JP5818145B2 - 入力装置及び入力制御プログラム並びに入力制御方法 - Google Patents

入力装置及び入力制御プログラム並びに入力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、入力装置及び入力制御プログラム並びに入力制御方法に関し、特に、タッチパネルが表示面に配置された表示部を備える情報閲覧装置及び当該情報閲覧装置で動作する入力制御プログラム並びにタッチパネル入力を制御する入力制御方法に関する。
近年、タブレット端末や電子ペーパー、電子ブック等の表示部を備えた装置を用いて資料や書籍などのドキュメントを閲覧するユーザが増えている。このような装置(以下、情報閲覧装置と呼ぶ。)には、表示部にタッチパネルが設けられており、タッチパネルを用いて、ページめくり、拡大、縮小などのドキュメント操作や、ドキュメントの選択や表示、保存などのファイル操作、文字などの手書き入力操作などを行うことができる。
上記タッチパネルに関して、例えば、下記特許文献1には、表示器に表示された設定画面上のタッチキーの領域を領域登録手段によって登録し、画面領域別検出頻度設定欄を操作して、表示画面の領域毎に押圧動作の検出頻度レベルを設定し、この表示画面の領域毎の検出頻度レベルに基づき、走査制御手段により、走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔を設定して、この走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔を用いてタッチキーの押圧動作検出手段により、タッチキーの押圧動作を検出するようにして、検出頻度レベルを高くしたタッチキーの動作を速やかに検出する技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、物体の接触を受けるタッチパネルに接続されるタッチパネルコントローラであって、第一クロック信号を生成する第一クロック生成器と、第二クロック信号を生成する第二クロック生成器と、第一クロック生成器と第二クロック生成器に接続されるマルチプレクサと、前記物体がタッチパネルに接触するか否かを検出するパネルのタッチ検知/検出装置と、前記タッチパネルの操作を制御するマイクロプロセッサとを含んで、前記タッチパネルが正常モード及び省エネルギーモードを有し、正常モードの場合に、前記マルチプレクサは第一クロック信号を出力して、省エネルギーモードの場合に、前記マルチプレクサは第二クロック信号を出力する技術が開示されている。
また、下記特許文献3には、表示部と、該表示部上の指示位置を所定の検出時間間隔で検出する1点検出型の手段とを有する表示装置を備えたコンピュータに、前記表示部への表示制御と、前記検出された指示位置に基づく入力制御とを行わせるためのプログラムであって、前記検出時間間隔より長い所定の単位時間毎に、当該単位時間内に検出された複数の指示位置を代表する代表位置を決定する代表位置決定手段、前記決定された代表位置の変動が同一の指示位置とみなせる所定範囲内か否かによって、同一の指示位置が継続して検出されているか否かを判定する同一位置判定手段、前記同一位置判定手段により同一の指示位置が継続して検出されていると判定された際に、範囲内を指示されたとみなす入力範囲の大きさを変化させるとともに、前記表示部中のその入力範囲部分を識別表示する制御を行う入力範囲可変制御手段、として前記コンピュータを機能させる技術が開示されている。
特開2004−102911号公報 特開2010−198596号公報 特開2009−199621号公報
ペンや指などを用いてタッチパネル上に文字などを手書きする場合、精度良く高速に押圧又は接触した位置を検出し、文字などを認識できるようにする必要がある。しかしながら、タッチパネルは、複数の検出ポートがマトリックス状に配置された構造であるため、マトリックス全体を常に高密度で高速スキャンすると、CPU(Central Processing Unit)や回路の負荷の増大を招くことになる。
この問題に対して、特許文献1のように、タッチパネルの領域毎に、検出頻度や抽出選択切り替え時間を変化させる方法も考えられるが、上記文献は、予め決められたアイコンをタッチパネルで操作することを前提としているため、領域毎の検出頻度や抽出選択切り替え時間がダイナミックに変動する使用形態では利用することはできない。
また、特許文献2には、動作時と待機中とで動作させる回路ブロックとクロック数を変化させる方法が開示されているが、上記文献では、タッチパネル入力時のCPUや回路の負荷を軽減することはできない。また、特許文献3には、タッチパネル上の押圧位置又は接触位置と時間によって反応する領域を変化させる方法が開示されているが、上記文献では、押圧又は接触した位置がダイナミックに変動する使用形態では利用することはできない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、CPUや回路の負荷を増大させることなく、精度良くかつ高速に押圧又は接触した位置を検出することができる入力装置及び入力制御プログラム並びに入力制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、押圧又は接触を検出する複数の検出素子がマトリックス状に配列され、前記複数の検出素子が時分割でスキャンされるタッチパネルを備える入力装置において、前記タッチパネルから出力される信号に基づいて押圧又は接触された位置を特定し、当該位置を含む第1のエリアと、前記第1のエリア以外の第2のエリアと、に分割し、前記第1のエリアの検出密度が、前記第2のエリアよりも高くなるようにスキャンを制御する入力処理部を備え、前記入力処理部は、前記押圧又は接触された位置近傍の前記検出素子を含むエリアを前記第1のエリアとして設定し、前記押圧又は接触された位置の移動速度に応じて、前記第1のエリアのサイズ若しくは形状を設定するものである。
