JP5789498B2 - 非空気入りタイヤ - Google Patents
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このような問題を解決するために近年では、例えば下記特許文献1に示されるような、車軸に取り付けられる取り付け体と、該取り付け体をタイヤ径方向の外側から囲繞するリング状体と、取り付け体とリング状体との間にタイヤ周方向に沿って複数配設されるとともに、これらの取り付け体とリング状体とを相対的に弾性変位自在に連結する連結部材と、リング状体の外周面側にその全周にわたって配設されたトレッド部材と、を備える非空気入りタイヤが提案されている。
本発明に係る非空気入りタイヤは、車軸に取り付けられる取り付け体と、該取り付け体をタイヤ径方向の外側から囲繞するリング状体と、前記取り付け体と前記リング状体との間にタイヤ周方向に沿って複数配設されるとともに、これらの取り付け体とリング状体とを相対的に弾性変位自在に連結する連結部材と、前記リング状体の外周面側にその全周にわたって配設されたトレッド部材と、を備える非空気入りタイヤであって、前記トレッド部材の外周面には、表面が外部に露出する被視認体が配設され、前記被視認体の表面は、前記トレッド部材の外周面よりも反射輝度が高く、前記被視認体は、前記トレッド部材の外周面に形成された溝部を画成する壁面に配設されるとともに、前記溝部を画成する壁面に形成された配置凹部内に配置されていることを特徴とする。
またトレッド部材が、リング状体の外周面側にその全周にわたって配設されているので、該トレッド部材に配設される被視認体の表面積を確保し易くすることが可能になり、視認性を向上させ易くすることができる。
さらに連結部材が、取り付け体とリング状体とを相対的に弾性変位自在に連結するとともに、トレッド部材が、リング状体の外周面側に配設されており、トレッド部材が、取り付け体とリング状体との相対的な弾性変位に追従して変位しながら変形することから、トレッド部材の変形量が抑えられることとなる。これにより、被視認体をトレッド部材から離脱させ難くすることが可能になり、視認性を確実に向上させることができる。
また、被視認体が、前記配置凹部内に配置されているので、被視認体を配設することを起因として前記溝部の容積が減少するのを抑えることが可能になり、例えば当該非空気入りタイヤの排水性を確保し易くすること等ができる。
ここで前記底壁面は、溝部を画成する壁面のうち、前記底壁面から立ち上がる側壁面に比べて、走行時に歪み変形し難いことから、前述のように、被視認体が前記底壁面に配設されることにより、該被視認体をトレッド部材からより一層離脱させ難くすることができる。
また、被視認体が、トレッド部材の外周面にタイヤ周方向に複数配設されているので、複数の被視認体のうちの一部が離脱した場合であっても、他の被視認体により視認性を確保し易くすることが可能になり、例えばこれらの複数の被視認体と同等の範囲にわたって、1つの被視認体がタイヤ周方向に連続して配設されている場合に比べて、視認性を確保し易くすることができる。
この非空気入りタイヤ1は、図示されない車軸に取り付けられる取り付け体11と、取り付け体11をタイヤ径方向の外側から囲繞するリング状体13と、取り付け体11とリング状体13との間にタイヤ周方向に沿って複数配設されるとともに、これらの取り付け体11とリング状体13とを相対的に弾性変位自在に連結する連結部材15と、リング状体13の外周面側にその全周にわたって配設されたトレッド部材16と、を備えている。
装着筒部17、外リング部18、およびリブ19は例えばアルミニウム合金等の金属材料で一体に形成されている。装着筒部17および外リング部18はそれぞれ、円筒状に形成され前記軸線Oと同軸に配設されている。複数のリブ19は、前記軸線Oを基準とする点対称に配置されている。
なお、外リング部18において、タイヤ周方向で隣り合うキー溝部18a同士の間に位置する部分には、タイヤ径方向に貫通する肉抜き孔がタイヤ幅方向Hに間隔をあけて複数配置されてなる孔列18cが、タイヤ周方向に間隔をあけて複数形成されている。また、リブ19にも、タイヤ幅方向Hに貫通する肉抜き孔19aが形成されている。
また、リング状体13は外装体12よりもタイヤ幅方向Hの大きさ、つまり幅が大きくなっており、図示の例では、リング状体13は円筒状に形成されている。
