JP5810840B2 - 成形構造体の製造方法及び成形型 - Google Patents

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Description

本発明は、成形構造体の製造方法及び成形型に関する。
従来、ドアトリム等に用いられる成形構造体として、熱可塑性樹脂を含む材料からなる基材と、基材に接合された成形体(ブラケット等)とを備えたものが知られている(例えば下記特許文献1)。このような成形構造体の製造方法としては、次のような方法が知られている。まず、加熱されることで軟化溶融されたプレボードを成形型にてプレスすることで基材を成形する(基材成形工程)。次に、基材をプレスした状態で、成形型に形成されたキャビティ(成形空間)に対して溶融樹脂を射出することで基材上に成形体を成形する(成形体成形工程)。これにより、基材に接合された状態で成形体が成形される。
特開2009−113244号公報
しかしながら、上述した製造方法においては、プレボードが成形型によってプレスされた際に、プレボード(基材)を構成する熱可塑性樹脂を含む材料がキャビティに入り込む事態が懸念される。熱可塑性樹脂を含む材料(基材の一部)がキャビティに入り込むと、次の工程(成形体成形工程)において、キャビティに溶融樹脂を射出した際に、溶融樹脂の流動が妨げられるおそれがある。これにより、成形体の一部が成形されないなどの事態が生じ、成形体の品質が低下する事態が懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、成形体の品質をより高くすることが可能な成形構造体の製造方法を提供することを目的とする。また、このような成形構造体を成形することが可能な成形型を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の成形構造体の製造方法は、熱可塑性樹脂を含む材料からなる基材と、前記基材上に成形された成形体と、を備えた成形構造体の製造方法であって、プレボードを成形型によってプレス成形することで前記基材を成形する基材成形工程と、前記成形型によって前記基材がプレスされた状態で、前記成形型における前記基材との当接面に形成されたキャビティ内に溶融樹脂を射出することで、前記成形体を前記基材と接合された状態で成形する成形体成形工程と、を備え、前記成形型における前記当接面には、前記キャビティに隣接する形で溝部が形成され、前記基材成形工程では、前記成形型によって前記プレボードがプレスされた際に、前記プレボードを構成する前記熱可塑性樹脂を含む材料の一部が前記溝部に入り込むことに特徴を有する。
本発明によれば、基材成形工程において、プレボードが成形型によってプレスされた際に、プレボードを構成する熱可塑性樹脂を含む材料の一部が溝部に入り込む。このように、プレボード(基材)がプレスされた際にプレボードを構成する熱可塑性樹脂を含む材料の一部を溝部に逃がすことで、当該熱可塑性樹脂を含む材料がキャビティに入り込む事態を抑制することができる。これにより、次工程である成形体成形工程において、キャビティに溶融樹脂を射出した際に、溶融樹脂の流動が妨げられる事態を抑制できる。
上記構成において、前記溝部は、前記キャビティを挟む形で形成された一対の溝部とされるものとすることができる。
このような構成とすれば、キャビティの両側からキャビティに向かう熱可塑性樹脂を含む材料を一対の溝部の各々に逃がすことができる。これにより、プレボード(成形前の基材)がプレスされた際に、熱可塑性樹脂を含む材料がキャビティに入り込む事態をより確実に抑制できる。本発明の構成では、溝部の深さが大きい程、より多くの熱可塑性樹脂を含む材料を溝部に逃がすことができる。しかしながら、溝部の深さが大きい程、基材に生じる突部(溝部に侵入した熱可塑性樹脂を含む材料によって形成される部分)の突出高さが大きくなりやすい。これにより、突部の熱収縮などによる基材意匠面への影響が懸念される。この点、一対の溝部を備える構成であれば、溝部を一つのみ備える構成と比較して、各溝部の深さを小さくした場合であっても、熱可塑性樹脂を含む材料を逃がす性能を確保することができる。
また、前記キャビティは、前記成形体の形状に対応した形状をなす成形体キャビティと、前記成形体キャビティに連通され、前記成形体キャビティへ溶融樹脂を流通可能とする樹脂流通部と、を有し、前記溝部は、前記樹脂流通部に隣接する形で形成されているものとすることができる。