また、本発明は、押圧又は接触を検出する複数の検出素子がマトリックス状に配列され、前記複数の検出素子が時分割でスキャンされるタッチパネルを備える装置で動作する入力制御プログラムであって、前記装置を、前記タッチパネルから出力される信号に基づいて押圧又は接触された位置を特定し、当該位置を含む第1のエリアと、前記第1のエリア以外の第2のエリアと、に分割し、前記第1のエリアの検出密度が、前記第2のエリアよりも高くなるようにスキャンを制御する入力処理部として機能させ、前記入力処理部は、前記押圧又は接触された位置近傍の前記検出素子を含むエリアを前記第1のエリアとして設定し、前記押圧又は接触された位置の移動速度に応じて、前記第1のエリアのサイズ若しくは形状を設定するものである。
また、本発明は、押圧又は接触を検出する複数の検出素子がマトリックス状に配列され、前記複数の検出素子が時分割でスキャンされるタッチパネルを備える入力装置における入力制御方法であって、前記タッチパネルから出力される信号に基づいて押圧又は接触された位置を特定し、当該位置を含む第1のエリアと、前記第1のエリア以外の第2のエリアと、に分割するエリア設定ステップと、前記第1のエリアの検出密度が、前記第2のエリアよりも高くなるようにスキャンを制御して、押圧又は接触を検出する検出ステップと、を実行し、前記エリア設定ステップでは、前記押圧又は接触された位置近傍の前記検出素子を含むエリアを前記第1のエリアとして設定し、前記押圧又は接触された位置の移動速度に応じて、前記第1のエリアのサイズ若しくは形状を設定するものである。
本発明の入力装置及び入力制御プログラム並びに入力制御方法によれば、CPUや回路の負荷を増大させることなく、精度良くかつ高速にタッチ位置を検出することができる。
その理由は、入力装置(入力制御プログラム)は、予め複数のエリアに分割されたタッチパネルに対して、エリア毎に一括して押圧又は接触の検出を行い、押圧又は接触を検出した場合は、押圧又は接触した位置を含むエリア(押圧又は接触した位置が属するエリア若しくは押圧又は接触した位置近傍のエリア)に対しては高密度な検出(当該エリア内の全てのラインの検出)を行い、上記エリア以外のエリアに対しては低密度な検出(所定の間隔でラインを間引きした検出)を行うからである。
本発明の一実施例に係る情報閲覧装置の外観を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施例に係る情報閲覧装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るタッチパネルの動作状態(待機中)を示す図である。 本発明の一実施例に係るタッチパネルの動作状態(タッチ検出後)を示す図である。 本発明の一実施例に係るタッチパネルの動作状態(タッチ位置が移動した場合)を示す図である。 本発明の一実施例に係るタッチパネルの動作状態(タッチ位置が他のエリアに接近した場合)を示す図である。 本発明の一実施例に係るタッチパネルの他の動作状態(待機中)を示す図である。 本発明の一実施例に係るタッチパネルの他の動作状態(タッチ検出後)を示す図である。 本発明の一実施例に係るタッチパネルの他の動作状態(タッチ位置が移動した場合)を示す図である。 本発明の一実施例に係るタッチパネルの他の動作状態(タッチ位置の移動速度に応じてエリアのサイズを変更する場合)を示す図である。 本発明の一実施例に係るタッチパネルの他の動作状態(タッチ位置の移動方向に応じてエリアの形状を変更する場合)を示す図である。 本発明の一実施例に係るタッチパネルの他の動作状態(待機中)を示す図である。 本発明の一実施例に係るタッチパネルの他の動作状態(タッチ検出後)を示す図である。 本発明の一実施例に係るタッチパネルの処理量の削減効果を説明するテーブルである。 本発明の一実施例に係る情報閲覧装置の全体処理を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る情報閲覧装置の処理(図3の動作におけるタッチ位置の検出処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る情報閲覧装置の処理(図4の動作におけるタッチ位置の検出処理)を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、表示部にタッチパネルを備えたタブレット端末や電子ペーパー、電子ブック等の情報閲覧装置が普及しており、資料や書籍などのドキュメントを閲覧する用途などで使用されている。この情報閲覧装置では、ペンや指などを用いてタッチパネル上に文字などを手書きすることができるが、精度良く高速に押圧又は接触した位置を検出するためには、タッチパネルのマトリックス全体を常に高密度で高速にスキャンしなければならず、CPUや回路の負荷が増大するという問題があった。
