
図14は、実施の形態1における作業計画支援装置100のデータフロー図である。
実施の形態1における作業計画支援装置100のデータフローについて、図14に基づいて説明する。
設備分類部110は、保守作業テーブル220(図4参照)に基づいて長期設備テーブル240(図6参照)と準長期設備テーブル250(図7参照)とを生成する。
故障件数評価部120は、長期設備テーブル240と故障テーブル230(図5参照)とに基づいて長期設備故障件数テーブル260(図8参照)を生成する。
故障件数評価部120は、準長期設備テーブル250と故障テーブル230とに基づいて準長期設備故障件数テーブル270(図9参照)を生成する。
長期設備故障率評価部130は、長期設備故障件数テーブル260と作業者テーブル200(図2参照)と設備テーブル210(図3参照)とに基づいて長期設備故障率テーブル280(図10参照)を生成する。
準長期設備故障率評価部140は、長期設備故障率テーブル280と準長期設備故障件数テーブル270と作業者テーブル200と設備テーブル210とに基づいて作業品質テーブル290(図11参照)を生成する。
作業計画作成部150は、保守予定テーブル300(図12参照)に基づいて保守作業計画データ310(図13参照)を生成する。
作業計画評価部160は、長期設備故障率テーブル280に基づいて保守作業計画データ310を評価する。
作業計画更新部170は、作業品質テーブル290に基づいて保守作業計画データ310を更新する。
図15は、実施の形態1における作業計画支援装置100の作業計画支援方法を示すフローチャートである。
実施の形態1における作業計画支援装置100の作業計画支援方法について、図15に基づいて説明する。
S110において、設備分類部110は、保守作業テーブル220(図4参照)に基づいて長期設備テーブル240(図6参照)と準長期設備テーブル250(図7参照)とを生成する。
設備分類部110は、以下のようにして長期設備テーブル240を生成する。
設備分類部110は、保守作業テーブル220の設備ID毎に、日時と作業者IDとを集計して同一の作業者(担当作業者)によって保守作業が行われた最大の期間を継続作業期間として算出する。
設備分類部110は、算出した継続作業期間が所定の期間閾値(例えば、1ヶ月)以上である設備IDを長期設備識別子として選択する。つまり、保守作業テーブル220は、所定の期間閾値以上の期間に作業者が1回も変更されなかった設備の設備IDを長期設備識別子として選択する。
設備分類部110は、選択した長期設備識別子毎に、長期設備識別子(設備ID)と担当作業者の作業者ID(担当作業者ID)と継続作業期間と継続作業期間の開始日時とを長期設備テーブル240に設定する。
設備分類部110は、以下のようにして準長期設備テーブル250を生成する。
設備分類部110は、保守作業テーブル220の設備ID毎に、日時と作業者IDとを集計して他の作業者(一時作業者)による一回の保守作業を除いて同一の作業者(担当作業者)によって保守作業が行われた最大の期間を継続作業期間として算出する。
設備分類部110は、算出した継続作業期間が所定の期間閾値(例えば、1ヶ月)以上である設備IDを準長期設備識別子として選択する。つまり、保守作業テーブル220は、所定の期間閾値以上の期間に作業者が1回だけ変更された設備の設備IDを準長期設備識別子として選択する。
設備分類部110は、選択した準長期設備識別子毎に、準長期設備識別子(設備ID)と担当作業者の作業者ID(担当作業者ID)と継続作業期間と継続作業期間の開始日時とを準長期設備テーブル250に設定する。さらに、設備分類部110は、一時作業者の作業者ID(一時作業者ID)と一時作業者が保守作業を行った日時(一時作業日時)とを設定する。
図16は、実施の形態1における設備分類処理(S110)の一例を示す概要図である。
図16に示す保守作業テーブル220の場合、設備0001の保守作業は同一の作業者001によって行われ、その継続作業期間は1ヶ月以上である。したがって、設備分類部110は、設備0001を長期設備テーブル240に設定する。
また、設備0002の保守作業は作業者902による1回の保守作業を除いて同一の作業者002によって行われ、その継続作業期間は1ヶ月以上である。したがって、設備分類部110は、設備0002を準長期設備識別子として準長期設備テーブル250にレコードを設定する。
一方、設備0003の保守作業は複数の作業者によって行われ、作業者803または作業者703による1回の保守作業を除いても、その継続作業期間は1ヶ月未満である。したがって、設備分類部110は設備0003を長期設備テーブル240と準長期設備テーブル250とのいずれにも設定しない。
図15に戻り、作業計画支援方法の説明を続ける。
S110の後、S120に進む。
S120において、故障件数評価部120は、長期設備テーブル240(図6参照)と故障テーブル230(図5参照)とに基づいて長期設備故障件数テーブル260(図8参照)を生成する。
さらに、故障件数評価部120は、準長期設備テーブル250(図7参照)と故障テーブル230とに基づいて準長期設備故障件数テーブル270(図9参照)を生成する。
故障件数評価部120は、以下のようにして長期設備故障件数テーブル260を生成する。
故障件数評価部120は、長期設備テーブル240の設備ID毎に設備IDを検索キーにして故障テーブル230を検索し、所定の評価期間内の日時を含んだ故障テーブル230のレコードのうち検索でヒットしたレコードの数を故障件数として算出する。
故障件数評価部120は、設備ID毎に設備IDと評価期間の開始日時(評価開始日時)と評価期間の終了日時(評価終了日時)と故障件数とを長期設備故障件数テーブル260に設定する。
故障件数評価部120は、長期設備故障件数テーブル260と同様に、準長期設備故障件数テーブル270を生成する。
図17は、実施の形態1における故障件数評価処理(S120)の一例を示す概要図である。
実施の形態1における故障件数評価処理(S120)の一例について、図17に基づいて説明する。
長期設備テーブル240には設備0001が設定され、準長期設備テーブル250には設備0002が設定されている。
ここで、評価期間が2月1日の0時から3月1日の0時までであるものとする。