本発明によれば、樹脂流通部に隣接する形で溝部を形成することで、樹脂流通部に基材を構成する熱可塑性樹脂を含む材料が侵入する事態を抑制できる。これにより、樹脂流通部が基材によって塞がれる事態を抑制でき、成形体キャビティへ溶融樹脂をより確実に流通させることができる。
また、前記一対の溝部の断面積の合計が、前記キャビティの断面積よりも大きいものとすることができる。
このような構成とすれば、プレボードがプレスされた際に、より多くの熱可塑性樹脂を含む材料(プレボードの一部)を一対の溝部に逃がすことができ、キャビティに熱可塑性樹脂が入り込む事態をより確実に抑制できる。
次に、上記課題を解決するために、本発明の成形型は、熱可塑性樹脂を含む材料からなる基材と、前記基材上に成形された成形体と、を備えた成形構造体を成形するための成形型であって、プレボードをプレス成形することで前記基材を成形可能な一対の型を備え、前記一対の型のうち、いずれか一方の型において、前記基材との当接面には、前記成形体を成形するためのキャビティが形成され、前記当接面には、前記キャビティに隣接する形で溝部が形成されているものとすることができる。
本発明によれば、プレボードが一対の型によってプレスされた際に、熱可塑性樹脂を含む材料の一部(プレボードの一部)が溝部に入り込む。このように、プレボード(基材)がプレスされた際にプレボードを構成する熱可塑性樹脂を含む材料の一部を溝部に逃がすことで、当該熱可塑性樹脂を含む材料がキャビティに入り込む事態を抑制することができる。
本発明によれば、成形体の品質をより高くすることが可能な成形構造体の製造方法を提供することができる。また、このような成形構造体を成形することが可能な成形型を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る成形構造体を示す斜視図 図1の成形構造体を製造する製造方法を示す断面図(トリムボードが成形される前の状態) 基材成形工程を示す断面図(図1のA−A線で切断した図に対応) 図3の状態から取付ボス成形空間に溶融樹脂を射出した状態を示す断面図(成形体成形工程を示す図) 基材成形工程において、ランナー付近を拡大して示す断面図(図3のB−B線で切断した図に対応) 基材成形工程において、プレボードを構成する溶融樹脂が溝部に入り込んだ状態を示す断面図 比較例を示す断面図 図7の状態からプレボードをプレス成形した状態を示す断面図 他の実施形態を示す断面図
本発明の一実施形態を図1ないし図8によって説明する。本実施形態のドアトリム10(成形構造体)は、車両用ドアに取り付けられるもので、図1に示すように、トリムボード20(基材)と、トリムボード20上に成形された取付ボス30(成形体、機能部品)を備えている。
トリムボード20は略平板状をなし、繊維に熱可塑性樹脂(例えば、ポリプロピレン)を含浸させることで形成された混合物(熱可塑性樹脂を含む材料)から構成されている。トリムボード20は、マット状のプレボードP1(図2参照)をプレス成形することで圧縮(板厚を小さく)し、プレボードP1よりも密度が高い状態とすることにより成形される。なお、トリムボード20に用いられる繊維としては、例えば、木材等を解織して得た木質繊維やケナフ等の靭皮植物繊維などが用いられるが、繊維の種類はこれに限定されない。
なお、トリムボード20において、ポリプロピレンは繊維を繋ぐバインダーとしての役割を果たしている。またトリムボード20をポリプロピレンあるいは、その他の熱可塑性樹脂のみにて形成する、もしくはポリエチレンテレフタレート等のポリプロピレン以外の熱可塑性樹脂と繊維との混合物にて形成してもよい。
取付ボス30は、例えば、熱可塑性樹脂であるポリプロピレンによって形成され、図1に示すように、トリムボード20の裏面(車室内側の面)から突出する形で成形されている。また、取付ボス30は、トリムボード20と接合されている。取付ボス30は、円筒状をなす本体部31を有している。本体部31は、例えば、ドアトリム10に取り付けられる部品(例えば、ドアポケット、オーナメント、アームレストなど)の取付部として機能するものである。
また、取付ボス30は、本体部31の基端(トリムボード20との接合部分付近)から延びる複数の補強リブ32を有している。補強リブ32は、トリムボード20に対する本体部31の接合強度をより高くする機能を担っている。
