JP5498026B2 - タッチパネル装置 - Google Patents

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Description

本発明はタッチパネル装置に係り、特に、アナログ方式のタッチパネル装置に関する。
従来から、車載器等の電子機器を操作対象とした入力装置として、ユーザが手指等の操作体を接触させることによる入力操作が可能とされたタッチパネルが用いられていた。
このようなタッチパネルには、タッチパネルへの操作結果がアナログ信号として入力されるアナログ方式のものと、操作結果がデジタル信号として入力されるデジタル方式のものとがあるが、このうち、アナログ方式のタッチパネルにおいては、入力されたアナログ信号を、タッチパネルの操作位置の座標を検出するためにデジタル信号へと変換するA/Dコンバータが備えられていた(例えば、特許文献1参照)。
また、この種のアナログ方式のタッチパネルに用いられるA/Dコンバータに対しては、タッチパネルから入力されたアナログ信号をデジタル信号へと変換(A/D変換)するための基準電圧として、リファレンス電圧を印加することが行われていた。そして、A/Dコンバータは、印加されたリファレンス電圧に基づいて入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換していた。
特開2001−306255号公報
しかしながら、従来は、タッチパネルの操作が行われておらず、操作位置の座標の検出を要しない状態においても、A/Dコンバータにリファレンス電圧が印加されていたため、消費電力が大きくなってしまうといった問題が生じていた。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであり、A/Dコンバータへのリファレンス電圧の印加にともなう消費電力を削減することができるタッチパネル装置を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明に係るタッチパネル装置は、操作位置に応じた電圧値を示すアナログ信号を入力するアナログ方式のタッチパネルと、このタッチパネルから入力される前記アナログ信号を、前記操作位置の座標を検出するためにデジタル信号へと変換するA/Dコンバータと、このA/Dコンバータにリファレンス電圧を印加するリファレンス電圧印加手段と、このリファレンス電圧印加手段によって前記A/Dコンバータに印加される前記リファレンス電圧の電圧値を制御するリファレンス電圧制御手段と、前記タッチパネルの操作が行われていない状態である無操作状態の継続時間を計測する計時手段とを備え、前記リファレンス電圧制御手段は、前記無操作状態において前記計時手段によって計測された前記継続時間が予め設定された閾値時間に達した場合における前記リファレンス電圧の電圧値を、前記タッチパネルの操作が行われている場合および前記無操作状態において前記計時手段によって計測された前記継続時間が前記閾値時間に達していない場合における前記リファレンス電圧の電圧値よりも低く、ON状態を維持する電圧値に制御するように形成されていることを特徴とする。
そして、このような構成によれば、リファレンス電圧制御手段により、無操作状態の継続時間が閾値時間に達した場合に、リファレンス電圧の電圧値を低下させることができるので、リファレンス電圧の印加にともなう消費電力を削減することができる。
また、前記リファレンス電圧制御手段は、前記タッチパネルの操作が行われている場合における前記リファレンス電圧の電圧値と、前記無操作状態において前記計時手段によって計測された前記継続時間が前記閾値時間に達していない場合における前記リファレンス電圧の電圧値とを同値に制御するように形成されていてもよい。
そして、このような構成によれば、リファレンス電圧の制御を簡素化することができ、リファレンス電圧制御手段の負担を軽減することができる。
