JP5807212B2 - 植物育成装置、ボックス、端部ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、植物育成装置、ボックス、端部ユニットに関し、特に、植物を育成する育成室を内部空間に形成するボックスを備えた植物育成装置、この植物育成装置に用いるボックス、端部ユニットに関する。
今日、植物が育成される育成室を備えた植物育成装置が知られている(たとえば、日本国特許出願公開番号10−94333参照(以下、「文献1」と呼ぶ))。文献1に記載された植物育成装置は、人工光源が配置された光源室に空気を取り込み、植物を育成する育成室に光源室を通った空気を供給する構成が採用されている。育成室に供給される空気は、光源室を通り、冷却コイルとヒータに触れた後に育成室に導入されるから、育成室に導入する空気の温度調節が可能になっている。
文献1に記載された構成では、人工光源で加熱された空気は、冷却コイルとヒータとに接触することにより、温度調節が行われる。そのため、人工光源は、空気と接触することによって冷却されているが、人工光源で発生した熱エネルギーを廃棄するために、冷却コイルを冷却するエネルギーが必要になっている。
そこで、本発明の目的は、光源の冷却に冷却コイルを必要としない植物育成装置を提供し、さらに、この植物育成装置に用いるボックス、端部ユニットを提供することにある。
本発明に係る植物育成装置は、各々において植物を育成する育成室と光源を収容する光源収容室とが内部空間に設けられ、一列に並べて配置される複数個のボックスと、前記複数個のボックスにおいて隣り合う2個のボックスを互いに連結する連結ユニットと、一列に並ぶ前記複数個のボックスのうちの最も端に配置されるボックスにおいて前記連結ユニットが連結されていない端部に装着される端部ユニットとを備え、前記複数個のボックスの各々は、前記育成室の換気のために設けられた換気口と、前記光源収容室の空冷のために設けられた通気口と、をさらに備え、前記連結ユニットおよび前記端部ユニットの各々は、前記換気口に空気を流通させる第1の通気路と、前記通気口に空気を流通させる第2の通気路とを備え、前記複数個のボックスと前記連結ユニットと前記端部ユニットとは家具に組み込まれることを特徴とする。
この植物育成装置において、前記換気口は、前記複数個のボックスが並ぶ方向における各ボックスの一方の壁に設けられた第1の換気口、および他方の壁に設けられた第2の換気口を含み、前記第1の換気口を通して前記育成室に空気を導入させ、前記育成室から前記第2の換気口を通して空気を排出させ、前記通気口は、各ボックスにおいて前記第1の換気口が設けられた前記壁に開口する第1の通気口、および前記第2の換気口が設けられた前記壁に開口する第2の通気口を含み、前記第1の通気口を通して前記光源収容室に空気を導入させ、前記光源収容室から前記第2の通気口を通して空気を排出させることが好ましい。
この植物育成装置において、前記端部ユニットは、前記第1の通気路における前記換気口の反対側の端部、および前記第2の通気路における前記通気口の反対側の端部に下向きに開いていることが好ましい。
この植物育成装置において、前記複数個のボックスと前記連結ユニットと前記端部ユニットとは家具に組み込まれ、前記端部ユニットは、前記第1の通気路における前記換気口の反対側の端部、および前記第2の通気路における前記通気口の反対側の端部が下向きに開いており、前記家具は、前記端部ユニットとの間で空気を通気させる第3の通気路を内部に備え、かつ前記第3の通気路を囲む壁の少なくとも一部に、前記家具の外部との間で空気を流通させる流通口を備えていることが好ましい。
この植物育成装置において、前記複数個のボックスと前記連結ユニットと前記端部ユニットとは家具に組み込まれ、前記家具は、前記端部ユニットとの間で空気を通気させる第3の通気路を内部に備え、かつ前記第3の通気路を囲む壁の少なくとも一部に、前記家具の外部との間で空気を流通させる流通口を備えていることが好ましい。
この植物育成装置において、前記複数個のボックスの各々は、前記育成室および前記光源収容室とは別に設けられ前記植物に与える液体を貯留する貯留槽をさらに備え、当該植物育成装置は、2個以上のボックスのうちの一のボックスの前記貯留槽から前記液体を送り出し、他のボックスの前記貯留槽を通る経路で前記液体を循環させる送出装置をさらに備えることが好ましい。
この植物育成装置において、前記複数個のボックスの各々は、外部から前記貯留槽に前記液体を取り入れる流入口と、前記貯留槽に貯留された前記液体を外部に取り出す流出口とを備え、前記送出装置は、前記流入口および前記流出口を通して前記貯留槽を互いに連結した2個以上のボックスの間で前記液体を循環させる機能を有することがさらに好ましい。
この植物育成装置において、前記送出装置は、前記貯留槽の中に配置された水中ポンプを含むことがさらに好ましい。
この植物育成装置において、前記送出装置は、前記液体を流す流路において、前記液体に空気を混入させるエゼクタを含むことが好ましい。
本発明に係るボックスは、上述の植物育成装置に用いる。
本発明に係る端部ユニットは、上述の植物育成装置に用いる。
本発明の構成によれば、育成室とは独立して光源収容室に空気を流通させる構成を採用し、しかも、複数個のボックスを一列に並べ、連結ユニットを用いてすべてのボックスを連結した状態で、空気を流通させる。そのため、光源から熱を廃棄するにあたって、冷却コイルを必要とせず、構成が簡単であり、冷却コイルを動作させるエネルギーも不要になるという利点がある。
本発明の好ましい実施形態をさらに詳細に記述する。本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な記述および添付図面に関連して一層良く理解されるものである。
実施形態を示す一部断面正面図である。 実施形態に用いる家具を示す水平断面図である。 実施形態に用いる家具を示す水平断面図である。 実施形態に用いるボックスの断面図である。 実施形態に用いるボックスの斜視図である。 図6Aは実施形態に用いる栽培容器の断面図であり、図6Bは実施形態に用いる栽培容器の平面図である。 実施形態に用いる光源の構成例を示す平面図である。 図8Aは実施形態に用いる端部ユニットの断面図であり、図8Bは実施形態に用いる端部ユニットの下面図である。 実施形態に用いる他の端部ユニットを示す斜視図である。 実施形態の他の構成例を示す構成図である。 図11Aおよび図11Bは実施形態のさらに他の構成例を示す要部の構成図である。 実施形態のまた他の構成例を示す構成図である。 実施形態の別の構成例を示す構成図である。 実施形態のさらに別の構成例を示す構成図である。 実施形態のまた別の構成例を示す構成図である。 図16Aおよび図16Bは実施形態で用いるボックスの使用例を示す構成図である。
