JP5815326B2 - 動画像復号装置及び画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、右目用の画像を形成するための複数のマクロブロックを含む右目用マクロブロック群と、左目用の画像を形成するための複数のマクロブロックを含む左目用マクロブロック群とが同一フレームに形成された3次元ビデオストリームを復号(デコード)するための技術に関する。
特許文献1には、圧縮3次元元又はステレオビューの一方のビューのみを復号することにより、旧来の2次元ディスプレイ上で表示するための技術が記載されている(明細書段落0083−0085)。
特許文献2には、3次元ビデオストリームをサーチして片側のストリームだけを取り出して、ヘッダ情報を書き換えるだけで2次元ビデオストリームに変換するための技術が記載されている(明細書段落0018−0019)。
特許文献3には、2D(2次元)画像と3D(3次元)画像が混在して記憶された画像を再生するための技術が記載されている(明細書段落0001)。
特許文献4には、受信装置側の機能に応じて、3次元元映像と2次元映像との混在を再生するための技術が記載されている(明細書段落0006)。
特許文献5には、サイドバイサイド方式の3次元画像を2次元画像に変換するための技術が記載されている(明細書段落0076−0078)。
特開2005−124200号公報 特開2011−014956号公報 特開2008−042645号公報 特開2010−288234号公報 特開2010−034704号公報
上記のように、3次元ビデオストリームのフレームを全て復号してから左目用の画像のみを引き伸ばして再生すれば、2次元表示を行うことができる。しかし、全てのフレームを復号してから左目用の画像のみを抽出して再生する方式では、表示に不要な右目用の画像の復号処理を行う必要があるため、復号処理に時間がかかるし、復号処理のためのメモリが余分に必要となることが、本願発明者によって見いだされた。
本発明の目的は、3次元ビデオストリームを効率よく2次元表示させるための技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、右目用の画像を形成するための複数のマクロブロックを含む右目用マクロブロック群と、左目用の画像を形成するための複数のマクロブロックを含む左目用マクロブロック群とが同一フレームに形成された3次元ビデオストリームを復号する動画像復号装置において、2次元表示に必要な範囲に属するマクロブロックを復号対象として順次選択するためのマクロブロックセレクタを設ける。また、上記動画像復号装置に、上記マクロブロックセレクタによって選択されたマクロブロックを順次復号するための復号部と、上記マクロブロックセレクタによって選択されたマクロブロックの動きベクトルが、上記2次元表示に必要な範囲外を参照していた場合に、その動きベクトルの参照先を上記2次元表示に必要な範囲内に補正するための動きベクトルシフト部とを設ける。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、3次元ビデオストリームを効率よく2次元表示させることができる。
本発明にかかる画像表示装置の構成例ブロック図である。 サイドバイサイド方式の場合の復号処理の説明図である。 トップアンドボトム方式の場合の復号処理の説明図である。 動画像復号装置における主要動作のフローチャートである。 3次元ビデオストリームの復号処理におけるフレーム参照の説明図である。 サイドバイサイド方式によって符号化された3次元ビデオストリームにおける動きベクトルシフトの説明図である。 トップアンドボトム方式によって符号化された3次元ビデオストリームにおける動きベクトルシフトの説明図である。 3次元ビデオストリームにおける動きベクトルシフトのフローチャートである。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係る動画像復号装置(100)は、右目用の画像を形成するための複数のマクロブロックを含む右目用マクロブロック群と、左目用の画像を形成するための複数のマクロブロックを含む左目用マクロブロック群とが同一フレームに形成された3次元ビデオストリームを復号する。そしてこの動画像復号装置は、2次元表示に必要な範囲に属するマクロブロックを復号対象として順次選択するためのマクロブロックセレクタ(103)と、上記マクロブロックセレクタによって選択されたマクロブロックを順次復号するための復号部(110)と、上記マクロブロックセレクタによって選択されたマクロブロックの動きベクトルが、上記2次元表示に必要な範囲外を参照していた場合に、その動きベクトルの参照先を上記2次元表示に必要な範囲内に補正するための動きベクトルシフト部(108)とを含む。