連結部材15は、第1弾性連結板21が一のタイヤ幅方向Hの位置にタイヤ周方向に沿って複数配置され、かつ第2弾性連結板22が前記一のタイヤ幅方向Hの位置とは異なる他のタイヤ幅方向Hの位置にタイヤ周方向に沿って複数配置されるように、タイヤ周方向に沿って複数(図示の例では60個)設けられている。
すなわち、複数の第1弾性連結板21は、タイヤ幅方向Hにおける同一の位置にタイヤ周方向に沿って複数配置されるとともに、複数の第2弾性連結板22は、第1弾性連結板21からタイヤ幅方向Hに離れた同一のタイヤ幅方向Hの位置にタイヤ周方向に沿って複数配置されている。
そして、タイヤ周方向で隣り合う第1弾性連結板21同士は互いに非接触とされ、タイヤ周方向で隣り合う第2弾性連結板22同士も互いに非接触となっている。さらに、タイヤ幅方向Hで隣り合う第1弾性連結板21および第2弾性連結板22同士も互いに非接触となっている。
なお、第1弾性連結板21および第2弾性連結板22それぞれの幅は互いに同等になっている。また、第1弾性連結板21および第2弾性連結板22それぞれの厚さも互いに同等になっている。
また、1つの連結部材15における第1弾性連結板21および第2弾性連結板22の各一端部21a、22aは、リング状体13の内周面において、タイヤ幅方向Hの位置を互いに異ならせて、タイヤ周方向における同一の位置に連結されている。
第2弾性連結板22に形成された複数の湾曲部22d〜22fは、タイヤ周方向の一方側に向けて突となるように湾曲した第1湾曲部22dと、第1湾曲部22dと一端部22aとの間に位置しかつタイヤ周方向の他方側に向けて突となるように湾曲した第2湾曲部22eと、第1湾曲部22dと他端部22bとの間に位置しかつタイヤ周方向の他方側に向けて突となるように湾曲した第3湾曲部22fと、を有している。
図示の例では、第1湾曲部21d、22dは、第2湾曲部21e、22eおよび第3湾曲部21f、22fよりも、前記タイヤ側面視の曲率半径が大きくなっている。なお、第1湾曲部21d、22dは、第1弾性連結板21および第2弾性連結板22の前記延びる方向における中央部に配置されている。
また、両弾性連結板21、22それぞれにおいて、前述した延びる方向の中央部から前記一端部21a、22aにわたる一端側部分は、該中央部から前記他端部21b、22bにわたる他端側部分よりも厚さが大きくなっている。これにより、連結部材15の重量の増大を抑えたり、連結部材15の柔軟性を確保したりしながら、第1、第2弾性連結板21、22において大きな負荷がかかり易い一端側部分の強度を高めることができる。なお、これらの一端側部分と他端側部分とは段差なく滑らかに連なっている。
さらに本実施形態では、外装体12は、タイヤ幅方向Hの一方側に位置する一方側分割外装体25と、タイヤ幅方向Hの他方側に位置する他方側分割外装体26と、に分割されている。また、リング状体13は、図1に示されるように、タイヤ幅方向Hの一方側に位置する一方側分割リング状体23と、タイヤ幅方向Hの他方側に位置する他方側分割リング状体24と、に分割されている。なお図示の例では、外装体12およびリング状体13はそれぞれ、タイヤ幅方向Hの中央部で分割されている。
さらに本実施形態では、一方側分割外装体25、一方側分割リング状体23および第1弾性連結板21、並びに他方側分割外装体26、他方側分割リング状体24および第2弾性連結板22はそれぞれ、鋳造若しくは射出成形により一体に形成されている。
以下、一方側分割外装体25、一方側分割リング状体23および第1弾性連結板21が一体に形成されたものを第1分割ケース体31といい、他方側分割外装体26、他方側分割リング状体24および第2弾性連結板22が一体に形成されたものを第2分割ケース体32という。
また、第1、第2分割ケース体31、32それぞれにおいて、一方側、他方側分割外装体25、26と、一方側、他方側分割リング状体23、24と、第1、第2弾性連結板21、22と、は、互いに異なる材質で形成してもよいし、同一の材質で形成してもよい。なお、この材質としては、金属材料や樹脂材料等が挙げられるが、軽量化の観点から樹脂材料、特に熱可塑性樹脂が好ましい。
なお、第1、第2分割ケース体31、32それぞれの全体を各別に同時に射出成形する場合には、外装体12に形成された複数の突条部12aをゲート部分としてもよい。
