JP5800048B2 - 車両のバックドアのダンパステー取付構造 - Google Patents

車両のバックドアのダンパステー取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、車両のバックドアのダンパステーの取付構造に関する。
近年の車両では、上下に回動するバックドアを備えた、いわゆるワゴンタイプやミニバンタイプや2BOXタイプ等の車両が広く普及している。バックドアは、リアウィンドを含めた車両の後部のパネルであり、サイズが比較的大きく、質量も比較的大きい。このため、ユーザが上下方向に回動するバックドアを開く際にバックドアを容易に上方に回動できるようにサポートするために、ガス等が封入されたダンパステーが取り付けられている。
このダンパステーの一般的な従来の取付構造を図6及び図7に示す。図6は従来のダンパステーの取付構造を有する車両101において、ヒンジ回動軸HJ回りに上下方向に回動するバックドア120を開いた状態の車両の背面図を示しており、図7は図6におけるC−C断面図を示している。従来の取付構造では、ダンパステー130の一方端は車両101の右サイドフレーム102に設けられたダンパ接続部材112B(あるいは車両101の左サイドフレーム103に設けられたダンパ接続部材112B)に接続され、ダンパステーの他方端はバックドア120に設けられたダンパ接続部材122Bに接続されている。そしてバックドア120を閉じた状態では、ダンパステー130はロッドがシリンダ内に収容された状態で右サイドフレーム102内、及び左サイドフレーム103内に収容されており、バックドア120が上方に回動されて開いた状態では、ダンパステー130はロッドが伸長した状態となりバックドア120を支持する。このように従来のダンパステー取付構造では、2本のダンパステー130のそれぞれが、右サイドフレーム102内、及び左サイドフレーム103内に収容されるように取り付けられているので、右サイドフレーム102及び左サイドフレーム103のサイドフレーム幅D101が広くなり、その結果、バックドア120の開口部におけるバックドア開口幅D102が狭くなっている。バックドア開口幅D102は、より広いほうが使い勝手がよく、好ましい。
例えば特許文献1に記載の跳ね上げ開閉式バックドアガラスのダンパステー取付構造では、バックドアガラスの左右の窓枠部にダンパステーが収容されている。また、バックドアガラスには、球状のジョイント部を有するピボットボルトが取り付けられ、ダンパステーには、半球状の空洞部を有するボールジョイントが取り付けられ、ピボットボルトのジョイント部に、ダンパステーのボールジョイントが接続されている。この接続は分離が容易であるので、バックドアガラスやダンパステーの交換が容易となる。
また例えば特許文献2に記載の車両用リヤゲートの開閉装置や特許文献3に記載のドアの開閉装置では、ダンパステーを車両のルーフあるいはサイドフレーム内に収容し、リヤゲートの開閉に対してダンパステーを回動させずに伸縮させるとともに、ダンパステーに並列するようにモータで往復移動するスライド部材を備えている。そしてダンパステー及びスライド部材の一方端にはリンクアームが取り付けられており、当該リンクアームは車両のルーフとリヤゲートに接続されている。この構造により、モータが駆動されてスライド部材が車両の後方に向かって伸長すると、リンクアームがルーフとの接続部回りに回動してリヤゲートを上方に押し上げ、リンクアームはダンパステーで支持される。
特開2000−158942号公報 特開2003−269039号公報 特開2004−150170号公報
特許文献1に記載の跳ね上げ開閉式バックドアガラスのダンパステー取付構造では、バックドアでなくバックドアガラスが開口する構造であるので、バックドアを開口した場合よりも開口幅がさらに狭くなり、好ましくない。またダンパステーがバックドアガラスの左右の窓枠部に収容されているので、窓枠部の幅が広くなり、バックドアガラスの開口幅が狭くなってしまうので、好ましくない。
