JP5787788B2 - 受信装置、放送局の表示方法および表示プログラム - Google Patents

受信装置、放送局の表示方法および表示プログラム Download PDF

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Description

本発明は、移動体など車両に搭載される受信装置に関し、特に、データが多重化された放送信号を受信可能なラジオ受信装置に関する。
欧州などでは、ラジオの放送信号に種々のデータを多重化したラジオデータシステム(Radio Data System、以下、RDSという)が実用されている。多重化されるデータには、放送番組を識別する情報(PI:Program Identification)、番組のジャンルを識別する情報(PTY: Program Type)、代替放送局、TMC(Traffic message Channel)サービスによる道路交通情報などが含まれる。車両に搭載されたラジオ受信装置では、車両の移動とともに刻々と受信感度が変化し、現在視聴している放送局の受信感度が悪化した場合には、代替放送局や他の放送局への切換えが必要になる。一般には、現在視聴している放送局と同一のPIコードを有する代替放送局や他の受信可能な放送局のリスト(ステーションリスト)がディスプレイに表示され、ユーザーは、このリストの中から放送局を選択することができる。
放送局のリストは、周波数帯域をフルスキャンすることにより更新されるが、TMCサービスによる道路交通情報の取得に時間を要すると、更新頻度が遅くなる。そこで、車載機から当該車載機の状態を示す状態情報を取得し、当該状態情報に基づき放送局のリストを更新するか車載機に道路交通情報を提供するかを設定するラジオ受信機が提案されている(特許文献1)。
特開2011−19041号公報
RDS受信装置において、放送局のリストの更新には、全周波数帯域に亘って100KHz単位で受信可能な周波数の存在を確認するため、その走査には一定の時間を要する。この走査時間は、受信可能な周波数の数に比例し、仮に、受信可能な周波数が20あれば、周波数帯域1周をスキャンするのに約2分必要となる。このことは、放送局リストの放送局が2分前に取得した情報を反映することを意味し、言い換えれば、放送局の受信状況の更新サイクルには最大で約2分かかってしまう。このため、2分前には受信可能であった放送局が現在では受信可能でなくなっていることがあり、反対に、2分前には受信可能でない放送局が現在では受信可能になっていることがある。特に、トンネルや地下駐車場などの受信状況が急激に悪化するエリアを走行している場合には、受信可能な放送局とそうでない放送局の変化が大きく、できるだけ早く放送局のリストが更新されることが望ましい。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、受信可能な放送局の更新情報を迅速にユーザーに提供することができる受信装置、放送局の表示方法および表示プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る受信装置は、データが多重化された放送信号を受信可能なものであって、放送信号を受信可能な少なくとも第1および第2の受信手段と、前記第1の受信手段により受信された放送信号を出力している間に、第2の受信手段により周波数帯域を走査する走査手段と、前記走査手段により走査が行われている期間中に受信された放送信号からデータを抽出する抽出手段と、前記走査手段により走査された前記周波数帯域内の受信可能な周波数を登録した周波数テーブルを保持する保持手段と、前記保持手段により保持された周波数テーブルに対応する放送局を表示する表示手段と、前記走査手段により前記周波数帯域の走査が行われている期間中に、前記周波数テーブル内の周波数が受信可能であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき前記表示手段による放送局の表示を更新する更新手段と、前記放送信号の受信状態に基づいて、受信が困難なエリアを走行する受信困難モードであると判定するモード判定手段とを有し、前記モード判定手段により受信困難モードであると判定されたとき、前記判定手段は、周波数が受信可能であるか否かを判定する周期を、前記受信困難モード以外のときよりも短くする。
好ましくは前記モード判定手段は、前記表示手段により表示される放送局の数が第1の条件化で減少したとき、受信困難モードであると判定する。好ましくは前記モード判定手段は、前記表示手段により表示される放送局の数が第2の条件下で増加したとき、受信困難モードを解除し通常モードであると判定し、前記判定手段は、通常モードであると判定されたとき、周波数が受信可能であるか否かを判定する周期をもとの周期に戻す。好ましくは前記抽出手段は、受信困難モードであると判定されたとき、放送信号からの所定のデータの抽出を停止する。好ましくは前記第1の条件は、放送局の数が一定期間内に一定の割合で減少することである。好ましくは前記第2の条件は、放送局の数が一定期間内に一定の割合で増加することである。好ましくは前記走査手段が周波数帯域の下限から上限へまたは上限から下限への走査を行う間に、前記判定手段は、前記周波数テーブル内の各周波数が受信可能であるか否かを時分割で判定する。好ましくは前記判定手段は、所定の周波数が受信可能でないと判定したとき、前記周波数テーブル内にフラグをセットする手段を含み、前記更新手段は、セットされたフラグに基づき放送局の表示を更新する。好ましくは受信装置はさらに、前記表示手段によって表示された放送局のリストから放送局を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された放送局に基づき前記第1の受信手段による選局を制御する制御手段とを含む。例えば前記受信が困難なエリアは、トンネルまたは地下である。好ましくは前記第1および第2の受信手段は、RDS放送を受信する。好ましくは前記第1および第2の受信手段は、ディジタル放送を受信する。