また、一方側分割外装体25、および他方側分割外装体26それぞれのタイヤ幅方向Hの端縁同士は、タイヤ幅方向Hに離れている。これにより、取り付け体11に外嵌される外装体12の内周面にバリが生ずることが防止されている。
そして、前述のように連結するに際し、各連結部材15が前記タイヤ側面視で前述のように線対称となるように、第1分割ケース体31および第2分割ケース体32それぞれのタイヤ周方向の位置を合わせつつ、これらの両分割ケース体31、32のタイヤ幅方向Hの向きを互いに逆向きにした状態で、第1分割ケース体31および第2分割ケース体32の各リング状体13のタイヤ幅方向Hの端縁同士を突き合わせて連結する。
そして、溝部42における一端部42aと中央部42cとの接続部(以下、第1接続部という)42dは、これらの一端部42aおよび中央部42cよりも幅狭になっており、溝部42における他端部42bと中央部42cとの接続部(以下、第2接続部という)42eは、これらの他端部42bおよび中央部42cよりも幅狭になっている。
なお図示の例では、溝部42の一端部42aを画成する壁面のうち、タイヤ周方向の一方側を向く側壁面は、当該非空気入りタイヤ1をタイヤ径方向の外側から見たタイヤ平面視において、タイヤ幅方向Hの他方側に向けて突となる曲線状をなしている。また、溝部42の中央部42cを画成する壁面のうち、タイヤ周方向の他方側を向く側壁面において、当該非空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向Hの中央部(以下、タイヤ赤道部CLという)よりもタイヤ幅方向Hの一方側に位置する一方側部分は、前記タイヤ平面視において、タイヤ幅方向Hの一方側に向けて突となる曲線状をなしている。
なお図示の例では、溝部42の他端部42bを画成する壁面のうち、タイヤ周方向の他方側を向く側壁面は、前記タイヤ平面視において、タイヤ幅方向Hの一方側に向けて突となる曲線状をなしている。また、溝部42の中央部42cを画成する壁面のうち、タイヤ周方向の一方側を向く側壁面において、タイヤ赤道部CLよりもタイヤ幅方向Hの他方側に位置する他方側部分は、前記タイヤ平面視において、タイヤ幅方向Hの他方側に向けて突となる曲線状をなしている。
そして、タイヤ周方向に隣り合う溝部42同士では、タイヤ周方向の他方側に位置する溝部42における中央部42cを画成する壁面のうち、前記一方側部分と、タイヤ周方向の一方側に位置する溝部42における一端部42aを画成する壁面のうち、タイヤ周方向の一方側を向く側壁面と、がタイヤ幅方向Hに隣り合っている。さらに、タイヤ周方向の他方側に位置する溝部42における他端部42bを画成する壁面のうち、タイヤ周方向の他方側を向く側壁面と、タイヤ周方向の一方側に位置する溝部42における中央部42cを画成する壁面のうち、前記他方側部分と、がタイヤ幅方向Hに隣り合っている。
なお被視認体43は、前記タイヤ平面視においてタイヤ赤道部CLに対して傾斜するようにタイヤ周方向に延在しており、被視認体43のタイヤ周方向に沿った長さLは、例えばトレッド部材16のタイヤ周方向に沿った全長の約35%以下などとなっていてもよい。
さらに被視認体43は、溝部42を画成する底壁面に形成されタイヤ径方向の外側(配置凹部の開口方向)に向けて開口する配置凹部44内に配置されており、図示の例では、被視認体43は、表面と反対の裏面が、配置凹部44を画成する壁面のうち、タイヤ径方向の外側を向く図示しない底面に固着されるシート状に形成されている。そして被視認体43は、前記タイヤ平面視(開口方向から見た正面視)において、配置凹部44と同形同大に形成されており、被視認体43の外周縁と配置凹部44の内周縁とは、互いの全周にわたって当接している。
そして本実施形態では、被視認体43の表面は、トレッド部材16の外周面よりも反射輝度が高くなっている。
またトレッド部材16が、リング状体13の外周面側にその全周にわたって配設されているので、該トレッド部材16に配設される被視認体43の表面積を確保し易くすることが可能になり、視認性を向上させ易くすることができる。
さらに連結部材15が、取り付け体11とリング状体13とを相対的に弾性変位自在に連結するとともに、トレッド部材16が、リング状体13の外周面側に配設されており、トレッド部材16が、取り付け体11とリング状体13との相対的な弾性変位に追従して変位しながら変形することから、トレッド部材16の変形量が抑えられることとなる。これにより、被視認体43をトレッド部材16から離脱させ難くすることが可能になり、視認性を確実に向上させることができる。