また特許文献2及び特許文献3に記載の開閉装置では、ダンパステーにモータとスライド部材を並列に設け、さらにリンクアームを介してリヤゲートを開閉する構造であるので、構造が非常に複雑である。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、よりシンプルな構造で、上下に回動するバックドアを開いた場合における開口幅をより広くすることができる、車両のバックドアのダンパステー取付構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る車両のバックドアのダンパステー取付構造は次の手段をとる。まず、本発明の第1の発明は、車両のルーフに設けられたヒンジ回りに上下方向に回動可能に設けられたバックドアのリフトアップを支援するダンパステーを用いた、車両のバックドアのダンパステー取付構造である。前記ヒンジは、前記ルーフの後方の側の端部よりも前方に設けられ、前記バックドアは、前記バックドアを閉じた状態において、前記車両の背面の少なくとも一部となるバックドア背面部と、前記ヒンジよりも後方の前記ルーフを覆うバックドアルーフ部と、を有しており、前記ダンパステーは、一方端は前記ルーフに接続されて、他方端は前記バックドアに接続されて、前記バックドアを閉じた状態では前記ヒンジよりも後方の前記ルーフと前記バックドアルーフ部との間に収容されているとともに前記一方端は前記車両における前側に配置されて前記他方端は前記車両における後側に配置されている、車両のバックドアのダンパステー取付構造である。

この第1の発明では、バックドアのヒンジをルーフ後端よりも前方に配置し、バックドアにヒンジよりも後方のルーフを覆うバックドアルーフ部を設け、ルーフとバックドアルーフ部との間にダンパステーを配置することで、リンク部材等を介することなく、ダンパステーにてルーフとバックドアとを開閉可能に接続している。これによってバックドアのサイドフレームの幅を狭くすることができるので、バックドア開口幅をより広くすることができる。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る車両のバックドアのダンパステー取付構造であって、前記ヒンジは、2個所に設けられており、前記ダンパステーは、前記車両の左右方向において、2個所に設けられた前記ヒンジの間に設けられている。
この第2の発明では、車両の左右方向において、2個所のヒンジの間にダンパステーが設けられて、左右方向においてバックドアの重心により近い位置をダンパステーで支持することができるので、より適切にバックドアをダンパステーで支持することができる。
次に、本発明の第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係る車両のバックドアのダンパステー取付構造であって、前記ダンパステーにおける前記ルーフに接続された前記一方端は、前記ヒンジよりも前記車両の後方の側となる前記ルーフに接続されている。
この第3の発明では、ルーフに接続されるダンパステーの一方端は、ヒンジよりも車両の後方の側に接続されている。これにより、バックドアを閉じた状態ではダンパステーのロッドをシリンダ内に適切に押し込み、バックドアを上方に回動させて開いた状態ではダンパステーのロッドを適切に伸長させることが可能であるとともに、バックドアを開いた状態において、適切な位置でバックドアを支持することができる。
次に、本発明の第4の発明は、上記第1の発明〜第3の発明のいずれか1つに係る車両のバックドアのダンパステー取付構造であって、前記ダンパステーは、前記車両の左右方向における中央部となる前記ルーフの位置に1本のみが設けられている。
この第4の発明では、車両の左右方向における中央部となるルーフの位置にダンパステーが1本のみ設けられている。これにより、ダンパステーの数を1本のみにして部品点数を削減してコストと質量を低減することができるとともに、左右方向においてバックドアの重心の位置をダンパステーで支持することができる。従って、よりシンプルな構造にて、バックドアを開いた状態において、適切な位置でバックドアを支持できるとともに、バックドアを閉じた状態において、バックドアの建付けバラツキを抑えることができる。
次に、本発明の第5の発明は、上記第1の発明〜第4の発明のいずれか1つに係る車両のバックドアのダンパステー取付構造であって、前記ダンパステーにおける前記バックドアに接続された前記他方端は、前記バックドアを閉じた状態において前記バックドアにおける前記ルーフの後方の側の端部よりも前記車両の後方の側となる位置に接続されており、前記バックドアにおける前記ダンパステーの前記他方端が接続された位置の近傍には、前記ダンパステーの下方に設けられて前記車両の前方に向かって延びる延出部が設けられている。そして、前記バックドアを閉じた際には、前記ルーフの後方の側の端部と、前記延出部における前記車両の前方の側の端部とが近接し、前記ルーフの後方の側の端部または前記延出部の近接個所の一方にはシール部材が設けられ、前記シール部材と、前記ルーフの後方の側の端部または前記延出部の近接個所の他方と、が互いに接触している。
