JP5786086B2 - ビルトイン型空気調和機 - Google Patents

ビルトイン型空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP5786086B2
JP5786086B2 JP2014502339A JP2014502339A JP5786086B2 JP 5786086 B2 JP5786086 B2 JP 5786086B2 JP 2014502339 A JP2014502339 A JP 2014502339A JP 2014502339 A JP2014502339 A JP 2014502339A JP 5786086 B2 JP5786086 B2 JP 5786086B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection port
main body
component box
unit main
electrical component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014502339A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2013129527A1 (ja
Inventor
政敏 勝又
政敏 勝又
我科 賢二
賢二 我科
青藤 誠哉
誠哉 青藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Carrier Corp
Original Assignee
Toshiba Carrier Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Carrier Corp filed Critical Toshiba Carrier Corp
Priority to JP2014502339A priority Critical patent/JP5786086B2/ja
Publication of JPWO2013129527A1 publication Critical patent/JPWO2013129527A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5786086B2 publication Critical patent/JP5786086B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/22Means for preventing condensation or evacuating condensate
    • F24F13/222Means for preventing condensation or evacuating condensate for evacuating condensate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0059Indoor units, e.g. fan coil units characterised by heat exchangers
    • F24F1/0063Indoor units, e.g. fan coil units characterised by heat exchangers by the mounting or arrangement of the heat exchangers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0043Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
    • F24F1/0047Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted in the ceiling or at the ceiling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/20Casings or covers
    • F24F2013/207Casings or covers with control knobs; Mounting controlling members or control units therein

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

本発明の実施態様は、建屋の天井裏に設置され、吸込んで熱交換した熱交換空気を、吹出しダクトを介して室内へ吹出すビルトイン型空気調和機に関する。
建屋の天井裏に設置されるビルトイン型空気調和機(天井埋込み型空気調和機)が多用される。ユニット本体内には室内熱交換器と送風機が収容され、たとえば本体一側部に吸込み口が開口し、他側部に吹出しダクトが接続される。送風機が駆動し、空気を吸込み口から吸込んで室内熱交換器と熱交換させ、熱交換空気を吹出しダクトから室内へ吹出す。
この種の空気調和機においても、室内熱交換器に冷媒管を介して接続される電動膨張弁や、送風機など電気部品を駆動する電気制御部品と、この電気制御部品を実装して電子回路を構成する制御基板などを備える。これら電気制御部品と制御基板は電気部品箱内に収容されるが、作用にともなって発熱することは避けられない。
そのままでは、電気部品箱内の温度が上昇して内部部品に熱的な悪影響を及ぼす。そこで、たとえば、[特許文献1]には、ユニット本体の外側面に電装箱を取付ける。電装箱は、空気の導入口と排出口を有する突出部を備え、この突出部をユニット本体外側面に設けた開口から、ユニット本体内の送風ファンの送風経路内に突出させている。
特開2009−30829号公報
しかるに、ビルトイン型空気調和機の据付け現場は、室内から視認されない天井裏であることから、万一、電装箱から出火したときに天井裏での延焼を防ぐためにも電装品をユニット本体内部に収容するのが望ましい。
また、冷凍サイクル運転にともなって室内熱交換器からドレン水が生成され滴下する。このドレン水は、室内熱交換器下部に設けられるドレン受け皿で受けられ、通常はドレン受け皿に設けられるドレンポンプを介して排水処理される。
このドレン受け皿やドレンポンプに対するメンテナンス作業にあたって、ユニット本体に点検口が設けられていないので、ユニット本体を構成する側板の一側面全部を取外して行う。したがって、ドレン受け皿やドレンポンプに対するメンテナンス処理に至るまでに、極めて手間がかかる。