故障テーブル230に設定されている評価期間内の設備0001の故障の件数は4件である。したがって、故障件数評価部120は、長期設備故障件数テーブル260に設備0001の故障件数として「4」を設定する。
また、故障テーブル230に設定されている評価期間内の設備0002の故障の件数は5件である。したがって、故障件数評価部120は、準長期設備故障件数テーブル270に設備0002の故障件数として「5」を設定する。
図15に戻り、作業計画支援方法の説明を続ける。
S120の後、S130に進む。
S130において、長期設備故障率評価部130は、長期設備故障件数テーブル260(図8参照)と作業者テーブル200(図2参照)と設備テーブル210(図3参照)と長期設備テーブル240(図6参照)とに基づいて、長期設備故障率テーブル280(図10参照)を生成する。
長期設備故障率評価部130は、以下のようにして長期設備故障率テーブル280を生成する。
長期設備故障率評価部130は、長期設備テーブル240に設定された設備ID毎に、当該設備IDと同じ設備IDに対応付けられた設備種類を設備テーブル210から取得する。
長期設備故障率評価部130は、長期設備テーブル240から各設備IDに対応付けられた担当作業者IDを取得する。
長期設備故障率評価部130は、取得した担当作業者ID毎に、担当作業者IDと同じ作業者IDに対応付けられた作業者属性を作業者テーブル200から取得する。
長期設備故障率評価部130は、長期設備故障件数テーブル260から各設備IDに対応付けられた故障件数を取得する。
長期設備故障率評価部130は、設備種類と作業者属性との組み合わせ毎に、当該組み合わせに該当する各設備IDについて故障件数の合計値を算出し、算出した故障件数の合計値に基づいて故障率の信頼区間を算出する。
長期設備故障率評価部130は、設備種類と作業者属性との組み合わせ毎に、設備種類と作業者属性と故障率の信頼区間とを長期設備故障率テーブル280に設定する。
例えば、長期設備故障率評価部130は、以下の式(1)を計算して故障率の95%信頼区間を算出する。95%信頼区間とは、95%の確率で取りうる故障率の範囲である。
以下の式(1)で用いている符号の意味は次の通りである。
minは、95%信頼区間の下限値である。
maxは、95%信頼区間の上限値である。
は、故障件数の合計値である。
は、当該設備種類に対応付けられた設備IDの数(以下、「設備数」という)である。
は、故障率(=故障件数の合計値E÷設備数N)である。
α[a,b]は、値aと値bとについての上側確率αに対応するF分布臨界値である。F分布臨界値については例えば非特許文献1に開示されている。
Figure 0005822788
図18は、実施の形態1における長期設備故障率評価処理(S130)の一例を示す概要図である。
実施の形態1における長期設備故障率評価処理(S130)の一例について、図18に基づいて説明する。
設備リスト001は、長期設備テーブル240(図示省略)に設定された設備IDのうち設備種類「設備種類001」と作業者属性「作業者属性01」との組み合わせに対応する設備IDをリストにしたものである。設備リスト001には設備0001と設備0004とを含めて150個の設備IDが設定されているものとする。
長期設備故障件数テーブル260には、設備リスト001内の各設備IDの故障件数が設定され、その合計値は「15」である。
この場合、上記の式(1)を用いて算出される故障率信頼区間は「0.057(5.7%)〜0.160(16.0%)」である。
したがって、長期設備故障率評価部130は、設備種類「設備種類001」と作業者属性「作業者属性01」とに対応付けて故障率信頼区間「0.057〜0.160」を長期設備故障率テーブル280に設定する。
設備リスト002は、長期設備テーブル240(図示省略)に設定された設備IDのうち設備種類「設備種類002」と作業者属性「作業者属性02」との組み合わせに対応する設備IDのリストである。設備リスト002には設備0006を含めて80個の設備IDが設定されているものとする。
長期設備故障件数テーブル260には、設備リスト002内の各設備IDの故障件数が設定され、その合計値は「8」である。
この場合、上記の式(1)を用いて算出される故障率信頼区間は「0.044(4.4%)〜0.188(18.8%)」である。
したがって、長期設備故障率評価部130は、設備種類「設備種類002」と作業者属性「作業者属性02」とに対応付けて故障率信頼区間「0.044〜0.188」を長期設備故障率テーブル280に設定する。
図15に戻り、作業計画支援方法の説明を続ける。
S130の後、S140に進む。
S140において、準長期設備故障率評価部140は、長期設備故障率テーブル280(図10参照)と準長期設備故障件数テーブル270(図9参照)と作業者テーブル200(図2参照)と設備テーブル210(図3参照)と準長期設備テーブル250(図7参照)とに基づいて、作業品質テーブル290(図11参照)を生成する。
準長期設備故障率評価部140は、以下のようにして作業品質テーブル290を生成する。
準長期設備故障率評価部140は、準長期設備テーブル250に設定された設備ID毎に、当該設備IDと同じ設備IDに対応付けられた設備種類を設備テーブル210から取得する。
準長期設備故障率評価部140は、準長期設備テーブル250から各設備IDに対応付けられた担当作業者IDおよび一時作業者IDを準長期設備テーブル250から取得する。
準長期設備故障率評価部140は、取得した担当作業者ID毎に、担当作業者IDと同じ作業者IDに対応付けられた作業者属性(担当作業者属性)を作業者テーブル200から取得する。また、準長期設備故障率評価部140は、取得した一時作業者ID毎に、一時作業者IDと同じ作業者IDに対応付けられた作業者属性(一時作業者属性)を作業者テーブル200から取得する。
準長期設備故障率評価部140は、準長期設備故障件数テーブル270から各設備IDに対応付けられた故障件数を取得する。
準長期設備故障率評価部140は、設備種類と担当作業者属性(と一時作業者属性)との組み合わせ毎に、当該組み合わせに該当する各設備IDについて故障件数の合計値を算出し、算出した故障件数の合計値に基づいて故障率の信頼区間を算出する。以下、準長期設備故障率評価部140が算出した故障率の信頼区間を「準長期信頼区間」という。