さらに、当該非空気入りタイヤ1が、例えば前記小型車両のような低重量の車両に装着され低速度で走行する場合などには、走行時にトレッド部材16が歪み変形し難いことから、被視認体43をトレッド部材16から一層離脱させ難くすることができる。
ここで前記底壁面は、溝部42の側壁面に比べて、走行時に歪み変形し難いことから、前述のように、被視認体43が前記底壁面に配設されることにより、該被視認体43をトレッド部材16からより一層離脱させ難くすることができる。
さらに、被視認体43が、前記配置凹部44と同形同大に形成されているので、例えば、溝部42内を水が流動するときに、被視認体43がその外周縁から水圧を受けるのを抑え易くすること等が可能になり、被視認体43をトレッド部材16からより一層離脱させ難くすることができる。
また、被視認体43が、トレッド部材16の外周面にタイヤ周方向に複数配設されているので、複数の被視認体43のうちの一部が離脱した場合であっても、他の被視認体43により視認性を確保し易くすることが可能になり、例えばこれらの複数の被視認体43と同等の範囲にわたって、1つの被視認体がタイヤ周方向に連続して配設されている場合に比べて、視認性を確保し易くすることができる。
さらに、第1弾性連結板21が、一のタイヤ幅方向Hの位置にタイヤ周方向に沿って複数配置されるとともに、第2弾性連結板22が、他のタイヤ幅方向Hの位置にタイヤ周方向に沿って複数配置されているので、タイヤ周方向で隣り合う連結部材15同士が干渉し合うのを抑えることが可能になり、その配設個数に制限が生ずるのを抑制することができる。
しかも、前述のように、各分割ケース体31、32において、リング状体13と外装体12との間には、両弾性連結板21、22のうちの一方だけが配設されていることから、各分割ケース体31、32を鋳造若しくは射出成形により一体に形成するに際し、溶湯や溶融樹脂を、型の内部の隅々にまで確実に到達させ易くすることが可能になるとともに、型の構造が複雑になるのを抑えることも可能になり、この非空気入りタイヤ1をより一層容易かつ確実に形成することができる。
例えば、前記実施形態では、溝部42が、キー溝部18aが開口するタイヤ幅方向Hの一方側から、他方側に向かうに従い漸次、タイヤ周方向の他方側から一方側に向けて延在するものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、溝部42が、キー溝部18aが閉じられたタイヤ幅方向Hの他方側から、一方側に向かうに従い漸次、タイヤ周方向の他方側から一方側に向けて延在していてもよい。
また第1排水溝52は、タイヤ幅方向Hの一方側に向かうに従い漸次、拡幅しており、第1排水溝52を画成する壁面のうち、タイヤ周方向の一方側を向く側壁面、およびタイヤ周方向の他方側を向く側壁面はそれぞれ、前記タイヤ平面視において、タイヤ幅方向Hの他方側に向けて突となる曲線状をなしている。そしてこれらの両側壁面のうち、タイヤ周方向の一方側を向く側壁面には、当該第1排水溝52が接続される細溝51に対して、タイヤ周方向の他方側に位置する一対の細溝51が各別に開口している。
また第2排水溝53は、タイヤ幅方向Hの他方側に向かうに従い漸次、拡幅しており、第2排水溝53を画成する壁面のうち、タイヤ周方向の他方側を向く側壁面、およびタイヤ周方向の一方側を向く側壁面はそれぞれ、前記タイヤ平面視において、タイヤ幅方向Hの一方側に向けて突となる曲線状をなしている。そしてこれらの両側壁面のうち、タイヤ周方向の他方側を向く側壁面には、当該第2排水溝53が接続される細溝51に対して、タイヤ周方向の一方側に位置する一対の細溝51が各別に開口している。
また第2中央陸部55は、タイヤ幅方向Hの他方側から一方側に向けて漸次、タイヤ周方向の一方側から他方側に向けて延在しており、第2中央陸部55の頂面においてタイヤ赤道部CL上に位置する部分には、タイヤ幅方向Hの一方側から他方側に向けて漸次、タイヤ周方向の一方側から他方側に向けて延在する凹溝(溝部)58が形成されている。
第1被視認体59aおよび第2被視認体59bはそれぞれ、これらの両被視認体59a59bがタイヤ幅方向Hに隣り合うように、タイヤ周方向に間隔をあけて複数配設されている。また被視認体59a、59bは、タイヤ周方向に隣り合うもの同士の間に、タイヤ周方向に間隔をあけて配設されることにより、タイヤ周方向に間欠的に配設されている。
また前記各実施形態では、被視認体43、59a、59bが、前記タイヤ平面視において配置凹部44と同形同大のシート状に形成されているものとしたが、配置凹部44内に配置される他の構成に適宜変更してもよく、例えば、被視認体43、59a、59bを、前記タイヤ平面視において配置凹部44よりも小さく形成してもよく、さらに、シート状に形成しなくてもよい。また配置凹部は、溝部42、51、52、53、58の側壁面に形成されていてもよく、さらに、前記配置凹部44はなくてもよく、被視認体43、59a、59bが、溝部42、51、52、53、58を画成する壁面に直接、例えば接着などにより固着されていてもよい。
さらに前記各実施形態では、被視認体43、59a、59bは、溝部42、51、52、53、58を画成する壁面に配設されているものとしたが、これに限られるものではなく、例えば陸部41、54、55、56、57の頂面に配設されていてもよい。さらに被視認体43、59a、59bは、1つでもよい。
また、前記各実施形態では、連結部材15として第1弾性連結板21および第2弾性連結板22をそれぞれ1つずつ備えた構成を示したが、これに代えて、1つの連結部材15に第1弾性連結板21および第2弾性連結板22がそれぞれ複数ずつ、互いのタイヤ幅方向Hの位置を異ならせて備えられた構成を採用してもよい。
また、連結部材15を、外装体12とリング状体13との間にタイヤ幅方向Hに沿って複数設けてもよい。
また、前記各実施形態に代えて、両連結板21、22の各一端部21a、22aを、リング状体13の内周面にタイヤ周方向位置を互いに異ならせて連結してもよい。
また、外装体12およびリング状体13をタイヤ幅方向Hに3個以上分割してもよいし、分割しなくてもよい。
さらに、第1、第2分割ケース体31、32は、前記各実施形態に限らず例えば、切削加工等で形成してもよい。
また前記各実施形態では、連結部材15は、外装体12の外周面とリング状体13の内周面とを互いに連結するものとしたが、取り付け体11の外周面側とリング状体13の内周面側とを連結する他の構成に適宜変更してもよい。例えば、外装体12を備えない構成において、連結部材15が、取り付け体11の外周面とリング状体13の内周面とを互いに連結してもよい。
11 取り付け体
13 リング状体
15 連結部材
16 トレッド部材
42、51、52、53、58 溝部
43、59a、59b 被視認体
44 配置凹部
Claims (4)
- 車軸に取り付けられる取り付け体と、
該取り付け体をタイヤ径方向の外側から囲繞するリング状体と、
前記取り付け体と前記リング状体との間にタイヤ周方向に沿って複数配設されるとともに、これらの取り付け体とリング状体とを相対的に弾性変位自在に連結する連結部材と、
前記リング状体の外周面側にその全周にわたって配設されたトレッド部材と、を備える非空気入りタイヤであって、
前記トレッド部材の外周面には、表面が外部に露出する被視認体が配設され、
前記被視認体の表面は、前記トレッド部材の外周面よりも反射輝度が高く、
前記被視認体は、前記トレッド部材の外周面に形成された溝部を画成する壁面に配設されるとともに、前記溝部を画成する壁面に形成された配置凹部内に配置されていることを特徴とする非空気入りタイヤ。 - 請求項1記載の非空気入りタイヤであって、
前記被視認体は、前記溝部を画成する壁面のうち、タイヤ径方向の外側を向く底壁面に配設されていることを特徴とする非空気入りタイヤ。 - 請求項1または2に記載の非空気入りタイヤであって、
前記被視認体は、前記表面と反対の裏面が、前記配置凹部を画成する壁面のうち、該配置凹部の開口方向を向く底面に固着されるシート状に形成され、
該被視認体は、前記開口方向から見た正面視において前記配置凹部と同形同大に形成されていることを特徴とする非空気入りタイヤ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の非空気入りタイヤであって、
前記被視認体は、前記トレッド部材の外周面にタイヤ周方向に複数配設され、
タイヤ周方向に隣り合う前記被視認体同士のうち、タイヤ周方向の周端部同士は、タイヤ幅方向に互いにずらされてタイヤ周方向に互いに重複していることを特徴とする非空気入りタイヤ。
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