JP5804115B2 - 照射方向変更システム - Google Patents

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本発明は照射方向変更システムについての技術分野に関する。詳しくは、レーザー光を受光素子に集光する集光レンズを画角の分割方向に並んで配置された複数のレンズによって構成して受光素子に対する十分な受光量を確保すると共に受光素子における受光面積の小型化を図る技術分野に関する。
特許3908226号公報 特許3875665号公報 特開2009−162659号公報 特許4059911号公報 特開平07−98379号公報
測定光としてレーザー光を用いて被測定物との間の距離を測定する距離測定装置がある。
距離測定装置としては、例えば、レーザー光を変調して被測定物に照射し、レーザー光源から被測定物へ向けて出射された出射光と被測定物で反射されて受光素子に入射された入射光との位相差を検出して距離を測定する装置がある。
また、別の距離測定装置として、レーザーパルスを被測定物に照射し、レーザー光源から出射されたレーザーパルスが被測定物で反射され受光素子に入射されるまでの往復時間を測定することにより距離を測定する装置もある。
このような距離測定装置は、例えば、産業用のロボットに組み込まれてロボットから周囲の被測定物までの距離を測定したり、車輌に組み込まれて車間距離を測定したりする用途等に利用されている。また、距離測定装置は、ゲーム機器に組み込まれて所定の位置から被測定物となるユーザーまでの距離を測定する用途にも利用される可能性もある。
距離測定装置には、投光用ミラーが所定の方向へ回動され該投光用ミラーで反射されたレーザー光によって被測定物をライン状に走査して2次元の距離を測定する装置として用いられるものがある(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
また、距離測定装置には、装置の全体を投光用ミラーの回動軸とは異なる回動軸を中心に回動させたり、プリズム群を回動させて被測定物に対する走査領域を拡大して3次元の距離を測定する装置として用いられるものもある(例えば、特許文献4及び特許文献5参照)。
さらに、レーザー光を投光用ミラーとして用いられたガルバノミラーやMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーによって反復走査して2次元又は3次元の距離を測定する距離測定装置もある。
上記した3次元距離測定装置においては、一定の画角の範囲で被測定物に関する距離情報を取得する必要がある。
このような一定の画角の範囲で被測定物に関する距離情報を取得する3次元距離測定装置として、全画角の範囲のレーザー光を広角短焦点レンズを用いて集光し受光素子にレーザー光を入射させるようにしたものがある。
ところが、広角短焦点レンズを用いたとしても、当該レンズの開口数には限界があるため、画角の大きさによっては、像高が非常に大きくなってしまい、受光素子に光を有効に集光することが困難になる場合がある。
そこで、複数の広角短焦点レンズを用い各レンズにそれぞれ画角を分割して分担させることにより、用いた個数分だけ各レンズの分担する画角を小さくすることが可能となるが、広角短焦点レンズは開口数が大きいため、複数の広角短焦点レンズに対して共通の受光素子を配置することが不可能である。
また、上記のような3次元距離測定装置において、動きのある被測定物に関する距離情報を測定する場合には、特に、距離情報を正確かつ高速で取得する必要性が高い。
距離情報を正確かつ高速で取得するためには、一定の画角の範囲で受光素子における十分な受光量を確保することが必要であると共に走査時におけるスキャン周波数を高め受光素子の良好な周波数特性を確保するために受光素子の受光面積を小さくすることが必要である。
そこで、本発明照射方向変更システムは、上記した問題点を克服し、受光素子に対する十分な受光量を確保すると共に受光素子における受光面積の小型化を図ることを課題とする。
上記した課題を解決するため、本発明照射方向変更システムは、第1に、光源と、前記光源から照射された光の方向を変える第1の反射ミラーと、前記第1の反射ミラーで反射されて方向が変化した光が通過し、共役な位置に配置された第1及び第2のリレーレンズと、多角形に形成され軸を支点に回転可能とされると共に、前記第1及び第2のリレーレンズを透過された光を目標とする被測定物に向けて反射する第2の反射ミラーと、被測定物で反射された光が入射され多角形に形成されたポリゴンを有すると共に、回転可能とされた集光ユニットとを備え、前記第1のリレーレンズが前記第1の反射ミラーと前記第2のリレーレンズとの間に配置され、前記第1のリレーレンズの焦点距離が前記第2のリレーレンズの焦点距離より長くしたものである。
これにより、第1の反射ミラーの回動角度に対して被測定物に対する走査角度を大きくすることができる。
上記した課題を解決するため、本発明照射方向変更システムは、第2に、光源と、前記光源から照射された光の方向を変える第1の反射ミラーと、前記第1の反射ミラーで反射されて方向が変化した光が通過し、共役な位置に配置された第1及び第2のリレーレンズと、多角形に形成され軸を支点に回転可能とされると共に、前記第1及び第2のリレーレンズを透過された光を目標とする被測定物に向けて反射する第2の反射ミラーと、被測定物で反射された光が入射され多角形に形成されたポリゴンを有すると共に、回転可能とされた集光ユニットとを備え、前記第1のリレーレンズが前記第1の反射ミラーと前記第2のリレーレンズとの間に配置され、前記第1の反射ミラーに最も近い前記第1のリレーレンズの集光角度が前記第2のリレーレンズの集光角度より小さくしたものである。