そこで、本発明の一実施の形態では、マトリックス状に配置された検出ポートを時分割でスキャンして押圧又は接触した位置を検出するタッチパネルにおいて、タッチパネルが押圧又は接触を検出したら、押圧又は接触した位置の近傍エリアとそれ以外のエリアとで検出動作を切り替える制御を行う。具体的には、予めマトリックスを複数のエリアに分割し、待機状態では、エリア毎に一括して押圧又は接触を検出し、押圧又は接触を検出した場合は、押圧又は接触した位置を含むエリア(予め分割されたエリアの内の押圧又は接触した位置が属するエリア、若しくは、押圧又は接触した位置を中心とする近傍のエリア)に対しては高密度な検出(当該エリア内の全てのラインの検出)を行い、そのタッチ位置を含むエリア以外のエリアに対しては相対的に低密度な検出(所定の間隔でラインを間引きした検出)を行う。
このように、押圧又は接触した位置に応じてタッチパネルの検出制御を切り替えることで、効率的に押圧又は接触した位置を検出することができ、CPUや回路の負荷を抑えつつ、精度良くかつ高速に押圧又は接触した位置を検出することが可能となる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る入力装置及び入力制御プログラム並びに入力制御方法について、図1乃至図8を参照して説明する。図1は、本実施例の情報閲覧装置の外観を模式的に示す斜視図であり、図2は、情報閲覧装置の構成を示すブロック図である。また、図3乃至図5は、本実施例のタッチパネルの動作状態を示す図であり、図6乃至図8は、本実施例の情報閲覧装置の処理を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本実施例の入力装置の一例である情報閲覧装置100は、ノート型のコンピュータ装置やタブレット端末、電子ペーパー、電子ブック等の表示機能を備えた装置である。なお、以下の実施例では、入力装置として情報閲覧装置100を例にして説明するが、本実施例の入力装置は、必ずしも表示機能を備えていなくてもよく、タッチパネルを用いて情報を入力可能な装置であればよい。
上記情報閲覧装置100は、図2に示すように、CPU101、メモリ102、表示部103、表示コントローラ104、操作部105、通信部106、電池107、コマンド入力処理部108、手書き入力処理部109、ID検出部110などで構成される。
CPU101は、メモリ102から読み出した入力制御プログラムを実行し、各部の動作を制御する制御部として機能する。
メモリ102は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などで構成され、CPU101で動作する各種プログラム、情報閲覧装置100の動作を制御するための設定情報、各種データ(例えば、予め分割されたエリアを規定する情報、手書きした文字を特定するためのパターンデータ、ユーザを識別するための情報、ドキュメントのデータ)などを記憶する。
表示部103は、電子ペーパー(EPD:Electrophoretic Display)や液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)、有機EL(electroluminescence)表示装置等からなり、ドキュメントを表示したり、手書き入力された情報などを表示したりする。なお、電子ペーパーは、一対の透明なフィルム基板の内表面に透明導電性の電極が形成され、電極間に導電性を有する黒色トナーと電気絶縁性を有する白色トナーが封入され、電極間に電圧を印加すると黒色トナーが移動して白色トナーと入れ替わって色が変化する構造を利用した表示デバイスである。
表示コントローラ104は、表示部103を駆動し、CPU101の指示に従って、表示部103の表示を制御する。
操作部105は、電源ボタンなどのハードウェアキーと、表示部103上に配置された、感圧式若しくは静電式のタッチパネルなどで構成される。タッチパネルは、X方向及びY方向のラインの交点にマトリックス状に配置された複数の検出ポート(抵抗や電圧、容量の変化を検出する検出素子)を含むタッチパネル本体と、X方向(若しくはY方向)のライン毎に検出ポートに順次電圧を印加する回路(順次電圧印加ドライバ)と、Y方向(若しくはX方向)のライン毎に検出ポートからの出力を検出する回路(順次センシング回路)などで構成され、ペンや指などで押圧又は接触した位置を特定する情報を手書き入力処理部109に通知する。なお、本実施例のタッチパネルは、予め複数のエリアに分類されており、手書き入力処理部109の指示に従って順次電圧印加ドライバ及び順次センシング回路が動作し、待機状態(押圧又は接触を検出する段階)では、エリア毎に一括して押圧又は接触を検出し、押圧又は接触を検出した後は、押圧又は接触した位置が属するエリア若しくは押圧又は接触した位置近傍のエリアと、上記エリア以外のエリアとで、検出動作を切り替えて押圧又は接触した位置を検出する。
通信部106は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどであり、有線通信や無線通信によりネットワークに接続されたコンピュータ装置やサーバと交信し、ドキュメントのデータなどを受信する。
電池107は、情報閲覧装置100の各部を駆動するための電源を供給する二次電池などである。
コマンド入力処理部108は、タッチパネルで指示されたコマンドを判断し、CPU101に通知する。