さらに、前記A/Dコンバータの分解能を制御する分解能制御手段を備え、前記分解能制御手段は、前記リファレンス電圧制御手段による前記リファレンス電圧の電圧値の制御にともなって、前記無操作状態において前記計時手段によって計測された前記継続時間が前記閾値時間に達した場合における前記A/Dコンバータの分解能を、前記タッチパネルの操作が行われている場合および前記無操作状態において前記計時手段によって計測された前記継続時間が前記閾値時間に達していない場合における前記A/Dコンバータの分解能よりも低い値に制御するように形成されていてもよい。
そして、このような構成によれば、分解能制御手段により、リファレンス電圧の電圧値の低下にともなってA/Dコンバータの分解能を低下させることによって、さらなる省電力化を図ることができる。
さらにまた、前記分解能制御手段は、前記タッチパネルの操作が行われている場合における前記A/Dコンバータの分解能と、前記無操作状態において前記計時手段によって計測された前記継続時間が前記閾値時間に達していない場合における前記A/Dコンバータの分解能とを同値に制御するように形成されていてもよい。
そして、このような構成によれば、分解能の制御を簡素化することができ、分解能制御手段の負担を軽減することができる。
また、前記タッチパネルは、アナログ抵抗膜方式のタッチパネルとされていてもよい。
そして、このような構成によれば、アナログ抵抗膜方式のタッチパネルの無操作状態の継続時間が閾値時間に達した場合に、リファレンス電圧の電圧値を低下させることができ、リファレンス電圧の印加にともなう消費電力を削減することができる。
本発明によれば、A/Dコンバータへのリファレンス電圧の印加にともなう消費電力を削減することができる。
本発明に係るタッチパネル装置の実施形態において、タッチパネルを示す概略分解斜視図 本発明に係るタッチパネル装置の実施形態において、操作位置の座標の検出方法を説明するための説明図であって、(a)は、X座標の検出方法を、(b)は、Y座標の検出方法をそれぞれ説明するための説明図 本発明に係るタッチパネル装置の実施形態を示す全体図 本発明に係るタッチパネル装置の実施形態において、マイコンの内部構成を示すブロック図 本発明に係るタッチパネル装置の実施形態において、アナログ信号が示す電圧値に応じたリファレンス電圧の電圧値の設定状態を示すタイムチャート 本発明に係るタッチパネル装置の実施形態を示すフローチャート
以下、本発明に係るタッチパネル装置の実施の形態について、図1乃至図6を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるタッチパネル装置1は、アナログ抵抗膜方式のタッチパネル2を有している。このタッチパネル2は、固定電極板3と、この固定電極板3に図1の上方において対向する可動電極板4との2枚の電極板3,4を有しており、これらの電極板3,4は、図示しないスペーサを介して互いに所定の間隙を設けて配置されている。
固定電極板3は、ガラス等からなる図示しない固定側の基板の上面に、図1に示すようにITO(酸化インジウムスズ)等からなる固定側の透明導電膜5を形成し、この透明導電膜5の図1におけるY方向の両端部に銀ペースト等からなるX方向に長尺な正電極7および負電極8の一対の電極7,8を形成することによって構成されている。
また、可動電極板4は、PET等からなる図示しない可動側の基板の下面に、図1に示すようにITO等からなる可動側の透明導電膜10を形成し、この透明導電膜10の図1におけるX方向の両端部に銀ペースト等からなるY方向に長尺な正電極11および負電極12の一対の電極11,12を形成することによって構成されている。
そして、ユーザは、可動電極板4を上方から押圧して固定側の透明導電膜5と可動側の透明導電膜10とを互いに接触させるようにして、タッチパネル2の操作(入力操作)を行うことが可能とされている。
すなわち、透明導電膜5,10の接触点は、タッチパネル2の操作位置Pとなり、タッチパネル装置1は、このような操作位置PのX座標およびY座標を交互に検出するように構成されている。
