JP5796055B2 - 車両用荷室構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の後部荷室にトノカバーを取付け可能な車両用荷室構造に関する。
ワゴン車、ワンボックス車、スポーツユーティリティー車等の車両では、後部の荷室において、車上荒らしによる荷物の盗難を防ぐという防犯上の目的で当該荷室内の荷物が車両の外部から見えないようにしたり、当該荷物が日光に晒されるのを防ぐ目的で荷物を覆い隠すことが行われる。また、運転中、例えば車両が段差を越える時等に荷室内の荷物が飛び上って荷物が荷室内から客室内に侵入することを防ぐ目的で荷物を覆い隠すことが行われる。
このように荷室の荷物を覆い隠す技術としては、例えば特許文献1が知られている。特許文献1の技術は、車両の後方荷室の左右側面に設けられた左右のトリムに荷室の前後方向に伸びるガイドレールが取り付けられている。また、前記左右のガイドレールの中を前後方向に自在に動く複数のスライダーが取り付けられている。さらに、左右一対の前記スライダーを連結されたロッドによりトノカバーが指示されている。その結果、前記トノカバーは荷室内をガイドレールに沿って前後に移動し、荷物を覆い隠す。
ところが特許文献1の技術では、荷室の後端までガイドレールが取り付けられているため、テールゲートの開口部の幅及び荷室の幅が狭くなり、荷物の積載性が悪くなる。また、荷室内にガイドレールが常に取り付けられており、荷物がガイドレールに当たらないように荷物をガイドレールより低い位置に積載しなければならず、荷物を積載できる荷室の高さや幅が制限されてしまう。トノカバーを使用しない時には全てのスライダーを荷室前方向に寄せてトノカバーを蛇腹状に折り畳むが、折り畳まれたトノカバーにより後方の視界が妨げられてしまう。またトノカバーを奇麗にコンパクトに折り畳むのに時間がかかり、作業性も悪い。
実開平2−125844号公報
本発明は、十分に広い荷室の幅と開口部の幅が確保でき、容易に短時間でトノカバーを装着及び脱着することができる車両用荷室構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明の車両用荷室構造では、車両の後部に形成され荷室の中に荷物の出し入れを可能にする荷室開口部を有し、荷室は、当該荷室の中の左右に設けられたトリムの間の幅が荷室開口部の幅より広く設定され、トノカバーが着脱自在な車両用荷室構造において、左右のトリムには、車幅中央側に突出して荷室内前後に延びる左右の棚部と、該左右の棚部から上に離間して車幅中央側に突出する左右の前側の突起部及び左右の後側の突起部と、左右の棚部と左右の前側の突起部とによって形成される左右の前側の溝部と、左右の棚部と左右の後側の突起部とによって形成される左右の後側の溝部とが形成され、トノカバーは、左右の前側の溝部と左右の後側の溝部にスライドさせて装着することが可能な構成であり、左右の後側の溝部の棚部が、車両後下方向に傾斜しており、トノカバーは、前端の左右の部分を車幅中央側に突出する左右の前側の突起部の上面に置いた状態で、該トノカバーの後端の左右の部分が後側の溝部にスライド可能としたことを特徴とする。
請求項2に係る発明の車両用荷室構造では、左右の前記前側の溝部の前端と前記後側左右の溝部の後端には、ストッパが形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明の車両用荷室構造は、前記のトノカバーが、左右の前記前側の溝部及び左右の前記後側の溝部に装着可能な使用可能な状態から屈曲可能な可撓性を有していることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、荷室内のトリムに形成された荷室の中の左右の棚部と左右の前側及び後側の突起部から形成される前側の溝部と後側の溝部によりトノカバーを装着できるので、十分広い開口部と荷室空間を確保でき、例えばゴルフバック等の荷物の積載性が向上する。また、トノカバーを荷室の中の左右の前記棚部と左右の前記前側及び後側の突起部から形成される前側の溝部と後側の溝部にスライドさせることによって装着できるので作業性が良く、トノカバーを短時間で装着できる。更に、トノカバーを使用しない時にはトノカバーを車両の外に搬出すことができ、十分な後方視界を確保することができる。