これにより、第2の反射ミラー側に配置されたリレーレンズの集光角度が第1の反射ミラー側に配置されたリレーレンズの集光角度より大きくなるため、レーザー光の縮小率が高くなり、その分、第2の反射ミラーの厚みを小さくして小型化を図ることができる。
上記した課題を解決するため、本発明照射方向変更システムは、第3に、光軸に対して傾動可能な光ビームを備える光源と、前記光ビームが通過し、光軸に沿って共役な位置に配置された第1及び第2のリレーレンズと、多角形に形成され軸を支点に回転可能とされると共に、前記第1及び第2のリレーレンズを透過された光を目標とする被測定物に向けて反射する反射ミラーと、被測定物で反射された光が入射される多角形に形成されたポリゴンを有すると共に、回転可能とされた集光ユニットとを備え、前記第1のリレーレンズが前記第2のリレーレンズと前記光源との間に配置され、前記第1のリレーレンズの焦点距離が前記第2のリレーレンズの焦点距離より長くしたものである。
これにより、第1の反射ミラーの回動角度に対して被測定物に対する走査角度を大きくすることができる。
本発明照射方向変更システムによれば、第1の反射ミラーの回動角度に対して被測定物に対する走査角度を大きくすることができる。また、第2の反射ミラー側に配置されたリレーレンズの集光角度が第1の反射ミラー側に配置されたリレーレンズの集光角度より大きくなるため、レーザー光の縮小率が高くなり、その分、第2の反射ミラーの厚みを小さくして小型化を図ることができる。
図2乃至図16と共に本発明の実施の形態を示すものであり、本図は、3次元距離測定装置の全体構成を示す平面図である。 レーザー光源から第2の反射ミラーまでに配置された各部材とその光路を示す側面図である。 集光ユニットの拡大斜視図である。 3次元距離測定装置の回路構成等を示すブロック図である。 レーザー光源からレーザー光の出射が開始された時点の状態を示すものであり、(a)は第2の反射ミラーの状態(b)はポリゴンの状態を示す概念図である。 レーザー光源からレーザー光の出射が開始され一定時間経過した時点の状態を示すものであり、(a)は第2の反射ミラーの状態(b)はポリゴンの状態を示す概念図である。 レンズの拡大斜視図である。 レンズの拡大正面図である。 レンズによってレーザー光が集光されている状態を示す拡大平面図である。 レンズによって分担される画角等を説明するための概念図である。 レンズの出射面側で光束が重なっている状態を示す概念図である。 レンズの出射面側での光束の重なりが解消された状態を示す概念図である。 レンズの入射面側で光束が重なっている状態を示す概念図である。 レンズの入射面側での光束の重なりの解消を説明するための概念図である。 レンズの入射面側での光束の重なりが解消された状態を示す概念図である。 ガルバノミラーを用いた3次元距離測定装置の例を示す斜視図である。
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
[3次元距離測定装置の全体構成]
以下に、3次元距離測定装置の全体構成について説明する。
<第1の実施の形態>
先ず、第1の実施の形態に係る3次元距離測定装置1について説明する(図1乃至図3参照)。
3次元距離測定装置1はレーザー光源2、光学素子3、投光用ミラー4、リレーレンズ5、5、集光ユニット6及び受光素子7を備えている(図1乃至図3参照)。
レーザー光源2としては、例えば、レーザーダイオードが用いられ、レーザー光源2は半導体の構成元素によって発振するレーザー光の波長を変化させることが可能である。尚、レーザー光源2は複数が設けられていてもよい。
光学素子3としては、例えば、コリメーターレンズが用いられ、光学素子3は入射されたレーザー光を略平行光として出射する機能を有する。
投光用ミラー4は第1の反射ミラー8と第2の反射ミラー9によって構成されている。
第1の反射ミラー8としては、例えば、MEMSミラーが用いられている。第1の反射ミラー8は、例えば、水平方向に延びる軸を支点として回動可能とされている。
第2の反射ミラー9としては、例えば、ポリゴンミラーが用いられている。第2の反射ミラー9は、例えば、垂直方向に延びる軸を支点として回転可能とされている。第2の反射ミラー9は上下方向が厚み方向とされ厚みの薄い正8角形状に形成され、外周面がそれぞれ水平方向を向く八つの反射面9a、9a、・・・として形成されている。
リレーレンズ5、5は両凸レンズであり、第1の反射ミラー8と第2の反射ミラー9の間に離隔して配置されている。リレーレンズ5、5は共役な位置に配置され、第1の反射ミラー8側に配置されたリレーレンズ5の焦点距離が第2の反射ミラー9側に配置されたリレーレンズ5の焦点距離より大きくされ、例えば、2:1となるようにされている。従って、第2の反射ミラー9側に配置されたリレーレンズ5の焦点距離をFとすると、図2に示すように、リレーレンズ5、5間の距離が3Fとされ、第1の反射ミラー8と該第1の反射ミラー8側に配置されたリレーレンズ5との距離が2Fとされ、第2の反射ミラー9と該第2の反射ミラー9側に配置されたリレーレンズ5との距離がFとされている。従って、第1の反射ミラー8側に配置されたリレーレンズ5の集光角度をαとし第2の反射ミラー9側に配置されたリレーレンズ5の集光角度をβとすると、α<βの関係が成立する。