本発明に係る放送局の表示方法は、データが多重化された放送信号を受信可能な受信装置におけるものであって、第1の受信手段により受信された放送信号を出力している間に、第2の受信手段により周波数帯域を走査するステップと、前記走査手段により走査が行われている期間中に受信された放送信号からデータを抽出するステップと、前記走査手段により走査された前記周波数帯域内の受信可能な周波数を登録した周波数テーブルを保持するステップと、前記保持手段により保持された周波数テーブルに対応する放送局を表示するステップと、前記周波数帯域の走査が行われている期間中に、前記周波数テーブル内の周波数が受信可能であるか否かを判定するステップと、周波数が受信可能であるか否かの判定結果に基づき前記放送局の表示を更新するステップと、前記放送信号の受信状態に基づいて、受信が困難なエリアを走行する受信困難モードであると判定するステップと、前記受信困難モードであると判定されたとき、周波数が受信可能であるか否かを判定する周期を前記受信困難モード以外のときよりも短くするステップと、を有する。
本発明に係る放送局の表示プログラムは、データが多重化された放送信号を受信可能な受信装置が実行するものであって、第1の受信手段により受信された放送信号を出力している間に、第2の受信手段により周波数帯域を走査するステップと、前記走査手段により走査が行われている期間中に受信された放送信号からデータを抽出するステップと、前記走査手段により走査された前記周波数帯域内の受信可能な周波数を登録した周波数テーブルを保持するステップと、前記保持手段により保持された周波数テーブルに対応する放送局を表示するステップと、前記周波数帯域の走査が行われている期間中に、前記周波数テーブル内の周波数が受信可能であるか否かを判定するステップと、周波数が受信可能であるか否かの判定結果に基づき前記放送局の表示を更新するステップと、前記放送信号の受信状態に基づいて、受信が困難なエリアを走行する受信困難モードであると判定するステップと、前記受信困難モードであると判定されたとき、周波数が受信可能であるか否かを判定する周期を前記受信困難モード以外のときよりも短くするステップと、を有する。
本発明によれば、受信困難モードであると判定されたとき、周波数が受信可能であるか否かを判定する周期を高速に行うようにしたので、受信困難なエリアを脱出したときに、受信可能な放送局を即座に表示させることができる。これにより、ユーザーには最新の信頼性のある受信可能な放送局の表示が提供され、ユーザーが放送局を選択したときに当該放送局を受信することができないという確率を従来のときよりも低減することができる。
図1(A)は、本発明の実施例に係る車載用電子システムの一例を示す図、図1(B)は、本発明の実施例に係るラジオ受信装置の構成を示すブロック図である。 図1(B)に示す制御部に含まれる機能の一部を示すブロック図である。 受信可能な周波数を登録した周波数テーブルの一例である。 PIコードと代替周波数との関係を規定した代替周波数テーブルの一例である。 放送局リストの表示例である。 受信判定フラグを含む周波数テーブルの一例である。 本発明の実施例に係るラジオ受信装置における通常モード時の走査で行われる処理を説明するグラフである。 本発明の実施例に係るラジオ受信装置における受信困難モード時の走査で行われる処理を説明するグラフである。 本発明の実施例に係るラジオ受信装置における周波数テーブルの作成動作を説明するフローである。 本発明の実施例に係るラジオ受信装置における周波数の受信可否を判定するフローである。 本発明の実施例に係る放送局リストの作成動作を説明するフローである。 本発明の実施例に係る放送局リストの更新動作を説明するフローである。 本発明の実施例に係る受信困難モードの判定動作を説明するフローである。 本発明の実施例による放送局リストの更新例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明の好ましい実施の形態は、移動体としての自動車に搭載されたラジオ受信装置を例示する。また、ラジオ受信装置は、データが多重化されたラジオ放送を受信することができ、ここでは、その一例として、RDS放送を受信するものとする。
図1(A)は、本発明の実施例に係る車載用電子システムの構成を示す図である。当該車載用電子システム10は、車両に搭載されたラジオ受信装置20と、ナビゲーション装置30とを含んで構成される。ラジオ受信装置20は、ユーザーにより選局されたラジオ放送を受信し、ラジオ放送に重畳されたデータに含まれる道路交通情報がナビゲーション装置30へ提供される。RDS放送では、アナログのFM放送信号にデジタルデータ(RDSデータ)が重畳され、このRDSデータには、放送番組を識別するPIコード、放送サービス名(放送局)、放送番組のジャンル、TMCサービスによる道路交通情報などが含まれている。
ラジオ受信装置20により取得された道路交通情報は、ナビゲーション装置30へ提供され、ナビゲーション装置30は、取得した道路交通情報タを道路地図上に表示したり、音声案内に利用することができる。図1(A)に示す車載用電子システム10は、1つの構成例を表すものであり、テレビ受信装置や、DVD/ブルーレイディスクの再生装置、多機能型端末(スマートフォン)等を含むものであってもよいし、ラジオ受信装置だけを有するものであってもよい。