また本発明では、前記左右の棚部の後側が車両後下方向に傾斜しているため、トノカバーをスライドさせて装着する際、トノカバーを当該傾斜した棚部の上面に沿わせてスライドすることにより容易に装着することができる。すなわち、トノカバーを荷室の中に搬入した後、トノカバーの後部を傾斜部の上面に沿わせて荷室後下方向に引くことにより、トノカバーの前端が前側の突起部を回避することができ、その後トノカバーの後端を後側の溝部の上面まで持ち上げてトノカバーを前側の突起部と後側の突起部の下面に対して水平にすることにより、トノカバー前端を前側の溝部に容易に挿入することができる。
請求項2に係る発明では、トノカバーをスライド挿入する前側の溝部の前端と後側の溝部の後端にストッパが形成されるため、溝部の中でトノカバーが前後に動かないように固定することができる。また、荷室開口扉を開けた際、前記ストッパによりトノカバーが荷室開口部から後方に飛び出することがなく、安全に荷室の中に荷物を搬入、搬出することができる。
請求項3に係る発明では、トノカバーが屈曲可能な可撓性を具備するため、トノカバーの枠体を自由に屈曲させることによりトノカバーの幅より狭いテールゲートの開口部から荷室内にトノカバーを容易に搬入することができる。また、棚部の上面をスライドさせて溝部に挿入することができる。更に、トノカバーを使用しない場合には短時間で屈曲縮小することができ、コンパクトに収納することができ、車両への収納性や保管性も向上する。
溝部内で車両中央から車幅方向につっぱることができるのでトノカバーを安定的に車両に固定でき、車両が段差を越える時等に荷室内の荷物が飛び上って荷物が客室内に侵入することを防ぐことができる。
本発明に係る荷室を有する車両の後部の斜視図である。 図1に示される荷室を車幅中央側から見た断面図である。 図2に示される荷室を上から見た断面図である 図3の4−4’線に沿った断面図である。 図2に示される溝部に装置着するトノカバー及びトノカバーを屈曲する手順を示す図である。 図2に示される荷室にトノカバーを挿入する手順を説明する図である。 図6に示されるトノカバーを前側の溝部と後側の溝部に装着する手順を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
先ず、本発明の構成を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、ワゴン車、ワンボックス車、スポーツユーティリティー車等の車両10の後部に設けられた荷室11は、荷室開口扉12、荷室開口部13、荷室11の中を覆う荷室内のトリム14、座席背面15及びトノカバー16からなる。
荷室11は、前を座席背面15(座席背面15の上端から垂直上方向に伸びる仮想面を含む。)、後を荷室開口扉12、左右を左右の荷室内のトリム14によって画されている。
荷室開口扉12は、車両後部の荷室開口部13の上端にヒンジ17を支点に取り付けられ、荷室開口扉12の左右の端と荷室開口部13の左右の端を繋ぐ左右一対のダンパー18により支持されている。荷室開口扉12は、前記ヒンジ17を軸にして開閉することができる。荷室開口扉11を開けることにより、車外から荷室11の中に荷物19を搬入し、また荷室10の中から車外に荷物19を搬出することができる。なお、ヒンジ17は荷室開口部13の上端の他、荷室開口部13の下端又は左端、右端に設けられることがあり、いずれもヒンジ17を軸に荷室開口扉12を開閉することができる。荷室開口扉12の荷室側の内側には樹脂製の荷室開口扉のトリム21が取り付けられ、荷室開口扉のトリム21の上部には略矩形の背面ガラス窓20が嵌め込まれている。
荷室開口部13は、荷室開口扉12を開けた時に現れる荷室10の後端の領域を言う。荷室開口部の形状は、車両後方から見て矩形又は上辺が短い隅丸の台形である。荷室開口部13の内側は全周にわたってABS樹脂やナイロン樹脂等の樹脂製の荷室内のトリム14又は別部材である荷室開口部のトリム22により覆われている。
荷室内のトリム14は、荷室11の左右の側面全体を覆うように設けられている。左右の荷室内のトリム14の上部には略台形又は略矩形の側面ガラス窓23が嵌め込まれている。前記背面ガラス20と側面ガラス窓23を通して、車外の第三者は荷室の中11を覗くことができ、また日差しが荷室11の中を照らす。左右の荷室内のトリム14の下部には後輪24との干渉を防ぐために荷室11の内側に膨出した後輪膨出部25が形成されている。荷室内のトリム14の素材は、前記荷室開口部のトリム22と同じ樹脂製である。