準長期設備故障率評価部140は、設備種類と担当作業者属性(と一時作業者属性)との組み合わせ毎に、長期設備故障率テーブル280に設定された故障率信頼区間(以下、「長期信頼区間」という)に対する準長期信頼区間の増分を表す故障増分指標を算出する。
準長期設備故障率評価部140は、設備種類と担当作業者属性(と一時作業者属性)との組み合わせ毎に、設備種類と担当作業者属性と一時作業者属性と長期信頼区間(故障率信頼区間)と故障増分指標とを作業品質テーブル290に設定する。
例えば、準長期設備故障率評価部140は、以下の式(2)を計算して故障率の95%信頼区間を算出する。
以下の式(2)で用いている符号の意味は次の通りである。
minは、95%信頼区間の下限値である。
maxは、95%信頼区間の上限値である。
は、故障件数の合計値である。
は、当該設備種類に対応付けられた設備IDの数(以下、「設備数」という)である。
は、故障率(=故障件数の合計値E÷設備数N)である。
Figure 0005822788
例えば、準長期設備故障率評価部140は、長期信頼区間と準長期信頼区間との大小関係を判定し、判定結果に基づいて以下のように故障増分指標を算出する。
図19は、実施の形態1における長期信頼区間と準長期信頼区間との大小関係を示す図である。実施の形態1における故障増分指標の算出方法について、図19に基づいて説明する。
<CASE 1>準長期信頼区間rの下限値r minが長期信頼区間rの上限値r maxより大きい場合、準長期設備故障率評価部140は、以下の式(3)を計算して故障増分指標を算出する。
<CASE 2>準長期信頼区間rの上限値r maxが長期信頼区間rの上限値r maxより大きく、準長期信頼区間rの下限値r minが長期信頼区間rの下限値r min以上上限値r max以下である場合、準長期設備故障率評価部140は、以下の式(4)を計算して故障増分指標を算出する。
<CASE 3>その他の場合(準長期信頼区間rの上限値r maxが長期信頼区間rの上限値r max以下の場合)、準長期設備故障率評価部140は、以下の式(5)を計算して故障増分指標(=0)を算出する。
Figure 0005822788
図20は、実施の形態1における準長期設備故障率評価処理(S140)の一例を示す概要図である。
実施の形態1における準長期設備故障率評価処理(S140)の一例について、図20に基づいて説明する。
設備リスト001は、準長期設備テーブル250(図示省略)に設定された設備IDのうち設備種類「設備種類001」と作業者属性「作業者属性01」との組み合わせに対応する設備IDをリストにしたものである。設備リスト001には設備0005を含めて100個の設備IDが設定されているものとする。一時作業者属性は「作業者属性02」であるものとする。
準長期設備故障件数テーブル270には各設備IDに対応付けて故障件数が設定され、設備リスト001の各設備IDについて故障件数を合計した値は「13」である。
この場合、上記の式(2)を計算して算出される準長期信頼区間(故障率信頼区間)は「0.071(7.1%)〜0.212(21.2%)」である。
長期設備故障率テーブル280に設備種類「設備種類001」と作業者属性「作業者属性01」とに対応付けて設定された長期信頼区間(故障率信頼区間)は「0.057〜0.160」である。
長期信頼区間「0.057〜0.160」と準長期信頼区間「0.071〜0.212」との大小関係に従って、準長期設備故障率評価部140は、上記の式(4)を計算して故障増分指標「0.045」を算出する。
準長期設備故障率評価部140は、設備種類「設備種類001」と作業者属性「作業者属性01」とに対応付けて一時作業者属性「作業者属性02」と長期信頼区間「0.057〜0.160」(故障率信頼区間)と故障増分指標「0.045」とを作業品質テーブル290に設定する。
設備リスト002は、準長期設備テーブル250(図示省略)に設定された設備IDのうち設備種類「設備種類002」と作業者属性「作業者属性02」との組み合わせに対応する設備IDをリストにしたものである。設備リスト002には設備0002を含めて45個の設備IDが設定されているものとする。一時作業者属性は「作業者属性01」であるものとする。
準長期設備故障件数テーブル270には各設備IDに対応付けて故障件数が設定され、設備リスト002の各設備IDについて故障件数を合計した値は「21」である。
この場合、上記の式(2)を計算して算出される準長期信頼区間(故障率信頼区間)は「0.317(31.7%)〜0.621(62.1%)」である。
長期設備故障率テーブル280に設備種類「設備種類002」と作業者属性「作業者属性02」とに対応付けて設定された長期信頼区間(故障率信頼区間)は「0.041〜0.075」である。
長期信頼区間「0.041〜0.075」と準長期信頼区間「0.317〜0.621」との大小関係に従って、準長期設備故障率評価部140は、上記の式(3)を計算して故障増分指標「0.353」を算出する。
準長期設備故障率評価部140は、設備種類「設備種類002」と作業者属性「作業者属性02」とに対応付けて一時作業者属性「作業者属性01」と長期信頼区間「0.041〜0.075」(故障率信頼区間)と故障増分指標「0.353」とを作業品質テーブル290に設定する。
図15に戻り、作業計画支援方法の説明を続ける。
S140の後、S150に進む。
S150において、作業計画作成部150は、保守予定テーブル300(図12参照)に基づいて保守作業計画データ310(図13参照)を生成する。
このとき、作業計画作成部150は、保守予定テーブル300のレコード毎に当該レコードから予定日と設備IDと保守作業とを取得し、取得した予定日(計画作業日)と設備IDと保守作業とを保守作業計画データ310のレコードに設定する。また、作業計画作成部150は、保守作業計画データ310のレコード毎に所定の選択条件を満たす作業者IDを作業者テーブル200または保守作業テーブル220から選択し、選択した作業者IDを当該レコードに設定する。
例えば、作業計画作成部150は、保守作業計画データ310のレコードに設定された設備IDと同じ設備IDに対応付けられた作業者IDを保守作業テーブル220から取得し、取得した作業者IDを当該レコードに設定する。