集光ユニット6は、図1及び図3に示すように、角筒状に形成されたポリゴン10の各外周面10a、10a、・・・にそれぞれ集光レンズ11、11、・・・が取り付けられて成る。集光ユニット6は、例えば、垂直方向に延びる軸を支点として回転可能とされている。
ポリゴン10は外周面10a、10a、・・・が同一の大きさ及び形状に形成され、外周面10a、10a、・・・は水平方向を向くようにされている。
集光レンズ11は、例えば、ポリゴン10の外周面10aにおける外周部を除く部分に配置されている。
受光素子7は、例えば、上下方向に長い板状に形成され、集光ユニット6の回転中心が存在する位置に固定されている。従って、集光ユニット6は受光素子7の周囲を回転される。受光素子7には水平方向を向く一つの面に受光面7aが形成されている。
上記のように構成された3次元距離測定装置1において、図1及び図2に示すように、レーザー光源2からレーザー光、例えば、波長785nm付近の赤外光が出射されると、出射されたレーザー光は、光学素子3によって略平行光とされ、投光用ミラー4の第1の反射ミラー8に入射される。レーザー光は第1の反射ミラー8で第2の反射ミラー9へ向けて反射される。このとき第1の反射ミラー8は所定の角度範囲で水平方向に延びる軸を支点として回動されている。
第1の反射ミラー8で反射されたレーザー光はリレーレンズ5、5を透過されて第2の反射ミラー9の反射面9a、9a、・・・に順次集光されて入射される。このとき第2の反射ミラー9は水平方向において回転されているため、反射面9a、9a、・・・で一定の範囲の角度で反射され被測定物100に照射されて該被測定物100が走査される。
被測定物100に照射されたレーザー光は被測定物100で反射され拡散光とされて集光ユニット6の集光レンズ11、11、・・・に順次入射される。集光ユニット6は水平方向において回転されているため、集光レンズ11、11、・・・に入射されたレーザー光は順に集光レンズ11、11、・・・によって集光されて受光素子7に入射される。
尚、被測定物100と集光ユニット6の間に受光用ミラーが配置されていてもよく、受光用ミラーが配置されている場合には被測定物100で反射されたレーザー光が受光用ミラーで反射されて集光レンズ11、11、・・・に入射される。
受光素子7に入射されたレーザー光に基づいて受光信号が生成され、生成された受光信号が後述する処理部によって処理され被測定物100に関する距離情報が算出されて距離測定が行われる。
尚、被測定物100に関する距離測定は、例えば、パルス発光されたレーザー光の出射時におけるパルス波を基準とし、被測定物100で反射され受光素子7に入射されて検出されたパルス波との時間差を算出することにより行うことが可能である。
[3次元距離測定装置の回路構成等]
次に、3次元距離測定装置1の回路構成等について説明する(図4参照)。尚、以下に示す回路構成は、上記した3次元距離測定装置1において、距離の算出をレーザー光の往復時間、即ち、レーザーパルスの発光から受光までの時間差を測定することにより行う所謂TOF(Time Of Flight)方式とした場合の一例である。
レーザー光源2は光源ドライバー12によって駆動され、測定光としてのレーザー光(レーザーパルス)を出射する。レーザー光源2から出射されるレーザー光の出力は、光源ドライバー12において設定された光源駆動電流に基づいて制御される。
出射されたレーザー光の一部は、レーザー光源2の近傍に設けられたモニター用受光素子13に入射され、該モニター用受光素子13に入射されたレーザー光に基づいて生成された観測電圧に応じて出力調整部14によって光源ドライバー12における光源駆動電流の設定値が制御される。
タイミング発生ブロック15は、投光用ミラー4及び集光ユニット6を駆動する駆動回路16に対してレーザー光による走査を行う際の駆動タイミング信号を送出すると共に該駆動タイミング信号と同期した発光指令パルスを光源ドライバー12に送出してパルス発光のタイミング制御を行う。
尚、発光指令パルスはレーザー光の往復時間の測定を行う際の基準信号として時間差測定ブロック17にも送出される。
また、タイミング発生ブロック15は、レーザー光の出力調整を行う際にモニター用受光素子13の電圧を観測するためのタイミング信号の生成や投光用ミラー4及び集光ユニット6のタイミング情報(又は位相情報)のCPU(Central Processing Unit)18への送出も行う。
受光素子7には被測定物100で反射されたレーザー光が集光ユニット6によって集光されて入射される。受光素子7においては、入射されたレーザー光の光量に略比例した電流パルスが発生し、発生した電流パルスはI/V変換回路19によって受光電圧(受光信号)に変換され増幅アンプブロック20に送出される。
増幅アンプブロック20はI/V変換回路19によって変換された受光電圧を適正なレベルまで増幅して増幅後受光電圧として立上り検出ブロック21に送出する。受光電圧はダイナミックレンジが大きな信号となるため、増幅アンプブロック20には、例えば、信号レベルの調整のための可変ゲインアンプ等が含まれる。
立上り検出ブロック21はコンパレーター等によって構成され、入力されたアナログパルスをデジタル(2値信号)の受光パルスに変換して時間差測定ブロック17に送出する。