荷室11の左右に設けられた荷室内のトリム14の間の幅は、荷室の前方及び中央部において荷室開口部13の左右の幅よりも広く設定されている。荷室11の後方は車幅中央側に絞られ、後端において荷室開口部13と同じ幅となる。
側面ガラス窓23の下方と後輪膨出部25の上方の間には、左右の荷室内のトリム14を車幅中央側に水平に突出させた左右一対の棚部26が形成されている。左右の棚部26が、荷室11の前端から荷室11の後端まで略水平に伸び、又は後記傾斜部27の直前まで略水平に伸びてもよい。左右の棚部26の車幅方向の突出先端間の距離、左右の前側の突起部28の突出先端間の距離、及び左右の後側の突起部29の突出先端間の距離は、荷室開口部13の幅と同じ又は同幅より大きく設定されている。棚部26の上面は、トノカバー16及びその枠体35がスライドすることができるように平滑であり、その形状は、縦長の矩形であるが、前端及び後端のみトノカバー16の外周形状に合わせて例えば隅丸としてもよい。
左右の棚部26の後側、後述する左右の後側の突起部29の前端を垂直下方向のおろした部位あたりから、荷室11の後端まで後方下方向に傾斜していてもよく、この傾斜した部分を傾斜部27という。左右の傾斜部27は、棚部26と同様に荷室内のトリム14を突出させて形成してもよいし、車両後方に向かって車幅中央側に絞られた形状の左右の荷室内のトリム14を一部切り欠いて形成してもよい。左右の傾斜部27の上面は、トノカバー16及びその枠体35をスライド可能とするために平滑であり、その形状は、縦長矩形であるが、前端及び後端のみトノカバー16の外周形状に合わせて例えば隅丸としてもよい。
左右の棚部26の前側上方には、左右の荷室のトリム14を車幅中央側に突出させた左右の前側の突起部28が形成されている。左右の前側の突起部28の前後方向の長さは、スライドされたトノカバー16を保持できるに十分な長さであり、左右の前側の突起部28の底面の幅は、左右の棚部26の上面と同じ幅である。左右の前側の突起部28の底面、すなわち棚部26の上面と対向する面は、トノカバー16及びその枠体35をスライド可能とするために平滑であり、その形状は、縦長の矩形であるが、前端のみトノカバー16の外周形状に合わせて例えば隅丸としてもよい。
左右の棚部26の前側上面と対向する左右の前側の突起部28の底面の間の、上下方向の間隔は、トノカバー16の厚さよりも広い間隔である。
左右の棚部26の前端と左右の前側の突起部28の前端には、上下の両前端を繋ぐ、棚部26や前側の突起部28と同じ幅で荷室内のトリム14を車両中央側に膨出させた板状の前ストッパ30が左右に形成される。
その結果、左右の前ストッパ30、左右の棚部26の前側及び左右の前側の突起部28により囲まれた前側の溝部31が左右に形成される。
左右の傾斜部27の上方には、後側が車幅中央側に絞られた荷室内のトリム14を突出させるか、又は車両後方に向かって車幅中央側に絞られた形状の荷室内のトリム14を一部切り欠くかにより、左右の後側の突起部29が形成される。左右の後側の突起部29の前後方向の長さは、スライドされたトノカバー16を保持できるに十分な長さであり、左右の後側の突起部29の底面の幅は、左右の棚部26の上面と同じ幅である。後側の突起部29の底面、左右のすなわち棚部26の上面と対向する面は、トノカバー16及びその枠体35をスライド可能とするために平滑である。その形状は、縦長矩形であるが、後端のみトノカバー16の外周形状に合わせて例えば隅丸としてもよい。
左右の棚部26の後側上面又は左右の傾斜部27の上面と対向する左右の後側の突起部27底面の上下方向の間隔は、車両前方から車両後方に向けて徐々に広がっているが、前端においてはトノカバー16の上下方向の厚さよりも広く、後端においては前端の間隔よりも広い。
左右の傾斜部27の後端と左右の後側の突起部29の後端には、両後端を繋ぐ、傾斜部27や後側の突起部29と同じ幅で荷室内のトリム14を車両中央側に膨出させた板状の後ストッパ32が形成される。
その結果、後ストッパ32、左右の傾斜部27及び左右の後側の突起部29により囲まれた後側の溝部33が左右に形成される。
左右の前側の突起部28の前端から左右の後側の突起部29の後端までの長さは、トノカバー16の左右の辺の前端から後端までの長さと同じか、それよりも長い。