上記の構成によれば、マクロブロックセレクタにおいてブロック選択が行われることで、2次元表示されないマクロブロックについては、復号部での処理が行われない。このため、全てのフレームを復号してから左目用の画像のみを再生する場合に比べて、復号時間を約1/2に短縮できるので、3次元ビデオストリームを効率よく2次元表示させることができる。また、マクロブロックセレクタにおいてブロック選択が行われることでマクロブロックの復号が省略された場合において、上記のように動きベクトルがシフトされて動きベクトルの補正が行われることにより、未復号領域の参照に起因する画質劣化を回避することができる。
〔2〕上記〔1〕において、上記復号部は、逆量子化処理を行う逆量子化器(104)と、上記逆量子化器の出力についての逆離散コサイン変換を行う逆離散コサイン変換器(105)と、復号済みのデータを取り出して予測画像を得る動き補償器(109)と、上記動き補償器の出力を上記逆離散コサイン変換器の出力に加算するための加算器(106)とを含んで構成することができる。
〔3〕上記〔2〕において、上記マクロブロックセレクタは、入力された3次元ビデオストリームが、サイドバイサイド方式で符号化されたものか、トップアンドボトム方式で符号化されたものかを判別し、その判別結果に応じて、2次元表示に必要な範囲を特定し、その範囲に属するマクロブロックを復号対象として順次選択するように構成することができる。
〔4〕上記〔3〕において、上記動きベクトルシフト部では、上記マクロブロックセレクタによって選択されたマクロブロックの動きベクトルが、右目用の画像を形成するためのマクロブロックを参照しているか否かの判別する第1判別処理を実行することができる。また、上記動きベクトルシフト部では、上記マクロブロックセレクタによって選択されたマクロブロックの動きベクトルが、右目用の画像を形成するためのマクロブロックを参照している場合に、入力された3次元ビデオストリームが、サイドバイサイド方式で符号化されたものか、トップアンドボトム方式で符号化されたものかを判別する第2判別処理を実行することができる。さらに上記動きベクトルシフト部では、上記第1判別処理及び上記第2判別処理の結果に応じて、動きベクトルの参照先を上記2次元表示に必要な範囲内に補正することができる。
〔5〕上記〔4〕において、上記マクロブロックセレクタの前段に、上記マクロブロックの区切れを解析可能な可変長復号処理を行うための可変長復号器(102)を配置することができる。
〔6〕上記〔5〕において、上記動画像復号装置(100)と、上記動画像復号装置の復号結果を2次元表示可能な表示部(400)とを含んで画像表示装置(10)を構成することができる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
《実施の形態1》
図1には、本発明にかかる画像表示装置の構成例が示される。
図1に示される画像表示装置10は、MPEG(Moving Picture Experts Group)−4での圧縮アルゴリズムで符号化された3次元ビデオストリームを復号して表示することができる。MPEG−4での圧縮アルゴリズムには、空間変換やフレーム間予測、量子化が採用される。空間変換では、空間変換に離散コサイン変換が用いられる。例えば8×8画素のマクロブロックを単位として、原画像もしくはフレーム間予測の予測誤差画像のDCT係数を求め、その係数を量子化している。例えばPフレームでは、時間軸で前方のフレーム1枚の画像を利用して符号化を行うが、Bフレームでは前方・後方2枚の画像を利用して符号化を行う。このようにして符号化(エンコード)されたものを表示するには、復号処理が必要となる。この復号処理では、例えば図5に示されるように、時間軸tでPフレームが順次参照される。
図1に示される画像表示装置10は、特に制限されないが、携帯電話機やデジタルビデオカメラなどに搭載されるもので、動画像復号装置100、ストリーム記録部200、2D/3D表示判定部300、表示部400を含む。ストリーム記録部200は半導体メモリとされ、この半導体メモリには、3次元ビデオストリームが記録されている。3次元ビデオストリームは、サイドバイサイド方式によって符号化されたものや、トップアンドボトム方式によって符号化されたものとされる。
動画像復号装置100は、ストリーム記録部200から取り込まれた3次元ビデオストリームを復号する機能を有する。この動画像復号装置100には、2D/3D表示判定部300からの2D/3Dコントロール信号が入力される。2D/3Dコントロール信号によって2次元表示が指定された場合、動画像復号装置100は、2次元表示のための復号処理を行う。2D/3Dコントロール信号によって3次元表示が指定された場合、動画像復号装置100は、3次元表示のための復号処理を行う。