時間差測定ブロック17は発光指令パルスと受光パルスの時間差を測定してレーザー光源2から出射されたレーザー光の往復時間を算出する。
距離変換ブロック22は時間差測定ブロック17によって算出された往復時間(時間情報)を距離情報に変換しCPU18に送出する。変換された距離情報はCPU18によって処理され、外部装置に対して出力される。
上記した増幅アンプブロック20、立上り検出ブロック21、時間差測定ブロック17、距離変換ブロック22は、受光素子7に入射されたレーザー光に基づいて生成される受光電圧(受光信号)を処理し被測定物100に関する距離情報を算出する処理部として機能する。
[リレーレンズと投光用ミラーの具体的構成]
3次元距離測定装置1にあっては、上記したように、リレーレンズ5、5を第1の反射ミラー8と第2の反射ミラー9の間に離隔して配置し、共役な位置に配置している(図2参照)。リレーレンズ5、5は、このような位置に配置され、リレーレンズ5、5の各焦点にそれぞれ第1の反射ミラー8の反射面と第2の反射ミラー9の反射面9aが一致され、第1の反射ミラー8側に配置されたリレーレンズ5の焦点距離(2F)が第2の反射ミラー9側に配置されたリレーレンズの焦点距離(F)より大きくされている。
従って、第1の反射ミラー8の回動角度に対して被測定物100に対する走査角度を大きくすることができる。
また、第2の反射ミラー9側に配置されたリレーレンズ5の集光角度βが第1の反射ミラー8側に配置されたリレーレンズ5の集光角度αより大きくなるため、レーザー光の縮小率が高くなり、その分、第2の反射ミラー9の厚みを小さくして小型化を図ることができる。
[第2の反射ミラーとポリゴンの関係]
次に、ポリゴンミラーが用いられた第2の反射ミラー9と集光ユニット6のポリゴン10との関係について説明する。
3次元距離測定装置1においては、レーザー光を反射する反射手段として用いられた第2の反射ミラー9を正8角形に形成し、レーザー光を透過する透過手段として用いられたポリゴン10を外形が正方形に形成している。即ち、第2の反射ミラー9とポリゴン10の形状を2M:Mの正多角形に形成している(Mは3以上の自然数)。
このとき、レーザー光の径を考慮せず主光線のみを考慮すると、第2の反射ミラー9は正8角形とされているため、一つの反射面9aについて2×(360°/8)=90°の走査角度で被測定物100を走査することが可能である。また、ポリゴン10は外形が正方形とされているため、一つの外周面10aについて360°/4=90°の走査角度で被測定物100を走査したレーザー光を受光することが可能となる。
従って、それぞれの一つの面、即ち、反射面9aと外周面10aにおいて、ともに90°の走査角度のレーザー光を照射又は入射するため、反射手段として用いられた第2の反射ミラー9と透過手段として用いられたポリゴン10を2M:Mの正多角形に形成することにより、効率的な距離測定を行うことができる。
[第2の反射ミラーとポリゴンの回転速度]
次に、ポリゴンミラーが用いられた第2の反射ミラー9と集光ユニット6のポリゴン10との回転速度について説明する(図5及び図6参照)。
図5は、レーザー光源2からレーザー光の出射が開始された時点の状態、即ち、レーザー光の出射後の経過時間t=0の状態を示している。t=0の状態においては、例えば、レーザー光が第2の反射ミラー9の反射面9aで入射された方向に対して直交する方向へ反射され、このときの第2の反射ミラー9におけるレーザー光の水平方向における投光角度γをγ=0とする(図5(a)参照)。従って、第2の反射ミラー9の回転角度θ2Mはθ2M=0である。また、t=0において、ポリゴン10に入射されるレーザー光の水平方向における受光角度γをγ=0とする(図5(b)参照)。このときポリゴン10が回転する回転角度θはθ=0である。
第2の反射ミラー9の角速度をωとすると、t=0から一定時間tが経過したt=tまでの間に第2の反射ミラー9が回転する回転角度θ2Mはθ2M=ωtとなるが、反射により被測定物100を走査するため、第2の反射ミラー9におけるレーザー光の投光角度γは回転角度θ2Mの2倍となりγ=2θ2M=2ωtとされる(図6(a)参照)。
一方、ポリゴン10の角速度も第2の反射ミラー9の角速度と同様にωであるとすると、t=0から一定時間tが経過したt=tまでの間にポリゴン10が回転する回転角度θはθ=ωtとなる。ポリゴン10はレーザー光を透過するため、被測定物100からポリゴン10に入射されるレーザー光の受光角度γはγ=θ=ωtとされる。
従って、t=0からt=tまでの間の同一時間内において、投光角度γが受光角度γの2倍になり、投光角度γと受光角度γが一致しない。
そこで、3次元距離測定装置1においては、第2の反射ミラー9とポリゴン10の角速度が1:2になるようにし、第2の反射ミラー9におけるレーザー光の投光角度γとポリゴン10に対するレーザー光の受光角度γとが一致するようにしている。従って、第2の反射ミラー9の角速度をωとすると、ポリゴン10の角度速度は2ωとなり、t=0からt=tまでの間にポリゴン10に入射されるレーザー光の受光角度γはγ=θ=2ωtとされγと一致される(図6(b)参照)。
このように、3次元距離測定装置1にあっては、第2の反射ミラー9におけるレーザー光の投光角度γとポリゴン10に対するレーザー光の受光角度γとが一致するため、効率的な距離測定を行うことができる。
[集光ユニットの具体的構成]
集光ユニット6の集光レンズ11は複数のレンズ23、23、・・・の集合体、例えば、六つのレンズ23、23、・・・の集合体として構成されている(図3、図7及び図8参照)。