S150の後、S160に進む。
S160において、作業計画評価部160は、長期設備故障率テーブル280(図10参照)に基づいて保守作業計画データ310の作業品質値(評価値)を算出し、算出した保守作業計画データ310の作業品質値を出力する。
例えば、作業計画評価部160は、以下のようにして保守作業計画データ310の作業品質値を算出する。
作業計画評価部160は、保守作業計画データ310のレコード毎に当該レコードに設定された設備IDと同じ設備IDに対応付けられた設備種類を設備テーブル210から取得し、当該レコードに設定された作業者IDと同じ作業者IDに対応付けられた作業者属性を作業者テーブル200から取得する。
作業計画評価部160は、保守作業計画データ310のレコード毎に当該レコードと同じ設備種類と作業者属性とに対応付けられた故障率信頼区間を長期設備故障率テーブル280から取得し、取得した故障率信頼区間の中間値(以下、「推定故障率」という)を算出する。
作業計画評価部160は、保守作業計画データ310の各レコードについて推定故障率の合計値を算出し、算出した推定故障率の合計値を保守作業計画データ310のレコード数で割った値を保守作業計画データ310の作業品質値として算出する。作業品質値が小さいほど、推定される故障発生率は小さい。
S160の後、S170に進む。
S170において、作業計画更新部170は、保守作業計画データ310に設定された計画作業日と作業者IDとの組み合わせ毎に、計画作業日と作業者IDとの組み合わせが同じである保守作業計画データ310のレコードの数を作業負荷数として算出する。作業負荷数は、作業者IDで識別される作業者が計画作業日に行う保守作業の数を意味する。
作業計画更新部170は、保守作業計画データ310に設定された計画作業日と作業者IDとの組み合わせ毎に当該組み合わせの作業負荷数と所定の負荷数閾値とを比較する。
そして、作業計画更新部170は、保守作業計画データ310に設定された計画作業日と作業者IDとの組み合わせのうち作業負荷数が所定の負荷数閾値より多い組み合わせが有るか否かを判定する。
計画作業日と作業者IDとの組み合わせのうち作業負荷数が所定の負荷数閾値より多い組み合わせが有る場合(YES)、S171に進む。
計画作業日と作業者IDとの組み合わせのうち作業負荷数が所定の負荷数閾値より多い組み合わせが無い場合(NO)、作業計画支援方法の処理は終了する。
以下、計画作業日と作業者IDとの組み合わせのうち作業負荷数が所定の負荷数閾値より多い組み合わせを「負荷超過組み合わせ」という。
また、作業負荷数から所定の負荷数閾値を差し引いた値を「負荷超過数」という。
S171において、作業計画更新部170は、保守作業計画データ310から負荷超過組み合わせが設定されたレコードのうち負荷超過数のレコードを更新対象レコードとして選択する。負荷超過組み合わせが設定されたレコードの数が「5」であり、負荷超過数が「2」である場合、作業計画更新部170は、負荷超過組み合わせが設定された5つのレコードのうち、2つのレコードを更新対象レコードとして選択する。
作業計画更新部170は、更新対象レコード毎に作業品質テーブル290に基づいて新たな作業者IDを選択し、選択した新たな作業者IDを保守作業計画データ310の更新対象レコードに設定する。例えば、更新対象レコードの作業者IDが「作業者001」であり、新たな作業者IDが「作業者002」である場合、作業計画更新部170は、更新対象レコードの作業者IDを「作業者001」から「作業者002」に更新する。
例えば、作業計画更新部170は、以下のように新たな作業者IDを選択する。
作業計画更新部170は、更新対象レコードと同じ設備IDに対応付けられた設備種類を設備テーブル210から取得し、更新対象レコードと同じ作業者IDに対応付けられた作業者属性を作業者テーブル200から取得する。以下、取得した設備種類と作業者属性との組み合わせを「対象組み合わせ」という。
作業計画更新部170は、作業品質テーブル290のレコードのうち対象組み合わせと同じ設備種類と作業者属性(担当作業者属性)とが設定された各レコードを選択する。さらに、作業計画更新部170は、選択した各レコードのうち故障増分指標が最も小さいレコード(以下、「最小故障増分レコード」という)を選択する。
作業計画更新部170は、最小故障増分レコードから一時作業者属性を取得し、取得した一時作業者属性と同じ作業者属性に対応付けられた各作業者IDを作業者テーブル200から取得する。
作業計画更新部170は、作業者テーブル200から取得した各作業者IDから新たな作業者IDを選択する。例えば、作業計画更新部170は、更新対象レコードに設定された計画作業日における作業負荷数が少ない順に作業者IDを新たな作業者IDとして選択する。
S171により、作業計画支援方法の処理は終了する。
図15の作業計画支援方法の処理は、以下のような処理にしても構わない。
S110において、設備分類部110は、期間の長さに関わらず、作業者が1回も変更されなかった設備の設備IDを長期設備識別子として選択しても構わない。また、設備分類部110は、作業者の変更回数が第一の回数閾値以下(例えば、1回以下)であった設備の設備IDを長期設備識別子として選択しても構わない。
S110において、設備分類部110は、期間の長さに関わらず、作業者が1回だけ変更された設備の設備IDを準長期設備識別子として選択しても構わない。また、設備分類部110は、作業者の変更回数が第一の回数閾値より多くて第二の回数閾値以下(例えば、3回以下)であった設備の設備IDを準長期設備識別子として選択しても構わない。
保守予定テーブル300を更新する際(S170、S171)、利用者が作業計画支援装置100に更新対象レコードを指定し、作業計画更新部170が指定された更新対象レコードの作業者IDを更新しても構わない。
図15の作業計画支援方法により、以下のような効果を奏する。
同一作業者が継続して一定期間以上、保守作業を実施した設備(長期設備)だけではなく、一定期間内に別の作業者が保守作業を行った設備(準長期設備)も対象にして保守作業計画の学習および最適化を行い、期待される保守品質がより高い保守作業計画の作成を支援することができる。