動画像復号装置100は、バッファ(Buffer)101、可変長復号器(VLD)102、マクロブロックセレクタ(MB Selector)103、マクロブロックシフタ(MB Shifter)108、復号部110を含んで成る。
ストリーム記録部200からバッファ101に3次元ビデオストリームが転送される。バッファ(Buffer)31に格納された3次元ビデオストリームは、可変長復号器102に供給される。可変長復号器102では、入力された3次元ビデオストリームからピクチャーを構成する複数のブロックのカラーと輝度の予測残差成分が復号される。尚、この復号処理によって、マクロブロック間の境界が明確化される。
マクロブロックセレクタ103は、2D/3D表示判定部300からの2D/3Dコントロール信号に応じて、可変長復号器102からの出力信号について、対応するブロックの選択を行う。つまり、2次元表示と3次元表示とを選択的に指示可能な2D/3Dコントロール信号によって2次元表示が指示された場合に、その2次元表示に必要な範囲を特定し、その範囲に属するマクロブロックについてのカラーと輝度の予測残差成分が順次選択されて、後段の復号部110に供給される。このとき、マクロブロックセレクタ103によって選択されないマクロブロックについてのカラーと輝度の予測残差成分は、復号部110に供給されない。
動きベクトルシフタ108は、3次元ビデオストリームからピクチャーのマクロブロックの動きベクトルを復号する。また、動きベクトルシフタ108は、マクロブロックセレクタによって選択されたマクロブロックの動きベクトルが、右目用の画像を形成するためのマクロブロックを参照しているか否かの判別する。さらに動きベクトルシフタ108は、上記マクロブロックセレクタによって選択されたマクロブロックの動きベクトルが、右目用の画像を形成するためのマクロブロックを参照している場合に、入力された3次元ビデオストリームが、サイドバイサイド方式で符号化されたものか、トップアンドボトム方式で符号化されたものかを判別し、その判別結果に応じて、動きベクトルの参照先を上記2次元表示に必要な範囲内に補正する。この補正については後に詳述する。
復号部110は、逆量子化器(IQ)104、逆離散コサイン変換器(IDCT)105、加算器106、メモリ(MEM)107、及び動き補償器(MC)109を含む。
マクロブロックセレクタ103によって選択されたマクロブロックについてのカラーと輝度の予測残差成分が逆量子化器104で逆量子化処理され、逆離散コサイン変換器105で逆離散コサイン変換処理された後に、加算器106に供給される。加算器106の出力は、後段のメモリ107に書き込まれる。
ピクチャタイプが画面間予測を行わないIピクチャの場合、マクロブロックのデータがそのままメモリ107に格納される。これに対して、ピクチャタイプが画面間予測を伴うPピクチャや、Bピクチャの場合、マクロブロックのデータは動きベクトルが情報が付加されているため、可変長復号器102から供給される動きベクトルデータに基づいて動き補償器109が、メモリ107内の復号済みのデータを取り出して予測画像を得た後、加算器106で差分データが加算されて動き補償された画像データが得られる。つまり、動き補償器109では、動き補償のためのマクロブロックの予測画像が形成され、それが加算器106に供給され、逆離散コサイン変換器105の出力に加算されることで動き補償が行われる。このようにしてメモリ107内には、動き補償されたビデオ信号が得られる。このビデオ信号は、表示部400に転送されて表示される。
図4には、動画像復号装置100における主要動作のフローチャートが示される。
2D/3D表示判定部300において、2次元表示が指定されているか否かの判別が行われる(S1)。この判別において、2次元表示が指定されている(YES)と判断された場合には、マクロブロックセレクタ103において、MB(マクロブロック)座標が表示対象となるか否かの判別が行われる(S2)。MB(マクロブロック)座標が表示対象である(YES)と判断された場合、マクロブロック(MB)の復号化が行われる(S3)。しかし、MB座標が表示対象ではない(NO)と判断された場合には、当該MBについての復号が省略される(S4)。上記ステップS2での判別が、全てのマクロブロックについて行った場合には処理が終了される(S5)。また、上記ステップS1の判別において、2次元表示が指定されていない(NO)と判断された場合には、3次元表示のために全てのMBについて復号化される(S6,S7)。
上記ステップS3の処理は、入力された3次元ビデオストリームが、サイドバイサイド方式によって符号化されたものである場合と、トップアンドボトム方式によって符号化されたものとで異なる。