レンズ23は図8に点線で示した径の同芯円非球面レンズRの上下両側の部分を切断し上下両面がそれぞれ平面とされ所謂アイカットレンズとして横長の形状に形成されている。図8に、一点鎖線で描いた円Sは、レンズが円形である場合に距離測定を適正に行うための光量を集光するために必要とされるレンズ径であり、レンズ23の入射面23aの面積は、円Sの面積と同じにされている。
3次元距離測定装置1においては、上記したように、水平方向においては投光角度γと受光角度γが一致されているため、レーザー光の集光に際して画角成分が発生しない。従って、図9に示すように、レンズ23によってレーザー光が適正に集光されて受光素子7に入射される。
一方、垂直方向においては、第1の反射ミラー8が水平方向に延びる軸を支点として回動されてレーザー光が所定の角度範囲で反射されるため、当該角度範囲に対応した広い画角範囲のレーザー光を集光レンズ11によって集光する必要がある。
一般に、このような広い画角範囲のレーザー光を一つのレンズによって集光しようとすると、受光素子上での像高が極めて大きくなり、周波数特性の高い受光素子を使用することが不可能となる。従って、垂直方向に並べて配置した複数のレンズを用いて各レンズ毎に画角を分担することにより、受光素子上での像高を小さくして周波数特性の高い受光素子を使用することが可能である。
しかしながら、レンズの垂直方向における開口数が大きいと、受光素子を複数のレンズに対して共通化することができなくなり、各レンズ毎にそれぞれ受光素子が必要となってしまう。
そこで、3次元距離測定装置1にあっては、上下両面がそれぞれ平面とされアイカットレンズとして形成された複数のレンズ23、23、・・・によって集光レンズ11を構成し、以下のように、レンズ23、23、・・・を配置し、受光素子7上での像高を小さくして周波数特性の高い受光面積の小さい受光素子7を用いることが可能とされている。
集光レンズ11は、レンズ23、23、・・・が、入射されるレーザー光の光軸に直交する一方向である垂直方向において積層された状態で配置され、各レンズ23、23、・・・が水平方向に対して所定の角度で傾斜した状態で配置されている(図10参照)。尚、レンズ23、23、・・・は同一の形状及び大きさに形成され積層されて上下で重なる部分が存在するため、集光レンズ11が構成された状態においては重なる分だけ各レンズ23、23、・・・の形状が変更されるが、図10乃至図15には、説明の便宜上、重なり合いを示した状態で図示する。
上記のように、集光レンズ11を複数のレンズ23、23、・・・によって構成することにより、分割方向、即ち、垂直方向における画角θをレンズ23、23、・・・の数であるn個(nは2以上の自然数)に分割している。3次元距離測定装置1においては、例えば、n=6とされ、垂直方向における画角θを六つのレンズ23、23、・・・によってそれぞれ分担し、レンズ23、23、・・・によって分担されるそれぞれの画角を小さくしている。
但し、レンズ23、23、・・・はn=6に限られることはなく、複数であれば任意の数にすることが可能である。
一つのレンズ23が分担する画角はθ/nであり、各レンズ23、23、・・・の水平方向(光軸方向)に対して傾斜する角度を傾斜配置角度θとすると、傾斜配置角度θは以下の条件式(1)及び条件式(2)によって表される。
(1)nが奇数の場合:θ=(N−1)×(θ/n)
(2)nが偶数の場合:θ=(N−1/2)×(θ/n)
但し、
N:光軸を基準としてカウントしたレンズの番号
θ:垂直方向における画角
n:画角の分割数
とする。
尚、θは条件式(1)及び条件式(2)におけるθに相当する。
集光レンズ11の場合には、n=6であるため、条件式(2)が適用され、例えば、θ=48°とされている。
レンズ23、23、・・・を、図10に示すように、上方側から順にレンズ23A、23B、・・・、23Fとすると、レンズ23A、23Fはθ=20°、レンズ23B、23Eはθ=12°、レンズ23C、23Dはθ=4°となる。従って、レンズ23A、23B、23Cはそれぞれ水平方向に対して20°、12°、4°前上がりの状態とされ、レンズ23F、23E、23Dはそれぞれ水平方向に対して20°、12°、4°前下がりの状態とされて集光レンズ11が構成される。
また、これらのレンズ23A乃至レンズ23Fは、θ=48°の画角を等分に分担し、それぞれ8°(±4°)ずつの画角を分担するようにされている。
レンズ23、23、・・・は、上記したように、水平方向に対して傾斜した状態とされているため、広い画角範囲のレーザー光を集光レンズ11によって集光することができる。
また、レンズ23、23、・・・は、条件式(1)及び条件式(2)を満足するように水平方向に対して傾斜した状態とされている。従って、レンズ23、23、・・・の傾斜配置角度θが最適化され、広い画角範囲のレーザー光を集光レンズ11によって集光し受光素子7における十分な受光量を確保することができる。
次に、画角を有するレーザー光の光束の像高とレンズ23、23、・・・に対する受光素子7の共通化について説明する。
垂直方向においては、上記したように、画角θが存在するため、受光素子7上において、以下の条件式(3)に示す像高yが発生する。
(3)y=f×tan(θ/2n)
但し、
f:レンズの焦点距離
とする。