この第5の発明では、延出部にて、車室内の側からダンパステーを見えなくすることができるので、見栄えをよくすることができる。また、ルーフの後方の側の端部と延出部とが近接する位置のいずれか一方にシール部材を設けることで、ルーフとバックドアとの隙間から浸入した雨水等が車室内に浸入することを適切に防止することができる。またルーフの後方の側の端部と延出部とが近接する位置を、車両のより前方の側にすると、バックドアの開口部の縦方向の長さをより長くすることができるので、ユーザによる使い勝手の良さをより向上させることができる。
次に、本発明の第6の発明は、上記第5の発明に係る車両のバックドアのダンパステー取付構造であって、前記延出部における前記ダンパステーと対向する位置には、前記ダンパステーと前記延出部との間の距離を調整して前記バックドアの回動角度範囲を調整することが可能な回動角度調整部材が設けられている。
この第6の発明では、非常にシンプルな構造にて、バックドアの上下方向の回動角度範囲の調整を実現することができる。
上下方向に回動するバックドアを開いた状態におけるバックドア、及びバックドアのダンパステーの取付構造を説明する背面図である。 図1におけるA−A断面図であり、開いた状態のバックドア、及びバックドアのダンパステーの取付構造を説明する側面図である。 図1におけるB−B断面図であり、バックドアに隣接するサイドフレームの形状、及びバックドア開口幅を説明する平面図である。 図1に示すバックドアのダンパステーの取付構造に対して、ダンパステーを2本とした例を説明する図である。 図2に示すバックドアのダンパステーの取付構造に対して、回動角度調整部材を用いてバックドアの回動角度範囲を調整する様子を説明する図である。 従来のバックドアのダンパステーの取付構造を説明する背面図(上下方向に回動するバックドアを開いた状態)である。 従来のバックドアのダンパステーの取付構造を説明する側面図であって、図6におけるC−C断面図である。 従来のバックドアのダンパステーの取付構造を説明する平面図であって、図6におけるD−D断面図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。なお各図において、X軸とY軸とZ軸は互いに直交しており、X軸方向は車両の前方向を示し、Y軸方向は車両の右方向を示し、Z軸方向は鉛直上向き方向を示している。
●[バックドア20のダンパステー30の取付構造(図1〜図5)]
図1及び図2に示すように、車両1は、車室の天井となるルーフ10と、車室の後方のドアとなるバックドア20を備えている。ルーフ10は、図2に示すように、車両1の外側のパネルであるルーフアウタ10Aと、車両1の車室内側のパネルであるルーフインナ10Bにて構成されている。ルーフ10における車両の後部付近には、ルーフアウタ10Aが車室側に窪むように形成されるダンパ収容部13(図2参照)が形成されている。またバックドア20は、図2に示すように、車両1の外側のパネルであるバックドアアウタ20Aと、車両1の車室内側のパネルであるバックドアインナ20Bにて構成されている。なお本実施の形態の説明に用いるルーフ10は、ルーフ補強用のクロスメンバも含めてルーフ10としている。
図1及び図2に示すように、バックドア20は、車両1のルーフ10に設けられたヒンジH1のヒンジ回動軸HJ回りに上下方向に回動する。ヒンジH1は、車両1のルーフの上面であって、車両1の後部開口を形成するルーフ10の後端部よりも前方に設けられており、ダンパ収容部13(図2参照)に設けられている。またヒンジH1は、図2に示すように、ルーフアウタ10Aに設けられたヒンジ部材11Bと、バックドアインナ20Bに設けられたヒンジ部材21Bにて構成され、図1に示すように、車両1の左右方向において2個所に設けられている。またヒンジ部材21Bは、バックドアインナ20Bにおけるバックドアアウタ20Aの側に凹む凹部に設けられ、ヒンジ部材11Bは、ヒンジ部材21Bに対応する位置に設けられている。
またバックドア20は、車両1の後部開口を閉鎖するドアであり、図2に示すように、車両1の背面の少なくとも一部となるバックドア背面部20Hと、バックドア20を閉じた状態においてヒンジよりも後方のルーフ(ダンパ収容部13)を覆うバックドアルーフ部20Rを有している。そしてバックドア20を閉じた状態では、車両1のルーフ10の上面と、バックドア20のバックドアルーフ部20Rの上面とが略面一となり、ルーフ10の上面の後方の側への延長部がバックドアルーフ部20Rの上面となっている。またバックドアルーフ部20Rにおけるバックドアインナ20Bの一部には、ダンパステー30を収容可能となるようにバックドアアウタ20Aの側に凹む収容凹部20D(図1、図4参照)が形成されている。