手書き入力処理部109は、タッチパネルから出力される信号に基づいて、ペンや指などがタッチパネルに押圧又は接触した位置を特定し、タッチパネルのマトリックスを、押圧又は接触した位置が属するエリア若しくは押圧又は接触した位置近傍のエリアとそれ以外のエリアとに分割する。そして、押圧又は接触した位置が属するエリア若しくは押圧又は接触した位置近傍のエリアに関しては、1ライン毎に押圧又は接触した位置を検出するようにタッチパネルの順次電圧印加ドライバ及び順次センシング回路を制御する。また、それ以外のエリアに関しては、所定の間隔でラインを間引きして押圧又は接触した位置を検出するようにタッチパネルの順次電圧印加ドライバ及び順次センシング回路を制御するまた、手書き入力処理部109は、押圧又は接触した位置の軌跡を予めメモリ102に記憶したパターンデータと照合することにより、手書きされた文字を認識し、CPU101に通知する。なお、手書き入力処理部109は、ハードウェア(タッチパネル検出サブCPU)として構成してもよいし、ソフトウェア(CPU101上で動作する入力制御プログラム)として構成してもよい。
ID検出部110は、情報閲覧装置100を操作するユーザを識別する。例えば、情報閲覧装置100の起動時に、ユーザのIDなどの文字情報が入力、若しくは、ユーザの生体情報が検出された場合は、その文字情報や生体情報とメモリ102に記憶されたユーザ情報とを比較することによってユーザを識別することができる。
なお、図2は、本実施例の情報閲覧装置100の一例であり、その構成は適宜変更することができる。
次に、本実施例の情報閲覧装置100によるタッチパネルの入力制御方法について、図3を参照して具体的に説明する。
図3(a)は、待機中のタッチパネルの動作状態を示している。図に示すように、縦方向のライン毎に順次、検出ポートに電圧を印加する順次電圧印加ドライバと、横方向のライン毎に順次、検出ポートの出力を検出する順次センシング回路とは、手書き入力処理部109(タッチパネル検出サブCPU)に接続される。また、タッチパネル検出サブCPUは、電圧印加エリアセットと、センシングエリアセットとを含み、電圧印加エリアセットは、順次電圧印加ドライバに電圧を印加させるエリアを設定し、センシングエリアセットは、順次センシング回路に出力を検出させるエリアを設定する。
また、本実施例のタッチパネルは、便宜上、予め定めた複数のエリア(ここでは、エリア1〜4の4つのエリア)に分割(物理的な分割ではない。)されており、エリア毎に一括検出が行われる。すなわち、順次電圧印加ドライバによってエリア1に対応するライン(ここではX0〜X7)に一括して電圧が印加され、順次センシング回路によってエリア1に対応するライン(ここではY0〜Y9)からの信号が一括して検出され、エリア1のどれか一つの検出ポートがONになっているかを判断する。ONになっている検出ポートがなければ、エリア2、エリア3、エリア4の順に同様に検出を行う。
例えば、図3(a)に示すように、A点が押圧又は接触された場合、手書き入力処理部109(タッチパネル検出サブCPU)は、エリア1の全体検出において、エリア1のどこかが押圧又は接触されたと認識する。そして、押圧又は接触が検出されたエリア1に対して、1ライン毎に順次検出して(図では、検出するラインを網掛けで示している。)、押圧又は接触された位置を正確に特定する。
図3(b)は、押圧又は接触を検出した後のタッチパネルの動作状態を示している。手書き入力処理部109(タッチパネル検出サブCPU)は、押圧又は接触が検出されたエリア1に対しては、1ライン毎に順次検出する検出モード(以下、高密度の検出モードと呼ぶ。)に設定し、エリア1以外(エリア2〜4)に対しては、所定の間隔でラインを間引きして(ここでは1ラインおきに)検出する検出モード(以下、低密度の検出モードと呼ぶ。)に設定する。
図3(c)は、押圧又は接触した位置Aが移動した場合のタッチパネルの動作状態を示している。手書き入力処理部109(タッチパネル検出サブCPU)は、押圧又は接触した位置Aが徐々に移動して、エリア1からエリア2に入ったことを検出すると、エリア2は、1ライン毎に順次検出する高密度の検出モードに設定し、エリア2以外(エリア1、3、4)は、所定の間隔でラインを間引きして(ここでは1ラインおきに)検出する低密度の検出モードに設定する。
なお、図3(b)、(c)では、複数のエリアの中の1つのエリアに対して高密度の検出を行う構成としたが、押圧又は接触した位置がエリアを跨いで移動する場合に、第1のエリアの押圧又は接触した位置が第2のエリアに近づいたら、図3(d)に示すように、第1のエリア(ここではエリア1)と第2のエリア(ここではエリア2)の双方を高密度の検出モードに設定し、押圧又は接触した位置が第2のエリアに入ったら、第2のエリアのみを高密度の検出モードに設定するようにしてもよい。
図4は、本実施例の情報閲覧装置100によるタッチパネルの入力制御方法の他の例を示している。
図4(a)に示すように、タッチパネルは、図3(a)と同様に複数のエリア(ここでは、エリア1〜4の4つのエリア)に分割されており、エリア毎に一括検出が行われる。そして、A点が押圧又は接触された場合、手書き入力処理部109(タッチパネル検出サブCPU)は、エリア1の全体検出において、エリア1のどこかがタッチされたと認識する。そして、押圧又は接触が検出されたエリア1に対して、1ライン毎に順次検出して、押圧又は接触された位置を正確に特定する。
図4(b)では、図3(b)と同様に、手書き入力処理部109(タッチパネル検出サブCPU)は、押圧又は接触が検出されたエリア1に対しては、1ライン毎に順次検出する高密度の検出モードに設定し、エリア1以外(エリア2〜4)に対しては、所定の間隔でラインを間引きして(ここでは1ラインおきに)検出する低密度の検出モードに設定する。
ここで、押圧又は接触した位置Aが移動した場合、図3(c)では、移動後の位置Aが属するエリアを1ライン毎に順次検出する高密度の検出モードに設定したが、図4(c)では、移動後の位置A近傍のエリア(位置Aを中心にした所定のサイズの矩形エリア)を高密度の検出モードに設定し、このエリア以外は所定の間隔でラインを間引きして(ここでは1ラインおきに)検出する低密度の検出モードに設定する。