一つのレンズによって画角を有するレーザー光の光束を集光する場合に比し、画角を分割し複数のレンズ23、23、・・・によって分割した画角を分担することにより像高は低くされる。
また、レンズ23、23、・・・は上下両面がそれぞれ平面とされアイカットレンズとして形成されているため、一般的に用いられる円形状のレンズを複数用いて分割した画角を分担する場合に比し、垂直方向における開口数NAが小さい。レンズ23、23、・・・の垂直方向における開口数NAは、
(4)NA=sin(θ/2n)
によって表される。
従って、レンズ23、23、・・・の垂直方向における開口数NAを条件式(4)以下の値にすることが可能であり、垂直方向における開口数NAが小さいため、レンズ23、23、・・・に対する受光素子7の共通化を図ることができる。
レンズ23、23、・・・にあっては、上記したように、画角θを分割して分担しており、分割方向(垂直方向)において隣り合うレンズ23、23間で入射するレーザー光の光束が内部で重ならないようにすることが必要である。従って、垂直方向において隣り合うレンズ23、23の入射面23a、23aにおいて光束が重ならず、出射面23b、23bにおいても光束が重ならないようにすることが必要となる。
先ず、レーザー光の光束が重ならないようにするための絞り位置について説明する(図11及び図12参照)。尚、絞りは、レーザー光を透過する開口がレーザー光の光束のうち受光素子7の受光面7aに入射される部分に対応して存在するものとして光路上に形成される光学上の絞りであり、特に、機械的な絞りや絞り部材に相当するものではない。
以下のレーザー光の光束が重ならないようにするための説明は、説明を容易にするために、垂直方向において隣り合う二つのレンズ23、23についてのみ行う。
尚、図11及び図12において、上側のレンズ23には分担した画角における最も上方から入射される光束を示し、下側のレンズ23には分担した画角における最も下方から入射される光束を示している。
レーザー光の光束を絞る絞り位置が、例えば、レンズ23、23の入射面23a、23aの直前に形成されている場合には、出射面23b、23b側において±θ/2nの画角を有するレーザー光の垂直方向における振れが大きくなってしまい、出射面23b、23b側において光束が重なり易い(図11参照)。
そこで、隣り合うレンズ23、23の出射面23b、23b側において光束が重ならないようにするためには、垂直方向における開口数NAを極端に小さくする必要が生じてしまう。
従って、隣り合うレンズ23、23の出射面23b、23b側において光束が重ならないようにするためには、絞り位置を出射面23b、23bの直後に形成することが望ましい(図12参照)。
次に、レーザー光の光束が入射面23a、23a側において重ならないようにするための開口数の値について説明する(図13乃至図15参照)。
尚、図13及び図15において、上側のレンズ23には分担した画角における最も下方から入射される光束を示し、下側のレンズ23には分担した画角における最も上方から入射される光束を示している。
上記のように、絞り位置を出射面23b、23bの直後に形成すると、入射面23a、23a側においてレーザー光の垂直方向における振れが大きくなってしまう。従って、出射面23b、23b側のみを考慮した開口数NAでレンズ23、23の設計を行うと、図13に示すように、入射面23a、23a側において光束が重なる可能性がある。
そこで、入射面23a、23a側において光束が重ならない条件を以下に示す(図14参照)。
レンズ23、23の入射面23a、23aの垂直方向における中心間距離をDとすると、中心間距離Dは以下の条件式(5)によって表される。
(5)D=2(L+d)sin(θ/2n)
但し、
L:バックフォーカス
d:レンズの軸上厚み
とする。
入射面23a、23aにおいて±θ/2nの画角を有するレーザー光の光束における主光線のシフト量をYとすると、シフト量Yは、
(6)Y=d×tan(θ/2n)
によって表される。
レーザー光の光束の径をφとすると、条件式(6)より、入射面23a、23aにおいて光束が重ならないための径φの条件が、
(7)2(Y+φ/2)≦D
によって表される。
従って、レンズ23、23の入射面23a、23a側において光束が重ならない開口数NAの条件は、
(8)NA≦(1/2f){2(L+d)sin(θ/2n)−2d×tan(θ/2n)}
によって表される。
尚、NAは条件式(8)におけるNAに相当し、θは請求項5の条件式(8)におけるθに相当する。
レンズ23、23、・・・について、条件式(8)を満足する開口数NAとすることにより、入射面23a、23a側において光束が重ならないようにすることができる(図15参照)。
3次元距離測定装置1においては、レンズ23、23、・・・の出射面23b、23b、・・・の直後に絞り位置を形成すると共にレンズ23、23、・・・の垂直方向における開口数NAがそれぞれ条件式(8)を満足する値とされている。
従って、3次元距離測定装置1にあっては、集光レンズ11、11、・・・において、垂直方向において隣り合うレンズ23、23、・・・間で入射するレーザー光の光束が内部で重ならず、3次元距離測定装置1における距離測定動作の適正化を図ることができる。
集光レンズ11は、上記のように構成され、例えば、レンズ23、23、・・・の集合体として一体に形成されている。
このように集光レンズ11を一体に形成することにより、製造コストの低減を図ることができる。
