JP5808115B2 - 易開閉プラスチックキャップ及びそれと容器の組み合わせ - Google Patents
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Description
しかしながら、プラスチックキャップは、コストダウンを目的とした樹脂量低減が推進されていることもあり、近年、キャップ高さが従来高さよりも低いキャップも一部市場に出回っている状況である。特に、プラスチックキャップのスカート壁51の外径(r1)も高さ寸法(h)も小さい場合、容器口部55の外周面に形成しているネックリング60をスカート壁51と一緒に誤って掴んでしまうことがあり、掴む力がスカート壁51とネックリング60とに分散するため、開封しづらいことがあった。また、タンパーエビデントバンド54自体を掴んでしまった場合も、同様のおそれがあった。したがって、スカート壁51のタンパーエビデントバンド54の外径(r2)を大きくして、ネックリング60も一緒に掴んでしまわないようにすることが考えられる。
すなわち、本発明によれば、円形天面壁と該円形天面壁の周縁から垂下するスカート壁から成り、
該スカート壁は下部に周状破断部を有し、前記スカート壁は前記周状破断部より上部の主部と、下部のタンパーエビデントバンドとからなり、
主部の内周面には、容器口部の外周面に形成されている雄螺条と螺合する雌螺条が形成されており、
前記タンパーエビデントバンドの内周面には、前記容器口部の雄螺条より下方に形成されている鍔部に下方より係止する係止片が周方向に間隔をおいて複数個設けられているプラスチックキャップであって、
前記タンパーエビデントバンドの外方には間隔をおいて環状張り出し部が設けられており、該環状張り出し部と前記タンパーエビデントバンドとは径方向に延び、少なくとも前記タンパーエビデントバンドの内周面に設けられている複数の係止片の隣り合う2つの係止片間に対応する位置で接続されている複数の連結部又は環状の連結部によって接続されていることを特徴とする易開閉プラスチックキャップが提供される。
すなわち、本願のプラスチックキャップは、スカート壁は下部に周状破断部を有し、周状破断部より上部の主部と、下部のタンパーエビデントバンドとからなり、タンパーエビデントバンドの内周面には、容器口部の雄螺条より下方に形成されている鍔部に下方より係止する係止片が周方向に間隔をおいて複数個設けられており、そのタンパーエビデントバンドの外方には間隔をおいて環状張り出し部が設けられており、環状張り出し部とタンパーエビデントバンドとは径方向に延びる複数の連結部又は環状の連結部によって接続されているため、開封時に手で掴む力の大半がスカート壁主部にかかるよう、容器口部のネックリング及びタンパーエビデントバンドを一緒に掴んでしまわない形状になっているとともに、専用の特殊形状の容器を必要とせず、従来のボトル容器に対応した構成となっている。
この環状張り出し部13の外径(R1)は、スカート壁5の主部7の外径より大きく、また、容器口部3のネックリング14の外径(R2)と同等以上(R1≧R2)であるため、開封時に手で掴む力の大半が主部7にかかるよう、容器口部のネックリング14及びタンパーエビデントバンド8を一緒に掴んでしまわない形状となっている。
本願のキャップは、図3を参照してわかるように、連結部24を、少なくともタンパーエビデントバンド8の隣り合う2つの係止片12間に対応する位置で接続しているため、タンパーエビデントバンド8自体の肉厚を薄く軽量化した場合においても、係止片12の存在しないバンド部分を環状張り出し部13により外側から補強することが可能となり、そして、係止片12が形成されている位置のタンパーエビデントバンド8はもともと強度が増幅しているから、上記の連結部24による強度上昇と相俟って、タンパーエビデントバンド8の肉厚をかなり薄肉にすることが可能になっている。
また、同様に、図1における複数の連結部24の下部を部分的に肉抜きすることで、さらに素材量の低減を図ることも可能である(図5参照)。
また、図7のように連結部24間にさらに補助連結部25を設けることも可能である。その場合、接続位置は、図からわかるように、周方向に形成されている係止片12に対して、ほぼ中間に対応する位置で接続することが好ましい。
この易開封プラスチックキャップ1は、円形天面壁4の周縁からスカート壁5を垂下させてなり、容器2の口部3に液密に螺着するものである(図1参照)。したがって、容器2の口部3から乳飲料、コーヒー飲料、果汁飲料などの液状物を充填したあと、容器2の口部3に易開封プラスチックキャップ1をあてがい、閉栓方向に回転させて容器2の口部3に液密に螺着して、飲料製品として市場に出荷される。
2 容器
3、55 口部
4、50 円形天面壁
5、51 スカート壁
6、52 周状破断部
7、53 主部
8、54 タンパーエビデントバンド
9、56 雄螺条
10、57 雌螺条
11、58 顎部
12、59 係止片
13 環状張り出し部
14、60 ネックリング
20 インナーリング
21 シールリング
22 スベリ止め
23 肉抜き部
24 連結部
25 補助連結部
53a 裾部
h スカート壁の高さ寸法
R1 鍔部の外径
R2 ネックリングの外径
r1 スカート壁の外径
r2 タンパーエビデントバンドの外径
t1 タンパーエビデントバンドの肉厚
t2 主部の肉厚
Claims (3)
- 円形天面壁4と該円形天面壁4の周縁から垂下するスカート壁5から成り、
該スカート壁5は下部に周状破断部6を有し、前記スカート壁5は前記周状破断部6より上部の主部7と、下部のタンパーエビデントバンド8とからなり、
主部7の内周面には、容器口部3の外周面に形成されている雄螺条9と螺合する雌螺条10が形成されており、
前記タンパーエビデントバンド8の内周面には、前記容器口部3の雄螺条9より下方に形成されている鍔部11に下方より係止する係止片12が周方向に間隔をおいて複数個設けられているプラスチックキャップであって、
前記タンパーエビデントバンド8の外方には間隔をおいて環状張り出し部13が設けられており、該環状張り出し部と前記タンパーエビデントバンド8とは径方向に延び、少なくとも前記タンパーエビデントバンドの内周面に設けられている複数の係止片の隣り合う2つの係止片間に対応する位置で接続されている複数の連結部24又は環状の連結部によって接続されていることを特徴とする易開閉プラスチックキャップ。 - 前記連結部24は、前記タンパーエビデントバンド8の内周面に設けられている複数の係止片12の隣り合う2つの係止片のそれぞれの端部を跨るように接続されている請求項1記載の易開閉プラスチックキャップ。
- 請求項1または2に記載の易開閉プラスチックキャップと容器の組み合わせにおいて、前記環状張り出し部13の外径R1が、少なくとも前記容器口部3の鍔部11より下方にあるネックリング14の外径R2と同等以上であることを特徴とする易開閉プラスチックキャップと容器の組み合わせ。
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JP2011036644A JP5808115B2 (ja) | 2011-02-23 | 2011-02-23 | 易開閉プラスチックキャップ及びそれと容器の組み合わせ |
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JP2011036644A JP5808115B2 (ja) | 2011-02-23 | 2011-02-23 | 易開閉プラスチックキャップ及びそれと容器の組み合わせ |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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2011
- 2011-02-23 JP JP2011036644A patent/JP5808115B2/ja active Active
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JP2012171665A (ja) | 2012-09-10 |
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