具体的には、タッチパネル装置1は、操作位置PのX座標を検出する際には、図2(a)に示すように、可動電極板4の電極11,12間のみに電圧を印加した状態において、タッチパネル2の操作にともなって可動側の透明導電膜10に生じた電位勾配を、固定電極板3を通じて検出するようになっている。ここで、図2に示すように、可動電極板4の電極11,12間に印加された電圧をE〔V〕、可動側の透明導電膜10における操作位置Pと正電極11との間のX方向の等価抵抗をRX1〔Ω〕および可動側の透明導電膜10における操作位置Pと負電極12との間のX方向の等価抵抗をRX2〔Ω〕とすると、固定電極板3を通じて{RX2/(RX1+RX2)}×E〔V〕の電圧(以下、X座標電圧と称する)が検出されるようになっている。そして、タッチパネル装置1は、このようなX座標電圧に対応するX座標を、例えば、X座標電圧とX座標値との対応関係が記述されたテーブルから抽出すること等によって検出するようになっている。ただし、タッチパネル装置1は、このX座標電圧を後述するA/Dコンバータ20(図3参照)によるA/D変換を介してデジタル量として検出するようになっている。
また、タッチパネル装置1は、操作位置PのY座標を検出する際には、図2(b)に示すように、固定電極板3の電極7,8間のみに電圧を印加した状態において、タッチパネル2の操作にともなって固定側の透明導電膜5に生じた電位勾配を、可動電極板4を通じて検出するようになっている。ここで、図2に示すように、固定電極板3の電極7,8間に印加された電圧をE〔V〕、固定側の透明導電膜5における操作位置Pと正電極7との間のY方向の等価抵抗をRY1〔Ω〕および固定側の透明導電膜5における操作位置Pと負電極8との間のY方向の等価抵抗をRY2〔Ω〕とすると、可動電極板4を通じて{RY2/(RY1+RY2)}×E〔V〕の電圧(以下、Y座標電圧と称する)が検出されるようになっている。そして、タッチパネル装置1は、このようなY座標電圧に対応するY座標を、例えば、Y座標電圧とY座標値との対応関係が記述されたテーブルから抽出すること等によって検出するようになっている。ただし、タッチパネル装置1は、このY座標電圧を後述するA/Dコンバータ20によるA/D変換を介してデジタル量として検出するようになっている。
次に、図3は、本実施形態におけるタッチパネル装置1の全体図であり、この図3に示すように、タッチパネル装置1は、タッチパネル2以外にも、電源装置14およびマイコン15を有している。なお、図3において、タッチパネル2は、等価回路として示されている。
電源装置14は、操作位置Pの座標検出のための電圧を、可動電極板4の電極11,12間および固定電極板3の電極7,8間に選択的に印加するようになっている。そのための構成として、電源装置14の正極端子に連設された第1スイッチ17を有しており、この第1のスイッチ17は、可動電極板4の正電極11と固定電極板3の正電極7とに選択的に接続可能とされている。また、グランドに連設された第2スイッチ18を有しており、この第2スイッチ18は、可動電極板4の負電極12と固定電極板3の負電極8とに選択的に接続可能とされている。さらに、図4に示すように、マイコン15は、第1スイッチ17および第2スイッチ18の動作を制御するスイッチ制御部19を有している。このスイッチ制御部19は、X座標の検出のために、第1スイッチ17を可動電極板4の正電極11に接続するとともに、第2スイッチ18を可動電極板4の負電極12に接続することによって、電源装置14による可動電極板4の電極11,12間への電圧の印加を許容するようになっている。また、スイッチ制御部19は、Y座標の検出のために、第1スイッチ17を固定電極板3の正電極7に接続するとともに、第2スイッチ18を固定電極板3の負電極8に接続することによって、電源装置14による固定電極板3の電極7,8間への電圧の印加を許容するようになっている。スイッチ制御部19は、このようなX座標の検出のためのスイッチ17,18の制御と、Y座標の検出のためのスイッチ17,18の制御とを、タッチパネル2の操作の有無にかかわらずに交互に行うようになっている。
また、図3および図4に示すように、マイコン15には、A/Dコンバータ20が内蔵されており、このA/Dコンバータ20のAVREF(Analog Reference Voltage)端子22には、電源装置14によってリファレンス電圧が印加されるようになっている。すなわち、電源装置14は、リファレンス電圧印加手段として機能するようになっている。なお、このリファレンス電圧は、電源装置14からタッチパネル2の固定電極板3および可動電極板4に供給される電圧と同電圧であってもよい。また、本実施形態において、電源装置14は、後述するリファレンス電圧制御部26の制御にしたがってリファレンス電圧の電圧値を設定する電源電圧設定回路21を備えている。なお、電源装置14は、公知の可変電圧電源であってもよい。