このような事情から、ユニット本体内に電気部品箱を収容するとともに、ドレン受け皿やドレンポンプに対するメンテナンス作業の容易化を図ったビルトイン型空気調和機が望まれていた。
本実施形態のビルトイン型空気調和機は、ユニット本体は建屋の天井裏に設置し、内部を仕切り板で、送風機を配置した送風機室と、室内熱交換器を配置した熱交換室とに仕切る。
送風機室に対向するユニット本体側部に第1の点検口を設け、熱交換室に対向するユニット本体側部に第2の点検口を設けた。さらに、ビルトイン型空気調和機は、第1の点検口に着脱自在に嵌め込まれて送風機室に位置し、電気制御部品および制御基板を収容する電気部品箱と、第1の点検口を開閉自在に閉塞する第1の蓋板と、を備え、第1の蓋板は凹部を有し、第1の点検口は第1の蓋板の凹部の反対側に凹陥形成され且つ第1の蓋板の凹部と隙間を存して重なる凹部を有し、第1の蓋板を第1の点検口の周縁部に密着させた状態で、第1の蓋板を上記隙間を通る電源線の径に合わせてスライド自在とした。
本実施形態に係る、ビルトイン型空気調和機の側面図。 同実施形態に係る、図1とは異なる形態のビルトイン型空気調和機の側面図。 同実施形態に係る、ユニット本体の下面板を取外したビルトイン型空気調和機の斜視図。 同実施形態に係る、ビルトイン型空気調和機の横断平面図。 同実施形態に係る、第1の蓋板を開放したビルトイン型空気調和機の斜視図。 同実施形態に係る、第1の点検口を開放するとともに第2の蓋板を取外した、ユニット本体一部の斜視図。 同実施形態に係る、図6の状態から、さらに電気部品箱を取外した、ユニット本体一部の斜視図。 同実施形態に係る、熱交換室側から仕切り板を介して電気部品箱を示す、ユニット本体一部の断面図。 同実施形態に係る、第1の蓋板の斜視図。 同実施形態に係る、第1の蓋板を取外して第1の点検口および電気部品箱を示す、ユニット本体一部の斜視図。 同実施形態に係る、第1の引掛け爪に対する第1の引掛け孔の、互いに異なる掛合状態を示す斜視図。 同実施形態に係る、第1の引掛け爪に対する第1の引掛け孔の、互いに異なる掛合状態を示す斜視図。 同実施形態に係る、第1の引掛け爪に対する第1の引掛け孔の掛合状態を示す横断平面図。 同実施形態に係る、第1の蓋板を第1の点検口に取付けた、ユニット本体一部の斜視図。 同実施形態に係る、取付けねじを緩めた第1の蓋板を示す、ユニット本体一部斜視図。 同実施形態に係る、比較的細い電源線と信号線を電気部品箱に接続した後、第1の蓋板を閉塞した、ユニット本体一部の斜視図。 同実施形態に係る、通常の太い電源線と信号線を電気部品箱に接続した後、第1の蓋板を閉塞した、ユニット本体一部の斜視図。 同実施形態の変形例を示す,第1の蓋板の正面図。 同実施形態に係る、変形例の第1の蓋板を第1の点検口に取付けた、ユニット本体一部の斜視図。 同実施形態に係る、電気部品箱を取付けた第1の点検口を示す、ユニット本体一部の斜視図。 同実施形態に係る、電気部品箱を取外した第1の点検口を示す、ユニット本体一部の斜視図。 同実施形態に係る、電気部品箱単独の斜視図。 同実施形態に係る、仮止めした電気部品箱を示す、ユニット本体一部の正面図。 同実施形態に係る、仮止めした電気部品箱を示す、ユニット本体一部を下方から見上げた斜視図。 同実施形態に係る、電気部品箱をユニット本体に仮止めするための要部を拡大して示す縦断面図。
以下、本実施形態を図面にもとづいて説明する。
図1は、ビルトイン型空気調和機ACの側面図。図2は、異なる例のビルトイン型空気調和機ACの側面図である。
いずれの例のビルトイン型空気調和機ACも、室内(被空調室面積)Rが比較的大きな建屋Sの天井裏Uに設置される。
具体的には、ユニット本体1の側部に吊り金具2が突設されていて、この吊り金具2に設けられる孔部に、建屋Sの天井Tから垂設される吊りボルトFが挿入される。さらに、吊りボルトFにナットが螺挿され、吊り金具2とともにユニット本体1が吊持される。
ユニット本体1は、高さ寸法が、幅方向(紙面の表裏方向)寸法および奥行き方向(紙面の左右方向)寸法よりも短い薄型の矩形箱状をなす。天井化粧板Kから下方がビルトイン型空気調和機ACによって熱交換される室内Rとなっている。
いずれの例のユニット本体1においても、ユニット本体1の内部には、ここでは図示しない室内熱交換器と送風機が収容配置される。ユニット本体1の正面部aには、吹出しダクト3が接続される。吹出しダクト3はユニット本体1から建屋Sの天井裏Uである天井化粧板Kと天井Tとの間に沿って延設され、天井化粧板Kの所定位置に設けられる図示しない吸込みグリルに接続される。
図1に示すユニット本体1の下面部bには、エアフィルタ4が取付けられる。このエアフィルタ4は、ユニット本体1に設けられる吸込み口を着脱自在に覆う。エアフィルタ4に対向する天井化粧板Kの一部に吸込みグリルGが設けられる。
図2に示すユニット本体1は、背面部cに吸込み口が設けられ、ここにエアフィルタを介して吸込みダクト5が接続される。吸込みダクト5は、天井裏Uに沿って延設され、天井化粧板Kの所定位置に設けられる図示しない吹出しグリルに接続される。
ビルトイン型空気調和機ACは、据付け現場の事情に応じて、図1に示すユニット本体1と、図2に示すユニット本体1のいずれかが選択される。
このようにして構成されるビルトイン型空気調和機ACであり、室外機に収容される圧縮機を駆動することで、室外機から室内熱交換器へ冷媒が循環し、室内熱交換器では冷媒が蒸発または凝縮する。
その一方で、室内R空気が吸込み案内グリルGもしくは吸込みダクト5を介して、エアフィルタ4で覆われる吸込み口からユニット本体1内部に導かれる。そして、室内熱交換器を流通し、内部に循環する冷媒と熱交換する。
室内熱交換器の作用によって、ユニット本体1内に吸込まれた空気は冷気に変わる、もしくは暖気に変わる。これら冷気もしくは暖気などの熱交換空気は、吹出しダクト3へ吹出され、さらに吹出しグリルから室内Rへ導かれる。したがって、室内Rの冷房作用もしくは暖房作用をなす。
以下、ビルトイン型空気調和機ACの構造について説明する。ただし、吸込み口と、エアフィルタおよび吸込みダクトに係る説明は省略する。
図3は、下面板を取外して内部を示す、ユニット本体1の斜視図。図4は、ユニット本体1の横断平面図である。
ユニット本体1は、互いに対向配置され四角枠状に設けられた4枚の側板と、各側板の上縁部に亘って設けられた天板および、各側板の下縁部に亘って設けられた下面板からなる。側板の一部に、説明を省略する吹出しダクトが接続され、反対側の側板に吸込みダクトが接続され、もしくは下面板一部に吸込み口が設けられる。