そしてダンパステー30は、リンク部材等を介することなく、一方端はルーフ10に設けられたダンパ接続部材12Bに接続され、他方端はバックドア20に設けられたダンパ接続部材22Bに接続されている。またダンパ接続部材12Bは、ルーフ10のダンパ収容部13に設けられ、ダンパ接続部材22Bは、バックドアインナ20Bに形成された収容凹部20Dに設けられている。そして図2において二点鎖線にて示すように、バックドア20を閉じた状態では、ダンパステー30は、ルーフ10におけるダンパ収容部13と、バックドア20におけるバックドアルーフ部20Rと、の間に収容され、ほぼ水平の状態にて収容されている。これにより、図6〜図9に示す従来のダンパステーの取付構造に対して、ダンパステーを車両のサイドフレームに収容することなく、車両のルーフに収容したので、図3に示すように、車両のサイドフレーム幅D1をより狭くすることが可能となり、バックドア開口幅D2をより広くすることができる。なお、ダンパ接続部材12Bは、ルーフアウタ10A、ルーフインナ10Bのいずれに設けられていてもよく、ダンパ接続部材22Bは、バックドアアウタ20A、バックドアインナ20Bのいずれに設けられていてもよい。また本実施の形態の説明では、ダンパステー30のシリンダの側を車両の後方の側に向け、ダンパステー30のピストンロッドの側を車両の前方の側に向けているが、シリンダ内にモータを備えたダンパステーを用いた場合では、ダンパステーのシリンダの側を車両の前方の側に向けて配置すると、モータへのハーネスの接続が容易となるので好ましい。ダンパステー30は、ガスが封入された一般的なダンパであってもよいし、モータが収容されてピストンロッドの伸縮がモータで行われるダンパであってもよい。
なお、図3に示す本発明のダンパステーの取付構造の平面図(断面図)に対して、図8は従来のダンパステーの取付構造の平面図(断面図)を示している。この図3と図8を比較した場合、車両の左右の側面からバックドア20(120)までの左右方向の距離である図3に示す本願の距離D5と、図8に示す従来の距離D105は、同等である。しかし、図8に示す従来では、ダンパステー130が右サイドフレーム102とバックドア120との境界部(及び左サイドフレーム103とバックドア20との境界部)に収容されていることと、ダンパステー130の接続部の補強が必要となることにて、距離D106が大きくなっている。これに対して図3に示す本願では、サイドフレーム2とバックドア20との境界部(及びサイドフレーム3とバックドア20との境界部)にダンパステーが無いので、距離D6が小さい。このため、図3に示す本願のサイドフレーム幅D1よりも、図8に示す従来のサイドフレーム幅D101のほうが大きい。従って、図3に示す本願のバックドア開口幅D2のほうが、図8に示す従来のバックドア開口幅D102よりも広い。なお図3において点線にて示すバックドア20は、バックドアアウタ20Aとバックドアフレーム22を有しており、ダンパステーが無く、かつ、ダンパステーの接続部を補強するために幅広にする必要が無いので、バックドアフレーム22をより狭くすることが可能であり、バックドアのリアウィンドの幅をより広くすることもできる。
また図1に示すように、ダンパステー30は、車両1の左右方向において2個所に設けられたヒンジH1の間に設けられている。これにより、車両1の左右方向においてバックドアの重心により近い位置をダンパステー30で支持することができるので、左右方向に偏った位置(重心の位置に対して左右のいずれかに遠く離れた位置)で支持する場合と比較して、より適切にバックドアをダンパステーで支持することができる。また、バックドアを閉めた状態においても、左右方向に偏った位置で支持する場合と比較して、より適切にバックドアをロックすることが可能であり、バックドアの見切り位置のずれを抑制することができる。
またダンパステー30の一方端が接続されるダンパ接続部材12Bは、ヒンジH1よりも車両1の後方となるルーフアウタ10Aに設けられている。これにより、図2に示すように、バックドア20を閉じた状態では、ダンパステー30のロッドを適切にシリンダ内に押し込み、バックドア20が開いた状態では、ダンパステー30のロッドを適切に伸長させてバックドア20を適切な位置で支持することができる。なお、図2においてヒンジ回動軸HJとダンパ接続部材12Bとの距離が、より大きいと、ダンパステー30にてより安定的にバックドア20を支持することができる。