取付ボス30は、トリムボード20を成形型50にセットした状態で、トリムボード20上に溶融樹脂を射出することで成形される(詳しくは後述)。つまり、取付ボス30は、成形と同時にトリムボード20への接合が行われるものとされる。
取付ボス30は、トリムボード20上に複数個(本実施形態では2個)形成されている。2つの取付ボス30(以下の説明では、符号30A,30Bを付す)は、成形型50に設けられた一箇所のゲート62(図4参照)から射出された溶融樹脂によってそれぞれ成形される(詳しくは後述)。
また、トリムボード20の裏面には、図1に示すように、2つの取付ボス30A,30Bのうち、一方の取付ボス30Aと連結される形で延びる第1リブ21が形成されている。この第1リブ21は、取付ボス30Aを成形する際に、ランナー66(図2参照、詳しくは後述)内に充填された溶融樹脂が冷却されることで形成されたもの(ランナー66の跡)である。また、第1リブ21における取付ボス30Aとの接続部分21Aは、取付ボス30Aに向かうにつれて、その突出高さが大きくなる構成となっている。
また、トリムボード20の裏面には、図1に示すように、2つの取付ボス30A,30Bを連結する形で、第2リブ22が延設されている。この第2リブ22は、取付ボス30Bを成形する際に、ランナー67(図2参照、詳しくは後述)内に充填された溶融樹脂が冷却されることで形成されたもの(ランナー67の跡)である。
また、本実施形態においては、トリムボード20の裏面(より具体的には、リブ21,22とトリムボード20の裏面との間)に不織布(図示せず)が貼り付けられていてもよい。表面形状が比較的粗いトリムボード20の表面に平坦な表面を有する不織布を貼付することにより、不織布の表面を溶融樹脂が流れやすくすることができる。つまり、ランナー66,67内を溶融樹脂が流れやすくすることができる。
そして、トリムボード20の裏面には、図1に示すように、第2リブ22を挟む形で、一対の突部26,27が形成されている。一対の突部26,27は、それぞれ第2リブ22に隣接する形で形成され、第2リブ22の延設方向に沿って延びる形状をなしている。
一対の突部26,27は、トリムボード20の成形時、すなわち、プレボードP1がプレス成形される際に形成されるものである。具体的には、図6に示すように、トリムボード20を構成する熱可塑性樹脂を含む材料の一部が、成形型50における一対の溝部76,77(詳しくは後述)に入り込むことで突部26,27が形成される。
次に、ドアトリム10を製造する成形装置40について説明する。本実施形態における成形装置40は、射出成形装置とされ、射出装置41と、成形型50(上型51及び下型61、一対の型)を備えている。射出装置41は、例えば、スクリュウタイプのものとされ、本実施形態では下型61に設けられている。
上型51は、図示しない駆動装置(例えば、電動モータ、エアシリンダ、油圧シリンダなど)によって、下型61(固定型)に対して移動が可能な可動型とされる。上型51を下型61に対して接近離間させることで成形型50の型閉じ及び型開きが可能な構成となっている。以下の説明では、図3及び図4に示す上型51及び下型61が型閉じされた状態を閉状態、図2に示す上型51及び下型61が型開きされた状態を開状態と呼ぶものとする。
下型61は、上型51との対向面61Aが上型51に向かって突き出す形状をなしている。また、上型51は、下型61との対向面が、下型61の形状に対応して凹む形状をなしている。上型51は、図3に示すように、閉状態では下型61に対して、トリムボード20の板厚に等しい距離だけ離間して対向配置される。
つまり、閉状態では上型51と下型61との間にはトリムボード20を成形するための基材成形空間S1が形成される。これにより、上型51及び下型61で、プレボードP1をプレスすると、プレボードP1が基材成形空間S1の形状に対応する形に圧縮され、トリムボード20が成形される構成となっている。
下型61の内部には、ランナー66に対する樹脂射出口であるゲート62が設けられている。ゲート62を通じて、射出装置41から、ランナー66に対して、溶融樹脂が射出可能な構成となっている。また、下型61には、取付ボス30Aを成形するための取付ボス成形空間S2、及び取付ボス30Bを成形するための取付ボス成形空間S3がそれぞれ形成されている。