ユニット本体1の内部は仕切り板8によって、図3では左側、図4では下側に示す送風機室10と、図3では右側、図4では上側に示す熱交換室11に仕切られる。
送風機室10には、送風機12が配置される。この送風機12は、左右二軸のファン駆動モータ13と、このファン駆動モータ13のそれぞれの回転軸に直列に連結される送風ファン(たとえば、約50枚の翼列からなるシロッコファン)14と、それぞれの送風ファン14の軸側は開口し、周面を覆うケーシング15とからなる。
前記送風機12のケーシング15は、仕切り板8に開口する吹出し口体15aを備えている。ファン駆動モータ13が送風ファン14を回転駆動することで、送風ファン14の軸方向から空気を吸込み、周方向である吹出し口体15aから仕切り板8を介して熱交換室11へ吹出すようになっている。
このようにして構成される送風機室10には、ユニット本体1内に収容される全ての電気部品を制御する電気制御部品と、この電気制御部品を実装して電気回路を構成する制御基板などを備えた電気部品箱17が、後述するようにして備えられる。
前記熱交換室11には、室内熱交換器18が配置される。この室内熱交換器18は、多数枚のフィンを狭小の間隙を存して並設し、これらフィンに冷媒管が貫通するフィンチューブタイプである。全体として、平板状をなし、斜めに傾斜して配置される。
室内熱交換器18を構成する冷媒管の一端部は、ユニット本体1の一方の側板に設けられる冷媒管接続口19aに接続される。冷媒管の他端部も、ユニット本体1の同じ側板に設けられる冷媒管接続口19bに接続される。室内熱交換器18は、冷媒管接続口19aに接続される冷媒配管(ガス管)と、冷媒管接続口19bに接続される冷媒配管(液管)を用いて、図示しない室外機に接続される。
また、室内熱交換器18の下面部には、ここでは図示しないドレン受け皿が設けられる。ドレン受け皿は、冷凍サイクル運転にともなって室内熱交換器18から生成されるドレン水を受ける。さらに、ドレン受け皿には、ドレンポンプ20がドレン水に浸漬して配置され、ドレン受け皿に溜まったドレン水を強制的に排水する。
ドレンポンプ20は、後述するようにして支持され、冷媒管接続口19a,19bが設けられるのと同じユニット本体1側板に設けられるドレン配管接続口20aに接続される。さらに、ドレン排出口20bが設けられていて、これはドレン受け皿から高低差を利用して自然的に外部へ排水する場合に用いられる。
図5は、第1の蓋板24を開放して電気部品箱17を示す、ビルトイン型空気調和機ACの外観斜視図。図6は、熱交換室11の側部から第1の点検口21を開放して電気部品箱17を示すとともに、第2の蓋板25を取外して内部構造を示す、ユニット本体1の一部斜視図である。
ユニット本体1の一側板には第1の点検口21と、第2の点検口22が設けられている。第1の点検口21は第1の蓋板24によって開閉自在に閉塞され、第2の点検口22は第2の蓋板25によって開閉自在に閉塞されるようになっている。
図5は、第1の蓋板24を回動して第1の点検口21を開放し、第2の蓋板25は第2の点検口22を閉塞した状態を示している。第1の点検口21には電気部品箱17が嵌め込まれている。電気部品箱17の前面は開口部となっていて、第1の点検口21と連通する。したがって、第1の蓋板24は電気部品箱17の開口部を開閉する機能も有する。
図6に示すように、第1の点検口21と第2の点検口22は、仕切り板8を介して仕切られる送風機室10と熱交換室11のそれぞれ側部に対向して設けられる。ここでは、第1の点検口21を開閉する第1の蓋板24は省略して示す。第2の点検口22を開閉する第2の蓋板25の裏面側には、前記ドレンポンプ20および図示しないフロートスイッチが取付けられる。
第2の点検口22から第2の蓋板25を開放するのにともない、ドレンポンプ20とフロートスイッチが一体にドレン受け皿から取外される。したがって、ドレンポンプ20およびフロートのメンテナンス作業が可能になり、開放された第2の点検口22からドレン受け皿他の熱交換室11に配置される各部品に対するメンテナンス作業も可能になる。
前記電気部品箱17は、後述するようにしてユニット本体1に着脱自在に取付けられる。
図7は、第1の蓋板24とともに、電気部品箱17もユニット本体1から取外した状態の、ユニット本体1の一部斜視図である。
電気部品箱17は、上述したように前面が開口し、この開口部と対向する側面と、上下左右の周面の側板を有する箱体である。さらに、送風機12の駆動にともなって、この内部に冷却用空気が流通するよう適宜、開口部が設けられる。側面には制御基板が取付けられる。制御基板は、ユニット本体内に収容される送風機12と、その他全ての電気部品を制御する電気制御部品およびコネクタ類を実装する。
電気部品箱17が第1の点検口21に嵌め込まれた状態で、電気部品箱17の一側部の側板17aは仕切り板8に当接するが、この側板17aのみ他の周面を構成する側板よりも、短い寸法に形成されている。
一方、仕切り板8における第1の点検口21側の端部近傍には、上下に離間した一対の長孔である配線用孔27a,27bが開口する。これら配線用孔27a,27bは、電気部品箱17が第1の点検口21に嵌め込まれた状態で、電気部品箱17の側板17aに対向する部位に設けられる。
図8は、熱交換室11側から仕切り板8を介して第1の点検口21に嵌め込まれた電気部品箱17を示す、ユニット本体1の一部断面図である。
ここでは、仕切り板8に設けられる複数の配線用孔27a,27bの長孔寸法と、電気部品箱17の仕切り板8に当接する側板17aの長さの関係を表している。
上下一対の配線用孔27a,27bの長さ寸法は互いに同一ではあるけれども、互いの位置がずれている。すなわち、上部側の配線用孔27aは、下部側の配線用孔27bよりもある程度、第1、第2の点検口22,22側にずれて設けられる。
第1の点検口21から電気部品箱17を取外した状態では、各配線用孔27a,27bはそのまま開口する。ただし、第1の点検口21に電気部品箱17を嵌め込んだ状態では、各配線用孔27a,27bは電気部品箱17の側板17aでほとんど大部分を閉塞され、わずかに第1、第2の点検口22,22側端部のみが開口する。
各配線用孔27a,27bの位置をずらせて設けたので、残った上部側の配線用孔27aの開口面積は、下部側の配線用孔27bの開口面積よりも大になる。