さらに、図3に示すように、A/Dコンバータ20のアナログ入力端子23には、第3スイッチ24が連設されており、この第3スイッチ24は、スイッチ制御部19の制御により、可動電極板4の負電極12と固定電極板3の負電極8とに選択的に接続可能とされている。すなわち、スイッチ制御部19は、X座標の検出のために、第3スイッチ24を固定電極板3の負電極8に接続することによって、X座標電圧の電圧値を示すアナログ信号が固定電極板3側からA/Dコンバータ20側に入力することを許容するようになっている。また、スイッチ制御部19は、Y座標の検出のために、第3スイッチ24を可動電極板4の負電極12に接続することによって、Y座標電圧の電圧値を示すアナログ信号が可動電極板4側からA/Dコンバータ20側に入力することを許容するようになっている。なお、スイッチ制御部19は、X座標の検出のための第3スイッチ24の制御を、前述したX座標の検出のための第1スイッチ17および第2スイッチ18の制御に連動して行い、また、Y座標の検出のための第3スイッチ24の制御を、前述したY座標の検出のための第1スイッチ17および第2スイッチ18の制御に連動して行うようになっている。したがって、X座標の検出のための第3スイッチ24の制御と、Y座標の検出のための第3スイッチ24の制御とは、タッチパネル2の操作の有無にかかわらずに交互に行われることになる。これにより、タッチパネル2の操作が行われていない状態である無操作状態においては、0〔V〕のX座標電圧を示すアナログ信号と、0〔V〕のY座標電圧を示すアナログ信号とがA/Dコンバータ20に交互に入力されることになる。
A/Dコンバータ20は、X座標の検出の際には、AVREF端子22に入力されたリファレンス電圧を基準電圧として、このリファレンス電圧と固定電極板3側から入力されたX座標電圧を示すアナログ信号とを比較することによって、入力されたアナログ信号をマイコン15によるX座標の検出のためにデジタル信号へとA/D変換するようになっている。そして、マイコン15は、このA/D変換によって得られたデジタル信号が示すデジタル量のX座標電圧に基づいてX座標を検出するようになっている。
また、A/Dコンバータ20は、Y座標の検出の際には、AVREF端子22に入力されたリファレンス電圧を基準電圧として、このリファレンス電圧と可動電極板4側から入力されたY座標電圧を示すアナログ信号とを比較することによって、入力されたアナログ信号をマイコン15によるY座標の検出のためにデジタル信号へとA/D変換するようになっている。そして、マイコン15は、このA/D変換によって得られたデジタル信号が示すデジタル量のY座標電圧に基づいてY座標を検出するようになっている。
なお、図示はしないが、このようなX座標およびY座標の検出結果は、検出結果に対応するコマンドとしてタッチパネル装置1の操作対象機器におけるコマンド実行部に入力され、コマンド実行部において、入力されたコマンドが実行されることになる。なお、コマンド実行部は、マイコン15に内蔵されていてもよい。
さらに、本実施形態において、図4に示すように、マイコン15には、リファレンス電圧制御手段としてのリファレンス電圧制御部26が内蔵されており、このリファレンス電圧制御部26は、電源装置14によってA/Dコンバータ20に印加されるリファレンス電圧の電圧値を制御するようになっている。
また、マイコン15には、計時手段としての計時部27が内蔵されており、この計時部27は、タッチパネル2から入力されるアナログ信号に基づいて、タッチパネル2の無操作状態の継続時間を計測するようになっている。