図21は、実施の形態1における作業計画支援装置100のハードウェア資源の一例を示す図である。
図21において、作業計画支援装置100(コンピュータの一例)は、CPU901(Central Processing Unit)を備えている。CPU901は、バス902を介してROM903、RAM904、通信ボード905(通信装置)、ディスプレイ911(表示装置)、キーボード912、マウス913、ドライブ914、磁気ディスク装置920などのハードウェアデバイスと接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。ドライブ914は、FD(Flexible Disk Drive)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの記憶媒体を読み書きする装置である。
ROM903、RAM904、磁気ディスク装置920およびドライブ914は記憶装置の一例である。キーボード912、マウス913および通信ボード905は入力装置の一例である。ディスプレイ911および通信ボード905は出力装置の一例である。
通信ボード905は、有線または無線で、LAN(Local Area Network)、インターネット、電話回線などの通信網に接続している。
磁気ディスク装置920には、OS921(オペレーティングシステム)、プログラム群922、ファイル群923が記憶されている。
プログラム群922には、実施の形態において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが含まれる。プログラム(例えば、作業計画支援プログラム)は、CPU901により読み出され実行される。すなわち、プログラムは、「〜部」としてコンピュータを機能させるものであり、また「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
ファイル群923には、実施の形態において説明する「〜部」で使用される各種データ(入力、出力、判定結果、計算結果、処理結果など)が含まれる。
実施の形態において構成図およびフローチャートに含まれている矢印は主としてデータや信号の入出力を示す。
フローチャートなどに基づいて説明する実施の形態の処理はCPU901、記憶装置、入力装置、出力装置などのハードウェアを用いて実行される。
実施の形態において「〜部」として説明するものは「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ファームウェア、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの組み合わせのいずれで実装されても構わない。
実施の形態1において、例えば、以下のような作業計画支援装置100について説明した。括弧内に実施の形態1で使用した機能構成の名称または項目の名称を記す。
作業計画支援装置100は、作業者データ記憶部と、過去作業データ記憶部と、不具合データ記憶部(以上、装置記憶部190)とを備える。
作業計画支援装置100は、不具合数算出部(故障件数評価部120)を備える。
作業計画支援装置100は、過去属性値取得部と、属性別不具合数算出部と、属性別過去作業数算出部と、不具合指標値算出部(以上、準長期設備故障率評価部140)とを備える。
作業計画支援装置100は、作業者候補選択部(作業計画更新部170)を備える。
作業者データ記憶部は、作業を行う作業者毎に、作業者を識別する作業者識別子(作業者ID)と作業者に関する属性を示す作業者属性値(作業者属性)とを対応付けた作業者データ(作業者テーブル200のレコード)を記憶する。
過去作業データ記憶部は、過去に行われた過去作業(準長期作業)毎に、過去作業を識別する過去作業識別子(設備ID)と過去作業を行った作業者を識別する過去作業者識別子(担当作業者ID)とを対応付けた過去作業データ(準長期設備テーブル250のレコード)を記憶する。
不具合データ記憶部は、過去作業で発生した不具合毎に、不具合が発生した不具合作業を識別する不具合作業識別子(設備ID)を含んだ不具合データ(故障テーブル230のレコード)を記憶する。
不具合数算出部は、前記過去作業データ記憶部に記憶された過去作業データ毎に、前記不具合データ記憶部に記憶された不具合データのうち過去作業データの過去作業識別子と同じ不具合作業識別子を含んだ不具合データの数(故障件数)を不具合数として算出する。
過去属性値取得部は、前記過去作業データ記憶部に記憶された過去作業データ毎に、過去作業データの過去作業者識別子と同じ作業者識別子に対応付けられた作業者属性値を前記作業者データ記憶部から過去属性値として取得する。
属性別不具合数算出部は、前記過去属性値取得部によって取得された過去属性値毎に、前記不具合数算出部によって算出された不具合数のうち過去属性値が同じである過去作業データの不具合数を合計して属性別不具合数(故障件数の合計値)を算出する。
属性別過去作業数算出部は、前記過去属性値取得部によって取得された過去属性値毎に、過去属性値が同じである過去作業識別子の数(設備数)を属性別過去作業数として算出する。
不具合指標値算出部は、前記属性別過去作業数算出部によって過去属性値毎に算出された属性別過去作業数と前記属性別不具合数算出部によって過去属性値毎に算出された属性別不具合数とに基づいて、過去属性値毎に属性別過去作業数に対する属性別不具合数の割合(故障率)に関する値(故障増分指標)を不具合指標値として算出する。
作業者候補選択部は、前記不具合指標値算出部によって過去属性値毎に算出された不具合指標値に基づいて、新規作業(更新対象レコードの保守作業)を行わせる作業者候補の作業者属性値(作業者ID)を選択する。
作業計画支援装置100は、基準作業データ記憶部(装置記憶部190)を備える。
作業計画支援装置100は、基準属性値取得部と、属性別不具合基準数算出部と、属性別基準作業数算出部(以上、長期設備故障率評価部130)とを備える。
前記基準作業データ記憶部は、過去に行われた作業のうち所定の作業条件を満たす基準作業(長期作業)毎に、基準作業を識別する基準作業識別子(設備ID)と基準作業を行った作業者を識別する基準作業者識別子(担当作業者ID)とを対応付けた基準作業データ(長期設備テーブル240のレコード)を記憶する。