図1(B)は、本実施例のラジオ受信装置の構成を示すブロック図である。ラジオ受信装置20は、第1のアンテナ100A、第1のアンテナ100Aを介して選択された周波数(放送局)の放送信号を受信する第1のチューナー110A、第2のアンテナ100B、第2のアンテナ100Bを介して選択された周波数(放送局)の放送信号を受信する第1のチューナー110B、第1および第2のチューナー110A、110Bからの受信信号を受け取り、各受信信号について必要な処理を実行する信号処理部120、信号処理部120で処理されたオーディオ信号を増幅するアンプ130、アンプ130で増幅されたオーディオ信号を出力するスピーカ132、信号処理部120で復号されたデータなどを表示可能な表示部140、記憶部150、ユーザーからの入力を受け取る入力部160、ナビゲーション装置30などの外部機器との接続を可能にするインターフェース(I/F)部170、第1および第2のチューナー110A、110B、信号処理部120、アンプ130等を制御する制御部180を含んで構成される。
第1のチューナー110Aは、公知のように、第1のアンテナ100AからRF信号を受け取り、これを増幅するRF増幅器、増幅されたRF信号から希望局の周波数信号を選択する同調回路、局部発信器からの周波数信号とRF信号を混合し中間周波(IF)信号を生成する混合器、中間周波信号を直流検波しその受信電界強度信号(Sメータ信号)を抽出するSメータ回路などを含んでいる。但し、電界強度信号のほかにもC/N値(Carrier to noise)を用いて受信感度を判定するようにしてもよい。さらに、第1のチューナー110Aは、ADC(アナログ/ディジタル変換器)により中間周波信号(IF)およびSメータ信号をディジタル信号に変換し、これらを信号処理部120および制御部180へ出力する。第2のチューナー110Bもまた第1のチューナー110Aと同様に構成される。第1および第2のチューナー110A、110Bは、制御部180からの指示に応じて同一の周波数または異なる周波数を選局することができるが、本実施例の好ましい態様では、第1のチューナー110Aによりラジオ放送が視聴されているとき、第2のチューナー110Bはバックグランド動作により周波数帯域を走査し、受信可能な周波数のチェックやRDSデータの抽出が行われる。
信号処理部120は、例えばDSP(Digital Signal Processor)などを用いて構成される。信号処理部120は、FFT、ディジタルフィルタリング、信号同期、時間・周波数デインターリーブ、オーディオデコード、データデコード、フェーズダイバーシティ等の信号処理を行うことができる。これらの信号処理は、信号処理部120内のプログラムメモリに格納されたソフトウエアを利用して制御することができる。好ましい態様では、信号処理部120は、DAC(ディジタル/アナログ変換器)を含み、第1のチューナー110Aから受信したディジタル信号から音声信号を抽出し、これをアナログ信号に変換して音声出力させるためにアンプ130へ提供する。また、信号処理部120は、第2のチューナー110Bから受信した信号からRDSデータを抽出し、RDSデータについての種々の処理を可能にする。例えば、RDSデータからPIコード、番組サービス名(PS:Program Service)、道路交通情報などを抽出し、これを制御部180へ提供する。
制御部180は、例えばマイクロコントローラなどから構成され、メモリに格納されたプログラムを実行することで各部を制御する。好ましい動作態様では、制御部180は、第1のチューナー110Aによりラジオ放送を受信させている間に、第2のチューナーをバックグランド処理により周波数帯域を走査させ、信号処理部120を介してRDSデータを取得する。
図2は、本実施例の制御部180の機能ブロックを示している。同図において、制御部180は、バックグランド処理時に第2のチューナー110Bに全周波数帯域を一定の周波数間隔で走査させる周波数走査部200と、周波数帯域を走査したときに抽出されたRDSデータを信号処理部120を介して取得するRDSデータ取得部202と、取得されたRDSデータからPIコードを抽出するPIコード抽出部204と、抽出されたPIコードに基づきPIコードを同一とする周波数を登録した代替周波数テーブルを作成する代替放送局作成部206と、作成された代替周波数テーブルを保持する代替放送局保持部と208と、周者数帯域を走査したときに受信された電界強度信号がしきい値以上である周波数を判別し、このような受信可能な周波数を登録した周波数テーブルを作成する周波数テーブル作成部210と、作成された周波数テーブルを保持する周波数テーブル保持部212と、周波数テーブル保持部212で保持された周波数テーブルに基づき受信可能な放送局のリストを表示する放送局表示部214と、周波数帯域を走査している期間中に、周波数テーブル内の周波数が受信可能であるか否かを個別に判定する受信感度判定部216と、受信感度判定部216の判定結果等により放送局のリストを更新する表示更新部218と、電波受信が困難なエリアを走行する受信困難モードか否かを判定するモード判定部220とを有する。
周波数走査部200は、第1のチューナー110Aによりラジオ放送の視聴が行われている間、第2のチューナー110Bに予め決められた周波数帯域の上限から下限または下限から上限までを一定の周波数間隔で走査させ、受信可能な周波数をチェックする。受信可能な周波数か否かは、第2のチューナー110Bからの電界強度信号としきい値とを比較することにより行われ、電界強度信号がしきい値以上であれば、受信可能であると判定する。周波数走査部200の走査結果は、逐次、周波数テーブル作成部210へ提供される。
周波数走査部200により受信可能な周波数が検出されたとき、当該周波数の放送信号に多重化されたRDSデータが信号処理部120により抽出され、抽出されたRDSデータがRDSデータ取得部202へ提供される。PIコード抽出部204は、RDSデータの中から現在受信している周波数の番組識別情報であるPIコードを抽出する。抽出されたPIコードは、周波数テーブル作成部210へ提供される。