ランナー66は、下型61において、ゲート62と取付ボス成形空間S2とを連通する形で形成されている。これにより、ランナー66を通じて射出装置41(ひいてはゲート62)から取付ボス成形空間S2内に溶融樹脂を射出可能な構成となっている。また、ランナー66における取付ボス成形空間S2との接続部分は、取付ボス成形空間S2に向かうにつれて、深さが大きくなっている。これにより、ランナー66から取付ボス成形空間S2に溶融樹脂が流動しやすい構成となっている。
ランナー67(キャビティ、樹脂流通部)は、下型61において、取付ボス成形空間S2と取付ボス成形空間S3(成形体キャビティ)とを連通する形で形成されている。これにより、取付ボス成形空間S2に射出された溶融樹脂は、ランナー67を通じて、取付ボス成形空間S3に流通される構成となっている。このように、本実施形態においては、溶融樹脂を射出するための射出装置41を一つ備えるだけで取付ボス成形空間S2及び取付ボス成形空間S3の各々に溶融樹脂を射出することができ、簡易な構成で2つの取付ボス30A,30Bを成形することができる。
また、取付ボス成形空間S2,S3は、下型61における上型51との対向面61A(一方の型における基材との当接面)にそれぞれ形成されている。つまり、取付ボス成形空間S2,S3は、外部への開口を有するものとされる。また、閉状態において、上述した基材成形空間S1は、図3に示すように、取付ボス成形空間S2,S3の各々と連通されている。なお、基材成形空間S1と取付ボス成形空間S2,S3の連通部分は、トリムボード20と各取付ボス30A,30Bとの接合部分に対応している。
取付ボス成形空間S2は、取付ボス30Aの本体部31を成形するための本体部成形空間S21と、取付ボス30Aにおける各補強リブ32を成形するための複数の補強リブ成形空間S22を有している。また、取付ボス成形空間S3は、取付ボス30Bの本体部31を成形するための本体部成形空間S31と、取付ボス30Bにおける各補強リブ32を成形するための複数の補強リブ成形空間S32を有している。つまり、本体部成形空間S21,S31は、本体部31の円筒形状に対応して凹む形状をなしており、補強リブ成形空間S22,S32は、補強リブ32の板形状に対応した溝形状をなしている。
図5及び図6に示すように、下型61における上型51との対向面61A(基材との当接面)において、ランナー67の形成箇所は、上型51に向かって突出する突出部63とされる。言い換えると、ランナー67は、突出部63の突出面を凹設することで形成されている。
また、突出部63には、一対の溝部76,77が形成されている。一対の溝部76,77は、それぞれ、ランナー67の延設方向に沿ってランナー67と隣接する形で延びている。一対の溝部76,77は、ランナー67を挟む形でそれぞれ配されている。なお、一対の溝部76,77、及びランナー67は、図5に示すように、その開口幅が上方(開口側)に向かうにつれて大きくなる形状をなしている。これにより、一対の溝部76,77、ランナー67から、ドアトリム10の型抜きを容易に行うことができる。
一対の溝部76,77は、例えば、図5に示すようにランナー67を対称軸として線対称な形状をなしている。また、図5に示すように、各溝部76,77の深さは、例えば、ランナー67の深さよりも小さいものとされる。一方、溝部76の深さ及び溝部77の深さの合計は、例えば、ランナー67の深さよりも大きいものとされる。なお、ここで言う各溝部76,77の深さ、及びランナー67の深さは、図5の上下方向の長さに対応している。さらに、溝部76の断面積及び溝部77の断面積の合計(一対の溝部の断面積の合計)は、例えば、ランナー67の断面積よりも大きいものとされる。
また、本実施形態においては、突出部63は、図6に示すように断面視略台形状をなしている。そして、突出部63の突出端面63Aを凹設する形でランナー67が形成されている。一方、溝部76,77は、突出部63における各傾斜面63B,63Cを凹設する形でそれぞれ形成されている。
また、本実施形態においては、ランナー66,67及び一対の溝部76,77は、下型61における上型51との対向面61A(一方の型において、基材との当接面)に凹設されている。つまり、ランナー66,67、一対の溝部76,77は上方(上型51側)に開口されている。これにより、例えば、切削加工等により、ランナー66,67、一対の溝部76,77を容易に形成することができる。