前記過去作業データ記憶部は、過去に行われた作業のうち前記所定の作業条件を満たさない過去作業(準長期作業)毎に過去作業データを記憶する。
前記不具合数算出部は、前記基準作業データ記憶部に記憶された基準作業データ毎に、前記不具合データ記憶部に記憶された不具合データのうち基準作業データの基準作業識別子と同じ不具合作業識別子を含んだ不具合データの数(故障件数)を不具合基準数として算出する。
前記基準属性値取得部は、前記基準作業データ記憶部に記憶された基準作業データ毎に、基準作業データの基準作業者識別子と同じ作業者識別子に対応付けられた作業者属性値を前記作業者データ記憶部から基準属性値として取得する。
前記属性別不具合基準数算出部は、前記基準属性値取得部によって取得された基準属性値毎に、前記不具合数算出部によって算出された不具合基準数のうち基準属性値が同じである基準作業データの不具合基準数を合計して属性別不具合基準数(故障件数の合計値)を算出する。
前記属性別基準作業数算出部は、前記基準属性値取得部によって取得された基準属性値毎に、基準属性値が同じである基準作業識別子の数(設備数)を属性別基準作業数として算出する。
前記不具合指標値算出部は、基準属性値毎に基準属性値の属性別基準作業数に対する属性別不具合基準数の割合を表す統計値(長期信頼区間)を不具合基準率として算出する。前記不具合指標値算出部は、過去属性値毎に過去属性値の属性別過去作業数に対する属性別不具合数の割合を表す統計値(準長期信頼区間)を不具合率として算出する。前記不具合指標値算出部は、過去属性値毎に過去属性値と同じ基準属性値の不具合基準率に対する過去属性値の不具合率の大きさ(故障率信頼区間の増分)を前記不具合指標値として算出する。
100 作業計画支援装置、110 設備分類部、120 故障件数評価部、130 長期設備故障率評価部、140 準長期設備故障率評価部、150 作業計画作成部、160 作業計画評価部、170 作業計画更新部、190 装置記憶部、200 作業者テーブル、210 設備テーブル、220 保守作業テーブル、230 故障テーブル、240 長期設備テーブル、250 準長期設備テーブル、260 長期設備故障件数テーブル、270 準長期設備故障件数テーブル、280 長期設備故障率テーブル、290 作業品質テーブル、300 保守予定テーブル、310 保守作業計画データ、901 CPU、902 バス、903 ROM、904 RAM、905 通信ボード、911 ディスプレイ、912 キーボード、913 マウス、914 ドライブ、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 プログラム群、923 ファイル群。

Claims (10)

  1. 作業を行う作業者毎に、作業者を識別する作業者識別子と作業者に関する属性を示す作業者属性値とを対応付けた作業者データを記憶する作業者データ記憶部と、
    過去に行われた過去作業毎に、過去作業を識別する過去作業識別子と過去作業を行った作業者を識別する過去作業者識別子とを対応付けた過去作業データを記憶する過去作業データ記憶部と、
    過去作業で発生した不具合毎に、不具合が発生した不具合作業を識別する不具合作業識別子を含んだ不具合データを記憶する不具合データ記憶部と、
    前記過去作業データ記憶部に記憶された過去作業データ毎に、前記不具合データ記憶部に記憶された不具合データのうち過去作業データの過去作業識別子と同じ不具合作業識別子を含んだ不具合データの数を不具合数として算出する不具合数算出部と、
    前記過去作業データ記憶部に記憶された過去作業データ毎に、過去作業データの過去作業者識別子と同じ作業者識別子に対応付けられた作業者属性値を前記作業者データ記憶部から過去属性値として取得する過去属性値取得部と、
    前記過去属性値取得部によって取得された過去属性値毎に、前記不具合数算出部によって算出された不具合数のうち過去属性値が同じである過去作業データの不具合数を合計して属性別不具合数を算出する属性別不具合数算出部と、
    前記過去属性値取得部によって取得された過去属性値毎に、過去属性値が同じである過去作業識別子の数を属性別過去作業数として算出する属性別過去作業数算出部と、
    前記属性別過去作業数算出部によって過去属性値毎に算出された属性別過去作業数と前記属性別不具合数算出部によって過去属性値毎に算出された属性別不具合数とに基づいて、過去属性値毎に属性別過去作業数に対する属性別不具合数の割合に関する値を不具合指標値として算出する不具合指標値算出部と、
    前記不具合指標値算出部によって過去属性値毎に算出された不具合指標値に基づいて、新規作業を行わせる作業者候補の作業者属性値を選択する作業者候補選択部と
    を備えることを特徴とする作業計画支援装置。
  2. 前記作業計画支援装置は、さらに、基準作業データ記憶部と、基準属性値取得部と、属性別不具合基準数算出部と、属性別基準作業数算出部とを備え、
    前記基準作業データ記憶部は、過去に行われた作業のうち所定の作業条件を満たす基準作業毎に、基準作業を識別する基準作業識別子と基準作業を行った作業者を識別する基準作業者識別子とを対応付けた基準作業データを記憶し、
    前記過去作業データ記憶部は、過去に行われた作業のうち前記所定の作業条件を満たさない過去作業毎に過去作業データを記憶し、
    前記不具合数算出部は、前記基準作業データ記憶部に記憶された基準作業データ毎に、前記不具合データ記憶部に記憶された不具合データのうち基準作業データの基準作業識別子と同じ不具合作業識別子を含んだ不具合データの数を不具合基準数として算出し、
    前記基準属性値取得部は、前記基準作業データ記憶部に記憶された基準作業データ毎に、基準作業データの基準作業者識別子と同じ作業者識別子に対応付けられた作業者属性値を前記作業者データ記憶部から基準属性値として取得し、
    前記属性別不具合基準数算出部は、前記基準属性値取得部によって取得された基準属性値毎に、前記不具合数算出部によって算出された不具合基準数のうち基準属性値が同じである基準作業データの不具合基準数を合計して属性別不具合基準数を算出し、