例えばサイドバイサイド方式によって符号化されたものである場合には、図2に示されるように処理される。ここでは、説明の便宜上、L(左)画像,R(右)画像を含む画像サイズを8×4(水平MB数=8、垂直MB数=4)とする。この場合、太線矢印で示されるように水平MB数を4個復号したら水平ラインを折り返して、L領域のみが復号されるようにする。R領域については復号されない。
これに対してトップアンドボトム方式によって符号化されたものである場合には、図3に示されるように、2ライン分の水平MB数を全て復号した時点で復号を打ち切ることでL領域のみが復号されるようにする。R領域については復号されない。
ここで、視聴者が3次元ビデオストリームの2次元表示を選択した場合には、動きベクトルシフタ108によって動きベクトルがチェックされる。復号済みの領域を参照した動きベクトルは、変換なしでそのまま動き補償器109へ動きベクトルが供給される。しかし、マクロブロックセレクタ103で選択されなかった領域(マクロブロック)を参照する動きベクトルについては、本来の動きベクトルが指し示す予測画像(PフレームやBフレームに相当)を参照することができないため、マクロブロックシフタ108では、本来の動きベクトルが指し示す予測画像に最も類似していると思われる復号済み領域を参照するように動きベクトルがシフトされることで補正される。このとき、可変長復号器102で得られた3次元フォーマット情報を用いてシフト方法が決定される。
図8には、動きベクトルシフトのフローチャートが示される。
MVシフタ108において、先ず動きベクトルがR領域を参照しているか否かの判別が行われる(S11)。この判別において、動きベクトルがR領域を参照している(YES)と判断された場合には、入力された3次元ビデオストリームが、サイドバイサイド方式によって符号化されたものであるか否かの判別が行われる(S12)。上記ステップS11の判別において、動きベクトルがR領域を参照しているか否か、さらには入力された3次元ビデオストリームが、サイドバイサイド方式によって符号化されたものであるか否かによって、補正内容が異なる(S13,S14、S15)。
例えば入力された3次元ビデオストリームが、サイドバイサイド方式によって符号化されたものである場合、例えば図6の(A)に示されるように、L領域における特定のマクロブロック(x=3,y=1)の動きベクトル61をMV(mv_x,mv_y)とし、この動きベクトル61が、R領域を参照していた場合には、図6の(B)の破線62で示される動きベクトルMV’(mv_x’,mv_y’)を得る。ここで、「mv_x’」は数1によって示され、「mv_y’」は、数2によって示される。
Figure 0005815326
ここで、「x_pic_size」は水平MB数を示す。「*」は乗算を意味する。「a」は動きベクトルの精度別の係数を示す。動きベクトルの精度別の係数は、整数画素単位の場合にはa=1とされ、1/2画素単位の場合a=2とされ、1/4画素単位の場合にはa=4とされる。
Figure 0005815326
例えばL(左)画像,R(右)画像を含む画像サイズを8×4(水平MB数=8、垂直MB数=4)とした場合の水平MB数(x_pic_size)は「8」となり、動きベクトル61のmv_xは「4」であるから、a=1の場合の破線62で示される動きベクトルMV’(mv_x’,mv_y’)は、MV’(0,0)となる。つまり、L領域において、R領域に対応する箇所が、本来の動きベクトルが指し示す予測画像に最も類似している箇所とされ、そこに動きベクトルがシフトされて動きベクトルの補正が行われる。このように動きベクトルが補正されることで、未復号領域の参照が回避される。
また、入力された3次元ビデオストリームがトップアンドボトム方式で符号化されたものである場合、上記ステップS12の判別において、サイドバイサイド方式ではない(NO)と判断され、次のように補正される。
例えば図7の(A)に示されるように、特定のマクロブロック(x=3,y=1)の動きベクトル71をMV(mv_x,mv_y)とし、この動きベクトル71が、ボトム領域を参照していた場合には、図7の(B)の破線72で示される動きベクトルMV’(mv_x’,mv_y’)を得る。ここで、「mv_x’」は数3によって示され、「mv_y’」は、数4によって示される。
Figure 0005815326
Figure 0005815326
つまり、トップ領域において、ボトム領域に対応する箇所が、本来の動きベクトルが指し示す予測画像に最も類似している箇所とされ、そこに動きベクトルがシフトされて動きベクトルの補正が行われる。
尚、上記ステップS11の判別において、動きベクトルがR領域を参照していない(NO)と判断された場合には、動きベクトルの補正は行われない。この場合、「mv_y’」及び「mv_x’」は、それぞれ数2、数3によって示される。