トノカバー16は図5のとおりである。トノカバー16は、薄い布等又は合成繊維等を編み込んだ薄い網目状シートからなるトノカバー本体34と、トノカバー本体34の外周に沿って設けられる枠体35、枠体35を被覆して枠体35とトノカバー本体34と接続する被覆体36、及びトノカバー16を荷室11内に装着するためにつかむ持ち手37を備えている。
トノカバー16の平面形状は隅丸の略矩形、又は略台形であり、左右の前ストッパ30及び左右の後ストッパ32と接触する部位を除き、前辺は接触する座席背面15の形状と一致、後辺は接触する荷室開口扉のトリム21の形状と一致しいているのが望ましい。トノカバー16の左右の長さは左右の前側の溝部31及び後側の溝部33の車幅方向の間隔と同じ若しくは僅かに長い又は僅かに短い。トノカバー16の前後の長さは、荷室11の前後の長さと同じか、僅かに短い。
枠体35は、アルミニウムや鉄等の可撓性を有する金属、又は樹脂等屈曲自在、かつ復元性を有する材料からなり、トノカバー本体34の形状を維持する。これにより、枠体35が可撓性を備えることから、トノカバー16を前側の溝部31や後側の溝部33にスライドさせる際にトノカバー16を撓ませることによって容易に行うことができる。また、トノカバー16を使用しない時にはトノカバー16を捩ってたたんで小さくすることができる。
枠体35は、例えばトノカバー本体34と同じ素材やゴムや皮革等からなる被覆体36により被覆され、被覆体36はトノカバー本体34の外周に沿ってトノカバー34に接着剤による接着又は糸による縫合により固定されている。
次に、トノカバー16の装着方法について、図面6及び図7に基づいて説明する。
荷室開口扉12を開けた後、小さく折られた状態から平板状に展開して短手方向を荷室開口部12に向けたトノカバー16を、荷室開口部12から縦方向に荷室11の中に搬入する。
荷室11の中の左右の前側の突起部28の上方で、縦長状態のトノカバー16を右方向又は左方向に90度回転させて荷室11の中に装着する形態である横長状態にする。
なお、横長状態のトノカバー16の長手方向左右を中心に向かって押して中央部において撓ませ、トノカバー16の左右の幅を小さくし、横長状態のまま荷室11の中に搬入してもよい。この場合は、トノカバー16を荷室11の中で回転させる必要はない。
トノカバー16の前側を左右の前側の突起部28の上面の上に、後端を左右の棚部26又は傾斜部27の上面の上に置く。トノカバー16を車幅中央側から見ると、前上がりになった状態である。
持ち手37をつかみ持ち、トノカバー16の左右の後端を棚部26の上面から傾斜部27の上面に沿わせながら後側の溝部31の中にスライドして滑り込ませるように後方に引く。その後、さらにトノカバー16の左右の後端が後ストッパ32に接触するまで後方に引く。
持ち手37をつかみ、トノカバー16の後端が左右の後側の突起部29の底面に抵触するまでに持ち上げる。その結果、トノカバー16は車幅中央側から見ると棚部26と平行になるか、又はトノカバー16はその可撓性から前下がりに撓んでトノカバー16の前端が棚部26の上面に接触するようになる。
なお、トノカバー16の後端を、トノカバー16の後端が後側の突起部29の底面に抵触するように持ち上げたにも関わらず、トノカバー16の左右の前端が前側の突起部28の上に乗ったままで棚部26の上面に接触しない場合には、トノカバー16を左右方向から押して中央部において撓ませ、トノカバー16は車幅中央側から見ると棚部26と平行になるか、又はトノカバー16はその可撓性から前下がりに撓んでトノカバー16の前端が棚部26の上面に接触するまで更に後方に引く。
持ち手37をつかみ、トノカバー16を前方に押し、トノカバー16の前端を左右の棚部26の上面を滑らせて左右の前側の溝部31に挿入し、そのまま左右の前ストッパ30に接触するまで押す。
持ち手37をつかみ、トノカバー16を棚部26の上を前後に滑らせて、トノカバー16の前端が前側の溝部31の中に位置するように調整、かつトノカバー16の後端が後側の溝部33の中に位置させることをもって、トノカバーの装着が完了する。
最後に、トノカバー16の脱着方法を説明する。トノカバー16の着脱は、脱着方法の逆の手順をたどる。荷室開口扉12を開ける。持ち手37をつかみ、トノカバー16の後端が左右の後ストッパ32に接触するまで真っすぐに後方に引く。その結果、トノカバー16の前端は左右の前側の溝部31の外に位置することになる。
なお、トノカバー16を後ストッパ32に接触するまで真っすぐに後方に引いたにも関わらず、トノカバー16前端が前側の溝部31の中に位置する場合には、トノカバー16の左右を中心に向かって押して中央部において撓ませ、トノカバー16の前端が前側の溝部31の外に位置するまで更に後方に引く。