周波数テーブル作成部210は、周波数走査部200により受信可能とされた周波数と、PIコード抽出部204により抽出されたPIコードとを受け取り、周波数とPIコードをペアとした周波数テーブルを作成する。欧州のFM放送を受信する場合には、第2のチューナー110Bに108.0MHzから87.5MHzまで周波数帯域を100KHzの間隔で走査させ、そこから受信可能な周波数が判別される。図3は、受信可能と判別された周波数を登録した周波数テーブルの一例である。周波数テーブルには、受信可能な周波数と、その周波数に対応するPIコードとの関係が規定される。周波数テーブルは、全周波数帯域の走査中に受信可能な放送局が発見されるたびに当該放送局が登録されるように更新されるが、本実施例では、後述するようにこのような通常の走査期間中に、周波数テーブルに登録された個々の周波数の受信感度が判定され、その判定結果が周波数テーブルに随時反映されるようになっている。
代替放送局作成部206は、PIコード抽出部204で抽出されたPIコードに基づき代替周波数テーブルを作成する。代替周波数テーブルは、PIコードを同一とする周波数を登録したものであり、言い換えれば、現在受信している放送局と同一の放送番組を配信している放送局を識別するテーブルである。図4は、代替周波数テーブルの一例を示している。例えば、代替周波数テーブル222では、現在の周波数が98.5MHzであり、そのPIコードがD303である(図3を参照)。PIコードとしてD303を有する代替の周波数は、AF(1)〜AF(4)で表された、92.3MHz、94.3MHz、99.7MHz、107.5MHzである。また、代替周波数テーブル222には、番組サービス名(PS)として、「BAYERN 3」が登録されている。このような代替周波数テーブルは、少なくとも図3に示す周波数テーブルに含まれる周波数について作成される。
放送局表示部214は、周波数テーブルおよび代替周波数テーブルのPSを参照し、受信可能な周波数に対応する放送局リストを表示する。具体的には、図3に示す周波数に対応するPIコードに基づき該当する代替周波数テーブル(図4)を検索し、そこから番組サービス名PSを抽出する。複数の周波数が同一のPIコードを有する場合には、放送局は共通であるため、複数の周波数について1つの放送局が表示される。図5は、放送局リストの表示例である。この放送局リストは、現在受信している番組サービス名(または放送局)を表示する欄230と、その下部のリスト欄240に受信可能な周波数の番組サービス名のリストが表示されている。リスト欄240のうち、現在受信中の放送番組には識別表示242が付されている。放送局リストは、番組サービス名以外の情報として、放送番組ジャンルや周波数なども併せて表示するようにしてもよい。
受信感度判定部216は、図3に示される周波数テーブルに含まれる周波数が受信可能であるか否かを判定する。この判定方法の詳細は後述されるが、判定は、周波数走査部200による全周波数帯域の走査中に時分割で実行されることに留意すべきである。受信感度判定部216の判定結果は、表示更新部218へ提供され、表示更新部218は、放送局リストを最新の受信状態に更新する。好ましい例として、受信感度判定部216の判定結果は、図6に示すような周波数テーブルに関連付けされた受信判定フラグを用いて表される。フラグ「1」は、受信可能な状態を示し、フラグ「0」は受信可能でない状態を示す。放送局更新部218は、受信判定フラグが「0」に変更されたとき、その周波数に対応する放送局を、図5に示す放送局リストから削除し、反対に、受信判定フラグが「1」に変更されたとき、その周波数に対応する放送局を、図5に示す放送局リストに追加する。
モード判定部220は、自車がトンネルや地下駐車場のような電波受信が困難なエリアを走行する受信困難モードであるか否かを判定する。判定方法は、放送局リストに表示されている放送局の数を監視し、放送局の数が一定時間内に一定の割合または一定の数だけ減少したとき、通常モードから受信困難モードに移行したと判定する。例えば、60秒以内に70%以上、放送局の数が減少した場合である。この条件は、任意に設定することが可能である。また、受信困難モードにあるとき、放送局の数が一定時間内に一定の割合または一定の数だけ増加したとき、受信困難モードを離脱したと判定する。例えば、60秒以内に70%以上、放送局の数が増加した場合であり、この条件は、任意に設定することが可能である。モード判定部220は、放送局の数の増減に基づき受信困難モードか否かを判定するが、この放送局の数は、結局のところ、受信可能な周波数に基づくものであり、受信可能な周波数の数の増減に基づき判定しているのと実質的に同義である。さらにモード判定部220は、放送信号の受信状態に基づいて、受信が困難なエリアを走行する受信困難モードであるか否かを判定するようにしてもよい。具体的には、モード判定部220は、受信中の放送信号の受信状態(Sメータの出力レベル)の変化の程度に基づいて、放送信号の受信が困難な領域内に進入したか否かを判定する。走行中の車両が放送局の受信エリアから外れる場合にはSメータの出力レベルが徐々に減少するが、車両がトンネルや建物内の駐車場に進入した場合にはSメータの出力レベルが急に減少する。したがって、Sメータの出力レベルの減少速度が所定の基準値以上になったときに、トンネル等に進入した、いわゆる受信困難モードになったと判定することができる。
モード判定部220による判定結果は、周波数走査部200、PIコード抽出部204、周波数テーブル保持部212、受信感度判定部216等へ提供され、受信困難モードに応じた動作が行われる。好ましい態様では、受信困難モードに移行すると、周波数走査部200は、周波数帯域の走査において新たに受信可能な周波数を検索することを中断し、また、信号処理部120は、RDSデータの抽出を中断する。その代わりに、受信感度判定部216による周波数テーブルの受信可否の判定が通常モードのときよりも頻繁に行われる。すなわち、通常モードのときに行われる周波数の受信可否の判定の周期は、受信困難モードのときにn倍に高速化される。例えば、通常モードのとき、1秒毎に周波数の受信可否の判定が行われていたものを、受信困難モードのとき、2msec毎に受信可否の判定が行われるようにする。これにより、受信判定フラグの更新速度が高速になり、その結果、表示更新部218による放送局リストの更新速度も速くなる。また、周波数テーブル保持部212は、受信困難モードと判定されると、受信困難モードに突入する前の周波数をメモリに保持し、受信感度判定部216による受信可否の判定において受信不可と判定されても、当該周波数を周波数テーブルから消去しない。
次に、本発明の実施例に係るラジオ受信装置の動作について説明する。図7は、バックグランド動作される第2のチューナー110Bが通常モードで周波数帯域を走査するときの処理を説明するグラフである。縦軸は、周波数であり、横軸は時間である。周波数帯域の上限は、108.0MHz、下限は87.5MHzであり、上限から下限に向けての走査が1回行われた例を模式的に示している。処理Aは、RDS放送局からのRDSデータの抽出、処理は、周波数テーブルに登録されている周波数の受信感度の判定、処理は、TMC放送局からの道路交通情報の抽出を示している。
周波数走査部200による走査が開始され、周波数f2が受信可能であると判定されると、RDS放送局の放送信号が受信され、放送信号からRDSデータを抽出する処理Aが行われる。RDSデータには、例えば、PIコード、番組のジャンルを識別する情報(PTY)、番組サービス名(PS)、交通プログラム識別(TP)などが含まれる。処理Aが終了すると、次に、周波数f5において道路交通情報(TMCデータ)を取得する処理Bが実行される。TMCデータは、TMC放送局から一定の周期で送信されるため、ラジオ受信装置は、これに同期してTMCデータを取得する。次に、周波数f3が受信可能であると判定されると、RDSデータを抽出する処理Aが実行され、次に、周波数テーブルに登録された周波数の受信可否を判定する処理Cが行われる。周波数テーブル内のどの周波数から判定を開始するかは任意であるが、例えば、周波数の高い方から順に走査が行われるのであれば、周波数テーブルの周波数の高いものから受信感度のチェックが行われる。ここでは、周波数テーブルに登録された周波数f1、f2、f4、f7、f8、f11、f14について受信可能か否か判定するために電界強度がチェックされる例が示されている。処理Cは、周波数走査部200による周波数帯域の走査中に、これと平行して一定の周期で時分割で行われる。
以後、同様に、処理Aないし処理Cが実行され、全周波数帯域の1回の走査が終了すると、図3または図6に示すような周波数テーブルが完成される。周波数帯域内に受信可能な周波数の数が多ければ、1回の走査に要する時間は長くなり、例えば、受信可能な周波数が20程度あれば、1回の走査に約2分程度を要する。1回目の走査が終了すると、第2のチューナー110Bにより第2回目の走査が開始される。
図8は、周波数走査部による周波数テーブルの作成動作を説明するフローである。周波数走査部200により第2のチューナー110Bの周波数が100KHz単位で変化され(S101)、第2のチューナー110Bにより受信された周波数の電界強度信号が制御部180へ提供される(S102)。制御部180は、電界強度信号がしきい値以上であるか否かを判定し(S103)、しきい値以上であれば、当該周波数が受信可能であると判定し(S104)、次いで、当該周波数の放送局がRDS放送局であるか否かを判定する(S105)。RDS放送局であれば、図7に示したように処理AにおいてRDSデータが抽出され(S106)、周波数とPIコードが周波数テーブルに登録される(S107)。周波数帯域の上限または下限の周波数に到達すれば(S108)、当該走査が終了され、再び、次の走査が開始される。
図9は、周波数テーブルの周波数の受信可否を判定する処理Cのフローである。受信感度判定部216は、周波数テーブルに登録された複数の周波数の中から1つの周波数を選択し(S201)、第2のチューナー110Bは、選択された周波数に同調される。受信感度判定部216は、当該選択された周波数の電界強度信号を受信し(S202)、電界強度信号がしきい値以上であるか否かをチェックする(S203)。電界強度信号がしきい値以上であれば、当該周波数は受信可能であると判定し(S204)、対応する受信判定フラグが「0」になっていれば、これを「1」に変更する(S205、S206)。他方、電界強度信号がしきい値未満であれば、当該周波数は受信不可と判定し(S207)、受信判定フラグが「1」になっていれば、これを「0」に変更する(S208、S209)。1つの周波数についての受信可否が判定され、周波数テーブルに登録された未判定の周波数が残っていれば(S210)、次の周波数が選択され、未判定の周波数が残っていなければ終了となる。こうした周波数テーブルに登録された周波数の受信感度を判定する処理Cは、周波数走査部200による周波数帯域の走査と平行して時分割処理にて実行される。
次に、放送局リストの作成動作を図10のフローに示す。放送局表示部214は、周波数テーブル作成部210により作成された周波数テーブルを参照し(S301)、受信判定フラグが「1」である周波数と当該周波数のPIコードに基づき検索された番組サービス名(PS)とを取得する(S302)。次に、放送局表示部214は、図5に示すように、現在受信している周波数の放送局名と、他の受信可能な放送局名のリストを作成し(S303)、これを表示する(S304)。
図11は、放送局リストの表示を更新するフローである。放送局表示部214により放送局リストが表示され(S401)、次いで、表示更新部218は、図6に示す周波数テーブルの受信判定フラグを監視し、フラグに変更にあったか否かをチェックする(S402)。フラグが「0」から「1」に変更があったとき(S403)、表示更新部218は、フラグが変更された周波数に該当する放送局を放送局リストに追加する(S404)。他方、フラグが「1」から「0」に変更があったとき、表示更新部218は、フラグが変更された周波数に該当する放送局を放送局リストから削除する(S405)。なお、表示更新部218は、全周波数帯域の1回の走査が終了したときに、フラグが変更されたか否かをチェックすることなく、周波数テーブルに基づき放送局リストを更新するようにしてもよい。
図12は、モード判定部による受信困難モードの判定動作の一例を示すフローである。モード判定部220は、放送局リストの放送局の数を監視する(S501)。モード判定部220は、放送局の数が減少したとき(S502)、当該減少が一定の条件を満足するか否かを判定する(S503)。好ましくは、一定時間以内に一定の割合で放送局が急激に減少したとき、電波受信が困難なエリア、例えばトンネルや地下駐車場などに進入したものとみなし、通常モードから受信困難モードに移行したものと判定する(S504)。モード判定部220により受信困難モードの判定が行われると、周波数帯域の走査においてRDSデータを抽出する処理Aが中断され、TMCデータを抽出する処理Bおよび周波数テーブルに登録された周波数の受信可否を判定する処理Cが行われ、その結果、処理Cの判定周期は、通常モードのときのn倍の速さで行われる(S505)。
図7Aは、受信困難モードと判定された場合の処理を説明するグラフである。同図に示すように、受信困難モードと判定されると、周波数帯域による走査中に行われるRDSデータを抽出する処理Aが中断され、周波数の受信可否を判定する処理CおよびTMCデータを抽出する処理Bが連続的に時分割で行われる。同図に示す例では、周波数テーブルに登録された周波数f1、f2、f4、f5、f7、f8、f11、f14についての処理Cが繰り返し行われ、処理Cと処理Cの一定の合間に、TMCデータを抽出する処理Bが行われる。このように、受信困難モードでは、通常モードのときよりも非常に短い周期で処理Cが実行される。なお、受信可否を判定する処理Cにおいて、仮に、周波数テーブルに登録された周波数(例えば、周波数f1)が受信不可と判定されても、当該周波数f1は、周波数テーブルから削除されることなく保持され、次の処理Cにおいて、周波数f1の受信可否が継続的に判定され、その判定結果はフラグに設定される。受信困難モード中に、周波数テーブルに登録された周波数を保持しているため、電波受信環境が回復したとき、つまり通常モードに移行したとき、周波数テーブルに保持された周波数が受信可能と判定されれば、その結果は、放送局リストに瞬時に反映される。
再び図12に戻り、図7Aに示すような高速の受信可否の判定Cの処理(S505)は、受信困難モードであると判定されている期間、継続される。モード判定部220は、放送局リストの放送局の数が増加したか否かを監視し(S506)、放送局の数が増加したとき、当該増加が一定の条件を満足するか否かを判定する(S507)。好ましくは、一定時間以内に一定の割合で放送局が急激に増加したとき、電波受信が困難なエリア、例えばトンネルや地下駐車場などを脱出したものとみなし、受信困難モードが解除されたと判定し、通常モードへ移行する(S508)。受信困難モードが解除されると、図7に示すように、処理A〜処理Cは通常の処理に戻される(S509)。なお、上記の例では、受信困難モードの際に、処理Aを中断し、処理Bおよび処理Cを実行するようにしたが、処理Aと処理Bを中断するようにしてもよい。あるいは、処理Aの中の特定の処理だけを中断するようにしてもよい。要は、どの処理を中断するかは任意に設定することが可能であり、処理Cの周期が通常モードのときよりも高速で行われるようにすればよい。
図13は、具体的な放送局リストの更新例を示している。放送局リスト300は、通常モード時の受信可能な放送局を示している。放送局の数は10であるが、この数は、必ずしも周波数テーブルの受信可能な周波数の数とは一致しない。周波数テーブルにPIコードが重複する周波数が含まれている場合には、当該PIコードに対応する放送局が放送局リストに表示される。放送局リスト300の表示が放送局リスト310の表示に遷移すると、放送局の数が激減しているため受信困難モードと判定される。ここでは、10個の放送局が2個の放送局に急激に減少し、トンネル内では、「BAYERN3」と「BAYERN4」のみ放送局名または番組サービス名が受信可能である。
受信困難モードに移行したことに応答して、受信感度判定部216は、周波数テーブル320に登録されている各周波数(87.7MHz〜107.9MHz)が受信可能であるか否かを判定し、その判定結果により受信判定フラグを更新する。上記したように、受信困難モードでは、受信判定フラグへの更新速度は、通常モードのときよりも高速に行われ、かつ受信不可と判定された周波数は、周波数テーブルから削除されずに保持され続ける。そして、受信可能な周波数が急減に増加し、その判定結果が周波数テーブル330のフラグに反映されると、放送局リスト340に更新される。周波数テーブルに登録された周波数が残されているため、放送局リストの更新は瞬時に行われる。放送局リスト340の放送局が急激に増加したことにより受信困難モードが解除されたと判定され、通常モードに移行する。トンネル内に進入するや否や、放送局リスト300から放送局リスト310に更新され、受信可能でない放送局は即座に放送局リストから削除され、受信可能な放送局のみが放送局リストに表示される。また、トンネルを脱出するや否や、放送局リスト310から放送局リスト340に更新され、受信可能な放送局が放送局リストに即座に表示される。こうして、受信可能な放送局とそうでない放送局であることを示す更新情報が迅速にユーザーに提供される。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
上記実施例では、周波数もしくは放送局の受信感度の判定に、電界強度信号を利用したが、これ以外にも信号の誤り率やマルチパスの有無を、電界強度信号に代えてあるいは電界強度信号とともに判定条件に用いることが可能である。さらに上記実施例では、RDS放送を受信するラジオ受信装置を例示したが、データを多重化できる放送であれば、RDS放送に限らず他のラジオ放送であってもよい。また、それはアナログラジオ放送のみならず、DAB等のディジタルラジオ放送であってもよい。さらに上記実施例では2つのチューナーを有するラジオ受信装置を例示したが、チューナーの数は特に制限されるものではなく、単一のチューナーを放送信号の受信とデータの抽出に時分割で使用するもの、あるいは3つ以上のチューナーをもつものであってもよい。
10:車載用電子システム 20:ラジオ受信装置
30:ナビゲーション装置 100A、100B:アンテナ
110A、110B:チューナー 120:信号処理部
130:アンプ 132:スピーカ
140:表示部 150:記憶部
160:入力部 170:インターフェース部
180:制御部 200:周波数走査部
202:RDSデータ取得部 204:PIコード抽出部
206:代替放送局作成部 208:代替放送局保持部
210:周波数テーブル作成部 212:周波数テーブル保持部
214:放送局表示部 216:受信感度判定部
218:表示更新部 220:モード判定部
222:代替周波数リスト 300、310、340:放送局リスト
320、330:周波数テーブル

Claims (26)

  1. データが多重化された放送信号を受信可能な受信装置であって、
    放送信号を受信可能な少なくとも第1および第2の受信手段と、
    前記第1の受信手段により受信された放送信号を出力している間に、第2の受信手段により周波数帯域を走査する走査手段と、
    前記走査手段により走査が行われている期間中に受信された放送信号から放送番組に関するデータおよび道路交通情報に関するデータを抽出する抽出手段と、
    前記走査手段により走査された前記周波数帯域内の受信可能な周波数を登録した周波数テーブルを保持する保持手段と、
    前記保持手段により保持された周波数テーブルに対応する放送局を表示する表示手段と、
    前記走査手段により前記周波数帯域の走査が行われている期間中に、前記周波数テーブル内の周波数が受信可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づき前記表示手段による放送局の表示を更新する更新手段と、
    前記放送信号の受信状態に基づいて、受信が困難なエリアを走行する受信困難モードであると判定するモード判定手段とを有し、
    前記保持手段は、前記判定手段の判定結果を前記周波数テーブルに保持し、
    前記モード判定手段により受信困難モードであると判定されたとき、前記抽出手段が前記放送番組に関するデータの抽出を中断することにより前記判定手段は、周波数が受信可能であるか否かを判定する周期を、前記受信困難モード以外のときよりも短くする、受信装置。
  2. 前記保持手段は、前記モード判定手段により受信困難モードであると判定された場合には、前記判定手段により受信不可と判定された周波数を前記周波数テーブルから消去せずに保持する、請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記モード判定手段は、前記表示手段により表示される放送局の数が第1の条件化で減少したとき、受信困難モードであると判定する、請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記モード判定手段は、前記表示手段により表示される放送局の数が第2の条件下で増加したとき、受信困難モードを解除し通常モードであると判定し、
    前記判定手段は、通常モードであると判定されたとき、周波数が受信可能であるか否かを判定する周期をもとの周期に戻す、請求項1または2に記載の受信装置。
  5. 前記第1の条件は、放送局の数が一定期間内に一定の割合で減少することである、請求項2に記載の受信装置。
  6. 前記第2の条件は、放送局の数が一定期間内に一定の割合で増加することである、請求項3に記載の受信装置。
  7. 前記走査手段が周波数帯域の下限から上限へまたは上限から下限への走査を行う間に、前記判定手段は、前記周波数テーブル内の各周波数が受信可能であるか否かを時分割で判定する、請求項1ないし6いずれか1つに記載の受信装置。
  8. 前記判定手段は、所定の周波数が受信可能でないと判定したとき、前記周波数テーブル内にフラグをセットする手段を含み、前記更新手段は、セットされたフラグに基づき放送局の表示を更新する、請求項1ないし7いずれか1つに記載の受信装置。
  9. 受信装置はさらに、前記表示手段によって表示された放送局のリストから放送局を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された放送局に基づき前記第1の受信手段による選局を制御する制御手段とを含む、請求項1ないし8いずれか1つに記載の受信装置。
  10. 前記受信が困難なエリアは、トンネルまたは地下である、請求項1ないし9いずれか1つに記載の受信装置。
  11. 前記第1および第2の受信手段は、RDS放送を受信する、請求項1ないし10いずれか1つに記載の受信装置。
  12. 前記第1および第2の受信手段は、ディジタル放送を受信する、請求項1ないし11いずれか1つに記載の受信装置。
  13. データが多重化された放送信号を受信可能な受信装置における放送局の表示方法であって、
    第1の受信手段により受信された放送信号を出力している間に、第2の受信手段により周波数帯域を走査するステップと、
    前記走査手段により走査が行われている期間中に受信された放送信号から放送番組に関するデータおよび道路交通情報に関するデータを抽出するステップと、
    前記走査手段により走査された前記周波数帯域内の受信可能な周波数を登録した周波数テーブルを保持するステップと、
    前記保持手段により保持された周波数テーブルに対応する放送局を表示するステップと、
    前記周波数帯域の走査が行われている期間中に、前記周波数テーブル内の周波数が受信可能であるか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップの判定結果を前記周波数テーブルに保持するステップと、
    周波数が受信可能であるか否かの判定結果に基づき前記放送局の表示を更新するステップと、
    前記放送信号の受信状態に基づいて、受信が困難なエリアを走行する受信困難モードであると判定するステップと、
    前記受信困難モードであると判定されたとき、放送信号から前記放送番組に関するデータの抽出を中断することにより周波数が受信可能であるか否かを判定する周期を前記受信困難モード以外のときよりも短くするステップと、
    を有する表示方法。
  14. 前記受信困難モードであると判定された場合には、前記判定結果を保持するステップは、前記判定するステップにより受信不可と判定された周波数を前記周波数テーブルから消去せずに保持する、請求項13に記載の表示方法。
  15. 前記判定するステップは、前記表示手段により表示される放送局の数が第1の条件化で減少したとき、受信困難モードであると判定する、請求項13に記載の表示方法。
  16. 表示方法はさらに、前記表示された放送局の数が第2の条件下で増加したとき、受信困難モードを解除し通常モードであると判定するステップと、
    前記通常モードであると判定されたとき、周波数が受信可能であるか否かを判定する周期をもとの周期に戻すステップと、を有する請求項13または14に記載の表示方法。
  17. 前記第1の条件は、放送局の数が一定期間内に一定の割合で減少することである、請求項15に記載の表示方法。
  18. 前記第2の条件は、放送局の数が一定期間内に一定の割合で増加することである、請求項16に記載の表示方法。
  19. 前記判定するステップは、所定の周波数が受信可能でないと判定したとき、前記周波数テーブル内にフラグをセットするステップを含み、前記更新するステップは、セットされたフラグに基づき放送局の表示を更新する、請求項13ないし18いずれか1つに記載の表示方法。
  20. データが多重化された放送信号を受信可能な受信装置が実行する放送局の表示プログラムであって、
    第1の受信手段により受信された放送信号を出力している間に、第2の受信手段により周波数帯域を走査するステップと、
    前記走査手段により走査が行われている期間中に受信された放送信号から放送番組に関するデータおよび道路交通情報に関するデータを抽出するステップと、
    前記走査手段により走査された前記周波数帯域内の受信可能な周波数を登録した周波数テーブルを保持するステップと、
    前記保持手段により保持された周波数テーブルに対応する放送局を表示するステップと、
    前記周波数帯域の走査が行われている期間中に、前記周波数テーブル内の周波数が受信可能であるか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップの判定結果を前記周波数テーブルに保持するステップと、
    周波数が受信可能であるか否かの判定結果に基づき前記放送局の表示を更新するステップと、
    前記放送信号の受信状態に基づいて、受信が困難なエリアを走行する受信困難モードであると判定するステップと、
    前記受信困難モードであると判定されたとき、放送信号から前記放送番組に関するデータの抽出を中断することにより周波数が受信可能であるか否かを判定する周期を前記受信困難モード以外のときよりも短くするステップと、
    を有する表示プログラム。
  21. 前記受信困難モードであると判定された場合には、前記判定結果を保持するステップは、前記判定するステップにより受信不可と判定された周波数を前記周波数テーブルから消去せずに保持する、請求項20に記載の表示プログラム。
  22. 前記判定するステップは、前記表示手段により表示される放送局の数が第1の条件化で減少したとき、受信困難モードであると判定する、請求項20に記載の表示プログラム。
  23. 表示プログラムはさらに、前記表示された放送局の数が第2の条件下で増加したとき、受信困難モードを解除し通常モードであると判定するステップと、
    前記通常モードであると判定されたとき、周波数が受信可能であるか否かを判定する周期をもとの周期に戻すステップと、を有する請求項20または21に記載の表示プログラム。
  24. 前記第1の条件は、放送局の数が一定期間内に一定の割合で減少することである、請求項22に記載の表示プログラム。
  25. 前記第2の条件は、放送局の数が一定期間内に一定の割合で増加することである、請求項23に記載の表示プログラム。
  26. 前記判定するステップは、所定の周波数が受信可能でないと判定したとき、前記周波数テーブル内にフラグをセットするステップを含み、前記更新するステップは、セットされたフラグに基づき放送局の表示を更新する、請求項20ないし25いずれか1つに記載の表示プログラム。
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