そして、本実施形態において、リファレンス電圧制御部26は、図5(a)に示すように、X座標電圧を示すアナログ信号の入力状態(図5(b)参照)およびY座標電圧を示すアナログ信号の入力状態(図5(c)参照)ならびに計時部27による無操作状態の継続時間の計測結果に応じてリファレンス電圧の電圧値を制御するようになっている。なお、タッチパネル2の操作が行われている場合には、図5(b)におけるX座標電圧の値と図5(c)におけるY座標電圧の値とが交互に0〔V〕よりも大きくなり、タッチパネル2の無操作状態においては、図5(b)におけるX座標電圧の値と図5(c)におけるY座標電圧の値とがともに0〔V〕となる。
ここで、図5(a)に示すように、リファレンス電圧制御部26は、タッチパネル2の操作が行われている場合および無操作状態において刑事部27によって計測された継続時間が予め設定された閾値時間に達していない場合には、リファレンス電圧の電圧値が予め設定された高電圧側の値(図5における+5〔V〕)に設定されるように電源電圧設定回路21(換言すれば電源装置14)を制御するようになっている。
一方、リファレンス電圧制御部26は、無操作状態において計時部27によって計測された継続時間が閾値時間に達した場合には、リファレンス電圧の電圧値を予め設定された低電圧側の値(図5における+1〔V〕)に設定されるように電源電圧設定回路21を制御するようになっている。
すなわち、リファレンス電圧制御部26は、無操作状態において計時部27によって計測された継続時間が前記閾値時間に達した場合におけるリファレンス電圧の電圧値を、タッチパネル2の操作が行われている場合および無操作状態において計時部27によって計測された継続時間が前記閾値時間に達していない場合におけるリファレンス電圧の電圧値よりも低い値に制御するようになっている。また、リファレンス電圧制御部26は、タッチパネル2の操作が行われている場合におけるリファレンス電圧の電圧値と、無操作状態において計時部27によって計測された継続時間が前記閾値時間に達していない場合におけるリファレンス電圧の電圧値とを同値に制御するようになっている。
このような構成によれば、無操作状態の継続時間が閾値時間に達した場合に、リファレンス電圧の電圧値を低下させることができるので、リファレンス電圧の印加にともなう消費電力を削減することができる。また、リファレンス電圧制御部26によるリファレンス電圧の制御を簡素化することができるので、リファレンス電圧制御部26の処理負担を軽減することができる。
なお、図5に示すように、リファレンス電圧制御部26は、リファレンス電圧の電圧値を高電圧側の値から低電圧側の値へと切り替え制御した後に、タッチパネル2の操作が行われた場合には、電源電圧設定回路21(電源装置14)に対する制御により、リファレンス電圧の電圧値を高電圧側の値に復帰させるようになっている。
これにより、タッチパネル2の操作が再開された場合には、再び十分に高い電圧値のリファレンス電圧を印加することによってタッチパネル2の操作位置の座標を高精度に検出することができる。
上記構成に加えて、さらに、本実施形態において、マイコン15には、分解能制御手段としての分解能制御部28が内蔵されており、この分解能制御部28は、A/Dコンバータ20の分解能〔bit〕を制御するようになっている。
この分解能制御部28は、リファレンス電圧制御部26によってリファレンス電圧の電圧値が高電圧側の値に制御されることにともなって、A/Dコンバータ20の分解能を予め設定された高分解能側の値(例えば、10〔bit〕)に制御するようになっている。
一方、分解能制御部28は、リファレンス電圧制御部26によってリファレンス電圧の電圧値が低電圧側の値に制御されることにともなって、A/Dコンバータ20の分解能を予め設定された低分解能側の値(例えば、1〔bit〕)に制御するようになっている。
すなわち、分解能制御部28は、リファレンス電圧制御部26によるリファレンス電圧の電圧値の制御にともなって、無操作状態において計時部27によって計測された継続時間が閾値時間に達した場合におけるA/Dコンバータ20の分解能を、タッチパネル2の操作が行われている場合および無操作状態において計時部27によって計測された継続時間が閾値時間に達していない場合におけるA/Dコンバータ20の分解能よりも低い値に制御するようになっている。また、分解能制御部28は、タッチパネル2の操作が行われている場合におけるA/Dコンバータ20の分解能と、無操作状態において計時部27によって計測された継続時間が閾値時間に達していない場合におけるA/Dコンバータ20の分解能とを同値に制御するようになっている。