次に、成形装置40によるドアトリム10の製造方法について、図2ないし図6の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるドアトリム10の製造方法は、プレボードP1を成形するプレボード成形工程と、プレボードP1からトリムボード20を成形する基材成形工程(基材配置工程)と、トリムボード20上に取付ボス30を成形する成形体成形工程と、を備えている。
<プレボード成形工程>
プレボード成形工程では、例えば、繊維とポリプロピレンが混合されたマット材を加熱してプレス成形し、これを所定長さ(例えば、成形後のトリムボード20の長さ寸法よりも長めの寸法)で切断することによりプレボードP1を成形する。なお、プレボードP1は、成形直後では加熱されており、内部のポリプロピレンが軟化した状態となっている。
<基材成形工程(基材配置工程)>
まず、図2に示すように、プレボード成形工程によって成形されたプレボードP1を再度ポリプロピレンが溶融軟化する程度に加熱し、開状態にある上型51と下型61の間にセットする(図2及び図5の状態)。その後、図3及び図6に示すように、上型51及び下型61を型閉じすることで、成形型50によってプレボードP1がプレス成形される。また、これと同時にプレボードP1の周端部P2(外周不要部分)は両型51,61のせん断によって切除される。これにより、成形型50によってトリムボード20が成形される。
図5及び図6に示すように、プレボードP1において、突出部63に押圧された箇所は、その周囲の箇所に比して、圧縮される量が多くなる。これにより、トリムボード20において、突出部63に押圧された箇所は、その周囲の箇所に比して密度が高い高密度部24とされる。
また、成形型50によって、プレボードP1がプレスされた際には、プレボードP1に圧力が作用する。その結果、下型61の突出部63付近では、圧力が掛かったプレボードP1の一部(プレボードP1を構成する繊維及び溶融軟化された熱可塑性樹脂、熱可塑性樹脂を含む材料)が、ランナー67に向かう形で流動する。ランナー67に向けて流動した繊維及び熱可塑性樹脂(プレボードP1を構成する材料の一部)は、一対の溝部76,77に入り込む(図6参照)。
なお、このときの繊維及び熱可塑性樹脂(溶融樹脂)の流れを図6において矢線f1、f2、f3で示してある。なお、一対の溝部76,77に入り込んだ溶融樹脂が固まることで、トリムボード20における一対の突部26,27が形成される。
また、成形されたトリムボード20は、取付ボス成形空間S2,S3の開口を閉塞した状態で成形型50に配置されている。つまり、本工程は、トリムボード20を成形するとともに、次の成形体成形工程に備えて、トリムボード20を成形型50に配置する工程(基材配置工程)とされる。なお、取付ボス成形空間S2,S3は、トリムボード20に閉塞されることで閉じた空間として形成される。
<成形体成形工程>
次に、成形型50によってトリムボード20がプレスされた状態(取付ボス成形空間S2及び取付ボス成形空間S3の開口がトリムボード20によって閉塞された状態、図3の状態)で、射出装置41によりゲート62から溶融樹脂をランナー66に射出する。なお、このとき、トリムボード20の温度を、トリムボード20内部のポリプロピレンが軟化する温度としておく。
ランナー66に射出された溶融樹脂は、図4に示すように、ランナー66を通じて、取付ボス成形空間S2内へ流動し、供給される。また、取付ボス成形空間S2内へ供給された溶融樹脂は、ランナー67を通じて、取付ボス成形空間S3に流動し、供給される。これにより、取付ボス成形空間S2及び取付ボス成形空間S3に溶融樹脂が充填される。
取付ボス成形空間S2,S3に溶融樹脂が充填される過程においては、溶融樹脂がトリムボード20内部の軟化したポリプロピレンを上方へ押し込みつつ、この軟化したポリプロピレンに代わって繊維の内部へと浸透する。これと同時に、繊維の内部に浸透した溶融樹脂は、トリムボード20内部の軟化したポリプロピレンと混ざり合い、渾然一体となる(混融される)。