このように、押圧又は接触した位置近傍のエリアを高密度の検出モードに設定することにより、押圧又は接触した位置が変化しても当該エリアからはみ出すことがないため、押圧又は接触した位置を高精度に検出することができる。
なお、図4(c)では、押圧又は接触した位置の上下4ライン、左右4ラインを高密度に検出するエリアとしたが、このエリアのサイズが大きくなると、低密度に検出するエリアの面積が小さくなり(すなわち、間引きするライン数が減少し)、CPUや回路の負荷を大きく軽減させることができなくなる。一方、このエリアのサイズが小さくなると、押圧又は接触した位置の移動速度が大きい時に当該エリアからはみ出してしまい、押圧又は接触した位置を高精度に検出することができなくなる。
この問題に対して、押圧又は接触した位置の移動速度に応じて、エリアのサイズを変更することができる。例えば、図4(d)に示すように、押圧又は接触した位置の移動速度が小さい場合は、エリアのサイズを小さくし、押圧又は接触した位置の移動速度が大きい場合は、エリアのサイズを大きくする。これにより、CPUや回路の負荷の軽減と押圧又は接触した位置の高精度な検出とを両立させることができる。
また、図4(c)、(d)では、高密度に検出するエリアを略正方形としたが、押圧又は接触した位置が移動する場合、その移動方向に関しては高密度に検出する必要があるが、移動方向に直交する方向に関しては必ずしも高密度に検出する必要はなる。
そこで、押圧又は接触した位置の移動方向に応じて、高密度に検出するエリアの形状を変更することもできる。例えば、図4(e)に示すように、押圧又は接触した位置の移動方向(ここでは図の横方向)に対しては、エリアのサイズを大きくし、押圧又は接触した位置の移動方向に直交する方向(ここでは図の縦方向)に対しては、エリアのサイズを小さくする。これによっても、CPUや回路の負荷の軽減と押圧又は接触した位置の高精度な検出とを両立させることができる。
次に、本実施例の入力制御方法を用いた場合の処理量の低減効果について、実際のタッチパネルに即して説明する。
図5(a)は、待機中のタッチパネルの動作状態を示している。このタッチパネルは、X軸(図の横方向)に1000ライン、Y軸(図の縦方向)に1000ラインの検出ポートを持っており、例えば、1ラインを0.5μsecでスキャンする場合、全ラインを順次スキャンする従来の方法では、0.5μsec×1000ライン×1000ライン=500msec必要になる。一方、100ライン×100ラインを1エリアとして、エリア毎に一括スキャン(ブロックスキャンと呼ぶ。)する本実施例の方法の場合は、X軸10エリア×Y軸10エリア=100エリアのブロックスキャンで全体をスキャンすることができ、全エリアのスキャンに要する時間は、0.5μsec×100エリア=0.05msecとなる。そして、押圧又は接触した位置を中心にX軸100ライン、Y軸100ラインの特定エリアを高密度の検出モードでスキャンする場合、特定エリアのスキャンに要する時間は、0.5μsec×100ライン×100ライン=5000μsec=5msecとなる。
このように、従来の方法では500msec必要であったものが、本実施例の方法ではブロックスキャンの時間(0.05msec)と特定エリアのスキャンの時間(5msec)を加算した5.05msecとなる。すなわち、約1/100の時間で処理が可能となり、処理量を大幅に削減することができる。
図5(b)は、押圧又は接触を検出した後のタッチパネルの動作状態を示している。この場合、全ラインを順次スキャンする従来の方法では、上記した通り、0.5μsec×1000ライン×1000ライン=500msec必要になる。一方、押圧又は接触した位置を中心にX軸100ライン、Y軸100ラインのエリアを1ライン毎に高密度スキャンし、それ以外のエリアを、1ラインおきに間引きスキャンする場合、X軸及びY軸のスキャンライン数は、各々、高密度スキャンの100ライン+間引きスキャンの450ライン=550ラインとなり、全エリアのスキャンに要する時間は、0.5μsec×550ライン×550ライン=1512500μsec=151.25msecとなる。
従って、従来の方法では500msec必要であったものが、本実施例の方法では151.25msecとなり、約30%の時間で処理が可能となり、処理量を大幅に削減することができる。
図5(c)は、1000×1000ラインのマトリックスにおいて、同時に押圧又は接触する数を増やした時に、全エリアを全ラインスキャンする従来の方法と、押圧又は接触した位置の近傍100×100のみを全ラインスキャンし、その他のエリアを1ラインおきに間引きスキャンする本実施例の方法とで、処理量がどのように変化するかを示している。ここで、同時に押圧又は接触する位置は縦横共に重ならないものとしている。
図5(c)の表から明らかなように、本実施例の方法では、同時に押圧又は接触する数が増えた場合であっても、全エリアを全ラインスキャンする従来の方法に比べて処理量を十分に削減することができ、CPUや回路の負荷を増大させることなく、精度良く高速に押圧又は接触した位置を検出できることが分かる。例えば、押圧又は接触した位置が4ヶ所の場合でも処理量は約半分になるため、クロック数を半分に落とすことも可能になる。
次に、情報閲覧装置100の動作について、図6乃至図8のフローチャート図を参照して説明する。図6は、情報閲覧装置100の全体処理を示し、図7及び図8は、図6のS110のタッチパネル入力処理の詳細を示している。