    前記属性別基準作業数算出部は、前記基準属性値取得部によって取得された基準属性値毎に、基準属性値が同じである基準作業識別子の数を属性別基準作業数として算出し、
    前記不具合指標値算出部は、基準属性値毎に基準属性値の属性別基準作業数に対する属性別不具合基準数の割合を表す統計値を不具合基準率として算出し、過去属性値毎に過去属性値の属性別過去作業数に対する属性別不具合数の割合を表す統計値を不具合率として算出し、過去属性値毎に過去属性値と同じ基準属性値の不具合基準率に対する過去属性値の不具合率の大きさを前記不具合指標値として算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業計画支援装置。
  3. 前記不具合指標値算出部は前記統計値として信頼区間を算出する
    ことを特徴とする請求項2記載の作業計画支援装置。
  4. 前記基準作業は、作業者が変わった変更回数が所定の回数閾値より少なかった作業であり、
    前記過去作業は、作業者が変わった変更回数が前記所定の回数閾値より多かった作業である
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の作業計画支援装置。
  5. 前記作業者候補選択部は、選択した作業者属性値と同じ作業者属性値に対応付けられた作業者識別子を前記作業者データ記憶部から取得し、取得した作業者識別子を出力する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4いずれかに記載の作業計画支援装置。
  6. 前記作業計画支援装置は、さらに、
    作業毎に、作業を識別する作業識別子と作業の種類を識別する作業種類とを含む作業種類データを記憶する作業種類データ記憶部と、
    過去作業データ毎に、過去作業データの過去作業識別子と同じ作業識別子に対応付けられた作業種類を前記作業種類データ記憶部から過去作業種類として取得する過去作業種類取得部とを備え、
    前記属性別不具合数算出部は、過去作業種類と過去属性値との組み合わせ毎に属性別不具合数を算出し、
    前記属性別過去作業数算出部は、過去作業種類と過去属性値との組み合わせ毎に属性別過去作業数を算出し、
    前記不具合指標値算出部は、過去作業種類と過去属性値との組み合わせ毎に不具合指標値を算出する
    前記作業者候補選択部は、過去作業種類と過去属性値との組み合わせ毎に算出された不具合指標値に基づいて前記作業者候補の作業者属性値を選択する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5いずれかに記載の作業計画支援装置。
  7. 前記作業計画支援装置は、さらに、
    予定されている予定作業毎に、予定作業を識別する予定作業識別子を含んだ予定作業データを記憶する予定作業データ記憶部と、
    前記予定作業データ記憶部から特定の予定作業識別子を、前記新規作業を識別する新規作業識別子として選択する新規作業選択部とを備え、
    前記作業者候補選択部は、
    前記新規作業選択部によって選択された新規作業識別子と同じ作業識別子に対応付けられた作業種類を前記作業種類データ記憶部から新規作業種類として取得し、取得した新規作業種類と同じ過去作業種類を含む組み合わせの不具合指標値に基づいて前記新規作業種類と同じ過去作業種類を含む組み合わせの過去属性値から前記作業者候補の作業者属性値を選択する
    ことを特徴とする請求項6記載の作業計画支援装置。
  8. 各予定作業データは、予定作業が行われる予定日と予定作業を行う予定の作業者を識別する予定作業者識別子とを含み、
    前記新規作業選択部は、予定日と予定作業者識別子との組み合わせ毎に予定日と予定作業者識別子との組み合わせが同じである予定作業データの数を予定作業数として算出し、算出した予定作業数が所定の作業数閾値より多い予定日と予定作業者識別子とを含んだ少なくともいずれかの予定作業データを選択し、選択した予定作業データに含まれる予定作業識別子を前記新規作業識別子として選択する
    ことを特徴とする請求項7記載の作業計画支援装置。
  9. 作業者データ記憶部と、過去作業データ記憶部と、不具合データ記憶部と、不具合数算出部と、過去属性値取得部と、属性別不具合数算出部と、属性別過去作業数算出部と、不具合指標値算出部と、作業者候補選択部とを備える作業計画支援装置を用いる作業計画支援方法であって、
    前記作業者データ記憶部は、作業を行う作業者毎に、作業者を識別する作業者識別子と作業者に関する属性を示す作業者属性値とを対応付けた作業者データを記憶する記憶部であり、
    前記過去作業データ記憶部は、過去に行われた過去作業毎に、過去作業を識別する過去作業識別子と過去作業を行った作業者を識別する過去作業者識別子とを対応付けた過去作業データを記憶する記憶部であり、
    前記不具合データ記憶部は、過去作業で発生した不具合毎に、不具合が発生した不具合作業を識別する不具合作業識別子を含んだ不具合データを記憶する記憶部であり、
    前記不具合数算出部が、前記過去作業データ記憶部に記憶された過去作業データ毎に、前記不具合データ記憶部に記憶された不具合データのうち過去作業データの過去作業識別子と同じ不具合作業識別子を含んだ不具合データの数を不具合数として算出し、
    前記過去属性値取得部が、前記過去作業データ記憶部に記憶された過去作業データ毎に、過去作業データの過去作業者識別子と同じ作業者識別子に対応付けられた作業者属性値を前記作業者データ記憶部から過去属性値として取得し、
    前記属性別不具合数算出部が、前記過去属性値取得部によって取得された過去属性値毎に、前記不具合数算出部によって算出された不具合数のうち過去属性値が同じである過去作業データの不具合数を合計して属性別不具合数を算出し、
    前記属性別過去作業数算出部が、前記過去属性値取得部によって取得された過去属性値毎に、過去属性値が同じである過去作業識別子の数を属性別過去作業数として算出し、
    前記不具合指標値算出部が、前記属性別過去作業数算出部によって過去属性値毎に算出された属性別過去作業数と前記属性別不具合数算出部によって過去属性値毎に算出された属性別不具合数とに基づいて、過去属性値毎に属性別過去作業数に対する属性別不具合数の割合に関する値を不具合指標値として算出し、