また図1に示す例では、車両1の左右方向における中央部となるルーフ10の位置に、ダンパステー30が1本のみ設けられている。この構造では、ダンパステー30が1本のみであるので、部品点数を削減してコストと質量を低減することができる。またバックドア20の左右方向における重心の位置をダンパステー30にて支持することになるので、よりシンプルな構造にて、適切な位置でバックドア20を支持してバックドアの建付けバラツキを抑えることができる。なお図4に示すように、車両1の左右方向に2個所設けられたヒンジH1の間に、複数のダンパステー30(図4の例では2本)を設けるようにしてもよい。図4に示す構造では、複数のダンパステー30にバックドア20の重量を分散させることができるので、図1に示す構造に対して、各ダンパステー30をより小さなサイズにすることができる。
またバックドアインナ20Bの収容凹部20Dにおけるダンパステー30の他方端が接続されている位置の近傍(すなわち、ダンパ接続部材22Bの近傍)には、ダンパステー30の下方に設けられ、車両1の前方に向かって延びる延出部23が設けられている。また、ルーフ10を含む車両1の後部開口にはシール部材14が設けられている(図1参照)。そしてバックドア20を閉じた際には、シール部材14と、バックドアインナ20B及び延出部23における車両の前方側の端部とが互いに接触している。これにより、ルーフ10とバックドア20との隙間から浸入した雨水等が車室内に浸入することを防止することができる。また、延出部23にて、ダンパ接続部22Bの周囲をユーザから見えなくするように隠すことができるので、見栄えがよい。また、バックドア20の開口部の縦方向の距離D3(天井側の開口部における車両の前後方向の距離)は自由に設定可能であり、この距離D3をより大きくすると、バックドア20の開口部が車両1の前方に向かって大きく延びるので、ユーザによる使い勝手の良さをより向上させることができる。なお、本実施の形態の例では、図1に示すように、延出部23は、バックドアインナ20Bの収容凹部20Dを覆う幅にて前方に延出しており、バックドア20の車幅方向全体の幅を有しているものではないが、バックドア20の車幅方向全体の幅を有していてもよい。
また図5に示すように、延出部23におけるダンパステー30と対向する位置に、ダンパステー30と延出部23との間の距離D7を調整することが可能な回動角度調整部材35を設けてもよい。図5の拡大図に示すように、例えば回動角度調整部材35は、延出部23にねじ込まれたネジ部35Bと、ネジ部35Bの先端のダンパステー30と対向する位置に設けられた弾性部材(摩擦部材)35Aと、にて構成されている。ユーザは、ネジ部35Bをねじ込むことで、距離D7を調整することが可能である。この距離D7が広くなるように調整された場合では、例えば図5に示す回動角度範囲θ2に示すように、バックドア20の回動角度範囲がより大きくなる。また距離D7が狭くなるように調整された場合では、例えば図5に示す回動角度範囲θ1に示すように、バックドア20の回動角度範囲がより小さくなる。このように、非常にシンプルな構造の回動角度調整部材35を用いることで、バックドア20の回動角度範囲を調整することができるので、便利である。
本発明の、車両のバックドアのダンパステー取付構造は、本実施の形態で説明した構造、構成、形状等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。また本実施の形態では、バックドア20を閉じた際にルーフ10の上面とバックドアルーフ部20Rの上面とが面一となる例を説明したが、面一となる必要は無く、ルーフ10におけるダンパ収容部13をルーフ10の上面から凹ませず、バックドア20のバックドアルーフ部20Rが上側に飛び出るようにダンパ収容部13を覆っていてもよい。また本実施の形態では、バックドアインナ20Bに収容凹部20Dを設けてダンパステー30を収容する例を説明したが、バックドアインナ20Bの収容凹部20Dの代わりに、ダンパ収容部13におけるルーフアウタ10Aにダンパステー30を収容可能な凹部を設けるようにしてもよい。