情報閲覧装置100のCPU101は、電源ONを検出すると(S101のYes)、所定の認証画面を表示部103に表示させ、ユーザにユーザIDやパスワードなどを入力させる。そして、CPU101は、入力されたユーザIDやパスワードとメモリ102に記憶されたユーザ情報とを比較することによって認証を行う(S102)。
次に、CPU101は、前回開いていたドキュメントのデータがメモリ102に記憶されているかを判断し(S103)、前回開いていたドキュメントのデータが記憶されていれば、表示部103にそのデータに基づくドキュメントを表示させる(S106)。一方、前回開いていたドキュメントのデータがなければ、CPU101は、所定のドキュメント選択画面を表示部103に表示させて、ユーザにドキュメントを選択させ(S104)、選択されたドキュメントを表示部103に表示させる(S105)。
ドキュメントが表示されている状態で、CPU101は、各種操作を判断する(S107)。ドキュメント操作が行われた場合は、CPU101は、ページめくりや拡大/縮小などの処理を行なう(S108)。また、ファイル操作が行われた場合は、CPU101は、ドキュメントのデータの保存や、別のドキュメントの選択/表示などの処理を行なう(S109)。タッチパネルに入力する操作が行われた場合は、手書き入力処理部109のタッチパネル検出サブCPU(入力制御プログラム)は、押圧又は接触した位置を検出し、タッチパネルに入力された情報を特定する(S110)。このタッチパネル入力検出処理については後述する。
その後、CPU101は、電源OFFを検出すると(S111のYes)、所定のシャットダウン処理、例えば、現在、表示されているドキュメントの状態(ページ数、開いている位置、拡大率など)をメモリ102に保存する処理を行い(S112)、情報閲覧装置100の電源をOFFにする(S113)。
次に、S110のタッチパネル入力検出処理について、図7及び図8を参照して詳細に説明する。
図3で示した方法でタッチパネル入力を検出する場合は、図7のフローチャート図に従って処理を実行する。
まず、タッチパネルの検出単位をエリア単位に設定し(S201)、エリア毎に一括して検出する。いずれかのエリアで押圧又は接触を検出したら(S202のYes)、押圧又は接触した面積が予め定めた所定の面積以下であるかを判断する。押圧又は接触した面積が所定の面積よりも大きい場合は(S203のNo)、ペンや指による手書き入力ではない(例えば、ペン書きする際の手のひらが検出された)と考えられることからS201に戻って同様の処理を繰り返す。
一方、押圧又は接触した面積が所定の面積以下の場合は(S203のYes)、押圧又は接触した位置がどのエリアに属するかを判別する。そして、押圧又は接触した位置が属するエリアをエリアaに設定し、エリアaに関しては、エリア内の全てのラインを順次検出する高密度の検出モードに設定し、その他のエリアに関しては、1ラインおきに検出する低密度の検出モードに設定し、その設定に従って、順次電圧印加ドライバ及び順次センシング回路を駆動させる(S204)。
その後、押圧又は接触を検出したら(S205のYes)、押圧又は接触した面積が予め定めた所定の面積以下であるかを判断する。押圧又は接触した面積が所定の面積よりも大きい場合は(S206のNo)、ペンや指による手書き入力ではない(例えば、ペン書きする際の手のひらが検出された)と考えられることからS201に戻って同様の処理を繰り返す。
一方、押圧又は接触した面積が所定の面積以下の場合は(S206のYes)、一定時間保持時間カウントフラグを解除(F=0に設定)する(S207)。次に、押圧又は接触した位置がどのエリアに属するかを判別し、押圧又は接触した位置が属するエリアをエリアbに設定する(S208)。そして、エリアaとエリアbを比較して、押圧又は接触した位置が別のエリアに移動したかを判断する(S209)。
別のエリアに移動していない場合(エリアaとエリアbが同じ場合)は、S205に戻り、そのままの検出状態で検出を継続する。一方、押圧又は接触した位置が別のエリアに移動した場合(エリアaとエリアbが異なる場合)は、S204に戻って、押圧又は接触した位置が属するエリアを再設定し、当該エリアを全てのラインを順次検出する高密度の検出モードに設定し、その他のエリアを1ラインおきに検出する低密度の検出モードに設定し、その設定に従って、順次電圧印加ドライバ及び順次センシング回路を駆動させる。
また、S205で、押圧又は接触が検出されないようになった場合は(S205のNo)、一定時間保持時間カウントフラグが解除(F=0に設定)されているかを判断し(S210)、一定時間保持時間カウントフラグが解除されている場合は、一定時間保持時間に所定時間(ここではT秒)を設定し、一定時間保持時間カウントフラグを設定(F=1に設定)する(S211)。その後、所定時間Tから1を減算し(S212)、所定時間Tが0になったかを判断する(S213)。所定時間Tが0でなければ、S205に戻って検出を継続する。一方、所定時間Tが0であれば、S201に戻って同様の処理を繰り返す。
図4で示した方法でタッチパネル入力を検出する場合は、図8のフローチャート図に従って処理を実行する。
図7と同様に、タッチパネルの検出単位をエリア単位に設定し(S301)、エリア毎に一括して検出する。いずれかのエリアで押圧又は接触を検出したら(S302のYes)、押圧又は接触した面積が予め定めた所定の面積以下であるかを判断する。押圧又は接触した面積が所定の面積よりも大きい場合は(S303のNo)、ペンや指による手書き入力ではない(例えば、ペン書きする際の手のひらが検出された)と考えられることからS301に戻って同様の処理を繰り返す。