このような構成によれば、分解能制御部28により、リファレンス電圧の電圧値の低下にともなって、A/Dコンバータ20の分解能を低下させることによって、さらなる省電力化を図ることができる。また、分解能制御部28によるA/Dコンバータ20の分解能の制御を簡素化することができるので、分解能制御部28の処理負担を軽減することができる。
なお、分解能制御部28は、A/Dコンバータ20の分解能を高分解能側の値から低分解能側の値へと切り替え制御した後に、リファレンス電圧の電圧値が高電圧側の値に復帰されることにともなって、A/Dコンバータ20の分解能を高分解能側の値に復帰させるようになっている。
これにより、タッチパネルの操作2が再開された場合には、A/Dコンバータ20の分解能を再び十分に高い値にすることによってタッチパネル2の操作位置の座標を高精度に検出することができる。
次に、本実施形態の作用について、図6のフローチャートを用いて説明する。
なお、便宜上、初期状態においては、タッチパネル2の操作が行われており、リファレンス電圧制御部26の制御によって、リファレンス電圧の電圧値は高電圧側の値(図5(a)参照)に制御されているとともに、分解能制御部28の制御によって、A/Dコンバータ20の分解能は高分解能側の値に制御されているものとする。
そして、初期状態から、まず、図6のステップ1(ST1)においては、リファレンス電圧制御部26により、タッチパネル2側から入力されるアナログ信号が示す電圧値に基づいて、無操作状態になったか否かを判定し、無操作状態になった場合には、ステップ2(ST2)に進み、無操作状態になっていない場合には、ステップ1(ST1)に戻る。ステップ1(ST1)に戻る場合には、リファレンス電圧制御部26は、リファレンス電圧の電圧値を初期状態のまま高電圧側の値に制御し、これにともなって、分解能制御部28も、A/Dコンバータ20の分解能を初期状態のまま高分解能側の値に制御する。
次いで、ステップ2(ST2)においては、計時部27により、無操作状態の継続時間の計測を開始する。
次いで、ステップ3(ST3)においては、リファレンス電圧制御部26により、計時部27の計測結果が閾値時間に達したか否かを判定し、閾値時間に達した場合には、ステップ4(ST4)に進み、閾値時間に達していない場合には、ステップ9(ST9)に進む。
ステップ4(ST4)においては、リファレンス電圧制御部26により、リファレンス電圧の電圧値を低電圧側の値に制御してステップ5(ST5)に進む。
一方、ステップ9(ST9)においては、リファレンス電圧制御部26により、タッチパネル2側から入力されるアナログ信号が示す電圧値に基づいて、タッチパネル2の操作が行われたか否かを判定し、操作が行われた場合には、ステップ1(ST1)に戻り、無操作状態のままである場合には、ステップ10(ST10)に進む。
ここで、ステップ9(ST9)からステップ1(ST1)に戻る場合には、リファレンス電圧制御部26は、リファレンス電圧の電圧値を初期状態のまま高電圧側の値に制御し、これにともなって、分解能制御部28も、A/Dコンバータ20の分解能を初期状態のまま高分解能側の値に制御する。
また、ステップ10(ST10)においては、リファレンス電圧制御部26により、タッチパネル装置1の電源がオフになったか否かを判定し、オフになった場合には、処理を終了し、オフになっていない場合には、ステップ3(ST3)に戻る。
次いで、ステップ5(ST5)においては、分解能制御部28により、A/Dコンバータ20の分解能を低分解能側の値に制御してステップ6(ST6)に進む。
次いで、ステップ6(ST6)においては、リファレンス電圧制御部26により、タッチパネル2側から入力されるアナログ信号が示す電圧値に基づいて、タッチパネル2の操作が行われたか否かを判定し、操作が行われた場合には、ステップ7(ST7)に進み、無操作状態のままである場合には、ステップ11(ST11)に進む。
次いで、ステップ7(ST7)においては、リファレンス電圧制御部26により、リファレンス電圧の電圧値を再び高電圧側の値に制御してステップ8(ST8)に進む。