熱交換室11には、ドレンポンプ20、フロートスイッチ、電動膨張弁(PMV)用モータ、熱交換器温度センサなどの熱交換室側電気部品が備えられ、それぞれに電気配線が接続される。各電気部品に接続した電気配線を仕切り板8に設けた上下部の配線用孔27a,27bを挿通して、電気部品箱17内に電気的に接続する。
第1の点検口21に電気部品箱17を嵌め込んでいない状態で、各熱交換室側電気部品に接続する電気配線を上下部の配線用孔27a,27bに挿通する。各配線用孔27a,27bは電気配線に対して大きくなる開口面積を有しているので、挿通作業がし易く、作業性がよい。
挿通後に、電気部品箱17を第1の点検口21に嵌め込み、後述するように固定したうえで、各配線用孔27a,27bを挿通した電気配線を電気部品箱17内のコネクタ類に接続する。このとき図8に示すように、各配線用孔27a,27bは電気配線が挿通する必要最小限の開口面積を残して、電気部品箱17の側板17aで閉塞される。
したがって、実際の冷凍サイクル運転の際に、熱交換室11から電気部品箱17内への空気の流入を最小限に抑えることができる。室内熱交換器18と熱交換した後の、熱交換空気の漏れを抑制して、熱交換効率の向上を得られる。
なお、電気配線には、ドレンポンプ20等のモータ駆動用の電力を必要とする電源線と、熱交換器温度センサなどの微弱な電力を必要とする信号線とがある。そこで、電気配線を、電源線と信号線に区別して、それぞれを別な配線用孔27aもしくは27bに挿通させる。このことで、電気制御部品がノイズの影響を受け難くなり、品質向上を図れる。
各配線用孔27a,27bを位置ずれして設けたので、電気部品箱17を第1の点検口21に嵌め込んだ状態で、残った上部側配線用孔27aの開口面積は、下部側配線用孔27bよりも大である。一方、電源線の線径が大、信号線の線径は小であるので、電源線は上部側配線用孔27aを挿通させ、信号線は下部側配線用孔27bを挿通させる。
また、電気部品箱17を第1の点検口21から取外せるので、ドレンポンプ20など上述した熱交換室側部品に接続される電気配線の挿通確認と、メンテナンス作業が容易に行えることは言うまでもない。
つぎに、第1の点検口21を開閉する第1の蓋板24について詳述する。
図9は、第1の蓋板24の斜視図。図10は、第1の蓋板24を取外した第1の点検口21と電気部品箱17を示す、ユニット本体1の一部斜視図である。
図9に示すように前記第1の蓋板24は、平板状の主板24aに対して、この主板24aの周縁部に沿って折り返し部24bを有する。周縁部を構成する側縁部と上縁部は互いに直状をなすが、側縁部と対向する他側縁部は第1の点検口21の他側縁部に合わせて、上部が狭く、下部に亘って段状に広く形成される。
第1の蓋板24の下縁部には、第1の凹部24cと、これよりも小さい第2の凹部24dが離間して設けられる。これに対して第1の点検口21の下縁部には、第1の蓋板24に設けられる第1の凹部24cとは対向する位置で、かつ反対側に凹陥形成される第3の凹部21aが設けられる。
第1の蓋板24の折り返し部24b一側縁に、細長いスリット状の第1の引掛け孔28aと第2の引掛け孔28bが上下に離間して設けられる。これら第1、第2の引掛け孔28a,28bが設けられる一側縁とは反対側の主板24a側部には、上下に長い長孔からなる第1のねじ固定用孔29aと、第2のねじ固定用孔29bが、上下に離間して設けられる。
第1、第2の引掛け孔28a,28bが直状に形成された折り返し部24b側縁部に設けられるところから、第1の引掛け孔28aの直下部に第2の引掛け孔28bが位置する。これに対して、主板24a側部は段状に形成されるので、第2のねじ固定用孔29bは第1の固定用孔29aの直下部にはなく、位置ずれして設けられている。
一方、図10に示すようにユニット本体1における第1の点検口21の一側縁部に、切起しからなる第1の引掛け爪30aと第2の引掛け爪30bが、上下に離間して突設される。
さらに、第1の点検口21の他側縁部近傍位置であるユニット本体1の側面部には、上下に一対のねじ孔が設けられ、取付けねじ(下部の取付けねじは図示していない)31が螺挿される。
このようにして構成される第1の蓋板24と第1の点検口21であり、第1の蓋板24は第1の点検口21に対して以下に述べるように取付けられる。
図11Aおよび図11Bは、第1の引掛け爪30aに第1の蓋板24に設けられる第1の引掛け孔28aが掛合した、互いに異なる状態を示す斜視図。第12図は、第1の引掛け爪30aに対する第1の引掛け孔28aの掛合状態を示す横断平面図である。
ここでは、第2の引掛け爪30bと第2の引掛け孔28bとの関係については図示していないが、第1の引掛け爪30aと第1の引掛け孔28aとの関係と全く同様であるので、説明を省略する。
ユニット本体1に設けられる第1の引掛け爪30aに、第1の蓋板24に設けられる第1の引掛け孔28aが掛合する。第1の引掛け爪30aの上下方向寸法に対して第1の引掛け孔28aの上下寸法が極く長く形成されるので、図11A,11Bに示すように、第1の蓋板24は第1の引掛け孔28aの範囲内で、上下方向に移動自在である。
また、図12に示すように、第1の引掛け爪30aはユニット本体1から2段に折曲げ形成されている一方で、第1の引掛け孔28aの幅寸法は第1の引掛け爪30aの板厚よりも広く余裕がある。このことから、第1の引掛け孔28aを有する第1の蓋板24はユニット本体1に対して回動可能となっている。
図13は、実際に第1の蓋板24を第1の点検口21に取付けて回動した状態を示す、ユニット本体1の一部斜視図。図14は、第1の蓋板24で第1の点検口21を閉塞しているが、取付けねじ31を緩めて移動自在にした状態を示す、ユニット本体1の一部斜視図である。
第1の蓋板24を第1の点検口21に取付けるにあたって、第1の蓋板24に設けられる第1,第2の引掛け孔28a,28bを第1の点検口21の一側縁部に沿って突設される第1、第2の引掛け爪30a,30bに挿入する。図13に示すように、第1の蓋板24は回動自在になる。
さらに第1の蓋板24を回動して、第1の点検口21の周縁部に密着させる。つぎに、取付けねじ31を蓋板24に設けられる第1のねじ固定用孔29aおよび第2のねじ固定用孔29bを介してユニット本体1のねじ孔に緩く螺挿する。図14に示すように、第1の蓋板24は第1の点検口21の一部(第3の凹部21a)を除いて緩く閉塞する。さらに、第1の蓋板24を抑えていた手を離すことで、自重でずれ落ちる。
この状態で、ユニット本体1の第1、第2の引掛け爪30a,30bに、第1の蓋板24の第1、第2の引掛け孔28a,28bの上端部が掛止し、第1、第2のねじ固定用孔29a,29bの上端部が取付けねじ31に掛止する。また、第1の蓋板24の下縁部に設けられる第1の凹部24cと、第1の点検口21の下縁部に設けられる第3の凹部21aとは互いに隙間を存して重なる。
すなわち、第1の蓋板24が第1、第2の引掛け孔29a,29bの範囲内で最も下方部位にあるときでも、第1の凹部24cは、第1の点検口21に設けられる第3の凹部21aを完全には閉塞しない。なお、第2の凹部24dは、ユニット本体1に締め付けられる取付けねじの頭部を避けるためにだけに設けられ、現地配線とは係り合いがない。 以上は、第1の蓋板24を第1の点検口21に取付ける場合について説明したが、電気部品箱17内へ必要な配線処理をなした状態で、所定期間毎に電気部品箱17内のメンテナンス作業を行う場合についても同様である。
すなわち、このメンテンナンス作業を行うにあたって、第1の点検口21を開放しなければならない。第1の蓋板24を回動することで可能になるが、このときユニット本体1に設けられる第1、第2の引掛け爪30a,30bに、第1の蓋板24に設けられる第1、第2の引掛け孔28a,28bを掛止した、図13に示す状態に保持できる。
したがって、第1の点検口21から第1の蓋板24を取外さなくても、配線作業やメンテナンス作業ができ、作業性の向上を図れる。
電気部品箱17内に対する配線処理をなした後、その電気配線は第1の点検口21に設けられる第3の凹部21aと、第1の点検口21を閉塞する第1の蓋板24に設けられる第1の凹部24cとの合わせ部に挿通する。
図15は、比較的細い電源線Daと信号線Cを電気部品箱17内に接続した後、第1の蓋板24を閉塞した状態の、ユニット本体1の一部斜視図。図16は、通常の太い電源線Dbと信号線Cを電気部品箱17内に接続した後、第1の蓋板24を閉塞した状態の、ユニット本体1の一部斜視図である。
いずれも、電気部品箱17内に対する配線処理作業終了後、第1の蓋板24を回動してユニット本体1に密着させ第1の点検口21を閉塞する。第1の蓋板24に設けられる第1、第2のねじ固定用孔29a,29bを介してユニット本体1のねじ孔に取付けねじ31を緩く螺挿する。
この状態で第1の蓋板24から手を離し、自重で降下させる。いずれも、第3の凹部21aに対して第1の凹部24cが合わさっているが、図15に示す比較的細い電源線Daと信号線Cを配線した場合は、第1の蓋板24がほとんど最大限落下して、電気配線Da,Cに当接する。そこで、取付けねじ31を締め付ける。
図16に示す通常の径の電源線Dbと信号線Cを接続した場合は、手を離した途端、電気配線Db,Cに当接する。第1の蓋板24の降下量は極くわずかであり、第1、第2の引掛け孔28a,28bの略中間部に第1、第2の引掛け爪30a,30bが位置し、第1、第2のねじ固定用孔29a,29bの略中間部に取付けねじ31が位置する。そこで、各取付けねじ31を締め付ける。
このように第1の蓋板24を通過する様々な太さの現地配線に応じて、第1の蓋板24の位置を自然的に可変できる。従来のように、配線貫通孔にゴムブッシュを嵌め込んだり、配線作業終了後にスリット入りの断熱材を貼付する等、別部品を用いて電気配線と貫通孔との隙間を塞ぐ手間を省略でき、コストの低減化と作業性の向上を図れる。
なお、電気部品箱17内のメンテナンス作業によっては、第1の蓋板24を回動するだけでは作業空間が確保できず、第1の蓋板24を取外して電気部品箱17の前面開口部を完全開放することが必要な場合もある。ただし、第1の蓋板24を取付け固定する取付けねじ31は小さく、紛失し易いので、ユニット本体1に螺挿したままとしたい。
図17は、この種の要望を満たすための変形例を示す第1の蓋板24Zの正面図。図18は、変形例の第1の蓋板24Zを用いて第1の点検口21を開放した状態の、ユニット本体1の一部斜視図である。
第1の蓋板24Zに設けられる第1、第2の引掛け孔28a,28bと、ユニット本体1に設けられる第1、第2の引掛け爪30a,30bは、先に説明した通りの形状構造であってよい。
第1の蓋板24Zに設けられる第1、第2のねじ固定用孔29aa,29bbは、その下端部が膨らむ形状に形成される。具体的には、第2のねじ固定用孔29aa,29bbの下端部には、大孔部100,101が設けられる。大孔部100の直径は取付けねじ31の頭部直径よりも大に設定される。
現地配線をなした後、第1の蓋板24Zの位置をずらして位置決めした状態で、取付けねじ31は第1、第2の固定用孔29aa,29bbの下端部である大孔部100,101よりも上部に位置する。したがって、取付けねじ31を締め付けることで、第1の蓋板24Zを固定できる。
メンテナンス作業にあたって、取付けねじ31を緩めてから第1の蓋板24Zを押上げる。すると、取付けねじ31が第1、第2の固定用孔29aa,29bbの大孔部100,101に対向する。上述したように大孔部100,101の直径は、取付けねじ31の頭部の直径よりも大に設定されている。
したがって図18に示すように、取付けねじ31を外さずに、第1の蓋板24Zを取付けねじ31から抜き出し、回動できる。あとは第1、第2の引掛け爪30a,30bから第1、第2の引掛け孔28a,28bを抜き出せばよく、第1の点検口21は完全に開放される。したがって、電気部品箱17に対するメンテナンス作業が行い易くなり、作業性の向上を図れる。
つぎに、ユニット本体1に対する電気部品箱17の取付け構造について詳述する。 図19は、第1の点検口21に電気部品箱17を取付け固定した状態を示す、ユニット本体1の一部斜視図。図20は、電気部品箱17を取外した後の第1の点検口21を示す、ユニット本体1の一部斜視図。図21は、電気部品箱17単独の斜視図である。
はじめに第1の点検口21から説明すると、図20に示すように、第1の点検口21の一側部は、ユニット本体1を送風機室10と熱交換室11とに仕切る仕切り板8が兼用する。この仕切り板8の端部には、上述した上下一対の配線用孔27a,27bが設けられる。第1の点検口21の仕切り板8側の側縁部には、上下に離間して第1の引掛け爪30aと、第2の引掛け爪30bが折曲形成される。
第1の点検口21の上縁部は、折曲形成される折曲片となっていて、この折曲片に沿って細長い孔部であるスリット32が設けられる。残りの縁部は、上述したような段状をなし、もしくは凹部が形成される。
仕切り板8の下端部に沿って下部折曲片33が折曲形成され、ここに複数、例えば2個の孔部34,34が設けられる。孔部34,34から離間した下部折曲片33の一部に、送風機室10側へ突出する引掛け用突部35が一体に設けられる。引掛け用突部35には、複数の位置決め用孔であるバーリング穴36,36が設けられる。
第1の点検口21下辺部から離間したユニット本体1下部は折曲片部37となっていて、ユニット本体1を構成する、上述した下面板が取付け可能である。
電気部品箱17は、図21に示すように、前面に開口部を有し、開口部と対向する位置に側板が設けられ、この側板の上下辺部と左右辺部に側板を有する箱体状をなす。一部の側板17aの幅寸法は、他の側板よりも短く形成される。電気制御部品を実装する制御基板が開口部と対向する側板に嵌め込まれるなど、先に説明したとおりである。
電気部品箱17の上辺部を形成する側板17bの前面一部には、この側板17bと一体に折曲形成されてなる突部38が設けられる。この突部38は、ユニット本体1に設けられるスリット32に挿通可能な長さ寸法と厚みを有する。
さらに、突部38には、長孔からなる仮固定用孔部39が設けられていて、この仮固定用孔部39はユニット本体1に設けられる引掛け用突部35に挿入可能な長さ寸法に形成される。
電気部品箱17の下辺部を形成する側板17cには複数、例えば2このねじ孔40、40が設けられる。これらねじ孔40、40は、電気部品箱17を第1の点検口21に嵌め込んだ状態で、仕切り板8の下部折曲片33に設けられる孔部34,34と対向する位置にある。
このように構成される電気部品箱17を、第1の点検口21に嵌め込む。そのため、図19に示すように、電気部品箱17の上辺部側板17bに設けられる突部38を第1の点検口21の上縁部にあるスリット32に挿入し、電気部品箱17の下辺部を構成する側板17cをユニット本体1の折曲片部37で支持する。
電気部品箱17の側板17aが仕切り板8に当接するととともに、電気部品箱17の下辺部に設けられるねじ孔40が仕切り板8の下辺部に設けられる孔部34,34と対向する。そこで、孔部34を介してねじ孔40に取付けねじ41を螺挿することで、電気部品箱17は第1の点検口21を完全閉塞した状態で取付けられる。
すなわち、電気部品箱17の突部38を第1の点検口21の上縁部に設けられるスリット32に挿入することで、電気部品箱17で第1の点検口21を閉塞するための位置決めができる。さらに、複数、例えば2この取付けねじ41で電気部品箱17を第1の点検口21に固定できる。
電気部品箱17の取付け手間がかからずに、しかも少ない取付けねじ41で固定でき、作業時間を短縮でき、作業性の向上を図れる。
上述したように、電気部品箱17の開口部が完全に開口されているので、必要な配線作業をなした後、第1の蓋板24で電気部品箱17の前面開口部を閉塞すればよい。
なお、一旦は、第1の点検口21を閉塞する位置に電気部品箱17を取付けたが、配線作業にあたって、どうしても電気部品箱17が邪魔になる場合や、メンテナンス作業にあたって、電気部品箱17が邪魔になる場合などがある。
図22は、電気部品箱17を仮止めした、ユニット本体1の一部正面図。図23は、仮止めした電気部品箱17を下方から見上げた、ユニット本体1の一部斜視図。図24は、電気部品箱17をユニット本体1に仮止めした要部の拡大縦断面図である。
電気部品箱17が第1の点検口を閉塞する正規位置にあると邪魔になる場合は、これを仮止め位置に移す。
具体的には、取付けねじ41を取外してから、電気部品箱17を持ち第1の点検口21の後方へ位置をずらし斜め姿勢とすることで、ユニット本体1の下部折曲片部37から電気部品箱17の下部側板17cが外れる。電気部品箱17を斜め姿勢にしたまま、この上辺部に設けられる突部38を第1の点検口21のスリット32から抜き出す。
抜き出した電気部品箱17を回動して、開口部を送風機室10側に向ける。そして、突部38に設けられる仮固定用孔部39を、仕切り板8の下部折曲片33に設けられる引掛け用突部35に掛合する。この状態を図22と図23に示していて、電気部品箱17はユニット本体1下部から突出するばかりでなく、引掛け用突部35に吊持状態となる。
図24に示すように、引掛け用突部35には複数の位置決め用孔であるバーリング穴36が上方へ向けて設けているので、これを越えた奥方まで電気部品箱17の突部38を移動してから引っ掛ける。電気部品箱17が不意に移動しようとしても、バーリング穴36の凸状部が移動を規制し、落下の危険を抑制する。
このように、電気部品箱17は第1の点検口21を完全に開放して、配線作業やメンテンナンス作業を容易に行える。ただし、電気部品箱17は第1の点検口21の近傍に移動するだけである。
したがって、これらの作業終了後は、引掛け用突部35から引掛け用突部35の仮固定用孔部39を抜き出し、第1の点検口21を完全閉塞する所定位置に再び電気部品箱17を取付けることができる。
電気部品箱17の仮固定位置が第1の点検口21のごく近傍にあるので、電気部品箱17の再セット作業が容易に行えて作業性の向上を得られる。
以上、本実施形態を説明したが、上述の実施形態は、例として提示したものであり、実施形態の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
S…建屋、U…天井裏、1…ユニット本体、12…送風機、10…送風機室、18…室内熱交換器、11…熱交換室、8…仕切り板、21…第1の点検口、22…第2の点検口、17…電気部品箱、24…第1の蓋板、25…第2の蓋板、20…ドレンポンプ、27a,27b…配線用孔部、32…スリット、38…引掛け用突部、39…仮固定用孔部。

Claims (6)

  1. 建屋の天井裏に設置されるユニット本体と、
    前記ユニット本体の内部を、送風機を配置する送風機室と、室内熱交換器を配置する熱交換室とに仕切る仕切り板と、
    前記送風機室に対向する前記ユニット本体側部に設けられる第1の点検口および、前記熱交換室に対向する前記ユニット本体側部に設けられる第2の点検口と、
    前記第1の点検口に着脱自在に嵌め込まれて前記送風機室に位置し、電気制御部品および制御基板を収容する電気部品箱と、
    前記第1の点検口を開閉自在に閉塞する第1の蓋板と、
    を備え、
    前記第1の蓋板は、凹部を有し、
    前記第1の点検口は、前記第1の蓋板の凹部の反対側に凹陥形成され且つ前記第1の蓋板の凹部と隙間を存して重なる凹部を有し、
    前記第1の蓋板を前記第1の点検口の周縁部に密着させた状態で、前記第1の蓋板を前記隙間を通る電源線の径に合わせてスライド自在とした
    ことを特徴とするビルトイン型空気調和機。
  2. 前記ユニット本体は、前記第1の点検口の一側縁に引掛け爪を有し、この一側縁の反対側の側縁部近傍にねじ孔を有し、
    前記第1の蓋板は、一側縁に前記引掛け爪よりも寸法が長い引掛け孔を有し、この一側縁とは反対側の側部に長孔である固定用孔を有し、
    前記引掛け孔に前記引掛け爪が掛合するとともに前記固定用孔を介して前記ねじ孔にねじが緩く螺挿された状態で、前記第1の蓋板で前記第1の点検口が閉塞され且つ前記第1の蓋板は前記ユニット本体に対して移動自在である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のビルトイン型空気調和機。
  3. 前記第2の点検口を開閉自在に閉塞する第2の蓋板の裏面に、ドレンポンプを取付けたことを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載のビルトイン型空気調和機。
  4. 建屋の天井裏に設置されるユニット本体と、
    前記ユニット本体の内部を、送風機を配置する送風機室と、室内熱交換器を配置する熱交換室とに仕切る仕切り板と、
    前記送風機室に対向する前記ユニット本体側部に設けられる第1の点検口および、前記熱交換室に対向する前記ユニット本体部に設けられる第2の点検口と、
    前記第1の点検口に着脱自在に嵌め込まれて前記送風機室に位置し、電気制御部品および制御基板を収容する電気部品箱と、
    を備え、
    前記仕切り板に、前記熱交換室に配置される電気部品から前記電気部品箱内に接続される配線を挿通するための2つの配線用孔部が設けられ
    前記2つの配線用孔部は、前記電気部品箱の側壁にて一部が閉塞され、
    前記2つの配線用孔部のうちの一方の孔部の開口面積は、他方の孔部の開口面積よりも大きい、
    ことを特徴とするビルトイン型空気調和機。
  5. 前記2つの配線用孔部は、長さ寸法が同一であり、一方が前記第1の点検口側にずらして設けられている、
    請求項4に記載のビルトイン型空気調和機。
  6. 建屋の天井裏に設置されるユニット本体と、
    前記ユニット本体の内部を、送風機を配置した送風機室と、室内熱交換器を配置した熱交換室とに仕切る仕切り板と、
    前記送風機室の前記ユニット本体側部に設けられる第1の点検口および、前記熱交換室の前記ユニット本体側部に設けられる第2の点検口と、
    前記第1の点検口に沿う辺部に設けられるスリットと、
    前記スリットに挿脱自在に掛合する突部を有して前記第1の点検口に嵌め込まれ、かつユニット本体にねじ止めされて、前記送風機室に取付けられる、電気制御部品および制御基板を収容する電気部品箱と、
    を備え、
    さらに、前記ユニット本体には引掛け用突部が設けられ、
    さらに、前記電気部品箱の前記突部には、前記引掛け用突部に掛脱自在に仮止め可能な仮固定用孔部が設けられる
    ことを特徴とするビルトイン型空気調和機。
JP2014502339A 2012-02-29 2013-02-27 ビルトイン型空気調和機 Active JP5786086B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014502339A JP5786086B2 (ja) 2012-02-29 2013-02-27 ビルトイン型空気調和機

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012043833 2012-02-29
JP2012043833 2012-02-29
JP2014502339A JP5786086B2 (ja) 2012-02-29 2013-02-27 ビルトイン型空気調和機
PCT/JP2013/055240 WO2013129527A1 (ja) 2012-02-29 2013-02-27 ビルトイン型空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013129527A1 JPWO2013129527A1 (ja) 2015-07-30
JP5786086B2 true JP5786086B2 (ja) 2015-09-30

Family

ID=49082721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014502339A Active JP5786086B2 (ja) 2012-02-29 2013-02-27 ビルトイン型空気調和機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5786086B2 (ja)
CN (1) CN103946640B (ja)
WO (1) WO2013129527A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102168584B1 (ko) * 2013-11-12 2020-10-22 삼성전자주식회사 천장형 에어컨 실내기
CN104329728B (zh) * 2014-10-23 2017-06-23 广东欧科空调制冷有限公司 具有水泵组件的暗装吊顶式空调器室内机
JP6020543B2 (ja) * 2014-12-17 2016-11-02 ダイキン工業株式会社 空気調和装置の室内機
JP6481818B2 (ja) * 2015-03-31 2019-03-13 株式会社富士通ゼネラル 天井埋込型空気調和機
JP6519788B2 (ja) * 2015-05-28 2019-05-29 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP6686301B2 (ja) * 2015-05-28 2020-04-22 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP6489312B2 (ja) * 2015-05-28 2019-03-27 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP6479183B2 (ja) * 2015-07-01 2019-03-06 三菱電機株式会社 室内機および空気調和装置
CN105003969A (zh) * 2015-07-24 2015-10-28 广东美的暖通设备有限公司 一种排水泵位于中隔板且可拆卸的风管机以及空调
JP6785561B2 (ja) * 2016-02-08 2020-11-18 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 空気調和機
JP6599020B2 (ja) * 2016-11-07 2019-10-30 三菱電機株式会社 天井埋込形空気調和機
WO2018209903A1 (zh) * 2017-05-15 2018-11-22 广东美的暖通设备有限公司 屋顶式空调机
CN111033153B (zh) * 2017-09-07 2021-06-25 三菱电机株式会社 制冷循环装置中的电气部件罩的防止掉落构造
WO2019062195A1 (zh) * 2017-09-27 2019-04-04 广东美的暖通设备有限公司 空调室内机、空调的控制方法、空调以及存储介质
CN111148947B (zh) 2017-10-06 2021-03-16 三菱电机株式会社 空调装置的室内机以及空调装置
US11927361B2 (en) * 2019-02-22 2024-03-12 Mitsubishi Electric Corporation Indoor unit and air-conditioning apparatus
JP7463683B2 (ja) * 2019-09-30 2024-04-09 株式会社富士通ゼネラル 天吊型空気調和機
WO2023238183A1 (ja) * 2022-06-06 2023-12-14 三菱電機株式会社 除湿機

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0188317U (ja) * 1987-11-30 1989-06-12
JP3148276B2 (ja) * 1991-05-20 2001-03-19 三洋電機株式会社 空気調和機
JPH07145955A (ja) * 1993-11-22 1995-06-06 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置の電装箱
JP3054538B2 (ja) * 1993-11-29 2000-06-19 三洋電機株式会社 空気調和装置
JPH08247483A (ja) * 1995-03-07 1996-09-27 Toshiba Ave Corp 空気調和機
JP2006343043A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Toshiba Kyaria Kk 空気調和装置
JP2007271253A (ja) * 2006-03-07 2007-10-18 Nippon Spindle Mfg Co Ltd 空調装置
US8734553B2 (en) * 2007-12-11 2014-05-27 Daikin Industries, Ltd. Indoor unit of air conditioner
JP4325722B2 (ja) * 2007-12-17 2009-09-02 ダイキン工業株式会社 空気調和装置の室内ユニット
CN201251246Y (zh) * 2008-07-09 2009-06-03 李建荣 天花嵌入式双体空调机
JP5397618B2 (ja) * 2009-11-10 2014-01-22 株式会社富士通ゼネラル ダクト型空気調和機
JP5493914B2 (ja) * 2010-01-26 2014-05-14 ダイキン工業株式会社 空気調和装置の室内機
CN102022783A (zh) * 2010-12-31 2011-04-20 广东欧科空调制冷有限公司 一种地槽式风机盘管机组

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013129527A1 (ja) 2013-09-06
CN103946640A (zh) 2014-07-23
CN103946640B (zh) 2016-11-09
JPWO2013129527A1 (ja) 2015-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5786086B2 (ja) ビルトイン型空気調和機
JP4923107B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP5464225B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP5995107B2 (ja) ビルトイン型空気調和装置
KR102168584B1 (ko) 천장형 에어컨 실내기
KR20090012035A (ko) 공기 조화 장치
JP6299552B2 (ja) 天井埋込型空気調和機
JP4194812B2 (ja) 空気調和機の室内機
KR102168620B1 (ko) 공기조화기의 실외기
JP5884069B2 (ja) ビルトイン型空気調和装置
JP5496697B2 (ja) 空気調和装置の室外ユニット
JP6508465B2 (ja) ダクト型空気調和機
JP2009186169A (ja) 風向調整ユニットならびに冷凍装置の熱源ユニット
US20070227172A1 (en) Air Conditioner
JP2007003044A (ja) 空気調和機
JP2013213595A (ja) ビルトイン型空気調和機
JP6584675B2 (ja) 熱交換器ユニットおよび空気調和装置
JP2001193957A (ja) 空気調和機
JP2019178825A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP2014240713A (ja) 空気調和装置の室外ユニット
WO2013146004A1 (ja) 空気調和装置の室内機
JP6019217B2 (ja) 空気調和機
JP4425007B2 (ja) 換気ユニット
JP7212249B2 (ja) 天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機
KR20090003266U (ko) 공기조화기

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5786086

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250