一方、押圧又は接触した面積が所定の面積以下の場合は(S303のYes)、押圧又は接触した位置がどのエリアに属するかを判別する(S304)。そして、押圧又は接触した位置が属するエリアを全てのラインを順次検出する高密度の検出モードに設定し、その設定に従って、順次電圧印加ドライバ及び順次センシング回路を駆動させて、押圧又は接触した位置の詳細位置を検出する(S305)。そして、押圧又は接触した位置の詳細位置座標から、順次スキャンスタート位置及び順次スキャンエンド位置を設定し(S306)、順次スキャンスタート位置と順次スキャンエンド位置の間を、1ライン毎にスキャンする高密度の検出モードの順次スキャンエリアに設定し、その他のエリアを、1ラインおきに検出する低密度の検出モードの間引きスキャンエリアに設定し、その設定に従って、順次電圧印加ドライバ及び順次センシング回路を駆動させる(S307)。
その後、押圧又は接触を検出したら(S308のYes)、押圧又は接触した面積が予め定めた所定の面積以下であるかを判断する。押圧又は接触した面積が所定の面積よりも大きい場合は(S309のNo)、ペンや指による手書き入力ではない(例えば、ペン書きする際の手のひらが検出された)と考えられることからS301に戻って同様の処理を繰り返す。
一方、押圧又は接触した面積が所定の面積以下の場合は(S309のYes)、一定時間保持時間カウントフラグを解除(F=0に設定)する(S310)。次に、押圧又は接触した位置の詳細位置を検出し、検出位置に設定する(S311)。そして、S305で検出した詳細位置の座標とS311で検出した検出位置の座標とを比較する(S312)。
押圧又は接触した位置が移動していない場合(詳細位置の座標と検出位置の座標が同じ場合)は、S308に戻り、そのままの検出状態で検出を継続する。一方、押圧又は接触した位置が移動した場合(詳細位置の座標と検出位置の座標が異なる場合)は、S304に戻って、押圧又は接触した位置が属するエリアを検出する。
また、S308で、押圧又は接触が検出されないようになった場合は(S308のNo)、一定時間保持時間カウントフラグが解除(F=0に設定)されているかを判断し(S313)、一定時間保持時間カウントフラグが解除されている場合は、一定時間保持時間に所定時間(ここではT秒)を設定し、一定時間保持時間カウントフラグを設定(F=1に設定)する(S314)。その後、所定時間Tから1を減算し(S315)、所定時間Tが0になったかを判断する(S316)。所定時間Tが0でなければ、S308に戻って検出を継続する。一方、所定時間Tが0であれば、S301に戻って同様の処理を繰り返す。
このように、本実施例の情報閲覧装置100によれば、タッチパネルを予め複数のエリアに分割しておき、始めに、エリア毎に一括して押圧又は接触を検出し、押圧又は接触を検出したら、押圧又は接触した位置が属するエリア、若しくは、押圧又は接触した位置近傍のエリアは1ライン毎に検出する高密度の検出モードに設定し、それ以外のエリアは1ラインおきに間引きして検出する低密度の検出モードに設定し、設定した検出モードでタッチパネルを駆動するため、CPUや回路の負荷を軽減しつつ、高精度かつ高速に押圧又は接触を検出することができる。
なお、本発明は上記実施例の記載に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成及び制御は適宜変更可能である。
例えば、上記説明では、押圧又は接触した位置を含むエリア以外のエリアに関して、1ラインおきに検出する低密度の検出モードに設定する場合を示したが、3ライン中の2ラインを間引きするなど、間引きの程度は適宜設定することができる。
また、低密度の検出モードでは、一定の間隔でラインを間引きする構成としたが、押圧又は接触した位置から遠いほど押圧又は接触が検出される可能性は低くなると考えられることから、押圧又は接触した位置から離れるに従って間引き率が高くなるように、間引きパターンを変化させることもできる。
また、上記実施例では、押圧又は接触した位置を含むエリアは、全てのラインの検出素子をスキャンする構成としたが、本発明は、押圧又は接触した位置を含むエリアが、それ以外のエリアよりも検出密度が大きくなるように制御されればよく、例えば、押圧又は接触した位置を含むエリアを、それ以外のエリアよりも小さい間引き率で間引いて押圧又は接触を検出する構成とすることもできる。
また、上記実施例では、ラインを間引きして低密度に検出する構成としたが、検出素子単位で間引きする構成とすることもできる。
本発明は、タッチパネルを設けた表示部を備える装置、及び当該装置で動作するプログラム、並びにタッチパネル入力を制御する方法に利用可能である。
100 情報閲覧装置
101 CPU
102 メモリ
103 表示部
104 表示コントローラ
105 操作部
106 通信部
107 電池
108 コマンド入力処理部(タッチパネル位置検出サブCPU)
109 手書き入力処理部
110 ID検出部

Claims (15)

  1. 押圧又は接触を検出する複数の検出素子がマトリックス状に配列され、前記複数の検出素子が時分割でスキャンされるタッチパネルを備える入力装置において、
    前記タッチパネルから出力される信号に基づいて押圧又は接触された位置を特定し、当該位置を含む第1のエリアと、前記第1のエリア以外の第2のエリアと、に分割し、前記第1のエリアの検出密度が、前記第2のエリアよりも高くなるようにスキャンを制御する入力処理部を備え