こうして、取付ボス成形空間S2,S3の双方に溶融樹脂を充填させ、その後、溶融樹脂が冷却されることで、図4に示すように、取付ボス30A,30Bがトリムボード20と接合された状態で成形される。なお、ランナー66及びランナー67に充填された溶融樹脂は、冷却することで、トリムボード20上における第1リブ21及び第2リブ22としてそれぞれ形成される。この後、成形型50を開き、取付ボス30がトリムボード20と一体的に接合された状態のドアトリム10を脱型することで、ドアトリム10の製造が完了する。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、基材成形工程において、プレボードP1が成形型50によってプレスされた際に、プレボードP1を構成する繊維及び熱可塑性樹脂の一部が溝部76,77に入り込む。このように、プレボードP1(基材)がプレスされた際にプレボードP1を構成する繊維及び熱可塑性樹脂の一部を溝部76,77に逃がすことで、当該繊維及び熱可塑性樹脂がランナー67に入り込む事態を抑制することができる。これにより、次工程である成形体成形工程において、ランナー67に溶融樹脂を射出した際に、溶融樹脂の流動が妨げられる事態を抑制できる。
これについて、図7及び図8の比較例を挙げて具体的に説明する。仮に、溝部76,77が形成されていない構成の場合、図7及び図8に示すように、プレボードP1を構成する繊維及び熱可塑性樹脂が、成形型50によってプレスされることで、ランナー67に入り込む可能性がある。
このようなランナー67に入り込んだ熱可塑性樹脂を含む材料(繊維及び熱可塑性樹脂、トリムボード20の一部)は、成形体成形工程において、取付ボス30Bを成形するための溶融樹脂がランナー67内を流れることを妨げるおそれがある。特に、繊維は、ランナー67内における流動性が低いため、溶融樹脂の流動を妨げる主な要因となっていると考えられる。これにより、ゲート62から射出された溶融樹脂が取付ボス成形空間S3に充填されず取付ボス30Bの一部が成形されない事態が懸念される。
この点、本実施形態においては、プレボードP1がプレスされた際にプレボードP1を構成する繊維及び熱可塑性樹脂の一部がランナー67に入り込む事態を抑制することができる。このため、取付ボス30Bの欠品などが生じる事態をより確実に抑制することができ、ドアトリム10の品質をより高くすることができる。
また、本実施形態では、ランナー67を挟む形で一対の溝部76,77が形成されている。
このような構成とすれば、ランナー67の両側からランナー67に向かう繊維及び熱可塑性樹脂を一対の溝部76,77の各々に逃がすことができる。これにより、プレボードP1がプレスされた際に、プレボードP1を構成する繊維及び熱可塑性樹脂がランナー67に入り込む事態をより確実に抑制できる。
本実施形態のように、溝部76,77に繊維及び熱可塑性樹脂を逃がす構成の場合、溝部76,77の深さが大きい程、より多くの繊維及び熱可塑性樹脂を溝部76,77に逃がすことができる。しかしながら、溝部76,77の深さが大きい程、トリムボード20に生じる突部26,27(溝部76,77に侵入した繊維及び熱可塑性樹脂によって形成される部分)の突出高さが大きくなりやすい。
これにより、突部26,27が高くなると、突部26,27の熱収縮などによるトリムボード20の意匠面への影響が懸念される。この点、一対の溝部76,77を備える構成であれば、溝部を一つのみ備える構成と比較して、各溝部76,77の深さを小さくした場合であっても、繊維及び熱可塑性樹脂を逃がす性能(言い換えると、溝部の総体積)を確保することができる。
また、取付ボス30Bの形状に対応した形状をなす取付ボス成形空間S3と、取付ボス成形空間S3に連通され、取付ボス成形空間S3へ溶融樹脂を流通可能とするランナー67と、を有し、溝部76,77は、ランナー67に隣接する形で形成されている。
本実施形態によれば、ランナー67に隣接する形で溝部76,77を形成することで、ランナー67にトリムボード20を構成する繊維及び熱可塑性樹脂が入り込む事態を抑制できる。これにより、ランナー67がトリムボード20によって塞がれる事態を抑制でき、取付ボス成形空間S3へ溶融樹脂をより確実に流通させることができる。
また、一対の溝部76、77の断面積の合計が、ランナー67の断面積よりも大きいものとされる。
このような構成とすれば、プレボードP1がプレスされた際に、より多くの繊維及び熱可塑性樹脂を一対の溝部76,77に逃がすことができ、ランナー67に繊維及び熱可塑性樹脂が入り込む事態をより確実に抑制できる。
また、本実施形態によれば、突出部63が形成されている。このためプレボードP1において、突出部63に押圧された箇所は、その周囲の箇所に比して、圧縮される量が多くなる(図5及び図6参照)。これにより、トリムボード20において、突出部63に押圧された箇所は、その周囲の箇所に比して密度が高い高密度部24とされる。