レンズ23は、例えば、樹脂材料によって非球面レンズとして形成され、非球面は光軸回り方向において軸対称とされ、以下の数式1に表1の各値を代入した形状に形成されている。数式1において、rは光軸から該光軸に直交する方向における距離、Z(r)は光軸から距離rの面形状、Kは円錐係数、cは曲率半径、A2iは非球面係数である。
Figure 0005804115
Figure 0005804115
表1には、非球面係数等の他、屈折率、軸上厚み、垂直方向における開口数NA、水平方向における開口数NA、焦点距離及び入射面の有効面積も示している。表1において、「E−i」は10を底とする指数表現、即ち、「10−」を表しており、例えば、「0.12345E−05」は「0.12345×10−5」を表している。
[受光素子の具体的構成]
水平方向における像高は集光ユニット6が水平方向へ回転されるため問題とならず、受光素子7については、水平方向における長さを最小限に形成することが可能である。
受光素子7の垂直方向における長さについては、条件式(3)に示す像高yに相当するレーザー光を受光することができる長さに形成すればよい。
従って、受光素子7を小さくすることが可能となり、高速動作に対応可能な高い周波数特性を有する受光素子7を用いることができる。
また、受光素子7の受光面7aについて、画角の分割方向である垂直方向における長さを水平方向における長さより長くすることにより、レーザー光を効率的に受光することができると共にレーザー光の受光量を増加させることができる。
尚、受光素子7の数はレンズ23、23、・・・の数より少なくすることが望ましく、上記したように、レンズ23、23、・・・に対して一つの受光素子7を共通化することもできる。
[その他]
上記には、第2の反射ミラー9とポリゴン10を水平方向へ回転させて距離測定を行う3次元距離測定装置1を例として示したが、例えば、図16に示すように、第2の反射ミラー9とポリゴン10に代えてガルバノミラー24を用いた3次元距離測定装置1Aを構成することも可能である。
3次元距離測定装置1Aにはガルバノミラー24と受光素子7の間に固定された集光レンズ11が配置されている。ガルバノミラー24は第1の反射面24aと第2の反射面24bを有し、水平方向に回動可能とされている。
3次元距離測定装置1Aにおいて、レーザー光源2からレーザー光が出射されると、出射されたレーザー光は、光学素子3によって略平行光とされ、第1の反射ミラー8で反射されリレーレンズ5、5を透過されてガルバノミラー24の第1の反射面24aに集光されて入射される。このときガルバノミラー24は水平方向において回動されているため、レーザー光が第1の反射面24aで一定の範囲の角度で反射され被測定物100に照射されて該被測定物100が走査される。
被測定物100に照射されたレーザー光は被測定物100で反射され拡散光とされてガルバノミラー24の第2の反射面24bに入射され、該第2の反射面24bで反射されて集光レンズ11に入射される。集光レンズ11に入射されたレーザー光は集光されて受光素子7に入射される。
受光素子7に入射されたレーザー光に基づいて受光信号が生成され、生成された受光信号が処理部によって処理され被測定物100に関する距離情報が算出されて距離測定が行われる。
このように第1の反射面24aと第2の反射面24bを有するガルバノミラー24を用いることにより、機構の簡素化を図ることができる。
[まとめ]
以上に記載した通り、3次元距離測定装置1、1Aにあっては、分割された各画角の範囲のレーザー光をそれぞれ集光して受光素子7へ導くレンズ23、23、・・・によって構成された集光レンズ11を設けているため、受光素子7に対する十分な受光量を確保することができると共に受光素子7における受光面積の小型化を図ることができる。
従って、距離情報を正確かつ高速で取得することが可能となり、走査時におけるスキャン周波数を高め受光素子7の良好な周波数特性を確保することができる。
また、集光レンズ11は複数のレンズ23、23、・・・がそれぞれ水平方向に対して所定の角度で傾斜して配置されているため、レーザー光を受光素子7に距離測定に必要とされる所定の径で入射させることが可能であり、距離測定における測定精度の向上を図ることができる。
尚、3次元距離測定装置1、1Aにあっては、レンズ23、23、・・・を水平方向に対して傾斜させないで配置することも可能である。
上記には、集光レンズ11、11、・・・の配置方向を垂直方向とした例を示したが、集光レンズ11、11、・・・の配置方向は画角の分割方向に一致されるため、画角の分割方向を考慮した方向になる。例えば、画角の分割方向が水平方向であれば、集光レンズ11、11、・・・の配置方向も同じ水平方向となる。
尚、画角の分割方向は垂直方向又は水平方向に限られることはなく、レーザー光による走査の方向に応じて変更可能であり、レーザー光の光軸に直交する方向において任意の一方向となる。
尚、上記には、レーザー光の往復時間を測定することにより距離の算出を行う3次元距離測定装置1、1Aを例として示したが、3次元距離測定装置1、1Aは出射光と入射光の位相差を検出して距離を測定する装置にも適用することが可能である。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
1…3次元距離測定装置、2…レーザー光源、3…光学素子、4…投光用ミラー、5…リレーレンズ、6…集光ユニット、7…受光素子、7a…受光面、8…第1の反射ミラー、9…第2の反射ミラー、10…ポリゴン、11…集光レンズ、100…被測定物、23…レンズ、1A…3次元距離測定装置