    前記入力処理部は、前記押圧又は接触された位置近傍の前記検出素子を含むエリアを前記第1のエリアとして設定し、前記押圧又は接触された位置の移動速度に応じて、前記第1のエリアのサイズ若しくは形状を設定する、ことを特徴とする入力装置。
  2. 前記タッチパネルは、予め複数のエリアに分割されており、
    前記入力処理部は、前記複数のエリアの内の、前記押圧又は接触された位置が属するエリアを前記第1のエリアとして設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記入力処理部は、前記押圧又は接触された位置が前記第1のエリアに隣接するエリアに接近した場合は、前記隣接するエリアを、前記第1のエリアと同じ検出密度でスキャンさせる、ことを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記入力処理部は、押圧又は接触を検出するまでは、予め設定されたエリア単位で押圧又は接触を検出する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の入力装置。
  5. 前記入力処理部は、押圧又は接触が検出されなくなった後、予め定めた時間が経過するまでは、前記第1のエリア及び前記第2エリアに対するスキャン制御を維持する、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載の入力装置。
  6. 押圧又は接触を検出する複数の検出素子がマトリックス状に配列され、前記複数の検出素子が時分割でスキャンされるタッチパネルを備える装置で動作する入力制御プログラムであって、
    前記装置を、
    前記タッチパネルから出力される信号に基づいて押圧又は接触された位置を特定し、当該位置を含む第1のエリアと、前記第1のエリア以外の第2のエリアと、に分割し、前記第1のエリアの検出密度が、前記第2のエリアよりも高くなるようにスキャンを制御する入力処理部として機能させ、
    前記入力処理部は、前記押圧又は接触された位置近傍の前記検出素子を含むエリアを前記第1のエリアとして設定し、前記押圧又は接触された位置の移動速度に応じて、前記第1のエリアのサイズ若しくは形状を設定する、ことを特徴とする入力制御プログラム
  7. 前記タッチパネルは、予め複数のエリアに分割されており、
    前記入力処理部は、前記複数のエリアの内の、前記押圧又は接触された位置が属するエリアを前記第1のエリアとして設定する、ことを特徴とする請求項に記載の入力制御プログラム
  8. 前記入力処理部は、前記押圧又は接触された位置が前記第1のエリアに隣接するエリアに接近した場合は、前記隣接するエリアを、前記第1のエリアと同じ検出密度でスキャンさせる、ことを特徴とする請求項7に記載の入力制御プログラム。
  9. 前記入力処理部は、押圧又は接触を検出するまでは、予め設定されたエリア単位で押圧又は接触を検出する、ことを特徴とする請求項6乃至のいずれか一に記載の入力制御プログラム。
  10. 前記入力処理部は、押圧又は接触が検出されなくなった後、予め定めた時間が経過するまでは、前記第1のエリア及び前記第2エリアに対するスキャン制御を維持する、ことを特徴とする請求項6乃至のいずれか一に記載の入力制御プログラム。
  11. 押圧又は接触を検出する複数の検出素子がマトリックス状に配列され、前記複数の検出素子が時分割でスキャンされるタッチパネルを備える入力装置における入力制御方法であって、
    前記タッチパネルから出力される信号に基づいて押圧又は接触された位置を特定し、当該位置を含む第1のエリアと、前記第1のエリア以外の第2のエリアと、に分割するエリア設定ステップと、
    前記第1のエリアの検出密度が、前記第2のエリアよりも高くなるようにスキャンを制御して、押圧又は接触を検出する検出ステップと、を実行し、
    前記エリア設定ステップでは、前記押圧又は接触された位置近傍の前記検出素子を含むエリアを前記第1のエリアとして設定し、前記押圧又は接触された位置の移動速度に応じて、前記第1のエリアのサイズ若しくは形状を設定する、ことを特徴とする入力制御方法
  12. 前記タッチパネルは、予め複数のエリアに分割されており、
    前記エリア設定ステップでは、前記複数のエリアの内の、前記押圧又は接触された位置が属するエリアを前記第1のエリアとして設定する、ことを特徴とする請求項11に記載の入力制御方法
  13. 前記検出ステップでは、前記押圧又は接触された位置が前記第1のエリアに隣接するエリアに接近した場合は、前記隣接するエリアを、前記第1のエリアと同じ検出密度でスキャンする、ことを特徴とする請求項12に記載の入力制御方法
  14. 前記エリア設定ステップの前に、予め設定されたエリア単位で押圧又は接触を検出する一次検出ステップを実行する、ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一に記載の入力制御方法
  15. 前記検出ステップでは、押圧又は接触が検出されなくなった後、予め定めた時間が経過するまでは、前記第1のエリア及び前記第2エリアに対するスキャン制御を維持する、ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一に記載の入力制御方法。
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