このような構成とすれば、成形体成形工程において、ランナー67に溶融樹脂が射出された際には、高密度部24が、その周囲の箇所と同じ密度である構成と比較して、高密度部24に溶融樹脂が浸み込みにくくなる。また、高密度部24は、突出部63によって他の箇所よりも高い圧力で押圧される。このため、高密度部24と突出部63の間に溶融樹脂が侵入しにくくなる。以上のことから、高密度部24の表面に溶融樹脂が染み出す(現出する)事態を抑制することができる。
これにより、トリムボード20と第2リブ22(ランナー67に充填された溶融樹脂によってトリムボード20上に形成されるリブ)との接合面積が増加する事態を抑制でき、第2リブ22の熱収縮に起因してトリムボード20における意匠面(第2リブ22の形成面と反対側の面)に凹凸が生じる事態を抑制できる。
本実施形態においては、突出部63付近において、プレボードP1がより強く押圧される。つまり、突出部63付近では、プレボードP1を構成する繊維及び熱可塑性樹脂が、より強く圧縮される結果、より多くの繊維及び熱可塑性樹脂がランナー67に向かいやすい構成となっている。
そこで、本実施形態では、突出部63に一対の溝部76,77を形成することとした。これにより、繊維及び熱可塑性樹脂がランナー67に侵入する事態をより確実に抑制することができる。
なお、ランナー67への繊維及び熱可塑性樹脂の侵入をより確実に防ぐためには、溝部76,77は、ランナー67に対してより近い位置に形成することが好ましい。しかしながら、突出部63の突出端面63Aに溝部76,77を形成すると、突出部63によって、プレボードP1を強く押圧することができない。つまり、上述した高密度部24の形成を妨げてしまう。
そこで、本実施形態では、溝部76,77を突出部63の突出端面63Aに形成することを避け、突出部63の各傾斜面63B,63Cに溝部76,77を形成することとした。これにより、突出部63の本来の機能(高密度部24の形成)を損なうことなく、繊維及び熱可塑性樹脂がランナー67に侵入する事態を抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、成形構造体としてドアトリム10を、基材としてトリムボード20を例示したが、これに限定されない。成形構造体としては、ドアトリム10を構成するオーナメント基材、シートのバックボード、シートの機能品を隠蔽するシールド材などの熱可塑性樹脂を含む基材と、この基材に対して溶融樹脂を射出成形することで成形された成形体とを備えるものであればよい。また、ドアトリム10には、取付ボス30以外の部品が設けられていてもよい。なお、上記実施形態では、熱可塑性樹脂を含む材料(プレボードP1を構成する材料)として、繊維と熱可塑性樹脂の混合物を例示したが、これに限定されない。熱可塑性樹脂を含む材料としては、仮にランナー67に侵入した場合に、取付ボス30を形成する溶融樹脂の流動を妨げる虞がある材料であればよく、例えば繊維以外の材質が熱可塑性樹脂と混合されているものであってもよい。
(2)上記実施形態では、成形体として取付ボス30を例示したが、これに限定されない。例えば、成形体として、ドアインナパネルに取り付け可能なブラケットなどを例示することができる。
(3)取付ボス30の個数は上記実施形態で例示した数に限定されず適宜変更可能である。例えば、トリムボード20上に取付ボス30が一つのみ形成されていてもよい。
(4)基材上に成形される複数の成形体の形状は、各々異なる形状であってもよい。例えば、2つの取付ボス30A,30Bの形状は、各々異なる形状であってもよい。
(5)上記実施形態では、ランナー67の両側に溝部76,77がそれぞれ設けられている構成を例示したが、これに限定されない。溝部は、ランナー67の片側にのみ形成されていてもよい。つまり、溝部の形成箇所は一箇所であってもよい。
(6)上記実施形態では、溝部が隣接されるキャビティとして、ランナー67(樹脂流動部)を例示したが、これに限定されない。溝部は、成形体を成形するためのキャビティに隣接しているものであればよい。例えば、取付ボス30を成形するための取付ボス成形空間S2,S3に隣接する形で溝部を形成してもよい。
(7)上記実施形態では、ランナー67及び溝部76,77が、下型61における突出部63に設けられている構成を例示したが、この構成に限定されない。成形型50は、突出部63を有していないものであってもよい。また、溝部76,77は、突出部63以外の箇所(例えば図9に示す平坦部)に設けられていてもよい。