図1に示すように、以下に説明する植物育成装置1は、複数個のボックス10と連結ユニット20と端部ユニット30とを備える。複数個のボックス10の各々は、植物2を育成する育成室11と、光源3を収容する光源収容室12と、を内部空間に備える。複数個のボックス10は一列に並べて配置される。連結ユニット20は、隣り合う2個のボックス10を互いに連結する。端部ユニット30は、一列に並ぶ複数個のボックス10のうちの最も端に配置されるボックス10において連結ユニット20が連結されていない端部に装着される。つまり、ボックス10は、2個の連結ユニット20の間に配置されるか、1個の連結ユニット20と1個の端部ユニット30との間に配置される。複数個のボックス10の各々は、育成室11の換気のために設けられた換気口111と、光源収容室12の空冷のために設けられた通気口121と、をさらに備える。連結ユニット20および端部ユニット30は、換気口111に空気を流通させる第1の通気路21,31をそれぞれ備える。加えて、連結ユニット20および端部ユニット30は、通気口121に空気を流通させる第2の通気路22,32をそれぞれ備える。
換気口111は、複数個のボックス10が並ぶ方向における各ボックス10の一方の壁に設けられた第1の換気口1111と、他方の壁に設けられた第2の換気口1112と、を含む。第1の換気口1111を通して育成室11に空気が導入され、育成室11から第2の換気口1112を通して空気が排出される。通気口121は、各ボックス10において第1の換気口1111が設けられた壁101に開口する第1の通気口1211と、第2の換気口1112が設けられた壁101に開口する第2の通気口1212と、を含む。第1の通気口1211を通して光源収容室12に空気が導入され、光源収容室12から第2の通気口1212を通して空気を排出される。
端部ユニット30は、第1の通気路31における換気口111の反対側の端部、および第2の通気路32における通気口121の反対側の端部に下向きに開いていることが望ましい。
複数個のボックス10と連結ユニット20と端部ユニット30とは家具に組み込まれることが望ましい。この場合、端部ユニット30は、第1の通気路31における換気口111の反対側の端部、および第2の通気路32における通気口121の反対側の端部が下向きに開いていることが望ましい。また、家具40は、端部ユニット30との間で空気を通気させる第3の通気路47を内部に備え、かつ第3の通気路47を囲む壁の少なくとも一部に、家具40の外部との間で空気を流通させる流通口48を備えていることが望ましい。
本実施形態の構成をさらに詳しく説明する。図1〜図3に示すように、本実施形態で説明する植物育成装置1は、複数個のボックス10と連結ユニット20と端部ユニット30とを備える。図4に示すように、各ボックス10は、植物2を育成する育成室11と、光源3を収容する光源収容室12と、が内部空間に設けられる。また、複数個のボックス10は、一列に並べて配置される。連結ユニット20は、隣り合う2個のボックス10を互いに連結する。端部ユニット30は、一列に並ぶ複数個のボックス10のうちの最も端に配置されるボックス10において、連結ユニット20が連結されていない端部に装着される。
複数個のボックス10の各々は、育成室11の換気のために設けられた換気口111と、光源収容室12の空冷のために設けられた通気口121と、をさらに備える。連結ユニット20および端部ユニット30は、換気口111に空気を流通させる第1の通気路21,31をそれぞれ備える。また、連結ユニット20および端部ユニット30は、通気口121に空気を流通させる第2の通気路22,32をそれぞれ備える。
換気口111は、複数個のボックス10が並ぶ方向における各ボックス10の一方の壁101に設けられた第1の換気口1111と、他方の壁102に設けられた第2の換気口1112と、を含むことが望ましい。第1の換気口1111を通して育成室11に空気を導入させ、育成室11から第2の換気口1112を通して空気を排出させる。
通気口121は、各ボックス10において第1の換気口1111が設けられた壁101に開口する第1の通気口1211と、第2の換気口1112が設けられた壁102に開口する第2の通気口1212と、を含むことが望ましい。第1の通気口1211を通して光源収容室12に空気を導入させ、光源収容室12から第2の通気口1212を通して空気を排出させる。
なお、図4、図5、図7では、ボックス10の右側の壁101に設けた換気口111を第1の換気口1111に用い、ボックス10の右側の壁101に設けた通気口121を第1の通気口1211に用いている。ただし、ボックス10の左側の壁102に設けた換気口111および通気口121を、第1の換気口1111および第1の通気口1211としてもよい。すなわち、ボックス10に対する空気の吸気および排気は、左右どちら向きに行ってもよい。
端部ユニット30は、図8Aおよび8Bに示すように、第1の通気路31における換気口111の反対側の端部、および第2の通気路32における通気口121の反対側の端部が下向きに開いていることが望ましい。また、ボックス10と連結ユニット20と端部ユニット30とは家具40(図1〜図3参照)に組み込まれることが望ましい。
ボックス10と連結ユニット20と端部ユニット30とが家具40に組み込まれた構成では、端部ユニット30は、第1の通気路31における換気口111の反対側の端部、および第2の通気路32における通気口121の反対側の端部が下向きに開いている。また、家具40は、端部ユニット30との間で空気を通気させる第3の通気路47を内部に備え、かつ第3の通気路47を囲む壁の少なくとも一部に、家具40の外部との間で空気を流通させる流通口48を備えていることが望ましい。
以下、実施形態を詳述する。以下に説明する植物育成装置1は、金属製のラックのような台に設置して使用することが可能であるが、図1のように、建物の室内に設置される家具40に組み入れて使用することが望ましい。また、植物育成装置1を組み入れる家具40が、上下2段の収納空間を備える棚である場合を例示するが、家具40をこの形態に限定する趣旨ではない。
植物育成装置1を構成する各ボックス10は、図4、図5に示すように、直方体状であり、最長の一辺が800〜1000mm程度に形成されることが望ましい。したがって、2個のボックス10を最長の一辺に沿う方向に並べる場合、連結ユニット20および端部ユニット30を含めて、室内に2000mm程度の幅の設置場所を確保できれば設置可能である。
図1では、4個のボックス10(10a〜10d)を1組として、さらに4個のボックス10(10e〜10h)を1組として、2組で合計8個のボックス10(10a〜10h)を並べて組み入れた家具40を示している。なお、以下では、個々を区別しないときには単にボックス10と称し、個々を区別する場合にはボックス10a〜10hと称して説明する。この家具40は、図1〜図3に示すように、左右の側板41と、背板42および天板43とを備えた箱状であり、床面上に置かれることを想定した構成を有している。家具40の下面(床面に接する面)は、図示例では開放されているが、底板が設けられていてもよい。
家具40の下面と天板43との間には、家具40の内部空間を上下に分割する棚板44が設けられる。ボックス10は、天板43と棚板44との間の空間に配置され、棚板44の上に置かれたスペーサ13の上に乗せられる。ボックス10の下面と棚板44との間には後述する配管用の空間がスペーサ13によって確保される。家具40において棚板44の下側に形成された空間は、1個ずつのボックス10にほぼ対応する間隔で配置された仕切板45で仕切られている。仕切板45は、上端が棚板44の下面に結合され、下端が家具40の下面に達しており、かつ後端が背板42に結合されている。したがって、仕切板45は、棚板44がボックス10から受ける荷重を、家具40の下面および背板42に分散させる機能を有する。
左右方向の中央に配置される仕切板45の左右両側には、仕切板45との間に隙間を形成する誘導板46が配置される。誘導板46は、上部が仕切板45に沿い、下部が家具40の下面に沿うように断面L字状に形成されている。誘導板46は、家具40の左右方向の中央に配置される仕切板45および家具40の下面と背板42とに囲まれた空間を形成する。この空間は、家具40の前から見てL字状であり、第3の通気路47として機能する。背板42において第3の通気路47を囲む部位には、背板42の前後に貫通する多数個の***が流通口48として設けられる。第3の通気路47は、空気が流れる向きに直交するいずれの断面の断面積も互いにほぼ等しくなるように形成される。
上述した構成の家具40は、棚板44の下側の空間が8個の空間40A〜40Hに区分されている(図1参照)。8個に区分された空間40A〜40Hのうちの2個の空間40D,40Eには、上述のように第3の通気路47,47がそれぞれ形成される。家具40の左右方向の両端部に位置する2個の空間40A,40Hには、それぞれ後述する水循環装置50,50が収納される。また、水循環装置50,50が収納される2個の空間40A,40Hにそれぞれ隣接する2個の空間40B,40Gには、後述する制御装置60,60がそれぞれ収納される。図示していないが、家具40の前面のうちボックス10を支持しているスペーサ13の上端から家具40の下端までは扉あるいは前板で覆われていることが望ましい。
水循環装置50は、植物2を育成するために植物2に与える液体を循環させるために設けられている。この液体は、水または養分を含んだ水(養液)である。以下では、養分を含むか否かに関わらず、「水」、あるいは「液体」の用語を用いる。
棚板44は、上下に貫通する複数個の孔(2個の通気孔441,441と、複数個の通し孔442と、2個の通し孔443,443)を備える(図2参照)。2個の通気孔441,441は、棚板44において第3の通気路47,47に対応する部位でそれぞれ矩形状に開口する。複数個の通し孔442は、水循環装置50,50が収納される空間40A,40Hに対応する部位に設けられる。2個の通し孔443,443は、制御装置60,60が収納される空間40B,40Gに対応する部位にそれぞれ設けられる。
通し孔442は、水循環装置50に接続された配管51,52を通すために設けられている。水を送り出すための配管51に対しては通し孔442が1個であり、水を回収するための配管52に対しては個々のボックス10に接続された配管52が通せるように、複数個の通し孔442が設けられる。2台の水循環装置50,50は、図1のように、同じ向きに設置されることが想定される。したがって、図2に示すように、棚板44を上下方向から視たときに、空間40Aに対応する複数の通し孔442の位置と、空間40Hに対応する複数の通し孔442の位置とは、棚板44の長手方向の中心に対して左右非対称になる。
一方、制御装置60,60が収納される空間40B,40Gに対応する通し孔443,443は、制御装置60とボックス10の電気系統とを接続するためのケーブル(図示せず)を通すために空間40B,40Gの各々に対して1個だけ設けられている。通し孔442,443の個数および位置は、図示例に限定する趣旨ではなく、適宜に定めることが可能である。
ところで、各側板41には、棚板44より上方に、矩形状に開口する2個の貫通孔411,412が上下に並ぶように設けられる。下側の貫通孔411は、棚板44の上に置かれたボックス10の換気口111に向かい合う位置に設けられ、上側の貫通孔412は、棚板44の上に置かれたボックス10の通気口121に向かい合う位置に設けられる。
以下では、図4、図5を用いて、各ボックス10の構成について説明する。各ボックス10は、育成対象の植物2を収容する育成室11と、植物2に光を照射する光源3を収容する光源収容室12とを内部空間に備える。育成室11と光源収容室12とは、透光性を有する仕切り部材14を介して仕切られている。ボックス10の前面のうち、育成室11に対応する部位には、開閉可能な扉15が設けられる。扉15は少なくとも一部が透明であって、扉15を閉じた状態で育成室11の内部の状態を見ることができるようになっている。ボックス10および扉15は、たとえば、アクリル樹脂のような合成樹脂、あるいは金属板を用いて形成される。
扉15は、下端部がヒンジを介してボックス10に取り付けられ、上下に開閉する構成を想定しており、そのため、扉15を閉じた状態において、扉15の外側面の上部となる部位に把手151が設けられている。なお、扉15は、一方の側端部がヒンジを介してボックス10に取り付けられる構成であってもよい。この場合、把手151は、ヒンジとは反対側の側端部に設けられる。
このボックス10は、レタス類、葉物のハーブ類、コマツナ、ホウレンソウのような葉物野菜を主な育成対象にしているが、花卉のような植物2でも育成可能な場合がある。また、このボックス10は、土を使わずに植物2を育成する水耕栽培を行う目的で提供されている。そのため、育成室11の下部には、植物2の位置を定め、かつ植物2に水分と養分とを与えるための栽培容器16が配置される。
栽培容器16は、図6Aおよび6Bのように、上面が長方形状に開放された角形容器である水耕槽161と、水耕槽161に注水された水の上面を覆う蓋板162とを備える。栽培容器16は、水耕槽161の長手方向がボックス10の長手方向と一致するようにボックス10に収納される。水耕槽161は、植物2に与える養分を含む水が供給される。蓋板162は、植物2を支持する差込筒1621を複数個備える。植物2は、いずれかの差込筒1621に差し込まれることにより位置が定められる。植物2の根は蓋板162の下側で水に浸かり、植物2の茎および葉は蓋板162の上側で成長する。なお、蓋板162はボックス10に対して取り外し可能な様式で固定されている。
蓋板162は、差込筒1621を形成している部位の上面が、水耕槽161の外壁の上端よりも低くなる形状に形成されている。差込筒1621はキャップ1622が差込可能であって、植物2を差し込まない差込筒1621にキャップ1622が差し込まれることにより、水耕槽161の水に異物が混入するのを抑制できる。蓋板162およびキャップ1622は遮光性を有する材料で形成されていることが望ましい。蓋板162およびキャップ1622が遮光性であれば、水耕槽161に注水された水への光の照射が抑制されるから、藻の発生や水に含まれる養分の分解が低減される。
水耕槽161の長手方向の一端部(図4における右端部)には、注水管163(図4参照)の一端部が蓋板162を通して導入される。注水管163は、ボックス10の下壁を通して育成室11に導入され、水耕槽161に導入された水の水面よりも高い位置を通ってから水耕槽161の下部に給水するように、逆U字状に曲げられている。すなわち、注水管163は、水耕槽161に蓄えられた水が逆流しないように水耕槽161に蓄えられる水の水面よりも高い位置を通り、水耕槽161に給水する部位が露出しないように水耕槽161の下部に注水する。
水耕槽161の長手方向の他端部(図4における左端部)には、排水筒164および板状の仕切165が設けられている。排水筒164の上部は、水耕槽161の外壁と仕切165に囲まれた空間に配置される。仕切165の上端は水耕槽161の外壁の上端よりも下方に位置し、排水筒164の上面は仕切165の上端よりも下方に位置する。なお、仕切165の下部であって排水筒164の上面よりも下方となる部位は貫通している。そのため、仕切165の表裏(図4における右側と左側)において水耕槽161の水位は等しくなっている。したがって、水耕槽161に適正な流量で注水されると、余剰の水は排水筒164から排出され、水耕槽161の水位は排水筒164の上面の高さに維持される。
蓋板162において、排水筒164に対応する部位には点検口1623が形成され、点検口1623は点検用蓋166で覆われる。点検用蓋166は、開閉の際に持ち手になる把手1661を備え、栽培容器16の内部に外気を流通させるための空気孔1662が形成される。排水筒164の下端部は水耕槽161に結合され、水耕槽161の下壁には排水筒164の下端から排出された水をボックス10の外部に導出するための排水管167が結合される。
ボックス10の長手方向における2つの壁101,102には、育成室11に対応する部位に、それぞれ換気口111,111が形成される。図4の左右の換気口111,111のうちの一方は、育成室11に空気を導入する第1の換気口1111として機能し、換気口111のうちの他方は、育成室11から空気を排出させる第2の換気口1112として機能する。図における左右どちらの換気口111を、第1の換気口1111としてもよいが、ここでは、便宜的に右側の換気口111を第1の換気口1111とする。換気口111を通して育成室11の空気環境を調節する構成については後述する。
ところで、光源収容室12に収納される光源3は、発光ダイオードが用いられている。図示例の光源3は、発光色が白色系である発光ダイオード3Aと、発光色が赤色系である発光ダイオード3Bとがそれぞれ複数個ずつ基板上に配置された構成を有する。発光ダイオード3Aは複数個を一列に並べた第1のブロックが複数列並べられ、発光ダイオード3Bは複数個を一列に並べた第2のブロックが複数列並べられる。第1のブロックと第2のブロックとは交互に配置される。
発光ダイオード3Aと発光ダイオード3Bとが、それぞれ一列に並ぶ方向は、ボックス10の長手方向とボックス10の長手方向に直交する方向とのどちらであてもよい。また、発光ダイオード3A,3Bそれぞれ一列に並んでいることも必須ではない。
白色系の発光ダイオード3Aは、たとえば、発光色が青色系である発光ダイオードチップと青色光を黄色に変換する蛍光体とを用いて構成される。この発光ダイオード3Aは、蛍光体を含む色変換部材で発光ダイオードチップを覆った構造であって、青色光の一部を黄色光に変換し、青色と黄色との混色光により白色光を取り出す。赤色系の発光ダイオード3Bは、発光波長のピークが660nm付近であることが望ましい。この波長域は、植物2のフイトクロム光受容体に効率よく吸収され、植物2の光合成を活性化し、植物2の成長を促進する。なお、光源3は、発光ダイオード3A,3Bではなく、蛍光ランプのような他の電気的光源であってもよい。
ボックス10の長手方向における2つの壁101,102には、光源収容室12に対応する部位に、それぞれ通気口121,121が形成される。図4の左右の通気口121,121のうちの一方は、光源収容室12に空気を導入する第1の通気口1211として機能し、通気口121のうちの他方は、光源収容室12から空気を排出させる第2の通気口1212として機能する。したがって、第1の通気口1211と第2の通気口1212との間で空気を流通させることによって、光源3から発生した熱が光源収容室12から排出され、光源3が空冷されることになる。
図4における左右どちらの通気口121を、第1の通気口1211としてもよいが、第1の換気口1111と同じ壁(壁101または壁102)に設けられている通気口121を第1の通気口1211とする。つまり、図示例では、第1の換気口1111と第1の通気口1211とは、ボックス10の右側の壁101に形成され、第2の換気口1112と第2の通気口1212とは、ボックス10の左側の壁102に設けられている。
ところで、上述したボックス10は家具40に組み込まれる。本実施形態で示す家具40は、8個のボックス10を組み込むことができる。隣接する2個のボックス10は連結ユニット20を介して連結される。
各連結ユニット20は、ボックス10に設けられている換気口111に空気を流通させる第1の通気路21と、ボックス10に設けられている通気口121に空気を流通させる第2の通気路22とを備える。隣接する2個のボックス10が連結ユニット20を介して連結されると、2個のボックス10に形成された換気口111,111の間で第1の通気路21を通して空気が流通する。また、2個のボックス10に形成された通気口121,121の間で第2の通気路22を通して空気が流通する。すなわち、ボックス10に設けられた育成室11と光源収容室12との空気は、連結ユニット20においても互いに混ざり合うことなく通気される。
複数個のボックス10を並べた状態において、両端に位置する2個のボックス10において、一方のボックス10の連結ユニット20が結合されていない壁101と、他方のボックス10の連結ユニット20が結合されていない壁102には、それぞれ端部ユニット30,30が結合される。図1に示す例では、連結する4個のボックス10a〜10dの両端に位置するボックス10a,10dにおいて、ボックス10aの壁102とボックス10dの壁101とにそれぞれ端部ユニット30,30が結合される。また、連結する4個のボックス10e〜10hの両端に位置するボックス10e,10hにおいて、ボックス10eの壁102とボックス10hの壁101とにそれぞれ端部ユニット30,30が結合される。すなわち、計4個の端部ユニット30が設けられている。
具体的には、4個の端部ユニット30として、2個の第1の端部ユニット301,301と2個の第2の端部ユニット302,302とが設けられている。8個のボックス10a〜10hのうち、中央側に配置された2個のボックス10d,10eに第1の端部ユニット301,301がそれぞれ結合される。また、8個のボックス10の両端に配置された2個のボックス10a,10hに第2の端部ユニット302,302がそれぞれ結合されている。
端部ユニット30は、連結ユニット20と同様に、換気口111に空気を流通させる第1の通気路31と、通気口121に空気を流通させる第2の通気路32とを備える。すなわち、ボックス10に設けられた育成室11と光源収容室12との空気は、端部ユニット30においても互いに混ざり合うことなく通気される。
各第1の端部ユニット301は、図8Aおよび8Bに示すように、第1の通気路31と第2の通気路32とを備え、第1の通気路31における換気口111の反対側の端部、および第2の通気路32における通気口121の反対側の端部は下向きに開いている。また、第1の通気路31の内部には通気装置33が配置され、第2の通気路32の内部には通気装置34が配置されている。通気装置33は、第1の通気路31に外気を取り込んで、育成室11の換気を行うために送風機を備えている。また、通気装置34は、第2の通気路32に外気を取り込んで、光源収容室12の換気を行うために送風機(図示せず)を備えている。
各第2の端部ユニット302は、図9に示すように、ボックス10の壁(101または102)に取り付けられる基板35を備える。第2の端部ユニット302において、第1の通気路31は換気口111を囲む角筒状に形成され、第2の通気路32は通気口121を囲む角筒状に形成される。第2の端部ユニット302は、第1の通気路31と第2の通気路32とを基板35に結合した形に形成される。
図1に示すように、ボックス10と連結ユニット20と端部ユニット30とが組み込まれる家具40は、各第1の端部ユニット301において下向きに開口した第1の通気路31および第2の通気路32との間で空気を流通させる第3の通気路47を内部に備える。また、各第3の通気路47を囲む壁の少なくとも一部に、家具40の外部との間で空気を流通させる流通口48を備える。各流通口48は、小径の孔であって多数個形成される。また、各流通口48は、第3の通気路47を囲む壁のうち家具40の背板42となる部材に形成される。
家具40における棚板44には、ボックス10dに結合される第1の端部ユニット301と、ボックス10eに結合される第1の端部ユニット301とにそれぞれ対応する通気孔441,441が形成される。各通気孔441は、第1の通気路31および第2の通気路32と、第3の通気路47との間で空気を流通させる。第3の通気路47は、第1の通気路31および第2の通気路32に共用されるが、通気孔441は第1の通気路31と第2の通気路32とにそれぞれ対応するように内部が分離されていてもよい。
さらに、家具40は、左右の側板41,41の各々に、貫通孔411,412を備える。各貫通孔411は、第2の端部ユニット302に設けられた第1の通気路31と、家具40の外部との間で空気を流通させる。各貫通孔412は、第2の端部ユニット302に設けられた第2の通気路32と、家具40の外部との間で空気を流通させる。貫通孔411,412は、通気孔441と同様に、第1の通気路31と第2の通気路32とにそれぞれ対応するように形成されている。
上述した構成により、通気装置33,33と通気装置34,34とを動作させると、家具40に設けた流通口48(合計4箇所)から第3の通気路47,47に、家具40の外部から空気が導入される。そして、第1の端部ユニット301,301を通して、ボックス10d,10eに空気が供給される。ボックス10d,10eに供給された空気は、連結ユニット20を通して他のボックス10に供給され、第2の端部ユニット302,302に到達すると、貫通孔411,411と貫通孔412,412とを通して家具40の外部に排出される。
したがって、各ボックス10に設けられた育成室11には植物2の育成に必要な空気が通気される。また、各ボックス10に設けられた光源収容室12にも空気が流通することによって、光源3の空冷が行われる。光源3からの熱によって温度が上昇した空気は、家具40の貫通孔411,411と貫通孔412,412とから排出されるから、家具40に熱が溜まることがない。
なお、上述した構成例では、家具40に設けられた第3の通気路47,47から導入した空気をボックス10d,10eに供給している。しかし、家具40の側板41,41に設けられた貫通孔411,411と貫通孔412,412とから導入した空気をボックス10a,10hに供給するようにしてもよい。この場合、通気装置33,33と通気装置34,34が送風する向きを逆にすればよい。あるいはまた、各第1の端部ユニット301に通気装置33,34を設ける代わりに、各第2の端部ユニット302に通気装置33,34を設けるようにしてもよい。
ところで、ボックス10の栽培容器16に設けられた水耕槽161へは、水循環装置50から配管51を通して水が供給され、水耕槽161からは、配管52を介して水循環装置50に水が回収される。水循環装置50は、水を貯めるタンク53と、タンク53に貯められた水を送水する送水装置54とを備える。この構成の水循環装置50は、図示例において、家具40の左右両端部に1台ずつ設けられる。
ボックス10ごとに設けられた注水管163(図4参照)は、配管51を通して互いにつなぎ合わされ、1本の配管51にまとめられた状態で送水装置54に接続される。また、ボックス10ごとに設けられた排水管167(図4参照)はそれぞれ配管52に接続され、それぞれの配管52を通してタンク53に水が回収される。家具40の棚板44は、上述したように、複数個の通し孔442を備え、1個の通し孔442に配管51が通され、残りの複数個の通し孔442にそれぞれ配管52が通される。
配管52はタンク53の上端部に挿入されており、配管52からタンク53に投入される水は、タンク53に貯めた水の水面に落下し、タンク53に貯めた水に空気を含ませることになる。水耕槽161に注水される水は、水循環装置50によって循環されているから、タンク53において水に空気を含ませることにより、嫌気性菌の繁殖を抑制し、植物2の成長を阻害する要因の低減に寄与する。
ここに、送水装置54は、水耕槽161に注水される水の温度を調節するために、タンク53に貯えた水を冷却するチラーとしての機能も備える。送水装置54は、水耕槽161に注水される水の温度を下げるために用いられるから、水耕槽161に注水された水の温度を上昇させるために水耕槽161にはシーズヒータのように、水中に浸けることが可能なヒータ(図示せず)が設けられる。したがって、送水装置54とヒータとを用いて水耕槽161の水温を管理することが可能である。なお、水耕槽161に蓄えた水の水温を計測する温度センサ(図示せず)も必要である。
各光源3の点灯状態、通気装置33,33と通気装置34,34の動作、送水装置54,54の動作などは、家具40に収納されている制御装置60,60に制御される。制御装置60は、マイコンを主要なハードウェア要素として備える専用装置、あるいはパーソナルコンピュータのような汎用装置を用いてプログラムを実行することにより実現される。植物2を育成している環境は、各ボックス10に配置された種々のセンサにより監視される。
この種のセンサは、たとえば、育成室11の室温および湿度、水耕槽161に蓄えた水の水温、ボックス10の近傍での人の存否などを監視する。人の存否を監視しているのは、たとえば、人が存在しない期間には植物2の育成に適した赤色系の発光ダイオード3Bをのみ点灯させ、人が存在する期間には植物2の様子を確認しやすいように白色系の発光ダイオード3Aを併せて点灯させるためである。
制御装置60が実行するプログラムは、育成する植物2の種類に応じて変更可能になっている。制御装置60は、複数種類の植物2に対応するプログラムを保持し、所望のプログラムを利用者が選択するように構成されている。ただし、プログラムは更新される可能性があるから、制御装置60は、インターネットのような電気通信回線を通してプログラムのダウンロードを可能にする構成であることが望ましい。プログラムの更新が可能であれば、制御装置60には多くのプログラムを記憶させる必要がないから、メモリリソースを低減させることができ、また、新たな品種の植物2が開発された場合にも、当該植物2に適したプログラムでの制御が可能になる。
なお、図示していないが、育成室11にTVカメラを配置して植物2の成長状態を監視してもよい。TVカメラを配置している場合には、電気通信回線を通して制御装置60と通信する端末装置を用いることによって、植物2の成長状態の監視、各光源3の点灯状態の調節、通気装置33,33と通気装置34,34の制御などを行うことが可能になる。この種の端末装置は、パーソナルコンピュータのほか、スマートフォン、タブレット端末などであってもよい。
上述した実施形態は本発明の一例であって、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
たとえば、水耕栽培を想定した構成を記載したが、土耕栽培を行うように構成してもよい。また、上述した構成例は、育成室11に外部から空気を取り入れる動作のみを行っているが、二酸化炭素濃度を上昇させるために、外部からの空気の取入を遮断して育成室11の内部で空気を循環させる動作を可能にしてもよい。この場合、育成室11に外部から空気を取り入れる動作と、育成室11の内部で空気を循環させる動作とを適宜のタイミングで切り替える必要があるから、二酸化炭素センサを設けて、二酸化炭素濃度を管理してもよい。また、光源3は育成室11の上方に限らず、側方に配置することが可能であり、植物2と光源3との距離を調節可能にしてもよい。また、水循環装置50あるいは制御装置60は、ボックス10と独立して設ける代わりに、ボックス10と一体化した構成であってもよい。
水循環装置50に相当する構成をボックス10と一体化した場合の構成例を図10に示す。すなわち、図10に示す構成例は、植物2に与える液体を各ボックス10Aの内部に蓄えている。この構成では、各ボックス10Aは、貯留槽17をさらに備えることが望ましい。この場合、植物育成装置1は、送出装置70をさらに備えることが望ましい。貯留槽17は、育成室11および光源収容室12とは別に設けられ植物2に与える液体を貯留する。送出装置70は、2個以上のボックス10Aのうちの一のボックス10Aの貯留槽17から液体を送り出し、他のボックス10Aの貯留槽17を通る経路で液体を循環させる。
各ボックス10Aは、ボックス10Aの外部から貯留槽17に液体を取り入れる流入口171と、貯留槽17に貯留された液体をボックス10Aの外部に取り出す流出口172とを備えることが望ましい。この場合、送出装置70は、流入口171および流出口172を通して貯留槽17を互いに連結した2個以上のボックス10Aの間で液体を循環させる機能を有することが望ましい。送出装置70は、貯留槽17の中に配置された水中ポンプ71,72を含むことが望ましい。また、送出装置70は、液体を流す流路において、液体に空気を混入させるエゼクタ75を含むことが望ましい。
図10には、2個のボックス10Aを横に並べて配置した構成例を示している。各ボックス10Aは、基本的な構成は図4に示したボックス10と同様の構造を備えるが、各ボックス10Aの下部に液体(以下、「水」という。水は養分を含む養液であってもよい)を蓄えるための貯留槽17が設けられている。つまり、図4に示したボックス10は、植物2に水を与える栽培容器16がボックス10の下部に配置されていたのに対して、図10に示す構成例では、栽培容器16はボックス10の上下方向における中間部に配置されている。
各ボックス10Aは、貯留槽17に水を取り入れる流入口171と、貯留槽17から水を取り出す流出口172とを2個ずつ備える。図示例では、ボックス10Aの左右の壁101A,102Aに、流入口171と流出口172との組がそれぞれ設けられ、右側の壁101Aでは流入口171が流出口172の上に設けられ、左側の壁102Aでは流出口172が流入口171の上に設けられている。
この構成により、2個のボックス10Aを横に並べた場合、隣り合うボックス10A,10Aのうちの一方の流出口172が他方の流入口171と対面する。その結果、隣り合うボックス10A,10Aの間で流出口172と流入口171との間を2本の直線状の管路73で結合することが可能になる。なお、各ボックス10Aに設けられた2個ずつの流入口171および流出口172のうち、水を流通させない流入口171および流出口172は、蓋(図示せず)が取り付けられて閉栓される。
2個のボックス10Aにそれぞれ設けられた貯留槽17の間で水を循環させるために、送出装置70としてのポンプ71が設けられる。このポンプ71は、貯留槽17の中に配置された水中ポンプであって、ボックス10Aごとに配置される。ただし、ポンプ71はボックス10Aの付属物でなくてもよく、必要に応じて適宜に設けることが可能である。ポンプ71は、貯留槽17に蓄えられた水を流出口172を通してボックス10Aの外部に送り出すように配置されている。
さらに、ボックス10Aには、流出口172を通さずに貯留槽17から水を送り出すために送出装置70としてのポンプ72が設けられる。ポンプ72は水中ポンプであり、貯留槽17からポンプ72が汲み出した水は、ボックス10Aの内部または外部に送られる。図示例では、ポンプ72が汲み出した貯留槽17の水は、ボックス10Aの外部に取り出された後、ボックス10Aの内部に戻され、栽培容器16の水耕槽161に供給されている。ポンプ72から水耕槽161へは注水管163Aを通して水が送られる。ポンプ72は、ポンプ71と同様に、ボックス10Aの付属物でなくてもよく、必要に応じて適宜に設けることが可能である。
図示例における右側のボックス10Aについては、水を冷却するチラー74が注水管163Aの間に設けられる。チラー74は、貯留槽17からポンプ72が汲み出した水の温度を調節し、水耕槽161に注水する。したがって、植物2の根が浸かる水耕槽161の水温を管理し、水耕槽161の水を適正な温度に維持することが可能になる。水耕槽161に注水された水は、排水管167(図4参照)を通して貯留槽17に回収され、ポンプ71により他のボックス10Aの貯留槽17に送られる。したがって、ボックス10Aの個数が数個程度であれば、貯留槽17の水温はほぼ均一化される。なお、図示例はチラー74が2個のボックス10Aに対して1台だけ設けられているが、複数台のチラー74が異なる複数個のボックス10Aに付随して設けられていてもよい。
また、水耕槽161の水に溶存する酸素(空気)の量を増やすために、図11Aおよび11Bに示すように、隣接するボックス10A,10Aの間で、流入口171と流出口172とを結合する管路73に、エゼクタ75を設けてもよい。エゼクタ75は、図11Bに模式的に示すように、水が流れる管路751に空気を取り込むための取入口752を設けた構造を有している。つまり、管路751に水を流すと負圧が生じて取入口752から空気が取り込まれ、取入口752から取り込まれた空気が水に混合され、水に溶存する酸素(空気)の量が増加するように構成されている。図11Bはエゼクタ75の原理を模式的に示しているだけであって、実際のエゼクタ75は、空気が水に溶存しやすくなるように、水の流れを乱して空気を攪拌する構造を有している。このエゼクタ75は送出装置70が水を循環する経路に配置される。
図10に示した構成例は、2個のボックス10Aを横に並べて配置しているが、ボックス10Aの個数にはとくに制限はなく、たとえば、図12に示すように、4個のボックス10Aを並べて配置してもよい。ボックス10Aの個数が変わっても、隣接するボックス10A,10Aを結合する構造は、図10に示した構造と同様である。
すなわち、2個のボックス10Aの貯留槽17,17を2本の管路73により結合してあり、隣接する2個のボックス10Aの貯留槽17,17の間で水が循環することになる。図12に示す構成から明らかなように、各貯留槽17の水は、隣接するボックス10A,10Aの間で順に送られるから、ボックス10Aの個数にかかわらず、貯留槽17に貯留している水の温度差が低減される。
ところで、図1に示した構成例では、ボックス10ごとに接続される配管51を、送出装置54に接続するために、複数本の配管51を1本にまとめる構成(定流量分配ヘッダ)が必要になっている。つまり、ボックス10の個数に応じて、異なる構成の定流量分配ヘッダを必要とする。一方、図10に示す構成では、ボックス10Aの個数を増減させる場合に、隣接するボックス10A,10Aの間を接続する管路73の本数を増減させるだけでよく、同仕様の部材の個数を増減させるだけで対応可能である。つまり、製品品種を増加させることなく、ボックス10Aの個数を増減させることが可能である。
図10、図12に示す構成例は、複数個のボックス10Aを横に並べているが、図13に示すように、複数個のボックス10Aを縦に並べることも可能である。図13に示す例は、2個のボックス10Aを上下に配置した場合の構成例である。上段のボックス10Aは、貯留槽17にオーバーフロー管76を備え、オーバーフロー管76が流出口172に接続されている。オーバーフロー管76を通り流出口172から排出された水は、管路77を通して下段のボックス10Aの注水管163Aに供給される。一方、下段のボックス10Aの貯留槽17からはポンプ72によって水が汲み出され、チラー74を通して上段のボックス10Aの注水管163Aに供給される。
つまり、図13に示す構成例では、下段のボックス10Aの貯留槽17に蓄えられた水が、ポンプ72により汲み出され、チラー74を通った後、上段のボックス10Aの栽培容器16に注水管163Aから供給される。また、上段のボックス10Aの栽培容器16から排水管167(図4参照)を通って貯留槽17に貯められた水は、オーバーフロー管76を通して下段のボックス10Aの栽培容器16に注水管163Aから供給される。栽培容器16から排水管167を通って貯留槽17に貯められた水は、再び、ポンプ72により汲み出され、上段のボックス10Aに供給される。したがって、オーバーフロー管76は、2個のボックス10Aの貯留槽17の間で水を循環させる送出装置70を構成している。
以上の動作によって、2段のボックス10Aの間で水が循環することになる。ここに、上段のボックス10Aにおいてオーバーフロー管76が接続された流出口172を除いて、上段および下段のボックス10Aにおける流入口171および流出口172は閉栓される。また、オーバーフロー管76は、貯留槽17の浮遊物で目詰まりが生じないように、口径を比較的大きくする必要があり、さらに、ストレーナを備えることが望ましい。この構成の場合、下段のボックス10Aにおける貯留槽17の容量は、上段のボックス10Aにおける貯留槽17の容量よりも大きく設計されていることが望ましい。すなわち、下段のボックス10Aにおける貯留槽17で水の容量が調節される。
図13には、2個のボックス10Aを上下に並べて配置した構成例を示しているが、図14に示すように3個以上のボックス10Aを上下に並べて配置する場合も同様の構成が採用される。また、図15に示すように、図10、図12に示した構成と図13、図14に示した構成とを組み合わせることも可能である。
図15に示す例は、6個のボックス10Aを用いた場合の構成例であって、左右2個ずつのボックス10Aが上下に3段並べられている。最下段の2個のボックス10Aは、図10に示した例と同様に、流入口171と流出口172とが管路73により結合されている。また、最下段の2個のボックス10Aにそれぞれ設けたポンプ72,72で貯留槽17,17から汲み出された水は、最上段の2個のボックス10Aのそれぞれの注水管163A,163Aに供給される。最下段の一方のボックス10Aと最上段の一方のボックス10Aとの間には、チラー74が設けられる。
さらに、最上段のボックス10A,10Aおよび中段のボックス10A,10Aにはオーバーフロー管76が1個ずつ設けられている。最上段のボックス10A、10Aでオーバーフロー管76,76を通った水は、管路77,77を通して中段のボックス10A,10Aの注水管163A,163Aに供給される。また、中段のボックス10A,10Aでオーバーフロー管76,76を通った水は、管路77,77を通して最下段のボックス10A,10Aの注水管163A,163Aに供給される。
このように、図15に示した構成でも、すべてのボックス10Aにおいて水を循環させることが可能である。また、図15に示す構成例では、1台のポンプ71と、2台のポンプ72とを用いるだけで6個のボックス10Aの間で水を循環させることが可能であり、少数のポンプ71,72を用いて多数個のボックス10Aの間で水を循環させることが可能になっている。
上述した構成例は、複数個のボックス10Aを連結して用いることを想定しているが、最小構成では1個のボックス10Aのみを用いて植物2を育成することも可能である。たとえば、図16Aおよび16Bに示すように、ボックス10Aの流入口171および流出口172を閉栓し、貯留槽17からポンプ72で汲み出した水を、同じボックス10Aの注水管163Aに供給すれば、1個のボックス10Aのみでの使用が可能になる。この構成例でもチラー74を用いることが望ましい。ボックス10Aが1個であるから、図16Bに示すように、ポンプ72から注水管163Aに供給する水の一部を分流し、分流した経路にエゼクタ75を設ける。分流した水は、貯留槽17に戻すことによって貯留槽17の水の攪拌に用いられ、貯留槽17の水温の均一化に寄与する。
このように1個のボックス10Aだけでも植物2の育成が可能であるから、当初は1個のボックス10Aによって植物2の育成を開始し、その後、ボックス10Aの個数を徐々に増やすという使用方法が可能になる。
本発明を幾つかの好ましい実施形態によって記述したが、この発明の本来の精神および範囲、即ち請求の範囲を逸脱することなく、当業者によって様々な修正および変形が可能である。

Claims (11)

  1. 各々において植物を育成する育成室と光源を収容する光源収容室とが内部空間に設けられ、一列に並べて配置される複数個のボックスと、
    前記複数個のボックスにおいて隣り合う2個のボックスを互いに連結する連結ユニットと、
    一列に並ぶ前記複数個のボックスのうちの最も端に配置されるボックスにおいて前記連結ユニットが連結されていない端部に装着される端部ユニットとを備え、
    前記複数個のボックスの各々は、前記育成室の換気のために設けられた換気口と、前記光源収容室の空冷のために設けられた通気口と、をさらに備え、
    前記連結ユニットおよび前記端部ユニットの各々は、前記換気口に空気を流通させる第1の通気路と、前記通気口に空気を流通させる第2の通気路とを備え
    前記複数個のボックスと前記連結ユニットと前記端部ユニットとは家具に組み込まれる
    ことを特徴とする植物育成装置。
  2. 前記換気口は、前記複数個のボックスが並ぶ方向における各ボックスの一方の壁に設けられた第1の換気口、および他方の壁に設けられた第2の換気口を含み、前記第1の換気口を通して前記育成室に空気を導入させ、前記育成室から前記第2の換気口を通して空気を排出させ、
    前記通気口は、各ボックスにおいて前記第1の換気口が設けられた前記壁に開口する第1の通気口、および前記第2の換気口が設けられた前記壁に開口する第2の通気口を含み、前記第1の通気口を通して前記光源収容室に空気を導入させ、前記光源収容室から前記第2の通気口を通して空気を排出させる
    請求項1記載の植物育成装置。
  3. 前記端部ユニットは、前記第1の通気路における前記換気口の反対側の端部、および前記第2の通気路における前記通気口の反対側の端部が下向きに開いている
    請求項1又は2記載の植物育成装置。
  4. 前記端部ユニットは、前記第1の通気路における前記換気口の反対側の端部、および前記第2の通気路における前記通気口の反対側の端部が下向きに開いており、
    前記家具は、前記端部ユニットとの間で空気を通気させる第3の通気路を内部に備え、かつ前記第3の通気路を囲む壁の少なくとも一部に、前記家具の外部との間で空気を流通させる流通口を備えている
    請求項1又は2記載の植物育成装置。
  5. 前記家具は、前記端部ユニットとの間で空気を通気させる第3の通気路を内部に備え、かつ前記第3の通気路を囲む壁の少なくとも一部に、前記家具の外部との間で空気を流通させる流通口を備えている
    請求項記載の植物育成装置。
  6. 前記複数個のボックスの各々は、前記育成室および前記光源収容室とは別に設けられ前記植物に与える液体を貯留する貯留槽をさらに備え、
    当該植物育成装置は、2個以上のボックスのうちの一のボックスの前記貯留槽から前記液体を送り出し、他のボックスの前記貯留槽を通る経路で前記液体を循環させる送出装置をさらに備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の植物育成装置。
  7. 前記複数個のボックスの各々は、
    外部から前記貯留槽に前記液体を取り入れる流入口と、
    前記貯留槽に貯留された前記液体を外部に取り出す流出口とを備え、
    前記送出装置は、
    前記流入口および前記流出口を通して前記貯留槽を互いに連結した2個以上のボックスの間で前記液体を循環させる機能を有する
    請求項記載の植物育成装置。
  8. 前記送出装置は、前記貯留槽の中に配置された水中ポンプを含む
    請求項6又は7記載の植物育成装置。
  9. 前記送出装置は、前記液体を流す流路において、前記液体に空気を混入させるエゼクタを含む
    請求項6〜8のいずれか1項に記載の植物育成装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の植物育成装置に用いるボックス
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の植物育成装置に用いる端部ユニット。
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