また、ダンパステー30は、車両1の左右方向における中央、または左右方向における中央から均等な距離の左右、に設ける必要は無く、左右方向における中央ではない位置に1本、または左右方向における中央から不均一な距離で左右に複数本を設けるようにしてもよい。また、ダンパ接続部22Bは、バックドアを閉じた場合におけるダンパ収容部13の後端部(ルーフ10の後端部)よりも後方に配置されていなくてもよい。バックドアを開く際のサポート力を発生させることができる位置であれば、例えば、バックドアルーフ部であって、バックドアを閉じた場合におけるヒンジよりも後方の位置であって、ルーフ10の後端部よりも前方の位置に、ダンパ接続部22Bが設けられていてもよい。また後部開口のシール部材14(図1参照)は、車体の側に設けられている必要は無く、バックドアの側に設けられていてもよく、車体の側、またはバックドアの側、のいずれか一方にシール部材14が設けられていればよい。
1 車両
2、3 サイドフレーム
10 ルーフ
10A ルーフアウタ
10B ルーフインナ
11B ヒンジ部材
12B ダンパ接続部材
13 ダンパ収容部
14 シール部材
20 バックドア
20A バックドアアウタ
20B バックドアインナ
20D 収容凹部
20H バックドア背面部
20R バックドアルーフ部
21B ヒンジ部材
22 バックドアフレーム
22B ダンパ接続部材
23 延出部
30 ダンパステー
35 回動角度調整部材
D1 サイドフレーム幅
D2 バックドア開口幅
H1 ヒンジ
HJ ヒンジ回動軸
θ1、θ2 回動角度範囲

Claims (6)

  1. 車両のルーフに設けられたヒンジ回りに上下方向に回動可能に設けられたバックドアのリフトアップを支援するダンパステーを用いた、車両のバックドアのダンパステー取付構造において、
    前記ヒンジは、前記ルーフの後方の側の端部よりも前方に設けられ、
    前記バックドアは、前記バックドアを閉じた状態において、前記車両の背面の少なくとも一部となるバックドア背面部と、前記ヒンジよりも後方の前記ルーフを覆うバックドアルーフ部と、を有しており、
    前記ダンパステーは、一方端は前記ルーフに接続されて、他方端は前記バックドアに接続されて、前記バックドアを閉じた状態では前記ヒンジよりも後方の前記ルーフと前記バックドアルーフ部との間に収容されているとともに前記一方端は前記車両における前側に配置されて前記他方端は前記車両における後側に配置されている、
    車両のバックドアのダンパステー取付構造。
  2. 請求項1に記載の車両のバックドアのダンパステー取付構造であって、
    前記ヒンジは、2個所に設けられており、
    前記ダンパステーは、前記車両の左右方向において、2個所に設けられた前記ヒンジの間に設けられている、
    車両のバックドアのダンパステー取付構造。
  3. 請求項1または2に記載の車両のバックドアのダンパステー取付構造であって、
    前記ダンパステーにおける前記ルーフに接続された前記一方端は、前記ヒンジよりも前記車両の後方の側となる前記ルーフに接続されている、
    車両のバックドアのダンパステー取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両のバックドアのダンパステー取付構造であって、
    前記ダンパステーは、前記車両の左右方向における中央部となる前記ルーフの位置に1本のみが設けられている、
    車両のバックドアのダンパステー取付構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両のバックドアのダンパステー取付構造であって、
    前記ダンパステーにおける前記バックドアに接続された前記他方端は、前記バックドアを閉じた状態において前記バックドアにおける前記ルーフの後方の側の端部よりも前記車両の後方の側となる位置に接続されており、
    前記バックドアにおける前記ダンパステーの前記他方端が接続された位置の近傍には、前記ダンパステーの下方に設けられて前記車両の前方に向かって延びる延出部が設けられており、
    前記バックドアを閉じた際には、前記ルーフの後方の側の端部と、前記延出部における前記車両の前方の側の端部とが近接し、前記ルーフの後方の側の端部または前記延出部の近接個所の一方にはシール部材が設けられ、前記シール部材と、前記ルーフの後方の側の端部または前記延出部の近接個所の他方と、が互いに接触している、
    車両のバックドアのダンパステー取付構造。
  6. 請求項5に記載の車両のバックドアのダンパステー取付構造であって、
    前記延出部における前記ダンパステーと対向する位置には、前記ダンパステーと前記延出部との間の距離を調整して前記バックドアの回動角度範囲を調整することが可能な回動角度調整部材が設けられている、
    車両のバックドアのダンパステー取付構造。
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