持ち手37をつかみ、トノカバー16の後端を押し下げ、トノカバー16の左右の後端を傾斜部27の上面に接触させる。その結果、トノカバー16の前端が左右の前側の突起部28の上面よりも上に位置した場合には、持ち手27をつかみ、トノカバー16の左右の後端を前方に押し、トノカバー16の前端を左右の前側の突起部28の上に乗せる。
なお、持ち手27をつかみ、トノカバー16の後端を下げ、トノカバー16の後端を傾斜部27の上面に接触させたにも関わらず、トノカバー16の前端が左右の前側の突起部28の上面の上に位置しない場合には、持ち手37をつかみ、トノカバー16の左右を中心に向かって押して中央部において撓ませ、トノカバー16の左右の幅を狭くしてトノカバー16の後端を更に下げる。その結果、トノカバー16の前端が左右の前側の突起部28の上面よりも上に位置した場合には、持ち手37をつかみ、トノカバー16の後端を前方に押し、トノカバー16の前端を前側の突起部28の上に乗せる。
これにより、トノカバー16の左右の前端及び後端はいずれも左右の前側の溝部31及び左右の後側の溝部33の中に位置していないことになる。荷室11の中の左右の前側の突起部28の上方で、横長状態のトノカバー16を右方向又は左方向に90度回転させて縦長状態にし、トノカバー16を荷室開口部13から車両10の外に搬出する。
なお、トノカバー16の長手方向左右を中心に向かって押して中央部において撓ませ、トノカバー16の左右の幅を小さくし、横長状態のまま荷室開口部13から荷室11の外に搬出してもよい。
車両10の外に搬出したトノカバー16は、例えば枠体35の左右の辺を両手で保持し、それぞれの手を反対側にひねって枠体35を屈曲させ、屈曲させた枠体33によりにより形成された二つの輪を重ね、収納袋等の中に収納し、荷室11の中を含む車両10の中や車両11の外で保管する。
本発明は、車両後部に荷室を備えるワゴン車、ワンボックス車、スポーツユーティリティー車等様々なタイプの車両に好適である。
10…車両、11…荷室、12…荷室開口扉、13…荷室開口部、14…荷室内のトリム、15…座席背面、16…トノカバー、17…ヒンジ、18…ダンパー、19…荷物、20…背面ガラス窓、21…荷室開口扉のトリム、22…荷室開口部のトリム、23…側面ガラス窓、24…後輪、25…後輪膨出部、26…棚部、27…傾斜部、28…前側の突起部、29…後側の突起部、30…前ストッパ、31…前側の溝部、32…後ストッパ、33…後側の溝部、34…トノカバー本体、35…枠体、36…被覆体、37…持ち手

Claims (3)

  1. 車両の後部に形成され荷室の中に荷物の出し入れを可能にする荷室開口部を有し、前記荷室は、当該荷室の中の左右に設けられたトリムの間の幅が前記荷室開口部の幅より広く設定され、トノカバーが着脱自在な車両用荷室構造において、
    前記左右のトリムには、車幅中央側に突出して荷室内前後に延びる左右の棚部と、該左右の棚部から上に離間して車幅中央側に突出する左右の前側の突起部及び左右の後側の突起部と、前記左右の棚部と左右の前側の突起部とによって形成される左右の前側の溝部と、前記左右の棚部と左右の後側の突起部とによって形成される左右の後側の溝部とが形成され、
    前記トノカバーは、前記左右の前側の溝部と前記左右の後側の溝部にスライドさせて装着することが可能な構成であり、
    前記左右の後側の溝部の棚部が、車両後下方向に傾斜しており、
    前記トノカバーは、前端の左右の部分を前記車幅中央側に突出する左右の前側の突起部の上面に置いた状態で、該トノカバーの後端の左右の部分が前記後側の溝部にスライド可能とした、
    ことを特徴とする車両用荷室構造。
  2. 前記左右の前側の溝部の前端と前記左右の後側の溝部の後端には、ストッパが形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用荷室構造。
  3. 前記トノカバーは、前記左右の前側の溝部及び前記左右の後側の溝部に装着可能な使用可能な状態から屈曲可能な可撓性を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用荷室構造。
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