実施の形態1によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)マクロブロックセレクタ103においてブロック選択が行われることで、2次元表示されないマクロブロックについては、復号部110での処理が行われない。このため、全てのフレームを復号してから左目用の画像のみを再生する場合に比べて、復号時間を約1/2に短縮できるので、3次元ビデオストリームを効率よく2次元表示させることができる。
(2)マクロブロックセレクタ103においてブロック選択が行われることでマクロブロックの復号が省略された場合において、図6の(A)に示されるように、L領域における動きベクトル61が、R領域を参照するのをそのまま放置すると、未復号領域の参照に起因して画質劣化を生ずるおそれがある。これに対して、上記のように動きベクトルがシフトされて動きベクトルの補正が行われることにより、未復号領域の参照に起因する画質劣化を回避することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、図1に示される画像表示装置10は、2D/3D表示判定部300を省略して、2次元表示専用とすることができる。2次元表示専用の場合、サイドバイサイド方式あるいはトップアンドボトム方式において、2次元表示されないマクロブロックについては復号部110での処理が省略されるため、メモリ107の記憶容量を、図1に示される場合に比べて小さくできる。
10 画像表示装置
100 動画像復号装置
101 バッファ
102 可変長復号器
103 マクロブロックセレクタ
104 逆量子化器
105 逆離散コサイン変換器
106 加算器
107 メモリ
108 動きベクトルシフタ
109 動き補償器
110 復号部
200 ストリーム記録部
400 表示部

Claims (6)

  1. 右目用の画像を形成するための複数のマクロブロックを含む右目用マクロブロック群と、左目用の画像を形成するための複数のマクロブロックを含む左目用マクロブロック群とが同一フレームに形成された3次元ビデオストリームを復号するための動画像復号装置であって、
    上記右目用マクロブロック群または上記左目用マクロブロック群のうちの表示対象のマクロブロック群を復号対象として順次選択するためのマクロブロックセレクタと、
    上記マクロブロックセレクタによって選択されたマクロブロックを順次復号するための復号部と、
    上記マクロブロックセレクタによって選択されたマクロブロックの動きベクトルが、上記表示対象のマクロブロック群の上記復号部による復号によって生成された予測画像の範囲外を参照していた場合に、その動きベクトルの参照先を上記予測画像の範囲内に補正するための動きベクトルシフト部と、を含むことを特徴とする動画像復号装置。
  2. 上記復号部は、逆量子化処理を行う逆量子化器と、上記逆量子化器の出力についての逆離散コサイン変換を行う逆離散コサイン変換器と、復号済みのデータを取り出して上記予測画像を得る動き補償器と、上記動き補償器の出力を上記逆離散コサイン変換器の出力に加算するための加算器と、を含む請求項1記載の動画像復号装置。
  3. 上記マクロブロックセレクタは、入力された3次元ビデオストリームが、サイドバイサイド方式で符号化されたものか、トップアンドボトム方式で符号化されたものかを判別し、その判別結果に応じて、上記予測画像の範囲を特定し、その範囲に属するマクロブロックを復号対象として順次選択する請求項2記載の動画像復号装置。
  4. 上記動きベクトルシフト部は、上記マクロブロックセレクタによって選択されたマクロブロックの動きベクトルが、上記表示対象のマクロブロック群の上記復号部による復号によって生成された予測画像の範囲外を参照しているか否かの判別する第1判別処理と、
    上記マクロブロックセレクタによって選択されたマクロブロックの動きベクトルが、上記予測画像の範囲外を参照している場合に、入力された3次元ビデオストリームが、サイドバイサイド方式で符号化されたものか、トップアンドボトム方式で符号化されたものかを判別する第2判別処理とを実行し、上記第1判別処理及び上記第2判別処理の結果に応じて、動きベクトルの参照先を上記予測画像の範囲内に補正する請求項3記載の動画像復号装置。
  5. 上記マクロブロックセレクタの前段に、上記マクロブロックの区切れを解析可能な可変長復号処理を行うための可変長復号器が配置された請求項4記載の動画像復号装置。
  6. 請求項5記載の動画像復号装置と、
    上記動画像復号装置の復号結果を2次元表示可能な表示部と、を含む画像表示装置。
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