(8)上記実施形態では、突出部63がランナー67の形成箇所に設けられている構成を例示したが、これに限定されない。例えば、突出部63がランナー66の形成箇所に設けられていてもよい。
(9)各溝部76,77の寸法(深さ、溝幅、長さ及び断面積)は、上記実施形態で例示したものに限定されず適宜変更可能である。例えば、各溝部76,77の深さは、ランナー67の深さより大きくてもよい。また、溝部76の断面積及び溝部77の断面積の合計は、ランナー67の断面積より小さくてもよい。各溝部76,77の寸法(ひいては体積)は、ランナー67に侵入しようとする繊維及び溶融樹脂を溝部76,77に対して十分に逃がすことができる値であれば適宜変更可能である。例えば、溝部の形成数が一つのみの場合は、その溝部の断面積をランナー67の断面積よりも大きくしてもよい。
(10)トリムボード20及び取付ボス30の材質は上記実施形態で例示したものに限定されず適宜変更可能である。
(11)上記実施形態では、上型51を可動型とし、下型61を固定型としたが、これに限定されない。また、ランナー67及び溝部76,77の形成箇所は、下型61に限定されない。ランナー67及び溝部76,77などの取付ボス30を成形するための構成は、例えば、上型51に形成されていてもよい。
10…ドアトリム(成形構造体)、20…トリムボード(基材)、30…取付ボス(成形体)、50…成形型、51…上型(一対の型を構成)、61…下型(一対の型のうち一方の型)、61A…下型における上型との対向面(成形型における基材との当接面)、67…ランナー(樹脂流通部、キャビティの一部)、76,77…一対の溝部、P1…プレボード、S3…取付ボス成形空間(成形体キャビティ)

Claims (5)

  1. 熱可塑性樹脂を含む材料からなる基材と、前記基材上に成形された成形体と、を備えた成形構造体の製造方法であって、
    プレボードを成形型によってプレス成形することで前記基材を成形する基材成形工程と、
    前記成形型によって前記基材がプレスされた状態で、前記成形型における前記基材との当接面に形成されたキャビティ内に溶融樹脂を射出することで、前記成形体を前記基材と接合された状態で成形する成形体成形工程と、を備え、
    前記成形型における前記当接面には、前記キャビティに隣接する形で溝部が形成され、
    前記基材成形工程では、前記成形型によって前記プレボードがプレスされた際に、前記プレボードを構成する前記熱可塑性樹脂を含む材料の一部が前記溝部に入り込むことを特徴とする成形構造体の製造方法。
  2. 前記溝部は、前記キャビティを挟む形で形成された一対の溝部とされることを特徴とする請求項1に記載の成形構造体の製造方法。
  3. 前記キャビティは、前記成形体の形状に対応した形状をなす成形体キャビティと、前記成形体キャビティに連通され、前記成形体キャビティへ溶融樹脂を流通可能とする樹脂流通部と、を有し、
    前記溝部は、前記樹脂流通部に隣接する形で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の成形構造体の製造方法。
  4. 前記一対の溝部の断面積の合計が、前記キャビティの断面積よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の成形構造体の製造方法。
  5. 熱可塑性樹脂を含む材料からなる基材と、前記基材上に成形された成形体と、を備えた成形構造体を成形するための成形型であって、
    プレボードをプレス成形することで前記基材を成形可能な一対の型を備え、
    前記一対の型のうち、いずれか一方の型において、前記基材との当接面には、前記成形体を成形するためのキャビティが形成され、
    前記キャビティは、前記成形体の形状に対応した形状をなす成形体キャビティと、前記成形体キャビティに連通され、前記成形体キャビティへ溶融樹脂を流通可能とする樹脂流通部と、を有し、
    前記当接面には、前記樹脂流通部の延設方向に沿って前記樹脂流通部と隣接する形で、前記キャビティとは非連通である溝部が形成されていることを特徴とする成形型。
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