一方、ステップ11(ST11)においては、リファレンス電圧制御部26により、タッチパネル装置1の電源がオフになったか否かを判定し、オフになった場合には、処理を終了し、オフになっていない場合には、ステップ6(ST6)に戻る。
次いで、ステップ8(ST8)においては、分解能制御部28により、A/Dコンバータ20の分解能を再び高分解能側の値に制御してステップ1(ST1)に戻る。
以上述べたように、本実施形態によれば、リファレンス電圧制御部26により、無操作状態の継続時間が閾値時間に達した場合に、リファレンス電圧の電圧値を低電圧側の値に制御することができるので、リファレンス電圧の印加にともなう消費電力を削減することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、本発明をアナログ容量結合方式のタッチパネルに適用するようにしてもよい。
1 タッチパネル装置
2 タッチパネル
14 電源装置
20 A/Dコンバータ
26 リファレンス電圧制御部
1 計時部

Claims (5)

  1. 操作位置に応じた電圧値を示すアナログ信号を入力するアナログ方式のタッチパネルと、
    このタッチパネルから入力される前記アナログ信号を、前記操作位置の座標を検出するためにデジタル信号へと変換するA/Dコンバータと、
    このA/Dコンバータにリファレンス電圧を印加するリファレンス電圧印加手段と、
    このリファレンス電圧印加手段によって前記A/Dコンバータに印加される前記リファレンス電圧の電圧値を制御するリファレンス電圧制御手段と、
    前記タッチパネルの操作が行われていない状態である無操作状態の継続時間を計測する計時手段と
    を備え、
    前記リファレンス電圧制御手段は、前記無操作状態において前記計時手段によって計測された前記継続時間が予め設定された閾値時間に達した場合における前記リファレンス電圧の電圧値を、前記タッチパネルの操作が行われている場合および前記無操作状態において前記計時手段によって計測された前記継続時間が前記閾値時間に達していない場合における前記リファレンス電圧の電圧値よりも低く、ON状態を維持する電圧値に制御するように形成されていることを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 前記リファレンス電圧制御手段は、前記タッチパネルの操作が行われている場合における前記リファレンス電圧の電圧値と、前記無操作状態において前記計時手段によって計測された前記継続時間が前記閾値時間に達していない場合における前記リファレンス電圧の電圧値とを同値に制御するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記A/Dコンバータの分解能を制御する分解能制御手段を備え、
    前記分解能制御手段は、前記リファレンス電圧制御手段による前記リファレンス電圧の電圧値の制御にともなって、前記無操作状態において前記計時手段によって計測された前記継続時間が前記閾値時間に達した場合における前記A/Dコンバータの分解能を、前記タッチパネルの操作が行われている場合および前記無操作状態において前記計時手段によって計測された前記継続時間が前記閾値時間に達していない場合における前記A/Dコンバータの分解能よりも低い値に制御するように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記分解能制御手段は、前記タッチパネルの操作が行われている場合における前記A/Dコンバータの分解能と、前記無操作状態において前記計時手段によって計測された前記計測時間が前記閾値時間に達していない場合における前記A/Dコンバータの分解能とを同値に制御するように形成されていることを特徴とする請求項3に記載のタッチパネル装置。
  5. 前記タッチパネルは、アナログ抵抗膜方式のタッチパネルとされていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
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