    前記作業者候補選択部が、前記不具合指標値算出部によって過去属性値毎に算出された不具合指標値に基づいて、新規作業を行わせる作業者候補の作業者属性値を選択する
    ことを特徴とする作業計画支援方法。
  10. 請求項9記載の作業計画支援方法をコンピュータに実行させるための作業計画支援プログラム。
JP2012115529A 2012-05-21 2012-05-21 作業計画支援装置、作業計画支援方法および作業計画支援プログラム Expired - Fee Related JP5822788B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012115529A JP5822788B2 (ja) 2012-05-21 2012-05-21 作業計画支援装置、作業計画支援方法および作業計画支援プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012115529A JP5822788B2 (ja) 2012-05-21 2012-05-21 作業計画支援装置、作業計画支援方法および作業計画支援プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013242703A JP2013242703A (ja) 2013-12-05
JP5822788B2 true JP5822788B2 (ja) 2015-11-24

Family

ID=49843534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012115529A Expired - Fee Related JP5822788B2 (ja) 2012-05-21 2012-05-21 作業計画支援装置、作業計画支援方法および作業計画支援プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5822788B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6192545B2 (ja) * 2014-01-07 2017-09-06 株式会社日立製作所 保守作業計画作成システム
WO2019229946A1 (ja) * 2018-05-31 2019-12-05 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーターの保守作業支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013242703A (ja) 2013-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10496465B2 (en) System operations management apparatus, system operations management method and program storage medium
US9846594B2 (en) Workflow control apparatus and method therefor
JP6275070B2 (ja) 設備点検順位設定装置及びプログラム
US20130226639A1 (en) Task management method and task management apparatus
US9202188B2 (en) Impact analysis of change requests of information technology systems
JP2014102636A (ja) データ保全装置およびその方法、システム
JP6276668B2 (ja) 障害分析システム
JP2016224539A (ja) 管理方法及び管理装置
JP5822788B2 (ja) 作業計画支援装置、作業計画支援方法および作業計画支援プログラム
US20130198380A1 (en) Violation sign condition setting supporting system, violation sign condition setting supporting method, and violation sign condition setting supporting program
JP5993273B2 (ja) 意思決定支援システム及び方法
JP6094594B2 (ja) 情報システム構築支援装置、情報システム構築支援方法および情報システム構築支援プログラム
JP6326214B2 (ja) 設備管理システム、設備管理装置及び設備管理方法
JP6097666B2 (ja) ジョブ管理システム
JP6697980B2 (ja) 設備点検順位設定装置及び設備点検順位設定方法
JP2008225814A (ja) 業務分析プログラムおよび業務分析装置
WO2017051620A1 (ja) 保守支援装置、及び、保守支援方法
JP2013239056A (ja) メンテナンス手法選択装置、メンテナンス手法選択方法およびプログラム
US10909177B1 (en) Percentile determination system
JP2009301341A (ja) サービシステム、サービスシステム管理方法、及びプログラム
JP5225027B2 (ja) プロジェクトにおけるリスクの予兆検知を行うためのコンピュータ・システム、並びにその方法及びコンピュータ・プログラム
JP2015207037A (ja) リニューアル計画装置、リニューアル計画方法およびリニューアル計画プログラム
JP5873913B2 (ja) 業務復旧支援システムおよび集約管理システム
JP7183676B2 (ja) 入力作業評価装置、入力作業評価方法及びプログラム
JP2021096514A (ja) 情報処理装置および情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5822788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees