JP5805149B2 - 平版印刷方法および湿し水濃縮組成物 - Google Patents

平版印刷方法および湿し水濃縮組成物 Download PDF

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Description

本発明は、平版印刷用湿し水濃縮組成物およびそれを水で希釈した湿し水、特に、無処理(無現像)型平版印刷版を用いた平版印刷においても使用可能な湿し水、当該湿し水を用いた平版印刷方法および印刷物に関する。
平版印刷版は、印刷過程でインクを受容する親油性の画像部と湿し水を受容する親水性の非画像部とからなる。 従来の平版印刷版は、親水性支持体上に親油性の感光性樹脂層を設けたPS版に、リスフイルムを介してマスク露光した後、非画像部を現像液によって溶解除去することにより製版(PS版)することが一般的であった。
近年では、コンピュータが画像をデジタル情報として電子的に処理し、蓄積して、出力する。 従って、デジタル画像情報に応じた画像形成処理は、レーザー光のような指向性の高い活性放射線を用いる走査露光により、リスフイルムを介することなく、平版印刷原版に対して直接画像を形成する。 このようにデジタル画像情報からリスフイルムを介さずに印刷版を製版する技術は、コンピュータ・トゥ・プレート(CTP)
とよばれている。
しかしながら、これら従来のPS版やCTP版を用いる印刷版では、露光の後、非画像部を溶解除去する工程(現像処理) に加え、現像処理された印刷版を水洗したり、界面活性剤を含有するリンス液で処理したり、アラビアガムや澱粉誘導体を含む不感脂化液で処理する後処理工程が必要であった。
そこで、地球環境の保全の観点から、使用材料や廃棄物を削減するため、これらの付加的な湿式の処理を使用しない機上現像型(無処理型)の平版印刷版が開発され使用されてきている。 このような無処理型平版印刷版を用いた平版印刷において、従来の湿し水を用いた場合、機上現像性に問題が生じたり、得られた印刷物の非画像部に汚れが発生しやすいといった問題がある。
特許文献1〜4には、プロセスレス(無処理型)印刷材料の印刷方法に用いる湿し水が開示され、これを用いると印刷版が印刷機上で現像可能であり、かつ印刷時の汚れ回復性に優れ、耐刷性に優れているとしている。
また、特許文献5には、リン酸基、ホスホン酸基、スルホン酸基及びそれらの塩の基から選ばれる基を少なくとも一つ有する繰り返し単位を含むビニル共重合体を含有する印刷用湿し水が開示され、良好な機上現像性及び汚れ性が得られる平版印刷用の湿し水ならびに印刷方法を提供することができるとしている。
特開2007−062309号公報 特開2007−050574号公報 特開2006−321090号公報 特開2006−321089号公報 特開2011−051228号公報
しかしながら、これらの特許文献の発明は、特に無処理型平版印刷版に用いたときにその性能を発揮できるものであり、機上現像性および刷り出し汚れへの耐性に関してもまだ不十分なため更なる改良が必要である。
なお、湿し水は一般的には濃縮された形で流通し、印刷現場において水で希釈して使用される。従って、ここでは、濃縮された形のものを「湿し水濃縮組成物」とし、印刷現場で実際に使用されるものを「湿し水」と定義する。
本発明は、無処理型平版印刷版では優れた機上現像性と版の保護効果、さらに従来のPS版およびCTP版では非画像部の保護効果を有する平版印刷方法、版の種類によらず印刷中に発生する非画像部の汚れおよび印刷機一旦停止後の刷り出し時に発生する刷り出し汚れが発生しにくい平版印刷方法、これらの平版印刷方法に用いる湿し水濃縮組成物並びにそれを希釈した湿し水、さらにこの平版印刷方法により印刷された印刷物を提供することを課題とする。
本発明者は、平版印刷においては従来のPS版およびCTP版に加え、最近では無処理型平版印刷版が使用されてきている状況を踏まえ、これらの版の種類に影響されずに優れた印刷物を与える湿し水について鋭意検討した結果、本発明を完成した。
すなわち、本発明は
(1) 平版印刷方法に用いる湿し水濃縮組成物であって、
酸、塩類および水溶性有機溶媒を含有し、
前記酸が有機酸および/または無機酸であり、
前記塩類が有機酸の塩および/または無機酸の塩であり、
前記水溶性有機溶媒がグリコール類、グリコール類のモノアルキルエーテル、およびアルコール類から選択される一種または二種以上を含み、
前記水溶性有機溶媒の含有量が10重量%以上であり
当該湿し水濃縮組成物を水により重量で100倍希釈した水溶液のpHが3〜5で、その水溶液200mlに0.1規定水酸化ナトリウム水溶液を滴下していったとき、pH8になるまでの滴下量が7ml以上であることを特徴とする湿し水濃縮組成物
) 前記水溶性有機溶媒が2個の水酸基を有し、該2個の水酸基間の最短の炭素数が2〜6で、かつ総炭素数が9であるジオール系非環状炭化水素化合物をさらに含む)記載の湿し水濃縮組成物、
前記酸が、リン酸、クエン酸、グルコン酸、リンゴ酸、コハク酸およびマレイン酸から選ばれた少なくとも1つを含有することを特徴とする()または()記載の湿し水濃縮組成物、
) さらに、ホウ酸類またはフタル酸水素カリウムを含有することを特徴とする()記載の湿し水濃縮組成物、
) 前記ホウ酸類がホウ酸、三酸化二ホウ素および四ホウ酸ナトリウムから選ばれた少なくとも1つであることを特徴とする()記載の湿し水濃縮組成物、
) ()から()のいずれかに記載の湿し水濃縮組成物を水により重量で25〜200倍に希釈したことを特徴とする湿し水
(7)(6)に記載の湿し水を用いて印刷する工程を含む平版印刷方法、
) (7)に記載の平版印刷方法により得られた印刷物、
である。
一般に、湿し水は湿し水濃縮組成物を水で25倍から200倍に希釈して用いる。流通時または使用時の取り扱いの簡便性から、湿し水はできるだけ少量の湿し水濃縮組成物を用いて高度に希釈して用いることが望まれる。従って、湿し水濃縮組成物はできるだけ高濃度になるように設計されるが、特に水溶性有機溶媒や水溶性高分子化合物を含む場合は、含有する酸や塩が析出したり、場合によっては不均一な混合物となるため、高濃度にするには限界がある。
ここで、湿し水濃縮組成物を水により重量で100倍希釈した水溶液200mlに0.1規定水酸化ナトリウム水溶液を滴下していったとき、pH8になるまでの滴下量をpH緩衝性(単位ml)とする。
pH緩衝性は、湿し水のpH変動の難易性を表す指標である。すなわち、数値が大きいほどpHが変化しにくく、小さいほど変化しやすい。一般には、pHが低いほうが結果としてpH緩衝性が大きくなることもあり得るので、初期のpHを限定している。また、印刷版に対する初期のpHの影響も無視できない。
刷り出し汚れは、版の材料であるアルミニウム表面の局部的な酸化現象により誘発されると推測され、この酸化現象は、pH緩衝性が大きい場合やホウ酸類またはフタル酸水素カリウムが存在することによって抑制されるものと考えられる。
本発明によると、無処理型平版印刷版では機上現像性に優れ、印刷機一旦停止後の刷り出し汚れが生じにくくなるため損紙を最少にして汚れのない印刷物を与えかつ、その印刷版の保護効果も有する湿し水および湿し水濃縮組成物、その湿し水を用いた印刷方法、その印刷方法による印刷物を提供することができる。
また、従来のPS版およびCTP版においても版の保護効果に優れ、印刷機一旦停止後の刷り出し汚れを生じにくくする効果を有する。 さらに、印刷版の種類によらず、印刷適性に優れる。
以下、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。 なお、本実施形態は、本発明を実施するための一形態に過ぎず、本発明は本実施形態によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施の形態が可能である。 以下の説明において「部」は「重量部」、「%」は「重量%」を示し、希釈倍数は重量で計算された数値である。
本発明の湿し水濃縮組成物は、水溶性有機溶媒を10重量%以上含有し、当該湿し水濃縮組成物を水により重量で100倍希釈した水溶液のpHが3〜5で、その水溶液200mlに0.1規定水酸化ナトリウム水溶液を滴下していったとき、pH8になるまでの滴下量が5ml以上であることを特徴とする。
本発明の湿し水濃縮組成物は、水で100倍に希釈したときpH3〜5の範囲が好ましい。pH3未満では版に対するエッチング効果が強くなり、耐刷性が低下する。pHを3〜5に調整するためには、水溶性の有機酸、無機酸及びそれらの塩類から選ばれる少なくとも1種を使用する。
本発明の湿し水濃縮組成物のpH緩衝性は水で100倍に希釈したとき5ml以上が好ましく、より好ましいのは7ml以上である。pH緩衝性を5ml以上にすることによって、印刷機一旦停止後の刷り出し汚れが生じにくくなり、非画像部の保護効果に優れ、無処理型平版印刷版では機上現像性にも優れ、7ml以上ではこれらの効果が安定する。pH緩衝性を5ml以上とするには、酸の量を増やしながら調整すればよいが、pHが低くなりすぎる場合は、適宜塩類を同時に添加して調整する。
用いる酸としては、有機酸では、例えばクエン酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、酢酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、ヒドロキシ酢酸、蓚酸、マロン酸、レブリン酸、スルファニル酸、p−トルエンスルホン酸、フィチン酸、有機ホスホン酸等が挙げられ、無機酸では、例えばリン酸、硝酸、硫酸、ポリリン酸が挙げられる。
これらの酸の中でも特に、リン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、グルコン酸およびマレイン酸が好ましく用いられる。
さらに、これら有機酸および/または無機酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩あるいはアンモニウム塩、有機アミン塩も用いられ、これらの有機酸、無機酸及びこれらの塩から1種を単独で使用しても、あるいは2種以上の混合物として使用してもよい。これらの中でも、特に硝酸アンモニウム、リン酸塩、クエン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩が好ましく用いられ、その含有量は湿し水濃縮組成物に対し1〜10%である。
本発明の湿し水濃縮組成物は、さらにホウ酸類を含有することができる。ホウ酸類としては、ホウ酸、三酸化二ホウ素(無水または水和物)、四ホウ酸ナトリウム(無水物または水和物)、メタホウ酸ナトリウム等が挙げられ、その1種または2種以上を使用できるが、特に、ホウ酸、三酸化二ホウ素、四ホウ酸ナトリウムが好ましく用いられる。その含有量は湿し水濃縮組成物に対して0.5〜3%が好ましい。
本発明の湿し水濃縮組成物には、ホウ酸類の他にフタル酸水素カリウムを併用または単独で用いることができる。その含有量は湿し水濃縮組成物に対して0.5〜2%が好ましい。
本発明の湿し水濃縮組成物には、グリコール類および/またはアルコール類などの水溶性有機溶媒を用いる。
このような水溶性有機溶媒として、例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテル、テトラエチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、テトラエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、トリエチレングリコールモノイソブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモノターシャリブチルエーテル、ジエチレングリコールモノターシャリブチルエーテル、トリエチレングリコールモノターシャリブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノターシャリブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、テトラプロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノプロピルエーテル、テトラプロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、テトラプロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、テトラプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノイソブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノイソブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノイソブチルエーテル、テトラプロピレングリコールモノイソブチルエーテル、プロピレングリコールモノターシャリブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノターシャリブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノターシャリブチルエーテル、テトラプロピレングリコールモノターシャリブチルエーテル、分子量200〜1000のポリプロピレングリコールおよびそれらのモノメチルエーテル、モノエチルエーテル、モノプロピルエーテル、モノイソプロピルエーテルおよびモノブチルエーテル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、テトラプロピレングリコールおよびペンタプロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,2−オクタンジオール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−プロピルアルコール、ベンジルアルコール、エチレングリコールモノフェニルエーテル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、1−ブトキシ−2−プロパノール、ジグリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、メトキシエタノール、エトキシエタノール、ブトキシエタノール、3−メトキシブタノールなどが挙げられ、好ましくはグリコール類またはそのアルキルエーテルである。
これらの水溶性有機溶媒を単独または2種以上を、湿し水濃縮組成物中10〜70%で使用するのが好ましい。特に好ましくは30〜60%である。
また、2個のOH基を有し、該2個のOH基間の最短の炭素数が2〜6であり、かつ総炭素数が9であるジオール系非環状炭化水素化合物を上記水溶性有機溶媒と併用してもよい。特に、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールおよび2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールから選ばれた少なくとも1つが好ましく用いられる。
本発明の湿し水濃縮組成物には、水溶性高分子化合物を添加してもよい。
このような水溶性高分子化合物の具体的な例としてはアラビアゴム、澱粉誘導体(例えばデキストリン、酵素分解デキストリン、ヒドロキシプロピル化酵素分解デキストリン、カルボキシメチル化澱粉、燐酸澱粉、オクテニルコハク化澱粉など)、アルギン酸塩、繊維素誘導体(例えばカルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、それらのグリオキサール変性体など)の天然物とその変性体およびポリビニルアルコールおよびその誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミドおよびその共重合体、ポリアクリル酸およびその共重合体、ビニルメチルエーテル/無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル/無水マレイン酸共重合体などの合成物が挙げられる。これらの高分子化合物は単独でまたは混合して使用でき、その含有量の範囲は湿し水濃縮組成物中、0〜2%、より好ましくは、0.5〜1%である。
本発明の湿し水濃縮組成物にはまた、糖類およびグリセリンからなる群から選ばれる少なくとも1種を添加してもよい。使用する糖類としては、単糖類、二糖類及びオリゴ糖類などから選択することができ、水素添加によって得られる糖アルコールもこれに含まれる。具体例としてD−エリトロース、D−スレオース、D−アラビノース、D−リボース、D−キシロース、D−エリスロ−ペンテュロース、D−アルロース、D−ガラクトース、D−グルコース、D−マンノース、D−タロース、β−D−フラクトース、α−L−ソルボース、6−デオキシ−D−グルコース、D−グリセロ−D−ガラクトース、α−D−アルロ−ヘプチュロース、β−D−アルトロ−3−ヘプチュロース、サッカロース、ラクトース、D−マルトース、イソマルトース、イヌロビオース、ヒアルビオウロン、マルトトリオース、D,L−アラビット、リビット、キシリット、D,L−ソルビット、D,L−マンニット、D,L−イジット、D,L−タリット、ズルシット、アロズルシット、マルチトール、還元水あめなどが挙げられる。これらの糖類は1種単独または2種以上を併用してもよい。
湿し水濃縮組成物において、糖類およびグリセリンからなる群から選ばれる少なくとも1種の含有量の範囲は0〜5%が適当であり、好ましくは1〜3%である。
以上の成分の他に、本発明の湿し水濃縮組成物にはキレート化合物を添加することができる。通常、濃縮液である湿し水濃縮組成物に水道水、井戸水等を加えて希釈し、湿し水として使用する。この際希釈する水道水や井戸水に含まれているカルシウムイオン等が印刷に影響を与え、印刷物を汚れ易くする原因となることもある。このような場合、キレート化合物を添加しておくことにより、上記欠点を解消することができる。好ましいキレート化合物としては例えば、エチレンジアミンテトラ酢酸、そのカリウム塩、そのナトリウム塩;ジエチレントリアミンペンタ酢酸、そのカリウム塩、そのナトリウム塩;トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、そのカリウム塩、そのナトリウム塩;ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、そのカリウム塩、そのナトリウム塩;ニトリロトリ酢酸、そのカリウム塩、そのナトリウム塩;1,2−ジアミノシクロヘキサンテトラ酢酸、そのカリウム塩、そのナトリウム塩;1,3−ジアミノ−2−プロパノールテトラ酢酸、そのカリウム塩、そのナトリウム塩などのようなアミノポリカルボン酸類や2−ホスホノブタントリカルボン酸−1,2,4,そのカリウム塩、そのナトリウム塩;2−ホスホノブタントリカルボン酸−2,3,4,そのカリウム塩、そのナトリウム塩;1−ホスホノエタントリカルボン酸−1,2,2,そのカリウム塩、そのナトリウム塩;1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、そのカリウム塩、そのナトリウム塩;アミノトリ(メチレンホスホン酸)、そのカリウム塩、そのナトリウム塩などのような有機ホスホン酸類あるいはホスホノアルカントリカルボン酸類を挙げることができる。
上記のキレート剤のナトリウム塩あるいはカリウム塩の代わりに有機アミンの塩も有効である。
これらのキレート剤は湿し水濃縮組成物中に安定に存在し、印刷性を阻害しないものが選ばれる。含有する量の範囲としては湿し水濃縮組成物中0.01〜1%、好ましくは0.05〜0.5%である。
本発明の湿し水濃縮組成物には、さらに着色剤、防錆剤、消泡剤などを含有させてもよい。着色剤として食品用色素等が好ましく使用できる。例えば、黄色色素としてはCINo.19140、15985、赤色色素としてはCINo.16185、45430、16255、45380、45100、紫色色素としてはCINo.42640、青色色素としてはCINo.42090、73015、緑色色素としてはCINo.42095、等が挙げられる。
防錆剤としては、例えばベンゾトリアゾール、5−メチルベンゾトリアゾール、チオサリチル酸、ベンゾイミダゾール及びその誘導体等が挙げられる。
消泡剤としてはシリコン消泡剤が好ましく、その中で乳化分散型及び可溶化型などのいずれも使用することができる。
本発明の湿し水濃縮組成物には更に少量の界面活性剤を含有してもよい。
例えば、アニオン型界面活性剤としては、脂肪酸塩類、アビエチン酸塩類、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、ジアルキルスルホこはく酸塩類、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類、分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキルフェノキシポリオキシエチレンプロピルスルホン酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルスルホフェニルエーテル塩類、N−メチル−N−オレイルタウリンナトリウム類、N−アルキルスルホこはく酸モノアミド2ナトリウム塩類、石油スルホン酸塩類、硬化ひまし油、硫酸化牛脂油、脂肪酸アルキルエステルの硫酸エステル塩類、アルキル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩類、脂肪酸モノグリセリド硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩類、アルキル燐酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸エステル塩類、スチレン−無水マレイン酸共重合物の部分ケン化物類、オレフィン−無水マレイン酸共重合物の部分ケン化物類、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物類等が挙げられる。これらの中でもジアルキルスルホこはく酸塩類、アルキル硫酸エステル塩類及びアルキルナフタレンスルホン酸塩類が特に好ましく用いられる。
また非イオン型界面活性剤としては、ポリオキシアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸部分エステル類、ソルビタン脂肪酸部分エステル類、ペンタエリスリトール脂肪酸部分エステル類、プロピレングリコールモノ脂肪酸部分エステル類、蔗糖脂肪酸部分エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸部分エステル類、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸部分エステル類、ポリグリセリン脂肪酸部分エステル類、ポリオキシエチレン化ひまし油類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸部分エステル類、脂肪酸ジエタノールアミド類、N,N−ビス−2−ヒドロキシアルキルアミン類、ポリオキシエチレンアルキルアミン、トリエタノールアミン脂肪酸エステル、トリアルキルアミンオキシドなどが挙げられる。その中でもポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマー類等が好ましく用いられる。
カチオン界面活性剤としては、アルキルアミン塩類、第4級アンモニウム塩類、ポリオキシエチレンアルキルアミン塩類、ポリエチレンポリアミン誘導体等が挙げられる。また両性界面活性剤の例としては、アルキルイミダゾリン類が挙げられる。さらに、フッ素系界面活性剤が挙げられる、例えば、フッ素系アニオン界面活性剤としては、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル、フッ素系ノニオン界面活性剤としては、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、パーフルオロアルキルプロピレンオキサイド付加物、フッ素系カチオン界面活性剤としては、パーフルオロアルキルトリメチルアンモニウム塩等が挙げられる。
これらの界面活性剤の含有量は発泡の問題やインキとの乳化を考慮すると、湿し水濃縮組成物中5%以下、好ましくは0.1〜2%の範囲が適当である。
本発明の湿し水濃縮組成物の残余は水である。
従って、上述の各種成分を水、好ましくは脱塩水に溶解し、湿し水の濃縮液である湿し水濃縮組成物を得ることができる。この湿し水濃縮組成物は低温にさらされたりすると場合によっては含有している塩類が析出したり、不均一となることがあるので適宜水で希釈して希釈された湿し水濃縮組成物としてもよい。これらの湿し水濃縮組成物を、水道水、井戸水等で25〜200倍に希釈し、使用時の湿し水とする。
本発明の湿し水は、種々の平版印刷版に対して使用することができる。
例えば、アルミニウム板を支持体とし、その上に感光層を有する感光性平版印刷版(予め感光性を付与した印刷板で、PS版と呼ばれる。)を画像露光及び現像して得られた平版印刷版に対して好適に使用できる。
また、可視や赤外線のレーザーで直接露光するCTP用の平版印刷版(CTPプレート)にも好適に使用することができる。具体例としてはフォトポリマータイプデジタルプレート(例えば、コダックGC(株)製:エクスサーモTP−W)や、サーマルポジタイプデジタルプレート(例えば、富士フイルムグラフィックシステムズ(株)製:XPシリーズ)などが挙げられる。
さらに、無処理型平版印刷版にも好適に使用できる。無処理型平版印刷版では、印刷機上で可視や赤外線のレーザーで直接露光し、露光部分以外の非画像部を湿し水で洗い流し、その後、通常の平版印刷方法により印刷する。従って、無処理型平版印刷版では、従来のPS版やCTP版で使用されてきた現像処理、水洗、リンス液処理等の後処理工程が不要となるため、これらの廃棄物が排出されない。無処理型平版印刷版としては、例えば、ブルーアース(コニカミノルタビジネスソリューションズ(株)製)、XZ−R(富士フイルムグラフィックシステムズ(株)製)などが挙げられる。
従来のPS版、CTP版および無処理型平版印刷版を用いて印刷するには、これらの版に対して画像を露光して得られた印刷版を用いて一般的な平版印刷を行えばよい。
以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
「湿し水濃縮組成物の製造」
本発明で用いた材料の製品名および製造(販売)会社を表1に記載した。
実施例1〜5
表2の組成(重量部)で混合し、実施例1〜5の湿し水濃縮組成物を得た。
実施例6〜16
表3の組成(重量部)で混合し、実施例6〜16の湿し水濃縮組成物を得た。
比較例1〜8
表4の組成(重量部)で混合して比較例1〜5の湿し水濃縮組成物を得た。また、比較例6〜8は市販の湿し水濃縮組成物であるが、比較例7で水溶性有機溶媒を使用していないことを除いて、これらの組成は不明である。
「CTP版による印刷および刷り出し汚れの評価」
富士フイルムグラフィックシステムズ(株)製のCTP版であるXP−Fを用いて印刷版を作成し、印刷機はハイデルベルグ製SM102、印刷インキは東京インキ(株)製ZIPSET ニューセルボ墨、湿し水は上記実施例および比較例の湿し水濃縮組成物を50倍に希釈した湿し水を用い、通常の方法によりコート紙に印刷した。
1時間以上印刷した後、印刷機を停止し、30分以上後に印刷を再開した。再開後の印刷物の非画像部にインキによる汚れが生じているかを目視で観察し、汚れが発生しないものを○、汚れる場合があるものを△、汚れが必ず発生するものを×、として評価した。
「無処理型平版印刷版による印刷および刷り出し汚れの評価」
コニカミノルタビジネスソリューションズ(株)製の無処理型平版印刷版であるブルーアースを用いて画像を形成し、印刷機はハイデル(株)製SM102、印刷インキは東京インキ(株)製ZIPSET ニューセルボ墨、湿し水は上記実施例および比較例の湿し水濃縮組成物を50倍に希釈した湿し水を用い、通常の機上印刷の方法によりコート紙に印刷した。
1時間以上印刷した後、印刷機を停止し、30分以上後に印刷を再開した。再開後の印刷物の非画像部にインキによる汚れが生じているかを目視で観察し、汚れが発生しないものを○、汚れる場合があるものを△、汚れが必ず発生するものを×、として評価した。
「印刷適性」
印刷適性は、以下に記載の方法のとおり1)給水ローラ汚れ適性、2)乳化適性の2項目で評価した。
1)給水ローラ汚れ適性
前記「無処理型平版印刷版による印刷および刷り出し汚れの評価」で用いた印刷方法により10,000枚印刷した。10,000枚の印刷後、給水ローラ上の汚れを目視により、ほとんど汚れなしを○、やや汚れが見られるものを△、汚れるものを×として評価した。
2)乳化適性
前記「無処理型平版印刷版による印刷および刷り出し汚れの評価」で用いた印刷方法により10,000枚印刷した。10,000枚の印刷後、インキローラ上のインキの乳化状態を目視により、 適性な乳化が見られるものを○、やや過剰乳化が見られるものを△、過剰な乳化が見られ、印刷に耐えられないものを×として評価した。
以上の評価試験の結果を表5および6にまとめた。
表5および表6から、実施例では明らかに刷り出し汚れが起こりにくく、印刷適性(給水ローラ汚れ適性、乳化適性)にも優れている。一方、比較例では市販の湿し水濃縮組成物を含め刷り出し汚れが起こりやすかったり、印刷適性に問題があったりすることが分かる。
本発明の湿し水は、従来のPS版、CTP版および無処理型平版印刷版を用いた平版印刷において優れた印刷物を与え有用である。

Claims (8)

  1. 版印刷方法に用いる湿し水濃縮組成物であって、
    酸、塩類および水溶性有機溶媒を含有し、
    前記酸が有機酸および/または無機酸であり、
    前記塩類が有機酸の塩および/または無機酸の塩であり、
    前記水溶性有機溶媒がグリコール類、グリコール類のモノアルキルエーテル、およびアルコール類から選択される一種または二種以上を含み、
    前記水溶性有機溶媒の含有量が10重量%以上であり
    当該湿し水濃縮組成物を水により重量で100倍希釈した水溶液のpHが3〜5で、その水溶液200mlに0.1規定水酸化ナトリウム水溶液を滴下していったとき、pH8になるまでの滴下量が7ml以上であることを特徴とする湿し水濃縮組成物。
  2. 前記水溶性有機溶媒が2個の水酸基を有し、該2個の水酸基間の最短の炭素数が2〜6で、かつ総炭素数が9であるジオール系非環状炭化水素化合物をさらに含む請求項1に記載の湿し水濃縮組成物。
  3. 前記酸が、リン酸、クエン酸、グルコン酸、リンゴ酸、コハク酸およびマレイン酸から選ばれた少なくとも1つを含有することを特徴とする請求項または2に記載の湿し水濃縮組成物。
  4. さらに、ホウ酸類またはフタル酸水素カリウムを含有することを特徴とする請求項3に記載の湿し水濃縮組成物。
  5. 前記ホウ酸類がホウ酸、三酸化二ホウ素および四ホウ酸ナトリウムから選ばれた少なくとも1つであることを特徴とする請求項4に記載の湿し水濃縮組成物。
  6. 請求項からのいずれかに記載の湿し水濃縮組成物を水により重量で25倍〜200倍に希釈したことを特徴とする湿し水。
  7. 請求項6に記載の湿し水を用いて印刷する工程を含む平版印刷方法。
  8. 請求項に記載の平版印刷方法により得られた印刷物。
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