Claims (24)

  1. 光源と、
    前記光源から照射された光の方向を変える第1の反射ミラーと、
    前記第1の反射ミラーで反射されて方向が変化した光が通過し、共役な位置に配置された第1及び第2のリレーレンズと、
    多角形に形成され軸を支点に回転可能とされると共に、前記第1及び第2のリレーレンズを透過された光を目標とする被測定物に向けて反射する第2の反射ミラーと、
    被測定物で反射された光が入射され多角形に形成されたポリゴンを有すると共に、回転可能とされた集光ユニットとを備え、
    前記第1のリレーレンズが前記第1の反射ミラーと前記第2のリレーレンズとの間に配置され、
    前記第1のリレーレンズの焦点距離が前記第2のリレーレンズの焦点距離より長い
    照射方向変更システム。
  2. 前記第1の反射ミラーが軸を支点として回動可能にされている
    請求項1に記載の照射方向変更システム。
  3. 前記光源がレーザー光源である
    請求項1に記載の照射方向変更システム。
  4. 前記第1の反射ミラーが限られた方向に対してのみ回動可能である
    請求項1に記載の照射方向変更システム。
  5. 前記第2の反射ミラーと前記ポリゴンが2M:M(Mは3以上の自然数)の正多角形に形成されている
    請求項1に記載の照射方向変更システム。
  6. 前記第1の反射ミラーと前記光源との間に他のレンズを備える
    請求項1に記載の照射方向変更システム。
  7. 前記第1の反射ミラーと前記光源との間のレンズがコリメーターレンズである
    請求項6に記載の照射方向変更システム。
  8. 前記第1の反射ミラーがMEMSミラーである
    請求項1に記載の照射方向変更システム。
  9. 前記第1及び第2のリレーレンズが両凸レンズである
    請求項1に記載の照射方向変更システム。
  10. 光源と、
    前記光源から照射された光の方向を変える第1の反射ミラーと、
    前記第1の反射ミラーで反射されて方向が変化した光が通過し、共役な位置に配置された第1及び第2のリレーレンズと、
    多角形に形成され軸を支点に回転可能とされると共に、前記第1及び第2のリレーレンズを透過された光を目標とする被測定物に向けて反射する第2の反射ミラーと、
    被測定物で反射された光が入射され多角形に形成されたポリゴンを有すると共に、回転可能とされた集光ユニットとを備え、
    前記第1のリレーレンズが前記第1の反射ミラーと前記第2のリレーレンズとの間に配置され、
    前記第1の反射ミラーに最も近い前記第1のリレーレンズの集光角度が前記第2のリレーレンズの集光角度より小さい
    照射方向変更システム。
  11. 前記第1のリレーレンズの焦点距離が前記第2のリレーレンズの焦点距離より長い
    請求項10に記載の照射方向変更システム。
  12. 前記第1の反射ミラーが軸を支点として回動可能にされている
    請求項10に記載の照射方向変更システム。
  13. 前記光源がレーザー光源である
    請求項10に記載の照射方向変更システム。
  14. 前記第1の反射ミラーが限られた方向に対してのみ回動可能である
    請求項10に記載の照射方向変更システム。
  15. 前記第2の反射ミラーと前記ポリゴンが2M:M(Mは3以上の自然数)の正多角形に形成されている
    請求項10に記載の照射方向変更システム。
  16. 前記第1の反射ミラーと前記光源との間に他のレンズを備える
    請求項10に記載の照射方向変更システム。
  17. 前記第1の反射ミラーと前記光源との間のレンズがコリメーターレンズである
    請求項16に記載の照射方向変更システム。
  18. 前記第1の反射ミラーがMEMSミラーである
    請求項10に記載の照射方向変更システム。
  19. 前記第1及び第2のリレーレンズが両凸レンズである
    請求項10に記載の照射方向変更システム。
  20. 光軸に対して傾動可能な光ビームを備える光源と、
    前記光ビームが通過し、光軸に沿って共役な位置に配置された第1及び第2のリレーレンズと、
    多角形に形成され軸を支点に回転可能とされると共に、前記第1及び第2のリレーレンズを透過された光を目標とする被測定物に向けて反射する反射ミラーと、
    被測定物で反射された光が入射される多角形に形成されたポリゴンを有すると共に、回転可能とされた集光ユニットとを備え、
    前記第1のリレーレンズが前記第2のリレーレンズと前記光源との間に配置され、
    前記第1のリレーレンズの焦点距離が前記第2のリレーレンズの焦点距離より長い
    照射方向変更システム。
  21. 前記光ビームがレーザー光ビームである
    請求項20に記載の照射方向変更システム。
  22. 前記光ビームが光軸に対して限られた範囲内の角度で傾くようにされている
    請求項20に記載の照射方向変更システム。
  23. 前記光源と前記第1のリレーレンズとの間に回動可能なミラーを備える
    請求項20に記載の照射方向変更システム。
  24. 前記第1及び第2のリレーレンズが両凸レンズである
    請求項20に記載の照射方向変更システム。
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